JPH11141483A - 電動気体圧縮機 - Google Patents
電動気体圧縮機Info
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- JPH11141483A JPH11141483A JP9304204A JP30420497A JPH11141483A JP H11141483 A JPH11141483 A JP H11141483A JP 9304204 A JP9304204 A JP 9304204A JP 30420497 A JP30420497 A JP 30420497A JP H11141483 A JPH11141483 A JP H11141483A
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- compression
- chamber
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- gas compressor
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0215—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C23/00—Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C23/001—Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids of similar working principle
- F04C23/003—Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids of similar working principle having complementary function
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 1,2段圧縮切り替え運転可能な圧縮機を提
供するものである。 【解決手段】 密閉容器1の内部に単一の電動機3と、
電動機3の両側に電動機3に連接する駆動軸2によって
作動する第1のスクロール式圧縮機構部100と第2の
スクロール式圧縮機構部200を配置した気体圧縮機に
おいて、一方のスクロール式圧縮機構部(100または
200)の圧縮室軸方向隙間を広げるべく制御すること
によってその圧縮機構部の圧縮作用を実質的に休止可能
にさせる機能を備えたものである。それによって、圧縮
室軸方向隙間が広げられた圧縮機構部の圧縮室内での気
体のポンプ作用を回避することができる。その結果、一
方の圧縮機構部の圧縮損失を生じることなく運転休止で
き、負荷に応じた効率の高い圧縮運転を実現できる。
供するものである。 【解決手段】 密閉容器1の内部に単一の電動機3と、
電動機3の両側に電動機3に連接する駆動軸2によって
作動する第1のスクロール式圧縮機構部100と第2の
スクロール式圧縮機構部200を配置した気体圧縮機に
おいて、一方のスクロール式圧縮機構部(100または
200)の圧縮室軸方向隙間を広げるべく制御すること
によってその圧縮機構部の圧縮作用を実質的に休止可能
にさせる機能を備えたものである。それによって、圧縮
室軸方向隙間が広げられた圧縮機構部の圧縮室内での気
体のポンプ作用を回避することができる。その結果、一
方の圧縮機構部の圧縮損失を生じることなく運転休止で
き、負荷に応じた効率の高い圧縮運転を実現できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動機の両側に各圧
縮機構部を配置した気体圧縮機の運転制御と給油通路に
関するものである。
縮機構部を配置した気体圧縮機の運転制御と給油通路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】多室用空調圧縮機には、空調容量変化と
空調温度変化に対応できる圧縮機能が要求される。
空調温度変化に対応できる圧縮機能が要求される。
【0003】これらの課題に対応すべく、複数の圧縮機
の回転速度を制御しながら単独,並列運転させて空調容
量変化に対応させたり、複数の圧縮機を直列接続して多
段圧縮運転させて高圧縮比運転し空調温度変化に対応す
る手段が周知されている。
の回転速度を制御しながら単独,並列運転させて空調容
量変化に対応させたり、複数の圧縮機を直列接続して多
段圧縮運転させて高圧縮比運転し空調温度変化に対応す
る手段が周知されている。
【0004】例えば、特開平3−105092号公報に
は、図8に示す縦置形電動スクロール冷媒圧縮機を、図
9に示すように低段側圧縮機1013の吐出側を高段側
圧縮機1014の吸入側に直列接続して2段圧縮運転す
る系統図が開示されている。
は、図8に示す縦置形電動スクロール冷媒圧縮機を、図
9に示すように低段側圧縮機1013の吐出側を高段側
圧縮機1014の吸入側に直列接続して2段圧縮運転す
る系統図が開示されている。
【0005】このように、独立した圧縮機を直列接続し
て2段圧縮運転する場合には、低段側圧縮機の潤滑油が
吐出冷媒ガスと共に高段側圧縮機に移動する一方、高段
側圧縮機の潤滑油も吐出冷媒ガスと共に低段側圧縮機に
移動するが、各圧縮機の運転状態によって潤滑油移動量
が相違するので、各圧縮機内の潤滑油量に過不足が生じ
る。
て2段圧縮運転する場合には、低段側圧縮機の潤滑油が
吐出冷媒ガスと共に高段側圧縮機に移動する一方、高段
側圧縮機の潤滑油も吐出冷媒ガスと共に低段側圧縮機に
移動するが、各圧縮機の運転状態によって潤滑油移動量
が相違するので、各圧縮機内の潤滑油量に過不足が生じ
る。
【0006】その結果、潤滑油不足の圧縮機では著しい
効率低下や部品損傷が生じる。この防止策として、圧縮
機とは別体の油溜容器1010を両圧縮機接続配管途中
に配設し、吐出冷媒ガスに混入する潤滑油を分離・貯溜
の後、各圧縮機の摺動部への油戻し手段が設けられてい
る。
効率低下や部品損傷が生じる。この防止策として、圧縮
機とは別体の油溜容器1010を両圧縮機接続配管途中
に配設し、吐出冷媒ガスに混入する潤滑油を分離・貯溜
の後、各圧縮機の摺動部への油戻し手段が設けられてい
る。
【0007】上記の2段圧縮システムは、圧縮機設置ス
ペースを要すると共にコスト高を招くという課題があ
る。
ペースを要すると共にコスト高を招くという課題があ
る。
【0008】上記課題解決の方策として、以下に述べる
2つの手段が周知されている。すなわち、第1の解決手
段は、図10に示すように、1つの密閉容器2041に
2つの電動機と2つのローリングピストン型ロータリ圧
縮機構を設けて2段圧縮可能な横置形圧縮機の構成が開
示されている(特開平4−112990号公報)。
2つの手段が周知されている。すなわち、第1の解決手
段は、図10に示すように、1つの密閉容器2041に
2つの電動機と2つのローリングピストン型ロータリ圧
縮機構を設けて2段圧縮可能な横置形圧縮機の構成が開
示されている(特開平4−112990号公報)。
【0009】すなわち、密閉容器2041の内部に低段
用電動機2042と低段用圧縮機構2043、高段用電
動機2044と高段用圧縮機構2045が設けられ、固
定子2046と回転子2047から成る低段用電動機2
042は低段用圧縮機構2043の駆動軸2048に連
接している。
用電動機2042と低段用圧縮機構2043、高段用電
動機2044と高段用圧縮機構2045が設けられ、固
定子2046と回転子2047から成る低段用電動機2
042は低段用圧縮機構2043の駆動軸2048に連
接している。
【0010】また、低段用圧縮機構2043は主軸受2
049、副軸受2050、シリンダ2051、駆動軸2
048のクランク部に装嵌したピストン2052、ベー
ン2053、ベーン2053をピストン2052に向か
って付勢するためのバネ装置(図示なし)より構成され
ている。
049、副軸受2050、シリンダ2051、駆動軸2
048のクランク部に装嵌したピストン2052、ベー
ン2053、ベーン2053をピストン2052に向か
って付勢するためのバネ装置(図示なし)より構成され
ている。
【0011】また、高段用圧縮機構2045は主軸受2
057、副軸受2058、シリンダ2059、ピストン
2060、ベーン2061、バネ装置(図示なし)より
構成されている。
057、副軸受2058、シリンダ2059、ピストン
2060、ベーン2061、バネ装置(図示なし)より
構成されている。
【0012】更に、低段用電動機2042、低段用圧縮
機構2043、高段用電動機2044を配置した第1の
吐出空間Aと高段用圧縮機構2045を設けた第2の吐
出空間Bとの間に密閉容器2041に固定した円盤状の
隔離板2062を設けて、第1の吐出空間Aの側と第2
の吐出空間Bの側とに分割した構成である。
機構2043、高段用電動機2044を配置した第1の
吐出空間Aと高段用圧縮機構2045を設けた第2の吐
出空間Bとの間に密閉容器2041に固定した円盤状の
隔離板2062を設けて、第1の吐出空間Aの側と第2
の吐出空間Bの側とに分割した構成である。
【0013】このようなローリングピストン型ロータリ
圧縮機において、2段圧縮運転は次のようにして行われ
る。
圧縮機において、2段圧縮運転は次のようにして行われ
る。
【0014】すなわち、低段吸入管2064から吸入さ
れた冷媒ガスは、低段用圧縮機構2043で圧縮され、
第1の吐出空間Aに排出される。
れた冷媒ガスは、低段用圧縮機構2043で圧縮され、
第1の吐出空間Aに排出される。
【0015】低段用電動機2042と高段用電動機20
44を冷却した中圧冷媒ガスは、低段吐出管2065,
高段吸入管2066を経て高段用圧縮機構2045で再
び圧縮され、第2の吐出空間Bと高段吐出管2067を
順次経由して圧縮機外部の冷凍サイクル配管系に送出さ
れる。
44を冷却した中圧冷媒ガスは、低段吐出管2065,
高段吸入管2066を経て高段用圧縮機構2045で再
び圧縮され、第2の吐出空間Bと高段吐出管2067を
順次経由して圧縮機外部の冷凍サイクル配管系に送出さ
れる。
【0016】なお、低段用圧縮機構2043からの単位
時間当り吐出冷媒容積と高段用圧縮機構2045への単
位時間当り吸入冷媒容積とが等しくなるように、高段用
電動機2044の回転速度が設定されている。
時間当り吐出冷媒容積と高段用圧縮機構2045への単
位時間当り吸入冷媒容積とが等しくなるように、高段用
電動機2044の回転速度が設定されている。
【0017】一方、低段用圧縮機構2043と高段用圧
縮機構2045が単独または並行運転される場合には、
低段吸入管2064と高段吸入管2066が冷凍サイク
ルの低圧配管系に接続され、低段吐出管2065と高段
吐出管2067が冷凍サイクルの高圧配管系にそれぞれ
接続される。
縮機構2045が単独または並行運転される場合には、
低段吸入管2064と高段吸入管2066が冷凍サイク
ルの低圧配管系に接続され、低段吐出管2065と高段
吐出管2067が冷凍サイクルの高圧配管系にそれぞれ
接続される。
【0018】次に、第1の解決手段の場合より空調容量
が小さい場合における第2の解決手段を、図11と図1
2に示す。図11と図12には、1つの密閉容器300
2の内部の上部に電動機3003と下部にローリングピ
ストン型ロータリ式の低段用圧縮機構3004,高段用
圧縮機構3005をそれぞれ配置して2段圧縮可能な縦
置ローリングピストン型のロータリ圧縮機3001の概
略構成および冷凍サイクル配管接続系統とが示されてい
る(特開平2−11886号公報)。
が小さい場合における第2の解決手段を、図11と図1
2に示す。図11と図12には、1つの密閉容器300
2の内部の上部に電動機3003と下部にローリングピ
ストン型ロータリ式の低段用圧縮機構3004,高段用
圧縮機構3005をそれぞれ配置して2段圧縮可能な縦
置ローリングピストン型のロータリ圧縮機3001の概
略構成および冷凍サイクル配管接続系統とが示されてい
る(特開平2−11886号公報)。
【0019】そして、冷媒が次のように流れて2段圧縮
運転が行われる。すなわち、電磁二方弁3034が閉路
状態で、蒸発器3028からの低圧冷媒ガスは、アキュ
ームレータ3014を経て低段用圧縮機構3004で中
圧に圧縮され、マフラー3022を経て再び高段用圧縮
機構3005で高圧に圧縮され密閉容器3002の内部
に吐出され、電動機3003の冷却と冷媒ガスに混入す
る潤滑油を分離した後、圧縮機外部の凝縮器3024,
減圧装置3027,蒸発器3028へと順次流れる。
運転が行われる。すなわち、電磁二方弁3034が閉路
状態で、蒸発器3028からの低圧冷媒ガスは、アキュ
ームレータ3014を経て低段用圧縮機構3004で中
圧に圧縮され、マフラー3022を経て再び高段用圧縮
機構3005で高圧に圧縮され密閉容器3002の内部
に吐出され、電動機3003の冷却と冷媒ガスに混入す
る潤滑油を分離した後、圧縮機外部の凝縮器3024,
減圧装置3027,蒸発器3028へと順次流れる。
【0020】また、ロータリ圧縮機3001に2段圧縮
させずに、低段用圧縮機構3004を空運転する一方、
高段用圧縮機構3005でのみ圧縮運転させる場合は、
電磁二方弁3034を開路状態にすることによって実現
する。
させずに、低段用圧縮機構3004を空運転する一方、
高段用圧縮機構3005でのみ圧縮運転させる場合は、
電磁二方弁3034を開路状態にすることによって実現
する。
【0021】すなわち、アキュームレータ3014,低
段用圧縮機構3004,マフラー3022を経由した冷
媒ガスの一部はバイパス路3035を介して蒸発器30
28の下流側(低圧)にバイパスする一方、マフラー3
022の内部の残りの冷媒ガスは高段用圧縮機構300
5を経て通常圧縮された後、圧縮機外部に排出される。
段用圧縮機構3004,マフラー3022を経由した冷
媒ガスの一部はバイパス路3035を介して蒸発器30
28の下流側(低圧)にバイパスする一方、マフラー3
022の内部の残りの冷媒ガスは高段用圧縮機構300
5を経て通常圧縮された後、圧縮機外部に排出される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
前者の構成では、低段用圧縮機構2043と高段用圧縮
機構2045を作動させて並行運転する場合および2段
圧縮運転する場合に、上述同様に、第1の吐出空間Aと
第2の吐出空間Bとの間の貯溜潤滑油量に過不足が生
じ、圧縮室の潤滑油膜シール不良に起因する著しい圧縮
効率の低下や摺動部品の破損を招くという第1の課題が
あった。
前者の構成では、低段用圧縮機構2043と高段用圧縮
機構2045を作動させて並行運転する場合および2段
圧縮運転する場合に、上述同様に、第1の吐出空間Aと
第2の吐出空間Bとの間の貯溜潤滑油量に過不足が生
じ、圧縮室の潤滑油膜シール不良に起因する著しい圧縮
効率の低下や摺動部品の破損を招くという第1の課題が
あった。
【0023】また、上記の後者の構成では、ロータリ圧
縮機3001に2段圧縮させずに、低段用圧縮機構30
04を高速空運転させる場合には、冷媒ガスが低段用圧
縮機構3004を通過する際、吐出弁装置3008bの
通路抵抗によって低昇圧レベルで圧縮され、相応の圧縮
損失が生じるという第2の課題があった。
縮機3001に2段圧縮させずに、低段用圧縮機構30
04を高速空運転させる場合には、冷媒ガスが低段用圧
縮機構3004を通過する際、吐出弁装置3008bの
通路抵抗によって低昇圧レベルで圧縮され、相応の圧縮
損失が生じるという第2の課題があった。
【0024】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、圧縮損失が生じない空圧縮運転可能な圧縮
機構を実現することを目的とするものである。
ものであり、圧縮損失が生じない空圧縮運転可能な圧縮
機構を実現することを目的とするものである。
【0025】その他の目的は、後述する説明から明かに
なるであろう。
なるであろう。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、圧縮室の軸方向隙間を拡大制御するもので
ある。
に本発明は、圧縮室の軸方向隙間を拡大制御するもので
ある。
【0027】上記圧縮室の軸方向隙間拡大制御によっ
て、圧縮室内での上流側と下流側とを連通させ、ポンプ
作用の回避を図るものである。
て、圧縮室内での上流側と下流側とを連通させ、ポンプ
作用の回避を図るものである。
【0028】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、密閉容
器内に単一の電動機と、電動機の両側に電動機に連接す
る駆動軸によって作動する各圧縮機構部とを配置した気
体圧縮機において、一方の圧縮機構部の圧縮室軸方向隙
間を広げるべく制御することによって、その圧縮機構部
の圧縮作用を実質的に休止可能にさせる機能を備えたも
のである。そしてこの構成によれば、圧縮室内での上流
側と下流側とが連通し、圧縮室内での気体の循環も生ず
ることなく、気体のポンプ作用を回避することができ
る。
器内に単一の電動機と、電動機の両側に電動機に連接す
る駆動軸によって作動する各圧縮機構部とを配置した気
体圧縮機において、一方の圧縮機構部の圧縮室軸方向隙
間を広げるべく制御することによって、その圧縮機構部
の圧縮作用を実質的に休止可能にさせる機能を備えたも
のである。そしてこの構成によれば、圧縮室内での上流
側と下流側とが連通し、圧縮室内での気体の循環も生ず
ることなく、気体のポンプ作用を回避することができ
る。
【0029】請求項2に記載の発明は、第1の圧縮機構
部と第2の圧縮機構部を直列接続して2段圧縮運転可能
に第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部の気体排除容積
を設定し、2段圧縮運転時に高段側となる第2の圧縮機
構部に圧縮作用休止可能機能を備えさせたものである。
そしてこの構成によれば、第1の圧縮機構部のみを圧縮
作用させる場合には、1段圧縮運転になり、通常の圧縮
比運転ができる。第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部
を直列接続して圧縮作用させる場合には、2段圧縮運転
になり、高圧縮比運転ができる。この2種類の運転モー
ドを選択して、低圧縮比〜高圧縮比に亘る広い範囲での
運転ができる。
部と第2の圧縮機構部を直列接続して2段圧縮運転可能
に第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部の気体排除容積
を設定し、2段圧縮運転時に高段側となる第2の圧縮機
構部に圧縮作用休止可能機能を備えさせたものである。
そしてこの構成によれば、第1の圧縮機構部のみを圧縮
作用させる場合には、1段圧縮運転になり、通常の圧縮
比運転ができる。第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部
を直列接続して圧縮作用させる場合には、2段圧縮運転
になり、高圧縮比運転ができる。この2種類の運転モー
ドを選択して、低圧縮比〜高圧縮比に亘る広い範囲での
運転ができる。
【0030】請求項3に記載の発明は、圧縮作用休止可
能な第2の圧縮機構部を、駆動軸に摺動係合して旋回運
動する旋回スクロールと、旋回スクロールに噛み合って
圧縮室を形成する固定スクロール要素から成るスクロー
ル式圧縮機構部とし、固定スクロール要素に軸方向移動
可能な機能を備えて圧縮室軸方向隙間を広げるべく制御
可能な構成としたものである。そしてこの構成によれ
ば、第2の圧縮機構部の圧縮室で過圧縮が生じる場合に
は、固定スクロール要素が旋回スクロールから離反して
圧縮室軸方向隙間が広がる。その結果、圧縮室圧力が低
下して、過負荷が軽減する。また、圧縮室軸方向隙間を
更に拡大制御する場合には、圧縮室の圧力上昇がなく、
実質的に圧縮機能が休止する。
能な第2の圧縮機構部を、駆動軸に摺動係合して旋回運
動する旋回スクロールと、旋回スクロールに噛み合って
圧縮室を形成する固定スクロール要素から成るスクロー
ル式圧縮機構部とし、固定スクロール要素に軸方向移動
可能な機能を備えて圧縮室軸方向隙間を広げるべく制御
可能な構成としたものである。そしてこの構成によれ
ば、第2の圧縮機構部の圧縮室で過圧縮が生じる場合に
は、固定スクロール要素が旋回スクロールから離反して
圧縮室軸方向隙間が広がる。その結果、圧縮室圧力が低
下して、過負荷が軽減する。また、圧縮室軸方向隙間を
更に拡大制御する場合には、圧縮室の圧力上昇がなく、
実質的に圧縮機能が休止する。
【0031】請求項4に記載の発明は、固定スクロール
要素は、密閉容器に固定された鏡板本体と、旋回スクロ
ールに噛み合って形成する圧縮室の軸方向隙間を密封・
解除すべく鏡板本体に対して軸方向にのみ移動が可能な
固定スクロール部材とから成り、固定スクロール部材は
バネ装置の付勢力によって旋回スクロールから離反し、
密閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロールに接
近移動すべく構成されたものである。そしてこの構成に
よれば、第2の圧縮機構部の圧縮室で過圧縮が生じる場
合には、圧縮室圧力とバネ装置の付勢力によって、固定
スクロール要素が密閉容器内の高圧気体圧力による付勢
力に抗して旋回スクロールから離反して圧縮室軸方向隙
間が広がる。その後、圧縮室の圧力が低下した時、固定
スクロール部材が密閉容器内の高圧気体圧力を受けて、
旋回スクロールに接近し、圧縮室軸方向隙間が自動的に
密封する。また、固定スクロール部材を旋回スクロール
の側に付勢する密閉容器内の気体圧力を低下させた場合
に、バネ装置の付勢力によって固定スクロール部材が旋
回スクロールから離反して圧縮室軸方向隙間が大きく広
がる。そして、圧縮室の圧力上昇がなく、自動的に圧縮
機能を休止できる。
要素は、密閉容器に固定された鏡板本体と、旋回スクロ
ールに噛み合って形成する圧縮室の軸方向隙間を密封・
解除すべく鏡板本体に対して軸方向にのみ移動が可能な
固定スクロール部材とから成り、固定スクロール部材は
バネ装置の付勢力によって旋回スクロールから離反し、
密閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロールに接
近移動すべく構成されたものである。そしてこの構成に
よれば、第2の圧縮機構部の圧縮室で過圧縮が生じる場
合には、圧縮室圧力とバネ装置の付勢力によって、固定
スクロール要素が密閉容器内の高圧気体圧力による付勢
力に抗して旋回スクロールから離反して圧縮室軸方向隙
間が広がる。その後、圧縮室の圧力が低下した時、固定
スクロール部材が密閉容器内の高圧気体圧力を受けて、
旋回スクロールに接近し、圧縮室軸方向隙間が自動的に
密封する。また、固定スクロール部材を旋回スクロール
の側に付勢する密閉容器内の気体圧力を低下させた場合
に、バネ装置の付勢力によって固定スクロール部材が旋
回スクロールから離反して圧縮室軸方向隙間が大きく広
がる。そして、圧縮室の圧力上昇がなく、自動的に圧縮
機能を休止できる。
【0032】請求項5に記載の発明は、鏡板本体が、密
閉容器内を、第1の圧縮機構部と電動機を収納する電動
機室と、第2の圧縮機構部の吐出室とに仕切るべく構成
したものである。そしてこの構成によれば、電動機室と
第2の圧縮機構部の吐出室との差圧を固定スクロール部
材が直接受けることなく、鏡板本体が受けて、固定スク
ロール部材の変形が少なくなり、圧縮室の密封を確保で
きる。
閉容器内を、第1の圧縮機構部と電動機を収納する電動
機室と、第2の圧縮機構部の吐出室とに仕切るべく構成
したものである。そしてこの構成によれば、電動機室と
第2の圧縮機構部の吐出室との差圧を固定スクロール部
材が直接受けることなく、鏡板本体が受けて、固定スク
ロール部材の変形が少なくなり、圧縮室の密封を確保で
きる。
【0033】請求項6に記載の発明は、電動機室の底部
と第2の圧縮機構部の吐出室の底部の油溜との間に、電
動機室への流入のみを許容する絞り通路を有する油戻し
通路を配置し、油戻し通路は絞り通路を開閉する弁体と
弁体を絞り通路の上流側に向かって付勢するバネ装置か
ら成り、バネ装置は、それ自身の温度が設定値を超える
と付勢力を減じ、それ自身の温度が設定値未満の時にそ
の付勢力を維持する形状記憶特性を備えると共に、バネ
装置を電動機のコイル巻き線に近づけて配置したもので
ある。そしてこの構成によれば、2段圧縮運転時に吐出
室の圧力と温度が異常上昇した時、電動機への過電流に
よってコイル巻き線が異常温度上昇してバネ装置の付勢
力が小さくなると共に、吐出室の油溜と電動機室との差
圧によって弁体が開弁する方向に移動し油戻し通路が開
通する。そして、第2の圧縮機構部の吐出室の底部の油
溜から潤滑油と潤滑油に含まれる吐出気体が電動機室に
戻り、吐出室の圧力が正常に復帰する。
と第2の圧縮機構部の吐出室の底部の油溜との間に、電
動機室への流入のみを許容する絞り通路を有する油戻し
通路を配置し、油戻し通路は絞り通路を開閉する弁体と
弁体を絞り通路の上流側に向かって付勢するバネ装置か
ら成り、バネ装置は、それ自身の温度が設定値を超える
と付勢力を減じ、それ自身の温度が設定値未満の時にそ
の付勢力を維持する形状記憶特性を備えると共に、バネ
装置を電動機のコイル巻き線に近づけて配置したもので
ある。そしてこの構成によれば、2段圧縮運転時に吐出
室の圧力と温度が異常上昇した時、電動機への過電流に
よってコイル巻き線が異常温度上昇してバネ装置の付勢
力が小さくなると共に、吐出室の油溜と電動機室との差
圧によって弁体が開弁する方向に移動し油戻し通路が開
通する。そして、第2の圧縮機構部の吐出室の底部の油
溜から潤滑油と潤滑油に含まれる吐出気体が電動機室に
戻り、吐出室の圧力が正常に復帰する。
【0034】請求項7に記載の発明は、固定スクロール
部材は、鏡板本体に係止して回転方向移動が阻止された
鏡板と、鏡板の一面上に配置され且つ旋回スクロールの
旋回スクロールラップと噛み合って圧縮室を形成する固
定スクロールラップと、鏡板の他面上に配置された筒部
とから成り、筒部が鏡板本体内に挿嵌入し、筒部と鏡板
本体との間にバネ装置を配置して旋回スクロールから軸
方向に離反させるべく固定スクロール部材にバネ付勢力
を付与させ、旋回スクロールに固定スクロール部材を軸
方向に近付けるべく筒部に密閉容器内の高圧気体圧力を
付勢させたものである。そしてこの構成によれば、固定
スクロール部材を旋回スクロールから軸方向に離反させ
るバネ力と、固定スクロール部材を旋回スクロールに軸
方向に近付ける気体圧力の両方を付与する。そして、そ
の両者の力の差によって圧縮室の軸方向隙間の密封と解
除が行える。
部材は、鏡板本体に係止して回転方向移動が阻止された
鏡板と、鏡板の一面上に配置され且つ旋回スクロールの
旋回スクロールラップと噛み合って圧縮室を形成する固
定スクロールラップと、鏡板の他面上に配置された筒部
とから成り、筒部が鏡板本体内に挿嵌入し、筒部と鏡板
本体との間にバネ装置を配置して旋回スクロールから軸
方向に離反させるべく固定スクロール部材にバネ付勢力
を付与させ、旋回スクロールに固定スクロール部材を軸
方向に近付けるべく筒部に密閉容器内の高圧気体圧力を
付勢させたものである。そしてこの構成によれば、固定
スクロール部材を旋回スクロールから軸方向に離反させ
るバネ力と、固定スクロール部材を旋回スクロールに軸
方向に近付ける気体圧力の両方を付与する。そして、そ
の両者の力の差によって圧縮室の軸方向隙間の密封と解
除が行える。
【0035】請求項8に記載の発明は、筒部の内側に吐
出弁装置を配置すべく吐出気体通路を形成し、吐出弁装
置よりも圧縮室側にバイパス弁を配置し、バイパス弁は
圧縮室と吐出室との間を連通すべく鏡板に配設したバイ
パス穴の出口側を開閉し、圧縮室から吐出室へのみの気
体流出を許容すると共に、バイパス弁が開弁した時、バ
イパス弁と吐出弁装置が当接して、バイパス穴からの流
出気体が一時的に閉塞されるべく、バイパス弁と吐出弁
装置を配置構成したものである。そしてこの構成によれ
ば、軽度の過圧縮運転時にバイパス弁が開弁して圧縮室
の気体の一部が別の空間に移動し、圧縮室圧力が一時的
に低下する。そして、圧縮作用が継続する。一時的に別
の空間に閉じ込められた気体は、その圧力によって吐出
弁装置の開弁を早め、吐出弁装置が開弁した時に吐出口
から排出される気体と共に吐出室に排出する。
出弁装置を配置すべく吐出気体通路を形成し、吐出弁装
置よりも圧縮室側にバイパス弁を配置し、バイパス弁は
圧縮室と吐出室との間を連通すべく鏡板に配設したバイ
パス穴の出口側を開閉し、圧縮室から吐出室へのみの気
体流出を許容すると共に、バイパス弁が開弁した時、バ
イパス弁と吐出弁装置が当接して、バイパス穴からの流
出気体が一時的に閉塞されるべく、バイパス弁と吐出弁
装置を配置構成したものである。そしてこの構成によれ
ば、軽度の過圧縮運転時にバイパス弁が開弁して圧縮室
の気体の一部が別の空間に移動し、圧縮室圧力が一時的
に低下する。そして、圧縮作用が継続する。一時的に別
の空間に閉じ込められた気体は、その圧力によって吐出
弁装置の開弁を早め、吐出弁装置が開弁した時に吐出口
から排出される気体と共に吐出室に排出する。
【0036】請求項9に記載の発明は、バイパス弁は、
内側にバイパス気体通路となる連絡路を有する薄板の環
状形状を成し、吐出弁装置の弁体は、外側に吐出気体通
路となる連絡路を有する薄板の環状形状を成し、前記の
両連絡路が重ならないように配置構成したものである。
そしてこの構成によれば、圧縮室から一時的にバイパス
した気体が吐出弁装置の弁体とバイパス弁とで簡易に密
封され、その気体圧力が吐出弁装置の開弁促進に利用さ
れる。
内側にバイパス気体通路となる連絡路を有する薄板の環
状形状を成し、吐出弁装置の弁体は、外側に吐出気体通
路となる連絡路を有する薄板の環状形状を成し、前記の
両連絡路が重ならないように配置構成したものである。
そしてこの構成によれば、圧縮室から一時的にバイパス
した気体が吐出弁装置の弁体とバイパス弁とで簡易に密
封され、その気体圧力が吐出弁装置の開弁促進に利用さ
れる。
【0037】請求項10に記載の発明は、バイパス穴か
らの流出気体が一時的に閉塞された空間の圧力が設定値
を越えた時、その閉塞空間の気体圧力によって吐出弁装
置が開弁すべく、前記吐出弁装置の弁体にバネ付勢力を
付与したものである。そしてこの構成によれば、バイパ
ス穴からの流出した気体圧力によって吐出弁装置が不必
要に開弁して、吐出室の気体が吐出口を通じて圧縮室に
逆流するのが防止される。
らの流出気体が一時的に閉塞された空間の圧力が設定値
を越えた時、その閉塞空間の気体圧力によって吐出弁装
置が開弁すべく、前記吐出弁装置の弁体にバネ付勢力を
付与したものである。そしてこの構成によれば、バイパ
ス穴からの流出した気体圧力によって吐出弁装置が不必
要に開弁して、吐出室の気体が吐出口を通じて圧縮室に
逆流するのが防止される。
【0038】請求項11に記載の発明は、バネ付勢力
は、吐出気体通路に配置されたバネ装置によって付勢さ
れ、前記バネ装置は、それ自身の温度が温度上昇すると
付勢力を増し、温度低下すると付勢力を減じる形状記憶
特性を備えたものである。そしてこの構成によれば、吐
出気体圧力と温度が上昇して吐出弁装置の開弁から閉弁
までの時間が短縮し、吐出口から圧縮室への吐出気体逆
流量が少なくなる。
は、吐出気体通路に配置されたバネ装置によって付勢さ
れ、前記バネ装置は、それ自身の温度が温度上昇すると
付勢力を増し、温度低下すると付勢力を減じる形状記憶
特性を備えたものである。そしてこの構成によれば、吐
出気体圧力と温度が上昇して吐出弁装置の開弁から閉弁
までの時間が短縮し、吐出口から圧縮室への吐出気体逆
流量が少なくなる。
【0039】請求項12に記載の発明は、筒部の内側に
吐出弁装置を配置すべく吐出気体通路を形成し、吐出気
体通路の終開口端を密閉容器の球面形状端部鏡壁面に接
近させたものである。そしてこの構成によれば、球面形
状端部鏡壁面に衝突した吐出気体が全方向に分散し、吐
出室の底部に滞留する潤滑油が吐出気体に拡散され、吐
出気体に混入して圧縮機外部に流出する。
吐出弁装置を配置すべく吐出気体通路を形成し、吐出気
体通路の終開口端を密閉容器の球面形状端部鏡壁面に接
近させたものである。そしてこの構成によれば、球面形
状端部鏡壁面に衝突した吐出気体が全方向に分散し、吐
出室の底部に滞留する潤滑油が吐出気体に拡散され、吐
出気体に混入して圧縮機外部に流出する。
【0040】請求項13に記載の発明は、バネ装置は、
それ自身の温度が設定温度を超えると付勢力が急増加す
る形状記憶特性を備えたものである。そしてこの構成に
よれば、第2の圧縮機構部が過熱した時、バネ装置の付
勢力と圧縮室圧力とが固定スクロール部材を旋回スクロ
ールの側に付勢する気体圧力よりも大きくなり、固定ス
クロール部材が旋回スクロールから軸方向に離反して圧
縮室の密封が解除される。
それ自身の温度が設定温度を超えると付勢力が急増加す
る形状記憶特性を備えたものである。そしてこの構成に
よれば、第2の圧縮機構部が過熱した時、バネ装置の付
勢力と圧縮室圧力とが固定スクロール部材を旋回スクロ
ールの側に付勢する気体圧力よりも大きくなり、固定ス
クロール部材が旋回スクロールから軸方向に離反して圧
縮室の密封が解除される。
【0041】請求項14に記載の発明は、固定スクロー
ル部材が鏡板本体から離反した時に、固定スクロール部
材の鏡板と鏡板本体との間に形成される鏡板背面空間
が、収入室に連通する手段を設けたものである。そして
この構成によれば、固定スクロール部材が旋回スクロー
ルから軸方向に離反移動する時、鏡板背面空間の気体が
吸入室に流出し固定スクロール部材の移動が容易にな
る。
ル部材が鏡板本体から離反した時に、固定スクロール部
材の鏡板と鏡板本体との間に形成される鏡板背面空間
が、収入室に連通する手段を設けたものである。そして
この構成によれば、固定スクロール部材が旋回スクロー
ルから軸方向に離反移動する時、鏡板背面空間の気体が
吸入室に流出し固定スクロール部材の移動が容易にな
る。
【0042】請求項15に記載の発明は、固定スクロー
ル部材が密閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロ
ールに接近移動した時、固定スクロール部材と旋回スク
ロールとの軸方向接触を回避すべく、固定スクロール部
材の移動範囲規制手段を設け、移動範囲規制手段の部材
が旋回スクロールと固定スクロール部材との軸方向接触
を回避すべく、旋回スクロールの移動範囲規制手段の部
材を兼ねたものである。そしてこの構成によれば、固定
スクロール部材と旋回スクロールの軸方向接触が回避さ
れ、旋回スクロールが円滑に旋回運動し、固定スクロー
ル部材と旋回スクロールとの摩擦損失が少なく維持され
る。
ル部材が密閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロ
ールに接近移動した時、固定スクロール部材と旋回スク
ロールとの軸方向接触を回避すべく、固定スクロール部
材の移動範囲規制手段を設け、移動範囲規制手段の部材
が旋回スクロールと固定スクロール部材との軸方向接触
を回避すべく、旋回スクロールの移動範囲規制手段の部
材を兼ねたものである。そしてこの構成によれば、固定
スクロール部材と旋回スクロールの軸方向接触が回避さ
れ、旋回スクロールが円滑に旋回運動し、固定スクロー
ル部材と旋回スクロールとの摩擦損失が少なく維持され
る。
【0043】請求項16に記載の発明は、駆動軸を支持
する主軸受と旋回スクロールを軸方向支持するスラスト
軸受を有する本体フレームと、鏡板本体との間に移動範
囲規制手段の部材を配置し、スラスト軸受と移動範囲規
制手段の部材とで旋回スクロールを軸方向に挟持したも
のである。そしてこの構成によれば、固定スクロール部
材が旋回スクロールから離反した状態で、旋回スクロー
ルが安定して旋回運動を継続できる。
する主軸受と旋回スクロールを軸方向支持するスラスト
軸受を有する本体フレームと、鏡板本体との間に移動範
囲規制手段の部材を配置し、スラスト軸受と移動範囲規
制手段の部材とで旋回スクロールを軸方向に挟持したも
のである。そしてこの構成によれば、固定スクロール部
材が旋回スクロールから離反した状態で、旋回スクロー
ルが安定して旋回運動を継続できる。
【0044】請求項17に記載の発明は、固定スクロー
ル部材が鏡板本体に回転係止される手段は、固定スクロ
ール部材に設けた嵌装穴に鏡板本体に固定されたガイド
ピンを嵌装させ、嵌装穴を吸入側に連通させると共に、
吐出室の底部に配設した油溜の潤滑油を嵌装穴に差圧給
油する手段を設けたものである。そしてこの構成によれ
ば、固定スクロール部材が円滑に軸方向移動できる。
ル部材が鏡板本体に回転係止される手段は、固定スクロ
ール部材に設けた嵌装穴に鏡板本体に固定されたガイド
ピンを嵌装させ、嵌装穴を吸入側に連通させると共に、
吐出室の底部に配設した油溜の潤滑油を嵌装穴に差圧給
油する手段を設けたものである。そしてこの構成によれ
ば、固定スクロール部材が円滑に軸方向移動できる。
【0045】請求項18に記載の発明は、旋回スクロー
ルの旋回スクロールラップを立脚させたラップ支持円板
を本体フレームと移動範囲規制手段の部材とで挟持すべ
く、油溜から圧力的に隔離して形成した外周部空間に嵌
装穴を連通させたものである。そしてこの構成によれ
ば、固定スクロール部材が円滑に軸方向移動できると共
に、旋回スクロールが円滑な旋回運動を継続できる。
ルの旋回スクロールラップを立脚させたラップ支持円板
を本体フレームと移動範囲規制手段の部材とで挟持すべ
く、油溜から圧力的に隔離して形成した外周部空間に嵌
装穴を連通させたものである。そしてこの構成によれ
ば、固定スクロール部材が円滑に軸方向移動できると共
に、旋回スクロールが円滑な旋回運動を継続できる。
【0046】請求項19に記載の発明は、油溜から嵌装
穴に差圧給油する手段は、鏡板本体にガイドピンを貫通
挿入固定させると共に貫通挿入部を差圧給油通路の絞り
通路としたものである。そしてこの構成によれば、固定
スクロール部材を円滑に軸方向移動させるための簡易な
差圧給油手段が提供される。
穴に差圧給油する手段は、鏡板本体にガイドピンを貫通
挿入固定させると共に貫通挿入部を差圧給油通路の絞り
通路としたものである。そしてこの構成によれば、固定
スクロール部材を円滑に軸方向移動させるための簡易な
差圧給油手段が提供される。
【0047】請求項20に記載の発明は、スクロール部
材の鏡板が移動範囲規制手段の部材に当接する面と、固
定スクロールラップの先端との間に段差を設け、段差が
移動範囲規制手段の部材の板厚さより小となるように設
定し、段差に応じて移動範囲規制手段の部材の厚さを選
択することにより、固定スクロール部材と旋回スクロー
ルとの軸方向最小隙間を調整可能な構成としたものであ
る。そしてこの構成によれば、軸方向に移動する固定ス
クロール部材と旋回スクロールとで形成される圧縮室の
軸方向隙間が微小に確保される。
材の鏡板が移動範囲規制手段の部材に当接する面と、固
定スクロールラップの先端との間に段差を設け、段差が
移動範囲規制手段の部材の板厚さより小となるように設
定し、段差に応じて移動範囲規制手段の部材の厚さを選
択することにより、固定スクロール部材と旋回スクロー
ルとの軸方向最小隙間を調整可能な構成としたものであ
る。そしてこの構成によれば、軸方向に移動する固定ス
クロール部材と旋回スクロールとで形成される圧縮室の
軸方向隙間が微小に確保される。
【0048】請求項21に記載の発明は、旋回スクロー
ルと固定スクロール部材を同材質にする一方、移動範囲
規制手段の部材をそれより硬い材質としたものである。
そしてこの構成によれば、圧縮機運転速度や負荷条件に
よって旋回スクロール部材と固定スクロール部材とが温
度変化する時、両部品が同様に寸法変化して圧縮室隙間
の変動が少なくなる。また、移動範囲規制手段の部材と
の摺接面の耐久性が確保される。
ルと固定スクロール部材を同材質にする一方、移動範囲
規制手段の部材をそれより硬い材質としたものである。
そしてこの構成によれば、圧縮機運転速度や負荷条件に
よって旋回スクロール部材と固定スクロール部材とが温
度変化する時、両部品が同様に寸法変化して圧縮室隙間
の変動が少なくなる。また、移動範囲規制手段の部材と
の摺接面の耐久性が確保される。
【0049】請求項22に記載の発明は、駆動軸が第1
の圧縮機構部に配置した容積型ポンプ装置を駆動して油
溜から吸い上げた潤滑油の一部を第1の圧縮機構部に供
給する一方、残りの潤滑油を駆動軸の軸方向に設けた貫
通油穴を介して第2の圧縮機構部に供給する給油通路を
設けた構成において、第2の圧縮機構部に供給された潤
滑油が摺動部を経て油溜に帰還する油通路と、第2の圧
縮機構部の摺動部を経て吸入側に差圧流入する油通路と
に分流する給油通路を備えたものである。そしてこの構
成によれば、空圧縮運転時の圧縮機構部の耐久性を確保
できる給油通路を実現できる。
の圧縮機構部に配置した容積型ポンプ装置を駆動して油
溜から吸い上げた潤滑油の一部を第1の圧縮機構部に供
給する一方、残りの潤滑油を駆動軸の軸方向に設けた貫
通油穴を介して第2の圧縮機構部に供給する給油通路を
設けた構成において、第2の圧縮機構部に供給された潤
滑油が摺動部を経て油溜に帰還する油通路と、第2の圧
縮機構部の摺動部を経て吸入側に差圧流入する油通路と
に分流する給油通路を備えたものである。そしてこの構
成によれば、空圧縮運転時の圧縮機構部の耐久性を確保
できる給油通路を実現できる。
【0050】請求項23に記載の発明は、電動機の回転
子に駆動軸を挿嵌固定後、駆動軸の各軸端部が第1の圧
縮機構部と第2の圧縮機構のそれぞれの主軸受に一方向
から挿入可能で片持ち支持組立される軸受構成としたも
のである。そしてこの構成によれば、駆動軸と各圧縮機
構部との組立が容易になり、各圧縮機構と駆動軸との中
心が合わせ易くなる。
子に駆動軸を挿嵌固定後、駆動軸の各軸端部が第1の圧
縮機構部と第2の圧縮機構のそれぞれの主軸受に一方向
から挿入可能で片持ち支持組立される軸受構成としたも
のである。そしてこの構成によれば、駆動軸と各圧縮機
構部との組立が容易になり、各圧縮機構と駆動軸との中
心が合わせ易くなる。
【0051】請求項24に記載の発明は、第1の圧縮機
構部と第2の圧縮機構をスクロール式圧縮機構とした構
成において、両圧縮機構部の旋回スクロールの旋回スク
ロールラップの渦巻き方向を同じにしたものである。そ
してこの構成によれば、圧縮機停止直後の吐出弁装置が
吐出口を閉じるまでの間、電動機室や吐出室と圧縮室と
の差圧によって各旋回スクロールがそれぞれの方向に逆
回転しようとする際、互いに駆動軸によって連結されて
いることから、駆動系の逆回転が防止される。
構部と第2の圧縮機構をスクロール式圧縮機構とした構
成において、両圧縮機構部の旋回スクロールの旋回スク
ロールラップの渦巻き方向を同じにしたものである。そ
してこの構成によれば、圧縮機停止直後の吐出弁装置が
吐出口を閉じるまでの間、電動機室や吐出室と圧縮室と
の差圧によって各旋回スクロールがそれぞれの方向に逆
回転しようとする際、互いに駆動軸によって連結されて
いることから、駆動系の逆回転が防止される。
【0052】請求項25に記載の発明は、第1の圧縮機
構部のみを運転する時、電動機室,第2の圧縮機構部の
吐出室,第2の圧縮機構部の吸入側を連通させ、この連
通させた空間を第1の圧縮機構部の吐出側としたもので
ある。そしてこの構成によれば、第2の圧縮機構部の吐
出室と圧縮室とが均圧した状態で、バネ装置の付勢力に
よって固定スクロール部材が旋回スクロールから軸方向
に離反し、圧縮室の密封が解除されて圧縮運転休止状態
になる。
構部のみを運転する時、電動機室,第2の圧縮機構部の
吐出室,第2の圧縮機構部の吸入側を連通させ、この連
通させた空間を第1の圧縮機構部の吐出側としたもので
ある。そしてこの構成によれば、第2の圧縮機構部の吐
出室と圧縮室とが均圧した状態で、バネ装置の付勢力に
よって固定スクロール部材が旋回スクロールから軸方向
に離反し、圧縮室の密封が解除されて圧縮運転休止状態
になる。
【0053】請求項26に記載の発明は、第1の圧縮機
構部と第2の圧縮機構部の運転始動時に、第2の圧縮機
構部を休止させ、第2の圧縮機構部を起動後に、第2の
圧縮機構部を起動させるべく制御するものである。そし
てこの構成によれば、圧縮機起動負荷が軽減し、電動機
始動電流が少なくなる。
構部と第2の圧縮機構部の運転始動時に、第2の圧縮機
構部を休止させ、第2の圧縮機構部を起動後に、第2の
圧縮機構部を起動させるべく制御するものである。そし
てこの構成によれば、圧縮機起動負荷が軽減し、電動機
始動電流が少なくなる。
【0054】請求項27に記載の発明は、第1の圧縮機
構部と第2の圧縮機構部を並列運転後に、第1の圧縮機
構部と第2の圧縮機構部を直列接続して2段圧縮運転に
切り替える時、第2の圧縮機構部を運転休止の後、第1
の圧縮機構部と第2の圧縮機構部を直列接続するべく制
御するものである。そしてこの構成によれば、2段圧縮
運転起動時の電動機に作用する急激な負荷変動が回避さ
れる。
構部と第2の圧縮機構部を並列運転後に、第1の圧縮機
構部と第2の圧縮機構部を直列接続して2段圧縮運転に
切り替える時、第2の圧縮機構部を運転休止の後、第1
の圧縮機構部と第2の圧縮機構部を直列接続するべく制
御するものである。そしてこの構成によれば、2段圧縮
運転起動時の電動機に作用する急激な負荷変動が回避さ
れる。
【0055】請求項28に記載の発明は、第1の圧縮機
構部と第2の圧縮機構部を直列接続して2段圧縮運転後
に、第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部との並列運転
に切り替える時、第2の圧縮機構部を運転休止の後、第
1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部を並列接続するべく
制御するものである。そしてこの構成によれば、並列圧
縮運転起動時の電動機に作用する急激な負荷変動が回避
される。
構部と第2の圧縮機構部を直列接続して2段圧縮運転後
に、第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部との並列運転
に切り替える時、第2の圧縮機構部を運転休止の後、第
1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部を並列接続するべく
制御するものである。そしてこの構成によれば、並列圧
縮運転起動時の電動機に作用する急激な負荷変動が回避
される。
【0056】請求項29に記載の発明は、第1の圧縮機
構部のみを運転する時、第2の圧縮機構部を定期的に短
時間運転すべく制御するものである。そしてこの構成に
よれば、第2の圧縮機構部の圧縮室に潤滑油や圧縮気体
の凝縮液が滞留するのが回避される。そして、第2の圧
縮機構部を起動させる際の起動負荷が軽減する。
構部のみを運転する時、第2の圧縮機構部を定期的に短
時間運転すべく制御するものである。そしてこの構成に
よれば、第2の圧縮機構部の圧縮室に潤滑油や圧縮気体
の凝縮液が滞留するのが回避される。そして、第2の圧
縮機構部を起動させる際の起動負荷が軽減する。
【0057】請求項30に記載の発明は、定期的に高速
運転すべく制御するものである。そしてこの構成によれ
ば、第2の圧縮機構部の吐出室に潤滑油が過剰に滞留す
るのが防止される。
運転すべく制御するものである。そしてこの構成によれ
ば、第2の圧縮機構部の吐出室に潤滑油が過剰に滞留す
るのが防止される。
【0058】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0059】図1は鉄製の密閉容器1内の第1のスクロ
ール式圧縮機構100と第2のスクロール式圧縮機構2
00との間に電動機3を配置して連接した横置形スクロ
ール式のマルチ運転可能な圧縮機の停止時の縦断面を示
し、図2は同圧縮機の運転時の縦断面を示す。
ール式圧縮機構100と第2のスクロール式圧縮機構2
00との間に電動機3を配置して連接した横置形スクロ
ール式のマルチ運転可能な圧縮機の停止時の縦断面を示
し、図2は同圧縮機の運転時の縦断面を示す。
【0060】第1のスクロール式圧縮機構100は、電
動機3の回転子3aに連接する駆動軸2の一端を支持す
べく第1の主軸受111を有し且つ密閉容器1に溶接固
定された鋳鉄製の第1の本体フレーム103,第1の本
体フレーム103に締結した鋳鉄製の固定スクロール1
01,固定スクロール101に噛み合って圧縮室104
を形成するアルミニウム合金製の旋回スクロール10
2,旋回スクロール102の自転阻止機構(図示なし)
とから成る。
動機3の回転子3aに連接する駆動軸2の一端を支持す
べく第1の主軸受111を有し且つ密閉容器1に溶接固
定された鋳鉄製の第1の本体フレーム103,第1の本
体フレーム103に締結した鋳鉄製の固定スクロール1
01,固定スクロール101に噛み合って圧縮室104
を形成するアルミニウム合金製の旋回スクロール10
2,旋回スクロール102の自転阻止機構(図示なし)
とから成る。
【0061】固定スクロール101は固定ラップ101
aと鏡板101bから成る。固定ラップ101aの巻き
始め部に開口する吐出口105と吐出口105を開閉す
る吐出弁装置106、および圧縮途中の圧縮室104に
開口するバイパス穴107を開閉するバイパス弁装置1
08とが鏡板101bに配設されている。
aと鏡板101bから成る。固定ラップ101aの巻き
始め部に開口する吐出口105と吐出口105を開閉す
る吐出弁装置106、および圧縮途中の圧縮室104に
開口するバイパス穴107を開閉するバイパス弁装置1
08とが鏡板101bに配設されている。
【0062】旋回スクロール102は旋回ラップ102
aとラップ支持円板102bから成る。
aとラップ支持円板102bから成る。
【0063】ラップ支持円板102bは、第1の本体フ
レーム103に設けられたスラスト軸受109と固定ス
クロール101の鏡板101bとの間に微小隙間で配置
されている。
レーム103に設けられたスラスト軸受109と固定ス
クロール101の鏡板101bとの間に微小隙間で配置
されている。
【0064】駆動軸2の一端に設けられたクランク軸2
aは、旋回スクロール102に設けた第1の旋回軸受1
02cに摺動勘合し、その端部に配置されたトロコイド
型ポンプ装置110を駆動すべく構成されている。
aは、旋回スクロール102に設けた第1の旋回軸受1
02cに摺動勘合し、その端部に配置されたトロコイド
型ポンプ装置110を駆動すべく構成されている。
【0065】第1の本体フレーム103のスラスト軸受
109の摺接面を内側の背圧室112と外側の外周部空
間113とに区画する環状シールリング114が、スラ
スト軸受109の摺接面に設けられた凹設溝に遊合状態
で配置されている。
109の摺接面を内側の背圧室112と外側の外周部空
間113とに区画する環状シールリング114が、スラ
スト軸受109の摺接面に設けられた凹設溝に遊合状態
で配置されている。
【0066】背圧室112は、本体フレーム103に設
けられた油吸い込み穴115を介して、電動機3を収納
する電動機室116の底部に配置された第1の油溜11
7に通じている。
けられた油吸い込み穴115を介して、電動機3を収納
する電動機室116の底部に配置された第1の油溜11
7に通じている。
【0067】トロコイド型ポンプ装置110の作用によ
って第1の油溜117の潤滑油を吸い上げ、第1のスク
ロール式圧縮機構100と第2のスクロール式圧縮機構
200とに潤滑油供給すべく、駆動軸2の軸受摺動面に
第1の螺旋状油溝118と第2の螺旋状油溝119と、
主軸から偏芯して軸内に設けられた貫通油穴120とが
設けられている。第2の螺旋状油溝119と貫通油穴1
20は連通している。
って第1の油溜117の潤滑油を吸い上げ、第1のスク
ロール式圧縮機構100と第2のスクロール式圧縮機構
200とに潤滑油供給すべく、駆動軸2の軸受摺動面に
第1の螺旋状油溝118と第2の螺旋状油溝119と、
主軸から偏芯して軸内に設けられた貫通油穴120とが
設けられている。第2の螺旋状油溝119と貫通油穴1
20は連通している。
【0068】旋回スクロール102のラップ支持円板1
02b内に配置されたトロコイド型ポンプ装置110
は、例えば、発明者が特願平1−283561で提示し
た油吸い込み通路を有している。
02b内に配置されたトロコイド型ポンプ装置110
は、例えば、発明者が特願平1−283561で提示し
た油吸い込み通路を有している。
【0069】トロコイド型ポンプ装置110の吐出側は
ラップ支持円板102b内に設けられ絞り部を有する半
径方向油通路121を介して外周部空間113に通じる
一方、駆動軸2の貫通油穴120を介して第2のスクロ
ール式圧縮機構200の摺動部にも通じている。
ラップ支持円板102b内に設けられ絞り部を有する半
径方向油通路121を介して外周部空間113に通じる
一方、駆動軸2の貫通油穴120を介して第2のスクロ
ール式圧縮機構200の摺動部にも通じている。
【0070】半径方向油通路121の途中の油穴はスラ
スト軸受109にも設けられた環状の油溝(図示なし)
に間欠的に開口すべく配置されている。
スト軸受109にも設けられた環状の油溝(図示なし)
に間欠的に開口すべく配置されている。
【0071】外周部空間113は、固定ラップ101a
の鏡板101bの摺動面に配設された油溝(図示なし)
を通じて吸入室122に通じている。
の鏡板101bの摺動面に配設された油溝(図示なし)
を通じて吸入室122に通じている。
【0072】吸入室122に開口する第1の吸入管12
3は、密閉容器1の横壁を貫通している。
3は、密閉容器1の横壁を貫通している。
【0073】第1のスクロール式圧縮機構100の吐出
室124は、第1の本体フレーム103に設けられた切
り欠き125aと125bを介して電動機室116と第
1の油溜117に通じている。
室124は、第1の本体フレーム103に設けられた切
り欠き125aと125bを介して電動機室116と第
1の油溜117に通じている。
【0074】密閉容器1の横壁に配設された電源接続端
子126は、切り欠き125bを通過する接続線を介し
て電動機3に接続されている。
子126は、切り欠き125bを通過する接続線を介し
て電動機3に接続されている。
【0075】密閉容器1に配設された第1の吐出管12
7は、第2のスクロール式圧縮機構200に近い電動機
室116内に開口している。
7は、第2のスクロール式圧縮機構200に近い電動機
室116内に開口している。
【0076】次に、第2のスクロール式圧縮機構200
について説明する。第2のスクロール式圧縮機構200
は、密閉容器1に溶接固定された固定スクロール要素2
01,駆動軸2の他端を支持すべく第2の主軸受211
を有する鋳鉄製の第2の本体フレーム203,固定スク
ロール要素201と第2の本体フレーム203との間に
配設されてボルト締結された焼結鉄製の中板228,固
定スクロール要素201に噛み合って圧縮室204を形
成するアルミニウム合金製の旋回スクロール202,旋
回スクロール202の自転阻止機構(図示なし)とから
成る。
について説明する。第2のスクロール式圧縮機構200
は、密閉容器1に溶接固定された固定スクロール要素2
01,駆動軸2の他端を支持すべく第2の主軸受211
を有する鋳鉄製の第2の本体フレーム203,固定スク
ロール要素201と第2の本体フレーム203との間に
配設されてボルト締結された焼結鉄製の中板228,固
定スクロール要素201に噛み合って圧縮室204を形
成するアルミニウム合金製の旋回スクロール202,旋
回スクロール202の自転阻止機構(図示なし)とから
成る。
【0077】固定スクロール要素201は、密閉容器1
内を第2のスクロール式圧縮機構200の吐出室224
と電動機室116とに仕切るべく、その外周突起状部が
密閉容器1に全周囲密封溶接された軟鉄製の鏡板本体2
01b,鏡板本体201bに固定されたガイドピン22
9に案内されて軸方向にのみ移動が可能なアルミニウム
合金製の固定スクロール部材230とから成る。
内を第2のスクロール式圧縮機構200の吐出室224
と電動機室116とに仕切るべく、その外周突起状部が
密閉容器1に全周囲密封溶接された軟鉄製の鏡板本体2
01b,鏡板本体201bに固定されたガイドピン22
9に案内されて軸方向にのみ移動が可能なアルミニウム
合金製の固定スクロール部材230とから成る。
【0078】固定スクロール部材230は固定ラップ2
30aと鏡板230bと広い開口端を有する筒部230
cから成る。
30aと鏡板230bと広い開口端を有する筒部230
cから成る。
【0079】固定ラップ230aと鏡板230bとの間
は、中板228の板厚さよりも10〜15ミクロン小さ
い段差Hが設けられている(図6参照)。
は、中板228の板厚さよりも10〜15ミクロン小さ
い段差Hが設けられている(図6参照)。
【0080】筒部230cは、鏡板本体201bの中央
穴201cに挿勘しており、中央穴201cに配設され
たシールリング231によって、吐出室224の側と旋
回スクロール202の側とに区画されている。
穴201cに挿勘しており、中央穴201cに配設され
たシールリング231によって、吐出室224の側と旋
回スクロール202の側とに区画されている。
【0081】筒部230cの右端部外周に止め輪232
が固定され、止め輪232と鏡板本体201bとの間に
コイルバネ(バネ装置)233が配置されている。
が固定され、止め輪232と鏡板本体201bとの間に
コイルバネ(バネ装置)233が配置されている。
【0082】コイルバネ(バネ装置)233は、固定ス
クロール部材230を吐出室224の方向に移動させる
のに必要な付勢力が付与されており、図1では鏡板23
0bの背面が鏡板本体201bに当接して、圧縮室20
4の軸方向隙間が最大拡大状態にある。
クロール部材230を吐出室224の方向に移動させる
のに必要な付勢力が付与されており、図1では鏡板23
0bの背面が鏡板本体201bに当接して、圧縮室20
4の軸方向隙間が最大拡大状態にある。
【0083】また反対に図2の如く、固定スクロール部
材230が旋回スクロール202の側に移動して、鏡板
230bが中板228に当接した状態では、圧縮室20
4の軸方向隙間が最小状態にある。
材230が旋回スクロール202の側に移動して、鏡板
230bが中板228に当接した状態では、圧縮室20
4の軸方向隙間が最小状態にある。
【0084】この最小状態では、固定ラップ230aの
先端が旋回スクロール202のラップ支持円板202b
に当接せず、油膜形成できる程度の微小隙間(10〜1
5ミクロン程度)が存在する。
先端が旋回スクロール202のラップ支持円板202b
に当接せず、油膜形成できる程度の微小隙間(10〜1
5ミクロン程度)が存在する。
【0085】なお、この状態では、鏡板230bと鏡板
本体201bとの間の鏡板背面空間230dが、鏡板2
30bに設けられた均圧穴243を介して吸入室222
に連通している。
本体201bとの間の鏡板背面空間230dが、鏡板2
30bに設けられた均圧穴243を介して吸入室222
に連通している。
【0086】固定ラップ230aの巻き始め部に開口す
る吐出口205と吐出口205を開閉する吐出弁装置2
06、および圧縮途中の圧縮室204に開口するバイパ
ス穴207を開閉する環状のバイパス弁装置208とが
筒部230cの内側に配置されている。
る吐出口205と吐出口205を開閉する吐出弁装置2
06、および圧縮途中の圧縮室204に開口するバイパ
ス穴207を開閉する環状のバイパス弁装置208とが
筒部230cの内側に配置されている。
【0087】吐出弁装置206は、筒部230cの内側
に配設された止め輪234に係止されたコイルバネ(バ
ネ装置)235とこれに付勢された薄鋼板製の弁体23
6(図3の外観形状を参照)とから成る。
に配設された止め輪234に係止されたコイルバネ(バ
ネ装置)235とこれに付勢された薄鋼板製の弁体23
6(図3の外観形状を参照)とから成る。
【0088】コイルバネ(バネ装置)235は、それ自
身の温度が上昇すると付勢力を増し、それ自身の温度が
低下すると付勢力を減じる形状記憶特性を備えている。
身の温度が上昇すると付勢力を増し、それ自身の温度が
低下すると付勢力を減じる形状記憶特性を備えている。
【0089】環状のバイパス弁装置208は、薄鋼板製
の弁体236(図4の外観形状を参照)の背面で吐出口
205を囲むように設置されている。
の弁体236(図4の外観形状を参照)の背面で吐出口
205を囲むように設置されている。
【0090】旋回スクロール202は、第1の圧縮機構
101の旋回スクロール102の旋回ラップ102aと
同じ渦巻き方向の旋回ラップ202aとラップ支持円板
202bと旋回軸202cとから成る。
101の旋回スクロール102の旋回ラップ102aと
同じ渦巻き方向の旋回ラップ202aとラップ支持円板
202bと旋回軸202cとから成る。
【0091】ラップ支持円板202bは、第2の本体フ
レーム203に設けられたスラスト軸受209と中板2
28との間に油膜形成が可能な微小隙間で配置されてい
る。
レーム203に設けられたスラスト軸受209と中板2
28との間に油膜形成が可能な微小隙間で配置されてい
る。
【0092】駆動軸2の他端に設けられた主軸部2b
は、第2の主軸受211に支持されており、主軸部2b
の内側に配置された旋回軸受237に旋回スクロール2
02の旋回軸202cが勘合している。
は、第2の主軸受211に支持されており、主軸部2b
の内側に配置された旋回軸受237に旋回スクロール2
02の旋回軸202cが勘合している。
【0093】駆動軸2のクランク軸2a(第1のスクロ
ール式圧縮機構100)の偏芯位置と主軸部2bの内側
に配置された旋回軸受237の偏芯位置は、駆動軸2の
主軸に対して互いに反対側に配置されている。
ール式圧縮機構100)の偏芯位置と主軸部2bの内側
に配置された旋回軸受237の偏芯位置は、駆動軸2の
主軸に対して互いに反対側に配置されている。
【0094】第1のスクロール式圧縮機構100の駆動
系と第2のスクロール式圧縮機構200の駆動系は、静
バランスおよび動バランスが互いに釣合って、駆動軸2
が円滑に回転し、主軸受(111,211)などに不要
な軸受荷重が作用しないように設定されている。
系と第2のスクロール式圧縮機構200の駆動系は、静
バランスおよび動バランスが互いに釣合って、駆動軸2
が円滑に回転し、主軸受(111,211)などに不要
な軸受荷重が作用しないように設定されている。
【0095】第2の本体フレーム203のスラスト軸受
209の摺接面を内側の背圧室212と外側の外周部空
間213とに区画する環状シールリング214が、スラ
スト軸受209の摺接面に設けられた凹設溝に遊合状態
で配置されている。
209の摺接面を内側の背圧室212と外側の外周部空
間213とに区画する環状シールリング214が、スラ
スト軸受209の摺接面に設けられた凹設溝に遊合状態
で配置されている。
【0096】背圧室212は、旋回軸受237の摺動面
を介して駆動軸2の貫通油溝120に通じる一方、第2
の主軸受211の摺動面を介して第1の油溜117に通
じている。
を介して駆動軸2の貫通油溝120に通じる一方、第2
の主軸受211の摺動面を介して第1の油溜117に通
じている。
【0097】また、背圧室212は、旋回スクロール2
02のラップ支持円板202bに設けた絞り部を有する
半径方向油通路221を介して第2の外周部空間213
に通じている。半径方向油通路221の途中の油穴はス
ラスト軸受209にも設けられた環状の油溝(図示な
し)に間欠的に開口すべく配置されている。
02のラップ支持円板202bに設けた絞り部を有する
半径方向油通路221を介して第2の外周部空間213
に通じている。半径方向油通路221の途中の油穴はス
ラスト軸受209にも設けられた環状の油溝(図示な
し)に間欠的に開口すべく配置されている。
【0098】第2の外周部空間213は中板228の摺
動面に設けた油溝238を介して吸入室222に通じて
いる。
動面に設けた油溝238を介して吸入室222に通じて
いる。
【0099】吸入室222に開口する第2の吸入管22
3は密閉容器1の横壁を貫通している。
3は密閉容器1の横壁を貫通している。
【0100】密閉容器1の横壁に配設された第2の吐出
管227が吐出室224に開口している。
管227が吐出室224に開口している。
【0101】吐出室224の底部の第2の油溜217と
第1の油溜117とは、鏡板本体201bに設けた絞り
通路239,絞り通路239の一端を閉塞する鋼玉の弁
体240,弁体240を第2の油溜217の側に付勢す
るバネ装置241とから成る油戻し通路242を介して
連通している。
第1の油溜117とは、鏡板本体201bに設けた絞り
通路239,絞り通路239の一端を閉塞する鋼玉の弁
体240,弁体240を第2の油溜217の側に付勢す
るバネ装置241とから成る油戻し通路242を介して
連通している。
【0102】バネ装置241は、それ自身の温度が設定
値を超えると付勢力を減じ、それ自身の温度が設定値以
下になると付勢力が復帰する形状記憶特性を備えてい
る。
値を超えると付勢力を減じ、それ自身の温度が設定値以
下になると付勢力が復帰する形状記憶特性を備えてい
る。
【0103】以上のように構成されたスクロール式圧縮
機構を備えた冷媒圧縮機について、その動作を説明す
る。
機構を備えた冷媒圧縮機について、その動作を説明す
る。
【0104】(実施例1)先ず、第1のスクロール式圧
縮機構100のみを単独圧縮運転させ、第2のスクロー
ル式圧縮機構200の圧縮作用を休止させる場合(小さ
い冷凍能力運転を必要とする場合)について説明する。
縮機構100のみを単独圧縮運転させ、第2のスクロー
ル式圧縮機構200の圧縮作用を休止させる場合(小さ
い冷凍能力運転を必要とする場合)について説明する。
【0105】図1において、第1の吸入管123は冷凍
サイクルにおける蒸発器の下流側(低圧側)に接続さ
れ、第2の吸入管223,第1の吐出管127,第2の
吐出管227が冷凍サイクルの凝縮器の上流側(高圧
側)に接続されている。
サイクルにおける蒸発器の下流側(低圧側)に接続さ
れ、第2の吸入管223,第1の吐出管127,第2の
吐出管227が冷凍サイクルの凝縮器の上流側(高圧
側)に接続されている。
【0106】第2のスクロール式圧縮機構200の吐出
室224が吸入圧力に等しいために、固定スクロール要
素201の固定スクロール部材230は、コイルバネ
(バネ装置)233の付勢力によって、旋回スクロール
202から軸方向に5mm程度離反し、鏡板本体201
bに当接するまで移動している。
室224が吸入圧力に等しいために、固定スクロール要
素201の固定スクロール部材230は、コイルバネ
(バネ装置)233の付勢力によって、旋回スクロール
202から軸方向に5mm程度離反し、鏡板本体201
bに当接するまで移動している。
【0107】電源接続端子126にインバータ電源回路
(図示なし)から印加されることによって、電動機3が
励磁され、駆動軸2が回転し、旋回スクロール102が
駆動される。
(図示なし)から印加されることによって、電動機3が
励磁され、駆動軸2が回転し、旋回スクロール102が
駆動される。
【0108】自転阻止機構(図示なし)の作用によって
旋回スクロール102が固定スクロール101に対して
旋回運動し、第1のスクロール式圧縮機構100の吸入
圧縮作用が機能する。
旋回スクロール102が固定スクロール101に対して
旋回運動し、第1のスクロール式圧縮機構100の吸入
圧縮作用が機能する。
【0109】すなわち、第1の吸入管123から吸入室
122に流入した潤滑油を含んだ冷媒ガスは、圧縮室1
04,吐出口105,吐出弁装置106を経て吐出室1
24に排出される。
122に流入した潤滑油を含んだ冷媒ガスは、圧縮室1
04,吐出口105,吐出弁装置106を経て吐出室1
24に排出される。
【0110】なお、吸入室122を通過途中の冷媒ガス
は、第1の油溜117から後述する経路を経て流入した
潤滑油と合流する。
は、第1の油溜117から後述する経路を経て流入した
潤滑油と合流する。
【0111】吐出室124に排出された冷媒ガスは、密
閉容器1の壁面との衝突や付着および潤滑油の慣性力な
どの作用によって、潤滑油の一部を分離の後、電動機3
を冷却し、第1の吐出管127から圧縮機外部に送出さ
れる。
閉容器1の壁面との衝突や付着および潤滑油の慣性力な
どの作用によって、潤滑油の一部を分離の後、電動機3
を冷却し、第1の吐出管127から圧縮機外部に送出さ
れる。
【0112】なお、電動機室116を通過途中の冷媒ガ
スに含まれる潤滑油は、電動機3のコイル巻き線束の広
い表面への付着によって、効果的に分離され、第1の油
溜117に収集される。
スに含まれる潤滑油は、電動機3のコイル巻き線束の広
い表面への付着によって、効果的に分離され、第1の油
溜117に収集される。
【0113】次に、潤滑油の流れについて説明する。第
1の油溜117の潤滑油は、駆動軸2の一端に配置され
駆動されるトロコイド型ポンプ装置110によって、第
1のスクロール式圧縮機構100と第2のスクロール式
圧縮機構200に供給される。
1の油溜117の潤滑油は、駆動軸2の一端に配置され
駆動されるトロコイド型ポンプ装置110によって、第
1のスクロール式圧縮機構100と第2のスクロール式
圧縮機構200に供給される。
【0114】すなわち、図5に示す如く、第1の油溜1
17の潤滑油は、第1のスクロール式圧縮機構100の
油吸い込み穴115,背圧室112,クランク軸2aに
設けられた第1の螺旋状油溝118を経てトロコイド型
ポンプ装置110に吸入される。その経路途中の第1の
旋回軸受102cの摺動面が潤滑される。
17の潤滑油は、第1のスクロール式圧縮機構100の
油吸い込み穴115,背圧室112,クランク軸2aに
設けられた第1の螺旋状油溝118を経てトロコイド型
ポンプ装置110に吸入される。その経路途中の第1の
旋回軸受102cの摺動面が潤滑される。
【0115】また、背圧室112の潤滑油圧力は、旋回
スクロール102を固定スクロール101の側に背圧付
勢し、スラスト軸受109に作用するスラスト荷重を軽
減する。
スクロール102を固定スクロール101の側に背圧付
勢し、スラスト軸受109に作用するスラスト荷重を軽
減する。
【0116】トロコイド型ポンプ装置110から排出さ
れた潤滑油の一部は、旋回スクロール102のラップ支
持円板102b内に設けられた絞り部を有する半径方向
油溝121を経て減圧された後、外周部空間113に流
入すると共にスラスト軸受109に設けられた環状の油
溝(図示なし)に間欠的に供給され、スラスト軸受10
9の摺動面を潤滑する。
れた潤滑油の一部は、旋回スクロール102のラップ支
持円板102b内に設けられた絞り部を有する半径方向
油溝121を経て減圧された後、外周部空間113に流
入すると共にスラスト軸受109に設けられた環状の油
溝(図示なし)に間欠的に供給され、スラスト軸受10
9の摺動面を潤滑する。
【0117】外周部空間113の潤滑油は、固定スクロ
ール101の鏡板101bの摺動面に設けられた油溝
(図示なし)を通じて吸入室122に流入し、吸入冷媒
ガスと合流し、圧縮室104の微小隙間の油膜密封に供
される。
ール101の鏡板101bの摺動面に設けられた油溝
(図示なし)を通じて吸入室122に流入し、吸入冷媒
ガスと合流し、圧縮室104の微小隙間の油膜密封に供
される。
【0118】一方、トロコイド型ポンプ装置110から
排出された残りの潤滑油は、駆動軸2の貫通油穴120
を経て、第2のスクロール式圧縮機構200に供給され
る。
排出された残りの潤滑油は、駆動軸2の貫通油穴120
を経て、第2のスクロール式圧縮機構200に供給され
る。
【0119】貫通油穴120を通過途中の潤滑油の一部
は、駆動軸2の第2の螺旋状油溝119に分流し、第1
の主軸受111の摺動面を潤滑した後、第1の油溜11
7に帰還する。
は、駆動軸2の第2の螺旋状油溝119に分流し、第1
の主軸受111の摺動面を潤滑した後、第1の油溜11
7に帰還する。
【0120】図6に示す如く、駆動軸2の貫通油穴12
0を通して第2のスクロール式圧縮機構200に供給さ
れた潤滑油は、旋回軸受237と旋回軸202cとの摺
動面,背圧室212,主軸受211の摺動面を経て第1
の油溜117に帰還する。
0を通して第2のスクロール式圧縮機構200に供給さ
れた潤滑油は、旋回軸受237と旋回軸202cとの摺
動面,背圧室212,主軸受211の摺動面を経て第1
の油溜117に帰還する。
【0121】なお、背圧室212を通過途中の潤滑油
は、トロコイド型ポンプ装置110のポンプ圧力相当の
潤滑油圧力で旋回スクロール202を中板228の側に
付勢させる。
は、トロコイド型ポンプ装置110のポンプ圧力相当の
潤滑油圧力で旋回スクロール202を中板228の側に
付勢させる。
【0122】しかしながら、駆動軸2の貫通油穴120
から第1の油溜117までの給油通路抵抗が小さく設定
されており、トロコイド型ポンプ装置110の揚程圧力
が2kg/cm2 以下で、背圧室212の潤滑油による
旋回スクロール202への付勢力が少ない。この結果、
旋回スクロール202のラップ支持円板202bと中板
228との摩擦損失が極めて少ない状態を保持され、旋
回スクロール202が安定した旋回運動を継続する。
から第1の油溜117までの給油通路抵抗が小さく設定
されており、トロコイド型ポンプ装置110の揚程圧力
が2kg/cm2 以下で、背圧室212の潤滑油による
旋回スクロール202への付勢力が少ない。この結果、
旋回スクロール202のラップ支持円板202bと中板
228との摩擦損失が極めて少ない状態を保持され、旋
回スクロール202が安定した旋回運動を継続する。
【0123】また、背圧室212を通過途中の潤滑油の
一部は、旋回スクロール202のラップ支持円板202
bに設けられた絞り部を有する半径方向油通路221を
経て減圧された後、外周部空間213に微少供給される
と共にスラスト軸受209に設けられた環状の油溝(図
示なし)に間欠的に供給され、スラスト軸受209の摺
動面を潤滑する。
一部は、旋回スクロール202のラップ支持円板202
bに設けられた絞り部を有する半径方向油通路221を
経て減圧された後、外周部空間213に微少供給される
と共にスラスト軸受209に設けられた環状の油溝(図
示なし)に間欠的に供給され、スラスト軸受209の摺
動面を潤滑する。
【0124】また、背圧室212を通過途中の潤滑油の
一部は、環状シールリング214を収納する環状溝や環
状シールリング214の摺動面を通じて外周部空間21
3に微少供給され、その通路途中のスラスト軸受209
を潤滑する。
一部は、環状シールリング214を収納する環状溝や環
状シールリング214の摺動面を通じて外周部空間21
3に微少供給され、その通路途中のスラスト軸受209
を潤滑する。
【0125】両経路を経て外周部空間213に供給され
た潤滑油は、中板228に設けられた油溝238を経て
吸入室222に供給され、第2の吸入管223を介して
第1の吐出管127の接続配管系に送出される。
た潤滑油は、中板228に設けられた油溝238を経て
吸入室222に供給され、第2の吸入管223を介して
第1の吐出管127の接続配管系に送出される。
【0126】なお、圧縮室204の軸方向隙間が最大限
度に拡大しているので、第2のスクロール式圧縮機構2
00で吸入・圧縮作用が生じることがなく、コイルバネ
(バネ装置)235に付勢された吐出弁236が吐出口
205を開閉することはない。
度に拡大しているので、第2のスクロール式圧縮機構2
00で吸入・圧縮作用が生じることがなく、コイルバネ
(バネ装置)235に付勢された吐出弁236が吐出口
205を開閉することはない。
【0127】また、旋回スクロール202のラップ支持
円板202bは、スラスト軸受209と中板228との
間に油膜形成された微小隙間で挟持されているので、旋
回スクロール202は円滑な旋回運動を続ける。
円板202bは、スラスト軸受209と中板228との
間に油膜形成された微小隙間で挟持されているので、旋
回スクロール202は円滑な旋回運動を続ける。
【0128】(実施例2)次に、第1のスクロール式圧
縮機構100と第2のスクロール式圧縮機構200を並
列運転させる場合(大きな冷凍能力運転を必要とする場
合)について説明する。
縮機構100と第2のスクロール式圧縮機構200を並
列運転させる場合(大きな冷凍能力運転を必要とする場
合)について説明する。
【0129】実施例1の状態での運転中に、第2の吸入
管223を冷凍サイクルの蒸発器の下流側(低圧側)に
切り替え接続する。
管223を冷凍サイクルの蒸発器の下流側(低圧側)に
切り替え接続する。
【0130】すなわち、第1の吸入管123と第2の吸
入管223が冷凍サイクルの蒸発器の下流側(低圧側)
に接続され、第1の吐出管127と第2の吐出管227
が冷凍サイクルの凝縮器の上流側(高圧側)に接続され
た状態に切り替わる。
入管223が冷凍サイクルの蒸発器の下流側(低圧側)
に接続され、第1の吐出管127と第2の吐出管227
が冷凍サイクルの凝縮器の上流側(高圧側)に接続され
た状態に切り替わる。
【0131】吐出弁236が吐出口205を閉塞する一
方、吸入室222と圧縮室204が吸入圧力になる。そ
の結果、筒部230cに吐出圧力が作用した固定スクロ
ール部材230は、コイルバネ(バネ装置)235の付
勢力に抗して中板228に当接するまで前進し、図2の
状態になる。この状態では、旋回スクロール202と固
定スクロール部材230との軸方向接触がなく、15ミ
クロン程度の圧縮室軸方向隙間を有する状態になる。鏡
板本体201bと固定スクロール部材230との間の鏡
板背面空間230dは、均圧穴243を介して吸入圧力
になる。
方、吸入室222と圧縮室204が吸入圧力になる。そ
の結果、筒部230cに吐出圧力が作用した固定スクロ
ール部材230は、コイルバネ(バネ装置)235の付
勢力に抗して中板228に当接するまで前進し、図2の
状態になる。この状態では、旋回スクロール202と固
定スクロール部材230との軸方向接触がなく、15ミ
クロン程度の圧縮室軸方向隙間を有する状態になる。鏡
板本体201bと固定スクロール部材230との間の鏡
板背面空間230dは、均圧穴243を介して吸入圧力
になる。
【0132】そして、第2のスクロール式圧縮機構20
0は正常な吸入・圧縮作用を開始する。
0は正常な吸入・圧縮作用を開始する。
【0133】第2の吸入管223を介して吸入室222
に流入した潤滑油を含んだ冷媒ガスは、上述と同様の経
路を経て第1の油溜117から吸入室222に減圧供給
された潤滑油と合流の後、圧縮され、吐出口205,吐
出弁装置206を経て吐出室224に吐出される。吐出
室224に吐出された冷媒ガスは、潤滑油を分離の後、
第1の吐出管127に接続した配管系に送出される。
に流入した潤滑油を含んだ冷媒ガスは、上述と同様の経
路を経て第1の油溜117から吸入室222に減圧供給
された潤滑油と合流の後、圧縮され、吐出口205,吐
出弁装置206を経て吐出室224に吐出される。吐出
室224に吐出された冷媒ガスは、潤滑油を分離の後、
第1の吐出管127に接続した配管系に送出される。
【0134】第2の油溜217の潤滑油は、吐出口20
5から広範囲に排出される吐出冷媒ガスの流れによる影
響を受けるので、過剰に滞留することがない。
5から広範囲に排出される吐出冷媒ガスの流れによる影
響を受けるので、過剰に滞留することがない。
【0135】なお、鏡板本体201bに設けられた絞り
通路239の端部がコイルバネ241の付勢を受けた鋼
玉の弁体240に閉塞されているので、第1の油溜11
7と第2の油溜217との間で潤滑油が移動することが
ない。
通路239の端部がコイルバネ241の付勢を受けた鋼
玉の弁体240に閉塞されているので、第1の油溜11
7と第2の油溜217との間で潤滑油が移動することが
ない。
【0136】また、液圧縮などが発生して圧縮途中の圧
縮室204の圧力が吐出室224の圧力よりも異常に上
昇した場合には、圧縮冷媒が固定スクロール部材230
に設けたバイパス穴207を介してバイパス弁208を
押上げ、吐出室224に流出すると共に、固定スクロー
ル部材230が鏡板本体201bの側に後退して圧縮室
204の軸方向隙間を広げ、図6と同様の状態になる。
縮室204の圧力が吐出室224の圧力よりも異常に上
昇した場合には、圧縮冷媒が固定スクロール部材230
に設けたバイパス穴207を介してバイパス弁208を
押上げ、吐出室224に流出すると共に、固定スクロー
ル部材230が鏡板本体201bの側に後退して圧縮室
204の軸方向隙間を広げ、図6と同様の状態になる。
【0137】その結果、圧縮室204の圧力が瞬時に降
下し、圧縮負荷が軽減する。圧縮室204の圧力が正常
の値に復帰後は、再び図2の状態になる。
下し、圧縮負荷が軽減する。圧縮室204の圧力が正常
の値に復帰後は、再び図2の状態になる。
【0138】なお、固定スクロール部材230が鏡板本
体201bの側に後退できない程度の液圧縮が発生した
場合には、バイパス弁208が開き、バイパス弁208
と吐出弁236とが密接し、一時的にバイパス気体を保
持する。このバイパス気体の圧力が設定値を超える場合
には、このバイパス気体圧力が吐出弁236を少し押上
げ、吐出口205に最も近い圧縮室204が吐出口20
5に開口する直前に吐出口205の閉塞を解除し、吐出
口205内での過圧縮を防ぐ。
体201bの側に後退できない程度の液圧縮が発生した
場合には、バイパス弁208が開き、バイパス弁208
と吐出弁236とが密接し、一時的にバイパス気体を保
持する。このバイパス気体の圧力が設定値を超える場合
には、このバイパス気体圧力が吐出弁236を少し押上
げ、吐出口205に最も近い圧縮室204が吐出口20
5に開口する直前に吐出口205の閉塞を解除し、吐出
口205内での過圧縮を防ぐ。
【0139】また、第1のスクロール式圧縮機構100
で過圧縮が生じた場合にも、バイパス穴107を介して
バイパス弁装置108が開弁作動し、過負荷軽減する。
で過圧縮が生じた場合にも、バイパス穴107を介して
バイパス弁装置108が開弁作動し、過負荷軽減する。
【0140】圧縮機停止直後の吐出弁装置106と吐出
弁装置206が閉弁するまでの間は、第1のスクロール
式圧縮機構100と第2のスクロール式圧縮機構が、電
動機室116と圧縮室104の圧力差、吐出室224と
圧縮室204の圧力差によって膨張機として作用し、旋
回スクロール102と旋回スクロール202が各々逆旋
回しようとする。
弁装置206が閉弁するまでの間は、第1のスクロール
式圧縮機構100と第2のスクロール式圧縮機構が、電
動機室116と圧縮室104の圧力差、吐出室224と
圧縮室204の圧力差によって膨張機として作用し、旋
回スクロール102と旋回スクロール202が各々逆旋
回しようとする。
【0141】しかしながら、旋回スクロール102と旋
回スクロール202の渦巻きの巻き方向が同じなので、
互いに相殺されて、駆動軸2の逆回転が生じることもな
い。
回スクロール202の渦巻きの巻き方向が同じなので、
互いに相殺されて、駆動軸2の逆回転が生じることもな
い。
【0142】(実施例3)次に、第1のスクロール式圧
縮機構100と第2のスクロール式圧縮機構200を直
列接続して2段圧縮運転させる場合(高い圧縮比運転を
必要とする場合)について説明する。
縮機構100と第2のスクロール式圧縮機構200を直
列接続して2段圧縮運転させる場合(高い圧縮比運転を
必要とする場合)について説明する。
【0143】図2において、第1の吸入管123は冷凍
サイクルの蒸発器の下流側(低圧側)に接続され、第1
の吐出管127の出口側が第2の吸入管223に接続さ
れ、第2の吐出管227が冷凍サイクルの凝縮器の上流
側(高圧側)に接続されている。
サイクルの蒸発器の下流側(低圧側)に接続され、第1
の吐出管127の出口側が第2の吸入管223に接続さ
れ、第2の吐出管227が冷凍サイクルの凝縮器の上流
側(高圧側)に接続されている。
【0144】第1のスクロール式圧縮機構100で圧縮
された冷媒ガスは、実施例1で説明したガス通路を経て
第1の吐出管127から一時的に圧縮機外部に送出され
る。
された冷媒ガスは、実施例1で説明したガス通路を経て
第1の吐出管127から一時的に圧縮機外部に送出され
る。
【0145】圧縮機外部配管系で予備冷却された冷媒ガ
スは、第2の吸入管223を介して第2のスクロール式
圧縮機構200に流入し、更に圧縮された後、吐出室2
24を経て冷凍サイクルの凝縮器に送出される。
スは、第2の吸入管223を介して第2のスクロール式
圧縮機構200に流入し、更に圧縮された後、吐出室2
24を経て冷凍サイクルの凝縮器に送出される。
【0146】圧縮室204の圧力によって旋回スクロー
ル202に作用するスラスト力は、スラスト軸受209
で支持される。
ル202に作用するスラスト力は、スラスト軸受209
で支持される。
【0147】このスラスト力は、トロコイド型ポンプ装
置110から背圧室212に供給された潤滑油の揚程圧
力(2kg/cm2 以下)相当の付勢力を受けて軽減さ
れる。
置110から背圧室212に供給された潤滑油の揚程圧
力(2kg/cm2 以下)相当の付勢力を受けて軽減さ
れる。
【0148】なお、第2のスクロール式圧縮機構200
の圧縮室204の容積は、第1のスクロール式圧縮機構
100から排出された冷媒ガス量を過不足なく取り込め
るように設定されている。
の圧縮室204の容積は、第1のスクロール式圧縮機構
100から排出された冷媒ガス量を過不足なく取り込め
るように設定されている。
【0149】具体的には、第2のスクロール式圧縮機構
200の圧縮室204の取り込み容積は、第1のスクロ
ール式圧縮機構100の圧縮室104の取り込み容積の
0.4〜0.6倍の比率に設定されている。
200の圧縮室204の取り込み容積は、第1のスクロ
ール式圧縮機構100の圧縮室104の取り込み容積の
0.4〜0.6倍の比率に設定されている。
【0150】この比率は、冷媒の特性,バイパス弁装置
の配置位置,電動機の回転速度範囲,冷凍サイクルの圧
力条件などによって最適値を選択できる。
の配置位置,電動機の回転速度範囲,冷凍サイクルの圧
力条件などによって最適値を選択できる。
【0151】吐出室224の圧力が異常上昇して圧縮負
荷が急増加して第2のスクロール式圧縮機構200と電
動機3が異常温度上昇した場合には、コイルバネ241
の付勢力が低下する一方、第2の油溜217と第1の油
溜117との圧力差が設定値以上になった時、絞り通路
239の端部を閉塞する鋼玉の弁体240がコイルバネ
241の側に後退し、第2の油溜217の潤滑油が減圧
されて第1の油溜117に帰還する。
荷が急増加して第2のスクロール式圧縮機構200と電
動機3が異常温度上昇した場合には、コイルバネ241
の付勢力が低下する一方、第2の油溜217と第1の油
溜117との圧力差が設定値以上になった時、絞り通路
239の端部を閉塞する鋼玉の弁体240がコイルバネ
241の側に後退し、第2の油溜217の潤滑油が減圧
されて第1の油溜117に帰還する。
【0152】第2の油溜217と第1の油溜117との
圧力差が異常上昇した場合には、弁体240が絞り通路
239を閉塞できなくなり、吐出室224の高圧冷媒ガ
スが絞り通路239を通じて第1の油溜117に漏洩
し、吐出室224の異常圧力上昇の継続が阻止される。
圧力差が異常上昇した場合には、弁体240が絞り通路
239を閉塞できなくなり、吐出室224の高圧冷媒ガ
スが絞り通路239を通じて第1の油溜117に漏洩
し、吐出室224の異常圧力上昇の継続が阻止される。
【0153】なお、吐出室224が異常圧力上昇した
時、固定スクロール部材230の鏡板230bが中板2
28に強く当接する。しかしながら、固定スクロール部
材230と旋回スクロール202との軸方向接触が生じ
ることはない。
時、固定スクロール部材230の鏡板230bが中板2
28に強く当接する。しかしながら、固定スクロール部
材230と旋回スクロール202との軸方向接触が生じ
ることはない。
【0154】上記以外の潤滑油の流れについては実施例
1と同様なので説明を省略する。 (実施例4)次に、第1のスクロール式圧縮機構100
と第2のスクロール式圧縮機構200の起動・運転モー
ド切り替え手順について説明する。
1と同様なので説明を省略する。 (実施例4)次に、第1のスクロール式圧縮機構100
と第2のスクロール式圧縮機構200の起動・運転モー
ド切り替え手順について説明する。
【0155】先ず、この圧縮機の起動時は、実施例1
(単独運転),実施例2(並列運転),実施例3(2段
圧縮運転)のいずれの運転モードにおいても、実施例1
の冷凍サイクル配管系接続から開始する。それによっ
て、圧縮機起動負荷を小さくして電動機3の起動電流を
少なくする。
(単独運転),実施例2(並列運転),実施例3(2段
圧縮運転)のいずれの運転モードにおいても、実施例1
の冷凍サイクル配管系接続から開始する。それによっ
て、圧縮機起動負荷を小さくして電動機3の起動電流を
少なくする。
【0156】実施例1から実施例2に運転モード切り替
えする場合(単独運転から並列運転に切り替える場合)
は、電動機3を低速運転にした後、第2の吸入管223
を第1の吸入管123の接続配管系に徐々に切り替え
る。すなわち、第2のスクロール式圧縮機構200の吸
入室222の圧力を高圧から徐々に低圧に切り替える。
それによって、固定スクロール部材230を徐々に軸方
向移動させて圧縮室204を密封し、第2のスクロール
式圧縮機構200の起動負荷を小さくする。
えする場合(単独運転から並列運転に切り替える場合)
は、電動機3を低速運転にした後、第2の吸入管223
を第1の吸入管123の接続配管系に徐々に切り替え
る。すなわち、第2のスクロール式圧縮機構200の吸
入室222の圧力を高圧から徐々に低圧に切り替える。
それによって、固定スクロール部材230を徐々に軸方
向移動させて圧縮室204を密封し、第2のスクロール
式圧縮機構200の起動負荷を小さくする。
【0157】第2のスクロール式圧縮機構200の起動
後は、電動機3の運転速度を所要範囲に制御する。
後は、電動機3の運転速度を所要範囲に制御する。
【0158】実施例1から実施例3に運転モード切り替
えする場合(単独運転から2段圧縮運転に切り替える場
合)は、電動機3を低速運転にした後、第1の吐出管1
27と第2の吸入管223の配管系から第2の吐出管2
27の配管系を電磁弁で遮断すると同時に、吐出管22
7の配管系を第1の吐出管127と第2の吸入管223
の配管系よりも高圧側に切り替え接続する。
えする場合(単独運転から2段圧縮運転に切り替える場
合)は、電動機3を低速運転にした後、第1の吐出管1
27と第2の吸入管223の配管系から第2の吐出管2
27の配管系を電磁弁で遮断すると同時に、吐出管22
7の配管系を第1の吐出管127と第2の吸入管223
の配管系よりも高圧側に切り替え接続する。
【0159】実施例2から実施例3に運転モード切り替
えする場合(並列運転から2段圧縮運転に切り替える場
合)は、運転モードを実施例2から実施例1の状態に戻
した後、実施例3に切り替える。すなわち、第2の吸入
管223を第1の吐出管127と第2の吐出管227の
配管系に接続した後、遅延させて実施例1から実施例3
の運転モードに切り替える。
えする場合(並列運転から2段圧縮運転に切り替える場
合)は、運転モードを実施例2から実施例1の状態に戻
した後、実施例3に切り替える。すなわち、第2の吸入
管223を第1の吐出管127と第2の吐出管227の
配管系に接続した後、遅延させて実施例1から実施例3
の運転モードに切り替える。
【0160】これらの運転モード切り替えによって、電
動機3に作用する急激な負荷変動が回避され、過剰電流
の発生が防止される。
動機3に作用する急激な負荷変動が回避され、過剰電流
の発生が防止される。
【0161】実施例2から実施例1に運転モード切り替
えする場合(並列運転から単独運転に切り替える場合)
は、電動機3を低速運転にした後、第2の吸入管223
の配管系を第1の吐出管127と第2の吐出管227の
配管系に電磁弁で瞬時に接続する。その後、電動機3を
所要運転範囲に制御する。
えする場合(並列運転から単独運転に切り替える場合)
は、電動機3を低速運転にした後、第2の吸入管223
の配管系を第1の吐出管127と第2の吐出管227の
配管系に電磁弁で瞬時に接続する。その後、電動機3を
所要運転範囲に制御する。
【0162】実施例3から実施例1に運転モード切り替
えする場合(2段圧縮運転から単独運転に切り替える場
合)は、電動機3を低速運転にした後、第1の吐出管1
27と第2の吸入管223の接続配管系に第2の吐出管
227を徐々に接続する。これによって、冷凍サイクル
の損失を少なくできる。
えする場合(2段圧縮運転から単独運転に切り替える場
合)は、電動機3を低速運転にした後、第1の吐出管1
27と第2の吸入管223の接続配管系に第2の吐出管
227を徐々に接続する。これによって、冷凍サイクル
の損失を少なくできる。
【0163】実施例3から実施例2に運転モード切り替
えする場合(2段圧縮運転から並列運転に切り替える場
合)は、運転モードを実施例1の単独運転に切り替えた
後、実施例2の運転モードに切り替える。
えする場合(2段圧縮運転から並列運転に切り替える場
合)は、運転モードを実施例1の単独運転に切り替えた
後、実施例2の運転モードに切り替える。
【0164】(実施例5)上記実施例では圧縮機構部が
スクロール式の場合について説明したが、第1の圧縮機
構をローリングピストン型ロータリ式とし、第2の圧縮
機構を上記同様のスクロール式にした場合について説明
する。
スクロール式の場合について説明したが、第1の圧縮機
構をローリングピストン型ロータリ式とし、第2の圧縮
機構を上記同様のスクロール式にした場合について説明
する。
【0165】図7において、第1のロータリ式圧縮機構
300は、シリンダブロック301の両側に軸受303
と側板330が配置され、電動機3に連接する駆動軸2
aのクランク軸にピストン302が挿嵌されてシリンダ
ブロック301のシリンダ内に内装配置されている。
300は、シリンダブロック301の両側に軸受303
と側板330が配置され、電動機3に連接する駆動軸2
aのクランク軸にピストン302が挿嵌されてシリンダ
ブロック301のシリンダ内に内装配置されている。
【0166】駆動軸2aは軸受303の主軸受311に
のみ支持されており、側板350にトロコイドポンプ装
置310が配置されて駆動軸2aの回転によってポンプ
作用する。
のみ支持されており、側板350にトロコイドポンプ装
置310が配置されて駆動軸2aの回転によってポンプ
作用する。
【0167】駆動軸2aは、主軸受311,ピストン3
02,トロコイド型ポンプ装置310のインナーロータ
に順次挿入できる軸形状に形成されている。
02,トロコイド型ポンプ装置310のインナーロータ
に順次挿入できる軸形状に形成されている。
【0168】側板330には吐出弁装置306が配置さ
れている。側板330には、トロコイド型ポンプ装置3
10の油吸い込み穴315と吸入口および吐出口を備え
たポンプケース350が配置されている。
れている。側板330には、トロコイド型ポンプ装置3
10の油吸い込み穴315と吸入口および吐出口を備え
たポンプケース350が配置されている。
【0169】その他の構成や作用は、周知されている事
柄なので説明を省略する。なお、上記実施例では第1の
圧縮機構をローリングピストン型ロータリ式の場合につ
いて説明したが、他のロータリ式圧縮機の場合でも良
い。
柄なので説明を省略する。なお、上記実施例では第1の
圧縮機構をローリングピストン型ロータリ式の場合につ
いて説明したが、他のロータリ式圧縮機の場合でも良
い。
【0170】(実施例6)上記実施例では、第2のスク
ロール式圧縮機構200における圧縮室の密封・解除作
用について、電動機3の両側に各圧縮機構を配設した圧
縮機を実施例として説明した。
ロール式圧縮機構200における圧縮室の密封・解除作
用について、電動機3の両側に各圧縮機構を配設した圧
縮機を実施例として説明した。
【0171】しかしながら、この第2のスクロール式圧
縮機構200における圧縮室の密封・解除機構は、例え
ば、図8に示した如く、密閉容器内に電動機とスクロー
ル式圧縮機構を配置した従来方式のスクロール式圧縮機
に展開できる。この場合の圧縮機は空運転が不要なの
で、固定スクロール部材が旋回スクロールから離反する
最大距離を上記従来例の5mmから0.1mm程度に変
更する必要がある。
縮機構200における圧縮室の密封・解除機構は、例え
ば、図8に示した如く、密閉容器内に電動機とスクロー
ル式圧縮機構を配置した従来方式のスクロール式圧縮機
に展開できる。この場合の圧縮機は空運転が不要なの
で、固定スクロール部材が旋回スクロールから離反する
最大距離を上記従来例の5mmから0.1mm程度に変
更する必要がある。
【0172】この程度の離反距離設定によって、圧縮機
起動初期の圧縮負荷を小さくできる。
起動初期の圧縮負荷を小さくできる。
【0173】すなわち、圧縮機起動後の時間経過に伴い
吐出圧力が徐々に上昇し、固定スクロール部材が旋回ス
クロールの側に移動して圧縮室の軸方向隙間を密封させ
ることができる。このような起動手段によって、電動機
の小型化と起動初期の低振動化を図ることができる。
吐出圧力が徐々に上昇し、固定スクロール部材が旋回ス
クロールの側に移動して圧縮室の軸方向隙間を密封させ
ることができる。このような起動手段によって、電動機
の小型化と起動初期の低振動化を図ることができる。
【0174】この構成の圧縮機構を車両エンジンによっ
て駆動される電磁クラッチを備えた車両空調用圧縮機に
適用した場合には、車両高速走行時の安全運転と運転フ
ィーリングが格段に改良されるであろう。
て駆動される電磁クラッチを備えた車両空調用圧縮機に
適用した場合には、車両高速走行時の安全運転と運転フ
ィーリングが格段に改良されるであろう。
【0175】すなわち、高速走行時に電磁クラッチが接
続された直後の車両エンジンへの負荷が小さいので、車
両の急減速が生じることはないであろう。
続された直後の車両エンジンへの負荷が小さいので、車
両の急減速が生じることはないであろう。
【0176】なお、上記実施例では第2の圧縮機構をス
クロール式としたが、図7の第1のローリングピストン
型ロータリ式圧縮機構300のようなロータリ式圧縮機
構の側板(330)を軸方向に可動させた第2のローリ
ングピストン型ロータリ式圧縮機構に置き換えることも
できる。
クロール式としたが、図7の第1のローリングピストン
型ロータリ式圧縮機構300のようなロータリ式圧縮機
構の側板(330)を軸方向に可動させた第2のローリ
ングピストン型ロータリ式圧縮機構に置き換えることも
できる。
【0177】また、上記実施例では冷媒圧縮機について
説明したが、他の気体(例えば、酸素,窒素,ヘリウ
ム,空気など)を圧縮する気体圧縮機の場合も同様な作
用・効果を生じるものである。
説明したが、他の気体(例えば、酸素,窒素,ヘリウ
ム,空気など)を圧縮する気体圧縮機の場合も同様な作
用・効果を生じるものである。
【0178】
【発明の効果】上記実施例から明かなように、請求項1
に記載の発明は、密閉容器内に単一の電動機と、電動機
の両側に電動機に連接する駆動軸によって作動する第1
の圧縮機構部と第2の圧縮機構部を配置した気体圧縮機
において、一方の圧縮機構部の圧縮室軸方向隙間を広げ
るべく制御することによってその圧縮機構部の圧縮作用
を実質的に休止可能にさせる機能を備えた配設したもの
で、この構成によれば、圧縮室軸方向隙間が広げられた
圧縮機構部の圧縮室内での上流側が下流側とが連通し、
圧縮室内での気体の循環も生ずることなく、気体のポン
プ作用を回避することができる。その結果、一方の圧縮
機構部の圧縮損失を生じることなく運転休止でき、負荷
に応じた効率の高い圧縮運転を実現できる。
に記載の発明は、密閉容器内に単一の電動機と、電動機
の両側に電動機に連接する駆動軸によって作動する第1
の圧縮機構部と第2の圧縮機構部を配置した気体圧縮機
において、一方の圧縮機構部の圧縮室軸方向隙間を広げ
るべく制御することによってその圧縮機構部の圧縮作用
を実質的に休止可能にさせる機能を備えた配設したもの
で、この構成によれば、圧縮室軸方向隙間が広げられた
圧縮機構部の圧縮室内での上流側が下流側とが連通し、
圧縮室内での気体の循環も生ずることなく、気体のポン
プ作用を回避することができる。その結果、一方の圧縮
機構部の圧縮損失を生じることなく運転休止でき、負荷
に応じた効率の高い圧縮運転を実現できる。
【0179】請求項2に記載の発明は、第1の圧縮機構
部と第2の圧縮機構部を直列接続して2段圧縮運転可能
に第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部の気体排除容積
を設定し、2段圧縮運転時に高段側となる第2の圧縮機
構部に圧縮作用休止可能機能を備えさせたもので、この
構成によれば、第1の圧縮機構部のみを圧縮作用させて
1段圧縮運転にし、通常の圧縮比運転が可能になる。ま
た、第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部を直列接続し
て圧縮作用させて2段圧縮運転にし、高圧縮比運転が可
能になる。この2種類の運転モードを適宜選択して、低
圧縮比〜高圧縮比に亘る広い負荷範囲で高効率の圧縮運
転が実現できる。
部と第2の圧縮機構部を直列接続して2段圧縮運転可能
に第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部の気体排除容積
を設定し、2段圧縮運転時に高段側となる第2の圧縮機
構部に圧縮作用休止可能機能を備えさせたもので、この
構成によれば、第1の圧縮機構部のみを圧縮作用させて
1段圧縮運転にし、通常の圧縮比運転が可能になる。ま
た、第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部を直列接続し
て圧縮作用させて2段圧縮運転にし、高圧縮比運転が可
能になる。この2種類の運転モードを適宜選択して、低
圧縮比〜高圧縮比に亘る広い負荷範囲で高効率の圧縮運
転が実現できる。
【0180】請求項3に記載の発明は、圧縮作用休止可
能な第2の圧縮機構部を、駆動軸に摺動係合して旋回運
動する旋回スクロールと、旋回スクロールに噛み合って
圧縮室を形成する固定スクロール要素から成るスクロー
ル式圧縮機構部とし、固定スクロール要素に軸方向移動
可能な機能を備えて圧縮室軸方向隙間を広げるべく制御
可能な構成としたもので、この構成によれば、第2の圧
縮機構部の圧縮室で過圧縮が生じる場合には、固定スク
ロール要素が旋回スクロールから離反して圧縮室軸方向
隙間が広がり、圧縮室圧力が低下して、過負荷を軽減さ
せることがする。また、圧縮室軸方向隙間を更に拡大制
御する場合には、圧縮室の圧力上昇を生じることなく、
実質的な圧縮休止ができるので、負荷軽減と一部の運転
休止兼ねた圧縮機の実用化が可能になる。
能な第2の圧縮機構部を、駆動軸に摺動係合して旋回運
動する旋回スクロールと、旋回スクロールに噛み合って
圧縮室を形成する固定スクロール要素から成るスクロー
ル式圧縮機構部とし、固定スクロール要素に軸方向移動
可能な機能を備えて圧縮室軸方向隙間を広げるべく制御
可能な構成としたもので、この構成によれば、第2の圧
縮機構部の圧縮室で過圧縮が生じる場合には、固定スク
ロール要素が旋回スクロールから離反して圧縮室軸方向
隙間が広がり、圧縮室圧力が低下して、過負荷を軽減さ
せることがする。また、圧縮室軸方向隙間を更に拡大制
御する場合には、圧縮室の圧力上昇を生じることなく、
実質的な圧縮休止ができるので、負荷軽減と一部の運転
休止兼ねた圧縮機の実用化が可能になる。
【0181】請求項4に記載の発明は、固定スクロール
要素は、密閉容器に固定された鏡板本体と、旋回スクロ
ールに噛み合って形成する圧縮室の軸方向隙間を密封・
解除すべく鏡板本体に対して軸方向にのみ移動が可能な
固定スクロール部材とから成り、固定スクロール部材は
バネ装置の付勢力によって旋回スクロールから離反し、
密閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロールに接
近移動すべく構成されたもので、この構成によれば、第
2の圧縮機構部の圧縮室で過圧縮が生じる場合には、圧
縮室圧力とバネ装置の付勢力によって、固定スクロール
要素が密閉容器内の高圧気体圧力による付勢力に抗して
旋回スクロールから離反して圧縮室軸方向隙間が広が
り、圧縮室圧力を低下させる過圧縮の継続を回避させて
圧縮機破損を防止することができる一方、固定スクロー
ル部材が密閉容器内の高圧気体圧力を受けて、旋回スク
ロールに接近し、圧縮室軸方向隙間を自動的に密封させ
て圧縮効率を高めることができる。また、固定スクロー
ル部材を旋回スクロールの側に付勢する密閉容器内の気
体圧力が低下するように制御することによって、バネ装
置の付勢力により固定スクロール部材を旋回スクロール
から離反させて圧縮室軸方向隙間を極端に大きくし、電
動機を停止させることなく自動的に圧縮機能を休止させ
ることができる。
要素は、密閉容器に固定された鏡板本体と、旋回スクロ
ールに噛み合って形成する圧縮室の軸方向隙間を密封・
解除すべく鏡板本体に対して軸方向にのみ移動が可能な
固定スクロール部材とから成り、固定スクロール部材は
バネ装置の付勢力によって旋回スクロールから離反し、
密閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロールに接
近移動すべく構成されたもので、この構成によれば、第
2の圧縮機構部の圧縮室で過圧縮が生じる場合には、圧
縮室圧力とバネ装置の付勢力によって、固定スクロール
要素が密閉容器内の高圧気体圧力による付勢力に抗して
旋回スクロールから離反して圧縮室軸方向隙間が広が
り、圧縮室圧力を低下させる過圧縮の継続を回避させて
圧縮機破損を防止することができる一方、固定スクロー
ル部材が密閉容器内の高圧気体圧力を受けて、旋回スク
ロールに接近し、圧縮室軸方向隙間を自動的に密封させ
て圧縮効率を高めることができる。また、固定スクロー
ル部材を旋回スクロールの側に付勢する密閉容器内の気
体圧力が低下するように制御することによって、バネ装
置の付勢力により固定スクロール部材を旋回スクロール
から離反させて圧縮室軸方向隙間を極端に大きくし、電
動機を停止させることなく自動的に圧縮機能を休止させ
ることができる。
【0182】請求項5に記載の発明は、圧縮作用休止可
能な第2の圧縮機構部を、駆動軸に摺動係合して旋回運
動する旋回スクロールと、旋回スクロールに噛み合って
圧縮室を形成する固定スクロール要素から成るスクロー
ル式圧縮機構部とし、固定スクロール要素に軸方向移動
可能な機能を備えて圧縮室軸方向隙間を広げるべく制御
可能な構成において、鏡板本体が、密閉容器内を、第1
の圧縮機構部と電動機を収納する電動機室と、第2の圧
縮機構部の吐出室とに仕切るべく構成したもので、この
構成によれば、電動機室と第2の圧縮機構部の吐出室と
の差圧を固定スクロール部材に直接受けることなく、鏡
板本体に受けさせ、固定スクロール部材の変形を少なく
でき、圧縮室の密封性を改善することができる。
能な第2の圧縮機構部を、駆動軸に摺動係合して旋回運
動する旋回スクロールと、旋回スクロールに噛み合って
圧縮室を形成する固定スクロール要素から成るスクロー
ル式圧縮機構部とし、固定スクロール要素に軸方向移動
可能な機能を備えて圧縮室軸方向隙間を広げるべく制御
可能な構成において、鏡板本体が、密閉容器内を、第1
の圧縮機構部と電動機を収納する電動機室と、第2の圧
縮機構部の吐出室とに仕切るべく構成したもので、この
構成によれば、電動機室と第2の圧縮機構部の吐出室と
の差圧を固定スクロール部材に直接受けることなく、鏡
板本体に受けさせ、固定スクロール部材の変形を少なく
でき、圧縮室の密封性を改善することができる。
【0183】請求項6に記載の発明は、圧縮作用休止可
能な第2の圧縮機構部を、駆動軸に摺動係合して旋回運
動する旋回スクロールと、旋回スクロールに噛み合って
圧縮室を形成する固定スクロール要素から成るスクロー
ル式圧縮機構部とし、固定スクロール要素に軸方向移動
可能な機能を備えて圧縮室軸方向隙間を広げるべく制御
可能な構成にすると共に、鏡板本体が、密閉容器内を、
第1の圧縮機構部と電動機を収納する電動機室と、第2
の圧縮機構部の吐出室とに仕切る構成において、電動機
室の底部と第2の圧縮機構部の吐出室の底部の油溜との
間に、電動機室への流入のみを許容する絞り通路を有す
る油戻し通路を配置し、油戻し通路は絞り通路を開閉す
る弁体と弁体を絞り通路の上流側に向かって付勢するバ
ネ装置から成り、バネ装置は、それ自身の温度が設定値
を超えると付勢力を減じ、それ自身の温度が設定値未満
の時にその付勢力を維持する形状記憶特性を備えると共
に、バネ装置を電動機のコイル巻き線に近づけて配置し
たもので、この構成によれば、2段圧縮運転時に吐出室
の圧力と温度が異常上昇した時、電動機への過電流によ
ってコイル巻き線が異常温度上昇してバネ装置の付勢力
が小さくなると共に、吐出室の油溜と電動機室との差圧
によって弁体が開弁する方向に移動し油戻し通路が開通
するので、第2の圧縮機構部の吐出室の底部の油溜から
潤滑油と潤滑油に含まれる吐出気体を電動機室に戻すと
共に、吐出室の圧力を正常復帰させて、過負荷軽減さ
せ、圧縮機の継続運転による運転効率を高めることがで
きる。
能な第2の圧縮機構部を、駆動軸に摺動係合して旋回運
動する旋回スクロールと、旋回スクロールに噛み合って
圧縮室を形成する固定スクロール要素から成るスクロー
ル式圧縮機構部とし、固定スクロール要素に軸方向移動
可能な機能を備えて圧縮室軸方向隙間を広げるべく制御
可能な構成にすると共に、鏡板本体が、密閉容器内を、
第1の圧縮機構部と電動機を収納する電動機室と、第2
の圧縮機構部の吐出室とに仕切る構成において、電動機
室の底部と第2の圧縮機構部の吐出室の底部の油溜との
間に、電動機室への流入のみを許容する絞り通路を有す
る油戻し通路を配置し、油戻し通路は絞り通路を開閉す
る弁体と弁体を絞り通路の上流側に向かって付勢するバ
ネ装置から成り、バネ装置は、それ自身の温度が設定値
を超えると付勢力を減じ、それ自身の温度が設定値未満
の時にその付勢力を維持する形状記憶特性を備えると共
に、バネ装置を電動機のコイル巻き線に近づけて配置し
たもので、この構成によれば、2段圧縮運転時に吐出室
の圧力と温度が異常上昇した時、電動機への過電流によ
ってコイル巻き線が異常温度上昇してバネ装置の付勢力
が小さくなると共に、吐出室の油溜と電動機室との差圧
によって弁体が開弁する方向に移動し油戻し通路が開通
するので、第2の圧縮機構部の吐出室の底部の油溜から
潤滑油と潤滑油に含まれる吐出気体を電動機室に戻すと
共に、吐出室の圧力を正常復帰させて、過負荷軽減さ
せ、圧縮機の継続運転による運転効率を高めることがで
きる。
【0184】請求項7に記載の発明は、固定スクロール
要素は、密閉容器に固定された鏡板本体と、旋回スクロ
ールに噛み合って形成する圧縮室の軸方向隙間を密封・
解除すべく鏡板本体に対して軸方向にのみ移動が可能な
固定スクロール部材とから成り、固定スクロール部材は
バネ装置の付勢力によって旋回スクロールから離反し、
密閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロールに接
近移動する構成において、固定スクロール部材は、鏡板
本体に係止して回転方向移動が阻止された鏡板と、鏡板
の一面上に配置され且つ旋回スクロールの旋回スクロー
ルラップと噛み合って圧縮室を形成する固定スクロール
ラップと、鏡板の他面上に配置された筒部とから成り、
筒部が鏡板本体内に挿嵌入し、筒部と鏡板本体との間に
バネ装置を配置して固定スクロール部材にバネ付勢力を
付与させ、筒部に密閉容器内の高圧気体圧力を付勢させ
たもので、この構成によれば、固定スクロール部材を旋
回スクロールから軸方向に離反させるバネカと、固定ス
クロール部材を旋回スクロールに軸方向に近付ける気体
圧力の両者の力の差によって圧縮室の軸方向隙間の密封
と解除を確実に作動させ得る圧縮機構を実現することが
できる。
要素は、密閉容器に固定された鏡板本体と、旋回スクロ
ールに噛み合って形成する圧縮室の軸方向隙間を密封・
解除すべく鏡板本体に対して軸方向にのみ移動が可能な
固定スクロール部材とから成り、固定スクロール部材は
バネ装置の付勢力によって旋回スクロールから離反し、
密閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロールに接
近移動する構成において、固定スクロール部材は、鏡板
本体に係止して回転方向移動が阻止された鏡板と、鏡板
の一面上に配置され且つ旋回スクロールの旋回スクロー
ルラップと噛み合って圧縮室を形成する固定スクロール
ラップと、鏡板の他面上に配置された筒部とから成り、
筒部が鏡板本体内に挿嵌入し、筒部と鏡板本体との間に
バネ装置を配置して固定スクロール部材にバネ付勢力を
付与させ、筒部に密閉容器内の高圧気体圧力を付勢させ
たもので、この構成によれば、固定スクロール部材を旋
回スクロールから軸方向に離反させるバネカと、固定ス
クロール部材を旋回スクロールに軸方向に近付ける気体
圧力の両者の力の差によって圧縮室の軸方向隙間の密封
と解除を確実に作動させ得る圧縮機構を実現することが
できる。
【0185】請求項8に記載の発明は、筒部の内側に吐
出弁装置を配置すべく吐出気体通路を形成し、吐出弁装
置よりも圧縮室側にバイパス弁を配置し、バイパス弁は
圧縮室と吐出室との間を連通すべく鏡板に配設したバイ
パス穴の出口側を開閉し、圧縮室から吐出室へのみの気
体流出を許容すると共に、バイパス弁が開弁した時、バ
イパス弁と吐出弁装置が当接して、バイパス穴からの流
出気体が一時的に閉塞されるべく、バイパス弁と吐出弁
装置を配置構成したもので、この構成によれば、軽度の
過圧縮運転時にバイパス弁が開弁して圧縮室の気体の一
部が別の空間に移動し、圧縮室圧力が一時的に低下する
ので、過圧縮発生時でも圧縮作用を継続させることがで
きる。また、一時的に別の空間に閉じ込められた気体
が、その圧力によって吐出弁装置の開弁を早めるので、
吐出口で生じる吐出弁装置の開弁遅延から生じる吐出口
内圧力上昇を防止して、圧縮入力を軽減することもでき
る。
出弁装置を配置すべく吐出気体通路を形成し、吐出弁装
置よりも圧縮室側にバイパス弁を配置し、バイパス弁は
圧縮室と吐出室との間を連通すべく鏡板に配設したバイ
パス穴の出口側を開閉し、圧縮室から吐出室へのみの気
体流出を許容すると共に、バイパス弁が開弁した時、バ
イパス弁と吐出弁装置が当接して、バイパス穴からの流
出気体が一時的に閉塞されるべく、バイパス弁と吐出弁
装置を配置構成したもので、この構成によれば、軽度の
過圧縮運転時にバイパス弁が開弁して圧縮室の気体の一
部が別の空間に移動し、圧縮室圧力が一時的に低下する
ので、過圧縮発生時でも圧縮作用を継続させることがで
きる。また、一時的に別の空間に閉じ込められた気体
が、その圧力によって吐出弁装置の開弁を早めるので、
吐出口で生じる吐出弁装置の開弁遅延から生じる吐出口
内圧力上昇を防止して、圧縮入力を軽減することもでき
る。
【0186】請求項9に記載の発明は、筒部の内側に吐
出弁装置を配置すべく吐出気体通路を形成し、吐出弁装
置よりも圧縮室側にバイパス弁を配置し、バイパス弁は
圧縮室と吐出室との間を連通すべく鏡板に配設したバイ
パス穴の出口側を開閉し、圧縮室から吐出室へのみの気
体流出を許容すると共に、バイパス弁が開弁した時、バ
イパス弁と吐出弁装置が当接して、バイパス穴からの流
出気体が一時的に閉塞されるべく、バイパス弁と吐出弁
装置を配置した構成において、バイパス弁は、内側にバ
イパス気体通路となる連絡路を有する薄板の環状形状を
成し、吐出弁装置の弁体は、外側に吐出気体通路となる
連絡路を有する薄板の環状形状を成し、前述の再連絡路
が重ならないように配置構成したもので、この構成によ
れば、圧縮室から一時的にバイパスした気体を吐出弁装
置の弁体とバイパス弁との組合せにより簡易に密封し、
その気体圧力を利用して吐出弁装置の早期開弁を促進さ
せ、圧縮最終行程での過圧縮を防止することができる。
出弁装置を配置すべく吐出気体通路を形成し、吐出弁装
置よりも圧縮室側にバイパス弁を配置し、バイパス弁は
圧縮室と吐出室との間を連通すべく鏡板に配設したバイ
パス穴の出口側を開閉し、圧縮室から吐出室へのみの気
体流出を許容すると共に、バイパス弁が開弁した時、バ
イパス弁と吐出弁装置が当接して、バイパス穴からの流
出気体が一時的に閉塞されるべく、バイパス弁と吐出弁
装置を配置した構成において、バイパス弁は、内側にバ
イパス気体通路となる連絡路を有する薄板の環状形状を
成し、吐出弁装置の弁体は、外側に吐出気体通路となる
連絡路を有する薄板の環状形状を成し、前述の再連絡路
が重ならないように配置構成したもので、この構成によ
れば、圧縮室から一時的にバイパスした気体を吐出弁装
置の弁体とバイパス弁との組合せにより簡易に密封し、
その気体圧力を利用して吐出弁装置の早期開弁を促進さ
せ、圧縮最終行程での過圧縮を防止することができる。
【0187】請求項10に記載の発明は、筒部の内側に
吐出弁装置を配置すべく吐出気体通路を形成し、吐出弁
装置よりも圧縮室側にバイパス弁を配置し、バイパス弁
は圧縮室と吐出室との間を連通すべく鏡板に配設したバ
イパス穴の出口側を開閉し、圧縮室から吐出室へのみの
気体流出を許容すると共に、バイパス弁が開弁した時、
バイパス弁と吐出弁装置が当接して、バイパス穴からの
流出気体が一時的に閉塞されるべく、バイパス弁と吐出
弁装置を配置した構成において、バイパス穴からの流出
気体が一時的に閉塞された空間の圧力が設定値を越えた
時、その閉塞空間の気体圧力によって吐出弁装置が開弁
すべく、吐出弁装置の弁体にバネ付勢力を付与したもの
で、この構成によれば、バイパス穴から流出した気体圧
力によって吐出弁装置が不必要に開弁して、吐出室の気
体が吐出口を通じて圧縮室に逆流するのを防止すること
ができる。
吐出弁装置を配置すべく吐出気体通路を形成し、吐出弁
装置よりも圧縮室側にバイパス弁を配置し、バイパス弁
は圧縮室と吐出室との間を連通すべく鏡板に配設したバ
イパス穴の出口側を開閉し、圧縮室から吐出室へのみの
気体流出を許容すると共に、バイパス弁が開弁した時、
バイパス弁と吐出弁装置が当接して、バイパス穴からの
流出気体が一時的に閉塞されるべく、バイパス弁と吐出
弁装置を配置した構成において、バイパス穴からの流出
気体が一時的に閉塞された空間の圧力が設定値を越えた
時、その閉塞空間の気体圧力によって吐出弁装置が開弁
すべく、吐出弁装置の弁体にバネ付勢力を付与したもの
で、この構成によれば、バイパス穴から流出した気体圧
力によって吐出弁装置が不必要に開弁して、吐出室の気
体が吐出口を通じて圧縮室に逆流するのを防止すること
ができる。
【0188】請求項11に記載の発明は、筒部の内側に
吐出弁装置を配置すべく吐出気体通路を形成し、吐出弁
装置よりも圧縮室側にバイパス弁を配置し、バイパス弁
は圧縮室と吐出室との間を連通すべく鏡板に配設したバ
イパス穴の出口側を開閉し、圧縮室から吐出室へのみの
気体流出を許容すると共に、バイパス弁が開弁した時、
バイパス弁と吐出弁装置が当接して、バイパス穴からの
流出気体が一時的に閉塞されるべく、バイパス弁と吐出
弁装置を配置した構成において、バネ付勢力は、吐出気
体通路に配置されたバネ装置によって付勢され、バネ装
置は、それ自身の温度が温度上昇すると付勢力を増し、
温度低下すると付勢力を減じる形状記憶特性を備えたも
ので、この構成によれば、吐出気体圧力と温度が上昇し
て吐出弁装置の開弁から閉弁までの時間が短縮するの
で、吐出口から圧縮室への吐出気体逆流を少なくして、
膨張気体を再圧縮することによる圧縮損失を少なくでき
る。
吐出弁装置を配置すべく吐出気体通路を形成し、吐出弁
装置よりも圧縮室側にバイパス弁を配置し、バイパス弁
は圧縮室と吐出室との間を連通すべく鏡板に配設したバ
イパス穴の出口側を開閉し、圧縮室から吐出室へのみの
気体流出を許容すると共に、バイパス弁が開弁した時、
バイパス弁と吐出弁装置が当接して、バイパス穴からの
流出気体が一時的に閉塞されるべく、バイパス弁と吐出
弁装置を配置した構成において、バネ付勢力は、吐出気
体通路に配置されたバネ装置によって付勢され、バネ装
置は、それ自身の温度が温度上昇すると付勢力を増し、
温度低下すると付勢力を減じる形状記憶特性を備えたも
ので、この構成によれば、吐出気体圧力と温度が上昇し
て吐出弁装置の開弁から閉弁までの時間が短縮するの
で、吐出口から圧縮室への吐出気体逆流を少なくして、
膨張気体を再圧縮することによる圧縮損失を少なくでき
る。
【0189】請求項12に記載の発明は、固定スクロー
ル部材は、鏡板本体に係止して回転方向移動が阻止され
た鏡板と、鏡板の一面上に配置され且つ旋回スクロール
の旋回スクロールラップと噛み合って圧縮室を形成する
固定スクロールラップと、鏡板の他面上に配置された筒
部とから成り、筒部が鏡板本体内に挿嵌入し、筒部と鏡
板本体との間にバネ装置を配置して固定スクロール部材
にバネ付勢力を付与させ、筒部に密閉容器内の高圧気体
圧力を付勢させた構成において、筒部の内側に吐出弁装
置を配置すべく吐出気体通路を形成し、吐出気体通路の
終開口端を密閉容器の球面形状端部鏡壁面に接近させた
もので、この構成によれば、球面形状端部鏡壁面に衝突
した吐出気体が全方向に分散し、吐出室の底部に滞留す
る潤滑油が吐出気体に拡散され、吐出気体に混入して圧
縮機外部に流出し、気体に混入して再び電動機室に潤滑
油を帰すことができるので、電動機室内の潤滑油不足発
生を防止することができる。
ル部材は、鏡板本体に係止して回転方向移動が阻止され
た鏡板と、鏡板の一面上に配置され且つ旋回スクロール
の旋回スクロールラップと噛み合って圧縮室を形成する
固定スクロールラップと、鏡板の他面上に配置された筒
部とから成り、筒部が鏡板本体内に挿嵌入し、筒部と鏡
板本体との間にバネ装置を配置して固定スクロール部材
にバネ付勢力を付与させ、筒部に密閉容器内の高圧気体
圧力を付勢させた構成において、筒部の内側に吐出弁装
置を配置すべく吐出気体通路を形成し、吐出気体通路の
終開口端を密閉容器の球面形状端部鏡壁面に接近させた
もので、この構成によれば、球面形状端部鏡壁面に衝突
した吐出気体が全方向に分散し、吐出室の底部に滞留す
る潤滑油が吐出気体に拡散され、吐出気体に混入して圧
縮機外部に流出し、気体に混入して再び電動機室に潤滑
油を帰すことができるので、電動機室内の潤滑油不足発
生を防止することができる。
【0190】請求項13に記載の発明は、固定スクロー
ル要素は、密閉容器に固定された鏡板本体と、旋回スク
ロールに噛み合って形成する圧縮室の軸方向隙間を密封
・解除すべく鏡板本体に対して軸方向にのみ移動が可能
な固定スクロール部材とから成り、固定スクロール部材
はバネ装置の付勢力によって旋回スクロールから離反
し、密閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロール
に接近移動する構成において、バネ装置は、それ自身の
温度が設定温度を超えると付勢力が急増加する形状記憶
特性を備えたもので、この構成によれば、第2の圧縮機
構部が過熱した時、バネ装置の付勢力と圧縮室圧力とが
固定スクロール部材を旋回スクロールの側に付勢する気
体圧力よりも大きくなり、固定スクロール部材が旋回ス
クロールから軸方向に離反して圧縮室の密封を解除さ
せ、第2の圧縮機構部の負荷を軽減して焼き付きを防止
することができる。
ル要素は、密閉容器に固定された鏡板本体と、旋回スク
ロールに噛み合って形成する圧縮室の軸方向隙間を密封
・解除すべく鏡板本体に対して軸方向にのみ移動が可能
な固定スクロール部材とから成り、固定スクロール部材
はバネ装置の付勢力によって旋回スクロールから離反
し、密閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロール
に接近移動する構成において、バネ装置は、それ自身の
温度が設定温度を超えると付勢力が急増加する形状記憶
特性を備えたもので、この構成によれば、第2の圧縮機
構部が過熱した時、バネ装置の付勢力と圧縮室圧力とが
固定スクロール部材を旋回スクロールの側に付勢する気
体圧力よりも大きくなり、固定スクロール部材が旋回ス
クロールから軸方向に離反して圧縮室の密封を解除さ
せ、第2の圧縮機構部の負荷を軽減して焼き付きを防止
することができる。
【0191】請求項14に記載の発明は、固定スクロー
ル部材は、鏡板本体に係止して回転方向移動が阻止され
た鏡板と、鏡板の一面上に配置され且つ旋回スクロール
の旋回スクロールラップと噛み合って圧縮室を形成する
固定スクロールラップと、鏡板の他面上に配置された筒
部とから成り、筒部が鏡板本体内に挿嵌入し、筒部と鏡
板本体との間にバネ装置を配置して固定スクロール部材
にバネ付勢力を付与させ、筒部に密閉容器内の高圧気体
圧力を付勢させた構成において、固定スクロール部材が
鏡板本体から離反した時に、固定スクロール部材の鏡板
と鏡板本体との間に形成される鏡板背面空間が、収入室
に連通する手段を設けたもので、この構成によれば、固
定スクロール部材が旋回スクロールから軸方向に離反移
動する時、鏡板背面空間の気体が吸入室に流出し固定ス
クロール部材の移動が容易になるので、負荷軽減速度を
早めることができ、過圧縮時入力損失を少なくできる。
ル部材は、鏡板本体に係止して回転方向移動が阻止され
た鏡板と、鏡板の一面上に配置され且つ旋回スクロール
の旋回スクロールラップと噛み合って圧縮室を形成する
固定スクロールラップと、鏡板の他面上に配置された筒
部とから成り、筒部が鏡板本体内に挿嵌入し、筒部と鏡
板本体との間にバネ装置を配置して固定スクロール部材
にバネ付勢力を付与させ、筒部に密閉容器内の高圧気体
圧力を付勢させた構成において、固定スクロール部材が
鏡板本体から離反した時に、固定スクロール部材の鏡板
と鏡板本体との間に形成される鏡板背面空間が、収入室
に連通する手段を設けたもので、この構成によれば、固
定スクロール部材が旋回スクロールから軸方向に離反移
動する時、鏡板背面空間の気体が吸入室に流出し固定ス
クロール部材の移動が容易になるので、負荷軽減速度を
早めることができ、過圧縮時入力損失を少なくできる。
【0192】請求項15に記載の発明は、固定スクロー
ル要素は、密閉容器に固定された鏡板本体と、旋回スク
ロールに噛み合って形成する圧縮室の軸方向隙間を密封
・解除すべく鏡板本体に対して軸方向にのみ移動が可能
な固定スクロール部材とから成り、固定スクロール部材
はバネ装置の付勢力によって旋回スクロールから離反
し、密閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロール
に接近移動する構成において、固定スクロール部材が密
閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロールに接近
移動した時、固定スクロール部材と旋回スクロールとの
軸方向接触を回避すべく、固定スクロール部材の移動範
囲規制手段を設け、移動範囲規制手段の部材が旋回スク
ロールと固定スクロール部材との軸方向接触を回避すべ
く、旋回スクロールの移動範囲規制手段の部材を兼ねた
もので、この構成によれば、固定スクロール部材と旋回
スクロールの軸方向接触を回避させて、摩擦損失を少な
くできる。また、旋回スクロールに円滑な旋回運動をさ
せ、振動発生を抑制することができる。
ル要素は、密閉容器に固定された鏡板本体と、旋回スク
ロールに噛み合って形成する圧縮室の軸方向隙間を密封
・解除すべく鏡板本体に対して軸方向にのみ移動が可能
な固定スクロール部材とから成り、固定スクロール部材
はバネ装置の付勢力によって旋回スクロールから離反
し、密閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロール
に接近移動する構成において、固定スクロール部材が密
閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロールに接近
移動した時、固定スクロール部材と旋回スクロールとの
軸方向接触を回避すべく、固定スクロール部材の移動範
囲規制手段を設け、移動範囲規制手段の部材が旋回スク
ロールと固定スクロール部材との軸方向接触を回避すべ
く、旋回スクロールの移動範囲規制手段の部材を兼ねた
もので、この構成によれば、固定スクロール部材と旋回
スクロールの軸方向接触を回避させて、摩擦損失を少な
くできる。また、旋回スクロールに円滑な旋回運動をさ
せ、振動発生を抑制することができる。
【0193】請求項16に記載の発明は、固定スクロー
ル部材が密閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロ
ールに接近移動した時、固定スクロール部材と旋回スク
ロールとの軸方向接触を回避すべく、固定スクロール部
材の移動範囲規制手段を設け、移動範囲規制手段の部材
が旋回スクロールと固定スクロール部材との軸方向接触
を回避すべく、旋回スクロールの移動範囲規制手段の部
材を兼ねた構成において、駆動軸を支持する主軸受と旋
回スクロールを軸方向支持するスラスト軸受を有する本
体フレームと、鏡板本体との間に移動範囲規制手段の部
材を配置し、スラスト軸受と移動範囲規制手段の部材と
で旋回スクロールを軸方向に挟持したもので、この構成
によれば、固定スクロール部材が旋回スクロールから離
反した状態も、旋回スクロールを安定して旋回運転させ
ることができ、関連部品との衝突による旋回スクロール
の破損を防止することができる。
ル部材が密閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロ
ールに接近移動した時、固定スクロール部材と旋回スク
ロールとの軸方向接触を回避すべく、固定スクロール部
材の移動範囲規制手段を設け、移動範囲規制手段の部材
が旋回スクロールと固定スクロール部材との軸方向接触
を回避すべく、旋回スクロールの移動範囲規制手段の部
材を兼ねた構成において、駆動軸を支持する主軸受と旋
回スクロールを軸方向支持するスラスト軸受を有する本
体フレームと、鏡板本体との間に移動範囲規制手段の部
材を配置し、スラスト軸受と移動範囲規制手段の部材と
で旋回スクロールを軸方向に挟持したもので、この構成
によれば、固定スクロール部材が旋回スクロールから離
反した状態も、旋回スクロールを安定して旋回運転させ
ることができ、関連部品との衝突による旋回スクロール
の破損を防止することができる。
【0194】請求項17に記載の発明は、圧縮作用休止
可能な第2の圧縮機構部を、駆動軸に摺動係合して旋回
運動する旋回スクロールと、旋回スクロールに噛み合っ
て圧縮室を形成する固定スクロール要素から成るスクロ
ール式圧縮機構部とし、固定スクロール要素に軸方向移
動可能な機能を備えて圧縮室軸方向隙間を広げるべく制
御可能にすると共に、鏡板本体が、密閉容器内を、第1
の圧縮機構部と電動機を収納する電動機室と、第2の圧
縮機構部の吐出室とに仕切る構成において、固定スクロ
ール部材が鏡板本体に回転係止される手段は、固定スク
ロール部材に設けた嵌装穴に鏡板本体に固定されたガイ
ドピンを嵌装させ、嵌装穴を吸入側に連通させると共
に、吐出室の底部に配設した油溜の潤滑油を嵌装穴に差
圧給油する手段を設けたもので、この構成によれば、固
定スクロール部材を円滑に軸方向移動させ、圧縮室の密
封・解除の迅速化を図ることができる。また、ガイドピ
ンの摩耗を少なくして、固定スクロールの回転移動を防
止し、圧縮室の気密性を確保することができる。
可能な第2の圧縮機構部を、駆動軸に摺動係合して旋回
運動する旋回スクロールと、旋回スクロールに噛み合っ
て圧縮室を形成する固定スクロール要素から成るスクロ
ール式圧縮機構部とし、固定スクロール要素に軸方向移
動可能な機能を備えて圧縮室軸方向隙間を広げるべく制
御可能にすると共に、鏡板本体が、密閉容器内を、第1
の圧縮機構部と電動機を収納する電動機室と、第2の圧
縮機構部の吐出室とに仕切る構成において、固定スクロ
ール部材が鏡板本体に回転係止される手段は、固定スク
ロール部材に設けた嵌装穴に鏡板本体に固定されたガイ
ドピンを嵌装させ、嵌装穴を吸入側に連通させると共
に、吐出室の底部に配設した油溜の潤滑油を嵌装穴に差
圧給油する手段を設けたもので、この構成によれば、固
定スクロール部材を円滑に軸方向移動させ、圧縮室の密
封・解除の迅速化を図ることができる。また、ガイドピ
ンの摩耗を少なくして、固定スクロールの回転移動を防
止し、圧縮室の気密性を確保することができる。
【0195】請求項18に記載の発明は、固定スクロー
ル部材が鏡板本体に回転係止される手段は、固定スクロ
ール部材に設けた嵌装穴に鏡板本体に固定されたガイド
ピンを嵌装させ、嵌装穴を吸入側に連通させると共に、
吐出室の底部に配設した油溜の潤滑油を嵌装穴に差圧給
油する手段を設けた構成において、旋回スクロールの旋
回スクロールラップを立脚させたラップ支持円板を本体
フレームと移動範囲規制手段の部材とで挟持すべく、油
溜から圧力的に隔離して形成した外周部空間に嵌装穴を
連通させたもので、この構成によれば、固定スクロール
部材を円滑に軸方向移動させると共に、外周部空間に流
入した潤滑油によって旋回スクロールを円滑に旋回運動
させることができる。
ル部材が鏡板本体に回転係止される手段は、固定スクロ
ール部材に設けた嵌装穴に鏡板本体に固定されたガイド
ピンを嵌装させ、嵌装穴を吸入側に連通させると共に、
吐出室の底部に配設した油溜の潤滑油を嵌装穴に差圧給
油する手段を設けた構成において、旋回スクロールの旋
回スクロールラップを立脚させたラップ支持円板を本体
フレームと移動範囲規制手段の部材とで挟持すべく、油
溜から圧力的に隔離して形成した外周部空間に嵌装穴を
連通させたもので、この構成によれば、固定スクロール
部材を円滑に軸方向移動させると共に、外周部空間に流
入した潤滑油によって旋回スクロールを円滑に旋回運動
させることができる。
【0196】請求項19に記載の発明は、固定スクロー
ル部材が鏡板本体に回転係止される手段は、固定スクロ
ール部材に設けた嵌装穴に鏡板本体に固定されたガイド
ピンを嵌装させ、嵌装穴を吸入側に連通させると共に、
吐出室の底部に配設した油溜の潤滑油を嵌装穴に差圧給
油する手段を設けた構成において、油溜から嵌装穴に差
圧給油する手段は、鏡板本体にガイドピンを貫通挿入固
定させると共に貫通挿入部を差圧給油通路の絞り通路と
したもので、この構成によれば、固定スクロール部材を
円滑に軸方向移動させるための簡易な差圧給油手段を実
現することができる。
ル部材が鏡板本体に回転係止される手段は、固定スクロ
ール部材に設けた嵌装穴に鏡板本体に固定されたガイド
ピンを嵌装させ、嵌装穴を吸入側に連通させると共に、
吐出室の底部に配設した油溜の潤滑油を嵌装穴に差圧給
油する手段を設けた構成において、油溜から嵌装穴に差
圧給油する手段は、鏡板本体にガイドピンを貫通挿入固
定させると共に貫通挿入部を差圧給油通路の絞り通路と
したもので、この構成によれば、固定スクロール部材を
円滑に軸方向移動させるための簡易な差圧給油手段を実
現することができる。
【0197】請求項20に記載の発明は、固定スクロー
ル部材が密閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロ
ールに接近移動した時、固定スクロール部材と旋回スク
ロールとの軸方向接触を回避すべく、固定スクロール部
材の移動範囲規制手段を設け、移動範囲規制手段の部材
が旋回スクロールと固定スクロール部材との軸方向接触
を回避すべく、旋回スクロールの移動範囲規制手段の部
材を兼ねると共に、駆動軸を支持する主軸受と旋回スク
ロールを軸方向支持するスラスト軸受を有する本体フレ
ームと、鏡板本体との間に移動範囲規制手段の部材を配
置し、スラスト軸受と移動範囲規制手段の部材とで旋回
スクロールを軸方向に挟持した構成において、スクロー
ル部材の鏡板が移動範囲規制手段の部材に当接する面
と、固定スクロールラップの先端との間に段差を設け、
段差が移動範囲規制手段の部材の板厚さより小となるよ
うに設定し、段差に応じて移動範囲規制手段の部材の厚
さを選択することにより、固定スクロール部材と旋回ス
クロールとの軸方向最小隙間を調整可能な構成としたも
ので、この構成によれば、軸方向に移動する固定スクロ
ール部材と旋回スクロールとで形成される圧縮室の軸方
向隙間を微小に確保して圧縮室の密封性を確保すること
ができる。
ル部材が密閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロ
ールに接近移動した時、固定スクロール部材と旋回スク
ロールとの軸方向接触を回避すべく、固定スクロール部
材の移動範囲規制手段を設け、移動範囲規制手段の部材
が旋回スクロールと固定スクロール部材との軸方向接触
を回避すべく、旋回スクロールの移動範囲規制手段の部
材を兼ねると共に、駆動軸を支持する主軸受と旋回スク
ロールを軸方向支持するスラスト軸受を有する本体フレ
ームと、鏡板本体との間に移動範囲規制手段の部材を配
置し、スラスト軸受と移動範囲規制手段の部材とで旋回
スクロールを軸方向に挟持した構成において、スクロー
ル部材の鏡板が移動範囲規制手段の部材に当接する面
と、固定スクロールラップの先端との間に段差を設け、
段差が移動範囲規制手段の部材の板厚さより小となるよ
うに設定し、段差に応じて移動範囲規制手段の部材の厚
さを選択することにより、固定スクロール部材と旋回ス
クロールとの軸方向最小隙間を調整可能な構成としたも
ので、この構成によれば、軸方向に移動する固定スクロ
ール部材と旋回スクロールとで形成される圧縮室の軸方
向隙間を微小に確保して圧縮室の密封性を確保すること
ができる。
【0198】請求項21に記載の発明は、固定スクロー
ル部材が密閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロ
ールに接近移動した時、固定スクロール部材と旋回スク
ロールとの軸方向接触を回避すべく、固定スクロール部
材の移動範囲規制手段を設け、移動範囲規制手段の部材
が旋回スクロールと固定スクロール部材との軸方向接触
を回避すべく、旋回スクロールの移動範囲規制手段の部
材を兼ねた構成において、旋回スクロールと固定スクロ
ール部材を同材質にする一方、移動範囲規制手段の部材
をそれより硬い材質としたので、この構成によれば、圧
縮機運転速度や負荷条件によって旋回スクロール部材と
固定スクロール部材とが温度変化する時、両部品が同様
に寸法変化して圧縮室隙間の変動が少なくなるので、圧
縮室の密封性を保持することができる。また、移動範囲
規制手段の部材との摺接面の耐久性を向上することがで
きる。
ル部材が密閉容器内の高圧気体圧力によって旋回スクロ
ールに接近移動した時、固定スクロール部材と旋回スク
ロールとの軸方向接触を回避すべく、固定スクロール部
材の移動範囲規制手段を設け、移動範囲規制手段の部材
が旋回スクロールと固定スクロール部材との軸方向接触
を回避すべく、旋回スクロールの移動範囲規制手段の部
材を兼ねた構成において、旋回スクロールと固定スクロ
ール部材を同材質にする一方、移動範囲規制手段の部材
をそれより硬い材質としたので、この構成によれば、圧
縮機運転速度や負荷条件によって旋回スクロール部材と
固定スクロール部材とが温度変化する時、両部品が同様
に寸法変化して圧縮室隙間の変動が少なくなるので、圧
縮室の密封性を保持することができる。また、移動範囲
規制手段の部材との摺接面の耐久性を向上することがで
きる。
【0199】請求項22に記載の発明は、駆動軸が第1
の圧縮機構部に配置した容積型ポンプ装置を駆動して油
溜から吸い上げた潤滑油の一部を前記第1の圧縮機構部
に供給する一方、残りの潤滑油を前記駆動軸の軸方向に
設けた貫通油穴を介して第2の圧縮機構部に供給する給
油通路を設けた構成において、第2の圧縮機構部に供給
された潤滑油が摺動部を経て油溜に帰還する油通路と、
第2の圧縮機構部の摺動部を経て吸入側に差圧流入する
油通路とに分流する給油通路を備えたもので、この構成
によれば、空圧縮運転時でも圧縮機構部の耐久性を確保
できる。
の圧縮機構部に配置した容積型ポンプ装置を駆動して油
溜から吸い上げた潤滑油の一部を前記第1の圧縮機構部
に供給する一方、残りの潤滑油を前記駆動軸の軸方向に
設けた貫通油穴を介して第2の圧縮機構部に供給する給
油通路を設けた構成において、第2の圧縮機構部に供給
された潤滑油が摺動部を経て油溜に帰還する油通路と、
第2の圧縮機構部の摺動部を経て吸入側に差圧流入する
油通路とに分流する給油通路を備えたもので、この構成
によれば、空圧縮運転時でも圧縮機構部の耐久性を確保
できる。
【0200】請求項23に記載の発明は、密閉容器内に
単一の電動機と、電動機の両側に電動機に連接する駆動
軸によって作動する第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構
部を配置した気体圧縮機において、一方の圧縮機構部の
圧縮室軸方向隙間を広げるべく制御することによってそ
の圧縮機構部の圧縮作用を実質的に休止可能にさせる機
能を備えた配設した構成において、電動機の回転子に駆
動軸を挿嵌固定後、駆動軸の各軸端部が第1の圧縮機構
部と第2の圧縮機構のそれぞれの主軸受に一方向から挿
入可能で片持ち支持組立される軸受構成としたもので、
この構成によれば、駆動軸と各圧縮機構部との組立が容
易になり、各圧縮機構と駆動軸との中心が合わせ易くな
るので、組立軸芯ズレによる主軸受摺動部の片当りを防
止し、入力損失と摺動部耐久性低下を防止することがで
きる。
単一の電動機と、電動機の両側に電動機に連接する駆動
軸によって作動する第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構
部を配置した気体圧縮機において、一方の圧縮機構部の
圧縮室軸方向隙間を広げるべく制御することによってそ
の圧縮機構部の圧縮作用を実質的に休止可能にさせる機
能を備えた配設した構成において、電動機の回転子に駆
動軸を挿嵌固定後、駆動軸の各軸端部が第1の圧縮機構
部と第2の圧縮機構のそれぞれの主軸受に一方向から挿
入可能で片持ち支持組立される軸受構成としたもので、
この構成によれば、駆動軸と各圧縮機構部との組立が容
易になり、各圧縮機構と駆動軸との中心が合わせ易くな
るので、組立軸芯ズレによる主軸受摺動部の片当りを防
止し、入力損失と摺動部耐久性低下を防止することがで
きる。
【0201】請求項24に記載の発明は、密閉容器内に
単一の電動機と、電動機の両側に電動機に連接する駆動
軸によって作動する第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構
部を配置した気体圧縮機において、一方の圧縮機構部の
圧縮室軸方向隙間を広げるべく制御することによってそ
の圧縮機構部の圧縮作用を実質的に休止可能にさせる機
能を備えた配設した構成において、第1の圧縮機構部と
第2の圧縮機構をスクロール式圧縮機構とすると共に、
両圧縮機構部の旋回スクロールの旋回スクロールラップ
の渦巻き方向を同じにしたもので、この構成によれば、
圧縮機停止直後の吐出弁装置が吐出口を閉じるまでの
間、電動機室や吐出室と圧縮室との差圧によって各旋回
スクロールがそれぞれの方向に逆回転しようとする際、
各旋回スクロールが駆動軸によって連結されているの
で、駆動系の逆回転を防止でき、部品の破損や軸受部の
潤滑油流出を防止して耐久性を向上することができる。
単一の電動機と、電動機の両側に電動機に連接する駆動
軸によって作動する第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構
部を配置した気体圧縮機において、一方の圧縮機構部の
圧縮室軸方向隙間を広げるべく制御することによってそ
の圧縮機構部の圧縮作用を実質的に休止可能にさせる機
能を備えた配設した構成において、第1の圧縮機構部と
第2の圧縮機構をスクロール式圧縮機構とすると共に、
両圧縮機構部の旋回スクロールの旋回スクロールラップ
の渦巻き方向を同じにしたもので、この構成によれば、
圧縮機停止直後の吐出弁装置が吐出口を閉じるまでの
間、電動機室や吐出室と圧縮室との差圧によって各旋回
スクロールがそれぞれの方向に逆回転しようとする際、
各旋回スクロールが駆動軸によって連結されているの
で、駆動系の逆回転を防止でき、部品の破損や軸受部の
潤滑油流出を防止して耐久性を向上することができる。
【0202】請求項25に記載の発明は、圧縮作用休止
可能な第2の圧縮機構部を、駆動軸に摺動係合して旋回
運動する旋回スクロールと、旋回スクロールに噛み合っ
て圧縮室を形成する固定スクロール要素から成るスクロ
ール式圧縮機構部とし、固定スクロール要素に軸方向移
動可能な機能を備えて圧縮室軸方向隙間を広げるべく制
御可能な構成にすると共に、鏡板本体が、密閉容器内
を、第1の圧縮機構部と電動機を収納する電動機室と、
第2の圧縮機構部の吐出室とに仕切る構成において、第
1の圧縮機構部のみを運転する時、電動機室,第2の圧
縮機構部の吐出室,第2の圧縮機構部の吸入側を連通さ
せ、この連通させた空間を第1の圧縮機構部の吐出側と
したもので、この構成によれば、第2の圧縮機構部の吐
出室と圧縮室とが均圧した状態で、バネ装置の付勢力に
よって固定スクロール部材を旋回スクロールから軸方向
に離反させ、圧縮室の密封を解除して電動機を停止させ
ることなく圧縮運転休止状態にすることができる。
可能な第2の圧縮機構部を、駆動軸に摺動係合して旋回
運動する旋回スクロールと、旋回スクロールに噛み合っ
て圧縮室を形成する固定スクロール要素から成るスクロ
ール式圧縮機構部とし、固定スクロール要素に軸方向移
動可能な機能を備えて圧縮室軸方向隙間を広げるべく制
御可能な構成にすると共に、鏡板本体が、密閉容器内
を、第1の圧縮機構部と電動機を収納する電動機室と、
第2の圧縮機構部の吐出室とに仕切る構成において、第
1の圧縮機構部のみを運転する時、電動機室,第2の圧
縮機構部の吐出室,第2の圧縮機構部の吸入側を連通さ
せ、この連通させた空間を第1の圧縮機構部の吐出側と
したもので、この構成によれば、第2の圧縮機構部の吐
出室と圧縮室とが均圧した状態で、バネ装置の付勢力に
よって固定スクロール部材を旋回スクロールから軸方向
に離反させ、圧縮室の密封を解除して電動機を停止させ
ることなく圧縮運転休止状態にすることができる。
【0203】請求項26に記載の発明は、第1の圧縮機
構部と第2の圧縮機構をスクロール式圧縮機構とすると
共に、両圧縮機構部の旋回スクロールの旋回スクロール
ラップの渦巻き方向を同じにした構成において、第1の
圧縮機構部と第2の圧縮機構部の運転始動時に、第2の
圧縮機構部を休止させ、第2の圧縮機構部を起動後に、
第2の圧縮機構部を起動させるべく制御するもので、こ
の構成によれば、圧縮起動負荷が軽減し、電動機始動電
流を少なくできるので、電動機の小型化を図ることがで
きる。
構部と第2の圧縮機構をスクロール式圧縮機構とすると
共に、両圧縮機構部の旋回スクロールの旋回スクロール
ラップの渦巻き方向を同じにした構成において、第1の
圧縮機構部と第2の圧縮機構部の運転始動時に、第2の
圧縮機構部を休止させ、第2の圧縮機構部を起動後に、
第2の圧縮機構部を起動させるべく制御するもので、こ
の構成によれば、圧縮起動負荷が軽減し、電動機始動電
流を少なくできるので、電動機の小型化を図ることがで
きる。
【0204】請求項27に記載の発明は、圧縮作用休止
可能な第2の圧縮機構部を、駆動軸に摺動係合して旋回
運動する旋回スクロールと、旋回スクロールに噛み合っ
て圧縮室を形成する固定スクロール要素から成るスクロ
ール式圧縮機構部とし、固定スクロール要素に軸方向移
動可能な機能を備えて圧縮室軸方向隙間を広げるべく制
御可能な構成にすると共に、鏡板本体が、密閉容器内
を、第1の圧縮機構部と電動機を収納する電動機室と、
第2の圧縮機構部の吐出室とに仕切る構成において、第
1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部を並列運転後に、第
1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部を直列接続して2段
圧縮運転に切り替える時、第2の圧縮機構部を運転休止
の後、第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部を直列接続
するべく制御するもので、この構成によれば、2段圧縮
運転起動時の電動機に作用する急激な負荷変動を回避す
ることができるので、振動や一時的な異常騒音発生を抑
制して静粛運転させることができる。
可能な第2の圧縮機構部を、駆動軸に摺動係合して旋回
運動する旋回スクロールと、旋回スクロールに噛み合っ
て圧縮室を形成する固定スクロール要素から成るスクロ
ール式圧縮機構部とし、固定スクロール要素に軸方向移
動可能な機能を備えて圧縮室軸方向隙間を広げるべく制
御可能な構成にすると共に、鏡板本体が、密閉容器内
を、第1の圧縮機構部と電動機を収納する電動機室と、
第2の圧縮機構部の吐出室とに仕切る構成において、第
1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部を並列運転後に、第
1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部を直列接続して2段
圧縮運転に切り替える時、第2の圧縮機構部を運転休止
の後、第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部を直列接続
するべく制御するもので、この構成によれば、2段圧縮
運転起動時の電動機に作用する急激な負荷変動を回避す
ることができるので、振動や一時的な異常騒音発生を抑
制して静粛運転させることができる。
【0205】請求項28に記載の発明は、圧縮作用休止
可能な第2の圧縮機構部を、駆動軸に摺動係合して旋回
運動する旋回スクロールと、旋回スクロールに噛み合っ
て圧縮室を形成する固定スクロール要素から成るスクロ
ール式圧縮機構部とし、固定スクロール要素に軸方向移
動可能な機能を備えて圧縮室軸方向隙間を広げるべく制
御可能に構成すると共に、鏡板本体が、密閉容器内を、
第1の圧縮機構部と電動機を収納する電動機室と、第2
の圧縮機構部の吐出室とに仕切る構成において、第1の
圧縮機構部と第2の圧縮機構部を直列接続して2段圧縮
運転後に、第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部との並
列運転に切り替える時、第2の圧縮機構部を運転休止の
後、第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部を並列接続す
るべく制御するもので、この構成によれば、並列圧縮運
転起動時の電動機に作用する急激な負荷変動を回避し
て、電動機への過電流を阻止し、電動機と電動機制御部
品の小型化を図ることができる。
可能な第2の圧縮機構部を、駆動軸に摺動係合して旋回
運動する旋回スクロールと、旋回スクロールに噛み合っ
て圧縮室を形成する固定スクロール要素から成るスクロ
ール式圧縮機構部とし、固定スクロール要素に軸方向移
動可能な機能を備えて圧縮室軸方向隙間を広げるべく制
御可能に構成すると共に、鏡板本体が、密閉容器内を、
第1の圧縮機構部と電動機を収納する電動機室と、第2
の圧縮機構部の吐出室とに仕切る構成において、第1の
圧縮機構部と第2の圧縮機構部を直列接続して2段圧縮
運転後に、第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部との並
列運転に切り替える時、第2の圧縮機構部を運転休止の
後、第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部を並列接続す
るべく制御するもので、この構成によれば、並列圧縮運
転起動時の電動機に作用する急激な負荷変動を回避し
て、電動機への過電流を阻止し、電動機と電動機制御部
品の小型化を図ることができる。
【0206】請求項29に記載の発明は、駆動軸が第1
の圧縮機構部に配置した容積型ポンプ装置を駆動して油
溜から吸い上げた潤滑油の一部を前記第1の圧縮機構部
に供給する一方、残りの潤滑油を前記駆動軸の軸方向に
設けた貫通油穴を介して第2の圧縮機構部に供給する給
油通路を設けると共に、前記第2の圧縮機構部に供給さ
れた潤滑油が摺動部を経て油溜に帰還する油通路と、前
記第2の圧縮機構部の摺動部を経て吸入側に差圧流入す
る油通路とに分流する前記給油通路を備えた構成におい
て、第1の圧縮機構部のみを運転する時、第2の圧縮機
構部を定期的に短時間運転すべく制御するもので、この
構成によれば、第2の圧縮機構部の圧縮室に潤滑油や圧
縮気体の凝縮液が滞留するのを回避して、第2の圧縮機
構部を再起動させる際の起動負荷を軽減することができ
る。
の圧縮機構部に配置した容積型ポンプ装置を駆動して油
溜から吸い上げた潤滑油の一部を前記第1の圧縮機構部
に供給する一方、残りの潤滑油を前記駆動軸の軸方向に
設けた貫通油穴を介して第2の圧縮機構部に供給する給
油通路を設けると共に、前記第2の圧縮機構部に供給さ
れた潤滑油が摺動部を経て油溜に帰還する油通路と、前
記第2の圧縮機構部の摺動部を経て吸入側に差圧流入す
る油通路とに分流する前記給油通路を備えた構成におい
て、第1の圧縮機構部のみを運転する時、第2の圧縮機
構部を定期的に短時間運転すべく制御するもので、この
構成によれば、第2の圧縮機構部の圧縮室に潤滑油や圧
縮気体の凝縮液が滞留するのを回避して、第2の圧縮機
構部を再起動させる際の起動負荷を軽減することができ
る。
【0207】請求項30に記載の発明は、第1の圧縮機
構部のみを運転する時、第2の圧縮機構部を定期的に短
時間運転すべく制御する構成において、定期的に高速運
転すべく制御するもので、この構成によれば、第2の圧
縮機構部の吐出室の潤滑油を吐出気体と共に圧縮機外部
に排出させ、吐出室に潤滑油が過剰に滞留するのを防止
し、気体と共に再び電動機室へ戻すことによって電動機
室内の潤滑油不足を防止することができるという効果を
奏する。
構部のみを運転する時、第2の圧縮機構部を定期的に短
時間運転すべく制御する構成において、定期的に高速運
転すべく制御するもので、この構成によれば、第2の圧
縮機構部の吐出室の潤滑油を吐出気体と共に圧縮機外部
に排出させ、吐出室に潤滑油が過剰に滞留するのを防止
し、気体と共に再び電動機室へ戻すことによって電動機
室内の潤滑油不足を防止することができるという効果を
奏する。
【図1】本発明の一実施例を示すスクロール式冷媒圧縮
機の停止状態の縦断面図
機の停止状態の縦断面図
【図2】同圧縮機における運転状態の縦断面図
【図3】同圧縮機におけるバイパス弁の外観図
【図4】同圧縮機における吐出弁装置の弁体の外観図
【図5】同圧縮機における第1の圧縮機構部の部分断面
図
図
【図6】同圧縮機における第2の圧縮機構部の部分断面
図
図
【図7】本発明の別の実施例を示す冷媒圧縮機の停止状
態の縦断面図
態の縦断面図
【図8】従来のスクロール式圧縮機の縦断面図
【図9】同2台の圧縮機を直列接続した配管系統図
【図10】従来の別の2台のローリングピストン型ロー
タリ圧縮機を密閉容器内に収納した配置構成図
タリ圧縮機を密閉容器内に収納した配置構成図
【図11】従来の更に別のローリングピストン型ロータ
リ式2段圧縮機の縦断面図
リ式2段圧縮機の縦断面図
【図12】同圧縮機と冷凍サイクル配管系との接続説明
図
図
1 密閉容器 2 駆動軸 3 電動機 100 第1のスクロール式圧縮機構部 102 旋回スクロール 104 圧縮室 116 電動機室 200 第2の圧縮機構部 201 固定スクロール要素 201b 鏡板本体 202 旋回スクロール 204 圧縮室 230 固定スクロール部材 233 バネ装置
Claims (30)
- 【請求項1】 密閉容器内に単一の電動機と、前記電動
機の両側に前記電動機に連接する駆動軸によって作動す
る第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部を配置した気体
圧縮機において、一方の圧縮機構部の圧縮室軸方向隙間
を広げるべく制御することによってその圧縮機構部の圧
縮作用を実質的に休止可能にさせる機能を備えた電動気
体圧縮機。 - 【請求項2】 第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部を
直列接続して2段圧縮運転可能に前記第1の圧縮機構部
と前記第2の圧縮機構部の気体排除容積を設定し、2段
圧縮運転時に高段側となる前記第2の圧縮機構部に圧縮
作用休止可能機能を備えさせた請求項1記載の電動気体
圧縮機。 - 【請求項3】 圧縮作用休止可能な第2の圧縮機構部
を、駆動軸に摺動係合して旋回運動する旋回スクロール
と、前記旋回スクロールに噛み合って圧縮室を形成する
固定スクロール要素から成るスクロール式圧縮機構部と
し、前記固定スクロール要素に軸方向移動可能な機能を
備えて圧縮室軸方向隙間を広げるべく制御可能な構成と
した請求項1記載の電動気体圧縮機。 - 【請求項4】 固定スクロール要素は、密閉容器に固定
された鏡板本体と、旋回スクロールに噛み合って形成す
る圧縮室の軸方向隙間を密封・解除すべく前記鏡板本体
に対して軸方向にのみ移動が可能な固定スクロール部材
とから成り、前記固定スクロール部材はバネ装置の付勢
力によって前記旋回スクロールから離反し、前記密閉容
器内の高圧気体圧力によって前記旋回スクロールに接近
移動すべく構成された請求項3記載の電動気体圧縮機。 - 【請求項5】 鏡板本体が、密閉容器内を、第1の圧縮
機構部と電動機を収納する電動機室と、第2の圧縮機構
部の吐出室とに仕切るべく構成した請求項3記載の電動
気体圧縮機。 - 【請求項6】 電動機室の底部と第2の圧縮機構部の吐
出室の底部の油溜との間に、前記電動機室への流入のみ
を許容する絞り通路を有する油戻し通路を配置し、前記
油戻し通路は前記絞り通路を開閉する弁体と前記弁体を
前記絞り通路の上流側に向かって付勢するバネ装置から
成り、前記バネ装置は、それ自身の温度が設定値を超え
ると付勢力を減じ、それ自身の温度が設定値未満の時に
その付勢力を維持する形状記憶特性を備えると共に、前
記バネ装置を電動機のコイル巻き線に近づけて配置した
請求項5記載の電動気体圧縮機。 - 【請求項7】 固定スクロール部材は、鏡板本体に係止
して回転方向移動が阻止された鏡板と、前記鏡板の一面
上に配置され且つ旋回スクロールの旋回スクロールラッ
プと噛み合って圧縮室を形成する固定スクロールラップ
と、前記鏡板の他面上に配置された筒部とから成り、前
記筒部が鏡板本体内に挿嵌入し、前記筒部と前記鏡板本
体との間にバネ装置を配置して前記固定スクロール部材
にバネ付勢力を付与させ、前記筒部に密閉容器内の高圧
気体圧力を付勢させた請求項4記載の電動気体圧縮機。 - 【請求項8】 筒部の内側に吐出弁装置を配置すべく吐
出気体通路を形成し、前記吐出弁装置よりも圧縮室側に
バイパス弁を配置し、前記バイパス弁は前記圧縮室と吐
出室との間を連通すべく鏡板に配設したバイパス穴の出
口側を開閉し、圧縮室から前記吐出室へのみの気体流出
を許容すると共に、前記バイパス弁が開弁した時、前記
バイパス弁と前記吐出弁装置が当接して、バイパス穴か
らの流出気体が一時的に閉塞されるべく、前記バイパス
弁と前記吐出弁装置を配置構成した請求項7記載の電動
気体圧縮機。 - 【請求項9】 バイパス弁は、内側にバイパス気体通路
となる連絡路を有する薄板の環状形状を成し、吐出弁装
置の弁体は、外側に吐出気体通路となる連絡路を有する
薄板の環状形状を成し、前記の両連絡路が重ならないよ
うに配置構成した請求項8記載の電動気体圧縮機。 - 【請求項10】 バイパス穴からの流出気体が一時的に
閉塞された空間の圧力が設定値を越えた時、その閉塞空
間の気体圧力によって吐出弁装置が開弁すべく、前記吐
出弁装置の弁体にバネ付勢力を付与した請求項8記載の
電動気体圧縮機。 - 【請求項11】 バネ付勢力は、吐出気体通路に配置さ
れたバネ装置によって付勢され、前記バネ装置は、それ
自身の温度が温度上昇すると付勢力を増し、温度低下す
ると付勢力を減じる形状記憶特性を備えた請求項8記載
の電動気体圧縮機。 - 【請求項12】 筒部の内側に吐出弁装置を配置すべく
吐出気体通路を形成し、前記吐出気体通路の終開口端を
密閉容器の玉面形状端部鏡壁面に接近させた請求項7記
載の電動気体圧縮機。 - 【請求項13】 バネ装置は、それ自身の温度が設定温
度を超えると付勢力が急増加する形状記憶特性を備えた
請求項4記載の電動気体圧縮機。 - 【請求項14】 固定スクロール部材が鏡板本体から離
反した時に、前記固定スクロール部材の鏡板と前記鏡板
本体との間に形成される鏡板背面空間が、収入室に連通
する手段を設けた請求項7記載の電動気体圧縮機。 - 【請求項15】 固定スクロール部材が密閉容器内の高
圧気体圧力によって旋回スクロールに接近移動した時、
固定スクロール部材と旋回スクロールとの軸方向接触を
回避すべく、前記固定スクロール部材の移動範囲規制手
段を設け、前記移動範囲規制手段の部材が前記旋回スク
ロールと前記固定スクロール部材との軸方向接触を回避
すべく、前記旋回スクロールの移動範囲規制手段の部材
を兼ねた請求項4記載の電動気体圧縮機。 - 【請求項16】 駆動軸を支持する主軸受と旋回スクロ
ールを軸方向支持するスラスト軸受を有する本体フレー
ムと、鏡板本体との間に移動範囲規制手段の部材を配置
し、前記スラスト軸受と前記移動範囲規制手段の部材と
で前記旋回スクロールを軸方向に狭持した請求項15記
載の電動気体圧縮機。 - 【請求項17】 固定スクロール部材が鏡板本体に回転
係止される手段は、前記固定スクロール部材に設けた嵌
装穴に前記鏡板本体に固定されたガイドピンを嵌装さ
せ、前記嵌装穴を吸入側に連通させると共に、吐出室の
底部に配設した油溜の潤滑油を前記嵌装穴に差圧給油す
る手段を設けた請求項5記載の電動気体圧縮機。 - 【請求項18】 旋回スクロールの旋回スクロールラッ
プを立脚させたラップ支持円板を本体フレームと移動範
囲規制手段の部材とで狭持すべく、油溜から圧力的に隔
離して形成した外周部空間に嵌装穴を連通させた請求項
17記載の電動気体圧縮機。 - 【請求項19】 油溜から嵌装穴に差圧給油する手段
は、鏡板本体にガイドピンを貫通挿入固定させると共に
前記貫通挿入部を差圧給油通路の絞り通路とした請求項
17記載の電動気体圧縮機。 - 【請求項20】 スクロール部材の鏡板が移動範囲規制
手段の部材に当接する面と、固定スクロールラップの先
端との間に段差を設け、前記段差が前記移動範囲規制手
段の部材の板厚さより小となるように設定し、前記段差
に応じて前記移動範囲規制手段の部材の厚さを選択する
ことにより、固定スクロール部材と旋回スクロールとの
軸方向最小隙間を調整可能な構成とした請求項16記載
の電動気体圧縮機。 - 【請求項21】 旋回スクロールと固定スクロール部材
を同材質にする一方、移動範囲規制手段の部材をそれよ
り硬い材質とした請求項15記載の電動気体圧縮機。 - 【請求項22】 駆動軸が第1の圧縮機構部に配置した
容積型ポンプ装置を駆動して油溜から吸い上げた潤滑油
の一部を前記第1の圧縮機構部に供給する一方、残りの
潤滑油を前記駆動軸の軸方向に設けた貫通油穴を介して
第2の圧縮機構部に供給する給油通路を設けた構成にお
いて、前記第2の圧縮機構部に供給された潤滑油が摺動
部を経て前記油溜に帰還する油通路と、前記第2の圧縮
機構部の摺動部を経て吸入側に差圧流入する油通路とに
分流する前記給油通路を備えた請求項1記載の電動気体
圧縮機。 - 【請求項23】 電動機の回転子に駆動軸を挿嵌固定
後、前記駆動軸の各軸端部が第1の圧縮機構部と第2の
圧縮機構のそれぞれの主軸受に一方向から挿入可能で片
持ち支持組立される軸受構成とした請求項1記載の電動
気体圧縮機。 - 【請求項24】 第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構を
スクロール式圧縮機構とした構成において、両圧縮機構
部の旋回スクロールの旋回スクロールラップの渦巻き方
向を同じにした請求項1記載の電動気体圧縮機。 - 【請求項25】 第1の圧縮機構部のみを運転する時、
電動機室,第2の圧縮機構部の吐出室,第2の圧縮機構
部の吸入側を連通させ、この連通させた空間を第1の圧
縮機構部の吐出側とした請求項5記載の電動気体圧縮
機。 - 【請求項26】 第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部
の運転始動時に、第2の圧縮機構部を休止させ、第2の
圧縮機構部を起動後に、前記第2の圧縮機構部を起動さ
せるべく制御する請求項24記載の電動気体圧縮機。 - 【請求項27】 第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部
を並列運転後に、第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部
を直列接続して2段圧縮運転に切り替える時、第2の圧
縮機構部を運転休止の後、第1の圧縮機構部と第2の圧
縮機構部を直列接続するべく制御する請求項5記載の電
動気体圧縮機。 - 【請求項28】 第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部
を直列接続して2段圧縮運転後に、第1の圧縮機構部と
第2の圧縮機構部との並列運転に切り替える時、第2の
圧縮機構部を運転休止の後、第1の圧縮機構部と第2の
圧縮機構部を並列接続するべく制御する請求項5記載の
電動気体圧縮機。 - 【請求項29】 第1の圧縮機構部のみを運転する時、
第2の圧縮機構部を定期的に短時間運転すべく制御する
請求項22記載の電動気体圧縮機。 - 【請求項30】 定期的に高速運転すべく制御する請求
項29記載の電動気体圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9304204A JPH11141483A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 電動気体圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9304204A JPH11141483A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 電動気体圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11141483A true JPH11141483A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17930278
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9304204A Pending JPH11141483A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 電動気体圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11141483A (ja) |
Cited By (24)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2005180280A (ja) * | 2003-12-18 | 2005-07-07 | Sanden Corp | スクロール型流体機械 |
| WO2005064165A1 (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-14 | Daikin Industries, Ltd. | スクロール圧縮機 |
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