JPH11127770A - 食鳥腿肉のサイボーン切込み装置 - Google Patents

食鳥腿肉のサイボーン切込み装置

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JPH11127770A
JPH11127770A JP30086697A JP30086697A JPH11127770A JP H11127770 A JPH11127770 A JP H11127770A JP 30086697 A JP30086697 A JP 30086697A JP 30086697 A JP30086697 A JP 30086697A JP H11127770 A JPH11127770 A JP H11127770A
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JP
Japan
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cutter
meat
thigh
plate
cutting
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Application number
JP30086697A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Fujishima
敏和 藤島
Ryugo Kanetani
龍吾 金谷
Yoichi Nishino
洋一 西野
Hiroshi Takahashi
浩 高橋
Hideo Kamijo
英雄 上條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 骨の分割位置に自動で切込みを入れ、骨の分
割及び肉からの分離を容易に行えるようにする。 【解決手段】 本発明に係る食鳥腿肉のサイボーン切込
み装置は、吊下げ状態にある食鳥腿肉1を、その下部の
サイ部6を持ち上げることによりL字状に折り曲げるリ
フト手段81,66と、その折り曲げられた食鳥腿肉1
のサイボーン9の上方からサイボーン9に向けてカッタ
13を下降させるカッタ移動手段12,18,91とを
備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食鳥腿肉のサイボ
ーン切込み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食鳥腿肉の解体・脱骨を自動的に行うレ
ッグ・デボーナと称される装置が従来より知られてい
る。これはコンベヤにより吊下げ状態で搬送されてくる
食鳥腿肉(主としてブロイラの腿肉)を、最初の行程で
骨を残してホック部(足首に相当する部分)に切り込み
を入れ、次行程でその切り込み位置(カット部)から肉
をずり下げ、順次連続的に解体・脱骨を行っていくもの
である。このようにして処理された腿肉は食材用として
流通過程にのせられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来は、肉
をずり下げた後でも肉と骨とが完全に分離されなかっ
た。これは関節の周囲部分で肉と骨とが強固に結合され
ており、分離が妨げられるためである。そこで従来は、
最終工程において手作業でこれら結合部分をカットし、
骨全体を肉から分離していた。しかし、このような手作
業は省人化の妨げになるばかりでなく、衛生面でも問題
となり、しかも刃物を人が扱うという危険性も存在して
いる。
【0004】そこで、発明者らはこれを自動化すること
を考えた訳だが、この場合、骨全体をそのままの形状で
分離するよりも、骨を途中で分割し、各別に分離を行っ
た方が容易という結論に至った。よって本発明は、骨の
分割に際し、先ず、分割位置に切込みを入れるための装
置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る食鳥腿肉の
サイボーン切込み装置は、吊下げ状態にある食鳥腿肉
を、その下部のサイ部を持ち上げることによりL字状に
折り曲げるリフト手段と、その折り曲げられた食鳥腿肉
のサイボーンの上方からサイボーンに向けてカッタを下
降させるカッタ移動手段とを備えたものである。なお、
上記カッタによるサイボーンの切込み前にサイボーンの
上部の肉をそぎ取る肉そぎ部材をさらに備えるのが好ま
しく、上記カッタ移動手段が上記カッタを水平方向に移
動可能であり、上記肉そぎ部材が上記カッタの支持部に
昇降移動可能に支持されるのが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0007】本装置の説明の前に図12を用いて食鳥腿
肉について概説する。(a) 図は処理前の腿肉1を示し、
腿肉1の図示する側が内腿側、紙面裏側が外腿側とな
る。3は太股の付け根に相当する切断部で、4は足首に
相当するホック部である。ホック部4の断面は(c) 図に
示す通りである。ホック部4から膝に相当する部分まで
がドラム部5と称され、ドラム部5から切断部3側の部
分がサイ部6と称される。骨2についていえば、膝の関
節部分がジョイント部7、ジョイント部7からホック部
4までの部分がドラムボーン8、ジョイント部7から切
断部3までの部分がサイボーン9と称される。ドラムボ
ーン8には細いササ骨8aと称されるものが分岐状に存
在している。またサイボーン9の切断部3付近、即ち大
腿部関節周りにサイ腱9aが存在する。サイ腱9aは当
該部分の前側ないし膝側(図中右側)のみにあり、肉と
骨とを強固に結合している。なおジョイント部7の周り
でも肉と骨とが強固に結合されている。ホック部4が若
干太くなっているため、この部分が引っ掛けられて、腿
肉1は、サイ部6を下にして後述の如く吊下げ支持され
る。
【0008】本装置はこのような腿肉1のドラムボーン
8に所定深さの切込みを入れるためのものである。そし
てこの切込みに先立って以下の前処理が行われる。この
前処理を自動的に行う装置を本出願人は以前提案した
(特願平9-158648号、特願平9-158649号等)。
【0009】図13を参照して、(a) 図に示す最初の工
程では、フックHに吊り下げられた腿肉1が骨2の略全
長に沿ってサイドカットされる(サイドカット工程)。
次に(b) 図に示す工程で、ホック部4の肉が骨2を残し
て全周カットされる(ホック部カット工程)。なお図1
3(b) にはホック部カット後の腿肉1が示され、10a
がサイドカット部、10bがホック部4のカット部であ
る。さらにこの後、(c) 図に示す工程で、ドラム部5の
肉がカット部10bの位置からずり下ろされる。これに
よってドラム部5の肉がドラムボーン8から分離され
る。これに続いて、(d) 図に示す工程でサイ腱9aがカ
ットされる。さらに(e) 図に示す工程で、サイボーン9
の上端部且つジョイント部7の直下の部分に切込みが入
れられる。本装置はこの5番目の工程を担当する。な
お、上記各処理は、適当な間隔おきに設けられた各処理
装置によって順次コンベアに送られながら行われるライ
ン処理である。また最初のカット処理は骨2に付着して
いる薄皮及び骨2の周囲の表皮及び肉に対して行われ
る。
【0010】次に本装置の説明を行う。図1乃至図3
は、それぞれ本装置の左端側の構成を示す正面図、平面
図及び左側面図である。図示するように、左右一対(右
側は図示省略)の架台フレーム11が床上に固定され、
これらフレーム11を掛け渡して円筒状のパイプフレー
ム12が設けられている。パイプフレーム12は後述の
構成によって上下左右に平行移動することができる。パ
イプフレーム12には腿肉1のサイボーン9を切り込む
ためのカッタ13が取り付けられる。腿肉1は図示しな
いコンベヤにより図2の矢印Cの方向に前方(図2の下
方)から後方(図2の上方)へと吊下げ搬送される。そ
してかかる切込み装置がある位置で停止され、所定の切
り込みがなされる。
【0011】架台フレーム11の縦板11aの外側面部
にはスライド板15が重ね合わされて設けられている。
スライド板15は前後一対のガイドレール16に案内さ
れて上下方向にスライド可能である。即ちスライド板1
5は、それぞれのガイドレール16に設けられたコ字状
溝17にスライド自在に係合されている。このスライド
板15にパイプフレーム12が左右にのみ摺動自在に挿
通され、支持されている。なお縦板11aにはパイプフ
レーム12を上下移動可能に挿通させる長穴14が設け
られる。
【0012】一方、スライド板15にはパイプフレーム
12を横移動させるためのエアシリンダ18が設けられ
る。エアシリンダ18は、そのシリンダボディ側がスラ
イド板15に、そのピストンロッド側が可動板21に接
続される。可動板21にはパイプフレーム12の左端も
接続される。よってエアシリンダ18を伸縮させれば、
これに伴ってパイプフレーム12が左右ないし横に往復
動することとなる。なお、エアシリンダ18のシリンダ
ボディにフランジ部材34が設けられ、フランジ部材3
4からはガイドシャフト35が左方に延出される。一
方、可動板21にはスライドブッシュ36が固定され、
これにガイドシャフト35が摺動自在に挿通される。こ
れによって可動板21の左右方向の移動がより正確に案
内されることになる。
【0013】パイプフレーム12には円筒状のポスト部
19が一体に起立形成され、ポスト部19の上端には箱
状のカッタ支持部20が形成され、これにカッタ13が
回転自在に支持されている。即ちここではカッタ13と
して回転カッタが用いられている。以下その駆動機構に
ついて説明する。
【0014】パイプフレーム12の左端は可動板21に
接続されるが、その反対側において可動板21にはカッ
タ駆動用モータ22が取り付けられている。このカッタ
駆動用モータ22は減速機を内蔵している。パイプフレ
ーム12内において、モータ22の出力軸23がカップ
リング24を介してメインシャフト25に接続される。
メインシャフト25はパイプフレーム12の軸心部に沿
って延出され、軸受31によって回転可能に支持され
る。一方、ポスト部19の軸心部にもドリブンシャフト
26が軸受32を介して回転可能に設けられ、これらシ
ャフト25,26はかさ歯歯車27,28を介して動力
伝達可能に接続されている。
【0015】ドリブンシャフト26はその上端部がカッ
タ支持部20内に位置される。一方、カッタ支持部20
には左右方向に延出するカッタシャフト29が挿通状態
で配置されている。カッタシャフト29は、左右一対の
軸受30により2点支持され、その左端部がカッタ支持
部20から突出されている。ドリブンシャフト26とカ
ッタシャフト29とはかさ歯歯車31,32を介して動
力伝達可能に接続されている。カッタシャフト29の左
端部にはボス33が取り付けられ、これに円盤状のカッ
タ13が取り付けられている。
【0016】この構成によれば、カッタ駆動用モータ2
2が回転されると、メインシャフト25、ドリブンシャ
フト26、カッタシャフト29が順次回転駆動され、こ
れによってカッタ13が回転駆動される。
【0017】カッタ13がパイプフレーム12に取り付
けられていることから、前述したエアシリンダ18の伸
縮があると、パイプフレーム12と一体となってカッタ
13も左右に移動する。そしてこれに加え、カッタ13
は上下方向にも所定ストローク移動可能である。これは
スライド板15の上下のスライド移動により達成され
る。
【0018】架台フレーム11の底板11b上には、ス
ライド板15を昇降移動させるためのエアシリンダ91
がブラケット97を介して取り付けられている。エアシ
リンダ91のピストンロッド91aの先端部は駆動側ア
ーム92の先端部に接続される。駆動側アーム92の基
端部は回転シャフト93に固定されている。回転シャフ
ト93は、架台フレーム11の縦板11aを貫通し、縦
板11aの外側面部に設けられた軸受部材94に回転自
在に支持されている。回転シャフト93にはもう一つ別
のアーム95の基端部が固定され、このアーム95の先
端部がスライド板15に連結部材15aを介して接続さ
れている。
【0019】そこでエアシリンダ91を前後に伸縮させ
ると、その伸縮動作が回転シャフト93の回転動作に変
換され、これに伴ってスライド板15が昇降し、パイプ
フレーム12、カッタ13も同時に昇降することとな
る。図示しないが、右端側の架台フレーム11にも左右
対称的な同様の構成がなされ、且つ回転シャフト93の
回転動作が伝達され、スライド板15の昇降が左右同時
に行われる。これによってパイプフレーム12は平行を
保ったまま昇降でき、これと一体となってカッタ13も
昇降できる。
【0020】一方、本装置では、カッタ13の下方にサ
イボーン9を位置させ、カッタ13を下降させることに
より、サイボーン9の切込みを行うようになっている。
以下、サイボーン9の位置決めを行うための構成を説明
する。
【0021】図1、図2、図4、図5に示すように、装
置の上方には固定側に取り付けられたフレーム部材42
が前後に沿って設けられている。そしてこのフレーム部
材42から前後一対の連結ステー43が垂下される。連
結ステー43には、それぞれ左右に延出する左側ステー
40及び右側ステー41が上下に配置されて取り付けら
れる。左側ステー40の先端同士を掛け渡して前後に延
びるガイドバー66が設けられ、同じく右側ステー41
の先端同士を掛け渡して前後に延びる取付ブロック67
が設けられる。
【0022】取付ブロック67には、左側面から見て略
ハ字状に開かれた一対の案内バー68が設けられる。案
内バー68は、取付ブロック67から短い長さだけ真下
に下ろされた後、斜め下方に延出され、右方にも若干傾
斜されている。また取付ブロック67の左側面には戻し
板59が重ね合わされて設けられる。戻し板59は、取
付ブロック67に螺着されたピン60によって回動自在
に支持される。戻し板59の後端は左方に折曲され、こ
の折曲部に当接ピン61が固定されている。戻し板59
の前端にはピン62が固着され、これにスプリング63
の一端が係止される。他方、取付ブロック67の後部に
上方に延びる取付プレート65が取り付けられ、これに
固定されたピン64にスプリング63の他端が係止され
ている。スプリング63は戻し板59の前端側を引き上
げ、これによって戻し板59を図4の反時計回りに付勢
する。またこれによる回動を規制し、戻し板59を基準
位置に静止させるべく、取付プレート65にはストッパ
69が取り付けられている。
【0023】一方、取付ブロック67の上方及び左方を
覆うようにして肉そぎ板(肉そぎ部材)44が配置され
る。即ち肉そぎ板44は正面から見てL字状に折曲され
ている。肉そぎ板44の水平部44aにはカッタ13を
通過させ得る長方形状のスリット45が開口される。肉
そぎ板44の垂直部44bは下方ほど幅狭の略三角状に
形成され、その先端ないし下端にはサイボーン9の外周
面形状に倣う半円状の溝46が設けられる。この溝46
は前後の案内バー68のちょうど中間に位置される。さ
らに垂直部44bの後端部には、戻し板59の後端折曲
部との干渉防止のための切欠47が設けられる。
【0024】肉そぎ板44は、パイプフレーム12側に
取り付けられてカッタ13とともに昇降移動可能である
と共に、そのカッタ13に対し上下方向に相対移動可能
となっている。即ち、カッタ支持部20の上端部には、
前後に離間され且つ左方に突出された一対の取付部48
が一体的に設けられる。そしてそれぞれの取付部48に
は、上下に延出する連結シャフト49が昇降自在、摺動
自在に挿通されている。なお取付部48内にはスライド
ブッシュ50が配設されて摺動がスムーズとなってい
る。連結シャフト49の下端は肉そぎ板44の水平部4
4aに接続され、取付部48と肉そぎ板44との間には
肉そぎ板44を下方に付勢するスプリング51が配設さ
れる。連結シャフト49の上端部は取付部48の上方に
突出され、ここにストッパナット52が取り付けられ
て、連結シャフト49の抜け出し(脱落)が防止され、
肉そぎ板44の基準位置が規定される。
【0025】この構成によると、肉そぎ板44に所定の
大きさの上向きの外力が加わったとき、スプリング51
が圧縮され、肉そぎ板44がカッタ13に対し相対的に
上昇する。そしてこのとき、肉そぎ板44のスリット4
5にカッタ13が通過され、肉そぎ板44とカッタ13
との相対移動が許容される。なお取付部48の左側面に
は、取付部48と肉そぎ板44との間の空間をカッタ1
3側から覆い隠すコ字状のカバー53が設けられる。
【0026】一方、本装置には以下の如き腿肉1を持ち
上げるための手段が設けられる。図1、図2に示すよう
に、パイプフレーム12の上方には前後に延びるシャフ
ト77が配設され、このシャフト77にリフター部材8
1が固定されている。よってシャフト77を回動させれ
ば、これに合わせてリフター部材81も回動し、リフタ
ー部材81が腿肉1を持ち上げるようになる(図7参
照)。シャフト77を回動させるための構成は以下の通
りである。
【0027】図2における図外の前方には、図1に仮想
線で示すような駆動ロッド70が設けられる。駆動ロッ
ド70は左右の架台フレーム11に支持され、図示しな
いエアシリンダで左右に往復動されるようになってい
る。一方、左右の架台フレーム11を掛け渡してステー
(図示せず)が設けられ、ステーからは図1に仮想線で
示すブラケット76が一体的に起立されている。このブ
ラケット76の上端部に前述のシャフト77が回転自在
に支持されている。シャフト77には、図1に仮想線で
示すスイングアーム78の上端が固定されている。スイ
ングアーム78の下端部に長穴79が設けられ、この長
穴79にピン80が挿通され、ピン80は駆動ロッド7
0に固定されている。よってエアシリンダを伸縮させる
と、駆動ロッド70が左右に移動し、これに伴ってスイ
ングアーム78、シャフト77、リフター部材81が一
体となって共回りするようになる。
【0028】リフター部材81は、基端側に位置されて
シャフト77に固定されるボス部82と、ボス部82か
ら延出された幅広のスイング板83と、スイング板83
の先端に設けられた幅狭のリフト板84と、スイング板
83の後側面に設けられた当接板85と、スイング板8
3の表面に設けられた突起板86とから一体的になる。
リフター部材81は、図1の反時計回りに回動したとき
に腿肉1を下から持ち上げる。リフト板84はスイング
板83の裏面に取り付けられ、リフター部材81の先端
部表面に段差形状を与えている。これは腿肉1の形状に
対応したためである。リフター部材81の上昇時には、
図4に仮想線で示すように、当接板85が戻し板59の
当接ピン61に当接して戻し板59を押し上げる。
【0029】なお、前工程のサイ腱カット装置にも同様
のリフター部材が設けられ、このリフター部材と本装置
のリフター部材81とが同時に同じ動きをするようにな
っている。つまり本装置のリフター部材81を駆動する
シャフト77は前工程の装置から延出されたものであ
り、シャフト77を支持するためのステー、ブラケッ
ト、及びシャフト77を駆動するためのスイングアーム
78、駆動ロッド70、エアシリンダは前工程の装置に
設けられている。
【0030】次に、上記装置を用いた腿肉1のサイボー
ン9の切込み方法を説明する。
【0031】先ず、図6に示すように、フックHに吊り
下げられた腿肉1がガイドバー66の左側に沿って前工
程から搬送されてくる。このときガイドバー66は腿肉
1の振れを防止し、且つ腿肉1の左右方向の位置をおお
よそ決定する。腿肉1は図12に示した向きと逆向きに
吊り下げられている。腿肉1の前後方向の停止位置は肉
そぎ板44の溝46のある位置である。
【0032】こうして腿肉1が停止した後、図7に示す
ように、前工程装置のエアシリンダを駆動してリフター
部材81を反時計回りに回動させる。するとこのリフタ
ー部材81によって腿肉1の下部即ちサイ部6が反時計
回りに回動されながら持ち上げられる。このとき、ドラ
ムボーン8がガイドバー66に当接しているのでドラム
ボーン8は右方に移動しない。よって持ち上げと同時
に、サイ部6がジョイント部7から折曲され、腿肉1は
全体にL字状に折り曲げられる。この折り曲げの過程
で、サイ部6は前後の案内バー68に案内されながら上
昇し、折り曲げ後は、サイボーン9の先端側の露出部分
が肉そぎ板44の溝46に嵌合し、案内バー68の上端
部の間で取付ブロック67にも当接するようになる。そ
して戻し板59がリフター部材81の当接板85によっ
て押し上げられる。
【0033】この後、図8に示すように、エアシリンダ
18を伸長してパイプフレーム12を左方に移動する。
すると肉そぎ板44も左方に移動し、サイボーン9の上
部の肉を移動距離分そぎ取るようになる。特にこの移動
中、サイボーン9の高さ位置の変化に追従して肉そぎ板
44が昇降するので完全なそぎ取りが可能である。カッ
タ13が肉そぎ板44のスリット45を通過するため互
いの干渉はない。またリフター部材81の突起板86
が、左方に押される腿肉1の位置ずれを防止する。
【0034】さらにこの後、図9に示すように、エアシ
リンダ91を伸長してパイプフレーム12を下降させ
る。するとこんどはカッタ13が下降し、サイボーン9
の付け根部分(ジョイント部7の近傍部分)を所定深さ
切込むようになる。このときスプリング51はさらに圧
縮ないし収縮され、肉そぎ板44はほぼ同位置に保持さ
れる。肉そぎ板44が切込みに先行して肉をそぎ取って
いるので、切込みはサイボーン9に対してのみ行え、こ
れにより歩留まりの悪化を抑制できる。
【0035】こうして切込みがなされた後は、図10に
示すように、エアシリンダ91を収縮させ、パイプフレ
ーム12、カッタ13を上昇される。このときスプリン
グ51が伸長されるので、肉そぎ板44はやはり同位置
に保持される。
【0036】さらに、図11に示すように、エアシリン
ダ18を収縮してパイプフレーム12を右方に移動し、
カッタ13、肉そぎ板44も右方に移動して腿肉1から
引き離す。これと同時に、前工程装置のエアシリンダを
駆動し、リフター部材81を時計回りに回動させ下降さ
せる。これによって腿肉1は最初の自然に吊り下がった
状態となる。ここでリフター部材81の下降と同時に戻
し板59がサイボーン9を押し下げるため、案内バー6
8の間にサイボーン9及びその周囲の肉が食い込んだと
しても、離脱が確実に行われる。
【0037】こうしてサイボーン切込みの全工程を終了
した後は、コンベヤを運転させ、腿肉1を次工程に搬送
する。
【0038】このように、上記装置によれば、サイボー
ン9を自動で切込むことができ、後工程での骨2の分
割、分離処理を容易化できる。また切込みの自動化によ
り省人化、衛生化、安全性向上をも図れるようになる。
【0039】ところで、本装置においては、パイプフレ
ーム12、フレーム部材42、シャフト77に設けられ
た上述の1組のユニットが左右の架台フレーム1間に幾
つか設けられ、これらユニットが共通のエアシリンダ1
8…等で等しく動作されるようになっている。つまり複
列のライン構成となっており、これにより複数の腿肉1
の同時処理が達成され、処理能力が格段に向上する。な
お、左右脚の腿肉1に対応してユニットを左右対称の構
成とすることも可能である。
【0040】本装置においては、リフター部材81及び
ガイドバー66が本発明のリフト手段を主に構成する。
またパイプフレーム12及びエアシリンダ18,91が
本発明のカッタ移動手段を主に構成する。
【0041】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明してきたが、本発明は他にも様々な実施の形態が考
えられる。
【0042】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、サイボーンを自動で切込むことができ、後工程での
骨の分割、分離処理を容易化できると共に、切込みの自
動化により省人化、衛生化、安全性向上を図れるとい
う、優れた効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、左端側の構成を示
す正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同左側面図である。
【図4】カッタ周辺の構造を示す左側面図である。
【図5】同正面図である。
【図6】サイボーンの切込み方法を説明するための正面
図である。
【図7】サイボーンの切込み方法を説明するための正面
図である。
【図8】サイボーンの切込み方法を説明するための正面
図である。
【図9】サイボーンの切込み方法を説明するための正面
図である。
【図10】サイボーンの切込み方法を説明するための正
面図である。
【図11】サイボーンの切込み方法を説明するための正
面図である。
【図12】食鳥腿肉を示し、(a) は未処理のもの、(b)
はホック部カット後のもの、(c)はホック部の断面を示
す。
【図13】食鳥腿肉の前処理工程を示す図である。
【符号の説明】
1 食鳥腿肉 6 サイ部 9 サイボーン 12 パイプフレーム 20 カッタ支持部 18,91 エアシリンダ 66 ガイドバー 81 リフター部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 浩 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川島 芝浦機械株式会社内 (72)発明者 上條 英雄 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川島 芝浦機械株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊下げ状態にある食鳥腿肉を、その下部
    のサイ部を持ち上げることによりL字状に折り曲げるリ
    フト手段と、その折り曲げられた食鳥腿肉のサイボーン
    の上方からサイボーンに向けてカッタを下降させるカッ
    タ移動手段とを備えたことを特徴とする食鳥腿肉のサイ
    ボーン切込み装置。
  2. 【請求項2】 上記カッタによるサイボーンの切込み前
    にサイボーンの上部の肉をそぎ取る肉そぎ部材をさらに
    備えた請求項1記載の食鳥腿肉のサイボーン切込み装
    置。
  3. 【請求項3】 上記カッタ移動手段が上記カッタを水平
    方向に移動可能であり、上記肉そぎ部材が上記カッタの
    支持部に昇降移動可能に支持された請求項2記載の食鳥
    腿肉のサイボーン切込み装置。
JP30086697A 1997-10-31 1997-10-31 食鳥腿肉のサイボーン切込み装置 Pending JPH11127770A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170018062A (ko) * 2014-06-18 2017-02-15 마렐 스토크 폴트리 프로세싱 비.브이. 깃털이 제거된 가금류의 다리 전체 제품으로부터 넓적다리뼈를 제거하는 시스템 및 방법
CN116420765A (zh) * 2023-03-31 2023-07-14 佛山市巴汀机械科技有限公司 蝴蝶腿切割机

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