JPH11138044A - 骨材の選別方法及び骨材の比重選別制御システム - Google Patents

骨材の選別方法及び骨材の比重選別制御システム

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JPH11138044A
JPH11138044A JP9322451A JP32245197A JPH11138044A JP H11138044 A JPH11138044 A JP H11138044A JP 9322451 A JP9322451 A JP 9322451A JP 32245197 A JP32245197 A JP 32245197A JP H11138044 A JPH11138044 A JP H11138044A
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JP9322451A
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English (en)
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Shigeo Kimura
茂夫 木村
Masazumi Ito
正澄 伊藤
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KOUBUTSU KAISEKI KENKYUSHO KK
KYOUBOSHI KK
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KOUBUTSU KAISEKI KENKYUSHO KK
KYOUBOSHI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粒径及び比重の安定した高品質の骨材を、一
連の工程において効率良く選別することができ、しか
も、特に比較的粒径の小さな骨材原料の選別に最適なも
のとする。 【解決手段】 所定量の骨材原料を供給手段で比重選別
機に供給する供給工程と、該比重選別機で骨材原料を沈
降速度差によって選別することにより、比重の大きい側
の骨材原料を取り出す比重選別工程と、更に、比重選別
された骨材原料を搬送装置で篩分機に搬送する脱水工程
と、篩分機にて少なくとも2種類の粒径の粗骨材と細骨
材とに粒径選別する篩分工程とを備えることにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築作業現場や土
木作業現場等で生じるコンクリート(アスファルトも含
む)等の廃材から、高品質の砂利砕石等の骨材原料を分
離選別して再生する工程や、採石場等から採取する天然
の骨材を選別する工程において採用するのに最適な骨材
の選別方法及び骨材の比重選別制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建設工事や道路工事はいたる所で
日常的に行われており、それに伴って多量のコンクリー
トスクラップ、建材用骨材スクラップ等の廃棄物(以
下、廃材という)が発生する。このため、資源の有効利
用の観点から、廃材を再利用することが社会的に望まれ
ている。そこで、従来では、この廃材の中には、採石、
砂利、砕石等の骨材用原料が存在するため、廃材からこ
れら骨材用原料は分離選別され、再生骨材として建材用
又は路盤材等に広く再利用されつつある。
【0003】かかる骨材の再生方法としては、廃材塊を
所定の大きさに破砕する破砕工程と、破砕された廃材塊
を回転させることにより剥離して、骨材として使用され
た砂利砕石分に付着したモルタル等の剥離工程と、砂利
砕石等を比重により選別する分離選別工程とを備えてい
る。
【0004】そして、前記分離選別工程において、製品
のサイズ(粒径)に応じて相違する比重により、砂利砕
石等を選別する比重選別機が使用されている。かかる従
来公知の比重選別機は、分離用水が貯留された水槽内
に、多数の通孔を有するスクリーンプレートが分離用水
に浸されるように設けられ、搬送手段にて搬送される骨
材原料をスクリーンプレートの一方側に供給し、他方側
に移動させる際に、骨材原料を上下方向に脈動させ、骨
材原料を沈降速度差によって比重選別し、水槽の他方か
ら選別された骨材原料を取り出すようにしたものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記分離選別工程にお
いては、比重選別機で製品となる骨材と、屑等のゴミや
モルタルとを選別するだけであり、一連の選別工程にお
いて2種以上の粒径の製品に選別する思想はなく、例え
ば、いわゆる5号製品といわれる粒径が13〜20mm
である骨材の選別は行っているが、いわゆる6号製品と
いわれる粒径が5〜13mmである比較的粒径の小さな
骨材原料の選別はほとんど行っていないのが現状であ
る。
【0006】従って、選別された製品には、5号製品及
び6号製品相当の骨材が混在するため、骨材の品質が不
安定となり、高品質の安定したものを得れないという問
題があった。また、高品質の6号製品のような細骨材の
需要も最近では多くなってきているのも事実であり、如
何に細骨材を一連の工程において選別し得るかが重要で
ある。
【0007】そこで本発明は、従来技術の上記した問題
点に鑑み、粒径及び比重の安定した高品質の骨材を、一
連の工程において効率良く選別することができ、しか
も、特に比較的粒径の小さな骨材原料の選別に最適な骨
材の選別方法及び骨材の比重選別制御システムを提供す
ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために骨材の選別方法及び骨材の比重選別制御シ
ステムとしてなされたもので、骨材の選別方法としての
特徴は、所定量の骨材原料を供給手段で比重選別機に供
給する供給工程と、該比重選別機で骨材原料を沈降速度
差によって選別することにより、比重の大きい側の骨材
原料を取り出す比重選別工程と、更に、比重選別された
骨材原料を搬送装置で篩分機に搬送する脱水工程と、篩
分機にて少なくとも2種類の粒径の粗骨材と細骨材とに
粒径選別する篩分工程とを備えることにある。
【0009】そして、骨材原料を供給手段で確実に所定
量ずつ比重選別機に供給し、しかも、比重選別作業と篩
分作業とを一連の工程で行ない、粒径及び比重の安定し
た高品質の骨材を効率良く、広い範囲で選別することが
できる。
【0010】ここで、骨材原料とは、建築作業現場等で
生じる廃材に含まれる砂、砂利や砕石等の再生物質や、
採石場等で採取された天然の物質をいう。
【0011】更に、前記篩分工程にて粒径選別された粗
骨材及び細骨材の少なくとも一方の量をセンサで検出
し、制御装置が該センサからの信号を設定値と比較して
制御信号を発信し、該制御信号に基づいて選別作業を行
うようにすることにある。
【0012】また、所定量の骨材原料を篩分機に供給
し、少なくとも2種類の粗骨材と細骨材とに粒径選別す
る篩分工程と、粒径選別された骨材原料を各粒径用の比
重選別機に供給し、各比重選別機で骨材原料を沈降速度
差によって選別することにより、比重の大きい側の骨材
原料をそれぞれ取り出す比重選別工程とを備えることに
ある。
【0013】骨材の比重選別制御システムとしての特徴
は、分離用水が貯留された水槽内に、多数の通孔を有す
るスクリーンプレートが分離用水に浸されるように設け
られ、スクリーンプレートの上面側に供給された骨材原
料を移動させる際に、スクリーンプレート上で骨材原料
を上下方向に脈動させる作動手段を備え、骨材原料を沈
降速度差によって選別するようにした骨材の比重選別制
御システムにおいて、前記選別された特定の骨材原料の
量を検出するためのセンサと、該センサからの信号を設
定値と比較して制御信号を発信する制御装置とを設け、
該制御信号に基づいて比重選別作業を行うようにしたこ
とにある。
【0014】そして、センサの検出した信号が制御装置
に入力されると、制御装置は、その信号と設定値とを比
較し、センサの信号が設定値より増加または減少する場
合には、制御信号を発信して、比重選別作業を行う所定
の手段(例えば、骨材原料を供給するための供給手段や
骨材原料を上下方向に脈動させる作動手段)を制御する
ことができる。従って、比重選別装置の選別能力をフル
に発揮できる範囲で高品質で且つ安定した骨材を比重選
別して取り出すことが可能となる。
【0015】また、前記水槽に骨材原料を供給するため
の供給手段が設けられ、前記制御装置は、前記センサか
らの信号が設定値と略等しくなるように、骨材原料の供
給量を調整すべく供給手段を制御する構成である。
【0016】また、前記制御装置は、前記センサからの
信号が設定値と略等しくなるように、前記作動手段を制
御する構成である。
【0017】更に、前記制御装置は、前記センサからの
信号が設定値と略等しくなるうに、水槽内への骨材原料
の供給量を制御すると共に、前記作動手段を制御する構
成である。
【0018】しかも、前記作動手段は、スクリーンプレ
ートの下方に設けられ、且つ、作動手段には気室が形成
され、該気室内には、分離用水を出入することにより分
離用水に波を発生できるように、気体が供給または排出
されるように構成され、しかも、骨材原料の比重の大き
い側を取り出すようにするのが好ましい。
【0019】
【実施の形態】第一実施の形態 以下、本発明の第一実施の形態として例えば、建設作業
現場や土木作業現場等において発生するスクラップ、建
材用骨材スクラップ等の廃材から骨材を再生する場合に
ついて説明する。尚、かかる工程は、破砕工程、剥離工
程、分離選別工程に大別できるが、破砕工程及び剥離工
程は、従来公知の手段がそれぞれ採用されるため、その
説明は簡単に行う。
【0020】破砕工程は、上記各現場で発生した廃材塊
(再生骨材原料)がジョークラッシャーにより砕かれ、
砕かれた廃材を略粒径5mm未満の砂セメント分と、所
定範囲の粒径(好ましくは、略粒径5mm〜20mm)
の砂利砕石分(骨材原料)とに選別する。
【0021】前記モルタル等の剥離工程は、ロッドミル
状の剥離機が、前記破砕工程で選別された骨材原料から
モルタル等を可及的に剥離するためのものである。
【0022】分離選別工程においては、図2に示す如
く、前記剥離機より排出された骨材原料を搬送するため
のコンベア8と、該コンベア8により搬送された骨材原
料が投入される受入ホッパー9と、この受入ホッパー9
の下方に設けられたベルトフィーダ10と、骨材原料が
供給される比重選別機11と、該比重選別機11により
選別された骨材を搬送する脱水搬送装置としての脱水バ
ケットエレベータ13と、骨材を更に所定の粒度別に選
別する篩分機65とから主構成されている。尚、受入ホ
ッパー9とベルトフィーダ10とにより、供給手段60
が構成されている。
【0023】前記比重選別機11は、図1〜図3に示す
如く分離用水が貯留された水槽12を備え、該水槽12
には、多数の通孔62を有する網目状のスクリーンプレ
ート14が分離用水に浸されるように設けられている。
スクリーンプレート14上面の一方側(上流側)14a
に、骨材原料が供給される。スクリーンプレート14
は、一方側14aに供給された骨材原料を、スムーズに
他方側(下流側)14bに移送できるように、一方側か
ら他方側(図2の左から右方向)に向けてた次第に低く
なるように傾斜している。また、スクリーンプレート1
4の上方が分離室12aとなっている。
【0024】水槽12内で且つスクリーンプレート14
の下方は、一方側から順に第1槽17a、第2槽17b
及び第3槽17cが区画形成されている。各槽17a、
17b、17c内には、気室15がそれぞれ形成される
第1,第2,第3作動手段16a,16b,16cが設
けられている。各第1,第2,第3作動手段16a,1
6b,16cは、下方が開口された筒状を呈しており、
その下部には、分離用水の下限位置を検出するためのセ
ンサ53a,53b,53cがそれぞれ設けられてい
る。
【0025】前記第1槽17aと第2槽17bとの間に
は、第1シュター18が設けられている。第1シュター
18の上部は前記分離室12aに臨んでおり、該シュタ
ー18上部の上流側には、入口19が開口されている。
また、第1シュター18の下端は水槽12の底面に接続
され、前記入口19から第1シュター18内に入った骨
材原料は、水槽12の下方に沈降して取り出されるよう
になっている。
【0026】水槽12の他方(第3槽17cよりも下流
側)には、第2シュター28が設けられており、該第2
シュター28の上端に形成された入口28aには、回転
駆動するロータリフィーダ30が設けられている。ここ
で、第2シュター28の入口28aの開口は、前記第1
シュター18の入口19の開口に比し、上下方向に大き
くなっている。これは、第1シュター18において、比
重の大きな沈降速度が速い下層部分の骨材原料を予め排
除するためであり、また、第2シュター28は、所望の
粒径をした骨材原料層を取り出すためである。
【0027】また、24a,24bは前記各シュター1
8,28の入口19,28aの開度を調整するためのカ
ットゲートで、それぞれ上下方向に移動自在になってい
る。
【0028】20は図2に示す如く、空気ブロワ21か
ら供給される空気を蓄え、前記第1,第2,第3作動手
段16a,16b,16cに適宜供給するためのレシー
バタンクで、該レシーバタンク20は前記空気ブロワ2
1及び第1,第2,第3作動手段16a,16b,16
cに配管22,23によりそれぞれ接続されている。
【0029】レシーバタンク20と第1,第2,第3作
動手段16a,16b,16cとを連結する配管23の
途中には、エアーロータリバルブ25a,25b,25
cがそれぞれ接続されている。各エアーロータリバルブ
25は、モータ27により回転する単体の回転軸26に
より連動して作動する。具体的には、エアーロータリバ
ルブ25a,25b,25cは、第1作動手段16aか
ら第3作動手段16cにわたって所定時間遅れて開閉動
作するようになっている。また、各配管23は、空気を
レシーバタンク20から各作動手段16a,16b,1
6cに送る場合と、各作動手段16a,16b,16c
の空気を大気に排出する場合との両方に使用される。
【0030】前記第1シュター18から取り出された骨
材原料は、第2シュター28から取り出された骨材原料
と共に前記脱水バケットエレベータ13に供給される。
脱水バケットエレベータ13と水槽12の下部とは、水
密状に接続されており、しかも、比重選別された所定の
骨材原料を分離用水から取り出すべく、脱水バケットエ
レベータ13の上端部が水槽12の水面よりも上方に延
設されている。
【0031】前記篩分機65は、脱水バケットエレベー
タ13から供給された骨材原料を振動させることによ
り、粒度選別するための振動スクリーン装置38を備
え、振動スクリーン装置38により、例えば粒径が5〜
13mmの比較的粒度の小さな細骨材原料(6号製品)
は、第1排出コンベア40に供給される。また、例えば
粒径が13〜20mmと6号製品に比し比較的粒度の大
きな粗骨材原料(5号製品)は、第2搬出コンベア41
に供給される。
【0032】第1排出コンベア40及び第2コンベア4
1は、それぞれモータ43,44により駆動され、各コ
ンベア40,41上の骨材原料は、次工程(積載場所
等)に適宜搬送される。
【0033】55は前記水槽12からオーバーフローし
た比重の小さな木屑等のゴミを含む骨材材料から、不要
なゴミを取り出すための屑取排出装置、50は該屑取排
出装置55から排出されたゴミを搬送するためのゴミ排
出コンベア装置である。56は脱水スクリーン、59は
脱水スクリーン56から取り出された低比重骨材を排出
する低比重骨材排出コンベアである。
【0034】次に、上記比重選別装置の制御手段につい
て説明する。図1において、前記第1排出コンベア40
のモータ43には、その負荷(例えば、電流値を測定す
る)を検出するためのセンサ46が接続され、該センサ
46の信号はマイクロコンピュータが内蔵された制御装
置47に入力される。
【0035】該制御装置47には、前記エアーロータリ
バルブ用のモータ27およびベルトフィーダ用のモータ
10aがそれぞれ接続されている。従って、制御装置4
7は前記センサ46の信号に基づいて、エアーロータリ
バルブ用のモータ27および/またはベルトフィーダ用
のモータ10aを制御する制御信号を発信するようにな
っている。具体的には、例えば、水槽12に投入される
骨材原料の内、6号製品の量を評価して、作動中の比重
選別機11の選別の性能の評価をし、最適な条件を与え
るものである。
【0036】制御装置47は、センサ46の信号による
測定値と、骨材原料の種類に応じて予め設定されている
設定値とを比較し、測定値が設定値に対して増加または
減少したと判断した場合に、測定値が設定値と等しくな
るように前記モータ10a,27を制御する。制御装置
47がベルトフィーダ用のモータ10aを制御すると
は、骨材原料の投入量(フィード量)を調整することを
いい、エアーロータリバルブ用のモータ27を制御する
とは、分離用水の波の回数を調整することをいう。
【0037】次に、上記の如く破砕工程及び剥離工程を
経た再生骨材の選別方法について、図4に基づいて説明
する。先ず、供給工程Aにおいて、剥離機より排出され
た骨材原料は、コンベア8を介して受入ホッパー9に投
入され、受入ホッパー9内の所定量の骨材原料は、ベル
トフィーダ10を介して比重選別機11に投入供給され
る。
【0038】次に、比重選別工程Bの比重選別機11に
おいて、前記空気ブロワ21から配管22を介してレシ
ーバタンク20に空気が圧送される。また、エアーロー
タリバルブ25a,25b,25cがモータ27により
連動して連続的または間欠的に回転している。このエア
ーロータリバルブ25a,25b,25cは開閉動作の
位相がずれていることから、上流側から順次空気を各作
動手段16a,16b,16cに供給し、または、排出
するようになっている。このため、各エアーロータリバ
ルブ25a,25b,25cが開放されると、空気は、
配管23を介して第1,第2,第3作動手段16a,1
6b,16cの気室15内に順次供給される。
【0039】空気が気室15内に供給されると、気室1
5内の空気は、該気室15内の分離用水を各作動手段1
6a,16b,16cの開口から外部に押し出すことと
なり、分離用水は、スクリーンプレート14の通孔62
を介して分離室12aに流入し、その水面が上昇する。
更に、各エアーロータリバルブ25a,25b,25c
の回転により、空気の供給が停止された後に、配管23
を介して空気の排出が可能となると、再び分離用水は、
空気を押し出しながら各気室15内に入りこむため、分
離用水は下降する。
【0040】しかも、エアーロータリバルブ25a,2
5b,25cは、連続的又は間欠的に回転することによ
り、所定の時間遅れて順次開閉動作するので、分離室1
2a内の分離用水には一定の波が発生する。この波は、
30〜100回/分の範囲で発生させるのが好ましく、
また、波高は30〜150mmの範囲に設定するのが好
ましい。尚、エアーロータリバルブ25a,25b,2
5cの制御は、これらのバルブ25a,25b,25c
を単体の回転軸26により作動させるため、タイマー制
御が不要となり簡単に制御することができる。
【0041】このように波が発生している分離用水に、
所定量の骨材原料が投入されると、骨材原料は、上下方
向に脈動しながら下流に向けて移動することとなる。上
方に移動した骨材原料の内、比重の大きいものは、小さ
いものに比し、沈降速度が速いため、脈動する間に比重
の大きいもの程、次第に下層に沈み、比重の小さいもの
は浮遊力が大きいため上層に残存し易い。
【0042】骨材原料は、数十回脈動した後に、第1シ
ュター18に到達する。比重の大きな粗粒子は比較的分
離速度(沈降速度)が速いため、下層部分に位置しやす
い。従って、第1シュター18において、この粗粒子を
予め排出する予備選別を行い、粗粒子は、ロータリフィ
ーダ29を介して第1シュター18に入り、第1シュタ
ー18を経て脱水バケットエレベータ13に供給され
る。
【0043】第1シュター18に入らなかった比較的粒
子の小さい骨材原料は、更に上下方向に脈動しながら移
動する。エアーロタリバルブ25a,25b,25cの
入気及び排気の時間を調整することにより、任意な波形
を発生させることができるため、浮遊する骨材の沈降時
間が長くなり、その選別をゆっくり行うことができ、し
かも、予め粗粒子を排除しているため、第1シュター1
8に入らなかった骨材原料の分離選別性能は向上する。
【0044】また、骨材原料の移動は、スクリーンプレ
ート14を傾斜させたことにより、スムーズに行うこと
ができ、処理能力も向上する。
【0045】骨材原料が下流側に到達すると、下層側の
所定層厚部分の骨材原料は、ロータリフィーダ30によ
り第2シュター28に強制的に取り入れられ、沈降して
前記脱水バケットエレベータ13に供給される。
【0046】脱水工程Cにおいて、脱水バケットエレベ
ータ13は、前記第1シュータ18からの粗粒子からな
る骨材原料と、第2シュター28からの粒子の小さい骨
材原料とを搬送して、分離用水から取り出した後に、振
動スクリーン装置38に供給する。
【0047】篩分工程Dにおいて、振動スクリーン装置
38は、骨材原料を振動させることにより、粒径選別
し、粒径が5〜13mmの骨材原料を、第1排出コンベ
ア40に供給し、粒径が13〜20mmの骨材原料は、
第2排出コンベア41にそれぞれ供給する。
【0048】一方、骨材原料の上層部分には、軽比重骨
材、モルタル、木屑等のゴミが混在するが、これらは、
水槽12からオーバーフローし、ゴミ排出コンベア装置
50または低比重骨材排出コンベア59にそれぞれ供給
される。
【0049】前記第1排出コンベア40のモータ43の
負荷をセンサ46が検出しており、その信号が制御装置
47に送られる。制御装置47は、その信号に基づく測
定値(負荷値)と設定値とを比較し、仮に、測定値が設
定値以上となった場合には、選別効率が低下したと判断
する。
【0050】即ち、供給手段60により投入される骨材
原料の量に対して選別される6号製品の基準量を設定し
ておいて、第1排出コンベア40に排出される骨材原料
の量が、基準量より多くなったり、少なくなったりした
場合には、投入される骨材原料の5号製品と6号製品と
の比率が変わったと判断する(選別された5号製品と6
号製品の合計重量はほとんど変化しない。)。6号製品
が増加すると細骨材の比重による選別能力が低下する。
具体的には、本来排除されるべき軽比重の骨材が6号製
品に混在してしまうおそれがある。このような軽比重の
骨材は、水分吸収率が大きくなるため、6号製品として
の品質を低下させる原因となる。
【0051】従って、エアーロータリバルブ用のモータ
27を高速側に制御し、波の回数を多くし、骨材原料の
脈動回数を多くすることにより、分離精度を向上させ
る。または、制御装置47は、ベルトフィーダ用のモー
タ10aを回転数が減少するように制御し、骨材原料の
フィード量を少なくし、分離精度を向上させる。
【0052】尚、制御装置47は、上記の如くエアーロ
ータリバルブ用のモータ27とベルトフィーダ用のモー
タ10aとを別個独立(選択的)に制御する以外に、両
者を同時に制御することも可能である。それぞれの制御
モードは、自由に切り換え可能となっている。
【0053】また、上記とは反対に、前記第1排出コン
ベア40の測定値が、設定値よりも小さいと制御装置4
7が判断した場合には、投入される骨材原料の6号製品
が減少したと判断し、制御装置47はベルトフィーダ用
のモータ10a回転数を高速側に制御する。従って、比
重選別機11に投入される骨材原料の量が多くなり、比
重選別機11の処理能力を超えない範囲で効率良く骨材
の分離選別作業を行うことが可能となる。
【0054】尚、本発明は、上記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば、第1排出コンベア40の骨材
の量を検出する手段は、電流値による場合に限定される
ものではなく、ロードセル等の歪み計を使用してコンベ
アベルトに作用する骨材原料の重量を測定することもで
き、任意の手段が採用可能である。また、6号製品とし
て選別された骨材原料以外に、図1に仮想線で示す如
く、制御装置47には、第2排出コンベア41のモータ
44に接続されたセンサ57の信号が入力されるように
して、5号製品として選別された骨材原料を搬送する第
2排出コンベア41の負荷を検出するようにしても良
い。
【0055】更に、制御装置47は、両方の排出コンベ
ア40,41のそれぞれの信号に基づいてその相対比を
演算する。そして、その測定値と予め設定された設定値
とを比較し、測定値が設定値と等しくなるように、制御
装置47は、前記同様に上記の如くエアーロータリバル
ブ用のモータ27および/またはベルトフィーダ用のモ
ータ10aを制御するようにしても良い。
【0056】しかも、前記実施の形態では、ベルトフィ
ーダ用のモータ10aを制御することにより、骨材原料
のフィード量を制御したが、これに限定されるものでは
なく、例えば前記受入ホッパー9の開度を調整するよう
にしても良い。
【0057】第二実施の形態 図5は、本骨材の選別方法の第二実施の形態を示す。本
実施の形態は、基本となる工程は、前記第一実施の形態
と同様で、各工程に使用される装置等は、前記のものが
それぞれ採用される。
【0058】即ち、供給工程Aにおいて、剥離機より排
出された骨材原料を、供給手段60を介して所定量ずつ
比重選別機11に投入供給する。
【0059】更に、比重選別工程Bにおいて、前記比重
選別機11にて骨材原料を沈降速度差によって選別する
ことにより、比重の大きい側の骨材原料を取り出す。一
方、比重選別機11をオ−バフローした軽比重骨材、木
屑ゴミもそれぞれ選別する。
【0060】脱水工程Cにおいて、選別された5号製品
及び6号製品の混在する製品骨材を、バケットエレベー
タ13を介して篩分機65に搬送する。
【0061】篩分工程Dにおいて、前記篩分機38に搬
送された骨材原料を、5号製品と6号製品とに粒径別に
選別する。
【0062】以上のように、本実施の形態では、制御装
置47により供給手段60及び比重選別機11を制御し
ていないが、比重選別機11により比重選別された骨材
は、更に篩分機38にて粒径選別されるため、比較的選
別がし易い骨材の選別に適している。ここで、比較的選
別がし易い骨材とは、分離する比重の近傍に排除するゴ
ミ、軽比重の骨材等が多く混在しておらず、粒度が大き
くて分離用水の影響が少ない物質であることをいう。
【0063】また、各工程が少なくプロセスがシンプル
となり、設備及び運転のトータルコストが安価になる。
従って、単価の安い物質の選別に適用される。
【0064】第三実施の形態 図6は、本骨材の選別方法の第三実施の形態を示す。本
実施の形態は、先ず、篩分工程Dにおいて、骨材原料
は、供給手段により篩分機65に供給され、篩分機65
は5号製品に相当する骨材原料と、6号製品に相当する
骨材原料とに粒径選別し、各骨材原料を2台の前記比重
選別機11にそれぞれ投入する。
【0065】次に、各比重選別工程Bにおいて、骨材原
料を沈降速度差によって選別することにより、比重の大
きい側の骨材原料を取り出す。一方、比重選別機11を
オ−バフローした軽比重骨材、木屑ゴミもそれぞれ選別
する。
【0066】脱水工程Cにおいて、選別された5号製品
及び6号製品を、それぞれのバケットエレベータ13を
介して脱水搬送する。
【0067】以上のように、本実施の形態の骨材の選別
方法は、比較的選別が困難な選別に適しており、先ず、
篩分工程Dにおいて、骨材原料を粒径選別しておくの
で、粒径範囲の広い物質の選別に最適である。また、細
粒子が多く混在し、且つ、また、細粒子の量変動が多い
場合の物質の選別に最適であり、各製品に応じて設計及
び作動調整された専用の比重選別機11を使用するた
め、製品の歩留りを向上することができる。
【0068】尚、本発明は、上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、各骨材の選別方法で使用される比重
選別装置は、上記したいわゆる網下気室型空気動装置に
限定されるものではなく、従来公知のクランク装置によ
りダイヤフラムを上下動させる機械式の装置であっても
良く、特に限定されるものではない。
【0069】また、骨材原料は、廃材から選別される再
生骨材以外に、例えば採石場等で採取された天然の骨材
等であっても良いことは無論である。かかる天然の骨材
の場合には、前記破砕工程及びモルタル等の剥離工程は
不要となる。しかも、篩分工程Dにおいて選別される骨
材は5号製品及び6号製品に限定されるものではなく、
粒径が3種類以上の複数製品に選別することも可能であ
る。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明の骨材の選別方法
は、粒径及び比重の安定した複数種類の高品質の骨材を
効率良く選別することができ、特に、例えば粒径が5〜
13mmである比較的粒径の小さな骨材原料の選別に最
適である。
【0071】また、本発明の骨材の比重選別制御システ
ムは、比重選別機が単体又は少数であっても、その選別
能力を発揮して、更に、高品質の複数種類の骨材を安定
して且つ効率良く選別することができ、廃材から骨材を
再生する一連の工程の自動化を容易に達成することがで
きる。
【0072】しかも、作動手段が、スクリーンプレート
の下方に設けられ、且つ、作動手段には気室が形成さ
れ、該気室内には、分離用水を出入することにより分離
用水に波を発生できるように、気体が供給または排出さ
れるように構成され、しかも、骨材原料の比重の大きい
側のものを取り出すようにした場合には、広範囲の粒度
分布の選別が可能で、且つ、選別精度と安定性の向上を
図ることができ、特に粒径の小さな高品質の骨材原料の
比重選別に最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の骨材の選別工程図であ
る。
【図2】同比重選別装置を示す概略図である。
【図3】同比重選別機の要部断面図である。
【図4】同骨材の選別工程図である。
【図5】本発明の第二実施形態の骨材の選別工程図であ
る。
【図6】本発明の第三実施形態の骨材の選別工程図であ
る。
【符号の説明】
12 水槽 14 スクリーンプレート 15 気室 16a,16b,16c 作動手段 46 センサ 47 制御装置 60 供給手段 62 通孔 65 篩分機 A 供給工程 B 比重選別工程 C 脱水工程 D 篩分工程

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定量の骨材原料を供給手段で比重選別機
    に供給する供給工程と、該比重選別機で骨材原料を沈降
    速度差によって選別することにより、比重の大きい側の
    骨材原料を取り出す比重選別工程と、更に、比重選別さ
    れた骨材原料を搬送装置で篩分機に搬送する脱水工程
    と、篩分機にて少なくとも2種類の粒径の粗骨材と細骨
    材とに粒径選別する篩分工程とを備えることを特徴とす
    る骨材の選別方法。
  2. 【請求項2】前記篩分工程にて粒径選別された粗骨材及
    び細骨材の少なくとも一方の量をセンサで検出し、制御
    装置が該センサからの信号を設定値と比較して制御信号
    を発信し、該制御信号に基づいて選別作業を行うように
    した請求項1に記載の骨材の選別方法。
  3. 【請求項3】前記制御装置が、供給手段及び比重選別機
    の少なくとも一方を制御する請求項2に記載の骨材の選
    別方法。
  4. 【請求項4】所定量の骨材原料を篩分機に供給し、少な
    くとも2種類の粗骨材と細骨材とに粒径選別する篩分工
    程と、粒径選別された骨材原料を各粒径用の比重選別機
    に供給し、各比重選別機で骨材原料を沈降速度差によっ
    て選別することにより、比重の大きい側の骨材原料をそ
    れぞれ取り出す比重選別工程とを備えることを特徴とす
    る骨材の選別方法。
  5. 【請求項5】分離用水が貯留された水槽内に、多数の通
    孔を有するスクリーンプレートが分離用水に浸されるよ
    うに設けられ、スクリーンプレートの上面側に供給され
    た骨材原料を移動させる際に、スクリーンプレート上で
    骨材原料を上下方向に脈動させる作動手段を備え、骨材
    原料を沈降速度差によって選別するようにした骨材の比
    重選別制御システムにおいて、前記選別された特定の骨
    材原料の量を検出するためのセンサと、該センサからの
    信号を設定値と比較して制御信号を発信する制御装置と
    を設け、該制御信号に基づいて比重選別作業を行うよう
    にしたことを特徴とする骨材の比重選別制御システム。
  6. 【請求項6】前記水槽に骨材原料を供給するための供給
    手段が設けられ、前記制御装置は、前記センサからの信
    号が設定値と略等しくなるように、骨材原料の供給量を
    調整すべく供給手段を制御する構成である請求項5に記
    載の骨材の比重選別制御システム。
  7. 【請求項7】前記制御装置は、前記センサからの信号が
    設定値と略等しくなるように、前記作動手段を制御する
    構成である請求項5に記載の骨材の比重選別制御システ
    ム。
  8. 【請求項8】前記制御装置は、前記センサからの信号が
    設定値と略等しくなるうに、水槽内への骨材原料の供給
    量を制御すると共に、前記作動手段を制御する構成であ
    る請求項5に記載の骨材の比重選別制御システム。
  9. 【請求項9】前記作動手段は、スクリーンプレートの下
    方に設けられ、且つ、作動手段には気室が形成され、該
    気室内には、分離用水を出入することにより分離用水に
    波を発生できるように、気体が供給または排出されるよ
    うに構成され、しかも、骨材原料の比重の大きい側を取
    り出すようにした請求項6、7又は8に記載の骨材の比
    重選別制御システム。
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