JPH11136802A - 有軌道台車の非接触給電システム - Google Patents

有軌道台車の非接触給電システム

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JPH11136802A
JPH11136802A JP9292074A JP29207497A JPH11136802A JP H11136802 A JPH11136802 A JP H11136802A JP 9292074 A JP9292074 A JP 9292074A JP 29207497 A JP29207497 A JP 29207497A JP H11136802 A JPH11136802 A JP H11136802A
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泰治 大立
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正己 高三
Katsuyuki Morita
勝幸 森田
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    • B60L5/005Current collectors for power supply lines of electrically-propelled vehicles without mechanical contact between the collector and the power supply line
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】固定レールと可動レールの間の渡り線の可動部
を無くし、給電ラインのインピーダンスが安定する非接
触給電システムを提供する。 【解決手段】有軌道台車の経路を変更するためのレール
可動部8を有する有軌道台車の非接触給電システムにお
いて、主幹ライン用の給電線4、5、19、20に接続
されて給電する第1の高周波電源装置2と、レール可動
部用の給電線11、12、14、15に接続されて給電
する第2の高周波電源装置23とを備え、前記主幹ライ
ン用の給電線4、5、19、20の前記レール可動部8
を跨いで架設される部分22は固定され、前記レール可
動部用の給電線14、15の前記第2の高周波電源に接
続される側の他方の末端は短絡線26で短絡されるよう
にすることで、固定レールと可動レールの間の渡り線の
可動部を無くし、インダクタンスの急な変化による出力
低下を減らすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有軌道台車の可動
経路への非接触給電システムに関し、更に詳しくは、有
軌道台車のラテラルテーブルやターンテーブルに安定し
て電力を供給する非接触給電システムの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の有軌道台車の非接触給電システム
における、通常の固定された主幹ラインのレールに固定
された給電線と、分岐部や回転部等の可動部に設置され
た給電線は、その主幹ラインと可動部の間を接続する渡
り線により、給電線全体で1つのループを形成するよう
に接続されている。
【0003】以下に、図5を用いて従来の有軌道台車の
非接触給電システムの全体構成につき説明する。商用電
源1は、電力会社等から電力線を介して供給を受ける5
0/60Hz、200/100V、3相/単相の電源で
ある。第1の高周波電源装置2は、インバータ等で周波
数が10kHz等の高周波にされ、100A程度の定電
流が供給可能な高周波電源装置である。
【0004】第1の固定レール3は、有軌道台車の走行
が軌道を外れないように走行方向を規制すると共に有軌
道台車の重量を支え、後述する給電ケーブルを保持す
る。給電ケーブル4、5は、高周波電源装置2に接続さ
れ、且つ、第1の固定レール3に架設されて有軌道台車
に非接触で電力を供給するためのリッツ線等の電線であ
る。尚、本発明におけるリッツ線とは、100本程度の
エナメル被覆線を2重に撚り合わせてさらに絶縁被覆
し、線の断面の直径が15〜20mm位でその電流容量
が100A程度の電線である。
【0005】渡り線6、7は、後述するラテラルテーブ
ル8上の給電ケーブルと、第1の固定レール3上の給電
ケーブル4、5を、ラテラルテーブルの可動を許すよう
に弛みを持たせて接続するリッツ線等の電線である。
【0006】ラテラルテーブル8は、有軌道台車の軌道
を変更して、経路変更したり支線に引き込んだりするた
めのものである。軌道の変更時には、有軌道台車がこの
ラテラルテーブル8の後述する第1と第2の可動レール
9、10に完全に乗る所定位置で止められ、ラテラルテ
ーブル8が平行に移動することで有軌道台車の軌道の変
更が行われる。
【0007】第1の可動レール9と第2の可動レール1
0は、ラテラルテーブル8上の有軌道台車の軌道変更用
のレールで、ラテラルテーブル8の平行移動に伴いこの
第1と第2の可動レール9、10も平行移動する。給電
ケーブル11、12と14、15は、渡り線6、7に接
続され、第1の可動レール9上と第2の可動レール10
上にそれぞれ架設されたリッツ線等の電線である。
【0008】接続線13は、給電ケーブル11と14、
12と15をそれぞれ接続するケーブルで、ラテラルテ
ーブル8上に固定されるリッツ線等の電線である。渡り
線16、17は、ラテラルケーブル8上の給電ケーブル
14、15と後述する固定レール18上の給電ケーブル
とを、ラテラルテーブル8の可動を許すように弛みを持
たせて接続するリッツ線等の電線である。
【0009】第2の固定レール18は、例えば、有軌道
台車の主幹ラインとなる固定軌道のレールであり、その
機能としては前述した第1の固定レール3と同様に有軌
道台車の走行が軌道を外れないように走行方向を規制す
ると共に有軌道台車の重量を支え、後述する給電ケーブ
ルを保持する。
【0010】給電ケーブル19、20は、渡り線16、
17に接続され、且つ、第2の固定レール18に架設さ
れて有軌道台車に非接触で電力を供給するためのリッツ
線等の電線である。
【0011】短絡線21は、給電ケーブル19と20の
末端で両給電ケーブルを短絡するためのリッツ線等の電
線である。上記構成の非接触給電システムの給電ライン
上を、有軌道台車が電力の供給を受けながら走行したり
作業を行う。有軌道台車を通常に走行させる場合には、
第1の固定レール3と第2の固定レール18と同一面に
可動レール9が位置するようにラテラルテーブル8が平
行移動して位置調整されて有軌道台車は固定レール3か
ら可動レール9そして固定レール18と連続して走行す
る。有軌道台車の軌道を変更する場合には、第2の可動
レール10が第1の可動レール9の位置になるまでラテ
ラルテーブル8が平行移動し、第1の固定レール3又は
第2の固定レール18上を給電ケーブル4、5又は1
9、20からの電力供給を受けながら走行してきた有軌
道台車は、ラテラルテーブル8の第2の可動レール10
上で有軌道台車の車輪が第2の可動レール10に全て乗
るような所定位置で止められる。
【0012】その後、ラテラルテーブル8が第2の可動
レール10が元の第2の可動レール10の位置まで平行
移動する。平行移動先で有軌道台車は、別の主幹ライン
等の支線が有る場合には走行を開始して、その支線を走
行するが、例えば、そのラテラルテーブル8がメンテナ
ンスステーション等の場合には、その場で有軌道台車が
その平行移動した場所で待機したりメンテナンスされた
りする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レール
を可動させるために、給電ケーブル間を接続する渡り線
は、弛みを持たせて接続する必要が有る。その弛みはレ
ールが天井を這う場合には、その渡り線は上から垂れ下
がり下の作業や通行を妨害するので、レールを天井に架
設する意味が薄れ、レール架設場所の利用効率やその下
で作業する作業員の作業効率を阻害する。
【0014】又、渡り線の垂れ下がる部分では、給電ケ
ーブルの往路と復路、或いは往路と復路のそれぞれにお
ける垂れ下がり部分の線と線の間の距離が変化する事か
ら、給電ケーブル全体でのインダクタンスが変化して大
小する。その結果、出力が変動し、特に低下した場合
に、高周波電源側でフィードバック制御によりその低下
分を補償しようとしても、給電ケーブルのインダクタン
スの変化速度に追従できずに給電が不安定になることが
ある。
【0015】その垂れ下がりの量は、給電ケーブルの直
径が約15mm〜20mmと太いため、曲げる場合には
急には曲げられず徐々に円弧状に曲げる必要があり、必
要最小限の可動部の可動距離以上に大きく垂れ下がらせ
る必要がある。レールが床面である場合にも、渡り線の
弛みは必要であり、その場合はレールを天井に架設する
場合に比べて、その渡り線の可動する範囲の広いスペー
スが必要になるので給電ケーブルの取り回しは難しくな
り、床面が金属製の場合には、誘導加熱や渦電流が発生
することがあることから更にインダクタンスが大きくな
って出力が低下する可能性が大きくなる。
【0016】又、レールを架設する場所がクリーンルー
ムである場合には、パーティクルの発生を少なくするた
めに可動部はなるべく減らすようにレールや給電ケーブ
ルを架設する必要が有るが、固定レールとラテラルテー
ブル等の可動レールの給電ケーブルを連続して架設する
場合には、渡り線部分を弛ませて可動レールの動きに合
わせて可動させる必要があった。
【0017】そこで本発明では、そのような固定レール
と可動レールの間の渡り線の可動部を無くし、給電ライ
ンのインピーダンスが安定する非接触給電システムを提
供することを課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載の本発明では、有軌道台車の経路を変
更するためのレール可動部と、電源周波数を高周波化し
て供給可能な高周波電源を備え、レールが固定された主
幹ラインの給電線と共に前記レール可動部の給電線へも
前記高周波電源から給電を行う有軌道台車の非接触給電
システムにおいて、前記主幹ライン用の給電線に接続さ
れて給電する第1の高周波電源装置と、前記レール可動
部用の給電線に接続されて給電する第2の高周波電源装
置と、を備え、前記主幹ライン用の給電線の前記レール
可動部を跨いで架設される部分は固定されること特徴と
する。
【0019】請求項1の本発明は、高周波電源装置をレ
ールが固定された部分用の第1の高周波電源と、レール
の可動部用の第2の高周波電源とに分けて給電するよう
にし、レールの可動部で分割されたレールの固定された
部分同士を繋ぐ渡り線も固定するようにしたので、イン
ダクタンスの急な変化による出力低下を減らすことがで
きる。
【0020】請求項2に記載の本発明では、前記第2の
高周波電源装置と前記レール可動部の間の給電線に配置
された分離型トランスを介して給電され、前記分離型ト
ランスの固定側コアは、建物等の不動の構造体に固定さ
れ、前記分離型トランスの可動側コアは、前記レール可
動部に固定されることを特徴とする。
【0021】請求項2の本発明は、請求項1の渡り線の
固定に加えて第2の高周波電源からレールの可動部に至
る電線が分離型トランスを用いることで固定できるの
で、インダクタンスの急な変化による出力低下を無くす
ことができる。
【0022】請求項3に記載の本発明では、商用電源と
前記第2の高周波電源装置の間の給電線に配置された分
離型トランスを介して給電され、前記分離型トランスの
固定側コアは、建物等の不動の構造体に固定され、前記
分離型トランスの可動側コアは、前記レール可動部に固
定され、前記第2の高周波電源装置は、前記レール可動
部に固定されることを特徴とする。
【0023】請求項3の本発明では、商用電源から第2
の高周波電源に至る電線が分離型トランスを用いて第2
の高周波電源をラテラルテーブル上に設置するようにす
ることで給電線が可動しなくなり、インダクタンスの急
な変化による出力低下を無くすことができ、分離型トラ
ンスのギャップを大きくすることができるので、架設を
容易にすることができる。
【0024】請求項8に記載の本発明では、前記分離型
トランスにレール可動部用の給電線を複数回巻くことを
特徴とする。請求項8の本発明では、複数回にすること
で、細い線が使えるので、トランスのコアへの巻き付け
や架設を容易にすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態につき図
を用いて詳細に説明を行う。図1は、本発明の架設ケー
ブル接続用端子台における第1の実施形態の全体構成を
示す図である。
【0026】尚、図1中で、図5の従来の実施形態中に
記載したものと同一な部品や部分については、図1にお
いても図5と同番号を付し、以下の図1についての記載
中で記載内容が重複するものについては記載を省略し
た。
【0027】以下の図2〜図4においても、同番号を付
したものは同一な部品や部分を示すものとし、その本明
細書中の記載についても内容が重複するものについては
記載を省略する。
【0028】商用電源1、第1の高周波電源装置2、第
1の固定レール3、給電ケーブル4、5、ラテラルテー
ブル8、第1と第2の可動レール9、10、給電ケーブ
ル11、12、14、15、第2の固定レール18、給
電ケーブル19、20、短絡線21については、図4の
従来の実施形態中に記載したものと同一である。
【0029】図1に示した本発明の第1の実施形態で
は、商用電源1に接続された第2の高周波電源装置23
が追加されている。この高周波電源装置23は、第1の
高周波電源装置2と同様なインバータ式の電源装置であ
る。
【0030】引き出し線24、25は、一端が第2の高
周波電源装置23に接続されて、他端はラテラルテーブ
ル8の給電ケーブル11と12に接続されるが、ラテラ
ルケーブル8を可動させるため、この引き出し線24、
25の1箇所のみについては、従来の渡り線6、7的な
弛みが必要である。
【0031】第1の固定レール3の給電ライン4、5
と、第2の固定レール18の給電ライン19、20を、
可動レール9を跨いで接続する渡り線22は固定されて
接続される。
【0032】短絡線26は、高周波電源装置23が追加
されたことによる可動部の給電ラインを折り返すための
ものである。有軌道台車70は、給電ケーブル4、5、
11、12、14、15、19、20から電力の供給を
受けて、固定レール3、18や可動レール9、10の上
又は下を車輪で支持されながら走行する台車である。
【0033】この第1の実施形態では、引き出し線24
と25は垂れ下がらせる必要が残るので、解決しようと
する課題が無くなるわけではないが、少なくとも、ラテ
ラルテーブル8の入力側と出力側の2箇所で必要だった
渡り線を1箇所にすることができるので、高周波電源装
置23の出力電圧の低下する場合を減らして給電ケーブ
ルへの出力を安定化させることができる。
【0034】図2は、本発明の有軌道台車の非接触給電
システムにおける第2の実施形態の全体構成を示す図で
ある。商用電源1に接続された第2の高周波電源23に
は、接続ケーブル27、28が接続されており、その接
続ケーブル27、28は後述する断面形状E型コアの中
央の突起に1巻〜数巻の巻付数で巻き付けられている。
例えば、給電ケーブルと同様な100A程度の電流容量
を有する15mm〜20mmのリッツ線を後述するE型
コアに巻き付け可能な場合には1巻で良いが、コアに巻
けない場合には20A程度の電流容量を有する平網線を
4巻することで同様な磁界を得ることができる。
【0035】断面形状E型の固定側コア29と可動側コ
ア30のEの字の突起面同士をギャップを設けながら向
かい合わせるようにして分離型トランスが形成される。
固定側コア29は、フェライトや珪素鋼板等の張り合わ
せ等で形成されたコアで、平坦な面を天井等に固定さ
れ、突起のある面の中央の突起には接続ケーブル27、
28の一部が巻き回されており、可動レール9、10が
平行移動する長さの長辺を有している。
【0036】可動側コア30は、フェライトや珪素鋼板
等の張り合わせ等で形成されたコアで、平坦な面をラテ
ラルテーブル8の所定の位置35に固定し、突起のある
面の中央の突起には接続ケーブル33、34が巻き回さ
れて、固定側コア29の上記した長辺に沿っての移動が
可能である。
【0037】固定側コア29に巻かれる巻数N1と可動
側コア30に巻かれる巻数N2は、通常は同じ巻数(N
1=N2)で巻かれる。接続ケーブル33、34は、ラ
テラルテーブル8の第1の可動レール9上の給電ケーブ
ル11、12に導電的に接続される。
【0038】又、ラテラルテーブル8の第2の可動レー
ル10上の給電ケーブル14と15は、短絡線26で短
絡される。上記の第2の実施形態のように構成すること
で、第2の高周波電源23とラテラルテーブル8とを結
ぶ線も固定することが可能になるので、出力電圧の低下
する場合を無くして出力を安定化させることができる。
【0039】図3は、本発明の有軌道台車の非接触給電
システムにおける第3の実施形態の全体構成を示す図で
ある。商用電源1には、接続ケーブル36、37が接続
されており、その接続ケーブル36、37は後述する断
面形状E型コアの中央の突起に1巻〜数巻の巻付数で巻
き付けられている。例えば、給電ケーブルと同様な10
0A程度の電流容量を有する15mm〜20mmのリッ
ツ線を後述するE型コアに巻き付け可能な場合には1巻
で良いが、コアに巻けない場合には20A程度の電流容
量を有する平網線を4巻することで同様な磁界を得るこ
とができる。
【0040】断面形状E型の固定側コア29と可動側コ
ア30のEの字の突起面同士を向かい合わせるようにし
て分離型トランスが形成される。固定側コア29は、フ
ェライトや珪素鋼板等の張り合わせ等で形成されたコア
で、平坦な面を天井等に固定され、突起のある面の中央
の突起には接続ケーブル36、37の一部が巻き回され
ている。
【0041】可動側コア30は、フェライトや珪素鋼板
等の張り合わせ等で形成されたコアで、平坦な面をラテ
ラルテーブル8の所定の位置35に固定し、突起のある
面の中央の突起には接続ケーブル38、39が巻き回さ
れている。接続ケーブル38、39は、ラテラルテーブ
ル8上に固定される第2の高周波電源装置40に接続さ
れる。
【0042】第2の高周波電源装置40は、接続ケーブ
ル41、42によりラテラルテーブル8上の可動レール
9に架設された給電ケーブル11、12に接続され、入
力された商用周波数の電力を高周波に変換して給電ケー
ブル11、12に供給する。
【0043】上記の第3の実施形態のように構成するこ
とで、分離型トランスで接続される電流の周波数が商用
周波数になって低くなるので、分離型トランス間のギャ
ップを大きくすることができる。高周波の場合には、ギ
ャップが大きいと渦電流損等が大きくなるので電源の供
給能力に余裕が無い場合には、分離型トランス間のギャ
ップが大きくできず、工作精度や架設に精度が要求され
るが、低周波だとその損失は少なくなるのでギャップは
大きくできる。
【0044】分離型トランスと第2の高周波電源40と
を結ぶ線や、高周波電源40とラテラルテーブル8とを
結ぶ線も固定することが可能になるので、出力電圧の低
下する場合を無くして出力を安定化させることができ
る。
【0045】図4は、本発明の有軌道台車の非接触給電
を、ターンテーブルを有するタイプに適用した第4の実
施形態の全体構成を示す図である。商用電源1には、接
続ケーブル43、44が接続されており、その接続ケー
ブル43、44は後述する中央突起を有する円筒形状コ
アの中央の突起に1巻〜数巻の巻付数で巻き付けられて
いる。例えば、給電ケーブルと同様な100A程度の電
流容量を有する15mm〜20mmのリッツ線を後述す
るE型コアに巻き付け可能な場合には1巻で良いが、コ
アに巻けない場合には20A程度の電流容量を有する平
網線を4巻することで同様な磁界を得ることができる。
【0046】中央突起を有する円筒形状の固定側コア4
5と可動側コア46の突起面同士を向かい合わせるよう
にして分離型トランス(ロータリートランス)が形成さ
れる。
【0047】固定側コア45は、フェライトや珪素鋼板
等の張り合わせ等で形成されたコアで、平坦な面を天井
等に固定され、突起のある面の中央の突起には接続ケー
ブル43、44の一部が巻き回されている。
【0048】可動側コア46は、フェライトや珪素鋼板
等の張り合わせ等で形成されたコアで、平坦な面を、タ
ーンテーブル52上の円筒形状の分離型トランス(固定
側コア45、可動側コア46)の中心がターンテーブル
52の回転中心と一致する位置である位置53に固定
し、突起のある面の中央の突起には接続ケーブル47、
48が巻き回されている。
【0049】接続ケーブル47、48は、ターンテーブ
ル52上に固定される第2の高周波電源装置49に接続
される。第2の高周波電源装置49は、接続ケーブル5
0、51によりターンテーブル52上の可動レール54
に架設された給電ケーブル55、56に接続される。
又、給電ケーブル55、56の他端は、短絡線57で短
絡される。
【0050】第3の固定レール58には給電ケーブル5
9、60が架設され、給電ケーブル59、60は、図示
していない高周波電源装置に接続される。第4の固定レ
ール62には、給電ケーブル63、64が架設されてお
り、給電ケーブル63、64は、短絡線65で短絡され
る。給電ケーブル59は給電ケーブル63と、又、給電
ケーブル60は給電ケーブル63と渡り線61で接続さ
れ、渡り線61は固定される。
【0051】上記の第4の実施形態のように構成するこ
とで、ラテラルテーブルの平行移動の場合ばかりでな
く、有軌道台車をターンテーブルで回転移動させる場合
にも、分離型トランス(ロータリートランス)を用いる
ことで本発明を実施することができる。
【0052】又、第4の実施形態では、上記第3の実施
形態と同様に、接続される電流の周波数が商用周波数に
なって低くなるので、分離型トランス間のギャップを大
きくすることができる。
【0053】分離型トランスと第2の高周波電源49と
を結ぶ線や、高周波電源49とターンテーブル52とを
結ぶ線も固定することが可能になるので、出力電圧の低
下する場合を無くして出力を安定化させることができ
る。
【0054】尚、上記本発明の実施形態の有軌道台車の
非接触給電システムでは、天井にレールを架設する場合
のみ示したが、本発明はこれに限られるものではなく、
床面に軌道用のレールを架設する場合にも適用できる。
又、ラテラルテーブルの実施形態では2位置を水平に平
行移動する場合について説明したが、3位置以上を平行
移動するラテラルテーブル、或いは、レールが上下2段
等の垂直に平行移動するラテラルテーブルについても本
発明の適用は可能である。更に、ターンテーブルの実施
形態では4方向のターンテーブルを示したが、8方向や
12方向等の多方向のターンテーブルについても本発明
の適用は可能である。
【0055】
【発明の効果】本発明では、可動レールを有する有軌道
台車の非接触給電システムにおいて、固定レールと可動
レールの間の渡り線の変位によってインダクタンスが変
化することから出力が低下することを減らすことがで
き、そのため、高周波電源の容量を変化分だけ上積みす
る必要が無くなり、有軌道台車の給電電圧の不足も無く
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有軌道台車の非接触給電システムにお
ける第1の実施形態の全体構成を示す図である。
【図2】本発明の有軌道台車の非接触給電システムにお
ける第2の実施形態の全体構成を示す図である。
【図3】本発明の有軌道台車の非接触給電システムにお
ける第3の実施形態の全体構成を示す図である。
【図4】本発明の有軌道台車の非接触給電を、ターンテ
ーブルを有するタイプに適用した第4の実施形態の全体
構成を示す図である。
【図5】従来の有軌道台車の非接触給電システムにおけ
る全体構成を示す図である。
【符号の説明】
1 … 商用電源 2、23 … 高周波電源装置 3、18 … 固定レール 4、5、11、12、14、15、19、20 … 給
電ケーブル 8 … ラテラルテーブル 9、10 … 可動レール 6、7 … 給電ライン 13 … 接続線 21、26 … 短絡線 22 … 渡り線(固定) 24、25 … 引き出し線 70 … 有軌道台車

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有軌道台車の走行する固定されたレール
    からなる主幹ラインの途中に、前記有軌道台車の経路を
    変更するためのレール可動部を備え、前記主幹ラインの
    給電線と共に前記レール可動部の給電線へも給電を行う
    有軌道台車の非接触給電システムにおいて、 前記主幹ライン用の給電線に給電する第1の高周波電源
    装置と、 前記レール可動部用の給電線に給電する第2の高周波電
    源装置と、を備え、 前記主幹ライン用の給電線の前記レール可動部を跨いで
    架設される部分は固定されること特徴とする有軌道台車
    の非接触給電システム。
  2. 【請求項2】 前記第2の高周波電源装置と前記レール
    可動部の間の給電線の途中に、前記第2の高周波電源装
    置からの給電線が巻回された固定側コアと、前記レール
    可動部からの給電線が巻回され前記固定側コアに対して
    一定間隔を保ちながら相対移動可能な可動側コアと、か
    らなる分離型トランスが介在され、 前記分離型トランスの固定側コアは、建物等の不動の構
    造体に固定され、 前記分離型トランスの可動側コアは、前記レール可動部
    に固定されることを特徴とする請求項1に記載の有軌道
    台車の非接触給電システム。
  3. 【請求項3】 商用電源と前記第2の高周波電源装置と
    の間の給電線の途中に、前記商用電源からの給電線が巻
    回された固定側コアと、前記第2の高周波電源装置から
    の給電線が巻回され前記固定側コアに対して一定間隔を
    保ちながら相対移動可能な可動側コアと、からなる分離
    型トランスが介在され、前記分離型トランスの固定側コ
    アは、建物等の不動の構造体に固定され、 前記分離型トランスの可動側コアは、前記レール可動部
    に固定され、 前記第2の高周波電源装置は、前記レール可動部に固定
    されることを特徴とする請求項1に記載の有軌道台車の
    非接触給電システム。
  4. 【請求項4】 前記レール可動部は、レールがそのレー
    ル面に水平又は垂直の平行直線移動するラテラルテーブ
    ルであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に
    記載の有軌道台車の非接触給電システム。
  5. 【請求項5】 前記レール可動部は、レールがその面上
    を回転移動するターンテーブルであることを特徴とする
    請求項1〜3の何れか1項に記載の有軌道台車の非接触
    給電システム。
  6. 【請求項6】 前記分離型トランスは、断面がE字型の
    固定側コアと断面がE字型の可動側コアにおけるEの字
    の突出部同士をギャップを設けながら向き合わせ、それ
    ぞれのコアの中央突出部に前記レール可動部用の給電線
    が巻回された構成であり、前記固定側コアは前記レール
    可動部が移動する長さの長辺を有しており、前記可動側
    コアがその長辺に沿って移動が可能であることを特徴と
    する請求項4に記載の有軌道台車の非接触給電システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記分離型トランスは、中央と周囲に突
    出部を有する丸桶型の固定側コアと中央と周囲に突出部
    を有する丸桶型の可動側コアにおける突出部同士をギャ
    ップを設けながら向き合わせ、それぞれのコアの中央突
    出部に前記レール可動部用の給電線が巻回されたロータ
    リートランス構成であり、前記固定側コアと、前記可動
    側コアの回転の中心軸が一致するように回転が可能であ
    ることを特徴とする請求項5に記載の有軌道台車の非接
    触給電システム。
  8. 【請求項8】 前記分離型トランスのコアにレール可動
    部用の給電線を複数回巻くことを特徴とする請求項7又
    は8に記載の有軌道台車の非接触給電システム。
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