JPH11141351A - ガス・タービン室内移動監視装置 - Google Patents

ガス・タービン室内移動監視装置

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JPH11141351A
JPH11141351A JP30593097A JP30593097A JPH11141351A JP H11141351 A JPH11141351 A JP H11141351A JP 30593097 A JP30593097 A JP 30593097A JP 30593097 A JP30593097 A JP 30593097A JP H11141351 A JPH11141351 A JP H11141351A
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JP
Japan
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gas turbine
movement monitoring
cooling
monitoring device
turbine room
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Application number
JP30593097A
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English (en)
Inventor
Satoshi Okada
敏 岡田
Toru Onodera
徹 小野寺
Takafumi Sato
能文 佐藤
Hideharu Okano
秀晴 岡野
Keisuke Miyabe
圭介 宮部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガス・タービン室内の点検作業を、作業員に代
わって効率的にしかも安全に実施すること。 【解決手段】ガス・タービン室内に設置された軌道に沿
って移動する移動機構1と、ガス・タービン室内の予定
の検査地点における状態量情報を検出し電気信号に変換
する検出機構2と、この状態量情報をガス・タービン室
外に送信する送信機構3と、ガス・タービン室外からの
監視に関する指令を電気的に受信し、その指令の内容を
解読して装置本体の内蔵機構を制御する受信機構4と、
ガス・タービンから発生する輻射熱を反射して、装置本
体内部の温度上昇を抑える輻射熱反射機構5と、装置本
体内部で発生する自己発熱・ガス・タービンから発生す
る輻射熱により温度上昇した内蔵機構の部品および電子
装置を冷却する冷却機構6と、内蔵機構に対し、必要に
応じて電力を供給する電力供給機構7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば火力発電所
等の発電プラントや動力装置として設置されるガス・タ
ービンの室内を監視する装置に係り、特にこれまで危険
を伴なう作業であったガス・タービン室内の点検作業
を、点検場所および点検時間の制約を受けることなく、
作業員に代わって効率的にしかも安全に実施できるよう
にしたガス・タービン室内移動監視装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば火力発電所等の発電プラ
ントや動力装置として、ガス・タービンが多く設置され
ている。そして、この種のガス・タービンにおいて、ガ
ス・タービン室内を移動しながらの検査作業は、従来か
ら、プラントの作業員が実施している。
【0003】しかしながら、ガス・タービン室内は、ガ
ス・タービンの輻射熱による高温、およびガス・タービ
ンから発生する騒音のために、作業員が検査できる場
所、および検査時間が制約されている。
【0004】さらに、ガス・タービンのトラブル発生時
には、ガス・タービンに供給する可燃性のガスが、ガス
・タービン室内に漏れて引火する可能性があり、点検の
ために作業員が人室することにも危険性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、ガス・
タービン室は、保守・点検作業を作業員が行なう環境と
しては不適当であるため、作業員がガス・タービン室に
入ることなく点検作業を実施できるようにすることが課
題となっている。
【0006】本発明の目的は、これまで危険を伴なう作
業であったガス・タービン室内の点検作業を、点検場所
および点検時間の制約を受けることなく、作業員に代わ
って効率的にしかも安全に実施することが可能なガス・
タービン室内移動監視装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明のガス・タービン室内移動監視装
置は、監視対象であるガス・タービン室内に設置された
軌道に沿って移動する移動機構と、ガス・タービン室内
のあらかじめ定められた検査地点における温度、圧力、
音、臭い、画像等の状態量情報を検出し、当該状態量情
報を電気信号に変換する検出機構と、検出機構により電
気信号に変換されたガス・タービン室内の状態量情報を
ガス・タービン室外に送信する送信機構と、ガス・ター
ビン室外からの点検順路や点検箇所等の監視に関する指
令を電気的に受信し、当該受信信号から指令の内容を解
読して装置本体に内蔵された機構を制御する受信機構
と、ガス・タービンから発生する輻射熱を反射して、装
置本体内部の温度上昇を抑える輻射熱反射機構と、装置
本体内部で発生する自己発熱およびガス・タービンから
発生する輻射熱により温度上昇した内蔵機構の部品およ
び電子装置を冷却する冷却機構と、内蔵機構に対し、必
要に応じて電力を供給する電力供給機構とを備えてい
る。
【0008】従って、請求項1の発明のガス・タービン
室内移動監視装置においては、以上のような手段を備え
たことにより、これまで危険を伴なう作業であったガス
・タービン室内の点検作業を、点検場所および点検時間
の制約を受けることなく、作業員に代わって効率的に安
全に実施することが可能となるため、従来のようなガス
・タービン室内の作業員による点検作業が不要となり、
通常点検作業の効率化、安全性の確保、トラブル発生時
の迅速な対応を実現することができる。
【0009】また、請求項2の発明では、上記請求項の
発明のガス・タービン室内移動監視装置において、移動
機構として、装置本体と軌道との間隔を維持する複数の
車輪と、装置本体を牽引するための牽引ワイヤーと、牽
引ワイヤーをガイドするように軌道に設けられたガイド
プーリーとから構成している。
【0010】従って、請求項2の発明のガス・タービン
室内移動監視装置においては、移動機構を、複数の車輪
と、牽引ワイヤーと、牽引ワイヤーをガイドするガイド
プーリーとから構成することにより、装置の小型化、軽
量化、安全性を実現することができる。
【0011】さらに、請求項3の発明では、上記請求項
2の発明のガス・タービン室内移動監視装置において、
ガイドプーリーとしては、その形状を歯車状の形状とし
た歯車型ガイドプーリーを用いている。
【0012】従って、請求項3の発明のガス・タービン
室内移動監視装置においては、ガイドプーリーとして、
その形状を歯車状の形状とした歯車型ガイドプーリーを
用いることにより、牽引ワイヤーと装置本体との接続部
が通過しても、牽引ワイヤーの接続部は歯車の谷の部分
を通過し、牽引ワイヤーは歯車の山によって、その脱落
を防止することができる。
【0013】さらにまた、請求項4の発明では、上記請
求項1の発明のガス・タービン室内移動監視装置におい
て、送信機構および受信機構として、軌道に沿って張ら
れた同軸ケーブルの漏洩信号を用いて送信および受信を
行なうようにしている。
【0014】従って、請求項4の発明のガス・タービン
室内移動監視装置においては、送信機構および受信機構
として、軌道に沿って張られた同軸ケーブルの漏洩信号
を用いて送信および受信を行なうことにより、軌道に沿
って張られた同軸ケーブルの近傍にのみ有効な信号が発
生するため、非接触かつ微弱な信号を用いた情報の伝送
を行なうことができる。
【0015】一方、請求項5の発明では、上記請求項1
の発明のガス・タービン室内移動監視装置において、冷
却機構として、電力の供給によって冷却が可能なぺルチ
ェ素子を用いている。
【0016】従って、請求項5の発明のガス・タービン
室内移動監視装置においては、冷却機構として、冷媒を
使用せずに、電力の供給によって冷却が可能なぺルチェ
素子を用いることにより、冷却器や配管により冷却する
方法に比べて、装置の小型化、軽量化を実現しながら、
装置本体に内蔵した機構の部品および電子装置を容易に
冷却することができる。
【0017】また、請求項6の発明では、上記請求項1
の発明のガス・タービン室内移動監視装置において、冷
却機構として、軌道の一部に、冷却器またはガス・ター
ビン室外からの冷却ガスを用いて装置本体を冷却するた
めの待避エリアを設け、装置本体に、冷却可能な物質を
搭載して待避エリアで冷却し、ガス・タービン室内を移
動している間は搭載した物質の吸熱により、輻射熱およ
び自己発熱から内蔵機構を冷却するようにしている。
【0018】従って、請求項6の発明のガス・タービン
室内移動監視装置においては、冷却機構として、軌道の
一部に待避エリアを設けることにより、装置本体に複雑
な冷却器を搭載する必要がないため、装置の小型化を実
現しながら、装置本体に内蔵した機構の部品および電子
装置を容易に冷却することができる。
【0019】さらに、請求項7の発明では、上記請求項
1の発明のガス・タービン室内移動監視装置において、
冷却機構として、軌道を空洞にして冷却ガスを流し、装
置本体内部で発生した熱を軌道に接触した車輪を通して
放熱するようにしている。
【0020】従って、請求項7の発明のガス・タービン
室内移動監視装置においては、冷却機構として、軌道を
空洞にして冷却ガスを流し、装置本体内部の熱を軌道に
接触した車輪を通して放熱することにより、装置本体に
特別な冷却器を内蔵しなくとも冷却が可能となるため、
装置の小型化、軽量化を実現しながら、装置本体に内蔵
した機構の部品および電子装置を容易に冷却することが
できる。
【0021】一方、請求項8の発明では、上記請求項1
の発明のガス・タービン室内移動監視装置において、冷
却機構として、軌道を空洞にして冷却ガスを流し、軌道
の複数個所に冷却ガスを噴出させる穴を設け、当該穴か
ら噴出した冷却ガスを装置本体に当てて冷却するように
している。
【0022】従って、請求項8の発明のガス・タービン
室内移動監視装置においては、冷却機構として、軌道を
空洞にして冷却ガスを流し、軌道の複数個所に冷却ガス
を噴出させる穴を設け、当該穴から噴出した冷却ガスで
装置本体を冷却することにより、装置本体に特別な冷却
器を内蔵しなくとも冷却が可能となるため、装置の小型
化、軽量化を実現しながら、装置本体に内蔵した機構の
部品および電子装置を容易に冷却することができる。
【0023】また、請求項9の発明では、上記請求項8
の発明のガス・タービン室内移動監視装置において、冷
却ガスの噴出機構として、通常時は閉であり、装置本体
が通過する時に開となる穴を設けることにより、冷却ガ
スで装置本体を冷却するようにしている。
【0024】従って、請求項9の発明のガス・タービン
室内移動監視装置においては、冷却ガスの噴出機構とし
て、通常時は閉で、装置本体が通過する時に開となる穴
を設て、冷却ガスで装置本体を冷却することにより、装
置本体に特別な冷却器を内蔵しなくとも冷却が可能とな
るため、装置の小型化、軽量化を実現しながら、装置本
体に内蔵した機構の部品および電子装置を容易に冷却す
ることができるのに加えて、1箇所の噴出口のみ開とな
るため、空洞に流す冷却ガス量が少量で済み、噴出量の
場所依存性がなくなり、安定して装置本体を冷却するこ
とができる。
【0025】さらに、請求項10の発明では、上記請求
項7乃至請求項9のいずれか1項の発明のガス・タービ
ン室内移動監視装置において、冷却ガスの流路として、
軌道の代わりに、ガス・タービン室壁を貫通した冷却配
管を用いている。
【0026】従って、請求項10の発明のガス・タービ
ン室内移動監視装置においては、冷却ガスの流路とし
て、ガス・タービン室壁を貫通した冷却配管を用いるこ
とにより、軌道の形状に対する制限をなくすことができ
るのに加えて、装置本体の側面や底面等、任意の場所に
冷却ガスを噴出する設計が可能となるため、冷却効率の
高い放熱設計を行なうことができる。
【0027】一方、請求項11の発明では、上記請求項
1の発明のガス・タービン室内移動監視装置において、
電力供給機構として、装置本体にバッテリーを搭載し、
軌道に設けられた待避エリアにおいて、当該待避エリア
の電力源と非接触により充電するようにしている。
【0028】従って、請求項11の発明のガス・タービ
ン室内移動監視装置においては、電力供給機構として、
バッテリーを搭載し、動作時の電力をバッテリーから供
給し、バッテリーへ電力供給を非接触で行なうことによ
り、接点からの火花による引火の危険性を回避すること
ができる。
【0029】また、請求項12の発明では、上記請求項
11の発明のガス・タービン室内移動監視装置におい
て、非接触の電力供給方法として、互いにコイルを対向
させて電力の伝送を行なうようにしている。
【0030】従って、請求項12の発明のガス・タービ
ン室内移動監視装置においては、互いにコイルを対向さ
せて電力の伝送を行なうことにより、バッテリーへ非接
触での電力供給が可能となるため、接点からの火花によ
る引火の危険性を回避することができる。
【0031】さらに、請求項13の発明では、上記請求
項11の発明のガス・タービン室内移動監視装置におい
て、非接触の電力供給方法として、マイクロ波による電
力伝送を行なうようにしている。
【0032】従って、請求項13の発明のガス・タービ
ン室内移動監視装置においては、マイクロ波による電力
伝送を行なうことにより、バッテリーへ非接触での電力
供給が可能となるため、接点からの火花による引火の危
険性を回避することができる。
【0033】さらにまた、請求項14の発明では、上記
請求項11の発明のガス・タービン室内移動監視装置に
おいて、非接触の電力供給方法として、レーザーによる
電力伝送を行なうようにしている。
【0034】従って、請求項14の発明のガス・タービ
ン室内移動監視装置においては、レーザーによる電力伝
送を行なうことにより、バッテリーへ非接触での電力供
給が可能となるため、接点からの火花による引火の危険
性を回避することができる。
【0035】一方、請求項15の発明では、上記請求項
1の発明のガス・タービン室内移動監視装置において、
送信機構、受信機構、および電力供給機構として、牽引
ワイヤーに沿って張られた信号ケーブル、および電源供
給ケーブルにより直接、電力の供給、および信号の送受
信を行なうようにしている。
【0036】従って、請求項15の発明のガス・タービ
ン室内移動監視装置においては、送信機構、受信機構、
および電力供給機構として、牽引ワイヤーに沿って張ら
れた信号ケーブルおよび電源供給ケーブルで直接、信号
の送受信および電力の供給を行なうことにより、送信機
構および受信機構では、送・受信アンテナや変・復調回
路が不要となり、また電力供給機構では、バッテリおよ
び非接触電源供給手段が不要となるため、装置の低価格
化、小型化、軽量化を実現することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施の形態:請求項1に対応)図1は、本実施
の形態によるガス・タービン室内移動監視装置の構成例
を示す概要図である。
【0038】すなわち、本実施の形態のガス・タービン
室内移動監視装置は、図1に示すように、移動機構1
と、検出機構2と、送信機構3と、受信機構4と、輻射
熱反射機構5と、冷却機構6と、電力供給機構7と、筐
体8と、軌道9とから構成している。
【0039】移動機構1は、監視対象であるガス・ター
ビン室内に設置された軌道9に沿って、ガス・タービン
室内を移動する。検出機構2は、ガス・タービン室内の
あらかじめ定められた検査地点における温度、圧力、
音、臭い、画像等の状態量情報を検出して、電気信号に
変換する。
【0040】送信機構3は、検出機構2により電気信号
に変換されたガス・タービン室内の状態量情報を、ガス
・タービン室外に送信する。受信機構4は、ガス・ター
ビン室外からの点検順路や点検箇所等の監視に関する指
令を電気的に受信し、その受信信号から指令を解読して
装置本体に内蔵された機構を制御する。
【0041】輻射熱反射機構5は、ガス・タービンから
発生する輻射熱を反射して、装置本体内部の温度上昇を
抑える。冷却機構6は、装置本体内部で発生する自己発
熱およびガス・タービンから発生する輻射熱により温度
上昇した、装置本体に内蔵された機構の部品および電子
装置を冷却する。
【0042】電力供給機構7は、装置本体に内蔵された
機構に対し、必要に応じて電力を供給する。筐体8は、
上記移動機構1、検出機構2、送信機構3、受信機構
4、輻射熱反射機構5、冷却機構6、電力供給機構7を
保持内蔵する。
【0043】次に、以上のように構成した本実施の形態
のガス・タービン室内移動監視装置の動作について説明
する。 (移動機構1)作業員が、ガス・タービン室内に入って
必要な点検個所を回るように、本ガス・タービン室内移
動監視装置にも、作業員の実際の移動に代わる移動機構
1が必要である。
【0044】この場合、移動方法としては、作業員と同
様に歩行による方法、飛行機やへリコプターのように空
中を移動する方法、車輪の付いた移動台車による方法
等、種々の方法が考えられるが、あらかじめ定められた
順路と点検個所を回ること、および簡単な移動装置によ
り実現可能である。
【0045】そこで、移動機構1により、ガス・タービ
ン室内に設置された軌道9に沿って移動する。 (検出機構2)作業員が、点検個所において五感を利用
してガス・タービン室内の健全性を確認するように、本
ガス・タービン室内移動監視装置にも、人間の五感に代
わるガス・タービン室内の状態量情報の検出機構2が必
要である。
【0046】この場合、点検目的および点検個所によっ
て、検出対象とする状態量が異なるが、温度、圧力、
音、臭い、画像等が、その状態量の代表的なものであ
る。すなわち、温度分布や圧力を観測することにより、
ガス・タービンの動作状態や空調系等の健全性を確認す
ることができる。
【0047】また、音を観測することにより、ガス・タ
ービンの動作状態や構造物の振動状態等の健全性を確認
することができる。さらに、臭いを観測することによ
り、焼付き、油や燃料ガスの漏れ等を検知することがで
きる。
【0048】さらにまた、ガス・タービン室内を画像と
して視覚的に観測することにより、作業員が目視点検を
行なうのと同様に、ガス・タービン室内構造物の健全性
の確認、機器の動作状態の確認等をすることができる。
【0049】そこで、検出機構2により、これらの状態
量情報のうちの、いずれか一つまたは複数の情報を検出
して電気信号に変換する。 (送信機構3)作業員が、ガス・タービン室内で収集し
た状態量情報を、点検簿等に記してガス・タービン室外
に持ち出すように、本ガス・タービン室内移動監視装置
にも、検出機構2が収集した情報をガス・タービン室外
に送信するための送信機構3が必要である。
【0050】この場合、ガス・タービン室内の状態量情
報を外部に送信する手段としては、フレキシブルな計装
配管や光ファイバを移動装置に接続して、内部情報をサ
ンプリングして直接ガス・タービン室外に導く方法があ
るが、この方法をガス・タービン室内移動監視装置に採
用すると、機構が複雑になり、装置の信頼性の低下やコ
ストアップが避けられない。
【0051】そこで、送信機構3により、検出機構2に
より電気信号に変換されたガス・タービン室内の状態量
情報を、ガス・タービン室外に送信する。 (受信機構4)作業員が、作業指示書に基づいて点検方
法や点検個所を変えるように、本ガス・タービン室内移
動監視装置にも、ガス・タービン室外にあるガス・ター
ビン室内移動監視装置制御室からの点検の順路や点検個
所等に関する指令を受信するための受信機構4が必要で
ある。
【0052】この場合、ガス・タービン室外にある制御
室からの指令を受信する手段としては、フレキシブルな
計装配管を移動装置に接続し、空気圧や水圧を利用して
直接内蔵機構を制御する方法があるが、このような方法
をガス・タービン室内移動監視装置に用いると、機構が
複雑になり、装置の信頼性の低下やコストアッブが避け
られない。
【0053】そこで、受信機構4により、ガス・タービ
ン室外にある制御室からの指令を電気的に受信し、この
受信した電気信号から指令を解読して、内蔵機構を制御
する。
【0054】(輻射熱反射機構5)ガス・タービン室内
は、外部から冷却空気によって冷やされており、本ガス
・タービン室内移動監視装置の周囲温度を下げることは
可能であるが、周辺温度を下げても、ガス・タービンか
らの輻射熱によってガス・タービン室内移動監視装置自
体が高温となり、内蔵した機構の部品や電子装置が動作
可能な上限温度を超えたり、機構の部品の膨張による動
作不良が発生する。
【0055】そこで、輻射熱反射機構5により、ガス・
タービンからの輻射熱を反射して、ガス・タービン室内
移動監視装置内部の温度上昇を抑える。 (冷却機構6)ガス・タービン室内移動監視装置に内蔵
された電子装置自身や内蔵機構の駆動機構から発生する
自己発熱によって、本ガス・タービン室内移動監視装置
内部が高温となり、内蔵した機構の部品や電子装置が動
作可能な上限温度を超えたり、機構の部品の膨張による
動作不良が発生する。
【0056】また、本ガス・タービン室内移動監視装置
がガス・タービン室内の監視を目的としている以上、状
態量情報を収集するための隙間が必要となり、装置全面
を輻射熱反射機構5で覆うことはできず、ガス・タービ
ンからの輻射熱による温度上昇は避けられない。
【0057】そこで、冷却機構6により、内蔵された機
構の部品および電子装置を冷却して、自己発熱と輻射熱
による温度上昇を防ぐ。 (電力供給機構7)装置本体に内蔵された機構、すなわ
ち上記移動機構1、検出機構2、送信機構3、受信機構
4、輻射熱反射機構5、冷却機構6が動作可能なよう
に、電力供給機構7により、これら移動機構1、検出機
構2、送信機構3、受信機構4、輻射熱反射機構5、冷
却機構6に対し、必要に応じて電力を供給して動作させ
る。
【0058】上述したように、本実施の形態のガス・タ
ービン室内移動監視装置では、これまで従来では危険を
伴なう作業であったガス・タービン室内の点検作業を、
点検場所および点検時間の制約を受けることなく、作業
員に代わって効率的に安全に実施することが可能とな
る。
【0059】これにより、従来のようなガス・タービン
室内の作業員による点検作業が不要となり、通常点検作
業の効率化、安全性の確保、トラブル発生時の迅速な対
応を実現することができる。
【0060】(第2の実施の形態:請求項2に対応)図
2および図3は、本実施の形態によるガス・タービン室
内移動監視装置における移動機構1の構成例を示す概要
図である。
【0061】本実施の形態の移動機構1は、走行機構、
および牽引機構から構成している。走行機構は、図2に
示すように、筐体8に取り付けられ、装置本体と断面が
長方形の軌道9との間隔を維持する複数の車輪11から
構成している。
【0062】軌道9は、軌道保持機構91により、図示
しないガス・タービン室壁、またはガス・タービン室内
の構造物に沿って設置している。すなわち、図2では、
車輪11は、軌道9を囲むように四方から軌道9に接触
している。
【0063】これにより、筐体8の上下左右方向の揺れ
を抑えることができる。さらに、図2では明示していな
いが、進行方向にも車輪を設けることにより、前後方向
の揺れをも抑えることができる。
【0064】一方、牽引機構は、図3に示すように、装
置本体を牽引するための牽引ワイヤー12と、牽引ワイ
ヤー12をガイドするように軌道9に設けられたガイド
プーリー13と、牽引ワイヤー12と筐体8とを連結す
る連結部14とから構成している。
【0065】ガイドプーリー13は、軌道9に取り付け
ており、牽引ワイヤー12が軌道9に沿って移動するの
をガイドする。連結部14は、牽引ワイヤー12の移動
に伴なって、筐体8すなわち装置本体を牽引する。
【0066】次に、以上のように構成した本実施の形態
の移動機構1においては、移動機構1の一機構として、
複数の車輪11からなる走行機構を設けていることによ
り、筐体8が前後、上下、左右方向に揺れるのを抑える
ことが可能となり、軌道9が上下左右に曲がっていて
も、ガス・タービン室内移動監視装置を安定した状態で
移動させることができ、安全性を実現することができ
る。
【0067】すなわち、ガス・タービン室内に設置され
る軌道9は、目標とする点検位置に応じて上下左右に曲
がることになる。そして、極端な場合には、床面に対し
て垂直なコースを設定しなければならないことがある。
従って、ガス・タービン室内移動監視装置が複数の方向
から加速度を受けても、軌道9との間隔を維持できるよ
うに複数の車輪11が必要である。
【0068】また、装置本体に、モーターや歯車等の移
動機構を搭載せず、移動機構1の一機構として、牽引ワ
イヤー12、ガイドプーリー13、連結部14からなる
移動機構を設けていることにより、軌道9および装置本
体を小型化、軽量化できるため、ガス・タービン室内移
動監視装置全体のコストを低減し、引火の危険性がなく
なり、狭い部位を走行して監視を行なうことができる。
【0069】すなわち、モーターや歯車等の移動機構を
装置本体に搭載する場合には、装置自身が重くなる。そ
して、装置本体が重くなると、軌道保持機構を含む軌道
全体をより堅牢にしなければならず、ガス・タービン室
内移動監視装置のコストアップにつながる。
【0070】また、モーターのブラシ接点部や歯車のか
み合せ部分から火花が発生すると、ガス・タービン室内
で漏れた可燃性のガスや油に引火して、爆発事故が発生
する危険性がある。そこで、このよう事故を防止するた
めには、適当なケースを用いてガス・タービン室内雰囲
気と遮断する必要がある。しかしながら、ガス・タービ
ン室内雰囲気と遮断するためのケースを用いる場合に
は、ガス・タ一ビンの輻射熱およびモーター自身の発熱
を除去して、ケースに収納した内蔵機構の部品や電子装
置を熱から保護する機能を内蔵しなければならず、装置
が複雑化するため、信頼性の低下およびコストアップに
つながる。
【0071】さらに、ガス・タービン室内移動監視装置
は、配管が入り組んだ狭い部分や垂直に上昇下降する必
要もあり、装置本体は可能な限り小型化、軽量化する必
要がある。
【0072】従って、移動機構1として複数の車輪11
と、牽引ワイヤー12と、牽引ワイヤー12をガイドす
るガイドプーリー13とを用いることにより、装置本体
の小型化、軽量化、安全性を実現することができる。
【0073】上述したように、本実施の形態のガス・タ
ービン室内移動監視装置では、装置の小型化、軽量化、
安全性を実現することが可能となる。 (第3の実施の形態:請求項3に対応)図4は、本実施
の形態によるガス・タービン室内移動監視装置における
移動機構1のガイドプーリーの構成例を示す概要図であ
り、図3と同一部分には同一符号を付してその説明を省
略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0074】すなわち、本実施の形態のガイドプーリー
は、図4に示すように、その形状を歯車状の形状とした
歯車型のガイドプーリー15を用いている。次に、以上
のように構成した本実施の形態の移動機構1において
は、ガイドプーリーとして、その形状を歯車状の形状と
した歯車型ガイドプーリー15を用いていることによ
り、牽引ワイヤー12と装置本体との連結部14が通過
しても、牽引ワイヤー12の連結部14は歯車の谷の部
分を通過し、牽引ワイヤー12は歯車の山によって、そ
の脱落を防止することができる。
【0075】すなわち、連結部14は、牽引ワイヤ−1
2と筐体8とを連結しているため、連結部14が滑らか
にガイドプーリー15を通過するためには、2つのガイ
ドプーリー15の間に連結部14が通過するための隙間
が必要になる。
【0076】ガス・タービン室内移動監視装置を移動す
る場合には、牽引ワイヤ−12を引っ張ったり緩めたり
する繰り返しが行なわれるため、2つのガイドブーリー
15の隙間から牽引ワイヤー12が外れる可能性があ
る。
【0077】そこで、ガイドプーリー15を歯車型と
し、連結部14の太さを歯車の山と山との間よりも小さ
くすることにより、連結部14は一方のガイドプーリー
15の歯車の谷ともう一方のガイドブーりーの谷との間
に嵌まりながらガイドプーリー15を通過し、牽引ワイ
ヤー12は一方のガイドプーリー15の歯車の山ともう
一方のガイドプーリー15の山とによって外れなくな
る。
【0078】従って、歯車型のガイドプーリー15を用
いることにより、牽引ワイヤー12の脱落を防止するこ
とができる。かかる点について、より具体的に述べる。
【0079】すなわち、牽引ワイヤー12を用いる場
合、牽引ワイヤー12がガイドプーリー15から外れな
いようにする必要があり、通常は2つのガイドプーリー
を用いて牽引ワイヤーの脱落を防止する。
【0080】しかしながら、牽引ワイヤー12にはター
ビン室内移動監視装置との連結部14を設ける必要があ
り、この連結部14が2つのガイドプーリー15の間を
通過することを考慮すると、ガイドプーリー16間隔を
小さくすることができないため、牽引ワイヤーの脱落を
完全に防止できなくなる。
【0081】これに対して、ガイドプーリー15を歯車
状の形状とすることにより、牽引ワイヤー12と装置本
体との連結部14が通過しても、牽引ワイヤー12の接
続部は歯車の谷の部分を通過し、牽引ワイヤー12は歯
車の山によって脱落を防止することができる。
【0082】上述したように、本実施の形態のガス・タ
ービン室内移動監視装置では、牽引ワイヤー12の脱落
を防止することができる移動機構1を実現することが可
能となる。
【0083】(第4の実施の形態:請求項4に対応)図
5は、本実施の形態によるガス・タービン室内移動監視
装置における同軸ケーブルの漏洩による送信機構3およ
び受信機構4の構成例を示す概要図である。
【0084】本実施の形態の送信機構3および受信機構
4は、図5に示すように、軌道9に沿って張られた同軸
ケーブル32と、筐体8に取り付けられた送信アンテナ
31および受信アンテナ41とから構成している。
【0085】すなわち、本実施の形態では、送信機構3
および受信機構4として、軌道9に沿って張られた同軸
ケーブル32の漏洩信号を用いて送信および受信を行な
うようにしている。
【0086】次に、以上のように構成した本実施の形態
の送信機構3および受信機構4においては、送信機構3
または受信機構4として、軌道9に沿って張られた同軸
ケーブル32の漏洩信号を用いて送信および受信を行な
っていることにより、軌道9に沿って張られた同軸ケー
ブル32の近傍にのみ有効な信号が発生するため、非接
触かつ微弱な信号を用いた情報の伝送を行なうことがで
きる。
【0087】すなわち、信号の送信時には、送信アンテ
ナ31からの信号を、同軸ケーブル32に漏洩させて送
信する。また、信号の受信時には、受信アンテナ41を
用いて、同軸ケーブル32から漏洩している信号を受信
する。
【0088】この場合、安定な信号の送受信を行なうた
めには、同軸ケーブル32と送信アンテナ31との間
隔、および同軸ケーブル32と受信アンテナ41との間
隔を、それぞれ一定に保たなければならないが、同軸ケ
ーブル32を軌道9に対して等間隔に張り、複数の車輪
11を用いて、軌道9と送信アンテナ31、および軌道
9と受信アンテナ41との距離がそれぞれ変化しないよ
うにすることで、安定した信号の送受信が可能となる。
【0089】従って、同軸ケーブル32の漏洩を利用し
た信号の送受信を行なうことにより、微弱な電波を用い
て送受信できるため、電波が周囲の装置に影響を与える
ことがなく、また比較的安価に信号の送受信を行なうこ
とができる。
【0090】かかる点について、より具体的に述べる。
すなわち、軌道9が短い場合には、装置本体に直接ケー
ブルを接続して電力や情報を伝送することが容易にでき
るが、軌道9が長い場合には、装置本体に直接ケーブル
を接続することが困難である。
【0091】そこで、ガス・タービン室内移動監視装置
との情報や指令の送受信方法として、接触方式や無線方
式が考えられる。この場合、接触方式は、軌道9に沿っ
て裸線を張り、この裸線と接触子とを擦らせながら移動
する方法であるが、何らかの原因により、接点から火花
が発生して引火する可能性があり、ガス・タービン室内
では採用することができない。
【0092】また、無線方式としては、電波や光や音に
よる方法があり、コストおよび情報伝送の高速性を考慮
すると、電波による方法が最良である。しかしながら、
アンテナの設置位置や他の計器に影響しないような電波
の強度等を考慮すると、通常の無線方式を採用すること
は困難である。
【0093】これに対し、同軸ケーブル32の漏洩信号
を用いる方法では、軌道9に沿って張られた同軸ケーブ
ル32の近傍にのみ有効な信号が発生するため、非接触
かつ微弱な信号を用いた情報および指令の伝送を行なう
ことができる。
【0094】上述したように、本実施の形態のガス・タ
ービン室内移動監視装置では、非接触かつ微弱な信号を
用いた情報の伝送を行なうことが可能となる。 (第5の実施の形態:請求項5に対応)図6は、本実施
の形態によるガス・タービン室内移動監視装置における
ぺルチェ素子による冷却機構6の構成例を示す概要図で
あり、図2と同一部分には同一符号を付してその説明を
省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0095】本実施の形態の冷却機構6は、図6に示す
ように、電力の供給によって冷却が可能なぺルチェ素子
61を、筐体8に取り付けて構成している。すなわち、
本実施の形態では、冷却機構6として、電力の供給によ
って冷却が可能なペルチェ素子61を用いるようにして
いる。
【0096】次に、以上のように構成した本実施の形態
の冷却機構6においては、冷媒を使用せずに、電力の供
給によって冷却が可能なぺルチェ素子61を用いている
ことにより、冷却器や配管により冷却する方法に比べ
て、装置本体の小型化、軽量化を実現しながら、装置本
体に内蔵した機構の部品および電子装置を容易に充分に
冷却することができる。
【0097】すなわち、ペルチェ素子61に電流を流す
と、筐体8側の温度を下げることができる。熱伝導率の
よい材料を用いて、筐体8に内蔵された機構の部品およ
び電子装置とぺルチェ素子61とを熱的に結合している
ことにより、内蔵機構の部品および電子装置を冷却する
ことができる。
【0098】従って、冷却器や配管により冷却する方法
に比べて、装置本体の小型化、軽量化を実現しながら、
装置本体に内蔵した機構の部品および電子装置を容易に
充分に冷却することができる。
【0099】かかる点について、より具体的に述べる。
すなわち、電子装置を冷却する場合には、通常空冷や水
冷を用いるが、高温雰囲気内を移動している電子装置に
対して、装置外部から冷却された空気や水を供給するこ
とは困難である。
【0100】また、空気や液体を冷却するための機構
を、装置本体に内蔵することは、ガス・タービン室内移
動監視装置の重量および寸法が大きくなり、軌道全体を
堅牢にしなければならず、コスト増につながる。
【0101】これに対し、冷媒を使用せずに、電力の供
給によって冷却が可能であるぺルチェ素子61を用いる
ことにより、装置本体に内蔵した電子装置を容易に冷却
することができる。
【0102】上述したように、本実施の形態のガス・タ
ービン室内移動監視装置では、装置の小型化、軽量化を
実現しながら、装置本体に内蔵した機構の部品および電
子装置を容易に冷却することが可能となる。
【0103】(第6の実施の形態:請求項6に対応)図
7は、本実施の形態によるガス・タービン室内移動監視
装置における熱容量を利用した冷却機構6の構成例を示
す概要図である。
【0104】すなわち、本実施の形態の冷却機構6は、
図7に示すように、軌道9の一部(途中)に、冷却器6
3またはガス・タービン室外からの冷却ガスを用いて装
置本体を冷却するための待避エリア62を設け、装置本
体に、熱容量の大きな物質である水64を搭載して待避
エリア62で冷却し、ガス・タービン室内を移動してい
る間は搭載した水64の吸熱により、輻射熱および自己
発熱から内蔵機構を冷却するようにしている。
【0105】次に、以上のように構成した本実施の形態
の冷却機構6においては、軌道9の一部に待避エリア6
2を設けていることにより、装置本体に複雑な冷却器を
搭載する必要がないため、装置本体の小型化を実現しな
がら、装置本体に内蔵した機構の部品および電子装置を
容易に冷却することができる。
【0106】すなわち、待避エリア62は、冷却器63
により充分に冷却されている。そして、そこに筐体8が
待避エリア62に入ることにより、筐体8に内蔵された
冷却可能な物質として、熱容量の大きな物質である水6
4が冷やされる。
【0107】そして、筐体8が待避エリア62を出て
も、この物質の吸熱によって直ぐには筐体8の温度が上
昇しないため、熱によって、筐体8に内蔵された機構の
部品や電子装置の性能を低下させることなく動作させる
ことができる。
【0108】なお、冷却時間と軌道9上での動作時間と
の関係から、軌道9上に複数の待避エリア62を設ける
ことも可能である。従って、軌道9の一部に待避エリア
62を設定することにより、筐体8に複雑な冷却器を搭
載する必要がないため、装置本体の小型化を実現するこ
とができる。
【0109】上述したように、本実施の形態のガス・タ
ービン室内移動監視装置では、装置本体の小型化を実現
しながら、装置本体に内蔵した機構の部品および電子装
置を容易に冷却することが可能となる。
【0110】(第7の実施の形態:請求項7に対応)図
8は、本実施の形態によるガス・タービン室内移動監視
装置における車輪による冷却機構6の構成例を示す概要
図であり、図2と同一部分には同一符号を付してその説
明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0111】本実施の形態の冷却機構6は、図8に示す
ように、空洞の軌道9と、軌道9の空洞を流路とする冷
却ガス65と、車輪11とから構成している。すなわ
ち、本実施の形態では、冷却機構6として、軌道9を空
洞にして冷却ガス65を流し、装置本体内部で発生した
熱を軌道9に接触した車輪11を通して放熱するように
している。
【0112】次に、以上のように構成した本実施の形態
の冷却機構6においては、軌道9を空洞にして冷却ガス
65を流し、装置本体内部で発生した熱を軌道9に接触
した車輪11を通して放熱していることにより、装置本
体に特別な冷却器を内蔵しなくとも冷却が可能となるた
め、装置の小型化、軽量化を実現しながら、装置本体に
内蔵した機構の部品および電子装置を容易に冷却するこ
とができる。
【0113】すなわち、空洞の軌道9に冷却ガス65を
流すことによって、軌道9を冷却し、この軌道9に接触
している車輪11を冷却する。そして、車輪11が冷却
されることにより、車輪11に接触している筐体8が冷
却される。
【0114】この場合、筐体8が冷却される部分と図示
しない内蔵機構の部品や電子装置とを熱的に結合してい
ることにより、機構の部品および電子装置を冷却するこ
とができる。
【0115】すなわち、ガス・タービン室内移動監視装
置は、複数の車輪11を搭載し、その中の幾つかの車輪
11は常時冷却された軌道9に接触している。このた
め、装置本体に内蔵された機構の熱が車輪11に放熱さ
れるようにしておくことにより、内蔵機構の冷却が可能
になる。
【0116】従って、特別な冷却器を筐体8に内蔵しな
くても冷却が可能であるため、装置本体の小型化、軽量
化を実現することができる。上述したように、本実施の
形態のガス・タービン室内移動監視装置では、装置本体
の小型化、軽量化を実現しながら、装置本体に内蔵した
機構の部品および電子装置を容易に冷却することが可能
となる。
【0117】(第8の実施の形態:請求項8に対応)図
9は、本実施の形態によるガス・タービン室内移動監視
装置における軌道に設けた噴出口による冷却機構6の構
成例を示す概要図であり、図2と同一部分には同一符号
を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ述べる。
【0118】本実施の形態の冷却機構6は、図9に示す
ように、空洞の軌道9と、軌道9の空洞を流路とする冷
却ガス65と、筐体8側に設けた複数の噴出口92とか
ら構成している。
【0119】すなわち、本実施の形態では、冷却機構6
として、軌道9を空洞にして冷却ガス65を流し、軌道
9の複数個所に冷却ガス65を噴出させる穴92を設
け、この穴92から噴出した冷却ガス65を装置本体に
当てて冷却するようにしている。
【0120】次に、以上のように構成した本実施の形態
の冷却機構6においては、軌道9を空洞にして冷却ガス
65を流し、軌道9の複数個所に冷却ガス65を噴出さ
せる穴92を設け、この穴92から噴出した冷却ガス6
5で装置本体を冷却していることにより、装置本体に特
別な冷却器を内蔵しなくとも冷却が可能となるため、装
置の小型化、軽量化を実現しながら、装置本体に内蔵し
た機構の部品および電子装置を容易に冷却することがで
きる。
【0121】すなわち、空洞の軌道9に冷却ガス65を
流すと、冷却ガス65は、筐体8側に設けた噴出口92
から筐体8に向かって噴出し、筐体8を冷却する。この
場合、筐体8が冷却される部分と図示しない内蔵機構の
部品や電子装置とを熱的に結合していることにより、機
構の部品および電子装置を冷却することができる。
【0122】すなわち、軌道9に冷却ガス65を送り込
む方法として、動力を使用して強制的に冷却ガス65を
流す方法があるが、ガス・タービン室は、外部空気を取
り込んで冷却を行なっている場合には、室外に対して負
圧になっているため、ガス・タービン室壁を貫通するこ
とにより、動力を用いることなく冷却空気の流路を確保
することができる。
【0123】従って、特別な冷却器を筐体8に内蔵しな
くても充分な冷却が可能であるため、装置本体の小型
化、軽量化を実現することができる。上述したように、
本実施の形態のガス・タービン室内移動監視装置では、
装置の小型化、軽量化を実現しながら、装置本体に内蔵
した機構の部品および電子装置を容易に冷却することが
可能となる。
【0124】(第9の実施の形態:請求項9に対応)図
10は、本実施の形態によるガス・タービン室内移動監
視装置における軌道に設けた噴出口の自動開閉による冷
却機構6の構成例を示す概要図であり、図2と同一部分
には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異な
る部分についてのみ述べる。
【0125】本実施の形態の冷却機構6は、図10に示
すように、空洞の軌道9と、軌道9の空洞を流路とする
冷却ガス65と、筐体8側に設けた複数の噴出口92
と、噴出口92に設けた弁機構93とから構成してい
る。
【0126】すなわち、本実施の形態では、冷却機構6
として、冷却ガス65の噴出機構として、通常時は弁機
構93により閉であり、装置本体が通過する時に弁機構
93により開となる穴92を設けていることにより、少
量の冷却ガスで装置本体を冷却するようにしている。
【0127】次に、以上のように構成した本実施の形態
の冷却機構6においては、冷却ガス65の噴出機構とし
て、通常時は閉で、装置本体が通過する時に開となる穴
92を設けて、冷却ガス65で装置本体を冷却している
ことにより、装置本体に特別な冷却器を内蔵しなくとも
冷却が可能となるため、装置の小型化、軽量化を実現し
ながら、装置本体に内蔵した機構の部品および電子装置
を容易に冷却することができる。
【0128】さらに、1箇所の噴出口のみ開となるた
め、空洞に流す冷却ガス65量が少量で済み、噴出量の
場所依存性がなくなり、安定して装置本体を冷却するこ
とができる。
【0129】すなわち、空洞の軌道9に冷却ガス65を
流す。通常は、弁機構93は閉となっているが、筐体8
が通過する時は、弁を押し上げて、弁機構93が開とな
り、冷却ガス65は、筐体8側に設けた噴出口92から
筐体8に向かって噴出し、筐体8を冷却する。
【0130】この場合、筐体8が冷却される部分と図示
しない内蔵機構の部品や電子装置とを熱的に結合してい
ることにより、機構の部品および電子装置を冷却するこ
とができる。
【0131】また、弁を押し上げる機構としては、車輪
11が弁を押し上げる機構により実現することができ
る。従って、特別な冷却器を筐体8に内蔵しなくても充
分な冷却が可能であるため、装置本体の小型化、軽量化
を実現することができるのに加えて、1個所の噴出口の
み開となるため、空洞に流す冷却ガス量が少量で済み、
噴出量の場所依存性がなくなり、安定して筐体を冷却す
ることができる。
【0132】上述したように、本実施の形態のガス・タ
ービン室内移動監視装置では、装置の小型化、軽量化を
実現しながら、装置本体に内蔵した機構の部品および電
子装置を容易に冷却することが可能となり、さらに空洞
に流す冷却ガス量が少量で済み、噴出量の場所依存性が
なくなり、安定して装置本体を冷却することが可能とな
る。
【0133】(第10の実施の形態:請求項10に対
応)図11は、本実施の形態によるガス・タービン室内
移動監視装置における冷却配管による冷却機構6の構成
例を示す概要図であり、図8乃至図10と同一部分には
同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部
分についてのみ述べる。
【0134】本実施の形態の冷却機構6は、図11に示
すように、図示しないガス・タービン室壁を貫通した冷
却配管66と、この冷却配管66の内部を流路とする冷
却ガス65と、冷却配管66に開けられた噴出口67と
から構成している。
【0135】すなわち、本実施の形態では、冷却ガス6
5の流路として、前述した軌道9の代わりに、ガス・タ
ービン室壁を貫通した冷却配管66を用いている。次
に、以上のように構成した本実施の形態の冷却機構6に
おいては、冷却ガス65の流路として、ガス・タービン
室壁を貫通した冷却配管66を用いていることにより、
軌道9の形状に対する制限をなくすことができる。
【0136】さらに、装置本体の側面や底面等、任意の
場所に冷却ガス65を噴出する設計が可能となるため、
冷却効率の高い放熱設計を行なうことができる。すなわ
ち、ガス・タービン室内は、室外から冷却空気を取り込
んで冷却を行なうために、室外に対して負圧になってい
る。よって、ガス・タービン室壁を貫通した冷却配管6
6に噴出口67を開けておくと、動力を用いることなく
冷却ガス65の流路を確保することができ、室内に冷却
空気(冷却ガス65)が流れ込む。
【0137】そして、この冷却配管66を軌道9に沿っ
て設置することにより、冷却配管66を用いて、流れ込
む冷却ガス65を筐体8近傍まで導き、適当な位置に噴
出口67を開けておくことにより、筐体8に向けて冷却
ガス65を噴出することができ、前述した軌道9を冷却
ガス65の流路とする場合と同様の冷却作用を得ること
ができる。
【0138】従って、軌道9を空洞にする方法では、軌
道9の断面形状が制限されてしまうという問題がある
が、冷却配管66を用いることにより、軌道9の形状に
対する制限がなくなる。
【0139】さらに、筐体8の側面や底面等、任意の場
所に冷却ガス65を噴出する設計が可能になるため、冷
却効率の高い放熱設計を行なうことができる。上述した
ように、本実施の形態のガス・タービン室内移動監視装
置では、軌道9の形状に対する制限をなくすことが可能
となり、さらに冷却効率の高い放熱設計を行なうことが
可能となる。
【0140】(第11の実施の形態:請求項11に対
応)図12は、本実施の形態によるガス・タービン室内
移動監視装置におけるバッテリを搭載した非接触電力伝
送による電力供給機構7の構成例を示す概要図である。
【0141】本実施の形態の電力供給機構7は、図12
に示すように、バッテリ71と、非接触電力受信器72
と、非接触電力送信器73とから構成している。すなわ
ち、本実施の形態では、電力供給機構7として、装置本
体にバッテリー71を搭載し、軌道9に設けられた待避
エリア62において、当該待避エリア62の電力源と、
非接触電力受信器72と非接触電力送信器73を介して
非接触により充電するようにしている。
【0142】次に、以上のように構成した本実施の形態
の電力供給機構7においては、電力供給機構7として、
バッテリー71を搭載し、動作時の電力をバッテリー7
1から供給し、バッテリー71へ電力供給を、非接触電
力受信器72と非接触電力送信器73を通して非接触で
行なっていることにより、接点からの火花による引火の
危険性を回避することができる。
【0143】すなわち、走行中、および検査個所におい
て必要とする電力は、バッテリ71により供給する。ま
た、バッテリ71への充電電力供給は、あらかじめ設定
した待避エリア62において行なう。そして、待避エリ
ア62には電源があり、電力を非接触電力送信器73か
ら、筐体8に内蔵した非接触電力受信器72に伝送す
る。
【0144】従って、従来のように、接触形やトロリー
線を用いて電力供給を行なう方法では、接点の火花によ
る引火の危険性があるが、動作時の電力をバッテリ71
から供給し、バッテリ71ヘ電力供給を非接触で行なう
ことにより、引火の危険性を回避することができる。
【0145】すなわち、軌道9が長い場合には、移動す
る装置本体に電力を供給するために、ケーブルを移動す
る装置本体に直接接続することは困難である。従来で
は、電力供給手段として、トロリー線を用いた接触集電
方式が用いられることがあったが、ガス・タービン室内
では接点から発生する火花の引火による爆発の危険性が
あり、本ガス・タービン室内移動監視装置の電力供給方
式として適当ではない。
【0146】これに対して、装置本体に搭載したバッテ
リー71の電力を用いることにより、上記の問題を回避
することができる。さらに、バッテリ71に充電する部
分をも非接触の電力供給方式とすることにより、接点か
らの火花による引火の危険性をなくすことができる。
【0147】上述したように、本実施の形態のガス・タ
ービン室内移動監視装置では、接点からの火花による引
火の危険性を回避することが可能となる。 (第12の実施の形態:請求項12に対応)図13は、
本実施の形態によるガス・タービン室内移動監視装置に
おけるトランス方式の非接触電力伝送による電力供給機
構7の構成例を示す概要図である。
【0148】本実施の形態の電力供給機構7は、図13
に示すように、待避エリア側コイル74と、筐体側コイ
ル75とから構成している。すなわち、本実施の形態で
は、前述した第11の実施の形態における非接触の電力
供給方法として、互いにコイル74,75を対向させて
電力の伝送を行なうようにしている。
【0149】次に、以上のように構成した本実施の形態
の電力供給機構7においては、互いにコイル74,75
を対向させて電力の伝送を行なっていることにより、バ
ッテリー71へ非接触での電力供給が可能となるため、
接点からの火花による引火の危険性を回避することがで
きる。
【0150】すなわち、待避エリア側コイル74に交流
電流を流すと、誘導によって筐体側コイル75にも交流
電流が発生する。この場合、各コイル74,75には、
鉄心等の磁性材料を挿入することにより、電力の誘導効
率を向上することができる。
【0151】また、磁性材料の形状としては、棒状でも
よいが、Uの字形のものを用いることにより、磁束が漏
れずに効率よく電力を伝送することができる。そして、
装置本体が待避エリア62に入った時に、互いにコイル
74,75を対向させて電力の送受信を行ない、それ以
外は互いに離れている。
【0152】従って、バッテリ71ヘ電力供給を非接触
で行なうことにより、接点からの火花による引火の危険
性を回避することができる。上述したように、本実施の
形態のガス・タービン室内移動監視装置では、接点から
の火花による引火の危険性を回避することが可能とな
る。
【0153】(第13の実施の形態:請求項13に対
応)本実施の形態の電力供給機構7は、前記図12にお
ける非接触電力送信器73にマイクロ波送信アンテナを
取り付けると共に、非接触電力送信器72にマイクロ波
受信アンテナを取り付けて構成している。
【0154】すなわち、本実施の形態では、前述した第
11の実施の形態における非接触の電力供給方法とし
て、マイクロ波による電力伝送を行なうようにしてい
る。次に、以上のように構成した本実施の形態の電力供
給機構7においては、マイクロ波による電力伝送を行な
っていることにより、バッテリー71へ非接触での電力
供給が可能となるため、接点からの火花による引火の危
険性を回避することができる。
【0155】すなわち、マイクロ波は、無線で電力を供
給することができる。従って、バッテリ71ヘ電力供給
を非接触で行なうことにより、接点からの火花による引
火の危険性を回避することができる。
【0156】上述したように、本実施の形態のガス・タ
ービン室内移動監視装置では、接点からの火花による引
火の危険性を回避することが可能となる。 (第14の実施の形態:請求項14に対応)本実施の形
態の電力供給機構7は、前記図12における非接触電力
送信器73にレーザー光源を取り付けると共に、非接触
電力送信器72に光電変換素子を取り付けて構成してい
る。
【0157】すなわち、本実施の形態では、前述した第
11の実施の形態における非接触の電力供給方法とし
て、レーザーによる電力伝送を行なうようにしている。
次に、以上のように構成した本実施の形態の電力供給機
構7においては、レーザーによる電力伝送を行なってい
ることにより、バッテリー71へ非接触での電力供給が
可能となるため、接点からの火花による引火の危険性を
回避することができる。
【0158】すなわち、レーザーにより光エネルギーを
空間伝送し、装置本体内部で電力に変換することによ
り、無線で電力を供給することができる。従って、バッ
テリ71ヘ電力供給を非接触で行なうことにより、接点
からの火花による引火の危険性を回避することができ
る。
【0159】上述したように、本実施の形態のガス・タ
ービン室内移動監視装置では、接点からの火花による引
火の危険性を回避することが可能となる。 (第15の実施の形態:請求項15に対応)図14は、
本実施の形態によるガス・タービン室内移動監視装置に
おける電力および信号線による送信機構3、受信機構
4、および電力供給機構7の構成例を示す概要図であ
る。
【0160】本実施の形態の送信機構3、受信機構4、
および電力供給機構7は、図14に示すように、牽引ワ
イヤー12、電源供給/信号ケーブル76と、接続部7
7とから構成している。
【0161】すなわち、本実施の形態では、送信機構
3、受信機構4、および電力供給機構7として、牽引ワ
イヤー12に沿って張られた信号ケーブル76、および
電源供給ケーブル76により直接、電力の供給、および
信号の送受信を行なうようにしている。
【0162】次に、以上のように構成した本実施の形態
の送信機構3、受信機構4、および電力供給機構7にお
いては、送信機構3、受信機構4、および電力供給機構
7として、牽引ワイヤー12に沿って張られた信号ケー
ブル76および電源供給ケーブル76で直接、信号の送
受信および電力の供給を行なっていることにより、送信
機構3および受信機構4では、送・受信アンテナや変・
復調回路が不要となり、また電力供給機構7では、バッ
テリおよび非接触電源供給手段が不要となるため、装置
の低価格化、小型化、軽量化を実現することができる。
【0163】すなわち、牽引ワイヤ−12に、電源供給
/信号ケーブル76を接続部77により接続する。牽引
ワイヤ−12と電源供給/信号ケーブル76の両者に接
続部77を固定した場合、電源供給/信号ケーブル76
は牽引ワイヤー12ともに移動する。
【0164】もし、牽引ワイヤ−12の図示しない巻き
取り機構があるとすれば、電源供給/信号ケーブル76
は牽引ワイヤー12と共に巻き取られる。また、電源供
給/信号ケーブル76の両者に接続部を固定した場合、
電源供給/信号ケーブル76は牽引ワイヤ−12に比べ
て充分柔らかいため、巻き取られずに弛んだ状態で収納
できるようになる。
【0165】従って、信号の送信機構3および受信機構
4と、電力供給機構7において、装置本体に直接接続す
ることにより、電力供給機構7においては、バッテリお
よび非接触電力供給機構が不要になる。
【0166】また、信号の送信機構3および受信機構4
においては、復変調回路や送受信アンテナが不要にな
る。これにより、装置本体の小型化、軽量化を実現する
ことができ、その結果、コストが低く、信頼性および性
能の高いガス・タービン室内移動監視装置を実現するこ
とができる。
【0167】かかる点について、より具体的に述べる。
すなわち、電源供給ケーブル76を用いて直接電源を供
給することにより、装置本体にバッテリおよび非接触電
源供給手段を搭載する必要がなくなり、装置本体の低価
格化、小型化、軽量化を実現することができる。
【0168】また、信号ケーブルをを用いて直接信号を
送受信することにより、送信アンテナや受信アンテナ、
変調回路や復調回路が不要になり、装置本体の低価格
化、小型化、軽量化を実現することができる。
【0169】そして、この装置本体の小型化、軽量化が
実現すると、ガス・タービン室内移動監視装置のコスト
に占める割合の大きい軌道機構の設計強度に対する要求
が緩和されるため、低価格化が可能となる。
【0170】また、軌道9が長く複雑な場合、電源供給
/信号ケーブル76を直接装置本体に接続することは困
難であるが、牽引ワイヤー12と電源供給/信号ケーブ
ル76とを適当な間隔で接続することにより実現するこ
とができる。
【0171】上述したように、本実施の形態のガス・タ
ービン室内移動監視装置では、装置の低価格化、小型
化、軽量化を実現することが可能となる。 (他の実施の形態)前記第1の実施の形態(図2)で
は、軌道9の断面を長方形とした例について示したが、
これに限らず、断面がHの字形やロの字形やコの字形で
も、複数の車輪11を用いて、前述の場合と同様の作用
効果を得ることが可能である。特に、Hの字形やコの字
形では、長方形やロの字形よりも少ない車輪の数で、上
下または左右の揺れを抑えることが可能となる。
【0172】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
れまで危険を伴なう作業であったガス・タービン室内の
点検作業を、点検場所および点検時間の制約を受けるこ
となく、作業員に代わって効率的にしかも安全に実施す
ることが可能なガス・タービン室内移動監視装置が提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガス・タービン室内移動装置の第
1の実施の形態を示す概要図。
【図2】本発明によるガス・タービン室内移動装置の第
2の実施の形態を示す概要図。
【図3】本発明によるガス・タービン室内移動装置の第
2の実施の形態を示す概要図。
【図4】本発明によるガス・タービン室内移動装置の第
3の実施の形態を示す概要図。
【図5】本発明によるガス・タービン室内移動装置の第
4の実施の形態を示す概要図。
【図6】本発明によるガス・タービン室内移動装置の第
5の実施の形態を示す概要図。
【図7】本発明によるガス・タービン室内移動装置の第
6の実施の形態を示す概要図。
【図8】本発明によるガス・タービン室内移動装置の第
7の実施の形態を示す概要図。
【図9】本発明によるガス・タービン室内移動装置の第
8の実施の形態を示す概要図。
【図10】本発明によるガス・タービン室内移動装置の
第9の実施の形態を示す概要図。
【図11】本発明によるガス・タービン室内移動装置の
第10の実施の形態を示す概要図。
【図12】本発明によるガス・タービン室内移動装置の
第11の実施の形態を示す概要図。
【図13】本発明によるガス・タービン室内移動装置の
第12の実施の形態を示す概要図。
【図14】本発明によるガス・タービン室内移動装置の
第15の実施の形態を示す概要図。
【符号の説明】
1…移動機構、 2…検出機構、 3…送信機構、 4…受信機構、 5…輻射熱反射機構、 6…冷却機構、 7…電力供給機構、 8…筐体、 9…軌道、 91…軌道保持機構、 92…噴出口、 93…弁機構、 11…車輪、 12…牽引ワイヤー、 13…ガイドプーリー、 14…連結部、 15…ガイドプーリー、 31…送信アンテナ、 32…同軸ケーブル、 41…受信アンテナ、 61…ぺルチェ素子、 62…待避エリア、 63…冷却器、 64…水、 65…冷却ガス、 66…冷却配管、 67…噴出口、 71…バッテリ、 72…非接触電力受信器、 73…非接触電力送信器、 74…待避エリア側コイル、 75…筐体側コイル、 76…電源供給/信号ケーブル、 77…接続部。
フロントページの続き (72)発明者 岡野 秀晴 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 宮部 圭介 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象であるガス・タービン室内に設
    置された軌道に沿って移動する移動機構と、 前記ガス・タービン室内のあらかじめ定められた検査地
    点における温度、圧力、音、臭い、画像等の状態量情報
    を検出し、当該状態量情報を電気信号に変換する検出機
    構と、 前記検出機構により電気信号に変換されたガス・タービ
    ン室内の状態量情報をガス・タービン室外に送信する送
    信機構と、 前記ガス・タービン室外からの点検順路や点検箇所等の
    監視に関する指令を電気的に受信し、当該受信信号から
    指令の内容を解読して装置本体に内蔵された機構を制御
    する受信機構と、 前記ガス・タービンから発生する輻射熱を反射して、前
    記装置本体内部の温度上昇を抑える輻射熱反射機構と、 前記装置本体内部で発生する自己発熱、および前記ガス
    ・タービンから発生する輻射熱により温度上昇した前記
    内蔵機構の部品および電子装置を冷却する冷却機構と、 前記内蔵機構に対し、必要に応じて電力を供給する電力
    供給機構と、 を備えて成ることを特徴とするガス・タービン室内移動
    監視装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のガス・タービン室
    内移動監視装置において、 前記移動機構としては、 前記装置本体と前記軌道との間隔を維持する複数の車輪
    と、 前記装置本体を牽引するための牽引ワイヤーと、 前記牽引ワイヤーをガイドするように前記軌道に設けら
    れたガイドプーリーと、 から構成したことを特徴とするガス・タービン室内移動
    監視装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載のガス・タービン室
    内移動監視装置において、 前記ガイドプーリーとしては、その形状を歯車状の形状
    とした歯車型ガイドプーリーを用いたことを特徴とする
    ガス・タービン室内移動監視装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1に記載のガス・タービン室
    内移動監視装置において、 前記送信機構および受信機構としては、前記軌道に沿っ
    て張られた同軸ケーブルの漏洩信号を用いて送信および
    受信を行なうようにしたことを特徴とするガス・タービ
    ン室内移動監視装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1に記載のガス・タービン室
    内移動監視装置において、 前記冷却機構としては、電力の供給によって冷却が可能
    なペルチェ素子を用いたことを特徴とするガス・タービ
    ン室内移動監視装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1に記載のガス・タービン室
    内移動監視装置において、 前記冷却機構としては、 前記軌道の一部に、冷却器またはガス・タービン室外か
    らの冷却ガスを用いて前記装置本体を冷却するための待
    避エリアを設け、 前記装置本体に、冷却可能な物質を搭載して前記待避エ
    リアで冷却し、 ガス・タービン室内を移動している間は前記搭載した物
    質の吸熱により、前記輻射熱および自己発熱から内蔵機
    構を冷却するようにしたことを特徴とするガス・タービ
    ン室内移動監視装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1に記載のガス・タービン室
    内移動監視装置において、 前記冷却機構としては、前記軌道を空洞にして冷却ガス
    を流し、前記装置本体内部で発生した熱を軌道に接触し
    た車輪を通して放熱するようにしたことを特徴とするガ
    ス・タービン室内移動監視装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1に記載のガス・タービン室
    内移動監視装置において、 前記冷却機構としては、前記軌道を空洞にして冷却ガス
    を流し、前記軌道の複数個所に冷却ガスを噴出させる穴
    を設け、当該穴から噴出した冷却ガスを前記装置本体に
    当てて冷却するようにしたことを特徴とするガス・ター
    ビン室内移動監視装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項8に記載のガス・タービン室
    内移動監視装置において、 前記冷却ガスの噴出機構として、通常時は閉であり、前
    記装置本体が通過する時に開となる穴を設けることによ
    り、冷却ガスで装置本体を冷却するようにしたことを特
    徴とするガス・タービン室内移動監視装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項7乃至請求項9のいずれか
    1項に記載のガス・タービン室内移動監視装置におい
    て、 前記冷却ガスの流路として、前記軌道の代わりに、前記
    ガス・タービン室壁を貫通した冷却配管を用いたことを
    特徴とするガス・タービン室内移動監視装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項1に記載のガス・タービン
    室内移動監視装置において、 前記電力供給機構としては、前記装置本体にバッテリー
    を搭載し、前記軌道に設けられた待避エリアにおいて、
    当該待避エリアの電力源と非接触により充電するように
    したことを特徴とするガス・タービン室内移動監視装
    置。
  12. 【請求項12】 前記請求項11に記載のガス・タービ
    ン室内移動監視装置において、 前記非接触の電力供給方法としては、互いにコイルを対
    向させて電力の伝送を行なうようにしたことを特徴とす
    るガス・タービン室内移動監視装置。
  13. 【請求項13】 前記請求項11に記載のガス・タービ
    ン室内移動監視装置において、 前記非接触の電力供給方法としては、マイクロ波による
    電力伝送を行なうようにしたことを特徴とするガス・タ
    ービン室内移動監視装置。
  14. 【請求項14】 前記請求項11に記載のガス・タービ
    ン室内移動監視装置において、 前記非接触の電力供給方法としては、レーザーによる電
    力伝送を行なうようにしたことを特徴とするガス・ター
    ビン室内移動監視装置。
  15. 【請求項15】 前記請求項1に記載のガス・タービン
    室内移動監視装置において、 前記送信機構、受信機構、および電力供給機構として
    は、前記牽引ワイヤーに沿って張られた信号ケーブル、
    および電源供給ケーブルにより直接、信号の送受信、お
    よび電力の供給を行なうようにしたことを特徴とするガ
    ス・タービン室内移動監視装置。
JP30593097A 1997-11-07 1997-11-07 ガス・タービン室内移動監視装置 Pending JPH11141351A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014080977A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 General Electric Co <Ge> タービン漏れ検出システム
WO2018102181A1 (en) * 2016-12-02 2018-06-07 General Electric Company Motorized apparatus for use with rotary machines

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