JPH11125145A - 発電方法および発電装置 - Google Patents

発電方法および発電装置

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JPH11125145A
JPH11125145A JP9288600A JP28860097A JPH11125145A JP H11125145 A JPH11125145 A JP H11125145A JP 9288600 A JP9288600 A JP 9288600A JP 28860097 A JP28860097 A JP 28860097A JP H11125145 A JPH11125145 A JP H11125145A
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JP
Japan
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capacitor
energy
energy source
stored
power generation
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JP9288600A
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English (en)
Inventor
Aritoshi Hayashikura
有逸 林倉
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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Abstract

(57)【要約】 【課題】静電蓄電装置としてのコンデンサを用いた、省
エネルギに寄与する新規でかつ簡易な発電方法および発
電装置を提供する。 【解決手段】電位V1 の直流電源を用いてコンデンサに
電荷Q1 が蓄積され(図4のA〜図4のC)、電荷Q1
が蓄積されたコンデンサの静電容量Cを外部エネルギ
源、例えば廃熱源の熱エネルギを用いてC1 からC2
減少させる(図4のD)。これにより、熱エネルギは電
気エネルギに変換されてコンデンサに蓄積(蓄電)され
る(図4のE)。蓄電されたコンデンサが負荷に接続さ
れて放電され(図4のF)、このサイクルを繰り返すこ
とで連続的に発電することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用エンジン
の廃熱等を利用した発電方法および発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】環境保全と原油等のエネルギ資源の枯渇
回避を図るために省エネルギ技術を確立し、さらにその
可能性の極限を追求することは、全ての技術分野におけ
る重要課題の1つであり、そのための間断のない努力が
求められている。
【0003】発電技術の分野でみると、発電効率を高め
て原油等のエネルギ資源の消費量を削減するために、ハ
ードおよびソフトの両面で種々の技術の実用化が図られ
ている。
【0004】また、発電に要する原油等のエネルギ資源
の全部または一部に代替して廃熱、例えば、都市部にお
いて大量に発生するゴミを焼却する際の廃熱を利用する
技術等が用いられている。
【0005】一方、昼夜間の消費電力量変動に対応して
余剰電力を備蓄する技術の観点からは、揚水発電技術や
大容量蓄電装置等が開発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を考慮してなされたものであり、静電蓄電装置として
のコンデンサを用いた、省エネルギに寄与する新規でか
つ簡易な発電方法および発電装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明においては、直流電源(電圧源)によりコ
ンデンサに電荷を蓄積し、電荷が蓄積された前記コンデ
ンサの静電容量を外部エネルギ源により減少させること
によって前記外部エネルギ源のエネルギを電気エネルギ
に変換して蓄積(蓄電)する。これにより、外部エネル
ギ源のエネルギである機械エネルギや熱エネルギ等を電
気エネルギに有効に変換して蓄電することができる。な
お、前記外部エネルギ源のエネルギとは、電気エネルギ
以外の機械エネルギや熱エネルギ等をいう。
【0008】本発明に係る発電方法および発電装置にお
ける発電作用は、前記コンデンサのエネルギ蓄積量(W
で示す。)の定義式であるW=(1/2)×Q×V(Q
は電荷を示し、Vはコンデンサの端子間電位を示す。)
により説明できる。
【0009】即ち、先ず前記直流電源により、初期のエ
ネルギ蓄積量W1 が、W1 =(1/2)×Q1 ×V1
ある電気エネルギを前記コンデンサに蓄積する。
【0010】次いで、前記外部エネルギ源のエネルギと
して熱エネルギ等を供給して、例えば電荷の蓄積された
可変コンデンサ(いわゆる、バリコン)等の有効電極面
積を強制的に大きくする等の方法を用いて静電容量Cを
1 からC2 に減少させることにより、前記コンデンサ
の電荷Q1 が一定のままで電位V1 が外部エネルギ源か
ら与えられたエネルギ量に応じた電位V2 に上昇する
(V2 =Q1 /C2 )。この結果、前記コンデンサの電
位変化後のエネルギ蓄積量W2 は、W2 =(1/2)×
1 ×V2 となり、電位の上昇分に対応するエネルギ蓄
積量W2 −W1 =(1/2)×Q1 ×(V2 −V1 )だ
け初期のエネルギ蓄積量W1 よりも増加する。
【0011】また、本発明において、前記発電方法によ
りエネルギが蓄積された前記コンデンサを放電し、さら
に、好適には、放電後の前記コンデンサに再度直流電源
により電荷を蓄積するという、エネルギの蓄積および放
電のサイクルを繰り返すことで、電気エネルギに変換さ
れた外部エネルギ源のエネルギを適当な負荷に接続して
電力として利用することができる。
【0012】また、本発明において、前記外部エネルギ
源により電荷を蓄積された前記コンデンサの静電容量を
減少させることで前記外部エネルギ源のエネルギを電気
エネルギに変換して前記コンデンサに蓄積する方法とし
ては、前記外部エネルギ源により前記コンデンサの電極
間距離を長くする方法、前記電極間に密閉される誘電体
の誘電率を低くする方法および前記電極面積(有効対向
電極面積)を小さくする方法のうち、少なくとも1つ以
上の方法を組み合わせて用いることにより、本発明の効
果を好適に発揮することができる。
【0013】前記コンデンサの静電容量を減少させる各
方法の作用については、コンデンサの静電容量Cについ
ての定義式である、C=(ε×S)/d(εは誘電体の
比誘電率、Sは電極面積、dは電極間距離をそれぞれ示
す。)により説明できる。即ち、前記した定義式におい
て、外部エネルギ源のエネルギにより、電極間距離dを
長くする手段、電極間に密閉される誘電体の比誘電率ε
を低くする手段および電極面積Sを小さくする手段のい
ずれかを用いることによって静電容量Cを減少させるこ
とができる。
【0014】この場合、機械エネルギを作用させてコン
デンサの電極間距離dを長くする方法においては、電極
間距離dを変更するための伸縮自在な支持体を有するコ
ンデンサや、電極間距離dを調整できるようにした可変
コンデンサを好適に用いることができる。また、同じく
機械エネルギを作用させて電極面積Sを小さくする方法
においては、電極面積Sを調整することの可能な通常の
可変コンデンサを好適に用いることができる。さらに、
熱エネルギを、一旦、機械エネルギに変換した後これを
コンデンサに作用させる方法においては、ディスプレー
サ型スターリングエンジンを用いて等温膨張過程におけ
る外部に対する仕事により前記伸縮自在な支持体を伸張
し、可変コンデンサの電極間距離dを長くする、または
電極面積Sを小さくする手段を好適に用いることができ
る。
【0015】また、本発明における前記外部エネルギ源
により前記コンデンサの静電容量Cを減少させる方法に
おいては、前記コンデンサの電極間に密閉される前記誘
電体として液体を用い、前記外部エネルギ源の熱エネル
ギにより前記液体を加熱してその全量または一部を気体
とする方法を好適に用いることができる。このとき前記
液体が前記気体に相変化する割合は、加熱量により決定
される。
【0016】発電と放電のサイクルを繰り返したい場合
には、前記コンデンサを放電して電気エネルギを消費
し、前記気体を冷却して前記液体とした後、前記コンデ
ンサに前記直流電源により電荷Qを再度蓄積する。
【0017】誘電体材料の相変化を利用することによ
り、誘電体の比誘電率εを著しく低下させることができ
るとともに、電極間距離dを長くすることができ、本発
明の効果をより好適に発揮することができる。
【0018】誘電体として液体を用いこれを加熱して気
体とする上記手段の作用は、以下の通りである。
【0019】前記のように静電容量C2 を小さくする手
段としては、電極間距離dを長くする方法、有効電極面
積Sを小さくする方法および誘電体の比誘電率εを低く
する方法がある。しかし、電極間距離dを長くする方法
または有効電極面積Sを小さくする方法を用いる場合
は、静電蓄電装置としてのコンデンサの寸法の大きなも
のを用意する必要がある。これに対して、誘電体の比誘
電率εを低くする方法を用いる場合は、前記コンデンサ
の寸法は無関係であり、コンパクトな静電蓄電装置とす
ることができる。
【0020】かかる観点から、誘電体として液体を用
い、気化、凝縮サイクルを採用すると、直流電源により
エネルギを蓄積する時点での液体の比誘電率εは、水を
用いる場合は79(25℃)、エチルアルコールを用い
る場合は24(25℃)であるが、外部エネルギ源の熱
エネルギにより加熱されて液体が相変化した気体につい
ては、水とエチルアルコールはともにほぼ1に近いもの
となる。このため、誘電体の比誘電率εが1/79ある
いは1/24に大幅に低下することにより、初期のエネ
ルギを蓄積する段階のコンデンサの静電容量C1 に対し
て電位変化後のコンデンサの静電容量C2 が比誘電率ε
と同様に1/79あるいは1/24のように大幅に小さ
くなることから、水やエチルアルコール等の物質は本発
明に適用する上で非常に好適な誘電体材料であるといえ
る。なお、この場合、前記静電蓄電装置は前記電極間距
離dが変化しないように固定された構造のものを前提と
しているが、実用上は、前記電極間距離dを変更可能な
支持体として伸縮自在な可撓性材料を用い、液体の相変
化に伴う体積膨張によって電極間距離dを長くする方法
を併用すると、より好適である。
【0021】上述したコンデンサの静電容量を大きく変
化させる観点からは、誘電体材料として液体時の比誘電
率の高いものを用いることが望ましいが、一方、利用度
の低い低温廃熱を有効利用する観点からは、液体の沸点
が極力低いもの、好ましくは約200℃以下のものであ
ることが望ましい。
【0022】また、本発明においては、使用する外部エ
ネルギ源として低温廃熱を用いることができ、この場
合、好適には、低温廃熱を前記したディスプレーサ型ス
ターリングエンジンの等温加熱工程に利用して機械エネ
ルギに変換した後コンデンサに蓄電することができる。
またさらに、低温廃熱として自動車用エンジンの廃熱を
用い、発生する電気エネルギを自動車用バッテリに充電
する方法を好適に用いることができる。ここで、本発明
における低温廃熱としては、廃熱回収技術上、有効利用
が比較的困難な80〜600℃程度の熱源を有効に活用
することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る発電方法およ
び発電装置の好適な実施の形態を図1〜図8を参照しな
がら説明する。
【0024】最初に、図1の工程図および図4の表図を
参照して、本発明の第1の実施の形態に係る発電方法に
ついて説明する。
【0025】図1および図4において、まず、電位V1
の直流電源(電圧源)と初期静電容量C1のコンデンサ
との接続回路をオン状態にする(ステップS10:図4
のA、図4のB)。
【0026】このオン状態において、直流電源によりコ
ンデンサが充電される。換言すれば、直流電源の電気エ
ネルギが、初期のエネルギ蓄積量W1 {W1 =(1/
2)×Q1 ×V1 =(1/2)×C1 ×V1 ×V1 }と
してコンデンサに蓄電される(ステップS12)。
【0027】次に、直流電源とコンデンサとの接続回路
をオフ状態にする(ステップS14:図4のC)。この
場合、静電容量C1 のコンデンサには、初期のエネルギ
蓄積量W1 がそのまま残留する。
【0028】次いで、外部エネルギ源接続・解除手段に
より、詳細を後述する外部エネルギ源と静電容量C1
コンデンサとを接続する(ステップS16:図4の
D)。
【0029】そして、外部エネルギ源からのエネルギの
供給によりコンデンサの静電容量を減少させ(C1 →C
2 )、コンデンサの端子間の電位を上昇させる(V1
2)。これにより、静電容量がC1 からC2 に変化し
たコンデンサに外部エネルギ源からのエネルギが電気エ
ネルギとして蓄電される(ステップS18:図4の
D)。このときコンデンサに蓄電される電位変化後のエ
ネルギ量をW2 とすると、W2 =(1/2)×Q1 ×V
2 となり、エネルギの増加量はW2 −W1 =(1/2)
×Q1 ×(V2 −V1 )となる。なお、コンデンサの静
電容量を減少させる方法としては、静電容量CがC=ε
×S/dで表されることを考慮して、比誘電率εを小さ
くする、電極間の対向面積Sを小さくする、および(ま
たは)電極間距離dを大きくすればよい。
【0030】この状態において、外部エネルギ源接続・
解除手段により外部エネルギ源とコンデンサとの接続を
解除する(ステップS20:図4のE)。
【0031】次に、本発明の第2の実施の形態に係る発
電方法について、図2の工程図および図4の表図を参照
して説明する。
【0032】図2に示す本発明の第2の実施の形態に係
る発電方法のうち、ステップS110〜ステップS12
0は、図1に示した本発明の第1の実施の形態のステッ
プS10〜ステップS20と同様である。
【0033】そして、ステップS120の処理後に静電
容量がC2 になってエネルギが蓄積されているコンデン
サと、負荷との接続回路をオン状態にする(ステップS
122:図4のF)。
【0034】これにより、コンデンサから負荷に電気エ
ネルギが供給される(ステップS124:図4のF)。
【0035】次いで、本発明の第3の実施の形態に係る
発電方法について、図3の工程図および図4の表図を参
照して説明する。
【0036】図3に示す本発明の第3の実施の形態に係
る発電方法のうち、ステップS210〜ステップS22
4は、図2に示した本発明の第2の実施の形態のステッ
プS110〜ステップS124と同様である。
【0037】すなわち、本発明の第3の実施の形態に係
る連続的な発電方法では、図2に示す本発明の第2の実
施の形態のステップS110〜ステップS124の各々
に対応する手順を経て、さらに、コンデンサと負荷との
接続回路をオフ状態にした後(ステップS226:図4
のG)、最初の工程に戻る(ステップS210:図4の
A)。このようにして、基本的には、コンデンサへの充
電、充電したコンデンサに対する外部エネルギの付与、
コンデンサの放電の一連の工程を繰り返すことにより連
続的な発電が行われる。
【0038】次に、図5に示す装置概念図により、本発
明の第3の実施の形態に係る連続的な発電方法との関係
において好適な装置例としての第1の実施例について説
明する。
【0039】図5例の発電装置は、静電容量の変更可能
な構造を有する静電蓄電装置としてのコンデンサ2を有
し、コンデンサ2には、直流電源供給手段4と、外部エ
ネルギ源供給手段6と、負荷手段8と、冷却エネルギ源
供給手段10とがそれぞれ接続される。
【0040】コンデンサ2は、電極端子を含む一対の電
極12a、12bと、この電極12a、12b間に密閉
された誘電体である水14と、水14の体積または圧力
変化に応じて伸縮自在に電極12a、12b間の距離を
可変させる支持体である絶縁物のベローズ16とで構成
される。
【0041】直流電源供給手段4は、直流電源18とス
イッチ20とで構成される。
【0042】外部エネルギ源供給手段6は、外部エネル
ギ源としての自動車用エンジンの廃熱22と、この廃熱
22とコンデンサ2の誘電体である水14との間で熱交
換を行う外部エネルギ源接続・解除手段としてのヒート
パイプ24と、ヒートパイプ24と廃熱22との間に設
けられたバルブ25とを有する。
【0043】負荷手段8は、負荷とされる自動車用バッ
テリ26と、スイッチ28と、抵抗器30とから構成さ
れる。この場合、抵抗器30は、自動車用バッテリ26
に対する充電電流を制限するために挿入されている。
【0044】冷却エネルギ源供給手段10は、冷却エネ
ルギ源としての冷却水32と、この冷却水32とコンデ
ンサの誘電体である水(加熱された水または水蒸気)1
4との間で熱交換を行う冷却源接続・解除手段としての
ヒートパイプ34と、ヒートパイプ34と冷却水32と
の間に設けられたバルブ36とを有する。
【0045】次に、図5例の装置の作用について説明す
る。
【0046】先ず、バルブ25とバルブ36とが閉じた
状態において、スイッチ20をオン状態にして直流電源
18とコンデンサ2とを接続する。これにより、コンデ
ンサ2の電極12a、12bの対向面積、電極12a、
12b間の距離および誘電体である水14の比誘電率に
よって決定される静電容量と直流電源18の電位とから
定められる電気エネルギがコンデンサ2に蓄積される
(図4のB)。
【0047】次いで、スイッチ20をオフ状態にして直
流電源18とコンデンサ2との接続を解除した後、バル
ブ25を開き、ヒートパイプ24を介して外部エネルギ
源のエネルギである自動車用エンジンの廃熱22をコン
デンサ2の誘電体である水14に導入して加熱する。こ
れにより、誘電体である水14は徐々に蒸発し受熱量に
応じて水蒸気に相変化する(液相→気相)。誘電体であ
る水14の相変化による体積膨張によりコンデンサ2の
支持体である絶縁物のベローズ16が伸張し電極12
a、12b間の距離が大きくなるとともに誘電体である
水14および水蒸気の比誘電率が低下することにより、
外部エネルギ源である自動車用エンジンの廃熱22が電
気エネルギに変換されてコンデンサ2に蓄積される(図
4のD)。この場合、電極12a、12b間の距離の増
加と誘電体である水14の比誘電率の低下によりコンデ
ンサ2の静電容量が減少し、コンデンサ2の端子(電極
12a、12b)間の電位が上昇する。
【0048】外部エネルギが蓄えられた状態においてバ
ルブ25を閉じ、外部エネルギ源のエネルギである自動
車用エンジンの廃熱22とコンデンサ2との接続を解除
する。
【0049】この後、スイッチ28をオン状態とし、コ
ンデンサ2と負荷である自動車用バッテリ26とを接続
して、コンデンサ2に蓄積されているエネルギである電
荷を放電することにより自動車用バッテリ26を充電す
る。コンデンサ2に蓄えられていた電荷の全量または一
部の電荷を放電した後、スイッチ28をオフ状態にす
る。これにより、負荷である自動車用バッテリ26とコ
ンデンサ2との接続が解除される。
【0050】次いで、バルブ36を開き、誘電体である
水蒸気をヒートパイプ34を介して冷却エネルギ源であ
る冷却水32により冷却して水14に戻す(気相→液
相)。これによりベローズ16が収縮して元にもどる。
この後、バルブ36を閉じることで、冷却エネルギ源で
ある冷却水32とコンデンサ2との接続を解除して初期
の状態に戻す。
【0051】そして、再び、スイッチ20をオン状態と
して直流電源18とコンデンサ2とを接続し、前記した
一連の手順を繰り返すことにより、連続的に発電を行う
ことができる。
【0052】なお、図5例に示す第1の実施例におい
て、外部エネルギ源のエネルギである自動車用エンジン
の廃熱22に代えて、ラジエタやブレーキパッドの放散
熱を用いてもよく、これらの放散熱から変換された電気
エネルギは自動車用バッテリの補助充電電源として好適
である。
【0053】次に、図6に示す発電装置の他の概念図を
参照して、外部エネルギ源によりコンデンサの静電容量
を減少させるために電極面積(有効対向電極面積)を減
少させる手段を用いる第2の実施例を説明する。
【0054】図6例の発電装置において、直流電源供給
手段4と負荷手段8とは、第1の実施例の各手段に示し
たものと対応するものである。
【0055】コンデンサ38は、誘電体を空気とした可
変コンデンサ(いわゆる、バリコン)であり、それぞ
れ、複数の固定電極42aと可動電極42b、およびこ
の可動電極42bと連結されるロッド44を有する。
【0056】コンデンサ38には有効対向電極面積初期
値設定手段であるロッド回転手段46が付設される。
【0057】外部エネルギ源供給手段40は、外部エネ
ルギ源接続・解除手段である駆動力伝達機構48とこの
駆動力伝達機構48を介してコンデンサ38に接続され
る外部エネルギ源とから構成される。外部エネルギ源
は、一次エネルギとしての廃熱22を機械エネルギに変
換する機構を有するディスプレーサ型スターリングエン
ジン50である。なお、ディスプレーサ型スターリング
エンジン50の装置の詳細については後述する。
【0058】次に、図6例の発電装置の作用について説
明する。
【0059】先ず、コンデンサ38のロッド44をロッ
ド回転手段46により回転させることで、ロッド44と
一体的に連結されている可動電極42bを回転させ、有
効対向電極面積初期値を設定することによりコンデンサ
38の初期静電容量を決定する(C=C1 :図4の
A)。
【0060】次いで、ロッド回転手段46とコンデンサ
38との接続を解除した後、スイッチ20をオン状態に
して直流電源18とコンデンサ38とを接続する。これ
により、設定された初期静電容量と直流電源18の電位
とに相応した所定の電荷を有する電気エネルギがコンデ
ンサ38に蓄積される(図4のB)。
【0061】電気エネルギが蓄積された状態において、
スイッチ20をオフ状態にして直流電源18とコンデン
サ38との接続を解除する(図4のC)。この後、外部
エネルギ源であるディスプレーサ型スターリングエンジ
ン50を付勢し、外部エネルギ源接続・解除手段である
駆動力伝達機構48を介してロッド44(可動電極42
b)を有効対向電極面積初期値設定のときとは逆方向に
回転させて有効対向電極面積を小さくすることにより、
外部エネルギ源であるディスプレーサ型スターリングエ
ンジン50の機械エネルギが電気エネルギに変換されて
コンデンサ38に蓄積される。これによりコンデンサ3
8の静電容量が減少し(C1 →C2 )、電位が上昇する
(V1 →V2 :図4のD)。
【0062】外部エネルギ源接続・解除手段である駆動
力伝達機構48とコンデンサ38との接続を解除した
後、スイッチ28をオン状態にしてコンデンサ38と負
荷である自動車用バッテリ26とを接続して、自動車用
バッテリ26を充電する。
【0063】コンデンサ38に蓄積された電荷の全量ま
たは一部を放電させて(図4のF)、スイッチ28をオ
フ状態とした後(図4のG)、再度、ロッド回転手段4
6を用いてロッド44を介して可動電極42bを回転し
て有効対向電極面積初期値を設定する工程に戻る(図4
のA)。すなわち、コンデンサ38の静電容量をC2
らC1 に戻す。このような一連の手順を繰り返すことに
より、連続的に発電を行うことができる。
【0064】図7に、外部エネルギ源の廃熱22を機械
エネルギに変換する手段として図6の第2の実施例にお
いて用いたディスプレーサ型スターリングエンジン50
の構成を概念的に示し、以下、その機器構成および作動
原理を説明する。
【0065】まず、機器構成について説明する。ディス
プレーサ型スターリングエンジン50は、ディスプレー
サピストン52が挿通されたディスプレーサシリンダ5
4と、パワーピストン56が挿通されたパワーシリンダ
58を有しており、ディスプレーサシリンダ54とパワ
ーシリンダ58とは各室の内部空間部が連通している。
ディスプレーサピストン52とパワーピストン56とは
一定の位相差θ°、好ましくは90°の位相差を付けて
クランクシャフト60に連結されている。また、ディス
プレーサシリンダ54と一体的にヒータ62、クーラー
(冷却器)64、再生熱交換器66で構成される外部熱
源が設けられ、前記外部熱源を介してディスプレーサシ
リンダ54の上下の室の内部空間部が連通される。ヒー
タ62は自動車用エンジンの廃熱22等を加熱源とし、
クーラー(冷却器)64は冷却用フィン等の空冷機構で
構成される。
【0066】次に、作動原理について説明する。図7
中、ディスプレーサピストン52が下向きに移動するこ
とで、ディスプレーサシリンダ54の室68aの作動ガ
スが蓄熱されている再生熱交換器66およびヒータ62
を通過して高温となりディスプレーサシリンダ54の室
68bへ流れ込む。この場合、ディスプレーサシリンダ
54とパワーシリンダ58との全体の内部空間容積が一
定の下で室68bの高温ガスの容積比率が高くなること
により作動ガスの圧力が高まる(等容加熱過程)。
【0067】高まったエンジン内圧力によりパワーピス
トン56が、図7中、下向きに移動しクランクシャフト
60を回転して回転動力を外部に伝達する(等温膨張過
程)。
【0068】次いで、ディスプレーサピストン52が、
図7中、上向きに移動することで、ディスプレーサシリ
ンダ54の室68bの作動ガスが、放熱された再生熱交
換器66およびクーラー(冷却器)64を通過して低温
となってディスプレーサシリンダ54内の室68aへ流
れ込み、作動ガスの圧力が低下する(等容冷却過程)。
【0069】次いで、パワーピストン56が、図7中、
上向きに移動して作動ガスに圧縮仕事を行う(等温圧縮
過程)。
【0070】ここで、ディスプレーサシリンダ54の各
々の室68a、68bは各熱サイクル過程移行後、直ち
に同圧となるため、ディスプレーサピストン52は、外
部に対する駆動動力源とはならない。
【0071】このようにして、図6に示す第2の実施例
においては、クランクシャフト60の回転により得られ
た回転動力を外部エネルギ源接続・解除手段である駆動
力伝達機構48を介してロッド44に伝達し、ロッド4
4を回転させてコンデンサ38の可動電極42bを有効
対向電極面積が小さくなる方向に回転させることによ
り、外部エネルギ源の廃熱22を機械エネルギに変換す
るディスプレーサ型スターリングエンジン50で発生し
た機械エネルギが電気エネルギに変換されてコンデンサ
38に蓄積される。
【0072】次に、図8を参照して、外部エネルギ源と
して一次エネルギの廃熱を機械エネルギに変換する前記
ディスプレーサ型スターリングエンジン50を用い、コ
ンデンサの電極間距離を長くする第3の実施例について
説明する。
【0073】図8例に示す発電装置において、直流電源
接続手段4および負荷手段8は図6の第2の実施例の各
手段と対応するものである。第3の実施例と第2の実施
例との相違点は、この第3の実施例においては、コンデ
ンサ68の可動電極70bがロッド72の軸方向への移
動に伴って移動し、固定電極70aと可動電極70bと
の電極間距離を調整できる電極間距離初期値設定手段で
あるロッド移動手段74を有している点、およびこれに
対応して外部エネルギ源供給手段76を構成する外部エ
ネルギ源接続・解除手段である駆動力伝達機構78もロ
ッド72を軸方向に移動させる機構を有する点である。
【0074】図8例の発電装置において、先ず、電極間
距離初期値設定手段であるロッド移動手段74を用いて
コンデンサ68のロッド72を介して可動電極70bを
ロッド72の軸方向に移動させて電極間距離初期値を設
定することにより、初期静電容量を決定する(図4の
B)。
【0075】次に、電極間距離初期値設定手段であるロ
ッド移動手段74とコンデンサ68との接続を解除した
後、スイッチ20をオン状態にして直流電源18とコン
デンサ68とを接続して、所定の電荷をコンデンサ68
に蓄積する(図4のB)。
【0076】電荷が蓄積された状態において、スイッチ
20をオフ状態にして直流電源18とコンデンサ68と
の接続を解除する(図4のC)。その後、外部エネルギ
源であるディスプレーサ型スターリングエンジン50を
付勢して外部エネルギ源接続・解除手段である駆動力伝
達機構78を介してコンデンサ68の可動電極70bを
初期値設定のときとは逆方向に移動させて電極間距離を
長くすることにより、外部エネルギ源であるディスプレ
ーサ型スターリングエンジン50の機械エネルギが電気
エネルギに変換されてコンデンサ68に蓄積される(図
4のD)。
【0077】この後、外部エネルギ源であるディスプレ
ーサ型スターリングエンジン50とコンデンサ68との
接続を解除し(図4のE)、負荷手段8のスイッチ28
をオン状態にしてコンデンサ68と負荷である自動車用
バッテリ26とを接続して、自動車用バッテリ26を充
電する(図4のF)。
【0078】コンデンサ68の電荷の全量または一部を
放電し、スイッチ28をオフ状態とした後(図4の
G)、再度、電極間距離初期値設定手段であるロッド移
動手段74を用いてロッド72を介して可動電極70b
を移動して電極間距離初期値を設定する工程に戻る(図
4のA)。
【0079】前記した一連の手順を繰り返すことによ
り、連続的に発電を行うことができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
直流電源を用いてコンデンサに電荷を蓄積し、電荷が蓄
積された前記コンデンサの静電容量を外部エネルギ源を
用いて減少させることにより、前記外部エネルギ源のエ
ネルギを電気エネルギに変換して蓄電(蓄積)するよう
にしている。
【0081】このため、外部エネルギ源である熱エネル
ギや機械エネルギ等のエネルギを電気エネルギに有効に
変換して蓄電することができるという効果が達成され
る。
【0082】また、蓄電された電気エネルギを放電し、
再度蓄電することにより、外部エネルギ源を利用して連
続的に発電することができ、いわゆる省エネルギに貢献
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る発電方法の工
程図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る発電方法の工
程図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る発電方法の工
程図である。
【図4】図1〜図3の工程図の各ステップに対応する回
路(装置の構成)およびコンデンサのエネルギ蓄積量を
示す表図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る発電方法を実
施するための第1の実施例の装置の概念図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る発電方法を実
施するための第2の実施例の装置の概念図である。
【図7】図6に示す第2の実施例で用いられるディスプ
レーサ型スターリングエンジンの概念図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る発電方法を実
施するための第3の実施例の装置の概念図である。
【符号の説明】
2、38、68…コンデンサ 4…直流電源供給手
段 6、40、76…外部エネルギ源供給手段 8…負荷手段 10…冷却エネルギ
源供給手段 12a、12b、42a、42b、70a、70b…電
極 14…水 16…ベローズ 18…直流電源 24、34…ヒート
パイプ 26…自動車用バッテリ 44、72…ロッド 46…ロッド回転手段 48、78…駆動力
伝達機構 50…ディスプレーサ型スターリングエンジン 52…ディスプレーサピストン 54…ディスプレー
サシリンダ 56…パワーピストン 58…パワーシリン
ダ 60…クランクシャフト 62…ヒータ 64…クーラー(冷却器) 66…再生熱交換器 74…ロッド移動手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源によりコンデンサに電荷を蓄積す
    る工程と、 電荷が蓄積された前記コンデンサの静電容量を外部エネ
    ルギ源により減少させることで前記外部エネルギ源のエ
    ネルギを電気エネルギに変換して前記コンデンサに蓄積
    する工程と、 を有することを特徴とする発電方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の発電方法において、前記コ
    ンデンサの静電容量を減少させることで前記外部エネル
    ギ源のエネルギを電気エネルギに変換して前記コンデン
    サに蓄積する工程は、前記外部エネルギ源により前記コ
    ンデンサの電極間距離を長くする工程、前記電極間に密
    閉される誘電体の誘電率を低くする工程および前記電極
    面積を小さくする工程のうち、少なくとも1つ以上の工
    程の組み合わせからなることを特徴とする発電方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の発電方法において、前記コ
    ンデンサの静電容量を減少させることで前記外部エネル
    ギ源のエネルギを電気エネルギに変換して前記コンデン
    サに蓄積する工程は、前記コンデンサの電極間に密閉さ
    れる誘電体として液体を用いるとともに前記外部エネル
    ギ源のエネルギとして熱エネルギを用い、前記熱エネル
    ギにより前記液体を加熱して一部または全部を気体とす
    る工程であることを特徴とする発電方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載の発電
    方法において、さらに、エネルギが蓄積された前記コン
    デンサを放電する工程を有することを特徴とする発電方
    法。
  5. 【請求項5】コンデンサと、 前記コンデンサに電荷を蓄積する直流電源と、 電荷が蓄積された前記コンデンサにエネルギを与える外
    部エネルギ源と、 を有し、 前記外部エネルギ源により電荷が蓄積された前記コンデ
    ンサの静電容量を減少させることで前記外部エネルギ源
    のエネルギを電気エネルギに変換して前記コンデンサに
    蓄積することを特徴とする発電装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の発電装置において、さら
    に、エネルギが蓄積された前記コンデンサを放電する手
    段を有することを特徴とする発電装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の発電装置において、 前記外部エネルギ源を自動車用エンジンの廃熱とし、前
    記コンデンサを放電して発生した電気エネルギを前記自
    動車用バッテリに充電することを特徴とする発電装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010534052A (ja) * 2007-07-17 2010-10-28 マーミルス エルエルシー 容量型電流発電機
JP2013507894A (ja) * 2009-10-08 2013-03-04 ヴィーティーアイ テクノロジーズ オーワイ エネルギー収穫のための方法および装置
JP2013085437A (ja) * 2011-09-27 2013-05-09 Daioh Shinyo Co Ltd 静電気発電方法及びその装置
JP2013132104A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Daioh Shinyo Co Ltd 静電気発電方法及びその装置

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