JPH11129961A - オートバイ用エアバッグ装置 - Google Patents

オートバイ用エアバッグ装置

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JPH11129961A
JPH11129961A JP9294562A JP29456297A JPH11129961A JP H11129961 A JPH11129961 A JP H11129961A JP 9294562 A JP9294562 A JP 9294562A JP 29456297 A JP29456297 A JP 29456297A JP H11129961 A JPH11129961 A JP H11129961A
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airbag
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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    • B62J27/00Safety equipment
    • B62J27/20Airbags specially adapted for motorcycles or the like

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートバイ事故の際に、乗員を保護すること
ができるオートバイ用エアバッグ装置を提供する。 【解決手段】 オートバイ用エアバッグ装置10は、オ
ートバイ150の乗員151がオートバイ150から予
め設定される設定距離以上離れたときにエアバッグ11
を瞬間的に膨張させることができるエアバッグ膨張手段
20と、エアバッグ膨張手段20によって瞬間的に膨張
するエアバッグ11とを含む。オートバイ事故の際に、
膨張したエアバッグ11が乗員151の頭部156およ
び体を包み込むので、オートバイ150の乗員151を
保護することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動自転車または
自動二輪車であるオートバイの事故の際に、エアバッグ
がオートバイの乗員の頭部および体を包み込むように膨
張することによって、オートバイの乗員を保護するオー
トバイ用エアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車には乗員保護の目的で自動車の衝
突時に運転者とステアリングホイールとの間、あるいは
助手席の乗員とインスツルメントパネルとの間に瞬間的
にエアバッグを膨らませ、乗員の負傷を最小限にとどめ
るためにエアバッグ装置が設けられている。しかしなが
ら、オートバイ事故の際に乗員を保護するための装置が
オートバイには設けられていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】オートバイ事故におい
てはオートバイの乗員がオートバイから投げ出され、自
動車事故の場合よりも乗員の負傷の程度が大きい場合が
あるにも拘わらず、オートバイの乗員を保護するための
ものは、たとえば強化プラスチック製のヘルメット、プ
ロテクタおよび厚手の革製のいわゆるライダースーツ等
しか存在しない。そのためオートバイ事故が発生する
と、オートバイの乗員は死亡もしくは後遺症が残るよう
な大きな怪我をすることが多い。
【0004】したがって本発明の目的は、オートバイ事
故の際に、エアバッグがオートバイの乗員の頭部および
体を包み込むように膨張することによって、オートバイ
の乗員を保護することができるオートバイ用エアバッグ
装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、オートバイの
乗員がオートバイから予め設定される設定距離以上離れ
たときにエアバッグを瞬間的に膨張させることができる
エアバッグ膨張手段と、エアバッグ膨張手段によって瞬
間的に膨張するエアバッグとを含むことを特徴とするオ
ートバイ用エアバッグ装置である。
【0006】本発明に従えば、オートバイの乗員がオー
トバイから予め設定される設定距離以上離れたときにエ
アバッグはエアバッグ膨張手段によって瞬間的に膨張す
るので、オートバイ事故の際にオートバイの乗員の頭部
および体を膨張したエアバッグが包み込むことができ
る。乗員の受ける衝撃を膨張したエアバッグが吸収する
ので、オートバイ事故の際にオートバイの乗員を保護す
ることができる。
【0007】また本発明は、瞬間的に膨張するエアバッ
グと、エアバッグを瞬間的に膨張させることができるエ
アバッグ膨張手段とを含むオートバイ用エアバッグ装置
であって、前記エアバッグ膨張手段は、エアバッグ内に
瞬間的にガスを充填することが可能なガス発生手段と、
ガス発生手段を作動させる作動手段と、作動手段を制御
する制御手段とを含み、オートバイ事故の際に膨張した
エアバッグがオートバイの乗員を保護することを特徴と
するオートバイ用エアバッグ装置である。
【0008】本発明に従えば、エアバッグ内に瞬間的に
ガスを充填することが可能なガス発生手段と、ガス発生
手段を作動させる作動手段と、作動手段を制御する制御
手段とを含むエアバッグ膨張手段がオートバイ事故の際
にエアバッグを瞬間的に膨張させるので、オートバイ事
故の際にオートバイの乗員の頭部および体を膨張したエ
アバッグが包み込むことができる。乗員の受ける衝撃を
膨張したエアバッグが吸収するので、オートバイ事故の
際にオートバイの乗員を保護することができる。
【0009】さらに本発明は、オートバイの乗員がオー
トバイから予め設定される設定距離以上離れたときにエ
アバッグを瞬間的に膨張させることができるエアバッグ
膨張手段と、エアバッグ膨張手段によって瞬間的に膨張
するエアバッグとを含むオートバイ用エアバッグ装置で
あって、前記エアバッグ膨張手段は、エアバッグ内に瞬
間的にガスを充填することが可能なガス発生手段と、ガ
ス発生手段を作動させる作動手段と、予め設定される強
度の電波を発信することができる送信手段と、送信手段
から発信される電波を受信する受信手段と、受信手段の
受信する電波の強度の変化に応じて前記作動手段に作動
信号を与える制御手段とを含み、オートバイ事故の際に
膨張したエアバッグがオートバイの乗員を保護すること
を特徴とするオートバイ用エアバッグ装置である。
【0010】本発明に従えば、オートバイ用エアバッグ
装置はエアバッグ内に瞬間的にガスを充填することが可
能なガス発生手段と、ガス発生手段を作動させる作動手
段と、予め設定される強度の電波を発信することができ
る送信手段と、送信手段から発信される電波を受信する
受信手段と、受信手段の受信する電波の強度の変化に応
じて前記作動手段に作動信号を与える制御手段とを含む
エアバッグ膨張手段によって、オートバイ事故の際にエ
アバッグを瞬間的に膨張させるので、オートバイ事故の
際にオートバイの乗員の頭部および体を膨張したエアバ
ッグが包み込むことができる。乗員の受ける衝撃を膨張
したエアバッグが吸収するので、オートバイ事故の際に
オートバイの乗員を保護することができる。
【0011】さらにまた本発明は、オートバイの乗員が
オートバイから予め設定される第2設定距離以上離れた
ときにエアバッグを瞬間的に膨張させることができるエ
アバッグ膨張手段と、エアバッグ膨張手段によって瞬間
的に膨張するエアバッグとを含むオートバイ用エアバッ
グ装置であって、前記エアバッグ膨張手段は、エアバッ
グ内に瞬間的にガスを充填することが可能なガス発生手
段と、ガス発生手段を作動させる作動手段と、オートバ
イの乗員がオートバイから予め設定される第1設定距離
以上離れたことを検知する第1検知手段と、オートバイ
の乗員がオートバイから前記第2設定距離以上離れたこ
とを検知する第2検知手段と、前記第1検知手段および
第2検知手段が検知するそれぞれの各検知信号の検知時
間の差が0.1〜2.0秒の範囲に選ばれる予め設定さ
れる設定時間内である場合に前記作動手段を作動させる
制御手段とを含み、オートバイ事故の際に膨張したエア
バッグがオートバイの乗員を保護することを特徴とする
オートバイ用エアバッグ装置である。
【0012】本発明に従えば、オートバイの乗員がオー
トバイから予め設定される第2設定距離以上離れたとき
にエアバッグを瞬間的に膨張させることができるエアバ
ッグ膨張手段によって、エアバッグが瞬間的に膨張する
ので、オートバイ事故の際にオートバイの乗員の頭部お
よび体を膨張したエアバッグが包み込むことができる。
乗員の受ける衝撃を膨張したエアバッグが吸収するの
で、オートバイ事故の際にオートバイの乗員を保護する
ことができる。またオートバイの乗員がオートバイから
予め設定される第1設定距離以上離れたことを検知する
第1検知手段と、オートバイの乗員がオートバイから第
2設定距離以上離れたことを検知する第2検知手段とが
検知するそれぞれの各検知信号の検知時間の差が0.1
〜2.0秒の範囲から選ばれる予め設定される設定時間
内である場合に作動手段を作動させる制御手段とを含む
ので、オートバイ事故の際にはエアバッグが瞬間的に膨
張し、オートバイの乗員を保護するとともに、オートバ
イ事故以外であってエアバッグが膨張する必要がないと
きにエアバッグが膨張することを防止することができ
る。
【0013】さらにまた本発明は、オートバイの乗員が
オートバイから予め設定される設定距離以上離れたこと
を乗員に認識させる警告手段が設けられたことを特徴と
する。
【0014】本発明に従えば、オートバイ用エアバッグ
装置に設けられた警告手段はオートバイの乗員がオート
バイから予め設定される設定距離以上離れたことを乗員
に認識させるので、オートバイの乗員はエアバッグが膨
張する前に、エアバッグが膨張することを認識すること
ができ、オートバイ事故以外であってエアバッグが膨張
する必要がないときにエアバッグが膨張することを防止
することができる。
【0015】さらにまた本発明は、ガス発生手段を直接
作動させることができる緊急作動手段を含むことを特徴
とする。
【0016】本発明に従えば、オートバイ用エアバッグ
装置はガス発生手段を直接作動させることができる緊急
作動手段を含むので、オートバイ事故でない場合であっ
ても緊急作動手段を作動させることによって、オートバ
イの乗員自らの意思に基づいてエアバッグを膨張させる
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
るオートバイ用エアバッグ装置10の使用例を示す簡略
した側面図であり、図2はオートバイ用エアバッグ装置
10の使用例を示す簡略した正面図であり、図3はオー
トバイ用エアバッグ装置10の使用例を示す簡略した平
面図であり、図4はオートバイ用エアバッグ装置10の
構成を示すブロック図である。
【0018】オートバイ用エアバッグ装置10は、オー
トバイ150の乗員151がオートバイ150から予め
設定される設定距離以上離れたときにエアバッグ11を
瞬間的に膨張させることができるエアバッグ膨張手段2
0と、エアバッグ膨張手段20によって瞬間的に膨張す
る1個または2個以上のエアバッグ11とを含む。すな
わちエアバッグ11は複数のエアバッグ11の集合体で
ある場合もある。
【0019】本発明に係るオートバイ用エアバッグ装置
10を使用する場合には、エアバッグ11は乗員151
がオートバイ150に乗車し、通常走行しているときに
は膨張しないが、本明細書および添付図面においては、
説明の便宜のために乗員151がオートバイ150に乗
車した状態でエアバッグ11が膨張している状態を示
す。
【0020】オートバイ150は、前後2つのタイヤ1
58,159によって走行する自動自転車または自動二
輪車であって、後輪であるタイヤ158にエンジンの動
力が伝達され、オートバイ150を前方に移動させると
ともに、前輪であるタイヤ159をハンドル160によ
って操舵し、オートバイ150のバランスが保たれ、所
望の方向に曲がることができるものである。オートバイ
150には、側方に側車を備えたいわゆるサイドカーも
含まれる。
【0021】エアバッグ11は、ナイロン、ポリエステ
ル、アクリル、ビニロン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリエチレン、ビニリデン、ポリウレタン等の合
成繊維製であって、オートバイ150の乗員151の腕
152、背中153、胸部154、足155のうち少な
くとも1カ所以上に乗員151の着用する着衣、たとえ
ばジャケット、ベスト、ズボン、ベルト、靴の表面およ
び/または内部に取り付けられる。また乗員151が着
用するヘルメット161の表面または内部に取り付けら
れる。オートバイ事故の際に、たとえば乗員151がオ
ートバイ150から投げ出され、オートバイ150から
予め設定される設定距離以上離れた場合に、エアバッグ
膨張手段20によって瞬間的にエアバッグ11の内部に
ガスが充填され、エアバッグ11が膨張する。エアバッ
グ11が瞬間的に膨張することによって、乗員151が
接地の際および/または建物等の物体との衝突の際に受
ける衝撃を膨張したエアバッグ11が吸収し、乗員15
1を保護するものである。
【0022】エアバッグ11は、オートバイ150の通
常走行時においては合成繊維製のエアバッグ収納部12
に重畳状に折り畳んだ状態で収納され、エアバッグ膨張
手段20が作動したときに瞬間的に膨張する。エアバッ
グ収納部12は、前述のとおり、オートバイ150の乗
員151の腕152、背中153、胸部154、足15
5、ヘルメット161のうち少なくとも1カ所以上に乗
員151の着用する着衣、たとえばジャケット、ベス
ト、ズボン、ベルト、靴の表面および/または内部に取
り付けられる。膨張したエアバッグ11が乗員151に
接触する部分は、乗員151をエアバッグ11によって
損傷させないために乗員151よりも柔らかい材質から
成るが、ガスの充填によって膨張する際に破裂しない強
度を有する。
【0023】またエアバッグ11が膨張した状態で乗員
151の顔を覆う部分の材質は、透光性を有する材質と
することが好ましい。エアバッグ11が膨張した状態で
乗員151の顔を覆う部分の材質を透光性を有する材質
とすることによって、エアバッグ11が膨張して乗員1
51の顔を覆う状態であっても乗員151は前方を視認
することができるので、オートバイ150から投げ出さ
れた後に、安全な場所に移動する必要がある場合に、安
全に避難することができる。さらにエアバッグ11が膨
張した状態で乗員151の顔を覆う部分以外の材質も、
透光性を有する材質とすることが好ましい。エアバッグ
11が膨張した状態で乗員151の顔を覆う部分以外の
材質を透光性を有する材質とすることによって、エアバ
ッグ11が膨張して乗員151の頭部156および体を
覆う状態であっても乗員151の状態をたとえば救助に
あたる者が確認することができるので、負傷した乗員1
51の救助を容易に行うことができる。
【0024】エアバッグ11が収納されるエアバッグ収
納部12の開口部は、エアバッグ11の膨張を阻害しな
いように、エアバッグ11が膨張する際に膨張するエア
バッグ11の押圧力によって開裂する。エアバッグ収納
部12の開口部は、たとえば熱融着または縫製加工によ
って閉じられている。またエアバッグ収納部12の開口
部は、たとえば面ファスナ、スナップボタン等によって
開閉自在に構成してもよく、この場合にはオートバイ用
エアバッグ装置10の使用後にあっては、膨張したエア
バッグ11からガスを除去して折り畳んでエアバッグ収
納部12に収納し、オートバイ用エアバッグ装置10を
再使用することが可能である。
【0025】エアバッグ膨張手段20は、エアバッグ1
1内に瞬間的にガスを充填することが可能なガス発生手
段30と、ガス発生手段30を作動させる作動手段40
と、予め設定される強度の電波を発信することができる
送信手段50と、送信手段50から発信される電波を受
信する受信手段51と、受信手段51の受信する電波の
強度の変化に応じて前記作動手段40に作動信号を与え
る制御手段60と、制御手段60、作動手段40、ガス
発生手段30および受信手段51の少なくとも1つ以上
に電力を供給する電力供給手段70ならびにエアバッグ
膨張手段20の状態を表示する警告手段80とを含む。
【0026】ガス発生手段30は、点火剤31と伝火剤
32とガス発生剤33と点火装置34とを含む。点火剤
31は、ジルコニウム過塩素酸カリウム等の火薬であっ
て、点火装置34によって瞬間的に高熱および炎を発生
する。伝火剤32は点火装置34によって発生させられ
た点火剤31の高熱および炎をガス発生剤33に効率的
に伝えるためのものである。ガス発生剤33は、窒素ナ
トリウム等であって、点火剤31および伝火剤33から
与えられる高熱および炎によって燃焼し、窒素ガスを瞬
間的にかつ大量に発生する。瞬間的にかつ大量に発生し
たガスがエアバッグ11を膨張させ、この膨張したエア
バッグ11によって、オートバイ事故の際に乗員151
の負傷を最小限にとどめることができる。膨張したエア
バッグ11は乗員151の頭部156、腕152、背中
153、胸部154、足155を覆うように乗員151
の周囲に保持され、乗員151が接地の際および/また
は建物等の物体との衝突の際に受ける衝撃を膨張したエ
アバッグ11が吸収し、乗員151を保護する。
【0027】作動手段40は、制御手段60から与えら
れる作動信号によって点火装置34を作動させる。
【0028】送信手段50は予め設定される一定レベル
の電界強度を有する電磁波である電波を発信することが
できる電波発信機であって、受信手段51は送信手段5
0から発信される一定レベルの電界強度を有する電磁波
である電波を受信する電波受信機である。送信手段50
の電源としては、蓄電池であってもよく、オートバイ1
50のバッテリであってもよい。
【0029】制御手段60は受信手段51の受信する電
波の電界強度をレベル弁別することによって受信する電
波の電界強度の変化に応じて前記作動手段40に作動信
号を与える。
【0030】すなわち制御手段60は、受信手段51が
受信する送信手段50から発信される電波の強度が急激
に減少した場合には、作動手段40に作動信号を与え
る。すなわち受信手段51が受信する電波の強度が予め
設定された第1設定値から予め設定された設定時間内に
予め設定された第2設定値まで減少した場合に制御手段
60は作動手段40に作動信号を与える。その結果、ガ
ス発生手段30の点火剤31が点火され、発生する高熱
および炎が伝火剤32によって効率よくガス発生剤33
に伝えられ、大量のガスが瞬間的に発生し、エアバッグ
11が膨張する。
【0031】一方、制御手段60は、受信手段51が受
信する送信手段50から発信される電波の強度が徐々に
減少した場合には、作動手段40に作動信号は与えな
い。すなわち受信手段51が受信する電波の強度が所定
の第1設定値から所定の第2設定値まで減少する時間が
所定の設定時間よりも長い場合には制御手段60は作動
手段40に作動信号を与えない。この場合にはエアバッ
グ11は膨張しない。
【0032】電力供給手段70は、エアバッグ膨張手段
20を構成する制御手段60、作動手段40、ガス発生
手段30および受信手段51に電力を供給する。
【0033】警告手段80はエアバッグ膨張手段20の
各構成部分の状態、すなわち正常/異常を表示し、たと
えば前記電力供給手段70に異常が発生した場合には、
電力供給手段70に異常が発生したことをオートバイ1
50の乗員151に警告する。したがって乗員151は
オートバイ用エアバッグ装置10がオートバイ事故の際
に正常に作動しエアバッグ11が膨張するかどうかを心
配する必要がない。
【0034】上述のように、受信手段51が受信する送
信手段50から発信される電波の強度が急激に減少した
場合にはエアバッグ11が膨張し、受信手段51が受信
する送信手段50から発信される電波の強度が徐々に減
少した場合にはエアバッグ11は膨張しないので、オー
トバイ事故の際に乗員151がオートバイ150から投
げ出され、乗員151がオートバイ150から所定距離
以上離れた場合には、エアバッグ11が瞬間的に膨張
し、乗員151を保護することができるとともに、たと
えば乗員151がオートバイ150から自らの意思に基
づいて降車する際にはエアバッグ11は膨張しない。し
たがって乗員151は、オートバイ150から降車する
際にも、エアバッグ11の膨張を防止する措置を特別に
行う必要がなく、煩わしさを感じることがないだけでな
く、エアバッグ11がオートバイ事故以外の膨張する必
要がない場合に膨張するということがない。
【0035】送信手段50である電波発信機はたとえば
オートバイ150のシート157付近に固定される。受
信手段51である電波受信機はたとえば乗員151の背
中153付近に取り付けられる。
【0036】前述の予め設定された第1設定値は、送信
手段50である電波発信機および受信手段51である電
波受信機の性能等によるが、たとえば送信手段50と受
信手段51との距離が10〜50cmの範囲に選ばれる
距離のときに受信手段51が受信する電波の強度であっ
て、前述の予め設定された第2設定値は、同様に送信手
段50である電波発信機および受信手段51である電波
受信機の性能等によるが、たとえば送信手段50と受信
手段51との距離が100〜200cmの範囲に選ばれ
る距離のときに受信手段51が受信する電波の強度であ
り、前述の予め設定された設定時間はたとえば0.1〜
2.0秒の範囲に選ばれる時間である。オートバイ15
0の走行速度等によって前記第1設定値、第2設定値お
よび設定時間は決定されるが、第1設定値は送信手段5
0と受信手段51との距離が30cmのときに受信手段
51が受信する電波の強度、第2設定値は送信手段50
と受信手段51との距離が150cmのときに受信手段
51が受信する電波の強度、設定時間は1.0秒が好ま
しい。
【0037】たとえば前記第1設定値が送信手段50と
受信手段51との距離が10cm未満のときに受信手段
51が受信する電波の強度であって、前記第2設定値が
送信手段50と受信手段51との距離が200cmを越
える距離のときに受信手段51が受信する電波の強度で
あり、前記設定時間が2.0秒を越える時間である場合
には、オートバイ事故の際に乗員151がオートバイ1
50から投げ出されても、制御手段60は作動手段40
に作動信号を与えないので、エアバッグ11が瞬間的に
膨張せず、したがって乗員151を保護することができ
ない。
【0038】前記送信手段50の発信する電波および受
信手段51の受信する電波を特定の周波数を有する電波
とすることによって、他の送受信機によって影響を受け
ないようにすることもできる。
【0039】上述のように、本実施の形態のオートバイ
用エアバッグ装置10は、オートバイ事故の際に瞬間的
に膨張し、乗員151を保護することができる。
【0040】図5は本発明の他の実施の形態のオートバ
イ用エアバッグ装置90の構成を示すブロック図であ
り、図6はオートバイ用エアバッグ装置90の使用例を
示す簡略した側面図であり、図7はオートバイ用エアバ
ッグ装置90のエアバッグ膨張手段91の動作を簡略し
て示す論理回路図であり、図8は第1検知手段92のス
イッチS1の断面図であり、図9は第2検知手段93の
スイッチS2の断面図である。
【0041】オートバイ用エアバッグ装置90は、前述
のオートバイ用エアバッグ装置10と類似の構成であっ
て、その使用目的および使用方法も類似であるので、対
応する部分には同一の符号を付して説明するが、対応す
る部分については説明を省略する場合がある。
【0042】オートバイ用エアバッグ装置90は、オー
トバイ用エアバッグ装置10と同様に、オートバイ15
0の乗員151がオートバイ150から予め設定される
設定距離以上離れたときにエアバッグ11を瞬間的に膨
張させることができるエアバッグ膨張手段91と、エア
バッグ膨張手段91によって瞬間的に膨張する1個また
は2個以上のエアバッグ11とを含む。
【0043】オートバイ用エアバッグ装置90のエアバ
ッグ11は、オートバイ用エアバッグ装置10のエアバ
ッグ11と同様の材質および構造である。
【0044】エアバッグ膨張手段91は、エアバッグ1
1内に瞬間的にガスを充填することが可能なガス発生手
段30と、ガス発生手段30を作動させる作動手段40
と、オートバイ150の乗員151がオートバイ150
から予め設定される第1設定距離以上離れたことを検知
する第1検知手段92と、オートバイ150の乗員15
1がオートバイ150から予め設定される第2設定距離
以上離れたことを検知する第2検知手段93と、前記第
1検知手段92および第2検知手段93が検知するそれ
ぞれの各検知信号の検知時間の差が0.1〜2.0秒の
範囲に選ばれる予め設定される設定時間以下である場合
に前記作動手段40を作動させる制御手段94と電力供
給手段70とを含む。
【0045】制御手段94は、抵抗R1,R2、コンデ
ンサC1およびダイオードなどを用いたANDゲート1
20が導電線によって連結された構成であって、第1検
知手段92および第2検知手段93と接続され、予め設
定される所定条件のときに作動手段40に伝達される出
力信号を出力する。
【0046】制御手段94はスイッチS1およびスイッ
チS2の両方が閉じた状態であって、スイッチS1およ
びスイッチS2を含む回路から一定レベル以上の電流が
入力されたときに作動手段40を作動させることができ
る。
【0047】エアバッグ膨張手段91はさらに、速度検
知手段95を含む構成であってもよい。速度検知手段9
5をエアバッグ膨張手段91に組み合わせることによっ
て、オートバイ150の走行速度が一定速度以上の場合
だけオートバイ用エアバッグ装置90のエアバッグ11
を膨張させることができる。したがって、一定速度以下
で走行し、エアバッグ11を膨張する必要がないとき、
たとえば、走行速度が小さく、仮に事故を起こした場合
であっても乗員151が大きな損傷を受ける可能性が低
い場合には、エアバッグ11の膨張を防止することがで
きる。前記一定速度とはたとえば時速5キロメートルで
ある。
【0048】エアバッグ膨張手段91を構成するガス発
生手段30、作動手段40および電力供給手段70はエ
アバッグ膨張手段20を構成する各構成要素と類似の構
成である。
【0049】制御手段94は、第1検知手段92および
第2検知手段93が検知するそれぞれの各検知信号の検
知時間の差が0.1〜2.0秒の範囲に選ばれる予め設
定される設定時間以下である場合に前記作動手段40を
作動させる。
【0050】第1検知手段92はオートバイ150の乗
員151がオートバイ150から予め設定される第1設
定距離以上離れたことを検知する。第2検知手段93は
オートバイ150の乗員151がオートバイ150から
予め設定される第2設定距離以上離れたことを検知す
る。
【0051】第1検知手段92、第2検知手段93およ
び制御手段94は、前述の機能を有し、その目的を達成
し得るものであれば特に限定されないが、本実施の形態
における第1検知手段92は、接点101,102を有
するスイッチS1と、オートバイ150の通常走行時に
接点101,102間に挟持される絶縁性の閉路部材1
03と、前記閉路部材103の一端部に連結される第1
連結部材104とを含む。
【0052】スイッチS1は、導電性の接点101およ
び接点102が絶縁性の筺体105に保持された構成で
あって、接点101および接点102の少なくとも一部
は筺体105に対して可動可能に形成される。
【0053】接点101,102は閉路部材103が接
点101,102間に挿入されていないときには、接点
101の中間に位置する当接部106および接点102
の中間に位置する当接部107が接する位置関係を保持
するように対向して設けられる。たとえば前記当接部1
06,107付近が近接方向に接点101,102は付
勢されている構成でもよい。また接点101,102の
材質としては導電性を有する金属製であればよく、いわ
ゆる形状記憶合金製でもよい。
【0054】接点101,102は、閉路部材103を
接点101,102間に容易に挿入することができるよ
うに、前記当接部106,107付近から先端部10
8,109に延びるにつれて、離反する方向に傾斜して
形成される。
【0055】本実施の形態における第2検知手段93
は、接点111,112を有するスイッチS2と、オー
トバイ150の通常走行時に接点111を押圧すること
によってスイッチS2を閉じた状態に保持する開路部材
113と、前記開路部材113の一端部に連結される第
2連結部材114とを含む。
【0056】スイッチS2は、導電性の接点111およ
び接点112が絶縁性の筺体115に保持された構成で
あって、接点111および接点112の少なくとも一部
は筺体115に対して可動可能に形成される。
【0057】接点111,112は、開路部材113が
スイッチS2に挿入されているときには、接点111の
先端に位置する当接部116および接点112の先端に
位置する当接部117が当接し、開路部材113がスイ
ッチS2から抜き取られ、開路部材113による付勢が
取り除かれたときには、接点111の当接部116が接
点112の当接部117から離反する位置関係を保持す
るように対向して設けられる。また接点111,112
の材質としては導電性を有する金属製であればよく、い
わゆる形状記憶合金製でもよい。
【0058】すなわち接点111の中間に位置する突出
部118は、開路部材113がスイッチS2に挿入され
ているときには、開路部材113によって、接点111
の先端に位置する当接部116および接点112の先端
に位置する当接部117が当接する方向に押圧されてい
る。開路部材113がスイッチS2から抜き取られ、前
記突出部118を押圧していた開路部材113による付
勢が取り除かれたときには、接点111の当接部116
が接点112の当接部117から離反する方向に移動す
る。
【0059】接点111の前記突出部118の下方に位
置する可動部119は、開路部材113をスイッチS2
に容易に挿入することができるように、前記突出部11
8付近から前記当接部116に延びるにつれて、接点1
12に近接する方向に傾斜して形成される。また開路部
材113が挿入されるスイッチS2の筺体115の接点
111に対向する挿入部下端120は、開路部材113
をスイッチS2に容易に挿入することができるように、
スイッチS2の上方から下方に延びるにつれて前記接点
111から離反する方向に傾斜して形成される。
【0060】すなわちスイッチS1においては、閉路部
材103がスイッチS1から取り除かれたときにはスイ
ッチS1は閉じ、ON状態となり、したがって接点10
1,102間に電流が流れるようになる。スイッチS2
においては、開路部材113がスイッチS2から取り除
かれたときにはスイッチS2は開き、OFF状態とな
り、したがって接点111,112間には電流が流れな
くなる。
【0061】前記閉路部材103の一端部には鎖、紐等
からなる伸縮性を有さない第1連結部材104が着脱自
在に取り付けられており、前記第1連結部材104の他
端部はオートバイ150に着脱自在に連結されている。
【0062】同様に、前記開路部材113の一端部には
鎖、紐等からなる伸縮性を有さない第2連結部材114
が着脱自在に取り付けられており、前記第2連結部材1
14の他端部はオートバイ150に着脱自在に連結され
ている。
【0063】前記第1連結部材104の長さは、オート
バイ150の乗員151がオートバイ150から予め設
定される第1設定距離以上離れたときに、閉路部材10
3が矢符Aで示す方向に接点101,102間から抜き
出て、前記スイッチS1が閉じ、ON状態となる長さに
設定される。第1連結部材104の長さは、100〜2
00cmの範囲に選ばれる長さであって、150cmが
好ましい。
【0064】前記第2連結部材114の長さは、オート
バイ150の乗員151がオートバイ150から予め設
定される第2設定距離以上離れたときに、開路部材11
3が矢符Bで示す方向にスイッチS2から抜き出て、前
記スイッチS2が開き、OFF状態となる長さに設定さ
れる。第2連結部材114の長さは、10〜50cmの
範囲に選ばれる長さであって、30cmが好ましい。
【0065】制御手段94は、オートバイ150の乗員
151がオートバイ150から離れることによって、閉
路部材103がスイッチS1から取り除かれ、開路部材
113がスイッチS2から取り除かれ、スイッチS1が
閉路状態から開路状態へ、スイッチS2が開路状態から
閉路状態への変化を検知し、各検知時間の差が0.1〜
2.0秒の範囲に選ばれる予め設定される設定時間内で
ある場合には、前記作動手段40を作動させる。その結
果、ガス発生手段30の点火剤31が点火され、発生す
る高熱および炎が伝火剤32によって効率よくガス発生
剤33に伝えられ、大量のガスが瞬間的に発生し、エア
バッグ11が膨張する。
【0066】制御手段94は、オートバイ150の乗員
151がオートバイ150から離れることによって、閉
路部材103がスイッチS1から取り除かれ、開路部材
113がスイッチS2から取り除かれ、スイッチS1が
閉路状態から開路状態へ、スイッチS2が開路状態から
閉路状態への変化を検知し、各検知時間の差が0.1〜
2.0秒の範囲に選ばれる予め設定される設定時間より
も長い場合には、前記作動手段40を作動させない。こ
の場合にはエアバッグ11は膨張しない。
【0067】第2連結部材114の長さは第1連結部材
104の長さよりも長くなるように設定されるので、ス
イッチS2における開路状態から閉路状態への変化は、
スイッチS1における閉路状態から開路状態への変化よ
りも早く起こる。
【0068】上述のように、第1検知手段92および第
2検知手段93が検知するそれぞれの各検知信号の検知
時間の差が0.1〜2.0秒の範囲に選ばれる予め設定
される設定時間以下である場合にはエアバッグ11が膨
張し、第1検知手段92および第2検知手段93が検知
するそれぞれの各検知信号の検知時間の差が0.1〜
2.0秒の範囲に選ばれる予め設定される設定時間より
も長い場合にはエアバッグ11は膨張しないので、オー
トバイ事故の際に乗員151がオートバイ150から投
げ出され、乗員151がオートバイ150から所定距離
以上離れた場合には、エアバッグ11が瞬間的に膨張
し、乗員151を保護することができるとともに、たと
えば乗員151がオートバイ150から自らの意思に基
づいて降車する際にはエアバッグ11は膨張しない。し
たがって乗員151は、オートバイ150から降車する
際にも、エアバッグ11の膨張を防止する措置を特別に
行う必要がなく、煩わしさを感じることがないだけでな
く、エアバッグ11がオートバイ事故以外であって膨張
する必要がない場合に膨張するということがない。
【0069】図10および図11を参照して、さらに詳
しくエアバッグ膨張手段91の動作を説明する。
【0070】図10はオートバイ事故以外であって乗員
151がオートバイ150から降車するときのエアバッ
グ膨張手段91の動作を説明するためのタイムチャート
であり、図11はオートバイ事故ときのエアバッグ膨張
手段91の動作を説明するためのタイムチャートであ
る。
【0071】ANDゲート120は、スイッチS1を含
む回路から入力される電流とスイッチS2を含む回路か
ら入力される電流VAとの両方が予め設定される電流レ
ベル以上のときに作動手段40に作動信号となる電流を
出力する。
【0072】オートバイ事故以外であって乗員151が
オートバイ150から降車し、乗員151がオートバイ
150から離れる場合には、まず第2連結部材114が
開路部材113を図9に示す矢符Bの方向にスイッチS
2から引き抜くので、スイッチS2は開き、OFF状態
となり、したがって接点111,112間には電流が流
れなくなる(図10(1))。
【0073】次に、第1連結部材104が閉路部材10
3を図8に示す矢符Aの方向にスイッチS1から引き抜
くので、スイッチS1は閉じ、ON状態となり、したが
って接点101,102間に電流が流れるようになる
(図10(2))。
【0074】スイッチ2がOFF状態となったときにA
NDゲート120に流れる電流VAは図10(3)に示
すように過度現象を示し、時間の経過とともに減少し、
その後定常の状態を示す。
【0075】スイッチ2がON状態からOFF状態とな
ったときからスイッチS1がOFF状態からON状態に
なるまでの時間W1は、スイッチ2がON状態からOF
F状態となることによって電流VAが予め設定される電
流レベルMよりも低域、すなわちローレベルLとなるま
での時間W2よりも長いので、スイッチS1から出力さ
れる電流がANDゲート120に入力されるときには、
スイッチS2から出力される電流VAはローレベルLに
ある。したがってANDゲート120は作動手段40に
作動信号となる電流を出力しない。その結果、エアバッ
グ11は膨張することがない。
【0076】オートバイ事故のときに乗員151がオー
トバイ150から投げ出され、瞬間的に乗員151がオ
ートバイ150から離れる場合には、まず第2連結部材
114が開路部材113を図9に示す矢符Bの方向にス
イッチS2から引き抜くので、スイッチS2は開き、O
FF状態となり、したがって接点111,112間には
電流が流れなくなる(図11(1))。
【0077】次に、第1連結部材104が閉路部材10
3を図8に示す矢符Aの方向にスイッチS1から引き抜
くので、スイッチS1は閉じ、ON状態となり、したが
って接点101,102間に電流が流れるようになる
(図10(2))。第1連結部材104は第2連結部材
114がスイッチS2から引き抜かれた後、直ちにスイ
ッチS1から引き抜かれることになる。
【0078】この場合、スイッチ2がON状態からOF
F状態となったときからスイッチS1がOFF状態から
ON状態になるまでの時間W3は、スイッチ2がON状
態からOFF状態となることによって電流VAが予め設
定される電流レベルMよりも低域、すなわちローレベル
Lとなるまでの時間W4よりも短いので、スイッチS1
から出力される電流がANDゲート120に入力される
ときは、スイッチS2から出力される電流VAはハイレ
ベルHにある。したがってANDゲート120は作動手
段40に作動信号となる電流を出力する。その結果、エ
アバッグ11は膨張し、乗員151を保護することがで
きる。
【0079】上述のように、第1検知手段92および第
2検知手段93が検知するそれぞれの各検知信号の検知
時間の差が0.1〜2.0秒の範囲に選ばれる予め設定
される設定時間以下である場合にはエアバッグ11が膨
張し、第1検知手段92および第2検知手段93が検知
するそれぞれの各検知信号の検知時間の差が0.1〜
2.0秒の範囲に選ばれる予め設定される設定時間より
も長い場合にはエアバッグ11は膨張しないので、オー
トバイ事故の際に乗員151がオートバイ150から投
げ出され、乗員151がオートバイ150から所定距離
以上離れた場合には、エアバッグ11が瞬間的に膨張
し、乗員151を保護することができるとともに、たと
えば乗員151がオートバイ150から自らの意思に基
づいて降車する際にはエアバッグ11は膨張しない。し
たがって乗員151は、オートバイ150から降車する
際にも、エアバッグ11の膨張を防止する措置を特別に
行う必要がなく、煩わしさを感じることがないだけでな
く、エアバッグ11がオートバイ事故以外の膨張する必
要がない場合に膨張するということがない。
【0080】第1検知手段92および第2検知手段93
はたとえばオートバイ150の乗員151の背中153
付近に取り付けられる。
【0081】連結部材107,117のオートバイ15
0側の一端部にはオートバイ150に容易に取り付けら
れる、一部が開閉可能な環状の取付具が設けられてい
る。
【0082】連結部材107,117は伸縮性を有さな
い材質からなるので、閉路部材103がスイッチS1か
ら引き抜かれ、開路部材113がスイッチS2から引き
抜かれ、スイッチS1およびスイッチS2の開閉動作を
制御手段94が検知する場合に誤差を小さくすることが
できる。
【0083】本実施の形態のオートバイ用エアバッグ装
置90においては制御手段94にANDゲート120を
用いる制御回路を用いたが、マイクロコンピュータ等を
用いた制御手段としてもよい。
【0084】またエアバッグ膨張手段91は、オートバ
イ150の乗員151がオートバイ150から予め設定
される設定距離以上離れたことを認識させる警告手段を
含む構成としてもよい。警告手段はたとえば前記第2検
知手段93のスイッチS2が開き、OFF状態となって
いるときに警告音を発するベル、ブザーやLED(発光
ダイオード)、ランプである。オートバイ150の乗員
151がオートバイ150から予め設定される設定距離
以上離れたときに前記警告手段が警告音等によって乗員
151に乗員151がオートバイ150から予め設定さ
れる設定距離以上離れたことを認識させるので、乗員1
51はオートバイ150から降車し、オートバイ150
から離れる場合に、前記第1連結部材104および第2
連結部材114をエアバッグ膨張手段91および/また
はオートバイ150から取り外すべきことを認識するこ
とができる。したがって、オートバイ150に乗員15
1が連結されたままオートバイ150を離れようとし
て、たとえばオートバイ150を転倒させることがな
い。
【0085】さらに本発明の他の実施の形態であるオー
トバイ用エアバッグ装置は、ガス発生手段30を直接作
動させることができる緊急作動手段を含み、その他の構
成は前述のオートバイ用エアバッグ装置と同様の構成で
ある。
【0086】緊急作動装置としては、たとえば瞬間的に
エアバッグ11を膨張させる必要があるときに、前記作
動手段40を作動させることができる非常スイッチであ
る。乗員151は緊急作動手段を使用することによっ
て、オートバイ事故でない場合であってもオートバイの
乗員自らの意思に基づいてエアバッグを膨張させること
ができる。たとえばオートバイ用エアバッグ装置90の
動作確認を行うことが可能である。
【0087】上述のように、本実施の形態のオートバイ
用エアバッグ装置90は、オートバイ事故の際に瞬間的
に膨張し、乗員151を保護することができる。
【0088】さらにまた本発明の他の実施の形態のオー
トバイ用エアバッグ装置におけるガス発生手段として
は、たとえば炭酸ガスが圧縮封入されたガスボンベとす
ることも可能である、この場合には、作動手段は前記ガ
スボンベの開放弁および開放弁を開放しうる構成とな
る。
【0089】さらにまた本発明の他の実施の形態のオー
トバイ用エアバッグ装置はいわゆるジャケットタイプ、
オーバーオールタイプ、ベストタイプのものであって、
その各部、すなわち腕部、肩部、背中部。胸部、腹部、
脇腹部、臀部、下腹部、太もも部、膝部、すね部、ふく
らはぎ部等のうち少なくとも1カ所以上にエアバッグ1
1が収納されているものでもよく、また面ファスナー、
スナップボタン等によってオートバイの乗員の着衣の各
部に装着するようにしてもよい。
【0090】さらにまた本発明の他の実施の形態のオー
トバイ用エアバッグ装置は、前述の本発明に係る他の実
施の形態のオートバイ用エアバッグ装置とその使用目的
は同一であり、その使用方法および構成は類似するもの
であって、瞬間的に膨張するエアバッグがオートバイの
シート付近に設けられるとともに、エアバッグを瞬間的
に膨張させることができるエアバッグ膨張手段とを含む
オートバイ用エアバッグ装置である。
【0091】前記エアバッグ膨張手段は、エアバッグ内
に瞬間的にガスを充填することが可能なガス発生手段
と、ガス発生手段を作動させる作動手段と、作動手段を
制御する制御手段とを含み、オートバイ事故の際に膨張
したエアバッグがオートバイの乗員を保護することがで
きる。
【0092】本実施の形態のオートバイ用エアバッグ装
置においては1個または2個以上ののエアバッグがオー
トバイのシート付近に設けられることによって、オート
バイの乗員を保護することができる。前記エアバッグが
膨張したときには、オートバイの乗員を適切な強度で保
持することができ、オートバイ事故の際に乗員がオート
バイから投げ出されることを防止することもできる。オ
ートバイ事故の際に乗員がオートバイから投げ出される
ことがないので、乗員が接地の際および/または建物等
の物体との衝突の際に受ける衝撃を膨張したエアバッグ
が吸収し、乗員を保護するものである。
【0093】本実施の形態のオートバイ用エアバッグ装
置におけるエアバッグ膨張手段は、エアバッグ内に瞬間
的にガスを充填することが可能なガス発生手段と、ガス
発生手段を作動させる作動手段と、作動手段を制御する
制御手段とを含み、前記ガス発生手段および前記作動手
段は前述の本発明に係る他の実施の形態のオートバイ用
エアバッグ装置におけるガス発生手段および作動手段と
類似するものである。
【0094】前記制御手段は予め設定される衝撃値以上
の衝撃を検知したときに作動手段を作動させることがで
きる衝撃センサーであり、オートバイ事故の際に予め設
定される衝撃値以上の衝撃を検知したときに作動手段を
作動させ、その結果、エアバッグが膨張し、オートバイ
の乗員を保護することができる。
【0095】エアバッグは、ガスが充填され膨張したと
きに、たとえば略直方体形状となる形状を有し、乗員の
前方、後方および側方のうち少なくとも1箇所において
膨張することができる。すなわちオートバイ事故の際に
乗員の心臓を含む胸部を保護するために乗員の前方にお
いて膨張するエアバッグと、オートバイ事故の際に乗員
の背中を保護するために乗員の後方において膨張するエ
アバッグと、オートバイ事故の際に乗員の腕、肩、脇腹
等を保護するために乗員の側方において膨張するエアバ
ッグとが乗員を包み込むように保護することができる。
【0096】本実施の形態のオートバイ用エアバッグ装
置のエアバッグは、膨張したときに、上方から見た場合
にエアバッグが4分円、すなわち4個の円周部によって
略円形に構成される形状であってもよい。4個の円周部
は膨張した場合には全体として略円筒形状を構成する、
湾曲した略円柱体であって、オートバイの乗員を保持す
ることができる。
【0097】本実施の形態のオートバイ用エアバッグ装
置によって、オートバイの乗員はオートバイ事故の際に
もオートバイから投げ出されることがないので、オート
バイ事故の際にもオートバイから投げ出されることによ
って受ける二次的な損傷を受けることがない。
【0098】さらにまた本発明の他の実施の形態のオー
トバイ用エアバッグ装置は、前述の本発明に係る他の実
施の形態のオートバイ用エアバッグ装置とその使用目的
は同一であり、その使用方法および構成は類似するもの
であって、瞬間的に膨張するエアバッグがオートバイに
設けられるとともに、エアバッグを瞬間的に膨張させる
ことができるエアバッグ膨張手段とを含むオートバイ用
エアバッグ装置である。
【0099】前記エアバッグ膨張手段は、エアバッグ内
に瞬間的にガスを充填することが可能なガス発生手段
と、ガス発生手段を作動させる作動手段と、作動手段を
制御する制御手段とを含み、オートバイ事故の際に膨張
したエアバッグがオートバイの乗員を保護することがで
きる。
【0100】本実施の形態のオートバイ用エアバッグ装
置においては1個または2個以上ののエアバッグがオー
トバイに設けられることによって、オートバイの乗員を
保護することができるとともに、オートバイ事故の際に
オートバイの損傷を防止することができる。
【0101】前記エアバッグが膨張したときには、オー
トバイの乗員を適切な強度で保持することができ、オー
トバイ事故の際に乗員がオートバイから投げ出されるこ
とを防止することもできる。オートバイ事故の際に乗員
がオートバイから投げ出されることがないので、乗員が
接地の際および/または建物等の物体との衝突の際に受
ける衝撃を膨張したエアバッグが吸収し、乗員を保護す
るものである。
【0102】さらにオートバイ事故の際にオートバイに
設けられたエアバッグが瞬間的に膨張するので、オート
バイ事故の際にオートバイが転倒してオートバイのタイ
ヤ以外の部分が地面と接触し、損傷することを防止する
ことができる。またオートバイ事故の際に建物等の物体
との衝突の際にオートバイが受ける衝撃を膨張したエア
バッグが吸収するので、オートバイの損傷を防止するこ
とができる。
【0103】なお、本明細書において「瞬間的」とは
「瞬時」と同義であって、極めて短い時間を意味し、た
とえば0.1秒である。
【0104】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、オートバ
イの乗員がオートバイから予め設定される設定距離以上
離れたときにエアバッグはエアバッグ膨張手段によって
瞬間的に膨張するので、オートバイ事故の際にオートバ
イの乗員の頭部および体を膨張したエアバッグが包み込
むことができる。したがって乗員の受ける衝撃を膨張し
たエアバッグが吸収するので、オートバイ事故の際にオ
ートバイの乗員を保護することができる。
【0105】また本発明によれば、エアバッグ内に瞬間
的にガスを充填することが可能なガス発生手段と、ガス
発生手段を作動させる作動手段と、作動手段を制御する
制御手段とを含むエアバッグ膨張手段がオートバイ事故
の際にエアバッグを瞬間的に膨張させるので、オートバ
イ事故の際にオートバイの乗員の頭部および体を膨張し
たエアバッグが包み込むことができる。したがって乗員
の受ける衝撃を膨張したエアバッグが吸収するので、オ
ートバイ事故の際にオートバイの乗員を保護することが
できる。
【0106】さらに本発明によれば、オートバイ用エア
バッグ装置はエアバッグ内に瞬間的にガスを充填するこ
とが可能なガス発生手段と、ガス発生手段を作動させる
作動手段と、予め設定される強度の電波を発信すること
ができる送信手段と、送信手段から発信される電波を受
信する受信手段と、受信手段の受信する電波の強度の変
化に応じて前記作動手段に作動信号を与える制御手段と
を含むエアバッグ膨張手段によって、オートバイ事故の
際にエアバッグを瞬間的に膨張させるので、オートバイ
事故の際にオートバイの乗員の頭部および体を膨張した
エアバッグが包み込むことができる。したがって乗員の
受ける衝撃を膨張したエアバッグが吸収するので、オー
トバイ事故の際にオートバイの乗員を保護することがで
きる。
【0107】さらにまた本発明によれば、オートバイの
乗員がオートバイから予め設定される第2設定距離以上
離れたときにエアバッグを瞬間的に膨張させることがで
きるエアバッグ膨張手段によって、エアバッグが瞬間的
に膨張するので、オートバイ事故の際にオートバイの乗
員の頭部および体を膨張したエアバッグが包み込むこと
ができる。乗員の受ける衝撃を膨張したエアバッグが吸
収するので、オートバイ事故の際にオートバイの乗員を
保護することができる。またオートバイの乗員がオート
バイから予め設定される第1設定距離以上離れたことを
検知する第1検知手段と、オートバイの乗員がオートバ
イから第2設定距離以上離れたことを検知する第2検知
手段とが検知するそれぞれの各検知信号の検知時間の差
が0.1〜2.0秒の範囲から選ばれる予め設定される
設定時間以下である場合に作動手段を作動させる制御手
段とを含むので、オートバイ事故の際にはエアバッグが
瞬間的に膨張し、オートバイの乗員を保護するととも
に、オートバイ事故以外であってエアバッグが膨張する
必要がないときにエアバッグが膨張することを防止する
ことができる。
【0108】さらにまた本発明によれば、オートバイ用
エアバッグ装置に設けられた警告手段はオートバイの乗
員がオートバイから予め設定される設定距離以上離れた
ことを乗員に認識させるので、オートバイの乗員はエア
バッグが膨張する前に、エアバッグが膨張することを認
識することができ、オートバイ事故以外であってエアバ
ッグが膨張する必要がないときにエアバッグが膨張する
ことを防止することができる。
【0109】さらにまた本発明によれば、オートバイ用
エアバッグ装置はガス発生手段を直接作動させることが
できる緊急作動手段を含むので、オートバイ事故でない
場合であっても緊急作動手段を作動させることによっ
て、オートバイの乗員自らの意思に基づいてエアバッグ
を膨張させることができる。
【0110】以上のように本発明によれば、オートバイ
事故の際に、エアバッグがオートバイの乗員の頭部およ
び体を包み込むように膨張することによって、オートバ
イの乗員を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるオートバイ用エア
バッグ装置10の使用例を示す簡略した側面図である。
【図2】オートバイ用エアバッグ装置10の使用例を示
す簡略した正面図である。
【図3】オートバイ用エアバッグ装置10の使用例を示
す簡略した平面図である。
【図4】オートバイ用エアバッグ装置10の構成を示す
ブロック図である。
【図5】本発明の他の実施の形態のオートバイ用エアバ
ッグ装置90の構成を示すブロック図である。
【図6】オートバイ用エアバッグ装置90の使用例を示
す簡略した側面図である。
【図7】オートバイ用エアバッグ装置90のエアバッグ
膨張手段91の動作を簡略して示す論理回路図である。
【図8】第1検知手段92のスイッチS1の断面図であ
る。
【図9】第2検知手段93のスイッチS2の断面図であ
る。
【図10】オートバイ事故以外であって乗員151がオ
ートバイ150から降車するときのエアバッグ膨張手段
91の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図11】オートバイ事故ときのエアバッグ膨張手段9
1の動作を説明するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
10,90 オートバイ用エアバッグ装置 11 エアバッグ 20,91 エアバッグ膨張手段 30 ガス発生手段 40 作動手段 50 送信手段 51 受信手段 60,94 制御手段 70 電力供給手段 80 警告手段 92 第1検知手段 93 第2検知手段 150 オートバイ 151 乗員

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オートバイの乗員がオートバイから予め
    設定される設定距離以上離れたときにエアバッグを瞬間
    的に膨張させることができるエアバッグ膨張手段と、エ
    アバッグ膨張手段によって瞬間的に膨張するエアバッグ
    とを含むことを特徴とするオートバイ用エアバッグ装
    置。
  2. 【請求項2】 瞬間的に膨張するエアバッグと、エアバ
    ッグを瞬間的に膨張させることができるエアバッグ膨張
    手段とを含むオートバイ用エアバッグ装置であって、 前記エアバッグ膨張手段は、エアバッグ内に瞬間的にガ
    スを充填することが可能なガス発生手段と、ガス発生手
    段を作動させる作動手段と、作動手段を制御する制御手
    段とを含み、 オートバイ事故の際に膨張したエアバッグがオートバイ
    の乗員を保護することを特徴とするオートバイ用エアバ
    ッグ装置。
  3. 【請求項3】 オートバイの乗員がオートバイから予め
    設定される設定距離以上離れたときにエアバッグを瞬間
    的に膨張させることができるエアバッグ膨張手段と、エ
    アバッグ膨張手段によって瞬間的に膨張するエアバッグ
    とを含むオートバイ用エアバッグ装置であって、 前記エアバッグ膨張手段は、エアバッグ内に瞬間的にガ
    スを充填することが可能なガス発生手段と、ガス発生手
    段を作動させる作動手段と、予め設定される強度の電波
    を発信することができる送信手段と、送信手段から発信
    される電波を受信する受信手段と、受信手段の受信する
    電波の強度の変化に応じて前記作動手段に作動信号を与
    える制御手段とを含み、 オートバイ事故の際に膨張したエアバッグがオートバイ
    の乗員を保護することを特徴とするオートバイ用エアバ
    ッグ装置。
  4. 【請求項4】 オートバイの乗員がオートバイから予め
    設定される第2設定距離以上離れたときにエアバッグを
    瞬間的に膨張させることができるエアバッグ膨張手段
    と、エアバッグ膨張手段によって瞬間的に膨張するエア
    バッグとを含むオートバイ用エアバッグ装置であって、 前記エアバッグ膨張手段は、エアバッグ内に瞬間的にガ
    スを充填することが可能なガス発生手段と、ガス発生手
    段を作動させる作動手段と、オートバイの乗員がオート
    バイから予め設定される第1設定距離以上離れたことを
    検知する第1検知手段と、オートバイの乗員がオートバ
    イから前記第2設定距離以上離れたことを検知する第2
    検知手段と、前記第1検知手段および第2検知手段が検
    知する各検知信号の検知時間の差が0.1〜2.0秒の
    範囲に選ばれる予め設定される設定時間内である場合に
    前記作動手段を作動させる制御手段とを含み、 オートバイ事故の際に膨張したエアバッグがオートバイ
    の乗員を保護することを特徴とするオートバイ用エアバ
    ッグ装置。
  5. 【請求項5】 オートバイの乗員がオートバイから予め
    設定される設定距離以上離れたことを乗員に認識させる
    警告手段が設けられたことを特徴とする請求項1〜請求
    項4のいずれか1項に記載のオートバイ用エアバッグ装
    置。
  6. 【請求項6】 ガス発生手段を直接作動させることがで
    きる緊急作動手段を含むことを特徴とする請求項1〜請
    求項5のいずれか1項に記載のオートバイ用エアバッグ
    装置。
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