JPH11141231A - パワーウインドウ装置 - Google Patents

パワーウインドウ装置

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JPH11141231A
JPH11141231A JP10117119A JP11711998A JPH11141231A JP H11141231 A JPH11141231 A JP H11141231A JP 10117119 A JP10117119 A JP 10117119A JP 11711998 A JP11711998 A JP 11711998A JP H11141231 A JPH11141231 A JP H11141231A
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coil
excitation
circuit
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Yasuo Miyake
保夫 三宅
Yoshitaka Hattori
好孝 服部
Kozo Nishimura
浩三 西村
Kenji Tanaka
賢次 田中
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パワーウインドウ装置の回路が水に濡れてリー
クした状態のとき、ウインドウガラスを自動的に下降で
きるパワーウインドウ装置を提供する。 【解決手段】下降スイッチ28,上昇スイッチ29等を
含む回路内で浸水によってリークし、ドア電子制御装置
(ドアECU)12がトランジスタTR1乃至TR3を
同時にオン作動する。一方、浸水検出器36の電極36
a,36b間も浸水によりリークし、リレーコイル23
に流れる電流を小さくして、励磁が阻止される。この結
果、第1リレー回路22のみが作動されて、リレー接点
25がオン状態(可動接点25cが電源側固定接点25
bに接続された状態)となり、駆動モータMが正回転さ
れ、ウインドウガラスが下降する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に設けられるパワ
ーウインドウ装置に係り、特にパワーウインドウ装置が
浸水したときに、自動的にウインドウガラスを下降する
ことができるパワーウインドウ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両のサイドドア等のウインド
ウガラスを自動的に開閉させるためにパワーウインドウ
装置が用いられている。そして、搭乗者が前記パワーウ
インドウ装置に設けられた、マニュアルのアップスイッ
チ(上昇スイッチ)又はダウンスイッチ(下降スイッ
チ)をオン操作することにより、ウインドウガラスがア
ップ側又はダウン側に駆動されるようにされている。
【0003】図14は、従来のパワーウインドウ装置1
0の駆動回路20の一例を示している。なお、この駆動
回路20は、ドア電子制御装置(Electronic Control U
nit、以下、ドアECUという)12に対して設けられ
ている。この駆動回路20について説明する。
【0004】バッテリ電源Bと、接地線間には、トラン
ジスタTR3のエミッタ・コレクタ、リレーコイル2
1、トランジスタTR1のコレクタ・エミッタが直列に
接続されている。
【0005】又、前記リレーコイル21のプラス端子
と、接地線間には、リレーコイル23、トランジスタT
R2のコレクタ・エミッタが直列に接続されている。前
記トランジスタTR1のベースは、前記ドアECU12
の出力端子に対して抵抗R1を介して接続されている。
又、トランジスタTR1のベースとエミッタ間には抵抗
R3が接続されている。
【0006】又、前記トランジスタTR2のベースは、
前記ドアECU12の出力端子に対して抵抗R2を介し
て接続されている。又、トランジスタTR2のベースと
エミッタ間には抵抗R4が接続されている。
【0007】前記トランジスタTR3のベースは、前記
ドアECU12の出力端子に対して抵抗R5を介して接
続されている。又、トランジスタTR3のベースとエミ
ッタ間には抵抗R6が接続されている。
【0008】駆動モータMは、図示しない車両のウイン
ドウガラスを上昇又は下降駆動する直流モータからな
る。又、前記バッテリ電源Bと、駆動モータMの一方の
端子間には、リレー接点25が設けられている。同リレ
ー接点25の可動接点25cは、駆動モータMの一方の
端子に接続され、同リレー接点25の電源側固定接点2
5bはバッテリ電源Bに接続されるとともに接地側固定
接点25aは接地線L1に接続されている。前記リレー
コイル21と、リレー接点25とにより、第1リレー回
路22が構成されている。
【0009】同リレー接点25は、a接点とされてお
り、前記コイル21が消磁時には可動接点25cが、接
地側固定接点25aに接続されている。又、前記リレー
接点25の可動接点25cは、前記リレーコイル21が
励磁されると、電源側固定接点25bに接続される。
【0010】又、前記バッテリ電源Bと、駆動モータM
の他方の端子間には、前記リレー接点26が設けられて
いる。同リレー接点26の可動接点26cは、駆動モー
タMの他方の端子に接続され、同リレー接点26の電源
側固定接点26bはバッテリ電源Bに接続されるととも
に接地側固定接点26aは接地線L1に接続されてい
る。
【0011】前記リレーコイル23と、リレー接点26
とにより、第2リレー回路24が構成されている。同リ
レー接点26は、a接点とされており、前記リレーコイ
ル23が消磁時には可動接点26cが、接地側固定接点
26aに接続されている。又、前記リレー接点26の可
動接点26cは、前記リレーコイル23が励磁される
と、電源側固定接点26bに接続される。
【0012】前記ドアECU12には、下降スイッチ2
8、上昇スイッチ29、自動操作スイッチ(オートスイ
ッチ)30が接続されている。下降スイッチ28と、上
昇スイッチ29の可動接点31は、共通の可動接点とさ
れている。この下降スイッチ28、上昇スイッチ29
は、例えばタンブラ型のスイッチとされており、一側を
押圧すると下降スイッチ28として機能し、他側を押す
と上昇スイッチ29として機能し、マニュアル操作で
は、同時に下降スイッチ28,上昇スイッチ29がオン
操作されないようにされている。同可動接点31はバッ
テリ電源Bに接続されている。下降スイッチ28の固定
接点32は、ドアECU12に電気的に接続されてい
る。又、上昇スイッチ29の固定接点33は、ドアEC
U12に電気的に接続されている。オートスイッチ30
の可動接点34は、バッテリ電源Bに接続され、固定接
点35は、ドアECU12に電気的に接続されている。
【0013】前記下降スイッチ28はオン操作されてい
ない非操作時には、図示しないバネにより付勢されて、
オフ状態とされている。上昇スイッチ29はオン操作さ
れていない非操作時には、図示しないバネにより付勢さ
れて、オフ状態とされている。
【0014】前記下降スイッチ28及び上昇スイッチ2
9は、例えば2段クリック式のスイッチであってタンブ
ラ型とされており、一側側(以下、ダウン側という)を
一段押圧すると下降スイッチ28として機能する。又、
他側側(以下、アップ側という)を一段押圧すると上昇
スイッチ29として機能する。
【0015】又、ダウン側を2段押圧すると、下降スイ
ッチ28及びオートスイッチ30がともにオン作動す
る。又、アップ側を2段押圧すると、上昇スイッチ2
9、及び前記オートスイッチがともにオン作動する。な
お、オートで操作する場合は、2段押圧した後、下降ス
イッチ28、上昇スイッチ29の押圧を解除する。従っ
て、下降スイッチ28、及び上昇スイッチ29は図14
に示すように、可動接点がともにオフ位置となる。
【0016】前記オートスイッチ30はドアECU12
に接続されており、オートスイッチ30が下降スイッチ
28の操作にともなってダウン側にオンされると、前記
ドアECU12は、そのオン操作に基づいて、前記トラ
ンジスタTR3にロー(L)レベルであるオン信号を出
力するとともに、前記トランジスタTR1のベースにハ
イ(H)レベルのダウン制御信号を印加する。トランジ
スタTR3は前記オン信号によって、オン作動し、トラ
ンジスタTR1は、前記ダウン制御信号に基づいて、オ
ン作動し、リレーコイル21に励磁電流を流すようにさ
れている。
【0017】この結果、リレーコイル21の励磁によっ
て、リレー接点25の可動接点25cが接地側固定接点
25aから電源側固定接点25bに切換接続されるた
め、駆動モータMが正回転される。この正回転により、
ワイヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示しない)が
前記駆動モータMにより駆動されてウインドウガラスが
下降する。
【0018】又、前記ドアECU12は、オートスイッ
チ30が上昇スイッチ29の操作にともなってアップ側
にオンされると、そのオン操作に基づいて、前記トラン
ジスタTR3にロー(L)レベルであるオン信号を出力
するとともに、前記トランジスタTR2のベースにハイ
(H)レベルのアップ制御信号を印加する。トランジス
タTR3は前記オン信号によって、オン作動し、トラン
ジスタTR2は、前記アップ制御信号に基づいて、オン
作動し、リレーコイル23に励磁電流を流すようにされ
ている。
【0019】この結果、リレーコイル23の励磁によっ
て、リレー接点26の可動接点26cが接地側固定接点
26aから電源側固定接点26bに切換接続されるた
め、駆動モータMが逆回転される。この逆回転により、
ワイヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示しない)が
前記駆動モータMにより駆動されてウインドウガラスを
上昇する。
【0020】なお、オートスイッチ30は、前記のよう
にダウン側、或いはアップ側にオン操作された場合に
は、オートスイッチ30の押圧操作を解除してもドアE
CU12は、ウインドウガラスが全閉位置、又は、全開
位置に達するまで、各トランジスタTR1又はTR2に
対してダウン又はアップ制御信号を印加するとともに、
トランジスタTR3にオン信号を印加し続け、駆動モー
タMを正回転又は逆回転させる。そして、この駆動モー
タMの回転により、下降するウインドウガラスが全開位
置に位置すると、全開位置リミットスイッチ(図示しな
い)が検出し、又は、上昇するウインドウガラスが全閉
位置に位置すると、全閉位置リミットスイッチ(図示し
ない)が検出作動するようにされている。
【0021】そして、いずれかのリミットスイッチが検
出すると、その検出に基づいてドアECU12は、ダウ
ン制御信号又はアップ制御信号の印加を停止して前記駆
動モータMを駆動を停止させ、ウインドウガラスを全開
位置又は全閉位置に保持するようにされている。
【0022】又、手動操作により、ウインドウガラスを
下降させたい場合、下降スイッチ28を1段ダウン側に
オン操作する。この操作に基づいて、前記ドアECU1
2は、前記トランジスタTR3にロー(L)レベルであ
るオン信号を出力するとともに、前記第1リレー回路2
2のトランジスタTR1のベースにハイ(H)レベルの
ダウン制御信号を印加する。
【0023】そして、下降スイッチ28がオン操作され
ている間、前ドアECU12は、トランジスタTR3に
オン信号を、トランジスタTR1にハイレベル信号を印
加する。このため、前記トランジスタTR3及びトラン
ジスタTR1がオンしたときと同様に駆動モータMが正
回転され、ウインドウガラスが下降する。
【0024】又、手動操作により、ウインドウガラスを
上昇させたい場合、上昇スイッチ29を1段アップ側に
オン操作する。この操作により、前記ドアECU12
は、前記トランジスタTR3にロー(L)レベルである
オン信号を出力するとともに、前記第2リレー回路24
のトランジスタTR2のベースにハイ(H)レベルのア
ップ制御信号を印加する。トランジスタTR3は前記オ
ン信号によって、オン作動し、トランジスタTR2は、
前記アップ制御信号に基づいて、オン作動し、リレーコ
イル23に励磁電流が流れる。このため、前記トランジ
スタTR3及びトランジスタTR2がオンしたときと同
様に駆動モータMが逆回転され、ウインドウガラスが上
昇する。
【0025】ところで、前記のようなパワーウインドウ
装置は、下降スイッチ28、及び上昇スイッチ29が雨
水等の電解質の液にて濡れた場合、スイッチを操作して
いないにもかかわらず各接点間がリークすることがあ
る。このような場合には、ドアECU12から、ダウン
制御信号及びアップ制御信号が同時に印加したりして誤
作動する場合がある。
【0026】或いはトランジスタTR1乃至TR3のエ
ミッタ・コレクタ間が浸水によってその端子間がリーク
する場合がある。いずれの場合にしても、第1リレー回
路22、第2リレー回路24のリレーコイル21,23
のいずれもが励磁して、リレー接点25,26が同時に
オン(可動接点25c,26cが電源側固定接点25
b,26bに接続)するため、駆動モータMの両端子に
はバッテリ電源Bの電圧が印加され、駆動モータMは駆
動しない。
【0027】図15は他の従来のパワーウインドウ装置
の電気回路を示している。パワーウインドウスイッチ回
路45は、下降スイッチ47,上昇スイッチ48を備え
ている。下降スイッチ47と、上昇スイッチ48の可動
接点は、共通の可動接点49とされ、押圧が解除される
と、図示しない付勢手段によって、何れの固定接点とも
接触しない中立位置に位置する。この下降スイッチ4
7、及び上昇スイッチ48は、例えばタンブラ型のスイ
ッチにて構成され、一側を押圧すると下降スイッチ47
として機能し、他側を押すと上昇スイッチ48として機
能し、同時に下降スイッチ47,上昇スイッチ48がオ
ン操作されないようにされている。又、下降スイッチ4
7,及び上昇スイッチ48は、2段クリック式とされ、
1段目に押圧操作されると、マニュアルスイッチとして
オン操作され、可動接点49が、図15において、a点
〜b点の間の固定接点に接続される。
【0028】又、下降スイッチ47,及び上昇スイッチ
48は2段目迄押圧操作されると、オートスイッチとし
て機能し、コモン端子cが、オート操作用接点dと固定
接点aとに同時に接続される。そして、オート操作用接
点dがコモン端子cに接続されると、ドアECU46に
はローレベル信号が入力される。
【0029】又、前記下降スイッチ47の固定接点a,
bは、リレーコイル51を介してバッテリ電源Bに接続
されるとともに、ドアECU46の端子に接続されてい
る。上昇スイッチ48の固定接点a,bは、リレーコイ
ル53を介してバッテリ電源Bに接続されるとともに、
ドアECU46の端子に接続されている。
【0030】次にリレー回路44を説明すると、リレー
回路44は、下降用のリレーコイル51、下降用のリレ
ー接点55、上昇用のリレーコイル53、上昇用のリレ
ー接点56とを備えている。
【0031】又、車両のウインドウガラスを上昇又は下
降駆動する直流モータからなる駆動モータMはその両端
子が、下降用のリレー接点55及び上昇用のリレー接点
56に接続されている。下降用のリレー接点55の可動
接点55cは、接地側固定接点55aと、電源側固定接
点55bと切換接続可能とされ、常時は接地側固定接点
55aに接続されている。又、上昇用のリレー接点56
の可動接点56cは、接地側固定接点56aと、電源側
固定接点56bと切換接続可能とされ、常時は接地側固
定接点56aに接続されている。前記接地側固定接点5
5a,56aは接地線L3を介して接地されている。
又、電源側固定接点55b,56bはバッテリ電源Bに
接続されている。
【0032】ドアECU46は、オート操作用接点dを
介してローレベル信号が入力されると、リレーコイル5
1又はリレーコイル53に流れる励磁電流をドアECU
46の入力端子を介して、ドアECU6に内蔵したスイ
ッチング回路等を制御してドアECU46の接地端子へ
流す。
【0033】そして、下降スイッチ47がマニュアルス
イッチとして操作されると、リレーコイル51が励磁さ
れ、リレー接点55の可動接点55cが電源側固定接点
55bに接続されて、駆動モータMが正回転する。この
結果、ワイヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示しな
い)を前記駆動モータMにより駆動してウインドウガラ
スを下降する。
【0034】又、上昇スイッチ48がマニュアルスイッ
チとして操作されると、リレーコイル53が励磁され
て、リレー接点56の可動接点56cが電源側固定接点
56bに接続されて、駆動モータMを逆回転させる。こ
の結果、ワイヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示し
ない)を前記駆動モータMにより駆動してウインドウガ
ラスを上昇する。
【0035】一方、下降スイッチ47がオートスイッチ
として操作されると、ドアECU46はリレーコイル5
1に流れる励磁電流を制御する。この結果、同様にリレ
ーコイル51が励磁されるため、リレー接点55の可動
接点55cが電源側固定接点55bに接続されて、駆動
モータMを正回転させる。この結果、ワイヤ式又はアー
ム式のレギュレータ(図示しない)を前記駆動モータM
により駆動してウインドウガラスを下降する。又、上昇
スイッチ48がオートスイッチとして操作されると、ド
アECU46はリレーコイル53に流れる励磁電流を制
御する。この結果、同様にリレーコイル53が励磁され
るため、リレー接点56の可動接点56cが電源側固定
接点56bに接続されて、駆動モータMを逆回転させ
る。この結果、ワイヤ式又はアーム式のレギュレータ
(図示しない)を前記駆動モータMにより駆動してウイ
ンドウガラスを上昇する。
【0036】そして、一旦押圧操作を行つた後は、ドア
ECU46は、下降スイッチ47又は上昇スイッチ48
の押圧操作を解除してもウインドウガラスが全閉位置、
又は、全開位置に達するまで上昇又は下降作動させる。
【0037】そして、前記図14の従来例と同様に、全
閉位置リミットスイッチ(図示しない)又は全開位置リ
ミットスイッチ(図示しない)が検出すると、その検出
に基づいてドアECU46は内蔵するスイッチング回路
等にて励磁電流を遮断し、前記リレー回路44のリレー
コイル51,53を消磁することにより、前記駆動モー
タMを停止させ、ウインドウガラスを全開位置又は全閉
位置に保持するようにされている。
【0038】図16は、さらに、他の従来のパワーウイ
ンドウ装置の駆動回路の一例を示している。なお、この
駆動回路77は、図示しないドアECUに対して設けら
れている。この駆動回路77について説明する。
【0039】バッテリ電源Bと接地線間には、リレーコ
イル71、トランジスタTR1のコレクタ・エミッタが
直列に接続された回路と、リレーコイル73、トランジ
スタTR2のコレクタ・エミッタが直列に接続された回
路とが設けられている。前記トランジスタTR1のベー
スは、前記ドアECUの出力端子に接続されている。
又、前記トランジスタTR2のベースは、前記ドアEC
Uの出力端子に接続されている。
【0040】下降スイッチ78の固定接点は前記トラン
ジスタTR1のコレクタに接続され、可動接点は接地さ
れている。下降スイッチ78はオン操作されていない非
操作時には、図示しないバネにより付勢されて、オフ状
態とされている。
【0041】又、上昇スイッチ79の固定接点は前記ト
ランジスタTR2のコレクタに接続され、可動接点は接
地されている。上昇スイッチ79はオン操作されていな
い非操作時には、図示しないバネにより付勢されて、オ
フ状態とされている。
【0042】又、前記バッテリ電源Bと、駆動モータM
の一方の端子間には、リレー接点75が設けられてい
る。同リレー接点75の可動接点75cは、駆動モータ
Mの一方の端子に接続され、同リレー接点75の電源側
固定接点75bはバッテリ電源Bに接続されるととも
に、接地側固定接点75aは抵抗Rを介して接地線L1
に接続されている。なお、前記抵抗Rはシャント抵抗で
ある。
【0043】前記リレーコイル71と、リレー接点75
とにより、第1リレー回路72が構成されている。同リ
レー接点75は、a接点とされており、前記リレーコイ
ル71が消磁時には可動接点75cが、接地側固定接点
75aに接続されている。又、前記リレー接点75の可
動接点75cは、前記リレーコイル71が励磁される
と、電源側固定接点75bに接続される。
【0044】又、前記バッテリ電源Bと、駆動モータM
の他方の端子間には、リレー接点76が設けられてい
る。同リレー接点76の可動接点76cは、駆動モータ
Mの他方の端子に接続され、同リレー接点76の電源側
固定接点76bはバッテリ電源Bに接続されるとともに
接地側固定接点76aは抵抗Rを介して接地線L1に接
続されている。
【0045】前記リレーコイル73と、リレー接点76
とにより第2リレー回路74が構成されている。同リレ
ー接点76は、a接点とされており、前記コイル73が
消磁時には可動接点76cが、接地側固定接点76aに
接続されている。又、前記リレー接点76の可動接点7
6cは、前記リレーコイル73が励磁されると、電源側
固定接点76bに接続される。
【0046】なお、抵抗Rのプラス端子は、ドアECU
の入力端子に接続され、抵抗Rの両端に印加される電圧
をドアECUにレベル検出信号として入力する。前記下
降スイッチ78、上昇スイッチ79は、例えば2段クリ
ック式のスイッチであってタンブラ型とされており、一
側側(以下、ダウン側という)を一段押圧すると下降ス
イッチ78として機能し、すなわち、下降スイッチ78
の可動接点が電源側固定接点に接続される。又、他側側
(以下、アップ側という)を一段押圧すると上昇スイッ
チ79として機能し、すなわち、上昇スイッチ79の可
動接点が電源側固定接点に接続される。
【0047】又、ダウン側を2段押圧すると、下降スイ
ッチ78及び図示しないオートスイッチがともにオン作
動する。又、アップ側を2段押圧すると、上昇スイッチ
79、及び前記オートスイッチがともにオン作動する。
なお、オートで操作する場合は、2段押圧した後、下降
スイッチ78、上昇スイッチ79の押圧を解除する。従
って、下降スイッチ78、上昇スイッチ79は図16に
示すように、可動接点がともにオフ位置となる。
【0048】前記オートスイッチはドアECUに接続さ
れており、オートスイッチが下降スイッチ78の操作に
ともなってダウン側にオンされると、前記ドアECU
は、そのオン操作に基づいて、前記トランジスタTR1
のベースにハイ(H)レベルのダウン制御信号を印加す
る。トランジスタTR1は、前記ダウン制御信号に基づ
いて、オン作動し、リレーコイル71に励磁電流を流す
ようにされている。
【0049】この結果、リレーコイル71の励磁によっ
て、リレー接点75の可動接点75cが接地側固定接点
75aから電源側固定接点75bに切換接続されるた
め、駆動モータMが正転される。この正転により、ワイ
ヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示しない)が前記
駆動モータMにより駆動されてウインドウガラスが下降
する。
【0050】又、前記ドアECUは、オートスイッチが
上昇スイッチ79の操作にともなってアップ側にオンさ
れると、そのオン操作に基づいて、前記トランジスタT
R2のベースにハイ(H)レベルのアップ制御信号を印
加する。トランジスタTR2は、前記アップ制御信号に
基づいて、オン作動し、リレーコイル23に励磁電流を
流すようにされている。
【0051】この結果、リレーコイル73の励磁によっ
て、リレー接点76の可動接点76cが接地側固定接点
76aから電源側固定接点76bに切換接続されるた
め、駆動モータMが逆転される。この逆転により、ワイ
ヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示しない)が前記
駆動モータMにより駆動されてウインドウガラスを上昇
する。
【0052】又、手動操作により、ウインドウガラスを
下降させたい場合、下降スイッチ78を1段ダウン側に
オン操作する。この操作により、リレーコイル71に励
磁電流が流れる。このため、前記トランジスタTR1が
オンしたときと同様に駆動モータMが正回転され、ウイ
ンドウガラスが下降する。
【0053】又、手動操作により、ウインドウガラスを
上昇させたい場合、上昇スイッチ79を1段アップ側に
オン操作する。この操作により、リレーコイル73に励
磁電流が流れる。このため、前記トランジスタTR2が
オンしたときと同様に駆動モータMが逆回転され、ウイ
ンドウガラスが上昇する。
【0054】
【発明が解決しようとする課題】ところが、車両が水に
浸かって、パワーウインドウ装置の前記オートスイッチ
等が雨水等の電解質の液にて濡れた場合、図14の従来
例では、上記のように、ドアECU12からダウン制御
信号及びアップ制御信号が同時に印加したりして、リレ
ーコイル21,23が同時に励磁する場合がある。或い
は、下降スイッチ、上昇スイッチの各接点間が同時にリ
ークしてリレーコイル21,23が同時に励磁する場合
がある。
【0055】このため、この状態のときに、下降スイッ
チ28をオン操作しても、リレー接点25,26が同時
にオン(可動接点25c,26cが電源側固定接点25
b,26bに接続)しているため、駆動モータMの両端
子にはバッテリ電源Bの電圧が印加され、駆動モータM
は下降作動しないことになる。
【0056】又、図15の従来例では、車両が水に浸か
って、自動車が浸水して、パワーウインドウスイッチ回
路45を構成する下降スイッチ47,上昇スイッチ48
等が雨水等の電解質の液にて濡れた場合、両スイッチ4
7,48の接点間がリークする。このため、駆動モータ
Mの両端子には、同電位が印加されるため、下降スイッ
チ47をオン操作しても駆動モータMは駆動しないこと
になる。
【0057】又、図16の従来例でも、パワーウインド
ウ装置は、前記オートスイッチが雨水等の電解質の液に
て濡れた場合、スイッチを操作していないにもかかわら
ず各接点間がリークすることがある。このような場合に
は、ドアECUから、ダウン制御信号及びアップ制御信
号が同時に印加したりして誤作動する場合がある。
【0058】又、下降スイッチ78、及び上昇スイッチ
79が雨水等の電解質の液にて濡れた場合、スイッチを
操作していないにもかかわらず各接点間がリークするこ
とがある。
【0059】いずれの場合においても、第1リレー回路
72、第2リレー回路74のリレーコイル71,73の
いずれもが励磁して、リレー接点75,76が同時にオ
ン(可動接点75c,76cが電源側固定接点75b,
76bに接続)するため、駆動モータMの両端子にはバ
ッテリ電源Bの電圧が印加され、駆動モータMは駆動し
ない。すなわち、下降スイッチ78を操作しても、駆動
モータMは作動しないことになる。
【0060】本発明は上記の課題を解消するためになさ
れたものであり、パワーウインドウ装置が浸水したと
き、ウインドウガラスを自動的に下降できるようにした
パワーウインドウ装置を提供することを目的としてい
る。
【0061】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、ウインドウガラスを下
降又は上昇駆動する駆動源と、前記駆動源の両端子に対
して、それぞれ接続された一対のリレー接点であって、
電源供給のための電源側接点、及び接地側接点をそれぞ
れ備え、可動接点が前記電源側接点、接地側接点間を選
択的に切換接続する第1リレー接点及び第2リレー接点
と、励磁時には前記第1リレー接点の可動接点を電源側
接点に接続して前記駆動源を下降作動するとともに、消
磁時には、第1リレー接点の可動接点を接地側接点に接
続する第1コイルと、励磁時には前記第2リレー接点の
可動接点を電源側接点に接続し、前記駆動源を上昇作動
するとともに、消磁時には、第2リレー接点の可動接点
を接地側接点に接続する第2コイルとを備えたパワーウ
インドウ装置において、パワーウインドウ装置の回路が
リークしたとき、前記第2コイルの励磁を阻止する励磁
阻止手段を設けたことを特徴とするパワーウインドウ装
置をその要旨としている。
【0062】なお、「励磁を阻止する」とは、第2コイ
ルに通過する電流が全くなくなって、第2コイルが励磁
しない場合と、第2コイルを通過する電流はあるが、そ
の通過した電流値によっては、第2コイルによって切換
接続されるリレー接点が切換作動できない場合も含む趣
旨である。
【0063】請求項2の発明は、請求項1において、前
記励磁阻止手段は、第2コイルの両端子間に設けられた
リーク検出手段であって、前記リーク検出手段は、互い
に離間した電極を備え、浸水時に両電極間がリークし
て、前記第2コイルの両端子間にバイパス回路を形成す
るものであるパワーウインドウ装置をその要旨としてい
る。
【0064】請求項3の発明は、請求項1において、前
記第1コイル及び第2コイルは、その一方の端子がそれ
ぞれ電源側に接続されるとともに、他方の端子がそれぞ
れ接地側に接続されており、さらに、前記第1コイル及
び第2コイルの両端子のうち、いずれか一方には下降ス
イッチング手段及び上昇スイッチング手段がそれぞれ接
続され、前記励磁阻止手段は、第2コイルに接続される
とともに、前記第2コイルの励磁を許容する第1の位置
と励磁を阻止する第2の位置との間を切換接続する励磁
阻止用のリレー接点と、同リレー接点を第1の位置から
第2の位置に作動させる励磁阻止用のリレーコイルとを
含むとともに、互いに離間した一対の電極を備え、浸水
時に前記両電極間がリークして、前記励磁阻止用のリレ
ーコイル)を励磁し、前記励磁阻止用のリレー接点を第
1の位置から第2の位置に作動させるリーク検出手段を
含むパワーウインドウ装置をその要旨としている。
【0065】請求項4の発明は、請求項1において、前
記励磁阻止手段は、第2コイルの両端子間に設けられ、
前記第2コイルの励磁を許容するオフ位置と励磁を阻止
するオン位置との間を切換接続する励磁阻止用のリレー
接点と、同リレー接点をオフ位置からオン位置に作動さ
せる励磁阻止用のリレーコイルとを含むとともに、互い
に離間した一対の電極を含み、浸水時に前記両電極間が
リークして、前記励磁阻止用のリレーコイルを励磁し、
前記励磁阻止用のリレー接点をオフ位置からオン位置に
作動させるリーク検出手段を含むパワーウインドウ装置
を要旨とするものである。
【0066】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
のうちいずれかにおいて、前記第1コイルのマイナス端
子には、互いに離間した一対の電極を含み、パワーウイ
ンドウ装置が浸水時に、両電極間がリークして、マイナ
ス端子を接地して同第1コイルを励磁する第1コイル励
磁回路を設けたことその要旨とするものである。
【0067】請求項6の発明は、請求項2乃至請求項4
のうちいずれかにおいて、前記リーク検出手段の一対の
電極は互いに対向した部位が、波形に形成されて間隙を
介して互いに噛合状に配置されていることを要旨とする
ものである。
【0068】請求項7の発明は、請求項5において、前
記第1コイル励磁回路の一対の電極は、一方が他方を囲
むようにして互いに間隙を介して配置されたことをその
要旨とするものである。
【0069】請求項8の発明は、請求項1乃至請求項7
のうちいずれかにおいて、前記第1コイルには、リーク
時に第1コイルの励磁を促進する励磁促進回路を設けた
ことをその要旨とするものである。
【0070】請求項9の発明は、ウインドウガラスを下
降又は上昇駆動する駆動源と、前記駆動源の両端子に対
して、それぞれ接続された一対のリレー接点であって、
電源供給のための電源側接点、及び接地側接点をそれぞ
れ備え、可動接点が前記電源側接点、接地側接点間を選
択的に切換接続する第1リレー接点及び第2リレー接点
と、励磁時には前記第1リレー接点の可動接点を電源側
接点に接続して前記駆動源を下降作動するとともに、消
磁時には、第1リレー接点の可動接点を接地側接点に接
続する第1コイルと、励磁時には前記第2リレー接点の
可動接点を電源側接点に接続し、前記駆動源を上昇作動
するとともに、消磁時には、第2リレー接点の可動接点
を接地側接点に接続する第2コイルとを備えたパワーウ
インドウ装置において、パワーウインドウ装置の回路が
リークしているか否かを検出するためのリーク検出手段
と、前記第2リレー接点と、駆動源との端子間に接続さ
れ、前記リーク検出手段の検出作動に基づき、前記第2
リレー接点の可動接点を接地側接点に接続する接地スイ
ッチ手段を設けたことを特徴とするパワーウインドウ装
置を要旨とするものである。
【0071】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
パワーウインドウ装置の回路がリークし、第1コイル、
及び第2コイルが励磁する場合がある。しかし、この発
明では、パワーウインドウ装置の回路がリークしている
と、励磁阻止手段が第2コイルの励磁を阻止する。
【0072】このため、パワーウインドウ装置の回路の
リークによっては、第1コイルのみが励磁される。この
励磁により、第1リレー接点の可動接点が電源側接点に
接続され駆動源は下降作動して、ウインドウガラスを下
降させる。
【0073】請求項2の発明によれば、請求項1の作用
に加えて、リーク検出手段は、浸水時に両電極間がリー
クする。すなわち、リークによって第2コイルの両端子
間にバイパス回路が形成され、第2コイルに流れる電流
が少なくなり、前記第2コイルにはリレー接点を切換接
続するための十分な励磁電流が流れない。
【0074】請求項3の発明によれば、請求項1の作用
に加えて、下降スイッチング手段、及び上昇スイッチン
グ手段は浸水により、リークする。このため、第1コイ
ルは下降スイッチグ手段のリークにより、励磁される。
【0075】一方、リーク検出手段は、浸水時に両電極
間がリークして、励磁阻止用のリレーコイルを励磁し、
励磁阻止用のリレー接点を第1の位置から第2の位置に
切換接続する。この結果、第2コイルの励磁が阻止され
る。
【0076】請求項4の発明によれば、請求項1の作用
に加えて、リーク検出手段は、浸水時に両電極間がリー
クして、励磁阻止用のリレーコイルを励磁し、励磁阻止
用のリレー接点をオフ位置からオン位置に切換接続す
る。この結果、第2のコイルの両端子間にバイパス回路
が形成される。そのため、第2コイルには、十分な励磁
電流が流れないため、そのリレー接点の切換が阻止され
る。
【0077】請求項5の発明によれば、第1コイル励磁
回路は、パワーウインドウ装置が浸水時に、両電極間が
リークして、マイナス端子を接地して同第1コイルを励
磁する。この結果、パワーウインドウ装置が浸水時には
第1コイルを確実に励磁でき、第1リレー接点の可動接
点を電源側接点に接続して駆動源を下降作動する。
【0078】請求項6の発明によれば、リーク検出手段
の一対の電極は互いに対向した部位が、波形に形成され
て間隙を介して互いに噛合状に配置されているため、浸
水時にリーク抵抗が小さく、リークし易くなる。
【0079】請求項7の発明によれば、第1コイル励磁
回路の一対の電極は、一方が他方を囲むようにして互い
に間隙を介して配置されたことにより、浸水時にリーク
抵抗が小さく、リークし易くなる。請求項8の発明によ
れば、励磁促進回路は、リーク時に第1コイルの励磁を
促進する。
【0080】請求項9の発明によれば、パワーウインド
ウ装置の回路がリークし、第1コイル、及び第2コイル
が励磁する場合がある。この場合、リーク検出手段が、
パワーウインドウ装置の回路がリークしていることを検
出すると、接地スイッチ手段は、前記リーク検出手段の
検出作動に基づき、第2リレー接点の可動接点を接地側
接点に接続する。
【0081】一方、パワーウインドウ装置の回路のリー
クによって、第1コイルが励磁され、この励磁により、
第1リレー接点の可動接点が電源側接点に接続されるた
め、駆動源は下降作動して、ウインドウガラスを下降さ
せる。
【0082】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を車両としての4ドアセダン型の自動車において、運転
席側のサイドドアに設けられたパワーウインドウ装置1
0に具体化した第1の実施形態を図1及び図2を参照し
て説明する。なお、図14に示す前記従来例と、同一構
成又は相当する構成については、同一符号を付して説明
を省略し、異なるところを説明する。
【0083】図1は、パワーウインドウ装置10の電気
的構成を示す回路図を示している。この実施形態のパワ
ーウインドウ装置10は、自動車の運転席のサイドドア
に設けられたものである。
【0084】パワーウインドウ装置10はドアECU1
2、駆動回路20、駆動モータMとを備えている。この
実施形態は、図14の構成にさらに、図1に示すよう
に、リレーコイル23の両端子間に浸水検出器36が接
続されている。浸水検出器36は、自動車が浸水した場
合、その浸水を検出するためのものであり、ドアECU
12等を搭載する回路基板に配置されている。なお、こ
の回路基板は通常の雨水等では濡れない自動車の居住室
内、エンジンルーム、トランクルーム等内に配置され
る。
【0085】図2は、この実施形態における浸水検出器
36の平面図を示している。浸水検出器36は、第1電
極36aと第2電極36bとを備えている。図2に示す
ように、第1電極36aは、回路基板37上において前
記リレーコイル23のプラス端子に接続される第1パタ
ーン配線部38上に形成されている。又、第2電極36
bは、回路基板37上において前記リレーコイル23の
マイナス端子に接続される第2パターン配線部39上に
形成されている。
【0086】前記第1パターン配線部38及び第2パタ
ーン配線部39は銅薄膜から形成されている。そして、
両パターン配線部38,39の互いに対向する側部には
分岐部38a,39aが延出され、その分岐部38a,
39a上にハンダが盛られて第1電極36aと第2電極
36bとがそれぞれ形成されている。
【0087】両第1電極36aと第2電極36bとは一
定の長さLを有して、互いに一定のギャップGを介して
互いにその側面が対向配置されている。すなわち、この
浸水検出器36が浸水した場合、同第1電極36aと第
2電極36b間でリークしやすいようにその長さL、ギ
ャップGが設定されている。
【0088】前記浸水検出器36は、本発明のリーク検
出手段及び励磁阻止手段に相当する。又、この実施形態
では、前記駆動モータMが駆動源に相当し、リレーコイ
ル21が第1コイルに相当し、リレー接点25が第1リ
レー接点に相当する。そして、電源側固定接点25bが
電源側接点に相当し、接地側固定接点25aが接地側接
点に相当する。
【0089】又、リレーコイル23が第2コイルに相当
し、リレー接点26が第2リレー接点に相当する。そし
て、電源側固定接点26bが電源側接点に相当し、接地
側固定接点26aが接地側接点に相当する。
【0090】上記のように構成された構成されたパワー
ウインドウ装置10の作用について説明する。さて、パ
ワーウインドウ装置10の回路が水等の電解質に濡れて
いないときにおいては、自動操作、及び手動操作とも前
記従来例と同様の作用をするため、その説明を省略す
る。
【0091】自動車が浸水して、オートスイッチ30、
下降スイッチ28,上昇スイッチ29等が雨水等の電解
質の液にて濡れた場合、スイッチの接点間がリークす
る。このとき、ドアECU12から、各トランジスタT
R1乃至TR3に対して、ダウン制御信号、アップ制御
信号、オン信号が同時に出力される場合がある。
【0092】すると、トランジスタTR3はオン信号に
より導通し、トランジスタTR1及びトランジスタTR
2もオン作動する。前記トランジスタTR3及びトラン
ジスタTR1のオン作動により、第1リレー回路22の
リレーコイル21には励磁電流が流れてリレーコイル2
1が励磁される。
【0093】一方、浸水検出器36の電極36a,36
b間も浸水によりリークし、第2リレー回路24におい
てはリレーコイル23に流れる電流は、リレー接点26
の可動接点26cを接地側固定接点26aから電源側固
定接点26bに切換接続する開放電流の大きさよりも小
さくなるため、リレーコイル23には十分な励磁電流
(開放電流)が流れず励磁が阻止される。
【0094】この結果、第1リレー回路22のみが作動
されて、リレー接点25がオン状態(可動接点25cが
電源側固定接点25bに接続された状態)となり、駆動
モータMが正回転され、ワイヤ式又はアーム式のレギュ
レータ(図示しない)が前記駆動モータMにより駆動さ
れてウインドウガラスが下降する。
【0095】なお、トランジスタTR1乃至TR3のエ
ミッタ・コレクタ間が浸水によってその端子間がリーク
した場合においても、本実施形態では、浸水検出器36
の電極36a,36b間も浸水によりリークし、第2リ
レー回路24においては、リレーコイル23にはリレー
接点26が切換接続するための十分な励磁電流が流れず
励磁が阻止される。
【0096】この結果、第1リレー回路22のみが作動
されて、リレー接点25がオン状態(可動接点25cが
電源側固定接点25bに接続された状態)となり、駆動
モータMが正回転され、ワイヤ式又はアーム式のレギュ
レータ(図示しない)が前記駆動モータMにより駆動さ
れてウインドウガラスが下降する。
【0097】さて、本実施形態によると、次のような作
用効果を奏する。 (1) 本実施形態では、オートスイッチ30、下降ス
イッチ28、上昇スイッチ29等が水等の電解質に濡れ
てリークした状態になると、浸水検出器36の電極36
a,36b間がリークして、浸水を検出するようにし
た。そして、浸水検出器36の検出によって、第2リレ
ー回路24のリレーコイル23にバイパス回路を形成し
て、リレーコイル73に流れる電流を分流することによ
り、同リレーコイル23の励磁を阻止し、リレー接点2
6の電源側固定接点26bへの切換接続ができないよう
にした。
【0098】この結果、駆動モータMが正回転するた
め、回路が水等に濡れて、リークされた状態のときに
は、自動的にウインドウガラスを下降することができ
る。 (第2の実施形態)次に、車両としての4ドアセダン型
の自動車において、運転席側のサイドドアに設けられた
パワーウインドウ装置40に具体化した第2の実施形態
を図4を参照して説明する。なお、図15に示す従来例
と同一構成又は相当する構成については、同一符号を付
して、その説明を省略する。
【0099】この実施形態のパワーウインドウ装置40
では、バッテリ電源Bと接地線L3間には、スイッチ5
7、リレーコイル58の直列回路が接続されている。前
記スイッチ57はa接点とされており、可動接点57c
は常時オフ状態とされている。スイッチ57の電源側固
定接点57b、及びリレーコイル58側の固定接点57
aは、本発明の一対の電極に相当する。そして、スイッ
チ57の両固定接点57a,57bは浸水検出器61を
構成し、同浸水検出器61はリーク検出手段を構成す
る。
【0100】又、前記リレーコイル53のプラス端子と
バッテリ電源Bとの間には前記リレーコイル53にて駆
動されるリレー接点59が接続されている。前記リレー
接点59の可動接点59cは常時はバッテリ電源Bに接
続された電源側固定接点59bに接触され、前記リレー
コイル58が励磁されたとき、電源側固定接点59bか
ら接地線を介して接地された接地側固定接点59aに切
換接続される。
【0101】前記リレーコイル58と、リレー接点59
とにより、リレー回路60が構成されている。又、同リ
レー回路60及び浸水検出器61とにより、励磁阻止手
段が構成されている。そして、リレー接点59が励磁阻
止用のリレー接点に相当し、リレーコイル58が励磁阻
止用のリレーコイルに相当する。又、可動接点59cが
電源側固定接点59bに接続される位置が第1の位置に
相当し、可動接点59cが接地側固定接点59aに接続
される位置が第2の位置に相当する。
【0102】又、下降スイッチ47は、下降スイッチン
グ手段に相当し、上昇スイッチ48は、上昇スイッチン
グ手段を構成する。さらに、前記駆動モータMが駆動源
に相当し、リレーコイル51が第1コイルに相当し、リ
レー接点55が第1リレー接点に相当する。そして、電
源側固定接点55bが電源側接点に相当し、接地側固定
接点55aが接地側接点に相当する。又、リレーコイル
53が第2コイルに相当し、リレー接点56が第2リレ
ー接点に相当する。そして、電源側固定接点56bが電
源側接点に相当し、接地側固定接点56aが接地側接点
に相当する。
【0103】第2の実施形態の作用について説明する。
さて、パワーウインドウ装置40の回路が水等の電解質
に濡れていないときにおいては、自動操作、及び手動操
作とも前記従来例と同様の作用をするため、その説明を
省略する。
【0104】自動車が浸水して、パワーウインドウスイ
ッチ回路45を構成する下降スイッチ47,上昇スイッ
チ48等が雨水等の電解質の液にて濡れた場合、両スイ
ッチ47,48の接点間がリークする。
【0105】前記リークによってリレーコイル51には
励磁電流が流れてリレーコイル51が励磁され、リレー
接点55がオン状態(可動接点55cが電源側固定接点
55bに接続された状態)となる。
【0106】一方、浸水検出器61の固定接点57a,
57b間も浸水によりリークするため、リレーコイル5
8が励磁される。前記リレーコイル58の励磁により、
リレー接点59の可動接点59cが電源側固定接点59
bから接地側固定接点59aに切換接続される。この切
換接続により、リレーコイル53の両端子は接地されて
同電位となるため、リレーコイル53は励磁しない。す
なわち、リレー接点56の可動接点56cは接地側固定
接点56aに接続されたままとなる。
【0107】この結果、リレーコイル51のみが励磁さ
れて、リレー接点55がオン状態(可動接点55cが電
源側固定接点55bに接続された状態)となるため、駆
動モータMが正回転され、ワイヤ式又はアーム式のレギ
ュレータ(図示しない)が前記駆動モータMにより駆動
されてウインドウガラスが下降する。
【0108】さて、本実施形態によると、次のような作
用効果を奏する。 (1) 本実施形態では、パワーウインドウスイッチ回
路45のスイッチ47,48が水等の電解質に濡れてリ
ークした状態となったとき、浸水検出器61の固定接点
57a,57b間も浸水によりリークする。このため、
リレー回路60が作動して、リレーコイル53の両端子
を同電位にすることにより、リレーコイル53を励磁し
ないようにした。
【0109】この結果、リレーコイル51のみが励磁さ
れて、リレー接点55がオン状態(可動接点55cが電
源側固定接点55bに接続された状態)となって、駆動
モータMが正回転するため、パワーウインドウスイッチ
回路45が水等に濡れて、リークされた状態のときに
は、自動的にウインドウガラスを下降することができ
る。
【0110】(第3の実施形態)次に、車両としての4
ドアセダン型の自動車において、運転席側のサイドドア
に設けられたパワーウインドウ装置70に具体化した第
3の実施形態を図5及び図6を参照して説明する。な
お、図16に示す従来例と同一構成又は相当する構成に
ついては、同一符号を付して、その説明を省略する。
【0111】図5は、パワーウインドウ装置10の電気
的構成を示すブロック図を示し、図6は、駆動モータM
を駆動するための駆動回路77を示している。この実施
形態のパワーウインドウ装置70は、自動車の運転席の
サイドドアに設けられたものである。
【0112】パワーウインドウ装置70はドアECU1
2、駆動回路77、駆動モータMとを備えている。そし
て、この実施形態では、図16の従来例の構成におい
て、リレーコイル73の両端子間にリレー接点81が接
続されている。同リレー接点81はa接点であって、そ
の可動接点は常時はオフ位置に位置する。
【0113】又、バッテリ電源Bと接地線L2との間に
は、リレーコイル82と、浸水検出器83との直列回路
が形成されている。リレーコイル82は、消磁時には、
前記リレー接点81の可動接点81cを常時はオフ状態
とし、励磁時には、バッテリ電源Bに接続された電源側
固定接点81bに切換接続する。
【0114】前記リレーコイル82と、リレー接点81
とにより、リレー回路80が構成されている。又、同リ
レー回路80及び浸水検出器83とにより、励磁阻止手
段が構成されている。そして、前記リレー接点81が励
磁阻止用のリレー接点に相当し、リレーコイル82が励
磁阻止用のリレーコイルに相当する。又、可動接点81
cがオフ状態の位置がオフ位置に相当し、可動接点81
cが電源側固定接点81bに接続される位置がオン位置
に相当する。
【0115】前記浸水検出器83は、第1電極83aと
第2電極83bとを備えている。両電極83a,83b
は、第1の実施形態の浸水検出器36の第1電極36a
と第2電極36bと同様に駆動回路77を搭載する回路
基板上の回路パターンにて形成される。
【0116】前記第1電極83a、及び第2電極83b
は、本発明の一対の電極に相当する。浸水検出器83は
リーク検出手段を構成する。なお、図5において、90
は従来例で説明したオートスイッチである。
【0117】オートスイッチ90は、下降スイッチ78
を2段ダウン操作したときに、オン作動する。又、上昇
スイッチ79を2段アップ操作したとき、オン作動す
る。オートスイッチ90は、前記のようにダウン側、或
いはアップ側にオン操作された場合には、オートスイッ
チ90の押圧操作を解除してもドアECU12は、ウイ
ンドウガラスが全閉位置、又は、全開位置に達するま
で、各トランジスタTR1又はTR2に対してダウン又
はアップ制御信号を印加し、駆動モータMを正転又は逆
転させる。そして、この駆動モータMの回転により、下
降するウインドウガラスが全開位置に位置すると、全開
位置リミットスイッチ(図示しない)が検出し、又は、
上昇するウインドウガラスが全閉位置に位置すると、全
閉位置リミットスイッチ(図示しない)が検出作動する
ようにされている。
【0118】そして、いずれかのリミットスイッチが検
出すると、その検出に基づいてドアECU12は、ダウ
ン制御信号又はアップ制御信号の印加を停止して前記駆
動モータMを駆動を停止させ、ウインドウガラスを全開
位置又は全閉位置に保持するようにされている。
【0119】前記駆動モータMが駆動源に相当し、リレ
ーコイル71が第1コイルに相当し、リレー接点75が
第1リレー接点に相当する。そして、電源側固定接点7
5bが電源側接点に相当し、接地側固定接点75aが接
地側接点に相当する。又、リレーコイル73が第2コイ
ルに相当し、リレー接点76が第2リレー接点に相当す
る。そして、電源側固定接点76bが電源側接点に相当
し、接地側固定接点76aが接地側接点に相当する。
【0120】第3の実施形態の作用について説明する。
さて、パワーウインドウ装置70の回路が水等の電解質
に濡れていないときにおいては、自動操作、及び手動操
作とも前記従来例と同様の作用をするため、その説明を
省略する。
【0121】自動車が浸水して、パワーウインドウ装置
70のオートスイッチ90の接点間がリークして、ドア
ECU12から、ダウン制御信号及びアップ制御信号が
同時に印加したり、或いは下降スイッチ78、及び上昇
スイッチ79が雨水等の電解質の液にて濡れた場合、各
接点間がリークすることがある。
【0122】この場合、第1リレー回路72のリレーコ
イル71が励磁して、リレー接点75がオン(可動接点
75cが電源側固定接点75bに接続)するため、駆動
モータMのリレー接点75側の端子にはバッテリ電源B
の電圧が印加される。
【0123】一方、浸水検出器83の両電極83a,8
3b間も浸水によりリークするため、リレーコイル82
が励磁される。前記リレーコイル82の励磁により、リ
レー接点81の可動接点81cが電源側固定接点81b
に接続される。このリレー接点81のオンにより、リレ
ーコイル73にはリレー接点81を含むバイパス回路が
形成される。このため、リレーコイル73に流れる電流
は、リレー接点76の可動接点76cを接地側固定接点
76aから電源側固定接点76bに切換接続する開放電
流の大きさよりも小さくなるため、リレーコイル73に
は十分な励磁電流(開放電流)が流れず励磁が阻止され
る。
【0124】この結果、第1リレー回路72のみが作動
されて、リレー接点75がオン状態(可動接点75cが
電源側固定接点75bに接続された状態)となり、駆動
モータMが正回転され、ワイヤ式又はアーム式のレギュ
レータ(図示しない)が前記駆動モータMにより駆動さ
れてウインドウガラスが下降する。
【0125】なお、トランジスタTR1乃至TR3のエ
ミッタ・コレクタ間が浸水によってその端子間がリーク
した場合においても、本実施形態では、浸水検出器83
の電極83a,83b間も浸水によりリークし、第2リ
レー回路74においては、リレーコイル73にはリレー
接点76が切換接続するための十分な励磁電流が流れず
励磁が阻止される。
【0126】この結果、第1リレー回路72のみが作動
されて、リレー接点75がオン状態(可動接点75cが
電源側固定接点75bに接続された状態)となり、駆動
モータMが正回転され、ワイヤ式又はアーム式のレギュ
レータ(図示しない)が前記駆動モータMにより駆動さ
れてウインドウガラスが下降する。
【0127】さて、本実施形態によると、次のような作
用効果を奏する。 (1) 本実施形態では、オートスイッチ90、下降ス
イッチ78、上昇スイッチ79等が水等の電解質に濡れ
てリークした状態になると、浸水検出器83の電極83
a,83b間がリークして、浸水を検出するようにし
た。そして、浸水検出器83の検出によって、第2リレ
ー回路74のリレーコイル73にバイパス回路を形成し
て、リレーコイル73に流れる電流を分流することによ
り、同リレーコイル73の励磁を阻止し、リレー接点7
6の電源側固定接点76bへの切換接続ができないよう
にした。
【0128】この結果、駆動モータMが正回転するた
め、回路が水等に濡れて、リークした状態のときには、
自動的にウインドウガラスを下降することができる。 (第4の実施形態)次に図7を参照して、第4の実施形
態を説明する。なお、前記第3の実施形態と同一構成に
ついては、同一符号を付して異なるところを中心に説明
する。
【0129】この実施形態では、駆動モータMの一方の
端子と、リレー接点76の可動接点76c間に接地用の
リレー接点85が接続されている。リレー接点85は、
b接点であって、その可動接点85cが常時はリレー接
点76の可動接点76cに接続された固定接点85bに
対して接続されるオン位置に位置する。
【0130】又、バッテリ電源Bと接地線L5との間に
は、リレーコイル86と、浸水検出器87との直列回路
が形成されている。リレーコイル86は、消磁時には、
前記リレー接点85の可動接点85cを常時はオン状態
とし、励磁時には、接地された接地側固定接点85aに
切換接続する。
【0131】前記リレーコイル86と、リレー接点85
とにより、リレー回路84が構成されている。又、同リ
レー回路84により、接地スイッチ手段が構成されてい
る。前記浸水検出器87は、第1電極87aと第2電極
87bとを備えている。両電極87a,87bは、第1
の実施形態の浸水検出器36の第1電極36aと第2電
極36bと同様に駆動回路77を搭載する回路基板上の
回路パターンにて形成される。
【0132】前記第1電極87a、及び第2電極87b
は、本発明の一対の電極に相当する。又、浸水検出器8
7はリーク検出手段を構成する。さて、上記のように構
成された第4実施形態のパワーウインドウ装置の作用に
ついて説明する。
【0133】第3実施形態と同様に自動車が浸水した場
合、ドアECU12から、ダウン制御信号及びアップ制
御信号が同時に印加したり、或いは下降スイッチ78、
及び上昇スイッチ79が雨水等の電解質の液にて濡れた
場合、スイッチを操作していないにもかかわらず各接点
間がリークする。
【0134】この場合、両リレー回路72,74のリレ
ーコイル71,73が励磁して、リレー接点75,76
がオン(可動接点75c,76cが電源側固定接点75
b,76bに接続)する。
【0135】一方、浸水検出器87の両電極87a,8
7b間も浸水によりリークするため、リレーコイル86
が励磁される。前記リレーコイル86の励磁により、リ
レー接点85の可動接点85cが接地側固定接点85a
に接続される。このリレー接点81の接地側の切換接続
と、前記第1リレー回路72の作動により、駆動モータ
Mのリレー接点75側の端子にはバッテリ電源Bの電圧
が印加される。
【0136】この結果、駆動モータMが正回転され、ワ
イヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示しない)が前
記駆動モータMにより駆動されてウインドウガラスが下
降する。
【0137】さて、本実施形態によると、次のような作
用効果を奏する。 (1) 本実施形態では、オートスイッチ90、下降ス
イッチ78、上昇スイッチ79等が水等の電解質に濡れ
てリークした状態になると、浸水検出器87の電極87
a,87b間がリークして、浸水を検出するようにし
た。そして、浸水検出器87の検出によって、リレー回
路84のリレーコイル86が励磁され、リレー接点85
が駆動モータMの一方の端子を接地するようにした。
【0138】一方、前述したリークにより、駆動モータ
Mの他方の端子は、リレー接点75の可動接点75cが
電源側固定接点75bに切換接続されるため、この結
果、駆動モータMが正回転する。この結果、回路が水等
に濡れて、リークされた状態のときには、自動的にウイ
ンドウガラスを下降することができる。
【0139】(第5の実施形態)次に第5の実施形態を
図9を参照して説明する。第5の実施形態は、第1の実
施形態を変形したものであるため、前記第1の実施形態
と同一構成又は相当する構成については、同一符号を付
して異なるところを中心に説明する。
【0140】この実施形態では、第1コイルを構成する
リレーコイル21のマイナス端子は、電極(ランド)2
7a,27bを有する第1コイル励磁回路27に接続さ
れている。すなわち、第1コイル励磁回路27の電極2
7aは、図11に示すように、回路基板37上におい
て、リレーコイル21のマイナス端子21bに接続され
ている。又、電極27bは配線パターン27cを介して
接地されている。この実施形態では、電極27aの周囲
を若干の間隙dを介して囲むようにして電極27bがパ
ターン形成されている。なお、図11に示すリレーコイ
ル21のマイナス端子側の配線は、図示しない絶縁層を
介して電極27b上を電極27b上を横切っている。
又、図11において、16はリレーコイル21のプラス
端子側を接続するランドである。
【0141】そして、上記の狭い間隙dによって、パワ
ーウインドウ装置が浸水時に、前記電極27a,27b
間がリークしやすいようにされている。又、第2コイル
を構成するリレーコイル23の両端子は、第1電極36
a,第2電極36bに接続されている。第1電極36
a,第2電極36bは図10に示すように、互いに対向
する部位はそれぞれ波形状にパターン形成され、若干の
間隙eを介して噛合するように配置されている。そし
て、上記の狭い間隙eによって、パワーウインドウ装置
が浸水時に、前記第1電極36a,第2電極36b間が
リークしやすいようにされている。
【0142】又、トランジスタTR1のベースとバッテ
リ電源Bとの間には、トランジスタ作動回路17が接続
されている。トランジスタ作動回路17は、バッテリ電
源Bに接続された電極17aと、トランジスタTR1の
ベースに接続された電極17bとから構成されている。
電極17aと電極17bとは、回路基板37上におい
て、前記浸水検出器36の第1電極36a及び第2電極
36bと同様に対向する部位が波形形状に形成されて、
互いに若干の間隙を介して噛合状態に配置されている。
そして、トランジスタ作動回路17は回路基板37が浸
水していない通常時は、短絡しないようにされている。
【0143】なお、図9において、リレーコイル21,
23の両端間には、保護用ダイオードD1,D2が接続
されている。この実施形態において、第1コイル励磁回
路27及びトランジスタ作動回路17により励磁促進回
路を構成する。
【0144】上記のように構成されたパワーウインドウ
装置10の作用について説明する。この実施形態では、
第1の実施形態と異なり、自動車が浸水して、オートス
イッチ30、下降スイッチ28,上昇スイッチ29等が
雨水等の電解質の液にて仮に濡れなくとも、浸水検出器
36及び第1コイル励磁回路27とが浸水すれば自動的
にウインドウガラスが下降する。
【0145】すなわち、各電極36a,36bがリーク
すると、第2リレー回路24においてはリレーコイル2
3の両端電位が同電位となるため、リレーコイル23に
は十分な励磁電流(開放電流)が流れず励磁が阻止され
る。
【0146】一方、トランジスタ作動回路17の電極1
7a,17b間がリークすると、トランジスタTR1の
ベースにバッテリ電源Bの電圧が印加されて、オン作動
する。又、第1コイル励磁回路27の電極27a,27
b間がリークすると、プラス端子が+B電位に近づき、
マイナス端子が接地電位(GND電位)に近づくため、
第1リレー回路22が作動されて、リレー接点25がオ
ン状態(可動接点25cが電源側固定接点25bに接続
された状態)となり、駆動モータMが正回転され、ワイ
ヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示しない)が前記
駆動モータMにより駆動されてウインドウガラスが下降
する。
【0147】さて、本実施形態によると、次のような作
用効果を奏する。 (1) 本実施形態では、オートスイッチ90、下降ス
イッチ78、上昇スイッチ79等が水等の電解質に濡れ
なくても、浸水検出器36、第1コイル励磁回路27、
及びトランジスタ作動回路17とが浸水すれば自動的に
ウインドウガラスを下降するようにした。
【0148】すなわち、リーク時にトランジスタ作動回
路17の電極17a,17b間がリークして、トランジ
スタTR1がオン作動するとともに、リレーコイル21
のマイナス端子を第1コイル励磁回路27が接地して、
リレーコイル21を励磁するため、パワーウインドウ装
置が浸水時には、駆動モータMが確実に正回転され、自
動的にウインドウガラスを下降することができる。
【0149】(2) 本実施形態では、第1電極36a
と第2電極36aは互いに対向した部位(以下、対向部
位という)が、波形に形成されて間隙を介して互いに噛
合した状態で配置されている。このように対向部位を波
形にすることにより、対向部位の長さが長くなり、すな
わち、リーク可能な部位の長さが長くなるため、浸水時
にリーク抵抗が小さく、リークし易くできる。
【0150】(3)本実施形態では、第1コイル励磁回
路27の一対の電極27a,27bは、一方が他方を囲
むようにして互いに間隙を介して配置されている。この
ように囲むように配置することによりリーク可能な部位
の長さを長くしているため、浸水時にリーク抵抗が小さ
く、リークし易くできる。
【0151】本発明の実施形態は、上記実施形態以外に
次のように変更することも可能である。 (1) 前記第1の実施形態では、浸水検出器36の第
1電極36aと第2電極36bとを第1パターン配線部
38,及び第2パターン配線部39の分岐部38a,3
9a上に形成したが、この代わりに図3に示すような浸
水検出器36に具体化してもよい。
【0152】この浸水検出器36は、回路基板37上に
絶縁性の合成樹脂のベース41を形成し、同ベース41
上に、一対の電極ピン42,43を平行になるように立
設したものである。電極ピン42,43は、それぞれリ
レーコイル23の両端子に接続された配線パターンに電
気的に接続されている。なお、両電極ピン42と電極ピ
ン43とは一定の長さL1を有して、互いに一定のギャ
ップG1を介して互いにその側面が対向配置されてい
る。すなわち、この浸水検出器36が浸水した場合、同
電極ピン42と電極ピン43間でリークしやすいように
その長さL1、ギャップG1が設定されている。
【0153】この場合、一対の電極ピン42,43が、
本発明の一対の電極に相当する。 (2) 前記第1の実施形態では、ドアECU12に対
して下降スイッチ28,上昇スイッチ29をそれぞれ接
続したが、図8に示すように、下降スイッチ28をトラ
ンジスタTR1のエミッタと接地線間に接続し、上昇ス
イッチ29をトランジスタTR2のエミッタと接地線間
に接続したパワーウインドウ装置10に具体化してもよ
い。この場合、下降スイッチ28、上昇スイッチ29の
各接点間が浸水により、リークした場合においても、前
記第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0154】(3) 前記第1の実施形態の構成では、
トランジスタTR1,TR2をリレーコイル21,23
のマイナス側端子に接続し,トランジスタTR3をリレ
ーコイル21,23のプラス側端子側に接続した。この
構成を逆にして、トランジスタTR1,TR2をリレー
コイル21,23のプラス側端子に接続し,トランジス
タTR3をリレーコイル21,23のマイナス側端子に
接続した構成に具体化してもよい。
【0155】(4) 上記(2)の構成中、すなわち、
図8において、トランジスタTR1,TR2,抵抗R1
乃至R4を省略し、オートスイッチ30をドアECU1
2に設けた構成に具体化してもよい。この場合、ドアE
CU12はオートスイッチ30がオン操作された場合
に、トランジスタTR3に対してオン信号を印加する構
成となる。
【0156】(5) 前記第2の実施形態において、リ
レーコイル51,53に供給する電流の流れを逆にして
励磁するようにしてもよい。この場合、駆動モータMへ
供給する駆動電流の流れる向きは同じとし、その他の回
路においては、その極性が逆になるように回路を構成す
る。
【0157】(6) 前記第2の実施形態では、下降ス
イッチ47,48をリレーコイル51,53の接地側に
設けたが、リレーコイル51,53のプラス端子側に設
けるようにしてもよい。
【0158】(7) 前記各実施形態では、パワーウイ
ンドウ装置10の各スイッチは、サイドドアに設けるこ
とを前提としているが、サイドドアに設けることは必須
ではなく、例えば、運転席と助手席との間のコンソール
に設けてもよく、又、インストルメントパネル等に設け
てもよい。
【0159】(8) 前記各実施形態では、運転席のサ
イドドアに設けられるパワーウインドウ装置10に具体
化したが、助手席のサイドア、或いは後部座席用のサイ
ドドアに設けられるパワーウインドウ装置に具体化して
もよい。この場合、ドアECU12、トランジスタTR
1,TR2を省略してもよい。この場合には、下降スイ
ッチ28が、下降スイッチング手段を構成し、上昇スイ
ッチ29が上昇スイッチング手段を構成する。
【0160】(9) 前記第2乃至第4実施形態の各実
施形態においても、第5の実施形態と同様に第1コイル
を構成するコイルのマイナス端子に、同様の第1コイル
励磁回路27を設けて、パワーウインドウ装置が浸水時
に同第1コイル励磁回路27がリークすることにより、
リレーコイル51,71を励磁するようにしてもよい。
【0161】(10) 前記第5の実施形態において、
電極27a,27bの形状を図12に示すように、それ
ぞれ互いに波形にパターン形成し、若干の間隙を介して
噛合するように配置してもよい。
【0162】(11) 前記第5の実施形態の構成中、
図13に示すように第1コイル励磁回路27を省略し、
その代わりに、抵抗R1の両端子に対して、リーク回路
18を設けてもよい。リーク回路18は抵抗R1のそれ
ぞれの端子に対して接続された電極18a,18bを備
え、両電極18a,18bとは、例えば、浸水検出器3
6の第1電極36a,第2電極36bと同様の形状を備
えるとともに、若干の間隙を介して対向配置され、自動
車が浸水していない通常時には、両電極18a,18b
間は短絡しないようにされている。又、電極18a,1
8bがリークしたときのリーク抵抗は、抵抗R1よりも
小さくされている。すなわち、リーク時においては、ト
ランジスタTR1のベースのインピーダンスが小さくな
るようにされている。
【0163】この図13の実施形態の場合、自動車が浸
水して、オートスイッチ30、下降スイッチ28,上昇
スイッチ29等が雨水等の電解質の液にて濡れた場合、
スイッチの接点間がリークする。又、浸水検出器36の
第1電極36a,第2電極36b間、及びリーク回路1
8の電極18a,18b間もリークする。
【0164】浸水検出器36の電極間のリークにより、
リレーコイル23の励磁を阻止する。一方、前記各スイ
ッチの接点間のリークにより、ドアECU12から、各
トランジスタTR1等に対して、ダウン制御信号、アッ
プ制御信号、オン信号が同時に出力される場合がある。
すると、トランジスタTR2へ出力された信号は、リー
ク回路18の電極18a,18b間がリークし、ベース
のインピーダンスが通常時よりも小さいため、トランジ
スタTR2は容易にオン作動する。この結果、第1リレ
ー回路22のリレーコイル21には励磁電流が流れてリ
レーコイル21が励磁される。
【0165】このようにこの実施形態では、リーク時に
トランジスタTR1のベースのインピーダンスを低下す
る回路を設けたことにより、第リレー回路22のリレー
コイルが励磁し易くなり、その結果、駆動モータMが容
易に駆動されてウインドウガラスが確実に下降する。
【0166】この実施形態では、リーク回路18は励磁
促進回路を構成する。 (12) 前記第5の実施形態では、励磁促進回路をト
ランジスタ作動回路17及び第1コイル励磁回路27と
により構成した。この代わりに、励磁促進回路として、
トランジスタ作動回路17のみで構成したり、或いは第
1コイル励磁回路27のみで構成してもよい。
【0167】ここで、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される
技術的思想をその効果とともに以下に挙げる。 (1) 請求項1において、前記第1コイルを励消磁す
る下降スイッチング手段と、第2コイルを励消磁する上
昇スイッチング手段とを備えたパワーウインドウ装置。
この構成により、下降スイッチング手段及び上昇スイッ
チング手段がリークしたとき、自動的に駆動源を下降作
動し、ウインドウガラスを下降することができる。第1
実施形態乃至第3実施形態の下降スイッチ28、47,
78は、下降スイッチング手段に相当し、上昇スイッチ
29,48,79は上昇スイッチング手段に相当する。
【0168】(2) 請求項1において、第1コイルを
励磁又は消磁するために下降スイッチング手段のオンオ
フ制御を行うとともに、第2コイルを励磁又は消磁する
ために上昇スイッチング手段のオンオフ制御を行う制御
手段を備え、前記下降スイッチング手段は、制御手段か
ら出力される制御信号に基づいてオンオフ作動するスイ
ッチング素子であり、前記上昇スイッチング手段は、制
御手段から出力される制御信号に基づいてオンオフ作動
するスイッチング素子であるパワーウインドウ装置。こ
の構成により、制御手段がリークによって、第1コイル
及び第2コイルを共に励磁したとき、スイッチ手段を操
作すると、駆動源を下降作動し、ウインドウガラスを下
降することができる。
【0169】第1の実施形態、第3の実施形態及び第4
の実施形態において、トランジスタTR1は下降スイッ
チング手段(スイッチング素子),TRT2は上昇スイ
ッチング手段(スイッチング素子)に相当し、ドアEC
U12は制御手段に相当する。
【0170】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至請求
項9の発明によれば、パワーウインドウ装置の回路が水
に濡れてリークしたとき、操作をしなくてもウインドウ
ガラスを自動的に下降できる効果を奏する。
【0171】請求項2の発明によれば、請求項1の効果
に加えて、浸水時に、リーク検出手段の両電極間がリー
クすることにより、前記第2コイルへの励磁電流を少な
くすることができ、リレー接点を切換接続するための十
分な励磁電流が流れなくすることができる。
【0172】請求項3の発明によれば、請求項1の効果
に加えて、浸水時に励磁阻止用のリレーコイルが励磁さ
れて、励磁阻止用のリレー接点を第1の位置から励磁不
能な第2の位置に切換接続することにより、第2コイル
の励磁を阻止できる。
【0173】請求項4の発明によれば、第2のコイルの
両端子間にバイパス回路が形成され、そのため、十分な
励磁電流が第2コイルに流れないため、そのリレー接点
の切換が阻止できる。
【0174】請求項5の発明によれば、第1コイル励磁
回路は、パワーウインドウ装置が浸水時に、両電極間が
リークして、マイナス端子を接地して同第1コイルを確
実に励磁でき、ウインドウガラスを確実に、かつ自動的
に下降できる。
【0175】請求項6の発明によれば、リーク検出手段
の一対の電極は互いに対向した部位が、波形に形成され
て間隙を介して互いに噛合状に配置されて、浸水時にリ
ーク抵抗が小さいため、確実にリーク検出することがで
きる。
【0176】請求項7の発明によれば、第1コイル励磁
回路の一対の電極は、一方が他方を囲むようにして互い
に間隙を介して配置されたことにより、浸水時にリーク
抵抗が小さいため、確実に第1コイルを励磁することが
できる。
【0177】請求項8の発明によれば、励磁促進回路に
より、リーク時に第1コイルの励磁を促進でき、自動車
の浸水時のウインドウガラスの下降作動の確実性を増す
ことができる。
【0178】請求項9の発明によれば、パワーウインド
ウ装置の回路がリークしたとき、第1コイルの励磁によ
り、第1コイルのリレー接点は、電源側接点に接続され
るが、リーク検出手段のリーク検出に基づいて、接地ス
イッチ手段は、第2リレー接点の可動接点を接地側接点
に接続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のパワーウインドウ装置の駆動
回路の電気回路図。
【図2】同じく電極の平面図。
【図3】他の電極の斜視図。
【図4】第2の実施形態のパワーウインドウ装置の駆動
回路の電気回路図。
【図5】第3の実施形態のパワーウインドウ装置の駆動
回路の電気回路図。
【図6】同じくパワーウインドウ装置の駆動回路の電気
回路図。
【図7】同じくパワーウインドウ装置の電気的構成を示
す電気回路図。
【図8】第4の実施形態のパワーウインドウ装置の駆動
回路の電気回路図。
【図9】他の実施形態のパワーウインドウ装置の駆動回
路の電気回路図。
【図10】同じく電極の平面図。
【図11】他の実施形態の電極の平面図。
【図12】他の実施形態の電極の平面図。
【図13】他の実施形態のパワーウインドウ装置の駆動
回路の電気回路図。
【図14】従来のパワーウインドウ装置の駆動回路の電
気回路図。
【図15】従来のパワーウインドウ装置の駆動回路の電
気回路図。
【図16】従来のパワーウインドウ装置の駆動回路の電
気回路図。
【符号の説明】 10、40、70…パワーウインドウ装置、12,46
…ドアECU(制御手段を構成する。)、16…オート
スイッチ、17…トランジスタ作動回路(励磁促進回路
を構成する。)、18…リーク回路(励磁促進回路を構
成する。)、21,51,71…リレーコイル(第1コ
イルを構成する。)、22…第1リレー回路、23,5
3,73…リレーコイル(第2コイルを構成する。)2
4…第2リレー回路、25,55,75…リレー接点
(第1リレー接点を構成する。)、25a,55a,7
5a…接地側固定接点(接地側接点を構成する。)、2
5b,55b,75b…電源側固定接点(電源側接点を
構成する。)、25c,55c,75c…可動接点、2
6,56,76…リレー接点(第2リレー接点を構成す
る。)、26a,56a,76a…接地側固定接点(接
地側接点を構成する。)、26b,56b,76b…電
源側固定接点(電源側接点を構成する。)、26c,5
6c,76c…可動接点、27…第1コイル励磁回路
(励磁促進回路を構成する。)、28,47,78…下
降スイッチ(下降スイッチング手段を構成する。)、2
9,48,79…上昇スイッチ(上昇スイッチング手段
を構成する。)、36…浸水検出器(リーク検出手段及
び励磁阻止手段を構成する。)、36a…第1電極、3
6b…第2電極、60…リレー回路,80…リレー回路
(励磁阻止手段を構成する。)61…浸水検出器(リー
ク検出手段を構成するとともに、リレー回路60と励磁
阻止手段を構成している。),83…浸水検出器(リー
ク検出手段を構成するとともに、リレー回路80と励磁
阻止手段を構成している。),87…浸水検出器(リー
ク検出手段を構成する。)、61a,83a,87a…
第1電極、61b,83b,87b…第2電極、84…
リレー回路(接地スイッチ手段を構成する。)、TR1
…トランジスタ(下降スイッチング手段及びスイッチン
グ素子を構成する。)、TR2…トランジスタ(上昇ス
イッチング手段及びスイッチング素子を構成する。)、
M…駆動モータ(駆動源を構成する)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 賢次 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインドウガラスを下降又は上昇駆動す
    る駆動源(M)と、 前記駆動源(M)の両端子に対して、それぞれ接続され
    た一対のリレー接点であって、電源供給のための電源側
    接点、及び接地側接点をそれぞれ備え、可動接点が前記
    電源側接点、接地側接点間を選択的に切換接続する第1
    リレー接点(25,55,75)及び第2リレー接点
    (26,56,76)と、 励磁時には前記第1リレー接点(25,55,75)の
    可動接点を電源側接点に接続して前記駆動源(M)を下
    降作動するとともに、消磁時には、第1リレー接点(2
    5,55,75)の可動接点を接地側接点に接続する第
    1コイル(21,51,71)と、 励磁時には前記第2リレー接点(26,56,76)の
    可動接点を電源側接点に接続し、前記駆動源(M)を上
    昇作動するとともに、消磁時には、第2リレー接点(2
    6,56,76)の可動接点を接地側接点に接続する第
    2コイル(23,53,73)とを備えたパワーウイン
    ドウ装置において、 パワーウインドウ装置の回路がリークしたとき、前記第
    2コイル(23,53,73)の励磁を阻止する励磁阻
    止手段(36等)を設けたことを特徴とするパワーウイ
    ンドウ装置。
  2. 【請求項2】 前記励磁阻止手段は、第2コイル(2
    3)の両端子間に設けられたリーク検出手段(36)で
    あって、 前記リーク検出手段(36)は、互いに離間した電極を
    備え、浸水時に両電極間がリークして、前記第2コイル
    (23)の両端子間にバイパス回路を形成するものであ
    る請求項1に記載のパワーウインドウ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1コイル(51)及び第2コイル
    (53)は、その一方の端子がそれぞれ電源側に接続さ
    れるとともに、他方の端子がそれぞれ接地側に接続され
    ており、さらに、前記第1コイル(51)及び第2コイ
    ル(53)の両端子のうち、いずれか一方には下降スイ
    ッチング手段(47)及び上昇スイッチング手段(4
    8)がそれぞれ接続され、 前記励磁阻止手段は、 第2コイル(53)に接続されるとともに、前記第2コ
    イル(53)の励磁を許容する第1の位置と励磁を阻止
    する第2の位置との間を切換接続する励磁阻止用のリレ
    ー接点(59)と、同リレー接点(59)を第1の位置
    から第2の位置に作動させる励磁阻止用のリレーコイル
    (58)とを含むとともに、 互いに離間した一対の電極を備え、浸水時に前記両電極
    間がリークして、前記励磁阻止用のリレーコイル(5
    8)を励磁し、前記励磁阻止用のリレー接点(59)を
    第1の位置から第2の位置に作動させるリーク検出手段
    (61)を含むものである請求項1に記載のパワーウイ
    ンドウ装置。
  4. 【請求項4】 前記励磁阻止手段は、 第2コイル(73)の両端子間に設けられ、前記第2コ
    イル(73)の励磁を許容するオフ位置と励磁を阻止す
    るオン位置との間を切換接続する励磁阻止用のリレー接
    点(81)と、同リレー接点(81)をオフ位置からオ
    ン位置に作動させる励磁阻止用のリレーコイル(82)
    とを含むとともに、 互いに離間した一対の電極を含み、浸水時に前記両電極
    間がリークして、前記励磁阻止用のリレーコイル(8
    2)を励磁し、前記励磁阻止用のリレー接点(81)を
    オフ位置からオン位置に作動させるリーク検出手段(8
    3)を含むものである請求項1に記載のパワーウインド
    ウ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1コイル(21)のマイナス端子
    には、互いに離間した一対の電極を含み、パワーウイン
    ドウ装置が浸水時に、両電極間がリークして、マイナス
    端子を接地して同第1コイル(21)を励磁する第1コ
    イル励磁回路(27)を設けたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項4のうちいずれかに記載のパワーウインド
    ウ装置。
  6. 【請求項6】 前記リーク検出手段の一対の電極は互い
    に対向した部位が、波形に形成されて間隙を介して互い
    に噛合状に配置されていることを特徴とする請求項2乃
    至請求項4のうちいずれかに記載のパワーウインドウ装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1コイル励磁回路(27)の一対
    の電極(27a,27b)は、一方が他方を囲むように
    して互いに間隙を介して配置されたものである請求項5
    に記載のパワーウインドウ装置。
  8. 【請求項8】 前記第1コイル(21)には、リーク時
    に第1コイル(21)の励磁を促進する励磁促進回路
    (17,18,27)を設けたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項7のうちいずれかに記載のパワーウインド
    ウ装置。
  9. 【請求項9】 ウインドウガラスを下降又は上昇駆動す
    る駆動源(M)と、 前記駆動源(M)の両端子に対して、それぞれ接続され
    た一対のリレー接点であって、電源供給のための電源側
    接点、及び接地側接点をそれぞれ備え、可動接点が前記
    電源側接点、接地側接点間を選択的に切換接続する第1
    リレー接点(75)及び第2リレー接点(76)と、 励磁時には前記第1リレー接点(75)の可動接点を電
    源側接点に接続して前記駆動源(M)を下降作動すると
    ともに、消磁時には、第1リレー接点(75)の可動接
    点を接地側接点に接続する第1コイル(71)と、 励磁時には前記第2リレー接点(76)の可動接点を電
    源側接点に接続し、前記駆動源(M)を上昇作動すると
    ともに、消磁時には、第2リレー接点(76)の可動接
    点を接地側接点に接続する第2コイル(73)とを備え
    たパワーウインドウ装置において、 パワーウインドウ装置の回路がリークしているか否かを
    検出するためのリーク検出手段(84)と、 前記第2リレー接点(76)と、駆動源(M)との端子
    間に接続され、前記リーク検出手段(84)の検出作動
    に基づき、前記第2リレー接点(76)の可動接点を接
    地側接点に接続する接地スイッチ手段(84)を設けた
    ことを特徴とするパワーウインドウ装置。
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