JPH11132534A - 空調装置の温湿度制御シミュレータ - Google Patents

空調装置の温湿度制御シミュレータ

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JPH11132534A
JPH11132534A JP30024097A JP30024097A JPH11132534A JP H11132534 A JPH11132534 A JP H11132534A JP 30024097 A JP30024097 A JP 30024097A JP 30024097 A JP30024097 A JP 30024097A JP H11132534 A JPH11132534 A JP H11132534A
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木 能 生 鈴
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岡 秀 昭 諸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調装置の設計を行う場合などに外気の温湿
度に応じてどのような温湿度制御が行われるかシミュレ
ーションできるようにする。 【解決手段】 設計しようとする空調装置(1) の条件設
定データを入力すると、制御マップ設定器(14)により湿
り空気線図を温湿度制御に必要な温湿度調整器(4…) の
組合せに応じて複数の制御エリア (A1〜A10)に区分した
制御マップ(M) が表示装置(15)にグラフィック表示され
る。したがって、空調装置(1) を設置する土地の気象条
件を入力して、制御マップ(M) 上に表示させれば、各制
御エリア (A1〜A10)の使用頻度を知ることができ、これ
に基づいて、各温湿度調整器(4…)の容量の適否を判定
することができる。また、予想線設定器(17)では、外気
状態点が属する制御エリア (A1〜A10)に応じて、空調装
置(1) を稼動させたときの空気の温湿度変化を表す状態
変化予想線が設定され、これが表示装置(15)にグラフィ
ック表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、これから設計しよ
うとする空調装置や既設の空調装置に、任意の温湿度の
外気を取り入れたときの温湿度制御状態のシミュレーシ
ョンを行う空調装置の温湿度制御シミュレータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図8は、取り入れた外気を予め設定した
所定の温湿度に調温・調湿する一般的な空調装置1を示
すもので、一端側に形成された外気取入口2から、他端
側に形成された空調空気送給口3に至る空気流路中に、
外気を調温/調湿する温湿度調整器4,4…が配設され
ている。温湿度調整器4,4…としては、プレヒータと
称するバーナなどの加熱容量可変の主加熱装置H,充填
材式気液接触装置などの加湿容量可変の断熱加湿装置
W, 冷却コイルなどの冷却容量可変の冷却装置C, レヒ
ータと称する加熱容量の微調整が可能な補助加熱装置R
H,蒸気放出管などの等温加湿を行う等温加湿装置DS
が、その順序に従って配設されている。
【0003】 また、断熱加湿装置Wの出口側に配され
た温度センサ5と、空調空気送給口3に配された温湿度
センサ6が、制御装置7に接続されており、温度センサ
5により主加熱装置H及び断熱加湿装置Wを通過した空
気の温度を検出し、温湿度センサ6により冷却装置C,
補助加熱装置RH,等温加湿装置DSを通過した空調空
気の温湿度を検出するように成されている。
【0004】 そして、従来の温湿度制御は、断熱加湿
装置Wをフルパワーで運転することにより断熱加湿装置
Wを通過した空気を相対湿度100%の飽和蒸気とし、
このときの温度を温度センサ5で測定する。そして、そ
の温度が、許容温度範囲より高ければ主加熱装置Hの供
給熱量を減少させ、許容温度範囲より低ければ主加熱装
置Hの供給熱量を増大させて許容温度範囲内まで上昇さ
せ、その後、温湿度センサ6の検出結果に基づいて、冷
却装置Cで冷却することにより所定絶対湿度まで除湿
し、等温加熱装置RHにより所定温度まで加熱し、また
は、必要に応じて補助加熱装置DSにより等温加湿を行
って加湿し、最終的に所望の温湿度に達するように調整
している。したがって、夏場でも冬場でも外気の変化に
かかわらず所定の温湿度に調整された空調空気を供給す
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合に、空調装置1の各温湿度調整器4,4…は、その空
調装置1を設置する場所の最高温湿度及び最低温湿度に
応じて最大容量が決定されるが、その算定基準は、具体
的な気象データや温湿度制御との関係で定められるもの
ではなく長年の経験と勘に頼っているのが現状である。
したがって、夏場に冷却装置Cが容量不足になったり、
冬場に主加熱装置Hと補助加熱装置RHを合わせても容
量不足になって、制御不能に陥ることがないように、い
ずれも安全を見越して各温湿度調整器4,4…の容量を
大きめに設定する傾向にある。
【0006】 また、従来の制御方法では、例えば、冬
場は、主加熱装置H,断熱加湿装置W,冷却装置C,補
助加熱装置RH,等温加湿装置DSの全てを稼動させ
て、最終的に所望の温湿度に達するように制御してい
る。そして、この場合、図9に示すように、主加熱装置
Hで必要以上に加熱し、断熱加湿装置Wで必要以上に加
湿した後に、余分な水分を除去するために冷却装置Cで
冷却操作を行い、さらに、補助加熱装置RHにより加熱
した温度が所定温度を超えて相対湿度が低下したときに
は、等温加湿装置DSにより等温加湿を行うというよう
な無駄な制御を行っている。
【0007】 このように、大容量の温湿度調整器4,
4…を用いて、しかも、エネルギー的にロスの多い温湿
度制御を行っているため、各温湿度調整器4,4…の容
量がその空調装置1を設置する地方の気象条件に適合し
て選定されているかについての客観的な判断を行うこと
ができなかった。即ち、新たに空調装置1を設置し、こ
れを最適な制御で稼動させる場合に、各温湿度調整器
4,4…はどの程度の容量に設定すべきか,各温湿度調
整器4,4…の容量を設定したときにその地方の外気の
温湿度変化に対応するか否かの判断を行うことができ
ず、既存の空調装置1の温湿度調整器4,4…を交換す
るときに新たに設置する温湿度調整器4,4…の容量を
どの程度に選定すべきかを評価することができなかっ
た。
【0008】 そこで本発明は、空調装置に設置される
各温湿度調整器の条件を設定することにより、その空調
装置に固有の制御マップを作成し、空調装置に取り入れ
られる外気の温湿度に応じてどのような制御が行われる
かシミュレーションさせることができるようにすること
を技術的課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、取り入れた外気を調温/調湿する温湿度
調整器として、加熱容量可変の主加熱装置,加湿容量可
変の断熱加湿装置,冷却容量可変の冷却装置,加熱容量
の微調整が可能な補助加熱装置及び加湿容量の微調整が
可能な等温加湿装置のうち、少なくとも一以上がこの順
序で配列されてなる空調装置を想定し、任意の温湿度の
外気を取り入れたときの温湿度制御状態のシミュレーシ
ョンを行う空調装置の温湿度制御シミュレータであっ
て、空調装置の条件設定データを入力するデータ入力装
置と、これらの各条件設定データを所定の記憶領域に記
憶するデータ記憶装置と、湿り空気線図を数値データ又
は数式データ化して記憶した空気線図テーブルと、前記
データ記憶装置に記憶された各条件設定データに基づき
前記空気線図テーブルから読み出した湿り空気線図を温
湿度制御に必要な温湿度調整器の組合せに応じて複数の
制御エリアに区分した制御マップを設定する制御マップ
設定器と、制御マップを湿り空気線図に重ねてグラフィ
ック表示する表示装置を備えたことを特徴とする。
【0010】 本発明によれば、設計しようとする空調
装置が有する温湿度調整器の種類に応じて、空調装置の
条件設定データを入力すると、その入力データに基づき
空気線図を温湿度制御に必要な温湿度調整器の組合せに
応じて複数の制御エリアに区分した制御マップがグラフ
ィック表示される。したがって、空調装置を設置する土
地の気象条件を入力して、制御マップ上に表示させるこ
とにより、各制御エリアの使用頻度を知ることができ、
これに基づいて、条件設定データの適否、特に各温湿度
調整器の容量の適否を判定することができ、必要があれ
ば条件設定データを変更して異なる制御マップを描か
せ、これらの中から最適のものを選択する基礎データと
して用いることができる。
【0011】 また、入力された外気の温湿度により定
まる外気状態点が属する制御エリアに応じて、前記外気
状態点から予め設定された目標とする温湿度の状態点に
至るまで、空気線図上を等絶対湿度線に沿って加熱方向
に推移する主加熱操作線と、空気線図上を等エンタルピ
線に沿って加湿方向に推移する断熱加湿操作線と、空気
線図上を冷却装置の冷却温度に向かって推移する冷却操
作線と、空気線図上を等絶対湿度線に沿って加熱方向に
推移する補助加熱操作線と、空気線図上を等温線に沿っ
て加湿方向に推移する等温加湿操作線のうち必要な線を
この順で連結した状態変化予想線を設定し、その状態変
化予想線が空気線図と共に表示装置にグラフィック表示
させるようにしてもよい。この場合は、外気の温湿度に
応じて表示された状態変化予想線が、予め入力した条件
設定データにより想定された空調装置を稼動させたとき
の外気の温湿度変化としてグラフィック表示され、実際
の空調装置を運転することなく運転状況を把握すること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は本発明に係る空調
装置の温湿度制御シミュレータを示すブロック図、図2
は本発明装置で設定された制御マップの一例を示す湿り
空気線図、図3(a)〜(c),図4(a)〜(e)及
び図5(a),(b)はいずれも各制御エリアで設定さ
れる状態変化予想線を示す図である。
【0013】 本例の空調装置の温湿度制御シミュレー
タ10は、取り入れた外気を調温/調湿する温湿度調整
器4,4…として、加熱容量可変の主加熱装置H,加湿
容量可変の断熱加湿装置W,冷却容量可変の冷却装置
C,加熱容量の微調整が可能な補助加熱装置RH及び加
湿容量の微調整が可能な等温加湿装置DSのうち、少な
くとも一以上がこの順序で配列されてなる空調装置1を
想定し、任意の温湿度の外気を取り入れたときの温湿度
制御状態のシミュレーションを行うものである。
【0014】 この温湿度制御シミュレータ10は、空
調装置1の条件設定データと外気の温湿度を入力するキ
ーボードやマウス、または、記憶媒体からデータを読み
取るデータリーダなどのデータ入力装置11と、これら
の各条件設定データなどを所定の記憶領域に記憶するデ
ータ記憶装置12と、湿り空気線図を数値データ又は数
式データ化して記憶した空気線図テーブル13と、前記
データ記憶装置12に記憶された各条件設定データに基
づき前記空気線図テーブル13から読み出した湿り空気
線図を温湿度制御に必要な温湿度調整器4,4…の組合
せに応じて複数の制御エリアA1 〜A10に区分した制御
マップMを設定する制御マップ設定器14と、制御マッ
プMを湿り空気線図に重ねてグラフィック表示する表示
装置15を備えている。
【0015】 また、前記データ入力装置11により入
力された外気温度T1 〜T10及び外気湿度Φ1 〜Φ10
より定まる外気状態点G1 〜G10が前記制御マップM上
のどの制御エリアA1 〜A10に属するかを判断する制御
エリア判定器16と、各制御エリアA1 〜A10ごとに、
前記外気状態点G1 〜G10から予め設定された目標とす
る温湿度の状態点に至るまで、湿り空気線図上を等絶対
湿度線に沿って加熱方向に推移する主加熱操作線H
l と、湿り空気線図上を等エンタルピ線に沿って加湿方
向に推移する断熱加湿操作線Wl と、湿り空気線図上を
冷却装置Cの冷却温度Tcに向かって推移する冷却操作
線Cl と、湿り空気線図上を等絶対湿度線に沿って加熱
方向に推移する補助加熱操作線RHl と、湿り空気線図
上を等温線に沿って加湿方向に推移する等温加湿操作線
DSl のうち必要な線をこの順で連結した状態変化予想
線J1 〜J10を設定する予想線設定器17を備え、前記
状態変化予想線J1 〜J10が前記表示装置15の湿り空
気線図上にグラフィック表示されるように成されてい
る。
【0016】 前記記憶装置12には、空調装置1の条
件設定データとして、 Ts :空調空気の目標上限温度, Φs :空調空気の目標上限湿度, Tw :空調空気の目標下限温度, Φw :空調空気の目標下限湿度, Hmax :主加熱装置Hの最大加熱容量, Hmin :主加熱装置Hの最小加熱容量, Wmax :断熱加湿装置Wの最大加湿容量, Cmax :冷却装置Cの最大冷却容量, Tc :冷却装置Cの冷却温度, RHmax :補助加熱装置RHの最大加熱容量, DSmax :等温加湿装置DSの最大加湿容量, Tmax :外気温度上限設定値, の各データが設定可能に成されている。この場合に、空
調空気の温湿度を一年を通じて一定に維持する場合は、
空調空気の上限温湿度Ts,Φsと、下限温湿度Tw,
Φwに同じ値を設定する。また、熱帯仕様で主加熱装置
Hがない場合はHmax =0,Hmin =0と、寒冷地仕様
などで冷却装置Cがない場合はCmax =0と設定すれば
よい。
【0017】 また、前記制御マップ設定器14は、ま
ず、前記データ記憶装置12に記憶された各条件設定デ
ータに基づき、空気線図テーブル13から読み出した湿
り空気線図上に、 Ps:高温期の空調空気の温湿度Ts,Φsによって定
まる上限状態点, Pw:低温期の空調空気の温湿度Tw,Φwによって定
まる下限状態点, L0 :中間期の空調空気の温湿度を前記上限状態点Ps
及び下限状態点Pwを結んだ線で表す目標温湿度線, Ls,Lw:補助加熱操作で目標温湿度線L0 に至る領
域を前記上限状態点Ps及び下限状態点Pwから夫々の
露点へ延びる等絶対湿度線により設定する上限及び下限
補助加熱線, Es,Ew:上限状態点Ps及び下限状態点Pwから等
エンタルピ線と平行に高温側へ延びる上限及び下限エン
タルピ線, L1 :上限及び下限エンタルピ線Es及びEwに挟まれ
た領域内で断熱加湿操作により目標温湿度線L0 に至る
領域を前記目標温湿度線L0 に対して断熱加湿装置Wの
最大加湿容量Wmax に応じた加湿分だけ低湿度側に設定
した線で表す断熱加湿容量設定線, L2 :前記下限エンタルピ線Ewと断熱加湿容量設定線
1 とを等温加湿装置DSの最大加湿容量DSmax に応
じて等温度線に沿って低湿度側に平行移動した線で、断
熱加湿操作と等温加湿操作を併用することによって目標
温湿度線L0 に達する下限を表す全加湿容量設定線, L3 :主加熱装置Hの最小加熱容量Hmin に応じた温度
分だけ下限エンタルピ線Ewを低温側に移動させ、その
下端から等温線と平行に伸ばした線で、主加熱装置Hで
安定的に制御し得る最小加熱容量を示す最小主加熱容量
設定線, L4 :主加熱操作により下限状態点Pwのエンタルピに
達する下限エンタルピを、主加熱装置Hの最大加熱容量
Hmax に応じたエンタルピ分だけ下限状態点Pwのエン
タルピより低い等エンタルピ線で表す最大主加熱容量設
定線, L5 :等温加湿操作を行うことにより下限状態点Pwに
達する最低温度を下限状態点Pwから等温線に沿って降
ろした線で表す等温加湿下限温度線, L6 :断熱加湿操作を行うことにより下限状態点Pwの
絶対湿度と等しい湿度まで加湿できる下限絶対湿度を、
下限エンタルピ線Ewと断熱加湿容量設定線L1 との交
点と絶対湿度が等しい線で表す断熱加湿下限湿度線, L7 :断熱加湿操作及び等温加湿操作を行うことにより
下限状態点Pwの絶対湿度と等しい湿度まで加湿できる
下限絶対湿度を、全加湿容量設定線L2 の下限絶対湿度
を通る等絶対湿度線で表す全加湿下限湿度線, L8 :最大主加熱容量設定線L4 と断熱加湿下限湿度線
6 との交点温度における全加湿下限湿度線L7 上の点
から低温側に延びる等エンタルピ線で、補助加熱操作を
行うことなく下限状態点Pwまで加熱可能な下限温度を
表す主加熱限界線, L9 :補助加熱装置RHの供給熱量を最大にしたときの
最大加熱容量RHmax に応じたエンタルピ分だけ、主加
熱下限温度線L8 から低エンタルピ側に平行に設定され
た等エンタルピ線で、主加熱操作及び補助加熱操作を行
って下限状態点Pwまで加熱可能な下限温度を表す全加
熱下限温度線, L10:冷却装置Cの最大冷却容量Cmax に応じたエンタ
ルピ分だけ上限状態点Psの露点のエンタルピより高エ
ンタルピ側に設定した線で、上限状態点Psの絶対湿度
まで除湿可能な上限温湿度を表す冷却限界線, L11:冷却装置Cの冷却温度Tcにおける相対湿度10
0%の冷却状態点Pcと上限状態点Psを結ぶ延長線
で、上限状態点Psより高温側へ延びる冷却線, L12:外気温度上限設定値Tmax に応じた上限温度線, を数値データ化または数式データ化して設定する。
【0018】 そして、これに基づき、空気線図テーブ
ル13から読み出した湿り空気線図を温湿度制御に必要
な温湿度調整器4,4…の組合せに応じて以下のような
複数の制御エリアA1 〜A10に区分した制御マップを設
定する。各制御エリアA1 〜A10は、 A1 :全加熱下限温度線L9 と全加湿下限湿度線L7
主加熱限界線L8 と飽和蒸気圧線LHで囲まれた低温期
低温低湿度制御エリア, A2 :主加熱限界線L8 と全加湿下限湿度線L7 と最小
主加熱容量設定線L3 と断熱加湿下限湿度線L6 と最大
主加熱容量設定線L4 と飽和蒸気圧線LHで囲まれた低
温期高温低湿度制御エリア, A3 :最大主加熱容量設定線L4 と断熱加湿下限湿度線
6 と最小主加熱容量設定線L3 と飽和蒸気圧線LHで
囲まれた低温期高温高湿度制御エリア, A4 :目標温湿度線L0 と下限エンタルピ線Ewと断熱
加湿容量設定線L1 と上限エンタルピ線Esで囲まれた
中間期低相対湿度制御エリア, A5 :下限エンタルピ線Ewと断熱加湿容量設定線L1
と上限温度線L12と全加湿容量設定線L2 と最小主加熱
容量設定線L3 と等温加湿下限温度線L5とで囲まれた
中間期低絶対湿度制御エリア, A6 :全加湿下限湿度線L7 と全加湿容量設定線L2
最小主加熱容量設定線L3 とで囲まれた中間期低エンタ
ルピ制御エリア, A7 :上限エンタルピ線Esと目標温湿度線L0 と下限
エンタルピ線Ewと飽和蒸気圧線LHにより囲まれた中
間期高相対湿度制御エリア, A8 :下限エンタルピ線Ewと等温加湿下限温度線L5
と最小主加熱容量設定線L3 により囲まれた中間期低温
制御エリア, A9 :上限エンタルピ線Esと上限温度線L12と冷却限
界線L10と冷却線L11とで囲まれた高温期低湿度制御エ
リア, A10:冷却限界線L10と冷却線L11と上限補助加熱線L
sと飽和蒸気圧線LHで囲まれた高温期高湿度制御エリ
ア, で表される。
【0019】 また、各制御エリアA1 〜A10ごとに状
態変化予想線J1 〜J10を設定する前記予想線設定器1
7は、制御エリア判定器16により判定された外気状態
点G1 〜G10が属する制御エリアA1 〜A10に応じて、
使用する温湿度調整器4,4…の組合せ及びその手順を
予め記憶した低温期低温低湿度制御手順設定器S1 ,低
温期高温低湿度制御手順設定器S2 ,低温期高温高湿度
制御手順設定器S3 ,中間期低相対湿度制御手順設定器
4 ,中間期低絶対湿度制御手順設定器S5 ,中間期低
エンタルピ制御手順設定器S6 ,中間期高相対湿度制御
手順設定器S7 ,中間期低温制御手順設定器S8 ,高温
期低湿度制御手順設定器S9,高温期高湿度制御手順設
定器S10を備えている。
【0020】 低温期低温低湿度制御手順設定器S1
は,使用する温湿度調整器4として主加熱装置Hと断熱
加湿装置Wと補助加熱装置RHと等温加湿装置DSが設
定されると共に、制御手順として低温期低温低湿度制御
エリアA1 に属する外気状態点G1 から下限状態点Pw
に至るまで、主加熱操作線Hl と断熱加湿操作線Wl
補助加熱操作線RHl と等温加湿操作線DSl をこの順
で結んだ状態変化予想線J1 が設定されている。
【0021】 低温期高温低湿度制御手順設定器S2
は、使用する温湿度調整器4として主加熱装置Hと断熱
加湿装置Wと等温加湿装置DSが設定されると共に、制
御手順として低温期高温低湿度制御エリアA2 に属する
外気状態点G2 から下限状態点Pwに至るまで、主加熱
操作線Hl と断熱加湿操作線Wl と等温加湿操作線DS
l をこの順で結んだ状態変化予想線J2 が設定されてい
る。
【0022】 低温期高温高湿度制御手順設定器S3
は、使用する温湿度調整器4として主加熱装置Hと断熱
加湿装置Wが設定されると共に、制御手順として低温期
高温高湿度制御エリアA3 に属する外気状態点G3 から
下限状態点Pwに至るまで、主加熱操作線Hl と断熱加
湿操作線Wl とをこの順で結んだ状態変化予想線J3
設定されている。
【0023】 中間期低相対湿度制御手順設定器S4
は、使用する温湿度調整器4として断熱加湿装置Wが設
定されると共に、制御手順として中間期低相対湿度制御
エリアA4 に属する外気状態点G4 から目標温湿度線L
0 上の点に至るまで、断熱加湿操作線Wl が状態変化予
想線J4 として設定されている。
【0024】 中間期低絶対湿度制御手順設定器S5
は、使用する温湿度調整器4として断熱加湿装置Wと等
温加湿装置DSが設定されると共に、制御手順として中
間期低絶対湿度制御エリアA5 に属する外気状態点G5
から目標温湿度線L0 上の点に至るまで、断熱加湿操作
線Wl と等温加湿操作線DSl をこの順で結んだ状態変
化予想線J5 が設定されている。
【0025】 中間期低エンタルピ制御手順設定器S6
には、使用する温湿度調整器4として断熱加湿装置Wと
補助加熱装置RHと等温加湿装置DSが設定されると共
に、制御手順として中間期低エンタルピ制御エリアA6
に属する外気状態点G6 から下限状態点Pwに至るま
で、断熱加湿操作線Wl と補助加熱操作線RHl と等温
加湿操作線DSl をこの順で結んだ状態変化予想線J6
が設定されている。
【0026】 中間期高相対湿度制御手順設定器S7
は、使用する温湿度調整器4として補助加熱装置RHが
設定されると共に、制御手順として中間期高相対湿度制
御エリアA7 に属する外気状態点G7 から目標温湿度線
0 上の点に至るまで、補助加熱操作線RHl が状態変
化予想線J7 として設定されている。
【0027】 中間期低温制御手順設定器S8 には、使
用する温湿度調整器4として断熱加湿装置Wと補助加熱
装置RHが設定されると共に、制御手順として中間期低
温制御エリアA8 に属する外気状態点G8 から下限状態
点Pwに至るまで、断熱加湿操作線Wl と補助加熱操作
線RHl をこの順で結んだ状態変化予想線J8 が設定さ
れている。
【0028】 高温期低湿度制御手順設定器S9 には、
使用する温湿度調整器4として断熱加湿装置Wと冷却装
置Cが設定されると共に、制御手順として高温期低湿度
制御エリアA9 に属する外気状態点G9 から上限状態点
Psに至るまで、断熱加湿操作線Wl と冷却操作線Cl
をこの順で結んだ状態変化予想線J9 が設定されてい
る。
【0029】 高温期高湿度制御手順設定器S10には、
使用する温湿度調整器4として冷却装置Cと補助加熱装
置RHが設定されると共に、制御手順として高温期高湿
度制御エリアA10に属する外気状態点G10から上限状態
点Psに至るまで、冷却操作線Cl と補助加熱操作線R
l をこの順で結んだ状態変化予想線J10が設定されて
いる。
【0030】 以上が本発明の一例構成であって、次に
その作用を説明する。例えば、塗装ブース内の雰囲気温
度を制御する空調装置をシミュレーションする場合に、
空調装置1の条件設定データとして、夏場の空調空気の
目標温湿度Ts=28℃,Φs=75%、冬場の空調空
気の目標温湿度Tw=20℃,Φw=75%、主加熱装
置Hの最大加熱容量Hmax =50万kcal /hr, 最小加
熱容量Hmin =10万kcal /hr、断熱加湿装置Wの最
大加湿容量(最大加湿効率80%で運転した時の加湿容
量)Wmax =440kg/hr、冷却装置Cの最大冷却容
量Cmax =50万kcal /hr、冷却装置Cの冷却温度T
c=7℃、補助加熱装置RHの最大加熱容量RHmax =
10万kcal /hr、等温加湿装置DSの最大加湿容量D
Smax =150kg/hr,上限外気温度Tmax =43℃
を入力すると、制御マップ設定器14により、図2に示
すような制御マップMが設定される。なお、各温湿度調
整器4,4…の容量は、空調装置1の送風量(m3 /h
r) によって定まり、例えば、本例では風量が55000 N
3 /hrとしたときの容量が設定されている。
【0031】 ここで、外気の温度T1 〜T10及び湿度
Φ1 〜Φ10で定まる外気状態点G1 〜G10が、いずれか
の制御エリアA1 〜A10内に入っていれば制御可能であ
り所定の温湿度の空調空気を供給することができる。し
かし、いずれの制御エリアA1 〜A10にも属さない場合
には所定の温湿度の空調空気を供給することができな
い。したがって、空調装置1を設置しようとする場所の
気象データを外気の温湿度データとして入力することに
より、その空調装置1が一年中を通じて予め設定した温
湿度の空調空気を供給できるか否かを判断することがで
きる。
【0032】 また、気象データを制御マップM上にプ
ロットしたときに、どの制御エリアA1 〜A10における
制御が多いかがわかる。これにより、例えば、低温期高
温低湿度制御エリアA2 にプロットされる外気状態点が
多ければ、等温加湿装置DSに頼らざるを得ないので、
ランニングコストを低減するために断熱加湿装置Wの容
量を大きくしたり、制御エリアA9 ,A 10においてエン
タルピの高い部分にプロットされる外気状態点がなけれ
ば冷却装置Cの容量を小さくするように設計し直すな
ど、各温湿度調整器4,4…の容量が適当であるか否か
の判断を行うことができる。
【0033】 次いで、予想線設定器17では、外気状
態点G1 〜G10で表される外気が空調装置1に取り入れ
られたときに、各温湿度調整器4,4…がどのように制
御されるかを示す状態変化予想線J1 〜J10を設定し、
これを表示装置15の制御マップM上に表示させること
ができる。
【0034】 外気状態点G1 が低温期低温低湿度制御
エリアA1 に属する場合、図3(a)に示すように、制
御手順設定器S1 により、外気状態点G1 から下限状態
点Pwに至るまで、主加熱操作線Hl と断熱加湿操作線
l と補助加熱操作線RHl と等温加湿操作線DSl
この順で結んだ状態変化予想線J1 が設定され、これが
制御マップM上に表示される。すなわち、制御エリアA
1 内の状態点G1 は、主加熱操作によりエリアH1 に移
行し、断熱加湿操作によりエリアW1 に移行する。そし
て、補助加熱操作,等温加湿操作により下限状態点Pw
に達する。
【0035】 外気状態点G2 が低温期高温低湿度制御
エリアA2 に属する場合、図3(b)に示すように、制
御手順設定器S2 により、外気状態点G2 から下限状態
点Pwに至るまで、主加熱操作線Hl と断熱加湿操作線
l と等温加湿操作線DSl をこの順で結んだ状態変化
予想線J2 が設定され、これが制御マップM上に表示さ
れる。すなわち、制御エリアA2 内の状態点G2 は主加
熱操作によりエリアH2 に移行し、断熱加湿操作により
等温加湿下限温度線L5 上に移行する。そして、補助加
熱操作,等温加湿操作により下限状態点Pwに達する。
【0036】 外気状態点G3 が低温期高温高湿度制御
エリアA3 に属する場合、図3(c)に示すように、制
御手順設定器S3 により、外気状態点G3 から下限状態
点Pwに至るまで、主加熱操作線Hl と断熱加湿操作線
l とをこの順で結んだ状態変化予想線J3 が設定さ
れ、これが制御マップM上に表示される。すなわち、制
御エリアA3 内の状態点G3 は主加熱操作により下限エ
ンタルピ線Ew上に乗せることができ、断熱加湿操作に
より下限状態点Pwに達する。
【0037】 外気状態点G4 が中間期低相対湿度制御
エリアA4 に属する場合、図4(a)に示すように、制
御手順設定器S4 により、外気状態点G4 から目標温湿
度線L0 上の点に至るまで、断熱加湿操作線Wl が状態
変化予想線J4 として設定され、これが制御マップM上
に表示される。すなわち、制御エリアA4 内の状態点G
4 は断熱加湿操作のみにより目標温湿度線L0 に達す
る。
【0038】 外気状態点G5 が中間期低絶対湿度制御
エリアA5 に属する場合、図4(b)に示すように、制
御手順設定器S5 により、外気状態点G5 から目標温湿
度線L0 上の点に至るまで、断熱加湿操作線Wl と等温
加湿操作線DSlをこの順で結んだ状態変化予想線J5
が設定され、これが制御マップM上に表示される。すな
わち、制御エリアA5 内の状態点G5 は断熱加湿操作に
よりエリアW5 に推移し、等温加湿操作により目標温湿
度線L0 に達する。
【0039】 外気状態点G6 が中間期低エンタルピ制
御エリアA6 に属する場合、主加熱装置Hを稼動させる
と、加熱容量オーバーとなって湿度不足となり、又は温
度が下限状態点Pwを超えてしまう。そこで、図4
(c)に示すように、制御手順設定器S6 により、外気
状態点G6 から下限状態点Pwに至るまで、断熱加湿操
作線Wl と補助加熱操作線RHl と等温加湿操作線DS
l をこの順で結んだ状態変化予想線J6 が設定され、こ
れが制御マップM上に表示される。すなわち、制御エリ
アA6 内の状態点G6 は、断熱加湿操作によりエリアW
6に移行した後、補助加熱操作,等温加湿操作により下
限状態点Pwに達する。
【0040】 外気状態点G7 が中間期高相対湿度制御
エリアA7 に属する場合、図4(d)に示すように、制
御手順設定器S7 により、外気状態点G7 から目標温湿
度線L0 上の点に至るまで、補助加熱操作線RHl が状
態変化予想線J7として設定され、これが制御マップM
上に表示される。すなわち、制御エリアA7 内の状態点
7 は、補助加熱操作のみにより目標温湿度線L0 に達
する。
【0041】 外気状態点G8 が中間期低温制御エリア
8 に属する場合、図4(e)に示すように、制御手順
設定器S8 により、外気状態点G8 から下限状態点Pw
に至るまで、断熱加湿操作線Wl と補助加熱操作線RH
l をこの順で結んだ状態変化予想線J8 が設定され、こ
れが制御マップM上に表示される。すなわち、制御エリ
アA8 内の状態点G8 は、補助加熱操作及び断熱加湿操
作により下限状態点Pwに達する。
【0042】 外気状態点G9 が高温期低湿度制御エリ
アA9 に属する場合、図5(a)に示すように、制御手
順設定器S9 により、外気状態点G9 から上限状態点P
sに至るまで、断熱加湿操作線Wl と冷却操作線Cl
この順で結んだ状態変化予想線J9 が設定され、これが
制御マップM上に表示される。すなわち、制御エリアA
9 内の状態点G9 は、断熱加湿操作により冷却線L11
に達し、冷却操作により上限状態点Psに達する。
【0043】 外気状態点G10が高温期高湿度制御エリ
アA10に属する場合、図5(b)に示すように、制御手
順設定器S10により、外気状態点G10から上限状態点P
sに至るまで、冷却操作線Cl と補助加熱操作線RHl
をこの順で結んだ状態変化予想線J10が設定され、これ
が制御マップM上に表示される。すなわち、制御エリア
10内の状態点G10は、冷却操作により上限補助加熱線
Ls上に達し、補助加熱操作により上限状態点Psに達
する。
【0044】 なお、断熱加湿装置Wは外気に含まれる
塵埃を除去するために、制御に必要のない場合でも加湿
量を最低に絞って常時運転されているため、これを考慮
する場合は、外気状態点の湿度からその加湿分を予め差
し引いて考えればよい。また、各条件設定データは0を
入力することもでき、例えば等温加湿装置DSが設置さ
れていない場合にはその最大加湿容量DSmax =0とし
たり、寒冷地仕様で冷却装置Cが設けられていない場合
には最大冷却容量Cmax =0と設定して入力すればよ
い。さらに、上述の説明では、目標とする温湿度の状態
点を、上限状態点Ps及び下限状態点Pwを結ぶ目標温
湿度線L0 上の点として表したが、図6に示すように、
所定の許容範囲をもったエリアA0 として設定する場合
であってもよい。
【0045】 図7は前述と異なる条件設定データを入
力したときの制御マップMを示し、図2と共通する部分
については同一符号を付して詳細説明は省略する。本例
では、主加熱装置Hの最大主加熱容量Hmax が大きく設
定され、等温加湿装置DSの最大加湿容量DSmax と主
加熱装置Hの最小主加熱容量Hmax のエンタルピ換算値
が略等しく設定されている。これにより、最大主加熱容
量設定線L8 が湿り空気線図外に描かれることとなり、
また、全加湿容量設定線L2 と最小主加熱容量設定線L
3 が等エンタルピ線上に重なるように設定されている。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、空
調装置の条件設定データを入力すると、空気線図を温湿
度制御に必要な温湿度調整器の組合せに応じて複数の制
御エリアに区分した制御マップがグラフィック表示され
るので、空調装置に取り入れる外気の温湿度として空調
装置を設置する場所の気象データを入力することによ
り、各制御エリアの使用頻度を知ることができ、これに
基づいて、条件設定データの適否、特に各温湿度調整器
の容量の適否を判定し、最も効率のよい容量を決定する
ことができるという大変優れた効果を奏する。
【0047】 また、入力された外気の温湿度により定
まる外気状態点が属する制御エリアに応じて、前記外気
状態点から予め設定された目標とする温湿度の状態点に
至るまでの温湿度変化を表す状態変化予想線が制御マッ
プ上にグラフィック表示させるようにすれば、実際の空
調装置を運転することなく、予め入力した条件設定デー
タにより想定された空調装置を稼動させたときの運転状
況を把握することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空調装置の温湿度制御シミュレー
タを示すブロック図。
【図2】本発明装置で設定された制御マップの一例を示
す湿り空気線図。
【図3】(a)〜(c)は状態変化予想線の例を示す湿
り空気線図。
【図4】(a)〜(e)は状態変化予想線の例を示す湿
り空気線図。
【図5】(a),(b)は状態変化予想線の例を示す湿
り空気線図。
【図6】他の制御マップの例を示す湿り空気線図。
【図7】他の制御マップの例を示す湿り空気線図。
【図8】空調装置を示す概略説明図。
【図9】従来の制御方法を示す説明図。
【符号の説明】
1・・・・・・空調装置 4・・・・・・温湿度調整器 H・・・・・・主加熱装置 W・・・・・・断熱加湿装置 C・・・・・・冷却装置 RH・・・・・補助加熱装置 DS・・・・・等温加湿装置 10・・・・・・空調装置の温湿度制御シミュレータ 11・・・・・・データ入力装置 12・・・・・・データ記憶装置 13・・・・・・空気線図テーブル A1 〜A10・・・制御エリア M・・・・・・・制御マップ 14・・・・・・制御マップ設定器 15・・・・・・表示装置 T1 〜T10・・・外気温度 Φ1 〜Φ10・・・外気湿度 G1 〜G10・・・外気状態点 16・・・・・・制御エリア判定器 Hl ・・・・・・主加熱操作線 Wl ・・・・・・断熱加湿操作線 Cl ・・・・・・冷却操作線 RHl ・・・・・補助加熱操作線 DSl ・・・・・等温加湿操作線 J1 〜J10・・・状態変化予想線 17・・・・・・予想線設定器 S1 〜S10・・・制御手順設定器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取り入れた外気を調温/調湿する温湿度
    調整器(4, 4…)として、加熱容量可変の主加熱装置
    (H),加湿容量可変の断熱加湿装置(W),冷却容量
    可変の冷却装置(C),加熱容量の微調整が可能な補助
    加熱装置(RH)及び加湿容量の微調整が可能な等温加
    湿装置(DS)のうち、少なくとも一以上がこの順序で
    配列されてなる空調装置(1)を想定し、任意の温湿度
    の外気を取り入れたときの温湿度制御状態のシミュレー
    ションを行う空調装置の温湿度制御シミュレータであっ
    て、 空調装置(1)の条件設定データを入力するデータ入力
    装置(11)と、これらの各条件設定データを所定の記憶
    領域に記憶するデータ記憶装置(12)と、湿り空気線図
    を数値データ又は数式データ化して記憶した空気線図テ
    ーブル(13)と、前記データ記憶装置(12)に記憶され
    た各条件設定データに基づき前記空気線図テーブル(1
    3)から読み出した湿り空気線図を温湿度制御に必要な
    温湿度調整器(4, 4…) の組合せに応じて複数の制御エ
    リア (A1 〜A10) に区分した制御マップ (M) を設定
    する制御マップ設定器(14)と、制御マップ(M)を湿
    り空気線図に重ねてグラフィック表示する表示装置(1
    5)を備えたことを特徴とする空調装置の温湿度制御シ
    ミュレータ。
  2. 【請求項2】 前記データ記憶装置(12)に外気温湿度
    (T1 〜T10,Φ1〜Φ10)を記憶する領域が設定され
    てなる請求項1記載の空調装置の温湿度制御シミュレー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記外気温湿度(T1 〜T10,Φ1 〜Φ
    10)により定まる外気状態点(G1 〜G10)が前記制御
    マップ(M)上のどの制御エリア(A1 〜A 10)に属す
    るかを判断する制御エリア判定器(16)と、前記各制御
    エリア(A1〜A10)ごとに、前記外気状態点(G1
    10)から予め設定された目標とする温湿度の状態点に
    至るまで、湿り空気線図上を等絶対湿度線に沿って加熱
    方向に推移する主加熱操作線 (Hl )と、湿り空気線図
    上を等エンタルピ線に沿って加湿方向に推移する断熱加
    湿操作線 (Wl )と、湿り空気線図上を冷却装置(C)
    の冷却温度(Tc)に向かって推移する冷却操作線(C
    l )と、湿り空気線図上を等絶対湿度線に沿って加熱方
    向に推移する補助加熱操作線 (RHl )と、湿り空気線
    図上を等温線に沿って加湿方向に推移する等温加湿操作
    線(DSl )のうち必要な線をこの順で連結した状態変
    化予想線(J1 〜J10)を設定する予想線設定器(17)
    を備え、前記状態変化予想線(J1 〜J10)が前記表示
    装置(15)の制御マップ(M)上にグラフィック表示さ
    れるように成された請求項2記載の空調装置の温湿度制
    御シミュレータ。
  4. 【請求項4】前記空調装置(1)の条件設定データとし
    て、 Ts :空調空気の目標上限温度 Φs :空調空気の目標上限湿度 Tw :空調空気の目標下限温度 Φw :空調空気の目標下限湿度 Hmax :主加熱装置の供給熱量を最大にしたときの最
    大加熱容量 Hmin :主加熱装置の供給熱量を最小にしたときの最
    小加熱容量 Wmax :断熱加湿装置の最大加湿容量 Cmax :冷却装置の最大冷却容量 Tc :冷却装置の冷却温度 RHmax :補助加熱装置の最大加熱容量 DSmax :等温加湿装置の最大加湿容量 Tmax :外気温度上限設定値, が設定可能になされた請求項1乃至3記載の空調装置の
    温湿度制御シミュレータ。
  5. 【請求項5】 制御マップ設定器(14)が、前記データ
    記憶装置(12)に記憶されたこれらの各条件設定データ
    に基づき、空気線図テーブル(13)から読み出した湿り
    空気線図上に、 Ps:高温期の空調空気の温湿度(Ts,Φs)によっ
    て定まる上限状態点, Pw:低温期の空調空気の温湿度(Tw,Φw)によっ
    て定まる下限状態点, L0 :中間期の空調空気の温湿度を前記上限状態点(P
    s)及び下限状態点(Pw)を結んだ線で表す目標温湿
    度線, Ls,Lw:補助加熱操作で目標温湿度線(L0 )に至
    る領域を前記上限状態点(Ps)及び下限状態点(P
    w)から夫々の露点へ延びる等絶対湿度線により設定す
    る上限及び下限補助加熱線, Es,Ew:上限状態点(Ps)及び下限状態点(P
    w)から等エンタルピ線と平行に高温側へ延びる上限及
    び下限エンタルピ線, L1 :上限及び下限エンタルピ線(Es,Ew)に挟ま
    れた領域内で断熱加湿操作により目標温湿度線(L0
    に至る領域を前記目標温湿度線(L0 )に対して断熱加
    湿装置(W)の最大加湿容量(Wmax )に応じた加湿分
    だけ低湿度側に設定した線で表す断熱加湿容量設定線, L2 :前記下限エンタルピ線(Ew)と断熱加湿容量設
    定線(L1 )とを等温加湿装置(DS)の最大加湿容量
    (DSmax )に応じて等温度線に沿って低湿度側に平行
    移動した線で、断熱加湿操作と等温加湿操作を併用する
    ことによって目標温湿度線(L0 )に達する下限を表す
    全加湿容量設定線, L3 :主加熱装置(H)の最小加熱容量(Hmin )に応
    じた温度分だけ下限エンタルピ線(Ew)を低温側に移
    動させ、その下端から等温線と平行に伸ばした線で、主
    加熱装置(H)で安定的に制御し得る最小加熱容量を示
    す最小主加熱容量設定線, L4 :主加熱操作により下限状態点(Pw)のエンタル
    ピに達する下限エンタルピを、主加熱装置(H)の最大
    加熱容量(Hmax )に応じたエンタルピ分だけ下限状態
    点(Pw)のエンタルピより低い等エンタルピ線で表す
    最大主加熱容量設定線, L5 :等温加湿操作を行うことにより下限状態点(P
    w)に達する最低温度を下限状態点(Pw)から等温線
    に沿って降ろした線で表す等温加湿下限温度線, L6 :断熱加湿操作を行うことにより下限状態点(P
    w)の絶対湿度と等しい湿度まで加湿できる下限絶対湿
    度を、下限エンタルピ線(Ew)と断熱加湿容量設定線
    (L1 )との交点と絶対湿度が等しい線で表す断熱加湿
    下限湿度線, L7 :断熱加湿操作及び等温加湿操作を行うことにより
    下限状態点(Pw)の絶対湿度と等しい湿度まで加湿で
    きる下限絶対湿度を、全加湿容量設定線(L2 )の下限
    絶対湿度を通る等絶対湿度線で表す全加湿下限湿度線, L8 :最大主加熱容量設定線(L4 )と断熱加湿下限湿
    度線(L6 )との交点温度における全加湿下限湿度線
    (L7 )上の点から低温側に延びる等エンタルピ線で、
    補助加熱操作を行うことなく下限状態点(Pw)まで加
    熱可能な温度範囲を表す主加熱限界線, L9 :補助加熱装置(RH)の供給熱量を最大にしたと
    きの最大加熱容量(RHmax )に応じたエンタルピ分だ
    け、主加熱下限温度線(L8 )から低エンタルピ側に平
    行に設定された等エンタルピ線で、主加熱操作及び補助
    加熱操作を行って下限状態点(Pw)まで加熱可能な下
    限温度を表す全加熱下限温度線, L10:冷却装置(C)の最大冷却容量(Cmax )に応じ
    たエンタルピ分だけ上限状態点(Ps)の露点のエンタ
    ルピより高エンタルピ側に設定した線で、上限状態点
    (Ps)の絶対湿度まで除湿可能な上限温湿度を表す冷
    却限界線, L11:冷却装置(C)の冷却温度(Tc)における相対
    湿度100%の冷却状態点(Pc)と上限状態点(P
    s)を結ぶ延長線で、上限状態点(Ps)より高温側へ
    延びる冷却線, L12:外気温度上限設定値Tmax に応じた上限温度線, を数値データ化または数式データ化して設定すると共
    に、 A1 :全加熱下限温度線(L9 )と全加湿下限湿度線
    (L7 )と主加熱下限温度線(L8 )と飽和蒸気圧線
    (LH)で囲まれた低温期低温低湿度制御エリア, A2 :主加熱限界線(L8 )と全加湿下限湿度線
    (L7 )と最小主加熱容量設定線(L3 )と断熱加湿下
    限湿度線(L6 )と最大主加熱容量設定線(L4)と飽
    和蒸気圧線(LH)で囲まれた低温期高温低湿度制御エ
    リア, A3 :最大主加熱容量設定線(L4 )と断熱加湿下限湿
    度線(L6 )と最小主加熱容量設定線(L3 )と飽和蒸
    気圧線(LH)で囲まれた低温期高温高湿度制御エリ
    ア, A4 :目標温湿度線(L0 )と下限エンタルピ線(E
    w)と断熱加湿容量設定線(L1 )と上限エンタルピ線
    (Es)で囲まれた中間期低相対湿度制御エリア, A5 :下限エンタルピ線(Ew)と断熱加湿容量設定線
    (L1 )と上限温度線(L12)と全加湿容量設定線(L
    2 )と最小主加熱容量設定線(L3 )と等温加湿下限温
    度線(L5 )とで囲まれた中間期低絶対湿度制御エリ
    ア, A6 :全加湿下限湿度線(L7 )と全加湿容量設定線
    (L2 )と最小主加熱容量設定線(L3 )とで囲まれた
    中間期低エンタルピ制御エリア, A7 :上限エンタルピ線(Es)と目標温湿度線
    (L0 )と下限エンタルピ線(Ew)と飽和蒸気圧線
    (LH)により囲まれた中間期高相対湿度制御エリア, A8 :下限エンタルピ線(Ew)と等温加湿下限温度線
    (L5 )と最小主加熱容量設定線(L3 )により囲まれ
    た中間期低温制御エリア, A9 :上限エンタルピ線(Es)と上限温度線(L12
    と冷却限界線(L10)と冷却線(L11)とで囲まれた高
    温期低湿度制御エリア, A10:冷却限界線(L10)と冷却線(L11)と上限補助
    加熱線(Ls)と飽和蒸気圧線(LH)で囲まれた高温
    期高湿度制御エリア, の範囲を数値データ化または数式データ化して設定する
    ように成された請求項1乃至4記載の空調装置の温湿度
    制御シミュレータ。
  6. 【請求項6】 前記予想線設定器(17)は、制御エリア
    (A1 〜A10)ごとに使用する温湿度調整器(4,4
    …)及びその手順を予め記憶した低温期低温低湿度制御
    手順設定器(S1 ),低温期高温低湿度制御手順設定器
    (S2 ),低温期高温高湿度制御手順設定器(S3 ),
    中間期低相対湿度制御手順設定器(S4),中間期低絶
    対湿度制御手順設定器(S5 ),中間期低エンタルピ制
    御手順設定器(S6 ),中間期高相対湿度制御手順設定
    器(S7 ),中間期低温制御手順設定器(S8 ),高温
    期低湿度制御手順設定器(S9 )及び高温期高湿度制御
    手順設定器(S10)を備え、 低温期低温低湿度制御手順設定器(S1 )には,使用す
    る温湿度調整器(4)として主加熱装置(H)と断熱加
    湿装置(W)と補助加熱装置(RH)と等温加湿装置
    (DS)が設定されると共に、制御手順として低温期低
    温低湿度制御エリア(A1 )に属する外気状態点
    (G1 )から下限状態点 (Pw)に至るまで、主加熱操
    作線(Hl )と断熱加湿操作線 (Wl )と補助加熱操作
    線 (RHl )と等温加湿操作線(DSl )をこの順で結
    んだ状態変化予想線(J1 )が設定され、 低温期高温低湿度制御手順設定器(S2 )には、使用す
    る温湿度調整器(4)として主加熱装置(H)と断熱加
    湿装置(W)と等温加湿装置(DS)が設定されると共
    に、制御手順として低温期高温低湿度制御エリア
    (A2 )に属する外気状態点(G2 )から下限状態点
    (Pw)に至るまで、主加熱操作線(Hl )と断熱加湿
    操作線 (Wl )と等温加湿操作線(DSl )をこの順で
    結んだ状態変化予想線(J2 )が設定され、 低温期高温高湿度制御手順設定器(S3 )には、使用す
    る温湿度調整器(4)として主加熱装置(H)と断熱加
    湿装置(W)が設定されると共に、制御手順として低温
    期高温高湿度制御エリア(A3 )に属する外気状態点
    (G3 )から下限状態点 (Pw)に至るまで、主加熱操
    作線(Hl )と断熱加湿操作線 (Wl )とをこの順で結
    んだ状態変化予想線(J3 )が設定され、 中間期低相対湿度制御手順設定器(S4 )には、使用す
    る温湿度調整器(4)として断熱加湿装置(W)が設定
    されると共に、制御手順として中間期低相対湿度制御エ
    リア(A4 )に属する外気状態点(G4 )から目標温湿
    度線(L0 )上の点に至るまで、断熱加湿操作線
    (Wl )が状態変化予想線(J4 )として設定され、 中間期低絶対湿度制御手順設定器(S5 )には、使用す
    る温湿度調整器(4)として断熱加湿装置(W)と等温
    加湿装置(DS)が設定されると共に、制御手順として
    中間期低絶対湿度制御エリア(A5 )に属する外気状態
    点(G5 )から目標温湿度線(L0 )上の点に至るま
    で、断熱加湿操作線 (Wl )と等温加湿操作線(D
    l )をこの順で結んだ状態変化予想線(J5 )が設定
    され、 中間期低エンタルピ制御手順設定器(S6 )には、使用
    する温湿度調整器(4)として断熱加湿装置(W)と補
    助加熱装置(RH)と等温加湿装置(DS)が設定され
    ると共に、制御手順として中間期低エンタルピ制御エリ
    ア(A6 )に属する外気状態点(G6 )から目標温湿度
    線(L0 )上の点に至るまで、断熱加湿操作線 (Wl
    と補助加熱操作線 (RHl )と等温加湿操作線(D
    l )をこの順で結んだ状態変化予想線(J6 )が設定
    され、 中間期高相対湿度制御手順設定器(S7 )には、使用す
    る温湿度調整器(4)として補助加熱装置(RH)が設
    定されると共に、制御手順として中間期高相対湿度制御
    エリア(A7 )に属する外気状態点(G7 )から目標温
    湿度線(L0)上の点に至るまで、補助加熱操作線 (R
    l )が状態変化予想線(J7 )として設定され、 中間期低温制御手順設定器(S8 )には、使用する温湿
    度調整器(4)として断熱加湿装置(W)と補助加熱装
    置(RH)が設定されると共に、制御手順として中間期
    低温制御エリア(A8 )に属する外気状態点(G8 )か
    ら下限状態点(Pw)に至るまで、断熱加湿操作線 (W
    l )と補助加熱操作線 (RHl )をこの順で結んだ状態
    変化予想線(J8 )が設定され、 高温期低湿度制御手順設定器(S9 )には、使用する温
    湿度調整器(4)として断熱加湿装置(W)と冷却装置
    (C)が設定されると共に、制御手順として高温期低湿
    度制御エリア(A9 )に属する外気状態点(G9 )から
    上限状態点(Ps)に至るまで、断熱加湿操作線
    (Wl )と冷却操作線(Cl )をこの順で結んだ状態変
    化予想線(J9 )が設定され、 高温期高湿度制御手順設定器(S10)には、使用する温
    湿度調整器(4)として冷却装置(C)と補助加熱装置
    (RH)が設定されると共に、制御手順として高温期高
    湿度制御エリア(A10)に属する外気状態点(G10)か
    ら上限状態点(Ps)に至るまで、冷却操作線(Cl
    と補助加熱操作線 (RHl )をこの順で結んだ状態変化
    予想線(J10)が設定されてなる請求項3乃至5記載の
    空調装置の温湿度制御シミュレータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011085330A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Trinity Industrial Co Ltd 空調装置及び空調用温湿度制御装置
KR101238318B1 (ko) 2006-11-02 2013-03-04 (주)마빈시스템 빌딩 공기조화시스템의 동적제어방법
JP2013047870A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Hibiya Eng Ltd クールビスまたはウォームビズの達成評価方法
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JP2020176799A (ja) * 2019-04-22 2020-10-29 ダイキン工業株式会社 空調システム

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