JPH11127439A - 画像符号化装置およびその方法並びに画像復号化装置およびその方法 - Google Patents
画像符号化装置およびその方法並びに画像復号化装置およびその方法Info
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- JPH11127439A JPH11127439A JP9293053A JP29305397A JPH11127439A JP H11127439 A JPH11127439 A JP H11127439A JP 9293053 A JP9293053 A JP 9293053A JP 29305397 A JP29305397 A JP 29305397A JP H11127439 A JPH11127439 A JP H11127439A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワークメモリを大幅に減少ないしは全く無く
す。また、予測値方式を具体化しかつ効率的に動作させ
る。 【解決手段】 画像復号化装置は、入力信号をブロック
に分割され可変長符号化された画像信号とし、その画像
信号を可変長復号する可変長復号化手段と、その信号を
逆量子化する逆量子化手段と、画像信号の垂直または水
平方向のいずれか一方をウェーブレット逆変換する第1
の逆変換部と、逆変換された信号を一旦メモリするバッ
ファメモリと、メモリから読み出し分割された他方向の
画像信号をウェーブレット逆変換する第2の逆変換部と
を備える。第1および第2の逆変換部の少なくとも一方
は、画像信号の高域成分の予測値を画像信号の低域成分
から生成する予測値生成部73bと、この予測値を逆量
子化された値に加算し新高域成分を得る加算部73c
と、低域成分と新高域成分とを利用して画像信号の対象
となる方向の値を復号する演算部73dとを有する。
す。また、予測値方式を具体化しかつ効率的に動作させ
る。 【解決手段】 画像復号化装置は、入力信号をブロック
に分割され可変長符号化された画像信号とし、その画像
信号を可変長復号する可変長復号化手段と、その信号を
逆量子化する逆量子化手段と、画像信号の垂直または水
平方向のいずれか一方をウェーブレット逆変換する第1
の逆変換部と、逆変換された信号を一旦メモリするバッ
ファメモリと、メモリから読み出し分割された他方向の
画像信号をウェーブレット逆変換する第2の逆変換部と
を備える。第1および第2の逆変換部の少なくとも一方
は、画像信号の高域成分の予測値を画像信号の低域成分
から生成する予測値生成部73bと、この予測値を逆量
子化された値に加算し新高域成分を得る加算部73c
と、低域成分と新高域成分とを利用して画像信号の対象
となる方向の値を復号する演算部73dとを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号の高能率
符号化等で用いられるウェーブレット変換および逆変換
を使用した画像符号化装置およびその方法並びに画像復
号化装置およびその方法の改良に関する。
符号化等で用いられるウェーブレット変換および逆変換
を使用した画像符号化装置およびその方法並びに画像復
号化装置およびその方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、テレビ会議システムなど
のように画像信号を遠隔地に伝送するいわゆる画像信号
伝送システムや、画像信号をディジタル化してコンパク
ト・ディスク等に記録し再生する装置においては、伝送
路や記録媒体を効率よく利用するため、ディジタル化し
た画像信号の相関を利用して有意情報を効率的に符号化
することにより、伝送情報量や記録情報量を削減し、伝
送効率や記録効率を高めるようになされている。
のように画像信号を遠隔地に伝送するいわゆる画像信号
伝送システムや、画像信号をディジタル化してコンパク
ト・ディスク等に記録し再生する装置においては、伝送
路や記録媒体を効率よく利用するため、ディジタル化し
た画像信号の相関を利用して有意情報を効率的に符号化
することにより、伝送情報量や記録情報量を削減し、伝
送効率や記録効率を高めるようになされている。
【0003】そして、画像信号の相関を利用する符号化
方法としては、例えば予測符号化方法、DCT(離
散コサイン変換)等の直交変換符号化方法、サブバン
ド符号化方法やウェーブレット変換方法のように画像信
号を複数の成分に分割した後に量子化して伝送する方法
等が用いられる。
方法としては、例えば予測符号化方法、DCT(離
散コサイン変換)等の直交変換符号化方法、サブバン
ド符号化方法やウェーブレット変換方法のように画像信
号を複数の成分に分割した後に量子化して伝送する方法
等が用いられる。
【0004】この中で、予測符号化方法は、装置化が容
易であり、圧縮率が比較的低い符号化について好適であ
るが、圧縮率を高めると、画質の劣化が検知され易いと
いう難点がある。また、DCT等の直交変換符号化方法
は、高い圧縮率で比較的容易に高画質が得られため多く
用いられているが、ブロックの境界に目につき易い歪み
を生じたり、ブロック毎の歪みの程度が異なるために生
じる障害が目につき易いという難点がある。
易であり、圧縮率が比較的低い符号化について好適であ
るが、圧縮率を高めると、画質の劣化が検知され易いと
いう難点がある。また、DCT等の直交変換符号化方法
は、高い圧縮率で比較的容易に高画質が得られため多く
用いられているが、ブロックの境界に目につき易い歪み
を生じたり、ブロック毎の歪みの程度が異なるために生
じる障害が目につき易いという難点がある。
【0005】また、DCTによる直交変換符号化方法
は、図19に示すように、水平方向DCT101を行
い、バッファメモリ102に蓄え、その後、垂直方向D
CT103を行う。そして、量子化104を実施し、可
変長符号化105を行い出力するものとなっている。こ
のDCTは、その計算量の多さが、ハードウェアで実現
する場合の回路規模の増大やソフトウェアで実現する場
合の計算時間の増大等を招いている。特に、DCTは、
実数演算を含むため乗算器が必要となり、サイズの大き
な画像を高速に処理しようとすると、複数の乗算器を設
けて並列に演算を行わなければならず、回路規模が大き
くなるという問題を生じている。
は、図19に示すように、水平方向DCT101を行
い、バッファメモリ102に蓄え、その後、垂直方向D
CT103を行う。そして、量子化104を実施し、可
変長符号化105を行い出力するものとなっている。こ
のDCTは、その計算量の多さが、ハードウェアで実現
する場合の回路規模の増大やソフトウェアで実現する場
合の計算時間の増大等を招いている。特に、DCTは、
実数演算を含むため乗算器が必要となり、サイズの大き
な画像を高速に処理しようとすると、複数の乗算器を設
けて並列に演算を行わなければならず、回路規模が大き
くなるという問題を生じている。
【0006】さらに、ウェーブレット変換方法を含む広
義のサブバンド符号化方法のような帯域分割符号化方法
は、画像信号を複数の帯域に分割した後に量子化を行う
もので、比較的高い圧縮率が得られ、特有の歪みが目立
つことも少ない。そして、装置化については、方法によ
って差があるが、後述するフィルタバンクのフィルタと
して、下記(1)〜(4)の式に相当するフィルタ、す
なわちHaar基底を用いるウェーブレット変換のよう
に極めて簡易に構成できる方法もある。
義のサブバンド符号化方法のような帯域分割符号化方法
は、画像信号を複数の帯域に分割した後に量子化を行う
もので、比較的高い圧縮率が得られ、特有の歪みが目立
つことも少ない。そして、装置化については、方法によ
って差があるが、後述するフィルタバンクのフィルタと
して、下記(1)〜(4)の式に相当するフィルタ、す
なわちHaar基底を用いるウェーブレット変換のよう
に極めて簡易に構成できる方法もある。
【0007】
【数1】
【0008】ウェーブレット変換方法による符号化は、
帯域分割を低次側または低次側帯域について再帰的に行
い、この結果得られる帯域、すなわちその帯域を表す係
数毎にその特性に合った符号化を行うものである。そし
て、ディジタル信号の圧縮の場合、離散的で、直交した
基底表現が求められる。また、ディジタル信号に対し
て、1次元の直交ウェーブレット変換を実際に実行する
場合は、2分割フィルタ・バンクが用いられ、後述する
オクターブ分割が採用される。
帯域分割を低次側または低次側帯域について再帰的に行
い、この結果得られる帯域、すなわちその帯域を表す係
数毎にその特性に合った符号化を行うものである。そし
て、ディジタル信号の圧縮の場合、離散的で、直交した
基底表現が求められる。また、ディジタル信号に対し
て、1次元の直交ウェーブレット変換を実際に実行する
場合は、2分割フィルタ・バンクが用いられ、後述する
オクターブ分割が採用される。
【0009】このような条件を満たすHaar基底を用
いた場合の1次の直交ウェーブレット変換の帯域分割フ
ィルタバンクの構成は、図20に示すように非常に簡易
なものとなる。図20において、入力端子111より入
力した信号は、低域通過フィルタ112と高域通過フィ
ルタ113に供給される。低域通過フィルタ112で
は、式(1)に示す伝達関数H0によるフィルタ処理を
行い低次係数を抽出し、得られた低次係数は、ダウンサ
ンプラ114により2:1にダウンサンプリングされて
(=半分に間引かれて)出力端子116に出力される。
同様に、高域通過フィルタ113では、式(2)に示す
伝達関数H1によるフィルタ処理を行い高次係数を抽出
し、ダウンサンプラ115で2:1に間引かれて出力端
子117に出力される。
いた場合の1次の直交ウェーブレット変換の帯域分割フ
ィルタバンクの構成は、図20に示すように非常に簡易
なものとなる。図20において、入力端子111より入
力した信号は、低域通過フィルタ112と高域通過フィ
ルタ113に供給される。低域通過フィルタ112で
は、式(1)に示す伝達関数H0によるフィルタ処理を
行い低次係数を抽出し、得られた低次係数は、ダウンサ
ンプラ114により2:1にダウンサンプリングされて
(=半分に間引かれて)出力端子116に出力される。
同様に、高域通過フィルタ113では、式(2)に示す
伝達関数H1によるフィルタ処理を行い高次係数を抽出
し、ダウンサンプラ115で2:1に間引かれて出力端
子117に出力される。
【0010】一方、符号化したものを復号する際に用い
る逆変換のため帯域合成フィルタ・バンクも、図21に
示すように、簡易な構成となっており、低次係数と高次
係数を入力端子121および122からそれぞれ入力
し、アップサンプラ123および124で交互に0係数
を内挿してサンプルを2倍にする。低次係数側は、低域
通過フィルタ125によって式(3)に示す伝達関数H
3によるフィルタ動作を行い、0係数を補間し、高次係
数側は、高域通過フィルタ126によって式(4)に示
す伝達関数H4によるフィルタ動作で0係数を補間す
る。そして、両者は、加算器127で加算され、元の信
号に再構成され出力端子128に出力される。
る逆変換のため帯域合成フィルタ・バンクも、図21に
示すように、簡易な構成となっており、低次係数と高次
係数を入力端子121および122からそれぞれ入力
し、アップサンプラ123および124で交互に0係数
を内挿してサンプルを2倍にする。低次係数側は、低域
通過フィルタ125によって式(3)に示す伝達関数H
3によるフィルタ動作を行い、0係数を補間し、高次係
数側は、高域通過フィルタ126によって式(4)に示
す伝達関数H4によるフィルタ動作で0係数を補間す
る。そして、両者は、加算器127で加算され、元の信
号に再構成され出力端子128に出力される。
【0011】なお、画像信号の場合は、画像の2次元構
造を考慮し、上述した変換を水平方向と垂直方向に同様
に行うと共にオクターブ分割により変換が行われる。す
なわち、図22に示すように、まず垂直方向に2分割し
た後、それぞれを水平方向に2分割し、全帯域を4分割
した後に電力の最も集中する低域側のみさらに同様に再
帰的に分割し、最終的に複数の帯域に分割する変換が一
般的となっている。
造を考慮し、上述した変換を水平方向と垂直方向に同様
に行うと共にオクターブ分割により変換が行われる。す
なわち、図22に示すように、まず垂直方向に2分割し
た後、それぞれを水平方向に2分割し、全帯域を4分割
した後に電力の最も集中する低域側のみさらに同様に再
帰的に分割し、最終的に複数の帯域に分割する変換が一
般的となっている。
【0012】また、上述したウェーブレット変換を画像
符号化に具体的に適用した技術としては、例えば特開平
6−292185号公報で示された方式がある。この技
術は画像信号を上述した方法で2次元ウェーブレット変
換し、得られた係数を人間の視覚特性を考慮して、高次
側の係数を粗く、低次側の係数を細かく量子化し、得ら
れた量子係数をランレングス符号やハフマン符号を用い
て可変長符号化するものである。さらに、この特開平6
−292185号の技術では、Haar基底を用いたウ
ェーブレット変換の問題点である再構成画像のブロック
状歪みまたはモザイク歪みの改善を試み、低域側基底関
数の変化点に当たる高次側の係数を意図的に他の係数よ
り細かく量子化する手法を導入している。
符号化に具体的に適用した技術としては、例えば特開平
6−292185号公報で示された方式がある。この技
術は画像信号を上述した方法で2次元ウェーブレット変
換し、得られた係数を人間の視覚特性を考慮して、高次
側の係数を粗く、低次側の係数を細かく量子化し、得ら
れた量子係数をランレングス符号やハフマン符号を用い
て可変長符号化するものである。さらに、この特開平6
−292185号の技術では、Haar基底を用いたウ
ェーブレット変換の問題点である再構成画像のブロック
状歪みまたはモザイク歪みの改善を試み、低域側基底関
数の変化点に当たる高次側の係数を意図的に他の係数よ
り細かく量子化する手法を導入している。
【0013】従来のウェーブレット変換を用いた画像符
号化装置や画像復号化装置は、先に述べたように、一般
に人間の視覚特性を考慮して、低次側の係数は細かく量
子化し、高次側の係数は粗く量子化するようになされて
いる。これにより伝送するデータの情報量を全体として
削減している。ところが、このように量子化すると、圧
縮率を高めた場合や、高周波成分を多く含む等の原因で
圧縮が困難な画像が入力された場合に、係数が粗く量子
化される頻度が高まり、この結果、ブロック状またはモ
ザイク状の歪みが観測され易くなり、視覚上画質が劣化
する問題がある。
号化装置や画像復号化装置は、先に述べたように、一般
に人間の視覚特性を考慮して、低次側の係数は細かく量
子化し、高次側の係数は粗く量子化するようになされて
いる。これにより伝送するデータの情報量を全体として
削減している。ところが、このように量子化すると、圧
縮率を高めた場合や、高周波成分を多く含む等の原因で
圧縮が困難な画像が入力された場合に、係数が粗く量子
化される頻度が高まり、この結果、ブロック状またはモ
ザイク状の歪みが観測され易くなり、視覚上画質が劣化
する問題がある。
【0014】このモザイク歪みは、例えばHaar基底
を用いた帯域分割では、低域側基底関数の変化点に集中
し易く、通常の低域通過型のフィルタで改善することが
困難であり、特に装置化が容易という優れた特徴を有す
るHaar変換の画像符号化装置および画像復号化装置
への応用の障害となっている。
を用いた帯域分割では、低域側基底関数の変化点に集中
し易く、通常の低域通過型のフィルタで改善することが
困難であり、特に装置化が容易という優れた特徴を有す
るHaar変換の画像符号化装置および画像復号化装置
への応用の障害となっている。
【0015】また、特開平6−292185号公報の技
術は、この点を改善するためになされたものであるが、
低域側基底関数の変化点すなわちブロック境界に当たる
高次側の係数を細かく量子化することは、発生符号量の
増大を招き、ブロック状の歪みまたはモザイク状の歪み
が改善されたとしても、全体としての符号化効率すなわ
ち圧縮率が低下する恐れがある。
術は、この点を改善するためになされたものであるが、
低域側基底関数の変化点すなわちブロック境界に当たる
高次側の係数を細かく量子化することは、発生符号量の
増大を招き、ブロック状の歪みまたはモザイク状の歪み
が改善されたとしても、全体としての符号化効率すなわ
ち圧縮率が低下する恐れがある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このような問題点を解
決するため、本発明者は、先に、Haar基底を用いた
変換と同様な簡易な構成で、ブロック状またはモザイク
状の歪みを皆無にし、同時に符号化効率および復号効率
を向上せしめるウェーブレット変換装置およびその方法
ならびにウェーブレット逆変換装置およびその方法を出
願した(特願平8−50634)。
決するため、本発明者は、先に、Haar基底を用いた
変換と同様な簡易な構成で、ブロック状またはモザイク
状の歪みを皆無にし、同時に符号化効率および復号効率
を向上せしめるウェーブレット変換装置およびその方法
ならびにウェーブレット逆変換装置およびその方法を出
願した(特願平8−50634)。
【0017】このウェーブレット変換装置およびその方
法並びにウェーブレット逆変換装置およびその方法は、
低域成分を利用して、高域成分を予測する予測値を生成
している。そして、この予測値を高域成分から減じて新
高域成分を得たり、この予測値を高域成分に加算して新
高域成分を得るようにしている。このため、高域成分の
電力が低減し、高域成分のエントロピーを大幅に低減さ
せることができ、符号化効率および復号化効率が向上す
る。
法並びにウェーブレット逆変換装置およびその方法は、
低域成分を利用して、高域成分を予測する予測値を生成
している。そして、この予測値を高域成分から減じて新
高域成分を得たり、この予測値を高域成分に加算して新
高域成分を得るようにしている。このため、高域成分の
電力が低減し、高域成分のエントロピーを大幅に低減さ
せることができ、符号化効率および復号化効率が向上す
る。
【0018】一方、従来のウェーブレット変換および逆
変換を利用したものにあっては、高域成分すなわち高次
係数の電力が大きなものとなりがちとなっている。例え
ば、Haar基底を利用した場合の高次係数は、式
(2)の伝達関数が示すように隣り合う画素ペアの差分
を取って得られる。したがって、量子化等により高次係
数が失われることは、画素ペアが同一レベルに再構成さ
れることを意味し、特に画像の濃淡がなだらかに変化す
る低周波領域では、これがブロック状またはモザイク状
の歪みを発生させる要因となる。
変換を利用したものにあっては、高域成分すなわち高次
係数の電力が大きなものとなりがちとなっている。例え
ば、Haar基底を利用した場合の高次係数は、式
(2)の伝達関数が示すように隣り合う画素ペアの差分
を取って得られる。したがって、量子化等により高次係
数が失われることは、画素ペアが同一レベルに再構成さ
れることを意味し、特に画像の濃淡がなだらかに変化す
る低周波領域では、これがブロック状またはモザイク状
の歪みを発生させる要因となる。
【0019】しかし、低周波領域では、高域成分すなわ
ち高次係数と、低域成分すなわち低次係数との間の差分
値は高い相関性を有する。例えば、図23に示すよう
に、画素Cと画素Dの差分値(高次係数)は、画素Aと
画素Bの平均値(低次係数)と画素Eと画素Fの平均値
(低次係数)の差分値を1/4したものとほぼ等しくな
ることが容易に推理できる。
ち高次係数と、低域成分すなわち低次係数との間の差分
値は高い相関性を有する。例えば、図23に示すよう
に、画素Cと画素Dの差分値(高次係数)は、画素Aと
画素Bの平均値(低次係数)と画素Eと画素Fの平均値
(低次係数)の差分値を1/4したものとほぼ等しくな
ることが容易に推理できる。
【0020】本発明者が先に出願した発明は、この点に
着目したもので、分割側で低次係数間の差分を取る等の
フィルタ処理を行い、適当な予測係数を乗じた値を高次
係数の予測値とし、これを高次係数から差し引き符号化
処理する。一方、復号化においては、合成時に同様の予
測値を高次係数に加えることで、量子化等により高次係
数が失われても、低次係数により画像等の高周波成分を
再現できるようにしている。このため、画像信号の場
合、ブロック状またはモザイク状の歪みを生じない良好
な画像が得られる。
着目したもので、分割側で低次係数間の差分を取る等の
フィルタ処理を行い、適当な予測係数を乗じた値を高次
係数の予測値とし、これを高次係数から差し引き符号化
処理する。一方、復号化においては、合成時に同様の予
測値を高次係数に加えることで、量子化等により高次係
数が失われても、低次係数により画像等の高周波成分を
再現できるようにしている。このため、画像信号の場
合、ブロック状またはモザイク状の歪みを生じない良好
な画像が得られる。
【0021】また、量子化等により高次係数が失われな
い場合は、それらの高次係数は有意な係数として符号化
される。しかし、符号化効率を向上させるには、なるべ
く多くの高次係数を0とし、係数全体のエントロピーを
より小さくすることが重要である。一方、一般的に画像
は、輪郭のような高周波領域よりも、なだらかに変化す
る低周波領域が面積的に多くを占める。先に出願した発
明によれば、低次係数から生成した予測値を高次係数か
ら差し引くことにより、多くの場合、高次係数を0ある
いは0と見なして良いレベルに変換できる。その結果、
高次係数のエントロピーをより小さくでき、全体として
大幅に符号化効率および復号化効率を向上させることが
できる。
い場合は、それらの高次係数は有意な係数として符号化
される。しかし、符号化効率を向上させるには、なるべ
く多くの高次係数を0とし、係数全体のエントロピーを
より小さくすることが重要である。一方、一般的に画像
は、輪郭のような高周波領域よりも、なだらかに変化す
る低周波領域が面積的に多くを占める。先に出願した発
明によれば、低次係数から生成した予測値を高次係数か
ら差し引くことにより、多くの場合、高次係数を0ある
いは0と見なして良いレベルに変換できる。その結果、
高次係数のエントロピーをより小さくでき、全体として
大幅に符号化効率および復号化効率を向上させることが
できる。
【0022】先に出願した発明は、画質の面では相当改
善されているが、画面全体に対して、高次の係数から低
次の係数へ順次変換を行う必要があるため、その演算に
多くのワークメモリを要するものとなっている。すなわ
ち、演算途中の結果を残しておくためのメモリが画面全
体分必要となっている。また、演算の過程で大容量のワ
ークメモリへのアクセスが頻繁に生じるため、ソフトウ
ェアで処理する場合、キャッシュメモリのヒット率が低
下し、処理速度が低下する問題を有している。
善されているが、画面全体に対して、高次の係数から低
次の係数へ順次変換を行う必要があるため、その演算に
多くのワークメモリを要するものとなっている。すなわ
ち、演算途中の結果を残しておくためのメモリが画面全
体分必要となっている。また、演算の過程で大容量のワ
ークメモリへのアクセスが頻繁に生じるため、ソフトウ
ェアで処理する場合、キャッシュメモリのヒット率が低
下し、処理速度が低下する問題を有している。
【0023】また、先に出願した発明は、ウェーブレッ
ト変換装置およびウェーブレット逆変換装置の概要を示
したが、画像を効率的に処理する具体的なハード構成に
ついては、詳しくは述べていない。
ト変換装置およびウェーブレット逆変換装置の概要を示
したが、画像を効率的に処理する具体的なハード構成に
ついては、詳しくは述べていない。
【0024】本発明は、ワークメモリを大幅に減少ない
しは全く無くすようにした画像符号化装置およびその方
法並びに画像復号化装置およびその方法を提供すること
を目的とする。また、本発明は、予測値方式を具体化し
かつ効率的に動作する画像復号化装置およびその方法を
提供することを目的とする。
しは全く無くすようにした画像符号化装置およびその方
法並びに画像復号化装置およびその方法を提供すること
を目的とする。また、本発明は、予測値方式を具体化し
かつ効率的に動作する画像復号化装置およびその方法を
提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、入力される画像信号から低
域成分を抽出する低域成分抽出手段と、画像信号から高
域成分を抽出する高域成分抽出手段とを備える画像符号
化装置において、高域成分を予測する予測値を生成する
予測値生成手段と、予測値を上記高域成分から減じる減
算手段とを設け、この減算手段によって新高域成分を
得、この新高域成分を出力すると共に予測値生成手段
は、過去からのみの外挿予測と過去および未来からの内
挿予測とを適宜使用して予測値を生成している。
め、請求項1記載の発明は、入力される画像信号から低
域成分を抽出する低域成分抽出手段と、画像信号から高
域成分を抽出する高域成分抽出手段とを備える画像符号
化装置において、高域成分を予測する予測値を生成する
予測値生成手段と、予測値を上記高域成分から減じる減
算手段とを設け、この減算手段によって新高域成分を
得、この新高域成分を出力すると共に予測値生成手段
は、過去からのみの外挿予測と過去および未来からの内
挿予測とを適宜使用して予測値を生成している。
【0026】このように、予測値の利用により高域成分
の電力が低減し、高域成分のエントロピーを大幅に低減
させることができ、符号化効率が向上する。また、予測
値を外挿予測により予測しているため、画像信号の処理
に適用する場合、画像全体ではなく、分割された画像の
符号化にも適用できることとなる。
の電力が低減し、高域成分のエントロピーを大幅に低減
させることができ、符号化効率が向上する。また、予測
値を外挿予測により予測しているため、画像信号の処理
に適用する場合、画像全体ではなく、分割された画像の
符号化にも適用できることとなる。
【0027】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の画像符号化装置において、画像信号を所定のブロッ
クに分割し、予測値生成のための予測がブロック間にま
たがる場合、外挿予測を行い、ブロック間にまたがらな
い場合、内挿予測を行い、かつ外挿予測による予測値に
上限および下限を設定している。
載の画像符号化装置において、画像信号を所定のブロッ
クに分割し、予測値生成のための予測がブロック間にま
たがる場合、外挿予測を行い、ブロック間にまたがらな
い場合、内挿予測を行い、かつ外挿予測による予測値に
上限および下限を設定している。
【0028】このように、画像信号を所定のブロックに
分け処理しているので、実行速度が向上し回路規模を減
少させることができる。また、予測値に上限と下限を設
定しているので、ブロックにまたがる予測に際し、外挿
予測(片方向予測)を採用しても予測エラーが大きくな
るのを防止できる。この結果、変換結果の低域係数への
電力集中度を高くできるので、画質はDCT並となる。
分け処理しているので、実行速度が向上し回路規模を減
少させることができる。また、予測値に上限と下限を設
定しているので、ブロックにまたがる予測に際し、外挿
予測(片方向予測)を採用しても予測エラーが大きくな
るのを防止できる。この結果、変換結果の低域係数への
電力集中度を高くできるので、画質はDCT並となる。
【0029】さらに、請求項3記載の発明は、入力され
る画像信号から低域成分を抽出する低域成分抽出工程
と、画像信号から高域成分を抽出する高域成分抽出工程
とを備える画像符号化方法において、高域成分を予測す
る予測値を生成する予測値生成工程と、予測値を高域成
分から減じる減算工程とを設け、この減算工程によって
新高域成分を得、この新高域成分を出力すると共に予測
値生成工程では、過去からのみの外挿予測と過去および
未来からの内挿予測とを適宜使用して予測値を生成して
いる。
る画像信号から低域成分を抽出する低域成分抽出工程
と、画像信号から高域成分を抽出する高域成分抽出工程
とを備える画像符号化方法において、高域成分を予測す
る予測値を生成する予測値生成工程と、予測値を高域成
分から減じる減算工程とを設け、この減算工程によって
新高域成分を得、この新高域成分を出力すると共に予測
値生成工程では、過去からのみの外挿予測と過去および
未来からの内挿予測とを適宜使用して予測値を生成して
いる。
【0030】このように、予測値の利用により高域成分
の電力が低減し、高域成分のエントロピーを大幅に低減
させることができ、符号化効率が向上する。また、予測
値を外挿予測により予測しているため、画像全体ではな
く、分割された画像の符号化にも適用できることとな
る。
の電力が低減し、高域成分のエントロピーを大幅に低減
させることができ、符号化効率が向上する。また、予測
値を外挿予測により予測しているため、画像全体ではな
く、分割された画像の符号化にも適用できることとな
る。
【0031】加えて、請求項4記載の発明は、請求項3
記載の画像符号化方法において、画像信号を所定のブロ
ックに分割し、予測値生成のための予測がブロック間に
またがる場合、外挿予測を行い、ブロック間にまたがら
ない場合、内挿予測を行い、かつ外挿予測による予測値
に上限および下限を設定している。
記載の画像符号化方法において、画像信号を所定のブロ
ックに分割し、予測値生成のための予測がブロック間に
またがる場合、外挿予測を行い、ブロック間にまたがら
ない場合、内挿予測を行い、かつ外挿予測による予測値
に上限および下限を設定している。
【0032】このように、画像信号を所定のブロックに
分け処理しているので、実行速度が向上し回路規模を減
少させることができる。また、予測値に上限と下限を設
定しているので、ブロックにまたがる予測に際し、外挿
予測(片方向予測)を採用しても予測エラーが大きくな
るのを防止できる。この結果、変換結果の低域係数への
電力集中度を高くできるので、画質はDCT並となる。
分け処理しているので、実行速度が向上し回路規模を減
少させることができる。また、予測値に上限と下限を設
定しているので、ブロックにまたがる予測に際し、外挿
予測(片方向予測)を採用しても予測エラーが大きくな
るのを防止できる。この結果、変換結果の低域係数への
電力集中度を高くできるので、画質はDCT並となる。
【0033】また、請求項5記載の発明は、ウェーブレ
ット変換によって抽出された画像信号の低域成分を入力
し復元する低域成分復元手段と、ウェーブレット変換に
より抽出された画像信号の高域成分を入力し復元する高
域成分復元手段とを備える画像復号化装置において、高
域成分を予測する予測値を低域成分から生成する予測値
生成手段と、この予測値を高域成分に加算し新高域成分
を得る加算手段と、低域成分と上記新高域成分を合成す
る合成手段とを備え、予測値生成手段は、過去からのみ
の外挿予測と過去および未来からの内挿予測とを適宜使
用して予測値を生成している。
ット変換によって抽出された画像信号の低域成分を入力
し復元する低域成分復元手段と、ウェーブレット変換に
より抽出された画像信号の高域成分を入力し復元する高
域成分復元手段とを備える画像復号化装置において、高
域成分を予測する予測値を低域成分から生成する予測値
生成手段と、この予測値を高域成分に加算し新高域成分
を得る加算手段と、低域成分と上記新高域成分を合成す
る合成手段とを備え、予測値生成手段は、過去からのみ
の外挿予測と過去および未来からの内挿予測とを適宜使
用して予測値を生成している。
【0034】このように、予測値の利用により高域成分
の電力が低減し、高域成分のエントロピーを大幅に低減
させることができ、復号化効率が向上する。また、予測
値を外挿予測により予測しているため、画像信号の処理
に適用する場合、画像全体ではなく、分割された画像の
復号化にも適用できることとなる。
の電力が低減し、高域成分のエントロピーを大幅に低減
させることができ、復号化効率が向上する。また、予測
値を外挿予測により予測しているため、画像信号の処理
に適用する場合、画像全体ではなく、分割された画像の
復号化にも適用できることとなる。
【0035】さらに、請求項6記載の発明は、請求項5
記載の画像復号化装置において、入力信号を所定のブロ
ックに分割されたものとし、予測値生成のための予測が
ブロック間にまたがる場合、外挿予測を行い、ブロック
間にまたがらない場合、内挿予測を行い、かつ外挿予測
による予測値に上限および下限を設定している。
記載の画像復号化装置において、入力信号を所定のブロ
ックに分割されたものとし、予測値生成のための予測が
ブロック間にまたがる場合、外挿予測を行い、ブロック
間にまたがらない場合、内挿予測を行い、かつ外挿予測
による予測値に上限および下限を設定している。
【0036】このように、入力信号を所定のブロックに
分け処理しているので、実行速度が向上し回路規模を減
少させることができる。また、予測値に上限と下限を設
定しているので、ブロックにまたがる予測に際し、外挿
予測(片方向予測)を採用しても予測エラーが大きくな
るのを防止できる。この結果、変換結果の低域係数への
電力集中度を高くできるので、画質はDCT並となる。
分け処理しているので、実行速度が向上し回路規模を減
少させることができる。また、予測値に上限と下限を設
定しているので、ブロックにまたがる予測に際し、外挿
予測(片方向予測)を採用しても予測エラーが大きくな
るのを防止できる。この結果、変換結果の低域係数への
電力集中度を高くできるので、画質はDCT並となる。
【0037】また、請求項7記載の発明は、ウェーブレ
ット変換によって抽出された画像信号の低域成分を入力
し復元する低域成分復元工程と、ウェーブレット変換に
より抽出された画像信号の高域成分を入力し復元する高
域成分復元工程とを備える画像復号化方法において、高
域成分を予測する予測値を低域成分から生成する予測値
生成工程と、この予測値を高域成分に加算し新高域成分
を得る加算工程と、低域成分と新高域成分を合成する合
成工程とを備え、予測値生成工程は、過去からのみの外
挿予測と過去および未来からの内挿予測とを適宜使用し
て予測値を生成している。
ット変換によって抽出された画像信号の低域成分を入力
し復元する低域成分復元工程と、ウェーブレット変換に
より抽出された画像信号の高域成分を入力し復元する高
域成分復元工程とを備える画像復号化方法において、高
域成分を予測する予測値を低域成分から生成する予測値
生成工程と、この予測値を高域成分に加算し新高域成分
を得る加算工程と、低域成分と新高域成分を合成する合
成工程とを備え、予測値生成工程は、過去からのみの外
挿予測と過去および未来からの内挿予測とを適宜使用し
て予測値を生成している。
【0038】このように、入力信号を所定のブロックに
分け処理しているので、実行速度が向上し回路規模を減
少させることができる。また、予測値の利用により高域
成分の電力が低減し、高域成分のエントロピーを大幅に
低減させることができ、復号化効率が向上する。また、
予測値を外挿予測により予測しているため、画像全体で
はなく、分割された画像の復号化にも適用できることと
なる。
分け処理しているので、実行速度が向上し回路規模を減
少させることができる。また、予測値の利用により高域
成分の電力が低減し、高域成分のエントロピーを大幅に
低減させることができ、復号化効率が向上する。また、
予測値を外挿予測により予測しているため、画像全体で
はなく、分割された画像の復号化にも適用できることと
なる。
【0039】さらに、請求項8記載の発明は、請求項7
記載の画像復号化方法において、入力信号を所定のブロ
ックに分割されたものとし、予測値生成のための予測が
ブロック間にまたがる場合、外挿予測を行い、ブロック
間にまたがらない場合、内挿予測を行い、かつ外挿予測
による予測値に上限および下限を設定している。
記載の画像復号化方法において、入力信号を所定のブロ
ックに分割されたものとし、予測値生成のための予測が
ブロック間にまたがる場合、外挿予測を行い、ブロック
間にまたがらない場合、内挿予測を行い、かつ外挿予測
による予測値に上限および下限を設定している。
【0040】このように、入力信号を所定のブロックに
分け処理しているので、実行速度が向上し回路規模を減
少させることができる。また、予測値に上限と下限を設
定しているので、ブロックにまたがる予測に際し、外挿
予測(片方向予測)を採用しても予測エラーが大きくな
るのを防止できる。この結果、変換結果の低域係数への
電力集中度を高くできるので、画質はDCT並となる。
分け処理しているので、実行速度が向上し回路規模を減
少させることができる。また、予測値に上限と下限を設
定しているので、ブロックにまたがる予測に際し、外挿
予測(片方向予測)を採用しても予測エラーが大きくな
るのを防止できる。この結果、変換結果の低域係数への
電力集中度を高くできるので、画質はDCT並となる。
【0041】また、請求項9記載の発明は、画像信号を
所定数の画素からなるブロックに分割し、その分割され
た画像信号の垂直方向と水平方向のいずれか一方の信号
をウェーブレット変換する第1の変換部と、この第1の
変換部により抽出された低域成分と高域成分の各係数を
一旦メモリするバッファメモリと、このバッファメモリ
から読み出した分割された画像信号の垂直方向と水平方
向のいずれか他方の信号をウェーブレット変換する第2
の変換部と、この第2の変換部により得られた係数を量
子化する量子化手段と、量子化された係数をその出現確
率の大きさに応じて符号を割り当て可変長符号化する可
変長符号化手段とを備える画像符号化装置において、第
1および第2の変換部の少なくとも一方の変換部は、入
力される画像信号から低域成分を抽出する低域成分抽出
手段と、画像信号から高域成分を抽出する高域成分抽出
手段と、高域成分を予測する予測値を生成する予測値生
成手段と、予測値を高域成分から減じる減算手段とを有
し、この減算手段によって新高域成分を得、この新高域
成分を出力すると共に予測値生成手段は、過去からのみ
の外挿予測と過去および未来からの内挿予測とを適宜使
用して予測値を生成している。
所定数の画素からなるブロックに分割し、その分割され
た画像信号の垂直方向と水平方向のいずれか一方の信号
をウェーブレット変換する第1の変換部と、この第1の
変換部により抽出された低域成分と高域成分の各係数を
一旦メモリするバッファメモリと、このバッファメモリ
から読み出した分割された画像信号の垂直方向と水平方
向のいずれか他方の信号をウェーブレット変換する第2
の変換部と、この第2の変換部により得られた係数を量
子化する量子化手段と、量子化された係数をその出現確
率の大きさに応じて符号を割り当て可変長符号化する可
変長符号化手段とを備える画像符号化装置において、第
1および第2の変換部の少なくとも一方の変換部は、入
力される画像信号から低域成分を抽出する低域成分抽出
手段と、画像信号から高域成分を抽出する高域成分抽出
手段と、高域成分を予測する予測値を生成する予測値生
成手段と、予測値を高域成分から減じる減算手段とを有
し、この減算手段によって新高域成分を得、この新高域
成分を出力すると共に予測値生成手段は、過去からのみ
の外挿予測と過去および未来からの内挿予測とを適宜使
用して予測値を生成している。
【0042】このようにこの画像符号化装置では、予測
値の採用により高域成分の電力が低減し、高域成分のエ
ントロピーを大幅に低減させることができ、符号化効率
が向上する。しかも乗算を使わないアルゴリズムのた
め、DCTに比べ回路規模が小さくなる。また、画像を
小ブロック単位に処理できるため、ワークメモリが不要
ないしは大幅に削減できる。また、予測に対し補正を行
うので、変換結果の低域係数への電力集中度が高くな
り、画質はDCT並を達成できることとなる。
値の採用により高域成分の電力が低減し、高域成分のエ
ントロピーを大幅に低減させることができ、符号化効率
が向上する。しかも乗算を使わないアルゴリズムのた
め、DCTに比べ回路規模が小さくなる。また、画像を
小ブロック単位に処理できるため、ワークメモリが不要
ないしは大幅に削減できる。また、予測に対し補正を行
うので、変換結果の低域係数への電力集中度が高くな
り、画質はDCT並を達成できることとなる。
【0043】また、請求項10記載の発明は、入力信号
を、所定数の画素からなるブロックに分割され可変長符
号化された画像信号とし、その画像信号を可変長復号す
る可変長復号化手段と、可変長復号された信号を逆量子
化する逆量子化手段と、逆量子化された信号でかつ画像
信号の垂直方向と水平方向のいずれか一方の信号をウェ
ーブレット逆変換する第1の逆変換部と、その逆変換さ
れた信号を一旦メモリするバッファメモリと、このバッ
ファメモリから読み出した分割された画像信号のいずれ
か他方向の信号をウェーブレット逆変換する第2の逆変
換部とを備える画像復号化装置において、第1および第
2の逆変換部の少なくとも一方の逆変換部は、画像信号
の高域成分を予測する予測値を画像信号の低域成分から
生成する予測値生成部と、この予測値を逆量子化された
値に加算し新高域成分を得る加算部と、低域成分と新高
域成分とを利用して画像信号の対象となる方向の値を復
号する演算部とを有している。
を、所定数の画素からなるブロックに分割され可変長符
号化された画像信号とし、その画像信号を可変長復号す
る可変長復号化手段と、可変長復号された信号を逆量子
化する逆量子化手段と、逆量子化された信号でかつ画像
信号の垂直方向と水平方向のいずれか一方の信号をウェ
ーブレット逆変換する第1の逆変換部と、その逆変換さ
れた信号を一旦メモリするバッファメモリと、このバッ
ファメモリから読み出した分割された画像信号のいずれ
か他方向の信号をウェーブレット逆変換する第2の逆変
換部とを備える画像復号化装置において、第1および第
2の逆変換部の少なくとも一方の逆変換部は、画像信号
の高域成分を予測する予測値を画像信号の低域成分から
生成する予測値生成部と、この予測値を逆量子化された
値に加算し新高域成分を得る加算部と、低域成分と新高
域成分とを利用して画像信号の対象となる方向の値を復
号する演算部とを有している。
【0044】このように、この画像復号化装置では、予
測値の採用により高域成分の電力が低減し、高域成分の
エントロピーを大幅に低減させることができ、復号化効
率が向上する。しかも乗算を使わないアルゴリズムのた
め、DCTに比べ回路規模が小さくなる。また、画像を
小ブロック単位に処理できるため、ワークメモリが不要
ないしは大幅に削減できる。
測値の採用により高域成分の電力が低減し、高域成分の
エントロピーを大幅に低減させることができ、復号化効
率が向上する。しかも乗算を使わないアルゴリズムのた
め、DCTに比べ回路規模が小さくなる。また、画像を
小ブロック単位に処理できるため、ワークメモリが不要
ないしは大幅に削減できる。
【0045】さらに、請求項11記載の発明は、請求項
10記載の画像復号化装置において、予測値生成部は、
予測値生成のための予測がブロック間にまたがる場合、
過去からのみの外挿予測を行い、ブロック間にまたがら
ない場合、未来と過去の両方からの内挿予測を行い、外
挿予測による予測値に上限および下限を設定している。
このため、画像をブロック毎に処理しても、予測エラー
が大きくならず、変換結果の低域係数への電力集中度が
高くなるので、画質をDCT並にすることができる。
10記載の画像復号化装置において、予測値生成部は、
予測値生成のための予測がブロック間にまたがる場合、
過去からのみの外挿予測を行い、ブロック間にまたがら
ない場合、未来と過去の両方からの内挿予測を行い、外
挿予測による予測値に上限および下限を設定している。
このため、画像をブロック毎に処理しても、予測エラー
が大きくならず、変換結果の低域係数への電力集中度が
高くなるので、画質をDCT並にすることができる。
【0046】加えて、請求項12記載の発明は、請求項
10または11記載の画像復号化装置において、少なく
とも一方の逆変換部は、演算部で得られる同一所定ブロ
ック内の信号をすべてストアするレジスタ部と、このレ
ジスタ部内の各信号を順次出力するセレクタとを備えて
いる。このように、レジスタ部とセレクタが存在するた
め、逆変換された信号を順次送り出していくことが可能
となる。
10または11記載の画像復号化装置において、少なく
とも一方の逆変換部は、演算部で得られる同一所定ブロ
ック内の信号をすべてストアするレジスタ部と、このレ
ジスタ部内の各信号を順次出力するセレクタとを備えて
いる。このように、レジスタ部とセレクタが存在するた
め、逆変換された信号を順次送り出していくことが可能
となる。
【0047】また、請求項13記載の発明は、請求項1
0、11または12記載の画像復号化装置において、予
測値生成部は、演算部から出力される低域成分をストア
するレジスタを有している。このため、予測値生成のた
めに新しい演算部の出力ではなく過去の出力を利用した
いときは、レジスタから過去の演算部の出力を取り出し
て利用することが可能となる。
0、11または12記載の画像復号化装置において、予
測値生成部は、演算部から出力される低域成分をストア
するレジスタを有している。このため、予測値生成のた
めに新しい演算部の出力ではなく過去の出力を利用した
いときは、レジスタから過去の演算部の出力を取り出し
て利用することが可能となる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下図面に基づき、本発明の実施
の形態を詳述する。
の形態を詳述する。
【0049】図1は、本発明によるウェーブレット変換
における帯域分割フィルタ・バンクの一構成例を示すも
のである。この帯域フィルタ・バンクは、全体画像を1
つが8×8ピクセルの複数のブロックに分割し、処理す
るもので、図1に示すように、信号入力端子11と、低
域成分となる低次係数を抽出するための低域通過フィル
タ12と、高域成分となる高次係数を抽出するための高
域通過フィルタ13と、間引きを行うダウンサンプラ1
4および15と、高次係数の予測値を生成するための予
測値生成フィルタ16と、高域通過フィルタ13による
遅延分だけ出力を遅延させるレジスタ17と、減算手段
となる減算器18と、低次係数出力端子19と、高次係
数出力端子20とから構成されている。なお、低域通過
フィルタ12は低域成分抽出手段を構成し、高域通過フ
ィルタ13は高域成分抽出手段を構成し、予測値生成フ
ィルタ16は予測値生成手段を構成している。
における帯域分割フィルタ・バンクの一構成例を示すも
のである。この帯域フィルタ・バンクは、全体画像を1
つが8×8ピクセルの複数のブロックに分割し、処理す
るもので、図1に示すように、信号入力端子11と、低
域成分となる低次係数を抽出するための低域通過フィル
タ12と、高域成分となる高次係数を抽出するための高
域通過フィルタ13と、間引きを行うダウンサンプラ1
4および15と、高次係数の予測値を生成するための予
測値生成フィルタ16と、高域通過フィルタ13による
遅延分だけ出力を遅延させるレジスタ17と、減算手段
となる減算器18と、低次係数出力端子19と、高次係
数出力端子20とから構成されている。なお、低域通過
フィルタ12は低域成分抽出手段を構成し、高域通過フ
ィルタ13は高域成分抽出手段を構成し、予測値生成フ
ィルタ16は予測値生成手段を構成している。
【0050】ここで、低域通過フィルタ12は、図20
に示す低域通過フィルタ112と同一のディジタルフィ
ルタで、式(1)に示すHaar基底のフィルタとなっ
ている。また、高域通過フィルタ13も、図13に示す
高域通過フィルタ113と同一のディジタルフィルタ
で、式(2)に示すHaar基底のフィルタとなってい
る。ダウンサンプラ14は、低域フィルタ12で得られ
た低次係数を適宜選択して取り出すものとなっている。
予測値生成フィルタ16は、次の式(5)〜(8)に示
す伝達関数H21〜H24を有しており、ダウンサンプラ1
4で選択された低次係数の差をとるものとなっている。
なお、式(5)〜(8)内のkは、予測係数で、kが1
のとき直線近似となっている。
に示す低域通過フィルタ112と同一のディジタルフィ
ルタで、式(1)に示すHaar基底のフィルタとなっ
ている。また、高域通過フィルタ13も、図13に示す
高域通過フィルタ113と同一のディジタルフィルタ
で、式(2)に示すHaar基底のフィルタとなってい
る。ダウンサンプラ14は、低域フィルタ12で得られ
た低次係数を適宜選択して取り出すものとなっている。
予測値生成フィルタ16は、次の式(5)〜(8)に示
す伝達関数H21〜H24を有しており、ダウンサンプラ1
4で選択された低次係数の差をとるものとなっている。
なお、式(5)〜(8)内のkは、予測係数で、kが1
のとき直線近似となっている。
【0051】
【数2】
【0052】この伝達関数H21〜H24は、後述するよう
に、予測エラーを小さくするためのリミッタを有してい
る。このリミッタは、出力をある一定の範囲に制限する
関数となっている。
に、予測エラーを小さくするためのリミッタを有してい
る。このリミッタは、出力をある一定の範囲に制限する
関数となっている。
【0053】次に動作について説明する。信号入力端子
11から入力した信号は、それぞれ低域通過フィルタ1
2と高域通過フィルタ13に供給され、低域成分を表す
低次係数と高域成分を表す高次係数とに分割される。低
域通過フィルタ12および高域通過フィルタ13は、式
(1)および式(2)に示すような伝達関数によるフィ
ルタ処理となる。分割後、低域の係数は、ダウンサンプ
ラ14を経て、適宜間引かれる。低次係数は、低次係数
出力端子19に出力されると共に、予測値生成フィルタ
16に供給される。
11から入力した信号は、それぞれ低域通過フィルタ1
2と高域通過フィルタ13に供給され、低域成分を表す
低次係数と高域成分を表す高次係数とに分割される。低
域通過フィルタ12および高域通過フィルタ13は、式
(1)および式(2)に示すような伝達関数によるフィ
ルタ処理となる。分割後、低域の係数は、ダウンサンプ
ラ14を経て、適宜間引かれる。低次係数は、低次係数
出力端子19に出力されると共に、予測値生成フィルタ
16に供給される。
【0054】そして、予測値生成フィルタ16は、式
(5)〜(8)に示す伝達関数H21〜H24によるフィル
タ処理となる。そして、予測値生成フィルタ16の出力
を、レジスタ17で遅延された高次係数から減じて、高
次係数出力端子20に出力する。
(5)〜(8)に示す伝達関数H21〜H24によるフィル
タ処理となる。そして、予測値生成フィルタ16の出力
を、レジスタ17で遅延された高次係数から減じて、高
次係数出力端子20に出力する。
【0055】次に、このような帯域分割フィルタ・バン
クの動作を図3に示す具体例で説明する。図3に示すよ
うに、画像面に対し斜めに横切るA、B、C、D、E、
F、GおよびHの画素を連結した直線があるとすると、
低域通過フィルタ12では、(A+B)/2、(C+
D)/2、(E+F)/2および(G+H)/2の信号
が作られる。そして、この信号がダウンサンプラ14で
適宜間引かれ、(A+B)/2、(C+D)/2、(E
+F)/2および(G+H)/2が出力端子19に出力
されると共に、予測値生成フィルタ16に供給される。
一方、高域通過フィルタ13では、(A−B)/2、
(B−C)/2、(C−D)/2、(D−E)/2、
(E−F)/2、(F−G)/2および(G−H)/2
の各信号が作られる。そしてこの信号ダウンサンプラ1
5で適宜間引かれ、(A−B)/2、(C−D)/2、
(E−F)/2および(G−H)/2がレジスタ17に
供給され、一旦保存される。
クの動作を図3に示す具体例で説明する。図3に示すよ
うに、画像面に対し斜めに横切るA、B、C、D、E、
F、GおよびHの画素を連結した直線があるとすると、
低域通過フィルタ12では、(A+B)/2、(C+
D)/2、(E+F)/2および(G+H)/2の信号
が作られる。そして、この信号がダウンサンプラ14で
適宜間引かれ、(A+B)/2、(C+D)/2、(E
+F)/2および(G+H)/2が出力端子19に出力
されると共に、予測値生成フィルタ16に供給される。
一方、高域通過フィルタ13では、(A−B)/2、
(B−C)/2、(C−D)/2、(D−E)/2、
(E−F)/2、(F−G)/2および(G−H)/2
の各信号が作られる。そしてこの信号ダウンサンプラ1
5で適宜間引かれ、(A−B)/2、(C−D)/2、
(E−F)/2および(G−H)/2がレジスタ17に
供給され、一旦保存される。
【0056】予測値生成フィルタ16に供給された信号
は、この予測値生成フィルタ16に伝達関数H21〜H24
によって、〔(A+B)/2−(C+D)/2〕×1/
4、〔(A+B)/2−(E+F)/2〕×1/8、
〔(C+D)/2−(G+H)/2〕×1/8、〔(E
+F)/2−(G+H)/2〕×1/4の信号が得られ
る(但し、予測係数kを1とし、かつリミッタで制限さ
れないとき)。そして、これらの信号を先の信号(A−
B)/2、(C−D)/2、(E−F)/2、(G−
H)/2からそれぞれ差し引く。すると、図3に示す斜
線の場合には、その値はゼロとなり、このゼロを出力端
子20に供給する。
は、この予測値生成フィルタ16に伝達関数H21〜H24
によって、〔(A+B)/2−(C+D)/2〕×1/
4、〔(A+B)/2−(E+F)/2〕×1/8、
〔(C+D)/2−(G+H)/2〕×1/8、〔(E
+F)/2−(G+H)/2〕×1/4の信号が得られ
る(但し、予測係数kを1とし、かつリミッタで制限さ
れないとき)。そして、これらの信号を先の信号(A−
B)/2、(C−D)/2、(E−F)/2、(G−
H)/2からそれぞれ差し引く。すると、図3に示す斜
線の場合には、その値はゼロとなり、このゼロを出力端
子20に供給する。
【0057】例えば、図3(A)に示す例では、(C−
D)/2が〔(A+B)/2−(E+F)/2〕×1/
8と同じ値となることが理解される。この例で示される
ように、高域成分をその両側の低次係数の傾きから予測
する場合を内挿予測と呼んでいる。一方、例えば、図3
(B)に示すように、(A+B)/2の値から〔(A+
B)/2−(C+D)/2〕×1/4の値を差し引くよ
うな場合、すなわち高域成分をその高域成分を構成する
値で生成される低次係数と他の低次係数の傾きから予測
する場合を外挿予測と呼んでいる。ここで、各伝達関数
H21〜H24はすべて同じブロック内の信号から生成して
いる。そして、伝達関数H21とH24は、それぞれ外挿予
測のために使用されている。一方、伝達関数H22とH23
は、内挿予測のために使用されている。
D)/2が〔(A+B)/2−(E+F)/2〕×1/
8と同じ値となることが理解される。この例で示される
ように、高域成分をその両側の低次係数の傾きから予測
する場合を内挿予測と呼んでいる。一方、例えば、図3
(B)に示すように、(A+B)/2の値から〔(A+
B)/2−(C+D)/2〕×1/4の値を差し引くよ
うな場合、すなわち高域成分をその高域成分を構成する
値で生成される低次係数と他の低次係数の傾きから予測
する場合を外挿予測と呼んでいる。ここで、各伝達関数
H21〜H24はすべて同じブロック内の信号から生成して
いる。そして、伝達関数H21とH24は、それぞれ外挿予
測のために使用されている。一方、伝達関数H22とH23
は、内挿予測のために使用されている。
【0058】このように従来の帯域分割フィルタ・バン
クであれば、出力端子20には、(C−D)/2や(G
−H)/2の信号が供給されるのに対し、この帯域分割
フィルタ・バンクでは、ゼロの信号が供給される。この
ため、高次係数の電力が低減し、高次係数のエントロピ
ーが大幅に低減する。しかも、後述するように、復号す
るとき、予測値と低次係数との協働作用によりA、B、
C、D、E、F、G、Hの信号を復号できる。すなわ
ち、一般的に高次係数は人間の視覚特性を考慮し、粗く
量子化されるため、このA〜Hに関する高次係数である
(A−B)/2、(C−D)/2、(E−F)/2、
(G−H)/2が失われる危険性が高い。仮に、この高
次係数が失われると、図3に示す直線状の斜線は、点線
で示す階段状の線に再生されることとなる。このような
再生は、画像でいえばブロック状またはモザイク状の歪
みとなって現れる。
クであれば、出力端子20には、(C−D)/2や(G
−H)/2の信号が供給されるのに対し、この帯域分割
フィルタ・バンクでは、ゼロの信号が供給される。この
ため、高次係数の電力が低減し、高次係数のエントロピ
ーが大幅に低減する。しかも、後述するように、復号す
るとき、予測値と低次係数との協働作用によりA、B、
C、D、E、F、G、Hの信号を復号できる。すなわ
ち、一般的に高次係数は人間の視覚特性を考慮し、粗く
量子化されるため、このA〜Hに関する高次係数である
(A−B)/2、(C−D)/2、(E−F)/2、
(G−H)/2が失われる危険性が高い。仮に、この高
次係数が失われると、図3に示す直線状の斜線は、点線
で示す階段状の線に再生されることとなる。このような
再生は、画像でいえばブロック状またはモザイク状の歪
みとなって現れる。
【0059】図2は、本発明によるウェーブレット逆変
換における帯域合成フィルタ・バンクの一構成例を示す
ものである。この帯域合成フィルタ・バンクは、低次係
数を入力する低次係数入力端子21と、高次係数を入力
する高次係数入力端子22と、高次係数の予測値生成の
ための予測値生成フィルタ23と、加算器24と、予測
値生成フィルタ23による遅延分だけ低次係数を遅延す
るレジスタ25と、アップサンプラ26および27と、
低域の内挿および外挿補間のための低域通過フィルタ2
8、高域通過フィルタ29と、低域通過フィルタ28お
よび高域通過フィルタ29の値を加算する加算器30
と、合成信号の信号出力端子31とから構成される。こ
こで、予測値生成フィルタ23は、予測値生成手段を構
成し、低域通過フィルタ28は低域成分復元手段を構成
し、高域通過フィルタ29は高域成分復元手段を構成
し、加算器30は合成手段を構成している。
換における帯域合成フィルタ・バンクの一構成例を示す
ものである。この帯域合成フィルタ・バンクは、低次係
数を入力する低次係数入力端子21と、高次係数を入力
する高次係数入力端子22と、高次係数の予測値生成の
ための予測値生成フィルタ23と、加算器24と、予測
値生成フィルタ23による遅延分だけ低次係数を遅延す
るレジスタ25と、アップサンプラ26および27と、
低域の内挿および外挿補間のための低域通過フィルタ2
8、高域通過フィルタ29と、低域通過フィルタ28お
よび高域通過フィルタ29の値を加算する加算器30
と、合成信号の信号出力端子31とから構成される。こ
こで、予測値生成フィルタ23は、予測値生成手段を構
成し、低域通過フィルタ28は低域成分復元手段を構成
し、高域通過フィルタ29は高域成分復元手段を構成
し、加算器30は合成手段を構成している。
【0060】なお、予測値生成フィルタ23は、図1に
示す予測値生成フィルタ16と同一構成となっており、
式(5)〜(8)に示す伝達関数H21〜H24を有するも
のとなっている。また、アップサンプラ26および27
は、図1に示すダウンサンプラ14および15と逆のア
ルゴリズムとなっている。さらに、低域通過フィルタ2
8は、図21に示す低域通過フィルタ125と同一で、
式(3)に示す伝達関数H3を有するHaar基底のフ
ィルタとなっている。また、高域通過フィルタ29も、
図21に示す高域通過フィルタ126と同一となってお
り、式(4)に示す伝達関数H4を有するHaar基底
のフィルタとなっている。
示す予測値生成フィルタ16と同一構成となっており、
式(5)〜(8)に示す伝達関数H21〜H24を有するも
のとなっている。また、アップサンプラ26および27
は、図1に示すダウンサンプラ14および15と逆のア
ルゴリズムとなっている。さらに、低域通過フィルタ2
8は、図21に示す低域通過フィルタ125と同一で、
式(3)に示す伝達関数H3を有するHaar基底のフ
ィルタとなっている。また、高域通過フィルタ29も、
図21に示す高域通過フィルタ126と同一となってお
り、式(4)に示す伝達関数H4を有するHaar基底
のフィルタとなっている。
【0061】次に、この帯域合成フィルタ・バンクの動
作について説明する。入力端子21より入力する低次係
数は、レジスタ25と予測値生成フィルタ23に供給さ
れる。予測値生成フィルタ23は、変換側と同様に式
(5)〜(8)に示す伝達関数H21〜H24によるフィル
タ処理を行い、その出力を加算器24で、高次係数入力
端子22から入力する高次係数に加算する。加算器24
の出力は、アップサンプラ27を経由して適宜ゼロ値の
サンプルが内挿され、高域通過フィルタ29でフィルタ
処理され、加算器30に供給される。
作について説明する。入力端子21より入力する低次係
数は、レジスタ25と予測値生成フィルタ23に供給さ
れる。予測値生成フィルタ23は、変換側と同様に式
(5)〜(8)に示す伝達関数H21〜H24によるフィル
タ処理を行い、その出力を加算器24で、高次係数入力
端子22から入力する高次係数に加算する。加算器24
の出力は、アップサンプラ27を経由して適宜ゼロ値の
サンプルが内挿され、高域通過フィルタ29でフィルタ
処理され、加算器30に供給される。
【0062】一方、レジスタ25の出力の低次係数は、
アップサンプラ26で同様に適宜ゼロ値のサンプルが内
挿され、低域通過フィルタ28を経由し、同じく加算器
30に供給される。加算器30では、低域通過フィルタ
28から供給される低次係数と、高域通過フィルタ29
から供給される高次係数が加算され、元の信号に合成さ
れた信号が信号出力端子31に出力される。
アップサンプラ26で同様に適宜ゼロ値のサンプルが内
挿され、低域通過フィルタ28を経由し、同じく加算器
30に供給される。加算器30では、低域通過フィルタ
28から供給される低次係数と、高域通過フィルタ29
から供給される高次係数が加算され、元の信号に合成さ
れた信号が信号出力端子31に出力される。
【0063】次に先の図3に示す例で、この帯域合成フ
ィルタバンクの具体的な動作を説明する。入力端子21
には、(A+B)/2と(C+D)/2、(A+B)/
2と(E+F)/2、(C+D)/2と(G+H)/2
および(E+F)/2と(G+H)/2の信号が入って
くる。一方、入力端子22には、先の例では、ゼロ信号
が入ってくる。そして、予測値生成フィルタ23で、
〔(A+B)/2−(C+D)/2〕×1/4、〔(A
+B)/2−(E+F)/2〕×1/8、〔(C+D)
/2−(G+H)/2〕×1/8、〔(E+F)/2−
(G+H)/2〕×1/4の信号が得られ(但し予測係
数kが1でリミッタで制限されないとき)、この信号と
ゼロが加算器24で加えられる。
ィルタバンクの具体的な動作を説明する。入力端子21
には、(A+B)/2と(C+D)/2、(A+B)/
2と(E+F)/2、(C+D)/2と(G+H)/2
および(E+F)/2と(G+H)/2の信号が入って
くる。一方、入力端子22には、先の例では、ゼロ信号
が入ってくる。そして、予測値生成フィルタ23で、
〔(A+B)/2−(C+D)/2〕×1/4、〔(A
+B)/2−(E+F)/2〕×1/8、〔(C+D)
/2−(G+H)/2〕×1/8、〔(E+F)/2−
(G+H)/2〕×1/4の信号が得られ(但し予測係
数kが1でリミッタで制限されないとき)、この信号と
ゼロが加算器24で加えられる。
【0064】この〔(A+B)/2−(C+D)/2〕
×1/4は(A−B)/2と同じ値で、〔(A+B)/
2−(E+F)/2〕×1/8は、(C−D)/2と同
じ値であり、本来の高次係数が供給されることと同一の
結果となる。他の値も同様となっている。そして、伝達
関数H4を有する高域通過フィルタ29で高次係数が生
成され、加算器30に供給される。すなわち、(A−
B)/2、(−A+B)/2、(C−D)/2、(−C
+D)/2等の値が加算器30に加えられる。
×1/4は(A−B)/2と同じ値で、〔(A+B)/
2−(E+F)/2〕×1/8は、(C−D)/2と同
じ値であり、本来の高次係数が供給されることと同一の
結果となる。他の値も同様となっている。そして、伝達
関数H4を有する高域通過フィルタ29で高次係数が生
成され、加算器30に供給される。すなわち、(A−
B)/2、(−A+B)/2、(C−D)/2、(−C
+D)/2等の値が加算器30に加えられる。
【0065】一方、低次係数は、レジスタ25により予
測値生成フィルタ23による遅延分だけ保存され、アッ
プサンプラ26でゼロサンプルが挿入された後、低域通
過フィルタ28で低次係数が生成され加算器30に入力
される。このとき、伝達関数H3によって処理された後
の低次係数は、上述の例で言えば、(A+B)/2、
(A+B)/2、(C+D)/2、(C+D)/2、
(E+F)/2等となる。そして、加算器30によって
加算された結果、A、B、C、D、E…の各値が信号出
力端子31から出力される。
測値生成フィルタ23による遅延分だけ保存され、アッ
プサンプラ26でゼロサンプルが挿入された後、低域通
過フィルタ28で低次係数が生成され加算器30に入力
される。このとき、伝達関数H3によって処理された後
の低次係数は、上述の例で言えば、(A+B)/2、
(A+B)/2、(C+D)/2、(C+D)/2、
(E+F)/2等となる。そして、加算器30によって
加算された結果、A、B、C、D、E…の各値が信号出
力端子31から出力される。
【0066】次に、図1および図2に示すウェーブレッ
ト変換装置およびウェーブレット逆変換装置を用いた画
像符号化装置および画像復号化装置について説明する。
ト変換装置およびウェーブレット逆変換装置を用いた画
像符号化装置および画像復号化装置について説明する。
【0067】この画像符号化装置の構成は、図4に示す
ように、ウェーブレット変換を行う第1の変換部となる
水平方向変換部41と、2バンク構成のバッファメモリ
42と、ウェーブレット変換を行う第2の変換部となる
垂直方向変換部43と、量子化手段となる量子化部44
と、可変長符号化手段45とから構成される。なお、後
述する高域1次係数Y1,X1の予測値を得るため直前の
ブロックの直流係数Y0,X0を記憶させるワークメモリ
46を加えるようにしても良い。
ように、ウェーブレット変換を行う第1の変換部となる
水平方向変換部41と、2バンク構成のバッファメモリ
42と、ウェーブレット変換を行う第2の変換部となる
垂直方向変換部43と、量子化手段となる量子化部44
と、可変長符号化手段45とから構成される。なお、後
述する高域1次係数Y1,X1の予測値を得るため直前の
ブロックの直流係数Y0,X0を記憶させるワークメモリ
46を加えるようにしても良い。
【0068】そして、この画像符号化装置には、まず画
像信号が8×8ピクセルのブロック毎に水平方向変換部
41に入力される。水平方向変換部1の構成は、図5に
示すように、図1に示したウェーブレット変換装置が多
段接続されたものとなっている。
像信号が8×8ピクセルのブロック毎に水平方向変換部
41に入力される。水平方向変換部1の構成は、図5に
示すように、図1に示したウェーブレット変換装置が多
段接続されたものとなっている。
【0069】図5において、入力画像信号は、まず水平
方向1次ウェーブレット変換装置51により、画像の水
平方向について、低域成分を表す係数52と高域成分を
表す最高次係数53(図5でY30,Y31,Y32,Y33で
示される)に周波数分割される。低域成分の係数52
は、さらに水平方向2次ウェーブレット変換装置54に
より、水平方向の2次の低域係数55と高域2次係数5
6(図5でY20,Y21で示される)に周波数分割され
る。次に、水平方向3次ウェーブレット変換装置57に
よって低域係数55から高域1次係数58(図5でY0
で示される)と直流係数59とが生成される。このよう
にして、8×8ピクセルの画像データは、図7に示すよ
うに、8×8係数データとなり、水平方向に周波数分割
されたものとなる。なお、この各ウェーブレット変換装
置51、54、57によって、画像用の第1のウェーブ
レット変換装置を構成すると共にこれらの装置51,5
4,57によって第1のウェーブレット変換工程を実施
している。
方向1次ウェーブレット変換装置51により、画像の水
平方向について、低域成分を表す係数52と高域成分を
表す最高次係数53(図5でY30,Y31,Y32,Y33で
示される)に周波数分割される。低域成分の係数52
は、さらに水平方向2次ウェーブレット変換装置54に
より、水平方向の2次の低域係数55と高域2次係数5
6(図5でY20,Y21で示される)に周波数分割され
る。次に、水平方向3次ウェーブレット変換装置57に
よって低域係数55から高域1次係数58(図5でY0
で示される)と直流係数59とが生成される。このよう
にして、8×8ピクセルの画像データは、図7に示すよ
うに、8×8係数データとなり、水平方向に周波数分割
されたものとなる。なお、この各ウェーブレット変換装
置51、54、57によって、画像用の第1のウェーブ
レット変換装置を構成すると共にこれらの装置51,5
4,57によって第1のウェーブレット変換工程を実施
している。
【0070】先に示したA、B、C、D、E、F、G、
Hの各画像信号の場合で示すと、係数52は、a=(A
+B)/2、b=(C+D)/2、c=(E+F)/
2、d=(G+H)/2で現される各値a、b、c、d
が相当する。最高次係数53は、Y30=(A−B)/2
−Limit((a−b)/4)、Y31=(C−D)/
2−Limit((a−c)/8)、Y32=(E−F)
/2−Limit((b−d)/8)、Y33=(G−
H)/2−Limit((c−d)/4)で示される各
値Y30、Y31、Y32、Y33が相当する。
Hの各画像信号の場合で示すと、係数52は、a=(A
+B)/2、b=(C+D)/2、c=(E+F)/
2、d=(G+H)/2で現される各値a、b、c、d
が相当する。最高次係数53は、Y30=(A−B)/2
−Limit((a−b)/4)、Y31=(C−D)/
2−Limit((a−c)/8)、Y32=(E−F)
/2−Limit((b−d)/8)、Y33=(G−
H)/2−Limit((c−d)/4)で示される各
値Y30、Y31、Y32、Y33が相当する。
【0071】また、低域係数55は、e=(a+b)/
2、f=(c+d)/2で現される各値e,fが相当す
る。さらに、高域2次係数56は、Y20=(a−b)/
2−Limit((e−f)/4)、Y21=(c−d)
/2−Limit((e−f)/4)で示される各値Y
20,Y21が相当する。また、高域1次係数58は、Y1
=(e−f)/2、直流係数59は、Y0=(e+f)
/2がそれぞれ相当する。なお、ここでLimit
( )は、いわゆるリミッタで、出力をある一定の範囲
に制限する関数となっている。
2、f=(c+d)/2で現される各値e,fが相当す
る。さらに、高域2次係数56は、Y20=(a−b)/
2−Limit((e−f)/4)、Y21=(c−d)
/2−Limit((e−f)/4)で示される各値Y
20,Y21が相当する。また、高域1次係数58は、Y1
=(e−f)/2、直流係数59は、Y0=(e+f)
/2がそれぞれ相当する。なお、ここでLimit
( )は、いわゆるリミッタで、出力をある一定の範囲
に制限する関数となっている。
【0072】ここで、ワークメモリ46を設け、1つ前
のブロックのY0を記憶させるようにすると、現在のY0
(=Y0n)と1つ前のY0(=Y0n-1)とから外挿予測
を行うことができると共に、上述のようにリミッタを加
えることも可能となる。すなわち、Y1=(e−f)/
2−Limit((Y0n―1−Y0n)/4)としてY1を
算出することが可能となる。
のブロックのY0を記憶させるようにすると、現在のY0
(=Y0n)と1つ前のY0(=Y0n-1)とから外挿予測
を行うことができると共に、上述のようにリミッタを加
えることも可能となる。すなわち、Y1=(e−f)/
2−Limit((Y0n―1−Y0n)/4)としてY1を
算出することが可能となる。
【0073】この各画像信号A,B,C,D,E,F,
G,Hと、各係数52,53,55,56,58,59
の関係を下記に示す。
G,Hと、各係数52,53,55,56,58,59
の関係を下記に示す。
【0074】
【数3】
【0075】各係数53、56、58、59(合計8つ
の係数)は、一旦、バッファメモリ42に記憶される。
そして、垂直方向変換部43に入力し、先の画像用の第
1の変換部と同様な構成を有する画像用の第2の変換部
によって垂直方向の周波数分割が行われる。なお、垂直
方向変換部43への入力は、垂直方向にバッファメモリ
42をラスタースキャンすることにより行われる。
の係数)は、一旦、バッファメモリ42に記憶される。
そして、垂直方向変換部43に入力し、先の画像用の第
1の変換部と同様な構成を有する画像用の第2の変換部
によって垂直方向の周波数分割が行われる。なお、垂直
方向変換部43への入力は、垂直方向にバッファメモリ
42をラスタースキャンすることにより行われる。
【0076】垂直方向変換部43では、図6に示すよう
に、垂直方向1次ウェーブレット変換装置61、垂直方
向2次ウェーブレット変換装置62および垂直方向3次
ウェーブレット変換装置63(それぞれは水平方向1
次、2次、3次のウェーブレット変換装置51,54,
57に相当)によって8つの係数(1つの直流係数
X0、1つの高域1次係数のX1、2つの高域2次係数X
20,X21、4つの最高次係数X30,X31,X32,X33)
が生成される。
に、垂直方向1次ウェーブレット変換装置61、垂直方
向2次ウェーブレット変換装置62および垂直方向3次
ウェーブレット変換装置63(それぞれは水平方向1
次、2次、3次のウェーブレット変換装置51,54,
57に相当)によって8つの係数(1つの直流係数
X0、1つの高域1次係数のX1、2つの高域2次係数X
20,X21、4つの最高次係数X30,X31,X32,X33)
が生成される。
【0077】この垂直方向の4つの種類の係数は、垂直
方向の1ライン毎に生成され、次の量子化部44にはき
出される。このように、8×8ピクセルの画像は、図8
に示すように16の帯域に周波数分割される。なお、バ
ッファメモリ42は、2つのバンクから構成されるのが
望ましい。1つのバンクに書き込まれるとき、他方のバ
ンクから記憶内容をはき出すようにすれば効率的になる
ためである。
方向の1ライン毎に生成され、次の量子化部44にはき
出される。このように、8×8ピクセルの画像は、図8
に示すように16の帯域に周波数分割される。なお、バ
ッファメモリ42は、2つのバンクから構成されるのが
望ましい。1つのバンクに書き込まれるとき、他方のバ
ンクから記憶内容をはき出すようにすれば効率的になる
ためである。
【0078】量子化部44では、各係数に応じて適当に
重み付けを変えて量子化する。一般的には、低次の係数
を密に、高次の係数を粗く量子化する。量子化された係
数は、可変長符号化部45に入力され、その出現確率の
大きさに応じて符号を割り当てられる。そして、ランレ
ングス符号あるいはハフマン符号等の可変長符号により
符号化し出力される。
重み付けを変えて量子化する。一般的には、低次の係数
を密に、高次の係数を粗く量子化する。量子化された係
数は、可変長符号化部45に入力され、その出現確率の
大きさに応じて符号を割り当てられる。そして、ランレ
ングス符号あるいはハフマン符号等の可変長符号により
符号化し出力される。
【0079】一方、画像復号化装置の構成は、図9に示
すように、可変長復号化手段71と、逆量子化手段とな
る逆量子化部72と、ウェーブレット逆変換を行う第1
の逆変換部となる垂直方向逆変換部73と、バッファメ
モリ74と、ウェーブレット逆変換を行う第2の逆変換
部となる水平方向逆変換部75とから構成される。な
お、直前のブロックの直流係数Y0,X0を記憶させるワ
ークメモリ76を設けるようにしても良い。
すように、可変長復号化手段71と、逆量子化手段とな
る逆量子化部72と、ウェーブレット逆変換を行う第1
の逆変換部となる垂直方向逆変換部73と、バッファメ
モリ74と、ウェーブレット逆変換を行う第2の逆変換
部となる水平方向逆変換部75とから構成される。な
お、直前のブロックの直流係数Y0,X0を記憶させるワ
ークメモリ76を設けるようにしても良い。
【0080】そして、この画像復号化装置では、まず可
変長符号化された入力データを可変長復号化部71で量
子化係数に復号する。続いて、逆量子化部72で逆量子
化を行い係数を得て、それらを垂直方向逆変換部73に
よって垂直方向について復号する。そして、この復号さ
れた値をバッファメモリ74に記憶させる。
変長符号化された入力データを可変長復号化部71で量
子化係数に復号する。続いて、逆量子化部72で逆量子
化を行い係数を得て、それらを垂直方向逆変換部73に
よって垂直方向について復号する。そして、この復号さ
れた値をバッファメモリ74に記憶させる。
【0081】逆量子化部72のハード構成は、図10に
示すようになっている。すなわち、ホストバスから量子
化スケールをロードすると共にタイミング信号となるス
トローブ信号が入力するQ−マトリックスレジスタ部7
2aと、ストローブ信号をストアするレジスタ72b,
72bと、量子化係数を一旦ストアするレジスタ72c
と、レジスタ72cからの量子化係数とQ−マトリック
スレジスタ部72aからの信号とを掛け逆量子化係数を
得るかけ算器72dと、その値を一旦ストアするレジス
タ72eとから構成される。
示すようになっている。すなわち、ホストバスから量子
化スケールをロードすると共にタイミング信号となるス
トローブ信号が入力するQ−マトリックスレジスタ部7
2aと、ストローブ信号をストアするレジスタ72b,
72bと、量子化係数を一旦ストアするレジスタ72c
と、レジスタ72cからの量子化係数とQ−マトリック
スレジスタ部72aからの信号とを掛け逆量子化係数を
得るかけ算器72dと、その値を一旦ストアするレジス
タ72eとから構成される。
【0082】垂直方向逆変換部73は、図11に示すよ
うになっており、図2に示したウェーブレット逆変換装
置が多段接続される構成となっている。図11におい
て、直流係数X0と高域1次の係数X1が、垂直方向3次
ウェーブレット逆変換装置81に入力され合成されて低
域係数82を得る。この低域係数82と高域2次係数8
3となるX20,X21が垂直方向2次ウェーブレット逆変
換装置84に供給され、低域係数85を得る。
うになっており、図2に示したウェーブレット逆変換装
置が多段接続される構成となっている。図11におい
て、直流係数X0と高域1次の係数X1が、垂直方向3次
ウェーブレット逆変換装置81に入力され合成されて低
域係数82を得る。この低域係数82と高域2次係数8
3となるX20,X21が垂直方向2次ウェーブレット逆変
換装置84に供給され、低域係数85を得る。
【0083】この低域係数85と高域3次係数86とな
るX30,X31,X32,X33が垂直方向1次ウェーブレッ
ト逆変換装置87に供給され、垂直方向の最後段の逆変
換が行われる。そして、これらによって垂直方向の周波
数合成が完成する。なお、この各ウェーブレット逆変換
装置81,84,87によって、画像用の第1のウェー
ブレット逆変換装置を構成すると共にこれらの装置8
1,84,87によって第1のウェーブレット逆変換工
程を実施している。
るX30,X31,X32,X33が垂直方向1次ウェーブレッ
ト逆変換装置87に供給され、垂直方向の最後段の逆変
換が行われる。そして、これらによって垂直方向の周波
数合成が完成する。なお、この各ウェーブレット逆変換
装置81,84,87によって、画像用の第1のウェー
ブレット逆変換装置を構成すると共にこれらの装置8
1,84,87によって第1のウェーブレット逆変換工
程を実施している。
【0084】この垂直方向逆変換部73を1つの装置で
実現させる場合の具体的なハード構成を図12に示す。
実現させる場合の具体的なハード構成を図12に示す。
【0085】垂直方向逆変換部73は、逆量子化後スト
ローブ信号を入力し各構成部を制御する制御回路部73
aと、低域係数77,80からリミッタ付きの予測値を
生成する予測値生成部73bと、予測値生成部73bか
らのリミッタ付の予測値と逆量子化係数とを加え合わせ
る加算部73cと、その加算によって得られる高域成分
から次の低域成分を演算し、演算部出力信号VACMD
0〜VACMD7を出力する演算部73dと、演算され
て得られたデータがすべて揃うと一括して蓄え、各出力
信号IVRD0〜IVRD7を出力するレジスタ部73
eと、蓄えられたデータを逆変換出力RMINとして1
つずつはき出すセレクタ73fとから構成される。
ローブ信号を入力し各構成部を制御する制御回路部73
aと、低域係数77,80からリミッタ付きの予測値を
生成する予測値生成部73bと、予測値生成部73bか
らのリミッタ付の予測値と逆量子化係数とを加え合わせ
る加算部73cと、その加算によって得られる高域成分
から次の低域成分を演算し、演算部出力信号VACMD
0〜VACMD7を出力する演算部73dと、演算され
て得られたデータがすべて揃うと一括して蓄え、各出力
信号IVRD0〜IVRD7を出力するレジスタ部73
eと、蓄えられたデータを逆変換出力RMINとして1
つずつはき出すセレクタ73fとから構成される。
【0086】なお、予測値生成部73bに点線によって
入力してくる信号は、バッファメモリ76を設けている
場合、そのバッファメモリ76に蓄えられていた直前ブ
ロックの直流係数X0に対応する信号で、一方、演算部
73dから出力される点線で示す信号は、次のブロック
のために使用される現ブロックの直流係数X0に対応す
る信号となっている。
入力してくる信号は、バッファメモリ76を設けている
場合、そのバッファメモリ76に蓄えられていた直前ブ
ロックの直流係数X0に対応する信号で、一方、演算部
73dから出力される点線で示す信号は、次のブロック
のために使用される現ブロックの直流係数X0に対応す
る信号となっている。
【0087】演算部73dは、8個の累和器90〜97
により構成され、加算器73cによって得られた演算部
入力信号VACMINが各累和器90〜97に供給され
る。累和器90は、AND回路90aと、加算器90b
と、レジスタ90cとから構成される。累和器91は、
AND回路91aと、加減算器91bと、レジスタ91
cとから構成される。累和器92〜97は、累和器91
と同様な構成となっている。そして、各累和器90〜9
7は、初期化信号VAINIT、どの累和器90〜97
をアクティブにするかを選択する累和器選択信号VAR
STB、減算を行わせる累和器90〜97を選択する減
算選択信号VASUBによって制御される。
により構成され、加算器73cによって得られた演算部
入力信号VACMINが各累和器90〜97に供給され
る。累和器90は、AND回路90aと、加算器90b
と、レジスタ90cとから構成される。累和器91は、
AND回路91aと、加減算器91bと、レジスタ91
cとから構成される。累和器92〜97は、累和器91
と同様な構成となっている。そして、各累和器90〜9
7は、初期化信号VAINIT、どの累和器90〜97
をアクティブにするかを選択する累和器選択信号VAR
STB、減算を行わせる累和器90〜97を選択する減
算選択信号VASUBによって制御される。
【0088】初期化信号VAINITがアクティブとな
ると、各累和器90〜97は、過去の累和値を放棄し
て、演算部入力信号VACMINのデータを直接レジス
タ90c〜97cにストアする。累和器選択信号VAR
STBがアクティブになると、対応する累和器90〜9
7のレジスタ90c〜97cを更新し、累和を実行す
る。また、減算選択信号VASUBをアクティブにする
ことで、対応する累和器91〜97の加減算器91b〜
97bに減算を行わせる。なお、累和器90は、加算器
90bを有しており、加算のみを実行する。
ると、各累和器90〜97は、過去の累和値を放棄し
て、演算部入力信号VACMINのデータを直接レジス
タ90c〜97cにストアする。累和器選択信号VAR
STBがアクティブになると、対応する累和器90〜9
7のレジスタ90c〜97cを更新し、累和を実行す
る。また、減算選択信号VASUBをアクティブにする
ことで、対応する累和器91〜97の加減算器91b〜
97bに減算を行わせる。なお、累和器90は、加算器
90bを有しており、加算のみを実行する。
【0089】このように、各累和器90〜97は、アク
ティブを意味する初期化信号VAINIT“1”によっ
てAND回路90a〜97aが零となり、演算部入力信
号VACMINのデータをレジスタ90c〜97cへス
トアする。その後は、初期化信号VAINITが“0”
となり、レジスタ90c〜97cの値を加算器90bや
加減算器91b〜97bへ伝え、減算選択信号VASU
Bによって演算部入力信号VACMINから減算した
り、加算したりする。
ティブを意味する初期化信号VAINIT“1”によっ
てAND回路90a〜97aが零となり、演算部入力信
号VACMINのデータをレジスタ90c〜97cへス
トアする。その後は、初期化信号VAINITが“0”
となり、レジスタ90c〜97cの値を加算器90bや
加減算器91b〜97bへ伝え、減算選択信号VASU
Bによって演算部入力信号VACMINから減算した
り、加算したりする。
【0090】次に、この垂直方向逆変換部73で行われ
るプロセスを図14から図16に示す表に基づいて説明
する。なお、各表に示すサイクル数は、8個の逆量子化
係数C0,C1,C2,C3,C4,C5,C6,C7が1サイ
クル毎に投入された場合(可変長復号化部71からの量
子化係数は、最速で1サイクル毎に出力される)で、表
示されていない奇数番号のサイクルはウェイト・サイク
ルである。実際には、2サイクル以上のウェイト・サイ
クルが入るケースが多く存在する。また、各表におい
て、演算部入力信号が逆量子化係数に対して8倍したも
のを利用しているのは、固定小数点で演算しているた
め、最初にげたをはかせて演算精度を保つためであり、
最後に1/8とされ元に戻される。
るプロセスを図14から図16に示す表に基づいて説明
する。なお、各表に示すサイクル数は、8個の逆量子化
係数C0,C1,C2,C3,C4,C5,C6,C7が1サイ
クル毎に投入された場合(可変長復号化部71からの量
子化係数は、最速で1サイクル毎に出力される)で、表
示されていない奇数番号のサイクルはウェイト・サイク
ルである。実際には、2サイクル以上のウェイト・サイ
クルが入るケースが多く存在する。また、各表におい
て、演算部入力信号が逆量子化係数に対して8倍したも
のを利用しているのは、固定小数点で演算しているた
め、最初にげたをはかせて演算精度を保つためであり、
最後に1/8とされ元に戻される。
【0091】最初、初期化信号VAINITは“1”
で、各累和器90〜97の過去の累和値が放棄される。
また、累和器選択信号VARSTBが“1111111
1”ですべての累和器90〜97がアクティブとされ、
演算選択信号VARSTBが“0000000”ですべ
ての加減算器91b〜97bが加算状態となる。このよ
うな状態で逆量子化係数のうち直流係数C0(=X0)が
入力されてくる。このとき、予測は行われないので、予
測値は「0」となり、演算部入力信号VACMINはD
0=8×C0となる。このD0が各レジスタ90c〜97
cにストアされる。演算部出力信号はまだ生じていない
ので、無しであり、このため、レジスタ出力もすべて無
しとなる。
で、各累和器90〜97の過去の累和値が放棄される。
また、累和器選択信号VARSTBが“1111111
1”ですべての累和器90〜97がアクティブとされ、
演算選択信号VARSTBが“0000000”ですべ
ての加減算器91b〜97bが加算状態となる。このよ
うな状態で逆量子化係数のうち直流係数C0(=X0)が
入力されてくる。このとき、予測は行われないので、予
測値は「0」となり、演算部入力信号VACMINはD
0=8×C0となる。このD0が各レジスタ90c〜97
cにストアされる。演算部出力信号はまだ生じていない
ので、無しであり、このため、レジスタ出力もすべて無
しとなる。
【0092】次のサイクル2で高域1次係数C1(=
X1)が入力する。このとき、ワークメモリ76が無い
ときは、予測は行われず予測値は「0」となる。なお、
ワークメモリが存在するときについては、次からのステ
ップと同様となるので、説明は省略する。予測値が
「0」なので演算部入力信号VACMINは、D1=8
×C1となる。
X1)が入力する。このとき、ワークメモリ76が無い
ときは、予測は行われず予測値は「0」となる。なお、
ワークメモリが存在するときについては、次からのステ
ップと同様となるので、説明は省略する。予測値が
「0」なので演算部入力信号VACMINは、D1=8
×C1となる。
【0093】一方、初期化信号VAINITは“0”
で、帰還される演算部出力信号VACMDが加算器90
bや加減算器91b〜97bにそのまま入力するように
なる。また、累和器選択信号VARSTBはすべてアク
ティブであり、各累和器90〜97は動作状態となる。
さらに、減算選択信号VASUBは“1111000”
となり、上から3つの加減算器91b〜93bが加算
で、残りの4つの加減算器94b〜97bが減算を行
う。なお、加算器90bは常に加算のみを行う。
で、帰還される演算部出力信号VACMDが加算器90
bや加減算器91b〜97bにそのまま入力するように
なる。また、累和器選択信号VARSTBはすべてアク
ティブであり、各累和器90〜97は動作状態となる。
さらに、減算選択信号VASUBは“1111000”
となり、上から3つの加減算器91b〜93bが加算
で、残りの4つの加減算器94b〜97bが減算を行
う。なお、加算器90bは常に加算のみを行う。
【0094】このような状態のため、演算部73dは、
各レジスタ90c〜97cの各値D0と演算部入力信号
となるD1とから、累和器90〜93はDa=D0+D1
の加算を行い、累和器94〜97はDb=D0−D1の減
算を行う。ここでDaとDbは、低域係数82に相当
し、水平方向で言えば、低域係数55(=e,f)に相
当する。そして、レジスタ90c〜93cは、値Da
を、レジスタ94c〜97cは、値Dbをストアする。
各レジスタ90c〜97cの各値D0と演算部入力信号
となるD1とから、累和器90〜93はDa=D0+D1
の加算を行い、累和器94〜97はDb=D0−D1の減
算を行う。ここでDaとDbは、低域係数82に相当
し、水平方向で言えば、低域係数55(=e,f)に相
当する。そして、レジスタ90c〜93cは、値Da
を、レジスタ94c〜97cは、値Dbをストアする。
【0095】次のサイクル4では、高域2次係数83の
1つであるC2(=X20)が入力する。予測値生成部7
3bは、4つの演算部出力信号のDa,Dbから適宜な
2つのDa,Dbを選択し、リミッタ付きの予測値とし
てP0=Limit((Da−Db)/4)を得る。こ
れによって両信号が加算部73cによって加算され、演
算部入力信号VACMINがD2=8×C2+P0とな
る。なお、フィードバックされる演算部出力信号Da,
Dbが既に8倍されているので、予測値P0には8をか
ける必要がない。
1つであるC2(=X20)が入力する。予測値生成部7
3bは、4つの演算部出力信号のDa,Dbから適宜な
2つのDa,Dbを選択し、リミッタ付きの予測値とし
てP0=Limit((Da−Db)/4)を得る。こ
れによって両信号が加算部73cによって加算され、演
算部入力信号VACMINがD2=8×C2+P0とな
る。なお、フィードバックされる演算部出力信号Da,
Dbが既に8倍されているので、予測値P0には8をか
ける必要がない。
【0096】このとき、初期化信号VAINITは
“0”で、帰還される演算部出力信号VACMDが加算
器90bや加減算器91b〜97bにそのまま入力する
ようになる。また、累和器選択信号VARSTBは“0
0001111”となっており、累和器90〜93はア
クティブで、累和器94〜97は非動作状態となり、レ
ジスタ94c〜97cは更新されない。また、減算選択
信号VASUBは“0000110”となり、加算器9
0bと加減算器91bは加算をし、加減算器92b,9
3bは減算処理をする。なお、加減算器94b〜97b
には加算処理信号“0”が加えられるが、累和器94〜
97がアクティブとならないため、加算処理は行われな
い。
“0”で、帰還される演算部出力信号VACMDが加算
器90bや加減算器91b〜97bにそのまま入力する
ようになる。また、累和器選択信号VARSTBは“0
0001111”となっており、累和器90〜93はア
クティブで、累和器94〜97は非動作状態となり、レ
ジスタ94c〜97cは更新されない。また、減算選択
信号VASUBは“0000110”となり、加算器9
0bと加減算器91bは加算をし、加減算器92b,9
3bは減算処理をする。なお、加減算器94b〜97b
には加算処理信号“0”が加えられるが、累和器94〜
97がアクティブとならないため、加算処理は行われな
い。
【0097】演算部73dはこのような状態であるた
め、累和器90,91が演算部出力信号Daと演算部入
力信号D2とを加えて、その後、値Dc(=Da+D2)
をレジスタ90c,91cにストアする。一方、累和器
92,93は減算処理の値(Dd=Da−D2)をレジ
スタ92c,93cにストアする。これは、低域係数8
5の一つに相当すると共に先に示した水平方向の値で言
えば、Dcが低域係数aに相当し、Ddが低域係数bに
相当する。
め、累和器90,91が演算部出力信号Daと演算部入
力信号D2とを加えて、その後、値Dc(=Da+D2)
をレジスタ90c,91cにストアする。一方、累和器
92,93は減算処理の値(Dd=Da−D2)をレジ
スタ92c,93cにストアする。これは、低域係数8
5の一つに相当すると共に先に示した水平方向の値で言
えば、Dcが低域係数aに相当し、Ddが低域係数bに
相当する。
【0098】次に、もう1つの高域2次係数C3(=X
21)が入力する。予測値生成部73bは、その中にレジ
スタを有しており、前ステップにおける演算部出力信号
のDa,Dbを保有している。そして、新たな演算部出
力信号としてのDc,Ddを使用せず、先の演算部出力
信号のDa,Dbからリミッタ付きの予測値としてP1
=Limit((Da−De)/4)を得る。なお、こ
の値P1は、先程の予測値P0と同一の値となっている。
この両信号を加算部73cで加算し、演算部入力信号V
ACMINとしてD3=8×C3+P1を得る。
21)が入力する。予測値生成部73bは、その中にレジ
スタを有しており、前ステップにおける演算部出力信号
のDa,Dbを保有している。そして、新たな演算部出
力信号としてのDc,Ddを使用せず、先の演算部出力
信号のDa,Dbからリミッタ付きの予測値としてP1
=Limit((Da−De)/4)を得る。なお、こ
の値P1は、先程の予測値P0と同一の値となっている。
この両信号を加算部73cで加算し、演算部入力信号V
ACMINとしてD3=8×C3+P1を得る。
【0099】このとき、初期化信号VAINITは
“0”で、先程と同様となっている。一方、累和器選択
信号VARSTBは“11110000”となってお
り、累和器90〜93は非動作状態で、累和器94〜9
7がアクティブとなる。また、減算選択信号VASUB
は、“1100000”で、加減算器96b,97bの
みが減算処理を行う。そして、加減算器94b,95b
が加算処理を行う。なお、加算器90bおよび加減算器
91b〜93bは、累和器90〜93がアクティブでな
いため加算処理を行わない。
“0”で、先程と同様となっている。一方、累和器選択
信号VARSTBは“11110000”となってお
り、累和器90〜93は非動作状態で、累和器94〜9
7がアクティブとなる。また、減算選択信号VASUB
は、“1100000”で、加減算器96b,97bの
みが減算処理を行う。そして、加減算器94b,95b
が加算処理を行う。なお、加算器90bおよび加減算器
91b〜93bは、累和器90〜93がアクティブでな
いため加算処理を行わない。
【0100】演算部73dは、これらの制御信号により
上述の状態となっており、演算部入力信号として値D3
が入ってくると、累和器94,95は、先にストアされ
ていた値Dbを加える加算処理し、値De(=Db+D
3)をレジスタ94c,95cにストアする。一方、累
和器96,97は、減算処理をし、値Df(=Db−D
3)をレジスタ96c,97cにストアする。なお、レ
ジスタ90c,91cには、値Dcが、レジスタ92
c,93cには値Ddがそのままストアされている。各
値De,Dfは低域係数85に相当すると共に、先に示
した水平方向の値で言えば各低域係数c,dに相当す
る。
上述の状態となっており、演算部入力信号として値D3
が入ってくると、累和器94,95は、先にストアされ
ていた値Dbを加える加算処理し、値De(=Db+D
3)をレジスタ94c,95cにストアする。一方、累
和器96,97は、減算処理をし、値Df(=Db−D
3)をレジスタ96c,97cにストアする。なお、レ
ジスタ90c,91cには、値Dcが、レジスタ92
c,93cには値Ddがそのままストアされている。各
値De,Dfは低域係数85に相当すると共に、先に示
した水平方向の値で言えば各低域係数c,dに相当す
る。
【0101】次のサイクル8では、高域3次係数86の
1つであるC4(=X30)が入力する。予測値生成部7
3bは、演算部出力信号のDc,Ddからリミッタ付き
の予測値としてP2=Limit((Dc−Dd)/
4)を得る。そして、加算部73cは、両信号を加算し
て演算部入力信号VACMINとして値D4=8×C4+
P2を得る。このとき、累和器選択信号VARSTBは
“00000011”となっており、累和器90,91
がアクティブとなり、累和器92〜97が非アクティブ
となっている。また、減算選択信号VASUBは“00
00001”となっているので、加算器90bは加算処
理をし、加減算器91bは減算処理をする。なお、加減
算器92b〜97bは、累和器92〜97が非アクティ
ブのため処理動作を行わない。
1つであるC4(=X30)が入力する。予測値生成部7
3bは、演算部出力信号のDc,Ddからリミッタ付き
の予測値としてP2=Limit((Dc−Dd)/
4)を得る。そして、加算部73cは、両信号を加算し
て演算部入力信号VACMINとして値D4=8×C4+
P2を得る。このとき、累和器選択信号VARSTBは
“00000011”となっており、累和器90,91
がアクティブとなり、累和器92〜97が非アクティブ
となっている。また、減算選択信号VASUBは“00
00001”となっているので、加算器90bは加算処
理をし、加減算器91bは減算処理をする。なお、加減
算器92b〜97bは、累和器92〜97が非アクティ
ブのため処理動作を行わない。
【0102】このような演算部73dに演算部入力信号
VACMINとして値D4が入力すると、加算器90b
は、値D4とレジスタ90cから取り出した演算部出力
信号Dcとを加算してレジスタ90cにDg=Dc+D
4をストアする。また、加減算器91bは、Dh=Dc
−D4の値をレジスタ91cにストアする。この値Dg
は画像信号Aの値となり、値Dhは画像信号Bの値とな
る。
VACMINとして値D4が入力すると、加算器90b
は、値D4とレジスタ90cから取り出した演算部出力
信号Dcとを加算してレジスタ90cにDg=Dc+D
4をストアする。また、加減算器91bは、Dh=Dc
−D4の値をレジスタ91cにストアする。この値Dg
は画像信号Aの値となり、値Dhは画像信号Bの値とな
る。
【0103】次に、高域3次係数86の1つであるC5
(=X31)が入力すると予測値P3=Limit((D
c−De/8)が得られ、演算部入力信号としてD5=
8×C5+P3が演算部73dに入力することとなる。こ
の結果、累和器92のレジスタ92cにDi=Dd+D
5がストアされ、累和器93のレジスタ93cにDj=
Dd−D5をストアする。この値Diは画像信号Cの値
で、値Djは画像信号Dの値となる。なお、予測値P3
を得るとき、値Dcは、演算部出力信号VACMD中に
ないため、予測値生成部73b中のレジスタに保管され
ている1ステップ前の値Dcを利用している。同様な状
況が次に述べるサイクル12,14でも生じ、同様な処
理を行っている。
(=X31)が入力すると予測値P3=Limit((D
c−De/8)が得られ、演算部入力信号としてD5=
8×C5+P3が演算部73dに入力することとなる。こ
の結果、累和器92のレジスタ92cにDi=Dd+D
5がストアされ、累和器93のレジスタ93cにDj=
Dd−D5をストアする。この値Diは画像信号Cの値
で、値Djは画像信号Dの値となる。なお、予測値P3
を得るとき、値Dcは、演算部出力信号VACMD中に
ないため、予測値生成部73b中のレジスタに保管され
ている1ステップ前の値Dcを利用している。同様な状
況が次に述べるサイクル12,14でも生じ、同様な処
理を行っている。
【0104】次に、高域3次係数86の1つであるC6
(=X32)が入力し、図15に示すDk=De+D6が
累和器94のレジスタ94cにストアされ、Dl=De
−D6が累和器95のレジスタ95cにストアされる。
次に、最後の高域3次係数86であるC7(=X33)が
入力すると、図15および図16に示すDm=Df+D
7が累和器96のレジスタ96cにストアされ、Dn=
Df−D7が累和器97のレジスタ97cにストアされ
る。以上により、所定ブロックの画像信号のすべての垂
直方向の値が各レジスタ90c〜97cにストアされた
こととなる。
(=X32)が入力し、図15に示すDk=De+D6が
累和器94のレジスタ94cにストアされ、Dl=De
−D6が累和器95のレジスタ95cにストアされる。
次に、最後の高域3次係数86であるC7(=X33)が
入力すると、図15および図16に示すDm=Df+D
7が累和器96のレジスタ96cにストアされ、Dn=
Df−D7が累和器97のレジスタ97cにストアされ
る。以上により、所定ブロックの画像信号のすべての垂
直方向の値が各レジスタ90c〜97cにストアされた
こととなる。
【0105】この後、次のブロックの直流係数C0(=
X0)が入力する。このとき、制御回路部73aからの
制御によって各レジスタ90c〜97cの各値がレジス
タ部73eへ転送される。一方、演算部73dは初期化
信号VAINITが“1”となることによって初期化さ
れる。このため、各レジスタ90c〜97cには、最初
のサイクル(=0サイクル)と同様に値D0がストアさ
れる。
X0)が入力する。このとき、制御回路部73aからの
制御によって各レジスタ90c〜97cの各値がレジス
タ部73eへ転送される。一方、演算部73dは初期化
信号VAINITが“1”となることによって初期化さ
れる。このため、各レジスタ90c〜97cには、最初
のサイクル(=0サイクル)と同様に値D0がストアさ
れる。
【0106】次に、高域1次係数C1(=X1)が入力す
ると、先に示したサイクル2の場合と同様にレジスタ9
0c〜93cには値Daが、レジスタ94cから97c
には値Dbがストアされる。なお、このとき、セレクタ
73fが制御回路部73aの制御を受けて逆変換出力R
MINとして値Dgを出力する。その後、各サイクルで
次々とセレクタ73fが逆変換出力RMINを出力して
いく。すなわち、Dh→Di→Dj→Dk→Dl→Dm
→Dnと順に出力していく。
ると、先に示したサイクル2の場合と同様にレジスタ9
0c〜93cには値Daが、レジスタ94cから97c
には値Dbがストアされる。なお、このとき、セレクタ
73fが制御回路部73aの制御を受けて逆変換出力R
MINとして値Dgを出力する。その後、各サイクルで
次々とセレクタ73fが逆変換出力RMINを出力して
いく。すなわち、Dh→Di→Dj→Dk→Dl→Dm
→Dnと順に出力していく。
【0107】垂直方向逆変換部73で変換された信号
は、バッファメモリ74に一旦保存される。このバッフ
ァメモリ74は、バッファメモリ42と同様に転置メモ
リとなっていると共に2バンク構成となっている。具体
的には、一方のバンクを例えば横方向に書き込み、もう
一方のバンクを縦方向に読み出していく。そして、読み
出された信号は、水平方向逆変換部75に入力し、先の
画像用の第1の逆変換部と同様な構成を有するウェーブ
レット逆変換を行う画像用の第2の逆変換部で水平方向
の周波数合成が行われる。
は、バッファメモリ74に一旦保存される。このバッフ
ァメモリ74は、バッファメモリ42と同様に転置メモ
リとなっていると共に2バンク構成となっている。具体
的には、一方のバンクを例えば横方向に書き込み、もう
一方のバンクを縦方向に読み出していく。そして、読み
出された信号は、水平方向逆変換部75に入力し、先の
画像用の第1の逆変換部と同様な構成を有するウェーブ
レット逆変換を行う画像用の第2の逆変換部で水平方向
の周波数合成が行われる。
【0108】水平方向逆変換部75は、図11に示す構
成と同様な構成となっている。すなわち、垂直方向3次
ウェーブレット逆変換装置81に相当する部分に水平方
向3次ウェーブレット逆変換装置が配置され、垂直方向
2次ウェーブレット逆変換装置84に相当する部分に水
平方向2次ウェーブレット逆変換装置が配置され、垂直
方向1次ウェーブレット逆変換装置87に相当する部分
に水平方向1次ウェーブレット逆変換装置が配置される
ものとなっている。また、水平方向逆変換部75を1つ
の装置で実施させる場合も図12に示す構成と同様な構
成としている。
成と同様な構成となっている。すなわち、垂直方向3次
ウェーブレット逆変換装置81に相当する部分に水平方
向3次ウェーブレット逆変換装置が配置され、垂直方向
2次ウェーブレット逆変換装置84に相当する部分に水
平方向2次ウェーブレット逆変換装置が配置され、垂直
方向1次ウェーブレット逆変換装置87に相当する部分
に水平方向1次ウェーブレット逆変換装置が配置される
ものとなっている。また、水平方向逆変換部75を1つ
の装置で実施させる場合も図12に示す構成と同様な構
成としている。
【0109】そして、水平方向の直流係数Y0、高域1
次係数Y1、高域2次係数Y20,Y21、高域3次係数Y
30,Y31,Y32,Y33の8つの係数から水平方向の周波
数合成が行われ、各画像信号が出力される。
次係数Y1、高域2次係数Y20,Y21、高域3次係数Y
30,Y31,Y32,Y33の8つの係数から水平方向の周波
数合成が行われ、各画像信号が出力される。
【0110】以上のような画像符号化装置および画像復
号化装置では、従来のウェーブレット変換および逆変換
装置と異なり、ワークメモリを少なくでき、ソフトウェ
アでの実装の場合、キャッシュのヒット率を上げること
ができ、実行速度が速くなり、ハードウェアによる実装
では、回路規模を小さくすることができる。また、エン
トロピー符号化にランレングス符号やハフマン符号、算
術符号等を用いているが、処理速度の向上等のために次
のような予測ランレングスを用いると一層好ましいもの
となる。
号化装置では、従来のウェーブレット変換および逆変換
装置と異なり、ワークメモリを少なくでき、ソフトウェ
アでの実装の場合、キャッシュのヒット率を上げること
ができ、実行速度が速くなり、ハードウェアによる実装
では、回路規模を小さくすることができる。また、エン
トロピー符号化にランレングス符号やハフマン符号、算
術符号等を用いているが、処理速度の向上等のために次
のような予測ランレングスを用いると一層好ましいもの
となる。
【0111】すなわち、2値のビット列を入力する際、
“0”か“1”を優勢シンボルと定め、その優勢シンボ
ルがn個連続すると予測する。この予測が当たったとき
は、符号語として“0”または“1”のいずれか一方を
出力し、符号化を完了する。はずれた場合は、“0”ま
たは“1”のいずれか他方を出力すると共に、その注目
系列を分割し、それぞれの分割された系列の信号状態を
上述と同様な方法で確認し符号化していく。そして、予
測が当たるか分割が所定値のビット数となるまで、同様
の分割と予測を繰り返し符号化する。
“0”か“1”を優勢シンボルと定め、その優勢シンボ
ルがn個連続すると予測する。この予測が当たったとき
は、符号語として“0”または“1”のいずれか一方を
出力し、符号化を完了する。はずれた場合は、“0”ま
たは“1”のいずれか他方を出力すると共に、その注目
系列を分割し、それぞれの分割された系列の信号状態を
上述と同様な方法で確認し符号化していく。そして、予
測が当たるか分割が所定値のビット数となるまで、同様
の分割と予測を繰り返し符号化する。
【0112】また、このような原理に基づく符号化に加
え、さらに改良した予測ランレングスを使用しても良
い。すなわち、予測ビット長nで定まるビット列を一度
に符号化せず、何段階にも分けて符号化をする。このた
め、予測ビット長nが大きくなっても、デコードバッフ
ァ部の容量を大きくする必要がなくなる。また、符号化
を行うに当たり、入力される信号に対する出力信号を予
め表化した符号化テーブルを設けるようにしても良い。
このようにすると、符号化の速度が向上する。
え、さらに改良した予測ランレングスを使用しても良
い。すなわち、予測ビット長nで定まるビット列を一度
に符号化せず、何段階にも分けて符号化をする。このた
め、予測ビット長nが大きくなっても、デコードバッフ
ァ部の容量を大きくする必要がなくなる。また、符号化
を行うに当たり、入力される信号に対する出力信号を予
め表化した符号化テーブルを設けるようにしても良い。
このようにすると、符号化の速度が向上する。
【0113】また、画像復号化装置では、先に示した予
測ランレングスおよび改良した予測ランレングスとは、
逆のアルゴリズムを使用して復号するようにしても良
い。このようにすると、復号速度を速くできると共にデ
コードバッファ部の容量を小さくできるものとなる。
測ランレングスおよび改良した予測ランレングスとは、
逆のアルゴリズムを使用して復号するようにしても良
い。このようにすると、復号速度を速くできると共にデ
コードバッファ部の容量を小さくできるものとなる。
【0114】一般に、ウェーブレット変換は、DCTと
は異なり変換後の係数に若干の相関性が残っている。先
に本発明者が発明した特願平8−50634を使用した
技術では、この相関性を除去するために画像全体を図2
2と同様に10の帯域に分割後、係数内の相関を考慮し
てスキャンを行い、直前の係数値による条件付きエント
ロピー符号化を行うようにしている。一方、本発明のよ
うにワークメモリを削減するため、8×8ピクセル程度
のブロック分割を行う場合、係数間の相関を考慮したス
キャンは難しく、相関性の除去が困難となり効率の低下
を招く恐れがある。しかし、上述の実施の形態では、帯
域分割数を図8に示すように16と拡大し、各係数を極
力無相関化するようにしているため、効率の低下を生じ
ない。
は異なり変換後の係数に若干の相関性が残っている。先
に本発明者が発明した特願平8−50634を使用した
技術では、この相関性を除去するために画像全体を図2
2と同様に10の帯域に分割後、係数内の相関を考慮し
てスキャンを行い、直前の係数値による条件付きエント
ロピー符号化を行うようにしている。一方、本発明のよ
うにワークメモリを削減するため、8×8ピクセル程度
のブロック分割を行う場合、係数間の相関を考慮したス
キャンは難しく、相関性の除去が困難となり効率の低下
を招く恐れがある。しかし、上述の実施の形態では、帯
域分割数を図8に示すように16と拡大し、各係数を極
力無相関化するようにしているため、効率の低下を生じ
ない。
【0115】また、本発明者が先に出願した改良型ハー
ル変換では、低次係数から高次係数を予測することでハ
ール変換に対して大幅に効率を向上させているが、係次
係数の言わば過去と未来の両方向からの予測(=内挿予
測)を行っているため、多くのワークメモリを必要とし
ている。これに対して、上述の実施の形態のウェーブレ
ット変換装置および逆変換装置並びにそれらの装置を利
用した画像符号化装置および画像復号化装置等では、ワ
ークメモリを大幅に削減している。
ル変換では、低次係数から高次係数を予測することでハ
ール変換に対して大幅に効率を向上させているが、係次
係数の言わば過去と未来の両方向からの予測(=内挿予
測)を行っているため、多くのワークメモリを必要とし
ている。これに対して、上述の実施の形態のウェーブレ
ット変換装置および逆変換装置並びにそれらの装置を利
用した画像符号化装置および画像復号化装置等では、ワ
ークメモリを大幅に削減している。
【0116】このワークメモリの削減のために、上述し
たように、上述の実施の形態では8×8ピクセル程度の
ブロックに分割して信号処理を行っている。このブロッ
クの大きさは、8×8ピクセル以外に16×16ピクセ
ル等他の大きさの正方形のブロックとしたり、長方形等
の他の形状のブロックとしても良い。このブロック処理
を行うに当たりブロック間にまたがる予測は、内挿予測
(=両方向予測)ではなく、過去からのみの予測となる
外挿予測(=片方向予測)としている。
たように、上述の実施の形態では8×8ピクセル程度の
ブロックに分割して信号処理を行っている。このブロッ
クの大きさは、8×8ピクセル以外に16×16ピクセ
ル等他の大きさの正方形のブロックとしたり、長方形等
の他の形状のブロックとしても良い。このブロック処理
を行うに当たりブロック間にまたがる予測は、内挿予測
(=両方向予測)ではなく、過去からのみの予測となる
外挿予測(=片方向予測)としている。
【0117】予測を片方向とすると、予測値が大きく外
れるケースが生じる。しかし、予測の目的は、低周波に
おけるブロック歪みの低減であり、この場合、予測値は
通常はあまり大きな値にはならない。そこで、予測値に
適当なリミッタをかけることで、ブロック歪みの低減効
果を維持しながら予測はずれによる歪みを除去してい
る。
れるケースが生じる。しかし、予測の目的は、低周波に
おけるブロック歪みの低減であり、この場合、予測値は
通常はあまり大きな値にはならない。そこで、予測値に
適当なリミッタをかけることで、ブロック歪みの低減効
果を維持しながら予測はずれによる歪みを除去してい
る。
【0118】このリミッタは、図17(A)に示すよう
に、入力が所定値以上また所定値以下となると出力が一
定の値Z1,−Z1となるものとなっている。しかし、こ
のリミッタとしては、図17(B)に示すように、入力
が所定値を越えてされに大きくなるか、小さくなると、
その出力が「0」に近づいているものとして良い。この
ようにすると、絵柄が大きく動くようなときには、予測
そのものが意味をなさなくなることが多く、好ましいも
のとなる場合が多くなる。すなわち、急激な画像変化が
生じているときは、予測値が大きくなるが、そのような
ときは、下手に予測値による補正をかけるよりも、補正
値をかけないそのままの値とした方が良い値となること
が多いためである。
に、入力が所定値以上また所定値以下となると出力が一
定の値Z1,−Z1となるものとなっている。しかし、こ
のリミッタとしては、図17(B)に示すように、入力
が所定値を越えてされに大きくなるか、小さくなると、
その出力が「0」に近づいているものとして良い。この
ようにすると、絵柄が大きく動くようなときには、予測
そのものが意味をなさなくなることが多く、好ましいも
のとなる場合が多くなる。すなわち、急激な画像変化が
生じているときは、予測値が大きくなるが、そのような
ときは、下手に予測値による補正をかけるよりも、補正
値をかけないそのままの値とした方が良い値となること
が多いためである。
【0119】また、入力信号に画像の色信号が含まれる
場合、水平および垂直方向の最高次係数Y30,Y31,Y
32,Y33,X30,X31,X32,X33を伝送しないことで
間引きを行うようにできる。この場合、画像復号化装置
側では、本発明のウェーブレット逆変換処理により色信
号の補間(内挿)を行うことができ、特別な補間処理を
不要とすることができる。
場合、水平および垂直方向の最高次係数Y30,Y31,Y
32,Y33,X30,X31,X32,X33を伝送しないことで
間引きを行うようにできる。この場合、画像復号化装置
側では、本発明のウェーブレット逆変換処理により色信
号の補間(内挿)を行うことができ、特別な補間処理を
不要とすることができる。
【0120】なお、上述の各実施の形態は、本発明の好
適な実施の形態の例であるが、これに限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
変形実施可能である。例えば、内挿予測(両方向予測)
については、誤差が少なくなることから、リミッタは必
ずしも必要でない。すなわち、式(6)(7)のリミッ
タは必ずしも必要ではない。
適な実施の形態の例であるが、これに限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
変形実施可能である。例えば、内挿予測(両方向予測)
については、誤差が少なくなることから、リミッタは必
ずしも必要でない。すなわち、式(6)(7)のリミッ
タは必ずしも必要ではない。
【0121】また、上述した各実施の形態では、低次係
数より高次係数の予測値を生成していたが、高次係数の
抽出手段にその機能を取り込んでも良い。例えば、低次
係数抽出のための低域通過フィルタに下記の式(9)に
示す伝達関数H5によるフィルタを用い高次係数抽出の
ための高域通過フィルタに式(10)に示す伝達関数H
6によるフィルタを用いても同様の効果がある。
数より高次係数の予測値を生成していたが、高次係数の
抽出手段にその機能を取り込んでも良い。例えば、低次
係数抽出のための低域通過フィルタに下記の式(9)に
示す伝達関数H5によるフィルタを用い高次係数抽出の
ための高域通過フィルタに式(10)に示す伝達関数H
6によるフィルタを用いても同様の効果がある。
【0122】
【数4】
【0123】また、低域通過フィルタ12にHaar基
底ではなく、下記の式(11)に示す伝達関数H0と
し、一方、高域通過フィルタ13にHaar基底ではな
く下記の式(12)に示す伝達関数H1としても良い。
底ではなく、下記の式(11)に示す伝達関数H0と
し、一方、高域通過フィルタ13にHaar基底ではな
く下記の式(12)に示す伝達関数H1としても良い。
【0124】
【数5】
【0125】さらに、図12〜図16に示す垂直方向逆
変換部73およびそれを同様な構成の水平方向逆変換部
75については、ブロックに分割しないウェーブレット
逆変換装置および画像復号化装置にも適用することがで
きる。
変換部73およびそれを同様な構成の水平方向逆変換部
75については、ブロックに分割しないウェーブレット
逆変換装置および画像復号化装置にも適用することがで
きる。
【0126】また、処理する信号がカラー画像信号のと
きは、カラーのY成分,U成分,V成分について各々本
発明を適用するようにして処理するのが好ましい。すな
わちエンコーダでRGB成分をYUV成分に変換し、そ
のYUV成分に本発明を適用し、デコーダの最後の部分
でYUV成分をRGB成分に変換させるようにする。
きは、カラーのY成分,U成分,V成分について各々本
発明を適用するようにして処理するのが好ましい。すな
わちエンコーダでRGB成分をYUV成分に変換し、そ
のYUV成分に本発明を適用し、デコーダの最後の部分
でYUV成分をRGB成分に変換させるようにする。
【0127】このようなカラー画像の処理に当たって
は、バッファメモリ74への書き込み、読み出しを図1
8に示すような方法で行う。すなわち、書き込み時は、
図18(A)のように、Yブロック,Uブロック,Vブ
ロックのデータが順番に書き込まれる。このときのアド
レスのインクリメントを通常のカウントアップとする。
一方、読み出しは、最後の処理として行われるYUVか
らRGBへの変換の都合上、図18(B)に示すよう
に、YUVの各ブロックのデータが8−4−4の割合で
マルチプレックスされて読み出される。したがって、ア
ドレスのインクリメントは、行アドレス先行のアドレッ
シングとなる。なお、書き込みがバンク0で行われてい
るときは、バンク1は読み出しが行われている。また、
バッファメモリ42でも同様な方法が採用される。
は、バッファメモリ74への書き込み、読み出しを図1
8に示すような方法で行う。すなわち、書き込み時は、
図18(A)のように、Yブロック,Uブロック,Vブ
ロックのデータが順番に書き込まれる。このときのアド
レスのインクリメントを通常のカウントアップとする。
一方、読み出しは、最後の処理として行われるYUVか
らRGBへの変換の都合上、図18(B)に示すよう
に、YUVの各ブロックのデータが8−4−4の割合で
マルチプレックスされて読み出される。したがって、ア
ドレスのインクリメントは、行アドレス先行のアドレッ
シングとなる。なお、書き込みがバンク0で行われてい
るときは、バンク1は読み出しが行われている。また、
バッファメモリ42でも同様な方法が採用される。
【0128】上述の各実施の形態では、水平方向および
垂直方向の両方向のブロック分割に対し、常に外挿予測
と内挿予測を使用しているが、水平方向のブロック分割
のみ、水平方向および垂直方向の両方向についてブロッ
ク間にまたがるときに外挿予測を、それ以外は内挿予測
をそれぞれ使用し、垂直方向のブロック分割では、水平
方向の最低次係数(=Y1)のみ垂直方向のブロック間
演算、すなわち外挿予測を行い、その他は単純なハール
変換を用いるようにしても良い。また、垂直方向のブロ
ック分割では、すべて単純なハール変換としても良い。
さらに、逆に水平方向のブロック間では単純なハール変
換を用い、垂直方向に対して本発明の内挿、外挿の各予
測を使用するようにしても良い。
垂直方向の両方向のブロック分割に対し、常に外挿予測
と内挿予測を使用しているが、水平方向のブロック分割
のみ、水平方向および垂直方向の両方向についてブロッ
ク間にまたがるときに外挿予測を、それ以外は内挿予測
をそれぞれ使用し、垂直方向のブロック分割では、水平
方向の最低次係数(=Y1)のみ垂直方向のブロック間
演算、すなわち外挿予測を行い、その他は単純なハール
変換を用いるようにしても良い。また、垂直方向のブロ
ック分割では、すべて単純なハール変換としても良い。
さらに、逆に水平方向のブロック間では単純なハール変
換を用い、垂直方向に対して本発明の内挿、外挿の各予
測を使用するようにしても良い。
【0129】また、上述の実施の形態では、符号化に当
たり、まず水平方向の変換を行い、次に垂直方向の変換
を行うようにし、復号化に当たってはまず垂直方向の逆
変換を行い、次に水平方向の逆変換を行っているが、符
号化の際、まず垂直方向の変換を行い、次に水平方向の
変換を行うようにしても良い。その場合、復号化を行う
ときは、まず水平方向の逆変換を行い次に垂直方向の逆
変換をするようにする。
たり、まず水平方向の変換を行い、次に垂直方向の変換
を行うようにし、復号化に当たってはまず垂直方向の逆
変換を行い、次に水平方向の逆変換を行っているが、符
号化の際、まず垂直方向の変換を行い、次に水平方向の
変換を行うようにしても良い。その場合、復号化を行う
ときは、まず水平方向の逆変換を行い次に垂直方向の逆
変換をするようにする。
【0130】さらに、本発明の復号化工程を、処理手順
化したプログラムとし、CD−ROMなどのコンピュー
タが読み取り可能な記録媒体に記録するようにしても良
い。加えて、符号化工程についても、同様にプログラム
化し、同種の記録媒体に記録しても良い。また、プログ
ラム化された復号化工程や符号化工程を、通信手段によ
って使用者に配信したり、そのプログラムを保存してい
るホストから、使用者がダウンロードするようにしても
良い。
化したプログラムとし、CD−ROMなどのコンピュー
タが読み取り可能な記録媒体に記録するようにしても良
い。加えて、符号化工程についても、同様にプログラム
化し、同種の記録媒体に記録しても良い。また、プログ
ラム化された復号化工程や符号化工程を、通信手段によ
って使用者に配信したり、そのプログラムを保存してい
るホストから、使用者がダウンロードするようにしても
良い。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
符号化装置およびその方法は、低次係数から高次係数の
予測値を生成し、その予測値を高次係数から差し引いて
いる。一方、本発明に係る画像復号化装置およびその方
法は、合成時に同様の予測値を高次係数に加えている。
このため、高次係数の電力を低減し、ひいては高次係数
のエントロピーを大幅に低減させ、符号化効率を向上さ
せることができると共に画像の高周波領域においては、
高次係数が量子化等により失われたとしても、予測値の
働きによりそれらを補償し、符号化信号の再生度が向上
する。
符号化装置およびその方法は、低次係数から高次係数の
予測値を生成し、その予測値を高次係数から差し引いて
いる。一方、本発明に係る画像復号化装置およびその方
法は、合成時に同様の予測値を高次係数に加えている。
このため、高次係数の電力を低減し、ひいては高次係数
のエントロピーを大幅に低減させ、符号化効率を向上さ
せることができると共に画像の高周波領域においては、
高次係数が量子化等により失われたとしても、予測値の
働きによりそれらを補償し、符号化信号の再生度が向上
する。
【0132】そして、予測値を生成するために、外挿予
測と内挿予測とを適宜使用しているため、画像全体では
なく、分割された画像の符号化や復号化にも適用できる
こととなる。画像を分割してブロック単位に処理できる
ようになると、必要となるワークメモリが小さくなり、
ソフトウェアによる実装では、キャッシュのヒット率が
向上し、実行速度が速くなる。また、ハードウェアによ
る実装では、回路規模が小さくなり、小型化や低価格を
達成できる。
測と内挿予測とを適宜使用しているため、画像全体では
なく、分割された画像の符号化や復号化にも適用できる
こととなる。画像を分割してブロック単位に処理できる
ようになると、必要となるワークメモリが小さくなり、
ソフトウェアによる実装では、キャッシュのヒット率が
向上し、実行速度が速くなる。また、ハードウェアによ
る実装では、回路規模が小さくなり、小型化や低価格を
達成できる。
【0133】また、外挿予測の際、その予測値に上限と
下限を設定することによって、予測エラーを小さくでき
るので、画像を効率的に符号化できると共に復号化に際
し、ブロック状またはモザイク上の歪みを大幅に低減さ
せることができる。
下限を設定することによって、予測エラーを小さくでき
るので、画像を効率的に符号化できると共に復号化に際
し、ブロック状またはモザイク上の歪みを大幅に低減さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウェーブレット変換装置の実施の形態
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】本発明のウェーブレット逆変換装置の実施の形
態を示すブロック図である。
態を示すブロック図である。
【図3】本発明による高次係数の予測値生成原理を示す
説明図で、(A)は内挿予測(両方向予測)を示す図
で、(B)は外挿予測(片方向予測)を示す図である。
説明図で、(A)は内挿予測(両方向予測)を示す図
で、(B)は外挿予測(片方向予測)を示す図である。
【図4】本発明のウェーブレット変換装置を用いた画像
符号化装置の構成を示すブロック図である。
符号化装置の構成を示すブロック図である。
【図5】図4の画像符号化装置に用いられる水平方向変
換部の構成を示すブロック図である。
換部の構成を示すブロック図である。
【図6】図4の画像符号化装置に用いられる垂直方向変
換部の構成を示すブロック図である。
換部の構成を示すブロック図である。
【図7】図4の画像符号化装置に用いられる水平方向変
換部での変換を説明するための図である。
換部での変換を説明するための図である。
【図8】図4の画像符号化装置に用いられる垂直方向変
換部での変換を説明するための図である。
換部での変換を説明するための図である。
【図9】本発明のウェーブレット逆変換装置を用いた画
像復号化装置の構成を示すブロック図である。
像復号化装置の構成を示すブロック図である。
【図10】図9の画像復号化装置に用いられる逆量子化
部の構成を示すブロック図である。
部の構成を示すブロック図である。
【図11】図9の画像復号化装置に用いられる垂直方向
逆変換部の構成を示すブロック図である。
逆変換部の構成を示すブロック図である。
【図12】図9の画像復号化装置に用いられる垂直方向
逆変換部を1つの装置で構成する場合の具体的な構成を
示すブロック図である。
逆変換部を1つの装置で構成する場合の具体的な構成を
示すブロック図である。
【図13】図12の垂直方向逆変換部に使用される演算
部の構成を示すブロック図である。
部の構成を示すブロック図である。
【図14】図12の垂直方向逆変換部による垂直方向逆
変換演算プロセスを説明するための図で、サイクル0か
らサイクル6(=最初の4ステップ)の各信号を表にし
た図である。
変換演算プロセスを説明するための図で、サイクル0か
らサイクル6(=最初の4ステップ)の各信号を表にし
た図である。
【図15】図12の垂直方向逆変換部による垂直方向逆
変換演算プロセスを説明するための図で、サイクル8か
らサイクル14(=次の4ステップ)の各信号を表にし
た図である。
変換演算プロセスを説明するための図で、サイクル8か
らサイクル14(=次の4ステップ)の各信号を表にし
た図である。
【図16】図12の垂直方向逆変換部による垂直方向逆
変換演算プロセスを説明するための図で、サイクル16
からサイクル22(=その次の4ステップ)の各信号を
表にした図である。
変換演算プロセスを説明するための図で、サイクル16
からサイクル22(=その次の4ステップ)の各信号を
表にした図である。
【図17】本発明の画像符号化装置および復号化装置に
用いられるリミッタの機能を説明するための図で、
(A)はリミッタによって出力が上限や下限にはりつく
場合を示し、(B)は入力信号が大きくなると出力信号
が所定値から再度「0」に近づいていく場合を示してい
る。
用いられるリミッタの機能を説明するための図で、
(A)はリミッタによって出力が上限や下限にはりつく
場合を示し、(B)は入力信号が大きくなると出力信号
が所定値から再度「0」に近づいていく場合を示してい
る。
【図18】カラー画像信号を処理する場合のバッファメ
モリへの書き込み、読み出しの方法を説明するための図
で、(A)は書き込み時のアドレッシングを示し、
(B)は読み出し時のアドレッシングを示している。
モリへの書き込み、読み出しの方法を説明するための図
で、(A)は書き込み時のアドレッシングを示し、
(B)は読み出し時のアドレッシングを示している。
【図19】従来のDCTによる直交変換符号化方法を示
すブロック図である
すブロック図である
【図20】従来のウェーブレット変換装置を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図21】従来のウェーブレット逆変換装置を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図22】従来のウェーブレット変換装置による画像分
割を示す図である。
割を示す図である。
【図23】本発明の発明者が先に出願した発明による高
次係数の予測値生成原理を示す説明図である。
次係数の予測値生成原理を示す説明図である。
11 入力端子 12 低域通過フィルタ(低域成分抽出手段) 13 高域通過フィルタ(高域成分抽出手段) 14 選択器 16 予測値生成フィルタ(予測値生成手段) 17 レジスタ 18 減算器(減算手段) 19 低次係数出力端子 20 高次係数出力端子 21 低次係数入力端子 22 高次係数入力端子 23 予測値生成フィルタ(予測値生成手段) 25 レジスタ 26 分離器 28 低域通過フィルタ(低域成分復元手段) 29 高域通過フィルタ(高域成分復元手段) 30 加算器(合成手段) 31 信号出力端子 41 水平方向変換部(第1の変換部) 42 バッファメモリ 43 垂直方向変換部(第2の変換部) 44 量子化部(量子化手段) 45 可変長符号化手段 71 可変長復号化手段 72 逆量子化部(逆量子化手段) 73 垂直方向逆変換部(第1の逆変換部) 73a 制御回路部 73b 予測値生成部 73c 加算部 73d レジスタ部 73e セレクタ 74 バッファメモリ 75 水平方向逆変換部(第2の逆変換部)
Claims (13)
- 【請求項1】 入力される画像信号から低域成分を抽出
する低域成分抽出手段と、上記画像信号から高域成分を
抽出する高域成分抽出手段とを備える画像符号化装置に
おいて、高域成分を予測する予測値を生成する予測値生
成手段と、上記予測値を上記高域成分から減じる減算手
段とを設け、この減算手段によって新高域成分を得、こ
の新高域成分を出力すると共に上記予測値生成手段は、
過去からのみの外挿予測と過去および未来からの内挿予
測とを適宜使用して上記予測値を生成することを特徴と
する画像符号化装置。 - 【請求項2】 前記画像信号を所定のブロックに分割
し、前記予測値生成のための予測がブロック間にまたが
る場合、前記外挿予測を行い、ブロック間にまたがらな
い場合、前記内挿予測を行い、かつ外挿予測による前記
予測値に上限および下限を設定することを特徴とする請
求項1記載の画像符号化装置。 - 【請求項3】 入力される画像信号から低域成分を抽出
する低域成分抽出工程と、上記画像信号から高域成分を
抽出する高域成分抽出工程とを備える画像符号化方法に
おいて、高域成分を予測する予測値を生成する予測値生
成工程と、上記予測値を上記高域成分から減じる減算工
程とを設け、この減算工程によって新高域成分を得、こ
の新高域成分を出力すると共に上記予測値生成工程で
は、過去からのみの外挿予測と過去および未来からの内
挿予測とを適宜使用して上記予測値を生成することを特
徴とする画像符号化方法。 - 【請求項4】 前記画像信号を所定のブロックに分割
し、前記予測値生成のための予測がブロック間にまたが
る場合、前記外挿予測を行い、ブロック間にまたがらな
い場合、前記内挿予測を行い、かつ外挿予測による前記
予測値に上限および下限を設定することを特徴とする請
求項3記載の画像符号化方法。 - 【請求項5】 ウェーブレット変換によって抽出された
画像信号の低域成分を入力し復元する低域成分復元手段
と、ウェーブレット変換により抽出された画像信号の高
域成分を入力し復元する高域成分復元手段とを備える画
像復号化装置において、高域成分を予測する予測値を上
記低域成分から生成する予測値生成手段と、この予測値
を高域成分に加算し新高域成分を得る加算手段と、上記
低域成分と上記新高域成分を合成する合成手段とを備
え、上記予測値生成手段は、過去からのみの外挿予測と
過去および未来からの内挿予測とを適宜使用して上記予
測値を生成することを特徴とする画像復号化装置。 - 【請求項6】 入力信号を所定のブロックに分割された
ものとし、前記予測値生成のための予測がブロック間に
またがる場合、前記外挿予測を行い、ブロック間にまた
がらない場合、前記内挿予測を行い、かつ外挿予測によ
る前記予測値に上限および下限を設定することを特徴と
する請求項5記載の画像復号化装置。 - 【請求項7】 ウェーブレット変換によって抽出された
画像信号の低域成分を入力し復元する低域成分復元工程
と、ウェーブレット変換により抽出された画像信号の高
域成分を入力し復元する高域成分復元工程とを備える画
像復号化方法において、高域成分を予測する予測値を上
記低域成分から生成する予測値生成工程と、この予測値
を高域成分に加算し新高域成分を得る加算工程と、上記
低域成分と上記新高域成分を合成する合成工程とを備
え、上記予測値生成工程は、外挿予測と内挿予測とを適
宜使用して上記予測値を生成することを特徴とする画像
復号化方法。 - 【請求項8】 入力信号を所定のブロックに分割された
ものとし、前記予測値生成のための予測がブロック間に
またがる場合、前記外挿予測を行い、ブロック間にまた
がらない場合、前記内挿予測を行い、かつ外挿予測によ
る前記予測値に上限および下限を設定することを特徴と
する請求項7記載の画像復号化方法。 - 【請求項9】 画像信号を所定数の画素からなるブロッ
クに分割し、その分割された画像信号の垂直方向と水平
方向のいずれか一方の信号をウェーブレット変換する第
1の変換部と、この第1の変換部により抽出された低域
成分と高域成分の各係数を一旦メモリするバッファメモ
リと、このバッファメモリから読み出した上記分割され
た画像信号の垂直方向と水平方向のいずれか他方の信号
をウェーブレット変換する第2の変換部と、この第2の
変換部により得られた係数を量子化する量子化手段と、
量子化された係数をその出現確率の大きさに応じて符号
を割り当て可変長符号化する可変長符号化手段とを備え
る画像符号化装置において、上記第1および第2の変換
部の少なくとも一方の変換部は、入力される画像信号か
ら低域成分を抽出する低域成分抽出手段と、上記画像信
号から高域成分を抽出する高域成分抽出手段と、高域成
分を予測する予測値を生成する予測値生成手段と、上記
予測値を上記高域成分から減じる減算手段とを有し、こ
の減算手段によって新高域成分を得、この新高域成分を
出力すると共に上記予測値生成手段は、過去からのみの
外挿予測と過去および未来からの内挿予測とを適宜使用
して上記予測値を生成することを特徴とする画像符号化
装置。 - 【請求項10】 入力信号を、所定数の画素からなるブ
ロックに分割され可変長符号化された画像信号とし、そ
の画像信号を可変長復号する可変長復号化手段と、可変
長復号された信号を逆量子化する逆量子化手段と、逆量
子化された信号でかつ上記画像信号の垂直方向と水平方
向のいずれか一方の信号をウェーブレット逆変換する第
1の逆変換部と、その逆変換された信号を一旦メモリす
るバッファメモリと、このバッファメモリから読み出し
た上記分割された画像信号のいずれか他方向の信号をウ
ェーブレット逆変換する第2の逆変換部とを備える画像
復号化装置において、上記第1および第2の逆変換部の
少なくとも一方の逆変換部は、上記画像信号の高域成分
を予測する予測値を上記画像信号の低域成分から生成す
る予測値生成部と、この予測値を逆量子化された値に加
算し新高域成分を得る加算部と、上記低域成分と上記新
高域成分とを利用して上記画像信号の対象となる方向の
値を復号する演算部とを有することを特徴とする画像復
号化装置。 - 【請求項11】 前記予測値生成部は、前記予測値生成
のための予測がブロック間にまたがる場合、過去からの
みの外挿予測を行い、ブロック間にまたがらない場合、
未来と過去の両方からの内挿予測を行い、上記外挿予測
による前記予測値に上限および下限を設定することを特
徴とする請求項10記載の画像復号化装置。 - 【請求項12】 前記少なくとも一方の逆変換部は、前
記演算部で得られる同一所定ブロック内の信号をすべて
ストアするレジスタ部と、このレジスタ部内の各信号を
順次出力するセレクタとを備えることを特徴とする請求
項10または11記載の画像復号化装置。 - 【請求項13】 前記予測値生成部は、前記演算部から
出力される上記低域成分をストアするレジスタを有する
ことを特徴とする請求項10、11または12記載の画
像復号化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9293053A JPH11127439A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 画像符号化装置およびその方法並びに画像復号化装置およびその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9293053A JPH11127439A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 画像符号化装置およびその方法並びに画像復号化装置およびその方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11127439A true JPH11127439A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17789872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9293053A Withdrawn JPH11127439A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 画像符号化装置およびその方法並びに画像復号化装置およびその方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11127439A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8189932B2 (en) | 2006-05-16 | 2012-05-29 | Sony Corporation | Image processing apparatus and image processing method |
-
1997
- 1997-10-24 JP JP9293053A patent/JPH11127439A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8189932B2 (en) | 2006-05-16 | 2012-05-29 | Sony Corporation | Image processing apparatus and image processing method |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |