JPH11128577A - テープ材送給装置 - Google Patents

テープ材送給装置

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JPH11128577A
JPH11128577A JP29537097A JP29537097A JPH11128577A JP H11128577 A JPH11128577 A JP H11128577A JP 29537097 A JP29537097 A JP 29537097A JP 29537097 A JP29537097 A JP 29537097A JP H11128577 A JPH11128577 A JP H11128577A
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gripping
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賢治 北田
Hiroyuki Kazaharu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ材を確実かつ安定して送給することの
できるテープ材送給装置を提供すること。 【解決手段】 ベルトループ形成用の長尺状のテープ材
12をベルトループ形成位置に向かって繰り出すため繰
出しローラ35を回転駆動可能に形成したテープ材繰出
し手段33と、テープ材12をベルトループ形成位置に
向かって引き出すためテープ材12を挟持するつかみア
ーム61を進退駆動可能に形成したテープ材引出し手段
34とを有することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ材送給装置
に係り、特に、ベルトループ形成用の長尺状のテープ材
をベルトループ縫付けミシンの縫製位置の近傍に設けら
れたベルトループ形成位置に、確実かつ安定して送給す
ることのできるテープ材送給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ジーンズ、パンツ、スカート
などの種々の縫製物の腰部に、ベルトを挿通する多数の
ベルトループを縫い付けることのできるベルトループ縫
付けミシンが提案されている。
【0003】図12はこのような従来のベルトループ縫
付けミシンの一例を示すもので、従来のベルトループ縫
付けミシン1は、縫製手段としてのミシン本体2に、テ
ープ材送給装置3と、ベルトループ供給装置4とを付設
することにより構成されている。
【0004】前記ミシン本体2は、例えば、2本針のサ
イクルミシンであり、下部にミシンベッド5が配設さ
れ、上部にミシンベッド5と平行にしてミシンアーム6
が配設されており、ミシンアーム6の図12左方に示す
自由端側の下面の所望の位置には、2本の針7,7がミ
シンアーム6の長手方向に沿って平行に配設されてい
る。そして、各針7,7は、前記ミシンアーム6の内部
に回転自在に配設され図示しないミシンモータによって
回転駆動される上軸の回転に連動する公知の針棒駆動機
構(共に図示せず)によって上下方向に所定のストロー
クをもって往復運動可能とされた針棒8に取着されてい
る。また、ミシンアーム6の所望の位置には、縫製動作
時においてミシンベット5の上面に配設された針板9の
上面で縫製物Sを押える上下方向に移動可能とされた2
つの布押さえ(一部のみ図示)10,10を具備する公
知の布押え装置(図示せず)が配設されている。
【0005】このようなミシン本体2においては、作業
時に作業者がミシンアーム6のミシン頭部と称される自
由端側と対峙する、すなわち、図12斜め左下側が操作
側とされて設置されるのが一般的であり、このため図1
2斜め左下側は操作側たる前側FSとされ、図12斜め
右上側は操作側に対して反対側に位置する奥側BSとさ
れている。そして、ミシン本体2の前側FSから見て右
側方に、テープ材送給装置3およびベルトループ供給装
置4が配設されている。
【0006】前記テープ材送給装置3は、前記ミシン本
体2の縫い位置たる縫製位置の近傍であるミシン本体2
の前側FSから見て右側方に設けられたベルトループ形
成位置に、図示しないベルトループの材料たるベルトル
ープ形成用の長尺状のテープ材12をミシン本体2の長
手方向に沿うようにして奥側BSから前側FSに繰り出
し、その後繰り出したテープ材12を基端部側で切断し
て所定長さのベルトループ(図示せず)を形成するため
のものである。
【0007】このテープ材送給装置3は、前記ミシン本
体2の前側FSから見て右側方に前記ミシンベット5と
ほぼ平行に配設されテープ材12が上面に載置されるテ
ープ材送出台13を有しており、このテープ材送出台1
3の上部には、テープ材12を図12に想像線にて示す
ように、前側FSに位置するベルトループ形成位置に向
かって所定量だけ繰り出すためのテープ材繰出し手段と
しての繰出しローラ14がテープ材12の上面に当接可
能にして配設されている。
【0008】前記繰出しローラ14は、ほぼ円板状に形
成されており、その外周面には、テープ材12を繰り出
すための複数の送り歯15が全周にわたって設けられて
いる。この繰出しローラ14は、図示しないテープ材繰
出しモータにより回転駆動可能とされている。そして、
テープ材送出台13の図12に矢印Bにて示すテープ材
12の走行方向たる送出方向の下流側(図12左斜め下
方)に位置する先端部近傍には、テープ材12をベルト
ループ形成位置に繰り出した後にテープ材12の基端部
側を切断して所定長さのベルトループ(図示せず)を形
成するための切断手段16が配設されている。この切断
手段16は、常にはテープ材12の走行経路の上方に位
置し、図示しないシリンダなどの切断用駆動手段により
上下方向に往復移動可能とされた可動刃16aと、この
可動刃16aとほぼ対向するようにしてテープ材12の
走行経路の下方にテープ材12の走行経路に臨むように
して配設された図示しない固定刃とを具備している。
【0009】前記ベルトループ形成位置には、テープ材
送給装置3の繰出しローラ14により送給されるテープ
材12を下方から支持するとともに、切断された後の図
示しない所定長さのベルトループを下方から支持するよ
うにして保持する奥側BSから見てほぼL字形状とされ
た前後1対のテープ材受け部材17,17が配設されて
いる。これら各テープ材受け部材17,17の間には、
下部がほぼ水平の前側FSから見てL字形状に形成され
た案内棒19が配設されている。この案内棒19は、ベ
ルトループ形成位置へ送給されたテープ材12の位置を
所定の位置に移動するためのものでテープ材寄せなどと
称されており、テープ材12の側面を所定の位置に寄せ
て揃えることにより、所定長さに切断されたベルトルー
プの両端を後述するフォーク20にて折り曲げた際に、
この折り曲げた部分がずれることなく完全に重なるよう
に形成することができるようになっている。
【0010】前記ベルトループ供給装置4は、ベルトル
ープ形成位置において前記各テープ材受け部材17,1
7により保持された所定長さのベルトループの両端近傍
を挟持するとともに折り曲げたうえでベルトループ形成
位置からミシン本体2の針下に位置する縫製位置へ搬送
するためのものである。このベルトループ供給装置4
は、ベルトループ形成位置において各テープ材受け部材
17,17により保持された所定長さのベルトループの
両端部近傍を先端部20aで挟持した後で下方に折り返
すように180度折り曲げ、その後、縫製位置へ向かっ
て移送する左右1対のフォーク20,20を有してい
る。また、各フォーク20,20の先端部20a,20
aは、常には、図示するように、ベルトループ形成位置
より右側方に離間した退避位置に位置しており、図示し
ないエアシリンダなどのフォーク駆動手段によって回転
および進退可能とされている。
【0011】また、テープ材送出台13には、厚さ検出
手段が21が配設されている。この厚さ検出手段21
は、テープ材12の所々にある継ぎ目などの段部や、テ
ープ材送出台13上に載置されたテープ材12の有無を
検出するためのものである。
【0012】前記厚さ検出手段21は、図13に示すよ
うに、検出用レバー22、検知子23、ばね部材24、
2つの光りセンサ25a,25bなどにより構成されて
おり、テープ材送出台13上に載置されたテープ材12
を検知子23で探ることでテープ材12の段差および有
無を検出することができるようになっている。そして、
前記検出用レバー22は、先端に設けられた検知子23
の動きを後端側に伝達するものであり、支点26を中心
に回動可能に保持されるとともに、ばね部材24の作用
により常時先端側がテープ材送出台13を押圧するよう
になっている。さらに、各光りセンサ25a,25b
は、それぞれ、検出用レバー22の後端部が所定位置よ
り高くなるか低くなるかを検出する2値的なセンサで、
各光りセンサ25a,25bのうちの図13上方に示す
一方の光りセンサ25aは、テープ材送出台13上に載
置されたテープ材12の有無を検出するものであり、図
13下方に示す他方の光りセンサ25bは、テープ材1
2の段部を検出するためのものである。
【0013】このような構成からなる従来のベルトルー
プ縫付けミシン1によれば、まず、テープ材13が繰出
しローラ14の回転によってテープ材送出台13からベ
ルトループ形成位置へ繰り出されてテープ材受け部材1
7,17によって下方から支持されるとともに、案内棒
19によって送り出されたテープ材12が一側に寄せて
揃えられた後、各フォーク20,20を退避位置からベ
ルトループ形成位置へ奥側BSに向かって前進させて各
フォーク20,20の先端部20a,20aを形成位置
に位置するテープ材の両端部近傍に挿入した後、切断手
段16によってテープ材12の基端部側が切断され所定
長さのベルトループが形成される。
【0014】この時、厚さ検出手段21は、テープ材送
出台13上をテープ材12が移動して検知子23の下を
テープ材12の段部が通過すると、検知子23が図13
上方に移動し、それにともない検出用レバー22が支点
26を中心として図13時計方向に回動して検出用レバ
ー22の後端部が下方に移動し、さらにこの検出用レバ
ー22の後端部の下方への動きを光りセンサ25bが検
知する。また、テープ材送出台13上をテープ材12が
さらに移動して検知子23の下にテープ材12が無くな
ると、検知子23が図13下方に移動し、それにともな
い検出用レバー22が支点26を中心として図13反時
計方向に回動して検出用レバー22の後端部が上方に移
動し、さらにこの検出用レバー22の後端部の上方への
動きを光りセンサ25aが検知する。こうして、検出用
レバー22の後端部を光りセンサ25bが検知した場合
は、検知子23の下にテープ材12の継ぎ目などの段部
があると判断し、一方、光りセンサ25aが検知した場
合は、検知子23の下にテープ材12が無いと判断する
ようになっており、継ぎ目などの段部があるベルトルー
プの除去やテープ材12の供給を促すことができるよう
になっているついで、各フォーク20,20の先端部2
0a,20aを回転させてベルトループの両端部を下方
に折り返すように180度折り曲げて挟持したうえでベ
ルトループがベルトループ形成位置から縫製物S上の縫
製位置へ搬送され、その後、布押さえ10,10を降下
させて縫製物Sとベルトループとを針板9上に押さえた
後、フォーク20,20を後退させてベルトループから
引き抜いた後、所定の縫製パターンで、例えばベルトル
ープの長手方向の両側の部分を縫うことでベルトループ
が縫製物Sの所定位置に縫い付けられるようになってい
る。
【0015】なお、テープ材送給装置3としては、繰出
しローラ14のかわりに、テープ材12の先端部を挟持
して引き出すテープ材引出し手段を設けたものも提案さ
れている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のテープ材送給装置3においては、テープ材12
をベルトループ形成位置に確実かつ安定して送給するこ
とができないという問題点があった。
【0017】すなわち、テープ材繰出し手段としての繰
出しローラ14によってテープ材12を繰り出す場合、
繰出しローラ14によって繰り出したテープ材12が蛇
行してテープ材12の走行位置がずれてしまい、特に、
テープ材12の先端部の蛇行によってテープ材12をテ
ープ材受け部材17,17に確実に保持することができ
ない場合がある。
【0018】なお、テープ材12の先端部を挟持して引
き出すテープ材引出し手段を設けたものにおいては、テ
ープ材12の素材としてレーヨンなどの滑りやすい繊維
を用いた場合に、テープ材12の先端部をつかみ損ねる
というつかみミスを生じる場合がある。そして、テープ
材12の先端部をつかみ損ねるというつかみミスを生じ
た場合においては、ベルトループがない状態で縫製動作
が行われることになり縫製ミスが生じる。
【0019】そこで、テープ材12を確実かつ安定して
送給することのできるテープ材送給装置3が望まれてい
る。
【0020】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、テープ材を確実かつ安定して送給することので
きるテープ材送給装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため特許請求の範囲の請求項1に記載の本発明のテープ
材送給装置の特徴は、テープ材をベルトループ形成位置
に向かって繰り出すため繰出しローラを回転駆動可能に
形成したテープ材繰出し手段と、前記テープ材をベルト
ループ形成位置に向かって引き出すため前記テープ材を
挟持するつかみアームを進退駆動可能に形成したテープ
材引出し手段とを有する点にある。そして、このような
構成を採用したことにより、テープ材を繰り出すととも
に引き出すことができるので、テープ材を確実かつ安定
して送給することができる。
【0022】また、特許請求の範囲の請求項2に記載の
本発明のテープ材送給装置の特徴は、請求項1におい
て、前記繰出しローラの回転およびつかみアームの進退
をそれぞれステッピングモータにより駆動する点にあ
る。そして、このような構成を採用したことにより、テ
ープ材を繰り出すとともに引き出すことが容易にでき
る。さらに、テープ材繰出し手段およびテープ材引出し
手段を容易にデジタル制御することができる。さらにま
た、テープ材繰出し手段およびテープ材引出し手段を任
意の位置で停止させることができる。
【0023】また、特許請求の範囲の請求項3に記載の
本発明のテープ材送給装置の特徴は、請求項1または請
求項2において、前記テープ材を前記ベルトループ形成
位置に送給する際に、前記テープ材繰出し手段による前
記テープ材の繰り出し速度と、前記テープ材引出し手段
による前記テープ材の引き出し速度とを、前記テープ材
の前記テープ材繰出し手段と前記テープ材引出し手段と
の間に位置する部位が弛まないように制御する送給動作
制御部を設けた点にある。そして、このような構成を採
用したことにより、送給するテープ材に適正なテンショ
ンを付与してテープ材に弛みが生じるのを確実に防止す
ることができるので、テープ材の走行姿勢を適正に保持
することができる。
【0024】また、特許請求の範囲の請求項4に記載の
本発明のテープ材送給装置の特徴は、請求項1乃至請求
項3の何れか1項において、前記繰出しローラを、一方
向クラッチを介して前記テープ材の繰出し方向にのみ回
転駆動可能に形成した点にある。そして、このような構
成を採用したことにより、テープ材に過剰なテンション
が加わるのを確実に防止することができる。
【0025】また、特許請求の範囲の請求項5に記載の
本発明のテープ材送給装置の特徴は、請求項1乃至請求
項4の何れか1項において、前記テープ材繰出し手段
に、前記繰出しローラに従動回転可能なルーズロールを
設けた点にある。そして、このような構成を採用したこ
とにより、テープ材を送給する際に、テープ材の繰出し
ローラと当接する面と反対側の面の摺動抵抗をなくすこ
とができ、その結果、素材の種類や継ぎ目の有無にかか
わらずテープ材を常に安定して繰り出すことができる。
【0026】また、特許請求の範囲の請求項6に記載の
本発明のテープ材送給装置の特徴は、請求項1乃至請求
項5の何れか1項において、前記テープ材引出し手段が
前記テープ材を引き出す前に、前記テープ材の先端が前
記切断手段による切断位置を所定量越えるように前記テ
ープ材繰出し手段を制御する送給動作制御部を設けた点
にある。そして、このような構成を採用したことによ
り、テープ材をテープ材引出し手段のつかみアームで容
易かつ確実に挟持することができる。
【0027】また、特許請求の範囲の請求項7に記載の
本発明のテープ材送給装置の特徴は、請求項1乃至請求
項6の何れか1項において、前記テープ材繰出し手段
に、前記テープ材の厚さを連続量として検出可能な厚さ
検出手段を配設するとともに、この厚さ検出手段から送
出される検出信号が厚さ「零」から所定の厚さに変化し
た場合、新たなテープ材がセットされたと判断して前記
テープ材繰出し手段の繰出しローラを所定量回転駆動す
るように前記テープ材繰出し手段を制御する送給動作制
御部を設けた点にある。そして、このような構成を採用
したことにより、新たなテープ材をセットする際の作業
者の労力を低減することができる。
【0028】また、特許請求の範囲の請求項8に記載の
本発明のテープ材送給装置の特徴は、請求項1乃至請求
項7の何れか1項において、前記テープ材引出し手段を
任意の位置で停止可能に形成した点にある。そして、こ
のような構成を採用したことにより、テープ材引出し手
段によるテープ材の引出し量をより容易に制御すること
ができるので、長さの異なるベルトループを容易に形成
することができる。
【0029】また、特許請求の範囲の請求項9に記載の
本発明のテープ材送給装置の特徴は、請求項1乃至請求
項8の何れか1項において、前記テープ材引出し手段が
前記テープ材に向かって前進した際のオーバーランを検
出するオーバーラン検出手段を設けた点にある。そし
て、このような構成を採用したことにより、ベルトルー
プのサイズを変更した場合などのセットミスによるテー
プ材引出し手段のオーバーランを確実に防止することが
できる。
【0030】また、特許請求の範囲の請求項10に記載
の本発明のテープ材送給装置の特徴は、請求項9におい
て、前記オーバーラン検出手段を前記切断手段を支持す
るメスブラケットに設けた点にある。そして、このよう
な構成を採用したことにより、ベルトループのサイズを
変更した場合などのセットミスをより確実に防止するこ
とができる。
【0031】また、特許請求の範囲の請求項11に記載
の本発明のテープ材送給装置の特徴は、請求項1乃至請
求項10の何れか1項において、前記テープ材引出し手
段の動作基準点を検出する原点検出手段を前記テープ材
引出し手段の動作範囲の任意の位置に設けた点にある。
そして、このような構成を採用したことにより、設計上
の自由度が増加する。
【0032】また、特許請求の範囲の請求項12に記載
の本発明のテープ材送給装置の特徴は、テープ材引出し
手段に、テープ材の有無を検出するテープ材検出手段を
設けた点にある。そして、このような構成を採用したこ
とにより、テープ材引出し手段がテープ材をつかんでい
るか否かを容易に検出することができ、その結果、縫製
ミスを未然に防止することができる。
【0033】また、特許請求の範囲の請求項13に記載
の本発明のテープ材送給装置の特徴は、請求項12にお
いて、前記テープ材引出し手段は、前記テープ材を挟持
するため固定アームとこの固定アームに回転自在に支持
された可動アームとからなりそれぞれの先端部に相互に
対向するつかみ部を設けた1対のつかみアームと、この
1対のつかみアームのうちの前記可動アームを前記固定
アームとの支持部を中心として回動させることにより前
記可動アームのつかみ部を前記固定アームのつかみ部に
対して所定の開閉ストロークをもって接離するように開
閉可能とするため前記可動アームに接続された開閉駆動
手段と、前記1対のつかみアームを前記テープ材の先端
に向かって進退可能とするため前記固定アームに接続さ
れたアーム駆動手段とを有し、前記テープ材検出手段
は、検知部が前記可動アームと対向するようにして前記
固定アームに固定されたセンサ本体と、前記固定アーム
に回転自在に支持されるとともにその先端部が前記開閉
駆動手段によって前記1対のつかみアームの開閉動作に
連動して前記1対のつかみアームの開閉ストロークより
大きいストロークで前記センサ本体の検知部に対して遠
近自在とされた弾性体からなる検知部材とを有している
点にある、そして、このような構成を採用したことによ
り、簡単な構成でテープ材引出し手段がテープ材をつか
んでいるか否かをより容易かつ確実に検出することがで
きる。
【0034】また、特許請求の範囲の請求項14に記載
の本発明のテープ材送給装置の特徴は、請求項12また
は請求項13において、前記1対のつかみアームが前記
テープ材を挟持するつかみ動作を行った際に、前記テー
プ材検出手段が前記テープ材の有無を無と判断した場
合、前記テープ材引出し手段による前記テープ材の引き
出し動作を繰り返すように前記テープ材引出し手段を動
作させる送給動作制御部を設けた点にある。そして、こ
のような構成を採用したことにより、テープ材引出し手
段の1対のつかみアームがテープ材をつかみ損ねた場
合、作業者の手を煩わすことなく、1対のつかみアーム
がテープ材を挟持するつかみ動作を自動的に繰り返すこ
とができるので、作業者の労力を低減することができ
る。
【0035】また、特許請求の範囲の請求項15に記載
の本発明のテープ材送給装置の特徴は、請求項12また
は請求項13において、前記1対のつかみアームが前記
テープ材を挟持するつかみ動作を行った際に、前記テー
プ材検出手段が前記テープ材の有無を無と判断した場
合、前記テープ材引出し手段による前記テープ材の引き
出し動作を複数回繰り返しその後前記テープ材検出手段
が前記テープ材の有無を無と判断した場合には前記テー
プ材引出し手段の動作を停止するように前記テープ材引
出し手段を動作させる送給動作制御部を設けた点にあ
る。そして、このような構成を採用したことにより、テ
ープ材引出し手段の1対のつかみアームがテープ材をつ
かみ損ねた場合、作業者の手を煩わすことなく、1対の
つかみアームがテープ材を挟持するつかみ動作を自動的
に複数回繰り返しても1対のつかみアームがテープ材を
つかまない場合にテープ材引出し手段を自動停止するこ
とができる。
【0036】また、特許請求の範囲の請求項16に記載
の本発明のテープ材送給装置の特徴は、請求項12また
は請求項13において、前記1対のつかみアームが前記
テープ材を挟持するつかみ動作を行った際に、前記テー
プ材検出手段が前記テープ材の有無を無と判断した場
合、前記テープ材引出し手段による前記テープ材の引き
出し動作を複数回繰り返しその後前記テープ材検出手段
が前記テープ材の有無を無と判断した場合には前記テー
プ材引出し手段の動作を停止するとともにエラー表示を
行うように前記テープ材引出し手段を動作させる送給動
作制御部を設けた点にある。そして、このような構成を
採用したことにより、テープ材引出し手段の1対のつか
みアームがテープ材をつかみ損ねた場合、作業者の手を
煩わすことなく、1対のつかみアームがテープ材を挟持
するつかみ動作を自動的に複数回繰り返しても1対のつ
かみアームがテープ材をつかまない場合にエラー表示を
してテープ材引出し手段を自動停止することができる。
さらに、エラー表示は、作業者に装置の状態を容易に知
らせることができるので、作業者の行うべき操作を容易
かつ迅速に認識させることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態により説明する。なお、前述した従来のものと同一乃
至相当する構成については同一の符号を付す。
【0038】図1から図10は本発明に係るテープ材送
給装置の実施形態の一例を示すものであり、図1は要部
の正面図、図2はテープ材繰出し手段の分解斜視図、図
3はテープ材繰出し手段近傍の拡大平面図、図4は図3
のC−C線に沿った断面図、図5は厚さ検出手段の分解
斜視図、図6はつかみアームの拡大正面図、図7はつか
みアームの動作を説明する説明図、図8はテープ材引出
し手段の平面図、図9は図8のD−D線に沿った一部切
断拡大側面図、図10は制御手段の構成を示すブロック
図である。
【0039】本実施形態のテープ材送給装置は、例えば
ジーンズなどの縫製物にベルトループを縫い付けるベル
トループ縫付けミシンに使用するものであり、ベルトル
ープ縫付けミシンのミシン本体の縫い位置たる縫製位置
の近傍であるミシン本体の前側から見て右側方に設けら
れたベルトループ形成位置に、ベルトループ形成用の長
尺状のテープ材をミシン本体の長手方向に沿うようにし
て前側から奥側に送出すとともに、このテープ材を所定
長さに切断して所定長さのベルトループを形成すること
ができるようにされている。
【0040】図1に示すように、本実施形態のテープ材
送給装置31は、ベースプレート32上に適宜な間隔を
隔てて相互に対向するようにして配設されたテープ材繰
出し手段33とテープ材引出し手段34とを有してい
る。
【0041】前記テープ材繰出し手段33は、テープ材
12を図示しないミシン本体の右側方で図示しないミシ
ン本体の長手方向に沿うようにして前側FSから奥側B
Sに向かう図1矢印Bにて示す走行方向たる送出方向に
繰り出すためのものであり、テープ材12の送出方向の
上流側に位置する図1右方に配設されている。このテー
プ材繰出し手段33は、図2に示すように、外周面にテ
ープ材12を繰り出すための複数の送り歯35aが全周
にわたって形成されたほぼ円板状の2つのギアが所定の
間隔を隔てて一体とされた繰出しローラ35を有してお
り、この繰出しローラ35は、一方向クラッチ36を介
してテープ材12の送出方向に対して直交するようにし
てほぼ水平に配設された回転軸37の一端部(図3)に
取着されている。そして、回転軸37の他端部には、従
動用歯付きベルトプーリ38が取着されている。この従
動用歯付きベルトプーリ38は、ステッピングモータか
らなるテープ材繰出しモータ39の出力軸39aに取着
された駆動用歯付きベルトプーリ40と対をなすもので
あり、従動用歯付きベルトプーリ38と駆動用歯付きベ
ルトプーリ40とに掛けわたされたタイミングベルトと
称される歯付きベルト41によって、テープ材繰出しモ
ータ39の駆動力が回転軸37に伝達され、これによ
り、繰出しローラ35が回転駆動可能とされている。さ
らに、テープ材繰出しモータ39は、後述する制御手段
42(図10)に電気的に接続されており、制御手段4
2から送出される制御指令に基づいて所定のタイミング
で駆動されるようにされている。
【0042】なお、本実施形態の繰出しローラ35に
は、その外周面に送り歯35aを設ける構成としたが、
この送り歯35aは必ずしも設ける必要はない。また、
一方向クラッチ36は、繰出しローラ35をテープ材1
2の繰り出し方向にのみ回転駆動するように配設されて
いる。
【0043】前記繰出しローラ35の下方には、上面に
テープ材12が載置可能な平坦なテープ材送出面43を
設けたテープ材送出台44が配設されている。このテー
プ材送出台44は、その下部に配設された送出台受け4
5によってテープ材送出面43がほぼ水平となるように
支持されており、この送出台受け45の図2矢印Bにて
示すテープ材12の送出方向の下流側に位置する先端部
には、前記繰出しローラ35に従動回転可能なルーズロ
ール46が回転自在に配設されている。このルーズロー
ル46の外周面の上端は、前記テープ材送出面43とほ
ぼ同一平面をなすようにして配設されている。すなわ
ち、テープ材送出面43のうちの少なくとも前記繰出し
ローラ35の下方に位置する部位が切り欠かれて上下方
向に貫通する開口(図示せず)が形成されており、この
開口内にルーズロール46の外周面の上端部が露出する
ようにされている。また、送出台受け45の側面には、
揺動アーム47の基端部が回動自在に取着されており、
揺動アーム47の先端部を前記回転軸37の軸方向のほ
ぼ中央部に回転自在に嵌合することにより、前記繰出し
ローラ35が前記ルーズロール46の外周面の上端部に
対して上下動可能にして所定の当接力をもって当接する
ように形成されている。さらに、前記送出台受け45
は、その下部に配設された受け支持体48にテープ材1
2の送出方向に対する位置を調整可能にして取着されて
いる。この受け支持体48は、図1に示すように、ベー
スプレート32の図1右方に立設された繰出し基台49
の上部に取着されている。
【0044】図1に戻って、前記繰出しローラ35のテ
ープ材12の送出方向の下流側に位置する先端部近傍に
は、テープ材12をベルトループ形成位置に向かって送
出した後に、テープ材12の送出方向の上流側に位置す
る基端部側を前記テープ材送出台44の先端部の近傍の
所定位置で切断して所定長さのベルトループ(図示せ
ず)を形成するための切断手段50が配設されている。
この切断手段50は、常にはテープ材12の走行経路の
上方に位置し、エアシリンダなどからなる切断用駆動手
段51により上下方向に移動可能とされた可動刃50a
と、この可動刃50aとほぼ対向するようにしてテープ
材12の走行経路の下方にテープ材12の走行経路に臨
むようにして配設された固定刃50bとを有している。
そして、切断用駆動手段51は、後述する制御手段42
(図10)に接続された切断用駆動手段作動電磁弁53
(図10)によって駆動可能とされるとともに、切断用
駆動手段作動電磁弁53に対して送出される制御手段4
2からの制御指令に基づいて所定のタイミングで駆動さ
れるようになっている。さらに、前記可動刃50a、固
定刃50bおよび切断用駆動手段51などからなる切断
手段50は、メスブラケット52を介して送出台受け4
5の側面に支持されている。すなわち、切断手段50
は、繰出しローラ35とルーズロール46との当接位置
であるセット位置(図11)からの距離が常に一定の長
さに固定されるようになっている。
【0045】前記メスブラケット52には、テープ材1
2の送出方向の下流側に向かってほぼ水平に突出するセ
ンサ取付板54がテープ材12の走行経路の上方に取着
されており、このセンサ取付板54の先端部の下面に
は、後述する進退可能とされた1対のつかみアーム61
がテープ材12の先端縁に向かって前進した際のオーバ
ーランを検出するオーバーラン検出手段57としての近
接スイッチなどからなるオーバーラン検出センサ58が
取着されている。このオーバーラン検出センサ58は、
後述する制御手段42(図10)に電気的に接続されて
おり、後述する1対のつかみアーム61に設けられたオ
ーバーラン検知子59が接近すると1対のつかみアーム
61のオーバーランを検出し、その検出信号を制御手段
42へ送出するようにされている。
【0046】図3および図4に示すように、前記テープ
材繰出し手段33の一部を構成するテープ材送出台44
の上方には、テープ材12の厚さを連続量として検出可
能な厚さ検出手段65が配設されている。この厚さ検出
手段65は、図5に詳示するように、厚さ検出プレート
66を有している。この厚さ検出プレート66の基端部
は、検出プレート軸67の外周面に取着されており、厚
さ検出プレート66の先端部は、ばね部材68の作用に
より上下動可能にして常時テープ材送出面43を押圧す
るようになっている(図4)。そして、検出プレート軸
67は、前記テープ材送出台44に対して干渉しないよ
うにして前記送出台受け45の上面に取着された検出軸
ブラケット69によりテープ材12の送出方向に対して
直交するようにしてほぼ水平に回転自在に支持されてい
る。さらに、検出プレート軸67の一端には、ほぼ扇形
状に形成され外周面に歯部70aが設けられた作動ギア
70が取着されており、この作動ギア70の歯部70a
には、センサーギア71が噛合されている。このセンサ
ーギア71は、前記検出軸ブラケット69に配設される
厚みセンサ72に回転自在に取着されており、この厚み
センサ72によりセンサーギア71の回転角の変化量が
検出されるようになっている。この厚みセンサ72とし
ては、例えば回転形磁気式ポテンションメータなどが用
いられる。また、厚みセンサ72は、後述する制御手段
42(図10)に電気的に接続されており、厚みセンサ
72により検出された回転角の変化量を制御手段42へ
送出するようにされている。
【0047】このような、厚さ検出手段65によれば、
テープ材12の有無およびテープ材12の厚さの変化に
あわせて、厚さ検出プレート66の先端部がリニアに上
下動し、この厚さ検出プレート66の先端部の上下動に
ともない検出プレート軸67を中心として作動ギア70
が回動し、この作動ギア70の歯部70aに噛合するセ
ンサーギア71が回転する。そして、センサーギア71
の回転角の変化量が厚みセンサ72から連続量として制
御手段42へ送出されるようになっている。
【0048】図1に戻って、前記テープ材引出し手段3
4は、テープ材12を図1矢印Bにて示す走行方向たる
送出方向に引き出すためのものであり、図示しないミシ
ン本体の奥側に位置するように、前記テープ材繰出し手
段33よりテープ材12の送出方向の最も下流側に位置
する図1左方に配設されている。このテープ材引出し手
段34は、図1に示すように、テープ材12の先端部を
挟持する1対のつかみアーム61を有しており、1対の
つかみアーム61のうちの図1下方に示す一方は固定ア
ーム61aとされ、図1上方に示す他方はくちばしなど
と称される可動アーム61bとされている。
【0049】前記固定アーム61aは、図6に詳示する
ように、テープ材12の送出方向に沿ってほぼ水平に配
設された平板状の基部81と、この基部81の図6右方
に示す先端側から一旦上方に向かって延出された後ほぼ
水平とされるとともにその先端が下方に向かって折り曲
げるように延出成形されたつかみ部82(つかみ部82
上にテープ材繰り出し手段33より繰り出されるテープ
材12が乗るように、つかみ部82はテープ材12下面
とほぼ面一かあるいは若干低く形成されるようになって
いる)と、基部81の図6左方に示す後端側から上方に
向かって延出形成された取付部83と、基部81の長手
方向中央部よりやや後端側の側面から上方に向かって延
出形成された1対の側板部84,84(一方のみ図示)
とを有しており、全体としてほぼL字形状に形成されて
いる。そして、固定アーム61aの取付部83の下部側
には、つかみアーム61をテープ材12の先端縁に向か
ってほぼ水平に進退させるための駆動ロッド85の先端
部が取着されている。また、取付部83の上端は、オー
バーラン検出センサ58を動作させるオーバーラン検知
子59としての機能を合わせ持っている。
【0050】前記可動アーム61bは、テープ材12の
送出方向に沿ってほぼ水平に配設された平板状の基部8
6と、この基部86の図1右方に示す先端側からほぼ下
方に向かって延出形成されたフック状のつかみ部87
と、基部86の図6左方に示す後端側から上方に向かっ
て延出形成された取付部88と、基部86の長手方向中
央部から後端部の側面に先端側上端縁部の一部が接続さ
れ後端側に向かって延出形成された1対のリンク部8
9,89(図6に一方のみ図示)とを有しており、全体
としてほぼL字形状に形成されている。そして、可動ア
ーム61bのリンク部89,89の図6左方に示す基端
部は、アーム支軸90に回転自在に取着されている。こ
のアーム支軸90は、その軸方向をテープ材12の送出
方向に対して直交する方向にして固定アーム61aの側
板部84,84の高さ方向ほぼ中央部に両端が支持され
ている。
【0051】前記可動アーム61bの取付部88の自由
端部近傍には、固定アーム61aの取付部83の上端部
近傍に取着された開閉駆動手段としてのエアシリンダ9
1の出力軸91aがアームブラケット92を介して接続
されており、エアシリンダ91の出力軸91aを進退さ
せることにより、図7に示すように、可動アーム61b
が固定アーム61aとの支持部であるアーム支軸90を
中心として回動し、可動アーム61bのつかみ部87を
固定アーム61aのつかみ部82に対して接離するよう
に開閉することができるようになっている。また、エア
シリンダ91の出力軸91aは、図6に示すように、常
時は後退した後退端に位置しており、可動アーム61b
のつかみ部87を固定アーム61aのつかみ部82から
離間した位置に保持して1対のつかみアーム61を開状
態に保持することができるようになっている。さらに、
前記開閉駆動手段としてのエアシリンダ91は、後述す
る制御手段42(図10)に接続された開閉駆動手段作
動電磁弁93(図10)によって駆動可能とされるとと
もに、開閉駆動手段作動電磁弁93に対して送出される
制御手段42からの制御指令に基づいて所定のタイミン
グでかつ所定のストロークをもって進退するようになっ
ている。
【0052】前記テープ材引出し手段34の1対のつか
みアーム61には、1対のつかみアーム61がテープ材
12の先端部を挟持するようにしてつかんだ際のテープ
材12の有無を検出するテープ材検出手段95が配設さ
れている。このテープ材検出手段95は、固定アーム6
1aの基部81の上面に固定配置された近接スイッチな
どからなるテープ材検出センサ96と、このテープ材検
出センサ96を動作させるためばね材により弾性変形可
能にして全体としてほぼねじりコイルばね状に形成され
た検知部材97とを有しており、テープ材検出センサ9
6の検知部96aが前記可動アーム61bの下面に対向
するようにして配設されている。
【0053】前記検知部材97は、正面ほぼ円筒状に形
成された基部98の内周面が固定アーム61aの各側板
部84,84の上端部近傍にその両端部がテープ材12
の送出方向に対して直交する方向に支持された検知支持
軸99の外周面に回転自在に嵌合されているとともに、
基部98からほぼ上方に向かって延出された駆動腕10
0と、基部98から図6右側に向かって可動アーム61
bの基部86の下面にほぼ沿うようにしてほぼ水平に延
出された作動腕101とを有している。さらに、駆動腕
100の図6上方に示す自由端部は、前記アームブラケ
ット92に向かって常に付勢されて当接するように配設
されており、作動腕101の図6右方に示す先端部近傍
の上面は、図6に示すつかみアーム61の開状態におい
て、前記可動アーム61bのつかみ部87の幅方向の中
央部に設けられた凹部87aの底縁に当接するように配
設されている。
【0054】すなわち、検知部材97は、固定アーム6
1aに回転自在に支持されており、エアシリンダ91の
出力軸91aの進退動作、つまり1対のつかみアーム6
1の開閉動作に連動して、固定アーム61aに支持され
た検知支持軸99を中心に回転してテープ材検出センサ
96の検知部96aに遠近可能に形成されている。
【0055】また、作動腕101の先端と検知支持軸9
9の中心とを結ぶ長さは、可動アーム61bのつかみ部
87の先端とアーム支軸90の中心とを結ぶ長さより長
く形成されている。つまり、検知部材97は、図7に示
すように、1対のつかみアーム61の開閉ストロークよ
り大きいストロークで動作するようになっている。
【0056】さらに、1対のつかみアーム61が閉状態
となって1対のつかみアーム61がテープ材12の先端
部を挟持するようにしてつかんだ場合における検知部材
97の作動腕101の先端部は、可動アーム61bのつ
かみ部87の凹部87aの底縁から離間してテープ材1
2の上面に当接して弾性変形し、図7に2点鎖線にて示
す位置を保持することができるようになっている。ま
た、1対のつかみアーム61が閉状態となっても1対の
つかみアーム61がテープ材12をつかまないつかみミ
スが生じた場合における検知部材97の作動腕101の
先端部は、可動アーム61bのつかみ部87の凹部87
aの底縁から離間して弾性変形せずに固定アーム61a
のつかみ部82に設けた開口82aを上方から下方に通
過して固定アーム61aのつかみ部82の下方に位置
し、図7に1点鎖線にて示す位置を保持するとともに、
作動腕101がテープ材検出センサ96の検知部96a
に接近してテープ材検出センサ96を動作させるように
なっている。
【0057】さらにまた、前記テープ材検出センサ96
は、後述する制御手段42(図10)に電気的に接続さ
れており、1対のつかみアーム61が開状態から閉状態
とされてテープ材12を挟持するつかみ動作を行った際
に、1対のつかみアーム61がテープ材12をつかまな
いつかみミスを生じるとテープ材無しの検出信号を制御
手段42へ送出するようにされている。
【0058】図1に戻って、前記駆動ロッド85は、ベ
ースプレート32の図1左方に立設された平面ほぼコ字
形状に形成された引出し基台105(図8)に取着され
た2つの軸受106,106によってテープ材12の送
出方向と平行にして軸方向に往復移動可能に支持されて
いる。そして、駆動ロッド85の側方には、図8に示す
ように、タイミングベルトと称されるロッド駆動用歯付
きベルト107が駆動ロッド85と平行に配設されてお
り、このロッド駆動用歯付きベルト107の一カ所に駆
動ロッド85が適宜な固定部材111をもって固着され
ている。そして、ロッド駆動用歯付きベルト107は、
引出し基台105に駆動ロッド85の移動ストロークよ
り大きい間隔を隔てて配設された1対の歯付きベルトプ
ーリ108,108の間に巻回されている。そして、図
8左方に示す一方の歯付きベルトプーリ108は、図9
に詳示するように、その下方に配設されたステッピング
モータからなるテープ材引出しモータ109によって回
転駆動可能とされている。すなわち、テープ材引出しモ
ータ109を回転駆動させることにより、駆動ロッド8
5が往復移動し、その結果、1対のつかみアーム61が
テープ材12の先端縁に向かって進退可能に形成されて
いる。さらに、テープ材引出しモータ109は、後述す
る制御手段42(図10)に電気的に接続されており、
制御手段42から送出される制御指令に基づいて所定の
タイミングで駆動されるように形成されている。
【0059】また、引出し基台105には、テープ材引
出し手段34のホームポジションなどと称される動作基
準点を検出する原点検出手段114としての近接スイッ
チなどからなる原点検出センサ115が配設されてい
る。この原点検出センサ115は、後述する制御手段4
2(図10)に電気的に接続されており、ロッド駆動用
歯付きベルト107に取着された原点検知子116が接
近するとテープ材引出し手段34の動作基準点を検出
し、その検出信号を制御手段42へ送出するようにされ
ている。
【0060】なお、原点検出手段114の原点検出セン
サ115および原点検知子116は、テープ材引出し手
段34の動作範囲の任意の位置、例えば、原点検知子1
16を駆動ロッド85や1対のつかみアーム61に配設
し、原点検出センサ115を原点検知子116の配設位
置に応じて配設すればよく、本実施形態の配設位置に限
定されるものではない。
【0061】また、テープ材引出し手段34を動作基準
点に位置させた場合、テープ材引出し手段34の1対の
つかみアーム61が図示しないフォークの移動軌跡と干
渉しないように位置させることが好ましい。
【0062】つぎに、制御手段の一例について図10に
より説明する。
【0063】図10に示すように、前記制御手段42
は、少なくともCPU120と、適宜な容量のROM、
RAMなどにより形成されたメモリ121と、テープ材
送給装置31の各部との接続に用いるI/Oインターフ
ェース122と、を有している。
【0064】前記メモリ121は、テープ材送給装置3
1の各部の動作を制御する送給動作制御部123を有し
ており、この送給動作制御部123には、少なくとも送
給速度制御部124、テープ材つかみ位置移動制御部1
25、テープ材自動セット制御部126、つかみミス解
消制御部127などを有している。
【0065】前記送給速度制御部124には、テープ材
12を図示しない縫製部近傍のベルトループ形成位置に
送給する際に、テープ材繰出し手段33によるテープ材
12の繰り出し速度と、テープ材引出し手段34による
テープ材12の引き出し速度とを、テープ材12のテー
プ材繰出し手段33、詳しくは繰出しローラ35と、テ
ープ材引出し手段34詳しくは1対のつかみアーム61
との間に位置する部位が弛まないように、テープ材繰出
しモータ39およびテープ材引出しモータ109の回転
速度をほぼ同一、あるいはテープ材繰出しモータ39の
回転速度をテープ材引出しモータ109の回転速度より
若干遅くするように制御するプログラムが格納されてい
る。
【0066】前記テープ材つかみ位置移動制御部125
には、テープ材引出し手段34がテープ材12を引き出
す前、詳しくは1対のつかみアーム61がテープ材12
を挟持するようにつかむ前に、テープ材12の先端を切
断手段50による切断位置を所定量、例えば10mm越
えたつかみ位置(図11)へ移動させるようにテープ材
繰出し手段33、詳しくは繰出しローラ35を駆動する
テープ材繰出しモータ39を制御するプログラムが格納
されている。
【0067】前記テープ材自動セット制御部126に
は、厚さ検出手段65の厚みセンサ72から送出される
検出信号が厚さ「零」から所定の厚さに変化した場合、
つまり、厚さを検出した場合に、テープ材12がテープ
材送出台44のテープ材送出面43にセットされたと判
断して、テープ材繰出し手段33の繰出しローラ35が
テープ材12の先端がセット位置(図11)から切断手
段50による切断位置を越えるように、テープ材繰出し
手段33、詳しくは繰出しローラ35を駆動するテープ
材繰出しモータ39を制御するプログラムが格納されて
いる。
【0068】前記つかみミス解消制御部127には、テ
ープ材引出し手段34の1対のつかみアーム61がテー
プ材12を挟持するつかみ動作を行った際に、テープ材
検出手段95のテープ材検出センサ96がテープ材12
の有無を「無」と判断した場合、つまり、つかみミスを
生じて、テープ材検出手段95のテープ材検出センサ9
6からテープ材無しの検出信号が制御手段42に送出さ
れた場合、テープ材引出し手段34によるテープ材12
の引き出し動作、詳しくは1対のつかみアーム61によ
るテープ材12のつかみ動作を複数回繰り返すプログラ
ムが格納されている。
【0069】なお、1対のつかみアーム61がテープ材
12のつかみ動作を繰り返す毎に、前記テープ材つかみ
位置移動制御部125によるテープ材12をつかみ位置
へ移動させる動作も行われる。
【0070】前記つかみミス解消制御部127に格納す
るプログラムとしては、1対のつかみアーム61による
テープ材12のつかみ動作を複数回繰り返し、その後テ
ープ材検出センサ96がテープ材12の有無を「無」と
判断した場合に、テープ材引出し手段34によるテープ
材12の引き出し動作を停止するプログラムとすること
が作業者の労力を低減するうえで好ましく、テープ材1
2の引き出し動作を停止した場合に、操作パネル130
(図10)などにエラー表示を行うプログラムとするこ
とが作業者の労力を低減するうえでより好ましい。つま
り、エラー表示は、作業者に装置の状態を容易に知らせ
ることができるので、作業者の行うべき操作を容易かつ
迅速に認識させることができる。
【0071】また、前記送給動作制御部123には、テ
ープ材引出し手段34の1対のつかみアーム61がテー
プ材12に向かって前進した際に、1対のつかみアーム
61がつかみ位置を越えて前進するのをオーバーラン検
出手段57のオーバーラン検出センサ58がテープ材引
出し手段34の1対のつかみアーム61に設けたオーバ
ーラン検知子59の接近により検出して、そのオーバー
ランの検出信号が入力されると、テープ材引出しモータ
109を停止させるプログラムや、切断用駆動手段作動
電磁弁53および開閉駆動手段作動電磁弁93を所定の
タイミングで動作させるプログラムや、操作パネル13
0により設定されたベルトループの長さに基づいてテー
プ材繰出しモータ39およびテープ材引出しモータ10
9の回転駆動量を制御して、テープ材12の送給長さお
よび1対のつかみアーム61の進退位置を原点検出手段
114により検出される動作基準点を基準として制御す
るプログラムや、電源投入時のイニシャライズ動作を行
うプログラムや、厚みセンサ72がテープ材12の段部
を検出した場合にその部位を排除するプログラムやその
他設計上必要とされる各種のプログラムや、縫製動作な
どに必要な各種のデータなども格納されている。
【0072】前記I/Oインターフェース122には、
テープ材繰出しモータ39、切断用駆動手段作動電磁弁
53、オーバーラン検出センサ58、厚みセンサ72、
開閉駆動手段作動電磁弁93、テープ材検出センサ9
6、テープ材引出しモータ109、原点検出センサ11
4および操作パネル130などが接続されている。そし
て、操作パネル130は、図示しないベルトループの長
さなどの各種の設定スイッチ、電源スイッチ、始動スイ
ッチ、エラー表示や動作状態を表示可能な表示部などが
設けられている。
【0073】なお、本実施形態のテープ材送給装置31
が用いられるベルトループ縫付けミシンおよびベルトル
ープ供給装置の構成については従来と同様でありその詳
しい説明は省略する。
【0074】つぎに、前述した構成からなる本実施形態
の作用について説明する。
【0075】図11は本発明に係るテープ材送給装置に
よるテープ材の送給状態を説明する模式図である。
【0076】本実施形態のテープ材送給装置31による
ベルトループ形成用の長尺状のテープ材12の送給動作
は、操作パネル130などに設けられた電源スイッチ
(図示せず)をONにすることにより開始する。そし
て、テープ材送給装置31に電源を投入すると、制御手
段42のメモリ121の送給動作制御部123に格納さ
れた所定のプログラムにしたがって空運転などと称され
るイニシャライズ動作を行う。
【0077】この時、原点検出手段114は、テープ材
引出し手段34の動作範囲である駆動ロッド85および
/または1対のつかみアーム61の移動範囲内の任意の
位置に配設することができるので、設計上の自由度が増
加するとともに、装置のデザインの自由度も増加する。
【0078】そして、テープ材送給装置31のイニシャ
ライズ動作が完了すると、テープ材引出し手段34の1
対のつかみアーム61を開閉動作させるエアシリンダ9
1は、出力軸91aを後退端に保持し、可動アーム61
bのつかみ部87を固定アーム61aのつかみ部82に
対して離間した開状態とする。また、切断手段50のエ
アシリンダなどからなる切断用駆動手段51は、可動刃
50aを上方に保持する。さらに、原点検出手段114
の原点検出センサ115が原点検出子116を感知する
ことにより、テープ材引出しモータ109によって駆動
されるテープ材引出し手段34の動作基準点を検出し、
その位置、詳しくは動作基準点に位置した際のテープ材
引出しモータ109のステップ数を制御手段42のメモ
リ121に記憶するとともに、テープ材引出し手段34
は動作基準点で停止し、テープ材引出し手段34の1対
のつかみアーム61が予め設定された動作基準位置(図
11)で停止する。この1対のつかみアーム61の動作
基準位置は、1対のつかみアーム61がテープ材12の
先端部を挟持してつかむつかみ位置(図11)より、テ
ープ材12の送出方向の下流側であればよいが、前述し
たように、テープ材引出し手段34の1対のつかみアー
ム61が図示しないフォークの移動軌跡と干渉しない位
置、本実施形態においては、図11に示すように、テー
プ材引出し手段34の1対のつかみアーム61がテープ
材12をベルトループ形成位置に引き出したつかみアー
ム61の後退端より、テープ材の送出方向の下流側に位
置させることが好ましい。
【0079】ついで、操作パネル130から縫製に必要
なベルトループの長さ、例えば40(mm)や、テープ
材12の厚さなどを作業者が入力する。すると、縫製に
必要なベルトループの長さが制御手段42のメモリ12
1に記憶されるとともに、制御手段42の送給動作制御
部123に格納されたプログラムが入力されたベルトル
ープの長さに応じたテープ材12の送給量を得るための
テープ材繰出しモータ39の回転駆動量であるステップ
数、および、テープ材引出しモータ109の回転駆動量
であるステップ数、詳しくは1対のつかみアーム61の
つかみ位置およびベルトループ形成位置におけるステッ
プ数を算出してメモリ121に記憶する。また、テープ
材12の厚さもメモリ121に記憶する。
【0080】ついで、操作パネル130などに設けられ
た始動スイッチ(図示せず)をONにしてテープ材12
の送給動作を開始する。そして、テープ材12の送給動
作を開始すると、制御手段42から制御指令が送出さ
れ、テープ材引出しモータ109は、図11に示すよう
に、動作基準位置に位置するテープ材引出し手段34の
開状態の1対のつかみアーム61を前進させて、切断手
段50の可動刃50aの図11左方に設定された図11
矢印Bにて示すテープ材12の送給方向の下流側に位置
する前進端であるつかみ位置に移動しその後停止する。
【0081】この時、1対のつかみアーム61がつかみ
位置を越えて前進するのをオーバーラン検出手段57の
オーバーラン検出センサ58がテープ材引出し手段34
の1対のつかみアーム61に設けたオーバーラン検知子
59の接近により検出することができる。また、オーバ
ーランの検出信号が制御手段42に入力された場合に
は、制御手段42の送給動作制御部123に格納したプ
ログラムに基づいて、テープ材引出しモータ109を容
易に停止させることができるので、ベルトループのサイ
ズを変更した場合などのセットミスを生じた場合、例え
ば操作パネル130から入力したベルトループの長さと
装置の各部の位置設定とが異なる場合のメカ干渉などと
称されるつかみアーム61が切断手段50にぶつかるの
を容易に防止することができる。
【0082】また、オーバーラン検出手段57、詳しく
はオーバーラン検出センサ58を切断手段50を支持す
るメスブラケット52に設けたことにより、テープ材引
出し手段34、詳しくはつかみアーム61のオーバーラ
ンを切断手段50の手前で確実に検出することができる
ので、ベルトループのサイズを変更した場合などのセッ
トミスによって生じるテープ材引出し手段34のオーバ
ーランによる切断手段50との干渉をより確実に防止す
ることができる。
【0083】また、1対のつかみアーム61がつかみ位
置に移動を開始するのとほぼ同時、すなわち、1対のつ
かみアーム61がテープ材12を挟持するようにつかむ
前に、制御手段42のテープ材つかみ位置移動制御部1
25に格納したプログラムに基づいて、制御手段42か
ら制御指令がテープ材繰出しモータ39へ送出されてテ
ープ材繰出しモータ39が駆動し、テープ材繰出しモー
タ39は、切断位置(図11)に位置するテープ材12
の先端を切断手段50による切断位置を所定量、例えば
10mm越えたつかみ位置へ移動させるように繰出しロ
ーラ35を回転駆動し、その結果、テープ材12の先端
がつかみ位置へ到達するようにテープ材12を繰り出し
その後停止する。そして、テープ材12の先端がつかみ
位置へ到達すると、テープ材12の先端部近傍は、固定
アーム61aのつかみ部82の上方に位置した位置を保
持する。
【0084】この時、テープ材12は、テープ材繰出し
モータ39の駆動力によって回転駆動される繰出しロー
ラ35とこの繰出しローラ35に従動回転するルーズロ
ール46との間に挟まれて繰り出されるので、従来と異
なり、テープ材12の繰出しローラ35と当接する面と
反対側の面の摺動抵抗をなくすことができ、その結果、
テープ材12の素材の種類や継ぎ目の有無にかかわらず
テープ材12を常に安定して繰り出すことができる。
【0085】なお、テープ材12の先端をつかみ位置へ
移動するタイミングとしては、1対のつかみアーム61
がつかみ位置に移動した後でもよいが、1回のテープ材
12の送給動作に要するサイクル時間を短くするうえで
は、前記の如く、テープ材引出しモータ109の駆動と
ほぼ同時にテープ材繰出しモータ39を駆動するとよ
い。
【0086】さらに、切断位置に位置するテープ材12
の先端をつかみ位置へ移動させることにより、切断手段
50を退避させる必要がない。
【0087】また、テープ材12をつかみ位置へ繰り出
す際に、厚みセンサ72がテープ材12の厚さを連続的
に検出して制御手段42へ送出し、制御手段42におい
て検出されたテープ材12の厚さがメモリ121に記憶
されたテープ材12の厚さと連続的に比較され、テープ
材12の厚さが適正の場合には一連の動作を継続し、テ
ープ材12の厚さが段部の存在により適正でない場合に
は、公知の如く制御手段42から制御指令が送出され、
テープ材12の段部を切断位置を越えるように繰り出し
た後に切断手段50によってテープ材12を切断するテ
ープ材12の段部の排除動作を行う。
【0088】さらにまた、テープ材引出し手段34の1
対のつかみアーム61の動作基準位置とつかみ位置とが
一致している場合には、テープ材引出しモータ109の
駆動によるつかみ位置への移動は行われず、テープ材繰
出しモータ39の駆動によるテープ材12をつかみ位置
へ移動させる動作のみが行われる。
【0089】ついで、1対のつかみアーム61およびテ
ープ材12の先端がともにつかみ位置に到達すると、制
御手段42から制御指令が開閉駆動手段作動電磁弁93
へ送出されて開閉駆動手段作動電磁弁93が駆動し、エ
アシリンダ91の出力軸91aが前進して前進端に移動
し、1対のつかみアーム61を閉動作させて1対のつか
みアーム61がテープ材12を挟持するつかみ動作を行
って、可動アーム61bのつかみ部87が固定アーム6
1aのつかみ部82にテープ材12を介して当接し、テ
ープ材12の先端部が両つかみ部82,87の間に保持
され、その結果、図7に2点鎖線にて示すように、1対
のつかみアーム61が閉状態となって1対のつかみアー
ム61がテープ材12を挟持する。
【0090】この時、テープ材検出手段95の検知部材
97の作動腕101の先端部は、1対のつかみアーム6
1の開閉動作に連動して、1対のつかみアーム61の開
閉ストロークより大きいストロークで動作し、図7に示
すように、可動アーム61bのつかみ部87の凹部87
aの底縁から離間して弾性変形してテープ材12の上面
に当接する。また、1対のつかみアーム61が閉状態と
なっても1対のつかみアーム61がテープ材12をつか
まないつかみミスが生じた場合には、検知部材97の作
動腕101の先端部が可動アーム61bのつかみ部87
の凹部87aの底縁から離間して弾性変形せずに固定ア
ーム61aのつかみ部82に設けた開口82aを上方か
ら下方に通過して固定アーム61aのつかみ部82の下
方に位置し、図7に1点鎖線にて示す位置を保持すると
ともに、作動腕101がテープ材検出センサ96の検知
部96aに接近してテープ材検出センサ96を動作させ
てテープ材無し、すなわち、テープ材12の有無を
「無」と判断する検出信号を制御手段42に送出する。
このテープ材12無しの検出信号を受けた制御手段42
は、つかみミス解消制御部127に格納されたプログラ
ムに基づいて、テープ材引出し手段34によるテープ材
12の引き出し動作、詳しくは1対のつかみアーム61
の開閉によるテープ材12のつかみ動作と、テープ材つ
かみ位置移動制御部125によるテープ材12をつかみ
位置へ移動させる動作とを複数回繰り返す。
【0091】このように、1対のつかみアーム61によ
るテープ材12のつかみ動作とテープ材12をつかみ位
置へ移動させる動作とを複数回(2回程度)繰り返すこ
とにより、テープ材引出し手段34の1対のつかみアー
ム61がテープ材12をつかみ損ねた場合、作業者の手
を煩わすことなく、1対のつかみアーム61がテープ材
12を挟持するつかみ動作を自動的に繰り返すことがで
きるので、作業者の労力を低減することができる。
【0092】さらに、テープ材検出手段95のばね部材
からなる検知部材97の作動腕101の先端部を、1対
のつかみアーム61の開閉動作に連動して、1対のつか
みアーム61の開閉ストロークより大きいストロークで
動作させるという簡単な構成により、テープ材12の有
無を確実に検出することができる。すなわち、1対のつ
かみアーム61が閉状態となった場合にテープ材12を
つかんでいるか否かをシンプルな構成で確実かつ容易に
センシング(検出)することができ、その結果、縫製ミ
スを容易に未然に防止することができる。
【0093】また、1対のつかみアーム61によるテー
プ材12のつかみ動作とテープ材12をつかみ位置へ移
動させる動作とを複数回繰り返しても1対のつかみアー
ム61がテープ材12をつかまない場合、つまり、テー
プ材引出し手段34によるテープ材12の引き出し動作
を複数回繰り返しても1対のつかみアーム61がテープ
材12をつかまない場合には、テープ材引出し手段34
を自動停止するようにつかみミス解消制御部127のプ
ログラムを形成することにより作業者の労力をより低減
することができる。
【0094】またさらに、テープ材引出し手段34によ
るテープ材12の引き出し動作を複数回繰り返しても1
対のつかみアーム61がテープ材12をつかまない場合
には、テープ材引出し手段34を自動停止するととも
に、操作パネル130の表部部などにエラー表示をする
ことにより、作業者に装置の状態を容易に知らせること
ができるので、作業者の労力をよりさらに低減すること
ができるとともに、作業者の行うべき操作を容易かつ迅
速に認識させることができる。
【0095】ついで、1対のつかみアーム61がテープ
材12を挟持すると、制御手段42から制御指令がテー
プ材繰出しモータ39およびテープ材引出しモータ10
9に送出されて、テープ材繰出しモータ39およびテー
プ材引出しモータ109が駆動して、繰出しローラ35
の回転によるテープ材12の繰り出しと、1対のつかみ
アーム61が後退位置へ移動することによるテープ材1
2の引き出し動作とを同時に行い、1対のつかみアーム
61がベルトループ形成位置に到達すると、テープ材の
先端がベルトループ形成位置に到達し、テープ材繰出し
モータ39およびテープ材引出しモータ109が停止す
る。
【0096】この時、テープ材12は、繰り出しながら
引き出されて走行するので、テープ材12を確実かつ安
定して送給することができる。すなわち、従来のテープ
材12が蛇行してテープ材12の走行位置がずれてしま
い、テープ材12を図示しないテープ材受け部材に確実
に保持できないという不都合を確実に防止することがで
きる。
【0097】また、テープ材繰出し手段33によるテー
プ材12の繰り出し速度と、テープ材引出し手段34に
よるテープ材12の引き出し速度とは、制御手段42の
送給速度制御部124に格納されたプログラムに基づい
て、テープ材12の繰出しローラ35と1対のつかみア
ーム61との間に位置する部位が弛まないように制御さ
れるので、送給するテープ材12に適正なテンションを
付与してテープ材12に弛みが生じるのを確実に防止す
ることができ、その結果、テープ材12の走行姿勢を適
正に保持することができる。
【0098】そして、テープ材繰出し手段33によるテ
ープ材12の繰り出し速度と、テープ材引出し手段34
によるテープ材12の引き出し速度とを、テープ材12
の繰出しローラ35と1対のつかみアーム61との間に
位置する部位が弛まないように制御するのは、テープ材
繰出しモータ39およびテープ材引出しモータ109の
回転速度をほぼ同一、あるいは、テープ材繰出しモータ
39の回転速度をテープ材引出しモータ109の回転速
度より若干遅く、例えば数%程度遅くすることにより容
易に行うことができる。このテープ材繰出しモータ39
およびテープ材引出しモータ109の回転速度の制御
は、テープ材繰出しモータ39およびテープ材引出しモ
ータ109としてステッピングモータを用いることによ
り容易に行うことができる。
【0099】すなわち、テープ材繰出し手段33の繰出
しローラ35およびテープ材引出し手段34の1対のつ
かみアーム61を駆動するパルスモータ、ステップモー
タなどとも称されるステッピングモータは、入力信号の
電気パルスをこのパルスに対応した機械的変異に変換す
るデジタル制御が容易であり、頻繁な起動停止に対応で
きるとともに、入力パルスの周波数に比例した出力回転
速度が得られるので、繰出しローラ35の回転速度によ
るテープ材12の繰り出し速度と、1対のつかみアーム
61の後退端への移動速度によるテープ材12の引き出
し速度とを容易に制御することが可能となる。
【0100】また、テープ材繰出し手段33の繰出しロ
ーラ35およびテープ材引出し手段34の1対のつかみ
アーム61を駆動するテープ材繰出しモータ39および
テープ材引出しモータ109をステッピングモータとす
ることにより、繰出しローラ35および1対のつかみア
ーム61を任意の位置で容易に停止させることができ、
その結果、長さの異なるベルトループをより容易に形成
することができる。
【0101】さらにまた、繰出しローラ35は、一方向
クラッチ36を介して回転駆動されるので、1対のつか
みアーム61によるテープ材12の引き出し速度より繰
出しローラ35によるテープ材12の繰り出し速度が遅
い場合に、一方向クラッチ36が空転して繰出しローラ
35へ駆動力が伝達されないので、テープ材12に過剰
なテンションが加わるのを確実に防止することができ
る。
【0102】すなわち、1対のつかみアーム61による
テープ材12の引き出し速度より繰出しローラ35によ
るテープ材12の繰り出し速度が遅い場合に、一方向ク
ラッチ36が無いことにより生じる繰出しローラ35は
1対のつかみアーム61の引き出し速度により移動する
テープ材12に対して過剰なバックテンションが加わ
り、テープ材12を伸張させて切断後のベルトループの
長さが短くなるという現象を防止することができる。
【0103】また、前述したように、テープ材12は、
テープ材繰出しモータ39の駆動力によって回転駆動さ
れる繰出しローラ35とこの繰出しローラ35に従動回
転するルーズロール46との間に挟まれて繰り出される
ので、従来と異なり、テープ材12の繰出しローラ35
と当接する面と反対側の面の摺動抵抗をなくすことがで
き、その結果、テープ材12の素材の種類や継ぎ目の有
無にかかわらずテープ材12を常に安定してベルトルー
プ形成位置へ送給することができる。
【0104】ついで、1対のつかみアーム61が後退端
に到達してベルトループ形成位置に位置するとテープ材
繰出しモータ39およびテープ材引出しモータ109が
停止し、テープ材12がベルトループの形成に必要なベ
ルトループの長さ分の送出量だけ送給され、制御手段4
2から送出される制御指令により切断用駆動手段作動電
磁弁53が駆動して、切断手段50のエアシリンダなど
からなる切断用駆動手段51は、可動刃50aを下方に
向かって移動させて切断位置でテープ材12の基端部側
を切断し、所定長さのベルトループをベルトループ形成
位置に形成する。
【0105】そして、所定長さのベルトループを形成す
ると、切断用駆動手段作動電磁弁53が駆動して可動刃
50aを上方に向かって移動させてもとの位置に復帰さ
せるとともに、テープ材引出しモータ109を駆動し
て、1対のつかみアーム61を動作基準位置に復帰させ
て、すべてが待機状態に復帰する。
【0106】ここで、ベルトループの長さを変更する場
合の要部について説明する。
【0107】前記ベルトループの長さの変更に際して
は、第1に操作パネル130(図10)による設定長さ
の変更操作を行う。そして、第2に図1におけるテープ
材繰出し手段33の移動を行う。この時、縫製するベル
トループが短くなる場合、操作パネル130による設定
長さを短く設定してテープ材引出し手段34の移動量を
短くするからテープ材繰出し手段33をテープ材引出し
手段34方向へと近づける(図1において奥側BS向方
へと移動する)。
【0108】以上のような変更操作時に、誤ってテープ
材引出し手段34の移動量を変更しなかったとすると、
通常、テープ材引出し手段34はテープ材繰出し手段3
3に衝突してしまうが、本発明においては、オーバーラ
ン検出手段57(オーバーラン検出センサ58、オーバ
ーラン検出子59)を備えているために衝突することが
ない。
【0109】また、オーバーラン検出手段57を、テー
プ材引出し手段34を任意の位置に停止させる装置とし
て使用することも可能である。例えば、オーバーラン検
出センサ58がオーバーラン検出子59を検知してか
ら、所定距離あるいは時間経過後にテープ材引出し手段
34を停止するようにしておき、この所定距離あるいは
時間をテープ材12を挟持する位置であるつかみ位置と
してセットしておけば、ベルトループの変更を行うに際
し、操作パネル130による長さ設定の変更を行うこと
がなく、テープ材繰出し手段33の移動を行えばよい。
【0110】そして、使用に供しているテープ材12が
無くなると、厚みセンサ72はテープ材12の厚さを
「零」として制御手段42に送出する。そして、待機状
態において、新たなテープ材12の先端を繰出しローラ
35とルーズロール46との当接部位に挿入する。する
と、厚みセンサ72はテープ材12の厚さを「零」から
テープ材12の厚さを示す値を制御手段42に送出す
る。この厚みセンサ72から送出される検出信号が厚さ
「零」から所定の厚さに変化した場合、送給動作制御部
123のループ自動セット制御部126に格納されたプ
ログラムに基づいて、制御手段42は、新たなテープ材
12がセットされたと判断してテープ材繰出し手段33
の繰出しローラ35がテープ材12の先端が切断手段5
0による切断位置を越えるように、テープ材繰出し手段
33、詳しくは繰出しローラ35を駆動する。そして、
繰出しローラ35が停止すると、新たなテープ材12の
先端が切断手段50により切断されて、新たなテープ材
12の先端が切断位置に保持される。このような構成と
することにより、新たなテープ材12をセットする際の
作業者の労力を低減することができる。
【0111】さらに、切断手段50は、メスブラケット
52を介して送出台受け45の側面に支持されているの
で、繰出しローラ35とルーズロール46との当接位置
から可動刃50aと固定刃50bとによる切断位置まで
の距離を常に一定の長さに保持することができるので、
ベルトループのサイズを変更した場合のセットミスを確
実に防止することができる。そして、したがって、本実
施形態のテープ材送給装置31によれば、テープ材12
を確実かつ安定して送給することができる。
【0112】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、必要に応じて種々変更することができ
る。
【0113】例えば、テープ材引出し手段34の動作基
準点を検出する原点検出手段114をテープ材引出し手
段34の動作範囲の任意の位置に設け、この動作基準点
を基準としてテープ材12の引出量を制御可能な構成と
し、テープ材12の引出量の制御に際して所望の設定値
を与えることによって、所定長さのテープ材12を引き
出すようにすると、長さの異なるベルトループをより容
易に形成することができる。
【0114】また他の例としては、テープ材引出し手段
34に原点検出子116を設け、切断手段50が支持さ
れるメスブラケット52に原点検出子116を検出する
原点検出センサ115を設けて構成し、原点検出センサ
115が原点検出子116を検知してから所定距離ある
いは時間経過後に停止するように構成すると、テープ材
引出し手段34がテープ材繰出し手段33により繰り出
されたテープ材12を挟持するために前進して原点検出
子116が原点検出センサ115に検出されてから、所
定距離あるいは時間経過後にテープ材引出し手段34の
後退を停止させることができる。つまり、前記所定距離
あるいは時間をテープ材引出し手段34がテープ材12
の先端部を挟持して後退する位置であるベルトループ形
成位置に設定しておくことにより、前記テープ材12の
引出量を設定する必要がなく、さらに長さの異なるベル
トループを容易に形成することができる。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように本発明のテープ材送
給装置によれば、テープ材を繰り出すとともに引き出す
ことができるので、ベルトループ形成用の長尺状のテー
プ材を確実かつ安定して送給することができるという極
めて優れた効果を奏する。
【0116】そして、繰出しローラの回転およびつかみ
アームの進退をそれぞれステッピングモータにより駆動
することにより、テープ材を繰り出すとともに引き出す
ことが容易にできる。さらに、テープ材繰出し手段およ
びテープ材引出し手段を容易にデジタル制御することが
できる。さらにまた、テープ材繰出し手段およびテープ
材引出し手段を任意の位置で停止させることができる。
【0117】さらに、テープ材を送給する際に、テープ
材繰出し手段によるテープ材の繰り出し速度と、テープ
材引出し手段によるテープ材の引き出し速度とを、テー
プ材のテープ材繰出し手段とテープ材引出し手段との間
に位置する部位が弛まないように制御する送給動作制御
部を設けることにより、送給するテープ材に適正なテン
ションを付与してテープ材に弛みが生じるのを確実に防
止することができるので、テープ材の走行姿勢を適正に
保持することができる。
【0118】また、繰出しローラを、一方向クラッチを
介してテープ材の繰出し方向にのみ回転駆動可能に形成
したことにより、テープ材に過剰なテンションが加わる
のを確実に防止することができる。したがって、テープ
材の伸張を防止することができ、切断後のベルトループ
の長さを適正とすることができるまた、テープ材繰出し
手段に、繰出しローラに従動回転可能なルーズロールを
設けることにより、テープ材を送給する際に、テープ材
の繰出しローラと当接する面と反対側の面の摺動抵抗を
なくすことができ、その結果、素材の種類や継ぎ目の有
無にかかわらずテープ材を常に安定して繰り出すことが
できる。
【0119】また、テープ材引出し手段がテープ材を引
き出す前に、テープ材の先端が切断手段による切断位置
を所定量越えるようにテープ材繰出し手段を制御する送
給動作制御部を設けたことにより、テープ材をテープ材
引出し手段のつかみアームで容易かつ確実に挟持するこ
とができる。さらに、切断手段を退避させる必要がな
い。
【0120】また、テープ材繰出し手段に、テープ材の
厚さを連続量として検出可能な厚さ検出手段を配設する
とともに、この厚さ検出手段から送出される検出信号が
厚さ「零」から所定の厚さに変化した場合、新たなテー
プ材がセットされたと判断してテープ材繰出し手段の繰
出しローラを所定量回転駆動するようにテープ材繰出し
手段を制御する送給動作制御部を設けたことにより、新
たなテープ材の先端を繰出しロールの下部に挿入すると
いう作業者の簡単な動作で新たなテープ材をセットする
ことができるので、新たなテープ材をセットする際の作
業者の労力を低減することができる。
【0121】また、テープ材引出し手段を任意の位置で
停止可能に形成したことにより、テープ材引出し手段に
よるテープ材の引出し量をより容易に制御することがで
きるので、長さの異なるベルトループを容易に形成する
ことができる。
【0122】また、テープ材引出し手段がテープ材に向
かって前進した際のオーバーランを検出するオーバーラ
ン検出手段を設けたことにより、ベルトループのサイズ
を変更した場合などのセットミスによって生じるテープ
材引出し手段のオーバーランによる切断手段との干渉を
確実に防止することができる。
【0123】また、オーバーラン検出手段を切断手段を
支持するメスブラケットに設けたことにより、テープ材
引出し手段のオーバーランを切断手段の手前で確実に検
出することができるので、ベルトループのサイズを変更
した場合などのセットミスによって生じるテープ材引出
し手段のオーバーランによる切断手段との干渉をより確
実に防止することができる。
【0124】またテープ材引出し手段の動作基準点を検
出する原点検出手段を前記テープ材引出し手段の動作範
囲の任意の位置に設けたことにより、設計上の自由度が
増加する。
【0125】また、テープ材引出し手段に、テープ材の
有無を検出するテープ材検出手段を設けたことにより、
テープ材引出し手段がテープ材をつかんでいるか否かを
容易に検出することができ、その結果、縫製ミスを未然
に防止することができる。
【0126】また、テープ材引出し手段を、固定アーム
と可動アームとからなる1対のつかみアーム、この1対
のつかみアームを所定の開閉ストロークをもって接離す
るように開閉可能とする開閉駆動手段および1対のつか
みアームをテープ材の先端に向かって進退可能とするア
ーム駆動手段を有する構成とし、テープ材検出手段を、
検知部が可動アームと対向するようにして固定アームに
固定されたセンサ本体および1対のつかみアームの開閉
動作に連動して前記1対のつかみアームの開閉ストロー
クより大きいストロークでセンサ本体の検知部に対して
遠近自在とされた弾性体からなる検知部材を有する構成
としたことにより、簡単な構成でテープ材引出し手段が
テープ材をつかんでいるか否かをより容易かつ確実に検
出することができる。
【0127】また、1対のつかみアームがテープ材を挟
持するつかみ動作を行った際に、テープ材検出手段がテ
ープ材の有無を無と判断した場合、テープ材引出し手段
によるテープ材の引き出し動作を繰り返すようにテープ
材引出し手段を動作させる送給動作制御部を設けたこと
により、テープ材引出し手段の1対のつかみアームがテ
ープ材をつかみ損ねた場合、作業者の手を煩わすことな
く、1対のつかみアームがテープ材を挟持するつかみ動
作を自動的に繰り返すことができるので、作業者の労力
を低減することができる。
【0128】また、1対のつかみアームがテープ材を挟
持するつかみ動作を行った際に、テープ材検出手段がテ
ープ材の有無を無と判断した場合、テープ材引出し手段
によるテープ材の引き出し動作を複数回繰り返しその後
テープ材検出手段がテープ材の有無を無と判断した場合
にはテープ材引出し手段の動作を停止するようにテープ
材引出し手段を動作させる送給動作制御部を設けたこと
により、テープ材引出し手段の1対のつかみアームがテ
ープ材をつかみ損ねた場合、作業者の手を煩わすことな
く、1対のつかみアームがテープ材を挟持するつかみ動
作を自動的に複数回繰り返しても1対のつかみアームが
テープ材をつかまない場合にテープ材引出し手段を自動
停止することができる。
【0129】また、1対のつかみアームがテープ材を挟
持するつかみ動作を行った際に、テープ材検出手段がテ
ープ材の有無を無と判断した場合、テープ材引出し手段
によるテープ材の引き出し動作を複数回繰り返しその後
テープ材検出手段がテープ材の有無を無と判断した場合
にはテープ材引出し手段の動作を停止するとともにエラ
ー表示を行うようにテープ材引出し手段を動作させる送
給動作制御部を設けたことにより、テープ材引出し手段
の1対のつかみアームがテープ材をつかみ損ねた場合、
作業者の手を煩わすことなく、1対のつかみアームがテ
ープ材を挟持するつかみ動作を自動的に複数回繰り返し
ても1対のつかみアームがテープ材をつかまない場合に
エラー表示をしてテープ材引出し手段を自動停止するこ
とができる。さらに、エラー表示は、作業者に装置の状
態を容易に知らせることができるので、作業者の行うべ
き操作を容易かつ迅速に認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るテープ材送給装置の実施形態の
一例の要部を示す正面図
【図2】 図1のテープ材繰出し手段を示す分解斜視図
【図3】 図1のテープ材繰出し手段近傍を示す拡大平
面図
【図4】 図3のC−C線に沿った断面図
【図5】 図4の厚さ検出手段を示す分解斜視図
【図6】 図1のつかみアームの拡大正面図
【図7】 図1のつかみアームの動作を説明する説明図
【図8】 図1のテープ材引出し手段を示す平面図
【図9】 図8のD−D線に沿った一部切断拡大側面図
【図10】 本発明に係るテープ材送給装置の実施形態
の一例の制御手段の構成を示すブロック図
【図11】 本発明に係るテープ材送給装置によるテー
プ材の送給状態を説明する模式図
【図12】 従来のテープ材送給装置を用いた従来のベ
ルトループ縫付けミシンの一例を示す斜視図
【図13】 従来のテープ材送給装置に用いる従来の厚
さ検出手段を示す構成図
【符号の説明】
16a 可動刃 16b 固定刃 31 テープ材送給装置 33 テープ材繰出し手段 34 テープ材引出し手段 35 繰出しローラ 35a 送り歯 36 一方向クラッチ 39 テープ材繰出しモータ 42 制御手段 46 ルーズロール 50 切断手段 51 切断用駆動手段 52 メスブラケット 57 オーバーラン検出手段 58 オーバーラン検出センサ 61 つかみアーム 61a 固定アーム 61b 可動アーム 65 厚さ検出手段 72 厚みセンサ 82 (固定アームの)つかみ部 87 (可動アームの)つかみ部 91 (開閉駆動手段としての)エアシリンダ 95 テープ材検出手段 96 テープ材検出センサ 98 基部 99 検知支持軸 100 駆動腕 101 作動腕 109 テープ材引出しモータ 114 原点検出手段 115 原点検出センサ 120 CPU 121 メモリ 123 送給動作制御部 124 送給速度制御部 125 テープ材つかみ位置移動制御部 126 テープ材自動セット制御部 130 操作パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 正彦 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 (72)発明者 北田 賢治 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 (72)発明者 風晴 広行 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトループ形成用の長尺状のテープ材
    を切断手段にて切断して所定長さのベルトループを形成
    するために、前記テープ材をベルトループ縫付けミシン
    の縫製位置の近傍に設けられたベルトループ形成位置に
    送給するテープ材送給装置において、 前記テープ材をベルトループ形成位置に向かって繰り出
    すため繰出しローラを回転駆動可能に形成したテープ材
    繰出し手段と、 前記テープ材をベルトループ形成位置に向かって引き出
    すため前記テープ材を挟持するつかみアームを進退駆動
    可能に形成したテープ材引出し手段と、を有することを
    特徴とするテープ材送給装置。
  2. 【請求項2】 前記繰出しローラの回転およびつかみア
    ームの進退をそれぞれステッピングモータにより駆動す
    ることを特徴とする請求項1に記載のテープ材送給装
    置。
  3. 【請求項3】 前記テープ材を前記ベルトループ形成位
    置に送給する際に、前記テープ材繰出し手段による前記
    テープ材の繰り出し速度と、前記テープ材引出し手段に
    よる前記テープ材の引き出し速度とを、前記テープ材の
    前記テープ材繰出し手段と前記テープ材引出し手段との
    間に位置する部位が弛まないように制御する送給動作制
    御部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載のテープ材送給装置。
  4. 【請求項4】 前記繰出しローラを、一方向クラッチを
    介して前記テープ材の繰出し方向にのみ回転駆動可能に
    形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れ
    か1項に記載のテープ材送給装置。
  5. 【請求項5】 前記テープ材繰出し手段に、前記繰出し
    ローラに従動回転可能なルーズロールを設けたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のテ
    ープ材送給装置。
  6. 【請求項6】 前記テープ材引出し手段が前記テープ材
    を引き出す前に、前記テープ材の先端が前記切断手段に
    よる切断位置を所定量越えるように前記テープ材繰出し
    手段を制御する送給動作制御部を設けたことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のテープ材
    送給装置。
  7. 【請求項7】 前記テープ材繰出し手段に、前記テープ
    材の厚さを連続量として検出可能な厚さ検出手段を配設
    するとともに、この厚さ検出手段から送出される検出信
    号が厚さ「零」から所定の厚さに変化した場合、新たな
    テープ材がセットされたと判断して前記テープ材繰出し
    手段の繰出しローラを所定量回転駆動するように前記テ
    ープ材繰出し手段を制御する送給動作制御部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記
    載のテープ材送給装置。
  8. 【請求項8】 前記テープ材引出し手段を任意の位置で
    停止可能に形成したことを特徴とする請求項1乃至請求
    項7の何れか1項に記載のテープ材送給装置。
  9. 【請求項9】 前記テープ材引出し手段が前記テープ材
    に向かって前進した際のオーバーランを検出するオーバ
    ーラン検出手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項8の何れか1項に記載のテープ材送給装置。
  10. 【請求項10】 前記オーバーラン検出手段を前記切断
    手段を支持するメスブラケットに設けたことを特徴とす
    る請求項9に記載のテープ材送給装置。
  11. 【請求項11】 前記テープ材引出し手段の動作基準点
    を検出する原点検出手段を前記テープ材引出し手段の動
    作範囲の任意の位置に設けたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項10の何れか1項に記載のテープ材送給装
    置。
  12. 【請求項12】 ベルトループ形成用の長尺状のテープ
    材を挟持して引き出してベルトループ縫付けミシンの縫
    製位置の近傍に設けられたベルトループ形成位置に送給
    するテープ材引出し手段を有するテープ材送給装置にお
    いて、前記テープ材引出し手段に、前記テープ材の有無
    を検出するテープ材検出手段を設けたことを特徴とする
    テープ材送給装置。
  13. 【請求項13】 前記テープ材引出し手段は、前記テー
    プ材を挟持するため固定アームとこの固定アームに回転
    自在に支持された可動アームとからなりそれぞれの先端
    部に相互に対向するつかみ部を設けた1対のつかみアー
    ムと、この1対のつかみアームのうちの前記可動アーム
    を前記固定アームとの支持部を中心として回動させるこ
    とにより前記可動アームのつかみ部を前記固定アームの
    つかみ部に対して所定の開閉ストロークをもって接離す
    るように開閉可能とするため前記可動アームに接続され
    た開閉駆動手段と、前記1対のつかみアームを前記テー
    プ材の先端に向かって進退可能とするため前記固定アー
    ムに接続されたアーム駆動手段とを有し、 前記テープ材検出手段は、検知部が前記可動アームと対
    向するようにして前記固定アームに固定されたセンサ本
    体と、前記固定アームに回転自在に支持されるとともに
    その先端部が前記開閉駆動手段によって前記1対のつか
    みアームの開閉動作に連動して前記1対のつかみアーム
    の開閉ストロークより大きいストロークで前記センサ本
    体の検知部に対して遠近自在とされた弾性体からなる検
    知部材とを有していることを特徴とする請求項12に記
    載のテープ材送給装置。
  14. 【請求項14】 前記1対のつかみアームが前記テープ
    材を挟持するつかみ動作を行った際に、前記テープ材検
    出手段が前記テープ材の有無を無と判断した場合、前記
    テープ材引出し手段による前記テープ材の引き出し動作
    を繰り返すように前記テープ材引出し手段を動作させる
    送給動作制御部を設けたことを特徴とする請求項12ま
    たは請求項13に記載のテープ材送給装置。
  15. 【請求項15】 前記1対のつかみアームが前記テープ
    材を挟持するつかみ動作を行った際に、前記テープ材検
    出手段が前記テープ材の有無を無と判断した場合、前記
    テープ材引出し手段による前記テープ材の引き出し動作
    を複数回繰り返しその後前記テープ材検出手段が前記テ
    ープ材の有無を無と判断した場合には前記テープ材引出
    し手段の動作を停止するように前記テープ材引出し手段
    を動作させる送給動作制御部を設けたことを特徴とする
    請求項12または請求項13に記載のテープ材送給装
    置。
  16. 【請求項16】 前記1対のつかみアームが前記テープ
    材を挟持するつかみ動作を行った際に、前記テープ材検
    出手段が前記テープ材の有無を無と判断した場合、前記
    テープ材引出し手段による前記テープ材の引き出し動作
    を複数回繰り返しその後前記テープ材検出手段が前記テ
    ープ材の有無を無と判断した場合には前記テープ材引出
    し手段の動作を停止するとともにエラー表示を行うよう
    に前記テープ材引出し手段を動作させる送給動作制御部
    を設けたことを特徴とする請求項12または請求項13
    に記載のテープ材送給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011055919A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Juki Corp テープ材の繰り出し長さの補正方法
CN110592825A (zh) * 2019-03-05 2019-12-20 常州智谷机电科技有限公司 小袢缝制设备

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