JPH11140094A - 粉末トレハロースの製造法 - Google Patents
粉末トレハロースの製造法Info
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- JPH11140094A JPH11140094A JP31599397A JP31599397A JPH11140094A JP H11140094 A JPH11140094 A JP H11140094A JP 31599397 A JP31599397 A JP 31599397A JP 31599397 A JP31599397 A JP 31599397A JP H11140094 A JPH11140094 A JP H11140094A
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Abstract
に製造できる粉末トレハロースの製造法を提供する。 【解決手段】 固形分中、トレハロースを35重量%以
上、単糖類を25重量%以下、2糖類を好ましくは50
重量%以下含有し、固形分が好ましくは60重量%未満
のシロップを、室温以上の温度、好ましくは60〜18
0℃の熱風で噴霧乾燥する。
Description
料、化粧品、医薬品等に利用可能な非結晶性の粉末トレ
ハロースの製造法に関する。
造法としては、例えば特開平7−213283号の段落
番号0042〜0043に示されるように、純度60%
以上、濃度約65〜90%のトレハロース含有液を助晶
缶にとり、0.1乃至20%の種晶共存下で、温度95
℃以下、好ましくは10〜90℃の範囲で、撹拌しつつ
徐冷し、トレハロース含水結晶を含有するマスキットを
製造し、このマスキットから分蜜方法、ブロック粉砕方
法、流動造粒方法、噴霧乾燥方法などの手段で粉末化す
る方法が知られている。こうして得られた粉末は、結晶
トレハロースを含有している。
号0080〜0082には、トレハロース含水結晶を少
量の水で溶解し、蒸発釜中、減圧下で煮詰め、水分5.
0%のシロップとし、これに結晶性無水トレハロースを
種晶として加え、120℃〜100℃で晶出熟成させて
ブロックを調製し、このブロックを粉砕、乾燥して結晶
性無水トレハロース粉末を製造することが開示されてい
る。
7−213283号及び特開平6−170221号に記
載されたいずれの方法も、晶析工程、熟成工程あるいは
減圧乾燥工程を含んでいるため、安価に大量に生産する
ことは困難であった。
ロースを工業的に安価に製造できるようにした粉末トレ
ハロースの製造法を提供することにある。
め、本発明の第1は、固形分中、トレハロース35重量
%以上、単糖類25重量%以下含有するシロップを、室
温以上の温度で噴霧乾燥することを特徴とする粉末トレ
ハロースの製造法を提供するものである。
て、固形分中、トレハロース35重量%以上、トレハロ
ース以外の2糖類50重量%以下、単糖類25重量%以
下含有するシロップを用いる粉末トレハロースの製造法
を提供するものである。
おいて、固形分が65重量%未満のシロップを用いる粉
末トレハロースの製造法を提供するものである。
ずれかにおいて、60〜180℃の熱風で乾燥する粉末
トレハロースの製造法を提供するものである。
重量%以上、単糖類25重量%以下含有するシロップを
用いることにより、噴霧乾燥という工業的に安価に実施
し得る手段によって、トレハロース含有シロップを容易
に粉末化することができる。シロップ中の単糖類が25
重量%より多いと、噴霧乾燥条件をどのように設定して
も粉末化することが困難になる。
トレハロース以外の2糖類の含量を50重量%以下とす
ること、固形分が65重量%未満のシロップを用いるこ
と、噴霧乾燥を60〜180℃の熱風で行うことによ
り、シロップをより確実かつ容易に粉末化することがで
きる。
は、α,α−トレハロースだけでなく、α,β−トレハ
ロース(ネオトレハロース)、β,β−トレハロース
(イソトレハロース)も含めた意味である。
含有シロップは、各種の方法で調製することができる。
例えば、澱粉液化液に、グルコシルトランスフェラー
ゼ、α−アミラーゼ及び枝切り酵素を添加して反応させ
る方法、特開平8−131182号に示されるよう
に、プレシオモナス(Plesiomonas )属に属する微生
物、例えばプレシオモナスSH−35(FERM BP
−5144)から得られるマルトースホスホリラーゼ及
びトレハロースホスホリラーゼを燐酸の存在下でマルト
ースに作用させる方法、、特開平6−145186号
に示されるように、酵母に水を加えてトレハロースを抽
出し、この抽出液を限外濾過膜又は逆浸透膜で処理する
方法等が挙げられる。
ップは、その固形分が、好ましくは65重量%未満、よ
り好ましくは40重量%以上かつ65重量%未満となる
ように、適宜濃度調製される。上記において、固形分が
65重量%以上では、粘度増加に伴ってシロップ流量が
低下し、噴霧工程の経済性が悪化するという問題が生
じ、40重量%未満では、噴霧乾燥が不十分になりやす
く、また噴霧工程の経済性が悪化するという問題が生じ
る。
固形分中のトレハロース含量が35重量%以上であり、
かつ、単糖類の含量が25重量%以下であることが必要
とされる。トレハロース含量が35重量%未満では、食
品などに利用した場合、トレハロースの添加効果が低下
するという問題が生じ、単糖類の含量が25重量を超え
ると、噴霧乾燥条件をどのように設定しても粉末化する
ことが困難となる。なお、単糖類の含量は、20重量%
以下とすることがより好ましい。
固形分中のトレハロース以外の2糖類の含量が50重量
%以下とされることが好ましい。トレハロース以外の2
糖類の含量が50重量%を超えると、粉末化しにくくな
り、噴霧乾燥条件の設定が難しくなるという問題が生じ
る。
ズル型でもよい。また、熱風の流れは、水平並流型、垂
直下降並流型、垂直上昇混合型の何れも使用できるが、
回転円盤型の垂直下降並流又は混合型が好ましい。
く、60℃未満では、乾燥が不十分で粉末になりにくい
という問題があり、180℃を超えると、含まれている
還元糖が着色しやすくなるという問題がある。
ス粉末は、非結晶性であるという特徴を有している。ま
た、シロップ中に含有されている他の糖類と混合した組
成物をなしている。
良剤、品質改良剤、安定剤、賦形剤などとして、飲食
物、飼料、餌料、化粧品、医薬品などの各種組成物に添
加することができる。粉末トレハロースの甘味は、酸
味、塩から味、渋味、旨味、苦味などの他の呈味を有す
る各種物質とよく調和し、耐酸性、耐熱性も大きいの
で、特に飲食物の甘味付け、呈味改良、品質改良剤とし
て好適である。トレハロース粉末の飲食物、飼料、餌
料、化粧品、医薬品などへの添加量は、特に限定されな
いが、トレハロース添加効果をもたらすため、少なくと
も1.0重量%以上とすることが好ましい。
類、醤油、粉末醤油、味噌、粉末味噌、もろみ、ひし
お、ふりかけ、マヨネーズ、ドレッシング、食酢、三杯
酢、粉末すし、酢、中華の素、天つゆ、麺つゆ、ソー
ス、ケチャップ、焼肉のタレ、カレールウ、シチューの
素、スープの素、ダシの素、核酸系調味料、複合調味
料、みりん、新みりん、テーブルシロップ、コーヒーシ
ロップなどの調味料に好適である。
まんじゅう、ういろう、あん類、羊羮、水羊羮、錦玉、
ゼリー、カステラ、飴玉などの各種和菓子、パン、ビス
ケット、クラッカー、クッキー、パイ、プリン、バター
クリーム、カスタードクリーム、シュークリーム、ワッ
フル、スポンジケーキ、ドーナツ、チョコレート、チュ
ーインガム、キャラメル、キャンディーなどの洋菓子、
アイスクリーム、シャーベットなどの氷菓、果実のシロ
ップ漬、フラワーペースト、ピーナッツペースト、フル
ーツペースト、スプレッドなどのペースト類、ジャム、
マーマレード、シロップ漬、糖菓などの果実、野菜の加
工食品類、福神漬、べったら漬、千枚漬、らっきょう漬
などの漬物類、たくあん漬けの素、白菜漬の素などの漬
物の素、ハム、ソーセージなどの畜肉製品類、魚肉ハ
ム、魚肉ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、天ぷらなどの
魚肉製品、ウニ、イカの塩辛、酢昆布、さきするめ、ふ
ぐみりん干しなどの各種珍味類、のり、山菜、するめ、
小魚、貝などで製造されるつくだ煮類、煮豆、ポテトサ
ラダ、こんぶ巻などの惣菜食品、ヨーグルト、チーズな
どの乳製品、魚肉、畜肉、果実、野菜のビン詰、缶詰
類、清酒、合成酒、リキュール、洋酒などの酒類、コー
ヒー、紅茶、ココア、ジュース、炭酸飲料、乳酸飲料、
乳酸菌飲料などの清涼飲料水、プリンミックス、ホット
ケーキミックス、即席しるこ、即席スープなどの即席食
品、更には、離乳食、治療食、ドリンク剤、ペプチド食
品、冷凍食品などの甘味付け、呈味改良、品質改良に用
いることができる。
育動物のために、飼料、餌料などの嗜好性を向上させる
目的で使用することもできる。その他、タバコ、練歯
磨、口紅、リップクリーム、内服液、錠剤、トローチ、
肝油ドロップ、口中清涼剤、口中香剤、うがい剤などの
嗜好物、化粧品、医薬品などの各種組成物への甘味剤と
して、又は呈味改良剤、品質改良剤、安定剤として用い
ることができる。
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ないことは勿論である。なお、以下の実施例において、
%は、特に断りがない限り、重量%(w/w%)を意味
する。
を、pH5.5、温度65℃に調整し、これにグルコシ
ルトランスフェラーゼ(Biosci. Biotech. Biochem., 6
0, 546-550, 1996参照)を澱粉1kg当り約12000 単
位、α−アミラーゼ(Biosci. Biotech. Biochem., 60,
546-550, 1996参照)を澱粉1kg当り約14000 単位、
枝切り酵素(天野製薬製、商品名:デブランチングエン
ザイム「アマノ」8)を澱粉1kg当り約5ml加え、
72時間反応させた。
の酵素力価の測定方法、及びα−アミラーゼの酵素力価
の測定方法は、Biosci. Biotech. Biochem., 60, 546,-
550,1996に記載された方法に従った。
ーゼ(大和化成製、商品名:クライスターゼT−5)を
澱粉1kg当り約0.3g加え、1時間保持後、pH
4.0に調整し酵素を失活させた。本反応液を常法に従
って、活性炭で脱色し、イオン交換樹脂により脱塩し、
固形分53重量%に濃縮した。
されるように、本糖液中には、固形分当り74.8%の
トレハロースが含有されていた。なお、単糖類であるグ
ルコースの固形分中の含量は、4.2%であった。
できるだけ粘度を低くした状態にした。そして、回転円
盤型噴霧乾燥機(大川原製作所製)を用い、上記シロッ
プを30ml/分の速度で直接給液し、100〜160
℃の熱風で噴霧乾燥した。
分3.0%の白色微粉末であり、偏光顕微鏡により偏光
像は観察されなかったため、非結晶性の粉末であること
が確認された。
レシオモナスSH−35(FERM BP−5144)
を培養し、その培養物中からマルトースホスホリラーゼ
及びトレハロースホスホリラーゼを調製した。市販され
ているハイマルトースシロップ(日本食品化工製、MC
−95)を原料として、特開平8−131182号に記
載された方法に従い、上記マルトースホスホリラーゼ及
びトレハロースホスホリラーゼをマルトースに作用さ
せ、トレハロースを生成する反応を36時間行い、酵素
を熱失活させた後、実施例1と同様に精製処理し、固形
分62.5%に濃縮した。この糖液の糖組成を表2に示
す。表2に示されるように、本糖液中には、固形分当り
36.0%のトレハロース、47.1%のマルトースが
含有されていた。
と同様に、回転円盤型噴霧乾燥機を用い、熱風で噴霧乾
燥を行った。得られた粉末トレハロースは、水分3.0
%の白色微粉末であり、偏光顕微鏡により偏光像は観察
されなかったため、非結晶性の粉末であることが確認さ
れた。
を、pH5.5、温度65℃に調整し、使用する酵素と
酵素添加量を実施例1と同様とし、42時間反応させ
た。この反応液をpH5.0、温度55℃に調整後、グ
ルコアミラーゼ(新日本化学製、商品名:スミチーム#
3000)を澱粉1kg当り約0.4g加え、24時間
保持後、pH4.0に調整し、酵素を失活させた。この
反応液を実施例1と同様に精製処理し、固形分58%に
濃縮した。この糖液の糖組成を表3に示す。表3に示さ
れるように、本糖液中には、固形分当り70.3%のト
レハロース、27.6%のグルコースが含有されてい
た。
て、実施例1と同様に、回転円盤型噴霧乾燥機を用い
て、給液速度、熱風温度などの諸条件を種々設定し、熱
風で噴霧を試みたが、トレハロースシロップの粉末を得
ることはできなかった。したがって、トレハロース粉末
を得るためには、シロップ中の単糖類の含量を少なくす
る必要があることがわかる。
トレハロース35重量%以上、単糖類25重量%以下含
有するシロップを用いることにより、噴霧乾燥という工
業的に安価に実施し得る手段によって、トレハロース含
有シロップを容易に粉末化することができる。こうして
得られたトレハロース粉末は、非結晶性であるという特
徴を有し、甘味料、呈味改良剤、品質改良剤、安定剤、
賦形剤などとして、飲食物、飼料、餌料、化粧品、医薬
品などの各種組成物に添加することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 固形分中、トレハロース35重量%以
上、単糖類25重量%以下含有するシロップを、室温以
上の温度で噴霧乾燥することを特徴とする粉末トレハロ
ースの製造法。 - 【請求項2】 固形分中、トレハロース35重量%以
上、トレハロース以外の2糖類50重量%以下、単糖類
25重量%以下含有するシロップを用いる請求項1記載
の粉末トレハロースの製造法。 - 【請求項3】 固形分が65重量%未満のシロップを用
いる請求項1又は2記載の粉末トレハロースの製造法。 - 【請求項4】 60〜180℃の熱風で乾燥する請求項
1〜3のいずれか1つに記載の粉末トレハロースの製造
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31599397A JPH11140094A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 粉末トレハロースの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31599397A JPH11140094A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 粉末トレハロースの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11140094A true JPH11140094A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=18072051
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31599397A Pending JPH11140094A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 粉末トレハロースの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11140094A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1022235A1 (en) | 1998-12-21 | 2000-07-26 | Kao Corporation | Aerosol container |
| WO2000070966A1 (en) * | 1999-05-20 | 2000-11-30 | British Sugar Plc | Edible compositions containing trehalose |
| JP2001095499A (ja) * | 1999-09-29 | 2001-04-10 | Showa Sangyo Co Ltd | 卵殻強化剤及び該剤を含有する鶏用飼料 |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP31599397A patent/JPH11140094A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1022235A1 (en) | 1998-12-21 | 2000-07-26 | Kao Corporation | Aerosol container |
| WO2000070966A1 (en) * | 1999-05-20 | 2000-11-30 | British Sugar Plc | Edible compositions containing trehalose |
| US6620791B1 (en) | 1999-05-20 | 2003-09-16 | British Sugar Plc | Edible compositions containing trehalose |
| JP2001095499A (ja) * | 1999-09-29 | 2001-04-10 | Showa Sangyo Co Ltd | 卵殻強化剤及び該剤を含有する鶏用飼料 |
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| JPH0577381B2 (ja) |
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