JPH11141388A - 内燃機関の駆動ユニットのトルク制御方法および装置 - Google Patents

内燃機関の駆動ユニットのトルク制御方法および装置

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JPH11141388A
JPH11141388A JP10255300A JP25530098A JPH11141388A JP H11141388 A JPH11141388 A JP H11141388A JP 10255300 A JP10255300 A JP 10255300A JP 25530098 A JP25530098 A JP 25530098A JP H11141388 A JPH11141388 A JP H11141388A
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target
internal combustion
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Werner Hess
ヴェルナー・ヘス
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Robert Bosch GmbH
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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車(内燃機関)の駆動ユニットのトルク
制御において、幾つかの運転状態においては、充填量経
路およびクランク軸同期経路内で、ないしは個々の調節
変数に対する経路内で相互に異なるトルク目標値を与え
ることが望ましいことがあり、これを可能にする手段を
提供する。 【解決手段】 自動車(内燃機関)の駆動ユニットのト
ルク制御方法および装置において、複数の目標値から、
充填量を調節するための目標トルク値および急速なトル
クを形成する内燃機関の出力パラメータを調節するため
の少なくとも1つの目標値が形成される。この場合、両
方の目標値は相互に異なった値であり、これらの目標値
の形成において、少なくとも1つの異なるおよび/また
は補正された目標値が基礎となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車(内燃機関)
の駆動ユニットのトルク制御方法および装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】このような方法ないしこのような装置は
国際特許出願第97/13973号から既知である。こ
の国際特許出願においては、少なくともドライバにより
操作可能な操作要素の位置に基づいてドライバが希望す
るトルクが目標値として決定される。さらに、駆動滑り
制御、機関牽引トルク制御、変速機制御、回転速度制
限、速度制限およびアイドリング回転速度制限のような
外部および内部の(閉ループおよび開ループ)制御機能
からトルク目標値が与えられる。これらの目標値は、調
整の範囲内で実質的に最大値選択および最小値選択によ
り、内燃機関の充填量の制御のためのトルク目標値およ
び内燃機関における少なくとも1つのクランク軸同期調
節の制御のためのトルク目標値に変換される。内燃機関
の充填量に対するトルク目標値から他の運転変数を考慮
して内燃機関への空気供給量を調節する絞り弁の位置に
対する目標値が計算される。急速調節経路に対する目標
トルク値は、実施態様に応じてそれぞれ他の運転変数を
考慮して、点火角の調節、空燃比の調節および/または
遮断すべきシリンダ数に変換される。このようにして、
内燃機関のトルクは所定の目標値に制御される。
【0003】国際特許出願第96/35874号から、
アイドリングにおいていわゆるトルク余裕を与えことが
既知である。これは所定の範囲内で内燃機関の充填量を
上昇させるように働く。内燃機関のトルクを一定に保持
するために、それに応じて点火角が調節される。これに
より内燃機関の効率はシフトされる。しかしながら、上
昇方向および低下方向における急速なトルク変化は点火
角の調節により補償することができる。このトルク余裕
をトルク目標値の調整に考慮することは記載されていな
い。
【0004】ドイツ特許公開第19523898号から
防振機能が既知であり、この防振機能は回転速度変動の
関数として回転速度変動を低減するようにトルク変化を
決定し、このトルク変化は、点火角の対応する調節によ
り変換される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】幾つかの運転状態にお
いては、充填量経路およびクランク軸同期経路内で、な
いしは個々の調節変数に対する経路内で、相互に異なる
トルク目標値を与えることが望ましいことがある。これ
を可能にする手段を提供することが本発明の課題であ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】自動車(内燃機関)の駆
動ユニットのトルク制御において、幾つかの運転状態に
おいては、充填量経路およびクランク軸同期経路内で、
ないしは個々の調節変数に対する経路内で相互に異なる
トルク目標値を与えることが望ましい。トルク制御方法
および装置において、複数の目標値から、充填量を調節
するための目標トルク値および急速なトルクを形成する
内燃機関の出力パラメータを調節するための少なくとも
1つの目標値が形成される。この場合、両方の目標値は
相互に異なった値であり、これらの目標値の形成におい
て、少なくとも1つの異なるおよび/または補正された
目標値が基礎となっている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に多気筒内燃機関10のため
の制御装置が示されている。この制御装置は電子式制御
装置12を含み、電子式制御装置12は、少なくとも1
つのマイクロコンピュータ14、入力ユニット16およ
び出力ユニット18から構成されている。入力ユニット
16、出力ユニット18およびマイクロコンピュータ1
4は、相互間のデータ交換のための通信バス20を介し
て相互に結合されている。入力ユニット16には、入力
ライン22、24、28、30ならびに56ないし60
が供給されている。この場合、ライン22はペダル位置
を測定するための測定装置32から、ライン24は機関
回転速度を測定するための測定装置34から、ライン2
8は機関負荷を示す値を測定するための測定装置38か
ら、および好ましい実施態様においては通信バスを示す
ライン30は、少なくとも1つの制御ユニット40、た
とえば駆動滑り制御のための制御ユニット、変速機制御
のための制御ユニットおよび/または機関牽引トルク制
御のための制御ユニットから出ている。機関負荷を示す
値を測定するために、実施態様に応じてそれぞれ、空気
質量流量計、空気容積流量計または吸気管圧力または燃
焼室圧力を測定するための圧力センサが設けられてい
る。入力ライン56ないし60は、測定装置62ないし
64から出ていて、入力ライン56ないし60を介して
機関温度、走行速度、ノックセンサからの信号等のよう
な駆動ユニットおよび/または車両の他の運転変数が供
給される。
【0008】出力ユニット18に出力ライン42が接続
され、出力ライン42は内燃機関の吸気系統46内に配
置されている電気操作式の絞り弁44に通じている。さ
らに、出力ライン48、50、52、54等が示され、
これらの出力ラインは、多気筒内燃機関10の各シリン
ダに燃料を計量供給するための設定装置と結合され、な
いしは各シリンダにおける点火角の調節のために使用さ
れる。さらに、対応する実施態様においては他の出力ラ
イン66が設けられ、出力ライン66を介してローダの
設定要素68(たとえば排気ゲート弁)が操作される。
【0009】図1に示す制御装置は、出力変数を入力変
数の関数としてトルク指向機能構成の範囲内で制御す
る。これはマイクロコンピュータ14内で実行される。
その概要が図2の全体図により示されている。図2に示
した図はトルク指向機能構成の全体を示している。この
場合、個々のブロックは与えられた機能を実行する個々
のプログラムまたはプログラムユニットを示している。
【0010】トルク指向機能構成の中央要素は、調整ユ
ニット100内で実行される、トルク目標値またはトル
ク変化(効率)として存在する要求の調整である。調整
ユニット100には外部のトルク目標値が供給され、こ
れが図2において外部から供給される通信ライン102
により示されている。このような外部のトルク要求は、
ドライバの希望トルクmifa、切換中の変速機制御の
目標トルクmigsおよび変速機の保護のための制限目
標トルクmiges、駆動滑り制御の第1および第2の
目標トルクmiasrsおよびmiasrvorhal
t、機関牽引トルク制御の目標トルクmimsrおよび
防振機能により求められるトルク変化dmarである。
この場合、ドライバの希望トルクmifaは、ドライバ
により操作可能な操作要素の位置から機関回転速度、最
小および最大トルクを考慮して形成されかつフィルタに
よりフィルタリングされる。さらに、ある実施態様にお
いては、ドライバの希望トルクは、最大値選択段におい
て走行速度制御装置の目標トルクmifgrと結合さ
れ、これにより両方の目標トルク値のより大きいほうの
値がドライバの希望mifaとして存在する。他の実施
態様においては、目標トルクmifgrが通信ライン1
02を介して伝送され、かつ調整ユニット100におい
て上記の調整が行われる。駆動滑り制御および機関牽引
トルク制御の代わりに、ある実施態様においては走行運
動制御装置が設けられ、走行運動制御装置はトルク上昇
(たとえば牽引トルク制限の範囲内)およびトルク低下
(たとえば駆動滑り制御の範囲内)のための上記の目標
値を伝送する。好ましい実施態様においては、切換過程
中の変速機制御から2つのトルク目標値すなわち急速な
調節のための目標値migsおよび充填量経路に対する
目標値migslが供給される。これにより、切換の前
および切換中に充填量および点火角が別々に設定され、
したがって切換過程を最適化することができる。
【0011】そのほかに、アイドリング制御104から
対応するトルク変化dmllrが供給され、また回転速
度制限106から制限目標トルクminmxが供給され
る。さらに、対応するトルク値mivmxが、図2には
示されていない速度制限から供給される。さらに、好ま
しい実施態様においては、始動機能108により形成さ
れる始動時に希望されるトルクmistartが供給さ
れる。さらに、構成部品保護機能110の範囲内で制限
目標トルクmimsが供給される。他の制限トルク値m
ibgrは、図示されていない内燃機関の出力側に存在
する継手トルクを制限する。これらの目標トルクは実施
態様に応じてそれぞれ任意の組合せで存在している。
【0012】回転速度制限106の目標トルク値min
mxは、回転速度実際値が回転速度制限値を超えたとき
に形成される。これから導かれた補正値はドライバの希
望トルクmifaと結合され、このようにして絶対トル
ク目標値またはパーセントトルク目標値が形成され、こ
のトルク目標値が回転速度を低下させる。速度制限(図
示せず)の目標値mivmxの場合も同様のことが行わ
れる。目標値mibgrにおいては、特性曲線または表
内にギヤ段の関数としての継手トルクに対する制限値が
与えられる。この制限値は、駆動ユニットの損失を考慮
して制御される燃焼トルクに対する目標値に変換され、
この目標値がmibgrとして調整ユニット100に供
給される。機関保護機能の範囲内で、たとえばノック制
御がきわめて頻繁に係合する場合に、トルク制限値が与
えられ、このトルク制限値はトルクを低下する方向にド
ライバの希望トルクから導かれている。トルク保護機能
が温度の関数である場合、所定の制限温度を超えたとき
にドライバの希望トルクを考慮して制限トルクmims
に対する絶対値または相対値が決定される。アイドリン
グ制御(アイドリング回転速度制御)104の補正値d
mllrは、目標回転速度と実際回転速度との間の偏差
の関数として形成される。防振機能の補正値dmarは
冒頭記載の従来技術により決定される。
【0013】内燃機関のトルクを調節する図示の変数の
ほかに、効率調節用の変数発生ユニット112から他の
変数が調整ユニット100に供給され、これらの変数
は、内燃機関のトルクを直接調整しないでその効率を調
節する。このような変数は、たとえば始動時にはdmr
stとなり、触媒の加熱中はdmarkhとなり、およ
び/またはアイドリング時にはdmrllrとなる。さ
らに、この調節経路を介して応用過程および/または試
験過程の範囲内で、外部から内燃機関の効率の既知の調
節を行うことができる。さらに、ある実施態様において
は、最小充填量を与えるためにタンク通気機能から目標
トルクmitebgが形成され、目標トルクmiteb
gは同様に効率をシフトさせる。この場合、この値は、
タンク通気により与えられる最小充填量および実質的に
は回転速度から計算される。効率の調節はまたそれぞれ
の実施態様においては任意の組合せで存在している。
【0014】供給された変数の関数として調整ユニット
100は、充填量経路に対するトルク目標値milso
l、およびクランク軸同期の急速調節経路に対するトル
ク目標値misolを形成する。好ましい実施態様にお
いては、急速な調節のために燃料供給量に対するトルク
目標値misol、および場合によりそれとは異なる点
火角に対するトルク目標値mizsolが与えられる。
これらの目標値は、変換段114において利用可能な設
定値に変換される。この場合、内燃機関の充填量は、電
気操作式の絞り弁44の操作(ライン116を介して)
により、および/またはレーダ制御の設定要素の操作
(ライン118を介して)により設定される。さらに、
急速調節経路において、ライン120で示されるような
燃料供給量の調節(空燃比のシフト、個々のシリンダの
遮断等)が行われ、ならびに(ライン122で示される
ような)点火角の調節が行われる。目標トルク値の個々
の設定値への変換は実質的に従来技術から既知である。
【0015】目標トルク値を形成するための上記の変数
の調整ユニット100を、以下に図3において急速な調
節経路に対して、また図4において充填量経路に対し
て、詳細に説明する。
【0016】図3は、急速調節経路に対する調整ユニッ
ト100を示し、この急速調節経路を介して目標トルク
の関数として燃料供給量および/または点火角が設定さ
れる。この急速調節経路は実質的に最小値選択段(MI
N)200および最大値選択段(MAX)202からな
っている。最小値選択段200に、ドライバの希望トル
クmifa、変速機切換過程中の目標トルクmigs、
および駆動滑り制御の目標トルクmiasrs(ないし
走行運動制御装置のトルク低下調節)が供給される。さ
らに、上記のデータにより形成された目標値の制限トル
クmibgr、minmxおよびmivmxが最小値選
択段200に供給される。最小値選択段200は、それ
ぞれ最も小さい値を選択しかつそれを最大値選択段20
2に出力する。最大値選択段202において、上記の最
小値が機関牽引トルク制御により求められた目標値mi
msr(ないし走行運動制御装置のトルク上昇調節)と
比較される。次に、両方の値のそれぞれより大きいほう
の値が急速調節経路に対する目標値misolを形成す
る。
【0017】好ましい実施態様においては、急速調節経
路内で2つの目標値が形成され、この場合、上記のよう
に形成された目標値misolは燃料供給量の制御のた
めの目標値である。これから点火角調節のためのトルク
目標値mizsolが導かれる。最大値選択段202に
より形成された目標値misolは制限段204に供給
される。制限段204において目標トルクは基本トルク
mibasに対応する上限値に制限される。この基本ト
ルクmibasは、ブロック206において、機関回転
速度に基づき、また内燃機関の充填量を示す値に基づ
き、実際の運転点における空燃比、シリンダ遮断および
/または点火角に関する内燃機関の基本設定を考慮して
形成される。このように制限された目標値は、加算段2
07においてアイドリング回転速度のトルク補正値dm
llrおよび防振機能のトルク補正値dmarを用いて
補正される。このように制限ないし補正された目標トル
ク値はある運転状態(切換要素208が破線の位置にあ
る)において点火に対する目標トルク値mizsolと
して使用される。この運転状態はとくに、アイドリング
制御が作動しているとき、すなわちドライバが加速ペダ
ルを完全に放しているときに与えられる。他の運転状態
においては、点火角に対する目標トルク値mizsol
は、目標トルク値misolとは独立に、加算段209
において補正値dmarを用いて補正された基本トルク
値mibasにより決定される(切換要素208は図示
の位置にある)。
【0018】充填経路内の調整が図4の過程線図に示さ
れている。ドライバの希望mifaは、まず第1の結合
段300において、アイドリング制御104(図2)の
出力dmllrおよび空気量調節に対する余裕トルクし
きい値dmlllmnを用いて(好ましくは加算によ
り)補正される。このように変化されたドライバの希望
トルクは、一方で最大値選択段(MAX)302に、他
方で除算段304に供給される。除算段304におい
て、ドライバの希望トルクは実際の運転状態において最
小に設定可能な点火角の効率etazwmnにより除算
される。この場合、効率は、効率特性曲線305におい
て、点火角の値の関数として形成される。効率により除
算されたトルク値は最小値選択段(MIN)306に供
給され、最小値選択段306にはさらに、以下に示すよ
うに形成される他のトルク値が供給される。それぞれよ
り小さい値が最小値選択段306からその先に供給さ
れ、かつ乗算段308において基本点火角すなわち外部
からの調節なしに実際の運転条件のもとで設定された点
火角の点火角効率etazwbnと乗算される。点火角
効率etazwbnは、効率特性曲線309において実
際の基本点火角の関数として計算される。効率と乗算さ
れたトルク値は最大値選択段302に供給される。設定
すべきドライバの希望トルクは、値dmlllmnおよ
びdmllrだけ補正されたドライバの希望トルクmi
faを示す。この値は点火角効率etazwmnでの除
算により、最大に設定可能な値に変換され、この値にお
いては点火角変化はトルクを一定に保持することができ
る。この値は、最小値選択段306において、余裕トル
ク値(以下を参照)と比較されかつより小さいほうの値
がetazwbnとの乗算により、最小に設定可能なト
ルク値に変換され、この場合、点火角の最大シフトはト
ルクを一定に保持することができる。最大値選択段30
2においてもまた、補正されたドライバの希望mifa
と、余裕トルクおよび最小値ならびに最大値を考慮して
可能な充填量設定とが比較され、かつ充填量に対するド
ライバの希望トルクmifafuが形成される。
【0019】最大値選択段302に供給された値のより
大きいほうの値が最大値選択段310に供給される。最
大値選択段310において、この値は、機関牽引トルク
制御の目標トルク値mimsrないし走行運動制御装置
の機関トルクを上昇する調節の目標トルク値と比較され
る。両方の値のより大きいほうの値が最小値選択段31
2に供給される。最小値選択段312には、このトルク
目標値のほかに、回転速度制限106により形成された
目標値minmx、速度制限により形成された目標値m
ivmx、継手トルク制限により形成された値mibg
r、少なくとも1つの機関(構成部品)保護機能110
により形成されたトルク目標値mims、充填量経路に
対する駆動滑り制御(または走行運動制御装置)のトル
ク目標値miasrl、切換の間に充填量を設定するた
めの変速機制御の目標値migsl、ならびに変速機保
護として使用される目標値migesが供給される。こ
れらの値の最小値がこのとき充填量経路に対するトルク
目標値milsolとして最小値選択段312から出力
されかつ充填量を制御するための絞り弁の位置に変換さ
れる。
【0020】目標トルク値miasrlは、結合段31
4において2つのトルク目標値の結合(たとえば加算)
により形成され、この場合、一方のトルク目標値は迅速
調節経路の基礎となった目標値miasrsであり、他
方の目標値は内燃機関の充填量を実際の制御状態とは独
立にそれにより調節可能ないわゆる持続目標値mias
rvorhaltである。機関制御ユニットにはまた、
駆動滑り制御または走行運動制御を計算する制御ユニッ
トからこれらの2つの目標トルク値が供給される。
【0021】最小値選択段306に供給されるトルク目
標値は最大値選択段316において形成される。最大値
選択段316にはタンク通気機能の目標値mitebg
が供給され、目標値mitebgはこの機能により要求
される最小充填量を設定する。最大値選択段316に供
給される第2のトルク値はトルク余裕値miresであ
る。両方の値のより大きいほうの値が充填量に対するド
ライバの希望トルクmifafuを決定するために最小
値選択段306に供給される。トルク余裕目標値mir
esは、結合段318において、ドライバの希望トルク
mifalおよび最大値選択段320において形成され
た補正値の結合により計算される。この場合、ドライバ
の希望トルクmifalは、操作要素の設定、最小およ
び最大トルクを考慮して形成されたフィルタリングされ
ていないドライバの希望トルクを示している。定常状態
においてはmifaおよびmifalは同じであり、動
的状態においてはmifaはフィルタリングのためにm
ifalとは異なっている。結合段318の結合は好ま
しい実施態様においては加算である。この場合、補正す
なわち内燃機関の効率の低下が行われるべき運転状態が
存在するときにのみ加算される。この場合、切換要素3
22は実線で示す位置に切り換えられ、一方この運転状
態以外では補正値は0である。このような運転状態は、
始動、アイドリング、触媒加熱または所定の試験過程な
いし応用過程である。メモリ内に、触媒加熱に対する補
正値dmrkh、アイドリングに対する補正値dmrl
lrおよび/または始動過程に対する補正値dmrst
が記憶されている。これらの値は固定値として記憶され
ていても、または温度、触媒温度、回転速度または始動
後経過時間のような運転変数の関数として形成されても
よい。切換要素322を投入する運転条件が存在すると
き、補正値のそれぞれ最大値がドライバの希望に加算さ
れかつ場合により充填量を上昇させ、これがトルク指向
機能構成の範囲内で点火角を遅れ方向に変化させる。い
ずれの場合も、この結果、最適点火角で走行される正常
状態よりは効率が悪くなる。急速調節経路を介して行わ
れる点火角調節によるトルクの調節はこの運転状態にお
いては両方の方向に可能である。
【0022】有利な一実施態様においては、最大値選択
段310は最小値選択段312の後方に配置される。同
様に、他の実施態様においては、アイドリング制御の係
合は、制御装置の出力信号dmllrを充填量に対する
ドライバの希望mifafuまたは最大値選択段310
の出力信号への重ね合わせ(たとえば加算)により行わ
れる。この場合は変数dmlllmnが使用されない。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、相互に異なる目標値を
目標トルク値の調整に使用することにより、各調節経路
または各調節変数に対して異なる目標値を求めることが
可能となる。これはトルク制御を改善する。その理由
は、特定の運転状態および/または動特性要求を改善す
ることができるからである。
【0024】所定の運転状態において形成されたトルク
余裕と、アイドリング回転速度制御装置の係合と、タン
ク通気機能による最小値の設定と、および/または後方
に挿入された変速機の保護のため、構成部品の保護のた
め、および/または充填制御に対するトルク目標値の決
定における出力トルクの制限のための保護機能としての
目標トルクの設定とを考慮することはとくに有利であ
る。
【0025】駆動滑り制御の駆動ユニットの制御との係
合の動特性を改善するために、充填調節経路およびクラ
ンク軸同期調節経路に対しそれぞれ異なるトルク目標値
を与える相互に異なる2つのトルク目標値を供給するこ
とは有利である。
【0026】クランク軸同期調節経路に対するトルク要
求の調整の範囲内で、シリンダ構成に対し、ないし空燃
比の調節に対し、および点火角調節に対し相互に異なる
目標値が形成されることはとくに有利である。これは、
選択された機能の内燃機関のトルクとの係合が目的どお
りに1つのパラメータ(たとえば防振機能および/また
はアイドリング回転速度制御)を介して設定することが
でき、したがってその動特性要求への応答を改善するこ
とができるという利点を有している。
【0027】充填量の調節が最初はトルク調節の所定の
値から行われるように、充填量経路におけるアイドリン
グ回転速度制御装置の係合が形成されることはとくに有
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車(内燃機関)の駆動ユニットのトルク制
御装置の全体ブロック回路図である
【図2】駆動ユニットのトルク制御装置の原理的機能を
示すブロック線図である。
【図3】クランク軸同期の調節経路内のトルク調節用調
整装置の好ましい実施態様の過程線図である。
【図4】充填量の調節経路内のトルク調節用調整装置の
好ましい実施態様の過程線図である。
【符号の説明】
10 多気筒内燃機関 12 電子式制御装置 14 マイクロコンピュータ 16 入力ユニット 18 出力ユニット 20 通信バス 22、24、28、30、42、48、50、52...
54、56...60、66、116、118、120、
122 ライン 32 測定装置(ペダル位置) 34 測定装置(機関回転速度) 38 測定装置(機関負荷) 40 制御ユニット(駆動滑り制御、変速機制御、機関
牽引トルク) 44 絞り弁 46 吸気系統 62...64 測定装置(他の運転変数) 68 設定要素(ローダ、排気ゲート弁) 100 調整ユニット 102 通信ライン 104 アイドリング制御 106 回転速度制限 108 始動機能 110 構成部品(機関)保護機能 112 効率調節用の変数発生ユニット 114 変速機 200、306、312 最小値選択段 202、302、310、316、320 最大値選択
段 204 制限段 206 基本トルク形成ブロック 207、209 加算段 208、322 切換要素 300、314、318 結合段 304 除算段 305、309 効率特性曲線 308 乗算段 dmar 防振機能から求められたトルク補正値 dmlllmn 空気量調節に対する余裕トルクしきい
値 dmllr アイドリング制御からのトルク補正値 dmrllr アイドリングに対する補正値 dmrkh 触媒加熱に対する補正値 dmrst 始動過程に対する補正値 etazwbn 点火角効率 etazwn 最小設定可能点火角効率 miasrl 充填量経路に対する駆動滑り制御のトル
ク目標値 miasrs 駆動滑り制御の第1の目標トルク(急速
調節) miasrvorhalt 駆動滑り制御の第2の目標
トルク(接続目標値) mibas 基本トルク値 mibgr 継手トルクの制限目標値 mifa ドライバの希望トルク(フィルタリングされ
ている) mifafu 充填量に対するドライバの希望トルク mifal ドライバの希望トルク(フィルタリングさ
れていない) mifgr 走行速度制御の目標トルク miges 変速機保護用制限目標トルク migs 急速調節経路に対する切換中の変速機制御の
目標トルク migsl 充填量経路に対する変速機制御の目標トル
ク milsol 充填量経路に対するトルク目標値 mims 構成部品保護機能からの制限目標トルク mimsr 機関牽引トルク制御の目標トルク minmx 回転速度制御からの制限目標トルク mires トルク余裕目標値 misol 燃料供給量に対するトルク目標値 mistart 始動機能からの始動時の希望トルク mitebg タンク通気機能の目標トルク mivmx 速度制限からのトルク目標値 mizsol 点火角に対するトルク目標値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 43/00 301 F02D 43/00 301H F02P 5/15 F02P 5/15 F K

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の目標トルク値(milsol)の
    関数として内燃機関の充填量が制御され、また少なくと
    も1つの第2の目標トルク値(misol、mizso
    l)の関数として急速なトルク調節を可能にする、点火
    角または燃料供給量のようなパラメータが制御され、 前記第1および第2の目標トルク値(milsol、m
    isol、mizsol)が個々の機能により形成され
    る、内燃機関のトルクに対する目標値に基づいて求めら
    れる、内燃機関の駆動ユニットのトルク制御方法におい
    て、 少なくとも選択された運転状態において、前記充填量の
    調節に対するトルク目標値(milsol)および前記
    急速なトルク調節に対するトルク目標値(misol、
    mizsol)が相互に異なり、 少なくとも1つの目標値が、前記トルク目標値の決定に
    対してのみ使用されること、および少なくとも1つの目
    標値が、トルク目標値の形成のときに効率シフトのため
    に補正されること、の少なくとも一方が行われる、こと
    を特徴とする内燃機関の駆動ユニットのトルク制御方
    法。
  2. 【請求項2】 駆動滑り制御または走行運動制御から、
    2つのトルク目標値が供給され、これらのトルク目標値
    のうちの1つが前記急速なトルク調節の経路の設定のた
    めに使用され、これら両方のトルク目標値の組合せが前
    記充填量の経路の設定のために使用されることを特徴と
    する請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記充填量を調節するために、機関保護
    および変速機保護のための制限目標値が使用されること
    を特徴とする請求項1または2の方法。
  4. 【請求項4】 変速機切換の間に前記急速なトルク調節
    の経路の調節のための目標トルク値および好ましくは前
    記充填量の調節のための目標値が与えられることを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかの方法。
  5. 【請求項5】 ドライバの希望トルクが形成され、この
    希望トルクが前記充填量経路に対して少なくともアイド
    リング回転速度制御の出力信号を考慮して調節されるこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの方法。
  6. 【請求項6】 所定の運転状態においてトルク余裕を形
    成するために、運転状態に対し与えられた値の関数とし
    て前記ドライバの希望トルクが補正されることを特徴と
    する請求項5の方法。
  7. 【請求項7】 最小の前記充填量を設定可能なタンク通
    気機能から、目標値が与えられることを特徴とする請求
    項1ないし6のいずれかの方法。
  8. 【請求項8】 前記急速なトルク調節の経路に対して2
    つの目標値、すなわち燃料供給量に対する目標値および
    点火角設定に対する目標値が与えられることを特徴とす
    る請求項1ないし7のいずれかの方法。
  9. 【請求項9】 所定の運転状態において、前記燃料供給
    量に対するトルク目標値に基づきアイドリング制御装置
    の調節および防振機能を考慮して、前記点火角設定に対
    するトルク目標値が決定されることを特徴とする請求項
    8の方法。
  10. 【請求項10】 所定の運転状態において、内燃機関に
    より外部からの調整なしに設定されるトルクを示す基本
    トルク値に基づきかつ防振機能を考慮して、前記点火角
    に対するトルク目標値が形成されることを特徴とする請
    求項8または9の方法。
  11. 【請求項11】 第1の目標トルク値(milsol)
    の関数として内燃機関の充填量を制御し、また少なくと
    も1つの第2の目標トルク値(misol、mizso
    l)の関数として急速なトルク調節を可能にする、点火
    角または燃料供給量のようなパラメータを制御する制御
    ユニットと、 前記第1および第2の目標値(milsol、miso
    l、mizsol)を個々の機能により形成される内燃
    機関のトルクに対する目標値に基づいて求める調整ユニ
    ット(100)と、を備えた内燃機関の駆動ユニットの
    トルク制御装置において、 調整ユニット(100)が、少なくとも選択された運転
    状態において、相互に異なる、前記充填量の調節に対す
    るトルク目標値(milsol)および前記急速なトル
    ク調節に対するトルク目標値(misol、mizso
    l)を求めるように形成され、 前記調整ユニットが、少なくとも1つの目標値を前記ト
    ルク目標値の決定に対してのみ使用すること、および少
    なくとも1つの目標値を前記トルク目標値の形成のとき
    に効率シフトのために補正すること、の少なくとも一方
    を行う、ことを特徴とする内燃機関の駆動ユニットのト
    ルク制御装置。
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