JPH11141969A - 給湯器 - Google Patents

給湯器

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JPH11141969A
JPH11141969A JP9322492A JP32249297A JPH11141969A JP H11141969 A JPH11141969 A JP H11141969A JP 9322492 A JP9322492 A JP 9322492A JP 32249297 A JP32249297 A JP 32249297A JP H11141969 A JPH11141969 A JP H11141969A
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throttle valve
hot water
water supply
integrated value
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Iwao Tateyama
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Paloma Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 浴槽への給湯や乾燥器への注水等、一般給湯
とは異なる水絞り制御を行った場合にも速やかに最適な
水絞り制御を行うことができ、安定した出湯特性を得る
ことが可能な給湯器を提供する。 【解決手段】 水絞り弁16を備えた一般給湯系2と、
一般給湯系2で加熱された湯を給湯弁74を介して浴槽
46に導く浴槽給湯系4と、乾燥器注水系5とを備えた
給湯器1において、一般給湯時における水絞り弁16の
位置を待機位置とし、一般給湯とは異なる水絞り弁16
の制御を行った場合には、前記待機位置を基準とする水
絞り弁16の動作量の積算値を求め、一般給湯とは異な
る水絞り弁16の制御が終了又は中断したときに、水絞
り弁16に対し前記積算値と等量で、かつ反対方向の動
作量を印加して、前記待機位置に復帰させるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台所等への一般給
湯の他、浴槽への自動給湯機能を備えた給湯器に関し、
さらに詳しくは、給水管に設けられる水絞り弁の開度を
運転状態に応じて可変制御することにより、安定した出
湯特性が得られるようにした給湯器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給湯器としては、給水管に導入さ
れた水を熱交換器内に導き、ガスバーナにより加熱して
出湯管から排出する一般給湯系の他に、前記一般給湯系
で加熱された湯を給湯弁を介して浴槽へ給湯する浴槽給
湯系を備えたものが知られており、さらに浴槽内の湯水
を循環加熱する風呂釜追焚循環系を備えた給湯器(いわ
ゆる、給湯器付き風呂釜)も知られている。
【0003】このような浴槽給湯系を備えた給湯器にお
いては、浴槽に湯を張る場合には、浴槽内に水を給水し
て風呂釜追焚循環系により循環加熱する代わりに、一般
給湯系で加熱された湯を浴槽内に給湯することにより行
われる。これにより、風呂の温度を速やかに最適温度に
することができるという利点がある。
【0004】ところで、一般給湯系に用いられるガスバ
ーナの最大火力には上限があるため、出湯温度が高くな
るほど単位時間当たりに流せる湯の流量は少なくなる。
一方、一般給湯においては、通常、比較的高温の湯が少
量あれば足りるが、浴槽給湯の場合には、比較的低温の
湯が大量に必要とされる。従って、給水管に流入する水
の最大流量が固定されていると、使い勝手の悪いものと
なる。
【0005】そこで、このような給湯器においては、給
水管に水絞り弁を設け、出湯温度が設定温度を下回らな
いように出湯方式に応じて給水管を流れる水の最大流量
を可変制御することが行われている。すなわち、一般給
湯を行う場合には、給湯設定温度、出湯温度及び入水流
量センサからの信号に基づき、また、浴槽給湯を行う場
合には、風呂設定温度、出湯温度及び入水流量センサか
らの信号に基づき、一般給湯系に設けられた熱交換器に
よりその設定温度に加熱しうる最大流量以上の水が流れ
ないように水絞り弁の制御(以下、「最大能力制御」と
いう)が行われる。
【0006】また、浴槽給湯系は、通常、給湯弁の開閉
動作により給湯・止水を行うように構成されているが、
浴槽給湯終了時に給湯弁を突然閉じると、管内の流速が
急変して異常圧力が発生し、振動と音を生ずる、いわゆ
るウォーターハンマが発生するという問題がある。その
ため、浴槽給湯の終了時には、水絞り弁を絞り、管内の
流量を十分小さくしてから給湯弁を閉じることが行われ
ている。
【0007】このように、水絞り弁により給水管を流れ
る水の最大流量を制御する給湯器においては、一般に、
使用中に水絞り弁の大きな開度調整を伴うものである。
また、水絞り弁は、モータにより駆動して開度を調整す
るのが一般的であるが、この種のモータは、通常、無負
荷であっても水絞り弁を全開から全閉まで移動するのに
9秒程度要するものである。従って、大きな水絞り弁の
開度調整を伴う給湯器において、出湯時の湯の流量及び
温度を安定化させるには、水絞り弁の制御方法が重要と
なる。
【0008】このような水絞り弁の制御方法としては、
例えば、前回止水時の水絞り位置で待機させる方法(以
下、「第1従来例」という)がある。図6は、この方法
を用いて水絞り弁を制御した場合における、水絞り弁の
開度と流量との関係を示したものである。
【0009】この方法では、電源を投入した段階では、
水絞り弁は全開の状態(初期位置)にある。そして、一
般給湯を行った場合には、水絞り弁は、一般給湯におけ
る最大能力制御の位置まで絞られ、止水時には、その位
置で水絞り弁を待機させ、次回の出湯に備える。また、
浴槽給湯を行った場合には、浴槽給湯における最大能力
制御の位置まで水絞り弁が開かれ、止水時にはウォータ
ハンマ防止可能な位置まで水絞り弁が絞られ、その位置
で水絞り弁を待機させ、次回の出湯に備えるものであ
る。
【0010】また、他の水絞り弁の制御方法としては、
入水温度に応じた待機位置を基準位置からの絞り時間で
管理し、常にその位置で待機させる方法(以下、「第2
従来例」という)もある。図7は、この方法を用いて水
絞り弁を制御した場合における、水絞り弁の開度と流量
との関係を示したものである。
【0011】この方法では、水絞り弁が全開の状態を基
準位置とし、電源を投入した直後に水絞り弁は待機位置
まで絞られ、その状態で待機する。なお、待機位置と
は、基準位置から一定時間、水絞り弁を絞った位置であ
り、その絞り時間は、入水温度に応じて決定されるよう
になっている。
【0012】そして、一般給湯を行った場合には、待機
位置から一般給湯における最大能力制御の位置まで水絞
り弁の開度調整が行われ、止水時には、水絞り弁は、一
旦基準位置まで戻り、次いで、入水温度に応じた待機位
置まで絞られ、そこで待機する。また、浴槽給湯を行っ
た場合には、待機位置から浴槽給湯における最大能力制
御の位置まで水絞り弁の開度調整が行われ、止水時に
は、同様に、水絞り弁は、ウォータハンマ防止可能な位
置まで絞られ、次いで一旦基準位置まで戻った後、入水
温度に応じた待機位置まで絞られ、その位置で水絞り弁
を待機させ、次回の出湯に備えるものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前回止水時の位置で水
絞り弁を待機させる第1従来例では、図6に示すよう
に、一般給湯が繰り返される場合は、たとえ2〜3秒間
隔程度の間欠使用であっても、速やかに最適な水絞り制
御を行うことができるという利点がある。また、一般給
湯後に浴槽給湯を行う場合であっても、比較的速やかに
浴槽給湯における最大能力制御の位置まで水絞り弁の開
度調整を行うことができるという利点がある。
【0014】しかしながら、浴槽給湯を行った場合に
は、ウォータハンマ防止の目的で流量を絞ってから止水
し、その位置で水絞り弁を待機させているので、その直
後に一般給湯を行うと、ウォータハンマ防止のための絞
り位置から一般給湯における最大能力制御の位置まで水
絞り弁が開くのに数秒を要し、流量が不安定で違和感が
あるという問題があった。
【0015】一方、入水温度に応じた待機位置で待機す
る第2従来例では、図7に示すように、待機位置と一般
給湯又は浴槽給湯における最大能力制御の位置との間に
ずれがない場合は、速やかに最適な水絞り制御が行える
という利点がある。
【0016】しかしながら、待機位置は目安にすぎない
ため、設置条件や設定温度によっては待機位置と最大能
力制御の位置との間に偏差を生じやすく、出湯直後に流
量がオーバーシュート又はアンダーシュートしやすいと
いう問題があった。又、全開位置を基準位置としている
ため、水絞り弁を待機位置に復帰させるための動作時間
が長くなり、2〜3秒程度の間欠使用を行った場合に
は、水絞り弁の開度調整が追いつかず、流量が不安定と
なるという問題があった。
【0017】さらに、上述の構成に加え、浴室を乾燥室
として利用する乾燥運転機能を備えた給湯器も既に知ら
れている。このような給湯器では、乾燥器及び配管内を
循環する湯の膨張収縮を吸収するための膨張タンクを備
えているが、乾燥運転中に膨張タンクの水位が低下した
場合には、乾燥器に注水して、水を補給する必要があ
る。
【0018】しかしながら、乾燥運転に用いられる膨張
タンクは、通常、0.5リットル程度の少容量であるた
め、上記のような水絞り弁の制御方法のまま乾燥器への
注水を行うと、水絞り弁の開度調整が追いつかず、最適
な水絞り制御が行われる前に膨張タンクが満水状態とな
り、水が溢れ出すという問題があった。
【0019】本発明が解決しようとする課題は、浴槽へ
の給湯あるいは乾燥器への注水等、一般給湯とは異なる
水絞り制御を行った場合であっても、ウォータハンマを
防止することができると共に、出湯当初や、間欠使用時
等、さらには乾燥器に注水する場合においても、速やか
に最適な水絞り制御を行うことができ、安定した出湯特
性を得ることが可能な給湯器を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る給湯器は、熱交換器に流れる水の最大
流量を規制する水絞り弁と、該水絞り弁の開度調整をす
る水絞り弁駆動手段とを備え、前記熱交換器に流れる水
をガスバーナにより加熱して出湯管より出湯させる一般
給湯系と、前記一般給湯系から分岐して設けられ、前記
熱交換器で加熱された湯を給湯弁の開動作により浴槽へ
給湯する浴槽給湯系と、一般給湯時における前記水絞り
弁の位置を待機位置とし、浴槽給湯時における前記水絞
り弁の制御を行った場合には、前記待機位置を基準とす
る前記水絞り弁の動作量の積算値を求める積算値算出手
段と、浴槽給湯時における前記水絞り弁の制御が終了又
は中断した時に、前記水絞り弁に対し前記積算値と等量
で、かつ反対方向の動作量を印加して前記待機位置に復
帰させる復帰動作制御手段とを備えていることを要旨と
するものである。
【0021】上記構成を有する給湯器によれば、一般給
湯時における水絞り弁の位置を待機位置として水絞り弁
の制御が行われる。従って、水絞り弁を一般給湯におけ
る最大能力制御となるように制御すれば、水絞り弁は、
入水温度の急変や設定温度の変更がない限り、常に一定
の待機位置で待機することとなる。これにより、一般給
湯を行う場合には、最適な水絞り制御が速やかに行わ
れ、安定した出湯特性を得ることができる。
【0022】また、浴槽給湯時における水絞り弁の制御
を行った場合には、出湯と同時に最適な水絞り弁の制御
が実行されると同時に、待機位置を基準とする水絞り弁
の動作量の積算値が積算値算出手段により求められる。
そして、浴槽給湯時における水絞り弁の制御が終了又は
中断した時に、水絞り弁に対し、前記積算値と等量でか
つ反対方向の動作量が復帰動作制御手段により印加され
て、水絞り弁が待機位置に復帰する。
【0023】これにより、浴槽給湯時における水絞り弁
の制御を行った場合であっても、水絞り弁は、一般給湯
における最大能力制御の位置で待機することになるの
で、その後に一般給湯を行う場合であっても、最適な水
絞り制御が速やかに行われ、安定した出湯特性が得られ
ることになる。
【0024】具体的には、前記水絞り弁駆動手段とし
て、前記水絞り弁をモータ駆動により開度調整する水絞
り弁モータを用い、前記積算値算出手段は、前記水絞り
弁モータに印加した電圧割合を所定の時間間隔で求め、
前記水絞り弁を開く方向の電圧割合と閉じる方向の電圧
割合とを符号を変えて、その総和を求めて積算値とする
ものであり、前記復帰動作制御手段は、前記水絞り弁モ
ータに対して速やかに動作し得るに充分な復帰電圧割合
を、前記積算値と反対符号であって、かつ、前記積算値
と前記時間間隔の積を前記復帰電圧割合で除した値に等
しい時間だけ印加する、もしくは、前記積算値算出手段
による積算を継続しながら前記積算値の符号が反転する
まで印加する、又は全開全閉位置となるまで印加するよ
うにすればよい。
【0025】前記積算値と前記時間間隔の積は、水絞り
弁モータが弁を開くために行った正の仕事量と弁を閉じ
るために行った負の仕事量の総和に対応している。従っ
て、前記積算値と反対符号であって、かつ前記積算値と
前記時間間隔の積を前記復帰電圧割合で除した値に等し
い時間だけ、モータ駆動源に対し前記復帰電圧割合を印
加すれば、水絞り弁を元の待機位置、すなわち一般給湯
における最大能力制御の位置まで、最短時間で復帰させ
ることができるからである。
【0026】また、上記のように復帰動作を時間で管理
する代わりに、前記積算値の符号を監視しながら前記水
絞り弁モータに前記復帰電圧割合を印加し、前記積算値
の符号が反転した時点で前記復帰動作を終了させるよう
にしてもよく、これにより水絞り弁を元の待機位置に速
やかに復帰させることができる。なお、「電圧割合」と
は、水絞り弁の開度調整をする水絞り弁モータに印加し
うる最大電圧に対する実際に印加した電圧の割合をい
う。
【0027】また、前記給湯器は、前記浴槽給湯系によ
る浴槽への給湯が終了又は中断した時には、前記水絞り
弁の開度を漸減させ、次いで、前記給湯弁を閉じるウォ
ータハンマ防止動作制御手段をさらに備えていることが
望ましい。
【0028】浴槽への給湯が終了又は中断した時には、
水絞り弁の開度が漸減させた後に給湯弁が閉じられるこ
とになるので、管を流れる水の流速が急変することが避
けられ、ウォータハンマを防止することが可能となるか
らである。しかも、ウォータハンマ防止動作制御手段の
終了後、水絞り弁は、前記復帰動作制御手段により元の
待機位置に最短時間で復帰することになるので、その後
の一般給湯に影響を及ぼすこともない。
【0029】また、本発明に係る給湯器は、前記復帰動
作制御手段による前記水絞り弁の復帰動作が行われてい
る途中で出湯が行われた場合には、前記復帰動作を中断
し、直ちに出湯方式に応じた水絞り弁の制御に移行する
間欠動作制御手段をさらに備えていることが望ましい。
【0030】浴槽給湯が終了又は中断した後、前記復帰
動作制御手段により水絞り弁の復帰動作が行われている
途中で出湯が行われた場合に、復帰動作を続行すること
なく復帰動作を中断し、直ちに出湯方式に応じた最適な
水絞り制御を行うようにすれば、水絞り弁を短時間で最
適な水絞り位置に移動させることができ、安定した出湯
特性が得られるからである。
【0031】また、本発明の2番目は、熱交換器に流れ
る水の最大流量を規制する水絞り弁と、該水絞り弁の開
度調整をする水絞り弁駆動手段とを備え、前記熱交換器
に流れる水をガスバーナにより加熱して出湯管より出湯
させる一般給湯系と、前記一般給湯系から分岐して設け
られ、前記熱交換器で加熱された湯を給湯弁の開動作に
より浴槽へ給湯する浴槽給湯系と、前記一般給湯系を流
れる水を前記給湯弁の開動作により浴室内の乾燥器へ注
水する乾燥器注水系と、前記乾燥器へ注水する時には、
前記水絞り弁を全閉とした後に前記給湯弁を開き、次い
で、前記水絞り弁を開いて前記乾燥器に注水し、前記乾
燥器への注水が終了又は中断した時には、前記給湯弁を
閉じる乾燥器注水制御手段と、一般給湯時における前記
水絞り弁の位置を待機位置とし、浴槽給湯時又は乾燥器
注水時における前記水絞り弁の制御を行った場合には、
前記待機位置を基準とする前記水絞り弁の動作量の積算
値を求める積算値算出手段と、浴槽給湯時又は乾燥器注
水時における前記水絞り弁の制御が終了又は中断した時
に、前記水絞り弁に対し前記積算値と等量で、かつ反対
方向の動作量を印加して前記待機位置に復帰させる復帰
動作制御手段とを備えていることを要旨とするものであ
る。
【0032】上記構成を有する給湯器によれば、乾燥器
への注水を行う場合には、乾燥器への注水に先立ち、水
絞り弁を全閉とし、次いで給湯弁を開き、その後に乾燥
器への注水に適した開度まで水絞り弁を開くことにより
注水が行われる。これにより、乾燥運転用膨張タンクの
容量が小さい場合であっても、膨張タンクから水を溢れ
させることなく注水を行うことが可能となる。しかも、
乾燥器への注水が終了した後、水絞り弁は、前記復帰動
作制御手段により元の待機位置に最短時間で復帰される
ことになるので、その後の一般給湯に影響を及ぼすこと
もない。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施の形
態を図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用さ
れる給湯器の典型例を示したものである。この図示され
る給湯器1は、一般給湯系2と、風呂釜追焚循環系3
と、浴槽給湯系4と、乾燥器注水系5とを備えている。
【0034】一般給湯系2は、給水管10と出湯管12
と第1の熱交換器14とを備え、給水管10及び出湯管
12は、第1の熱交換器14の入口及び出口にそれぞれ
連結されている。給水管10の入口付近には、給水管1
0に流入する水の総量を規制するための水絞り弁16が
設けられている。該水絞り弁16には、水絞り弁モータ
(図示せず)が連繋され、該水絞り弁モータにより水絞
り弁16の開度が可変制御できるようになっている。
【0035】また、給水管10には、給水管10へ流入
する水の温度を計測するための給湯入水温度サーミスタ
18と、給水管10に流入する水の流量を計測するため
の入水流量センサ20が設けられている。
【0036】出湯管12には、第1の熱交換器14の出
口付近に、該第1の熱交換器14から排出される湯の温
度を計測するための給湯出湯温度サーミスタ22が設け
られ、さらに、出湯管12の先端には、第1の熱交換器
14により加熱された湯を排出するための水栓24が設
けられている。なお、図1において、水栓24は、1つ
のみ図示されているが、これは例示であり、通常は台
所、洗面所、シャワー等、複数の水栓24が設けられて
いる。
【0037】その他、一般給湯系2は、前記第1の熱交
換器14の下方部位に配置された該第1の熱交換器14
内を流れる水を加熱するためのガスバーナ26と、前記
ガスバーナのガス管28に設けられた、元電磁弁30、
メイン電磁弁32及び該ガス管28を流れるガスの流量
を制御するガス比例弁34と、さらに前記ガスバーナに
燃焼用空気を供給するための送風ファン36とを備えて
いる。
【0038】風呂釜追焚循環系3は、往き管40と戻り
管42と第2の熱交換器44と浴槽46とを備え、往き
管40及び戻り管42は、その一端が第2の熱交換器4
4の入口及び出口にそれぞれ連結され、その他端が浴槽
46に連結されているものである。
【0039】往き管40には、浴槽46から往き管40
に流入する湯の温度を計測するための風呂出口温度サー
ミスタ48が設けられ、さらにその下流側位置には、浴
槽46又は後述する乾燥器96内の湯を循環させるため
の風呂・乾燥循環用ポンプ50が設けられ、さらにその
下流側には、往き管40内を湯が流れているか否かを検
知するための風呂・乾燥水流スイッチ52が設けられて
いる。又、戻り管42には、第2の熱交換器44内で加
熱された湯の温度を計測するための風呂・乾燥入口温度
サーミスタ54が設けられている。
【0040】その他、風呂釜追焚循環系3は、前記第2
の熱交換器44の下方部位に配置された該第2の熱交換
器44内を流れる水を加熱するためのガスバーナ56
と、前記ガスバーナのガス管58に設けられた、メイン
電磁弁62及び該ガス管58を流れるガスの流量を制御
するガス比例弁64と、さらに前記ガスバーナに燃焼用
空気を供給するための送風ファン66とを備えている。
なお、ガス管58は、元電磁弁30の下流側においてガ
ス管28と連結され、元電磁弁30を共有する形になっ
ている。
【0041】浴槽給湯系4は、一般給湯系2と風呂釜追
焚循環系3とを接続管70を介して連結したものであ
り、給水管10、第1の熱交換器14、出湯管12、接
続管70、及び往き管40により構成されている。
【0042】さらに詳しくは、接続管70の一端は、一
般給湯系2に備えられた出湯管12と給水出湯温度サー
ミスタ22よりも下流側の位置において連結され、接続
管70の他端は、風呂釜追焚循環系3に備えられた往き
管40と風呂・乾燥循環用ポンプ50の上流側の位置に
おいて連結されている。また、接続管70には、浴槽4
6又は乾燥器96に流入する水の流量を計測する風呂・
乾燥給湯流量センサ72及び、接続管70を開閉するた
めの給湯弁74が設けられている。
【0043】乾燥器注水系5は、膨張タンク80と、膨
張タンク出水管82と、膨張タンク入水管84と、乾燥
器入水管94と、乾燥器96とを備えており、乾燥運転
中は乾燥器96と膨張タンク80と第2の熱交換器44
との間に湯を循環させる乾燥器循環系をも兼ねているも
のである。膨張タンク出水管82は、その一端が膨張タ
ンク80に接続され、その他端が往き管40に接続され
ている。また、膨張タンク出水管82と往き管40との
接続部には、浴槽46内又は膨張タンク80内の湯のい
ずれかを往き管40に切替流入させるための第1切替弁
86が配設されている。
【0044】乾燥器入水管94は、その一端が乾燥器9
6に接続され、その他端が戻り管42に接続されてい
る。また、乾燥器入水管94と戻り管40との接続部に
は、第2の熱交換器44で加熱した湯を戻り管40から
浴槽46内又は乾燥器96内のいずれかに切替排出させ
るための第2切替弁88が配設されている。さらに、膨
張タンク入水管84は、その一端が乾燥器96に接続さ
れ、その他端が膨張タンク80に接続されている。
【0045】さらに、膨張タンク80内には、膨張タン
ク80内の水位が下限値以下になったか否かを検出する
ための水位低側フロートスイッチ90と、膨張タンク8
0内の水位が上限値以上になったか否かを検出するため
の水位高側フロートスイッチ92が設けられている。
【0046】さらに、図1に示す給湯器1は、給湯入水
温度サーミスタ18、入水流量センサ20、給湯出湯温
度サーミスタ22、風呂出口温度サーミスタ48、風呂
・乾燥水流スイッチ52、風呂・乾燥入口温度サーミス
タ54、及び風呂・乾燥流量センサ72から信号を受
け、元電磁弁30、メイン電磁弁32、62、ガス比例
弁34、64及び送風ファン36、66を制御するバー
ナコントローラ(図示せず)を有している。
【0047】バーナコントローラは、公知のCPU、R
OM、RAM等により構成され、そのROMには、出湯
温度制御等を行うための種々のプログラム類が格納され
ているものである。また、この給湯器1は、リモコン操
作ができるよう、台所等の水栓24が設置されている場
所や浴室内部には、リモコン(図示せず)が設けられ、
そのリモコンには、電源スイッチ、自動給湯スイッチ、
追焚スイッチ、設定温度入力装置等が設けられている。
【0048】次に、このように構成された給湯器1を用
いて、一般給湯系2による一般給湯を行う場合の基本的
な使用動作について説明する。まず、リモコン操作によ
り設定温度を入力して水栓24を開くと、給水管10内
に水絞り弁16を介して水が流入し、流入した水は、第
1の熱交換器14及び出湯管12を通って水栓24から
排出される。
【0049】この時、入水流量センサ20が給水管10
内の水流を感知すると、バーナーコントローラ(図示せ
ず)から指令が送られ、送風ファン36が駆動し、第1
の熱交換器14を加熱するためのガスバーナ26へ燃焼
用空気が供給されるとともに、元電磁弁30並びにガス
バーナ26のメイン電磁弁32及びガス比例弁34が順
次開かれて、燃焼ガスがガスバーナ26に供給され、イ
グナイタ(図示せず)による点火動作によってガスバー
ナ26が点火される。
【0050】ガスバーナ26が点火された当初は、給湯
入水温度サーミスタ18で検知される給水管10を流れ
る水の温度と、入水流量センサ20で検知される単位時
間当たりの流量に基づき、フィードフォワード制御によ
り、給湯出湯温度サーミスタ22で検知される出湯温度
が設定温度となるように、ガスバーナ26のガス比例弁
34の開度が調整されることにより、ガスバーナ26の
燃焼制御が行われる。
【0051】そして、ガスバーナ26の燃焼が安定状態
になった後は、給湯出湯温度サーミスタ22で検出され
る出湯温度に基づき、フィードバック制御により補正し
て、出湯温度が設定温度に維持されるように、バーナコ
ントローラにより、ガス比例弁34の比例弁電流回路
(図示せず)と送風ファン駆動回路(図示せず)に信号
が送られ、ガス比例弁34の開度と送風ファン36のフ
ァン回転数を比例制御することにより、ガスバーナ26
の燃焼制御が行なわれるものである。
【0052】次に浴槽給湯系4による浴槽給湯を行う場
合の基本的な使用動作について説明する。浴室に取り付
けられたリモコン(図示せず)の自動給湯スイッチを押
すと、接続管70に設けられた給湯弁74が開かれる。
【0053】給湯弁74が開かれると、一般給湯系2内
に水が流れ、第1の熱交換器14を通って出湯管12に
排出された水が、接続管70を介して往き管40内に流
れ込む。第1切替弁86は、通常、浴槽循環側となって
いるので、往き管40に流入した水は、そのまま浴槽4
6内に排出される。
【0054】この時、一般給湯の場合と同様、入水流量
センサ20が給水管10内の水の流れを検知すると、給
湯出湯温度サーミスタ22で検知される出湯温度が設定
温度となるように、一般給湯系2に設けられたガスバー
ナ26の点火及び燃焼制御が行われる。そして、浴槽4
6内に排出された湯の総量は、接続管70に設けた風呂
・乾燥給湯流量センサ72により計測され、流量の積算
値が設定量に達したところで、給湯弁74が閉じられ、
浴槽給湯が終了する。
【0055】次に、風呂釜追焚循環系3による追焚を行
う場合の基本的な使用動作について説明する。浴室に取
り付けられたリモコン(図示せず)の追焚スイッチを押
すと、風呂・乾燥循環用ポンプ50が作動する。第1切
替弁86及び第2切替弁88は、通常、浴槽循環側とな
っているので、風呂・乾燥循環用ポンプ50が作動する
と、浴槽46内の湯が往き管40を通って第2の熱交換
器44内へ送られ、第2の熱交換器44から排出された
湯が、戻り管42を通って浴槽46内に戻される。
【0056】この時、風呂・乾燥水流スイッチ52が往
き管40内の水流を感知すると、バーナーコントローラ
(図示せず)から指令が送られ、送風ファン66が駆動
し、第2の熱交換器44を加熱するためのガスバーナ5
6へ燃焼用空気が供給されるとともに、元電磁弁30並
びにガスバーナ56のメイン電磁弁62及びガス比例弁
64が順次開かれて、燃焼ガスがガスバーナ56に供給
され、イグナイタ(図示せず)による点火動作によって
ガスバーナ56が点火される。
【0057】ガスバーナ56が点火された後は、ガスバ
ーナ56のガス比例弁64の開度と送風ファン66の回
転数とが最大能力となるように固定され、その状態でガ
スバーナ56の燃焼が行われる。また、バーナコントロ
ーラから風呂・乾燥循環用ポンプ50の位相制御回路
(図示せず)に信号が送られ、風呂・乾燥入口温度サー
ミスタ54で検出される出湯温度が所定の温度範囲に維
持されるように、風呂・乾燥循環用ポンプ50の能力が
可変制御される。そして、風呂出口温度サーミスタ48
で検出される浴槽温度が設定温度に達したところで、元
電磁弁30及びメイン電磁弁62を閉じて、ガスバーナ
56の燃焼を終了させる。
【0058】なお、風呂釜追焚循環系3は、追焚スイッ
チにより起動する他、浴槽給湯系4による自動給湯を行
った場合において、流量センサー等により、所定量の湯
が浴槽46内に給湯されたことを検知した時に浴槽給湯
を終了すると共に、一定時間間隔(例えば、10分)毎
に風呂釜追焚循環系3を自動的に作動させてもよい。こ
のように構成することにより、浴槽46内の湯を常に一
定の温度に保持できるからである。
【0059】次に、乾燥運転の基本的な使用動作、及び
その際に行われる乾燥器注水系5による注水動作につい
て説明する。浴室に設けられたリモコン(図示せず)の
乾燥運転スイッチを押すと、第1切替弁86及び第2切
替弁88が作動し、循環回路が乾燥器循環側に切り替わ
る。
【0060】次いで、風呂・乾燥循環用ポンプ50が作
動し、膨張タンク80から膨張タンク出水管82及び往
き管40を通って膨張タンク80内の水が第2の熱交換
器44へ送られ、そこで加熱された湯が戻り管42、乾
燥器入水管94、乾燥器96及び膨張タンク入水管84
を順次通って膨張タンク80に戻される。
【0061】そして、追焚加熱の場合と同様、風呂・乾
燥水流スイッチ52が往き管40内の水の流れを検知す
ると、風呂釜追焚循環系3に設けられたガスバーナ56
の点火が行われる。ガスバーナ56が点火された後は、
風呂・乾燥入口温度サーミスタ54で検知される温度が
所定の温度となるように、ガスバーナ56のガス比例弁
64の開度をフィードバック制御して、ガスバーナ56
の燃焼制御が行われる。
【0062】この時、膨張タンク80内の水が少なくな
り、水位低側フロートスイッチ90がOFFになると、
後述する水絞り弁16の開度調整が行われた後に給湯弁
74が開かれ、給水管10から第1の熱交換器14内を
通った水が出湯管12及び接続管70を通って往き管4
0内に補給される。なお、この場合は、膨張タンク80
の容量が少ない(0.5リットル程度)ので、第1の熱
交換器14に設けられたガスバーナには点火されず、そ
のまま水が注水される。
【0063】往き管40に補給された水は、そのまま乾
燥器注水系5を循環し続けるので、膨張タンク80内の
水位は次第に上昇し、まず、水位低側フロートスイッチ
90がONとなる。さらに、水を補給し続けると、水位
高側フロートスイッチ92がONとなるので、この時点
で給湯弁74を閉じ、乾燥器96への水の補給を停止す
る。そして、この状態で、乾燥運転が続行されると共
に、再度、乾燥運転中に水位低側フロートスイッチ90
がOFFになった場合には、給湯弁74を開いて、水の
補給が行われるものである。
【0064】次に、本発明に係る水絞り弁16の制御方
法について説明する。図2は、本発明に係る水絞り弁1
6の制御方法を用いた場合における、水絞り弁16の開
度と流量の関係を示したものである。図2において、電
源を投入した段階では、水絞り弁16は、全開の状態
(初期位置)にある。次いで、1回目の一般給湯が行わ
れた場合には、全開の位置から一般給湯における最大能
力制御の位置まで水絞り弁16が絞られ、止水時にはそ
の位置で水絞り弁16を待機させる。
【0065】なお、1回目の一般給湯の際、出湯直後に
流量が大きくオーバーシュートしているが、これは、電
源投入後1回目の一般給湯が行われるまでの間は、水絞
り弁16は全開の状態にあるため、水絞り弁16の開度
が一般給湯における最大能力制御の位置まで絞られるの
に時間がかかることによるものである。また、止水時に
水絞り弁16が若干開くのは、水絞り弁16が止水時の
流量低下に応答するためである。
【0066】2回目以降の一般給湯を行う場合には、水
絞り弁16は、既に一般給湯における最大能力制御の位
置で待機しているので、出湯の際に大きな水絞り弁16
の開度調整を伴うことなく、直ちに一般給湯における最
大能力制御が行われる。そのため、出湯直後に流量が大
きくオーバーシュート又はアンダーシュートすることは
ない。
【0067】また、2〜3秒の間隔で一般給湯系による
間欠出湯を行う場合であっても、一般給湯における最大
能力制御の位置で水絞り弁16を待機させているので、
設定温度を変更しない限り、流量が不安定になることは
ない。
【0068】一般給湯後に浴槽給湯を行う場合には、通
常、給湯設定温度と風呂設定温度は異なるので、給湯弁
74が開かれたと同時に、水絞り弁16は、浴槽給湯に
おける最大能力制御の位置まで開度調整(図2の場合、
開く動作)が行なわれる。次いで、浴槽給湯が終了した
時には、ウォータハンマを防止するため、水絞り弁16
を漸減させ、流量をある一定値以下(例えば6リットル
/分以下)まで絞ってから給湯弁74を閉じる。そし
て、後述の復帰動作制御手段により、水絞り弁16は、
最短時間で一般給湯における最大能力制御の位置まで復
帰し、そこで待機する。
【0069】以上のように、本発明に係る水絞り弁16
の制御方法によれば、一般給湯とは異なる水絞り弁16
の制御が行われた場合であっても、水絞り弁16は、常
に一般給湯における最大能力制御の位置で待機するの
で、その後に一般給湯を行っても、流量が不安定となる
ことはなく、一般給湯が行われると同時に速やかに最大
能力制御が行われる。従って、給湯設定温度を変更しな
い限り、常に安定した出湯特性が得られることになる。
【0070】次に、積算値の算出及び水絞り弁16の復
帰動作について、浴槽給湯の場合を例にとり、具体的に
説明する。上述のように、給湯弁74を開いて浴槽給湯
が開始してから、給湯弁74を閉じて浴槽給湯が終了す
るまでの間に、水絞り弁モータに印可した電圧割合e
(%)をある時間間隔t(秒)で測定する。
【0071】そして、一般給湯における最大能力制御の
位置での積算値Σeを0とおき、その位置より開方向に
電圧割合を印加した場合を正、閉方向に電圧割合を印加
した場合を負としてこれらを加算し、これを積算値Σe
とする。
【0072】ところで、開方向に印加した電圧割合eと
時間間隔tとの積は、水絞り弁モータに対して行われた
正の仕事に、また、閉方向に印加した電圧割合eと時間
間隔tとの積は、水絞り弁モータに対して行われた負の
仕事に等しい。従って、積算値Σeと時間間隔tとの積
は、水絞り弁モータに対して行われた総仕事量に等し
い。また、その符号が正である場合には、浴槽給湯終了
時点において、一般給湯における最大能力制御の位置よ
りも水絞り弁16が開いていることを意味し、負である
場合は前記位置より水絞り弁16が閉じていることを意
味している。
【0073】従って、給湯弁74が閉じた後に水絞り弁
16を元の位置、すなわち一般給湯における最大能力制
御の位置に戻すには、給湯弁74が閉じた時点でのΣe
・t値と絶対値が等しく、かつ符号が反対の仕事量を水
絞り弁モータに対して行い、積算値Σeが0となるよう
に制御すればよいことになる。
【0074】その制御方法は、結果的に積算値Σeを0
にするものであれば足り、特に限定されるものではな
い。しかし、水絞り弁モータの回転速度は、モータに印
加した電圧割合に比例し、印加する電圧割合が高いほど
回転速度が速くなるので、復帰動作の場合には、モータ
に対して100%の電圧割合をある一定時間(以下、
「戻り時間」という)印加するとよい。これにより、最
短時間で水絞り弁16を一般給湯における最大能力制御
の位置まで復帰させることができるからである。
【0075】ここで、戻り時間をTとすると、復帰動作
の際に100%の電圧割合を印加するのであるから、復
帰動作の際に水絞り弁16に対して行う総仕事量は、1
00Tである。この値が、給湯弁74が閉じられた時点
でのΣe・t値の絶対値に等しければよいのであるか
ら、結局、戻り時間Tは、Σe・t値の絶対値を100
で除した値、すなわち、”|Σe・t|/100”とな
る。
【0076】図3(a)は、浴槽給湯前後における水絞
り弁16の開度の経時変化を、同(b)及び(c)は、
その際に水絞り弁モータに対して印加した正及び負の電
圧割合の経時変化を、また、同(d)は、水絞り弁モー
タに対して印加した電圧割合の積算値Σeの経時変化を
それぞれ模式的に示したものである。
【0077】図3を更に詳しく説明すると、浴槽給湯が
開始され給湯弁74が開かれると、図3(b)に示すよ
うなパターンで、水絞り弁モータに対して正の電圧割合
が印可される。そのため、一般給湯における最大能力制
御の位置で待機していた水絞り弁16は、浴槽給湯にお
ける最大能力制御の位置まで速やかに開かれる。この
時、水絞り弁モータに対して印加した電圧割合eを一定
の測定間隔t(図3の場合は、16ms)で計測し、そ
の積算値Σeを算出する。
【0078】算出された積算値Σeは、図3(d)に示
すように、単調に増加し、浴槽給湯における最大能力制
御の位置まで水絞り弁16が開かれた時点で一定値(図
3(d)に示す例の場合、440(%))となり、一旦
安定する。
【0079】また、図3では、浴槽給湯中に何らかの外
乱が加わり、途中で水絞り弁16の開度が若干変動した
ケースを想定している。この場合、水絞り弁モータに対
して、途中で、正、負、正の順で電圧割合が印可されて
いるので、これらを加算すると、外乱が取り除かれた後
の積算値Σeは、340(%)となる。
【0080】次いで、浴槽給湯を終了する場合には、給
湯弁74を閉じる前に、水絞り弁16に対し100%の
負の電圧割合を印加して、速やかに水絞り弁16を絞
る。そして、水絞り弁16がウォータハンマを防止可能
な位置まで絞られたところで、給湯弁74を閉じる。こ
の時点での積算値Σeは、−250(%)である。
【0081】次に、給湯弁74を閉じた時点での積算値
Σeと反対方向、すなわち正の方向に、100%の電圧
割合をT秒間印加することにより、一般給湯における最
大能力制御の位置まで水絞り弁16を速やかに復帰さ
せ、その位置で待機させて、浴槽給湯が終了する。な
お、図3に示す例の場合、戻り時間Tは、40msであ
る。
【0082】図4(a)は、乾燥器注水前後における水
絞り弁16の開度の経時変化を、同(b)及び(c)
は、その際に水絞り弁モータに対して印加した正及び負
の電圧割合の経時変化を、また、同(d)は、水絞り弁
モータに対して印加した電圧割合の積算値Σeの経時変
化をそれぞれ模式的に示したものである。
【0083】乾燥器注水前後における水絞り弁モータに
印加した電圧割合の積算値の算出及び復帰動作も、浴槽
給湯の場合とほぼ同様である。図4を更に詳しく説明す
ると、乾燥運転中に、バーナコントローラが水位低側フ
ロートスイッチ90OFFを検知すると、乾燥器96へ
の注水の前に、水絞り弁16を一旦全閉とするように指
令が送られる。膨張タンク80の容量が少ないため、そ
のまま注水を行うと、水絞り弁16が適正に絞られる前
に、膨張タンク80が満水となり、水が溢れるからであ
る。
【0084】そして、全閉の指令が送られると同時に、
水絞り弁モータに対して100%の負の電圧割合が印可
され、水絞り弁16が一般給湯における最大能力制御の
位置から全閉の位置まで速やかに絞られる。この時、水
絞り弁モータに対して印加した電圧割合eを一定の測定
間隔t(図3の場合は、16ms)で計測し、その積算
値Σeが算出される。図4(d)に示す例では、この時
点での積算値Σeは、−500(%)である。
【0085】次いで、給湯弁74が開かれると同時に、
水絞り弁モータに対して図4(b)に示すパターンで正
の電圧割合を印可し、水絞り弁16を乾燥器注水に適し
た水絞り位置(例えば、流量5リットル/分)まで開い
て注水が行われる。バーナコントローラが水位高側フロ
ートスイッチ92ONを検知したところで、給湯弁74
を一旦閉じ、水絞り弁16の開度を保持したまま一定時
間待機する。図4(d)に示す例では、この時点での積
算値Σeは、−280(%)である。
【0086】乾燥器注水系5内の水が少ない場合には、
数秒以内に再び水位低側フロートスイッチ90がOFF
となるので、この場合には、再び給湯弁74を開き、水
位高側フロートスイッチ92がONとなるまで、給水を
行う。図4の例では、2度目の注水の際に外乱が加わ
り、水絞り弁16の開度が調整されており、膨張タンク
80内の水位が安定し注水が完了した時点での積算値Σ
eは、−250(%)となっている。
【0087】注水が完了した後は、注水完了時点での積
算値Σeと反対方向、すなわち正の方向に、100%の
電圧割合をT秒間印加することにより、水絞り弁16を
一般給湯における最大能力制御の位置まで速やかに復帰
させ、乾燥器96への注水が終了する。なお、図4に示
す例の場合、戻り時間Tは、40msである。
【0088】次に、本発明に係る水絞り弁16の制御が
どのように行われるかを、図5A、5B及び5Cのフロ
ーチャートを参照して説明する。一般給湯を行う場合
は、まず、ユーザーがリモコン操作により給湯温度を設
定し、水栓24を開くと、図5Aに示す制御ルーチンに
はいる。
【0089】最初にステップS1(以下、単に「S1」
とする)において、浴槽給湯が行われたか否かが判断さ
れる。この場合は、一般給湯であるので(S1:N
O)、S2に進む。また、S2では、乾燥運転中に水位
低側フロートスイッチ(LLS)90がOFFとなった
か否かが判断されるが、この場合は、一般給湯であるの
で(S2:NO)、そのままS3に進む。
【0090】S3では、入水流量センサ(HWFS)2
0が水流を検知し、水栓24が開かれているか否かが判
断される。この場合は、一般給湯であり、水栓24が開
かれている状態である(S3:YES)ので、S16に
進む。S16においては、リモコン操作により入力され
た給湯温度が、設定温度としてバーナコントローラ内に
読み込まれる。
【0091】次いで、S17では、給湯設定温度、入水
温度及び入水流量センサ20からの信号に基づき一般給
湯における最大能力制御となるような水絞り量が演算さ
れる。そして、S18では、S17で演算された水絞り
量となるように水絞り弁モータに電圧割合が印可される
と共に、S19において、電圧割合の積算値Σeが0に
リセットされる。その後、S1に戻り、水栓24が開か
れている間は、上述のS1〜S3及びS16〜S19の
ステップが繰り返される。
【0092】一方、一般給湯が終了すると、S3におい
て水栓24が閉じられたと判断されるので(S3:N
O)、次にS4に進む。S4では、積算値Σeが0か否
かが判断されるが、一般給湯の場合には、S19におい
て、積算値Σeが0にリセットされている(S4:YE
S)ので、S15に進む。そして、S15においては、
水絞り弁16の位置を変えることなくそのまま水絞り弁
モータを停止し、一般給湯が終了する。これにより、水
絞り弁16は、一般給湯における最大能力制御の位置で
待機し、次回の出湯に備えることになる。
【0093】次に、浴槽給湯を行う場合の水絞り弁16
の制御について説明する。ユーザーがリモコン操作によ
り風呂温度を設定し、自動給湯スイッチを押すと、図5
Aに示す制御ルーチンにはいる。そして、S1におい
て、浴槽給湯であるか否かが判断されるが、この場合は
浴槽給湯である(S1:YES)ので、そのまま、図5
Bに示す制御ルーチンのS20に移行する。
【0094】S20においては、リモコン操作により入
力された風呂温度が、風呂設定温度としてバーナコント
ローラ内に読み込まれる。次いで、S21に進み、そこ
で、給湯弁(BHV)74が開かれる。そして、S22
において、風呂設定温度、入水温度及び入水流量センサ
20からの信号に基づき浴槽給湯における最大能力制御
となるような水絞り量を演算する。次いで、S23にお
いて、S22で演算された水絞り量となるように水絞り
弁モータに電圧割合を印加するとともに、S24におい
て、水絞り弁モータに対して印加した電圧割合の積算値
Σeが求められる。
【0095】次に、S25に進み、浴槽給湯が中断され
たか否かが判断される。浴槽給湯が中断された場合(S
25:YES)は、後述のS27に進み、中断されてい
ない場合はS26に進む。S26においては、設定量ま
で給湯されたか否かが判断される。設定量まで給湯され
ていない場合(S26:NO)は、S22に戻り、前述
のS22からS26までのステップが繰り返される。
【0096】また、設定量まで給湯された場合(S2
6:NO)には、S27に進み、入水流量センサ(HW
FS)20と風呂・乾燥給湯流量センサ(BWFS)7
2から得られる流量信号に基づき、水栓24が開いてい
るか否かが判断される。入水流量センサ(HWFS)2
0で検出される流量が風呂・乾燥給湯流量センサ(BW
FS)72で検出される流量より多い場合には、水栓2
4が開かれていることを意味するので、その場合(S2
7:YES)は、S28において給湯弁(BHW)74
を閉じ、更にS16に進み、後述のウォータハンマ防止
のための動作を行うことなく、前述の一般給湯における
水絞り弁制御が続行される。
【0097】一方、水栓24が開かれていない場合は、
入水流量センサ(HWFS)20で検出される流量が風
呂・乾燥給湯流量センサ(BWFS)72で検出される
流量に等しくなるので、この場合(S27:NO)は、
S29に進み、そこで、ウォータハンマを防止するため
に、流量が5リットル/分以下となるような水絞り量が
演算される。
【0098】そして、S30において、S29で得られ
た水絞り量となるように水絞り弁モータに電圧割合を印
加すると共に、S31において、水絞り弁モータに印可
された電圧割合の積算値Σeが計算される。次いで、S
32に進み、入水流量センサ20により検出される流量
が6リットル/分となったか否かが判断される。流量が
6リットル/分以下でない場合は、S27へ戻り、上述
のS27〜S32のステップが繰り返される。一方、流
量が6リットル/分以下となった場合には、S33に進
み、給湯弁(BHV)74を閉じる。これにより、管内
の流速の急変が避けられ、ウォータハンマを防止するこ
とが可能となる。
【0099】給湯弁(BHV)74を閉じた後は、図5
Aに示すS4に進む。S4においては、積算値Σeが0
か否かが判断される。一般給湯の場合と異なり、浴槽給
湯の場合は、積算値Σeは0ではない(S4:YES)
ので、S5に進み、そこで戻り時間Tが計算される。次
いで、S6に進み、積算値Σeの符号が判断される。積
算値Σeが負である場合(S6:NO)は、水絞り弁1
6は、一般給湯における最大能力制御の位置より絞られ
た位置にあるので、S7に進み、水絞り弁モータに対
し、開方向に100%の電圧割合をS5で求めた戻り時
間Tだけ印加して、S9に進む。
【0100】また、S6において、積算値Σeが正であ
る場合(S6:YES)は、水絞り弁16は、一般給湯
における最大能力制御の位置より開かれた位置にあるの
で、S8に進み、水絞り弁モータに対し、閉方向に10
0%の電圧割合をS5で求めた戻り時間Tだけ印加し
て、S9に進む。
【0101】S9においては、再び、積算値Σeが計算
される。そして、S10に進み、そこで浴槽給湯が開始
されたか否かが判断される。浴槽給湯が開始されない場
合(S10:NO)は、S11に進み、そこで乾燥運転
中に水位低側フロートスイッチ(LLS)90がOFF
となったか否かが判断される。水位低側フロートスイッ
チ(LLS)90がOFFでない(S11:NO)場合
は、さらに、S12に進み、そこで入水流量センサ(H
WFS)20からの信号に基づき、水栓24が開いてい
るか否かが判断される。
【0102】水栓24が開いていない場合(S12:N
O)は、S13に進み、S5で求めた戻り時間Tが経過
したか否かが判断される。そして、戻り時間Tが経過し
ていない場合(S13:NO)は、S9に戻り、上述の
S9〜S13のステップが繰り返される。一方、戻り時
間Tが経過した場合(S13:YES)には、S14に
進み、積算値Σeが0にリセットされ、更にS15に進
み、そこで水絞り弁モータを停止して、浴槽給湯が終了
する。これにより、水絞り弁16は、一般給湯における
最大能力制御の位置まで最短時間で復帰することにな
る。
【0103】なお、水絞り弁16の復帰動作の途中にお
いて、浴槽給湯が再開された場合(S10:YES)に
は、水絞り弁16の復帰動作が中断され、図5Bに示す
S20に進み、再度、上述のS20〜S33のステップ
が実行される。同様に、水絞り弁16の復帰動作の途中
において、乾燥運転が行われ、その際に水位低側フロー
トスイッチ(LLS)90がOFFとなった場合(S1
1:YES)には、後述のS34に進み、S34〜S5
1のステップが実行される。
【0104】さらに、水絞り弁16の復帰動作の途中に
おいて、水栓24が開かれた場合(S12:YES)に
は、S16に進み、前述のS16〜S19及びS1〜S
4及びS15のステップが実行される。これにより、2
〜3秒間隔程度の間欠使用が行われた場合でも、速やか
に最適な水絞り弁16の制御を行うことが可能となる。
【0105】次に、乾燥器96への注水が行われる場合
の水絞り弁16の制御について説明する。ユーザーがリ
モコン操作により、乾燥運転スイッチを押すと、第1切
替弁86及び第2切替弁88が乾燥器循環側に切り替わ
り、次いで、風呂・乾燥循環ポンプ50が作動し、膨張
タンク80内の水が第2の熱交換器44内に導かれて循
環加熱される。そして、乾燥運転が始まると同時に、図
5Aに示す制御ルーチンに入る。
【0106】この場合、浴槽給湯ではない(S1:N
O)ので、S1からS2に進み、そこで、乾燥運転中に
膨張タンク80内の水位が低下し、水位低側フロートス
イッチ(LLS)90がOFFとなったか否かが判断さ
れる。水位低側フロートスイッチ(LLS)90がOF
Fとなった場合(S2:YES)には、図5Cに示すS
34に進み、そこで、水栓24が開かれているか否かが
判断される。水栓24が開いている場合(S34:YE
S)には、このまま乾燥器96への注水を行うと、流量
が多すぎて膨張タンク80から水が溢れるので、S3に
進み、一般給湯が終了するまで乾燥器96への注水を中
断する。
【0107】一方、一般給湯が行われていない又は一般
給湯が終了した場合(S34:NO)には、S35に進
み、乾燥運転が中断されたか否かが判断される。乾燥運
転が中断された場合(S35:YES)には、乾燥器9
6への注水は不要となるので、そのままS4に進み、前
述のS4〜S15のステップが実行され、水絞り弁16
が一般給湯における最大能力制御の位置まで復帰する。
【0108】また、乾燥運転が中断されていない場合
(S35:YES)は、S36に進み、水絞り弁16が
全閉状態にあるか否かが判断される。水絞り弁16が全
閉でない場合(S36:NO)には、このまま給湯弁
(BHV)74を開くと膨張タンク80から水が溢れる
ので、S37に進み、水絞り弁モータに対し、閉方向に
100%の電圧割合が印加される。そして、S38で
は、水絞り弁モータに対して印加した電圧割合の積算値
Σeを算出し、次いでS34に戻り、水絞り弁16が全
閉となるまで上述のS34〜S38のステップが繰り返
される。
【0109】水絞り弁16が全閉となったところで(S
36:YES)、S39に進み、給湯弁(BHV)74
が開かれる。そして、S40に進み、そこで給水管10
を流れる水の量が5リットル/分となるような水絞り量
が演算される。次いで、S41に進み、S40で求めら
れた水絞り量となるように水絞り弁モータに電圧割合が
印加されると共に、S42において、水絞り弁モータに
印加した電圧割合の積算値Σeが計算される。
【0110】そして、S43に進み、そこで、再度、乾
燥運転が中断されたか否かが判断される。乾燥運転が中
断された場合(S43:YES)は、乾燥器96への注
水を続行する必要はないので、S4に戻り、前述のS4
〜S15のステップが実行され、水絞り弁16の復帰動
作が行われる。
【0111】一方、乾燥運転が中断されていない場合
(S43:NO)は、S44に進み、再度、水栓24が
開かれたか否かが判断される。水栓24が開かれた場合
(S44:YES)は、乾燥器96への注水を続行する
と、流量が多くなりすぎ、膨張タンク80から水が溢れ
るので、S45に進み、給湯弁(BHV)74を閉じ、
さらにS16に進み、一般給湯のための水絞り弁16の
制御を実行すると共に、一般給湯が終了するまで乾燥器
96への注水を中断する。
【0112】また、水栓24が開かれていない場合(S
44:NO)には、S46に進み、そこで、水位高側フ
ロートスイッチ(HLS)92がONとなっているか否
かが判断される。水位高側フロートスイッチ(HLS)
92がONとなっていない場合(S46:NO)は、水
量が十分ではないので、S39に戻り、上述のS39〜
S46のステップが繰り返され、注水が続行される。
【0113】一方、水位高側フロートスイッチ(HL
S)92がONとなった場合(S46:YES)は、S
57に進み、給湯弁(BHV)74が閉じられ、乾燥器
96への注水を一旦中断する。そして、S48におい
て、再度、水栓24が開かれているか否かを判断し、水
栓24が開かれている場合(S48:YES)は、S1
6に進み、一般給湯のための水絞り制御に移行する。
【0114】これに対し、水栓24が開かれていない場
合(S48:NO)は、S49に進み、乾燥運転が中断
されたか否かが判断される。乾燥運転が中断された場合
(S49:YES)は、乾燥器96への注水を続行する
必要はないので、そのままS4に進み、前述のS4〜S
15のステップが実行され、水絞り弁16の復帰動作が
行われる。
【0115】一方、乾燥運転が中断されていない場合
(S49:NO)は、S50に進み、そこで、水位低側
フロートスイッチ(LLS)90がOFFとなっている
か否かが判断される。水位低側フロートスイッチ(LL
S)90がOFFとなっている場合(S50:YES)
は、S39に戻り、給湯弁(BHV)74が開かれると
共に、水位高側フロートスイッチ(HLS)92がON
となるまで、前述のS39〜S50のステップが繰り返
される。
【0116】また、水位低側フロートスイッチ(LL
S)90がOFFとなっていない場合(S50:NO)
は、S51に進み、予め定められた水位安定待ち時間
(例えば、10秒間)が経過したか否かが判断される。
水位安定待ち時間が経過していない場合(S51:N
O)は、数秒後に膨張タンク80内の水位が低下する場
合があるので、S48に戻り、水位安定待ち時間が経過
するまで、水位低側フロートスイッチ(LLS)90が
OFFになるか否かを監視する。
【0117】そして、水位低側フロートスイッチ(LL
S)90がOFFとなることなく、水位安定待ち時間が
経過した場合(S51:YES)には、S4に戻り、上
述のS4〜S15のステップを実行に移すことにより、
水絞り弁16の位置を一般給湯における最大能力制御の
位置まで復帰させ、乾燥器96への注水が終了する。
【0118】なお、図5A、5B及び5Cにおいて、積
算値算出手段は、S9、S24、S31、S38及びS
42の各ステップに対応し、復帰動作制御手段は、S4
からS15までのステップ(S10からS12を除く)
に対応し、ウォータハンマ防止動作制御手段は、S27
からS33までのステップに対応し、間欠動作制御手段
は、S10からS12に対応している。
【0119】また、S16からS19は、一般給湯にお
ける水絞り弁16の制御手段に、S20からS26は、
浴槽給湯給湯における水絞り弁16の制御手段に、さら
に、S34からS51は、乾燥器注水制御手段にそれぞ
れ対応している。
【0120】以上のように、本発明に係る給湯器によれ
ば、浴槽給湯や乾燥器注水など、一般給湯とは異なる水
絞り制御を行った場合であっても、ウォータハンマを防
止することができると共に、出湯当初や間欠使用時、さ
らには乾燥器への注水を行う場合においても、速やかに
最適な水絞り制御を行うことができ、安定した出湯特性
を得ることが可能となる。
【0121】なお、本発明は、上記実施の形態に何ら限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の改変が可能である。例えば、上記実施の形態で
は、水絞り弁の位置を一般給湯における最大能力制御の
位置からの戻り時間で管理しているが、水絞り弁モータ
に印加した電圧割合の積算値Σeで直接管理しても良
い。また、積算値の算出においては、時間間隔tを一定
としているが、時間間隔tが可変となるように制御して
もよい。
【0122】さらに、上記実施の形態では、風呂釜追焚
循環機能及び乾燥運転機能を備えた給湯器の場合につい
て説明したが、風呂釜追焚循環機能及び/又は乾燥運転
機能を備えていない給湯器の場合であっても、上記実施
の形態と同様の効果が得られる。
【0123】
【発明の効果】本発明に係る給湯器によれば、一般給湯
における最大能力制御の位置を待機位置とし、一般給湯
とは異なる水絞り弁の制御を行った場合に、水絞り弁モ
ータに対して印加した動作量の積算値を求め、一般給湯
とは異なる水絞り弁の制御が終了又は中断したときに、
水絞り弁に対してその積算値と等量で、かつ反対方向の
動作量を印加して待機位置に復帰させるようにしたの
で、浴槽への給湯や乾燥器への注水を行った後であって
も、一般給湯に対しては、速やかに最適な水絞り制御が
行われ、安定した出湯特性が得られるという効果があ
る。
【0124】また、乾燥器への注水の際には、水絞り弁
を一旦全閉とし、その後で給湯弁を開き、注水に適した
水絞り弁の制御を行うようにしたので、乾燥器へ注水す
る際に、膨張タンクから水が溢れるおそれもない。
【0125】さらに、上述の復帰動作が行われている途
中で湯の出湯が行われた場合には、水絞り弁の復帰動作
を中断し、直ちに出湯方式に応じた水絞り弁の制御に移
行させるようにしたので、2〜3秒間隔程度の間欠使用
を行う場合であっても速やかに最適な水絞り弁の制御が
行われるという効果がある。
【0126】以上のように、本発明によれば、一般給湯
とは異なる水絞り弁の制御を行った場合であっても安定
した出湯特性が得られるものであり、使用しても違和感
がなく、給湯器の使い勝手を格段に向上させることがで
きるので、産業上、その効果の極めて大きい発明であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給湯器の概略構成図である。
【図2】本発明に係る水絞り弁の制御手段を用いた場合
における、水絞り弁の開度と流量の関係を示した図であ
る。
【図3】図3(a)は、浴槽給湯前後における水絞り弁
の開度の経時変化を、図3(b)及び(c)は、その際
に水絞り弁モータに印加した正及び負の電圧割合の経時
変化を、図3(d)は、その電圧割合の積算値の経時変
化を示す図である。
【図4】図4(a)は、乾燥器注水前後における水絞り
弁の開度の経時変化を、図4(b)及び(c)は、その
際に水絞り弁モータに印加した正及び負の電圧割合の経
時変化を、図4(d)は、その電圧割合の積算値の経時
変化を示す図である。
【図5A】本発明に係る水絞り弁の制御を実行するため
の制御フローチャートを示す。
【図5B】図5Aに示す制御フローチャートの続きであ
る。
【図5C】図5Aに示す制御フローチャートの続きであ
る。
【図6】前回止水時の位置で水絞り弁を待機させる方法
で水絞り弁を制御した場合における、水絞り弁の開度と
流量の関係を示す図である。
【図7】入水温度に応じた待機位置で水絞り弁を待機さ
せる方法で水絞り弁を制御した場合における、水絞り弁
の開度と流量の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 給湯器 2 一般給湯系 4 浴槽給湯系 5 乾燥器注水系 10 給水管 12 出湯管 14 第1の熱交換器 16 水絞り弁 44 第2の熱交換器 46 浴槽 74 給湯弁 80 膨張タンク 96 乾燥器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器に流れる水の最大流量を規制す
    る水絞り弁と、該水絞り弁の開度調整をする水絞り弁駆
    動手段とを備え、前記熱交換器に流れる水をガスバーナ
    により加熱して出湯管より出湯させる一般給湯系と、 前記一般給湯系から分岐して設けられ、前記熱交換器で
    加熱された湯を給湯弁の開動作により浴槽へ給湯する浴
    槽給湯系と、 一般給湯時における前記水絞り弁の位置を待機位置と
    し、浴槽給湯時における前記水絞り弁の制御を行った場
    合には、前記待機位置を基準とする前記水絞り弁の動作
    量の積算値を求める積算値算出手段と、 浴槽給湯時における前記水絞り弁の制御が終了又は中断
    した時に、前記水絞り弁に対し前記積算値と等量で、か
    つ反対方向の動作量を印加して前記待機位置に復帰させ
    る復帰動作制御手段とを備えていることを特徴とする給
    湯器。
  2. 【請求項2】 前記水絞り弁駆動手段は、前記水絞り弁
    をモータ駆動により開度調整する水絞り弁モータであ
    り、 前記積算値算出手段は、前記水絞り弁モータに印加した
    電圧割合を所定の時間間隔で求め、前記水絞り弁を開く
    方向の電圧割合と閉じる方向の電圧割合とを符号を変え
    て、その総和を求めて積算値とするものであり、 前記復帰動作制御手段は、前記水絞り弁モータに対して
    速やかに動作し得るに充分な復帰電圧割合を、前記積算
    値と反対符号であって、かつ、前記積算値と前記時間間
    隔の積を前記復帰電圧割合で除した値に等しい時間だけ
    印加する、もしくは、前記積算値算出手段による積算を
    継続しながら前記積算値の符号が反転するまで印加す
    る、又は全開全閉位置となるまで印加するものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載される給湯器。
  3. 【請求項3】 前記浴槽給湯系による浴槽への給湯が終
    了又は中断した時には、前記水絞り弁の開度を漸減さ
    せ、次いで、前記給湯弁を閉じるウォータハンマ防止動
    作制御手段をさらに備えていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載される給湯器。
  4. 【請求項4】 前記復帰動作制御手段による前記水絞り
    弁の復帰動作が行われている途中で出湯が行われた場合
    には、前記復帰動作を中断し、直ちに出湯方式に応じた
    水絞り弁の制御に移行する間欠動作制御手段をさらに備
    えたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載される
    給湯器。
  5. 【請求項5】 熱交換器に流れる水の最大流量を規制す
    る水絞り弁と、該水絞り弁の開度調整をする水絞り弁駆
    動手段とを備え、前記熱交換器に流れる水をガスバーナ
    により加熱して出湯管より出湯させる一般給湯系と、 前記一般給湯系から分岐して設けられ、前記熱交換器で
    加熱された湯を給湯弁の開動作により浴槽へ給湯する浴
    槽給湯系と、 前記一般給湯系を流れる水を前記給湯弁の開動作により
    浴室内の乾燥器へ注水する乾燥器注水系と、 前記乾燥器へ注水する時には、前記水絞り弁を全閉とし
    た後に前記給湯弁を開き、次いで、前記水絞り弁を開い
    て前記乾燥器に注水し、前記乾燥器への注水が終了又は
    中断した時には、前記給湯弁を閉じる乾燥器注水制御手
    段と、 一般給湯時における前記水絞り弁の位置を待機位置と
    し、浴槽給湯時又は乾燥器注水時における前記水絞り弁
    の制御を行った場合には、前記待機位置を基準とする前
    記水絞り弁の動作量の積算値を求める積算値算出手段
    と、 浴槽給湯時又は乾燥器注水時における前記水絞り弁の制
    御が終了又は中断した時に、前記水絞り弁に対し前記積
    算値と等量で、かつ反対方向の動作量を印加して前記待
    機位置に復帰させる復帰動作制御手段とを備えているこ
    とを特徴とする給湯器。
  6. 【請求項6】 前記水絞り弁駆動手段は、前記水絞り弁
    をモータ駆動により開度調整する水絞り弁モータであ
    り、 前記積算値算出手段は、前記水絞り弁モータに印加した
    電圧割合を所定の時間間隔で求め、前記水絞り弁を開く
    方向の電圧割合と閉じる方向の電圧割合とを符号を変え
    て、その総和を求めて積算値とするものであり、 前記復帰動作制御手段は、前記水絞り弁モータに対して
    速やかに動作し得るに充分な復帰電圧割合を、前記積算
    値と反対符号であって、かつ、前記積算値と前記時間間
    隔の積を前記復帰電圧割合で除した値に等しい時間だけ
    印加する、もしくは、前記積算値算出手段による積算を
    継続しながら前記積算値の符号が反転するまで印加す
    る、又は全開全閉位置となるまで印加するものであるこ
    とを特徴とする請求項5に記載される給湯器。
  7. 【請求項7】 前記浴槽給湯系による浴槽への給湯が終
    了又は中断した時には、前記水絞り弁の開度を漸減さ
    せ、次いで、前記給湯弁を閉じるウォータハンマ防止動
    作制御手段をさらに備えていることを特徴とする請求項
    5又は6に記載される給湯器。
  8. 【請求項8】 前記復帰動作制御手段による前記水絞り
    弁の復帰動作が行われている途中で出湯又は注水が行わ
    れた場合には、前記復帰動作を中断し、直ちに出湯又は
    注水方式に応じた水絞り弁の制御に移行する間欠動作制
    御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項5、6又
    は7に記載される給湯器。
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