JPH11136876A - 鉛蓄電池の充電方法 - Google Patents

鉛蓄電池の充電方法

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JPH11136876A
JPH11136876A JP9295291A JP29529197A JPH11136876A JP H11136876 A JPH11136876 A JP H11136876A JP 9295291 A JP9295291 A JP 9295291A JP 29529197 A JP29529197 A JP 29529197A JP H11136876 A JPH11136876 A JP H11136876A
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Japan
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charging
amount
charge
stage
electricity
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JP9295291A
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English (en)
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Yoshimi Ibuki
佳実 伊吹
Yoshio Sanada
吉男 真田
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Resonac Corp
Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 定電流充電方法の改善によって、過充電,充
電不足のない適正な充電を行う充電方法を提供する。 【解決手段】 充電中の鉛蓄電池4の端子電圧を端子電
圧検出回路5で検出する。端子電圧が電流切替電圧に達
するたびに、制御回路6は電力供給回路3に充電電流を
切替える指令を出力する。制御回路6は、1段目の充電
の開始から2段目の充電に切り替わるまでの充電電気量
C1 に電解液温度または電池周囲温度Tによって定まる
係数αを乗じて放電電気量Cxを求める。また制御回路
6は、放電電気量Cxに一定の係数βを乗じて必要充電
電気量Cyを算出し、1段目からn段目までの各段の充
電電気量を積算して総充電電気量を求める。制御回路6
は、総充電電気量が必要充電電気量に達すると充電を停
止する指令を電力供給回路3に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイクル用途に使
用される鉛蓄電池の充電方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】定電流充電中の鉛蓄電池の端子電圧を検
出し、端子電圧が予め定めた電流切替電圧Voに達する
と充電電流値を低下させる多段定電流充電方法を用いて
多段階で充電を行う鉛蓄電池の充電方法が提案されてい
る。そしてこの充電方法を用いる場合、特開平7−78
637号公報に示されるように、サイクル用途に用いら
れる鉛蓄電池のように鉛蓄電池の放電前の放電電気量が
一定でないときに、充電前の放電電気量から必要充電電
気量を計算によって求め、過充電及び充電不足が発生し
ないようにする技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−78637号公報に開示の技術では、実際に測定し
た放電電気量から必要充電電気量を算出するため、放電
電気量が不明の場合は適用できないという問題点があっ
た。
【0004】本発明の目的は、放電電気量が不明な鉛蓄
電池においても過充電,充電不足のない適正な充電を行
える鉛蓄電池の充電方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、定電流充電中
の鉛蓄電池の端子電圧を検出し、端子電圧が電流切替電
圧Voに達すると充電電流値を低下させる多段階電流充
電方法を用い、充電前の放電電気量に基づいて必要充電
電気量を求め、必要充電電気量分だけ充電を行って充電
不足及び過充電を防止する鉛蓄電池の充電方法を改良の
対象とする。
【0006】本発明においては、1段目の充電の開始か
ら2段目の充電に切り替わるまでの充電電気量C1 に電
解液温度または電池周囲温度Tによって定まる係数αを
乗じて放電電気量Cxを求める。発明者は、1段目の充
電の開始から2段目の充電に切り替わるまでの充電電気
量C1 及び電解液温度または電池周囲温度Tが、充電前
の放電電気量Cxと所定の関係にあることを見出した。
そこで本発明では、この所定の関係に基づいて充電電気
量C1 と電解液温度または電池周囲温度Tから放電電気
量Cxを演算により求めることにした。充電前の放電電
気量を測定せずに、演算により求めることができれば、
放電電気量が不明な鉛蓄電池においても過充電,充電不
足のない適正な充電を行える利点がある。
【0007】ここで係数αは電解液温度[電解液温度が
直接計れないときは鉛蓄電池または充電器の周囲温度
(本願明細書では電池周囲温度と言う)で代用する]に
よって以下の式に従って決定する。
【0008】α=PT2 +QT+R Tは電解液温度または電池周囲温度であり、係数P,
Q,Rは種々の鉛蓄電池を用いて−5〜40℃の範囲に
おいて特性確認試験を行って値を求めた。具体的には、
係数P,Q,Rは、P=5.56×10-4、Q=−3.89×10-2
T、R=1.67となる。試験結果は図3に示す通りであ
り、この試験結果より係数αは曲線AとBの範囲にある
ことがわかった。そこで係数αは、曲線A及びBの中間
値として以下の式で近似して求めることにした。
【0009】α=5.56×10-42 −3.89×10-2T+1.67 この式を用いて求めた係数αは1.0〜1.8の範囲の
値となる。係数αが1.0より小さくなればなるほど充
電不足となり、1.8より大きくなればなるほど過充電
の傾向を示す。
【0010】演算により放電電気量を求めた後に、この
放電電気量を用いて必要充電電気量を求める方法及び必
要充電電気量を求めた後にこの必要充電電気量に基いて
どのように充電電流を段階的に減少させるのかは任意で
ある。一例としては、放電電気量Cxに一定の係数βを
乗じて必要充電電気量を算出する。そして端子電圧が電
流切替電圧Voに達するたびに充電電流値を低下させ、
1段目からn段目までの各段の充電電気量を積算して総
充電電気量を求める。なお充電電流値に最小充電電流値
を設定してもよい。そして総充電電気量が必要充電電気
量に達した時点で充電を停止する。ここでこの係数β
は、放電電気量と必要充電電気量との関係を、種々の鉛
蓄電池を用いて特性確認試験を行って求めたものであ
る。特性確認試験からは、係数βが1.1〜1.3の値
の範囲にあることがわかった。したがってこの係数βと
しては、1.1〜1.3の値の範囲から適宜に選択すれ
ばよい。例えば係数βをこの範囲の平均値である1.2
としてもよい。なお係数βが1.1に近付き更にこの値
より小さくなると充電不足の傾向が現れ、係数βが1.
3に近付き更にこの値より大きくなると過充電の傾向が
現れる。したがってこの傾向を考慮してこの係数βの値
を選択すればよい。演算より求めた放電電気量に係数を
乗じて必要充電電気量を求めるようにすると、簡単に必
要充電電気量を得ることができる。また総充電電気量が
必要充電電気量に達したことを検出して充電を停止する
ようにすると、過充電及び充電不足を確実に防止でき
る。
【0011】1セル当たりの電流切替電圧Voの設定
は、過充電、充電不足、充電時間、電池の周囲温度等の
条件を考慮して任意に定めればよい。例えば、Toを鉛
蓄電池の周囲温度としたときに、Vo=2.44+5.58 ×10
-3×Toの式により決定すると、切替段数が極端に多く
ならず、しかも過充電及び充電不足のいずれをも生じさ
せることなく良好な充電を行える。
【0012】本発明の方法をより具体的に実施する方法
を特定すると次のようになる。まず定電流充電中の鉛蓄
電池の端子電圧を検出し、端子電圧が電流切替電圧Vo
に達するたびに充電電流値を低下させ、充電電流値が最
小充電電流値まで低下した後は充電電流値の低下を停止
する多段定電流充電方法を用いて多段階で充電を行う。
予め定めた単位時間間隔で単位時間充電電気量を求め
る。そして単位時間充電電気量を積算して1段目の充電
の開始から2段目の充電に切り替わるまでの初回の充電
電気量C1 を求める。また電解液温度または電池周囲温
度をTとしたときにα=5.56×10-42 −3.89×10-2
+1.67の式で求めた係数αを初回の充電電気量C1 に乗
じて放電電気量Cxを求める。次に放電電気量Cxに
1.1〜1.3の範囲の値から選択した一定の係数βを
乗じて必要充電電気量を算出する。また単位時間充電電
気量に基づいて1段目からn段目までの各段の充電電気
量を積算して総充電電気量を求める。そして最終的に、
総充電電気量が必要充電電気量に達すると充電を停止す
る。
【0013】予め定めた単位時間間隔で求めた単位時間
充電電気量を基準にして、演算を実行すると、コンピュ
ータ等のデジタル機器を用いて演算処理することが容易
になって、本発明の実施が容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明の方法
を実施する充電装置の一例の構成のブロックである。図
1において、1は商用電源等の交流電源であり、交流電
源1からの交流電力は、整流回路等から構成される直流
化回路2によって直流電力に変換される。直流化回路2
の出力は、電力供給回路3に供給される。電力供給回路
3は、鉛蓄電池4に通電する充電電流値を一定に制御し
て且つその値を可変信号に応じて多段階に可変すること
ができるように構成されている公知の多段階電流通電用
の電力供給回路である。一般的には直流化回路2と鉛蓄
電池4との間に配置される電流制御用半導体スイッチの
導通角を調整することにより充電電流値を一定に保つと
ともに、可変指令に応じてに充電電流値を段階的に変え
るように構成されている。
【0015】5は鉛蓄電池の充電電圧即ち端子電圧を検
出する端子電圧検出回路である。この端子電圧検出回路
5は例えば抵抗分圧回路により構成される。端子電圧検
出回路5の出力は、マイクロコンピュータを主要演算手
段として構成され、充電電流値を可変にしたり、充電を
停止する等の制御指令を電力供給回路3に出力する制御
回路6に供給される。7は例えば変流器によって構成さ
れて鉛蓄電池4に通電される充電電流値を検出する電流
検出回路であり、この電流検出回路7の出力も制御回路
6に入力される。更に8は鉛蓄電池4の温度(好ましく
は鉛蓄電池4の電解液の温度、または鉛蓄電池の周囲温
度)を検出する温度検出回路であり、温度検出回路8の
出力も制御回路6に入力されている。
【0016】制御回路6内のマイクロコンピュータは、
本発明の方法を実施するための充電制御プログラムに従
って動作する。制御回路6内には、マイクロコンピュー
タによって単位時間間隔を計数するためのタイマが構成
されている。制御回路6は、通常は電流検出回路7で検
出した充電電流を一定に保つように定電流制御を行う定
電流制御指令を出力する。そして端子電圧検出回路5か
ら入力される定電流充電中の鉛蓄電池4の端子電圧が、
予め定めた電流切替電圧Voに達するたびに充電電流値
を低下させる電流可変指令を出力する。そして充電電流
値が予め定めた最小充電電流値まで低下した後は、充電
電流値の低下を停止し、必要充電電気量分の充電を完了
すると充電を停止する充電停止指令を出力する。この動
作は、図2に示す充電制御パターンの通りになる。
【0017】制御回路6のマイクロコンピュータを動作
させる充電制御プログラムのアルゴリズムの一例は図3
に示す通りである。以下このアルゴリズムと図2に従っ
て、制御回路6の動作を説明する。この例では、まずス
テップST1で鉛蓄電池4が充電器に接続されたことを
検出すると充電動作を開始する。最初に、ステップST
2で、鉛蓄電池4の電解液温度または電池周囲温度(こ
の例では充電器周囲温度即ち制御回路6が構成されてい
る回路基板上の温度、言い換えれば鉛蓄電池が置かれて
いる環境温度)Tに関するデータを、温度検出回路8か
ら入力する。電池周囲温度Tを検出すると、係数αの演
算及び電流切替電圧Voの演算を1つの温度検出回路8
からの検出温度Tによって決定できる。係数αの演算の
ために電解液温度を用いる場合には、温度検出回路8に
は更に電池周囲温度を検出する温度センサを設け、電解
液温度と電池周囲温度の両方を制御回路6に入力するよ
うにする。
【0018】ここで係数αの演算式を導いた過程を説明
する。まず本発明では1段目の充電の開始から2段目の
充電に切り替わるまでの初回の充電電気量C1 を用い
て、下記(1)式に基づいて前の放電電気量Cxを計算
により求め(計算により求める前の放電電気量を計算放
電電気量Cxと言う)、更に充電に必要な必要充電電気
量も下記(2)式により計算により求める。
【0019】 計算放電電気量:Cx=α×C1 …(1) 必要充電電気量:Cy=β×Cx =β×α×C1 …(2) (1)式は鉛蓄電池の計算放電電気量Cxは1段目の充
電電気量C1 に係数αを乗ずることで算出できることを
意味し、また(2)式は必要充電電気量Cyは計算放電
電気量Cxに係数βを乗ずること、すなわち1段目の充
電電気量C1 に係数αと係数βを乗ずることで算出でき
ることを意味する。また、1段目の充電電気量C1 は1
段目の充電時間t1 に1段目の充電電流I1 を乗ずるこ
とによって算出することができる(図2参照)。2段目
以降も同様の方法で算出することができる。よって
(2)式は以下のようになる。
【0020】 必要充電電気量:Cy=β×α×I1 ×t1 …(3) 係数αは電解液温度(または電池周囲温度)Tによって
以下の式に従って決定する。
【0021】 α=PT2 +QT+R …(4) ここで係数P,Q,Rは種々の鉛蓄電池を用いて−5℃
〜40℃の範囲において特性確認試験を行って値を求め
た。その試験結果は図4に示す通りである。この試験結
果から、係数αは曲線AとBの範囲にあることがわかっ
た。従って係数αは以下の式で近似して求めた。
【0022】 α=5.56×10-42 −3.89×10-2T+1.67 …(5) よって係数P,Q,Rは、P=5.56×10-4、Q=−3.89
×10-2T、R=1.67となる。充電時の一般的な温度T
は、−5℃〜40℃の範囲にあるから、上記(5)式に
これらの温度を代入して係数としたαを求めると、係数
αは1.0〜1.8の範囲の値となる。温度Tが極端に
下がって、係数αが1.0より小さくなればなるほど充
電不足が発生し、温度Tが極端に上がって1.8より大
きくなればなるほど過充電の傾向を示す。
【0023】なおこの例では、係数βも種々の鉛蓄電池
を用いて特性確認試験を行ってその値を決定した。この
試験からは、前述の温度Tが−5℃〜40℃の範囲にあ
る場合に、係数βは1.1〜1.3の範囲にするのが好
ましいことが分った。この例では、係数βとして、この
範囲の平均値である1.2を用いる。なおこの係数βに
ついては、制御回路6のマイクロコンピュータのメモリ
に予め記憶させてある。係数βが1.2より小さくなっ
て、1.1より小さくなればなるほど充電不足の傾向が
現われ、また1.3より大きくなればなるほど過充電の
傾向が現われる。以上のことから、に必要充電電気量C
yは、以下の式で求めることになる。
【0024】 Cy=1.2 ×(5.56×10-42 −3.89×10-2T+1.67)×I1 ×t1 …(6)
【0025】電流切替電圧Voの決定の方法または態様
は種々提案されているが、この例では、Toを周囲温度
としたときに、Vo=2.44+5.58 ×10-3×Toの式によ
り、電流切替電圧Voを決定する。この式も前述の特性
試験に基づいて導いた式である。電流切替電圧値V0
は、周囲温度が20℃のときに、2.55V/セルとな
る。なおこの例では、ステップST2において電池周囲
温度Tを入力しているので、ステップST3では係数α
及び電流切替電圧Voを同じ温度Tを用いて求めてい
る。
【0026】次にステップST4で、初回即ち1段目の
充電電流I1 を設定する。なお本発明の充電方法では、
1段目の電流値を0.1〜0.2CAとし、2段目以降
の電流値を少しずつ(0.02〜0.03CAずつ)下
げていき、最小充電電流値を0.05CAとする。1段
目の電流値は、充電時間と充電器の性能に応じて決定さ
れる。1段目の電流値を大きくすると、充電時間は短縮
できるが、大電流を流し得るように回路を構成しなけれ
ばならない。これに対して1段目の電流値を小さくする
と、充電時間は長くなるが、大電流を流し得るように回
路を構成する必要がなく、回路を安価に構成できる。こ
のような事情を考慮して、1段目の電流値を0.1〜
0.2CAとした。この範囲であれば、充電時間があま
り長くならず、しかも回路の価格もあまり高くならな
い。
【0027】次に予め定めた単位時間間隔Δtで単位時
間充電電気量を求めるために、ステップST5でタイマ
をスタートし、充電電流の通電を開始する。ステップS
T6の定電流制御ルーチンでは、ステップST4で設定
した充電電流I1 で定電流充電をするための制御指令を
電力供給回路3に出力する。ステップST6での停電流
充電制御は、充電電流検出回路7からの検出値に基づく
フィードバック制御である。ステップST7でタイマを
カウントし、ステップST8でタイマのカウント値tが
t=Δtになったことを検出すると、ステップST9で
単位時間当りの充電量即ち単位時間充電電気量CΔt
Δt=In×Δtの式で計算する。ここで本例では、
Δtを1秒に設定している。Inは、n段目の充電電流
である。
【0028】そしてステップST10で、単位時間充電
電気量を積算して総充電電気量ΣCΔtを求める。すな
わちステップST10では、ΣCΔt=ΣCΔt+C
Δtの演算を実行する。ステップST11では、充電電
流値が2段目以降のものか否か、即ちInのnが2以上
であるか否かを判定する。n=1すなわち1段目であれ
ば、ステップST12へ進み、端子電圧検出回路5から
入力される鉛蓄電池の端子電圧VΔtが前述の電流切替
電圧Vo以上になっているか否かの判定が実行される。
鉛蓄電池の端子電圧VΔtが前述の電流切替電圧Vo以
上になっていなければ、ステップST13へと進んでタ
イマクリアされ、ステップST6に戻り、ステップST
6〜ST13が繰り返される。
【0029】ステップST6〜ST13が繰り返された
結果、ステップST12で鉛蓄電池の端子電圧VΔt
前述の電流切替電圧Vo以上になったことを検出する
と、ステップST14へと進んで充電電流値が1段目で
あるか否かの判定を実行する。そして充電電流値が1段
目であれば、ステップST15で前述の計算放電電気量
Cx=α×C1 が演算され、さらに必要充電電気量Cy
=β×Cxが演算される。これらの演算に用いる1段目
の充電の開始から2段目の充電に切り替わるまでの初回
の充電電気量C1 は、ステップST10の演算結果すな
わち総充電電気量ΣCΔtを用いる。
【0030】ステップST15での演算が終了した後
は、ステップST16で充電電流値Inのnをn+1に
するステップが実行される。即ち充電電流値の切替が実
行される。この例では端子電圧VΔtが電流切替電圧V
oに達するたびに、充電電流値を0.02〜0.03C
Aずつ低下させる指令をステップST16で制御回路6
から電力供給回路3に出力する。そしてその後、ステッ
プST13に戻り、以後切替えられた充電電流値でステ
ップST6〜13が繰り返される。但し、充電電流値が
2段目以降(n≧2)になった場合には、ステップST
11からステップST17へと進み、ステップST17
でステップST10で求めた総充電電気量ΣCΔtがス
テップST15で求めた必要充電電気量Cyに達してた
否かの判定が実行される。そして総充電電気量ΣCΔt
<必要充電電気量Cyであれば、ステップST12に進
む。
【0031】充電電流が2段目以降になっても、ステッ
プST6〜ST13が繰り返された結果、ステップST
12で鉛蓄電池の端子電圧VΔtが前述の電流切替電圧
Vo以上になったことを検出すると、ステップST14
へと進んで充電電流値が1段目であるか否かの判定を実
行する。そしてこの場合、充電電流が2段目以降である
から、ステップST15を飛び越えてステップST16
へと進み、充電電流の更なる切替が実行される。以後こ
の動作が繰り返される。なおこの例では、充電電流In
が0.05CA(最小充電電流値)になった時点で、ス
テップST16で電流の切替が実行されても、充電電流
値は0.05CA以下にならないようにしている。
【0032】そしてステップST17で、総充電電気量
ΣCΔt≧必要充電電気量Cyが検出されると、充電が
完了したと判断してステップST18へと進み、充電動
作が停止される。即ちステップST18では、制御回路
6から電力供給回路3に充電停止指令が出力される。
【0033】このようなアルゴリズムで充電を制御する
と、放電電気量が不明の鉛蓄電池の放電電気量の算出を
行うことにより、その鉛蓄電池が必要とする、最適の充
電量が算出できるので、過充電,充電不足のない適正な
充電が可能となる。
【0034】
【実施例】上記実施の形態に基づいて、ゴルフ場で使用
する電動カート用の鉛蓄電池の充電試験を行い、検討を
行った。なお、特開平7−78637号公報開示の鉛蓄
電池の充電方法は、通常ゴルフ場で使用する電動カート
用鉛蓄電池の放電電気量が不明なため使用できない。
【0035】試験方法では平野部にあるゴルフ場Aと山
間部にあるゴルフ場Bの2ヶ所で1月,4月,7月の3
回、1ラウンド走行した電動カートの鉛蓄電池の放電電
気量及び充電電気量の測定を行った。放電電気量は通常
ゴルフ場で使用する場合不明であるが、今回は本発明の
方法の効果を確認するため特別に測定を行った。電動カ
ートには12V,65Ahの鉛蓄電池が2個搭載されて
いる。
【0036】充電電流は1段目が0.125CAであ
り、2段目以降0.025CAずつ下げていった。但し
充電電流は0.05CAより小さくしないこととした。
試験結果を表1に示す。
【0037】
【表1】 通常放電電気量の約1.2〜1.3倍が適正な充電電気
量であり、1.2倍未満は充電不足、1.3倍以上は過
充電である。これより、本発明の方法を実施した場合に
は、全条件において適正充電ができることが分った。そ
して本発明の方法を用いると、放電電気量が不明でも使
用環境の差異に対応し適正な充電ができることが確認で
きた。
【0038】
【発明の効果】上述したように本発明に係る鉛蓄電池の
充電方法では、充電中の鉛蓄電池の端子電圧を検出して
充電電流を2段または数段階に切替わる2段または多段
定電流充電方法を用いる場合において、放電電気量が不
明の鉛蓄電池においても、1段目の開始から2段目に切
り替わるまでの充電電気量に電解液温度によって定まる
係数を乗じて、放電電気量の算出を行う。そして、算出
した放電電気量に一定の係数を乗じることにより必要充
電電気量を算出することにより、鉛蓄電池に最適の充電
量を供給することとしたため、従来の鉛蓄電池の充電方
法に対し、過充電,充電不足のない適正な充電を行える
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する充電装置の一例の構成
のブロックである。
【図2】本発明の方法を実施する場合の充電パターンを
示す図である。
【図3】制御回路のマイクロコンピュータを動作させる
充電制御プログラムのアルゴリズムの一例はを示すフロ
ーチャートである。
【図4】鉛蓄電池特性確認試験の結果を示す線図でる。
【符号の説明】
1 交流電源 2 直流化回路 3 電力供給回路 4 鉛蓄電池 5 端子電圧検出回路 6 制御回路 7 電流検出回路 8 温度検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02J 7/04 H02J 7/04 A

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定電流充電中の鉛蓄電池の端子電圧を検
    出し、前記端子電圧が電流切替電圧Voに達すると充電
    電流値を低下させる多段階電流充電方法を用い、充電前
    の放電電気量に基づいて必要充電電気量を求め、前記必
    要充電電気量分だけ充電を行って充電不足及び過充電を
    防止する鉛蓄電池の充電方法であって、1段目の充電の
    開始から2段目の充電に切り替わるまでの充電電気量C
    1 に電解液温度または電池周囲温度Tによって定まる係
    数αを乗じて前記放電電気量Cxを求めることを特徴と
    する鉛蓄電池の充電方法。
  2. 【請求項2】 定電流充電中の鉛蓄電池の端子電圧を検
    出し、前記端子電圧が電流切替電圧Voに達するたびに
    充電電流値を低下させる多段階電流充電方法を用い、充
    電前の放電電気量に基づいて必要充電電気量を求め、前
    記必要充電電気量分だけ充電を行って充電不足及び過充
    電を防止する鉛蓄電池の充電方法であって、 1段目の充電の開始から2段目の充電に切り替わるまで
    の充電電気量C1 に電解液温度または電池周囲温度Tに
    よって定まる係数αを乗じて前記放電電気量Cxを求
    め、 前記放電電気量Cxに一定の係数βを乗じて必要充電電
    気量を算出し、 1段目からn段目までの各段の充電電気量を積算して総
    充電電気量を求め、 該総充電電気量が前記必要充電電気量に達すると充電を
    停止することを特徴とする鉛蓄電池の充電方法。
  3. 【請求項3】 前記係数αはα=5.56×10-42 −3.89
    ×10-2T+1.67の式により決定されることを特徴とする
    請求項1または2に記載の鉛蓄電池の充電方法。
  4. 【請求項4】 前記係数βは1.1〜1.3の範囲の値
    から選択される請求項2に記載の鉛蓄電池の充電方法。
  5. 【請求項5】 定電流充電中の鉛蓄電池の端子電圧を検
    出し、前記端子電圧が電流切替電圧Voに達するたびに
    充電電流値を低下させ、充電電流値が最小充電電流値ま
    で低下した後は充電電流値の低下を停止する多段定電流
    充電方法を用いて多段階で充電を行う鉛蓄電池の充電方
    法であって、 予め定めた単位時間間隔で単位時間充電電気量を求め、 前記単位時間充電電気量を積算して1段目の充電の開始
    から2段目の充電に切り替わるまでの初回の充電電気量
    C1 を求め、 電解液温度または電池周囲温度をTとしたときにα=5.
    56×10-42 −3.89×10-2T+1.67の式で求めた係数α
    を前記初回の充電電気量C1 に乗じて放電電気量Cxを
    求め、 前記放電電気量Cxに1.1〜1.3の範囲の値から選
    択した一定の係数βを乗じて必要充電電気量を算出し、 前記単位時間充電電気量に基づいて1段目からn段目ま
    での各段の充電電気量を積算して総充電電気量を求め、 前記総充電電気量が前記必要充電電気量に達すると充電
    を停止することを特徴とする鉛蓄電池の充電方法。
  6. 【請求項6】 1セル当たりの前記電流切替電圧Vo
    は、Toを周囲温度としたときに、Vo=2.44+5.58 ×
    10-3×Toの式により決定されることを特徴とする請求
    項2または5に記載の鉛蓄電池の充電方法。
  7. 【請求項7】 前記1段目の充電に用いる充電電流値
    は、0.1CA〜0.2CAとし、前記最小充電電流値
    を0.05CAとすることを特徴とする請求項2または
    5に記載の鉛蓄電池の充電方法。
  8. 【請求項8】 前記端子電圧が前記電流切替電圧に達す
    るたびに、前記充電電流値を0.02〜0.03CAず
    つ低下させることを特徴とする請求項7に記載の鉛蓄電
    池の充電方法。
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