JPH11131100A - 高密度粒状洗剤の製造方法 - Google Patents
高密度粒状洗剤の製造方法Info
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- JPH11131100A JPH11131100A JP29715797A JP29715797A JPH11131100A JP H11131100 A JPH11131100 A JP H11131100A JP 29715797 A JP29715797 A JP 29715797A JP 29715797 A JP29715797 A JP 29715797A JP H11131100 A JPH11131100 A JP H11131100A
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Abstract
の高密度粒状洗剤が得られる方法を提供する。 【解決手段】 a)非石けん性アニオン性界面活性剤、
b)特定構造のポリオキシエチレン高級脂肪酸モノエタ
ノールアミド界面活性剤の混合物及びc)無機性成分の
三成分を含有する水性混合物の噴霧乾燥によって調製さ
れる乾燥粉粒体を、1)圧密成形後破砕造粒するか又は
2)転動造粒し、高嵩密度粒状洗剤を製造する過程にお
いて、該成形又は造粒工程中、乾燥粉粒体を、前記b)
成分の融点を5℃以上上回る温度域に保持する。
Description
製造方法に関する。更に詳しくは、ポリオキシエチレン
高級脂肪酸モノエタノールアミドの配合により、粒子の
強度が向上し、耐ケーキング性に優れた衣料用の高密度
粒状洗剤が得られる製造方法に関する。
洗濯液中に溶解・分散させる界面活性剤、界面活性剤の
能力を低下させるカルシウムやマグネシウム等を洗濯液
中から除去するための金属イオン封鎖剤、汚れの分解や
可溶化を促進させるアルカリ剤、およびその他の洗浄ビ
ルダーにより構成されている。衣料用洗剤に配合される
成分の基本的な考え方は、これまで大きな変化なく今日
に至っているが、具体的な成分については環境に対する
配慮より見直しが行われてきた。その一つとして洗剤の
無リン化が挙げられる。かつて衣料用洗剤には金属イオ
ン封鎖剤としてトリポリリン酸ナトリウム等のリン化合
物が配合されていた。しかしながら、湖水や沼などの富
栄養化の原因の一つとしてこれらリン化合物が懸念され
るにいたり、リン化合物に代わる金属イオン封鎖剤とし
て、特定構造を有する結晶性アルミノ珪酸ナトリウム
(当業界では合成ゼオライトと呼称される)が使用され
るようになり現在に至っている。一方、洗剤の形状につ
いては、液状、スラリー状、ペースト状、粒状(粉
末)、タブレット状又は棒状等の多様の形状が提案され
ており、それぞれにおいてこれまで多くの技術が出願・
公開されてきた。これら形状のうち、1980年代後半
の粉末洗剤の高嵩密度化は、そのコンパクトさが輸送な
いし持ち運び並びに収納性に大きく寄与するものであっ
たため、現在ではコンパクト洗剤が主流を占めるように
なっている。前述のように、粉末洗剤のコンパクト化に
際しても、基本成分の構成は大きく変化することはな
く、在来の低嵩密度洗剤に多量配合されていた増量剤で
ある、洗浄効果の小さい芒硝等の無機塩が削減されるに
とどまった。製品の嵩密度の上昇から貯蔵容器底部にか
かる重力による圧縮が増したことに加えて、主洗浄成分
である界面活性剤等の有機物の比率が上昇したことに起
因して、洗剤粒子が塑性を増し、長期保管時の粉末洗剤
のケーキングの問題を引き起こす結果となった。
は、様々な種類の汚れに対応し、また、複数の界面活性
剤による相乗効果を得るため、通常一種ではなく、数種
の界面活性剤を併用して用いることが一般的であり、ア
ニオン性界面活性剤とノニオン性界面活性剤とを併用す
ることがよく行われる。ノニオン性界面活性剤として
は、下式(II)で示されるポリオキシエチレンアルキル
エーテルを用いるのが一般的である。 R−O−(C2H4O)m−H (II) 〔式(II)中、Rは長鎖アルキル基、mはエチレンオキ
サイドの平均付加モル数を示す。〕 この種のノニオン性界面活性剤は、エチレンオキサイド
の平均付加モル数(すなわち平均分子量)に応じて融点
が上昇する。このうち、衣料用洗剤用途に好適な洗浄力
を有するものは、常温で液状であることから、洗剤の長
期保存時に、該活性剤がしみ出すおそれがあるため、前
述の洗剤のケーキング問題を危惧する上で、その配合は
デリケートであった。
ら、本発明の課題は、粒子の強度が充分で、ケーキング
などの問題を引き起こす心配のない、高嵩密度粉末洗剤
の製造技術を確立することである。
解決するべく鋭意検討した結果、アニオン性界面活性剤
を主たる界面活性剤成分とし、且つ特定構造を有するポ
リオキシエチレン高級脂肪酸モノエタノールアミドを含
有する高嵩密度粒状洗剤の製造工程において、特定の温
度条件下で圧密成形または転動造粒を行うことで、粒子
強度が充分あって(粒子の塑性を低減でき)、しかも流
動性および耐ケーキング性に優れた高嵩密度粒状洗浄組
成物が得られることを見いだし、本発明を完成するに到
った。
性アニオン性界面活性剤、b)下式(I)で表されるポ
リオキシエチレン高級脂肪酸モノエタノールアミド界面
活性剤の混合物
不飽和炭化水素基を表し、EOはオキシエチレン基を表
し、nはオキシエチレン基の平均付加モル数であり、
0.5≦n≦3である。)及びc)無機性成分の三成分
を含有する水性混合物の噴霧乾燥によって調製される乾
燥粉粒体を、1)圧密成形後破砕造粒するか又は2)転
動造粒し、高嵩密度粒状洗剤を製造する過程において、
該成形又は造粒工程中、乾燥粉粒体を、前記b)成分の
融点を5℃以上上回る温度域に保持することを特徴とす
る高密度粒状洗剤の製造方法を提供するものである。
c)成分について説明する。 <a)非石けん性アニオン性界面活性剤>本発明に用い
られる非石けん性アニオン性界面活性剤としては、炭素
数10〜18の直鎖又は分岐鎖の1級または2級アルコ
ールの硫酸エステル塩、炭素数8〜20のアルコールの
エトキシレート化物の硫酸エステル塩、アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、α−オレフ
ィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩、α−スルホ脂
肪酸アルキルエステル塩が好ましい。本発明では特に、
アルキル鎖の炭素数が12〜14の直鎖アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩および/または炭素数12〜18の1級
アルコールの硫酸エステル塩が好ましく、対イオンとし
ては、アルカリ金属類が好ましい(Naが最も好まし
い)。これらの非石けん性アニオン性界面活性剤は本発
明の製造方法によって得られた高嵩密度粒状洗剤粒子中
に10〜30重量%配合される。
エタノールアミド>本発明に使用されるポリオキシエチ
レン高級脂肪酸モノエタノールアミドは、下式(I)
る種々の構造をもつ化合物の混合物である。この混合物
は、例えば下式(III)
級脂肪酸モノエタノールアミドに、アルカリ触媒下エチ
レンオキサイドを付加することによって合成できる。高
級脂肪酸モノエタノールアミドは、脂肪酸や脂肪酸の短
鎖アルキルエステル(好ましくはメチルエステル)とモ
ノエタノールアミンのアミド化反応生成物として、常法
により合成可能である。エチレンオキサイド付加反応生
成物の付加モル数は低付加(あるいは未付加)分子から
高付加分子まで分布しており、その平均〔式(I)中の
nに相当〕として扱うことが一般的である。洗浄性能が
最も高く、且つ好ましい粉末物性を与えるために、一般
式(I)中の平均付加モル数nは、0.5〜3であり、
より好ましくは0.5〜1.8である。平均付加モル数
nが0.5以下の場合、充分な洗浄効果が得られず、3
を越えると粒子強度を高める効果が充分でない。R鎖部
分は、洗浄性能および粒子強度の点から、C11H23が
最も好ましいが、全てがC11H23である必要はなく、好
ましくは混合物中、R部分がC11H23である化合物が5
0重量%以上である。また、b)成分のポリオキシエチ
レン高級脂肪酸モノエタノールアミド混合物は、本発明
の製造方法によって得られた高嵩密度粒状洗剤粒子中に
3重量%以上、好ましくは5重量%以上含有されること
が好ましく、b)成分の量が少なすぎると粒子強度を高
める効果が充分でない。また、噴霧乾燥工程での製造の
しやすさから、15重量%を越えない範囲で配合するこ
とが望ましい。
機性成分c)としては、芒硝等の増量剤や無機性アルカ
リ剤、結晶性アルミノケイ酸塩等の無機性硬度成分捕捉
剤、亜硫酸塩等の酵素安定化剤のほか、従来公知の物質
を配合することが出来る。アルカリ剤として具体的に
は、JIS1号、2号、3号等の非晶質のアルカリ金属
珪酸塩、並びにデンス灰や軽灰と総称される炭酸ナトリ
ウム等のアルカリ金属炭酸塩が挙げられる。これら、無
機性のアルカリ剤は、比較的硬く、流動性に優れた洗剤
を製造する際、それらの物性を補完するのに適してい
る。特に、水性スラリーを噴霧乾燥する製造法において
非晶質珪酸ナトリウムを該スラリーへ配合すれば、洗剤
粒子の物性を向上させる効果が大きい。本発明には、本
発明によって得られた高嵩密度粒状洗剤粒子中に1〜1
0重量%の非晶質珪酸ナトリウムを配合することが好ま
しい。これら以外のアルカリ剤としては、セスキ炭酸ナ
トリウム、炭酸水素ナトリウムなどが挙げられ、またト
リポリリン酸塩等のリン酸塩もアルカリ剤としての作用
を有する。アルカリ剤は総量で5〜50重量%、好ましく
は15〜35重量%配合される。
て、結晶性アルミノ珪酸塩を用いるのが好ましい。本発
明に用いられる結晶性アルミノ珪酸塩は、一般にゼオラ
イトといわれているものであり、下記式 a(M2O)・Al2O3・b(SiO2)・w(H2O) (IV) 〔式中、M はアルカリ金属原子、a, b, w は各成分のモ
ル比を表し、一般的には0.7 ≦a ≦1.5 、0.8 ≦b <
6、w は任意の正数である。〕で表されるものであり、
中でも次の一般式(V) Na2O・Al2O3 ・n'(SiO2)・w'(H2O) (V) 〔ここで、n'は1.8 〜3.0 、w'は1〜6の数を表す。〕
で表されるものが好ましい。結晶性アルミノ珪酸塩(ゼ
オライト)としては、A型、X型、P型ゼオライトに代
表される平均一次粒径0.1〜10μmの合成ゼオライ
トが好適に使用される。ゼオライトは、水性スラリー中
はもちろん、粉末及び/又はゼオライトスラリーを乾燥
して得られるゼオライト凝集乾燥粒子として配合しても
よい。
は、高密度粒状洗剤粒子中に5〜40重量%、好ましく
は15〜35重量%配合される。
量として、高嵩密度粒状洗剤粒子中に40〜80重量
%、好ましくは40〜60重量%配合される。
石けん性アニオン性界面活性剤、b)ポリオキシエチレ
ン高級脂肪酸モノエタノールアミド界面活性剤混合物及
びc)無機性成分は、最終的に得られた高密度粒状洗剤
中に、b)/a)=0.05〜1、特に0.1〜0.
7、〔a)+b)〕/c)=0.2〜1の重量比となる
ように用いるのが、製造適性及び耐ケーキング性と粒子
の強度の面で好ましい。
〜c)成分に加えてその他の界面活性剤や高密度洗剤に
配合される公知の成分を配合することができる。
ルキルエーテル型、ポリオキシアルキレンアルキルフェ
ニルエーテル型、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシアルキレン高級脂肪酸低級アル
キルエステル、N−メチルグルコース高級脂肪酸アミ
ド、アルキル(オリゴ)グルコシド等のノニオン界面活
性剤、ベタイン型等の両性界面活性剤、4級アンモニウ
ム塩型等のカチオン界面活性剤等、洗剤粒子の強度を損
なわない範囲であれば、目的に応じて公知の界面活性剤
を配合することができる。
A)及びクエン酸塩等の有機金属イオン封鎖剤、ポリア
クリル酸、アクリル酸とマレイン酸のコポリマーおよび
カルボキシメチルセルロース等のカルボン酸系ポリマ
ー、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリビニルピ
ロリドン(PVP)及びポリビニルアルコール(PV
A)等の分散剤もしくは色移り防止剤、過炭酸ナトリウ
ム等の漂白剤、特開平6−316700号公報記載及び
テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)等の漂白
活性化剤、プロテアーゼ,セルラーゼ、アミラーゼ及び
リパーゼ等の酵素、ホウ素化合物及び亜硫酸ナトリウム
等の酵素安定剤、ビフェニル型、スチルベン型の蛍光染
料、シリコーン/シリカ系等の消泡剤、酸化防止剤、青
味付剤並びに香料等の従来から公知の成分を公知の配合
量で配合することができる。また消泡剤として脂肪酸塩
を配合してもよい。上記成分として具体的には特開平8
−218093号公報に記載されているものを使用する
ことができる。
くとも、a)非石けん性アニオン性界面活性剤、b)下
式(I)で表されるポリオキシエチレン高級脂肪酸モノ
エタノールアミド界面活性剤の混合物
不飽和炭化水素基を表し、EOはオキシエチレン基を表
し、nはオキシエチレン基の平均付加モル数であり、
0.5≦n≦3、好ましくは0.5≦n≦1.8であ
る。)及びc)無機性成分の三成分を含有する水性混合
物の噴霧乾燥によって調製される乾燥粉粒体を、1)圧
密成形後破砕造粒するか又は2)転動造粒し、高嵩密度
粒状洗剤を製造する過程において、該成形又は造粒工程
中、乾燥粉粒体を、前記b)成分の融点を5℃以上上回
る温度域に保持することを特徴とする高密度粒状洗剤の
製造方法に関するものである。
消費財は、市場への大量供給が必要であり、効率よく大
量に生産する手段として、噴霧乾燥工法は欠かせないも
のとなっている。一般的に、噴霧乾燥された粉粒体は、
多量の水分を含む有機/無機原料の液滴を高温熱風中で
短時間に乾燥するため、非常にポーラスになり、高い嵩
密度が得られない(通常は0.3g/cm3 前後)。こ
のようにポーラスな粉粒体の嵩密度を高めるための工業
的加工法として、ローラーや押し出し機を用い、圧力を
加えて押し固める方法(圧密化)と、容器内で高速撹拌
することで、粒子を破砕しながら、雪だるま様に粒子を
凝集させる方法(転動造粒)とが挙げられる。いずれの
方法においても、嵩密度を高める上で、乾燥直後の状態
からの粒子の変形や、複数粒子との凝集を回避すること
は原理的に不可能である。
調すべき特徴として、噴霧乾燥によって得られた粉粒体
をさらに、1)圧密成形後破砕造粒するか又は2)転動
造粒することにより加工し、高嵩密度、高流動性、適当
な粒度を具備する造粒物とする過程において、目的物の
1個粒子内に、均一且つ発達したポリオキシエチレン高
級脂肪酸モノエタノールアミド界面活性剤混合物の固化
ネットワークを成長させ、粒子強度を高めることが挙げ
られる。
ールアミド界面活性剤混合物b)の固化ネットワークを
利用して粒子を硬くするには、該b)成分の量は洗剤粒
子に対し3重量%以上(好ましくは5重量%以上)の配
合量において効果が大きい。また、前述の粒子変形、複
数粒子の凝集が完了したのち、均一に分布している該
b)成分の融解物が固化することで粒子強度向上効果が
最大限得られるため、粒子変形および/または複数粒子
の凝集が起こる工程(即ち成形および/または造粒工
程)を該b)成分が液化した状態で行う必要がある。乾
燥粉粒体中の該b)成分がムラなく液化状態をなすに
は、少なくとも、該b)成分の融点を5℃以上上回る温
度で乾燥粉粒体を取り扱う必要がある。乾燥粉粒体を温
度コントロールすることでポリオキシエチレン高級脂肪
酸モノエタノールアミドをムラなく液化状態ならしめる
には、高温である方が効率的であるが、融点を30℃以
上超える領域になると、もはやそれ以上の効果向上はな
いため、単にエネルギーの損失を生むだけであり、無意
味である。また、工程中の乾燥粉粒体の温度が明瞭でな
いときは、一部を取り出し、温度計を用いて実測する必
要があるが、乾燥粉粒体の温度を確認してから同一手順
(操作条件、環境条件)で製造機械の運転を続けるので
あれば、頻繁にモニターしなくてもよい。理想的には、
予備混合機内および/または成形機内および/または転
動造粒機内に温度センサーを設け、これに付帯する温度
コントロール手段(ジャケット等)に自動制御をかける
ことが望ましい。
乾燥粉粒体および他の添加成分を予備的に一時混合した
ものを、軸圧を有するローラーを通過させることによっ
て圧縮されたシート状に成形する方法又は例えば、前押
し出し式2軸押し出し成形機のような押し出し成形機に
て10mm程度の棒状に成形する方法が挙げられる。予
備混合時には、他の粉末成分や、洗剤粒子物性を損なわ
ない範囲であれば、液状成分もスプレー等の方法で加え
ることが可能である。それぞれの工程時には、乾燥粉粒
体の温度を、使用するポリオキシエチレン高級脂肪酸モ
ノエタノールアミド界面活性剤混合物の融点を5℃以上
上回る温度域に保持するよう、前者の場合は、予備混合
時の混合機および/またはローラーの温度をコントロー
ルする必要がある。後者の場合も同様で、予備混合時の
混合機および/または押し出し成形機の温度をコントロ
ールする必要がある。上記のようにして得られた、成形
物は、破砕造粒工程を経て適度な粒度に、具体的には平
均粒径を200〜1000μmの粒子に更に加工する必
要がある。本破砕造粒工程中は、温度コントロールを必
要としないが、破砕器への過負荷を避けるため、高温は
好ましくない。
と、例えば、ハイスピードミキサー(深江工業(株)
製)のようなアジテータおよびチョッパを有する竪型ミ
キサーや、レディゲミキサー(松坂技研(株)製)のよ
うなブレードおよびチョッパを有する横型ミキサー内に
乾燥粉粒体および他の添加成分を仕込み、撹拌を続ける
ことで、破砕を行いながら凝集を進行させ、適当な粒度
(具体的には200〜1000μmの粒度)および向上
した嵩密度を兼備する粒体に造粒する方法が考えられ
る。添加成分としては粉末成分の他、洗剤粒子物性を損
なわない範囲であれば、液状成分をスプレー等の方法で
添加することも可能である。それぞれの造粒工程時に
は、乾燥粉粒体の温度が含有されるポリオキシエチレン
高級脂肪酸モノエタノールアミド界面活性剤混合物の融
点を5℃以上上回る温度域に保持されるよう、ミキサー
のジャケット等の温度をコントロールする必要がある。
転動造粒工程を経て得られた造粒物は、過大粒子を篩い
分けて粉砕し、篩い通過粒子とミックスすることで目的
とする洗剤粒子が得られる。いずれの工程においても、
乾燥粉粒体を圧密成形または転動造粒した以降、結晶性
アルミノケイ酸塩のような微粒子を洗剤粒子の表面被覆
剤として付着させる以外、実質的に粒子の凝集を起こさ
ないことが好ましい。
石けん性アニオン性界面活性剤a)、特定のポリオキシ
エチレン高級脂肪酸モノエタノールアミド界面活性剤混
合物b)及び無機性成分c)を含有する高嵩密度粒子で
あるが、通常洗剤に添加される成分、具体的には別途造
粒した酵素粒子や漂白剤粒子、消泡剤粒子などを本発明
の高嵩密度粒状洗剤に別途ドライブレンドしてもよい。
また、アルカリ剤として及び金属イオン封鎖剤として優
れた化合物である特開昭60−227895号及び特開平7−89
712 号記載の結晶性珪酸塩を配合する場合は、別粒子と
してドライブレンドするか又は圧密工程ないし造粒工程
で添加することが好ましい。
リーに添加するが、熱による分解を懸念する場合は、高
嵩密度化の工程で添加してもよい。勿論その場合は、蛍
光染料が洗剤粒子内で局所的に凝集しないように注意す
べきである。香料成分はその揮発性のために、高温によ
る処理工程での添加は好ましくないことは言うまでもな
く、従って、高温での処理である噴霧乾燥工程を通る水
性スラリー中への配合は好ましくない。通常は高嵩密度
化工程ないし造粒終了後で添加するが、その際は揮発に
よる匂いの変化に十分注意すべきである。そのために
は、香料の添加を製造工程のなるべく最後の方ないし工
程終了後に行うことが好ましい。
法によって得られる高嵩密度粒状洗剤の平均粒径は、好
ましい粉末物性を得るために200〜1000μm、特
に200〜600μmであることが望ましい。また、本
発明の高嵩密度粒状洗剤の嵩密度は、0.5〜1.2g
/cm3 、好ましくは0.6〜1.0g/cm3 程度で
ある。
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
ル(花王(株)製、商品名エキセパールML−85)と
モノエタノールアミンの混合物(モル比1:1.03)
を80℃に加温し、触媒としてナトリウムメチラートを
添加した。更に95℃、30mmHgの条件下、副生す
るメタノールを留去しながら、6時間反応を続け、アミ
ド化物を得た。これを精製することなく次の反応に供し
た。オートクレーブにアミド化物および、触媒のナトリ
ウムメチラートをアミド化物に対して0.02モル等量
を仕込み、続いて、0.75モル等量のエチレンオキサ
イドを100℃、0.35MPaを越えないよう注意し
ながら導入し、エチレンオキサイドが反応し終わるま
で、約2時間熟成した。80℃、100mmHgで窒素
ガスをバブリングしながら極微量の未反応エチレンオキ
サイドを除去し、目的とするポリオキシエチレン脂肪酸
モノエタノールアミドADEO1〔式(I)においてR
=C11H23アルキル基、n=0.75の化合物〕を得
た。同様に、エチレンオキサイドの導入量を変えること
によって、ADEO2、3、7を合成した。
合の脂肪酸(ラウリン酸/ミリスチン酸=75/25
(重量比))を90℃に加熱し、モノエタノールアミン
1.1モル等量を加え、160℃、50mmHgの条件
下で、副生する水を留去しながら、反応を6時間続け、
アミド化物を得た。調製例1と同様の条件下、エトキシ
レート化し、ポリオキシエチレン脂肪酸モノエタノール
アミドADEO4及びADEO5を合成した。同様に、
ヤシ油由来の脂肪酸の低沸点分除去品〔花王(株)製、
商品名ルナックL−55、ガスクロマトグラフィーによる
組成:カプリン酸/ラウリン酸/ミリスチン酸/ステア
リン酸/その他=1/57/22/10/3/7(重量
比)〕を用い、ポリオキシエチレン脂肪酸モノエタノー
ルアミドADEO6を合成した。
ノールアミドの融点測定法>下記条件のDSC法により
ポリオキシエチレン高級脂肪酸モノエタノールアミドの
融点を決定した。 ・測定装置:示差走査熱量計 DSC120〔セイコー電子工業(株)製〕 熱分析システム SSC5200H〔同上〕 ・測定条件:走査温度範囲0〜100℃、昇温速度0.5℃/min ・試料:試料5〜10mgをAG15型サンプルパン(セイコー電子工業(株) 製)に入れ測定用試料とし、同型パンをリファレンスとして使用した。 ・数値の読みとり:グラフ〔横軸;温度(℃)、縦軸;熱量差(μW)〕から、 最大吸熱ピークの頂点の温度を読みとらせ、融点とした。 表1に、上記調製例で得た種々のポリオキシエチレン高
級脂肪酸モノエタノールアミドの組成及び融点の測定結
果を示す。
5の組成により、下記の方法で高密度洗剤組成物を調製
した。表2〜5において、組成Iは最終組成物における
比率であり、組成IIは組成Iのうち噴霧乾燥粉粒体とし
て配合した分の比率であり、組成III は組成Iのうちミ
キサー添加成分又は成形機添加成分として配合した分の
比率であり、組成IVは組成Iのうち整粒被覆剤として又
は破砕助剤として配合した分の比率であり、組成Vは組
成Iのうちアフターブレンド成分として配合した分の比
率である。
記された比率で含有する水スラリー(水分45%)を調
製し、噴霧乾燥して、表2〜5記載の各IIの組成の乾燥
粉粒体を得た。表中の揮発分は、噴霧乾燥して得られた
粉粒体10gをシャーレに入れ、110℃/30分の条
件で測定した重量減少分であり、大部分が水であると考
えられるが、特に分析は行わず、そのまま後続工程に供
した。
(実施例1、2、7) 乾燥粉粒体83重量部(表中II)および、ゼオライト1
0重量部(表中III )を70℃(実施例2は65℃、実
施例7は65℃)のジャケット水を循環したリボンミキ
サー内に入れ、予備混合した。予備混合終了時点で、実
施例1の混合粉体の温度は55℃(実施例2は50℃、
実施例7は52℃)を示していた。得られた混合粉体温
度が変化しないよう、速やかに前押し出し式2軸押し出
し成形機(ペレッターダブル;不二パウダル(株)製)
に入れ、粉体温度がそれぞれ前述の値を維持するよう、
成形機温度をコントロールしながら、押し出し成形して
連続した棒状の成型物を得た。放冷後棒状成型物を適度
な長さに調整後、成形物93重量部にゼオライト4重量
部を加えて(表中IV)、フラッシュミル(不二パウダル
(株)製)にて粉砕造粒と表面被覆を行った。目開き
1.5mmの篩で粗大粒子を回収し、これを再粉砕後、
1回目の粉砕後の篩通過分とあわせて目的の洗剤粒子と
した。V型ブレンダーにて、洗剤粒子97重量部、ゼオ
ライト1重量部、酵素粒子2重量部をブレンドして(表
中V)最終形態の洗剤組成物が得られた(表中I)。
(実施例3〜5、比較例1) 乾燥粉粒体83重量部(表中II)とゼオライト10重量
部(表中III )を60℃(実施例4は65℃、実施例5
は60℃、比較例1は室温)の温水をジャケット部に循
環させたハイスピードミキサー(深江工業(株)製)に
入れ、撹拌した。撹拌開始後、5分の段階でミキサーを
止め、内部の洗剤粒子を取り出して温度測定したとこ
ろ、40℃(実施例4は45℃、実施例5は40℃、比
較例1は20℃)であった。さらに、10分間以上撹拌
を続けて転動造粒を行い、適度な粒度にした後、ゼオラ
イト5重量部を加えて(表中IV)、約1分間撹拌して、
粒子表面をゼオライトで被覆した。得られた造粒物は、
もはや温度管理することなく、次の篩工程に供した。目
開き1.5mmの篩で過大粒子を篩い分けて粉砕し、篩
通過分とあわせて、目的とする洗剤粒子とした。洗剤粒
子98重量部に対して酵素造粒物が2重量部の割合で、
V型ブレンダーにてブレンドして(表中V)最終形態の
洗剤組成物が得られた(表中I)。
(実施例6、比較例2) 表記載組成の乾燥粉粒体83重量部(表中II)とゼオラ
イト10重量部(表中III )を75℃(比較例3は室
温)の温水をジャケット部に循環させたレディゲミキサ
ー(松坂技研(株)製)に入れ、撹拌した。撹拌開始
後、5分の段階でミキサーを止め、内部の洗剤粒子を取
り出して温度測定したところ、60℃(比較例3は20
℃)であった。さらに、10分間以上撹拌を続けて転動
造粒を行い、適度な粒度にした後、ゼオライト5重量部
を加えて(表中IV)、1分間撹拌して、粒子表面をゼオ
ライトで被覆した。得られた造粒物は、もはや温度管理
することなく、次の篩工程に供した。目開き1.5mm
の篩で過大粒子を篩い分けて粉砕し、篩通過分とあわせ
て、目的とする洗剤粒子とした。洗剤粒子98重量部に
対して酵素造粒物が2重量部の割合で、V型ブレンダー
にてブレンドして(表中V)最終形態の洗剤組成物が得
られた(表中I)。
(実施例8) 表記載組成の乾燥粉粒体79重量部(表中II)と、ゼオ
ライト9重量部、結晶性シリケート4重量部(表中III
)を70℃の温水をジャケット部に循環させたハイス
ピードミキサー(深江工業(株)製)に入れ、撹拌しな
がら50℃に加温したAE1重量部(表中III )をスプ
レーすることで徐々に添加した。スプレー終了後、5分
撹拌を行った時点でミキサーを止め、内部の洗剤粒子を
取り出して温度測定したところ、56℃であった。更に
10分間撹拌を続けて転動造粒を行い、適度な粒度にし
た後、適度な粒度にした後、ゼオライト5重量部を加え
て(表中IV)、約1分間撹拌して、粒子表面をゼオライ
トで被覆した。得られた造粒物は、もはや温度管理する
ことなく、次の篩工程に供した。目開き1.5mmの篩
で過大粒子を篩い分けて粉砕し、篩通過分とあわせて、
目的とする洗剤粒子とした。洗剤粒子98重量部に対し
て酵素造粒物が2重量部の割合で、V型ブレンダーにて
ブレンドして(表中V)最終形態の洗剤組成物が得られ
た(表中I)。
状洗剤組成物について、下記の方法で粒子強度を測定し
た。洗剤粒子が硬い場合は、圧力を加えても塑性変形を
招かず、その結果、固まりにならないか、固まっても弱
い力で崩壊させることができる。洗剤粒子の強度を表す
指標として、圧力を与えたときの固まり易さ、固まった
洗剤粒子塊の崩れ易さを『圧密破壊荷重』として測定し
た。以下に測定方法を示すが、『圧密破壊荷重』が『測
定不能』のものは、一定圧力条件下で洗剤塊を生じなか
ったためであり、最も好ましい洗剤粒子と言える。測定
可能な場合は、数字は小さい方がより好ましい。
VP−1型(筒井理化学器械(株)製) ・破壊荷重測定器:FUDO RHEOMETER RT-3020D-CW型
((株)レオテック製) 測定条件:室温(洗剤粒子温度は20℃) 測定方法:外直径50mm、内直径30mmの金属製
円筒を、大きさが合致するカップ状容器に入れ、円筒部
内に洗剤粒子30gを、表面が滑らかになるように入れ
た。次いで金属製のシリンダー(380g)を錘として
洗剤粒子の上に静かに載せて、上記タッピング機にて、
30回タッピング(落下距離25mm)した。カップか
らシリンダーを取り出し、シリンダー内部に残る、圧縮
を受けた洗剤粒子(洗剤粒子塊)を上部からシリンダー
で慎重に押し出し、洗剤粒子塊を板の上に(円状部を底
面として)静かに置いた。洗剤塊を板に載せたまま上記
レオメーターのサンプル昇降台に移動し、2cm/mi
nの速度で破壊時の最大荷重を測定した。このとき、洗
剤粒子を固まりとして取り出せなかったものは、『測定
不能』として示した。
剤(株)製、アルキルベンベンゼンスルホン酸「アルケ
ンL(アルキル鎖の炭素数10〜14)」を48%Na
OHで中和したもの〕 ・AS:三菱化学(株)製ドバノール25サルフェート
(C12〜C15硫酸)のナトリウム塩 ・SFE:パーム油由来、アルファスルホ脂肪酸メチル
エステルソーダ ・脂肪酸塩:パルミチン酸ナトリウム ・AE:ノニデッドR−7(C12〜C15アルコールにエ
チレンオキサイドを平均7.2モル付加したもの、三菱
化学(株)製)〕 ・ゼオライト:A型ゼオライト、平均粒径3μm ・結晶性シリケート:SKS−6、δーNa2Si
2O5 、結晶性層状珪酸ナトリウム,平均粒子径20μ
m、ヘキストトクヤマ社製 ・シリケート:非晶質珪酸ナトリウム、JIS1号珪酸
ナトリウム ・炭酸ソーダ:デンス粒灰 ・PAS:ポリアクリル酸ソーダ、平均分子量1200
0 ・AA−MA:ソカランCP5、アクリル酸−マレイン
酸共重合体、平均分子量70000 ・蛍光染料:チノパールCBS(チバガイギー社製)
と、ホワイテックスSA(住友化学社製)を重量比で同
量配合したもの ・酵素:サビナーゼ12.0T typeW(プロテア
ーゼ)、リポラーゼ100T(リパーゼ)、ターマミル
60T(アミラーゼ)(以上の酵素、ノボノルディスク
製)及びKAC500(アルカリセルラーゼ、花王株式
会社製)を重量比率で2:1:1:1の割合で混合した
もの
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも、a)非石けん性アニオン性
界面活性剤、b)下式(I)で表されるポリオキシエチ
レン高級脂肪酸モノエタノールアミド界面活性剤の混合
物 【化1】 (式中、Rは炭素数7〜19の飽和または不飽和炭化水
素基を表し、EOはオキシエチレン基を表し、nはオキ
シエチレン基の平均付加モル数であり、0.5≦n≦3
である。)及びc)無機性成分の三成分を含有する水性
混合物の噴霧乾燥によって調製される乾燥粉粒体を、
1)圧密成形後破砕造粒するか又は2)転動造粒し、高
嵩密度粒状洗剤を製造する過程において、該成形又は造
粒工程中、乾燥粉粒体を、前記b)成分の融点を5℃以
上上回る温度域に保持することを特徴とする高密度粒状
洗剤の製造方法。 - 【請求項2】 高密度粒状洗剤中のa)、b)及びc)
成分の重量比が、b)/a)=0.05〜1、〔a)+
b)〕/c)=0.2〜1である請求項記載の製造方
法。 - 【請求項3】 c)成分が非晶質珪酸ナトリウムを含む
請求項1又は2記載の製造方法。 - 【請求項4】 前記圧密成形を、A)ローラーを用いて
行うシート状成形又はB)押し出し成形機を用いた棒状
成形により行い、その後、成形物を平均粒径が200〜
1000μmの粒度に破砕造粒する請求項1〜3の何れ
か1項記載の製造方法。 - 【請求項5】 前記転動造粒を、C)竪型高速ミキサー
又はD)横型ミキサーで行い、平均粒径を200〜10
00μmの粒度に造粒する請求項1〜3の何れか1項記
載の製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP29715797A JP3830639B2 (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 高密度粒状洗剤の製造方法 |
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| JP29715797A JP3830639B2 (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 高密度粒状洗剤の製造方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
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| JPH11131100A true JPH11131100A (ja) | 1999-05-18 |
| JP3830639B2 JP3830639B2 (ja) | 2006-10-04 |
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| JP (1) | JP3830639B2 (ja) |
-
1997
- 1997-10-29 JP JP29715797A patent/JP3830639B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP3830639B2 (ja) | 2006-10-04 |
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