JPH11141348A - クランクレスエンジン - Google Patents
クランクレスエンジンInfo
- Publication number
- JPH11141348A JPH11141348A JP30831597A JP30831597A JPH11141348A JP H11141348 A JPH11141348 A JP H11141348A JP 30831597 A JP30831597 A JP 30831597A JP 30831597 A JP30831597 A JP 30831597A JP H11141348 A JPH11141348 A JP H11141348A
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- JP
- Japan
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- piston
- engine
- chamber
- flow path
- turbine
- Prior art date
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- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】従来のクランク構造エンジンの構成では、クラ
ンクが上死点下死点では有効圧力はほぼ0%である。し
かし、クランクがシリンダーに対して90度上昇した状
態では有効圧力は100%となる。従って、ピストンの
爆発行程ではエネルギーはカロリーの半分しか利用され
ていないのが現状である。また技術文献に開示されてい
るダブルピストンのクランク機構を採用するエンジンは
機構・構造の複雑化を伴い、実用化されていない。 【解決手段】本発明は、吸気・排気弁及び燃料・酸素ノ
ズル並びに外側シリンダー、外側ピストンとピストン棒
を有する燃焼室と、前記各ピストン棒にそれぞれ連設さ
れる内底ピストンを収容する数本の流路チャンバーを包
囲するチャンバーでなるエンジンと、エンジンのピスト
ン棒に設けたフライホイールと、エンジンのチャンバー
からの作動媒体を供給し、かつエンジンに送り流路を介
して連通される弁を備えた集合流路チャンバーと、ター
ビンに設けた伝導軸と、で構成されるクランクレスエン
ジンである。
ンクが上死点下死点では有効圧力はほぼ0%である。し
かし、クランクがシリンダーに対して90度上昇した状
態では有効圧力は100%となる。従って、ピストンの
爆発行程ではエネルギーはカロリーの半分しか利用され
ていないのが現状である。また技術文献に開示されてい
るダブルピストンのクランク機構を採用するエンジンは
機構・構造の複雑化を伴い、実用化されていない。 【解決手段】本発明は、吸気・排気弁及び燃料・酸素ノ
ズル並びに外側シリンダー、外側ピストンとピストン棒
を有する燃焼室と、前記各ピストン棒にそれぞれ連設さ
れる内底ピストンを収容する数本の流路チャンバーを包
囲するチャンバーでなるエンジンと、エンジンのピスト
ン棒に設けたフライホイールと、エンジンのチャンバー
からの作動媒体を供給し、かつエンジンに送り流路を介
して連通される弁を備えた集合流路チャンバーと、ター
ビンに設けた伝導軸と、で構成されるクランクレスエン
ジンである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃料及び酸素を
爆発させて発生する膨張力によりピストンを昇降させ、
作動媒体に圧縮エネルギーを与え、その圧縮エネルギー
をタービンで均一な動力に変換できるようにしたクラン
クレスエンジンの改良に関する。
爆発させて発生する膨張力によりピストンを昇降させ、
作動媒体に圧縮エネルギーを与え、その圧縮エネルギー
をタービンで均一な動力に変換できるようにしたクラン
クレスエンジンの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】クランク機構を採用するエンジンについ
ては、従来より出力性能の向上手段としてダブルピスト
ンとする構成が考えられている。この原理を基とした技
術文献としては、特開平4-295136号の「エンジン用のダ
ブルピストンとクランクシャフト」が挙げられる。その
内容を概説すると、2本のクランクシャフトにそれぞれ
ピストンを設け、それらのピストンを一体化した構成で
ある。
ては、従来より出力性能の向上手段としてダブルピスト
ンとする構成が考えられている。この原理を基とした技
術文献としては、特開平4-295136号の「エンジン用のダ
ブルピストンとクランクシャフト」が挙げられる。その
内容を概説すると、2本のクランクシャフトにそれぞれ
ピストンを設け、それらのピストンを一体化した構成で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の技術文
献に示す如く、ダブルピストンの原理によるクランク機
構を採用するエンジンでは機構・構造の複雑化を伴い、
実用化されていないのが現状である。
献に示す如く、ダブルピストンの原理によるクランク機
構を採用するエンジンでは機構・構造の複雑化を伴い、
実用化されていないのが現状である。
【0004】従来のクランク構造によるエンジンは、ク
ランクが上死点下死点では有効圧力はほぼ0%である。
しかし、クランクがシリンダーに対して90度上昇した
状態では有効圧力は100%となる。従って、ピストン
の爆発行程ではエネルギーはカロリーの半分しか利用さ
れていないのが現状である。
ランクが上死点下死点では有効圧力はほぼ0%である。
しかし、クランクがシリンダーに対して90度上昇した
状態では有効圧力は100%となる。従って、ピストン
の爆発行程ではエネルギーはカロリーの半分しか利用さ
れていないのが現状である。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、燃料の
完全燃焼及び振動や騒音が少なくピストンの側圧による
摩耗を低減し、運転効率がよくシリンダー内で発生した
爆発力によるピストンの往復運動を回転運動に変換する
ことのできる上死点下死点を経由しない構造のクランク
レスエンジンを提供することを目的とする。
完全燃焼及び振動や騒音が少なくピストンの側圧による
摩耗を低減し、運転効率がよくシリンダー内で発生した
爆発力によるピストンの往復運動を回転運動に変換する
ことのできる上死点下死点を経由しない構造のクランク
レスエンジンを提供することを目的とする。
【0006】即ち、本発明のクランクレスエンジンは、
各外側シリンダーの上方空間に設けた燃焼室、この燃焼
室に設けた吸気・排気弁及び燃料・酸素ノズル、及び前
記各外側シリンダーにそれぞれ気密に嵌挿した外側ピス
トン、この各外側ピストンの底端面にそれぞれ設けたピ
ストン棒、及びこの各外側ピストンにそれぞれ設けられ
た内側シリンダー内に気密に嵌挿される対の内側ピスト
ン、この対の一方の内側ピストン同志及び他方の内側ピ
ストンにそれぞれ連結する数本の流路、並びに前記各ピ
ストン棒にそれぞれ設けられた内底ピストンを収容する
各流路チャンバー、及び前記チャンバーとこの各流路チ
ャンバーの間にそれぞれ設けた吸込弁、前記各流路チャ
ンバーを包囲するチャンバーで構成するエンジンと、こ
のエンジンのピストン棒に設けたフライホイールと、前
記エンジンの流路チャンバーに設けた送り流路に接続す
る弁を備えた集合流路チャンバーと、この集合流路チャ
ンバーと前記エンジンのチャンバーを連通する戻り流路
と、前記送り流路及び戻り流路が接続されるタービン
と、このタービンに設けた伝導軸と、で構成される。
各外側シリンダーの上方空間に設けた燃焼室、この燃焼
室に設けた吸気・排気弁及び燃料・酸素ノズル、及び前
記各外側シリンダーにそれぞれ気密に嵌挿した外側ピス
トン、この各外側ピストンの底端面にそれぞれ設けたピ
ストン棒、及びこの各外側ピストンにそれぞれ設けられ
た内側シリンダー内に気密に嵌挿される対の内側ピスト
ン、この対の一方の内側ピストン同志及び他方の内側ピ
ストンにそれぞれ連結する数本の流路、並びに前記各ピ
ストン棒にそれぞれ設けられた内底ピストンを収容する
各流路チャンバー、及び前記チャンバーとこの各流路チ
ャンバーの間にそれぞれ設けた吸込弁、前記各流路チャ
ンバーを包囲するチャンバーで構成するエンジンと、こ
のエンジンのピストン棒に設けたフライホイールと、前
記エンジンの流路チャンバーに設けた送り流路に接続す
る弁を備えた集合流路チャンバーと、この集合流路チャ
ンバーと前記エンジンのチャンバーを連通する戻り流路
と、前記送り流路及び戻り流路が接続されるタービン
と、このタービンに設けた伝導軸と、で構成される。
【0007】
【発明の実施の形態】代表例として、油(作動媒体の一
種である。)を使用するクランクレスエンジンについて
説明する。エンジンを始動すると、シリンダー内に燃料
と酸素を所定のタイミングをもって順次噴射点火し、吸
気行程、圧縮行程、爆発行程、排気行程を繰り返し、外
側ピストン、内側ピストン及び内底ピストンを上下に昇
降運動させる。この爆発行程において、燃料の爆発力に
よって外側ピストン、内側ピストン及び内底ピストンが
降下する際に、シリンダーの油が内底ピストンの降下に
より圧縮され、この圧縮された油(圧縮作動油、この圧
縮作動油は、圧縮作動媒体の一種である。)は、当該集
合流路チャンバーを経由してタービン(油圧タービン、
又は水圧タービン、蒸気タービン等への応用も可能であ
る。)に圧送され、当該タービンに設けた回転翼を高速
回転し、この回転翼の回転を伝導軸に付与する。このタ
ービンの伝導軸の回転は、自動車、動体、駆動装置(動
力装置)等に一定の回転動力を付与し、この自動車等に
駆動力を与える構造となっている。
種である。)を使用するクランクレスエンジンについて
説明する。エンジンを始動すると、シリンダー内に燃料
と酸素を所定のタイミングをもって順次噴射点火し、吸
気行程、圧縮行程、爆発行程、排気行程を繰り返し、外
側ピストン、内側ピストン及び内底ピストンを上下に昇
降運動させる。この爆発行程において、燃料の爆発力に
よって外側ピストン、内側ピストン及び内底ピストンが
降下する際に、シリンダーの油が内底ピストンの降下に
より圧縮され、この圧縮された油(圧縮作動油、この圧
縮作動油は、圧縮作動媒体の一種である。)は、当該集
合流路チャンバーを経由してタービン(油圧タービン、
又は水圧タービン、蒸気タービン等への応用も可能であ
る。)に圧送され、当該タービンに設けた回転翼を高速
回転し、この回転翼の回転を伝導軸に付与する。このタ
ービンの伝導軸の回転は、自動車、動体、駆動装置(動
力装置)等に一定の回転動力を付与し、この自動車等に
駆動力を与える構造となっている。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0009】図1は、クランクレスエンジン1が四気筒
を備える場合の概念図であり、各気筒2の上方空間は燃
焼室9であり、燃焼室9には吸気弁3及び排気弁4並び
に燃料ノズル7及び酸素ノズル8を設ける。燃料ノズル
7からは燃料タンク5に蓄積された燃料を噴射し、同時
に酸素ノズル8からは酸素タンク6に高圧縮された酸素
を噴射する。燃料として、例えば軽油を用いる。そし
て、エンジンを始動させると、気筒2内に燃料と酸素を
所定のタイミングをもって順次噴射点火し、吸気行程、
圧縮行程、爆発行程、排気行程を繰り返し、外側ピスト
ン11、内側ピストン12a、12b及び内底ピストン
20を上下に昇降運動させる。前記気筒2、即ち、外側
シリンダー10には外側ピストン11が気密に嵌挿され
る。さらに外側ピストン11には2つの内側シリンダー
13が設けられ、当該内側シリンダー13内へは対の内
側ピストン12a、12bが気密に嵌挿される。一方の
内側ピストン12a(以下、内側ピストン12aとす
る。)は他方の内側ピストン12b(以下、内側ピスト
ン12bとする。)と流路15により連結され、一方の
外側シリンダー10が吸気行程、爆発行程の場合、他の
外側シリンダー10は圧縮行程、排気行程となるように
構成され、内側ピストン12aの昇降を制御する。外側
ピストン11の底端面には、ピストン棒16を延設す
る。当該ピストン棒16と内底ピストン20を固定す
る。内底ピストン20の下止点の下の位置に空気パイプ
を設け、当該空気パイプに弁を設ける。これにより、吸
気行程で空気を吸入し、吸気行程の終わりに空気弁を締
め、圧縮行程で油を吸わせる。シリンダー噴射式ポンプ
を設け、オイル(潤滑油)を外側ピストン上昇時にシリ
ンダーに吹きかける。尚、外側シリンダー10の下に油
受層を設けて、前記吹きかけたオイルを回収した後、噴
射式ポンプへと循環する。ピストン棒16にはフライホ
イール17を延設し、他の外側シリンダー10との連
動、即ち、吸気弁3、排気弁4、燃料及び酸素の噴射、
点火の作用を制御する。内底ピストン20にはシリンダ
ー21を備え、当該シリンダー21には蓄積されるエネ
ルギーを減衰させることなく伝導するため集合流路チャ
ンバー30を設ける。集合流路チャンバー30には他の
外側シリンダー10の行程に影響を及ぼさないための弁
31を設け、爆発行程以外は開かない構成とする。集合
流路チャンバー30から送り流路40を経由して圧油が
タービン41(油圧タービン、又は水圧タービン、蒸気
タービン等への応用も可能である。)に送られる。この
圧油を独立した室41aに送り、この室41a内に設け
た水車状の回転翼42を回転し、この回転翼42が設け
られている伝導軸50に回転動力を付与する構成であ
る。したがって、この回転翼42は扇形形状とするとと
もに、その側端を立ち上げ袋状にして、圧送された油を
確実に受け止め得る構成とする(一例である。)。この
各室41aは各搬送路43で連結されている。またター
ビン41で働きを終えた油は戻り流路44を介してチャ
ンバー27に循環される。図中23は流路チャンバー2
2の下端に設けた吸込弁で、この吸込弁23は内底ピス
トン20の上昇により真空吸引で開放される。この開放
でチャンバー27の油が流路チャンバー22に充填され
る。尚、チャンバー27には油が補充される場合も有り
得る。
を備える場合の概念図であり、各気筒2の上方空間は燃
焼室9であり、燃焼室9には吸気弁3及び排気弁4並び
に燃料ノズル7及び酸素ノズル8を設ける。燃料ノズル
7からは燃料タンク5に蓄積された燃料を噴射し、同時
に酸素ノズル8からは酸素タンク6に高圧縮された酸素
を噴射する。燃料として、例えば軽油を用いる。そし
て、エンジンを始動させると、気筒2内に燃料と酸素を
所定のタイミングをもって順次噴射点火し、吸気行程、
圧縮行程、爆発行程、排気行程を繰り返し、外側ピスト
ン11、内側ピストン12a、12b及び内底ピストン
20を上下に昇降運動させる。前記気筒2、即ち、外側
シリンダー10には外側ピストン11が気密に嵌挿され
る。さらに外側ピストン11には2つの内側シリンダー
13が設けられ、当該内側シリンダー13内へは対の内
側ピストン12a、12bが気密に嵌挿される。一方の
内側ピストン12a(以下、内側ピストン12aとす
る。)は他方の内側ピストン12b(以下、内側ピスト
ン12bとする。)と流路15により連結され、一方の
外側シリンダー10が吸気行程、爆発行程の場合、他の
外側シリンダー10は圧縮行程、排気行程となるように
構成され、内側ピストン12aの昇降を制御する。外側
ピストン11の底端面には、ピストン棒16を延設す
る。当該ピストン棒16と内底ピストン20を固定す
る。内底ピストン20の下止点の下の位置に空気パイプ
を設け、当該空気パイプに弁を設ける。これにより、吸
気行程で空気を吸入し、吸気行程の終わりに空気弁を締
め、圧縮行程で油を吸わせる。シリンダー噴射式ポンプ
を設け、オイル(潤滑油)を外側ピストン上昇時にシリ
ンダーに吹きかける。尚、外側シリンダー10の下に油
受層を設けて、前記吹きかけたオイルを回収した後、噴
射式ポンプへと循環する。ピストン棒16にはフライホ
イール17を延設し、他の外側シリンダー10との連
動、即ち、吸気弁3、排気弁4、燃料及び酸素の噴射、
点火の作用を制御する。内底ピストン20にはシリンダ
ー21を備え、当該シリンダー21には蓄積されるエネ
ルギーを減衰させることなく伝導するため集合流路チャ
ンバー30を設ける。集合流路チャンバー30には他の
外側シリンダー10の行程に影響を及ぼさないための弁
31を設け、爆発行程以外は開かない構成とする。集合
流路チャンバー30から送り流路40を経由して圧油が
タービン41(油圧タービン、又は水圧タービン、蒸気
タービン等への応用も可能である。)に送られる。この
圧油を独立した室41aに送り、この室41a内に設け
た水車状の回転翼42を回転し、この回転翼42が設け
られている伝導軸50に回転動力を付与する構成であ
る。したがって、この回転翼42は扇形形状とするとと
もに、その側端を立ち上げ袋状にして、圧送された油を
確実に受け止め得る構成とする(一例である。)。この
各室41aは各搬送路43で連結されている。またター
ビン41で働きを終えた油は戻り流路44を介してチャ
ンバー27に循環される。図中23は流路チャンバー2
2の下端に設けた吸込弁で、この吸込弁23は内底ピス
トン20の上昇により真空吸引で開放される。この開放
でチャンバー27の油が流路チャンバー22に充填され
る。尚、チャンバー27には油が補充される場合も有り
得る。
【0010】図2(a)、(b)はフライホイールの模
式図であり、一つの外側シリンダー10に設けたピスト
ン棒16にフライホイール17の部材が連結され、他の
外側シリンダー10に設けた吸気弁3、排気弁4、燃料
及び酸素の噴射、点火の作用をそれぞれ制御する。尚、
一体化した内底ピストン20は外側シリンダー10にお
ける次行程の爆発行程の際に、外側ピストン11及びピ
ストン棒16に作用するエネルギーを内底ピストン20
に確実に伝達する。このフライホイール17は、各シリ
ンダーに、それぞれ薄いフライホイール17を連結する
ことが理想である。そして、フライホイール17の押棒
17aの取付け位置は、フライホイール軸17bの上死
点よりずらす構成とする。尚、各フライホイール17は
同調するように連結杆17cで一体構造となっている。
式図であり、一つの外側シリンダー10に設けたピスト
ン棒16にフライホイール17の部材が連結され、他の
外側シリンダー10に設けた吸気弁3、排気弁4、燃料
及び酸素の噴射、点火の作用をそれぞれ制御する。尚、
一体化した内底ピストン20は外側シリンダー10にお
ける次行程の爆発行程の際に、外側ピストン11及びピ
ストン棒16に作用するエネルギーを内底ピストン20
に確実に伝達する。このフライホイール17は、各シリ
ンダーに、それぞれ薄いフライホイール17を連結する
ことが理想である。そして、フライホイール17の押棒
17aの取付け位置は、フライホイール軸17bの上死
点よりずらす構成とする。尚、各フライホイール17は
同調するように連結杆17cで一体構造となっている。
【0011】また、内側シリンダー13内には作動油1
4が充填されている。作動油14の不足により内側ピス
トン12a、12bが定位置まで上がらないときは、コ
ンピュータ等の感知手段で感知し、作動油ポンプ18で
作動油14を内側シリンダー13に補充する(一例であ
る。)。内底ピストン20が内設される下方の空間はシ
リンダー21であり、シリンダー21で生成された圧縮
作動油25(圧油)によりタービン41へエネルギーを
伝達する。
4が充填されている。作動油14の不足により内側ピス
トン12a、12bが定位置まで上がらないときは、コ
ンピュータ等の感知手段で感知し、作動油ポンプ18で
作動油14を内側シリンダー13に補充する(一例であ
る。)。内底ピストン20が内設される下方の空間はシ
リンダー21であり、シリンダー21で生成された圧縮
作動油25(圧油)によりタービン41へエネルギーを
伝達する。
【0012】図3は外側ピストン11、内側ピストン1
2a、12b及びピストン棒16との関係を示す断面図
であり、外側シリンダー10に外側ピストン11は気密
に嵌挿され、外側ピストン11に設けた内側シリンダー
13内へ対の内側ピストン12a、12bが気密に嵌挿
される。前記各外側ピストン11の下端面にピストン棒
16を延設し、当該ピストン棒16は内底ピストン20
と一体形成される。また内側ピストン12bは関連する
内側ピストン12aと流路15を介して連結されてお
り、従来と同様、一方の内側シリンダー13が圧縮行程
又は排気行程のときには他方の内側シリンダー13が爆
発行程又は吸気行程となるため、内側ピストン12aの
昇降動作に伴う動力損失が無い。シリンダーの高温対策
はラジェーターを併設するか、又は冷凍機で強制冷却す
るか、適宜選択する。この高温対策を利用してシリンダ
ーを適温に保つ構成である。外側ピストン11の昇降動
作と内側ピストン12aの昇降動作は一体である。内底
ピストン20は、外側ピストン11の下端面より延設し
たピストン棒16と一体化する。外側シリンダー10に
おける吸気行程の終わりの際に引き上げれられる。尚、
内側ピストン12a、12bにはそれぞれ弁12a1、
12b1が設けられている。図中12、12´は内側ピ
ストン12a、12bのケーシングを示す。
2a、12b及びピストン棒16との関係を示す断面図
であり、外側シリンダー10に外側ピストン11は気密
に嵌挿され、外側ピストン11に設けた内側シリンダー
13内へ対の内側ピストン12a、12bが気密に嵌挿
される。前記各外側ピストン11の下端面にピストン棒
16を延設し、当該ピストン棒16は内底ピストン20
と一体形成される。また内側ピストン12bは関連する
内側ピストン12aと流路15を介して連結されてお
り、従来と同様、一方の内側シリンダー13が圧縮行程
又は排気行程のときには他方の内側シリンダー13が爆
発行程又は吸気行程となるため、内側ピストン12aの
昇降動作に伴う動力損失が無い。シリンダーの高温対策
はラジェーターを併設するか、又は冷凍機で強制冷却す
るか、適宜選択する。この高温対策を利用してシリンダ
ーを適温に保つ構成である。外側ピストン11の昇降動
作と内側ピストン12aの昇降動作は一体である。内底
ピストン20は、外側ピストン11の下端面より延設し
たピストン棒16と一体化する。外側シリンダー10に
おける吸気行程の終わりの際に引き上げれられる。尚、
内側ピストン12a、12bにはそれぞれ弁12a1、
12b1が設けられている。図中12、12´は内側ピ
ストン12a、12bのケーシングを示す。
【0013】図4及び図5は集合流路チャンバー30の
側面図及び斜視図をそれぞれ示しており、集合流路チャ
ンバー30には、外側シリンダー10の爆発行程にのみ
作用するように設定された弁31があり、この爆発で生
成される(エネルギーが蓄積された)圧縮作動油25
(圧油)が弁31の開きにより集合流路チャンバー30
に圧送された後、送り流路40を介してタービン41へ
圧送される。この集合流路チャンバー30には外側シリ
ンダー10が爆発行程中のみ開くように設定された弁3
1を設け、他方のシリンダー21への圧縮作動油25の
逆流を防止する。流路系統は、タービン41へ圧縮作動
油25を圧送する送り流路40とタービン41から排出
された油が戻る戻り流路44と、で構成される。このタ
ービン41には伝導軸50が設けられている。
側面図及び斜視図をそれぞれ示しており、集合流路チャ
ンバー30には、外側シリンダー10の爆発行程にのみ
作用するように設定された弁31があり、この爆発で生
成される(エネルギーが蓄積された)圧縮作動油25
(圧油)が弁31の開きにより集合流路チャンバー30
に圧送された後、送り流路40を介してタービン41へ
圧送される。この集合流路チャンバー30には外側シリ
ンダー10が爆発行程中のみ開くように設定された弁3
1を設け、他方のシリンダー21への圧縮作動油25の
逆流を防止する。流路系統は、タービン41へ圧縮作動
油25を圧送する送り流路40とタービン41から排出
された油が戻る戻り流路44と、で構成される。このタ
ービン41には伝導軸50が設けられている。
【0014】図6は本発明のタービン41を示す模式図
であり、圧縮作動油25が回転翼42を作動させながら
順次移動する構成である。また、個々の回転翼42に対
応してタービン室内を各室41aに区切ったことを特徴
とする。
であり、圧縮作動油25が回転翼42を作動させながら
順次移動する構成である。また、個々の回転翼42に対
応してタービン室内を各室41aに区切ったことを特徴
とする。
【0015】図7及び図8はタービン41の側面視した
断面図及び正面視した断面図であり、タービン41内に
設けられる回転翼42を扇形に形成し、かつ回転端を立
ち上げ袋状(一例である。)にすることにより、圧縮作
動油25のエネルギーを確実に伝導軸50に伝達する構
成となっている。
断面図及び正面視した断面図であり、タービン41内に
設けられる回転翼42を扇形に形成し、かつ回転端を立
ち上げ袋状(一例である。)にすることにより、圧縮作
動油25のエネルギーを確実に伝導軸50に伝達する構
成となっている。
【0016】図中60は空気パイプを示す。
【0017】尚、本発明は、用途は自家発電に限らな
い。またタービン41を動力源として、例えば、他のタ
ービンを駆動すること、他のタービンの効率化に寄与で
きること、等の特徴がある。また各シリンダー(総称す
るので、番号は省略する。)は長めの構造とする。更に
二次研究は、水素燃料を用いて本発明のエンジンを回転
させることを意図する。
い。またタービン41を動力源として、例えば、他のタ
ービンを駆動すること、他のタービンの効率化に寄与で
きること、等の特徴がある。また各シリンダー(総称す
るので、番号は省略する。)は長めの構造とする。更に
二次研究は、水素燃料を用いて本発明のエンジンを回転
させることを意図する。
【0018】次にエンジンにおけるピストンの作動行程
を、4シリンダーで4サイクルのクランクレスエンジン
に用いた場合について説明する。
を、4シリンダーで4サイクルのクランクレスエンジン
に用いた場合について説明する。
【0019】図に示す4箇のシリンダーは、いずれも
(A)吸気、(B)圧縮、(C)爆発、(D)排気の各
行程を順次行うものである。
(A)吸気、(B)圧縮、(C)爆発、(D)排気の各
行程を順次行うものである。
【0020】(A)吸気行程 排気弁4を閉じた状態で吸気弁3を開き、空気を吸込む
とともに、外側ピストン11及び内側ピストン12aが
下止点まで下降する。尚、内底ピストン20はピストン
棒16と一体となっているので、内側ピストン12aの
下降により、内底ピストン20も下止点まで下降する。
とともに、外側ピストン11及び内側ピストン12aが
下止点まで下降する。尚、内底ピストン20はピストン
棒16と一体となっているので、内側ピストン12aの
下降により、内底ピストン20も下止点まで下降する。
【0021】(B)圧縮行程 燃焼室9内への吸気が終了した時点で吸気弁3が閉じ、
他の外側シリンダー10の内側ピストン12a内の内側
ピストン12a、12b(同調するので、以下、内側ピ
ストン12aとする。)が動力により押し上げられ、こ
れに連動するように外側ピストン11も押し上げられ
る。そして、上止点前で燃焼室9内に燃料ノズル7及び
酸素ノズル8より希釈燃料を充填する。その後、後述の
如く、上止点で点火爆発される。高温対策として、酸素
と燃料の割合を調整する。
他の外側シリンダー10の内側ピストン12a内の内側
ピストン12a、12b(同調するので、以下、内側ピ
ストン12aとする。)が動力により押し上げられ、こ
れに連動するように外側ピストン11も押し上げられ
る。そして、上止点前で燃焼室9内に燃料ノズル7及び
酸素ノズル8より希釈燃料を充填する。その後、後述の
如く、上止点で点火爆発される。高温対策として、酸素
と燃料の割合を調整する。
【0022】(C)爆発行程 圧縮行程で外側ピストン11及び内側ピストン12aの
上端面が上止点近傍まで上昇すると、燃焼室9内に充填
されている希釈燃料が点火爆発される。この爆発によ
り、外側ピストン11及び内側ピストン12aの上端面
に爆発による体積の急膨張気圧が作用して、外側ピスト
ン11及び内側ピストン12aが一体となって降下し内
底ピストン20を強力に押し下げる。そして、外側ピス
トン11及び内側ピストン12a並びに内底ピストン2
0は、シリンダー21内の油を圧縮し圧縮作動油25を
生成するとともに、シリンダー21の集合流路チャンバ
ー30に設けた弁31が連動して開き、爆発により圧縮
された圧縮作動油25(エネルギーを加えられた圧縮作
動油25)は送り流路40を経由して、タービン41に
圧送される。
上端面が上止点近傍まで上昇すると、燃焼室9内に充填
されている希釈燃料が点火爆発される。この爆発によ
り、外側ピストン11及び内側ピストン12aの上端面
に爆発による体積の急膨張気圧が作用して、外側ピスト
ン11及び内側ピストン12aが一体となって降下し内
底ピストン20を強力に押し下げる。そして、外側ピス
トン11及び内側ピストン12a並びに内底ピストン2
0は、シリンダー21内の油を圧縮し圧縮作動油25を
生成するとともに、シリンダー21の集合流路チャンバ
ー30に設けた弁31が連動して開き、爆発により圧縮
された圧縮作動油25(エネルギーを加えられた圧縮作
動油25)は送り流路40を経由して、タービン41に
圧送される。
【0023】(D)排気行程 外側ピストン11及び内側ピストン12aを押し上げて
燃焼室9内の燃焼ガスを排気弁4から排出するととも
に、弁31を閉じて、シリンダー21への圧縮作動油2
5の逆流を防止する。
燃焼室9内の燃焼ガスを排気弁4から排出するととも
に、弁31を閉じて、シリンダー21への圧縮作動油2
5の逆流を防止する。
【0024】前述のようにして1サイクルを終了するの
であるが、前記の各行程が、各気筒において順次繰り返
される。
であるが、前記の各行程が、各気筒において順次繰り返
される。
【0025】
【発明の効果】本発明によるクランクレスエンジンは、
上死点下死点をなくした構成である。従って、カロリー
を100%近くエネルギーとして利用して、完全燃焼を
達成できること、極めて運転効率がよいこと、又はエン
ジンの騒音や振動の発生を押さえることが可能となるこ
と、また地球環境の保護に役立つこと、等の特徴があ
る。またピストン摩擦、或いは片寄った摩擦等の解消に
役立つこと、現在の羽根タービンに比べ効率は、約1.
7〜2.5倍の能力が発揮できること、等の特徴があ
る。
上死点下死点をなくした構成である。従って、カロリー
を100%近くエネルギーとして利用して、完全燃焼を
達成できること、極めて運転効率がよいこと、又はエン
ジンの騒音や振動の発生を押さえることが可能となるこ
と、また地球環境の保護に役立つこと、等の特徴があ
る。またピストン摩擦、或いは片寄った摩擦等の解消に
役立つこと、現在の羽根タービンに比べ効率は、約1.
7〜2.5倍の能力が発揮できること、等の特徴があ
る。
【0026】本発明では軽油の使用も可能となるので、
この軽油を使用することにより、ガソリンエンジンに比
べて、熱効率が向上すること、燃料費の軽減が図れるこ
と、等経済的効果は抜群である。
この軽油を使用することにより、ガソリンエンジンに比
べて、熱効率が向上すること、燃料費の軽減が図れるこ
と、等経済的効果は抜群である。
【図1】本発明のクランクレスエンジンを示す概念図で
ある。
ある。
【図2】本発明のフライホイールの概念図であり、
(a)は側面視した概念図、(b)は正面視した概念図
である。
(a)は側面視した概念図、(b)は正面視した概念図
である。
【図3】外側ピストン、内側ピストン及びピストン棒と
の関係を示すA−A´断面図である。
の関係を示すA−A´断面図である。
【図4】集合流路チャンバーの側面図である。
【図5】集合流路チャンバーの斜視図である。
【図6】タービンの模式図である。
【図7】タービンにおけるB−B′断面図である。
【図8】タービンにおけるC−C′断面図である。
1 クランクレスエンジン 2 気筒 3 吸気弁 4 排気弁 5 燃料タンク 6 酸素タンク 7 燃料ノズル 8 酸素ノズル 9 燃焼室 10 外側シリンダー 11 外側ピストン 12 ケーシング 12´ ケーシング 12a 内側ピストン 12a1 弁 12b 内側ピストン 12b1 弁 13 内側シリンダー 14 作動油 15 流路 16 ピストン棒 17 フライホイール 17a 押棒 17b 軸 17c 連結杆 18 作動油ポンプ 20 内底ピストン 21 シリンダー 22 流路チャンバー 23 吸込弁 25 圧縮作動油 27 チャンバー 30 集合流路チャンバー 31 弁 40 送り流路 41 タービン 41a 室 42 回転翼 43 搬送路 44 戻り流路 50 伝導軸 60 空気パイプ
Claims (2)
- 【請求項1】 各外側シリンダーの上方空間に設けた燃
焼室、この燃焼室に設けた吸気・排気弁及び燃料・酸素
ノズル、及び前記各外側シリンダーにそれぞれ気密に嵌
挿した外側ピストン、この各外側ピストンの底端面にそ
れぞれ設けたピストン棒、及びこの各外側ピストンにそ
れぞれ設けられた内側シリンダー内に気密に嵌挿される
対の内側ピストン、この対の一方の内側ピストン同志及
び他方の内側ピストンにそれぞれ連結する数本の流路、
並びに前記各ピストン棒にそれぞれ設けられた内底ピス
トンを収容する各流路チャンバー、及び前記チャンバー
とこの各流路チャンバーの間にそれぞれ設けた吸込弁、
前記各流路チャンバーを包囲するチャンバーで構成する
エンジンと、 このエンジンのピストン棒に設けたフライホイールと、 前記エンジンの流路チャンバーに設けた送り流路に接続
する弁を備えた集合流路チャンバーと、 この集合流路チャンバーと前記エンジンのチャンバーを
連通する戻り流路と、前記送り流路及び戻り流路が接続
されるタービンと、 このタービンに設けた伝導軸と、 で構成されるクランクレスエンジン。 - 【請求項2】 前記タービンが、多数区画されたチャン
バーと、この各チャンバーに設けた回転翼と、前記各チ
ャンバーを連通する搬送路と、でなる請求項1に記載の
クランクレスエンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30831597A JPH11141348A (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | クランクレスエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30831597A JPH11141348A (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | クランクレスエンジン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11141348A true JPH11141348A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17979581
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30831597A Pending JPH11141348A (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | クランクレスエンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11141348A (ja) |
-
1997
- 1997-11-11 JP JP30831597A patent/JPH11141348A/ja active Pending
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