JPH11141555A - 油穴付き多列ころ軸受 - Google Patents
油穴付き多列ころ軸受Info
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- JPH11141555A JPH11141555A JP30287497A JP30287497A JPH11141555A JP H11141555 A JPH11141555 A JP H11141555A JP 30287497 A JP30287497 A JP 30287497A JP 30287497 A JP30287497 A JP 30287497A JP H11141555 A JPH11141555 A JP H11141555A
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/66—Special parts or details in view of lubrication
- F16C33/6637—Special parts or details in view of lubrication with liquid lubricant
- F16C33/6659—Details of supply of the liquid to the bearing, e.g. passages or nozzles
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 給油による潤滑性能や冷却性能の向上を達成
することができる油穴付き多列ころ軸受を提供するこ
と。 【解決手段】 ころ列が2列以上の複数列に配列される
と共に、ころ列に給油するための油穴16,17が外輪
13に貫通形成される油穴付き多列ころ軸受10におい
て、油穴16,17から軸受内に流入する油流に軸受内
の油流と共通の速度成分が含まれるように、油穴16,
17の貫通方向を外輪13の半径方向に対して傾斜させ
る。
することができる油穴付き多列ころ軸受を提供するこ
と。 【解決手段】 ころ列が2列以上の複数列に配列される
と共に、ころ列に給油するための油穴16,17が外輪
13に貫通形成される油穴付き多列ころ軸受10におい
て、油穴16,17から軸受内に流入する油流に軸受内
の油流と共通の速度成分が含まれるように、油穴16,
17の貫通方向を外輪13の半径方向に対して傾斜させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ころ列が2列以上
の複数列に配列されると共に、ころ列に給油するための
油穴が外輪に貫通形成される油穴付き多列ころ軸受に関
するもので、詳しくは、給油による冷却効果や潤滑効果
を向上させるための改良に係る。
の複数列に配列されると共に、ころ列に給油するための
油穴が外輪に貫通形成される油穴付き多列ころ軸受に関
するもので、詳しくは、給油による冷却効果や潤滑効果
を向上させるための改良に係る。
【0002】
【従来の技術】図7及び図8は、特に高速回転用軸受と
して有用である油穴付き多列ころ軸受の従来例を示した
ものである。ここに示した油穴付き多列ころ軸受1は、
保持器8により円筒ころ2を2列に保持・配置したもの
で、外輪3の外周面には、ちょうど各ころ列の中間に位
置するように、給油用の案内溝4が周設され、該案内溝
4の底部にころ列に給油するための油穴6が貫通形成さ
れている。この例の場合には、油穴6は、周方向に等間
隔で4カ所に設けられている。そして、一般的にこのよ
うな油穴6は外輪3の半径方向で且つ軸受けの中心軸に
対し略垂直の貫通形成となっている。
して有用である油穴付き多列ころ軸受の従来例を示した
ものである。ここに示した油穴付き多列ころ軸受1は、
保持器8により円筒ころ2を2列に保持・配置したもの
で、外輪3の外周面には、ちょうど各ころ列の中間に位
置するように、給油用の案内溝4が周設され、該案内溝
4の底部にころ列に給油するための油穴6が貫通形成さ
れている。この例の場合には、油穴6は、周方向に等間
隔で4カ所に設けられている。そして、一般的にこのよ
うな油穴6は外輪3の半径方向で且つ軸受けの中心軸に
対し略垂直の貫通形成となっている。
【0003】上記油穴付き多列ころ軸受1は、外輪3を
保持しているハウジング側に装備される給油路が案内溝
4に連通するように保持されて、ハウジング側の給油路
から案内溝4及び油穴6を介して、軸受内への給油を受
ける。このように油穴6からの給油は、軸受内の隙間を
流れながら、円筒ころ2の外輪3や内輪7や保持器8に
対する摩擦抵抗を軽減する潤滑性能のために備えられ
る。更に、軸受内からハウジングの廃油路に順次排出さ
れることで、軸受の温度上昇を抑え、温度上昇による軸
受の性能低下を防止する冷却性能のためにも備えられて
いる。
保持しているハウジング側に装備される給油路が案内溝
4に連通するように保持されて、ハウジング側の給油路
から案内溝4及び油穴6を介して、軸受内への給油を受
ける。このように油穴6からの給油は、軸受内の隙間を
流れながら、円筒ころ2の外輪3や内輪7や保持器8に
対する摩擦抵抗を軽減する潤滑性能のために備えられ
る。更に、軸受内からハウジングの廃油路に順次排出さ
れることで、軸受の温度上昇を抑え、温度上昇による軸
受の性能低下を防止する冷却性能のためにも備えられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ころ軸受を
使用する装置の小型化・高速化に伴って、より高機能な
ころ軸受の開発が要求され、前述した給油による潤滑性
能や冷却性能の向上も重要な課題となっている。そこ
で、前述した油穴付き多列ころ軸受1について、軸受内
に溜まっている潤滑油は、内輪7に嵌合した軸9が図8
で矢印(イ)方向に回転するとき、軸9の回転に伴う円
筒ころ2や内輪7及び保持器8の回転運動により、全体
としては当然、軸9の回転方向と同方向に、内・外輪
7,3間の隙間を流れる油流となる。この油流は、詳し
くは、内・外輪7,3の周方向の速度成分と、遠心力の
作用によって半径方向外方へ向かう速度成分と、各円筒
ころ2の周面への衝突等によって生じる軸9方向の速度
成分とを持った流れである。
使用する装置の小型化・高速化に伴って、より高機能な
ころ軸受の開発が要求され、前述した給油による潤滑性
能や冷却性能の向上も重要な課題となっている。そこ
で、前述した油穴付き多列ころ軸受1について、軸受内
に溜まっている潤滑油は、内輪7に嵌合した軸9が図8
で矢印(イ)方向に回転するとき、軸9の回転に伴う円
筒ころ2や内輪7及び保持器8の回転運動により、全体
としては当然、軸9の回転方向と同方向に、内・外輪
7,3間の隙間を流れる油流となる。この油流は、詳し
くは、内・外輪7,3の周方向の速度成分と、遠心力の
作用によって半径方向外方へ向かう速度成分と、各円筒
ころ2の周面への衝突等によって生じる軸9方向の速度
成分とを持った流れである。
【0005】しかし、油穴6から新規に軸受内に流入す
る潤滑油は、前述した軸受内の油流のいずれの速度成分
も有していない半径方向内方へ向かう油流で流れ方向が
全く異なるため、軸受内の油流に合流する際に軸受内の
油流に対して激しい衝突を起こし、軸受内の油流を乱し
て軸受内における油粒子相互の撹拌抵抗の増大を招く。
このような傾向は、軸9の回転数が高くなるほど、ま
た、油穴6からの給油量が増大して油穴6からの油の噴
射速度が大きくなるほど、顕著になり、前述した潤滑性
能や冷却性能の低下という不都合を招く要因となる。
る潤滑油は、前述した軸受内の油流のいずれの速度成分
も有していない半径方向内方へ向かう油流で流れ方向が
全く異なるため、軸受内の油流に合流する際に軸受内の
油流に対して激しい衝突を起こし、軸受内の油流を乱し
て軸受内における油粒子相互の撹拌抵抗の増大を招く。
このような傾向は、軸9の回転数が高くなるほど、ま
た、油穴6からの給油量が増大して油穴6からの油の噴
射速度が大きくなるほど、顕著になり、前述した潤滑性
能や冷却性能の低下という不都合を招く要因となる。
【0006】本発明は以上の知見に基づいてなされたも
ので、軸受けへの給油時の潤滑性能や冷却性能の向上を
達成することができる油穴付き多列ころ軸受を提供する
ことを目的とする。
ので、軸受けへの給油時の潤滑性能や冷却性能の向上を
達成することができる油穴付き多列ころ軸受を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、こ
ろ列が2列以上の複数列に配列されると共に、ころ列に
給油するための油穴が外輪に貫通形成される油穴付き多
列ころ軸受において、前記油穴から軸受内に流入する油
流に軸受内の油流と共通の速度成分が含まれるように、
前記油穴の貫通方向を外輪の半径方向に対して傾斜させ
たことを特徴とする油穴付き多列ころ軸受により達成さ
れる。
ろ列が2列以上の複数列に配列されると共に、ころ列に
給油するための油穴が外輪に貫通形成される油穴付き多
列ころ軸受において、前記油穴から軸受内に流入する油
流に軸受内の油流と共通の速度成分が含まれるように、
前記油穴の貫通方向を外輪の半径方向に対して傾斜させ
たことを特徴とする油穴付き多列ころ軸受により達成さ
れる。
【0008】即ち、上記構成によれば、例えば、油穴の
外輪内周の開口が外輪外周の開口よりも内輪の回転方向
前方に位置するように、油穴の貫通方向を半径方向に対
して周方向に傾斜させれば、油穴から軸受内に流入する
油流は、軸受内の油流と共通の速度成分として、内・外
輪の周方向に沿う速度成分を含むようになる。そして、
半径方向内方に向けて油穴が形成された従来の軸受と比
較すると、油穴から軸受内に流入する油流に軸受内油流
と共通の速度成分が付与された分だけ、油穴から軸受内
に流入する油流が軸受内油流に合流する際の油流相互の
衝突が緩和される。したがって、油穴から軸受内に流入
する油流による軸受内油流の乱れを抑えて、軸受内にお
ける油粒子相互の撹拌抵抗を低減させることが可能にな
るため、軸受の高速化に伴う給油による潤滑性能や冷却
性能の向上を達成することができる。
外輪内周の開口が外輪外周の開口よりも内輪の回転方向
前方に位置するように、油穴の貫通方向を半径方向に対
して周方向に傾斜させれば、油穴から軸受内に流入する
油流は、軸受内の油流と共通の速度成分として、内・外
輪の周方向に沿う速度成分を含むようになる。そして、
半径方向内方に向けて油穴が形成された従来の軸受と比
較すると、油穴から軸受内に流入する油流に軸受内油流
と共通の速度成分が付与された分だけ、油穴から軸受内
に流入する油流が軸受内油流に合流する際の油流相互の
衝突が緩和される。したがって、油穴から軸受内に流入
する油流による軸受内油流の乱れを抑えて、軸受内にお
ける油粒子相互の撹拌抵抗を低減させることが可能にな
るため、軸受の高速化に伴う給油による潤滑性能や冷却
性能の向上を達成することができる。
【0009】なお、油穴の外輪内周の開口が外輪外周の
開口よりも軸受の軸線方向に所定距離ずれた位置に位置
するように、油穴の貫通方向を半径方向に対して軸線方
向に傾斜させれば、油穴から軸受内に流入する油流は、
軸受内の油流と共通の速度成分として、軸受の軸線方向
に沿う速度成分を含むようになり、このようにしても、
油穴から軸受内に流入する油流による軸受内油流の乱れ
を抑えて、軸受内における油粒子相互の撹拌抵抗を低減
させる作用・効果を奏することができる。
開口よりも軸受の軸線方向に所定距離ずれた位置に位置
するように、油穴の貫通方向を半径方向に対して軸線方
向に傾斜させれば、油穴から軸受内に流入する油流は、
軸受内の油流と共通の速度成分として、軸受の軸線方向
に沿う速度成分を含むようになり、このようにしても、
油穴から軸受内に流入する油流による軸受内油流の乱れ
を抑えて、軸受内における油粒子相互の撹拌抵抗を低減
させる作用・効果を奏することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施形態に係る油穴付き多列ころ軸受を詳細に説明す
る。図1及び図2は本発明に係る油穴付き多列ころ軸受
の第1実施形態を示したものである。本実施形態の油穴
付き多列ころ軸受10は、円筒ころ2を2列に配置した
もので、外輪13の外周面には、ちょうど各ころ列の中
間に位置するように、給油用の案内溝14が周設され、
該案内溝14の底部にころ列に給油するための油穴1
6,17が貫通形成されている。なお、各ころ列の円筒
ころ2が、外輪13や内輪7と同心のリング状をなす保
持器8により、周方向の間隔が位置決めされている点
は、従来の軸受と同様である。
の実施形態に係る油穴付き多列ころ軸受を詳細に説明す
る。図1及び図2は本発明に係る油穴付き多列ころ軸受
の第1実施形態を示したものである。本実施形態の油穴
付き多列ころ軸受10は、円筒ころ2を2列に配置した
もので、外輪13の外周面には、ちょうど各ころ列の中
間に位置するように、給油用の案内溝14が周設され、
該案内溝14の底部にころ列に給油するための油穴1
6,17が貫通形成されている。なお、各ころ列の円筒
ころ2が、外輪13や内輪7と同心のリング状をなす保
持器8により、周方向の間隔が位置決めされている点
は、従来の軸受と同様である。
【0011】本実施形態の場合、前述の油穴16,17
は、同一の中心軸18を持つように貫通形成されたもの
で、図2中で、軸受の中心Oを含む線について線対称の
位置に同一の油穴が対で存在するようにし、二対が装備
されている。また、本実施形態の軸受10において、内
輪7の回転方向が図2の矢印(ロ)方向であるとする
と、対の一方の油穴16は、外輪内周の開口が外輪外周
の開口よりも内輪7の回転方向前方に位置するように、
油穴の貫通方向を半径方向に対して周方向に角度θ1傾
斜させたものとなる。対のもう一方である油穴17は、
油穴の貫通方向を半径方向に対して、周方向に油穴16
とは逆向きに角度θ1傾斜させたものとなり、内輪7の
回転方向が図2の矢印(ロ)とは逆方向となるときに、
外輪内周の開口が外輪外周の開口よりも内輪7の回転方
向前方に位置するようになる。後述するが、油穴16は
内輪7が図2の矢印(ロ)方向に回転する時に軸受内へ
の給油を行うためのもので、一方の油穴17は内輪7が
図2の矢印(ロ)とは逆方向に回転する時に軸受内への
給油を行うためのものである。
は、同一の中心軸18を持つように貫通形成されたもの
で、図2中で、軸受の中心Oを含む線について線対称の
位置に同一の油穴が対で存在するようにし、二対が装備
されている。また、本実施形態の軸受10において、内
輪7の回転方向が図2の矢印(ロ)方向であるとする
と、対の一方の油穴16は、外輪内周の開口が外輪外周
の開口よりも内輪7の回転方向前方に位置するように、
油穴の貫通方向を半径方向に対して周方向に角度θ1傾
斜させたものとなる。対のもう一方である油穴17は、
油穴の貫通方向を半径方向に対して、周方向に油穴16
とは逆向きに角度θ1傾斜させたものとなり、内輪7の
回転方向が図2の矢印(ロ)とは逆方向となるときに、
外輪内周の開口が外輪外周の開口よりも内輪7の回転方
向前方に位置するようになる。後述するが、油穴16は
内輪7が図2の矢印(ロ)方向に回転する時に軸受内へ
の給油を行うためのもので、一方の油穴17は内輪7が
図2の矢印(ロ)とは逆方向に回転する時に軸受内への
給油を行うためのものである。
【0012】以上の軸受10において、図2の矢印
(ロ)方向に内輪が回転駆動されている場合、該軸受1
0を収容保持したハウジングの給油路から案内溝14を
介して各油穴16に供給される潤滑油は、該油穴16の
中心軸18に沿って流れる油流として軸受内に流入す
る。一方、ハウジングの給油路から案内溝14を介して
各油穴17に供給される潤滑油は、軸受内油流の半径方
向外方に向かう速度成分、及び矢印(ロ)に示した回転
方向の速度成分のために軸受内への流入が押さえられて
しまうため、内輪7の回転方向が矢印(ロ)の場合は、
給油口としては殆ど機能しない。即ち、矢印(ロ)方向
に内輪7が回転駆動された場合には、油穴16が中心と
なって給油口として機能し、逆に、矢印(ロ)方向とは
逆向きに内輪7が回転駆動された時には、油穴17が中
心となって給油口として機能して、中心軸18に沿った
油流を軸受内に供給する。
(ロ)方向に内輪が回転駆動されている場合、該軸受1
0を収容保持したハウジングの給油路から案内溝14を
介して各油穴16に供給される潤滑油は、該油穴16の
中心軸18に沿って流れる油流として軸受内に流入す
る。一方、ハウジングの給油路から案内溝14を介して
各油穴17に供給される潤滑油は、軸受内油流の半径方
向外方に向かう速度成分、及び矢印(ロ)に示した回転
方向の速度成分のために軸受内への流入が押さえられて
しまうため、内輪7の回転方向が矢印(ロ)の場合は、
給油口としては殆ど機能しない。即ち、矢印(ロ)方向
に内輪7が回転駆動された場合には、油穴16が中心と
なって給油口として機能し、逆に、矢印(ロ)方向とは
逆向きに内輪7が回転駆動された時には、油穴17が中
心となって給油口として機能して、中心軸18に沿った
油流を軸受内に供給する。
【0013】そして、内輪7が矢印(ロ)方向に回転駆
動されたときに、各油穴16から軸受内に流入する中心
軸18に沿った油流は、軸受内の油流と共通の速度成分
として、内・外輪の周方向に沿う速度成分を含むため、
外輪の半径方向内方に向けて油穴が形成された従来の軸
受と比較すると、軸受内油流と共通の速度成分が付与さ
れた分だけ、油穴16から軸受内に流入する油流が軸受
内油流に合流する際の油流相互の衝突が緩和される。し
たがって、油穴16から軸受内に流入する油流による軸
受内油流の乱れを抑えて、軸受内における油粒子相互の
撹拌抵抗を低減させることが可能になるため、軸受の高
速化に伴う給油による潤滑性能や冷却性能の向上を達成
することができる。なお、以上の本実施形態の場合は、
油穴16とは傾斜向きが逆の油穴17を備えているた
め、内輪7の回転方向が逆転した場合にも、同様の作用
効果を得ることができる。
動されたときに、各油穴16から軸受内に流入する中心
軸18に沿った油流は、軸受内の油流と共通の速度成分
として、内・外輪の周方向に沿う速度成分を含むため、
外輪の半径方向内方に向けて油穴が形成された従来の軸
受と比較すると、軸受内油流と共通の速度成分が付与さ
れた分だけ、油穴16から軸受内に流入する油流が軸受
内油流に合流する際の油流相互の衝突が緩和される。し
たがって、油穴16から軸受内に流入する油流による軸
受内油流の乱れを抑えて、軸受内における油粒子相互の
撹拌抵抗を低減させることが可能になるため、軸受の高
速化に伴う給油による潤滑性能や冷却性能の向上を達成
することができる。なお、以上の本実施形態の場合は、
油穴16とは傾斜向きが逆の油穴17を備えているた
め、内輪7の回転方向が逆転した場合にも、同様の作用
効果を得ることができる。
【0014】図3は本発明に係る油穴付き多列ころ軸受
の第2実施形態を示したものである。本実施形態の油穴
付き多列ころ軸受20は、内輪7の回転方向が矢印
(ハ)方向のみに制限され、逆転を考慮する必要がない
場合のもので、外輪23の外周面の案内溝24に貫通形
成する油穴26を単一種に統一している。各油穴26
は、油穴から軸受内に流入する油流に軸受内の油流と共
通の周方向の速度成分が含まれるように、中心軸28を
外輪23の半径方向に対して周方向に角度θ2だけ傾斜
させたもので、周方向に等間隔に四カ所に装備されてい
る。内輪7や保持器8は、第1実施形態のものと共通で
ある。以上のように、逆転を考慮する必要がない場合に
は、装備する油穴を単一種にしても、不都合は生じな
い。そして、装備した油穴26の全てが、給油口として
有効に機能するため、給油量が周方向に均等に分配され
るようになって、給油による潤滑性能や冷却性能が全周
に渡って安定することが期待できる。
の第2実施形態を示したものである。本実施形態の油穴
付き多列ころ軸受20は、内輪7の回転方向が矢印
(ハ)方向のみに制限され、逆転を考慮する必要がない
場合のもので、外輪23の外周面の案内溝24に貫通形
成する油穴26を単一種に統一している。各油穴26
は、油穴から軸受内に流入する油流に軸受内の油流と共
通の周方向の速度成分が含まれるように、中心軸28を
外輪23の半径方向に対して周方向に角度θ2だけ傾斜
させたもので、周方向に等間隔に四カ所に装備されてい
る。内輪7や保持器8は、第1実施形態のものと共通で
ある。以上のように、逆転を考慮する必要がない場合に
は、装備する油穴を単一種にしても、不都合は生じな
い。そして、装備した油穴26の全てが、給油口として
有効に機能するため、給油量が周方向に均等に分配され
るようになって、給油による潤滑性能や冷却性能が全周
に渡って安定することが期待できる。
【0015】図4乃至図6は本発明に係る油穴付き多列
ころ軸受の第3実施形態を示したものである。本実施形
態の油穴付き多列ころ軸受30は、外輪33の外周面の
案内溝34に、該外輪33を貫通する2種類の油穴3
6,37を装備する点では、第1実施形態に類似してい
る。なお、内輪7や保持器8は、前述の各実施形態と共
通である。しかし、本実施形態の場合、それぞれの油穴
36,37は、中心軸38,39を外輪33の半径方向
に対して軸受の軸線方向に角度θ3だけ傾斜するよう
に、貫通方向を設定したもので、軸受の中心を挟んで対
向する位置に同一種の油穴が装備されるように、それぞ
れ二カ所に装備されている。ただし、それぞれの油穴3
6,37は傾斜方向が互い違いに配置される。
ころ軸受の第3実施形態を示したものである。本実施形
態の油穴付き多列ころ軸受30は、外輪33の外周面の
案内溝34に、該外輪33を貫通する2種類の油穴3
6,37を装備する点では、第1実施形態に類似してい
る。なお、内輪7や保持器8は、前述の各実施形態と共
通である。しかし、本実施形態の場合、それぞれの油穴
36,37は、中心軸38,39を外輪33の半径方向
に対して軸受の軸線方向に角度θ3だけ傾斜するよう
に、貫通方向を設定したもので、軸受の中心を挟んで対
向する位置に同一種の油穴が装備されるように、それぞ
れ二カ所に装備されている。ただし、それぞれの油穴3
6,37は傾斜方向が互い違いに配置される。
【0016】このように油穴36,37を軸方向に傾斜
させた場合には、油穴36,37の外輪内周の開口が外
輪外周の開口よりも軸受の軸線方向に所定距離ずれた位
置に位置するようになり、これらの油穴36,37から
軸受内に流入する油流は、軸受内の油流と共通の速度成
分として、軸受の軸線方向に沿う速度成分を含むように
なり、このようにしても、油穴から軸受内に流入する油
流による軸受内油流の乱れを抑えて、軸受内における油
粒子相互の撹拌抵抗を低減させる作用・効果を奏するこ
とができ、給油による潤滑性能や冷却性能を図ることが
可能になる。また、油穴36,37で互いに傾斜を逆向
きにしているため、例えば、図5及び図6において、油
穴36は左側のころ列への給油を促し、油穴37は右側
のころ列への給油を促し、結果的に、双方のころ列が均
等に給油されることになり、給油による潤滑性能や冷却
性能がころ列によってばらつくことを防止することが可
能になる。
させた場合には、油穴36,37の外輪内周の開口が外
輪外周の開口よりも軸受の軸線方向に所定距離ずれた位
置に位置するようになり、これらの油穴36,37から
軸受内に流入する油流は、軸受内の油流と共通の速度成
分として、軸受の軸線方向に沿う速度成分を含むように
なり、このようにしても、油穴から軸受内に流入する油
流による軸受内油流の乱れを抑えて、軸受内における油
粒子相互の撹拌抵抗を低減させる作用・効果を奏するこ
とができ、給油による潤滑性能や冷却性能を図ることが
可能になる。また、油穴36,37で互いに傾斜を逆向
きにしているため、例えば、図5及び図6において、油
穴36は左側のころ列への給油を促し、油穴37は右側
のころ列への給油を促し、結果的に、双方のころ列が均
等に給油されることになり、給油による潤滑性能や冷却
性能がころ列によってばらつくことを防止することが可
能になる。
【0017】なお、本発明において、ころ列の数は、前
述の実施形態に限るものではない。また、ころの形状
も、前述した円筒ころに限るものではなく、円錐ころを
利用する円錐ころ軸受に応用することも可能であること
は言うまでもない。また、本発明において、油穴の装備
箇所や装備数は、趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に設計
変更可能であることは言うまでもない。
述の実施形態に限るものではない。また、ころの形状
も、前述した円筒ころに限るものではなく、円錐ころを
利用する円錐ころ軸受に応用することも可能であること
は言うまでもない。また、本発明において、油穴の装備
箇所や装備数は、趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に設計
変更可能であることは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】本発明の油穴付き多列ころ軸受によれ
ば、油穴の貫通方向を半径方向に対して傾斜させたこと
で、油穴から軸受内に流入する油流は、軸受内の油流と
共通の速度成分として、内・外輪の周方向に沿う速度成
分、あるいは、軸方向の速度成分が付与されるので、油
穴から軸受内に流入する油流が軸受内油流に合流する際
の油流相互の衝突が緩和される。したがって、油穴から
軸受内に流入する油流による軸受内油流の乱れを抑え
て、軸受内における油粒子相互の撹拌抵抗を低減させる
ことが可能になるため、軸受の高速化に伴う給油による
潤滑性能や冷却性能の向上を達成することができ、軸受
けの高速回転化への対応が容易になる。
ば、油穴の貫通方向を半径方向に対して傾斜させたこと
で、油穴から軸受内に流入する油流は、軸受内の油流と
共通の速度成分として、内・外輪の周方向に沿う速度成
分、あるいは、軸方向の速度成分が付与されるので、油
穴から軸受内に流入する油流が軸受内油流に合流する際
の油流相互の衝突が緩和される。したがって、油穴から
軸受内に流入する油流による軸受内油流の乱れを抑え
て、軸受内における油粒子相互の撹拌抵抗を低減させる
ことが可能になるため、軸受の高速化に伴う給油による
潤滑性能や冷却性能の向上を達成することができ、軸受
けの高速回転化への対応が容易になる。
【図1】本発明に係る油穴付き多列ころ軸受の第1実施
形態の側面図である。
形態の側面図である。
【図2】図1のB−B断面図である。
【図3】本発明に係る油穴付き多列ころ軸受の第2実施
形態の横断面図である
形態の横断面図である
【図4】本発明に係る油穴付き多列ころ軸受の第3実施
形態の横断面図である
形態の横断面図である
【図5】図4のC−C断面図である。
【図6】図4のD−D断面図である。
【図7】従来の油穴付き多列ころ軸受の側面図である。
【図8】図7のA−A断面図である。
2 円筒ころ 7 内輪 8 保持器 10,20,30 軸受 13,23,33 外輪 14,24,34 案内溝 16,17,26,27,36,37 油穴 18,28,38 中心軸
Claims (1)
- 【請求項1】 ころ列が2列以上の複数列に配列される
と共に、ころ列に給油するための油穴が外輪に貫通形成
される油穴付き多列ころ軸受において、 前記油穴から軸受内に流入する油流に軸受内の油流と共
通の速度成分が含まれるように、前記油穴の貫通方向を
外輪の半径方向に対して傾斜させたことを特徴とする油
穴付き多列ころ軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30287497A JPH11141555A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 油穴付き多列ころ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30287497A JPH11141555A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 油穴付き多列ころ軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11141555A true JPH11141555A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17914149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30287497A Pending JPH11141555A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 油穴付き多列ころ軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11141555A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20100158422A1 (en) * | 2007-08-09 | 2010-06-24 | Takeharu Uranishi | Roller bearing |
| US7806246B2 (en) | 2005-07-07 | 2010-10-05 | Jatco Ltd | Lubricating structure of one-way clutch |
| CN103375490A (zh) * | 2012-04-23 | 2013-10-30 | Skf公司 | 轴承、含该轴承的轴承组件及含该轴承组件的涡轮增压器 |
| WO2016086933A1 (de) * | 2014-12-03 | 2016-06-09 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Wälzlager, beispielsweise schrägkugellager für die lagerung von schnell drehenden spindeln in werkzeugmaschinen |
-
1997
- 1997-11-05 JP JP30287497A patent/JPH11141555A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7806246B2 (en) | 2005-07-07 | 2010-10-05 | Jatco Ltd | Lubricating structure of one-way clutch |
| US20100158422A1 (en) * | 2007-08-09 | 2010-06-24 | Takeharu Uranishi | Roller bearing |
| US8297849B2 (en) * | 2007-08-09 | 2012-10-30 | Jtekt Corporation | Roller bearing |
| CN103375490A (zh) * | 2012-04-23 | 2013-10-30 | Skf公司 | 轴承、含该轴承的轴承组件及含该轴承组件的涡轮增压器 |
| WO2016086933A1 (de) * | 2014-12-03 | 2016-06-09 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Wälzlager, beispielsweise schrägkugellager für die lagerung von schnell drehenden spindeln in werkzeugmaschinen |
| DE102014224710A1 (de) * | 2014-12-03 | 2016-06-09 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Wälzlager, beispielsweise Schrägkugellager für die Lagerung von schnell drehenden Spindeln in Werkzeugmaschinen |
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