JPH11141370A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
内燃機関の排気浄化装置Info
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- JPH11141370A JPH11141370A JP9302588A JP30258897A JPH11141370A JP H11141370 A JPH11141370 A JP H11141370A JP 9302588 A JP9302588 A JP 9302588A JP 30258897 A JP30258897 A JP 30258897A JP H11141370 A JPH11141370 A JP H11141370A
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Abstract
NOX 吸収能力を確保し、同時にリッチスパイク時にN
OX 吸収剤から多量の未燃HC,COが排出されるのを
阻止する。 【解決手段】 流入排気の空燃比がリーンのときにはN
OX を吸収し、流入排気の空燃比がリッチになると吸収
しているNOX を放出して還元するNOX 吸収剤19を
機関排気通路内に配置する。NOX 吸収剤19への流入
排気の空燃比をリーンからリッチに一時的に切り換える
リッチスパイクを時間間隔を隔てて繰り返し行うことに
よりNOX 吸収剤19から吸収されているNOX を放出
して還元する。NOX 吸収剤19下流の機関排気通路内
に空燃比センサ43を配置する。リッチスパイクが開始
された後に空燃比センサ43からリッチ信号が出力され
ないように空燃比センサ43の出力信号に基づいてリッ
チスパイク時間を更新する。
Description
装置に関する。
ンのときにはNOX を吸収し、流入する排気の空燃比が
リッチになると吸収しているNOX を放出して還元する
NOX吸収剤を機関排気通路内に配置し、NOX 吸収剤
に流入する排気の空燃比をリーンからリッチに一時的に
切り換えるリッチスパイクを時間間隔を隔てて繰り返し
行うことによりNOX 吸収剤から吸収されているNOX
を放出して還元するようにした内燃機関の排気浄化装置
が知られている。この排気浄化装置では機関燃焼室内で
燃焼せしめられる混合気の空燃比をリーンからリッチに
一時的に切り換えることによりリッチスパイクを行うよ
うにしている。
にNOX 吸収剤から放出されるNO X の放出速度および
NOX の量はNOX 吸収剤に吸収されているNOX の
量、NOX 吸収剤の温度、およびリッチスパイクのリッ
チの程度によって大巾に変動する。したがって上述の内
燃機関の排気浄化装置において、NOX 吸収剤からNO
X を放出すべきときにリッチスパイクを予め定められた
一定時間だけ行うようにするとこの一定時間が長すぎる
場合にはNOX 吸収剤からのNOX の放出作用が完了し
ても排気の空燃比がリッチに維持されるために多量の未
燃HC,COがNOX 吸収剤から排出されることにな
る。
において、NOX 吸収剤からNOXが放出されている間
はNOX 吸収剤から排出される排気の空燃比はわずかば
かりリーンとなり、次いでNOX 吸収剤からのNOX 放
出作用が完了するとNOX 吸収剤から排出される排気の
空燃比がリッチとなることが確認されている。そこで、
NOX 吸収剤下流の排気通路内に空燃比センサを配置
し、リッチスパイクを開始した後空燃比センサにより検
出される空燃比がリーンからリッチに切り換わったとき
にリッチスパイクを終了するようにした内燃機関の排気
浄化装置が公知である(PCT国際公開WO94/17
291号参照)。
センサにより検出される空燃比がリーンからリッチに切
り換わったときに直ちにリッチスパイクを終了するよう
にしたとしても、すなわち燃焼室内で燃焼せしめられる
混合気の空燃比をリッチからリーンに切り換えたとして
もこのとき空燃比センサから燃焼室までの排気通路内に
はリッチスパイクが行われたときの排気、すなわち多量
の未燃HC,COを含む排気が残存しており、この多量
の未燃HC,COはNOX 吸収剤から順次排出されるこ
とになる。言い換えると、上述の排気浄化装置ではリッ
チスパイクを終了させてからしばらくの間はNOX 吸収
剤から多量の未燃HC,COが排出されるという問題点
がある。
に1番目の発明によれば、流入する排気の空燃比がリー
ンのときにはNOX を吸収し、流入する排気の空燃比が
リッチになると吸収しているNOX を放出して還元する
NOX 吸収剤を機関排気通路内に配置し、NO X 吸収剤
に流入する排気の空燃比をリーンからリッチに一時的に
切り換えるリッチスパイクを時間間隔を隔てて繰り返し
行うことによりNOX 吸収剤から吸収されているNOX
を放出して還元するようにした内燃機関の排気浄化装置
において、NOX 吸収剤下流の機関排気通路内に空燃比
センサを配置し、リッチスパイクが開始された後空燃比
センサからリッチ信号が出力されないように空燃比セン
サの出力信号に基づいてリッチスパイク量を更新するよ
うにしている。すなわち1番目の発明では、リッチスパ
イク時にNOX 吸収剤から多量の未燃HC,COが排出
されるのが阻止される。
において、リッチスパイクが開始された後前記空燃比セ
ンサからリッチ信号が出力されない最大のリッチスパイ
ク量となるようにリッチスパイク量を更新するようにし
ている。すなわち2番目の発明では、リッチスパイクに
よってNOX 吸収剤の大きなNOX 吸収能力が確保さ
れ、同時にリッチスパイク時にNOX 吸収剤から多量の
未燃HC,COが排出されるのが阻止される。
において、リッチスパイクが開始された後前記空燃比セ
ンサからリッチ信号が出力されるまでリッチスパイク量
を初期値から増大せしめた後に空燃比センサからリッチ
信号が出力されなくなるまでリッチスパイク量を減少せ
しめ、その後空燃比センサからリッチ信号が出力される
までリッチスパイク量を保持するようにしている。すな
わち3番目の発明では、リッチスパイクが開始された後
空燃比センサからリッチ信号が出力されない最大のリッ
チスパイク量が求められ、空燃比センサからリッチ信号
が出力されない限りこのリッチスパイク量に保持され
る。
において、前記リッチスパイク量の初期値を、前記NO
X 吸収剤の劣化度合いがほぼ零のときに、リッチスパイ
クが開始された後前記空燃比センサからリッチ信号が出
力されない最大のリッチスパイク量に定めている。すな
わち4番目の発明では、機関が初めて駆動されたときか
らリッチスパイク量が、NOX 吸収剤に吸収されている
すべてのNOX を放出、還元させるのに最適なリッチス
パイク量とされる。
において、前記リッチスパイク量の最大値を、前記NO
X 吸収剤の劣化度合いが許容最大劣化度合いのときに、
リッチスパイクが開始された後前記空燃比センサからリ
ッチ信号が出力されない最大のリッチスパイク量に定め
ている。すなわち5番目の発明では、NOX 吸収剤の劣
化度合いが許容最大劣化度合いよりも小さいときにはリ
ッチスパイク量が小さく維持される。
適用した場合を示している。図1を参照すると、1は機
関本体、2はピストン、3は燃焼室、4は点火栓、5は
吸気弁、6は吸気ポート、7は排気弁、8は排気ポート
をそれぞれ示す。吸気ポート6は対応する枝管9を介し
てサージタンク10に連結され、各枝管9には吸気ポー
ト6内に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁11が取り付
けられる。サージタンク10は吸気ダクト12を介して
エアクリーナ13に連結され、吸気ダクト12内にはス
ロットル弁14が配置される。一方、排気ポート8は排
気マニホルド15を介して三元触媒16を内蔵したケー
シング17に接続され、このケーシング17は排気管1
8を介してNOX 吸収剤19を内蔵したケーシング20
に接続される。また、ケーシング20は排気管21に接
続される。
ュータからなり、双方向性バス31によって相互に接続
されたROM(リードオンリメモリ)32,RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)33,CPU(マイクロプロセ
ッサ)34、常時電源に接続されているB−RAM(バ
ックアップRAM)35、入力ポート36、および出力
ポート37を具備する。機関本体1には機関冷却水温に
比例した出力電圧を発生する水温センサ38が取付けら
れる。サージタンク10にはサージタンク内の絶対圧に
比例した出力電圧を発生する圧力センサ39が取り付け
られる。スロットル弁14にはスロットル開度に比例し
た出力電圧を発生するスロットル開度センサ40が取り
付けられる。これらセンサ38,39,40の出力電圧
は対応するAD変換器41を介して入力ポート36に入
力される。排気マニホルド15内には混合気の空燃比を
理論空燃比に維持すべきときに使用される空燃比センサ
42が配置され、排気管21内には別の空燃比センサ4
3が配置され、これら空燃比センサ42,43は対応す
るAD変換器41を介して入力ポート36に接続され
る。また、入力ポート36には機関回転数を表わす出力
パルスを発生する回転数センサ44が接続される。一
方、出力ポート37は対応する駆動回路45を介して各
点火栓4および各燃料噴射弁11に接続される。
て燃料噴射時間TAUが算出される。 TAU=TP・K・FAF ここでTPは基本燃料噴射時間を、Kは補正係数を、F
AFはフィードバック補正係数をそれぞれ示している。
基本燃料噴射時間TPは機関シリンダ内に供給される混
合気の空燃比を理論空燃比とするのに必要な燃料噴射時
間を示している。この基本燃料噴射時間TPは予め実験
により求められ、サージタンク10内の絶対圧PMおよ
び機関回転数Nの関数として図2に示すようなマップの
形で予めROM32内に記憶されている。
混合気の空燃比を制御するための係数であってK=1.
0であれば機関シリンダ内に供給される混合気は理論空
燃比となる。これに対してK<1.0になれば機関シリ
ンダ内に供給される混合気の空燃比は理論空燃比よりも
大きくなり、すなわちリーンとなり、K>1.0になれ
ば機関シリンダ内に供給される混合気の空燃比は理論空
燃比よりも小さくなる、すなわちリッチとなる。
0のとき、すなわち機関シリンダ内に供給される混合気
の空燃比を理論空燃比とすべきときに空燃比センサ42
の出力信号に基いて空燃比を理論空燃比に正確に一致さ
せるための係数である。すなわち、空燃比センサ42は
燃焼室3内で燃焼せしめられる混合気の空燃比がリーン
のときには0.1(V)程度の出力電圧を発生し、燃焼
室3内で燃焼せしめられる混合気の空燃比がリッチのと
きには0.9(V)程度の出力電圧を発生する。この空
燃比センサ42の出力電圧(V)は0.45(V)程度
の基準電圧Vrと比較され、フィードバック補正係数F
AFはV>Vrのときに減少せしめられ、V≦Vrのと
きに増大せしめられる。このときこのFAFはほぼ1.
0を基準として上下動する。なお、K<1.0またはK
>1.0のときにはFAFは1.0に固定される。
標空燃比、すなわち補正係数Kの値は機関の運転状態に
応じて変化せしめられ、本実施態様では基本的には図3
に示されるようにサージタンク10内の絶対圧PMおよ
び機関回転数Nの関数として予め定められている。すな
わち、図3に示されるように実線Rよりも低負荷側の低
負荷運転領域ではK<1.0、すなわち燃焼室3内で燃
焼せしめられる混合気がリーンとされ、実線Rと実線S
の間の高負荷運転領域ではK=1.0、すなわち燃焼室
3内で燃焼せしめられる混合気の空燃比が理論空燃比と
され、実線Sよりも高負荷側の全負荷運転領域ではK>
1.0、すなわち燃焼室3内で燃焼せしめられる混合気
がリッチとされる。
表的な成分の濃度を概略的に示している。図4からわか
るように燃焼室3から排出される排気中の未燃HC,C
Oの濃度は燃焼室3内で燃焼せしめられる混合気の空燃
比がリッチになるほど増大し、燃焼室3から排出される
排気中の酸素O2 の濃度は燃焼室3内で燃焼せしめられ
る混合気の空燃比がリーンになるほど増大する。
媒16は例えばアルミナを担体とし、この担体上に例え
ば白金Ptのような貴金属が担持されている。この三元
触媒16は機関が始動された後NOX 吸収剤19をでき
るだけ速やかに活性化し、同時に機関始動時に流入する
排気中の未燃HC,COをできるだけ浄化するためのも
のである。この三元触媒16は排気通路の排気上流側に
配置され、しかもその容量がNOX 吸収剤19よりも小
さくされ、それによって三元触媒16自体が速やかに活
性化するようにされている。
吸収剤19は例えばアルミナを担体とし、この担体上に
例えばカリウムK、ナトリウムNa、リチウムLi、セ
シウムCsのようなアルカリ金属、バリウムBa、カル
シウムCaのようなアルカリ土類、ランタンLa、イッ
トリウムYのような希土類から選ばれた少くとも一つ
と、白金Ptのような貴金属とが担持されている。機関
吸気通路、燃焼室、およびNOX 吸収剤19上流の排気
通路内に供給された空気および燃料(炭化水素)の比を
NOX 吸収剤19への流入排気の空燃比と称するとこの
NOX 吸収剤19は流入排気の空燃比がリーンのときに
はNOX を吸収し、流入排気中の酸素濃度が低下すると
吸収したNOX を放出するNOX の吸放出作用を行う。
なお、NO X 吸収剤19上流の排気通路内に燃料(炭化
水素)或いは空気が供給されない場合には流入排気の空
燃比は燃焼室3内で燃焼せしめられる混合気の空燃比に
一致し、したがってこの場合にはNOX 吸収剤19は燃
焼室3内で燃焼せしめられる混合気の空燃比がリーンの
ときにはNOX を吸収し、燃焼室3内で燃焼せしめられ
るべき混合気中の酸素濃度が低下すると吸収したNOX
を放出することになる。
に配置すればこのNOX 吸収剤19は実際にNOX の吸
放出作用を行うがこの吸放出作用の詳細なメカニズムに
ついては明らかでない部分もある。しかしながらこの吸
放出作用は図5に示すようなメカニズムで行われている
ものと考えられる。次にこのメカニズムについて担体上
に白金PtおよびバリウムBaを担持させた場合を例に
とって説明するが他の貴金属、アルカリ金属、アルカリ
土類、希土類を用いても同様なメカニズムとなる。
と流入排気中の酸素濃度が大巾に増大し、図5(A)に
示されるようにこれら酸素O2 がO2 - またはO2-の形
で白金Ptの表面に付着する。一方、流入排気中のNO
は白金Ptの表面上でO2 -またはO2-と反応し、NO
2 となる(2NO+O2 →2NO2 )。次いで生成され
たNO2 の一部は白金Pt上で酸化されつつ吸収剤内に
吸収されて酸化バリウムBaOと結合しながら図5
(A)に示されるように硝酸イオンNO3 - の形で吸収
剤内に拡散する。このようにしてNOX がNOX 吸収剤
19内に吸収される。
の表面でNO2 が生成され、吸収剤のNOX 吸収能力が
飽和しない限りNO2 が吸収剤内に吸収されて硝酸イオ
ンNO3 - が生成される。これに対して流入排気中の酸
素濃度が低下してNO2 の生成量が低下すると反応が逆
方向(NO3 - →NO2 )に進み、斯くして吸収剤内の
硝酸イオンNO3 - がNO2 の形で吸収剤から放出され
る。すなわち、流入排気中の酸素濃度が低下するとNO
X 吸収剤19からNOX が放出されることになる。図4
に示されるように流入排気のリーンの度合が低くなれば
流入排気中の酸素濃度が低下し、したがって流入排気の
リーンの度合を低くすればたとえ流入排気の空燃比がリ
ーンであってもNOX 吸収剤19からNOX が放出され
ることになる。
れる混合気がリッチにされて流入排気の空燃比がリッチ
になると図4に示されるように機関からは多量の未燃H
C,COが排出され、これら未燃HC,COは白金Pt
上の酸素O2 - またはO2-と反応して酸化せしめられ
る。また、流入排気の空燃比がリッチになると流入排気
中の酸素濃度が極度に低下するために吸収剤からNO2
が放出され、このNO2は図5(B)に示されるように
未燃HC,COと反応して還元せしめられる。このよう
にして白金Ptの表面上にNO2 が存在しなくなると吸
収剤から次から次へとNO2 が放出される。したがって
流入排気の空燃比をリッチにすると短時間のうちにNO
X 吸収剤19からNOX が放出されることになる。
るとまず始めに未燃HC,COが白金Pt上のO2 - ま
たはO2-とただちに反応して酸化せしめられ、次いで白
金Pt上のO2 - またはO2-が消費されてもまだ未燃H
C,COが残っていればこの未燃HC,COによって吸
収剤から放出されたNOX および機関から排出されたN
OX が還元せしめられる。したがって流入排気の空燃比
をリッチにすれば短時間のうちにNOX 吸収剤19に吸
収されているNOX が放出され、しかもこの放出された
NOX が還元されるためにNOX がNOX 吸収剤19か
ら排出されるのを阻止することができることになる。
られるとNOX がNOX 吸収剤19に吸収される。しか
しながらNOX 吸収剤19のNOX 吸収能力には限度が
あり、NOX 吸収剤19のNOX 吸収能力が飽和すれば
NOX 吸収剤19はもはやNOX を吸収しえなくなる。
したがってNOX 吸収剤19のNOX 吸収能力が飽和す
る前にNOX 吸収剤19からNOX を放出させる必要が
ある。そこで本実施態様では、NOX 吸収剤19のNO
X 吸収量を求めて求められたNOX 吸収量がNOX 吸収
剤19の最大NOX 吸収量MAXになったときにNOX
吸収剤19への流入排気の空燃比を一時的にリッチにす
るリッチスパイクを行い、それによりNOX 吸収剤19
からNOX を放出させるようにしている。
り、本実施態様ではNOX 吸収量を機関運転状態に基づ
き推定するようにしている。次にこのNOX 吸収量の推
定方法について説明する。リーン混合気が燃焼せしめら
れているときには機関負荷が高くなるほど単位時間当り
機関から排出されるNOX 量が増大するために単位時間
当りNOX 吸収剤19に吸収されるNOX 量が増大し、
また機関回転数が高くなるほど単位時間当り機関から排
出されるNOX 量が増大するために単位時間当りNOX
吸収剤19に吸収されるNOX が増大する。したがって
単位時間当りNOX 吸収剤19に吸収されるNOX 量は
機関負荷と機関回転数の関数となる。この場合、機関負
荷はサージタンク10内の絶対圧でもって代表すること
ができるので単位時間当りNOX 吸収剤19に吸収され
るNOX 量はサージタンク10内の絶対圧PMと機関回
転数Nの関数となる。したがって本実施態様では単位時
間当りNOX 吸収剤19に吸収されるNOX 量NOXA
を絶対圧PMおよび機関回転数Nの関数として予め実験
により求め、このNOX 吸収量NOXAがPMおよびN
の関数として図6(A)に示すマップの形で予めROM
32内に記載されている。
燃比が理論空燃比またはリッチになるとNOX 吸収剤1
9からNOX が放出されるがこのときのNOX 放出量は
主にNOX 吸収剤19に流入する未燃HC,COのよう
な還元剤量およびNOX 吸収剤19への流入排気の空燃
比の影響を受ける。すなわち、還元剤量が増大するほど
単位時間当りNOX 吸収剤19から放出されるNOX 量
が増大し、空燃比がリッチとなるほど単位時間当りNO
X 吸収剤19から放出されるNOX 量が増大する。この
場合、リッチスパイクにおけるリッチ空燃比が一定であ
るとするとNO X 吸収剤19に流入する還元剤量はNO
X 吸収剤19に流入する排気ガス量すなわち吸入空気量
でもって代表することができ、この吸入空気量は機関回
転数Nとサージタンク10内の絶対圧PMとの積でもっ
て代表することができ、したがって図7(A)に示され
るように単位時間当りNOX 吸収剤19から放出される
NOX 量NOXDはN・PMが大きくなるほど増大す
る。また、NOX 吸収剤19への流入排気の空燃比は補
正係数Kの値に対応しているので図7(B)に示される
ように単位時間当りNOX 吸収剤19から放出されるN
OX 量NOXDはKの値が大きくなるほど増大する。こ
の単位時間当りNOX 吸収剤19から放出されるNOX
量NOXDはN・PMとKの関数として図6(B)に示
すマップの形で予めROM32内に記憶されている。
られたときには単位時間当りのNO X 吸収量がNOXA
で表わされ、理論空燃比の混合気またはリッチ混合気が
燃焼せしめられたときには単位時間当りのNOX 放出量
はNOXDで表わされるのでNOX 吸収剤19に吸収さ
れていると推定されるNOX 量ΣNOXは次式で表わさ
れることになる。
定されるNOX 量ΣNOXが最大NOX 吸収量MAXに
達したときにはリッチスパイクを行ってNOX吸収剤1
9からNOX を放出させるようにしている。なお、本実
施態様では燃焼室3内で燃焼せしめられる混合気の空燃
比を一次的に一定のリッチ空燃比にすることによってリ
ッチスパイクが行われる。
にNOX 吸収剤19に流入する還元剤量は図4に示され
るようにこのとき燃焼室3内で燃焼せしめられるリッチ
空燃比が小さくなるにつれて、すなわちリッチ度合いが
大きくなるにつれて多くなり、リッチスパイク時間が長
くなるにつれて多くなる。リッチスパイク時のリッチ度
合いとリッチスパイク時間との積をリッチスパイク量と
称すると、このリッチスパイク量はリッチスパイクが行
われたときにNOX 吸収剤19に流入する還元剤量を代
表していることになる。
収剤19に吸収されている全NOXが放出される前に流
入排気の空燃比が再びリーンに戻されてしまう。その結
果、NOX 吸収剤19に吸収保持され続けるNOX の量
が次第に増大するためについにはNOX 吸収剤19がN
OX を吸収しえなくなり、斯くしてNOX がNOX 吸収
剤19から排出されるという問題が生ずる。これに対し
てリッチスパイク量が多すぎるとNOX 吸収剤19から
全NOX が放出された後でも多量の未燃HC,COを含
んだ排気がNOX 吸収剤19に流入することになる。し
かしながらこの場合、これら未燃HC,COは還元すべ
きNOX が存在しないためにそのままNOX 吸収剤19
から排出され、斯くして多量の未燃HC,COがNOX
吸収剤19から排出されるという問題を生ずる。
イク時のリッチ空燃比すなわちリッチ度合いは一定に維
持されている。したがって、本実施態様ではリッチスパ
イク時間が短すぎるとNOX 吸収剤19のNOX 吸収能
力が低下し、リッチスパイク時間が長すぎるとNOX 吸
収剤19から多量の未燃HC,COが排出されるという
ことになる。
混合気がリッチになると図4に示されるように燃焼室3
からは酸素O2 および未燃HC,COを含んだ排気が排
出されるがこの酸素O2 と未燃HC,COとはほとんど
反応せず、斯くしてこの酸素O2 はNOX 吸収剤19を
通り過ぎてNOX 吸収剤19から排出されることにな
る。一方、燃焼室3内で燃焼せしめられる混合気がリッ
チになるとNOX 吸収剤19からNOX が放出される。
このとき排気中に含まれる未燃HC,COは放出された
NOX を還元するために使用されるのでNOX 吸収剤1
9からNOX が放出されている間はNOX 吸収剤19か
ら全く未燃HC,COが排出されないことになる。した
がってNOX 吸収剤19からNOX が放出され続けてい
る間はNO X 吸収剤19から排出される排気中には酸素
O2 が含まれているが未燃HC,COが全く含まれてお
らず、したがってこの間はNOX 吸収剤19から排出さ
れる排気の空燃比はわずかばかりリーンとなっている。
出作用が完了すると排気に含まれている未燃HC,CO
はNOX 吸収剤19内でNOX の還元のために使用され
ることなくそのままNOX 吸収剤19から排出される。
したがってこのときNOX 吸収剤19から排出される排
気の空燃比がリッチとなる。すなわち、NOX 吸収剤1
9からNOX の放出作用が完了すればNOX 吸収剤19
から排出される排気がリーンからリッチに変化すること
になる。
排出される排気の空燃比がリーンのときには0.1
(V)程度の出力電圧を発生し、すなわちリーン信号を
発生し、NOX 吸収剤19から排出される排気の空燃比
がリッチのときには0.9(V)程度の出力電圧を発生
し、すなわちリッチ信号を発生する。したがって、上述
したように空燃比センサ43により検出された空燃比が
リーンからリッチに変化したときに、すなわちリッチス
パイクが開始された後空燃比センサ43からリッチ信号
が出力されたときに燃焼室3内に供給される混合気の空
燃比をリッチからリーンにすれば、すなわちリッチスパ
イクを終了すればNOX 吸収剤19のNOX吸収能力を
最大にしつつNOX 吸収剤19から排出される未燃H
C,COを低減することができる。しかしながら冒頭で
述べたように、空燃比センサ43から燃焼室3までの排
気通路内にはリッチスパイクが行われたときの排気、す
なわち多量の未燃HC,COを含む排気が残存してお
り、この多量の未燃HC,COはNOX 吸収剤19から
順次排出されることになる。言い換えると、リッチスパ
イクが開始された後空燃比センサ43からリッチ信号が
出力されたときにリッチスパイクを終了するようにする
とリッチスパイクを終了させてからしばらくの間はNO
X 吸収剤19から多量の未燃HC,COが排出されるこ
とになる。
開始された後空燃比センサ43からリッチ信号が出力さ
れない最大のリッチスパイク時間となるように、空燃比
センサ43の出力信号に基づきリッチスパイク時間を更
新し、それによって最大NO X 吸収量のNOX を放出、
還元するのに必要なリッチスパイク時間を求めるように
している。
空燃比センサ43からリッチ信号が出力されるまでリッ
チスパイク時間TRSを初期値から徐々に増大せしめ、
空燃比センサ43からリッチ信号が出力されたときには
次いで空燃比センサ43からリッチ信号が出力されなく
なるまでリッチスパイク時間を徐々に減少せしめ、空燃
比センサ43からリッチ信号が出力されなくなったとき
のリッチスパイク時間TRSをRAM33内およびB−
RAM35内に記憶し、それによって空燃比センサ43
からリッチ信号が出力されない最大のリッチスパイク時
間を求めるようにしている。このようにしてリッチスパ
イク時間TRSの学習が完了せしめられる。その結果、
NOX 吸収剤19のNOX 吸収能力を最大にしつつNO
X 吸収剤19から排出される未燃HC,COを極めて低
減することができる。
説明すると、空燃比センサ43からリッチ信号が出力さ
れるまでは次式に基づいてリッチスパイク時間TRSが
更新される。 TRS=TRS・KR1 ここでKR1は1.0よりも大きい定数であり、ハンチ
ングを防止するために例えば1.1程度に定められる。
すなわち、この場合にはリッチスパイク時間TRSが初
期値から一定の割合で増大せしめられる。次いで空燃比
センサ43からリッチ信号が出力されたときには、この
とき空燃比センサ43からリッチ信号が出力されていた
時間をTROUTで表すと次式に基づいてリッチスパイ
ク時間TRSが更新される。
チングを防止するために例えば0.95から0.98程
度に定められる。すなわち、この場合には空燃比センサ
43からリッチ信号が出力されていた時間TROUTが
長いときほど新たなリッチスパイク時間TRSが短くさ
れる。
とに対してリッチスパイク時間の制御に対する学習領域
が図8に示されるように例えば25の領域に分けられて
おり、各学習領域に対してそれぞれリッチスパイク時間
TRS11〜TRS55が定められている。このリッチスパ
イク時間TRSijはリーン混合気が燃焼せしめられる運
転領域、すなわち図3に示される実線Rよりも低負荷側
の低負荷運転領域をカバーするように設定されている。
なお、図3に示される実線Rは図8において破線でもっ
て示されている。
実施態様による排気浄化方法についてさらに詳細に説明
する。なお、図9において(A/F)INはNOX 吸収
剤19への流入排気の空燃比、SOUTは空燃比センサ
43からの出力信号をそれぞれ示している。図9を参照
すると、時間t1におけるようにNOX 吸収剤19の推
定NOX 吸収量ΣNOXが最大NOX 吸収量MAXにな
るとNOX 吸収剤19への流入排気の空燃比(A/F)
inがリーンからリッチに切り換えられるリッチスパイ
クが行われる。このときのリッチスパイク時間は初期値
TRSIとされる。その結果、ΣNOXが減少する。次
いで時間t2におけるようにリッチスパイクがリッチス
パイク時間TRSだけ行われるとリッチスパイクが完了
され、すなわち(A/F)INがリッチからリーンに切
り換えられる。次いで時間t3におけるようにリッチス
パイクが完了してから一定時間TDETだけ経過したと
きに、空燃比センサ43からリッチ信号が出力された時
間TROUTが検出される。すなわち、上述したように
リッチスパイクが完了された後にも空燃比センサ43か
らリッチ信号が出力され続けうるのでリッチスパイクが
完了した時点でTROUTを検出することはできない。
そこで本実施態様では、TROUTを正確に検出できる
ようにリッチスパイクが完了してから一定時間TDET
だけ経過したときにTROUTを検出するようにしてい
る。
からリッチ信号が出力されないときにはリッチスパイク
時間TRSが増大せしめられる。次いで時間t4におけ
るようにこの増大せしめられたリッチスパイク時間TR
Sだけリッチスパイクが行われても空燃比センサ43か
らリッチ信号が出力されないときには時間t5における
ようにリッチスパイク時間TRSがさらに増大せしめら
れる。
せしめられたリッチスパイク時間だけリッチスパイクが
行われると時間t7におけるように空燃比センサ43か
らリッチ信号が出力される。この場合、時間t8におけ
るように空燃比センサ43からリッチ信号が出力された
時間TROUTに基づいてリッチスパイク時間TRSが
減少せしめられる。次いで時間t9におけるようにこの
減少されたリッチスパイク時間だけリッチスパイクが行
われ、時間t10におけるように空燃比センサ43から
リッチ信号が出力されないときにはリッチスパイク時間
TRSがこのときのTRSに保持される。このようにし
てリッチスパイク時間TRSの学習が完了される。
るが、NOX 吸収剤19の劣化度合いが次第に大きくな
るとNOX 吸収剤19が吸収しうるNOX 量が次第に少
なくなり、したがってリッチスパイク時に放出されるN
OX 量が次第に少なくなる。ところが、このとき記憶さ
れているリッチスパイク量TRSijはNOX 吸収剤19
の劣化度合いが小さいときにおけるNOX 吸収剤19の
最大NOX 吸収量を放出、還元するのに最適な量であ
る。したがって、NOX 吸収剤19の劣化度合いが大き
くなったときにリッチスパイクが記憶されているTRS
ijだけ行われるとNOX 吸収剤19に過剰の未燃HC,
COが供給されることになり、このときリッチスパイク
が開始された後空燃比センサ43からリッチ信号が出力
されることになる。そこで本実施態様では、リッチスパ
イク時間TRSijの学習が完了した後において、リッチ
スパイクが開始された後空燃比センサ43からリッチ信
号が出力されない限り記憶されているリッチスパイク時
間TRSijを保持し、リッチ信号が出力されたときには
空燃比センサ43からリッチ信号が出力されなくなるま
でTRSijを小さく変更するようにしている。この場
合、空燃比センサ43からリッチ信号が出力されていた
時間TROUTが長いときほど新たなリッチスパイク時
間TRSが短くされる。このようにNOX 吸収剤19の
劣化度合いが大きくなってNOX 吸収剤19の最大NO
X 吸収量が小さくなるとリッチスパイクが開始された後
空燃比センサ43からリッチ信号が出力される。一方、
上述したように本実施態様では推定NO X 吸収量ΣNO
XがNOX 吸収剤19の最大NOX 吸収量MAXになっ
たときにリッチスパイクを行うようにしている。ところ
がNOX 吸収剤19の劣化度合いが大きくなったにも関
わらず推定NOX 吸収量ΣNOXがMAXよりも小さい
ということでNOX 吸収剤19への流入排気の空燃比が
リーンに維持されるとこのときNOX 吸収剤19がNO
X により飽和している恐れがあり、この場合NOX吸収
剤19に流入するNOX が吸収されることなくNOX 吸
収剤19から排出されることになる。
TRSijの学習が完了した後において、リッチスパイク
が開始された後空燃比センサ43からリッチ信号が出力
されない限りNOX 吸収剤19の最大NOX 吸収量MA
Xを保持し、リッチ信号が出力されたときにはNOX 吸
収剤19の最大NOX 吸収量MAXを小さく変更するよ
うにしている。この場合、空燃比センサ43からリッチ
信号が出力されていた時間TROUTが長いときほどN
OX 吸収剤19の劣化度合いが大きく、すなわちNOX
吸収剤の最大NOX 吸収量MAXの低下量が大きい。そ
こで、図10に示されるようにTROUTが長いときほ
ど小さくなる補正係数KMをこれまでのMAXに乗算す
ることによりMAXを更新するようにしている。この補
正係数KMは図10に示されるマップの形で予めROM
32内に記憶されている。
すると、時間t1におけるようにNOX 吸収剤19の推
定NOX 吸収量ΣNOXが最大NOX 吸収量MAXにな
るとリッチスパイクが行われる。この場合、時間t2に
おけるように空燃比センサ43からリッチ信号が出力さ
れたときには時間t3におけるようにリッチスパイク時
間TRSが減少せしめられ、このとき最大NOX 吸収量
MAXも減少せしめられる。次いで時間t4におけるよ
うに推定NOX 吸収量ΣNOXがこの減少されたMAX
になると減少されたリッチスパイク時間TRSだけリッ
チスパイクが行われる。なお、図11のタイムチャート
はリッチスパイク時間TRSの学習が完了している場合
を示している。
回実行されるイニシャライズ処理ルーチンを示してい
る。図12を参照すると、まず始めにステップ50では
NOX 吸収剤19の推定NOX 吸収量ΣNOXクリアさ
れ、続くステップ51ではリッチスパイクが開始された
後空燃比センサ43からリッチ信号が出力された時間を
表すTROUTがクリアされる。続くステップ52では
後述する検出フラグXDETがリセット(XDET=
“0”)され、続くステップ53では後述するリッチス
パイクフラグXRSがリセット(XRS=“0”)さ
れ、続くステップ54では後述する最大量更新フラグX
MAXがリセット(XMAX=“0”)される。
ルーチンを示している。このルーチンは予め定められた
設定時間毎の割り込みによって実行される。図13を参
照すると、まず始めにステップ60では補正係数Kが
1.0よりも小さいか否かが判別される。K<1.0の
とき、すなわちリーン混合気を燃焼すべきときにはステ
ップ61に進んで図6(A)からNOX 吸収量NOXA
が算出される。次いでステップ62ではNOX 放出量N
OXDが零とされ、次いでステップ65に進む。これに
対してステップ60においてK≧1.0であると判別さ
れたとき、すなわち理論空燃比の混合気またはリッチ混
合気を燃焼すべきときにはステップ63に進んで図6
(B)からNOX 放出量NOXDが算出される。次いで
ステップ64ではNOX 吸収量NOXAが零とされ、次
いでステップ65に進む。ステップ65では次式に基づ
いてNOX 吸収剤19の推定NOX 吸収量ΣNOXが算
出される。
判別される。ΣNOX≧0のときには処理サイクルを終
了し、ΣNOX<0になったときにはステップ68に進
んでΣNOXが零とした後に処理サイクルを終了する。
図14および図15はリッチスパイクを制御するための
ルーチンである。このルーチンは予め定められた設定時
間毎の割り込みによって実行される。
めにステップ70では検出フラグXDETがセットされ
ているか否かが判別される。この検出フラグXDETは
定常運転時においてリッチスパイクが完了してから一定
時間TDETが経過するまでの間にセット(XDET=
“1”)され、それ以外はリセット(XDET=
“0”)される。検出フラグXDETがリセットされて
いるときには次いでステップ71に進み、リッチスパイ
クフラグXRSがセットされているか否かが判別され
る。このリッチスパイクフラグXRSはリッチスパイク
を行うべきときにセット(XRS=“1”)され、リッ
チスパイクを停止すべきときにリセット(XRS=
“0”)される。リッチスパイクフラグXRSがリセッ
トされているときには次いでステップ72に進み、NO
X 吸収剤19の推定NOX 吸収量ΣNOXが最大NOX
吸収量MAX以上か否かが判別される。ΣNOX<MA
Xのときには処理サイクルを終了し、これに対しΣNO
X≧MAXのときには次いでステップ73に進んで補正
係数Kが1.0よりも小さいか否か、すなわち燃焼室3
内で燃焼せしめられる混合気がリーンであるか否かが判
別される。K≧1.0のとき、すなわち燃焼室3内で燃
焼せしめられる混合気が理論空燃比またはリッチのとき
には処理サイクルを終了する。これに対し、K<1.0
のとき、すなわち燃焼室3内で燃焼せしめられる混合気
がリーンのときには次いでステップ74に進み、図8に
示されるリッチスパイク時間TRSijのうちどの領域の
TRSijを用いるべきかが運転状態に基づいて判断され
る。続くステップ75ではステップ74において判断さ
れたリッチスパイク時間TRSijが読み込まれる。続く
ステップ76ではリッチスパイクフラグXRSがセット
される。後述するようにリッチスパイクフラグXRSが
セットされるとリッチスパイクが開始され、したがって
ΣNOX≧MAXかつK<1.0のときにリッチスパイ
クが行われる。
たときにはステップ71からステップ77に進み、リッ
チスパイクが開始されてからTRSijだけ経過したか否
かが判別される。リッチスパイクが開始されてからTR
Sijだけ経過していないときには処理サイクルを終了す
る。これに対し、リッチスパイクが開始されてからTR
Sijだけ経過したとき、すなわちリッチスパイクがTR
Sijだけ行われたときには次いでステップ78に進み、
リッチスパイクフラグXRSがリセットされる。後述す
るようにリッチスパイクフラグXRSがリセットされる
とリッチスパイクが終了される。続くステップ79では
機関定常運転時であるか否かが判別される。本実施態様
では、機関回転数Nの変化率が設定値よりも小さく、か
つスロットル開度の変化率が設定値よりも小さく、かつ
絶対圧PMの変化率が設定値よりも小さく、かつ燃料噴
射時間TAUの変化率が設定値よりも小さいときに定常
運転時であると判別され、それ以外は定常運転時でない
と判別される。定常運転時でないと判別されたときには
処理サイクルを終了し、これに対し定常運転時と判別さ
れたときには次いでステップ80に進んで検出フラグX
DETがセットされる。すなわち、定常運転時にリッチ
スパイク時間TRSijの更新が行われ、定常運転時でな
いときにはリッチスパイク時間TRSijの更新は行われ
ない。
はステップ70からステップ81に進み、リッチスパイ
クが完了されてから一定時間TDETが経過したか否か
が判別される。リッチスパイクが完了されてから一定時
間TDETが経過していないときには処理サイクルを終
了し、これに対し一定時間TDETが経過したときには
ステップ82に進んで検出フラグXDETがリセットさ
れる。続くステップ83では空燃比センサ43からリッ
チ信号が出力された時間TROUTが読み込まれる。こ
のTROUTの検出ルーチンは図16に示されている。
100では空燃比センサ43の出力信号がリーンからリ
ッチに切り換わったか否かが判別される。空燃比センサ
43の出力信号がリーンからリッチに切り換わったとき
には次いでステップ101に進み、現在の時刻CTがS
Tとされる。電子制御ユニット30はフリーランカウン
タを備えており、このフリーランカウンタのカウント値
から現在の時刻が求められる。
サ43の出力信号がリーンからリッチに切り換わってい
ないときには次いでステップ102に進み、空燃比セン
サ43の出力信号がリッチからリーンに切り換わったか
否かが判別される。空燃比センサ43の出力信号がリッ
チからリーンに切り換わったときには次いでステップ1
03に進み、現在の時刻CTがEDとされる。続くステ
ップ104ではEDからSTを減算した減算結果がTR
OUTとされる。これに対し、ステップ102において
空燃比センサ43の出力信号がリッチからリーンに切り
換わっていないときには処理サイクルを終了する。
空燃比センサ43からリッチ信号が出力されないときに
はステップ100からステップ102に進んだ後に処理
サイクルを終了する。したがってこのときTROUTは
零に維持される。一方、リッチスパイクが開始された後
空燃比センサ43からリッチ信号が出力されたときには
ステップ100からステップ101に進んでリッチ信号
の出力開始時刻STが求められ、次いでステップ102
からステップ103に進んでリッチ信号の出力停止時刻
EDが求められ、次いでステップ104に進んでTRO
UTが求められる。
くステップ84では直前のリッチスパイクにおけるTR
Sijに対する学習完了フラグXLFijがセットされてい
るか否かが判別される。この学習完了フラグXLFijは
対応するリッチスパイク時間TRSijの学習が完了した
ときにセット(XLFij=“1”)され、対応するリッ
チスパイク時間TRSijの学習が完了していないとき、
およびバッテリが外されたときにリセット(XLFij=
“0”)される。直前のリッチスパイクにおけるTRS
ijに対する学習完了フラグXLFijがリセットされてい
るとき、TRS ijの学習が完了していないときには次い
でステップ85に進み、TROUTが零か否か、すなわ
ち空燃比センサ43からリッチ信号が出力されていない
かが判別される。TROUT=0のとき、すなわち空燃
比センサ43からリッチ信号が出力されていないときに
は次いでステップ86に進み、現在のTRSijに1.0
よりも大きい定数KR1を乗算することによってTRS
ijが更新される。すなわちTRSijが増大せしめられ
る。次いでステップ87に進みTROUTがクリアされ
る。
UT>0のとき、すなわち空燃比センサ43からリッチ
信号が出力されたときには次いでステップ88に進み、
現在のTRSijからTROUTを減算した減算結果に
1.0よりも小さい定数KR2を乗算することによって
TRSijが更新される。すなわちTRSijが減少せしめ
られる。続くステップ89では対応する学習完了フラグ
XLFijがセットされる。次いでステップ87に進む。
きにはステップ84からステップ90に進み、TROU
Tが零よりも大きいか否か、すなわち空燃比センサ43
からリッチ信号が出力されたか否かが判別される。TR
OUT>0、すなわち空燃比センサ43からリッチ信号
が出力されたときには次いでステップ91に進み、最大
量更新フラグXMAXがセットされる。この最大量更新
フラグXMAXはNO X 吸収剤19の最大NOX 吸収量
MAXを更新すべきときにセット(XMAX=“1”)
され、それ以外はリセット(XMAX=“0”)され
る。次いでステップ88に進んでTRSijが減少され、
次いでステップ89および87に進む。これに対し、ス
テップ90においてTROUT=0、すなわち空燃比セ
ンサ43からリッチ信号が出力されていないときにはス
テップ87に進む。したがってこの場合にはTRSijの
更新が行われず、これまでのTRSijに保持される。
るためのルーチンを示している。このルーチンは予め定
められた設定時間毎の割り込みによって実行される。図
17を参照すると、まず始めにステップ110では最大
量更新フラグXMAXがセットされているか否かが判別
される。最大量更新フラグXMAXがセットされている
ときには次いでステップ111に進み、図10のマップ
から補正係数KMが算出される。続くステップ112で
は現在のMAXに補正係数KMを乗算することによって
MAXが更新される。続くステップ113では最大量更
新フラグXMAXがリセットされる。これに対し、ステ
ップ110において最大量更新フラグXMAXがリセッ
トされているときには処理サイクルを終了する。すなわ
ち、この場合にはこれまでのMAXに保持される。
めのルーチンを示している。このルーチンは予め定めら
れた設定クランク角度毎の割り込みによって実行され
る。図18を参照すると、まず始めにステップ120で
は図2に示すマップから基本燃料噴射時間TPが算出さ
れる。次いでステップ121ではリッチスパイクフラグ
XRSがセットされているか否かが判別される。リッチ
スパイクフラグがリセットされているときには次いでス
テップ122に進み、図3のマップから補正係数Kが算
出される。続くステップ123では補正係数Kが1.0
であるか否かが判別される。K=1.0のとき、すなわ
ち燃焼室3内で燃焼せしめられる混合気の空燃比を理論
空燃比とすべきときにはステップ124に進んで空燃比
センサ42の出力信号に基きフィードバック補正係数F
AFが算出される。次いでステップ128に進む。一
方、補正係数Kが1.0でないときにはステップ125
に進んでFAFが1.0に固定され、次いでステップ1
28に進む。
射時間TAUが算出される。 TAU=TP・K・FAF 一方、ステップ121においてリッチスパイクフラグX
RSセットされているときには次いでステップ126に
進んで補正係数Kが1.1から1.2程度の一定値KK
とされる。続くステップ127ではフィードバック補正
係数FAFが1.0に固定され、次いでステップ128
に進む。このようにしてリッチスパイクが行われる。
ijの設定方法について説明する。上述の実施態様では図
9を参照して説明したように、リッチスパイクが開始さ
れた後空燃比センサ43からリッチ信号が出力されるま
でリッチスパイク時間を初期値TRSIijから徐々に増
大せしめ、空燃比センサ43からリッチ信号が出力され
たときには次いで空燃比センサ43からリッチ信号が出
力されなくなるまでリッチスパイク時間を徐々に減少せ
しめ、空燃比センサ43からリッチ信号が出力されなく
なったときのリッチスパイク時間TRSijを記憶し、そ
れによって最大NOX 吸収量のNOX を放出、還元する
のに必要なリッチスパイク時間を求めるようにしてい
る。
RSIijから徐々に増大せしめている間はリッチスパイ
クによってNOX 吸収剤19に吸収されているNOX の
全量を放出させることができない。また、その後増大せ
しめられたリッチスパイク時間によりリッチ信号が出力
されたときにはNOX 吸収剤19から未燃HC,COが
排出される。言い換えると、リッチスパイク時間TRS
ijの学習が完了するまではNOX 吸収剤19からすべて
のNOX を放出することができないか、或いはNOX 吸
収剤19から未燃HC、COが排出されることになる。
が完了したときのリッチスパイク時間はNOX 吸収剤1
9が新品のときすなわちNOX 吸収剤19の劣化度合い
がほぼ零のときの最大NOX 吸収量MAXだけのNOX
に対し最適なリッチスパイク時間である。したがって、
NOX 吸収剤19が新品のときの最大NOX 吸収量MA
Xに対し最適なリッチスパイク時間を予め求めてこのリ
ッチスパイク時間を初期値TRSIijとすれば上述の問
題は生じないことになる。なぜならば、リッチスパイク
時間の学習が既に完了しているからである。
収剤19が新品のときの最大NOX吸収量MAXに対し
最適なリッチスパイク時間を予め求めてこのリッチスパ
イク時間を初期値TRSIijとする。言い換えると、リ
ッチスパイク量の初期値を、NOX 吸収剤19の劣化度
合いがほぼ零のときに、リッチスパイクが開始された後
空燃比センサ43によりリッチ信号が出力されない最大
のリッチスパイク量に定める。このようにするとNOX
の吸収能力を常に最大に維持することができる。
値TRSIijよりも大きくなることはないのでリッチス
パイク時間TRSijが更新されるときにTRSijが増大
せしめられることはない。したがって、図14に示すル
ーチンにおいてステップ84からステップ86、および
ステップ89を省略することができる。図19は本発明
をディーゼル機関に適用した場合を示している。
焼室3内に配置されて燃焼室3内に直接燃料を噴射する
ようになっている。この燃料噴射弁11には各燃料噴射
弁11に対し共通の燃料用蓄圧室46を介して燃料ポン
プ47が接続される。このようにすると機関1燃焼サイ
クルにおいて複数回燃料噴射を行うことができる。さら
に、図19のディーゼル機関では排気マニホルド15内
に空燃比センサが設けられない。その他の内燃機関の構
成および作用は上述の実施態様と同様であるので説明を
省略する。
において空気過剰率が1.0以上、すなわち燃焼室3内
で燃焼せしめられる混合気の平均空燃比がリーンに維持
される。したがってこのとき排出されるNOX はNOX
吸収剤19に吸収される。一方、NOX 吸収剤19から
NOX を放出すべきときには、NOX 吸収剤19への流
入排気ガスの空燃比が一時的にリッチにされるリッチス
パイクが行われる。この場合、本実施態様では燃焼室3
内で燃焼せしめられる混合気の平均空燃比はリーンにし
ておいて燃料噴射弁11から機関膨張行程または排気行
程に副燃料噴射を行うことによりリッチスパイクが行わ
れる。この副燃料噴射は例えば圧縮上死点周りで行われ
る主燃料噴射とは異なるものであり、副燃料噴射による
燃料は機関出力のために寄与しない。このようにすると
リッチスパイクが行われたときに機関出力変動を伴わな
い。また、追加の燃料噴射弁を例えばNOX 吸収剤19
上流の排気通路内に設ける必要がない。
制御するためのルーチンを示している。このルーチンは
予め定められた設定クランク角度毎の割り込みによって
実行される。なお、本実施態様においても図12に示す
イニシャライズ処理ルーチン、図13に示す推定NOX
吸収量の算出ルーチン、図14および図15に示すリッ
チスパイクの制御ルーチン、図16に示すTROUTの
検出ルーチン、および図17に示す最大NOX 吸収量の
更新ルーチンと同様のルーチンも実行される。
では圧縮上死点周りにおいて主燃料噴射が行われる。続
くステップ131では図14および図15に示すリッチ
スパイクの制御ルーチンでセットまたはリセットされる
リッチスパイクフラグXRSがセットされているか否か
が判別される。リッチスパイクフラグXRSがセットさ
れているとき、すなわちリッチスパイクを行うべきとき
には次いでステップ132に進み、例えば圧縮上死点後
90°から150°において副燃料噴射が行われる。こ
の場合、副燃料噴射時間はNOX 吸収剤19への流入排
気の空燃比がリッチとなるように定められ、したがって
リッチスパイクが行われる。すなわち、リッチスパイク
を行うべきときには1燃焼サイクルにおいて燃料噴射が
2回行われる。これに対し、リッチスパイクフラグXR
Sがリセットされているとき、すなわちリッチスパイク
を停止すべきときには次いでステップ133に進み、副
燃料噴射が停止される。
る。本実施態様では、NOX 吸収剤19の劣化度合いが
許容最大劣化度合いのときに、すなわちNOX 吸収剤1
9のNOX 吸収能力が許容最小値のときにリッチスパイ
クが開始された後空燃比センサからリッチ信号が出力さ
れない最大のリッチスパイク時間を予め求めておき、こ
のリッチスパイク時間をリッチスパイク時間の初期値T
RSIijに定めている。さらに、リッチスパイク時間T
RSijが対応する初期値TRSIijを越えないように更
新される。
が許容最大劣化度合いよりも小さいときにはリッチスパ
イク時間TRSijは対応する初期値TRSIijに維持さ
れる。したがって、リッチスパイクによってNOX 吸収
剤19に吸収されているすべてのNOX を放出させるこ
とができない。しかしながら、リッチスパイクを行えば
NOX 吸収剤19のNOX 吸収能力が回復されるので必
ずしもNOX 吸収剤19に吸収されているすべてのNO
X を放出させる必要はない。また、NOX の還元反応は
発熱反応であるのでNOX 吸収剤19の過熱を阻止する
ためにはリッチスパイク時間を短くした方が好ましい。
の劣化度合いが許容最大劣化度合いよりも小さいときに
はリッチスパイク時間TRSijは比較的短い初期値TR
SI ijに維持するようにしている。なお、NOX 吸収剤
19の劣化度合いが許容最大劣化度合いよりも大きくな
ったときには、上述の実施態様と同様に空燃比センサ4
3からリッチ信号が出力されない最大のリッチスパイク
時間TRSijとなるようにリッチスパイク時間TRSij
が徐々に減少される。
9の劣化度合いが許容最大劣化度合いよりも小さいとき
にはリッチスパイクが開始された後空燃比センサ43か
らリッチ信号が出力されず、NOX 吸収剤19の劣化度
合いが許容最大劣化度合いよりも大きくなるとリッチ信
号が出力される。したがって、空燃比センサ43からリ
ッチ信号が初めて出力されたときにはNOX 吸収剤19
の劣化度合いが許容最大劣化度合いになったことがわか
ることになる。そこで、本実施態様では機関が運転され
てから、リッチスパイクが開始された後空燃比センサ4
3から初めてリッチ信号が出力されたときにはNOX 吸
収剤19の劣化度合いが許容最大劣化度合いになった判
断して図示しない警告装置を作動させ、それによりNO
X 吸収剤19の劣化度合いを車両運転者に知らせるよう
にしている。
リッチスパイクを制御するためのルーチンを示してい
る。このルーチンは予め定められた設定クランク角度毎
の割り込みによって実行される。なお、本実施態様にお
いても図12に示すイニシャライズ処理ルーチン、図1
3に示す推定NOX 吸収量の算出ルーチン、図16に示
すTROUTの検出ルーチン、図17に示す最大NOX
吸収量の更新ルーチンおよび、および図20に示す燃焼
噴射制御ルーチンも実行される。
めにステップ170では検出フラグXDETがセットさ
れているか否かが判別される。この検出フラグXDET
は定常運転時においてリッチスパイクが完了してから一
定時間TDETが経過するまでの間にセット(XDET
=“1”)され、それ以外はリセット(XDET=
“0”)される。検出フラグXDETがリセットされて
いるときには次いでステップ171に進み、リッチスパ
イクフラグXRSがセットされているか否かが判別され
る。このリッチスパイクフラグXRSはリッチスパイク
を行うべきときにセット(XRS=“1”)され、リッ
チスパイクを停止すべきときにリセット(XRS=
“0”)される。リッチスパイクフラグXRSがリセッ
トされているときには次いでステップ172に進み、N
OX 吸収剤19の推定NOX 吸収量ΣNOXが最大NO
X 吸収量MAX以上か否かが判別される。ΣNOX<M
AXのときには処理サイクルを終了し、これに対しΣN
OX≧MAXのときには次いでステップ173に進んで
補正係数Kが1.0よりも小さいか否か、すなわち燃焼
室3内で燃焼せしめられる混合気がリーンであるか否か
が判別される。K≧1.0のとき、すなわち燃焼室3内
で燃焼せしめられる混合気が理論空燃比またはリッチの
ときには処理サイクルを終了する。これに対し、K<
1.0のとき、すなわち燃焼室3内で燃焼せしめられる
混合気がリーンのときには次いでステップ174に進
み、図8に示されるリッチスパイク時間TRSijのうち
どの領域のTRSijを用いるべきかが運転状態に基づい
て判断される。続くステップ175ではステップ174
において判断されたリッチスパイク時間TRSijが読み
込まれる。続くステップ176ではリッチスパイクフラ
グXRSがセットされる。後述するようにリッチスパイ
クフラグXRSがセットされるとリッチスパイクが開始
され、したがってΣNOX≧MAXかつK<1.0のと
きにリッチスパイクが行われる。
たときにはステップ171からステップ177に進み、
リッチスパイクが開始されてからTRSijだけ経過した
か否かが判別される。リッチスパイクが開始されてから
TRSijだけ経過していないときには処理サイクルを終
了する。これに対し、リッチスパイクが開始されてから
TRSijだけ経過したとき、すなわちリッチスパイクが
TRSijだけ行われたときには次いでステップ178に
進み、リッチスパイクフラグXRSがリセットされる。
続くステップ179では機関定常運転時であるか否かが
判別される。本実施態様では、機関回転数Nの変化率が
設定値よりも小さく、かつスロットル開度の変化率が設
定値よりも小さく、かつ絶対圧PMの変化率が設定値よ
りも小さく、かつ燃料噴射時間TAUの変化率が設定値
よりも小さいときに定常運転時であると判別され、それ
以外は定常運転時でないと判別される。定常運転時でな
いと判別されたときには処理サイクルを終了し、これに
対し定常運転時と判別されたときには次いでステップ1
80に進んで検出フラグXDETがセットされる。すな
わち、定常運転時にリッチスパイク時間TRSijの更新
が行われる。
はステップ170からステップ181に進み、リッチス
パイクが完了されてから一定時間TDETが経過したか
否かが判別される。リッチスパイクが完了されてから一
定時間TDETが経過していないときには処理サイクル
を終了し、これに対し一定時間TDETが経過したとき
にはステップ182に進んで検出フラグXDETがリセ
ットされる。続くステップ183では空燃比センサ43
からリッチ信号が出力された時間TROUTが読み込ま
れる。このTROUTの検出ルーチンは図16に示され
ている。
イクにおけるTRSijに対する学習完了フラグXLFij
がセットされているか否かが判別される。この学習完了
フラグXLFijは対応するリッチスパイク時間TRSij
の学習が完了したときにセット(XLFij=“1”)さ
れ、対応するリッチスパイク時間TRSijの学習が完了
していないとき、およびバッテリが外されたときにリセ
ット(XLFij=“0”)される。直前のリッチスパイ
クにおけるTRSijに対する学習完了フラグXLFijが
リセットされているとき、TRSijの学習が完了してい
ないときには次いでステップ185に進み、TROUT
が零か否か、すなわち空燃比センサ43からリッチ信号
が出力されていないかが判別される。TROUT=0の
とき、すなわち空燃比センサ43からリッチ信号が出力
されていないときには次いでステップ186に進み、現
在のTRSijに1.0よりも大きい定数KR1を乗算す
ることによってTRSijが更新される。すなわちTRS
ijが増大せしめられる。続くステップ186aではTR
Sijが対応する初期値TRSIijよりも大きいか否かが
判別される。TRSij≦TRSIijのときには次いでス
テップ187にジャンプし、TRSij>TRSIijのと
きには次いでステップ186bに進み、TRSijをTR
SIijした後にステップ187に進む。ステップ187
ではTROUTがクリアされる。
OUT>0のとき、すなわち空燃比センサ43からリッ
チ信号が出力されたときには次いでステップ185aに
進み、警告装置が作動(ON)される。次いでステップ
188に進み、現在のTRS ijからTROUTを減算し
た減算結果に1.0よりも小さい定数KR2を乗算する
ことによってTRSijが更新される。すなわちTRSij
が減少せしめられる。続くステップ189では対応する
学習完了フラグXLFijがセットされる。次いでステッ
プ187に進む。
きにはステップ184からステップ190に進み、TR
OUTが零よりも大きいか否か、すなわち空燃比センサ
43からリッチ信号が出力されたか否かが判別される。
TROUT>0、すなわち空燃比センサ43からリッチ
信号が出力されたときには次いでステップ191に進
み、最大量更新フラグXMAXがセットされる。この最
大量更新フラグXMAXはNOX 吸収剤19の最大NO
X 吸収量MAXを更新すべきときにセット(XMAX=
“1”)され、それ以外はリセット(XMAX=
“0”)される。次いでステップ188に進んでTRS
ijが減少され、次いでステップ189および187に進
む。これに対し、ステップ190においてTROUT=
0、すなわち空燃比センサ43からリッチ信号が出力さ
れていないときにはステップ187に進む。したがって
この場合にはTRSijの更新が行われず、これまでのT
RSijに保持される。
大きなNOX 吸収能力を確保することができ、同時にリ
ッチスパイク時にNOX 吸収剤から多量の未燃HC,C
Oが排出されるのを阻止することができる。
よび酸素の濃度を概略的に示す線図である。
XDのマップを示す図である。
ある。
ャートである。
チャートである。
チャートである。
ャートである。
ートである。
ートである。
た時間TROUTを検出するためのフローチャートであ
る。
ローチャートである。
チャートである。
る。
るためのフローチャートである。
を制御するためのフローチャートである。
を制御するためのフローチャートである。
Claims (5)
- 【請求項1】 流入する排気の空燃比がリーンのときに
はNOX を吸収し、流入する排気の空燃比がリッチにな
ると吸収しているNOX を放出して還元するNOX 吸収
剤を機関排気通路内に配置し、NOX 吸収剤に流入する
排気の空燃比をリーンからリッチに一時的に切り換える
リッチスパイクを時間間隔を隔てて繰り返し行うことに
よりNOX 吸収剤から吸収されているNOX を放出して
還元するようにした内燃機関の排気浄化装置において、
NOX 吸収剤下流の機関排気通路内に空燃比センサを配
置し、リッチスパイクが開始された後空燃比センサから
リッチ信号が出力されないように空燃比センサの出力信
号に基づいてリッチスパイク量を更新するようにした内
燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項2】 リッチスパイクが開始された後前記空燃
比センサからリッチ信号が出力されない最大のリッチス
パイク量となるようにリッチスパイク量を更新するよう
にした請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項3】 リッチスパイクが開始された後前記空燃
比センサからリッチ信号が出力されるまでリッチスパイ
ク量を初期値から増大せしめた後に空燃比センサからリ
ッチ信号が出力されなくなるまでリッチスパイク量を減
少せしめ、その後空燃比センサからリッチ信号が出力さ
れるまでリッチスパイク量を保持するようにした請求項
2に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項4】 前記リッチスパイク量の初期値を、前記
NOX 吸収剤の劣化度合いがほぼ零のときに、リッチス
パイクが開始された後前記空燃比センサからリッチ信号
が出力されない最大のリッチスパイク量に定めた請求項
1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項5】 前記リッチスパイク量の最大値を、前記
NOX 吸収剤の劣化度合いが許容最大劣化度合いのとき
に、リッチスパイクが開始された後前記空燃比センサか
らリッチ信号が出力されない最大のリッチスパイク量に
定めた請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30258897A JP3346247B2 (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30258897A JP3346247B2 (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11141370A true JPH11141370A (ja) | 1999-05-25 |
| JP3346247B2 JP3346247B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=17910792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30258897A Expired - Lifetime JP3346247B2 (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3346247B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6519934B2 (en) | 2000-06-26 | 2003-02-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Emission control method and apparatus of an internal combustion engine |
-
1997
- 1997-11-05 JP JP30258897A patent/JP3346247B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6519934B2 (en) | 2000-06-26 | 2003-02-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Emission control method and apparatus of an internal combustion engine |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3346247B2 (ja) | 2002-11-18 |
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