JPH1114156A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
発すると共に、吸熱バランスが取れて各流体流路の温度
ばらつきが小さく、流体流路を流れる水温のコントロー
ルが容易な熱交換器を開発する。 【解決手段】 角形の筒状体と入口側集合管部と出口側
集合管部、4つの板状流体流路5abcd、フィン6a
bcによって構成されている。流体流路5abcdは、
対掌形状の二枚の板体15,16が重ね合わされて構成
され、両者の凹溝17によって一連の流路が形成されて
いる。両端部に設けられたフィン6acは、中央部のフ
ィン6bよりも長く、伝熱面積が大きい。
Description
ものである。本発明の熱交換器は、燃焼ガス等と水との
間で熱交換を行うものとして特に好適であり、給湯器に
採用する熱交換器として好ましいものである。
水を加熱する機器には、熱交換器が内蔵されている。こ
れらの機器に内蔵される熱交換器は、銅パイプにフィン
を取りつけた単純な構造のものが一般に利用されてい
る。
給湯器から風呂や洗面所あるいは台所といった多数の箇
所に給湯させる給湯システムの需要が高く、給湯器に内
蔵する熱交換器は大容量化の要求が強い。その一方で給
湯器の設置スペースに制約があり、熱交換器の外形はで
きるだけ小さくしなければならない。そのため熱交換器
は、流体流路を高密度に内蔵する必要があり、且つ高い
熱交換効率を有することが要求される。しかしながら、
従来技術の様な銅パイプにフィンを取りつけた構造の熱
交換器では、流体流路の高密度化や、熱交換効率の向上
に限界がある。
げ加工して水が通過する流体流路を構成するので、製造
に手間を要する問題がある。特に従来技術の構造で流体
流路の高密度化を図るためには、狭い容積の中で銅パイ
プを何度も何度も折り返して長い流路を作る必要があ
り、製造に著しい手間を要する問題がある。そこで本発
明者らは、これらの問題点を解決するために鋭意研究
し、従来技術の銅パイプに代わって、板体によって流体
流路を構成する熱交換器を開発した。本発明者らが開発
した熱交換器を簡単に説明すると次の通りである。
は、角形の筒状体と集合管部、集合管部から分岐された
複数の流体流路及びフィンによって構成されている。こ
の熱交換器の特徴は、板体によって流体流路を構成した
点にある。すなわち流体流路は、凹溝が設けられた二枚
の板体が重ね合わせられたものであり、凹溝同士によっ
て一連の流体流路が構成されている。そして前記した流
体流路(二枚の板体の組み合わせ)は、筒状体内に多数
平行に並べて配されている。また入口側集合管部は、各
流体流路を垂直方向に貫通し、入口側集合管部の貫通部
分は、流体流路の流路の一端に開口している。出口側集
合管部も同様であり、各流体流路を垂直方向に貫通し、
出口側集合管部の貫通部分は、流体流路の他端に開口し
ている。そして流体流路同士の間には、フィンが溶接さ
れている。例えば4個の流体流路30a,30b,30
c,30dが配された熱交換器であれば、図14の様に
3個のフィン31a,31b,31cが使用されること
となる。
流体流路を平行に配するものであるから、狭い容積内に
多数の流体流路を内蔵することができる。また従来技術
で必須であった銅パイプの曲げ加工も不要であり、製造
も容易である。しかしながら、上記した熱交換器を試作
して実験を重ねる内、上記した熱交換器は、各流体流路
の吸熱バランスを確保することが難しく、各流体流路の
温度ばらつきが大きいことが分かった。また各流体流路
を個別に見ても、水の昇温状態が理想的なものではない
ことが分かった。
面積を確保するために、流体流路にフィンが溶接される
が、筒状体へ熱が逃げることを防ぐためにフィンは、各
流体流路の間だけに配する必要がある。従って図14の
様に4個の流体流路30a,30b,30c,30dが
配された場合にあっては、中央にある流体流路30b,
30cには、両脇にフィン31a,31b又は31b,
31cが溶接されるが、両端部の流体流路30a,30
dには、一方の面だけにフィン31a又は31cが溶接
されることとなる。
30dには、中央部分に比べて約半分の数のフィンしか
溶接されない。従って両端の流体流路30a,30dの
伝熱面積は、中央のそれに比べて少なく、流体流路30
a,30dを通過する水の昇温は劣る。
側に近い熱媒体導入側は、雰囲気温度が高いために昇温
が急激であり、バーナ側から遠い熱媒体出口側は、雰囲
気温度が低いために昇温が緩やかである。この様な熱媒
体導入側と熱媒体出口側における昇温カーブの相違は、
いずれの形式の熱交換器でも生じる現象ではあるが、上
記した構成の熱交換器は、流体流路ごとの温度の相違が
大きいことと相まって、流体流路の各部の水温のコント
ロールが著しく困難となる。その結果、部分的に沸騰が
生じたり、低水温の部位が生じるといった問題がある。
に改良し、吸熱バランスが取れて各流体流路の温度ばら
つきが小さく、流体流路を流れる水温のコントロールが
容易な熱交換器を開発することを課題とするものであ
る。
成するための請求項1に記載の発明は、熱媒体が通過す
る筒状体と、二以上の板体の重ね合わせによって構成さ
れ板体同士の空隙を加熱又は冷却しようとする流体が流
れる板状の流体流路と、該流体流路同士の間に設けられ
て流体流路に接するフィンを有し、筒状体内に前記板状
の流体流路が並列に4列以上配された熱交換器であっ
て、端部に位置する流体流路に接するフィンは、他のフ
ィンに比べて伝熱面積が大きいことを特徴とする熱交換
器である。
と同様に、流体流路同士の間に設けられて流体流路に接
するフィンを有するが、端部に位置する流体流路に接す
るフィンは、他のフィンに比べて伝熱面積が大きいもの
が採用されている。そのため端部に位置する流体流路の
全伝熱面積は増大し、中央部に配された流体流路の全伝
熱面積に近い全伝熱面積が確保される。
載の発明は、端部に位置する流体流路に接するフィン
は、他のフィンに比べて熱媒体通過方向に長いことを特
徴とする請求項1記載の熱交換器である。
通過方向の長さに変化を設け、端部に位置する流体流路
に接するフィンの伝熱面積を中央部のそれに比べて大き
くしたものである。
記載の発明は、端部に位置する流体流路に接するフィン
は、他のフィンに比べて流体流路の間隔方向に長いこと
を特徴とする請求項1又は2に記載の熱交換器である。
路の間隔方向の長さに変化を設け、端部に位置する流体
流路に接するフィンの伝熱面積を中央部のそれに比べて
大きくしたものである。
つの発明は、熱媒体が通過する筒状体と、二以上の板体
の重ね合わせによって構成され板体同士の空隙を加熱又
は冷却しようとする流体が流れる板状の流体流路と、該
流体流路に接するフィンを有し、筒状体内に前記板状の
流体流路が並列に配された熱交換器であって、少なくと
もいずれかの流体流路に接するフィンは、熱媒体導入側
の伝熱面積が熱媒体排出側の伝熱面積に比べて小さいこ
とを特徴とする熱交換器である。
面積が熱媒体排出側の伝熱面積に比べて小さいので、熱
媒体導入側での昇温カーブは比較的緩やかなものとな
る。また、熱媒体排出側においては、比較的熱量の高い
熱媒体が流れるため、昇温カーブは比較的急なものとな
る。
載の発明は、フィンのピッチは熱媒体導入側に比べて熱
媒体排出側が狭いことを特徴とする請求項1乃至4のい
ずれかに記載の熱交換器である。
変化を設けることにより、熱媒体導入側の伝熱面積を熱
媒体排出側の伝熱面積に比べて小さくしたものである。
記載の発明は、フィンの熱媒体導入側端部には切り欠き
が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のい
ずれに記載の熱交換器である。
入側端部には切り欠きを設けることにより、熱媒体導入
側の伝熱面積を熱媒体排出側の伝熱面積に比べて小さく
したものである。
の発明は、流体流路は、二以上の板体の重ね合わせによ
って構成され、少なくとも一つの板体の内面側には連続
する凹溝が設けられ、該凹溝内を流体が流れることを特
徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の熱交換器で
ある。
成であり、流体流路が二以上の板体の重ね合わせによっ
て構成された熱交換器に適用したものである。
いて説明する。図1は、本発明の実施形態の熱交換器の
分解斜視図である。図2は、図1の熱交換器で採用する
流体流路の分解斜視図である。図3は、流体流路を構成
する板体の集合管取りつけ部の拡大断面図である。図4
は、流体流路を構成する板体の流路部の拡大断面図であ
る。図5は、図1の熱交換器に採用されるフィンの斜視
図である。図6は、図1の熱交換器の平面図である。図
7は、図6のA−A断面図である。図8は、本発明の他
の実施形態の熱交換器の図6相当位置での断面図であ
る。図9は、図8の実施形態の熱交換器に採用されるフ
ィンの斜視図である。図10乃至図12は、本発明の他
の実施形態の熱交換器の図6相当位置での断面図であ
る。図13は、本発明の他の実施形態の熱交換器に採用
されるフィンの斜視図及び平面図である。
熱交換器を示す。本実施形態の熱交換器1の基本構成
は、前述の「発明が解決しようとする課題」の欄で説明
した熱交換器と同一であり、角形の筒状体2と入口側集
合管部3と出口側集合管部4、4個の流体流路5及び3
個のフィン6によって構成されている。
鉄板、亜鉛びき鉄板、あるいはステンレススチール等の
金属材料の薄板で作られたものであり、開口形状が長方
形の筒体である。すなわち筒状体2は、長手の壁面7
と、短辺側の壁面8によって囲まれた角筒状である。筒
状体2の両端の開口部分には、バーナや排気管等の他部
材と接合するためのフランジ10,11が設けられてい
る。
は、いずれも断面形状が円形の管であり、側面には一定
間隔ごとに開口12が設けられている。
の板体15,16が重ね合わされて構成されたものであ
る。すなわち板体15,16は、銅等の熱伝導に優れた
素材をプレス加工して作られたものであり、一連の凹溝
17が設けられている。凹溝17は、板体15,16の
一つの角部から始まり、板体15,16の長手方向に伸
び、端部で「U」字状に折り返して他端側に至り、これ
を繰り返して蛇行状に板体15,16の全域に広がって
いる。そして凹溝17は、始点の対角位置で終了してい
る。
終点部位の断面形状は、図3の通りであり、中心部分に
開口20が設けられている。また開口20の端部は、バ
ーリング加工がなされ、外側に向かって張り出してい
る。凹溝17の他の部位の断面形状は、図4の様であ
り、凹溝17は、僅かな平面部21を挟んで設けられて
いる。
士を折り曲げることによって重ね合わされ、凹溝17同
士が合致すると共に平面部21同士と周面部同士が液密
に接合されている。その結果、凹溝17同士によって四
面が閉鎖される。そして凹溝17同士によって形成され
る空隙により、蛇行状に板体15,16の全域に広がる
一連の流路が形成される。なお、流体流路5は、板体1
5,16は、別々にプレス加工して製造した後に重ね合
わせても良いが、一枚の薄板に板体15と板体15の凹
溝17を隣接してプレスし、両者の中間部を折り曲げて
一体化することにより製作することも可能である。すな
わち流体流路5は、図2に示すような二つの板体15,
16を別個にプレスした後に両者を接合しても良く、ま
た二つの板体15,16の各辺のいずれか同士が接合さ
れた展開形状の板体をプレス成形し、これを折り曲げる
ことによって製作しても良い。
ィン(波板状フィン)であり、銅等の熱伝導に優れた素
材の薄板を適当な角度で互い違いの方向に折り返したも
のである。
路5a,5b,5c,5d(いずれも板体15,16の
組み合わせ)を有し、これらが角形の筒状体2内に、長
手の壁面7と平行に並べて配されている。そして各流体
流路5の長手方向の端部18は、筒状体2の短辺側の壁
面8に溶接されている。
点の開口20は、同一直線状に並び、これらを垂直方向
に連通して入口側集合管部3と出口側集合管部4が挿入
されている。入口側集合管部3及び出口側集合管部4に
は、前記した様に一定間隔に開口12が設けられてお
り、この開口は、いずれも各流体流路5の凹溝17内に
位置する。また凹溝17の開口20と入口側集合管部3
及び出口側集合管部4との間は、水洩れしないように溶
接されている。
は、流体流路5を構成する板体15,16を垂直方向に
貫いて連通し、短辺側の壁面8と平行に延びて長手の壁
面7を貫通し、外部に引き出されている。本実施形態の
熱交換器1では、入口側集合管部3と出口側集合管部4
は、筒状体2の短辺側の壁面8に近接した位置にあり、
集合管部3,4は、短辺側の壁面8と接していることが
望ましい。また両者を当接させることが構造上困難であ
る場合には、両者の隙間d(図1)が5mm以内となる
様に設計することが推奨される。すなわち入口側集合管
部3を筒状体2の短辺側の壁面8に近接した位置に設け
ることにより、入口側集合管部3は、筒状体2のバーナ
側であって、短辺側の壁面8に近接した位置に配される
ので、短辺側の壁面8近くの燃焼ガスは、入口側集合管
部3によって遮られ、中央側に流れる。
の壁面8に近接した位置に設けることにより、出口側集
合管部4のバーナ側の部位は、局部的に高気圧になり、
燃焼ガスが滞留し、燃焼ガスの大部分は、中央側に逃げ
る。その結果、いずれの短辺側の壁面8近傍でも、燃焼
ガスの通過量は少なく、短辺側の壁面8の温度上昇は小
さい。また本来、短辺側の壁面8の近傍を通過する燃焼
ガスは、筒状体2の中央部分に流れるので、流体流路に
接して熱交換に寄与し、熱交換効率が向上する。
5a,5b,5c,5d同士の間に配されており、折り
曲げ部分が板体15,16の表面に溶接されている。す
なわちフィン6aは、流体流路5a,5bの間にあって
流体流路5a,5bの双方に溶接されている。またフィ
ン6bは、流体流路5b,5cの間にあって流体流路5
b,5cの双方に溶接されている。さらにフィン6c
は、流体流路5c,5dの間にあって流体流路5c,5
dの双方に溶接されている。なお、本実施形態の熱交換
器1では、フィン6は、伝熱面積を増大させる機能の
他、流体流路5を固定する機能も兼ね備えている。
交換器1では、フィン6a,6b,6cの伝熱面積が異
なり、端部に位置する流体流路5a,5dに接するフィ
ン6a,6cは、中央のフィン6bに比べて伝熱面積が
大きい点である。すなわち本実施形態の熱交換器1で
は、図7に示すように、中間部に設けられたフィン6b
は、流体流路5aの表面にある5つの凸部(凹溝17の
裏面)の内、バーナ側(熱媒体導入側)から数えて3つ
目から5つ目までの長さであるのに対し、端部に位置す
る流体流路5a,5dに接するフィン6a,6cは5つ
の凸部全てに渡る長さを持つ。言い換えると、端部に位
置する流体流路5a,5dに接するフィン6a,6cの
熱媒体通過方向の長さは、中間部に設けられたフィン6
bの熱媒体通過方向の長さの約2倍であり、フィン6
a,6cは、中央のフィン6bに比べて約2倍の伝熱面
積を持つ。
は、バーナ側(熱媒体導入側)の伝熱面積が熱媒体排出
側の伝熱面積に比べて小さいものであるといえる。
する。本実施形態の熱交換器1は、給湯器等に内蔵され
る。そして入口側集合管部3が給水源に接続され、出口
側集合管部4はカラン等の給湯栓に接続される。水は、
入口側集合管部3から熱交換器1内に入る。そして水
は、入口側集合管部3の開口12から3等分に分割され
て各流体流路5に均等に導入される。水は、さらに各流
体流路5の凹溝17によって構成される流体流路を並列
的に流れ、出口側集合管部4に集められて給湯栓に至
る。
等の熱源に接続される。そしてガスバーナ等が発する燃
焼ガス(熱媒体)は、筒状体2を軸方向に流れ、各流体
流路5やフィン6に当たって熱交換を行う。
上の熱交換器と同様に、中央にある流体流路5b,5c
には両脇にフィン6a,6b,6cが溶接され、両端部
の流体流路5a,5dには、一方の面だけにフィン6
a,6cが溶接されているものの、両端部の流体流路5
a,5dに溶接されたフィン6a,6cの熱媒体通過方
向の長さは、中間部分のフィン6bの長さの約2倍であ
り、各流体流路5a,5b,5c,5dの全伝熱面積の
差異は小さい。そのため各流体流路5a,5b,5c,
5dの受熱量は、ほぼ均等であり、吸熱バランスが良
い。
体導入側)の伝熱面積が熱媒体排出側の伝熱面積に比べ
て小さいものとなっているから、熱媒体導入側での水の
昇温カーブは比較的緩やかなものとなる。逆に熱媒体排
出側においては、比較的熱量の高い熱媒体が流れるた
め、昇温カーブはやや急なものとなる。そのため、流体
流路5を流れる水の昇温カーブは、平滑化し理想に近い
ものとなる。さらに本実施形態の熱交換器1では、バー
ナの火力が強すぎる傾向となる筒状体2の中心部分であ
って、火炎に近接するバーナ側(熱媒体導入側)の位置
にはフィンが無い。そのため火炎によってフィンが焼け
たり変形するといった懸念もない。
過方向の長さを異ならせることによってフィン6a,6
b,6cの伝熱面積に変化をつけ、また中央に設けられ
たフィン6bのバーナ側(熱媒体導入側)部分を欠落さ
せることにより、バーナ側の伝熱面積を熱媒体排出側の
伝熱面積に比べて小さいものとした。しかしながら、本
発明はこの構成にこだわるものではなく、端部に位置す
る流体流路5a,5dに接するフィン6a,6cの伝熱
面積を、中央のフィン6bの伝熱面積に対して大きなも
のとすれば、相当の作用効果が期待できる。またバーナ
側(熱媒体導入側)の伝熱面積を熱媒体排出側の伝熱面
積に比べて小さいものでありさえすれば相当の作用効果
が期待できる。
体流路5a,5dに接するフィン6a,6cの伝熱面積
を、中央のフィン6bのそれに比べて増大させる構成、
および他の方策によってバーナ側の伝熱面積を熱媒体排
出側の伝熱面積に比べて減少させる構成について列記す
る。以下に説明する熱交換器1は、いずれも各流体流路
5a,5b,5c,5dの受熱量がほぼ均等であり、吸
熱バランスが良い。流体流路5を流れる水の昇温カーブ
は平滑である。
媒体導入側)部分に逆「U」字形の切り欠き25を設け
たものである。図9は、本構成に使用するフィン6bの
斜視図であり、切り欠き25は、流体流路5a,5dの
長手方向全域に渡って設けられている。本実施形態の熱
交換器1では、中央のフィン6bは、切り欠き25の面
積だけ伝熱面積が減少するので、相対的に端部に位置す
る流体流路5a,5dに接するフィン6a,6cの伝熱
面積が、中央のフィン6bに比べて大きなものとなる。
また、バーナ側(熱媒体導入側)の伝熱面積は熱媒体排
出側の伝熱面積に比べて切り欠き25の面積だけ小さ
い。従って流体流路5を流れる水の昇温カーブは平滑で
ある他、火炎によってフィンが焼けたり変形する懸念も
ない。
dの間隔を不均一に設定したものであり、フィン6は、
流体流路5の間隔に応じて幅が異なるものを配置したも
のである。すなわち図10に示す熱交換器1では、流体
流路5a,5b,5c,5dの間隔X,Yの内、中間部
の流体流路5b,5cの間隔Yは、端部の流体流路5
a,5b又は5c,5dの間隔Xよりも短い。そのため
中央のフィン6bは、幅が狭く伝熱面積が小さく、逆に
端部に位置する流体流路5a,5dに接するフィン6
a,6cは、中央のフィン6bに比べて幅が大きく伝熱
面積が大きい。
5c,5dの間隔を不均一に設定しする方策と、図7の
様な中央に設けられたフィン6bのバーナ側(熱媒体導
入側)部分を欠落させる方策とを併用した例である。す
なわち図11に示す熱交換器1では、中間部の流体流路
5b,5cの間隔Yは、端部の流体流路5a,5b又は
5c,5dの間隔Xよりも短く端部に位置する流体流路
5a,5dに接するフィン6a,6cは、中央のフィン
6bに比べて伝熱面積が大きい。また、中央のフィン6
bは、バーナ側(熱媒体導入側)の伝熱面積が熱媒体排
出側の伝熱面積に欠落部分だけ小さく、水の昇温カーブ
は平滑であり、また火炎によってフィンが焼ける懸念も
ない。
b,5c,5dの間隔を不均一に設定する方策と、図8
の様な逆「U」字形の切り欠き25を設ける方策とを併
用した例である。すなわち図12に示す熱交換器1で
は、中間部の流体流路5b,5cの間隔Yは、端部の流
体流路5a,5b又は5c,5dの間隔Xよりも短く端
部に位置する流体流路5a,5dに接するフィン6a,
6cは、中央のフィン6bに比べて伝熱面積が大きい。
また、中央のフィン6bは、バーナ側(熱媒体導入側)
の伝熱面積が熱媒体排出側の伝熱面積に切り欠き25の
面積だけ小さく、水の昇温カーブは平滑であり、また火
炎によってフィンが焼ける懸念もない。
ッチが熱媒体通過方向に一定であることを前提とした
が、フィン6のピッチを熱媒体通過方向に変化させるこ
とによりバーナ側の伝熱面積を熱媒体排出側の伝熱面積
に比べて小さいものとすることも可能である。
方向に変化させた例を示すものである。本実施形態の熱
交換器1では、フィン6は流体流路5a,5b,5c,
5dの間にそれぞれ二つづつ配されている。フィン6は
図13(a)の様に二つのフィンの組み合わせによって
構成されている。図13(b)は、上側のフィン28の
平面図であり、(c)は下側のフィン29の正面図であ
る。すなわち流体流路5同士の隙間であって、バーナ側
(熱媒体導入側)の部位には、図13(a)(b)の様
にピッチの大きいフィン29が配されており、熱媒体排
出側には、図13(a)(b)の様にピッチの小さなフ
ィン28が配されている。本実施例の熱交換器1では、
バーナ側に設けられたフィン29は、ピッチが大きいの
で、熱媒体排出側に比べて伝熱面積が小さい。
コルゲートフィンを採用したが、これ以外のフィンも勿
論採用可能である。
が最も顕著にあらわれる例として、対掌形状の板体1
5,16を重ね合わせたものを例示したが、板体のいず
れか一方に凹溝があれば、他方の板体は平板状であって
も良い。
置する流体流路に接するフィンは、他のフィンに比べて
伝熱面積が大きいものが採用されている。そのため本発
明の熱交換器では、端部に位置する流体流路の全伝熱面
積は増大し、中央部に配された流体流路の全伝熱面積に
近い全伝熱面積が確保される効果があり、吸熱バランス
に優れる効果がある。そのため熱交換器内の流体が部分
的に沸騰するといった不具合は解消される。
媒体通過方向の長さに変化を設けることにより、端部に
位置する流体流路に接するフィンの伝熱面積を中央部の
それに比べて大きくすることが可能となり、吸熱バラン
スに優れる効果がある。
ンの流体流路の間隔方向の長さに変化を設けることによ
り端部に位置する流体流路に接するフィンの伝熱面積を
中央部のそれに比べて大きくすることが可能となり、吸
熱バランスに優れる効果がある。
の伝熱面積が熱媒体排出側の伝熱面積に比べて大きく、
熱媒体導入側での昇温カーブは比較的緩やかなものとな
る。また、熱媒体排出側においては、熱量の高い熱媒体
が流れるため、昇温カーブは比較的急なものとなる。そ
のため請求項4記載の熱交換器は、昇温カーブが平滑化
し、理想に近いものとなる効果がある。
変化を設けることにより熱媒体導入側の伝熱面積が熱媒
体排出側の伝熱面積に比べて小さなものとなり、昇温カ
ーブが理想に近いものとなる効果がある。
媒体導入側端部には切り欠きを設けて熱媒体導入側の伝
熱面積が熱媒体排出側の伝熱面積に比べて小さくしたも
のであり、昇温カーブが理想に近いものとなる効果があ
る。
に加えて、狭い容積内に多数の流体流路を内蔵すること
ができる効果があり、製造も容易であるという優れた効
果がある。
る。
図である。
拡大断面図である。
である。
ある。
置での断面図である。
の斜視図である。
位置での断面図である。
位置での断面図である。
位置での断面図である。
るフィンの斜視図及び平面図である。
図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 熱媒体が通過する筒状体と、二以上の板
体の重ね合わせによって構成され板体同士の空隙を加熱
又は冷却しようとする流体が流れる板状の流体流路と、
該流体流路同士の間に設けられて流体流路に接するフィ
ンを有し、筒状体内に前記板状の流体流路が並列に4列
以上配された熱交換器であって、端部に位置する流体流
路に接するフィンは、他のフィンに比べて伝熱面積が大
きいことを特徴とする熱交換器。 - 【請求項2】 端部に位置する流体流路に接するフィン
は、他のフィンに比べて熱媒体通過方向に長いことを特
徴とする請求項1記載の熱交換器。 - 【請求項3】 端部に位置する流体流路に接するフィン
は、他のフィンに比べて流体流路の間隔方向に長いこと
を特徴とする請求項1又は2に記載の熱交換器。 - 【請求項4】 熱媒体が通過する筒状体と、二以上の板
体の重ね合わせによって構成され板体同士の空隙を加熱
又は冷却しようとする流体が流れる板状の流体流路と、
該流体流路に接するフィンを有し、筒状体内に前記板状
の流体流路が並列に配された熱交換器であって、少なく
ともいずれかの流体流路に接するフィンは、熱媒体導入
側の伝熱面積が熱媒体排出側の伝熱面積に比べて小さい
ことを特徴とする熱交換器。 - 【請求項5】 フィンのピッチは熱媒体導入側に比べて
熱媒体排出側が狭いことを特徴とする請求項1乃至4の
いずれかに記載の熱交換器。 - 【請求項6】 フィンの熱媒体導入側端部には切り欠き
が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のい
ずれに記載の熱交換器。 - 【請求項7】 流体流路は、二以上の板体の重ね合わせ
によって構成され、少なくとも一つの板体の内面側には
連続する凹溝が設けられ、該凹溝内を流体が流れること
を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の熱交換
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18734097A JP3802655B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18734097A JP3802655B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1114156A true JPH1114156A (ja) | 1999-01-22 |
| JP3802655B2 JP3802655B2 (ja) | 2006-07-26 |
Family
ID=16204294
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18734097A Expired - Fee Related JP3802655B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3802655B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010019481A (ja) * | 2008-07-10 | 2010-01-28 | Panasonic Corp | 蓄熱装置 |
| WO2011158329A1 (ja) * | 2010-06-15 | 2011-12-22 | トヨタ自動車株式会社 | 熱交換器、及び複数のフィン部材の製造方法 |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP18734097A patent/JP3802655B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010019481A (ja) * | 2008-07-10 | 2010-01-28 | Panasonic Corp | 蓄熱装置 |
| WO2011158329A1 (ja) * | 2010-06-15 | 2011-12-22 | トヨタ自動車株式会社 | 熱交換器、及び複数のフィン部材の製造方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3802655B2 (ja) | 2006-07-26 |
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