JPH11140786A - 抄紙機のプレスパートの水分除去装置 - Google Patents
抄紙機のプレスパートの水分除去装置Info
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- JPH11140786A JPH11140786A JP32519497A JP32519497A JPH11140786A JP H11140786 A JPH11140786 A JP H11140786A JP 32519497 A JP32519497 A JP 32519497A JP 32519497 A JP32519497 A JP 32519497A JP H11140786 A JPH11140786 A JP H11140786A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 抄紙機のプレスパートで湿紙の水分を除去す
るに際し、水分除去性能の向上を図ること。 【解決手段】 抄紙機のプレスパートの水分除去装置1
0において、プレス・ニップ用挟み部11に挟まれる湿
紙1を加温する装置を設け、プレス・ニップ用挟み部1
1の回りで、該装置により加温された湿紙1の周辺を密
閉化した真空減圧室52を形成し、この真空減圧室を減
圧する真空減圧装置50を設けてなるもの。
るに際し、水分除去性能の向上を図ること。 【解決手段】 抄紙機のプレスパートの水分除去装置1
0において、プレス・ニップ用挟み部11に挟まれる湿
紙1を加温する装置を設け、プレス・ニップ用挟み部1
1の回りで、該装置により加温された湿紙1の周辺を密
閉化した真空減圧室52を形成し、この真空減圧室を減
圧する真空減圧装置50を設けてなるもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抄紙機のプレスパー
トの水分除去装置に関する。
トの水分除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の抄紙機のプレスパートでは、プレ
スロールとプレスロールとからなる挟み部、もしくはプ
レスロールとプレスシューとからなる挟み部を備え、フ
ェルトにより搬送されてくる湿紙にこの挟み部でプレス
・ニップ圧を加えて搾水することとしている。
スロールとプレスロールとからなる挟み部、もしくはプ
レスロールとプレスシューとからなる挟み部を備え、フ
ェルトにより搬送されてくる湿紙にこの挟み部でプレス
・ニップ圧を加えて搾水することとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には以下の問題点がある。 従来の搾水装置の搾水性能は十分でなく、尚一層の搾
水性能の向上が望まれる。
には以下の問題点がある。 従来の搾水装置の搾水性能は十分でなく、尚一層の搾
水性能の向上が望まれる。
【0004】従来の搾水装置で、挟み部のプレス・ニ
ップ圧を高くした高線圧型プレスでは、紙密度の上昇が
大きく、また設備も耐圧高強度高動力を必要としてコス
ト高となる。
ップ圧を高くした高線圧型プレスでは、紙密度の上昇が
大きく、また設備も耐圧高強度高動力を必要としてコス
ト高となる。
【0005】本発明の課題は、抄紙機のプレスパートで
湿紙の水分を除去するに際し、水分除去性能の向上を図
ることにある。
湿紙の水分を除去するに際し、水分除去性能の向上を図
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、湿紙にプレス・ニップ圧を加えて搾水するプレス・
ニップ用挟み部を備えた抄紙機のプレスパートの水分除
去装置において、プレス・ニップ用挟み部に挟まれる湿
紙を加温する加温装置を設け、プレス・ニップ用挟み部
回りで、加温装置により加温された湿紙の周辺を密閉化
した真空減圧室を形成し、この真空減圧室を減圧する真
空減圧装置を設けてなるようにしたものである。
は、湿紙にプレス・ニップ圧を加えて搾水するプレス・
ニップ用挟み部を備えた抄紙機のプレスパートの水分除
去装置において、プレス・ニップ用挟み部に挟まれる湿
紙を加温する加温装置を設け、プレス・ニップ用挟み部
回りで、加温装置により加温された湿紙の周辺を密閉化
した真空減圧室を形成し、この真空減圧室を減圧する真
空減圧装置を設けてなるようにしたものである。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記加温装置が、プレス・ニ
ップ用挟み部を構成するプレスロールの加温を行ない、
このプレスロールの加温表面に湿紙を接触させてこれを
加温するものであり、プレスロールの加温表面に対する
湿紙の接触圧を高める高接触圧付与装置を設けてなるよ
うにしたものである。
載の本発明において更に、前記加温装置が、プレス・ニ
ップ用挟み部を構成するプレスロールの加温を行ない、
このプレスロールの加温表面に湿紙を接触させてこれを
加温するものであり、プレスロールの加温表面に対する
湿紙の接触圧を高める高接触圧付与装置を設けてなるよ
うにしたものである。
【0008】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、の作用
がある。 加温装置により湿紙を加温することで、湿紙に含まれ
ている水の粘性を低下させ、プレス・ニップ圧が作用し
たときの水の流動性を高くし、挟み部におけるプレス搾
水性能を向上できる。
がある。 加温装置により湿紙を加温することで、湿紙に含まれ
ている水の粘性を低下させ、プレス・ニップ圧が作用し
たときの水の流動性を高くし、挟み部におけるプレス搾
水性能を向上できる。
【0009】加温された湿紙の環境を、真空減圧装置
により真空減圧することにより、湿紙に含まれている水
分の蒸発を促進し、湿紙の水分率を低下させることがで
きる。
により真空減圧することにより、湿紙に含まれている水
分の蒸発を促進し、湿紙の水分率を低下させることがで
きる。
【0010】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 高接触圧付与装置により、湿紙とプレスロール表面と
の接触圧を高めることにより、加温されたロール表面か
ら湿紙への熱伝達率を促進させることができ、上記に
よるプレス搾水性能の向上に寄与できる。
作用がある。 高接触圧付与装置により、湿紙とプレスロール表面と
の接触圧を高めることにより、加温されたロール表面か
ら湿紙への熱伝達率を促進させることができ、上記に
よるプレス搾水性能の向上に寄与できる。
【0011】従って、請求項1、2の本発明によれば上
記〜により、従来型搾水装置に比して湿紙のプレス
出口水分を低減でき、水分除去性能の一層の向上を実現
できる。また、従来型搾水装置に比して挟み部のプレス
・ニップ圧を低くしながらも、従来型搾水装置における
高ニップ圧によると同等以上の搾水量を得ることができ
るから、紙密度の上昇を軽減し、また設備も耐圧高強度
高動力を不要としてコスト低減できる。
記〜により、従来型搾水装置に比して湿紙のプレス
出口水分を低減でき、水分除去性能の一層の向上を実現
できる。また、従来型搾水装置に比して挟み部のプレス
・ニップ圧を低くしながらも、従来型搾水装置における
高ニップ圧によると同等以上の搾水量を得ることができ
るから、紙密度の上昇を軽減し、また設備も耐圧高強度
高動力を不要としてコスト低減できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明のプレスパートの水
分除去装置を示す模式図である。水分除去装置10は、
湿紙1にプレス・ニップ圧を加えて搾水するプレス・ニ
ップ用挟み部11を構成する一対のプレスロール11
A、11Bを備え、この挟み部11に対して湿紙1を搬
送するためのフェルト送り装置20とインナーファブリ
ック送り装置30とを有している。
分除去装置を示す模式図である。水分除去装置10は、
湿紙1にプレス・ニップ圧を加えて搾水するプレス・ニ
ップ用挟み部11を構成する一対のプレスロール11
A、11Bを備え、この挟み部11に対して湿紙1を搬
送するためのフェルト送り装置20とインナーファブリ
ック送り装置30とを有している。
【0013】フェルト送り装置20は、フェルト21が
巻き掛けられる入口タッチロール12A、出口タッチロ
ール12B、フェルトロール22A〜22Eからなる。
また、インナーファブリック送り装置30は、インナー
ファブリック31が巻き掛けられる入口タッチロール1
2A、出口タッチロール12B、フェルトロール22
A、22B、ファブリックロール32A〜32Cからな
る。これにより、湿紙1は、ペーパ−ロール13Aの出
側で、インナーファブリック31にバックアップされて
周回しているフェルト21の上に載り、フェルトロール
22Aを経て入口タッチロール12Aからプレスロール
11A回りに巻き掛けられ、出口タッチロール12Bに
てフェルト21と別れ、更にプレスロール11Aから別
れてペーパーロール13Bから、カンバスロール14回
りのカンバス15に受け渡されてドライパートに向けて
送り出される。
巻き掛けられる入口タッチロール12A、出口タッチロ
ール12B、フェルトロール22A〜22Eからなる。
また、インナーファブリック送り装置30は、インナー
ファブリック31が巻き掛けられる入口タッチロール1
2A、出口タッチロール12B、フェルトロール22
A、22B、ファブリックロール32A〜32Cからな
る。これにより、湿紙1は、ペーパ−ロール13Aの出
側で、インナーファブリック31にバックアップされて
周回しているフェルト21の上に載り、フェルトロール
22Aを経て入口タッチロール12Aからプレスロール
11A回りに巻き掛けられ、出口タッチロール12Bに
てフェルト21と別れ、更にプレスロール11Aから別
れてペーパーロール13Bから、カンバスロール14回
りのカンバス15に受け渡されてドライパートに向けて
送り出される。
【0014】尚、水分除去装置10は、プレスロール1
1Aの回りで湿紙1が巻き掛けられない位置に、剥離剤
シャワー16、ドクター17を備えている。
1Aの回りで湿紙1が巻き掛けられない位置に、剥離剤
シャワー16、ドクター17を備えている。
【0015】然るに、水分除去装置10にあっては、水
分除去性能の向上のために下記(A)〜(C) を具備する。 (A) 加温装置 挟み部11に挟まれる湿紙1を加温することにより、湿
紙1に含まれている水の粘性を低下させ、挟み部11に
よるプレス・ニップ圧が作用したときの水の流動性を高
くし、プレス搾水性能を向上させるもの。湿紙1の加温
方法として、下記(a) 〜(d) を採用できる。
分除去性能の向上のために下記(A)〜(C) を具備する。 (A) 加温装置 挟み部11に挟まれる湿紙1を加温することにより、湿
紙1に含まれている水の粘性を低下させ、挟み部11に
よるプレス・ニップ圧が作用したときの水の流動性を高
くし、プレス搾水性能を向上させるもの。湿紙1の加温
方法として、下記(a) 〜(d) を採用できる。
【0016】(a) 挟み部11に至る前の湿紙1を高温空
気又は高温蒸気で加温する。具体的には、挟み部11の
入側に設けた加温装置40の加温ボックス41により湿
紙1の上面を覆うとともに、吸引ボックス42により湿
紙1の下面を覆うものとし、加温ボックス41から吹出
される高温空気又は高温蒸気を湿紙1に通過せしめ、吸
引ボックス42に吸引せしめることにより、湿紙1を加
温する。
気又は高温蒸気で加温する。具体的には、挟み部11の
入側に設けた加温装置40の加温ボックス41により湿
紙1の上面を覆うとともに、吸引ボックス42により湿
紙1の下面を覆うものとし、加温ボックス41から吹出
される高温空気又は高温蒸気を湿紙1に通過せしめ、吸
引ボックス42に吸引せしめることにより、湿紙1を加
温する。
【0017】(b) 挟み部11に至る前の湿紙1を、赤外
線で加温する。具体的には、加温装置40の位置に赤外
線加熱装置を設ける。
線で加温する。具体的には、加温装置40の位置に赤外
線加熱装置を設ける。
【0018】(c) 挟み部11に至る前の湿紙1を、誘電
加温する。具体的には、加熱装置40の位置に誘電加熱
装置を設ける。
加温する。具体的には、加熱装置40の位置に誘電加熱
装置を設ける。
【0019】(d) プレスロール11Aの加温を行ない、
プレスロール11Aの加熱表面に湿紙1を接触させてこ
れを加温する。この(d) のプレスロール11Aの加温方
法としては、下記〜を採用できる
プレスロール11Aの加熱表面に湿紙1を接触させてこ
れを加温する。この(d) のプレスロール11Aの加温方
法としては、下記〜を採用できる
【0020】プレスロール11Aの内部を中空構造と
し、その内部に高温の水蒸気を入れ、ドレンを排出する
ことで、水蒸気の顕熱及び潜熱を利用する、又はガス燃
焼で得られる高温空気を使用して、ロール内部を加温
し、プレスロール11Aの表面温度を高める。
し、その内部に高温の水蒸気を入れ、ドレンを排出する
ことで、水蒸気の顕熱及び潜熱を利用する、又はガス燃
焼で得られる高温空気を使用して、ロール内部を加温
し、プレスロール11Aの表面温度を高める。
【0021】プレスロール11Aの内部を中空構造と
し、ロール外部で加温した油を、プレスロール11の内
部に循環させることで、ロール内部を加温し、プレスロ
ール11Aの表面温度を高める。
し、ロール外部で加温した油を、プレスロール11の内
部に循環させることで、ロール内部を加温し、プレスロ
ール11Aの表面温度を高める。
【0022】プレスロール11Aの外周に沿って設け
た誘電加熱装置43により、プレスロール11Aの表面
を誘電加温して、ロール表面温度を高める。
た誘電加熱装置43により、プレスロール11Aの表面
を誘電加温して、ロール表面温度を高める。
【0023】尚、上記(d) でプレスロール11Aの表面
を加温する場合には、湿紙1の紙がプレスロール11A
の表面に焼付き易くなるから、挟み部11のプレス・ニ
ップ出口で湿紙1がプレスロール11Aの表面から容易
に剥離し得る湿紙剥離技術を併用するものとする。
を加温する場合には、湿紙1の紙がプレスロール11A
の表面に焼付き易くなるから、挟み部11のプレス・ニ
ップ出口で湿紙1がプレスロール11Aの表面から容易
に剥離し得る湿紙剥離技術を併用するものとする。
【0024】(B) 真空減圧装置 (A) の加温装置により加温された湿紙1の周囲を、真空
減圧することにより、湿紙1に含まれる水分の蒸発を促
進し、湿紙1の水分率を低下させるもの。湿紙1の周囲
の減圧方法として、下記(a) 、(b) が採用できる。
減圧することにより、湿紙1に含まれる水分の蒸発を促
進し、湿紙1の水分率を低下させるもの。湿紙1の周囲
の減圧方法として、下記(a) 、(b) が採用できる。
【0025】(a) 挟み部11回りで、加温装置40によ
り加温された湿紙1の周辺を真空減圧装置50の真空減
圧ボックス51にて密閉化した真空減圧室52を形成
し、この真空減圧室52を外部の真空ポンプにより排気
して減圧する。
り加温された湿紙1の周辺を真空減圧装置50の真空減
圧ボックス51にて密閉化した真空減圧室52を形成
し、この真空減圧室52を外部の真空ポンプにより排気
して減圧する。
【0026】尚、真空減圧装置50の真空減圧系統に
は、湿紙1から蒸発した水分、挟み部11からの搾水、
周辺設備に随伴している水分が流入するから、真空装置
(真空ポンプ)に悪影響を及ぼさないレベルまで水分の
除去を行なう必要がある。
は、湿紙1から蒸発した水分、挟み部11からの搾水、
周辺設備に随伴している水分が流入するから、真空装置
(真空ポンプ)に悪影響を及ぼさないレベルまで水分の
除去を行なう必要がある。
【0027】(b) 湿紙周囲の密閉化範囲 真空減圧ボックス51の設置範囲は、湿紙1が加温され
ていて、その湿紙1がフェルト21に随伴しながら走行
し、周囲の密閉化が図れる場所とする。
ていて、その湿紙1がフェルト21に随伴しながら走行
し、周囲の密閉化が図れる場所とする。
【0028】挟み部11のプレス・ニップ出口から、
湿紙1がフェルト21と分離する出口タッチロール12
Bまでの範囲について、出口真空減圧ボックス51Bに
より密閉化し真空減圧する。
湿紙1がフェルト21と分離する出口タッチロール12
Bまでの範囲について、出口真空減圧ボックス51Bに
より密閉化し真空減圧する。
【0029】挟み部11のプレス・ニップ入口迄にフ
ェルト水分を除去することで、挟み部11のプレス・ニ
ップ点における搾水性を改善できるので、湿紙1のフェ
ルト21接触開始点である入口タッチロール12Aから
プレス・ニップ入口までの範囲についても、入口真空減
圧ボックス51Aにより密閉化を図り、真空減圧する。
従って、このの範囲については、下記 2項目の機能を
受持つことになる。
ェルト水分を除去することで、挟み部11のプレス・ニ
ップ点における搾水性を改善できるので、湿紙1のフェ
ルト21接触開始点である入口タッチロール12Aから
プレス・ニップ入口までの範囲についても、入口真空減
圧ボックス51Aにより密閉化を図り、真空減圧する。
従って、このの範囲については、下記 2項目の機能を
受持つことになる。
【0030】(1) 真空減圧による湿紙水分蒸発促進 (2) フェルト水分の除去によるプレス・ニップ点におけ
る搾水性の改善 尚、図1において、52A、52Bは真空ポンプに接続
される真空吸引口、53A、53Bはシール部、54は
セーボールである。入口真空減圧ボックス51Aと出口
真空減圧ボックス51Bは、プレスロール11Bの下方
で連続化されて単一の真空減圧ボックス51を形成する
ものであっても良い。
る搾水性の改善 尚、図1において、52A、52Bは真空ポンプに接続
される真空吸引口、53A、53Bはシール部、54は
セーボールである。入口真空減圧ボックス51Aと出口
真空減圧ボックス51Bは、プレスロール11Bの下方
で連続化されて単一の真空減圧ボックス51を形成する
ものであっても良い。
【0031】(C) 高接触圧付与装置 (A) の加温装置が加温したプレスロール11Aの表面に
対する湿紙1の接触圧を高め、プレスロール11Aの加
熱表面から湿紙1への熱伝達を促進させるもの。湿紙1
とプレスロール11Aの接触圧を高める方法として、下
記(a) 〜(c) を採用できる。
対する湿紙1の接触圧を高め、プレスロール11Aの加
熱表面から湿紙1への熱伝達を促進させるもの。湿紙1
とプレスロール11Aの接触圧を高める方法として、下
記(a) 〜(c) を採用できる。
【0032】(a) フェルト張力による接触圧の向上 水分除去装置10では、湿紙1とフェルト21が随伴し
ながら走行しているので、フェルト21をプレスロール
11Aのロール表面にできるだけ長く接触させる。この
とき、フェルト21はプレスロール11Aの表面に沿っ
て走行するが、この接触走行に際してフェルト張力が、
フェルト21によるロール表面への接触圧として作用す
る。フェルトロール22A〜22Eのいずれかをストレ
ッチロールとしてフェルト21を引張強度の範囲内でス
トレッチすることにより、湿紙1を加温ロール11Aの
表面に圧着させ、両者の接触圧を高める。
ながら走行しているので、フェルト21をプレスロール
11Aのロール表面にできるだけ長く接触させる。この
とき、フェルト21はプレスロール11Aの表面に沿っ
て走行するが、この接触走行に際してフェルト張力が、
フェルト21によるロール表面への接触圧として作用す
る。フェルトロール22A〜22Eのいずれかをストレ
ッチロールとしてフェルト21を引張強度の範囲内でス
トレッチすることにより、湿紙1を加温ロール11Aの
表面に圧着させ、両者の接触圧を高める。
【0033】(b) インナーファブリック張力による接触
圧の向上 インナーファブリック31を併用することで、湿紙1と
プレスロール11Aの表面の接触圧を高める。湿紙1と
プレスロール11Aの表面の接触圧を更に高めるため
に、湿紙1とフェルト21が随伴走行している範囲につ
いて、インナーファブリック31も走行させる。インナ
ーファブリック31について、フェルト21とは別に、
ファブリックロール32A〜32Cのいずかをストレッ
チロールとして独立した張力を、その引張強度の範囲内
で作用させる。インナーファブリック31の張力による
湿紙1とロール表面との接触圧は、フェルト21による
接触圧と独立しているので、湿紙1とロール表面の接触
圧は両者を加算した値となる。
圧の向上 インナーファブリック31を併用することで、湿紙1と
プレスロール11Aの表面の接触圧を高める。湿紙1と
プレスロール11Aの表面の接触圧を更に高めるため
に、湿紙1とフェルト21が随伴走行している範囲につ
いて、インナーファブリック31も走行させる。インナ
ーファブリック31について、フェルト21とは別に、
ファブリックロール32A〜32Cのいずかをストレッ
チロールとして独立した張力を、その引張強度の範囲内
で作用させる。インナーファブリック31の張力による
湿紙1とロール表面との接触圧は、フェルト21による
接触圧と独立しているので、湿紙1とロール表面の接触
圧は両者を加算した値となる。
【0034】(c) プレス・ニップ圧による接触圧 挟み部11のプレスロール11Aとプレスロール11B
とが湿紙1を挟圧するプレス・ニップ点においては、そ
の線圧が最も有効に湿紙1とプレスロール11Aの表面
を接触させるものとなる。
とが湿紙1を挟圧するプレス・ニップ点においては、そ
の線圧が最も有効に湿紙1とプレスロール11Aの表面
を接触させるものとなる。
【0035】尚、水分除去装置10は、カンバス15が
湿紙1を送り出す位置に、湿紙1に高温空気又は高温蒸
気を吹付けてドライヤパートでの湿紙1の乾燥に寄与す
るための加温ボックス61と、湿紙1をカンバス15に
吸引密着させるための吸引ボックス62とを備え、加温
ボックス61と吸引ボックス62を相対向せしめてい
る。
湿紙1を送り出す位置に、湿紙1に高温空気又は高温蒸
気を吹付けてドライヤパートでの湿紙1の乾燥に寄与す
るための加温ボックス61と、湿紙1をカンバス15に
吸引密着させるための吸引ボックス62とを備え、加温
ボックス61と吸引ボックス62を相対向せしめてい
る。
【0036】本実施形態によれば以下の作用がある。 プレスロール11Aの加温や加温装置40により湿紙
1を加温することで、湿紙に含まれている水の粘性を低
下させ、プレス・ニップ圧が作用したときの水の流動性
を高くし、挟み部11におけるプレス搾水性能を向上で
きる。
1を加温することで、湿紙に含まれている水の粘性を低
下させ、プレス・ニップ圧が作用したときの水の流動性
を高くし、挟み部11におけるプレス搾水性能を向上で
きる。
【0037】加温された湿紙1の環境を、真空減圧装
置50により真空減圧することにより、湿紙1に含まれ
ている水分の蒸発を促進し、湿紙1の水分率を低下させ
ることができる
置50により真空減圧することにより、湿紙1に含まれ
ている水分の蒸発を促進し、湿紙1の水分率を低下させ
ることができる
【0038】高接触圧付与装置により、湿紙1とプレ
スロール表面との接触圧を高めることにより、加温され
たロール表面から湿紙1への熱伝達率を促進させること
ができ、上記によるプレス搾水性能の向上に寄与でき
る。
スロール表面との接触圧を高めることにより、加温され
たロール表面から湿紙1への熱伝達率を促進させること
ができ、上記によるプレス搾水性能の向上に寄与でき
る。
【0039】従って、上記〜により、従来型搾水装
置に比して湿紙1のプレス出口水分を低減でき、水分除
去性能の一層の向上を実現できる。また、従来型搾水装
置に比して挟み部11のプレス・ニップ圧を低くしなが
らも、従来型搾水装置における高ニップ圧によると同等
以上の搾水量を得ることができるから、紙密度の上昇を
軽減し、また設備も耐圧高強度高動力を不要としてコス
ト低減できる。
置に比して湿紙1のプレス出口水分を低減でき、水分除
去性能の一層の向上を実現できる。また、従来型搾水装
置に比して挟み部11のプレス・ニップ圧を低くしなが
らも、従来型搾水装置における高ニップ圧によると同等
以上の搾水量を得ることができるから、紙密度の上昇を
軽減し、また設備も耐圧高強度高動力を不要としてコス
ト低減できる。
【0040】尚、本発明によれば、プレス出口の紙の表
面性も向上できる。
面性も向上できる。
【0041】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明のプレス・ニップ用挟み部は、プレスロールとプレ
スシューの組合わせからなるものであっても良い。
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明のプレス・ニップ用挟み部は、プレスロールとプレ
スシューの組合わせからなるものであっても良い。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、抄紙機の
プレスパートで湿紙の水分を除去するに際し、搾水性能
の向上と蒸発による更なる水分除去を図ることができ
る。
プレスパートで湿紙の水分を除去するに際し、搾水性能
の向上と蒸発による更なる水分除去を図ることができ
る。
【図1】図1は本発明のプレスパートの水分除去装置を
示す模式図である。
示す模式図である。
1 湿紙 10 水分除去装置 11 挟み部 11A、11B プレスロール 40 加温装置 50 真空減圧装置 52 真空減圧室
Claims (2)
- 【請求項1】 湿紙にプレス・ニップ圧を加えて搾水す
るプレス・ニップ用挟み部を備えた抄紙機のプレスパー
トの水分除去装置において、 プレス・ニップ用挟み部に挟まれる湿紙を加温する加温
装置を設け、 プレス・ニップ用挟み部回りで、加温装置により加温さ
れた湿紙の周辺を密閉化した真空減圧室を形成し、この
真空減圧室を減圧する真空減圧装置を設けてなることを
特徴とする抄紙機のプレスパートの水分除去装置。 - 【請求項2】 前記加温装置が、プレス・ニップ用挟み
部を構成するプレスロールの加温を行ない、このプレス
ロールの加温表面に湿紙を接触させてこれを加温するも
のであり、 プレスロールの加温表面に対する湿紙の接触圧を高める
高接触圧付与装置を設けてなる請求項1記載の抄紙機の
プレスパートの水分除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32519497A JPH11140786A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 抄紙機のプレスパートの水分除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32519497A JPH11140786A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 抄紙機のプレスパートの水分除去装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11140786A true JPH11140786A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=18174074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32519497A Withdrawn JPH11140786A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 抄紙機のプレスパートの水分除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11140786A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003507590A (ja) * | 1999-08-12 | 2003-02-25 | ランテック システムズ オイ | ウェブ材の処理及びウェブ材の挙動制御のための装置及び方法 |
-
1997
- 1997-11-12 JP JP32519497A patent/JPH11140786A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003507590A (ja) * | 1999-08-12 | 2003-02-25 | ランテック システムズ オイ | ウェブ材の処理及びウェブ材の挙動制御のための装置及び方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050201 |