JPH1112844A - 芯鞘複合中空繊維紡糸用口金装置 - Google Patents
芯鞘複合中空繊維紡糸用口金装置Info
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- JPH1112844A JPH1112844A JP16149797A JP16149797A JPH1112844A JP H1112844 A JPH1112844 A JP H1112844A JP 16149797 A JP16149797 A JP 16149797A JP 16149797 A JP16149797 A JP 16149797A JP H1112844 A JPH1112844 A JP H1112844A
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- slit
- core
- sheath
- plate
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】芯成分ポリマの溶融粘度が鞘成分ポリマの溶融
粘度より低い場合や芯成分と鞘成分のポリマの溶融粘度
差が大きい場合でも中空割れを起こさない芯鞘複合中空
繊維用口金装置の提供。 【解決手段】上部導入板、下部導入板、口金板の順序で
上下に一体に構成された口金装置において、導入板のい
ずれにも独立したポリマ流路を有し、口金板において環
状に配置された3個以上のスリットからなる吐出孔を配
置し、該スリットが円弧を組み合わせてなるスリットで
あり、該スリットの内円弧の中心点Q3が外円弧の中心
線上にありかつ外円弧の中心点Q2とは異なる中心点を
持つ口金装置により達成できる。
粘度より低い場合や芯成分と鞘成分のポリマの溶融粘度
差が大きい場合でも中空割れを起こさない芯鞘複合中空
繊維用口金装置の提供。 【解決手段】上部導入板、下部導入板、口金板の順序で
上下に一体に構成された口金装置において、導入板のい
ずれにも独立したポリマ流路を有し、口金板において環
状に配置された3個以上のスリットからなる吐出孔を配
置し、該スリットが円弧を組み合わせてなるスリットで
あり、該スリットの内円弧の中心点Q3が外円弧の中心
線上にありかつ外円弧の中心点Q2とは異なる中心点を
持つ口金装置により達成できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芯鞘中空複合繊維
紡糸用口金装置に関し、詳しくは、例えば低溶融粘度の
芯成分ポリマと高溶融粘度の鞘成分ポリマなど溶融粘度
の異なるポリマを用い芯鞘複合中空繊維とした場合に中
空割れの発生しない芯鞘複合中空繊維を操業性よく得る
ことができる芯鞘複合中空繊維用口金装置に関するもの
である。
紡糸用口金装置に関し、詳しくは、例えば低溶融粘度の
芯成分ポリマと高溶融粘度の鞘成分ポリマなど溶融粘度
の異なるポリマを用い芯鞘複合中空繊維とした場合に中
空割れの発生しない芯鞘複合中空繊維を操業性よく得る
ことができる芯鞘複合中空繊維用口金装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より芯鞘複合中空繊維を製造する口
金装置は種々提案されており、例えば芯鞘多孔中空複合
繊維用紡糸口金においては、特開平7−292515号
公報にスリット型オリフィスを有する紡糸口金板におい
て、オリフィスを2つ以上の不連続部を介して環状に配
置された複数の外周スリットと各外周スリットの内縁長
の中心からオリフィスの中心側に突出する連結スリット
及び各連結スリットと連通する中心部スリットから構成
される芯鞘複合多孔中空繊維用口金板の提案がなされて
いる。この口金板は外周スリットと中心孔に連通する連
結スリットを有しているため、外周スリットと中心孔の
間の不連続部の支持が外周スリットの不連続部1カ所の
みの片支持となり高粘度ポリマによる圧力や繰り返し疲
労などで容易に口金板がひずみ易いなどの問題があり満
足のいく芯鞘複合中空繊維の操業性が達成されていな
い。
金装置は種々提案されており、例えば芯鞘多孔中空複合
繊維用紡糸口金においては、特開平7−292515号
公報にスリット型オリフィスを有する紡糸口金板におい
て、オリフィスを2つ以上の不連続部を介して環状に配
置された複数の外周スリットと各外周スリットの内縁長
の中心からオリフィスの中心側に突出する連結スリット
及び各連結スリットと連通する中心部スリットから構成
される芯鞘複合多孔中空繊維用口金板の提案がなされて
いる。この口金板は外周スリットと中心孔に連通する連
結スリットを有しているため、外周スリットと中心孔の
間の不連続部の支持が外周スリットの不連続部1カ所の
みの片支持となり高粘度ポリマによる圧力や繰り返し疲
労などで容易に口金板がひずみ易いなどの問題があり満
足のいく芯鞘複合中空繊維の操業性が達成されていな
い。
【0003】また、特開平4−65507号公報には、
3層に積層された複合繊維の中心部に中空部を設けた繊
維を得るための紡糸口金装置の提案がなされている。こ
の紡糸口金装置では、各成分は、個々の導入孔より供給
され、口金板の原液入り口で2つの側部成分が中部成分
と合流された後、複合ポリマとして、複数の円弧スリッ
トからなる紡糸孔より吐出される。この場合、3成分の
ポリマが複合された状態で円弧スリットより吐出される
と同時に、円弧スリット外周方向へ屈折する現象(ニー
リング現象)を起こすため、近接する他の円弧スリット
より吐出されたポリマと接合することが難しくなり、中
空割れが発生するという問題があった。
3層に積層された複合繊維の中心部に中空部を設けた繊
維を得るための紡糸口金装置の提案がなされている。こ
の紡糸口金装置では、各成分は、個々の導入孔より供給
され、口金板の原液入り口で2つの側部成分が中部成分
と合流された後、複合ポリマとして、複数の円弧スリッ
トからなる紡糸孔より吐出される。この場合、3成分の
ポリマが複合された状態で円弧スリットより吐出される
と同時に、円弧スリット外周方向へ屈折する現象(ニー
リング現象)を起こすため、近接する他の円弧スリット
より吐出されたポリマと接合することが難しくなり、中
空割れが発生するという問題があった。
【0004】また、特開昭57−56512号公報にお
いても、低溶融粘度の芯成分と高溶融粘度の鞘成分ポリ
マを芯鞘複合流として吐出孔に導入した場合、円弧スリ
ットに芯成分ポリマが入り込み円弧スリットで前記同様
にニーリング現象が発生し中空割れの発生した繊維とな
り、操業性も低下するという問題があった。
いても、低溶融粘度の芯成分と高溶融粘度の鞘成分ポリ
マを芯鞘複合流として吐出孔に導入した場合、円弧スリ
ットに芯成分ポリマが入り込み円弧スリットで前記同様
にニーリング現象が発生し中空割れの発生した繊維とな
り、操業性も低下するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の芯鞘複合中空繊維用口金装置では成しえなかった芯鞘
複合中空繊維を製造することであり、詳しくは、芯成分
ポリマの溶融粘度が鞘成分ポリマの溶融粘度より低い場
合や芯成分と鞘成分のポリマの溶融粘度差が大きい場合
であっても中空割れを起こさない芯鞘複合中空繊維を操
業性よく製造するための芯鞘複合中空繊維用口金装置を
提供するものである。
の芯鞘複合中空繊維用口金装置では成しえなかった芯鞘
複合中空繊維を製造することであり、詳しくは、芯成分
ポリマの溶融粘度が鞘成分ポリマの溶融粘度より低い場
合や芯成分と鞘成分のポリマの溶融粘度差が大きい場合
であっても中空割れを起こさない芯鞘複合中空繊維を操
業性よく製造するための芯鞘複合中空繊維用口金装置を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、上部導
入板、下部導入板、口金板の順序で上下に一体に構成さ
れた口金装置において、導入板のいずれにも独立したポ
リマ流路を有し、口金板において環状に配置された3個
以上のスリットからなる吐出孔を配置し、該スリットが
円弧を組み合わせてなるスリットであり、該スリットの
内円弧の中心点Q3が外円弧の中心線上にありかつ外円
弧の中心点Q2とは異なる中心点を持つことを特徴とし
た芯鞘複合中空繊維用口金装置(以下口金装置という)
により達成できる。
入板、下部導入板、口金板の順序で上下に一体に構成さ
れた口金装置において、導入板のいずれにも独立したポ
リマ流路を有し、口金板において環状に配置された3個
以上のスリットからなる吐出孔を配置し、該スリットが
円弧を組み合わせてなるスリットであり、該スリットの
内円弧の中心点Q3が外円弧の中心線上にありかつ外円
弧の中心点Q2とは異なる中心点を持つことを特徴とし
た芯鞘複合中空繊維用口金装置(以下口金装置という)
により達成できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。図
1は本発明の口金装置の一例を示す縦断面図である。図
2(a)、(b)、(c)、(d)は口金板に穿設され
た円弧を組み合わせてなるスリットからなる吐出孔の形
状の例を示す口金板の下面図である。図3は図2(b)
の吐出孔を形成する円弧を組み合わせてなるスリットの
形状および配置を説明するための口金板の模式図であ
る。
1は本発明の口金装置の一例を示す縦断面図である。図
2(a)、(b)、(c)、(d)は口金板に穿設され
た円弧を組み合わせてなるスリットからなる吐出孔の形
状の例を示す口金板の下面図である。図3は図2(b)
の吐出孔を形成する円弧を組み合わせてなるスリットの
形状および配置を説明するための口金板の模式図であ
る。
【0008】図1〜3において1は上部導入板、2は下
部導入板、3は口金板である。4は口金板3に穿設され
た円弧を組み合わせてなるスリット5からなる吐出孔で
ある。芯成分のポリマAは上部導入板1の供給孔6から
供給されて下部導入板2の供給孔8から口金板3に導入
され、鞘成分のポリマBは、上部導入板2の供給口7か
ら供給されて下部導入板2の供給孔9から供給されて口
金板3の背面で芯鞘複合流となり、円弧を組み合わせて
なるスリット5からなる吐出孔4から吐出される。この
ように、本発明の口金装置は、はじめに2種類のポリマ
を別々に供給してから下部導入板2の出口、つまり口金
板3の導入口で合体合流させ芯鞘複合流とし、さらに該
芯鞘複合流を口金板3の吐出孔5で複数のスリットに分
解して吐出させ、口金板直下で空気を取り込みながらポ
リマを接合させて中空複合繊維を形成する。以上、前記
したように芯鞘中空複合繊維を形成させるために上部導
入板1、下部導入板2、口金板3の順序で上下に一体に
構成した口金装置とする必要がある。
部導入板、3は口金板である。4は口金板3に穿設され
た円弧を組み合わせてなるスリット5からなる吐出孔で
ある。芯成分のポリマAは上部導入板1の供給孔6から
供給されて下部導入板2の供給孔8から口金板3に導入
され、鞘成分のポリマBは、上部導入板2の供給口7か
ら供給されて下部導入板2の供給孔9から供給されて口
金板3の背面で芯鞘複合流となり、円弧を組み合わせて
なるスリット5からなる吐出孔4から吐出される。この
ように、本発明の口金装置は、はじめに2種類のポリマ
を別々に供給してから下部導入板2の出口、つまり口金
板3の導入口で合体合流させ芯鞘複合流とし、さらに該
芯鞘複合流を口金板3の吐出孔5で複数のスリットに分
解して吐出させ、口金板直下で空気を取り込みながらポ
リマを接合させて中空複合繊維を形成する。以上、前記
したように芯鞘中空複合繊維を形成させるために上部導
入板1、下部導入板2、口金板3の順序で上下に一体に
構成した口金装置とする必要がある。
【0009】上部導入板1、下部導入板2、は一般的な
芯鞘複合口金装置で用いられる導入板を使用することが
出来るが芯成分ポリマ、鞘成分ポリマの流路が独立して
いることが必要である。
芯鞘複合口金装置で用いられる導入板を使用することが
出来るが芯成分ポリマ、鞘成分ポリマの流路が独立して
いることが必要である。
【0010】下部導入板2には、芯成分供給孔8とその
周りに衛星孔である鞘成分供給孔9が穿設されているこ
とが好ましい。芯成分ポリマ供給孔8は異形孔でも丸孔
でもかまわないが好ましくは丸孔である。また、芯成分
ポリマ供給孔8の周りに配置された鞘成分ポリマ供給孔
9は安定した断面を得るため3個以上であることが好ま
しく、さらに好ましくは6個以上である。また、配置さ
れた複数の鞘成分供給孔9は複合横断面の中心部に芯成
分を位置させるために1孔当たりの吐出量を同じにする
ことが好ましく、そのため孔直径および孔深度が同一で
ある丸孔を点対称状、つまり同一軌道上に穿設すること
が好ましい。
周りに衛星孔である鞘成分供給孔9が穿設されているこ
とが好ましい。芯成分ポリマ供給孔8は異形孔でも丸孔
でもかまわないが好ましくは丸孔である。また、芯成分
ポリマ供給孔8の周りに配置された鞘成分ポリマ供給孔
9は安定した断面を得るため3個以上であることが好ま
しく、さらに好ましくは6個以上である。また、配置さ
れた複数の鞘成分供給孔9は複合横断面の中心部に芯成
分を位置させるために1孔当たりの吐出量を同じにする
ことが好ましく、そのため孔直径および孔深度が同一で
ある丸孔を点対称状、つまり同一軌道上に穿設すること
が好ましい。
【0011】つぎに、最終的に吐出する口金板の吐出孔
の形状を、円弧を組み合わせてなるスリット4つから構
成される吐出孔の例を示す図3で説明する。
の形状を、円弧を組み合わせてなるスリット4つから構
成される吐出孔の例を示す図3で説明する。
【0012】図3において、外接円10は中心点Q1、
半径r1、円弧を組み合わせてなるスリットの外円弧は
中心点Q2、半径r2、内円弧は中心点Q3、半径r3
をそれぞれ持つ。
半径r1、円弧を組み合わせてなるスリットの外円弧は
中心点Q2、半径r2、内円弧は中心点Q3、半径r3
をそれぞれ持つ。
【0013】吐出孔を構成するスリットの形状は円弧を
組み合わせてなるスリットであり、該スリットの内円弧
の中心点Q3が外円弧の中心線上にありかつ外円弧の中
心点Q2とは異なる位置にあることが必要である。これ
は、スリットの内円弧の中心点Q3を外円弧の中心線上
で外円弧の中心点Q2とは異なる位置とすることにより
スリット幅を連続的に変化させ、スリット吐出孔より吐
出される複合ポリマ流の貼り合わせ形状を規定させるた
めである。 このことについて本発明者等はスリット形
状が繊維断面の芯鞘構造に与える影響について実験・検
討した結果、スリット幅を連続的に変化させることによ
りスリット端部での複合形状を変化させることができ、
中空複合繊維を形成したときに芯成分ポリマが繊維表面
に露出することを防ぐことが出来ることがわかった。
組み合わせてなるスリットであり、該スリットの内円弧
の中心点Q3が外円弧の中心線上にありかつ外円弧の中
心点Q2とは異なる位置にあることが必要である。これ
は、スリットの内円弧の中心点Q3を外円弧の中心線上
で外円弧の中心点Q2とは異なる位置とすることにより
スリット幅を連続的に変化させ、スリット吐出孔より吐
出される複合ポリマ流の貼り合わせ形状を規定させるた
めである。 このことについて本発明者等はスリット形
状が繊維断面の芯鞘構造に与える影響について実験・検
討した結果、スリット幅を連続的に変化させることによ
りスリット端部での複合形状を変化させることができ、
中空複合繊維を形成したときに芯成分ポリマが繊維表面
に露出することを防ぐことが出来ることがわかった。
【0014】さらに、スリットの形状を該スリットの曲
率半径で規定すると、図3のようにスリットの外円弧曲
率半径r2は吐出孔外接円中心点Q1から吐出孔外接円
半径r1の0.8倍以下が好ましい。さらに好ましくは
0.8〜0.4倍である。これは、スリットの外円弧曲
率半径r2を吐出孔外接円の半径r1より小さくするこ
とによりスリット外周長を長くでき、ポリマが複合され
た状態で円弧スリットより吐出されると同時に、円弧ス
リット外周方向へ屈折するニーリング現象を利用して高
中空化が達成できる。
率半径で規定すると、図3のようにスリットの外円弧曲
率半径r2は吐出孔外接円中心点Q1から吐出孔外接円
半径r1の0.8倍以下が好ましい。さらに好ましくは
0.8〜0.4倍である。これは、スリットの外円弧曲
率半径r2を吐出孔外接円の半径r1より小さくするこ
とによりスリット外周長を長くでき、ポリマが複合され
た状態で円弧スリットより吐出されると同時に、円弧ス
リット外周方向へ屈折するニーリング現象を利用して高
中空化が達成できる。
【0015】口金板の吐出孔を構成するスリット数は3
個以上であることが必要であり、さらに好ましくは3〜
6個である。3個未満であると口金板直下で合流すると
きに合流の力で繊維がつぶれ易く高中空の繊維が得られ
ない。また、スリット数が6個を越えると曲率半径を変
化させて得られる効果が少なくなる。
個以上であることが必要であり、さらに好ましくは3〜
6個である。3個未満であると口金板直下で合流すると
きに合流の力で繊維がつぶれ易く高中空の繊維が得られ
ない。また、スリット数が6個を越えると曲率半径を変
化させて得られる効果が少なくなる。
【0016】また、円弧を組み合わせてなるスリットの
外円弧の曲率半径r2に対する内円弧の曲率半径r3の
比r3/r2は1未満であることが好ましい。さらに好
ましくは0.9〜0.5である。これは、スリット端部
の幅をスリット中央部の幅よりも広くすることにより吐
出量が多くなり接合が容易となり中空割れや接合面から
の芯成分の露出を防ぐことが出来る。
外円弧の曲率半径r2に対する内円弧の曲率半径r3の
比r3/r2は1未満であることが好ましい。さらに好
ましくは0.9〜0.5である。これは、スリット端部
の幅をスリット中央部の幅よりも広くすることにより吐
出量が多くなり接合が容易となり中空割れや接合面から
の芯成分の露出を防ぐことが出来る。
【0017】本発明の芯鞘複合繊維紡糸用口金板に適用
されるポリマは特に限定されるものではないが、一例と
してポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
等、すべての熱可塑性ポリマや共重合体等が上げられ
る。また、該ポリマに第3成分を混合することや、粒子
を添加して使用することもできる。さらに芯成分、鞘成
分に用いるポリマは前記ポリマから自由に組み合わせ使
用することができる。
されるポリマは特に限定されるものではないが、一例と
してポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
等、すべての熱可塑性ポリマや共重合体等が上げられ
る。また、該ポリマに第3成分を混合することや、粒子
を添加して使用することもできる。さらに芯成分、鞘成
分に用いるポリマは前記ポリマから自由に組み合わせ使
用することができる。
【0018】以上、前記した芯鞘複合繊維紡糸用口金板
を用いることによって、得られた繊維の横断面の形状を
図4に示す。図4は紡糸・延伸後の芯鞘複合繊維の断面
の例を示す横断面図であり、11は芯部、12は鞘部、
13は中空部である。
を用いることによって、得られた繊維の横断面の形状を
図4に示す。図4は紡糸・延伸後の芯鞘複合繊維の断面
の例を示す横断面図であり、11は芯部、12は鞘部、
13は中空部である。
【0019】以上、記述した本発明の口金装置によっ
て、低溶融粘度の芯成分ポリマと高溶融粘度の鞘成分ポ
リマなど溶融粘度の異なるポリマを用い芯鞘複合中空繊
維とした場合に中空割れの発生しない芯鞘複合中空繊維
を操業性よく得ることができる。
て、低溶融粘度の芯成分ポリマと高溶融粘度の鞘成分ポ
リマなど溶融粘度の異なるポリマを用い芯鞘複合中空繊
維とした場合に中空割れの発生しない芯鞘複合中空繊維
を操業性よく得ることができる。
【0020】
【実施例】以下実施例により本発明をより詳細に説明す
る。なお実施例中の各特性値は次の方法で求めた。
る。なお実施例中の各特性値は次の方法で求めた。
【0021】A.極限粘度[η] オルソクロロフェノール(以下OCPという)10ml
に対し試料0.10gを溶解し、温度25℃においてオ
ストワルド粘度計を用いて測定した。
に対し試料0.10gを溶解し、温度25℃においてオ
ストワルド粘度計を用いて測定した。
【0022】実施例1 鞘成分として極限粘度[η]が0.64のポリエチレン
テレフタレートを、芯成分として極限粘度[η]が0.
45で5−ソジュームスルホイソフタル酸成分を2.5
モル%共重合した変成ポリエステルを用い、通常の複合
紡糸機により紡糸温度290℃で図3に示す吐出孔形状
で吐出孔外接円半径r1が0.5mm、円弧を組み合わ
せてなるスリットが、吐出孔外接円中心点Q1から0.
1mm離れた位置に曲率の中心点をもち曲率半径r2が
0.4mm(r1の0.8倍)の外円弧と外円弧の中心
線上に外円弧の中心点Q2から0.15mm離れた位置
に曲率の中心点Q3を持つ曲率半径r3が0.25mm
(r3/r2=0.625)の内円弧から構成される4
スリットの吐出孔図2(b)からなる口金板を組み合わ
せた図1の口金装置を用いて、芯鞘複合比が20:80
で吐出し、1350m/分の紡糸速度で未延伸糸を巻き
取った。鞘成分、芯成分の各々の単独ポリマの溶融粘度
は3000poise、1500poiseであった。
さらに該未延伸糸を通常のホットロール・ホットプレー
ト延伸機を用いて延伸比2.7倍で延伸して延伸糸を得
た。このときの操業性は糸切れもなく良好なものであっ
た。
テレフタレートを、芯成分として極限粘度[η]が0.
45で5−ソジュームスルホイソフタル酸成分を2.5
モル%共重合した変成ポリエステルを用い、通常の複合
紡糸機により紡糸温度290℃で図3に示す吐出孔形状
で吐出孔外接円半径r1が0.5mm、円弧を組み合わ
せてなるスリットが、吐出孔外接円中心点Q1から0.
1mm離れた位置に曲率の中心点をもち曲率半径r2が
0.4mm(r1の0.8倍)の外円弧と外円弧の中心
線上に外円弧の中心点Q2から0.15mm離れた位置
に曲率の中心点Q3を持つ曲率半径r3が0.25mm
(r3/r2=0.625)の内円弧から構成される4
スリットの吐出孔図2(b)からなる口金板を組み合わ
せた図1の口金装置を用いて、芯鞘複合比が20:80
で吐出し、1350m/分の紡糸速度で未延伸糸を巻き
取った。鞘成分、芯成分の各々の単独ポリマの溶融粘度
は3000poise、1500poiseであった。
さらに該未延伸糸を通常のホットロール・ホットプレー
ト延伸機を用いて延伸比2.7倍で延伸して延伸糸を得
た。このときの操業性は糸切れもなく良好なものであっ
た。
【0023】この延伸糸は、図4に示す芯鞘界面に中空
部を有する所望の断面形状であった。
部を有する所望の断面形状であった。
【0024】比較例1 口金板として図5に示す吐出孔外接円半径が0.5m
m、スリット幅0.08mmのスリットからなるスリッ
ト吐出孔からなる最終吐出孔を有するものを用いた以外
は実施例1と同様の条件で紡糸、延伸を行い延伸糸を得
た。この糸は、紡糸工程でスリット吐出孔でのニーリン
グ現象が発生し紡糸、延伸工程で糸切れが多く、また、
図7に示すように断面形状を観察すると中空割れを起こ
しており、中空率も低いものであった。
m、スリット幅0.08mmのスリットからなるスリッ
ト吐出孔からなる最終吐出孔を有するものを用いた以外
は実施例1と同様の条件で紡糸、延伸を行い延伸糸を得
た。この糸は、紡糸工程でスリット吐出孔でのニーリン
グ現象が発生し紡糸、延伸工程で糸切れが多く、また、
図7に示すように断面形状を観察すると中空割れを起こ
しており、中空率も低いものであった。
【0025】
【発明の効果】本発明の芯鞘複合中空繊維紡糸用口金板
は、吐出孔を構成する円弧を組み合わせてなるスリット
の形状をスリットの内円弧の中心点Q3を外円弧の中心
線上で外円弧の中心点Q2とは異なる位置とすることに
よりスリット幅を連続的に変化させ、スリット吐出孔よ
り吐出される複合ポリマ流の貼り合わせ形状を規定させ
芯成分ポリマが繊維表面に露出することを防ぐことが出
来る。さらに円弧を組み合わせてなるスリットの外円弧
の曲率半径r2に対する内円弧の曲率半径r3の比r3
/r2を1未満とすることにより、スリット端部の幅が
スリット中央部の幅よりも広くなりことにより吐出量が
多くなりポリマ同士の接合が容易で中空割れや接合面か
らの芯成分の露出を防ぐことが出来る。このことによ
り、芯成分ポリマの溶融粘度が鞘成分ポリマの溶融粘度
より低い場合や芯成分と鞘成分のポリマの溶融粘度差が
大きい場合であっても中空割れを起こさない芯鞘複合中
空繊維を操業性よく製造することができる。
は、吐出孔を構成する円弧を組み合わせてなるスリット
の形状をスリットの内円弧の中心点Q3を外円弧の中心
線上で外円弧の中心点Q2とは異なる位置とすることに
よりスリット幅を連続的に変化させ、スリット吐出孔よ
り吐出される複合ポリマ流の貼り合わせ形状を規定させ
芯成分ポリマが繊維表面に露出することを防ぐことが出
来る。さらに円弧を組み合わせてなるスリットの外円弧
の曲率半径r2に対する内円弧の曲率半径r3の比r3
/r2を1未満とすることにより、スリット端部の幅が
スリット中央部の幅よりも広くなりことにより吐出量が
多くなりポリマ同士の接合が容易で中空割れや接合面か
らの芯成分の露出を防ぐことが出来る。このことによ
り、芯成分ポリマの溶融粘度が鞘成分ポリマの溶融粘度
より低い場合や芯成分と鞘成分のポリマの溶融粘度差が
大きい場合であっても中空割れを起こさない芯鞘複合中
空繊維を操業性よく製造することができる。
【図1】本発明の口金装置の一例を示す縦断面図であ
る。
る。
【図2】口金板に穿設された円弧を組み合わせてなるス
リットからなる吐出孔の形状の例を示す口金板の下面図
である。
リットからなる吐出孔の形状の例を示す口金板の下面図
である。
【図3】図2(b)の吐出孔を形成する円弧を組み合わ
せてなるスリットの形状および配置を説明するための口
金板の模式図である。
せてなるスリットの形状および配置を説明するための口
金板の模式図である。
【図4】本発明の口金装置を用いて得られた芯鞘複合中
空繊維の断面の一例を示す横断面図である。
空繊維の断面の一例を示す横断面図である。
【図5】従来の口金板の吐出孔の例を示す横断面図であ
る。
る。
【図6】図5の口金板によって得られた繊維の横断面図
である。
である。
1:上部導入板 2:下部導入板 3:口金板 4:吐出孔 5:円弧を組み合わせてなるスリット 6:上部導入板芯成分ポリマ供給孔 7:上部導入板鞘成分ポリマ供給孔 8:下部導入板芯成分ポリマ供給孔 9:下部導入板鞘成分ポリマ供給孔 10:吐出孔外接円 11:芯部孔 12:鞘部 13:中空部
Claims (3)
- 【請求項1】上部導入板1、下部導入板2、口金板3の
順序で一体に構成された口金装置において、導入板のい
ずれにも独立したポリマ流路を有し、口金板において環
状に配置された3個以上のスリットからなる吐出孔を配
置し、該スリットが円弧を組み合わせてなるスリットで
あり、該スリットの内円弧の中心点Q3が外円弧の中心
線上にありかつ外円弧の中心点Q2とは異なる中心点を
持つことを特徴とした芯鞘複合中空繊維用口金装置。 - 【請求項2】円弧を組み合わせてなるスリットの外円弧
曲率半径r2が該スリットから構成される吐出孔の外接
円の半径r1の0.8倍以下であることを特徴とする請
求項1記載の芯鞘複合中空繊維用口金装置 - 【請求項3】円弧を組み合わせてなるスリットの外円弧
に対する内円弧の曲率半径の比r3/r2が1未満であ
ることを特徴とする請求項1記載の芯鞘複合中空繊維用
口金装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16149797A JPH1112844A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 芯鞘複合中空繊維紡糸用口金装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16149797A JPH1112844A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 芯鞘複合中空繊維紡糸用口金装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1112844A true JPH1112844A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15736201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16149797A Pending JPH1112844A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 芯鞘複合中空繊維紡糸用口金装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1112844A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6147731A (en) * | 1998-03-20 | 2000-11-14 | Nec Corporation | Liquid crystal display panel and liquid crystal display device |
| JP2010168681A (ja) * | 2009-01-21 | 2010-08-05 | Teijin Fibers Ltd | 中空糸用紡糸口金 |
| CN104674358A (zh) * | 2014-06-17 | 2015-06-03 | 福建百宏聚纤科技实业有限公司 | 一种异形喷丝板 |
| CN112760825A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-05-07 | 常州锦欣达纤维新材料有限公司 | 低阻力高过滤效果的单层熔喷布生产系统及生产方法 |
-
1997
- 1997-06-18 JP JP16149797A patent/JPH1112844A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6147731A (en) * | 1998-03-20 | 2000-11-14 | Nec Corporation | Liquid crystal display panel and liquid crystal display device |
| JP2010168681A (ja) * | 2009-01-21 | 2010-08-05 | Teijin Fibers Ltd | 中空糸用紡糸口金 |
| CN104674358A (zh) * | 2014-06-17 | 2015-06-03 | 福建百宏聚纤科技实业有限公司 | 一种异形喷丝板 |
| CN112760825A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-05-07 | 常州锦欣达纤维新材料有限公司 | 低阻力高过滤效果的单层熔喷布生产系统及生产方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040420 |