JPH11125774A - イメージスコープ使用時の照明方法、側視型イメージスコープ、およびライトガイド - Google Patents

イメージスコープ使用時の照明方法、側視型イメージスコープ、およびライトガイド

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JPH11125774A
JPH11125774A JP9291109A JP29110997A JPH11125774A JP H11125774 A JPH11125774 A JP H11125774A JP 9291109 A JP9291109 A JP 9291109A JP 29110997 A JP29110997 A JP 29110997A JP H11125774 A JPH11125774 A JP H11125774A
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observed
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objective optical
illumination light
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JP9291109A
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English (en)
Inventor
Shogo Nasuda
尚吾 那須田
Takayuki Kotani
隆之 小谷
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Kitagawa Industries Co Ltd
Original Assignee
Kitagawa Industries Co Ltd
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Publication date
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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 イメージスコープで被観察面を観察する際
に、被観察面上の明暗差により観察対象とすべきものを
明瞭に識別可能とする照明技術を提供すること。 【解決手段】 側視型ボアスコープ1は、長尺な金属
管からなる本体12と、本体12の遠位端12a側にお
いて本体12の側方(図中矢印A方向)へ向けて配設さ
れた対物光学部材14と、本体12の近位端12b側に
配設された接眼光学部材16とを備えてなる。ライトガ
イド2は、上記本体12の外周に摺動可能に装着される
筒状体22と、入射端24aへ入射する光を出射端24
bへと伝送する光ファイバ束24と、筒状体22を本体
12の任意の位置に固定するための固定ネジ26とを備
えている。上記出射端24bは、被観察面上にある凹凸
の一方の側部に陰影が生じる方向から照明光を照射し、
しかも、被観察面で正反射した照明光が対物光学部材1
4へ入射不能となる方向から照明光を照射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージスコープ
を用いて孔体内の被観察面を観察する際に、その被観察
面に対して照明光を照射するための照明技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、機械内部、管状部品内面な
ど、直接目視することが困難な箇所の目視検査を非破壊
で行うために、種々のボアスコープやファイバースコー
プ(以下、これらを総称してイメージスコープともい
う)が利用されている。ボアスコープは、細径金属管か
らなる本体の遠位端側に対物レンズ、近位端側に接眼レ
ンズを配し、さらに本体内部に多くのリレーレンズまた
は光ファイバ束からなるイメージガイドを配設して光学
的伝送系を構成したもので、直管状の孔内を目視検査す
るのに好適である。また、ファイバースコープは、光フ
ァイバ束からなるイメージガイドの可撓性を損なわない
ように柔軟なチューブで被覆し、その遠位端側に対物レ
ンズ、近位端側に接眼レンズを配してなるもので、ある
程度までは自由に湾曲させることができるので、湾曲し
た孔内を目視検査するのに好適である。
【0003】また、上記のようなイメージスコープの中
には、リレーレンズや光ファイバ束からなる光学的伝送
系の代わりに、対物レンズの近傍に小型固体撮像素子を
組み込むことにより、対物レンズを介して得た像を電気
信号化して伝送する電子的伝送系を採用したイメージス
コープもある。
【0004】また、この種のイメージスコープの一つと
して、側視型と呼ばれるタイプのものが、従来から知ら
れている。例えば、図5(a)、同図(b)に示す側視
型ボアスコープ80は、長尺な金属管からなる本体82
と、本体82の遠位端82a側において本体82の側方
(図中矢印A方向)へ向けて配設された対物光学部材8
4と、本体82の近位端82b側に配設された接眼光学
部材86とを備えてなるもので、対物光学部材84とし
て、入射光の進行方向を90度曲げる対物プリズムが用
いられ、この対物プリズムで曲げられた光が、本体82
の内部に組み込まれた対物レンズ(図示略)へ入射し、
さらに、いくつかのリレーレンズ(図示略)を介して本
体82の近位端82bへと伝送される構造になってい
る。このような側視型ボアスコープ80によれば、本体
82を検査対象となる孔体内に挿入すると、対物光学部
材84が孔体内にある被観察面に真正面で対向する状態
になり、接眼光学部材86を介して被観察面の像を孔体
外において観察することができるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記側視型
ボアスコープ80は、被観察面に対して照明光を照射す
るための手段として、本体82の内部に照明用光ファイ
バ束(図示略)を内蔵している。この照明用光ファイバ
束は、本体82の近位端82b側にある入射端90へ入
射する外部光源からの光を、本体82の遠位端82a側
へと伝送して、上記対物光学部材84を取り巻くように
配置された出射端92から放射するもので、この出射端
92から放射される光が、照明光として被観察面に照射
される。図5において、出射端92は、便宜的にメッシ
ュで表してあるが、実際は、図中メッシュ表示の範囲内
に多数の光ファイバの端部が密に配置されたものとなっ
ている(なお、後述する図1、図3、および図4におい
ても、同様のメッシュ表示にて照明用光ファイバ束の出
射端を表す)。
【0006】しかしながら、上記のような構造の側視型
ボアスコープ80で、被観察面を観察すると、被観察面
の状態によっては、観察対象とすべきものとは異なる明
暗差が被観察面上に現れてしまうことが原因で、被観察
面の観察が困難になる場合があった。
【0007】具体的には、例えば、上記側視型ボアスコ
ープ80は、図6に示すように、出射端92から対物光
学部材84の視野方向(図6中点線で示す視野範囲の中
心に一致する方向)とほぼ同じ方向へ照明光を放射して
いる。そのため、被観察面F上の無傷の部分はもちろん
のこと、傷Sの最深部にまで照明光が照射される状態に
なっている(矢印P1参照)。しかし、このように傷S
の最深部にまで照明光が照射されると、無傷の部分から
傷のある部分に至るまですべて明るく照らし出され、被
観察面Fを構成する材料の色や光沢によっては、傷の有
無による明暗差が現れにくくなることがあり、その結
果、傷の発見がきわめて困難になるという問題があっ
た。
【0008】また、上記のような構造の側視型ボアスコ
ープ80で、光沢の比較的高い被観察面を観察すると、
上記出射端92から放射された光の大部分が被観察面F
で正反射して、対物光学部材84へ入射する(矢印P2
参照)。そのため、被観察面Fに出射端92が映り込む
ことにより、視野内に被観察面F自体の状態とは無関係
な明暗差が現れることがあり、特に、照明光を明るくし
て暗部について十分な明るさを確保すると、明部がハレ
ーションを起こしやすいという問題を招いていた。もち
ろん、照明光の明るさを抑制すれば、明部のハレーショ
ンを防止することはできるが、それでは暗部が暗くなり
過ぎるという問題を招き、いずれにしても被観察面Fの
観察が困難になるという問題を解決するには至らなかっ
た。
【0009】本発明は、上記諸問題を解決するためにな
されたものであり、その目的は、被観察面自体の状態に
相当する明暗差が現れるように、あるいは、被観察面自
体の状態には無関係の明暗差が現れないようにすること
で、観察対象とすべきものを明瞭に識別可能とするイメ
ージスコープ使用時の照明方法を提供することにある。
また、この照明方法を実施するのに好適な側視型イメー
ジスコープ、およびライトガイドを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段、および発明の効果】上述
の目的を達成するために、請求項1記載のイメージスコ
ープ使用時の照明方法は、長尺な本体と、該本体の遠位
端側に配設された対物光学部材とを備えてなり、前記本
体を孔体内に挿入して、前記対物光学部材を孔体内にあ
る被観察面に対向させ、該被観察面の像を孔体外におい
て観察可能に構成されたイメージスコープを使用する際
に、前記被観察面に対して照明光を照射する方法におい
て、前記被観察面上にある凹凸の一方の側部に陰影が生
じる方向から照明光を照射することを特徴とする。
【0011】ここで、被観察面上にある凹凸の一方の側
部に陰影が生じる方向から照明光を照射する方法として
は、例えば、対物光学部材の視野方向とは異なる一方向
からのみ被観察面に対して照明光を照射し、他方向から
は照射しない方法、あるいは、対物光学部材の視野方向
とは異なる一方向からの光と他方向からの光とで明るさ
を大きく変えて、被観察面に対して照明光を照射する方
法などを考え得る。
【0012】また、被観察面への入射角(=入射光線が
被観察面上の入射点に立てた法線に対してなす角)につ
いては、入射角を大きくするほど陰影がより明確に現れ
るようになるので、観察時に識別すべき凹凸が小さい場
合ほど、入射角を大きめにするとよい。
【0013】このような照明方法によれば、陰影によっ
て凹凸の存在が明確に識別できるので、従来のように対
物光学部材の視野方向に一致する方向から、被観察面各
部に陰影が生じないように満遍なく照明光を照射する場
合に比べて、例えば傷の有無等、凹凸の存在によって明
暗差が現れるようになる。その結果、被観察面上の凹凸
をより発見しやすくなるという効果がある。
【0014】一方、請求項2記載のイメージスコープ使
用時の照明方法は、長尺な本体と、該本体の遠位端側に
配設された対物光学部材とを備えてなり、前記本体を孔
体内に挿入して、前記対物光学部材を孔体内にある被観
察面に対向させ、該被観察面の像を孔体外において観察
可能に構成されたイメージスコープを使用する際に、前
記被観察面に対して照明光を照射する方法において、前
記被観察面で正反射した照明光が前記対物光学部材へ入
射不能となる方向から照明光を照射することを特徴とす
る。
【0015】ここで、被観察面で正反射した照明光が対
物光学部材へ入射不能となる方向から照明光を照射する
方法としては、視野範囲内で正反射した照明光がすべて
視野範囲外へと進んでしまう程度に被観察面への照明光
の入射角を大きくする方法が考えられる。
【0016】このような照明方法によれば、被観察面に
照明光の放射部が映り込まなくなるので、その映り込み
の有無による明暗差が現れなくなる。その結果、部分的
にハレーションが発生することはなくなり、しかも、部
分的に像が暗くなり過ぎることもなくなるので、被観察
面を全体にわたって良好に観察できるようになるという
効果がある。
【0017】なお、請求項1および請求項2に記載の照
明方法は、それぞれ単独でも、観察対象とすべきものと
は異なる明暗差が被観察面上に現れないようにできる
が、双方をともに採用することも可能であり、その場合
には、被観察面の凹凸を容易に識別でき、且つ、部分的
なハレーション等を防止できるようになる。すなわち、
請求項1および請求項2に記載の照明方法をともに採用
することにより、観察対象とすべきものとは異なる明暗
差が被観察面上に現れないようにする効果を高くするこ
とができる。
【0018】次に、請求項3記載の側視型イメージスコ
ープは、長尺な本体と、該本体の遠位端側において該本
体の側方へ向けて配設された対物光学部材とを備えてな
り、前記本体を孔体内に挿入して、前記対物光学部材を
孔体内にある被観察面に対向させ、該被観察面の像を孔
体外において観察可能に構成された側視型イメージスコ
ープにおいて、前記対物光学部材よりも前記本体の近位
端寄りの位置に照明光の放射部があって、該放射部から
放射される照明光を前記被観察面に対して照射可能な照
明部材を備え、該照明部材が、前記被観察面上にある凹
凸の一方の側部に陰影が生じる方向から照明光を照射可
能な位置に配置されていることを特徴とする。
【0019】この側視型イメージスコープによれば、照
明部材が、被観察面上にある凹凸の一方の側部に陰影が
生じる方向から照明光を照射可能な位置に配置されてい
るので、上記請求項1記載の照明方法を実施するのに好
適であり、従来の側視型イメージスコープよりも、被観
察面上の凹凸をより発見しやすくなるという効果があ
る。
【0020】また、請求項4記載の側視型イメージスコ
ープは、長尺な本体と、該本体の遠位端側において該本
体の側方へ向けて配設された対物光学部材とを備えてな
り、前記本体を孔体内に挿入して、前記対物光学部材を
孔体内にある被観察面に対向させ、該被観察面の像を孔
体外において観察可能に構成された側視型イメージスコ
ープにおいて、前記対物光学部材よりも前記本体の近位
端寄りの位置に照明光の放射部があって、該放射部から
放射される照明光を前記被観察面に対して照射可能な照
明部材を備え、該照明部材が、前記被観察面で正反射し
た照明光が前記対物光学部材へ入射不能となる方向から
照明光を照射可能な位置に配置されていることを特徴と
する。
【0021】この側視型イメージスコープによれば、照
明部材が、被観察面で正反射した照明光が対物光学部材
へ入射不能となる方向から照明光を照射可能な位置に配
置されているので、上記請求項2記載の照明方法を実施
するのに好適であり、従来の側視型イメージスコープの
ように、部分的にハレーションが発生したり、部分的に
像が暗くなり過ぎたりすることがなくなり、被観察面を
全体にわたって良好に観察できるようになるという効果
がある。
【0022】さらに、これら請求項3または請求項4記
載の側視型イメージスコープにおいては、請求項5記載
のように、前記照明部材が、照明光の放射部から前記対
物光学部材までの距離を任意に変更可能に構成されてい
ると、被観察面から対物光学部材までの距離が変動して
も、照明光の放射部から対物光学部材までの距離を任意
に変更することによって、被観察面への照明光の入射角
を適正な範囲に調節できるので、被観察面から対物光学
部材までの距離に応じて専用のイメージスコープを設計
しなくても、一つのイメージスコープで対応することが
できる。
【0023】次に、請求項6記載のライトガイドは、長
尺な本体と、該本体の遠位端側において該本体の側方へ
向けて配設された対物光学部材とを備えてなり、前記本
体を孔体内に挿入して、前記対物光学部材を孔体内にあ
る被観察面に対向させ、該被観察面の像を孔体外におい
て観察可能に構成された側視型イメージスコープの本体
外周部に装着可能なライトガイドであって、前記本体の
長手方向の任意の位置に装着可能で、その装着時には、
前記対物光学部材よりも前記本体の近位端寄りの位置に
照明光の放射部があって、該放射部から放射される照明
光を前記被観察面に対して照射可能で、特に、前記被観
察面上にある凹凸の一方の側部に陰影が生じる方向から
照明光を照射可能になることを特徴とする。
【0024】このライトガイドによれば、側視型イメー
ジスコープの本体外周部に装着すると、被観察面上にあ
る凹凸の一方の側部に陰影が生じる方向から照明光を照
射可能になるので、上記請求項1記載の照明方法を実施
するのに好適であり、例えば従来と同構造の側視型イメ
ージスコープを使った場合でも、被観察面上の傷をより
発見しやすくなるという効果がある。
【0025】また、請求項7記載のライトガイドは、長
尺な本体と、該本体の遠位端側において該本体の側方へ
向けて配設された対物光学部材とを備えてなり、前記本
体を孔体内に挿入して、前記対物光学部材を孔体内にあ
る被観察面に対向させ、該被観察面の像を孔体外におい
て観察可能に構成された側視型イメージスコープの本体
外周部に装着可能なライトガイドであって、前記本体の
長手方向の任意の位置に装着可能で、その装着時には、
前記対物光学部材よりも前記本体の近位端寄りの位置に
照明光の放射部があって、該放射部から放射される照明
光を前記被観察面に対して照射可能で、特に、前記被観
察面で正反射した照明光が前記対物光学部材へ入射不能
となる方向から照明光を照射可能になることを特徴とす
るこのライトガイドによれば、側視型イメージスコープ
の本体外周部に装着すると、被観察面で正反射した照明
光が対物光学部材へ入射不能となる方向から照明光を照
射可能になるので、上記請求項2記載の照明方法を実施
するのに好適であり、例えば従来と同構造の側視型イメ
ージスコープを使った場合でも、部分的にハレーション
が発生したり、部分的に像が暗くなり過ぎたりすること
がなくなり、被観察面を全体にわたって良好に観察でき
るようになるという効果がある。
【0026】なお、本発明において、上述の側視型イメ
ージスコープとしては、通常、対物光学部材として、プ
リズムやミラー等、入射光の進行方向を90度曲げるた
めの光学部材を備えたイメージスコープを考え得る。但
し、このような側視用の対物光学部材は、イメージスコ
ープ本体に直接組み込まれていなくてもよく、例えば、
イメージスコープ本体に選択的に装着可能な側視用アダ
プターとして提供されていてもよい。このようなアダプ
ターに対応したイメージスコープであれば、直視用アダ
プターまたは側視用アダプターを選択的に装着すること
で、イメージスコープを直視型ないし側視型へ任意に変
更することができる。
【0027】また、既に従来技術として説明したよう
に、小型固体撮像素子を組み込んだイメージスコープが
知られているが、このような構造のイメージスコープ
は、小型固体撮像素子自体を側方に向けることにより、
側視型イメージスコープを構成することができるので、
この場合は、対物光学部材として対物レンズ等があれば
よい。すなわち、本発明でいう対物光学部材は、入射光
の進行方向を90度曲げる機能を有する光学部材に限定
される訳ではない。
【0028】さらに、ファイバースコープの場合、対物
レンズ自体の視野方向は本体遠位端の軸方向に一致する
状態で固定されているものの、本体の近位端側での操作
により、本体の遠位端の一部分だけを所望の方向へ曲げ
ることができるものがある。このようなファイバースコ
ープは、本体の遠位端を必要な方向へ曲げることで、直
視型としても側視型としても機能するので、これも、本
発明でいう側視型イメージスコープに含まれるものであ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
一例を挙げて説明する。実施形態として例示するイメー
ジスコープは、図1(a)、同図(b)に示すように、
側視型ボアスコープ1にライトガイド2を組み合わせて
構成したものである。
【0030】側視型ボアスコープ1は、長尺な金属管か
らなる本体12と、本体12の遠位端12a側において
本体12の側方(図中矢印A方向)へ向けて配設された
対物光学部材14と、本体12の近位端12b側に配設
された接眼光学部材16とを備えてなる。
【0031】本体12は、従来品のような照明用光ファ
イバ束を内蔵していない点を除いて、先に説明した従来
品とほぼ同様の内部構造を有する。また、対物光学部材
14は、先に説明した従来品と同じく、入射光の進行方
向を90度曲げる対物プリズムである。接眼光学部材1
6も、従来品と同様の接眼レンズである。対物光学部材
14へ入射する光は、対物光学部材14によって進行方
向を曲げられ、その光が本体12の内部に組み込まれた
対物レンズ(図示略)へ入射し、さらに、いくつかのリ
レーレンズ(図示略)を介して本体12の近位端12b
にある接眼光学部材16へと伝送される構造になってい
る。
【0032】一方、ライトガイド2は、上記本体12の
外周に摺動可能に装着される筒状体22と、入射端24
aへ入射する光を出射端24bへと伝送する光ファイバ
束24と、筒状体22を本体12の任意の位置に固定す
るための固定ネジ26とを備えている。
【0033】筒状体22は、光ファイバ束24の出射端
24b側を特定位置で特定方向に向けて保持するための
樹脂部品である。光ファイバ束24は、その外周部が柔
軟な樹脂チューブ28で被覆され、光ファイバ束24の
入射端24a側には、外部光源と接続するためのコネク
タ30が設けられている。一方、光ファイバ束24の出
射端24b側は、上記筒状体22の内部でばらされて、
図1(b)中にメッシュで示すように、筒状体22の一
方の端面22aにおいて外部に露出するように配置さ
れ、本体12の外周を取り巻くような配置状態になって
いる。
【0034】固定ネジ26は、筒状体22に螺合しつつ
上記本体12に圧接することにより、筒状体22の本体
12に対する摺動を規制する部材で、固定ネジ26をゆ
るめた場合にのみ、筒状体22を摺動させることができ
るようになる。以上のように構成された側視型ボアスコ
ープ1およびライトガイド2において、ライトガイド2
は、側視型ボアスコープ1の対物光学部材14よりも本
体12の近位端12b寄りの位置に光ファイバ束24の
出射端24b(照明光の放射部)があって、図2に示す
ように、出射端24bから放射される照明光を被観察面
Fに対して照射可能となっている。
【0035】特に、従来品とは異なり、被観察面F上に
ある凹凸の一方の側部に陰影が生じる方向から照明光を
照射して、その陰影を観察可能な方向にある対物光学部
材14を介して被観察面Fの観察を行っている。そのた
め、例えば、図2に示すように、被観察面Fに傷Sがあ
るような場合には、傷Sの内部には照明光が照射されな
い状態となる(図中P1参照)。その結果、傷Sの内部
には陰影が生じ、傷Sの有無による明暗差が現れるた
め、きわめて容易に傷Sを発見することができるように
なる。
【0036】さらに、従来品とは異なり、被観察面Fで
正反射した照明光が、対物光学部材14へは入射しない
ような方向から、照明光を照射している(図中P2参
照)。すなわち、対物光学部材14の視野範囲(図中Q
1−Q2間)へは、正反射した反射光が対物光学部材1
4へ入射し得る最大入射角(図中θ)よりも大きな入射
角で照明光が入射している。そのため、少なくとも対物
光学部材14の視野範囲において被観察面F上に光ファ
イバ束24の出射端24bが映り込むことはない。した
がって、外部光源を明るくしても、従来のように部分的
にハレーションが発生することはなくなり、しかも、部
分的に像が暗くなり過ぎることもなくなるので、被観察
面Fを全体にわたって良好に観察できるようになる。
【0037】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明の実施形態については上記のもの以外にも種
々の具体的形態が考えられる。以下、有用な変形例につ
いて説明する。上記実施形態においては、側視型ボアス
コープ1およびライトガイド2をそれぞれ別体品として
構成した上で、両者を組み合わせて照明機構付側視型ボ
アスコープを構成してあったが、例えば、図3(a)、
同図(b)に示す側視型ボアスコープ4のように、内部
に照明用光ファイバ束を組み込んだ一体型のものであっ
てもよい。すなわち、この側視型ボアスコープ4は、本
体40が、内筒42および外筒44により構成される二
重管になっていて、内筒42の内部には、被観察面から
の光を対物光学部材46から接眼光学部材48へと伝送
するイメージ伝送路が形成され、一方、内筒42と外筒
44との間隙には、照明用外部光源からの光を入射端5
0から出射端52へと伝送する照明用光ファイバ束が配
設されている。照明用光ファイバ束の出射端52は、外
筒44の端面において内筒42を取り巻くように配置さ
れ、この出射端52から放射される光が、照明光として
被観察面に照射される。このような照明機構付の側視型
ボアスコープ4でも、従来品のように視野方向へ照明光
を放射することはないので、被観察面の凹凸を容易に識
別することができ、また、被観察面で正反射した光が対
物光学部材46へ入射して部分的にハレーションを起こ
すといった問題を招くこともない。
【0038】また、上記ライトガイド2および上記側視
型ボアスコープ4は、いずれも照明用光ファイバ束の出
射端がイメージ伝送系を内蔵する部分を中心にして環状
に配置された構造になっていたが、例えば、図4
(a)、同図(b)に示す側視型ボアスコープ6のよう
に、視野範囲を照射するために必要となる最小限の光フ
ァイバ束を用いて、その出射端60を対物光学部材62
に近い位置に偏らせた状態に配置してもよい。このよう
な構造にすると、上述の側視型ボアスコープ4よりも細
径化を図ることができる上に、機能を劣化させることな
く光ファイバの量を削減して、コストダウンを図ること
もできる。但し、上述のライトガイド2のように、ボア
スコープ本体とは別体品になっているものについては、
光ファイバ束の出射端が特定の位置に偏っていると、ボ
アスコープ本体に対する取り付け角を適正化する必要が
生じる。したがって、この場合は、取り付け角の適正化
のために特定取り付け角でしか取り付けられないような
構造を設けるか、あるいは、光ファイバの出射端を環状
配置しておく方がよい。
【0039】さらに、以上説明した各実施形態において
は、光学的イメージ伝送系を有するボアスコープを例に
挙げて、本発明の要部について詳細に説明したが、被照
射面に対する照明技術として同様の技術を採用してあれ
ば、イメージ伝送系については、光学的な伝送系の他、
電子的な伝送系を採用してあっても構わない。また、ボ
アスコープ以外のイメージスコープ、具体的にはファイ
バースコープなどにおいても、本発明を採用することが
できる。
【0040】加えて、上記実施形態において、照明手段
としては、外部光源からの光をライトガイドで伝送して
被照射面に照射するものを例示したが、自発光型の発光
素子を光源として組み込んだイメージスコープであって
も、その光源の配置位置を、被観察面上にある凹凸の一
方の側部に陰影が生じる方向から照明光を照射可能な位
置、あるいは、被観察面で正反射した照明光が対物光学
部材へ入射不能となる方向から照明光を照射可能な位置
とすることにより、本発明の照明方法を実施することが
できるようになる。
【0041】なお、上記側視型ボアスコープ1およびラ
イトガイド2は、両者を組み合わせて照明機構付側視型
ボアスコープとして提供してもよいし、ライトガイド2
を単体で提供し、既存の側視型ボアスコープと組み合わ
せて利用するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 側視型ボアスコープおよびライトガイドの組
立体を示し、(a)はその側面図、(b)はその要部の
拡大正面図である。
【図2】 上記ライトガイドからの照明光が被観察面へ
入射する状態を示す断面図である。
【図3】 照明機構付側視型ボアスコープを示し、
(a)はその側面図、(b)はその要部の拡大正面図で
ある。
【図4】 別の照明機構付側視型ボアスコープを示し、
(a)はその側面図、(b)はその要部の拡大正面図で
ある。
【図5】 従来の側視型ボアスコープを示し、(a)は
その側面図、(b)はその要部の拡大底面図である。
【図6】 従来の側視型ボアスコープが内蔵するライト
ガイドからの照明光が被観察面へ入射する状態を示す断
面図である。
【符号の説明】
1,4,6・・・側視型ボアスコープ、2・・・ライト
ガイド、12,40・・・本体、14,46,62・・
・対物光学部材、16,48・・・接眼光学部材、22
・・・筒状体、24・・・光ファイバ束、26・・・固
定ネジ、28・・・樹脂チューブ、30・・・コネク
タ、42・・・内筒、44・・・外筒。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺な本体と、該本体の遠位端側に配設
    された対物光学部材とを備えてなり、前記本体を孔体内
    に挿入して、前記対物光学部材を孔体内にある被観察面
    に対向させ、該被観察面の像を孔体外において観察可能
    に構成されたイメージスコープを使用する際に、前記被
    観察面に対して照明光を照射する方法において、 前記被観察面上にある凹凸の一方の側部に陰影が生じる
    方向から照明光を照射することを特徴とするイメージス
    コープ使用時の照明方法。
  2. 【請求項2】 長尺な本体と、該本体の遠位端側に配設
    された対物光学部材とを備えてなり、前記本体を孔体内
    に挿入して、前記対物光学部材を孔体内にある被観察面
    に対向させ、該被観察面の像を孔体外において観察可能
    に構成されたイメージスコープを使用する際に、前記被
    観察面に対して照明光を照射する方法において、 前記被観察面で正反射した照明光が前記対物光学部材へ
    入射不能となる方向から照明光を照射することを特徴と
    するイメージスコープ使用時の照明方法。
  3. 【請求項3】 長尺な本体と、該本体の遠位端側におい
    て該本体の側方へ向けて配設された対物光学部材とを備
    えてなり、前記本体を孔体内に挿入して、前記対物光学
    部材を孔体内にある被観察面に対向させ、該被観察面の
    像を孔体外において観察可能に構成された側視型イメー
    ジスコープにおいて、 前記対物光学部材よりも前記本体の近位端寄りの位置に
    照明光の放射部があって、該放射部から放射される照明
    光を前記被観察面に対して照射可能な照明部材を備え、 該照明部材が、前記被観察面上にある凹凸の一方の側部
    に陰影が生じる方向から照明光を照射可能な位置に配置
    されていることを特徴とする側視型イメージスコープ。
  4. 【請求項4】 長尺な本体と、該本体の遠位端側におい
    て該本体の側方へ向けて配設された対物光学部材とを備
    えてなり、前記本体を孔体内に挿入して、前記対物光学
    部材を孔体内にある被観察面に対向させ、該被観察面の
    像を孔体外において観察可能に構成された側視型イメー
    ジスコープにおいて、 前記対物光学部材よりも前記本体の近位端寄りの位置に
    照明光の放射部があって、該放射部から放射される照明
    光を前記被観察面に対して照射可能な照明部材を備え、 該照明部材が、前記被観察面で正反射した照明光が前記
    対物光学部材へ入射不能となる方向から照明光を照射可
    能な位置に配置されていることを特徴とする側視型イメ
    ージスコープ。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4記載の側視型イ
    メージスコープにおいて、 前記照明部材が、照明光の放射部から前記対物光学部材
    までの距離を任意に変更可能に構成されていることを特
    徴とする側視型イメージスコープ。
  6. 【請求項6】 長尺な本体と、該本体の遠位端側におい
    て該本体の側方へ向けて配設された対物光学部材とを備
    えてなり、前記本体を孔体内に挿入して、前記対物光学
    部材を孔体内にある被観察面に対向させ、該被観察面の
    像を孔体外において観察可能に構成された側視型イメー
    ジスコープの本体外周部に装着可能なライトガイドであ
    って、 前記本体の長手方向の任意の位置に装着可能で、その装
    着時には、前記対物光学部材よりも前記本体の近位端寄
    りの位置に照明光の放射部があって、該放射部から放射
    される照明光を前記被観察面に対して照射可能で、特
    に、前記被観察面上にある凹凸の一方の側部に陰影が生
    じる方向から照明光を照射可能になることを特徴とする
    ライトガイド。
  7. 【請求項7】 長尺な本体と、該本体の遠位端側におい
    て該本体の側方へ向けて配設された対物光学部材とを備
    えてなり、前記本体を孔体内に挿入して、前記対物光学
    部材を孔体内にある被観察面に対向させ、該被観察面の
    像を孔体外において観察可能に構成された側視型イメー
    ジスコープの本体外周部に装着可能なライトガイドであ
    って、 前記本体の長手方向の任意の位置に装着可能で、その装
    着時には、前記対物光学部材よりも前記本体の近位端寄
    りの位置に照明光の放射部があって、該放射部から放射
    される照明光を前記被観察面に対して照射可能で、特
    に、前記被観察面で正反射した照明光が前記対物光学部
    材へ入射不能となる方向から照明光を照射可能になるこ
    とを特徴とするライトガイド。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009201938A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Fujinon Corp 内視鏡
JP2009276545A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Olympus Corp 内部検査装置

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