JPH1113703A - 油圧作業機械の振動抑制方法および同装置 - Google Patents
油圧作業機械の振動抑制方法および同装置Info
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- JPH1113703A JPH1113703A JP16593197A JP16593197A JPH1113703A JP H1113703 A JPH1113703 A JP H1113703A JP 16593197 A JP16593197 A JP 16593197A JP 16593197 A JP16593197 A JP 16593197A JP H1113703 A JPH1113703 A JP H1113703A
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F9/00—Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
- E02F9/20—Drives; Control devices
- E02F9/22—Hydraulic or pneumatic drives
- E02F9/2203—Arrangements for controlling the attitude of actuators, e.g. speed, floating function
- E02F9/2207—Arrangements for controlling the attitude of actuators, e.g. speed, floating function for reducing or compensating oscillations
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置コストが安くてすみ、しかもアクチュエ
ータ停止時の振動を確実に抑制することができる。 【解決手段】 油圧ショベルにおけるブームシリンダ5
の両側管路6,7間に、可変絞り11を備えたバイパス
管路10を設け、リモコン弁12の操作によるパイロッ
ト圧力Ppを圧力センサ15で検出し、このパイロット
圧力Ppを用いて、コントローラ16の圧力変動速度演
算部17で操作速度に対応するパイロット圧力変動速度
を演算し、この圧力変動速度に基づき開度指令値演算部
18で開度指令値を求め、開度指令部19から可変絞り
11に開度指令信号を出力して絞り開度を制御すること
により、急停止または急起動時にシリンダ両側管路6,
7の圧力を速やかに平衡させて振動を抑制する方法およ
び装置。
ータ停止時の振動を確実に抑制することができる。 【解決手段】 油圧ショベルにおけるブームシリンダ5
の両側管路6,7間に、可変絞り11を備えたバイパス
管路10を設け、リモコン弁12の操作によるパイロッ
ト圧力Ppを圧力センサ15で検出し、このパイロット
圧力Ppを用いて、コントローラ16の圧力変動速度演
算部17で操作速度に対応するパイロット圧力変動速度
を演算し、この圧力変動速度に基づき開度指令値演算部
18で開度指令値を求め、開度指令部19から可変絞り
11に開度指令信号を出力して絞り開度を制御すること
により、急停止または急起動時にシリンダ両側管路6,
7の圧力を速やかに平衡させて振動を抑制する方法およ
び装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧ショベルや油圧
クレーン等の油圧作業機械において、油圧アクチュエー
タの停止時および起動時における振動の発生を抑制する
振動抑制方法および同装置に関するものである。
クレーン等の油圧作業機械において、油圧アクチュエー
タの停止時および起動時における振動の発生を抑制する
振動抑制方法および同装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば油圧ショベルのブームのように
大質量で慣性の大きい可動部を急停止または急起動させ
ると、この可動部を駆動する油圧アクチュエータに大き
な圧力変動が生じる。
大質量で慣性の大きい可動部を急停止または急起動させ
ると、この可動部を駆動する油圧アクチュエータに大き
な圧力変動が生じる。
【0003】上記ブームを起伏作動させるブームシリン
ダを例にとると、たとえばブームを倒す(ブームシリン
ダを縮小させる)方向の動作を急停止させた場合、ブー
ムの慣性によってブームシリンダのヘッド側圧力が急激
に上昇する。
ダを例にとると、たとえばブームを倒す(ブームシリン
ダを縮小させる)方向の動作を急停止させた場合、ブー
ムの慣性によってブームシリンダのヘッド側圧力が急激
に上昇する。
【0004】そして、その反力によりシリンダのロッド
側圧力が上昇し、さらにその反力がヘッド側に加わる。
側圧力が上昇し、さらにその反力がヘッド側に加わる。
【0005】この繰り返しによりピストンロッドが振動
し、この振動が機械本体に伝えられて同本体が振動す
る。
し、この振動が機械本体に伝えられて同本体が振動す
る。
【0006】この振動は、シリンダ両側の圧力が平衡す
るまで続くため、操作性が悪くなるとともに、振動が止
まるまで次の操作に移れない等、作業性も悪くなる。
るまで続くため、操作性が悪くなるとともに、振動が止
まるまで次の操作に移れない等、作業性も悪くなる。
【0007】そこで、このようなアクチュエータ急停止
・急起動時の振動を抑制する方法として、次の二つが提
案された。上記ブームシリンダの場合で説明する。
・急起動時の振動を抑制する方法として、次の二つが提
案された。上記ブームシリンダの場合で説明する。
【0008】(A)特開平6−185501号公報に示
されているように、ブームシリンダとコントロールバル
ブとを結ぶ管路にアキュムレータを接続し、シリンダ圧
力が高くなればシリンダ側からアキュムレータ側に、シ
リンダ圧力が低くなれば逆にアキュムレータ側からシリ
ンダ側に圧油を逃がして圧力の変動を減少させる。
されているように、ブームシリンダとコントロールバル
ブとを結ぶ管路にアキュムレータを接続し、シリンダ圧
力が高くなればシリンダ側からアキュムレータ側に、シ
リンダ圧力が低くなれば逆にアキュムレータ側からシリ
ンダ側に圧油を逃がして圧力の変動を減少させる。
【0009】また、アキュムレータ回路に可変絞りを設
け、圧力センサで検出したシリンダ圧力の変動に応じて
可変絞りの開度を、変動成分が大きいほど開度を大きく
するように制御する。
け、圧力センサで検出したシリンダ圧力の変動に応じて
可変絞りの開度を、変動成分が大きいほど開度を大きく
するように制御する。
【0010】(B)特開平6−17448号公報に示さ
れているように、シリンダ回路の両側管路をバイパス管
路で接続してこのバイパス管路に電磁開閉弁を設け、操
作レバーが中立で、かつ、シリンダ圧力が一定値以上に
なると電磁開閉弁を開いて両側管路を連通させる。
れているように、シリンダ回路の両側管路をバイパス管
路で接続してこのバイパス管路に電磁開閉弁を設け、操
作レバーが中立で、かつ、シリンダ圧力が一定値以上に
なると電磁開閉弁を開いて両側管路を連通させる。
【0011】これにより、両側管路の圧力を速やかに平
衡させて、両側管路の圧力差によるブームシリンダの振
動を抑制する。
衡させて、両側管路の圧力差によるブームシリンダの振
動を抑制する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者のアキ
ュムレータ方式では高価なアキュムレータ、後者のバイ
パス方式では操作レバーの操作を検出するセンサとシリ
ンダ圧力を検出するセンサの二種類のセンサがそれぞれ
必要であるため、装置コストが高くなる。
ュムレータ方式では高価なアキュムレータ、後者のバイ
パス方式では操作レバーの操作を検出するセンサとシリ
ンダ圧力を検出するセンサの二種類のセンサがそれぞれ
必要であるため、装置コストが高くなる。
【0013】本発明は上記の点に鑑み、装置コストが安
くてすみ、しかもアクチュエータ停止時の振動を確実に
抑制することができる油圧作業機械の振動抑制方法およ
び同装置を提供するものである。
くてすみ、しかもアクチュエータ停止時の振動を確実に
抑制することができる油圧作業機械の振動抑制方法およ
び同装置を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明(振動抑
制方法)は、油圧アクチュエータと、この油圧アクチュ
エータに対する圧油の給排を制御するコントロールバル
ブと、このコントロールバルブを操作する操作手段とを
備えた油圧作業機械において、上記油圧アクチュエータ
とコントロールバルブを結ぶ両側管路間に開度可変のバ
イパス管路を設け、油圧アクチュエータの操作時に上記
操作手段の操作速度に応じてバイパス管路の開度を高速
度側で大きくなるように制御するものである。
制方法)は、油圧アクチュエータと、この油圧アクチュ
エータに対する圧油の給排を制御するコントロールバル
ブと、このコントロールバルブを操作する操作手段とを
備えた油圧作業機械において、上記油圧アクチュエータ
とコントロールバルブを結ぶ両側管路間に開度可変のバ
イパス管路を設け、油圧アクチュエータの操作時に上記
操作手段の操作速度に応じてバイパス管路の開度を高速
度側で大きくなるように制御するものである。
【0015】請求項2の発明(振動抑制装置)は、(i)
油圧アクチュエータと、(ii) この油圧アクチュエー
タに対する圧油の給排を制御するコントロールバルブ
と、(iii) このコントロールバルブを操作する操作手
段と、(iv) 上記油圧アクチュエータとコントロールバ
ルブを結ぶ両側管路間に設けられたバイパス管路と、
(v) このバイパス管路に設けられた可変絞りと、(vi)
上記操作手段の操作速度を検出し、この操作速度に応
じて上記可変絞りの開度を高速度側で大きくなるように
制御するものである。
油圧アクチュエータと、(ii) この油圧アクチュエー
タに対する圧油の給排を制御するコントロールバルブ
と、(iii) このコントロールバルブを操作する操作手
段と、(iv) 上記油圧アクチュエータとコントロールバ
ルブを結ぶ両側管路間に設けられたバイパス管路と、
(v) このバイパス管路に設けられた可変絞りと、(vi)
上記操作手段の操作速度を検出し、この操作速度に応
じて上記可変絞りの開度を高速度側で大きくなるように
制御するものである。
【0016】請求項3の発明は、請求項2の構成におい
て、コントロールバルブとして油圧パイロット切換式の
弁、操作手段としてこのコントロールバルブにパイロッ
トラインを通じてパイロット圧力を供給するリモコン弁
がそれぞれ用いられ、開度制御手段は、 上記パイロット圧力を検出するパイロット圧力検出
手段と、 検出されたパイロット圧力の変動速度を操作速度と
して演算する圧力変動速度演算手段と、 上記圧力変動速度演算手段によって求められた圧力
変動速度に応じて上記可変絞りに対する開度指令値を演
算し、指令信号として出力する開度指令手段によって構
成されたものである。
て、コントロールバルブとして油圧パイロット切換式の
弁、操作手段としてこのコントロールバルブにパイロッ
トラインを通じてパイロット圧力を供給するリモコン弁
がそれぞれ用いられ、開度制御手段は、 上記パイロット圧力を検出するパイロット圧力検出
手段と、 検出されたパイロット圧力の変動速度を操作速度と
して演算する圧力変動速度演算手段と、 上記圧力変動速度演算手段によって求められた圧力
変動速度に応じて上記可変絞りに対する開度指令値を演
算し、指令信号として出力する開度指令手段によって構
成されたものである。
【0017】請求項4の発明は、請求項2または3の構
成において、開度制御手段が、(a)操作手段の操作加
速度を求め、(b)この操作加速度が一定値以下のとき
に一次遅れをもって可変絞りに指令信号を出力するよう
に構成されたものである。
成において、開度制御手段が、(a)操作手段の操作加
速度を求め、(b)この操作加速度が一定値以下のとき
に一次遅れをもって可変絞りに指令信号を出力するよう
に構成されたものである。
【0018】上記方法および装置によると、操作手段の
操作速度が速いときにはバイパス管路の可変絞りの開度
が大きくなって両側管路間での圧油の流出入量が多くな
るため、急停止または急起動操作されたときでも両側管
路の圧力が速やかに平衡して振動が減衰する。
操作速度が速いときにはバイパス管路の可変絞りの開度
が大きくなって両側管路間での圧油の流出入量が多くな
るため、急停止または急起動操作されたときでも両側管
路の圧力が速やかに平衡して振動が減衰する。
【0019】また、操作手段が緩やかに操作されたとき
には可変絞りは小開度に制御されるため、常に大開度と
する場合のように通常操作時の応答性が悪くなるという
弊害が生じない。
には可変絞りは小開度に制御されるため、常に大開度と
する場合のように通常操作時の応答性が悪くなるという
弊害が生じない。
【0020】しかも、アキュムレータが不要で、かつ、
センサとしても操作速度を検出するための最小限(請求
項3ではパイロット圧力検出手段)ですむため、装置コ
ストが安くてすむ。
センサとしても操作速度を検出するための最小限(請求
項3ではパイロット圧力検出手段)ですむため、装置コ
ストが安くてすむ。
【0021】また、請求項4の構成によると、操作手段
の操作加速度が求められ、この操作加速度が一定値以下
のときに一次遅れをもって絞り開度の指令信号が出力さ
れるるため、次のような作用が得られる。
の操作加速度が求められ、この操作加速度が一定値以下
のときに一次遅れをもって絞り開度の指令信号が出力さ
れるるため、次のような作用が得られる。
【0022】油圧回路においては、通常、油圧系の応答
遅れがあるため、急操作が終了しても(操作速度が低く
なっても)、アクチュエータ両側管路の圧力は一定時間
は操作中のレベルのままとなる。
遅れがあるため、急操作が終了しても(操作速度が低く
なっても)、アクチュエータ両側管路の圧力は一定時間
は操作中のレベルのままとなる。
【0023】従って、操作速度のみに基づいて絞り開度
を制御する構成をとると、急操作の終了時点で直ちに絞
り開度が小開度に切換わるため、上記した応答遅れの間
で振動減衰作用が働かなくなる。
を制御する構成をとると、急操作の終了時点で直ちに絞
り開度が小開度に切換わるため、上記した応答遅れの間
で振動減衰作用が働かなくなる。
【0024】そこで、上記のように操作加速度が一定値
以下になったとき、すなわち、操作が緩やかになったと
きに一次遅れを持たせることにより、応答遅れの間、絞
り開度が大開度に保たれて振動減衰作用が維持されるた
め、この過渡期での振動を抑制することができる。
以下になったとき、すなわち、操作が緩やかになったと
きに一次遅れを持たせることにより、応答遅れの間、絞
り開度が大開度に保たれて振動減衰作用が維持されるた
め、この過渡期での振動を抑制することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図によって説
明する。
明する。
【0026】この実施形態では、従来説明に合せて油圧
ショベルのブームシリンダ回路を適用対象として例にと
っている。
ショベルのブームシリンダ回路を適用対象として例にと
っている。
【0027】図1において、1は油圧ショベルの本体
で、このショベル本体1に、ブーム2とアーム3とバケ
ット4を備えた掘削アタッチメントが取付けられてい
る。
で、このショベル本体1に、ブーム2とアーム3とバケ
ット4を備えた掘削アタッチメントが取付けられてい
る。
【0028】また、ブーム2とショベル本体1との間に
ブームシリンダ5が取付けられ、このブームシリンダ5
の伸縮作動によってブーム2が起伏作動する。
ブームシリンダ5が取付けられ、このブームシリンダ5
の伸縮作動によってブーム2が起伏作動する。
【0029】ブームシリンダ5のヘッド側油室5aに接
続されたヘッド側管路6、およびロッド側油室5bに接
続されたロッド側管路7は、油圧パイロット切換式のコ
ントロールバルブ8を介して油圧ポンプ9およびタンク
Tに接続され、このコントロールバルブ8によりブーム
シリンダ5の作動方向と速度が制御される。
続されたヘッド側管路6、およびロッド側油室5bに接
続されたロッド側管路7は、油圧パイロット切換式のコ
ントロールバルブ8を介して油圧ポンプ9およびタンク
Tに接続され、このコントロールバルブ8によりブーム
シリンダ5の作動方向と速度が制御される。
【0030】また、ヘッド側およびロッド側量管路6,
7間にはバイパス管路10が設けられ、このバイパス管
路10に電磁比例式の可変絞り11が設けられている。
7間にはバイパス管路10が設けられ、このバイパス管
路10に電磁比例式の可変絞り11が設けられている。
【0031】12はレバー12aによって操作される操
作手段としてのリモコン弁で、このリモコン弁12が操
作されることにより、パイロットライン13aまたは1
3bを通じコントロールバルブ8の両側パイロットポー
ト8a,8bのうち操作された側にパイロット圧力が供
給されてコントロールバルブ8が切換わり作動する。
作手段としてのリモコン弁で、このリモコン弁12が操
作されることにより、パイロットライン13aまたは1
3bを通じコントロールバルブ8の両側パイロットポー
ト8a,8bのうち操作された側にパイロット圧力が供
給されてコントロールバルブ8が切換わり作動する。
【0032】14はリモコン弁12の油圧源である。
【0033】両側パイロットライン13a,13bには
それぞれ圧力センサ15,15が接続され、リモコン弁
12の操作量に対応するパイロット圧力Ppがこの圧力
センサ15,15によって検出され、このパイロット圧
力信号がコントローラ16に入力される。
それぞれ圧力センサ15,15が接続され、リモコン弁
12の操作量に対応するパイロット圧力Ppがこの圧力
センサ15,15によって検出され、このパイロット圧
力信号がコントローラ16に入力される。
【0034】コントローラ16は、パイロット圧力信号
からパイロット圧力Ppの変動速度を算出する圧力変動
速度演算部17と、求められたパイロット圧力変動速度
から可変絞り11に対する開度指令値を演算する開度指
令値演算部18と、この指令値に対応する制御信号を可
変絞り11に対して出力する開度指令部19とを具備し
ている。
からパイロット圧力Ppの変動速度を算出する圧力変動
速度演算部17と、求められたパイロット圧力変動速度
から可変絞り11に対する開度指令値を演算する開度指
令値演算部18と、この指令値に対応する制御信号を可
変絞り11に対して出力する開度指令部19とを具備し
ている。
【0035】また、圧力センサ15,15からのパイロ
ット圧力信号、および圧力変動速度演算部17からの速
度信号にはノイズが含まれているため、圧力変動速度演
算部17および開度指令値演算部18の各入口側にこの
ノイズを除去するためのフィルタ(たとえばカット周波
数が10Hzのローパスフィルタ)20,21が設けら
れている。
ット圧力信号、および圧力変動速度演算部17からの速
度信号にはノイズが含まれているため、圧力変動速度演
算部17および開度指令値演算部18の各入口側にこの
ノイズを除去するためのフィルタ(たとえばカット周波
数が10Hzのローパスフィルタ)20,21が設けら
れている。
【0036】このコントローラ16の各部の作用を含む
本装置の作用を図2のフローチャートを併用して説明す
る。
本装置の作用を図2のフローチャートを併用して説明す
る。
【0037】ブームシリンダ5を縮小作動させた後、停
止させる場合を例にとって説明すると、リモコン弁12
が停止操作されると、それまで操作されていた側のパイ
ロットライン13bの圧力Ppが低下し、コントロール
バルブ8が中立復帰してブームシリンダ5の縮小作動が
停止する。
止させる場合を例にとって説明すると、リモコン弁12
が停止操作されると、それまで操作されていた側のパイ
ロットライン13bの圧力Ppが低下し、コントロール
バルブ8が中立復帰してブームシリンダ5の縮小作動が
停止する。
【0038】このとき、上記パイロット圧力Ppが圧力
センサ15により検出されてコントローラ16に読み込
まれる(ステップS1)。
センサ15により検出されてコントローラ16に読み込
まれる(ステップS1)。
【0039】コントローラ16では、フィルタ20によ
って圧力信号中のノイズが除去された後、圧力変動速度
演算部17でパイロット圧力Ppの変動速度Vが、
って圧力信号中のノイズが除去された後、圧力変動速度
演算部17でパイロット圧力Ppの変動速度Vが、
【0040】
【数1】V=dPp/dt によって算出される(ステップS2)。
【0041】この算出されたパイロット圧力変動速度V
は、フィルタ21経由で開度指令値演算部18に入力さ
れ、ここで可変絞り11に対する開度指令値Gが次のよ
うにして演算される。
は、フィルタ21経由で開度指令値演算部18に入力さ
れ、ここで可変絞り11に対する開度指令値Gが次のよ
うにして演算される。
【0042】まず、次の数2のように上記圧力変動速度
Vの絶対値|V|をとり、これにゲインαを掛けて基本
指令値Fを求める(ステップS3)。
Vの絶対値|V|をとり、これにゲインαを掛けて基本
指令値Fを求める(ステップS3)。
【0043】
【数2】F=α・|V| また、ステップS4で圧力変動速度Vを微分して加速度
A=(dV/dt)を求めた後、この加速度Aと、予め
設定した値A0とを比較し(ステップS5) A≧A0(ステップS5でYES)のときには、急
操作中であるとして、基本指令値Fをそのまま開度指令
値Gとして決定し(ステップS6)、 A<A0のとき(ステップS5でNO)のときに
は、操作が緩やかであるとして、
A=(dV/dt)を求めた後、この加速度Aと、予め
設定した値A0とを比較し(ステップS5) A≧A0(ステップS5でYES)のときには、急
操作中であるとして、基本指令値Fをそのまま開度指令
値Gとして決定し(ステップS6)、 A<A0のとき(ステップS5でNO)のときに
は、操作が緩やかであるとして、
【0044】
【数3】G=(1/1+Ts)・F のように基本指令値Fに時定数Tなる一次遅れを持たせ
た値を開度指令値Gとする(ステップS7)。
た値を開度指令値Gとする(ステップS7)。
【0045】そして、この開度指令値Gが開度指令部1
2から可変絞り11に開度指令信号として出力され(ス
テップS8)、同弁6が指令信号に応じた開度に設定さ
れる。
2から可変絞り11に開度指令信号として出力され(ス
テップS8)、同弁6が指令信号に応じた開度に設定さ
れる。
【0046】こうして、パイロット圧力Ppの変動速度
Vに応じて可変絞り11の開度が制御され、操作速度が
高いほど絞り開度が大きくなってシリンダ両側管路6,
7間での圧油の流出入量が多くなる。
Vに応じて可変絞り11の開度が制御され、操作速度が
高いほど絞り開度が大きくなってシリンダ両側管路6,
7間での圧油の流出入量が多くなる。
【0047】従って、急停止操作時に、圧油の流出入作
用によって両側管路6,7の圧力が速やかに平衡して振
動が減衰される。
用によって両側管路6,7の圧力が速やかに平衡して振
動が減衰される。
【0048】しかも、リモコン弁12が緩やかに操作さ
れたときには、可変絞り11は小開度に制御されるた
め、同弁11を常に大開度とする場合のように通常操作
時の応答性が悪くなるという弊害が生じない。
れたときには、可変絞り11は小開度に制御されるた
め、同弁11を常に大開度とする場合のように通常操作
時の応答性が悪くなるという弊害が生じない。
【0049】また、この装置では、上記のようにパイロ
ット圧力Ppの変動加速度Aを求め、この加速度Aが一
定値A0よりも小さいときには時定数Tなる一次遅れを
もって開度指令信号を出力することにより、急操作終了
後も一定時間は急操作中の絞り開度制御を維持するよう
にしたから、操作に対する油圧系の応答遅れによる振動
をも抑制することができる。
ット圧力Ppの変動加速度Aを求め、この加速度Aが一
定値A0よりも小さいときには時定数Tなる一次遅れを
もって開度指令信号を出力することにより、急操作終了
後も一定時間は急操作中の絞り開度制御を維持するよう
にしたから、操作に対する油圧系の応答遅れによる振動
をも抑制することができる。
【0050】なお、こうすると、通常の緩操作時にも一
次遅れ制御が行われるが、元々緩操作時には絞り開度を
制御する必要がないため、何ら差し支えない。
次遅れ制御が行われるが、元々緩操作時には絞り開度を
制御する必要がないため、何ら差し支えない。
【0051】図3〜図5にこの装置による振動抑制結果
を示している。
を示している。
【0052】ここでは、図3に示すようにブーム停止状
態からリモコン弁12を比較的緩やかに操作して図1の
ブーム2を起立または倒伏方向に作動させ、リモコン弁
12を最大操作量(100%)で保持した後、時刻t1
〜t2間で急にニュートラル位置まで戻した場合を示し
ている。
態からリモコン弁12を比較的緩やかに操作して図1の
ブーム2を起立または倒伏方向に作動させ、リモコン弁
12を最大操作量(100%)で保持した後、時刻t1
〜t2間で急にニュートラル位置まで戻した場合を示し
ている。
【0053】図4はこのリモコン弁12の操作に応じて
可変絞り11に出力された開度指令値、図5はこの開度
制御の結果としてのシリンダメータイン圧力の変化状況
をそれぞれ示し、図5の実線で示すように、同図一点鎖
線で示す従来技術(可変絞り11付きのバイパス管路1
0を設けない場合)と比較して、急操作時でもメータイ
ン圧力の変動を速やかに減衰させることができる(圧力
変動による振動の発生を抑制することができる)。
可変絞り11に出力された開度指令値、図5はこの開度
制御の結果としてのシリンダメータイン圧力の変化状況
をそれぞれ示し、図5の実線で示すように、同図一点鎖
線で示す従来技術(可変絞り11付きのバイパス管路1
0を設けない場合)と比較して、急操作時でもメータイ
ン圧力の変動を速やかに減衰させることができる(圧力
変動による振動の発生を抑制することができる)。
【0054】ところで、上記実施形態ではパイロット圧
力を用いて操作速度を算出したが、リモコン弁12の操
作量をセンサで検出し、この操作量から操作速度を算出
してもよい。あるいは、リモコン弁12の操作速度を直
接、速度センサによって検出してもよい。
力を用いて操作速度を算出したが、リモコン弁12の操
作量をセンサで検出し、この操作量から操作速度を算出
してもよい。あるいは、リモコン弁12の操作速度を直
接、速度センサによって検出してもよい。
【0055】また、本発明は上記実施形態で例示した油
圧ショベルのブームシリンダ回路に限らず、とくに慣性
の大きい可動部を駆動するアクチュエータ回路に広く適
用することができる。
圧ショベルのブームシリンダ回路に限らず、とくに慣性
の大きい可動部を駆動するアクチュエータ回路に広く適
用することができる。
【0056】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、操作
手段の操作速度を検出し、操作手段が急停止または急起
動操作されたときに、アクチュエータ両側管路間のバイ
パス管路に設けた可変絞りの開度を大きくしてアクチュ
エータ両側管路間での圧油の流出入量を多くするように
したから、両側管路の圧力を速やかに平衡させて振動を
確実に抑制することができる。
手段の操作速度を検出し、操作手段が急停止または急起
動操作されたときに、アクチュエータ両側管路間のバイ
パス管路に設けた可変絞りの開度を大きくしてアクチュ
エータ両側管路間での圧油の流出入量を多くするように
したから、両側管路の圧力を速やかに平衡させて振動を
確実に抑制することができる。
【0057】また、操作手段が緩やかに操作されたとき
には可変絞りは小開度に制御されるため、常に大開度と
する場合のように通常操作時の応答性が悪くなるという
弊害が生じない。
には可変絞りは小開度に制御されるため、常に大開度と
する場合のように通常操作時の応答性が悪くなるという
弊害が生じない。
【0058】しかも、アキュムレータが不要で、かつ、
センサとしても操作速度を検出するための最小限(請求
項3ではパイロット圧力検出手段)ですむため、装置コ
ストが安くてすむ。
センサとしても操作速度を検出するための最小限(請求
項3ではパイロット圧力検出手段)ですむため、装置コ
ストが安くてすむ。
【0059】また、請求項4の構成によると、操作手段
の操作加速度を求め、この操作加速度が一定値以下のと
きに一次遅れをもって絞り開度の指令信号を出力するよ
うにしたから、操作に対する油圧系の応答送れによる急
操作終了直後の振動の発生をも抑制することができる。
の操作加速度を求め、この操作加速度が一定値以下のと
きに一次遅れをもって絞り開度の指令信号を出力するよ
うにしたから、操作に対する油圧系の応答送れによる急
操作終了直後の振動の発生をも抑制することができる。
【図1】油圧ショベルのブームシリンダ回路を適用対象
として例にとった本発明の実施形態を示す油圧回路とそ
の振動抑制のための制御系の構成図である。
として例にとった本発明の実施形態を示す油圧回路とそ
の振動抑制のための制御系の構成図である。
【図2】同実施形態にかかる装置の作用を説明するため
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図3】同装置におけるリモコン弁の操作状況を示す図
である。
である。
【図4】リモコン弁操作時の可変絞りに対する開度指令
値の変化状況を示す図である。
値の変化状況を示す図である。
【図5】ブームシリンダのメータイン圧力の変化状況を
示す図である。
示す図である。
5 ブームシリンダ(油圧アクチュエータ) 6,7 ブームシリンダの両側管路 8 コントロールバルブ 10 バイパス管路 11 可変絞り 12 操作手段としてのリモコン弁 15 開度制御手段を構成するパイロット圧力検出用の
圧力センサ 16 開度制御手段を構成するコントローラ 17 コントローラの変動速度演算部(変動速度演算手
段) 18 コントローラの開度指令値演算部(開度指令手
段) 19 開度指令部(開度指令手段)
圧力センサ 16 開度制御手段を構成するコントローラ 17 コントローラの変動速度演算部(変動速度演算手
段) 18 コントローラの開度指令値演算部(開度指令手
段) 19 開度指令部(開度指令手段)
Claims (4)
- 【請求項1】 油圧アクチュエータと、この油圧アクチ
ュエータに対する圧油の給排を制御するコントロールバ
ルブと、このコントロールバルブを操作する操作手段と
を備えた油圧作業機械において、上記油圧アクチュエー
タとコントロールバルブを結ぶ両側管路間に開度可変の
バイパス管路を設け、油圧アクチュエータの操作時に上
記操作手段の操作速度に応じてバイパス管路の開度を高
速度側で大きくなるように制御することを特徴とする油
圧作業機械の振動抑制方法。 - 【請求項2】(i) 油圧アクチュエータと、 (ii) この油圧アクチュエータに対する圧油の給排を制
御するコントロールバルブと、 (iii) このコントロールバルブを操作する操作手段
と、 (iv) 上記油圧アクチュエータとコントロールバルブを
結ぶ両側管路間に設けられたバイパス管路と、 (v) このバイパス管路に設けられた可変絞りと、 (vi) 上記操作手段の操作速度を検出し、この操作速度
に応じて上記可変絞りの開度を高速度側で大きくなるよ
うに制御する開度制御手段を具備することを特徴とする
油圧作業機械の振動抑制装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の油圧作業機械の振動抑制
装置において、コントロールバルブとして油圧パイロッ
ト切換式の弁、操作手段としてこのコントロールバルブ
にパイロットラインを通じてパイロット圧力を供給する
リモコン弁がそれぞれ用いられ、開度制御手段は、 上記パイロット圧力を検出するパイロット圧力検出
手段と、 検出されたパイロット圧力の変動速度を操作速度と
して演算する圧力変動速度演算手段と、 上記圧力変動速度演算手段によって求められた圧力
変動速度に応じて上記可変絞りに対する開度指令値を演
算し、指令信号として出力する開度指令手段によって構
成されたことを特徴とする油圧作業機械の振動抑制装
置。 - 【請求項4】 請求項2または3記載の油圧作業機械の
振動抑制装置において、開度制御手段が、 (a)操作手段の操作加速度を求め、 (b)この操作加速度が一定値以下のときに一次遅れを
もって可変絞りに指令信号を出力するように構成された
ことを特徴とする油圧作業機械の振動抑制装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16593197A JPH1113703A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 油圧作業機械の振動抑制方法および同装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16593197A JPH1113703A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 油圧作業機械の振動抑制方法および同装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1113703A true JPH1113703A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15821741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16593197A Withdrawn JPH1113703A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 油圧作業機械の振動抑制方法および同装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1113703A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6837140B2 (en) | 2002-02-04 | 2005-01-04 | Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. | Control system and method for hydraulic working machine |
| GB2485439B (en) * | 2010-11-10 | 2015-11-11 | Kuhn Audureau Sa | Hedge and grass cutter |
-
1997
- 1997-06-23 JP JP16593197A patent/JPH1113703A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6837140B2 (en) | 2002-02-04 | 2005-01-04 | Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. | Control system and method for hydraulic working machine |
| GB2485439B (en) * | 2010-11-10 | 2015-11-11 | Kuhn Audureau Sa | Hedge and grass cutter |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |