JPH11124623A - 含ボロン冷間鍛造用鋼材の製造方法 - Google Patents
含ボロン冷間鍛造用鋼材の製造方法Info
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- JPH11124623A JPH11124623A JP28829497A JP28829497A JPH11124623A JP H11124623 A JPH11124623 A JP H11124623A JP 28829497 A JP28829497 A JP 28829497A JP 28829497 A JP28829497 A JP 28829497A JP H11124623 A JPH11124623 A JP H11124623A
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Abstract
各種の部品をオーステナイト域へ再加熱しても結晶粒の
粗大化や混粒を生ずることがなく、整細粒組織が得られ
る含ボロン冷間鍛造用鋼材の製造方法を提供する。 【解決手段】C:0.15〜0.35%、Si≦0.30%、Mn:0.40
〜1.30%、Cu≦ 0.40%、Ni≦0.40%、Cr:0.20〜1.00
%、Mo:0〜0.2%、Nb:0.01〜0.05%、Al:0.005〜0.1
0%、B:0.0003〜0.010%、N:0.001〜0.015%、Ti:3.
4N〜5.0N、残部はFeと不純物からなる化学組成の鋼材
を、1250℃以上の温度に加熱して1次熱間加工を行い、
加工後少なくとも500℃まで冷却してから更にAc3点+50
℃〜1050℃の温度域の温度に加熱して2次熱間加工し、
前記熱間加工を 700℃以上の温度域で仕上げ、次いで少
なくとも500℃まで10℃/秒以下の冷却速度で冷却す
る。
Description
用鋼材の製造方法に関する。より詳しくは、熱間加工後
の硬度が低いので、熱間加工の後、あるいは熱間加工の
後工程としてのスキンパス伸線加工を行った後に、軟化
のための熱処理を施さずともそのまま所要の形状に冷間
鍛造が可能であり、しかも、冷間鍛造加工した各種の部
品をオーステナイト域へ再加熱しても結晶粒の粗大化や
混粒を生ずることがなく、整細粒組織が得られる含ボロ
ン冷間鍛造用鋼材の製造方法に関する。
ロン)を少量含有させれば、CrやMoなどの比較的高
価な特殊元素を用いることなく、あるいはこうした元素
の含有量を少なくしても、焼入れ性を著しく高めること
ができる。したがって、ボロンを含有させた鋼(以下、
単に含ボロン鋼という)は原料コストの低減が可能なた
め、特に、調質処理(焼入れ・焼戻し処理)して製造さ
れる自動車などの構造用部品、例えばボルトなどに適し
た鋼材として実用化が図られつつある。
ためには、鋼をAc3点以上の温度に加熱してオーステナ
イト化した時に、Bが窒化物(BN)を形成せずに基地
のオーステナイトに固溶していることが必要である。こ
のため、含ボロン鋼には通常Tiを添加してTiNを形
成させ、これによってNを固定することが行われてい
る。
されているため、結晶粒粗大化防止に効果を有するAl
Nの析出が妨げられる。このため、含ボロン鋼は比較的
低温でオーステナイト結晶粒が粗大化する傾向にある。
更に、含ボロン鋼は冷間鍛造などの冷間加工を受けた後
にオーステナイト化されると、比較的低温で混粒を生ず
ることがある。
が生じたりすると、最終製品である各種の熱処理部品の
機械的性質を初めとする性能が劣化したり大きくばらつ
いてしまう。又、大きな熱処理歪が生ずるために曲がり
取りのための矯正加工や所望形状への仕上げ整形を行わ
なければならない場合もある。したがって、含ボロン鋼
を用いる場合には、そのオーステナイト結晶粒が粗大化
したり混粒になることを防止するため、熱処理温度、な
かでも焼入れ時の最高加熱温度を厳密に管理することが
行われており、生産面での大きな問題となっていた。
公昭63−64495号公報には、{5×N(%)+
0.02〜0.05}%のTiを含み、浸炭処理時など
再加熱時のオーステナイト結晶粒の粗大化を抑制できる
含B肌焼鋼の製造方法が開示されている。しかし、この
公報で提案された技術は、結晶粒の粗大化を結晶粒度番
号で4以下と規定し、更に、混粒についての配慮がなさ
れていない。このため、最終の熱処理部品の特性につい
ては、産業界の要望を満たせない場合があった。
鋼が「細粒鋼」、粒度番号5未満の鋼が「粗粒鋼」と規
定されている。そして、オーステナイト結晶粒度番号が
1番大きくなった場合(すなわち結晶粒が微細になった
場合)の機械的性質に及ぼす影響、例えば、JIS4号
シャルピー衝撃試験片を用いた衝撃特性に及ぼす影響
は、破面遷移温度が20℃程度低下して靭性が向上する
ことが知られている。このように、結晶粒度番号で4を
超える組織が得られたとしても、その粒度番号が4に極
めて近いものである場合には、JISで規定された所謂
「細粒鋼」の特性が得られない場合があった。
をTiNの化学量論比を大きく超える{5×N(%)+
0.02}%以上も含有させると熱間加工ままの硬度が
極めて高くなってしまうことが明らかになった。したが
って、前記の鋼を母材とする鋼材を所要形状の部品に冷
間鍛造するためには熱間加工の後、あるいは熱間加工の
後工程としてのスキンパス伸線加工を行った後に、軟化
のための熱処理を施さねばならない。加えて、Tiによ
る析出物だけでは、900℃以上、特に930℃以上の
熱処理でオーステナイト結晶粒が粗大化したり混粒にな
ることを必ずしも防止できない場合があることも明らか
になった。
鑑みなされたもので、その鋼材を素材として所要の形状
に冷間鍛造された各種の部品をオーステナイト域へ再加
熱しても結晶粒の粗大化や混粒を生ずることがなく、整
細粒組織が得られる含ボロン冷間鍛造用鋼材の製造方法
を提供することを目的とする。なかでも、熱間加工の
後、あるいは熱間加工の後工程としてのスキンパス伸線
加工を行った後に、オフラインでの軟化のための熱処理
を施さずとも容易にボルトなど所要の形状に冷間鍛造が
可能で、且つ、熱処理でBの焼入れ性向上効果を充分に
発揮できるとともに、整細粒組織が得られる含ボロン冷
間鍛造用鋼材の製造方法を提供することを主たる目的と
する。
イト結晶粒度番号が5以上で、且つ、混粒を生じていな
い組織のことをいう。なお、「混粒」はJIS G 0551の規
定に従うものである。このJIS G 0551の「混粒」の定義
から外れたものを本明細書においては「整粒」と呼ぶ。
示す含ボロン冷間鍛造用鋼材の製造方法にある。
0.35%、Si:0.30%以下、Mn:0.40〜
1.30%、Cu:0.40%以下、Ni:0.40%
以下、Cr:0.20〜1.00%、Mo:0〜0.2
%、Nb:0.01〜0.05%、Al:0.005〜
0.10%、B:0.0003〜0.010%、N:
0.001〜0.015%、Ti:3.4N(%)〜
5.0N(%)、残部はFe及び不可避不純物からなる
化学組成の鋼材を、1250℃以上の温度に加熱して1
次熱間加工を行い、加工後少なくとも500℃まで冷却
してから更にAc3 点+50℃〜1050℃の温度域の
温度に加熱して2次熱間加工し、前記熱間加工を700
℃以上の温度域で仕上げ、次いで少なくとも500℃ま
で10℃/秒以下の冷却速度で冷却することを特徴とす
る含ボロン冷間鍛造用鋼材の製造方法」である。
るいは熱間加工の後工程としてのスキンパス伸線加工を
行った後に、オフラインでの軟化のための熱処理を施さ
ずとも容易にボルトなど所要の形状に冷間鍛造が可能
で、且つ、熱処理でBの焼入れ性向上効果を充分に発揮
できるとともに、整細粒の組織となる含ボロン冷間鍛造
用鋼材の製造方法について種々検討した。すなわち、種
々の含ボロン鋼を実験炉溶製して、熱間加工条件及び熱
間加工後の冷却条件を変えて、これらの条件が冷間鍛造
性、Bの焼入れ性向上効果及び熱処理後の組織に及ぼす
影響を調査した。
常温(室温)における硬度がHv200以下であれば、
熱間加工のまま、あるいは熱間加工の後工程としてのス
キンパス伸線加工を行ったままで、オフラインでの軟化
熱処理を施さずとも容易にボルトなど所要の形状に冷間
鍛造を行うことができる。
適正な条件で1次熱間加工及び2次熱間加工し、更に2
次熱間加工後に適正条件で鋼材を冷却すれば、NbTi
(C、N)が微細に非整合析出する。この微細析出した
NbTi(C、N)は、鋼材を冷間鍛造した後に970
℃以下の温度域でオーステナイト化した場合の結晶粒の
粗大化や混粒の発生を防止する作用を有する。
(C、N)は強化作用を有さず、したがって冷間鍛造性
を低下させることがない。
たものである。
する。なお、成分含有量の「%」は「重量%」を意味す
る。
の含有量が0.15%未満では添加効果に乏しい。一
方、0.35%を超えると工業的な生産規模では熱間加
工後の冷却条件を制御しても常温における硬度がHvで
200を超えるものとなって冷間鍛造性が低下し、オフ
ラインでの軟化熱処理を施さずにボルトなどの所望の形
状に冷間鍛造しようとする本発明の主たる目的が達せら
れなくなる。更に、靭性の低下が生じるし、後述するB
の焼入れ性向上効果が低下してしまう。したがって、C
の含有量を0.15〜0.35%とした。
間鍛造性及び延性を低下させ、特に、その含有量が0.
30%を超えると冷間鍛造性と延性の著しい低下をもた
らす。したがって、Siの含有量を0.30%以下とし
た。
であり、そのためには0.40%以上の含有量とするこ
とが必要である。一方、1.30%を超えて含有させる
と偏析して不均一組織の発生をきたすとともに冷間鍛造
性を劣化させてしまう。したがって、Mn含有量を0.
40〜1.30%とした。
40%を超えて含有すると、熱間加工時における加工性
の著しい劣化をきたす。したがって、Cuの含有量の上
限を0.40%とした。なお、Cu含有量は0.30%
以下とすることが望ましい。
工としての研削や研磨を行う必要がある場合に、研削性
や研磨性を低下させてしまう。特に0.40%を超えて
含有すると、研削性や研磨性の著しい劣化をきたす。し
たがって、Niの含有量の上限を0.40%とした。な
お、Ni含有量は0.30%以下とすることが望まし
い。
その含有量が0.20%未満では添加効果に乏しい。一
方、1.00%を超えると工業的な生産規模では熱間加
工後の冷却条件を制御しても常温における硬度がHvで
200を超えるものとなって冷間鍛造性が低下し、オフ
ラインでの軟化熱処理を施さずにボルトなどの所望の形
状に冷間鍛造しようとする本発明の主たる目的が達せら
れなくなる。したがって、Cr含有量を0.20〜1.
00%とした。
高めるとともに靭性を向上させる作用がある。この効果
を確実に得るには、Moは0.01%以上の含有量とす
ることが好ましい。しかし、その含有量が0.2%を超
えると前記作用が飽和し、コストが嵩むばかりである。
したがって、Moの含有量を0〜0.2%とした。
し、冷間鍛造後の焼入れのための加熱処理時にオーステ
ナイト結晶粒が粗大化したり混粒になることを防止する
作用がある。しかし、その含有量が0.01%未満では
所望の効果が得られない。一方、多量に含有させると冷
間鍛造性を劣化させ、特に、含有量が0.05%を超え
ると冷間鍛造性の低下が著しくなる。したがって、Nb
の含有量を0.01〜0.05%とした。
lNとして析出して結晶粒粗大化防止に効果を有する。
しかし、その含有量が0.005%未満では添加効果に
乏しい。一方、0.10%を超えると前記効果が飽和す
るばかりか、介在物(Al2O3)として冷間鍛造性を劣
化させるし靭性の低下ももたらす。したがって、Alの
含有量を0.005〜0.10%とした。なお、Alの
含有量は0.015〜0.07%とすることが好まし
い。
かし、その含有量が0.0003%未満では所望の効果
が得られない。一方、0.010%を超えて含有させる
と前記の効果が飽和することに加えて、熱間加工性や冷
間加工性の低下が生じ、更に靭性の低下をも招く。した
がって、Bの含有量を0.0003〜0.010%とし
た。なお、Bの含有量は0.0005〜0.007%と
することが好ましい。より好ましいBの含有量は0.0
005〜0.005%である。
な固溶B量を減らすので、固溶B量の確保のためにNの
含有量は可及的に少なくする必要がある。しかし、固溶
B量を確保するために固溶NをTiによってTiNの形
で固定するばかりではなく、冷間鍛造後の焼入れのため
の加熱処理時にオーステナイト結晶粒が粗大化したり混
粒になることを防止するために冷間鍛造の前にTiNb
(C、N)として非整合析出させておくことも重要であ
る。この場合、固溶N量と添加Ti量とのバランスは、
後述するTiの作用を勘案する必要がある。Nの含有量
が0.001%を下回るとTiNb(C、N)が非整合
析出し難くなって所望の整細粒組織が得られない。一
方、Nの含有量が0.015%を超えると、熱間加工性
や冷間加工性の劣化が生じる。したがって、Nの含有量
を0.001〜0.015%とした。
防止し、Bの焼入れ性向上効果を充分に発揮させるのに
必須の元素である。Tiには、NbTi(C、N)とし
て微細に非整合析出し、冷間鍛造後の焼入れのための加
熱処理時にオーステナイト結晶粒が粗大化したり混粒に
なることを防止する作用もある。これらの効果を充分確
保するためには、Tiの含有量を3.4N(%)以上と
する必要がある。一方、Tiの含有量が5.0N(%)
を超えると、熱間加工時の変形抵抗が大きくなって熱間
加工性の低下を招き、加えて、靭性や冷間加工性が劣化
するようになる。したがって、Ti含有量を3.4N
(%)〜5.0N(%)とした。
されて鋼塊となるが、この鋼塊を分塊圧延や鍛造といっ
た1次熱間加工する場合の加熱温度は1250℃以上と
する必要がある。これは、NbとTiの炭化物、窒化物
や炭窒化物、なかでもNbTi(C、N)をオーステナ
イト中に充分に固溶させ、1次熱間加工後に微細なNb
Ti(C、N)として再析出させるためである。この加
熱温度の上限は特に制限するものではない。しかし、脱
炭やスケールロスによるコストアップの抑制、更にはエ
ネルギーコストを抑えるために、1400℃程度を上限
とすることが好ましく、1350℃程度を上限とすれば
より好ましい。
0℃まで冷却する必要がある。冷却する温度が500℃
を超える場合は、NbTi(C、N)が微細且つ均一に
は析出せず、粗大化したりその分布が不均一となって、
2次熱間加工後に所望の特性が得られなくなるためであ
る。
た鋼材は次いでAc3点+50℃〜1050℃の温度域
の温度に加熱されて、圧延や鍛造といった2次熱間加工
を受ける。
0℃未満では、鋼材全体が完全なオーステナイト状態に
ならない場合があるばかりか、2次熱間加工時の鋼材の
変形抵抗が大きく所望形状への熱間加工が困難となって
しまう。一方、前記加熱温度が1050℃を超えると、
1次熱間加工で生成した微細なNbTi(C、N)が粗
大化して、冷間鍛造後の焼入れのための加熱処理時にオ
ーステナイト結晶粒が粗大化したり混粒になることを防
止する作用が得られないか、あるいは、1次熱間加工で
生成した微細なNbTi(C、N)が再固溶して2次熱
間加工後の冷却で整合析出してしまうため、熱間加工後
の冷却条件を制御しても常温における硬度がHvで20
0を超えるものとなって冷間鍛造性が低下してしまう。
以上とする必要がある。この仕上げ温度が700℃を下
回る場合には、熱間加工時の変形が不均一となってオー
ステナイト領域に再加熱した場合に整細粒組織が得られ
ない場合があるからである。なお、上記熱間加工の仕上
げ温度が900℃を超える場合には、熱間加工後の冷却
条件を制御しても常温における硬度がHvで200を超
えるものとなって冷間鍛造性が低下し、オフラインでの
軟化熱処理を施さずにボルトなどの所望の形状に冷間加
工しようとする本発明の主たる目的が達せられなくなる
場合があるため、上記2次熱間加工の仕上げ温度の上限
は900℃とすることが好ましい。
て冷却することが必要である。この冷却の冷却速度が1
0℃/秒を超える場合には、ベイナイトやマルテンサイ
トといった所謂「低温変態組織」となってしまって、常
温における硬度がHvで200を超えるものとなって冷
間鍛造性が低下し、オフラインでの軟化熱処理を施さず
にボルトなどの所望の形状に冷間鍛造しようとする本発
明の主たる目的が達せられなくなる。したがって、2次
熱間加工後の冷却速度を10℃/秒以下とした。なお、
この冷却速度は3℃/秒以下とすることが好ましい。ま
た、冷却速度の下限は特に制限するものではないが、生
産効率を高めるために0.1℃/秒程度を下限とするこ
とが好ましい。
後少なくとも500℃までの温度域について行う必要が
ある。前記の冷却を500℃を超える温度で停止した場
合には、所望の整細粒組織が得られない。なお、前記の
冷却速度での冷却は少なくとも450℃まで行うことが
好ましく、400℃まで行えば一層好ましい。前記の条
件で冷却した後の冷却は、特に規定する必要はない。
項で述べた方法で製造された含ボロン鋼鋼材は、熱間加
工のままで、あるいは熱間加工の後工程としてのスキン
パス伸線加工を行った後に、オフラインでの軟化熱処理
を施すことなく、通常の方法によって、冷間鍛造を受け
て所定の形状に加工された後、所望の特性を付与するた
めに調質処理などの熱処理を施される。
鍛造用鋼材は、そこに未固溶で存在する微細なNbTi
(C、N)は非整合析出物であるので、硬度はHv20
0以下と低く冷間鍛造性が優れている。
て冷間鍛造された各種の部品は、微細なNbTi(C、
N)が存在するので、オーステナイト域で再加熱されて
もオーステナイト結晶粒の粗大化や混粒を生ずることが
なく整細粒組織を有するため、熱処理歪は極めて小さ
い。したがって、熱処理後の矯正加工や仕上げ整形加工
を行う必要がない。更に、靭性や強度にも優れている。
伸線加工を行う場合、その加工量は、オフラインでの軟
化熱処理を施すことなく、冷間鍛造が可能なようにする
ために断面減少率で20%以下とすることが好ましい。
合、所望の整細粒組織を得るためには冷間鍛造の加工量
を下記式で表される相当歪で、0.01〜2.0とす
ることが好ましい。
歪である。
線加工を行う場合には、スキンパス伸線加工と冷間鍛造
の組み合わせからなる総加工量を、上記式で表される
相当歪で、0.01〜2.0とすることが好ましい。
件を制御し、常温における硬度をHv200以下とした
場合には、上記した範囲の冷間での加工(冷間鍛造、ス
キンパス伸線加工と冷間鍛造)は、オフラインでの軟化
熱処理を施すまでもなく、問題なく行うことができる。
焼入れのためのオーステナイト化の加熱温度をAc3 点
+10℃〜970℃とすることが好ましい。より好まし
いオーステナイト化の温度はAc3 点+20℃〜950
℃である。焼戻しする場合その温度は、150〜600
℃とすることが好ましい。
明する。
て溶製した。鋼A〜Eは化学組成が本発明で規定する範
囲内の本発明例の鋼である。一方、鋼F〜Kは成分のい
ずれかが本発明で規定する含有量の範囲から外れた比較
例の鋼である。
熱して通常の方法で分塊圧延を行って140mm角のビ
レットとし、更に、表2に示す条件で熱間圧延と冷却を
行い、直径10.0mmの線材を製造した。なお、記載
の冷却を終了した後は放冷した。
9.85mmにスキンパス伸線加工した。なお、このス
キンパス伸線加工の減面率は3.0%(相当歪で0.0
3)である。
D/4(D=9.85mm)部位のビッカース硬度(H
v)測定を行った。表3に、硬度測定結果を示す。
5mmの鋼線の一部から、直径9.8mm×長さ14.
8mmの円筒状の試験片を切り出し、500トン高速プ
レス機を用いて通常の方法で据え込み率50%で据え込
み試験を行い、常温(室温)における変形抵抗を測定し
た。
示す。
mの鋼線の一部を用いて通常の方法でフランジ付きボル
トを製造し、930℃で30分加熱保持した後、鋼種に
応じて水焼入れ、又は油焼入れし、横断面におけるオー
ステナイト結晶粒度及び横断面中心部のマルテンサイト
分率(面積率)を測定した。
部のマルテンサイト分率を併せて示す。
る条件で熱間圧延及び冷却を行うと、硬度はHv200
以下で冷間鍛造性に優れ、且つオーステナイト域で熱処
理(焼入れ)しても整細粒組織が得られ、焼入れ性も良
好であることが明らかである。
間圧延と冷却の少なくともいずれか一方の条件が本発明
で規定する範囲から外れると、硬度がHv200を超え
て冷間鍛造性が劣化したり、結晶粒度番号が5を下回る
粗粒となったり、混粒の発生が認められた。
る条件で熱間圧延及び冷却を行っても、硬度がHv20
0を超えて冷間加工性が劣化したり、結晶粒度番号が5
を下回る粗粒となったり、混粒が発生したり、焼入れ性
が劣るためマルテンサイト率が低い。
方法によれば、その鋼材を素材として加工された各種の
部品をオーステナイト域へ再加熱しても結晶粒の粗大化
や混粒を生ずることがなく、整細粒組織を有する鋼材が
得られる。特に、オフラインでの軟化熱処理を施さずと
も熱間加工のままで、あるいは熱間加工の後工程として
のスキンパス伸線加工を行ったままで、容易に冷間鍛造
が可能で、且つ、熱処理でBの焼入れ性向上効果を充分
に発揮できるとともに、整細粒組織を有する含ボロン鋼
材が得られる。このため、産業上の効果は極めて大き
い。
Claims (1)
- 【請求項1】重量%で、C:0.15〜0.35%、S
i:0.30%以下、Mn:0.40〜1.30%、C
u:0.40%以下、Ni:0.40%以下、Cr:
0.20〜1.00%、Mo:0〜0.2%、Nb:
0.01〜0.05%、Al:0.005〜0.10
%、B:0.0003〜0.010%、N:0.001
〜0.015%、Ti:3.4N(%)〜5.0N
(%)、残部はFe及び不可避不純物からなる化学組成
の鋼材を、1250℃以上の温度に加熱して1次熱間加
工を行い、加工後少なくとも500℃まで冷却してから
更にAc3 点+50℃〜1050℃の温度域の温度に加
熱して2次熱間加工し、前記熱間加工を700℃以上の
温度域で仕上げ、次いで少なくとも500℃まで10℃
/秒以下の冷却速度で冷却することを特徴とする含ボロ
ン冷間鍛造用鋼材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28829497A JP3677972B2 (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 含ボロン冷間鍛造用鋼材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28829497A JP3677972B2 (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 含ボロン冷間鍛造用鋼材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11124623A true JPH11124623A (ja) | 1999-05-11 |
| JP3677972B2 JP3677972B2 (ja) | 2005-08-03 |
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ID=17728304
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| JP28829497A Expired - Fee Related JP3677972B2 (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 含ボロン冷間鍛造用鋼材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3677972B2 (ja) |
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