JPH1113752A - 歯車伝達装置用針状ころ軸受 - Google Patents
歯車伝達装置用針状ころ軸受Info
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- JPH1113752A JPH1113752A JP16973097A JP16973097A JPH1113752A JP H1113752 A JPH1113752 A JP H1113752A JP 16973097 A JP16973097 A JP 16973097A JP 16973097 A JP16973097 A JP 16973097A JP H1113752 A JPH1113752 A JP H1113752A
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- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 4
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 abstract description 22
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- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 6
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 幅面より潤滑油が内部に入り易く、潤滑性に
優れた歯車伝達装置用針状ころ軸受とする。 【解決手段】 歯車伝達装置内に組み込まれる針状ころ
軸受8において、保持器11のころ保持部の中心Pまた
は保持器の厚みの中心Qを、ころ配列のピッチ円PCよ
りも軸心側にオフセットさせる。
優れた歯車伝達装置用針状ころ軸受とする。 【解決手段】 歯車伝達装置内に組み込まれる針状ころ
軸受8において、保持器11のころ保持部の中心Pまた
は保持器の厚みの中心Qを、ころ配列のピッチ円PCよ
りも軸心側にオフセットさせる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車や産業機
械の変速機等の歯車伝達装置に用いられる歯車伝達装置
用針状ころ軸受に関する。
械の変速機等の歯車伝達装置に用いられる歯車伝達装置
用針状ころ軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の変速機として、図3に示
すようにシンクロハブ51の両側で軸50の外周に針状
ころ軸受52,53を介して変速用のギヤ54,55を
設けたものがある。軸50はメインシャフトとなるもの
であり、ケース56に軸受57で回転自在に支持されて
いる。この変速機において、各針状ころ軸受52,53
は、トルク伝達の有るときと無いときとで、ギヤ54,
55との間に相対回転を生じたり、相対回転が零となっ
たりする。いずれの場合も、針状ころ軸受52,53に
おける保持器58は、周辺部品との間で相対滑りを生
じ、潤滑が不可欠の状態にある。
すようにシンクロハブ51の両側で軸50の外周に針状
ころ軸受52,53を介して変速用のギヤ54,55を
設けたものがある。軸50はメインシャフトとなるもの
であり、ケース56に軸受57で回転自在に支持されて
いる。この変速機において、各針状ころ軸受52,53
は、トルク伝達の有るときと無いときとで、ギヤ54,
55との間に相対回転を生じたり、相対回転が零となっ
たりする。いずれの場合も、針状ころ軸受52,53に
おける保持器58は、周辺部品との間で相対滑りを生
じ、潤滑が不可欠の状態にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種変速機におい
て、潤滑油はケース56の下部のギヤ収容部分まで入っ
ており、ギヤ54,55等の回転により飛沫される。飛
沫した潤滑油は、ギヤ54,55の幅面,等の付近
から入り込む。この幅面,から入り込んだ潤滑油
は、針状ころ軸受52,53内に入る必要がある。しか
し、これら軸受52,53の保持器58は、一般に両側
にリング状のリブ部a,b,c,dを有していて、この
リブ部がギヤ54,55の軸支孔の内径面で案内される
外径案内型のものとされる。そのため、保持器58のリ
ブ部a〜dとギヤ54,55の内径面との隙間が少なく
(例えば0.1〜0.2mm程度の軸方向隙間とされ
る)、潤滑油の円滑な進入が阻害される。したがって、
ギヤ54,55等の回転に伴い自然供給される潤滑油
が、針状ころ軸受52,53の内部まで十分に行き渡ら
ず、特に、長期放置後の運転時や、急な高速回転時等に
潤滑不足が生じる恐れがある。
て、潤滑油はケース56の下部のギヤ収容部分まで入っ
ており、ギヤ54,55等の回転により飛沫される。飛
沫した潤滑油は、ギヤ54,55の幅面,等の付近
から入り込む。この幅面,から入り込んだ潤滑油
は、針状ころ軸受52,53内に入る必要がある。しか
し、これら軸受52,53の保持器58は、一般に両側
にリング状のリブ部a,b,c,dを有していて、この
リブ部がギヤ54,55の軸支孔の内径面で案内される
外径案内型のものとされる。そのため、保持器58のリ
ブ部a〜dとギヤ54,55の内径面との隙間が少なく
(例えば0.1〜0.2mm程度の軸方向隙間とされ
る)、潤滑油の円滑な進入が阻害される。したがって、
ギヤ54,55等の回転に伴い自然供給される潤滑油
が、針状ころ軸受52,53の内部まで十分に行き渡ら
ず、特に、長期放置後の運転時や、急な高速回転時等に
潤滑不足が生じる恐れがある。
【0004】この発明は、上記課題を解消するものであ
り、幅面より潤滑油が内部に入り易く、潤滑性に優れた
歯車伝達装置用針状ころ軸受を提供することを目的とす
る。
り、幅面より潤滑油が内部に入り易く、潤滑性に優れた
歯車伝達装置用針状ころ軸受を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の歯車伝達装置用針状ころ軸受は、歯車伝達装置内に組
み込まれる針状ころ軸受において、保持器のころ保持部
の中心または保持器の厚みの中心を、ころ配列のピッチ
円よりも軸心側にオフセットさせたものである。前記こ
ろ保持部の中心および厚み中心の両方を軸心側にオフセ
ットさせても良い。これらの場合、保持器は内径案内と
されることになる。このように保持器のころ保持部また
は厚みの中心をころ配列のピッチ円よりも軸心側にオフ
セットさせたため、ころが内径面に転接する部品と保持
器との間の径方向隙間が大きく得られる。そのため、こ
ろに対する外周側部品の幅面から潤滑油が入り易く、ま
た入った潤滑油が軸受内を他方の幅面側へ良好に流れ、
優れた潤滑性が得られる。そのため、ギヤの回転に伴う
潤滑油の飛沫で軸受の自然潤滑を行う歯車伝達装置にお
いても、良好な潤滑が行える。
の歯車伝達装置用針状ころ軸受は、歯車伝達装置内に組
み込まれる針状ころ軸受において、保持器のころ保持部
の中心または保持器の厚みの中心を、ころ配列のピッチ
円よりも軸心側にオフセットさせたものである。前記こ
ろ保持部の中心および厚み中心の両方を軸心側にオフセ
ットさせても良い。これらの場合、保持器は内径案内と
されることになる。このように保持器のころ保持部また
は厚みの中心をころ配列のピッチ円よりも軸心側にオフ
セットさせたため、ころが内径面に転接する部品と保持
器との間の径方向隙間が大きく得られる。そのため、こ
ろに対する外周側部品の幅面から潤滑油が入り易く、ま
た入った潤滑油が軸受内を他方の幅面側へ良好に流れ、
優れた潤滑性が得られる。そのため、ギヤの回転に伴う
潤滑油の飛沫で軸受の自然潤滑を行う歯車伝達装置にお
いても、良好な潤滑が行える。
【0006】上記構成において、ころの配列は複列とし
ても良い。すなわち、複列の針状ころ軸受にこの発明を
適用することもできる。前記のように幅面よりの潤滑油
の流入性が良くなるため、複列となって軸受幅が広くな
っても、軸受内の良好な潤滑性を得ることができる。
ても良い。すなわち、複列の針状ころ軸受にこの発明を
適用することもできる。前記のように幅面よりの潤滑油
の流入性が良くなるため、複列となって軸受幅が広くな
っても、軸受内の良好な潤滑性を得ることができる。
【0007】この発明の請求項3記載の針状ころ軸受
は、複数のころと、これらのころをポケット内に保持す
る円筒状の保持器とでなり、前記ころが、歯車伝達装置
におけるギヤの軸支孔の内径面とこの孔を貫通した軸と
に転接する針状ころ軸受において、前記保持器外径面の
幅方向の端部に油流入部を設けたものである。油流入部
は、特にその形状を問わないが、例えば保持器の幅方向
端部の外径面を小径とし、あるいは保持器外径面に凹部
を設けて油流入部とする。このように、保持器外径面の
幅方向の端部に油流入部を設けることにより、ころの外
周に位置するギヤの幅面より軸受内に潤滑油が入り易く
なる。
は、複数のころと、これらのころをポケット内に保持す
る円筒状の保持器とでなり、前記ころが、歯車伝達装置
におけるギヤの軸支孔の内径面とこの孔を貫通した軸と
に転接する針状ころ軸受において、前記保持器外径面の
幅方向の端部に油流入部を設けたものである。油流入部
は、特にその形状を問わないが、例えば保持器の幅方向
端部の外径面を小径とし、あるいは保持器外径面に凹部
を設けて油流入部とする。このように、保持器外径面の
幅方向の端部に油流入部を設けることにより、ころの外
周に位置するギヤの幅面より軸受内に潤滑油が入り易く
なる。
【0008】この発明の請求項4記載の針状ころ軸受
は、複数のころと、これらのころをポケット内に保持す
る保持器とでなり、前記ころが、歯車伝達装置における
ギヤの軸支孔の内径面とこの孔を貫通した軸とに転接す
る針状ころ軸受において、前記保持器のポケットよりも
幅方向端部側の部分の外径を、保持器のポケットと対応
する幅内の部分の最大外径部よりも小径としたものであ
る。保持器のポケットと対応する幅内の部分は、ころの
保持のためにある程度の厚みが必要であり、部分的に外
径面に突条を設け、その突条のポケット内に臨む箇所に
ころ保持爪を設ける場合もあるが、このような突条等の
突出部分よりも保持器幅方向の端部の外径を小さくす
る。これにより、保持器の幅方向端部とその外周のギヤ
の内径面との間の隙間を大きく得ることができ、ギヤの
幅面から潤滑油が入り易くなる。
は、複数のころと、これらのころをポケット内に保持す
る保持器とでなり、前記ころが、歯車伝達装置における
ギヤの軸支孔の内径面とこの孔を貫通した軸とに転接す
る針状ころ軸受において、前記保持器のポケットよりも
幅方向端部側の部分の外径を、保持器のポケットと対応
する幅内の部分の最大外径部よりも小径としたものであ
る。保持器のポケットと対応する幅内の部分は、ころの
保持のためにある程度の厚みが必要であり、部分的に外
径面に突条を設け、その突条のポケット内に臨む箇所に
ころ保持爪を設ける場合もあるが、このような突条等の
突出部分よりも保持器幅方向の端部の外径を小さくす
る。これにより、保持器の幅方向端部とその外周のギヤ
の内径面との間の隙間を大きく得ることができ、ギヤの
幅面から潤滑油が入り易くなる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1と共
に説明する。図1(A)は、この実施形態の軸受を用い
た歯車伝達装置Aである変速機の部分断面図である。軸
1はメインドライブシャフトとなるものであり、ケース
2内に軸受3で回転自在に支持されている。軸1の外周
には、シンクロハブ4が設けられ、その両側に隣接して
ギヤ6,7が軸受8,8を介して回転自在に設けられて
いる。ギヤ6,7は、各々1速メインギヤおよび2速メ
インギヤとなるものであり、シンクロハブ4側にクラッ
チギヤ6a,7aを有している。図の右側の1速メイン
ギヤ6は、軸支持用の軸受3の内輪と軸1の断面との間
に介在させた内輪間座9に隣接している。
に説明する。図1(A)は、この実施形態の軸受を用い
た歯車伝達装置Aである変速機の部分断面図である。軸
1はメインドライブシャフトとなるものであり、ケース
2内に軸受3で回転自在に支持されている。軸1の外周
には、シンクロハブ4が設けられ、その両側に隣接して
ギヤ6,7が軸受8,8を介して回転自在に設けられて
いる。ギヤ6,7は、各々1速メインギヤおよび2速メ
インギヤとなるものであり、シンクロハブ4側にクラッ
チギヤ6a,7aを有している。図の右側の1速メイン
ギヤ6は、軸支持用の軸受3の内輪と軸1の断面との間
に介在させた内輪間座9に隣接している。
【0010】前記各ギヤ8は、この実施形態の針状ころ
軸受であり、図1(B)に拡大して示すように、複数の
ころ10と、これらのころ10をポケット12内に保持
する円筒状の保持器11とでなり、各ころ10はギヤ
6,7の軸支孔の内径面とこの軸1の外径面とに直接に
転接する。
軸受であり、図1(B)に拡大して示すように、複数の
ころ10と、これらのころ10をポケット12内に保持
する円筒状の保持器11とでなり、各ころ10はギヤ
6,7の軸支孔の内径面とこの軸1の外径面とに直接に
転接する。
【0011】保持器11は、軸受鋼製の削り出し保持器
からなり、円周方向に一定ピッチでころ保持部となるポ
ケット12が設けられている。保持器11の内径面は、
全体が同一の円筒面となる。保持器11の外径面には、
円周方向に延びる2本の突条13が、各々ポケット11
の軸方向幅の範囲の両端近傍に一体に設けてあり、各突
条13のポケット11で途切れた部分の端面は、ポケッ
ト11の内側へ突出するころ保持爪13aとなってい
る。
からなり、円周方向に一定ピッチでころ保持部となるポ
ケット12が設けられている。保持器11の内径面は、
全体が同一の円筒面となる。保持器11の外径面には、
円周方向に延びる2本の突条13が、各々ポケット11
の軸方向幅の範囲の両端近傍に一体に設けてあり、各突
条13のポケット11で途切れた部分の端面は、ポケッ
ト11の内側へ突出するころ保持爪13aとなってい
る。
【0012】保持器11のころ保持部であるポケット1
2の中心P、すなわち突条13を除くポケット12の保
持器厚み中心は、ころ配列のピッチ円PCよりも所定寸
法δだけ軸心側にオフセットさせてある。この例では、
ポケット中心Pは、保持器8の厚みの中心Qと一致して
おり、したがって保持器8の厚み中心Qもピッチ円PC
よりも軸心側にオフセットしている。なお、保持器8の
厚みがポケット12の部分と、ポケット12よりも幅方
向端部側の部分8aとで異なる場合は、保持器8の厚み
中心Qとポケット中心Pとは径方向に異なる位置とな
る。この場合、保持器8の厚み中心Qとポケット中心P
との少なくとも片方がピッチ円PCよりも軸心側にオフ
セットしていれば良い。保持器8の案内は、軸1による
内径案内となる。
2の中心P、すなわち突条13を除くポケット12の保
持器厚み中心は、ころ配列のピッチ円PCよりも所定寸
法δだけ軸心側にオフセットさせてある。この例では、
ポケット中心Pは、保持器8の厚みの中心Qと一致して
おり、したがって保持器8の厚み中心Qもピッチ円PC
よりも軸心側にオフセットしている。なお、保持器8の
厚みがポケット12の部分と、ポケット12よりも幅方
向端部側の部分8aとで異なる場合は、保持器8の厚み
中心Qとポケット中心Pとは径方向に異なる位置とな
る。この場合、保持器8の厚み中心Qとポケット中心P
との少なくとも片方がピッチ円PCよりも軸心側にオフ
セットしていれば良い。保持器8の案内は、軸1による
内径案内となる。
【0013】このように、ポケット中心Pまたは保持器
厚み中心Qをオフセットさせることにより、保持器11
の外径面の幅方向の端部に油流入部14が形成されてい
る。すなわち、このようにオフセットさせることによ
り、保持器11のポケット12よりも幅方向端部側の部
分8aの外径側に広がった空間部分が油流入部14とな
る。また、前記保持器部分8aの外径面は、保持器11
のポケット12と対応する幅内の部分の最大外径部(こ
の例では突条13の外径面)よりも小径となっている。
厚み中心Qをオフセットさせることにより、保持器11
の外径面の幅方向の端部に油流入部14が形成されてい
る。すなわち、このようにオフセットさせることによ
り、保持器11のポケット12よりも幅方向端部側の部
分8aの外径側に広がった空間部分が油流入部14とな
る。また、前記保持器部分8aの外径面は、保持器11
のポケット12と対応する幅内の部分の最大外径部(こ
の例では突条13の外径面)よりも小径となっている。
【0014】この構成の針状ころ軸受8によると、保持
器11のポケット中心Pおよび保持器厚み中心Qをころ
配列のピッチ円PCよりも軸心側にオフセットさせたた
め、ギヤ6,7の内径面と保持器11との間の径方向隙
間が大きく得られる。そのため、ギヤ6,7の幅面,
より潤滑油が入り易く、また入った潤滑油が軸受8内
を他方の幅面側へ良好に流れ、軸受8やその他の相対滑
りを生じる箇所の優れた潤滑性が得られる。そのため、
ギヤ6,7の回転に伴う潤滑油の飛沫で自然潤滑を行う
構成においても、良好な潤滑が行える。
器11のポケット中心Pおよび保持器厚み中心Qをころ
配列のピッチ円PCよりも軸心側にオフセットさせたた
め、ギヤ6,7の内径面と保持器11との間の径方向隙
間が大きく得られる。そのため、ギヤ6,7の幅面,
より潤滑油が入り易く、また入った潤滑油が軸受8内
を他方の幅面側へ良好に流れ、軸受8やその他の相対滑
りを生じる箇所の優れた潤滑性が得られる。そのため、
ギヤ6,7の回転に伴う潤滑油の飛沫で自然潤滑を行う
構成においても、良好な潤滑が行える。
【0015】なお、必ずしも保持器11のポケット中心
Pまたは保持器厚み中心Qをころ配列のピッチ円PCよ
りも軸心側にオフセットさせなくても、保持器11の外
径面の幅方向の端部に油流入部14を形成し、あるいは
保持器11のポケット12よりも幅方向端部側の部分8
aの外径を、保持器11のポケット12と対応する幅内
の部分の最大外径部よりも小径としてあれば、ギヤ6,
7の幅面,からの潤滑油の良好な流入が行われる。
また、前記実施形態は変速機における歯車伝達装置に針
状ころ軸受8を用いた例を示したが、この発明の針状こ
ろ軸受は、歯車伝達装置一般に応用することができる。
Pまたは保持器厚み中心Qをころ配列のピッチ円PCよ
りも軸心側にオフセットさせなくても、保持器11の外
径面の幅方向の端部に油流入部14を形成し、あるいは
保持器11のポケット12よりも幅方向端部側の部分8
aの外径を、保持器11のポケット12と対応する幅内
の部分の最大外径部よりも小径としてあれば、ギヤ6,
7の幅面,からの潤滑油の良好な流入が行われる。
また、前記実施形態は変速機における歯車伝達装置に針
状ころ軸受8を用いた例を示したが、この発明の針状こ
ろ軸受は、歯車伝達装置一般に応用することができる。
【0016】前記実施形態では針状ころ軸受8を単列の
ものとしたが、ギヤ6,7と軸1の間に介在させる軸受
8は、図2に示すように複列の軸受8Aとしても良い。
この場合、保持器11にポケット12が2列に並んだも
のを用い、一つの保持器11で両列のころ10を保持し
ている。軸受8Aのその他の構成は図1の例と同じであ
る。このように複列の軸受8Aとしても、前記のように
ギヤ6,7の幅面,からの潤滑油の流入が行われ易
いため、軸受8Aの全体の潤滑性を確保することができ
る。
ものとしたが、ギヤ6,7と軸1の間に介在させる軸受
8は、図2に示すように複列の軸受8Aとしても良い。
この場合、保持器11にポケット12が2列に並んだも
のを用い、一つの保持器11で両列のころ10を保持し
ている。軸受8Aのその他の構成は図1の例と同じであ
る。このように複列の軸受8Aとしても、前記のように
ギヤ6,7の幅面,からの潤滑油の流入が行われ易
いため、軸受8Aの全体の潤滑性を確保することができ
る。
【0017】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の歯車伝達装置
用針状ころ軸受は、保持器のころ保持部の中心または保
持器の厚みの中心を、ころ配列のピッチ円よりも軸心側
にオフセットさせたため、幅面より潤滑油が内部に入り
易く、潤滑性に優れた軸受となる。そのため、長期間放
置後の運転や、急な高速運転をした場合にも、潤滑不足
となることが防止できる。また、この発明の請求項3記
載の軸受は、保持器外径面の幅方向の端部に油流入部を
設けたため、この場合も幅面から潤滑油が内部に入り易
く、潤滑性に優れた軸受となる。この発明の請求項4記
載の軸受は、保持器のポケットよりも幅方向端部側の部
分の外径を、保持器のポケットと対応する幅内の部分の
最大外径部よりも小径としたため、保持器の幅方向端部
とギヤの内径面との径方向隙間を大きく得ることがで
き、そのため幅面から潤滑油が内部に入り易く、潤滑性
に優れた軸受となる。
用針状ころ軸受は、保持器のころ保持部の中心または保
持器の厚みの中心を、ころ配列のピッチ円よりも軸心側
にオフセットさせたため、幅面より潤滑油が内部に入り
易く、潤滑性に優れた軸受となる。そのため、長期間放
置後の運転や、急な高速運転をした場合にも、潤滑不足
となることが防止できる。また、この発明の請求項3記
載の軸受は、保持器外径面の幅方向の端部に油流入部を
設けたため、この場合も幅面から潤滑油が内部に入り易
く、潤滑性に優れた軸受となる。この発明の請求項4記
載の軸受は、保持器のポケットよりも幅方向端部側の部
分の外径を、保持器のポケットと対応する幅内の部分の
最大外径部よりも小径としたため、保持器の幅方向端部
とギヤの内径面との径方向隙間を大きく得ることがで
き、そのため幅面から潤滑油が内部に入り易く、潤滑性
に優れた軸受となる。
【図1】(A)はこの発明の一実施形態にかかる針状こ
ろ軸受を用いた変速機の断面図、(B)はその針状ころ
軸受の保持器を軸心に垂直な面で破断した部分断面図、
(C)は同保持器を軸方向に沿って破断した断面図であ
る。
ろ軸受を用いた変速機の断面図、(B)はその針状ころ
軸受の保持器を軸心に垂直な面で破断した部分断面図、
(C)は同保持器を軸方向に沿って破断した断面図であ
る。
【図2】この発明の他の実施形態にかかる針状ころ軸受
の保持器の断面図である。
の保持器の断面図である。
【図3】(A)は従来例の断面図、(B)はその保持器
の断面図である。
の断面図である。
1…軸 2…ケース 6,7…ギヤ 8…針状ころ軸受 10…ころ 11…保持器 12…ポケット(ころ保持部) 14…油流入部 P…ポケット中心(ころ保持部中心) PC…ピッチ円 Q…保持器厚み中心
Claims (4)
- 【請求項1】 歯車伝達装置内に組み込まれる針状ころ
軸受において、保持器のころ保持部の中心または保持器
の厚みの中心を、ころ配列のピッチ円よりも軸心側にオ
フセットさせた歯車伝達装置用針状ころ軸受。 - 【請求項2】 ころの配列を複列とした請求項1記載の
歯車伝達装置用針状ころ軸受。 - 【請求項3】 複数のころと、これらのころをポケット
内に保持する円筒状の保持器とでなり、前記ころが、歯
車伝達装置におけるギヤの軸支孔の内径面とこの孔を貫
通した軸とに転接する針状ころ軸受において、前記保持
器外径面の幅方向の端部に油流入部を設けた歯車伝達装
置用針状ころ軸受。 - 【請求項4】 複数のころと、これらのころをポケット
内に保持する保持器とでなり、前記ころが、歯車伝達装
置におけるギヤの軸支孔の内径面とこの孔を貫通した軸
とに転接する針状ころ軸受において、前記保持器のポケ
ットよりも幅方向端部側の部分の外径を、保持器のポケ
ットと対応する幅内の部分の最大外径部よりも小径とし
た歯車伝達装置用針状ころ軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16973097A JPH1113752A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 歯車伝達装置用針状ころ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16973097A JPH1113752A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 歯車伝達装置用針状ころ軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1113752A true JPH1113752A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15891796
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16973097A Pending JPH1113752A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 歯車伝達装置用針状ころ軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1113752A (ja) |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP16973097A patent/JPH1113752A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040706 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |