JPH11125518A - クリアランス測定装置 - Google Patents

クリアランス測定装置

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JPH11125518A
JPH11125518A JP28997297A JP28997297A JPH11125518A JP H11125518 A JPH11125518 A JP H11125518A JP 28997297 A JP28997297 A JP 28997297A JP 28997297 A JP28997297 A JP 28997297A JP H11125518 A JPH11125518 A JP H11125518A
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proximity switch
unit
moving
driving
casing
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JP28997297A
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Yasuhiko Ikegami
保彦 池上
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転物体の伸び量を正確に測定しうると共
に、測定手段が損傷を受けることのないクリアランス測
定装置を提供する。 【解決手段】 ケーシング5内で回転する動翼6とケー
シング内周面との間のクリアランスを測定するために、
クリアランス測定装置10は、動翼の先端に関して接近
及び離反する方向に線形に移動可能にケーシング側に設
けられ、ケーシングに関する動翼の半径方向の変位を検
知する近接スイッチ20を有する。該近接スイッチは検
知ヘッド保持部17に装着されており、動翼の変位に応
じてこの検知ヘッド保持部を駆動モータ13により駆動
する。近接スイッチの移動量はエンコーダ14により検
出され、制御回路に入力される。この制御回路が、動翼
の変位量に相当する分だけ近接スイッチを動翼の半径方
向の変位の方向と同じ方向に移動させるように制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、回転
物体を収容したケーシングと同回転物体の半径方向の先
端との間のクリアランスを測定するための装置に関し、
特に、蒸気タービンやガスタービン等の回転機械におけ
る動翼の伸び量を測定するのに好適なクリアランス測定
装置に関するものである。
【0002】一般に、変位測定装置としては、電磁誘
導、超音波、レーザ光等を利用した様々な変位計が知ら
れている。例えば、高速回転中のガスタービン等の動翼
の伸び量を測定する場合には、変位センサとして、図1
2に示すように、ロータディスク4に取着された動翼6
の先端の回転軌跡から僅かに離れるように、渦電流式変
位計1をケーシング5に取り付けて、動翼6の先端と渦
電流式変位計1との間の距離を測定し、これに基づいて
動翼6の伸び量を決定している。
【0003】即ち、変位計1は、渦電流に対するケーシ
ング5の影響を除くと共に、検出感度を上げるために、
ケーシング5の内壁面から延びて内部に入り、同変位計
1の先端が動翼先端から所定距離Lだけ離間するように
固定される。動翼6の変位を表す変位計1からの検出信
号は信号処理装置2に送られ、上述の所定距離Lを基準
として、そこで所要の処理がなされた後、動翼6の伸び
量として記録計3に記録され表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転す
る動翼6が遠心力により伸張し、渦電流式変位計1の近
傍を高速で通過するため、振動や雰囲気温度等により変
位計1の出力波形に乱れが生じることがあり、動翼6の
伸び量が正確に測定できないばかりか、最悪の場合に
は、伸びた動翼6の先端が変位計1に干渉して該変位計
1を損傷する恐れがあった。従って、本発明は、上記の
欠点を解消するためになされたものであり、その主な目
的は、回転物体の伸び量を正確に測定しうると共に、測
定手段が損傷を受けることのないクリアランス測定装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的から、請求項1
記載の本発明によるクリアランス測定装置は、ケーシン
グ内でその軸線回りに回転する物体の先端と前記ケーシ
ングの内周面との間のクリアランスを測定するために、
前記物体の先端に関して接近及び離反する方向に線形に
移動可能に前記ケーシング側に設けられ、前記ケーシン
グに関する前記物体の半径方向の変位を検知する近接ス
イッチと、該近接スイッチを線形に移動するための移動
手段と、前記物体の変位に応じて前記近接スイッチを移
動するよう前記移動手段を駆動するための駆動手段と、
前記近接スイッチの移動量を検出するための移動量検出
手段と、前記近接スイッチ、前記移動量検出手段及び前
記駆動手段に接続され、前記物体の変位量に相当する分
だけ前記近接スイッチを、前記物体の半径方向の位の方
向と同じ方向に移動させる制御手段とを備えている。
【0006】このクリアランス測定装置は、前記近接ス
イッチよりも前記物体の先端近くに突出すると共に前記
制御手段に接続された物体検知手段を更に備えると共
に、前記制御手段は、前記物体が該物体検知手段に当接
したときに、前記駆動手段を介して前記移動手段を付勢
し、前記近接スイッチを前記方向に移動させるようにな
っていることが好適である。
【0007】また、上述したクリアランス測定装置にお
いて、好適には、前記近接スイッチは、前記物体の先端
に関して接近及び離反する方向に線形に移動可能に前記
ケーシング側に設けられた検知ヘッド保持部に保持され
ており、更に、前記クリアランス測定装置は、該検知ヘ
ッド保持部を前記物体から離間する方向に常軌的に付勢
する付勢手段と、前記移動手段及び前記駆動手段の間に
設けられ、ロック位置及びアンロック位置の間に手動で
切り替え可能なロック手段とを備え、前記ロック位置に
おいて、前記駆動手段の駆動力を前記移動手段に伝達
し、前記アンロック位置において、前記駆動手段から前
記移動手段への駆動力の伝達を遮断すると共に、前記付
勢手段の付勢による前記検知ヘッド保持部の前記離間す
る方向への移動を許容するようになっている。
【0008】更に、前記駆動手段は、駆動モータと、該
駆動モータにより駆動される第1歯車と、該第1歯車と
噛み合う第2歯車とを備え、前記移動手段は、前記第2
歯車の回転により軸方向に移動して、前記検知ヘッド保
持部を線形に移動する軸部材を備え、前記第2歯車は、
その両側面から軸方向の移動を規制されて前記軸部材と
組み合っている。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形態
について添付図面を参照して詳細に説明するが、図中、
同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。また、
本発明は、ガスタービンのような回転機械における動翼
に適用した場合について説明するが、これに限定される
ものではなく、任意の回転物体を収容したケーシングと
同回転物体の半径方向の先端との間のクリアランスを測
定するための装置に実施可能であることは言うまでもな
い。
【0010】図1は、本発明の好適な第1実施形態に係
るクリアランス測定装置10の概要を示すもので、同図
に示すように、同クリアランス測定装置10は、ロータ
ディスク4の回りに1列又は複数列になって取着された
動翼(回転物体)6を囲むケーシング5に取り付けられ
る検出部11と、この検出部に接続されたフレキシブル
シャフト(駆動手段)12と、該フレキシブルシャフト
12を駆動するための駆動モータ(駆動手段)13と、
該フレキシブルシャフト12の回転量を測定するための
エンコーダ(移動量検出手段)14とを含んでいる。
【0011】図2は、このクリアランス測定装置10、
特にその検出部11を最も良く示す断面図で、この図か
ら分かるように、検出部11は、ケーシング5に図示し
ない適宜の手段で取り付けられた山高帽状の大径筒体1
5と、該大径筒体15内に同心状に収容された小径筒体
16と、この小径筒体16内に移動可能に収容された検
知ヘッド保持部17とを含んでいる。山高帽状の小径筒
体16は、その鍔部16aで、大径筒体15の頂部もし
くは端壁15aに図示しない適宜の手段で取り付けら
れ、反対側の頂部もしくは端壁16bで、ケーシング5
に穿孔された孔部5aに嵌合している。小径筒体16
は、その頂部16bの端面がケーシング5の内面と面一
になるような寸法関係に設定されている。
【0012】小径筒体16内に挿入された検知ヘッド保
持部(移動手段)17は、内ねじ17aが形成されたほ
ぼ筒状の本体部17bと、半径方向の外方に延びる回転
止めピン17cを有するフランジ状部17dとを含む。
小径筒体16には軸方向に延びるスロット16cが形成
されており、このスロット16cに回転止めピン17c
が嵌合している。従って、検知ヘッド保持部17は、ス
ロット16cの長さの範囲内で長手方向に線形に移動可
能であるが、回転は防止されている。
【0013】前述したフレキシブルシャフト12は、図
2から分かるように、大径筒体15の頂部15aを貫い
てその中に延入し、ねじ軸(駆動手段)18と一体的に
結合されている。ねじ軸18のねじ部18aは、検知ヘ
ッド保持部17の前記内ねじ17aに螺合している。従
って、駆動モータ9を作動してフレキシブルシャフト1
2、延いてはねじ軸18を回転させることにより、検知
ヘッド保持部17は回転することなくその軸方向に線形
に移動することができる。フレキシブルシャフト12を
用いることにより、同フレキシブルシャフト12とねじ
軸18が同軸上にない場合でも、容易に検出部11を移
動可能とすることができる。
【0014】検知ヘッド保持部17の先端には、検知ヘ
ッドとして、渦電流式の近接スイッチ20が固着されて
おり、従って、該検知ヘッドも検知ヘッド保持部17の
軸方向に、即ち、動翼6の先端の回転軌跡に接近したり
該動翼6から遠ざかるように線形に移動可能である。該
近接スイッチ20は、検知ヘッド保持部17の本体部1
7bの端壁に面一に埋設されている。また、近接スイッ
チ20に並置された熱電対(物体検知手段)19は、そ
の先端がこの近接スイッチ20よりも適宜の長さdだけ
深くケーシング5内に突入するように設定されており、
ガスタービン停止時、近接スイッチ20の最前面は、動
翼6の先端から所定距離L(>d)にあるように設定さ
れている。熱電対19及び近接スイッチ20から延びる
ワイヤ21a,21bは、図2に示すように検知ヘッド
保持部17、小径筒体16及び大径筒体15にそれぞれ
形成された開口を通って外部に延びている。
【0015】図1及び図2から了解されるように、クリ
アランス測定装置10の初期取付状態では、近接スイッ
チ20は、ディスク4に周方向に設けられた動翼列(図
には1列のみを示す)のうちの1つの動翼6の先端から
距離Lだけ離間して該先端に対面するように設けられ
る。この近接スイッチ20は、周知の形式のものである
ため更なる詳細については図示しないが、コイルからな
るプローブを有し、該プローブを供試体(即ち、この実
施形態では動翼)に接近させて交流電流を流すことによ
り、供試体との間の距離の変化に伴う供試体内の誘導電
流変化を同プローブのインダクタンス変化として検出す
る渦電流損の原理を利用したもので、本発明のクリアラ
ンス測定装置では、動翼6の先端と近接スイッチ20と
の間の距離が、前記所定距離Lを基準として大きくなっ
たり、小さくなったりするときにオン・オフを繰り返す
ようになっている。
【0016】即ち、図3を参照すると、上述したクリア
ランス測定装置の一部を構成する電気もしくは電子回路
(制御手段)がブロック図で示されているように、近接
スイッチ20の検出信号である発生電圧はアナログ信号
であるので、近接スイッチ20から導出されるワイヤ2
1bは、高周波発信回路27に接続された増幅器22を
介してシュミット回路のような双安定パルス発信器もし
くはスイッチング回路23に接続されていて、前記発生
電圧が所定距離Lに対応する値を超えるときだけ、該双
安定パルス発信器23が一定の振幅の出力電圧を発生
し、前述したオン・オフを行うようになっている。
【0017】また、図3の電気回路は、熱電対19から
導出されたワイヤ21aに接続された温度計26と、前
述した双安定パルス発信器23、フィードバック制御方
式のサーボ機構である駆動モータ13及びエンコーダ1
4とに接続された制御回路(制御手段)24を含んでい
る。
【0018】再び図2に戻って、近接スイッチ20は、
軸方向に移動可能な検知ヘッド保持部17に装着されて
いて、オン・オフを行う距離Lが予め設定されている。
ねじ軸18のねじ部18aのピッチは、近接スイッチ2
0の移動量を精度よく調節できるように、可及的に小さ
いことが好ましい。この移動量は、ねじ部18aのピッ
チと、例えばロータリエンコーダのような周知のエンコ
ーダ14により求められる駆動モータ13の回転数もし
くは回転量とから正確に求めることができる。従って、
例えば動翼6の半径方向の長さが遠心力等により延び
て、その先端の回転軌跡(図示せず)と近接スイッチ2
0との間の実際距離が前記設定距離Lよりも小さくなる
と、そのことを示す信号が双安定パルス発信器23を介
して制御回路24に入力され、該制御回路24は、実際
距離が設定距離Lに近づくように駆動モータ13を作動
する。駆動モータ13の作動により検知ヘッド保持部1
7、延いては近接スイッチ20が前記実際距離を設定距
離Lに近づける方向に移動される。近接スイッチ20の
移動量はエンコーダ14により測定された制御回路24
にフィードバックされ、移動量が不足であれば、駆動モ
ータ13は更に駆動される。このようなステップを繰り
返して、動翼6の先端と近接スイッチ20との間の実際
距離を設定距離Lに保つようにしている。
【0019】図4の(a)及び(b)は、例えばガスタ
ービンの停止中と運転中における動翼先端と近接スイッ
チとの位置的関係を図解するもので、前述したように、
停止中は、動翼6の先端と近接スイッチ20との間の距
離は距離Lに設定されている。ガスタービンが運転され
高速回転して、動翼6が半径方向に長さΔLだけ伸びる
と、近接スイッチ20を保持した検知ヘッド保持部17
は、該近接スイッチ20が逆に長さΔLだけ後退するよ
うに、図において右側の方向に移動され、結果的に、設
定距離Lに維持される。この移動量(伸び量)は表示器
25に表示される。
【0020】なお、近接スイッチ20よりも長さdだけ
動翼側に突出した熱電対19は、近接スイッチ20が万
一故障した場合の安全装置である。即ち、近接スイッチ
20が何らかの原因により誤作動したときに、伸張した
動翼6が近接スイッチ20よりも先にこの熱電対19に
当接もしくは接触すると、熱電対19を断線するように
なっている。制御回路24はこの断線信号を受けて(図
3参照)、駆動モータ13を停止あるいは逆回転させ、
検知ヘッド保持部17延いては近接スイッチ20を後退
させてその損傷を防止する。
【0021】次に、図5は、本発明の第2実施形態に係
るクリアランス測定装置の要部を示す断面図である。こ
の第2実施形態のクリアランス測定装置30が第1実施
形態のものと異なる主な点は検知ヘッド保持部の移動手
段であり、検出部31において、図5に示す検知ヘッド
保持部(移動手段)37がコイルばね(付勢手段)38
で常に動翼6から離れる方向に付勢されていると共に、
同検知ヘッド保持部37がねじ付き部材(軸部材、移動
手段)32を有する軸(軸部材、移動手段)33でコイ
ルばね38に抗して左右に移動する。
【0022】この第2実施形態について更に詳しく説明
すると、検出部31は、検知ヘッド保持部37を収容し
たほぼ筒状のケーシング34を含んでおり、該ケーシン
グ34の内壁面に形成された段部34aと、検知ヘッド
保持部37がそのフランジ部で装着されるばね受け板3
5との間に前述したコイルばね38が配置されている。
検知ヘッド保持部37は、ほぼ筒状の本体部37aから
なり、熱電対19及び近接スイッチ20を保持すると共
に、本体部の中央に形成されたスペース内に前述した軸
33を受け入れている。円板状のばね受け板35は、軸
33が通る中心開口を画成する内周面を有し、該内周面
に形成されたキー状の舌片もしくは突起46が、軸33
に形成されたキー溝36に嵌合する(図7参照)。
【0023】ケーシング34を実質的に横断して設けら
れているのは第1及び第2仕切板39,40であり、該
第1及び第2仕切板39,40間に、軸33を囲むよう
に、周知の差動変圧器型トランスデューサー(移動量検
出手段)41が装着されている。このトランスデューサ
ー41のコア即ち変圧器鉄心42を有する軸33は、第
1及び第2仕切板39,40を貫通してしており、その
端部にはねじ付き部材32が設けられている。また、第
2仕切板40は駆動モータ13を支持している。該駆動
モータ13の出力軸に装着されたはすば歯車(第1歯
車)43は、軸33側にある筒状のねじ付き部材32上
のはすば歯車(第2歯車)44と噛み合っている。
【0024】はすば歯車44がねじ付き部材32上の軸
方向の定位置で滑らかに回転するように、第2仕切板4
0の外側端面からは、半円筒状規制部40aがはすば歯
車44の方向に突出し、一方、ケーシング34のほぼ半
円筒状の歯車カバー部45からは、半円筒状規制部45
aがはすば歯車44の方向に突出し、該半円筒状規制部
40a,45aの端面40b,45b(図6及び図8参
照)間にはすば歯車44を挟持している。従って、はす
ば歯車44は軸方向の定位置で端面40b,45bに摺
動しながら円滑に回転し、はすば歯車44が回転する
と、軸33は回転することなく左右方向に移動する。そ
の際に、軸33に設けられた変圧器鉄心42も軸33と
一緒に移動することにより、トランスデューサー41の
二次巻線間から、移動量を表す出力電圧が得られる。
【0025】次に、図9及び図10に示した構成は、熱
電対19が安全装置として正常に作動しても、検知ヘッ
ド保持部37の上述した移動手段が故障し、検知ヘッド
保持部が移動しない場合の安全対策として設けられたも
ので、ばね力により検知ヘッド保持部37が図において
右方向に移動することを許容するものである。即ち、ね
じ付き部材32の端面には円周方向に180°離間して
1対の鉤状ロック溝(ロック手段)46が形成されてお
り、このロック溝46に嵌まり合うほぼ補完形状のロッ
ク片(ロック手段)47を有するロック部材(ロック手
段)48が、そのロック片47をロック溝46に挿入
し、図9の(b)において右側に回して同ロック溝46
に嵌合させて、ボルト49により軸33に固定されてい
る。ボルト49の頭部によりロック部材48が押し付け
られるので、同ボルト49の締め付けは、例えば検知ヘ
ッド保持部37の移動機構が故障した非常の場合に手動
でロック部材48を回転させうる程度としておくことが
好ましい。
【0026】ロック部材48を図9の(b)において左
側に回しロックを外すと、前述したようにはすば歯車4
4は端面40b,45b間に挟持されているため、コイ
ルばね38(図5参照)のばね力により、軸33及びロ
ック部材48が検知ヘッド保持部37と一緒に右側に摺
動し、同検知ヘッド保持部37に設けられた近接スイッ
チ20が動翼6により損傷することを防止するようにな
っている。
【0027】以上のような構成を有する第2実施形態の
クリアランス測定装置において、検出部31の熱電対1
9及び近接スイッチ20が装着された検知ヘッド保持部
37は、コイルばね38と軸33とにより左右に移動す
る。また、駆動モータ13により回転するはすば歯車4
4は、軸33に設けたねじ付き部材32と噛み合い、前
述したようにその両側にある端面もしくは摺動面40
b,45bで挟持され軸方向に関し実質的に同一位置に
保持されながら回転する。従って、軸33は、コイルば
ね38により押されながら検知ヘッド保持部37を左右
に移動させているので、この検知ヘッド保持部37及び
ねじ部、あるいははすば歯車43,44のガタがなくな
る。
【0028】一方、動翼6及び近接スイッチ20は、第
1実施形態のものとほぼ同様の仕方で、両者間の距離が
常に一定間隔Lになるように、図11の制御回路24に
より制御されているので、動翼6が伸びると、その先端
の移動分だけ検知ヘッド保持部37を後退させるように
駆動モータ13が駆動され、はすば歯車43,44を回
転させる。検知ヘッド保持部37のこの移動量は、第1
実施形態のエンコーダの代わりに差動変圧器型トランス
デューサー41により検出され、表示器50に表示され
る。熱電対19の設置目的は第1実施形態のものと同様
であるから、その作用、効果についてここで更に説明す
る必要はない。
【0029】以上、本発明の好適な実施形態について説
明したが、本発明これらの実施形態に限定されるもので
はなく、当業者にとって明らかなように、様々な変更も
しくは改変が可能であり、これらの変更もしくは改変も
本発明の範囲内に包含されることは言うまでもない。例
えば、 1)安全装置として熱電対を設けたが、動翼が接近した
場合に適宜の手段により電流をオン・オフして、動翼と
近接スイッチの干渉を防止するようにしてもよい。 2)実施形態では近接スイッチとして渦電流式のものを
用いたが、静電容量型のものや、超音波、光、レーザ等
を用いるセンサとしてもよい。 3)第1実施形態において、ねじ軸18及び検知ヘッド
保持部17に代えて、ピニオン及びラックを用いてもよ
い。 4)第2実施形態において、駆動手段の回転を線形運動
に変換して移動手段に伝えるためにはすば歯車が用いら
れているが、平歯車でも、かさ歯車でも、また、ベル
ト、チェーンのようなその他の伝達手段でもよい。 5)駆動手段は、実施形態では電気モータであるが、移
動手段を直接に線形に駆動するものでもよい。 6)フレキシブルシャフト12とねじ軸18を同一軸上
に設置できれば、フレキシブルシャフトではなく剛なシ
ャフトを採用してもよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、ケーシ
ング内でその軸線回りに回転する物体の先端と前記ケー
シングの内周面との間のクリアランスを測定するための
クリアランス測定装置は、前記物体の先端に関して接近
及び離反する方向に線形に移動可能に前記ケーシング側
に設けられ、前記ケーシングに関する前記物体の半径方
向の変位を検知する近接スイッチと、該近接スイッチを
線形に移動するための移動手段と、前記物体の変位に応
じて前記近接スイッチを移動するよう前記移動手段を駆
動するための駆動手段と、前記近接スイッチの移動量を
検出するための移動量検出手段と、前記近接スイッチ、
前記移動量検出手段及び前記駆動手段に接続され、前記
物体の変位量に相当する分だけ前記近接スイッチを、前
記物体の半径方向の変位の方向と同じ方向に移動させる
制御手段とを備えているので、回転する物体の長さが例
えば遠心力により伸びても、その伸び量に相当する分だ
け近接スイッチを後退させることが可能となり、回転物
体の伸び量を連続的に且つ正確に測定しうるだけでな
く、近接スイッチの破損も未然に防ぐことができる。
【0031】また、請求項2に記載のように、上記クリ
アランス測定装置において、前記近接スイッチよりも前
記物体の先端近くに突出すると共に前記制御手段に接続
された物体検知手段を更に備え、前記制御手段は、前記
物体が該物体検知手段に当接したときに、前記駆動手段
を介して前記移動手段を付勢し、前記近接スイッチを前
記方向に移動させるようになっている場合には、近接ス
イッチに不具合を生じたとしても、回転物体が近接スイ
ッチよりも先に物体検知手段に当接し、その結果として
近接スイッチを後退させるので、近接スイッチに損傷が
生じることはない。
【0032】更に、請求項3に記載のように、上記クリ
アランス測定装置において、前記近接スイッチが前記物
体の先端に関して接近及び離反する方向に線形に移動可
能に前記ケーシング側に設けられた検知ヘッド保持部に
保持されており、更に、上記クリアランス測定装置が、
該検知ヘッド保持部を前記物体から離間する方向に常軌
的に付勢する付勢手段と、前記移動手段及び前記駆動手
段の間に設けられ、ロック位置及びアンロック位置の間
に手動で切り替え可能なロック手段とを備え、前記ロッ
ク位置において、前記駆動手段の駆動力を前記移動手段
に伝達し、前記アンロック位置において、前記駆動手段
から前記移動手段への駆動力の伝達を遮断すると共に、
前記付勢手段の付勢による前記検知ヘッド保持部の前記
離間する方向への移動を許容するようになっていれば、
検知ヘッド保持部の移動手段に故障が生じても、手動に
よりロック手段をアンロック位置に動かして、付勢手段
により強制的に検知ヘッド保持部を後退させることがで
き、安全性が向上する。
【0033】請求項4に記載の本発明のように、前記駆
動手段が、駆動モータと、該駆動モータにより駆動され
る第1歯車と、該第1歯車と噛み合う第2歯車とを備
え、前記移動手段が、前記第2歯車の回転により軸方向
に移動して、前記検知ヘッド保持部を線形に移動する軸
部材を備え、前記第2歯車が、その両側面から軸方向の
移動を規制されて前記軸部材と組み合っていれば、歯車
を使用しても、付勢手段であるコイルばねにより歯車の
ガタが吸収され、更に寸法精度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るクリアランス測
定装置が装着された回転機械の一部を示す正面図であ
る。
【図2】 図1のクリアランス測定装置の要部断面図で
ある。
【図3】 図1のクリアランス測定装置の一部を構成す
る電気回路(制御手段)を示すブロック図である。
【図4】 (a)及び(b)は、ガスタービンの停止中
及び回転中における動翼先端と近接スイッチの位置的関
係を図解する説明図である。
【図5】 本発明の第2実施形態に係るクリアランス測
定装置の図2に相当する要部断面図である。
【図6】 図5の線VIの位置においてクリアランス測
定装置を一部破断して示す側面図である。
【図7】 図5の線VIIの位置においてクリアランス
測定装置の検知ヘッド保持部と軸を示す断面図である。
【図8】 図5の線VIIIの位置においてクリアラン
ス測定装置におけるはすば歯車の摺動面を示す断面図で
ある。
【図9】 (a)及び(b)は、図5のクリアランス測
定装置におけるねじ付き部材及び軸部材のロック部材を
拡大して示す分解断面図と、図9の(a)におけるIX
−IX線に沿った端面図である。
【図10】 図9のロック部材がアンロック位置にある
ときの拡大断面図である。
【図11】 図5のクリアランス測定装置の一部を構成
する電気回路(制御手段)を示すブロック図である。
【図12】 従来のクリアランス測定装置を概略的に示
す図である。
【符号の説明】
5…ケーシング、6…動翼(回転物体)、10,30…
クリアランス測定装置、12…フレキシブルシャフト
(駆動手段)、13…駆動モータ(駆動手段)、14…
エンコーダ(移動量検出手段)、17,37…検知ヘッ
ド保持部(移動手段)、18…ねじ軸(駆動手段)、1
9…熱電対(物体検知手段)、20…近接スイッチ、2
4…制御回路(制御手段)、32…ねじ付き部材(軸部
材,移動手段)、33…軸(軸部材,移動手段)、38
…コイルばね(付勢手段)、40a,45a…規制部、
41…差動変圧器型トランスデューサー(移動量検出手
段)、43…はすば歯車(第1歯車)、44…はすば歯
車(第2歯車)、46…ロック溝(ロック手段)、47
…ロック片(ロック手段)、48…ロック部材(ロック
手段)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内でその軸線回りに回転する
    物体の先端と前記ケーシングの内周面との間のクリアラ
    ンスを測定するためのクリアランス測定装置であって、
    前記物体の先端に関して接近及び離反する方向に線形に
    移動可能に前記ケーシング側に設けられ、前記ケーシン
    グに関する前記物体の半径方向の変位を検知する近接ス
    イッチと、該近接スイッチを線形に移動するための移動
    手段と、前記物体の変位に応じて前記近接スイッチを移
    動するよう前記移動手段を駆動するための駆動手段と、
    前記近接スイッチの移動量を検出するための移動量検出
    手段と、前記近接スイッチ、前記移動量検出手段及び前
    記駆動手段に接続され、前記物体の変位量に相当する分
    だけ前記近接スイッチを、前記物体の半径方向の変位の
    方向と同じ方向に移動させる制御手段とを備えるクリア
    ランス測定装置。
  2. 【請求項2】 前記近接スイッチよりも前記物体の先端
    近くに突出すると共に前記制御手段に接続された物体検
    知手段を更に備え、前記制御手段は、前記物体が該物体
    検知手段に当接したときに、前記駆動手段を介して前記
    移動手段を付勢し、前記近接スイッチを前記方向に移動
    させるようになっている請求項1記載のクリアランス測
    定装置。
  3. 【請求項3】 前記近接スイッチは、前記物体の先端に
    関して接近及び離反する方向に線形に移動可能に前記ケ
    ーシング側に設けられた検知ヘッド保持部に保持されて
    おり、更に、該検知ヘッド保持部を前記物体から離間す
    る方向に常軌的に付勢する付勢手段と、前記移動手段及
    び前記駆動手段の間に設けられ、ロック位置及びアンロ
    ック位置の間に手動で切り替え可能なロック手段とを備
    え、前記ロック位置において、前記駆動手段の駆動力を
    前記移動手段に伝達し、前記アンロック位置において、
    前記駆動手段から前記移動手段への駆動力の伝達を遮断
    すると共に、前記付勢手段の付勢による前記検知ヘッド
    保持部の前記離間する方向への移動を許容する請求項1
    又は2記載のクリアランス測定装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段は、駆動モータと、該駆動
    モータにより駆動される第1歯車と、該第1歯車と噛み
    合う第2歯車とを備え、前記移動手段は、前記第2歯車
    の回転により軸方向に移動して、前記検知ヘッド保持部
    を線形に移動する軸部材を備え、前記第2歯車は、その
    両側面から軸方向の移動を規制されて前記軸部材と組み
    合っている請求項3記載のクリアランス測定装置。
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