JPH11141928A - 氷蓄熱装置および氷蓄熱空調システム - Google Patents
氷蓄熱装置および氷蓄熱空調システムInfo
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- JPH11141928A JPH11141928A JP9302749A JP30274997A JPH11141928A JP H11141928 A JPH11141928 A JP H11141928A JP 9302749 A JP9302749 A JP 9302749A JP 30274997 A JP30274997 A JP 30274997A JP H11141928 A JPH11141928 A JP H11141928A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 過冷却器内での冷却液の凍結を防止する。
【解決手段】 制御手段Cは、冷却液温度検出器22の
検出した冷却液L′の過冷却度ΔT1 と、圧力検出器6
pの検出した蒸発圧力に対応する冷媒の飽和温度Tsと
に基づいて、この飽和温度Tsが、冷却液L′の過冷却
度ΔT1 に応じて予め設定された下限値に達した場合
に、圧縮機1の回転数を一時的に低下させる制御を行
う。このことにより、冷却液L′の過冷却度ΔT1 に応
じて必要以上に冷媒の飽和温度Ts(蒸発圧力)を下げ
ないようにして、過冷却器4内での冷却液L′の凍結を
防止することができる。
検出した冷却液L′の過冷却度ΔT1 と、圧力検出器6
pの検出した蒸発圧力に対応する冷媒の飽和温度Tsと
に基づいて、この飽和温度Tsが、冷却液L′の過冷却
度ΔT1 に応じて予め設定された下限値に達した場合
に、圧縮機1の回転数を一時的に低下させる制御を行
う。このことにより、冷却液L′の過冷却度ΔT1 に応
じて必要以上に冷媒の飽和温度Ts(蒸発圧力)を下げ
ないようにして、過冷却器4内での冷却液L′の凍結を
防止することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過冷却状態にされ
た冷却液から生成される氷を利用した氷蓄熱装置に関す
る。
た冷却液から生成される氷を利用した氷蓄熱装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、氷蓄熱装置は、安価な夜間電力
を利用して氷を生成し、この氷を昼間に熱源として利用
するための装置であり、主に空調システムに用いられて
いる。このような氷蓄熱装置は、氷を生成する方法によ
り、伝熱管の周囲に固い氷を生成するスタティック型
と、スラリー状(シャーベット状)の氷を生成するダイ
ナミック型とに大きく分けられる。このうち、後者のダ
イナミック型の氷蓄熱装置は、追加製氷を行える点でス
タティック型の氷蓄熱装置よりも効率的な氷の利用がで
きるため、近年盛んに開発が行われている。
を利用して氷を生成し、この氷を昼間に熱源として利用
するための装置であり、主に空調システムに用いられて
いる。このような氷蓄熱装置は、氷を生成する方法によ
り、伝熱管の周囲に固い氷を生成するスタティック型
と、スラリー状(シャーベット状)の氷を生成するダイ
ナミック型とに大きく分けられる。このうち、後者のダ
イナミック型の氷蓄熱装置は、追加製氷を行える点でス
タティック型の氷蓄熱装置よりも効率的な氷の利用がで
きるため、近年盛んに開発が行われている。
【0003】このようなダイナミック型の氷蓄熱装置の
中でも特に、冷却液(水または水溶液)を過冷却器(熱
交換器)によって過冷却状態まで冷却し、氷蓄熱槽内で
その過冷却状態を解除することによって氷を生成するも
のは、比較的低コストでスラリー状の氷を生成・蓄積す
ることができるという利点を有している。
中でも特に、冷却液(水または水溶液)を過冷却器(熱
交換器)によって過冷却状態まで冷却し、氷蓄熱槽内で
その過冷却状態を解除することによって氷を生成するも
のは、比較的低コストでスラリー状の氷を生成・蓄積す
ることができるという利点を有している。
【0004】しかし、このような過冷却状態の冷却液を
用いる装置では、元来不安定な過冷却状態の冷却液を、
過冷却機内で凍結させることなく氷蓄熱槽内に供給でき
るようにする必要がある。このため、このタイプの従来
の氷蓄熱装置では、温度制御が容易なエチレングリコー
ルやプロピレングリコール等のブラインを用いて製氷
し、水またはブラインで冷熱利用を行うブライン方式が
主流となっている。
用いる装置では、元来不安定な過冷却状態の冷却液を、
過冷却機内で凍結させることなく氷蓄熱槽内に供給でき
るようにする必要がある。このため、このタイプの従来
の氷蓄熱装置では、温度制御が容易なエチレングリコー
ルやプロピレングリコール等のブラインを用いて製氷
し、水またはブラインで冷熱利用を行うブライン方式が
主流となっている。
【0005】そのようなブライン方式の装置の例が、図
24に示されている。図24に示す氷蓄熱装置は、冷却
液ポンプ67によって氷蓄熱槽50内から送り出された
冷却液Lが、過冷却器(熱交換器)54において、ブラ
イン冷却器65からブラインポンプ68によって送り込
まれるブラインと熱交換して過冷却状態まで冷却される
ように構成されている。なお、図24において、符号6
2は、氷蓄熱槽50の蓄熱を利用すべき負荷側を示し、
符号64は、氷蓄熱槽50内に散水を行うための散水管
を示している。
24に示されている。図24に示す氷蓄熱装置は、冷却
液ポンプ67によって氷蓄熱槽50内から送り出された
冷却液Lが、過冷却器(熱交換器)54において、ブラ
イン冷却器65からブラインポンプ68によって送り込
まれるブラインと熱交換して過冷却状態まで冷却される
ように構成されている。なお、図24において、符号6
2は、氷蓄熱槽50の蓄熱を利用すべき負荷側を示し、
符号64は、氷蓄熱槽50内に散水を行うための散水管
を示している。
【0006】また、一方では図25に示すように、ブラ
イン系を省略し、冷媒と冷却液とを過冷却器で直接熱交
換させて冷却するような氷蓄熱装置も知られている(特
開平5- 296503号公報参照)。図25に示す氷蓄
熱装置は、冷却塔75に連結された凝縮器72、蒸発器
74および圧縮機71を有する冷凍機70と、冷却液L
および氷Iを蓄積する氷蓄熱槽50aとを備えている。
そして、冷却液Lが、蒸発器(過冷却器)74で冷凍機
70の冷媒と熱交換して冷却されるように構成されてい
る。
イン系を省略し、冷媒と冷却液とを過冷却器で直接熱交
換させて冷却するような氷蓄熱装置も知られている(特
開平5- 296503号公報参照)。図25に示す氷蓄
熱装置は、冷却塔75に連結された凝縮器72、蒸発器
74および圧縮機71を有する冷凍機70と、冷却液L
および氷Iを蓄積する氷蓄熱槽50aとを備えている。
そして、冷却液Lが、蒸発器(過冷却器)74で冷凍機
70の冷媒と熱交換して冷却されるように構成されてい
る。
【0007】このような装置によれば、冷凍機70にお
ける蒸発温度を上記ブライン方式の装置に比べて高くす
ることができ、冷凍機70の効率を向上させることがで
きる。また、上記ブライン方式の装置に比べて、システ
ム構成が簡単になり、据付スペースや設備費を低減する
ことができる。
ける蒸発温度を上記ブライン方式の装置に比べて高くす
ることができ、冷凍機70の効率を向上させることがで
きる。また、上記ブライン方式の装置に比べて、システ
ム構成が簡単になり、据付スペースや設備費を低減する
ことができる。
【0008】しかし、図25に示す装置では、冷媒と冷
却液とを過冷却器74で直接熱交換させているので、過
冷却器74での冷媒温度により、元来不安定な過冷却状
態を安定させることが困難である。そこで、図26に示
すように、過冷却器84における冷却液の温度を温度検
出器84t, 84t′によって検出し、この検出した温
度に応じて制御手段C′が、冷凍機80における圧縮機
81の運転停止と、冷却液循環用のポンプ87の回転数
とを制御することによって、過冷却度を一定に保とうと
する装置も提案されている。
却液とを過冷却器74で直接熱交換させているので、過
冷却器74での冷媒温度により、元来不安定な過冷却状
態を安定させることが困難である。そこで、図26に示
すように、過冷却器84における冷却液の温度を温度検
出器84t, 84t′によって検出し、この検出した温
度に応じて制御手段C′が、冷凍機80における圧縮機
81の運転停止と、冷却液循環用のポンプ87の回転数
とを制御することによって、過冷却度を一定に保とうと
する装置も提案されている。
【0009】なお、図26において、符号82および8
3は、それぞれ冷凍機80の凝縮器および膨張弁を示
し、符号50bおよび82は、それぞれ氷蓄熱槽および
その蓄熱を利用すべき負荷側を示している。
3は、それぞれ冷凍機80の凝縮器および膨張弁を示
し、符号50bおよび82は、それぞれ氷蓄熱槽および
その蓄熱を利用すべき負荷側を示している。
【0010】次に、万一過冷却器において冷却液の凍結
が生じた場合、通常は圧縮機を停止させて凍結の解除を
待つか、又は圧縮機の停止後に冷媒のガスバランスを確
認した上で、冷凍サイクルを暖房運転状態に切り換えて
ホットガスによる凍結解除を行う必要がある。そこで、
このような凍結解除の必要に備えて、図27や図28に
示すような、過冷却器を複数備えた装置も提案されてい
る。
が生じた場合、通常は圧縮機を停止させて凍結の解除を
待つか、又は圧縮機の停止後に冷媒のガスバランスを確
認した上で、冷凍サイクルを暖房運転状態に切り換えて
ホットガスによる凍結解除を行う必要がある。そこで、
このような凍結解除の必要に備えて、図27や図28に
示すような、過冷却器を複数備えた装置も提案されてい
る。
【0011】まず、図27に示す装置は、複数(この場
合は4台)の過冷却器104のうちの一台が凍結した場
合に、凍結した過冷却器104へのブラインの供給を停
止し、残りの過冷却器104による製氷を行いながら凍
結の解除を待つように構成されている。なお、図27に
おいて、符号100および114は、それぞれブライン
冷却器およびブラインターボ冷凍機を示し、符号110
および105は、それぞれ氷蓄熱槽および過冷却解除管
を示している。
合は4台)の過冷却器104のうちの一台が凍結した場
合に、凍結した過冷却器104へのブラインの供給を停
止し、残りの過冷却器104による製氷を行いながら凍
結の解除を待つように構成されている。なお、図27に
おいて、符号100および114は、それぞれブライン
冷却器およびブラインターボ冷凍機を示し、符号110
および105は、それぞれ氷蓄熱槽および過冷却解除管
を示している。
【0012】また、図28に示す装置は、複数(この場
合は3台)の過冷却器94のうち凍結した過冷却器94
へのブラインの供給を(バルブ98を閉めて)停止する
とともに、凝縮器92からのホットガスを(バルブ96
を開いて)当該過冷却器94に供給して凍結の解除を行
うように構成されている。なお、図28において、符号
91で示すのは、ブライン冷却系の圧縮機である。
合は3台)の過冷却器94のうち凍結した過冷却器94
へのブラインの供給を(バルブ98を閉めて)停止する
とともに、凝縮器92からのホットガスを(バルブ96
を開いて)当該過冷却器94に供給して凍結の解除を行
うように構成されている。なお、図28において、符号
91で示すのは、ブライン冷却系の圧縮機である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したような氷蓄熱
装置は、以下のような問題点がある。すなわち、図25
や図26に示す装置においては、実環境下で過冷却度そ
のものを一定に保つことが難しく、外気温の急激な変化
や風の影響などによって冷媒の温度が急激に下がるよう
な場合に、過冷却器74, 84内での冷却液の凍結を未
然に防ぐことが困難である。また、過冷却器74, 84
において冷媒によって冷却液を冷却する場合は一般に、
過冷却器74, 84の内部および前後の冷媒の温度状態
により、冷却液の過冷却状態を一定に保てるような安定
した制御領域は非常に狭くなる。このため、過冷却器7
4, 84において凍結の生ずる可能性が機器毎にばらつ
くという問題がある。
装置は、以下のような問題点がある。すなわち、図25
や図26に示す装置においては、実環境下で過冷却度そ
のものを一定に保つことが難しく、外気温の急激な変化
や風の影響などによって冷媒の温度が急激に下がるよう
な場合に、過冷却器74, 84内での冷却液の凍結を未
然に防ぐことが困難である。また、過冷却器74, 84
において冷媒によって冷却液を冷却する場合は一般に、
過冷却器74, 84の内部および前後の冷媒の温度状態
により、冷却液の過冷却状態を一定に保てるような安定
した制御領域は非常に狭くなる。このため、過冷却器7
4, 84において凍結の生ずる可能性が機器毎にばらつ
くという問題がある。
【0014】さらに、これらの装置では、製氷運転中に
過冷却器74, 84で凍結が生じた場合、一旦製氷運転
を中止して過冷却器74, 84内の氷を除去又は溶融さ
せる必要があるため、凍結発生から製氷運転に復帰する
までに長時間を要するという問題がある。
過冷却器74, 84で凍結が生じた場合、一旦製氷運転
を中止して過冷却器74, 84内の氷を除去又は溶融さ
せる必要があるため、凍結発生から製氷運転に復帰する
までに長時間を要するという問題がある。
【0015】また、図27や図28に示す装置では、複
数の過冷却器94, 104を用いるため、いずれかの過
冷却器94, 104に凍結が発生した場合でも製氷運転
を続けることができるが、全体のシステム構成が複雑と
なり、設備費が高くなるという問題がある。
数の過冷却器94, 104を用いるため、いずれかの過
冷却器94, 104に凍結が発生した場合でも製氷運転
を続けることができるが、全体のシステム構成が複雑と
なり、設備費が高くなるという問題がある。
【0016】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、過冷却器内での冷却液の凍結を防止して
過冷却液を連続的に安定して生成できるような氷蓄熱装
置を提供するとともに、簡単な構成でありながら万一過
冷却器内での凍結が生じてもその凍結解除から製氷運転
への復帰を迅速に行うことのできるような氷蓄熱装置を
提供することを主目的とする。
たものであり、過冷却器内での冷却液の凍結を防止して
過冷却液を連続的に安定して生成できるような氷蓄熱装
置を提供するとともに、簡単な構成でありながら万一過
冷却器内での凍結が生じてもその凍結解除から製氷運転
への復帰を迅速に行うことのできるような氷蓄熱装置を
提供することを主目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、少なくと
も圧縮機、室外熱交換器、膨張機構および過冷却器を接
続してなる冷凍サイクルと、前記過冷却器によって過冷
却状態にされた冷却液から生成される氷および冷却液を
蓄積するための氷蓄熱槽と、前記過冷却器の出口側にお
ける冷却液の過冷却度を検出するための冷却液温度検出
器と、前記過冷却器の出口側における冷媒の蒸発圧力を
検出するための圧力検出器と、前記圧縮機の回転数を制
御するための制御手段とを備え、前記制御手段は、前記
冷却液温度検出器の検出した冷却液の過冷却度と、前記
圧力検出器の検出した蒸発圧力に対応する冷媒の飽和温
度とに基づいて、この飽和温度が、前記冷却液の過冷却
度に応じて予め設定された下限値に達した場合に、前記
圧縮機の回転数を一時的に低下させることを特徴とする
氷蓄熱装置である。
も圧縮機、室外熱交換器、膨張機構および過冷却器を接
続してなる冷凍サイクルと、前記過冷却器によって過冷
却状態にされた冷却液から生成される氷および冷却液を
蓄積するための氷蓄熱槽と、前記過冷却器の出口側にお
ける冷却液の過冷却度を検出するための冷却液温度検出
器と、前記過冷却器の出口側における冷媒の蒸発圧力を
検出するための圧力検出器と、前記圧縮機の回転数を制
御するための制御手段とを備え、前記制御手段は、前記
冷却液温度検出器の検出した冷却液の過冷却度と、前記
圧力検出器の検出した蒸発圧力に対応する冷媒の飽和温
度とに基づいて、この飽和温度が、前記冷却液の過冷却
度に応じて予め設定された下限値に達した場合に、前記
圧縮機の回転数を一時的に低下させることを特徴とする
氷蓄熱装置である。
【0018】この第1の手段によれば、圧縮機の回転数
を一時的に低下させることで冷媒の飽和温度(蒸発圧
力)を上げることができるので、製氷運転時において、
上記のような制御を行うことにより、冷却液の過冷却度
に応じて必要以上に冷媒の飽和温度(蒸発圧力)を下げ
ないようにして、過冷却器内での冷却液の凍結を防止す
ることができる。
を一時的に低下させることで冷媒の飽和温度(蒸発圧
力)を上げることができるので、製氷運転時において、
上記のような制御を行うことにより、冷却液の過冷却度
に応じて必要以上に冷媒の飽和温度(蒸発圧力)を下げ
ないようにして、過冷却器内での冷却液の凍結を防止す
ることができる。
【0019】第2の手段は、少なくとも圧縮機、室外熱
交換器、膨張機構としての電動調節弁および過冷却器を
接続してなる冷凍サイクルと、前記過冷却器によって過
冷却状態にされた冷却液から生成される氷および冷却液
を蓄積するための氷蓄熱槽と、前記過冷却器の出口側に
おける冷却液の過冷却度を検出するための冷却液温度検
出器と、前記過冷却器の出口側における冷媒の蒸発圧力
を検出するための圧力検出器と、前記電動調節弁の開度
を制御するための制御手段とを備え、前記制御手段は、
前記冷却液温度検出器の検出した冷却液の過冷却度と、
記圧力検出器の検出した蒸発圧力に対応する冷媒の飽和
温度とに基づいて、この飽和温度が、前記冷却液の過冷
却度に応じて予め設定された下限値に達した場合に、前
記電動調節弁の開度を一時的に大きくすることを特徴と
する氷蓄熱装置である。
交換器、膨張機構としての電動調節弁および過冷却器を
接続してなる冷凍サイクルと、前記過冷却器によって過
冷却状態にされた冷却液から生成される氷および冷却液
を蓄積するための氷蓄熱槽と、前記過冷却器の出口側に
おける冷却液の過冷却度を検出するための冷却液温度検
出器と、前記過冷却器の出口側における冷媒の蒸発圧力
を検出するための圧力検出器と、前記電動調節弁の開度
を制御するための制御手段とを備え、前記制御手段は、
前記冷却液温度検出器の検出した冷却液の過冷却度と、
記圧力検出器の検出した蒸発圧力に対応する冷媒の飽和
温度とに基づいて、この飽和温度が、前記冷却液の過冷
却度に応じて予め設定された下限値に達した場合に、前
記電動調節弁の開度を一時的に大きくすることを特徴と
する氷蓄熱装置である。
【0020】この第2の手段によれば、電動調節弁の開
度を一時的に大きくすることで冷媒の飽和温度(蒸発圧
力)を上げることができるので、製氷運転時において、
上記のような制御を行うことにより、冷却液の過冷却度
に応じて必要以上に冷媒の飽和温度(蒸発圧力)を下げ
ないようにして、過冷却器内での冷却液の凍結を防止す
ることができる。
度を一時的に大きくすることで冷媒の飽和温度(蒸発圧
力)を上げることができるので、製氷運転時において、
上記のような制御を行うことにより、冷却液の過冷却度
に応じて必要以上に冷媒の飽和温度(蒸発圧力)を下げ
ないようにして、過冷却器内での冷却液の凍結を防止す
ることができる。
【0021】第3の手段は、第1又は第2の手段におい
て、前記冷媒の飽和温度の下限値は、前記冷却液の過冷
却度が低下するにつれて高くなるように設定されている
ものである。
て、前記冷媒の飽和温度の下限値は、前記冷却液の過冷
却度が低下するにつれて高くなるように設定されている
ものである。
【0022】この第3の手段によれば、第1又は第2の
手段において、制御に用いられる冷媒の飽和温度の下限
値が、冷却液の過冷却度が低下するにつれて高くなるよ
うに設定されているので、過冷却度が低くて冷却液が不
安定な状態の時ほど飽和温度(蒸発圧力)を高く保つと
ともに、過冷却度自体を必要以上に低下しないように制
御することができる。
手段において、制御に用いられる冷媒の飽和温度の下限
値が、冷却液の過冷却度が低下するにつれて高くなるよ
うに設定されているので、過冷却度が低くて冷却液が不
安定な状態の時ほど飽和温度(蒸発圧力)を高く保つと
ともに、過冷却度自体を必要以上に低下しないように制
御することができる。
【0023】第4の手段は、第1又は第2の手段におい
て、前記冷媒の飽和温度の下限値は、前記冷却液の過冷
却度が低下するにつれて高くなるように設定されている
ものである。
て、前記冷媒の飽和温度の下限値は、前記冷却液の過冷
却度が低下するにつれて高くなるように設定されている
ものである。
【0024】この第4の手段によれば、第1又は第2の
手段において、過冷却器において冷媒の過熱度の増大に
よって冷却液が過冷却状態に置かれる領域が大きくなり
過ぎるような状態を回避して、冷却液の冷却がなるべく
過冷却器の出口付近で終了するように制御することがで
きる。このため、過冷却器内での冷却液の凍結の可能性
を低くすることができる。
手段において、過冷却器において冷媒の過熱度の増大に
よって冷却液が過冷却状態に置かれる領域が大きくなり
過ぎるような状態を回避して、冷却液の冷却がなるべく
過冷却器の出口付近で終了するように制御することがで
きる。このため、過冷却器内での冷却液の凍結の可能性
を低くすることができる。
【0025】第5の手段は、第4の手段において、前記
制御手段は、前記過熱度の時間変化率が所定の上限値に
達した場合に、前記圧縮機の回転数を一時的に低下させ
るか、又は前記電動調節弁の開度を一時的に大きくする
ものである。
制御手段は、前記過熱度の時間変化率が所定の上限値に
達した場合に、前記圧縮機の回転数を一時的に低下させ
るか、又は前記電動調節弁の開度を一時的に大きくする
ものである。
【0026】この第5の手段によれば、第4の手段と同
様、過冷却器において冷媒の過熱度の増大によって冷却
液が過冷却状態に置かれる領域が大きくなり過ぎるよう
な状態を回避して、冷却液の冷却がなるべく過冷却器の
出口付近で終了するように制御することができる。
様、過冷却器において冷媒の過熱度の増大によって冷却
液が過冷却状態に置かれる領域が大きくなり過ぎるよう
な状態を回避して、冷却液の冷却がなるべく過冷却器の
出口付近で終了するように制御することができる。
【0027】第6の手段は、第1又は第2の手段におい
て、前記過冷却器における凍結頻度が所定の上限値に達
した場合に、前記冷媒の飽和温度の下限値を変更するよ
うに構成されているものである。
て、前記過冷却器における凍結頻度が所定の上限値に達
した場合に、前記冷媒の飽和温度の下限値を変更するよ
うに構成されているものである。
【0028】この第6の手段によれば、第1又は第2の
手段において、冷媒の飽和温度の下限値を、過冷却器に
おける冷却液の凍結頻度が所定の上限値以下となるよう
に調節することができるので、第1又は第2の手段の制
御による凍結防止効果を向上させることができる。ま
た、装置毎の圧力検出器の検出誤差のばらつきに起因す
る凍結の発生を抑制することができる。
手段において、冷媒の飽和温度の下限値を、過冷却器に
おける冷却液の凍結頻度が所定の上限値以下となるよう
に調節することができるので、第1又は第2の手段の制
御による凍結防止効果を向上させることができる。ま
た、装置毎の圧力検出器の検出誤差のばらつきに起因す
る凍結の発生を抑制することができる。
【0029】第7の手段は、第1乃至第6の手段のいず
れかにおいて、前記冷凍サイクルに、前記過冷却器をバ
イパスし開閉弁を有するバイパス回路を設け、前記制御
手段は、前記冷媒の飽和温度が前記下限値に達した場合
に、前記バイパス回路の開閉弁を一時的に開くものであ
る。
れかにおいて、前記冷凍サイクルに、前記過冷却器をバ
イパスし開閉弁を有するバイパス回路を設け、前記制御
手段は、前記冷媒の飽和温度が前記下限値に達した場合
に、前記バイパス回路の開閉弁を一時的に開くものであ
る。
【0030】この第7の手段によれば、第1乃至第6の
手段のいずれかにおいて、バイパス回路の開閉弁を一定
時間だけ開くことで過冷却器への冷媒の流量を一時的に
減少させ、冷媒の飽和温度(蒸発圧力)を上昇させるこ
とができる。そして、飽和温度が下限値を上回るまでこ
れを繰り返すことにより、過冷却器内での冷却液の凍結
を防ぐことができる。
手段のいずれかにおいて、バイパス回路の開閉弁を一定
時間だけ開くことで過冷却器への冷媒の流量を一時的に
減少させ、冷媒の飽和温度(蒸発圧力)を上昇させるこ
とができる。そして、飽和温度が下限値を上回るまでこ
れを繰り返すことにより、過冷却器内での冷却液の凍結
を防ぐことができる。
【0031】第8の手段は、少なくとも圧縮機、四方
弁、室外熱交換器、膨張機構および過冷却器を接続して
なる冷凍サイクルと、前記過冷却器によって過冷却状態
にされた冷却液から生成される氷および冷却液を蓄積す
るための氷蓄熱槽と、この氷蓄熱槽と前記過冷却器との
間を連結する冷却液回路と、この冷却液回路に前記冷却
液を循環させるための冷却液ポンプとを有する氷蓄熱ユ
ニットと、前記四方弁による前記冷凍サイクルの冷房又
は製氷運転と暖房運転との切換および前記冷却液ポンプ
の運転を制御するための制御手段とを備え、前記制御手
段は、前記過冷却器内に凍結が生じた場合に、一時的
に、前記冷凍サイクルが暖房運転となるよう前記四方弁
を切り換えるとともに前記冷却液ポンプの運転を停止さ
せる凍結解除運転を行うことを特徴とする氷蓄熱装置で
ある。
弁、室外熱交換器、膨張機構および過冷却器を接続して
なる冷凍サイクルと、前記過冷却器によって過冷却状態
にされた冷却液から生成される氷および冷却液を蓄積す
るための氷蓄熱槽と、この氷蓄熱槽と前記過冷却器との
間を連結する冷却液回路と、この冷却液回路に前記冷却
液を循環させるための冷却液ポンプとを有する氷蓄熱ユ
ニットと、前記四方弁による前記冷凍サイクルの冷房又
は製氷運転と暖房運転との切換および前記冷却液ポンプ
の運転を制御するための制御手段とを備え、前記制御手
段は、前記過冷却器内に凍結が生じた場合に、一時的
に、前記冷凍サイクルが暖房運転となるよう前記四方弁
を切り換えるとともに前記冷却液ポンプの運転を停止さ
せる凍結解除運転を行うことを特徴とする氷蓄熱装置で
ある。
【0032】この第8の手段によれば、冷凍サイクルが
暖房運転となるよう四方弁を切り換えるとともに冷却液
ポンプの運転を停止させることにより、室外熱交換器を
蒸発器として圧縮機からのホットガスによって過冷却器
内を加熱することができる。
暖房運転となるよう四方弁を切り換えるとともに冷却液
ポンプの運転を停止させることにより、室外熱交換器を
蒸発器として圧縮機からのホットガスによって過冷却器
内を加熱することができる。
【0033】第9の手段は、第8の手段において、前記
制御手段は、前記凍結解除運転を行う際、前記冷却液ポ
ンプを一時的に運転させるものである。
制御手段は、前記凍結解除運転を行う際、前記冷却液ポ
ンプを一時的に運転させるものである。
【0034】この第9の手段によれば、第8の手段にお
いて、凍結解除運転中に冷却液ポンプの運転を行うこと
により、過冷却器内でホットガスによって加熱された冷
却液を過冷却器から氷蓄熱槽への冷却液回路に流して、
この過冷却器から氷蓄熱槽への冷却液回路までの氷核を
完全に除去することができる。このため、凍結解除から
製氷運転への復帰した際に、凍結の影響を完全に除去し
た状態で製氷運転を行うことができる。
いて、凍結解除運転中に冷却液ポンプの運転を行うこと
により、過冷却器内でホットガスによって加熱された冷
却液を過冷却器から氷蓄熱槽への冷却液回路に流して、
この過冷却器から氷蓄熱槽への冷却液回路までの氷核を
完全に除去することができる。このため、凍結解除から
製氷運転への復帰した際に、凍結の影響を完全に除去し
た状態で製氷運転を行うことができる。
【0035】第10の手段は、第8の手段において、前
記制御手段は、前記凍結解除運転を行った後の所定時間
内に再び前記過冷却器内に凍結が生じた場合、前記凍結
解除運転を再度行った後、前記冷却液から氷を生成する
製氷運転を終了させるものである。
記制御手段は、前記凍結解除運転を行った後の所定時間
内に再び前記過冷却器内に凍結が生じた場合、前記凍結
解除運転を再度行った後、前記冷却液から氷を生成する
製氷運転を終了させるものである。
【0036】この第10の手段によれば、第8の手段に
おいて、凍結解除運転を行った後の所定時間内に再び過
冷却器内に凍結が生じた場合は、氷蓄熱槽の氷の体積が
許容量まで堆積しつつあると判断し、凍結解除運転を再
度行った後、製氷運転を終了させることにより、氷蓄熱
槽の許容量を超えた氷が堆積する前に製氷運転を終了し
て、安全且つ確実な運用を確保することができる。
おいて、凍結解除運転を行った後の所定時間内に再び過
冷却器内に凍結が生じた場合は、氷蓄熱槽の氷の体積が
許容量まで堆積しつつあると判断し、凍結解除運転を再
度行った後、製氷運転を終了させることにより、氷蓄熱
槽の許容量を超えた氷が堆積する前に製氷運転を終了し
て、安全且つ確実な運用を確保することができる。
【0037】第11の手段は、第1乃至第10の手段の
いずれかにおいて、前記氷蓄熱槽内に蓄積された氷の体
積が所定の許容量に達したことを検知するための氷量検
知手段を更に備え、この氷量検知手段が前記氷の体積が
所定の許容量に達したことを検知した場合に、前記冷却
液から氷を生成する製氷運転を終了するように構成され
ているものである。
いずれかにおいて、前記氷蓄熱槽内に蓄積された氷の体
積が所定の許容量に達したことを検知するための氷量検
知手段を更に備え、この氷量検知手段が前記氷の体積が
所定の許容量に達したことを検知した場合に、前記冷却
液から氷を生成する製氷運転を終了するように構成され
ているものである。
【0038】この第11の手段によれば、第1乃至第1
0の手段のいずれかにおいて、氷量検知手段が氷蓄熱槽
内に蓄積された氷の体積が所定の許容量に達したことを
検知した場合に、製氷運転を終了することにより、氷蓄
熱槽の許容量を超えた氷が堆積する前に製氷運転を終了
して、安全且つ確実な運用を確保することができる。
0の手段のいずれかにおいて、氷量検知手段が氷蓄熱槽
内に蓄積された氷の体積が所定の許容量に達したことを
検知した場合に、製氷運転を終了することにより、氷蓄
熱槽の許容量を超えた氷が堆積する前に製氷運転を終了
して、安全且つ確実な運用を確保することができる。
【0039】第12の手段は、第11の手段において、
前記氷量検知手段は、前記氷蓄熱槽の側面において前記
冷却液の液面より上方に設けられ、前記氷蓄熱槽内の氷
から溶出した冷却液を導入するための導入管と、この導
入管に導入された冷却液を検知するための温度センサと
を有するものである。
前記氷量検知手段は、前記氷蓄熱槽の側面において前記
冷却液の液面より上方に設けられ、前記氷蓄熱槽内の氷
から溶出した冷却液を導入するための導入管と、この導
入管に導入された冷却液を検知するための温度センサと
を有するものである。
【0040】第13の手段は、過冷却状態にされた冷却
液から生成される氷および冷却液を蓄積するための氷蓄
熱槽と、この氷蓄熱槽の一側に設けられ、前記冷却液を
冷却して過冷却状態とするための過冷却器と、前記氷蓄
熱槽の一側に設けられ、前記過冷却状態にされた冷却液
を噴出させるための噴出部と、前記氷蓄熱槽の他側に設
けられ、前記噴出部から噴出された冷却液を衝突させて
その過冷却状態を解除するための過冷却解除板であっ
て、取水口を有する過冷却解除板と、この過冷却解除板
の取水口から取り入れられた冷却液を前記氷蓄熱槽の一
側まで導くための冷却液配管とを備え、この冷却液配管
が前記氷蓄熱槽内に設けられていることを特徴とする氷
蓄熱装置である。
液から生成される氷および冷却液を蓄積するための氷蓄
熱槽と、この氷蓄熱槽の一側に設けられ、前記冷却液を
冷却して過冷却状態とするための過冷却器と、前記氷蓄
熱槽の一側に設けられ、前記過冷却状態にされた冷却液
を噴出させるための噴出部と、前記氷蓄熱槽の他側に設
けられ、前記噴出部から噴出された冷却液を衝突させて
その過冷却状態を解除するための過冷却解除板であっ
て、取水口を有する過冷却解除板と、この過冷却解除板
の取水口から取り入れられた冷却液を前記氷蓄熱槽の一
側まで導くための冷却液配管とを備え、この冷却液配管
が前記氷蓄熱槽内に設けられていることを特徴とする氷
蓄熱装置である。
【0041】この第13の手段によれば、冷却液配管が
氷蓄熱槽内に設けられているので、氷蓄熱槽の外を迂回
させる場合に比べて、配管に要するスペースを削減する
ことができる。
氷蓄熱槽内に設けられているので、氷蓄熱槽の外を迂回
させる場合に比べて、配管に要するスペースを削減する
ことができる。
【0042】第14の手段は、第13の手段において、
前記氷蓄熱槽内に蓄積された氷の接触によって前記氷の
体積が所定の許容量に達したことを検知するための氷量
検知手段が、前記冷却液配管に設けられ、この氷量検知
手段が前記氷が所定の許容量に達したことを検知した場
合に、前記冷却液から氷を生成する製氷運転を終了する
ように構成されているものである。
前記氷蓄熱槽内に蓄積された氷の接触によって前記氷の
体積が所定の許容量に達したことを検知するための氷量
検知手段が、前記冷却液配管に設けられ、この氷量検知
手段が前記氷が所定の許容量に達したことを検知した場
合に、前記冷却液から氷を生成する製氷運転を終了する
ように構成されているものである。
【0043】この第14の手段によれば、第13の手段
において、氷量検知手段が氷蓄熱槽内に蓄積された氷の
体積が所定の許容量に達したことを検知した場合に、製
氷運転を終了することにより、氷蓄熱槽の許容量を超え
た氷が堆積する前に製氷運転を終了して、安全且つ確実
な運用を確保することができる。
において、氷量検知手段が氷蓄熱槽内に蓄積された氷の
体積が所定の許容量に達したことを検知した場合に、製
氷運転を終了することにより、氷蓄熱槽の許容量を超え
た氷が堆積する前に製氷運転を終了して、安全且つ確実
な運用を確保することができる。
【0044】第15の手段は、第14の手段において、
前記氷量検知手段が、前記過冷却解除板に設けられてい
るものである。
前記氷量検知手段が、前記過冷却解除板に設けられてい
るものである。
【0045】第16の手段は、第13の手段において、
前記噴出部は、前記氷蓄熱槽内に突出して設けられ、前
記噴出部の下方に、前記氷蓄熱槽内の氷の上昇を防ぐた
めの障壁部材が設けられているものである。
前記噴出部は、前記氷蓄熱槽内に突出して設けられ、前
記噴出部の下方に、前記氷蓄熱槽内の氷の上昇を防ぐた
めの障壁部材が設けられているものである。
【0046】この第16の手段によれば、第13の手段
において、氷蓄熱槽内の氷が噴出部まで接近した場合で
あっても、障壁部によって噴出部に氷が到達することを
防止することができる。
において、氷蓄熱槽内の氷が噴出部まで接近した場合で
あっても、障壁部によって噴出部に氷が到達することを
防止することができる。
【0047】第17の手段は、第16の手段において、
前記障壁部材は、上方に向かって広がった楔形の横断面
形状を有しているものである。
前記障壁部材は、上方に向かって広がった楔形の横断面
形状を有しているものである。
【0048】この第16の手段によれば、第16の手段
において、障壁部によって、噴出部に向かって上昇する
氷を噴出部から逸らすことができるので、噴出部に氷が
到達することをより確実に防止することができる。
において、障壁部によって、噴出部に向かって上昇する
氷を噴出部から逸らすことができるので、噴出部に氷が
到達することをより確実に防止することができる。
【0049】第18の手段は、第16又は第17の手段
において、前記氷蓄熱槽内に蓄積された氷の接触によっ
て前記氷の体積が所定の許容量に達したことを検知する
ための氷量検知手段が、前記障壁部材の底部に設けら
れ、この氷量検知手段が前記氷が所定の許容量に達した
ことを検知した場合に、前記冷却液から氷を生成する製
氷運転を終了するように構成されているものである。
において、前記氷蓄熱槽内に蓄積された氷の接触によっ
て前記氷の体積が所定の許容量に達したことを検知する
ための氷量検知手段が、前記障壁部材の底部に設けら
れ、この氷量検知手段が前記氷が所定の許容量に達した
ことを検知した場合に、前記冷却液から氷を生成する製
氷運転を終了するように構成されているものである。
【0050】この第18の手段によれば、第16又は第
17の手段において、氷量検知手段が氷蓄熱槽内に蓄積
された氷の体積が所定の許容量に達したことを検知した
場合に、製氷運転を終了することにより、氷蓄熱槽の許
容量を超えた氷が堆積する前に製氷運転を終了して、安
全且つ確実な運用を確保することができる。
17の手段において、氷量検知手段が氷蓄熱槽内に蓄積
された氷の体積が所定の許容量に達したことを検知した
場合に、製氷運転を終了することにより、氷蓄熱槽の許
容量を超えた氷が堆積する前に製氷運転を終了して、安
全且つ確実な運用を確保することができる。
【0051】第19の手段は、第13乃至第18の手段
のいずれかにおいて、前記過冷却解除板の取水口に氷の
進入を防ぐためのフィルタが設けられているものであ
る。
のいずれかにおいて、前記過冷却解除板の取水口に氷の
進入を防ぐためのフィルタが設けられているものであ
る。
【0052】この第19の手段によれば、第13乃至第
18の手段のいずれかにおいて、取水口に設けられたフ
ィルタによって、氷蓄熱槽内の氷が取水口へ進入するこ
とを防ぎ、そのような氷の進入による冷却液配管等の閉
塞を防止することができる。
18の手段のいずれかにおいて、取水口に設けられたフ
ィルタによって、氷蓄熱槽内の氷が取水口へ進入するこ
とを防ぎ、そのような氷の進入による冷却液配管等の閉
塞を防止することができる。
【0053】第20の手段は、室外機、氷蓄熱ユニット
および室内機から構成される氷蓄熱空調システムであっ
て、少なくとも圧縮機、室外熱交換器、膨張機構、室内
熱交換器および過冷却器を接続してなる冷凍サイクルを
備え、前記室外機は、少なくとも前記室外熱交換器を有
し、前記氷蓄熱ユニットは、少なくとも前記過冷却器
と、この過冷却器によって過冷却状態にされた冷却液か
ら生成される氷および冷却液を蓄積するための氷蓄熱槽
とを有し、前記室内機は、少なくとも前記室内熱交換器
を有し、前記冷媒回路に弁機構が設けられ、この弁機構
の切換によって、前記室外機と前記室内機のみで空調運
転が行えるように構成されていることを特徴とする氷蓄
熱空調システムである。
および室内機から構成される氷蓄熱空調システムであっ
て、少なくとも圧縮機、室外熱交換器、膨張機構、室内
熱交換器および過冷却器を接続してなる冷凍サイクルを
備え、前記室外機は、少なくとも前記室外熱交換器を有
し、前記氷蓄熱ユニットは、少なくとも前記過冷却器
と、この過冷却器によって過冷却状態にされた冷却液か
ら生成される氷および冷却液を蓄積するための氷蓄熱槽
とを有し、前記室内機は、少なくとも前記室内熱交換器
を有し、前記冷媒回路に弁機構が設けられ、この弁機構
の切換によって、前記室外機と前記室内機のみで空調運
転が行えるように構成されていることを特徴とする氷蓄
熱空調システムである。
【0054】この第20の手段によれば、氷蓄熱ユニッ
トが故障した場合であっても、弁機構の切換によって、
室外機と室内機のみで空調運転を行うことができる。
トが故障した場合であっても、弁機構の切換によって、
室外機と室内機のみで空調運転を行うことができる。
【0055】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図23は本発明に
よる氷蓄熱装置および氷蓄熱空調システムの実施の形態
を示す図である。なお、図1乃至図23に示す本発明の
実施の形態において、図24乃至図28に示す従来例と
同一の構成部分には同一符号を付して説明する。
施の形態について説明する。図1乃至図23は本発明に
よる氷蓄熱装置および氷蓄熱空調システムの実施の形態
を示す図である。なお、図1乃至図23に示す本発明の
実施の形態において、図24乃至図28に示す従来例と
同一の構成部分には同一符号を付して説明する。
【0056】[第1の実施形態]まず、図1および図3
により本発明の第1の実施形態について説明する。図1
において、氷蓄熱装置は、圧縮機1、室外熱交換器2、
膨張弁(膨張機構)3および過冷却器4を冷媒回路5に
よって順次接続してなる冷凍サイクルを備えている。ま
た、この氷蓄熱装置は、上記過冷却器4によって過冷却
状態にされた冷却液L′から生成される氷Iおよび冷却
液Lを蓄積するための氷蓄熱槽10を備えている。な
お、冷却液L, L′としては、水または水溶液が用いら
れる。
により本発明の第1の実施形態について説明する。図1
において、氷蓄熱装置は、圧縮機1、室外熱交換器2、
膨張弁(膨張機構)3および過冷却器4を冷媒回路5に
よって順次接続してなる冷凍サイクルを備えている。ま
た、この氷蓄熱装置は、上記過冷却器4によって過冷却
状態にされた冷却液L′から生成される氷Iおよび冷却
液Lを蓄積するための氷蓄熱槽10を備えている。な
お、冷却液L, L′としては、水または水溶液が用いら
れる。
【0057】上記氷蓄熱槽10の一側には、過冷却器4
からの冷却液L′を噴出させるための噴出部14が設け
られ、氷蓄熱槽10の他側には、この噴出部14から噴
出された冷却液L′を衝突させてその過冷却状態を解除
するための過冷却解除板12が設けられている。また、
氷蓄熱槽10内の冷却液Lを上記過冷却器4へ送り込む
ための冷却液ポンプ20および冷却液回路21が設けら
れている。なお、これらの氷蓄熱槽10、噴出部14、
過冷却解除板12、冷却液ポンプ20、冷却液回路21
および過冷却器4は氷蓄熱ユニットを構成する(但し、
過冷却器4は冷凍サイクルの一部をも構成する)。
からの冷却液L′を噴出させるための噴出部14が設け
られ、氷蓄熱槽10の他側には、この噴出部14から噴
出された冷却液L′を衝突させてその過冷却状態を解除
するための過冷却解除板12が設けられている。また、
氷蓄熱槽10内の冷却液Lを上記過冷却器4へ送り込む
ための冷却液ポンプ20および冷却液回路21が設けら
れている。なお、これらの氷蓄熱槽10、噴出部14、
過冷却解除板12、冷却液ポンプ20、冷却液回路21
および過冷却器4は氷蓄熱ユニットを構成する(但し、
過冷却器4は冷凍サイクルの一部をも構成する)。
【0058】この氷蓄熱装置で製氷運転を行う場合は、
圧縮機1と冷却液ポンプ20とを稼働させる。そうする
と、圧縮機1から吐出された高温高圧の冷媒が室外熱交
換器2で凝縮され、次いで膨張弁3で減圧され、過冷却
器4で冷却液Lと熱交換して蒸発する。このとき、冷却
液ポンプ20によって過冷却器4へ送り込まれた冷却液
L(例えば0℃)は過冷却状態(例えば−2℃)まで冷
却される。
圧縮機1と冷却液ポンプ20とを稼働させる。そうする
と、圧縮機1から吐出された高温高圧の冷媒が室外熱交
換器2で凝縮され、次いで膨張弁3で減圧され、過冷却
器4で冷却液Lと熱交換して蒸発する。このとき、冷却
液ポンプ20によって過冷却器4へ送り込まれた冷却液
L(例えば0℃)は過冷却状態(例えば−2℃)まで冷
却される。
【0059】この過冷却状態まで冷却された冷却液(流
動過冷却液)L′は、氷蓄熱槽10の一側の噴出部14
から噴出され、他側の過冷却解除板12に衝突する。そ
して、この衝突の衝撃で冷却液L′の過冷却状態が解除
され、スラリー状の氷と凝固点(例えば0℃)の冷却液
Lとが生成される。そして、このような運転を続けるこ
とにより、氷蓄熱槽10内にスラリー状の氷が蓄積され
て行く。
動過冷却液)L′は、氷蓄熱槽10の一側の噴出部14
から噴出され、他側の過冷却解除板12に衝突する。そ
して、この衝突の衝撃で冷却液L′の過冷却状態が解除
され、スラリー状の氷と凝固点(例えば0℃)の冷却液
Lとが生成される。そして、このような運転を続けるこ
とにより、氷蓄熱槽10内にスラリー状の氷が蓄積され
て行く。
【0060】次に、この氷蓄熱装置は、上記圧縮機1の
回転数を制御するための制御手段Cを備えている。ま
た、過冷却器4の出口側において、冷却液L′の過冷却
度ΔT1 を検出するための冷却液温度検出器22と、冷
媒の蒸発圧力を検出するための圧力検出器6pとが設け
られている。ここで、冷却液L′の過冷却度ΔT1 と
は、過冷却器4の出口側における冷却液L′の温度と冷
却液Lの凝固点との差をいう(例えば、冷却液Lが水
(凝固点0℃)の場合で、冷却器4の出口側における冷
却液L′の温度が−2℃のときは、冷却液L′の過冷却
度ΔT1 は−2Kとなる)。
回転数を制御するための制御手段Cを備えている。ま
た、過冷却器4の出口側において、冷却液L′の過冷却
度ΔT1 を検出するための冷却液温度検出器22と、冷
媒の蒸発圧力を検出するための圧力検出器6pとが設け
られている。ここで、冷却液L′の過冷却度ΔT1 と
は、過冷却器4の出口側における冷却液L′の温度と冷
却液Lの凝固点との差をいう(例えば、冷却液Lが水
(凝固点0℃)の場合で、冷却器4の出口側における冷
却液L′の温度が−2℃のときは、冷却液L′の過冷却
度ΔT1 は−2Kとなる)。
【0061】そして、上記制御手段Cは、上記冷却液温
度検出器22の検出した冷却液L′の過冷却度ΔT1
と、上記圧力検出器6pの検出した蒸発圧力に対応する
冷媒の飽和温度Tsとに基づいて、この飽和温度Ts
が、冷却液L′の過冷却度ΔT1に応じて予め設定され
た下限値に達した場合に、圧縮機1の回転数を一時的に
低下させる制御を行う。
度検出器22の検出した冷却液L′の過冷却度ΔT1
と、上記圧力検出器6pの検出した蒸発圧力に対応する
冷媒の飽和温度Tsとに基づいて、この飽和温度Ts
が、冷却液L′の過冷却度ΔT1に応じて予め設定され
た下限値に達した場合に、圧縮機1の回転数を一時的に
低下させる制御を行う。
【0062】具体的には、例えば図3に示すように、冷
却液L′の過冷却度ΔT1 の範囲を所定の値T1 とT2
(T1 >T2)で区切って、ΔT1 ≧T1 、T1 >ΔT1
>T2、T2 ≧ΔT1 の各範囲に応じて、それぞれ上記
飽和温度Tsの下限値T3 、T4 、T5 (但し、T3 <
T4 <T5 )が設定されている。すなわち、上記の制御
に用いられる冷媒の飽和温度Tsの下限値は、冷却液
L′の過冷却度ΔT1 が低下(過冷却度ΔT1 の絶対値
が増加)するにつれて高くなるように設定されている。
なお、図3の「制御条件」においては、飽和温度Tsが
下限値T3 、T4 、T5 に達しない範囲に収まるように
制御するという意味で「Ts>T3 」等の表現が用いら
れている。
却液L′の過冷却度ΔT1 の範囲を所定の値T1 とT2
(T1 >T2)で区切って、ΔT1 ≧T1 、T1 >ΔT1
>T2、T2 ≧ΔT1 の各範囲に応じて、それぞれ上記
飽和温度Tsの下限値T3 、T4 、T5 (但し、T3 <
T4 <T5 )が設定されている。すなわち、上記の制御
に用いられる冷媒の飽和温度Tsの下限値は、冷却液
L′の過冷却度ΔT1 が低下(過冷却度ΔT1 の絶対値
が増加)するにつれて高くなるように設定されている。
なお、図3の「制御条件」においては、飽和温度Tsが
下限値T3 、T4 、T5 に達しない範囲に収まるように
制御するという意味で「Ts>T3 」等の表現が用いら
れている。
【0063】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、圧
縮機1の回転数を一時的に低下させることで冷媒の飽和
温度Ts(蒸発圧力)を上げることができるので、製氷
運転時において、上記のような制御を行うことにより、
冷却液L′の過冷却度ΔT1 に応じて必要以上に冷媒の
飽和温度Ts(蒸発圧力)を下げないようにして、過冷
却器4内での冷却液L′の凍結を防止することができ
る。
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、圧
縮機1の回転数を一時的に低下させることで冷媒の飽和
温度Ts(蒸発圧力)を上げることができるので、製氷
運転時において、上記のような制御を行うことにより、
冷却液L′の過冷却度ΔT1 に応じて必要以上に冷媒の
飽和温度Ts(蒸発圧力)を下げないようにして、過冷
却器4内での冷却液L′の凍結を防止することができ
る。
【0064】また、本実施形態では、上記の制御に用い
られる冷媒の飽和温度Tsの下限値が、冷却液L′の過
冷却度ΔT1 が低下するにつれて高くなるように設定さ
れているので、過冷却度ΔT1 が低くて冷却液L′が不
安定な状態の時ほど飽和温度Ts(蒸発圧力)を高く保
つとともに、過冷却度ΔT1 自体を必要以上に低下しな
いように制御することができる。このため、過冷却器4
において、凍結を未然に回避しながら、安定して連続的
に過冷却状態の冷却液L′を生成することができる。
られる冷媒の飽和温度Tsの下限値が、冷却液L′の過
冷却度ΔT1 が低下するにつれて高くなるように設定さ
れているので、過冷却度ΔT1 が低くて冷却液L′が不
安定な状態の時ほど飽和温度Ts(蒸発圧力)を高く保
つとともに、過冷却度ΔT1 自体を必要以上に低下しな
いように制御することができる。このため、過冷却器4
において、凍結を未然に回避しながら、安定して連続的
に過冷却状態の冷却液L′を生成することができる。
【0065】また、本実施形態における制御は、外気温
の急激な変化や雨の降り出し、または風の強い場合のよ
うに、圧縮機1の吸込圧力が急激に低下する場合にも有
効である。
の急激な変化や雨の降り出し、または風の強い場合のよ
うに、圧縮機1の吸込圧力が急激に低下する場合にも有
効である。
【0066】[第2の実施形態]次に、図2および図3
により本発明の第2の実施形態について説明する。図2
に示すように、本実施形態は、冷凍サイクルの膨張機構
として電動調節弁3aを備え、制御手段C1が更に電動
調節弁3aの開度を制御する点で上記第1の実施形態と
異なり、その他の構成は図1に示す上記第1の実施形態
と同様である。
により本発明の第2の実施形態について説明する。図2
に示すように、本実施形態は、冷凍サイクルの膨張機構
として電動調節弁3aを備え、制御手段C1が更に電動
調節弁3aの開度を制御する点で上記第1の実施形態と
異なり、その他の構成は図1に示す上記第1の実施形態
と同様である。
【0067】すなわち、本実施形態においては、制御手
段C1は、上記冷却液温度検出器22の検出した冷却液
の過冷却度ΔT1 と、上記圧力検出器6pの検出した蒸
発圧力に対応する冷媒の飽和温度Tsとに基づいて、こ
の飽和温度Tsが、冷却液L′の過冷却度ΔT1 に応じ
て予め設定された下限値に達した場合に、電動調節弁3
aの開度を一時的に大きくする制御を行う。この場合、
具体的な制御は、上記第1の実施形態の場合と同様、例
えば図3に示すような設定により行われる。
段C1は、上記冷却液温度検出器22の検出した冷却液
の過冷却度ΔT1 と、上記圧力検出器6pの検出した蒸
発圧力に対応する冷媒の飽和温度Tsとに基づいて、こ
の飽和温度Tsが、冷却液L′の過冷却度ΔT1 に応じ
て予め設定された下限値に達した場合に、電動調節弁3
aの開度を一時的に大きくする制御を行う。この場合、
具体的な制御は、上記第1の実施形態の場合と同様、例
えば図3に示すような設定により行われる。
【0068】なお、上記の制御において、電動調節弁3
aの開度の変化量は一定量とするほか、冷却液L′の過
冷却度ΔT1 や冷媒の飽和温度Ts(蒸発圧力)に応じ
て変化させるようにしてもよい。
aの開度の変化量は一定量とするほか、冷却液L′の過
冷却度ΔT1 や冷媒の飽和温度Ts(蒸発圧力)に応じ
て変化させるようにしてもよい。
【0069】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、電
動調節弁3aの開度を一時的に大きくすることで冷媒の
飽和温度Ts(蒸発圧力)を上げることができるので、
製氷運転時において、上記のような制御を行うことによ
り、上記第1の実施形態と同様の作用効果を奏すること
ができる。
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、電
動調節弁3aの開度を一時的に大きくすることで冷媒の
飽和温度Ts(蒸発圧力)を上げることができるので、
製氷運転時において、上記のような制御を行うことによ
り、上記第1の実施形態と同様の作用効果を奏すること
ができる。
【0070】また、本実施形態においては、上述した電
動調節弁3aの開度制御だけでなく、上記第1の実施形
態における圧縮機1の回転数制御をも組み合わせて、状
況に応じていずれか、または両方の制御を行うようにし
てもよい。
動調節弁3aの開度制御だけでなく、上記第1の実施形
態における圧縮機1の回転数制御をも組み合わせて、状
況に応じていずれか、または両方の制御を行うようにし
てもよい。
【0071】[第3の実施形態]次に、図4および図5
により本発明の第3の実施形態について説明する。図4
に示すように、本実施形態は、過冷却器4の出口側にお
ける冷媒温度を検出するための冷媒温度検出器6tが設
けられ、制御手段C2が、上記冷媒の飽和温度Ts、お
よびこの飽和温度Tsと冷媒温度検出器6tの検出した
冷媒温度との差である過熱度ΔT2 に基づいて圧縮機1
の回転数または電動調節弁3aの開度を制御する点で上
記第2の実施形態と異なり、その他の構成は図2に示す
上記第2の実施形態と同様である。
により本発明の第3の実施形態について説明する。図4
に示すように、本実施形態は、過冷却器4の出口側にお
ける冷媒温度を検出するための冷媒温度検出器6tが設
けられ、制御手段C2が、上記冷媒の飽和温度Ts、お
よびこの飽和温度Tsと冷媒温度検出器6tの検出した
冷媒温度との差である過熱度ΔT2 に基づいて圧縮機1
の回転数または電動調節弁3aの開度を制御する点で上
記第2の実施形態と異なり、その他の構成は図2に示す
上記第2の実施形態と同様である。
【0072】具体的には、制御手段C2は、図5に示す
ように、上記冷媒の過熱度ΔT2 が所定の上限値aに達
し(S1)且つ冷媒の飽和温度Tsが図3に示すような
予め設定された下限値に達した場合に、圧縮機1の回転
数を一時的に低下させるか、又は電動調節弁3aの開度
を一時的に大きくする(S2)ような制御を行う。
ように、上記冷媒の過熱度ΔT2 が所定の上限値aに達
し(S1)且つ冷媒の飽和温度Tsが図3に示すような
予め設定された下限値に達した場合に、圧縮機1の回転
数を一時的に低下させるか、又は電動調節弁3aの開度
を一時的に大きくする(S2)ような制御を行う。
【0073】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、過
冷却器4において冷媒の過熱度ΔT2 の増大によって冷
却液L′が過冷却状態に置かれる領域が大きくなり過ぎ
るような状態を回避して、冷却液L′の冷却がなるべく
過冷却器4の出口付近で終了するように制御することが
できる。このため、過冷却器4内での冷却液L′の凍結
の可能性を低くすることができる。
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、過
冷却器4において冷媒の過熱度ΔT2 の増大によって冷
却液L′が過冷却状態に置かれる領域が大きくなり過ぎ
るような状態を回避して、冷却液L′の冷却がなるべく
過冷却器4の出口付近で終了するように制御することが
できる。このため、過冷却器4内での冷却液L′の凍結
の可能性を低くすることができる。
【0074】なお、図6に示すように、上述したような
制御の基準として、上記冷媒の過熱度ΔT2 自体に代え
て、過熱度ΔT2 の時間変化率(単位時間当たりの増加
量)を用い、過熱度ΔT2 の時間変化率が所定の上限値
bに達し且つ冷媒の飽和温度Tsが上記下限値に達した
場合(S3)に、圧縮機1の回転数を一時的に低下させ
るか、又は電動調節弁3aの開度を一時的に大きくする
(S4)ような制御を行うようにしても、同様の作用効
果を奏することができる。
制御の基準として、上記冷媒の過熱度ΔT2 自体に代え
て、過熱度ΔT2 の時間変化率(単位時間当たりの増加
量)を用い、過熱度ΔT2 の時間変化率が所定の上限値
bに達し且つ冷媒の飽和温度Tsが上記下限値に達した
場合(S3)に、圧縮機1の回転数を一時的に低下させ
るか、又は電動調節弁3aの開度を一時的に大きくする
(S4)ような制御を行うようにしても、同様の作用効
果を奏することができる。
【0075】[第4の実施形態]次に、図7により本発
明の第4の実施形態について説明する。図7に示すよう
に、本実施形態は、上記第1乃至第3の実施形態の制御
において、過冷却器4における冷却液の凍結頻度Ffが
所定の上限値cに達した場合に、上記冷媒の飽和温度T
sの下限値L1(図3におけるT3 、T4 、T5 に対応
する値)を変更するように構成されている点で、上記第
1乃至第3の実施形態と異なり、その他の構成は図1乃
至図6に示す上記第1乃至第3の実施形態のいずれかと
同様である。
明の第4の実施形態について説明する。図7に示すよう
に、本実施形態は、上記第1乃至第3の実施形態の制御
において、過冷却器4における冷却液の凍結頻度Ffが
所定の上限値cに達した場合に、上記冷媒の飽和温度T
sの下限値L1(図3におけるT3 、T4 、T5 に対応
する値)を変更するように構成されている点で、上記第
1乃至第3の実施形態と異なり、その他の構成は図1乃
至図6に示す上記第1乃至第3の実施形態のいずれかと
同様である。
【0076】具体的には、例えば図7に示すように、製
氷運転開始時の飽和温度Tsの下限値を初期値L1と設
定し(このときn=0とする)(S5)、その後、過冷
却器4における冷却液の凍結頻度Ffが所定の上限値c
を超えた場合(S6)、n=n+1とし(S7)、飽和
温度Tsの下限値をL1=L1+n×ΔSに増加させる
(S8)。すなわち、凍結頻度Ffが所定の上限値cを
下回るまで、飽和温度Tsの下限値L1を初期値から1
ステップΔSずつ増加させて行くような制御を行う。
氷運転開始時の飽和温度Tsの下限値を初期値L1と設
定し(このときn=0とする)(S5)、その後、過冷
却器4における冷却液の凍結頻度Ffが所定の上限値c
を超えた場合(S6)、n=n+1とし(S7)、飽和
温度Tsの下限値をL1=L1+n×ΔSに増加させる
(S8)。すなわち、凍結頻度Ffが所定の上限値cを
下回るまで、飽和温度Tsの下限値L1を初期値から1
ステップΔSずつ増加させて行くような制御を行う。
【0077】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、上
記第1乃至第3の実施形態の制御において、冷媒の飽和
温度Tsの下限値L1を、過冷却器4における冷却液の
凍結頻度Ffが所定の上限値c以下となるように調節す
ることができるので、上記第1乃至第3の実施形態の制
御による凍結防止効果を向上させることができる。ま
た、装置毎の圧力検出器6pの検出誤差のばらつきに起
因する凍結の発生を抑制することができる。
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、上
記第1乃至第3の実施形態の制御において、冷媒の飽和
温度Tsの下限値L1を、過冷却器4における冷却液の
凍結頻度Ffが所定の上限値c以下となるように調節す
ることができるので、上記第1乃至第3の実施形態の制
御による凍結防止効果を向上させることができる。ま
た、装置毎の圧力検出器6pの検出誤差のばらつきに起
因する凍結の発生を抑制することができる。
【0078】[第5の実施形態]次に、図8および図9
により本発明の第5の実施形態について説明する。図8
および図9に示すように、本実施形態は、冷凍サイクル
において上記過冷却器4をバイパスし開閉弁7vを有す
るバイパス回路7が設けられ、制御手段C3が、上記冷
媒の飽和温度Tsが下限値L1に達した場合に、上記バ
イパス回路7の開閉弁7vを一時的に開くように構成さ
れている点で上記第1又は第2の実施形態と異なり、そ
の他の構成は、上記第1又は第2の実施形態と同様であ
る。
により本発明の第5の実施形態について説明する。図8
および図9に示すように、本実施形態は、冷凍サイクル
において上記過冷却器4をバイパスし開閉弁7vを有す
るバイパス回路7が設けられ、制御手段C3が、上記冷
媒の飽和温度Tsが下限値L1に達した場合に、上記バ
イパス回路7の開閉弁7vを一時的に開くように構成さ
れている点で上記第1又は第2の実施形態と異なり、そ
の他の構成は、上記第1又は第2の実施形態と同様であ
る。
【0079】具体的には、図9に示すように、冷媒の飽
和温度Tsが、(上記過冷却度ΔT1 に応じて設定され
た)下限値L1に達した場合(S9)、上記バイパス回
路7の開閉弁7vを一定時間だけ開き(S10)、飽和
温度Tsが下限値L1を上回るまでこれ(S9→S10
→S9)が繰り返される。
和温度Tsが、(上記過冷却度ΔT1 に応じて設定され
た)下限値L1に達した場合(S9)、上記バイパス回
路7の開閉弁7vを一定時間だけ開き(S10)、飽和
温度Tsが下限値L1を上回るまでこれ(S9→S10
→S9)が繰り返される。
【0080】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、バ
イパス回路7の開閉弁7vを一定時間だけ開くことで過
冷却器4への冷媒の流量を一時的に減少させ、冷媒の飽
和温度Ts(蒸発圧力)を上昇させることができる。そ
して、飽和温度Tsが下限値L1を上回るまでこれを繰
り返すことにより、過冷却器4内での冷却液の凍結を防
ぐことができる。なお、本実施形態は、例えば突風等の
予測できない外乱による冷媒の蒸発圧力の急激な低下時
に凍結を防ぐ上で、特に有効である。
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、バ
イパス回路7の開閉弁7vを一定時間だけ開くことで過
冷却器4への冷媒の流量を一時的に減少させ、冷媒の飽
和温度Ts(蒸発圧力)を上昇させることができる。そ
して、飽和温度Tsが下限値L1を上回るまでこれを繰
り返すことにより、過冷却器4内での冷却液の凍結を防
ぐことができる。なお、本実施形態は、例えば突風等の
予測できない外乱による冷媒の蒸発圧力の急激な低下時
に凍結を防ぐ上で、特に有効である。
【0081】[第6の実施形態]次に、図10および図
11により本発明の第6の実施形態について説明する。
図10に示すように、本実施形態は、冷凍サイクルに四
方弁8、冷媒流量調整弁9、および過冷却器4の液側
(膨張弁3側)における冷媒温度を検出するための液側
冷媒温度検出器6t′が設けられるとともに、制御手段
(図示せず)が、四方弁8による冷凍サイクルの冷房又
は製氷運転と暖房運転との切換および冷却液ポンプ20
の運転を制御するように構成されている点で上記第1の
実施形態と異なり、その他の構成は、図1に示す上記第
1の実施形態と同様である。なお、図10において、実
線の矢印は冷房又は製氷運転時の冷媒流れ方向を示し、
破線の矢印は暖房運転(凍結解除運転)時の冷媒流れ方
向を示している。
11により本発明の第6の実施形態について説明する。
図10に示すように、本実施形態は、冷凍サイクルに四
方弁8、冷媒流量調整弁9、および過冷却器4の液側
(膨張弁3側)における冷媒温度を検出するための液側
冷媒温度検出器6t′が設けられるとともに、制御手段
(図示せず)が、四方弁8による冷凍サイクルの冷房又
は製氷運転と暖房運転との切換および冷却液ポンプ20
の運転を制御するように構成されている点で上記第1の
実施形態と異なり、その他の構成は、図1に示す上記第
1の実施形態と同様である。なお、図10において、実
線の矢印は冷房又は製氷運転時の冷媒流れ方向を示し、
破線の矢印は暖房運転(凍結解除運転)時の冷媒流れ方
向を示している。
【0082】具体的には、上記制御手段は、過冷却器4
内に冷却液L′の凍結が生じた場合に、一時的に、冷凍
サイクルが暖房運転となるよう四方弁8を切り換えると
ともに冷却液ポンプ20の運転を停止させる(圧縮機1
は停止させない)凍結解除運転を行う。すなわち、図1
1に示すように、製氷運転時に過冷却器の凍結を検知し
た場合(S20)、上記凍結解除運転を行うことによ
り、室外熱交換器2を蒸発器として圧縮機1からのホッ
トガスによって過冷却器4内を加熱する(S21)。な
お、このとき、膨張弁3は開とし、流量調整弁9により
冷媒の減圧を行うようにする。
内に冷却液L′の凍結が生じた場合に、一時的に、冷凍
サイクルが暖房運転となるよう四方弁8を切り換えると
ともに冷却液ポンプ20の運転を停止させる(圧縮機1
は停止させない)凍結解除運転を行う。すなわち、図1
1に示すように、製氷運転時に過冷却器の凍結を検知し
た場合(S20)、上記凍結解除運転を行うことによ
り、室外熱交換器2を蒸発器として圧縮機1からのホッ
トガスによって過冷却器4内を加熱する(S21)。な
お、このとき、膨張弁3は開とし、流量調整弁9により
冷媒の減圧を行うようにする。
【0083】そして、このような凍結解除運転の実行中
に、上記液側冷媒温度検出器6t′の検出した冷媒温度
TLが所定の設定値B1を超えた場合(S22)、過冷
却器4内の加熱が十分に行われ凍結が解除されたと判断
し、四方弁8によって冷凍サイクルを製氷運転に切り換
えるとともに冷却液ポンプ20を稼働させ、製氷運転に
復帰する(S23)。
に、上記液側冷媒温度検出器6t′の検出した冷媒温度
TLが所定の設定値B1を超えた場合(S22)、過冷
却器4内の加熱が十分に行われ凍結が解除されたと判断
し、四方弁8によって冷凍サイクルを製氷運転に切り換
えるとともに冷却液ポンプ20を稼働させ、製氷運転に
復帰する(S23)。
【0084】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、冷
凍サイクルが暖房運転となるよう四方弁8を切り換える
とともに冷却液ポンプ20の運転を停止させることによ
り、圧縮機1を停止させることなく凍結解除運転を行え
るようにしたので、従来の冷凍機を一時停止させたり過
冷却器を複数用いたりする装置に比べ、構成が簡単で、
且つ凍結解除から製氷運転への復帰を迅速に行うことが
できる。
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、冷
凍サイクルが暖房運転となるよう四方弁8を切り換える
とともに冷却液ポンプ20の運転を停止させることによ
り、圧縮機1を停止させることなく凍結解除運転を行え
るようにしたので、従来の冷凍機を一時停止させたり過
冷却器を複数用いたりする装置に比べ、構成が簡単で、
且つ凍結解除から製氷運転への復帰を迅速に行うことが
できる。
【0085】なお、上述した製氷運転への復帰時(S2
3)において、膨張弁3の開度を凍結検知時(S20)
における開度より若干大きめに制御することにより、製
氷運転復帰から実際の製氷が開始されるまでの時間をよ
り短縮することができる。また、四方弁8の切り換え時
には、圧縮機1の回転数をある程度低下させてから切り
換えることにより、その切り換えの抵抗を軽減させるこ
とができる。
3)において、膨張弁3の開度を凍結検知時(S20)
における開度より若干大きめに制御することにより、製
氷運転復帰から実際の製氷が開始されるまでの時間をよ
り短縮することができる。また、四方弁8の切り換え時
には、圧縮機1の回転数をある程度低下させてから切り
換えることにより、その切り換えの抵抗を軽減させるこ
とができる。
【0086】[第7の実施形態]次に、図10及び図1
2により本発明の第7の実施形態について説明する。図
12に示すように、本実施形態は、上記制御手段が、上
記凍結解除運転を行う際、冷却液ポンプ20を一時的に
運転させるようにした点で上記第6の実施形態と異な
り、その他の構成は図10および図11に示す上記第6
の実施形態と同様である。
2により本発明の第7の実施形態について説明する。図
12に示すように、本実施形態は、上記制御手段が、上
記凍結解除運転を行う際、冷却液ポンプ20を一時的に
運転させるようにした点で上記第6の実施形態と異な
り、その他の構成は図10および図11に示す上記第6
の実施形態と同様である。
【0087】具体的には、図12に示すように、製氷運
転時に過冷却器4の凍結を検知した場合(S24)、一
時的に、冷凍サイクルが暖房運転となるよう四方弁8を
切り換えるとともに冷却液ポンプ20の運転を停止させ
る(S21)ことにより、ホットガスによる凍結解除運
転を行うところまでは、図11に示す上記第6の実施形
態と同様である。
転時に過冷却器4の凍結を検知した場合(S24)、一
時的に、冷凍サイクルが暖房運転となるよう四方弁8を
切り換えるとともに冷却液ポンプ20の運転を停止させ
る(S21)ことにより、ホットガスによる凍結解除運
転を行うところまでは、図11に示す上記第6の実施形
態と同様である。
【0088】本実施形態においては、このようなホット
ガスによる凍結解除運転の実行中に、上記液側冷媒温度
検出器6t′の検出した冷媒温度TLが所定の設定値B
2を超えた場合(S26)、冷却液ポンプ20を一定時
間(N秒間)だけ運転させる(S27)。そして、この
冷却液ポンプ20の運転後、一時的に過冷却器4内の冷
媒温度が低下するが、引き続きホットガスによる過冷却
器4内の加熱が行われているため、再び上記冷媒温度T
Lが上昇する。そして、冷媒温度TLが上昇して所定の
設定値B2を超えた場合(S28)、四方弁8によって
冷凍サイクルを製氷運転に切り換えるとともに冷却液ポ
ンプ20を稼働させ、製氷運転に復帰する(S29)。
ガスによる凍結解除運転の実行中に、上記液側冷媒温度
検出器6t′の検出した冷媒温度TLが所定の設定値B
2を超えた場合(S26)、冷却液ポンプ20を一定時
間(N秒間)だけ運転させる(S27)。そして、この
冷却液ポンプ20の運転後、一時的に過冷却器4内の冷
媒温度が低下するが、引き続きホットガスによる過冷却
器4内の加熱が行われているため、再び上記冷媒温度T
Lが上昇する。そして、冷媒温度TLが上昇して所定の
設定値B2を超えた場合(S28)、四方弁8によって
冷凍サイクルを製氷運転に切り換えるとともに冷却液ポ
ンプ20を稼働させ、製氷運転に復帰する(S29)。
【0089】なお、本実施例において、凍結解除運転か
ら製氷運転に復帰する条件の基準として、液側冷媒温度
検出器6t′の検出した冷媒温度TLの値を用いたが、
これに代えて、過冷却器4入口または噴出部14におけ
る冷却液温度を検出して、この冷却液温度が所定の設定
値を超えた場合に、凍結解除運転から製氷運転に復帰さ
せるようにしてもよい。また、凍結解除運転中に冷却液
ポンプ20の運転を1回だけ行う場合について説明した
が、これを複数回行うようにしてもよい。
ら製氷運転に復帰する条件の基準として、液側冷媒温度
検出器6t′の検出した冷媒温度TLの値を用いたが、
これに代えて、過冷却器4入口または噴出部14におけ
る冷却液温度を検出して、この冷却液温度が所定の設定
値を超えた場合に、凍結解除運転から製氷運転に復帰さ
せるようにしてもよい。また、凍結解除運転中に冷却液
ポンプ20の運転を1回だけ行う場合について説明した
が、これを複数回行うようにしてもよい。
【0090】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、上
記第6の実施形態において、凍結解除運転中に冷却液ポ
ンプ20の運転を行うことにより、過冷却器4内でホッ
トガスによって加熱された冷却液を過冷却器4から噴出
部14へ流して、過冷却器4から噴出部14までの氷核
を完全に除去することができる。このため、凍結解除か
ら製氷運転への復帰した際に、凍結の影響を完全に除去
した状態で製氷運転を行うことができる。
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、上
記第6の実施形態において、凍結解除運転中に冷却液ポ
ンプ20の運転を行うことにより、過冷却器4内でホッ
トガスによって加熱された冷却液を過冷却器4から噴出
部14へ流して、過冷却器4から噴出部14までの氷核
を完全に除去することができる。このため、凍結解除か
ら製氷運転への復帰した際に、凍結の影響を完全に除去
した状態で製氷運転を行うことができる。
【0091】[第8の実施形態]次に、図13および図
14により本発明の第8の実施形態について説明する。
本実施形態は、図14のタイムチャートに示すような製
氷運転と凍結解除運転との切り換えを行うように構成さ
れている点で上記第6又は第7の実施形態と異なり、そ
の他の構成は図10乃至図12に示す上記第6又は第7
の実施形態と同様である。
14により本発明の第8の実施形態について説明する。
本実施形態は、図14のタイムチャートに示すような製
氷運転と凍結解除運転との切り換えを行うように構成さ
れている点で上記第6又は第7の実施形態と異なり、そ
の他の構成は図10乃至図12に示す上記第6又は第7
の実施形態と同様である。
【0092】ここで、図13には、氷蓄熱槽10内の氷
Iの生成過程が段階毎に示されている。図13におい
て、生成されるスラリー状の氷Iは、製氷初期では浮力
によって冷却液Lの液面上に浮遊しているが(STEP
−A)、上方からの堆積により、徐々に冷却液Lの液面
下にも堆積して行くようになる(STEP−B)。さら
に製氷運転を続けて行くと、液面下の充填スペースが無
くなり、液面上にも氷Iが堆積して行くようになる(S
TEP−C)。そして、このまま製氷運転を続けると、
氷Iが噴出部14付近まで堆積し(STEP−D)、最
後には氷蓄熱槽10の許容量を超えた氷Iによって噴出
部14が閉塞されてしまう。
Iの生成過程が段階毎に示されている。図13におい
て、生成されるスラリー状の氷Iは、製氷初期では浮力
によって冷却液Lの液面上に浮遊しているが(STEP
−A)、上方からの堆積により、徐々に冷却液Lの液面
下にも堆積して行くようになる(STEP−B)。さら
に製氷運転を続けて行くと、液面下の充填スペースが無
くなり、液面上にも氷Iが堆積して行くようになる(S
TEP−C)。そして、このまま製氷運転を続けると、
氷Iが噴出部14付近まで堆積し(STEP−D)、最
後には氷蓄熱槽10の許容量を超えた氷Iによって噴出
部14が閉塞されてしまう。
【0093】そこで、本実施形態は、図14に示すよう
に、製氷運転中に過冷却器4の凍結を検知した場合(S
31)、上記第6又は第7の実施形態で述べたような凍
結解除運転を行ってから(S32)、製氷運転に復帰す
る(S33)。そして、製氷運転に復帰した後、再度凍
結が検知された場合(S34)に、前回の凍結検知(S
31)からの経過時間t1が所定の設定値tm以下であ
ったときは、図13のSTEP−Dのように氷Iが噴出
部14付近まで堆積しているものと判断し、製氷解除運
転を行って(S35)製氷運転を終了する。
に、製氷運転中に過冷却器4の凍結を検知した場合(S
31)、上記第6又は第7の実施形態で述べたような凍
結解除運転を行ってから(S32)、製氷運転に復帰す
る(S33)。そして、製氷運転に復帰した後、再度凍
結が検知された場合(S34)に、前回の凍結検知(S
31)からの経過時間t1が所定の設定値tm以下であ
ったときは、図13のSTEP−Dのように氷Iが噴出
部14付近まで堆積しているものと判断し、製氷解除運
転を行って(S35)製氷運転を終了する。
【0094】なお、2回の凍結検知(S31, S34)
の時間間隔を基準として製氷運転を終了する場合につい
て説明したが、図14に破線で示すように、3回以上の
凍結検知の時間間隔を基準として製氷運転を終了させる
ようにしてもよい。
の時間間隔を基準として製氷運転を終了する場合につい
て説明したが、図14に破線で示すように、3回以上の
凍結検知の時間間隔を基準として製氷運転を終了させる
ようにしてもよい。
【0095】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、氷
蓄熱槽10内の生成量の把握が難しいスラリー状の氷I
による装置においても、上記のような制御によって、氷
蓄熱槽10の許容量を超えた氷Iによって噴出部14が
閉塞される前に製氷運転を終了して、安全且つ確実な運
用を確保することができる。
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、氷
蓄熱槽10内の生成量の把握が難しいスラリー状の氷I
による装置においても、上記のような制御によって、氷
蓄熱槽10の許容量を超えた氷Iによって噴出部14が
閉塞される前に製氷運転を終了して、安全且つ確実な運
用を確保することができる。
【0096】[第9の実施形態]次に、図15および図
16により本発明の第9の実施形態について説明する。
本実施形態は、図15および図16に示すように、氷蓄
熱槽10内に氷量検知用のフラッパスイッチ(氷量検知
手段)24が設けられ、このフラッパスイッチ24が氷
蓄熱槽10内の氷Iの体積が所定の許容量に達したこと
を検知した場合に、製氷運転を終了するように構成され
ている点で上記第1乃至第7の実施形態と異なり、その
他の構成は図1乃至図12に示す上記第1乃至第7の実
施形態のいずれかと同様である。
16により本発明の第9の実施形態について説明する。
本実施形態は、図15および図16に示すように、氷蓄
熱槽10内に氷量検知用のフラッパスイッチ(氷量検知
手段)24が設けられ、このフラッパスイッチ24が氷
蓄熱槽10内の氷Iの体積が所定の許容量に達したこと
を検知した場合に、製氷運転を終了するように構成され
ている点で上記第1乃至第7の実施形態と異なり、その
他の構成は図1乃至図12に示す上記第1乃至第7の実
施形態のいずれかと同様である。
【0097】上記フラッパスイッチ24は、図15に示
すように、氷蓄熱槽10の一側面において、氷蓄熱槽1
0内の冷却液Lの液面と噴出部14との間に設けられて
いる。このフラッパスイッチ24は、図16に示すよう
に、フラッパ部24aと接点部24bとを有している。
そして、フラッパ部24aは、通常は氷蓄熱槽10内に
略水平に突出した姿勢を保つが(図16(a))、氷蓄
熱槽10内の氷Iが噴出部14付近まで堆積してくる
と、この氷Iに押されて上方の接点部24b側へ揺動
し、最終的に接点部24bに接触してフラッパスイッチ
24をONにする(図16(b))ようになっている。
すように、氷蓄熱槽10の一側面において、氷蓄熱槽1
0内の冷却液Lの液面と噴出部14との間に設けられて
いる。このフラッパスイッチ24は、図16に示すよう
に、フラッパ部24aと接点部24bとを有している。
そして、フラッパ部24aは、通常は氷蓄熱槽10内に
略水平に突出した姿勢を保つが(図16(a))、氷蓄
熱槽10内の氷Iが噴出部14付近まで堆積してくる
と、この氷Iに押されて上方の接点部24b側へ揺動
し、最終的に接点部24bに接触してフラッパスイッチ
24をONにする(図16(b))ようになっている。
【0098】そして、本実施形態の氷蓄熱装置は、フラ
ッパスイッチ24がONになった場合、氷蓄熱槽10内
の氷Iの体積が所定の許容量に達したと判断し、製氷運
転を中止するように構成されている。なお、フラッパス
イッチ24が氷蓄熱槽10の一側面に設置された場合に
ついて説明したが、同様のフラッパスイッチ24を氷蓄
熱槽10の天井から下方へ向けて設置してもよい。
ッパスイッチ24がONになった場合、氷蓄熱槽10内
の氷Iの体積が所定の許容量に達したと判断し、製氷運
転を中止するように構成されている。なお、フラッパス
イッチ24が氷蓄熱槽10の一側面に設置された場合に
ついて説明したが、同様のフラッパスイッチ24を氷蓄
熱槽10の天井から下方へ向けて設置してもよい。
【0099】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、氷
蓄熱槽10内の生成量の把握が難しいスラリー状の氷I
による装置においても、上記のようなフラッパスイッチ
24による氷量検知によって、氷蓄熱槽10の許容量を
超えた氷Iによって噴出部14が閉塞される前に製氷運
転を終了して、安全且つ確実な運用を確保することがで
きる。
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、氷
蓄熱槽10内の生成量の把握が難しいスラリー状の氷I
による装置においても、上記のようなフラッパスイッチ
24による氷量検知によって、氷蓄熱槽10の許容量を
超えた氷Iによって噴出部14が閉塞される前に製氷運
転を終了して、安全且つ確実な運用を確保することがで
きる。
【0100】[第10の実施形態]次に、図17および
図18により本発明の第10の実施形態について説明す
る。本実施形態は、図17および図18に示すように、
上記第9の実施形態のフラッパスイッチ24に代えて氷
量検知部(氷量検知手段)26を設けたものであり、そ
の他の構成は上記第9の実施形態と同様である。
図18により本発明の第10の実施形態について説明す
る。本実施形態は、図17および図18に示すように、
上記第9の実施形態のフラッパスイッチ24に代えて氷
量検知部(氷量検知手段)26を設けたものであり、そ
の他の構成は上記第9の実施形態と同様である。
【0101】図17および図18において、上記氷量検
知部26は、氷蓄熱槽10の一側面において冷却液Lの
液面と噴出部14との間から外方へ突出する導入管26
aを有している。また、氷量検知手段26は、導入管2
6aの先端部の下方に配置された受け皿26bと、この
受け皿26b内に挿入された温度センサ26cとを有し
ている。
知部26は、氷蓄熱槽10の一側面において冷却液Lの
液面と噴出部14との間から外方へ突出する導入管26
aを有している。また、氷量検知手段26は、導入管2
6aの先端部の下方に配置された受け皿26bと、この
受け皿26b内に挿入された温度センサ26cとを有し
ている。
【0102】図18に示すように、氷蓄熱槽10内の氷
Iが噴出部14付近まで堆積して導入管26aの高さま
で達すると、氷Iから溶出した氷水状の冷却液L″が導
入管26a内に流入し、導入管26aの先端部から受け
皿26b内に落下する。上記温度センサ26cは、通常
は周囲の気温を検知しているが、受け皿26b内に落下
する冷却液L″に接触するとその温度を検知する。そし
て、本実施形態の氷蓄熱装置は、温度センサ26cが冷
却液L″の温度を検知した場合、氷蓄熱槽10内の氷I
の体積が所定の許容量に達したと判断し、製氷運転を中
止するように構成されている。
Iが噴出部14付近まで堆積して導入管26aの高さま
で達すると、氷Iから溶出した氷水状の冷却液L″が導
入管26a内に流入し、導入管26aの先端部から受け
皿26b内に落下する。上記温度センサ26cは、通常
は周囲の気温を検知しているが、受け皿26b内に落下
する冷却液L″に接触するとその温度を検知する。そし
て、本実施形態の氷蓄熱装置は、温度センサ26cが冷
却液L″の温度を検知した場合、氷蓄熱槽10内の氷I
の体積が所定の許容量に達したと判断し、製氷運転を中
止するように構成されている。
【0103】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、氷
蓄熱槽10内の生成量の把握が難しいスラリー状の氷I
による装置においても、上記のような氷量検知手段26
による氷量検知によって、氷蓄熱槽10の許容量を超え
た氷Iによって噴出部14が閉塞される前に製氷運転を
終了して、安全且つ確実な運用を確保することができ
る。
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、氷
蓄熱槽10内の生成量の把握が難しいスラリー状の氷I
による装置においても、上記のような氷量検知手段26
による氷量検知によって、氷蓄熱槽10の許容量を超え
た氷Iによって噴出部14が閉塞される前に製氷運転を
終了して、安全且つ確実な運用を確保することができ
る。
【0104】なお、以上の第9および第10の実施形態
において、氷蓄熱槽10の一側面に設けられた噴出部1
4から冷却液L′を略水平に噴出させる構成の氷蓄熱装
置について説明したが、冷却液L′を上方から噴出させ
る構成の場合であっても同様の効果を得ることができ
る。
において、氷蓄熱槽10の一側面に設けられた噴出部1
4から冷却液L′を略水平に噴出させる構成の氷蓄熱装
置について説明したが、冷却液L′を上方から噴出させ
る構成の場合であっても同様の効果を得ることができ
る。
【0105】[第11の実施形態]次に、図19乃至図
21により本発明の第11の実施形態について説明す
る。本実施形態は、氷蓄熱槽10に代えて図19に示す
ような氷蓄熱槽10′を備えた点で上記第1乃至第7の
実施形態と異なり、その他の構成は図1乃至12に示す
上記第1乃至第7の実施形態のいずれかと略同様であ
る。
21により本発明の第11の実施形態について説明す
る。本実施形態は、氷蓄熱槽10に代えて図19に示す
ような氷蓄熱槽10′を備えた点で上記第1乃至第7の
実施形態と異なり、その他の構成は図1乃至12に示す
上記第1乃至第7の実施形態のいずれかと略同様であ
る。
【0106】図19および図20に示すように、上記氷
蓄熱槽10′は、その一側面10aの上部外側に上記過
冷却器4が設けられ、この過冷却器4の上部から一側面
10aを貫通して上記噴出部(噴出ノズル)14が内部
へ延びている。なお、この噴出部14の一側面10aに
おける貫通部分は、シール材15によってシールされて
いる。
蓄熱槽10′は、その一側面10aの上部外側に上記過
冷却器4が設けられ、この過冷却器4の上部から一側面
10aを貫通して上記噴出部(噴出ノズル)14が内部
へ延びている。なお、この噴出部14の一側面10aに
おける貫通部分は、シール材15によってシールされて
いる。
【0107】また、図19に示すように、氷蓄熱槽1
0′の他側面10b内側には、過冷却解除板12′が設
けられている。この過冷却解除板12′の下部には、氷
蓄熱槽10′内の冷却液を取り入れるための取水口12
aが形成されている。この取水口12aには、氷蓄熱槽
10′内の氷の進入を防ぐためのフィルタが取り付けら
れている。
0′の他側面10b内側には、過冷却解除板12′が設
けられている。この過冷却解除板12′の下部には、氷
蓄熱槽10′内の冷却液を取り入れるための取水口12
aが形成されている。この取水口12aには、氷蓄熱槽
10′内の氷の進入を防ぐためのフィルタが取り付けら
れている。
【0108】また、氷蓄熱槽10′内の底部には、過冷
却解除板12′の取水口12aから取り入れられた冷却
液を氷蓄熱槽10′の一側面10aまで導くための冷却
液配管16が設けられている。そして、この冷却液配管
16は、氷蓄熱槽10′の一側面10aを貫通してこの
一側面10a外側を延び、上記過冷却器4に接続されて
いる。なお、図19において符号17で示すのは、過冷
却解除板12′の取水口12aから取り入れられた冷却
液を過冷却器4へ圧送するための冷却液圧送手段(上記
冷却液ポンプ20に相当するもの)である。
却解除板12′の取水口12aから取り入れられた冷却
液を氷蓄熱槽10′の一側面10aまで導くための冷却
液配管16が設けられている。そして、この冷却液配管
16は、氷蓄熱槽10′の一側面10aを貫通してこの
一側面10a外側を延び、上記過冷却器4に接続されて
いる。なお、図19において符号17で示すのは、過冷
却解除板12′の取水口12aから取り入れられた冷却
液を過冷却器4へ圧送するための冷却液圧送手段(上記
冷却液ポンプ20に相当するもの)である。
【0109】また、図20および図21に示すように、
氷蓄熱槽10′の一側面10a内側において、上記噴出
部14の下方に、氷蓄熱槽内10′の氷Iの上昇を防ぐ
ための障壁部材18が設けられている。この障壁部材1
8は、上方に向かって広がった楔形の横断面形状を有し
ている(図21参照)。ここで、氷蓄熱槽10′の一側
面10aからの障壁部材18の突出長さl2 は、噴出部
の突出長さl1 よりも長いことが好ましい。
氷蓄熱槽10′の一側面10a内側において、上記噴出
部14の下方に、氷蓄熱槽内10′の氷Iの上昇を防ぐ
ための障壁部材18が設けられている。この障壁部材1
8は、上方に向かって広がった楔形の横断面形状を有し
ている(図21参照)。ここで、氷蓄熱槽10′の一側
面10aからの障壁部材18の突出長さl2 は、噴出部
の突出長さl1 よりも長いことが好ましい。
【0110】また、障壁部材18の底部には、氷蓄熱槽
10′内に蓄積された氷Iの接触によって氷Iの体積が
所定の許容量に達したことを検知するための氷量検知手
段18sが設けられている。そして、本実施形態の氷蓄
熱装置は、上記氷量検知手段18sが氷Iが上記許容量
に達したことを検知した場合に、製氷運転を終了するよ
うに構成されている。
10′内に蓄積された氷Iの接触によって氷Iの体積が
所定の許容量に達したことを検知するための氷量検知手
段18sが設けられている。そして、本実施形態の氷蓄
熱装置は、上記氷量検知手段18sが氷Iが上記許容量
に達したことを検知した場合に、製氷運転を終了するよ
うに構成されている。
【0111】なお、このように障壁部材18の底部に設
けられた氷量検知手段18sに代えて、過冷却解除板1
2′に設けられた氷量検知手段12s、或いは冷却液配
管16に設けられた氷量検知手段16sを用いてもよ
い。
けられた氷量検知手段18sに代えて、過冷却解除板1
2′に設けられた氷量検知手段12s、或いは冷却液配
管16に設けられた氷量検知手段16sを用いてもよ
い。
【0112】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、冷
却液配管16が氷蓄熱槽10′内に設けられているの
で、氷蓄熱槽10′の外を迂回させる場合に比べて、省
スペース化を図ることができる。また、過冷却解除板1
2′の取水口12aに、氷蓄熱槽10′内の氷の進入を
防ぐためのフィルタが取り付けられているので、そのよ
うな氷の進入による冷却液配管16等の閉塞を防止する
ことができる。
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、冷
却液配管16が氷蓄熱槽10′内に設けられているの
で、氷蓄熱槽10′の外を迂回させる場合に比べて、省
スペース化を図ることができる。また、過冷却解除板1
2′の取水口12aに、氷蓄熱槽10′内の氷の進入を
防ぐためのフィルタが取り付けられているので、そのよ
うな氷の進入による冷却液配管16等の閉塞を防止する
ことができる。
【0113】また、氷量検知手段18s(又は12s、
16s)による氷量検知によって、氷蓄熱槽10′の許
容量を超えた氷Iによって噴出部14が閉塞される前に
製氷運転を終了して、安全且つ確実な運用を確保するこ
とができる。さらに、氷蓄熱槽10′内の氷Iが噴出部
14まで接近した場合であっても、障壁部18によって
噴出部14に氷Iが到達することを確実に防止すること
ができる。
16s)による氷量検知によって、氷蓄熱槽10′の許
容量を超えた氷Iによって噴出部14が閉塞される前に
製氷運転を終了して、安全且つ確実な運用を確保するこ
とができる。さらに、氷蓄熱槽10′内の氷Iが噴出部
14まで接近した場合であっても、障壁部18によって
噴出部14に氷Iが到達することを確実に防止すること
ができる。
【0114】[第12の実施形態]次に、図22および
図23により本発明の第12の実施形態について説明す
る。図22に示すように、本実施形態は、図10に示す
上記第6の実施形態の氷蓄熱装置と略同様の氷蓄熱装置
を構成する室外機Aおよび氷蓄熱ユニットUと、この氷
蓄熱ユニットUに接続された複数の室内機Bとから構成
される氷蓄熱空調システムである。従って、図10に示
す上記第6の実施形態の氷蓄熱装置と同一の構成部分に
は同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図23により本発明の第12の実施形態について説明す
る。図22に示すように、本実施形態は、図10に示す
上記第6の実施形態の氷蓄熱装置と略同様の氷蓄熱装置
を構成する室外機Aおよび氷蓄熱ユニットUと、この氷
蓄熱ユニットUに接続された複数の室内機Bとから構成
される氷蓄熱空調システムである。従って、図10に示
す上記第6の実施形態の氷蓄熱装置と同一の構成部分に
は同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0115】図22において、氷蓄熱ユニットUの過冷
却器4をバイパスする形で冷媒回路5から分岐した冷媒
回路5aに、上記複数の室内機Bがそれぞれ接続されて
いる。これらの室内機Bは、それぞれ室内熱交換器30
と膨張弁32とを有している。また、氷蓄熱ユニットU
において、過冷却器4の入口側(電動調節弁3aの手前
側)から分岐して室内機Bに向かう冷媒回路5aに、電
磁式の二方弁(弁機構)V1が介設され、過冷却器4の
出口側の冷媒回路5に電磁式の二方弁V2が介設されて
いる。また、氷蓄熱ユニットUは、過冷却器4の入口側
において冷却液Lと冷媒との熱交換を行うための利用側
熱交換器23を備えている。なお、図22において、符
号33で示すのは気液分離器であり、符号34で示すの
は受液器である。
却器4をバイパスする形で冷媒回路5から分岐した冷媒
回路5aに、上記複数の室内機Bがそれぞれ接続されて
いる。これらの室内機Bは、それぞれ室内熱交換器30
と膨張弁32とを有している。また、氷蓄熱ユニットU
において、過冷却器4の入口側(電動調節弁3aの手前
側)から分岐して室内機Bに向かう冷媒回路5aに、電
磁式の二方弁(弁機構)V1が介設され、過冷却器4の
出口側の冷媒回路5に電磁式の二方弁V2が介設されて
いる。また、氷蓄熱ユニットUは、過冷却器4の入口側
において冷却液Lと冷媒との熱交換を行うための利用側
熱交換器23を備えている。なお、図22において、符
号33で示すのは気液分離器であり、符号34で示すの
は受液器である。
【0116】次に、図23には本実施形態の氷蓄熱空調
ユニットにおける制御系のシステム構成の概略が示され
ている。図23において、氷蓄熱ユニットUは制御部
(MCU)35を備え、この制御部35に対して、入力
36として各部の冷却液温度センサや冷媒温度センサ
(図示せず)等が接続され、出力37として上記二方弁
V1, V2、冷却液ポンプ20および電動調節弁(PM
V)3a等が接続されている。また、制御部35には、
上記室外機Aおよび各室内機Bが順次接続されるととも
に、ウイークリータイマ39と連結された氷蓄熱リモコ
ン38が接続され、このリモコン38によって空調シス
テムの操作が行えるように構成されている。
ユニットにおける制御系のシステム構成の概略が示され
ている。図23において、氷蓄熱ユニットUは制御部
(MCU)35を備え、この制御部35に対して、入力
36として各部の冷却液温度センサや冷媒温度センサ
(図示せず)等が接続され、出力37として上記二方弁
V1, V2、冷却液ポンプ20および電動調節弁(PM
V)3a等が接続されている。また、制御部35には、
上記室外機Aおよび各室内機Bが順次接続されるととも
に、ウイークリータイマ39と連結された氷蓄熱リモコ
ン38が接続され、このリモコン38によって空調シス
テムの操作が行えるように構成されている。
【0117】そして、この空調システムは、製氷運転を
行う場合には、二方弁V1を閉じて二方弁V2を開き、
室外機Aおよび氷蓄熱ユニットUのみで運転を行い、氷
蓄熱を利用した冷房運転を行う場合には、逆に二方弁V
1を開いて二方弁V2を閉じ、室外機A、氷蓄熱ユニッ
トUおよび各室内機Bで運転を行うように構成されてい
る。後者の場合は、上記利用側熱交換器23において、
室外熱交換器2からの冷媒が氷蓄熱槽10から取り出さ
れた冷却液Lによって冷却され、冷房能力が増大する。
行う場合には、二方弁V1を閉じて二方弁V2を開き、
室外機Aおよび氷蓄熱ユニットUのみで運転を行い、氷
蓄熱を利用した冷房運転を行う場合には、逆に二方弁V
1を開いて二方弁V2を閉じ、室外機A、氷蓄熱ユニッ
トUおよび各室内機Bで運転を行うように構成されてい
る。後者の場合は、上記利用側熱交換器23において、
室外熱交換器2からの冷媒が氷蓄熱槽10から取り出さ
れた冷却液Lによって冷却され、冷房能力が増大する。
【0118】ここで、本実施形態の空調システムは、氷
蓄熱ユニットUの故障により二方弁V1が閉じたままに
なった状態においても、二方弁V1を強制的に開くこと
によって、室外機Aと室内機Bのみで空調運転(通常の
冷房運転、又は暖房運転)が行えるように構成されてい
る。この場合、二方弁V1を強制的に開く手段として
は、氷蓄熱ユニットUの故障に対応して制御部35が自
動的に二方弁V1を開く手段の他、氷蓄熱リモコン38
や制御部35に設けられた手動操作スイッチ等の操作に
よって開く手段や、二方弁V1に別系統の電源を接続す
ることによって開く手段が考えられる。
蓄熱ユニットUの故障により二方弁V1が閉じたままに
なった状態においても、二方弁V1を強制的に開くこと
によって、室外機Aと室内機Bのみで空調運転(通常の
冷房運転、又は暖房運転)が行えるように構成されてい
る。この場合、二方弁V1を強制的に開く手段として
は、氷蓄熱ユニットUの故障に対応して制御部35が自
動的に二方弁V1を開く手段の他、氷蓄熱リモコン38
や制御部35に設けられた手動操作スイッチ等の操作に
よって開く手段や、二方弁V1に別系統の電源を接続す
ることによって開く手段が考えられる。
【0119】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、氷
蓄熱ユニットUの故障により二方弁V1が閉じたままに
なった状態においても、二方弁V1を強制的に開くこと
によって、室外機Aと室内機Bのみで空調運転が行える
ように構成されているので、ユーザーは氷蓄熱ユニット
Uの故障が直るまでの間も空調を利用することができ
る。
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、氷
蓄熱ユニットUの故障により二方弁V1が閉じたままに
なった状態においても、二方弁V1を強制的に開くこと
によって、室外機Aと室内機Bのみで空調運転が行える
ように構成されているので、ユーザーは氷蓄熱ユニット
Uの故障が直るまでの間も空調を利用することができ
る。
【0120】
【発明の効果】請求項1乃至7、11または12記載の
発明によれば、冷却液の過冷却度に応じて必要以上に冷
媒の飽和温度(蒸発圧力)を下げないようにして、過冷
却器内での冷却液の凍結を防止することができる請求項
8乃至12記載の発明によれば、冷凍サイクルが暖房運
転となるよう四方弁を切り換えるとともに冷却液ポンプ
の運転を停止させることにより、圧縮機からのホットガ
スによって過冷却器内を加熱することができる。このた
め、圧縮機を停止させることなく凍結解除運転を行うこ
とができるので、従来の冷凍機を一時停止させたり過冷
却器を複数用いたりする装置に比べ、構成が簡単で、且
つ凍結解除から製氷運転への復帰を迅速に行うことがで
きる。
発明によれば、冷却液の過冷却度に応じて必要以上に冷
媒の飽和温度(蒸発圧力)を下げないようにして、過冷
却器内での冷却液の凍結を防止することができる請求項
8乃至12記載の発明によれば、冷凍サイクルが暖房運
転となるよう四方弁を切り換えるとともに冷却液ポンプ
の運転を停止させることにより、圧縮機からのホットガ
スによって過冷却器内を加熱することができる。このた
め、圧縮機を停止させることなく凍結解除運転を行うこ
とができるので、従来の冷凍機を一時停止させたり過冷
却器を複数用いたりする装置に比べ、構成が簡単で、且
つ凍結解除から製氷運転への復帰を迅速に行うことがで
きる。
【0121】請求項13乃至19記載の発明によれば、
冷却液配管が氷蓄熱槽内に設けられているので、氷蓄熱
槽の外を迂回させる場合に比べて、配管に要するスペー
スを削減することができる。このため、装置の小型化、
簡素化を図ることができる。
冷却液配管が氷蓄熱槽内に設けられているので、氷蓄熱
槽の外を迂回させる場合に比べて、配管に要するスペー
スを削減することができる。このため、装置の小型化、
簡素化を図ることができる。
【0122】請求項20記載の発明によれば、氷蓄熱ユ
ニットが故障した場合であっても、弁機構の切換によっ
て、室外機と室内機のみで空調運転を行うことができ
る。このため、ユーザーは氷蓄熱ユニットの故障が直る
までの間も空調を利用することができる。
ニットが故障した場合であっても、弁機構の切換によっ
て、室外機と室内機のみで空調運転を行うことができ
る。このため、ユーザーは氷蓄熱ユニットの故障が直る
までの間も空調を利用することができる。
【図1】本発明による氷蓄熱装置の第1の実施形態を示
すブロック図。
すブロック図。
【図2】本発明による氷蓄熱装置の第2の実施形態を示
すブロック図。
すブロック図。
【図3】図1および図2に示す氷蓄熱装置における制御
を示す図表。
を示す図表。
【図4】本発明による氷蓄熱装置の第3の実施形態を示
すブロック図。
すブロック図。
【図5】図4に示す氷蓄熱装置における制御を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図6】図4に示す氷蓄熱装置における他の制御を示す
フローチャート。
フローチャート。
【図7】本発明による氷蓄熱装置の第4の実施形態にお
ける制御を示すフローチャート。
ける制御を示すフローチャート。
【図8】本発明による氷蓄熱装置の第5の実施形態を示
すブロック図。
すブロック図。
【図9】図8に示す氷蓄熱装置における制御を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図10】本発明による氷蓄熱装置の第6の実施形態を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図11】図10に示す氷蓄熱装置における制御を示す
フローチャート。
フローチャート。
【図12】本発明による氷蓄熱装置の第7の実施形態に
おける制御を示すフローチャート。
おける制御を示すフローチャート。
【図13】本発明による氷蓄熱装置の第8の実施形態に
おける、氷蓄熱槽内の氷の堆積の進行を示す模式的縦断
面図。
おける、氷蓄熱槽内の氷の堆積の進行を示す模式的縦断
面図。
【図14】本発明による氷蓄熱装置の第8の実施形態に
おける制御を示すタイムチャート。
おける制御を示すタイムチャート。
【図15】本発明による氷蓄熱装置の第9の実施形態を
示す模式的縦断面図。
示す模式的縦断面図。
【図16】図15に示す氷蓄熱装置のフラッパスイッチ
周辺を示す図であって、(a)はフラッパスイッチの作
動前、(b)はフラッパスイッチの作動後をそれぞれ示
す図。
周辺を示す図であって、(a)はフラッパスイッチの作
動前、(b)はフラッパスイッチの作動後をそれぞれ示
す図。
【図17】本発明による氷蓄熱装置の第10の実施形態
を示す模式的縦断面図。
を示す模式的縦断面図。
【図18】図17に示す氷蓄熱装置の氷量検知部を拡大
して、その検知時の状態を示す図。
して、その検知時の状態を示す図。
【図19】本発明による氷蓄熱装置の第11の実施形態
における氷蓄熱槽を示す斜視図。
における氷蓄熱槽を示す斜視図。
【図20】図19に示す氷蓄熱槽の噴出部周辺を拡大し
て示す縦断面図。
て示す縦断面図。
【図21】図20のX方向矢視図。
【図22】本発明による氷蓄熱空調システムの一実施形
態(本発明の第12の実施形態)を示すブロック図。
態(本発明の第12の実施形態)を示すブロック図。
【図23】図22に示す氷蓄熱空調システムの制御系の
概略を示すブロック図。
概略を示すブロック図。
【図24】従来の氷蓄熱装置の第1の例を示すブロック
図。
図。
【図25】従来の氷蓄熱装置の第2の例を示すブロック
図。
図。
【図26】従来の氷蓄熱装置の第3の例を示すブロック
図。
図。
【図27】従来の氷蓄熱装置の第4の例を示すブロック
図。
図。
【図28】従来の氷蓄熱装置の第5の例を示すブロック
図。
図。
1 圧縮機 2 室外熱交換器 3 膨張弁 3a 電動調節弁 4 過冷却器 5 冷媒回路 6p 圧力検出器 6t 冷媒温度検出器 6t′ 液側冷媒温度検出器 7 バイパス回路 7v バイパス回路の開閉弁 8 四方弁 10, 10′ 氷蓄熱槽 10a 氷蓄熱槽の一側面 10b 氷蓄熱槽の他側面 12, 12′ 過冷却解除板 14 噴出部 16 冷却液配管 18 障壁部材 12s, 16s, 18s 氷量検知手段 20 冷却液ポンプ 21 冷却液回路 22 冷却液温度検出器 24 フラッパスイッチ(氷量検知手段) 26 氷量検知部(氷量検知手段) C, C1, C2, C3 制御手段 A 室内機 B 室外機 U 氷蓄熱ユニット L, L′ 冷却液 I 氷 V1 二方弁(弁機構)
Claims (20)
- 【請求項1】少なくとも圧縮機、室外熱交換器、膨張機
構および過冷却器を接続してなる冷凍サイクルと、 前記過冷却器によって過冷却状態にされた冷却液から生
成される氷および冷却液を蓄積するための氷蓄熱槽と、 前記過冷却器の出口側における冷却液の過冷却度を検出
するための冷却液温度検出器と、 前記過冷却器の出口側における冷媒の蒸発圧力を検出す
るための圧力検出器と、 前記圧縮機の回転数を制御するための制御手段とを備
え、 前記制御手段は、前記冷却液温度検出器の検出した冷却
液の過冷却度と、前記圧力検出器の検出した蒸発圧力に
対応する冷媒の飽和温度とに基づいて、この飽和温度
が、前記冷却液の過冷却度に応じて予め設定された下限
値に達した場合に、前記圧縮機の回転数を一時的に低下
させることを特徴とする氷蓄熱装置。 - 【請求項2】少なくとも圧縮機、室外熱交換器、膨張機
構としての電動調節弁および過冷却器を接続してなる冷
凍サイクルと、 前記過冷却器によって過冷却状態にされた冷却液から生
成される氷および冷却液を蓄積するための氷蓄熱槽と、 前記過冷却器の出口側における冷却液の過冷却度を検出
するための冷却液温度検出器と、 前記過冷却器の出口側における冷媒の蒸発圧力を検出す
るための圧力検出器と、 前記電動調節弁の開度を制御するための制御手段とを備
え、 前記制御手段は、前記冷却液温度検出器の検出した冷却
液の過冷却度と、記圧力検出器の検出した蒸発圧力に対
応する冷媒の飽和温度とに基づいて、この飽和温度が、
前記冷却液の過冷却度に応じて予め設定された下限値に
達した場合に、前記電動調節弁の開度を一時的に大きく
することを特徴とする氷蓄熱装置。 - 【請求項3】前記冷媒の飽和温度の下限値は、前記冷却
液の過冷却度が低下するにつれて高くなるように設定さ
れていることを特徴とする請求項1又は2記載の氷蓄熱
装置。 - 【請求項4】前記過冷却器の出口側における冷媒温度を
検出するための冷媒温度検出器を更に備え、 前記制御手段は、前記冷媒の飽和温度およびこの飽和温
度と前記冷媒温度検出器の検出した冷媒温度との差であ
る過熱度に基づいて、この過熱度が所定の上限値に達し
且つ前記冷媒の飽和温度が前記下限値に達した場合に、
前記圧縮機の回転数を一時的に低下させるか、又は前記
電動調節弁の開度を一時的に大きくすることを特徴とす
る請求項1又は2記載の氷蓄熱装置。 - 【請求項5】前記制御手段は、前記過熱度の時間変化率
が所定の上限値に達した場合に、前記圧縮機の回転数を
一時的に低下させるか、又は前記電動調節弁の開度を一
時的に大きくすることを特徴とする請求項4記載の氷蓄
熱装置。 - 【請求項6】前記過冷却器における凍結頻度が所定の上
限値に達した場合に、前記冷媒の飽和温度の下限値を変
更するように構成されていることを特徴とする請求項1
又は2記載の氷蓄熱装置。 - 【請求項7】前記冷凍サイクルに、前記過冷却器をバイ
パスし開閉弁を有するバイパス回路を設け、 前記制御手段は、前記冷媒の飽和温度が前記下限値に達
した場合に、前記バイパス回路の開閉弁を一時的に開く
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の氷
蓄熱装置。 - 【請求項8】少なくとも圧縮機、四方弁、室外熱交換
器、膨張機構および過冷却器を接続してなる冷凍サイク
ルと、 前記過冷却器によって過冷却状態にされた冷却液から生
成される氷および冷却液を蓄積するための氷蓄熱槽と、
この氷蓄熱槽と前記過冷却器との間を連結する冷却液回
路と、この冷却液回路に前記冷却液を循環させるための
冷却液ポンプとを有する氷蓄熱ユニットと、 前記四方弁による前記冷凍サイクルの冷房又は製氷運転
と暖房運転との切換および前記冷却液ポンプの運転を制
御するための制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記過冷却器内に凍結が生じた場合
に、一時的に、前記冷凍サイクルが暖房運転となるよう
前記四方弁を切り換えるとともに前記冷却液ポンプの運
転を停止させる凍結解除運転を行うことを特徴とする氷
蓄熱装置。 - 【請求項9】前記制御手段は、前記凍結解除運転を行う
際、前記冷却液ポンプを一時的に運転させることを特徴
とする請求項8記載の氷蓄熱装置。 - 【請求項10】前記制御手段は、前記凍結解除運転を行
った後の所定時間内に再び前記過冷却器内に凍結が生じ
た場合、前記凍結解除運転を再度行った後、前記冷却液
から氷を生成する製氷運転を終了させることを特徴とす
る請求項8記載の氷蓄熱装置。 - 【請求項11】前記氷蓄熱槽内に蓄積された氷の体積が
所定の許容量に達したことを検知するための氷量検知手
段を更に備え、 この氷量検知手段が前記氷の体積が所定の許容量に達し
たことを検知した場合に、前記冷却液から氷を生成する
製氷運転を終了するように構成されていることを特徴と
する請求項1乃至10のいずれかに記載の氷蓄熱装置。 - 【請求項12】前記氷量検知手段は、 前記氷蓄熱槽の側面において前記冷却液の液面より上方
に設けられ、前記氷蓄熱槽内の氷から溶出した冷却液を
導入するための導入管と、 この導入管に導入された冷却液を検知するための温度セ
ンサとを有することを特徴とする請求項11記載の氷蓄
熱装置。 - 【請求項13】過冷却状態にされた冷却液から生成され
る氷および冷却液を蓄積するための氷蓄熱槽と、 この氷蓄熱槽の一側に設けられ、前記冷却液を冷却して
過冷却状態とするための過冷却器と、 前記氷蓄熱槽の一側に設けられ、前記過冷却状態にされ
た冷却液を噴出させるための噴出部と、 前記氷蓄熱槽の他側に設けられ、前記噴出部から噴出さ
れた冷却液を衝突させてその過冷却状態を解除するため
の過冷却解除板であって、取水口を有する過冷却解除板
と、 この過冷却解除板の取水口から取り入れられた冷却液を
前記氷蓄熱槽の一側まで導くための冷却液配管とを備
え、 この冷却液配管が前記氷蓄熱槽内に設けられていること
を特徴とする氷蓄熱装置。 - 【請求項14】前記氷蓄熱槽内に蓄積された氷の接触に
よって前記氷の体積が所定の許容量に達したことを検知
するための氷量検知手段が、前記冷却液配管に設けら
れ、 この氷量検知手段が前記氷が所定の許容量に達したこと
を検知した場合に、前記冷却液から氷を生成する製氷運
転を終了するように構成されていることを特徴とする請
求項13記載の氷蓄熱装置。 - 【請求項15】前記氷量検知手段が、前記過冷却解除板
に設けられていることを特徴とする請求項14記載の氷
蓄熱装置。 - 【請求項16】前記噴出部は、前記氷蓄熱槽内に突出し
て設けられ、 前記噴出部の下方に、前記氷蓄熱槽内の氷の上昇を防ぐ
ための障壁部材が設けられていることを特徴とする請求
項13記載の氷蓄熱装置。 - 【請求項17】前記障壁部材は、上方に向かって広がっ
た楔形の横断面形状を有していることを特徴とする請求
項16記載の氷蓄熱装置。 - 【請求項18】前記氷蓄熱槽内に蓄積された氷の接触に
よって前記氷の体積が所定の許容量に達したことを検知
するための氷量検知手段が、前記障壁部材の底部に設け
られ、 この氷量検知手段が前記氷が所定の許容量に達したこと
を検知した場合に、前記冷却液から氷を生成する製氷運
転を終了するように構成されていることをすることを特
徴とする請求項16又は17記載の氷蓄熱装置。 - 【請求項19】前記過冷却解除板の取水口に氷の進入を
防ぐためのフィルタが設けられていることを特徴とする
請求項13乃至18のいずれかに記載の氷蓄熱装置。 - 【請求項20】室外機、氷蓄熱ユニットおよび室内機か
ら構成される氷蓄熱空調システムであって、 少なくとも圧縮機、室外熱交換器、膨張機構、室内熱交
換器および過冷却器を接続してなる冷凍サイクルを備
え、 前記室外機は、少なくとも前記室外熱交換器を有し、 前記氷蓄熱ユニットは、少なくとも前記過冷却器と、こ
の過冷却器によって過冷却状態にされた冷却液から生成
される氷および冷却液を蓄積するための氷蓄熱槽とを有
し、 前記室内機は、少なくとも前記室内熱交換器を有し、 前記冷媒回路に弁機構が設けられ、この弁機構の切換に
よって、前記室外機と前記室内機のみで空調運転が行え
るように構成されていることを特徴とする氷蓄熱空調シ
ステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9302749A JPH11141928A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 氷蓄熱装置および氷蓄熱空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9302749A JPH11141928A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 氷蓄熱装置および氷蓄熱空調システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11141928A true JPH11141928A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=17912695
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9302749A Pending JPH11141928A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 氷蓄熱装置および氷蓄熱空調システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11141928A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006029661A (ja) * | 2004-07-15 | 2006-02-02 | Miura Co Ltd | 蓄氷型冷水装置 |
| JP2008134005A (ja) * | 2006-11-28 | 2008-06-12 | Tamagawa Gakuen | 多成分系混合溶液の共晶点を利用した蓄熱システム及び冷却システムにおける浮遊性結晶製造機の管壁温度制御方法 |
| JP2019124387A (ja) * | 2018-01-15 | 2019-07-25 | ダイキン工業株式会社 | 製氷システムとこれに用いる蒸発温度の制御方法 |
| CN115451628A (zh) * | 2022-09-21 | 2022-12-09 | 广州冰泉制冷设备有限责任公司 | 一种用于制备实心管冰的管冰机系统 |
-
1997
- 1997-11-05 JP JP9302749A patent/JPH11141928A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006029661A (ja) * | 2004-07-15 | 2006-02-02 | Miura Co Ltd | 蓄氷型冷水装置 |
| JP2008134005A (ja) * | 2006-11-28 | 2008-06-12 | Tamagawa Gakuen | 多成分系混合溶液の共晶点を利用した蓄熱システム及び冷却システムにおける浮遊性結晶製造機の管壁温度制御方法 |
| JP2019124387A (ja) * | 2018-01-15 | 2019-07-25 | ダイキン工業株式会社 | 製氷システムとこれに用いる蒸発温度の制御方法 |
| CN115451628A (zh) * | 2022-09-21 | 2022-12-09 | 广州冰泉制冷设备有限责任公司 | 一种用于制备实心管冰的管冰机系统 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060403 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060519 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060915 |