JPH11141482A - ロータリ圧縮機 - Google Patents

ロータリ圧縮機

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JPH11141482A
JPH11141482A JP30129297A JP30129297A JPH11141482A JP H11141482 A JPH11141482 A JP H11141482A JP 30129297 A JP30129297 A JP 30129297A JP 30129297 A JP30129297 A JP 30129297A JP H11141482 A JPH11141482 A JP H11141482A
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Japan
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roller
rotary compressor
cylinder
vane
carbon
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Masazo Okajima
政三 岡島
Kazuhisa Ishikawa
和久 石川
Takashi Sunaga
高史 須永
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータリ圧縮機1のベーン17とローラ13
の材質の組み合わせを工夫し、耐摩耗性を向上し、寸法
にバラつきが生じず、低コストにでき、よって量産性に
優れたロータリ圧縮機とする。 【解決手段】 ベーン17をAl含浸カーボン製とし、
従来のカーボンNC−094よりも焼成温度を約680
〜730℃として高めることで、カーボンとアルミの境
界に発生するAl34 を5〜10%へ高めたものにす
る。ローラ13は、鋳鉄(FC−300相当)製で、チ
ル化処理され、さらにNi−P系メッキ処理されたもの
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はロータリ圧縮機に
関し、さらに詳しくはロータリ圧縮機に設けられたシリ
ンダ内で偏心回転して圧縮を行うローラと、シリンダ内
に弾性的に突設されローラに接触して圧縮室と吸入室を
形成するベーンとの材質の組み合わせに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ロータリ圧縮機は、円筒
状のシリンダ内でローラが偏心回転し、このローラに対
し、シリンダ内で弾性的に突設されたベーンが接触し、
これによって、シリンダとローラとの間に形成される三
日月状の空間が2つに分けられ、圧縮室と吸入室が形成
される。
【0003】ベーンとローラは、互いに接触して摩擦を
生じるので、この摩擦に対し耐摩耗性を有する材質が選
ばれる。従来は、ベーンの材質としてSKH51にCr
Nコーティングしたもの、あるいはSKH51相当の焼
結材にTiN、TiC粒子を分散した複合材などを使用
した。ローラの材質には、CrやBが添加された鋳鉄を
焼き入れしたものを使用した。このような両材質が、一
般的な組み合わせである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
両材質では、ベーンのコーティング処理は寸法がばらつ
いてしまう問題があり、あるいは製造コストが高いた
め、量産性に劣るものであった。
【0005】この発明は、以上の課題を解決するために
なされたもので、寸法のばらつきが小さく、製造コスト
を低くでき、量産性に優れた材質の組み合わせとなって
いるベーンとローラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、第一の発明は、円筒状のシリンダと、このシリン
ダ内で偏心回転するローラと、前記シリンダ内に突設さ
れて前記ローラに接触し、前記シリンダと前記ローラと
の間の空間を二分して圧縮室と吸入室を形成するベーン
とを備えるロータリ圧縮機において、前記ベーンは、A
l含浸カーボンからなり、焼成温度を約680〜730
℃として、カーボンとアルミニウムの境界に発生するA
34 を5〜10%に高めたもの、前記ローラは、チ
ル化処理された鋳鉄をNi−P系メッキ処理したものと
することを特徴とするロータリ圧縮機である。
【0007】第二の発明は、さらに、前記ローラは、N
i−P系メッキ処理のメッキ膜のマトリックス中に、T
iN、Si34 のセラミック粒子を1〜5%分散して
いることを特徴とする請求項1記載のロータリ圧縮機で
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】図1によって、この発明の一実施
形態にかかるロータリ圧縮機、すなわち、冷媒ガスを圧
縮する密閉型ロータリ圧縮機を説明する。
【0009】このロータリ圧縮機1は、円筒状の密閉容
器3が取り付け脚5によって、円筒の軸を縦にした状態
で据え付けられる。この密閉容器3の内部には前記円筒
状の軸と同心に回転軸7が回転自在に支えられる。回転
軸7の上方には、図示しないロータコアが固定されてい
る。このロータコアに対し所定の隙間を介して、外周側
に図示しないステータコアが密閉容器3の内壁に固定さ
れて設けられ、このステータコアの上下に隣接して図示
しない電動機巻線が固定して設けられ、通電されて、回
転軸7が回転する。
【0010】回転軸7の周囲には、円筒状のシリンダ9
が同軸に設けられる。このシリンダ9の内部における前
記回転軸7の形状は、回転軸7の軸心に対し偏心し、円
柱形状の偏心シャフト部11を形成する。この偏心シャ
フト部11の外周に円筒状のローラ13が配置される。
これにより回転軸7が回転すると、ローラ13は、シリ
ンダ9の内壁に接して転がる自転を行いながら、偏心回
転する。
【0011】ローラ13とシリンダ9との間には三日月
状の空間15が形成される。そして、シリンダ9の内周
壁から弾性的に突設されたベーン17が、三日月状の空
間15を2つに分け、分けられた各空間はローラ13の
偏心回転(図中左回り)に伴い、左側が吸入室19、右
側が圧縮室21となる。吸入室19は、ローラ13の偏
心回転が進むに伴い空間体積が増加する。圧縮室21
は、偏心回転が進むに伴い空間体積が減少する。また、
シリンダ9にはベーン17の図中の左隣に吸入ポート2
3が形成されて吸入室19に臨み、さらに吸入管25に
接続され密閉容器3の外部へ導かれる。また、ベーン1
7の右隣に吐出ポート27が形成され圧縮室21に臨
み、さらに吐出管に接続され密閉容器3の外部へ導かれ
る。
【0012】ベーン17はAl含浸カーボン製である。
Al含浸カーボンとしては、例えばNC−094(日本
カーボン株式会社製)があるが、本発明で用いるAl含
浸カーボンは焼成温度をより高めて、約680〜730
℃にすることにより、カーボンとアルミニウムの境界に
発生するAl34 を5〜10%に高めたものにでき
る。これにより耐摩耗性を向上できる。
【0013】またローラは鋳鉄(FC−300相当)製
とし、チル化処理焼き入れを行う。このチル化処理は、
金型鋳造や焼き入れなどによる急冷、または浸炭によっ
ても良い。その上からNi−P系メッキ処理が施され
る。このNi−P系メッキ処理で形成されるメッキ膜の
マトリックス中には、TiN、Si34 のセラミック
粒子を1〜5%分散して存在させる。
【0014】このような材料および処理にすることで、
ローラとベーンはそれぞれ耐摩耗性が従来よりも向上で
きるのみならず、ベーンへのメッキ処理を避けることに
よって寸法のばらつきを抑えることができ、製造コスト
が抑えられ、したがって量産性を向上できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るロ
ータリ圧縮機のベーンとローラによれば、従来よりも耐
摩耗性を向上でき、しかもベーンにはメッキ処理を施さ
ないので、メッキによる寸法ばらつきを抑えることがで
き、また低コストにでき、量産性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るロータリ圧縮機のシ
リンダ付近の水平断面図である。
【符号の説明】
9 シリンダ 13 ローラ 17 ベーン 19 吸入室 21 圧縮室 23 吸入ポート 27 吐出ポート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のシリンダと、このシリンダ内で
    偏心回転するローラと、前記シリンダ内に突設されて前
    記ローラに接触し、前記シリンダと前記ローラとの間の
    空間を二分して圧縮室と吸入室を形成するベーンとを備
    えるロータリ圧縮機において、 前記ベーンは、Al含浸カーボンからなり、焼成温度を
    約680〜730℃として、カーボンとアルミニウムの
    境界に発生するAl34 を5〜10%に高めたもの、 前記ローラは、チル化処理された鋳鉄をNi−P系メッ
    キ処理したものとすることを特徴とするロータリ圧縮
    機。
  2. 【請求項2】 前記ローラは、Ni−P系メッキ処理の
    メッキ膜のマトリックス中に、TiN、Si34 のセ
    ラミック粒子を1〜5%分散していることを特徴とする
    請求項1記載のロータリ圧縮機。
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