JPH11130631A - 水系化粧料 - Google Patents

水系化粧料

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JPH11130631A
JPH11130631A JP31270497A JP31270497A JPH11130631A JP H11130631 A JPH11130631 A JP H11130631A JP 31270497 A JP31270497 A JP 31270497A JP 31270497 A JP31270497 A JP 31270497A JP H11130631 A JPH11130631 A JP H11130631A
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JP
Japan
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perfluoropolyether
acid
treated
powder
compound
Prior art date
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Application number
JP31270497A
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English (en)
Inventor
Yumiko Yakuta
由美子 役田
Minoru Onaki
稔 小名木
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Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
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Publication date
Application filed by Kose Corp filed Critical Kose Corp
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Publication of JPH11130631A publication Critical patent/JPH11130631A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粉体を含有する水系化粧料において、使用感が
よく、耐水性、耐汗性に優れ、皮膚刺激がなく、かつ経
時安定性の良好な化粧料に関する。 【解決手段】特定のパーフルオロポリエーテル基を有す
る化合物処理粉体、低級アルコール、アクリル酸系エマ
ルションポリマー、アルカリ剤及び水性成分を含有する
ことにより、使用が簡便であり、使用時の感触が良好
で、化粧持続性、経時安定性に優れることに加えて、粉
体の分散性が向上することにより少量で化粧効果が期待
でき、反対に粉体を多量に配合しても、きしみがなくエ
モリエント感に優れることにより、のびのなめらかさが
影響されず、エモリエント感も良好な水系化粧料を提供
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉体を含有する水系化粧
料において、使用感がよく、耐水性、耐汗性に優れ、皮
膚刺激がなく、かつ経時安定性の良好な化粧料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、粉体と水とを含む化粧料として古
くは水白粉などが用いられてきた。このタイプの化粧料
は多量の水を含んでいるため、清涼感があり、さっぱり
とした使用感を有するが、通常、水、粉体、保湿剤等か
らなり油分が配合されていないため、化粧をする際、な
めらかさに欠け、仕上がりが粉っぽかったり、経時での
化粧持ちや耐水性、耐汗性が著しく悪いという欠点があ
った。また、静置時には水と粉体との二層に分離してお
り、使用する際に振とうして使う必要性があり、均一な
化粧をしづらいものであった。また、粉体としては一般
にタルク、カオリン、マイカ、などの体質顔料が用いら
れるが、皮脂による色沈みが起きたりするために多量の
配合が困難であった。これらの粉体を水系に均一分散す
る手段として、機械力により強制的に分散させるか、あ
るいは界面活性剤を多量に配合し分散させる方法が行わ
れてきたが、こうして得られた化粧料は皮膚に対する刺
激性や経時での化粧持ちの悪化という問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の欠点を改良する
方法として、撥水・撥油処理粉体、低級アルコール、ア
クリル酸系エマルションポリマー、アルカリ剤及び水性
成分を含有することにより、使用が簡便であり、使用時
の感触が良好で、化粧持続性に優れ、さらに経時安定性
が良好な化粧料が得られることを見いだしたが、きしみ
やエモリエント感において必ずしも満足のいかない場合
もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは上
記課題を解決すべく鋭意研究した結果、特定のパーフル
オロポリエーテル基を有する化合物処理粉体、低級アル
コール、アクリル酸系エマルションポリマー、アルカリ
剤及び水性成分を含有することにより、使用が簡便であ
り、使用時の感触が良好で、化粧持続性、経時安定性に
優れることに加えて、粉体の分散性が向上することによ
り少量で化粧効果が期待でき、反対に粉体を多量に配合
しても、きしみがなくエモリエント感に優れることによ
り、のびのなめらかさが影響されず、エモリエント感も
良好な化粧料が得られることを見いだし、本発明を完成
するに至った。
【0005】すなわち、本発明は次の成分(a)、
(b)、(c)、(d)および(e): (a)パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸及びそ
の塩、パーフルオロポリエーテルアルキル硫酸及びその
塩、パーフルオロポリエーテルアルキルカルボン酸及び
その塩から選択される、分子量が300以上であるパー
フルオロポリエーテル基を有する化合物で処理した粉
体、(b)低級アルコール、(c)アクリル酸系エマル
ションポリマー、(d)アルカリ剤、(e)水性成分を
含有する水系化粧料を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に使用される(a)成分
は、特定のパーフルオロポリエーテル基を有する化合物
で基材粉体を処理したもので、特開平8−133928
号公報等に記載されているものが例示される。処理粉体
を構成するパーフルオロポリエーテル基を有する化合物
とは、パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸及びそ
の塩、パーフルオロポリエーテルアルキル硫酸及びその
塩、パーフルオロポリエーテルアルキルカルボン酸及び
その塩から選択される。これらの化合物はパーフルオロ
ポリエーテル基を含有し、かつ粉体表面と親和性を持つ
ためのリン酸基及び硫酸基及びカルボキシル基から選択
される極性基を有するものである。また、パーフルオロ
ポリエーテル基とは、パーフルオロアルキレン又はパー
フルオロアルキルと結合しているエーテル酸素が少なく
とも2以上有する基をいうこととする。従って、本発明
に係るパーフルオロポリエーテルアルキルリン酸及びそ
の塩には、特開平5−39209号公報及び特開平5−
58841号公報に記載のようなエーテル酸素を一つし
か持たないパーフルオロオキシアルキル基を含有する化
合物は含まれない。パーフルオロポリエーテル基の分子
量は300以上であり、好ましくは500以上であり、
好ましい上限は概ね7000程度である。300未満で
は、撥水・撥油性の付与を十分に行うことができない。
【0007】パーフルオロポリエーテル部分を構成する
好ましいパーフルオロオキシアルキレン基には、例えば
パーフルオロオキシメチレン基、パーフルオロオキシエ
チレン基、パーフルオロオキシイソプロピレン基、パー
フルオロオキシn−プロピレン基などが挙げられる。こ
れらから少なくとも1以上が選択され且つ重合してパー
フルオロポリエーテル基を構成する。この中で、特に好
ましくはパーフルオロオキシイソプロピレン基及びパー
フルオロオキシメチレン基を含有する基であり、最も好
ましいパーフルオロポリエーテル基は下記一般式で表わ
される基である。
【0008】Ca2a+1O(CF2CF(CF3)O)
m(CF2O)nCF(X)− Ca2a+1O(CF2CF2CF2O)m(CF2O)nCF
(X)− (但し、分子量は300以上であり、より好ましくは5
00以上であり、m/n=1〜100を表わし、より好
ましくは20〜40を表わし、aは1〜10を表わし、
XはF又はCF3を表わす。) 尚、パーフルオロポリエーテル基が2種以上のパーフル
オロオキシアルキレン基を含有する場合において、それ
ぞれ同種のものが連続重合している場合に限られず、ラ
ンダム重合或いはブロック重合でも構わない。
【0009】更に、本発明に係るパーフルオロポリエー
テル基を有する化合物と基材粉体との固着力の観点か
ら、前記化合物から粉体との親和性を有する極性基が容
易に離脱しないことが必要であり、そのために前記化合
物には、少なくとも1以上のオキシアルキレン基を含む
ことが好ましい。より好ましくは、1〜2である。3以
上のオキシアルキレン基が存在すると前記化合物の撥水
・撥油性が劣ったものとなるからである。同様に固着力
の点で、オキシアルキレン基に加え更に、アルキレン基
を含ませてもよい。アルキレン基の好ましい炭素数は2
以下である。
【0010】上記のパーフルオロポリエーテル基を有す
る化合物は、パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸
及びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキル硫酸及
びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキルカルボン
酸及びその塩が挙げられるが、中でも好ましくはパーフ
ルオロポリエーテルアルキルリン酸又はその塩であっ
て、より好ましくは下記一般式で表わされる化合物及び
そのジエタノールアミン塩であり、特に好ましくは、下
記一般式及びモノエステルのジエタノールアミン塩であ
る。
【0011】[Ca2a+1O(C36O)m(CF2O)n
CF(X)(CH2d−−(OCH2CH2rqOP
(=O)(OH)3-q (但し、パーフルオロポリエーテル基の分子量は300
以上であり、より好ましくは500以上であり、m/n
=1〜100を表わし、より好ましくは20〜40を表
わし、aは1〜10を表わし、dは0〜2を表わし、q
は1又は2を表わし、rは1〜2を表わし、XはF又は
CF3を表わす。)
【0012】本発明の(a)成分の特定のパーフルオロ
ポリエーテル基を有する化合物で処理を施す粉体として
は、従来化粧用粉体として用いられている粉体であれ
ば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料
級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造、等により
特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体
類、色素粉体類、複合粉体類、等が挙げられる。具体的
には、酸化チタン、コンジョウ、群青、ベンガラ、黄酸
化鉄、黒酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニ
ウム、酸化セリウム、二酸化珪素、酸化マグネシウム、
酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、炭酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、酸化クロム、水酸化クロム、カー
ボンブラック、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミ
ニウムマグネシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アル
ミニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、合成セリ
サイト、セリサイト、タルク、カオリン、炭化珪素、硫
酸バリウム、ベントナイト、スメクタイト、窒化硼素等
の無機粉体類、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、酸化
鉄コーティング雲母、酸化鉄雲母チタン、有機顔料処理
雲母チタン、アルミニウムパウダー等の光輝性粉体類、
ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレート、アクリ
ロニトリル−メタクリル酸共重合体パウダー、塩化ビニ
リデン−メタクリル酸共重合体パウダー、カルバミン酸
エチルパウダー、ポリスチレン、ポリエチレンパウダ
ー、ポリスチレンパウダー、オルガノポリシロキサンエ
ラストマーパウダー、ポリメチルシルセスキオキサンパ
ウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、ウール
パウダー、シルクパウダー、結晶セルロース、ステアリ
ン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジ
ン等の有機粉体類、有機タール系顔料、有機色素のレー
キ顔料等の色素粉体類、微粒子酸化チタン被覆雲母チタ
ン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆
雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有
二酸化珪素等の複合粉体、等が挙げられ、これら粉体は
その一種または二種以上を複合化したものを用いても良
い。
【0013】粉体を特定のパーフルオロポリエーテル基
を有する化合物で表面処理する方法は、特に制限され
ず、通常の粉体表面被覆処理方法を適用することができ
る。例えば、パーフルオロポリエーテル基を有する化合
物を溶剤(有機媒体あるいは極性溶媒)に溶解または分
散し、粉体と混合し、その後溶剤を除去、乾燥すること
によって容易に処理粉体を得ることができる。尚、上記
処理後、粉体にパーフルオロポリエーテル基を有する化
合物をより強く吸着させるために、高温で焼き付けても
良い。また、表面処理にあっては粉体を同時に2種以上
混合して処理することもできる。
【0014】更に、本発明の効果を損なわない範囲で、
そのほかのフッ素系化合物、シリコーン系油剤、金属石
鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水
素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワック
ス、ロウ、界面活性剤などの公知のコーティング剤で同
時に又は重ねて処理してもよい。
【0015】パーフルオロポリエーテル基を有する化合
物による処理量は、その種類によって異なるが、粉体の
0.1〜50重量%(以下、単に「%」で示す。)、特
に1〜20%が好ましい。少なすぎると十分な効果が得
られず、多すぎると顔料本来の特性が失われてしまう恐
れがある。 (a)成分の処理粉体の配合量は0.5〜60%が好ま
しく、この範囲で用いれば、使用性、使用感に優れ、の
びのなめらかさや肌への付着性、化粧膜の持続性が良好
となる。
【0016】本発明に用いられる(b)成分の低級アル
コールとしては、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、イソプロピルアルコール等が挙げられるが、エチル
アルコールが特に好ましい。本発明における低級アルコ
ールの配合量は1〜20%が好ましい。低級アルコール
を用いない場合は、清涼感、さっぱり感が得られない。
【0017】本発明に用いられる(c)成分のアクリル
酸系エマルションポリマーとしては、好ましくは、アニ
オン性アルカリ増粘型エマルションポリマーを使用する
ことができ、通常のアクリル酸・メタアクリル酸(共)
重合体、アクリル酸アルキルエステルの(共)重合体お
よびアクリル重合体を一部架橋したもの、例えば、アク
リル酸、メタアクリル酸のホモポリマーエマルション、
コポリマーエマルション、またはアクリル酸、メタアク
リル酸ポリマー及びその塩等が挙げられる。これらの配
合量は、通常化粧料に使用される量であって、特に限定
されず、他の成分との関係、また、感触及び粘性調整の
目的等で決められるが、好ましくは固形分換算で0.1
〜5%あり、更に好ましくは0.3〜2%である。
【0018】本発明に用いられる(d)成分のアルカリ
剤としては、特に制限されるものではなく、通常化粧料
に使用されるものであれば、そのいずれのものも使用す
ることができる。例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等の無機アルカリ剤、L−アルギニン等の塩基性
アミノ酸、トリエタノールアミン等のアミン類、アンモ
ニア、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオ
ール等が挙げられる。アルカリ剤の添加量はその種類に
よって異なり、特に限定されるものではなく、アクリル
酸系増粘剤の種類、量によって決定すればよいが、好ま
しくは0.01〜2.5%である。このアルカリ剤は、
予め水に溶解することで、あるいは直接ポリマーと混合
して添加できる。
【0019】本発明に用いられる(e)成分の水性成分
としては、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよ
く、水の他に、例えば、プロピレングリコール、1,3
−ブチレングリコール、ジプリピレングリコール、ポリ
エチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジ
グリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロ
エベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レ
モン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられ
る。配合量としては30〜90%が好ましい。
【0020】本発明の水系化粧料は、上記した必須成分
の他に通常の化粧料に使用される成分、例えば炭化水
素、高級脂肪酸エステル、動植物油脂、シリコーン油、
フッ素系油等の油性成分や、界面活性剤、紫外線吸収
剤、水溶性高分子、保湿剤、酸化防止剤、美容成分、防
腐剤、香料などを本発明の効果を損なわない範囲で適宜
配合することができる。但し、化粧膜の持続性、本発明
の効果の発現の点から通常の界面活性剤は配合しないこ
とが望ましい。また、本発明の効果を損なわない範囲で
あれば、前記粉体を未処理であるいは前記特定のパーフ
ルオロポリエーテル基を有する化合物を除く処理剤、例
えば、フッ素系油剤、シリコーン系油剤、金属石鹸、ロ
ウ、油脂、炭化水素等の1種又は2種以上を用いて表面
処理を施したものを適宜配合することができる。
【0021】紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフ
ェノン系としては、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシ
ベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、2,2’
−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノ
ン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベ
ンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、2,4−ジ
ヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テト
ラヒドロキシベンゾフェノン等が挙げられ、PABA系
としては、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エ
チル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルア
ミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸−2
−エチルヘキシル、パラジヒドロキシプロピル安息香酸
エチル等が挙げられ、ケイ皮酸系としては、p−メトキ
シケイ皮酸−2−エチルヘキシル、4−メトキシケイ皮
酸−2−エトキシエチル等が挙げられ、サリチル酸系と
しては、サリチル酸−2−エチルヘキシル、サリチル酸
フェニル、サリチル酸ホモメンチル等が挙げられ、その
他、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、4−tert−ブチル−4’−メトキ
シジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が挙げられ
る。
【0022】水溶性高分子としては、グアーガム、コン
ドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸、アラビアガ
ム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン等の天然系の
もの、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース等の半合成系のもの、
カルボキシビニルポリマー、アルキル付加カルボキシビ
ニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成系のものが
挙げられる。保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ
多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が挙げられ
る。酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、
アスコルビン酸等が挙げられる。美容成分としては、例
えばビタミン類、消炎剤、生薬等が挙げられる。防腐剤
としては、例えばパラオキシ安息香酸アルキル、フェノ
キシエタノール等が挙げらる。
【0023】本発明の水系化粧料は、成分(a)、
(b)、(c)、(d)、(e)及び任意成分を均一に
混合したもの、すなわち、アクリル酸系エマルションポ
リマーにて増粘した水系中に特定のパーフルオロポリエ
ーテル基を有する化合物処理粉体を分散せしめることに
より得られるが、成分(a)の処理粉体を水系に分散す
る前に予め低級アルコールの全部または一部と混合すれ
ば、これらの粉体の分散性が極めて向上し、製造上の効
率化が図れると共に、経時安定性が向上する。本発明の
水系化粧料は、ファンデーション、頬紅、アイシャドウ
等のメークアップ化粧料、下地化粧料に限らず、基礎化
粧料等にも適用することができる。
【0024】
【実施例】以下に実施例を挙げて更に説明する。なお、
これらは本発明を何ら限定するものではない。
【0025】製造例1:処理マイカ ビーカーに水500mlをいれ、撹拌しながらマイカ1
00gをいれ、室温で十分撹拌した。このマイカ分散液
に、撹拌しながら下記に示すパーフルオロポリエーテル
アルキルリン酸ジエタノールアミン塩の20%水溶液2
5gを徐々に添加し、添加後1時間半撹拌を行った。酸
で中和した後、吸引瀘過を行い、乾燥してパーフルオロ
ポリエーテル化合物処理マイカを得た。
【0026】CF3O(CF2CF(CF3)O)m(CF
2O)nCF2CH2− −(OCH2CH21.9OP(=O)[ONH2(CH2
CH2OH)22 (式中、m/n=24.1、パーフルオロポリエーテル
アルキルリン酸ジエタノールアミン塩の平均分子量は1
195であり、パーフルオロポリエーテル基の平均分子
量は791である。)
【0027】製造例2〜7 製造例1においてマイカをタルク、酸化チタン、ベンガ
ラ、黄酸化鉄、雲母チタン、オルガノポリシロキサンエ
ラストマーパウダー(トレフィルE506、東レ・ダウ
・コーニングシリコーン社製)に各々替える以外は同様
の方法で処理して、パーフルオロポリエーテル化合物処
理タルク(製造例2:処理タルク)、パーフルオロポリ
エーテル化合物処理酸化チタン(製造例3:処理酸化チ
タン)、パーフルオロポリエーテル化合物処理ベンガラ
(製造例4:処理ベンガラ)、パーフルオロポリエーテ
ル化合物処理黄酸化鉄(製造例5:処理黄酸化鉄)、パ
ーフルオロポリエーテル化合物処理雲母チタン(製造例
6:処理雲母チタン)、パーフルオロポリエーテル化合
物処理オルガノポリシロキサンエラストマーパウダー
(製造例7:処理オルガノポリシロキサンエラストマー
パウダー)を得た。
【0028】製造例8:処理セリサイト ビーカーにセリサイト150gをいれ、混合しながら6
0℃まで加熱する。これに下記に示すパーフルオロポリ
エーテルアルキルリン酸13gをイソプロピルアルコー
ル1500gに溶解加温しておいたものを加え、60℃
で4時間混合する。その後、イソプロピルアルコールを
減圧蒸留し、乾燥してパーフルオロポリエーテル化合物
処理セリサイトを得た。
【0029】CF3O(CF2CF(CF3)O)m(CF
2O)nCF2CH2− −(OCH2CH2rOP(=O)(OH)2 (式中、m/n=20〜40であり、rは1〜2を表わ
し、平均分子量は998であり、パーフルオロポリエー
テル基の平均分子量は791である。)
【0030】製造例9:処理酸化鉄処理雲母チタン 製造例8においてセリサイトを酸化鉄処理雲母チタンに
替える以外は同様の方法で処理して、パーフルオロポリ
エーテル化合物処理酸化鉄処理雲母チタンを得た。
【0031】製造比較例1:処理マイカ ビーカーに水500mlをいれ、撹拌しながらマイカ1
00gをいれ、室温で十分撹拌した。このマイカ分散液
に、撹拌しながら次色に示すパーフルオロアルキルリン
酸ジエタノールアミン塩の20%水溶液25gを徐々に
添加し、添加後1時間半撹拌を行った。酸で中和した
後、吸引瀘過を行い、乾燥してパーフルオロアルキル化
合物処理マイカを得た。
【0032】(Cm2m+1CH2CH2O)nP(=O)
[ONH2(CH2CH2OH)23-n (式中、m、nはそれぞれm=6〜18、2≧n≧1を
表わし、平均分子量は954であり、パーフルオロアル
キル基の平均分子量は619である。)
【0033】製造比較例2〜5 製造比較例1においてマイカをタルク、酸化チタン、ベ
ンガラ、黄酸化鉄、に替える以外は同様の方法で処理し
て、パーフルオロアルキル化合物処理タルク(製造比較
例2:処理タルク)、パーフルオロアルキル化合物処理
酸化チタン(製造比較例3:処理酸化チタン)、パーフ
ルオロアルキル化合物処理ベンガラ(製造比較例4:処
理ベンガラ)、パーフルオロアルキル化合物処理黄酸化
鉄(製造比較例5:処理黄酸化鉄)を得た。
【0034】実施例1〜7及び比較例1〜3 表1に示す処方のファンデーションを調製し、使用性
(使用の簡便さ)、使用時の使用感(みずみずしさ、付
着性、のびのなめらかさ、きしみのなさ)及び使用後の
使用感(粉っぽさのなさ、べたつきのなさ、さっぱり
感、エモリエント感)、化粧料の持続性について下記の
方法により評価した。その結果も併せて表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】*1:KF−99−P(信越化学(株)
製)2%処理 *2:プライマル ASE−60(固形分28%)(ロ
ーム&ハース社製) *3:ヨドゾール 32A707(固形分46%)(カ
ネボウNSC社製) (製法) A.1〜15を混合粉砕する。 B.Aに16を添加後、充分混合攪拌して、均一にす
る。 C.17〜25を混合溶解し、攪拌しながら、Bを加
え、均一に分散する。 D.Cを容器に充填して製品とする。
【0037】(評価方法)10名の官能検査パネルによ
り下記の7段階(0〜6点)の絶対評価を行い、その平
均点をさらに4段階に分けて評価した。 (1)絶対評価 6点:非常に良い 5点:良い 4点:やや良い 3点:普通 2点:やや悪い 1点:悪い 0点:非常に悪い (2)4段階評価 ◎:5点以上 ○:3点以上5点未満 △:1点以上3点未満 ×:1点未満
【0038】表1の結果から明らかなように、本発明品
である実施例1〜7の水系化粧料は、使用感、使用性の
面で、はるかに優れた特性を有していることが分かる。
特に、本発明品は、二層タイプでないため使用時に振と
うする必要がなく使用が簡便であり、きしみがなく、の
びもなめらかで、付着性も良好である。又、使用後の仕
上がりも粉っぽさがなく且つべたつきのない仕上がり
で、さっぱり感、エモリエント感を付与し、その上、経
時での化粧膜がくずれにくく、しっかりとした化粧膜を
付与するものである。一方、粉体の処理剤が異なる比較
例1及び2は、きしみのなさ、のびのなめらかさ及びエ
モリエント感等の使用感において満足するものではなか
った。また、アクリル酸系エマルションポリマーの替わ
りに水溶性高分子を配合した比較例3では、経時での粉
体の凝集を生じ、安定性が悪く経時により使用性の変化
が見られた。
【0039】実施例8 (白粉) (成分) (%) 1.製造例1の処理マイカ 15.0 2.製造例2の処理タルク 12.0 3.製造例7の処理オルガノポリシロキサン エラストマーパウダー 1.0 4.製造例8の処理セリサイト 5.0 5.酸化チタン 3.0 6.青色404号 0.2 7.黄酸化鉄 0.2 8.エチルアルコール 8.0 9.アクリル酸系エマルションポリマー *3 2.0 10.L−アルギニン 0.2 11.1,3−ブチレングリコール 12.0 12.紫外線吸収剤 適量 13.美容成分 適量 14.香料 適量 15.防腐剤 適量 16.精製水 残量 (製法) A.1〜7を混合粉砕する B.Aに8を添加後、充分混合攪拌して、均一にする。 C.9〜16を混合溶解し、攪拌しながら、Bを加え、
均一に分散する。 D.Cを容器に充填して製品とする。
【0040】実施例9 (ホホ紅) (処方) (%) 1.製造例1の処理マイカ 6.0 2.製造例2の処理タルク 6.0 3.製造例3の処理酸化チタン 2.0 4.製造例4の処理ベンガラ 0.5 5.製造例5の処理黄酸化鉄 0.5 6.製造例6の処理雲母チタン 3.5 7.ナイロンパウダー 3.0 8.エチルアルコール 5.0 9.アクリル酸系エマルションポリマー *4 2.0 10.水酸化ナトリウム 0.2 11.1,3−ブチレングリコール 15.0 12.香料 適量 13.防腐剤 適量 14.精製水 残量 *4:ロハギットSD−15(固形分30%)(ローム
&ハース社製) (製法) A.1〜7を混合粉砕する。 B.Aに8を添加後、充分混合攪拌して、均一にする C.9〜14を混合溶解し、攪拌しながら、Bを加え、
均一に分散する。 D.Cを容器に充填して製品とする。
【0041】実施例10 (下地化粧料) (成分) (%) 1.製造例9の処理酸化鉄処理雲母チタン 1.0 2.製造例7の処理オルガノポリシロキサン エラストマーパウダー 0.5 3.エチルアルコール 8.0 4.アクリル酸系エマルションポリマー *3 4.0 5.トリエタノールアミン 0.3 6.1,3−ブチレングリコール 12.0 7.紫外線吸収剤 適量 8.美容成分 適量 9.香料 適量 10.防腐剤 適量 11.精製水 残量 (製法) A.1〜2を混合粉砕する B.Aに3を添加後、充分混合攪拌して、均一にする。 C.4〜11を混合溶解し、攪拌しながら、Bを加え、
均一に分散する。 D.Cを容器に充填して製品とする。
【0042】上記実施例8、9、10については、実施
例1〜7と同様に、使用感、使用性、化粧膜の持続性に
おいて優れた特性を有するものが得られた。
【0043】
【発明の効果】本発明の水系化粧料は、使用が簡便で、
清涼感、さっぱり感、しっとり感、エモリエント感等の
良好な使用感を有し、また皮膚への展延性、親和性が良
好で、きしみがなく、なめらかにのび、しかも化粧持続
性に優れる等の使用特性を有し、経時安定性にも優れる
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // A61K 7/031 A61K 7/031 7/035 7/035

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)、(b)、(c)、
    (d)及び(e); (a)パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸及びそ
    の塩、パーフルオロポリエーテルアルキル硫酸及びその
    塩、パーフルオロポリエーテルアルキルカルボン酸及び
    その塩から選択される、分子量が300以上であるパー
    フルオロポリエーテル基を有する化合物で処理した粉体 (b)低級アルコール (c)アクリル酸系エマルションポリマー (d)アルカリ剤 (e)水性成分 を含有することを特徴とする水系化粧料。
  2. 【請求項2】 (c)成分のアクリル酸系ポリマーエマ
    ルジョンの配合量が固形分換算で0.1〜5重量%であ
    ることを特徴とする請求項1記載の水系化粧料。
  3. 【請求項3】 (c)成分のアクリル酸系エマルション
    ポリマーが、アニオン性アルカリ増粘型であることを特
    徴とする請求項1又は2記載の水系化粧料。
  4. 【請求項4】 (a)成分の処理粉体の配合量が0.5
    〜60重量%であることを特徴とする請求項1、2又は
    3記載の水系化粧料。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001172123A (ja) * 1999-12-17 2001-06-26 Pola Chem Ind Inc 崩れ防止化粧料
US7226952B1 (en) 1999-09-22 2007-06-05 L'oreal Gel composition and its use in cosmetic compositions and the like

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