JPH11142364A - 電気化学測定用電極 - Google Patents

電気化学測定用電極

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JPH11142364A
JPH11142364A JP31042197A JP31042197A JPH11142364A JP H11142364 A JPH11142364 A JP H11142364A JP 31042197 A JP31042197 A JP 31042197A JP 31042197 A JP31042197 A JP 31042197A JP H11142364 A JPH11142364 A JP H11142364A
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JP
Japan
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electrode
electrode rod
electrochemical measurement
immersed
molten salt
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Withdrawn
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JP31042197A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takazawa
寛 高澤
Naoki Teramae
直樹 寺前
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的高温の溶融塩から成る電解液に浸漬し
て使用された状態における電極面積の変動を防止する。 【解決手段】 電気化学測定用電極11は溶融塩電解液
12に浸漬して使用される。電気化学測定用電極11は
円柱状の電極棒11aと、室温状態で電極棒11aに遊
嵌され少なくとも電解液12に浸漬される電極棒11a
の周面を包囲する長さを有しかつ電極棒11aより熱膨
張係数が小さい円筒状の絶縁部11bとを備え、溶融塩
12の溶融状態で熱膨張率の差により電極棒11aの周
面が絶縁部11bの内面に密着するように構成される。
電極棒11aが黒鉛からなり、絶縁部11bが窒化ホウ
素からなることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解液に浸漬して
使用される電気化学測定用電極に関する。更に詳しくは
電解液が比較的高温で溶融された溶融塩であって、この
高温の溶融塩に浸漬して使用される電気化学測定用電極
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、環境分析・食品分析・医療分析等
の各分析分野において、電気化学測定は高速、高感度な
測定法であるところから広く用いられている。また電気
化学測定は、化学反応を用いる測定方法と比較して、操
作が簡便である点でも優れた測定方法であり適用範囲を
広げている。電気化学測定で用いられる方法には、ボル
タンメトリのように測定用電極に一定の電位を印加して
保持し、流れる電流量の変化を検出するアンペロメトリ
ックな測定方法、ポーラログラフィのように測定用電極
の電位変化を検出するポテンシオメトリックな測定方法
など、各種の測定法が用いられているが、いずれも測定
用電極の変化を検知して測定を行っている。
【0003】これらの電気化学測定に使用される測定用
電極では感応部の面積規制が重要な技術的な課題となる
ために、従来電解液の種類、測定温度等の測定条件及び
測定目的に応じて各種の電極が工夫されている。例え
ば、図4(a)に示すように、ワイヤ1により吊り下げ
られた導電部2の周囲をパイレックスガラス3により被
覆したものや、図4(b)に示すように、細線6で吊り
下げられたフラッグ状の電極7を耐火性セラミックス8
等で被覆するものが知られている。このようにパイレッ
クスガラス3や耐火性セラミックス8等により被覆して
電極面積を一定に保ちながら測定を行うことにより、測
定値の信頼性の向上をはかることができるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、導電部2の周
囲を被覆したものにあっては測定中に導電部2とガラス
3との接合部に溶液がしみ込む不具合があり、細線6を
使用する方法では細線6の表面積又はフラッグ状の電極
7と細線6との溶液界面における表面張力による、いわ
ゆるメニスカス効果による電解液の這い上がりがある不
具合がある。溶液のしみ込みや電解液の這い上がりは電
極面積の変動を来たし測定値における信頼性を低下させ
る問題点がある。一方、電解液に比較的高温で溶融され
る溶融塩を使用する場合には、この高温の溶融塩に浸漬
して使用される電気化学測定用電極には高温である電解
液に対する電極面積を一定に保つ必要もある。本発明の
目的は、比較的高温の溶融塩から成る電解液に浸漬して
使用される状態における電極面積の変動を防止して、電
極感応部の接液面積を正確に規制し得る電気化学測定用
電極を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、溶融塩電解液12に浸漬して使用さ
れる電気化学測定用電極11の改良である。その特徴あ
る構成は、円柱状の電極棒11aと、室温状態で電極棒
11aに遊嵌され少なくとも電解液12に浸漬される電
極棒11aの周面を包囲する長さを有しかつ電極棒11
aより熱膨張係数が小さい円筒状の絶縁部11bとを備
え、溶融塩12の溶融状態で熱膨張率の差により電極棒
11aの周面が絶縁部11bの内面に密着するように構
成されたところにある。
【0006】電気化学測定用電極11が電極棒11aと
絶縁部11bとを有し、絶縁部11bが少なくとも電解
液12に浸漬される電極棒11aの周面を包囲する長さ
を有することにより、電極棒11aの周面が絶縁部11
bの内面に密着した使用状態にあっては電極棒11aの
下面のみが電極面として作用する。また、絶縁部11b
が室温状態で電極棒11aに遊嵌するように構成するこ
とにより、電気化学測定用電極11の作製を容易にし、
溶融塩12の溶融状態で熱膨張率の差により電極棒11
aの周面が絶縁部11bの内面に密着するように構成す
ることにより、比較的高温の溶融塩から成る電解液12
に浸漬して使用される状態における電極棒11aと絶縁
部11bとの間に、その電解液12がしみ込むことを防
止し、結果として電極感応部の接液面積を正確に規制す
ることができる。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、電極棒11aが黒鉛からなり、絶縁部11
bが窒化ホウ素からなる電気化学測定用電極である。黒
鉛の電極棒11aの熱膨張率は、窒化ホウ素の絶縁部1
1bの熱膨張率より大きいため、溶融塩の溶融状態で電
極棒11aと絶縁部11bとの間の隙間を確実に無くす
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1に示すように、本発明の電気化学測
定用電極11が浸漬される電解液12はるつぼ13に貯
留される。るつぼ13は白金又は黒鉛からなり、このる
つぼ13は有底円筒体であって、るつぼ13の側部周面
にはヒータ14が巻回される。このヒータ14はるつぼ
13の内部に入れた溶融塩12を加熱し溶融状態にする
ために設けられる。電気化学測定用電極11はるつぼ1
3の溶融塩12に浸漬するように保持して設けられる。
【0009】電極11は円柱状の電極棒11aと、電極
棒11aの周面を包囲する円筒状の絶縁部11bとを備
え、絶縁部11bは電極棒11aより熱膨張係数が小さ
い素材により構成される。この実施の形態における電極
棒11aは黒鉛により構成され、絶縁部11bは黒鉛よ
り熱膨張係数が小さい窒化ホウ素により構成される。図
3に示すように、この窒化ホウ素からなる絶縁部11b
は室温状態で電極棒11aに遊嵌され少なくとも電解液
12に浸漬される電極棒11aの周面を包囲する長さを
有する。絶縁部11bの電極棒11aへの遊嵌の程度
は、電気化学測定のための溶融塩12の溶融温度まで加
熱された状態で、図2に示すように、熱膨張率の差によ
り電極棒11aの周面が絶縁部11bの内面に密着する
ように構成される。電極棒11aの周面が絶縁部11b
の内面に密着した使用状態にあっては電極棒11aと絶
縁部11bの下面は同一面をなすように構成され、電極
棒11aの下面のみが電極面として作用するように構成
される。
【0010】このように構成された電気化学測定用電極
11では、その使用に先立ち室温状態で電極棒11aに
絶縁部11bを遊嵌する。一方、るつぼ13内には溶融
塩の原料となる金属塩を含む塩を入れ、ヒータ14に通
電してこの塩を加熱して溶融状態にする。次に室温にお
いて電極棒11aに絶縁部11bを遊嵌した電気化学測
定用電極11を溶融塩の溶融温度にまで加熱する。この
加熱により電極棒11aと絶縁部11bとの熱膨張率の
差により電極棒11aの周面が絶縁部11bの内面に密
着する。溶融塩の溶融温度にまで加熱された電気化学測
定用電極11はその後溶融塩電解液12に浸漬されて電
極11としての役割を果し測定が行われる。この場合、
電極棒11aの周面は絶縁部11bの内面に密着してい
るので、電極棒11aと絶縁部11bとの間に電解液1
2がしみ込むことはなく、電解液12のしみ込みに起因
する電極面積の変動を防止する。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。図1に示す
ように、電極棒11aに黒鉛を使用し、絶縁部11bは
黒鉛より熱膨張係数が小さい窒化ホウ素を使用した電気
化学測定用電極11を作製した。一方、溶融塩の原料と
してLiFを142.3g、NaFを59.1g、KF
を298.6g白金るつぼ13に入れ、ヒータ14に通
電してこの塩を500℃まで加熱して溶融状態にした。
具体的に、室温で電気化学測定用電極11における電極
棒11aの直径は10.00mm、絶縁部11bの内径
は10.02mmに作り、500℃に加熱された状態で
電極棒11aの周面が絶縁部11bの内面に密着するよ
うに構成した。このように構成した電気化学測定用電極
11を不活性雰囲気中で500℃まで予備加熱した後溶
融塩12中に浸漬し、その状態で5時間放置した。
【0012】5時間放置した後電気化学測定用電極11
を溶融塩12から引上げて室温まで冷却し、電極棒11
aと絶縁部11bとの接触部分の観察を行った。接触部
分の観察は、電極11を縦方向に切断し接触部分を10
0倍の顕微鏡により観察するとともに、EPMA分析に
よるフッ素イオンの分析を行った。観察の結果、接触部
分の顕微鏡観察では接触部分において溶融塩がしみ込ん
だ形跡は認められず、EPMA分析にあっては接触界面
でのフッ素イオンの残留が認められなかった。これは電
極棒11aの周面が絶縁部11bの内面に密着したこと
に起因するものと考えられる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、電
気化学測定用電極が円柱状の電極棒と、室温状態で電極
棒に遊嵌され少なくとも電解液に浸漬される電極棒の周
面を包囲する長さを有しかつ電極棒より熱膨張係数が小
さい円筒状の絶縁部とを備え、溶融塩の溶融状態で熱膨
張率の差により電極棒の周面が絶縁部の内面に密着する
ように構成したので、電極棒の周面が絶縁部の内面に密
着した使用状態にあっては電極棒の下面のみが電極面と
して作用し、電極棒の周面が絶縁部の内面に密着して電
極棒と絶縁部との間に電解液がしみ込むことを防止す
る。この結果、比較的高温の溶融塩から成る電解液に浸
漬して使用される状態における電解液のしみ込みに起因
する電極面積の変動を防止して電極感応部の接液面積を
正確に規制することができる。また、電極棒を黒鉛によ
り、絶縁部を窒化ホウ素により構成すれば、黒鉛の電極
棒の熱膨張率は、窒化ホウ素の絶縁部の熱膨張率より大
きいため、溶融塩の溶融状態で電極棒と絶縁部との間の
隙間を確実に無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気化学測定用電極を含む装置の中央
縦断面図。
【図2】溶融塩電解液に浸漬して使用される電気化学測
定用電極を示す図1のA部拡大断面図。
【図3】室温状態の電気化学測定用電極を示す図2に対
応する拡大断面図。
【図4】(a)導電部の周囲をパイレックスガラスによ
り被覆した従来の電気化学測定用電極を示す縦断面図。 (b)フラッグ状の電極を耐火性セラミックスで被覆し
た従来の電気化学測定用電極を示す縦断面図。
【符号の説明】
11 電気化学測定用電極 11a 電極棒 11b 絶縁部 12 溶融塩電解液

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融塩電解液(12)に浸漬して使用される
    電気化学測定用電極(11)において、 円柱状の電極棒(11a)と、室温状態で前記電極棒(11a)に
    遊嵌され少なくとも前記電解液(12)に浸漬される電極棒
    (11a)の周面を包囲する長さを有しかつ前記電極棒(11a)
    より熱膨張係数が小さい円筒状の絶縁部(11b)とを備
    え、 前記溶融塩(12)の溶融状態で熱膨張率の差により前記電
    極棒(11a)の周面が前記絶縁部(11b)の内面に密着するよ
    うに構成されたことを特徴とする電気化学測定用電極。
  2. 【請求項2】 電極棒(11a)が黒鉛からなり、絶縁部(11
    b)が窒化ホウ素からなる請求項1記載の電気化学測定用
    電極。
JP31042197A 1997-11-12 1997-11-12 電気化学測定用電極 Withdrawn JPH11142364A (ja)

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Effective date: 20050201