JPH11142574A - 特定の水素蓄積区画及び処理区画を含む軽水炉 - Google Patents
特定の水素蓄積区画及び処理区画を含む軽水炉Info
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- JPH11142574A JPH11142574A JP10236026A JP23602698A JPH11142574A JP H11142574 A JPH11142574 A JP H11142574A JP 10236026 A JP10236026 A JP 10236026A JP 23602698 A JP23602698 A JP 23602698A JP H11142574 A JPH11142574 A JP H11142574A
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- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21C—NUCLEAR REACTORS
- G21C9/00—Emergency protection arrangements structurally associated with the reactor, e.g. safety valves provided with pressure equalisation devices
- G21C9/04—Means for suppressing fires ; Earthquake protection
- G21C9/06—Means for preventing accumulation of explosives gases, e.g. recombiners
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Business, Economics & Management (AREA)
- Emergency Management (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 重大な事故の間に生成する水素を蓄積し、か
つ処理することを別々に確実にする特定の区画を設置す
ることで、重大な事故の仮定のもとで封じ込め容器の完
全性を保証する軽水炉を提供することを目的とする。 【解決手段】 軽水炉の封じ込め容器10内に、通常水
素蓄積区画の上部分を減圧することにより水66で満た
されている水素蓄積区画52が備えられている。区画5
2の下部分は、ガス導入装置58を介して原子炉の一次
領域14,18,22,26と連通している。装置58
の上部も、水素が容器の上部区画46に排出される前に
処理される区画54と連通している。事故の場合に装置
58を介して、区画52に入るガスの効果により圧力が
区画52で上昇したときに、拡張区画56も過剰の水を
受け入れるために備えられている。
つ処理することを別々に確実にする特定の区画を設置す
ることで、重大な事故の仮定のもとで封じ込め容器の完
全性を保証する軽水炉を提供することを目的とする。 【解決手段】 軽水炉の封じ込め容器10内に、通常水
素蓄積区画の上部分を減圧することにより水66で満た
されている水素蓄積区画52が備えられている。区画5
2の下部分は、ガス導入装置58を介して原子炉の一次
領域14,18,22,26と連通している。装置58
の上部も、水素が容器の上部区画46に排出される前に
処理される区画54と連通している。事故の場合に装置
58を介して、区画52に入るガスの効果により圧力が
区画52で上昇したときに、拡張区画56も過剰の水を
受け入れるために備えられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽水炉、特に燃料
ロッド缶を含む炉の金属部分での水蒸気同士の水の放射
線分解、すなわち高温の相互作用による重大な事故を仮
定して、内部で水素が生成される密閉封じ込め容器(ti
ght confinement enclosure)を備えた加圧水型原子炉
に関するものである。
ロッド缶を含む炉の金属部分での水蒸気同士の水の放射
線分解、すなわち高温の相互作用による重大な事故を仮
定して、内部で水素が生成される密閉封じ込め容器(ti
ght confinement enclosure)を備えた加圧水型原子炉
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】軽水炉
では、重大な事故の仮定の下に原子炉の封じ込め容器で
生成される傾向にある水素のために、概して「水素リス
ク」として知られる爆発すなわちデフラグレーション
(deflagration)のリスクが考慮される。上記リスク
は、十分な割合で酸素と混合された水素が、ガス混合の
デフラグレーションを引き起こすという事実から生じる
ものである。水素のより高い液化に対して、爆発の可能
性すなわち衝撃波が形成される。この衝撃波は、封じ込
め容器の完全性に重大な結果をもたらす恐れがある。
では、重大な事故の仮定の下に原子炉の封じ込め容器で
生成される傾向にある水素のために、概して「水素リス
ク」として知られる爆発すなわちデフラグレーション
(deflagration)のリスクが考慮される。上記リスク
は、十分な割合で酸素と混合された水素が、ガス混合の
デフラグレーションを引き起こすという事実から生じる
ものである。水素のより高い液化に対して、爆発の可能
性すなわち衝撃波が形成される。この衝撃波は、封じ込
め容器の完全性に重大な結果をもたらす恐れがある。
【0003】水素リスクを考慮することは、概してデフ
ラグレーションすなわち爆発反応が、「イナーティング
(inerting)」ガスとして知られる水素と化学的に不活
性なガスが適量存在することで防止することができると
いう事実に基づいている。この「イナーティング」ガス
は、付随的に大量に放出される水蒸気、あるいは、危険
を除くために予防措置で導入されたガス(窒素,アルゴ
ン,等)でありうる。
ラグレーションすなわち爆発反応が、「イナーティング
(inerting)」ガスとして知られる水素と化学的に不活
性なガスが適量存在することで防止することができると
いう事実に基づいている。この「イナーティング」ガス
は、付随的に大量に放出される水蒸気、あるいは、危険
を除くために予防措置で導入されたガス(窒素,アルゴ
ン,等)でありうる。
【0004】水素リスクに立ち向かうための解決策とし
て知られている一手法は、水素が一様に周囲の大気と混
ざる時に、水素の濃度が極端に低いために、すなわち過
度の不活性ガスの割合のために、水素は、デフラグレー
ションすなわち爆発のない状態になるべく、恒常的に十
分に大きな体積に位置するという確実性を含んでいる。
この場合、原子炉封じ込め容器は、異なる大きさの開口
部により互いに連通することができる二つの区画から形
成されている。
て知られている一手法は、水素が一様に周囲の大気と混
ざる時に、水素の濃度が極端に低いために、すなわち過
度の不活性ガスの割合のために、水素は、デフラグレー
ションすなわち爆発のない状態になるべく、恒常的に十
分に大きな体積に位置するという確実性を含んでいる。
この場合、原子炉封じ込め容器は、異なる大きさの開口
部により互いに連通することができる二つの区画から形
成されている。
【0005】不活性ガスが水蒸気である場合、容器の静
止した冷たい壁で水蒸気が自然に液化した結果、または
容器大気散水回路を使用する結果として、水素リスクを
防止することは一時的に過ぎない。容器大気散水回路を
使用する場合には、水蒸気は散水回路の水滴で液化す
る。
止した冷たい壁で水蒸気が自然に液化した結果、または
容器大気散水回路を使用する結果として、水素リスクを
防止することは一時的に過ぎない。容器大気散水回路を
使用する場合には、水蒸気は散水回路の水滴で液化す
る。
【0006】さらに、この解決策の効果は、水素が一様
に周囲の大気と混合することを仮定している。結果とし
て、一時的な手法または恒常的な手法のいずれによって
も、容器内の異なる局所濃度と関連するリスクを克服す
ることは容易なことではない。
に周囲の大気と混合することを仮定している。結果とし
て、一時的な手法または恒常的な手法のいずれによって
も、容器内の異なる局所濃度と関連するリスクを克服す
ることは容易なことではない。
【0007】よって、例えば一次パイプに純粋水素が漏
れる破損がある場合に、とても高い局所濃度に到達しう
る。純粋水素は、容器のドームに到達する前に、横断す
る別の区画の大気と多かれ少なかれある程度混合する。
結果として、事実上純粋水素から事実上ゼロ濃度の純粋
水素の範囲で、時間ごと及び場所ごとに変わる濃度が生
ずる可能性がある。これらの異なる濃度は、破損により
漏出する水素の流速の関数として変化し、かつ場所の関
数として変化する。
れる破損がある場合に、とても高い局所濃度に到達しう
る。純粋水素は、容器のドームに到達する前に、横断す
る別の区画の大気と多かれ少なかれある程度混合する。
結果として、事実上純粋水素から事実上ゼロ濃度の純粋
水素の範囲で、時間ごと及び場所ごとに変わる濃度が生
ずる可能性がある。これらの異なる濃度は、破損により
漏出する水素の流速の関数として変化し、かつ場所の関
数として変化する。
【0008】恒常的な特性とは異なる水素濃度は、温度
や密度の違いによるガスの層化にもよる。温度や密度の
違いは、容器のドーム内で及び一つ以上の区画内で生じ
る。結果として、局所的なデフラグレーション、すなわ
ち時間制限された手法で混合部分の爆発のリスクとなり
うる。
や密度の違いによるガスの層化にもよる。温度や密度の
違いは、容器のドーム内で及び一つ以上の区画内で生じ
る。結果として、局所的なデフラグレーション、すなわ
ち時間制限された手法で混合部分の爆発のリスクとなり
うる。
【0009】現存する原子炉において、過度の濃度のリ
スク、特に局所性のリスクを回避することは、酸素と水
素の再結合を許容する封じ込め容器装置に適切に配置す
ることで考察される。上記装置は、とても局所化したデ
フラグレーション、すなわち爆発反応を誘導する場合に
は「点火器(igniters)」として、また酸素と水素の無
炎再結合を生成する場合には「再結合器(recombiner
s)」として知られている。
スク、特に局所性のリスクを回避することは、酸素と水
素の再結合を許容する封じ込め容器装置に適切に配置す
ることで考察される。上記装置は、とても局所化したデ
フラグレーション、すなわち爆発反応を誘導する場合に
は「点火器(igniters)」として、また酸素と水素の無
炎再結合を生成する場合には「再結合器(recombiner
s)」として知られている。
【0010】現存する原子炉において、上記装置は、封
じ込め容器内の定められた位置に固定されているか、ま
たは必要と認められた場合に容器と連結された回路に結
合されるように移動できるようになっている。
じ込め容器内の定められた位置に固定されているか、ま
たは必要と認められた場合に容器と連結された回路に結
合されるように移動できるようになっている。
【0011】容器内の全ての位置で、かつ全ての時間で
爆発させることが不可能であるということを証明する必
要があるので、一般に、現在水素リスクに立ち向かうた
めの推奨された全ての解決策の効果を立証することは難
しい。
爆発させることが不可能であるということを証明する必
要があるので、一般に、現在水素リスクに立ち向かうた
めの推奨された全ての解決策の効果を立証することは難
しい。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は軽水炉に関する
もので、この軽水炉の基本設計によれば、重大な事故の
最中に生成する水素を蓄積し、かつ処理することを別々
に確実にする、特有の区画を設置することで、重大な事
故の仮定のもとで封じ込め容器の完全性を保証すること
が可能である。
もので、この軽水炉の基本設計によれば、重大な事故の
最中に生成する水素を蓄積し、かつ処理することを別々
に確実にする、特有の区画を設置することで、重大な事
故の仮定のもとで封じ込め容器の完全性を保証すること
が可能である。
【0013】本発明によれば、上記結果が、ドームを有
し、かつ原子炉の一次回路を収容する少なくとも一つの
一次領域とドームに接触した上部構成部材とを含む複数
の区画に細分された封じ込め容器を備える軽水炉におい
て、封じ込め容器の区画が、下部でガス導入装置により
一次領域と連通している、事故状況下で水素を蓄積する
ための区画であって、水素蓄積区画の上部分を減圧する
ための手段を行使して、通常水で満たされている水素蓄
積区画と、水素処理手段を収容している区画であって、
流れ制限手段を介して水素処理区画に向けて開放可能な
第一の逆止弁により水素蓄積区画の上部分と連通してい
ると共に、上部区画と直接連通している水素処理区画と
を含むことを特徴とする軽水炉により得られる。
し、かつ原子炉の一次回路を収容する少なくとも一つの
一次領域とドームに接触した上部構成部材とを含む複数
の区画に細分された封じ込め容器を備える軽水炉におい
て、封じ込め容器の区画が、下部でガス導入装置により
一次領域と連通している、事故状況下で水素を蓄積する
ための区画であって、水素蓄積区画の上部分を減圧する
ための手段を行使して、通常水で満たされている水素蓄
積区画と、水素処理手段を収容している区画であって、
流れ制限手段を介して水素処理区画に向けて開放可能な
第一の逆止弁により水素蓄積区画の上部分と連通してい
ると共に、上部区画と直接連通している水素処理区画と
を含むことを特徴とする軽水炉により得られる。
【0014】このようにして構成された原子炉におい
て、通常の原子炉の作動状況下で、水素蓄積区画が水を
蓄積するために使用される。
て、通常の原子炉の作動状況下で、水素蓄積区画が水を
蓄積するために使用される。
【0015】原子炉の一次回路が破損することを導く事
故を仮定すると、蒸気形態で一次回路から漏出する水
が、一次領域の圧力を上昇させる。ある圧力レベルに到
達すると、液化しないガスと混合した蒸気が、ガス導入
装置を横断して水素蓄積区画の下部分に入り、この区画
内に収容された水に入る。水を横切る際に、蒸気が液化
される。そのため、水素蓄積区画の上部分に入る大気
は、液化しないガスで形成される。水素蓄積区画におけ
る圧力上昇の効果のもとで、液化しないガスが、水素処
理区画を介して、封じ込め容器の上部区画に排出され
る。
故を仮定すると、蒸気形態で一次回路から漏出する水
が、一次領域の圧力を上昇させる。ある圧力レベルに到
達すると、液化しないガスと混合した蒸気が、ガス導入
装置を横断して水素蓄積区画の下部分に入り、この区画
内に収容された水に入る。水を横切る際に、蒸気が液化
される。そのため、水素蓄積区画の上部分に入る大気
は、液化しないガスで形成される。水素蓄積区画におけ
る圧力上昇の効果のもとで、液化しないガスが、水素処
理区画を介して、封じ込め容器の上部区画に排出され
る。
【0016】水素蓄積区画が、一次領域に向けて開放す
ることができる第二の逆止弁により、上部分の一次領域
と連通していることが好ましい。
ることができる第二の逆止弁により、上部分の一次領域
と連通していることが好ましい。
【0017】本発明の好ましい実施の形態において、封
じ込め容器が拡張区画も含んでいる。この拡張区画の下
部分が、拡張区画に開放することができる開口部と第三
の逆止弁とを介して、水素蓄積区画の下部分と連通して
いる。拡張区画の上部分は、容器の上部区画と直接連通
している。拡張区画の特徴は、水素蓄積区画の上部分に
入ったガスにより水素蓄積区画に収容された水の一部を
拡張区画へ排出させることができることである。この拡
張区画は、過剰な圧力上昇を防止し、かつ原子炉の残留
出力を除去することを促進する。
じ込め容器が拡張区画も含んでいる。この拡張区画の下
部分が、拡張区画に開放することができる開口部と第三
の逆止弁とを介して、水素蓄積区画の下部分と連通して
いる。拡張区画の上部分は、容器の上部区画と直接連通
している。拡張区画の特徴は、水素蓄積区画の上部分に
入ったガスにより水素蓄積区画に収容された水の一部を
拡張区画へ排出させることができることである。この拡
張区画は、過剰な圧力上昇を防止し、かつ原子炉の残留
出力を除去することを促進する。
【0018】水の冷却に寄与するために、第一の熱交換
手段が拡張区画に位置していることが好ましい。
手段が拡張区画に位置していることが好ましい。
【0019】この場合、原子炉は、開口部を密閉するこ
とが可能な第一の除去可能なドアと、第三の逆止弁とを
有している。同様に、原子炉は、原子炉の整備作業中
に、ガス導入装置を密閉するための第二の除去可能なド
アを有している。
とが可能な第一の除去可能なドアと、第三の逆止弁とを
有している。同様に、原子炉は、原子炉の整備作業中
に、ガス導入装置を密閉するための第二の除去可能なド
アを有している。
【0020】本発明において、流速制限手段は、水素処
理区画内へ流入する流体の質量流量を水素処理区画に収
容された水素処理手段の最大処理許容量に対応する値に
制限している。
理区画内へ流入する流体の質量流量を水素処理区画に収
容された水素処理手段の最大処理許容量に対応する値に
制限している。
【0021】有利な点としては、水素処理区画が、水素
処理区画に向けて開放することができる第四の逆止弁に
より、容器の上部区画と連通していることである。次
に、水素処理手段は、上部区画に収容されかつ第四の逆
止弁により水素処理区画に流入を許容された空気中酸素
と水素を再結合させる手段を備えている。
処理区画に向けて開放することができる第四の逆止弁に
より、容器の上部区画と連通していることである。次
に、水素処理手段は、上部区画に収容されかつ第四の逆
止弁により水素処理区画に流入を許容された空気中酸素
と水素を再結合させる手段を備えている。
【0022】本発明において、水素蓄積区画の上部分を
減圧するための手段は、通常駆動する少なくとも一つの
ポンプを備えている。このポンプは、上部区画に出てい
ると共に、かつ通常の開口バルブを介して水素蓄積区画
の上部分に結合されている。容器の一次領域は、通常、
密閉栓により上部区画から分離されている。
減圧するための手段は、通常駆動する少なくとも一つの
ポンプを備えている。このポンプは、上部区画に出てい
ると共に、かつ通常の開口バルブを介して水素蓄積区画
の上部分に結合されている。容器の一次領域は、通常、
密閉栓により上部区画から分離されている。
【0023】原子炉の一次回路は、通常、カバーをはめ
られた容器と、この原子炉容器を収容する容器縦穴を含
み、なおかつ容器カバーを収容しかつ直接連通せずに容
器縦穴上に位置する整備区画を含む一次領域とを含んで
いる。さらに原子炉整備作業中に、水素蓄積区画に収容
される水の少量を整備区画に伝達するための手段が設け
られている。
られた容器と、この原子炉容器を収容する容器縦穴を含
み、なおかつ容器カバーを収容しかつ直接連通せずに容
器縦穴上に位置する整備区画を含む一次領域とを含んで
いる。さらに原子炉整備作業中に、水素蓄積区画に収容
される水の少量を整備区画に伝達するための手段が設け
られている。
【0024】加圧水型原子炉の場合に、一次回路は、蒸
気発生器と、一次ポンプと、加圧器と、一次パイプとを
含む一次装置をも含んでいる。さらに、一次領域は、水
素蓄積区画が上下部分で連通する一次装置を収容するた
めの少なくとも一つの区画を含んでいる。一次装置収容
区画は、整備区画の上部と上部分で連通しており、かつ
容器縦穴の上部と中央部分で連通している。
気発生器と、一次ポンプと、加圧器と、一次パイプとを
含む一次装置をも含んでいる。さらに、一次領域は、水
素蓄積区画が上下部分で連通する一次装置を収容するた
めの少なくとも一つの区画を含んでいる。一次装置収容
区画は、整備区画の上部と上部分で連通しており、かつ
容器縦穴の上部と中央部分で連通している。
【0025】容器縦穴の場合には、一次領域が、重大な
事故の場合に通常「コリウム(corium)」として知られ
ている溶融したコアの再生用の区画を含んでいる。この
コア再生区画は、直接連通せずに容器縦穴の下方に位置
している。コリウム再生区画は、コリウム再生手段を収
容し、かつ一次装置収容区画の下部分で上下部分と連通
している。
事故の場合に通常「コリウム(corium)」として知られ
ている溶融したコアの再生用の区画を含んでいる。この
コア再生区画は、直接連通せずに容器縦穴の下方に位置
している。コリウム再生区画は、コリウム再生手段を収
容し、かつ一次装置収容区画の下部分で上下部分と連通
している。
【0026】第二の熱交換手段がコリウム再生区画に配
置されているのは、有利なことである。
置されているのは、有利なことである。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の制限を設けない実施の形
態を、以下に付属の図面を参考にして詳細に記載する。
図1は、通常の作動状態での本発明による加圧水型原子
炉を概略的に示した断面図である。図2は、整備作業中
の状態での原子炉を示す図1との対比の断面図である。
図3は、重大な事故の結果、水素放出の開始状態での原
子炉を示す図1及び図2との対比の断面図である。図4
は、水が封じ込め容器内の最大高さに到達した時の事故
に引き続く段階の占有された状態での原子炉を示す、図
3との対比の断面図である。図5は、一次領域での圧力
が下がり、コリウム再生区画の下部が冷却された時の、
事故発生から経過して水により占められた状態での原子
炉を示す図3及び図4との対比の断面図である。
態を、以下に付属の図面を参考にして詳細に記載する。
図1は、通常の作動状態での本発明による加圧水型原子
炉を概略的に示した断面図である。図2は、整備作業中
の状態での原子炉を示す図1との対比の断面図である。
図3は、重大な事故の結果、水素放出の開始状態での原
子炉を示す図1及び図2との対比の断面図である。図4
は、水が封じ込め容器内の最大高さに到達した時の事故
に引き続く段階の占有された状態での原子炉を示す、図
3との対比の断面図である。図5は、一次領域での圧力
が下がり、コリウム再生区画の下部が冷却された時の、
事故発生から経過して水により占められた状態での原子
炉を示す図3及び図4との対比の断面図である。
【0028】図1は、通常の作動状態における、本発明
による加圧水型原子炉を例示目的で示したものである。
図1は概略的な表示であって、別の部材の正確な形状に
は対応していないということは、注意すべきことであ
る。ただし、図1は単に本質的な特徴(同様に作用)を
容易に理解させる目的を有している。
による加圧水型原子炉を例示目的で示したものである。
図1は概略的な表示であって、別の部材の正確な形状に
は対応していないということは、注意すべきことであ
る。ただし、図1は単に本質的な特徴(同様に作用)を
容易に理解させる目的を有している。
【0029】図1による加圧水型原子炉は、上部分にド
ーム12を有する密閉封じ込め容器10を有している。
ーム12を有する密閉封じ込め容器10を有している。
【0030】封じ込め容器10は、内部で複数の区画に
細分されている。これらの区画は、原子炉容器16が収
容される容器縦穴14と、 容器縦穴14の上方に位置
しかつ容器16の頂部20を含んでいる整備区画18
と、容器カバー20と、制御機構21と、容器縦穴14
の下方に位置しかつコリウム再生手段24を含んでいる
コリウム再生区画22と、原子炉の一次装置を収容する
ための一つ以上の区画26とを備えている。各区画26
は、原子炉の一次回路のループのうちの1本の一次装置
(すなわち、蒸気発生器28と、一次ポンプ30と、一
次パイプ32と、一本だけのループの加圧器34)を収
容することを可能にしている。
細分されている。これらの区画は、原子炉容器16が収
容される容器縦穴14と、 容器縦穴14の上方に位置
しかつ容器16の頂部20を含んでいる整備区画18
と、容器カバー20と、制御機構21と、容器縦穴14
の下方に位置しかつコリウム再生手段24を含んでいる
コリウム再生区画22と、原子炉の一次装置を収容する
ための一つ以上の区画26とを備えている。各区画26
は、原子炉の一次回路のループのうちの1本の一次装置
(すなわち、蒸気発生器28と、一次ポンプ30と、一
次パイプ32と、一本だけのループの加圧器34)を収
容することを可能にしている。
【0031】全区画14,18,22,26は、原子炉
の一次回路を収容する一次領域を形成している。
の一次回路を収容する一次領域を形成している。
【0032】前記一次領域において、容器縦穴14と整
備区画18との間、及び容器縦穴14とコリウム再生区
画22との間は、直接連通していない。しかし、容器縦
穴14は、その上部で、一次装置収容区画26の中央部
分と連通している。この連通は、一次パイプ32の通路
を通す開口部36により行われる。
備区画18との間、及び容器縦穴14とコリウム再生区
画22との間は、直接連通していない。しかし、容器縦
穴14は、その上部で、一次装置収容区画26の中央部
分と連通している。この連通は、一次パイプ32の通路
を通す開口部36により行われる。
【0033】一次装置収容区画26の上部は、開口部3
8により整備区画18の上部と連通している。
8により整備区画18の上部と連通している。
【0034】コリウム再生区画22の上下部分は、それ
ぞれ開口部40,42を介して一次装置収容区画26と
連通している。
ぞれ開口部40,42を介して一次装置収容区画26と
連通している。
【0035】例示的に、コリウム再生手段24は、仏国
特許第FR - A - 2 683 375 号公開公報に記載された方
法で実行される。熱交換手段44は、事故の場合に封じ
込め容器10の外側へ熱の排出速度を上げるために、コ
リウム再生区画22内に配置される。
特許第FR - A - 2 683 375 号公開公報に記載された方
法で実行される。熱交換手段44は、事故の場合に封じ
込め容器10の外側へ熱の排出速度を上げるために、コ
リウム再生区画22内に配置される。
【0036】ドーム12により上方が制限された封じ込
め容器の上部において、封じ込め容器10が上部区画4
6を収容している。この上部区画46は、原子炉が作動
しているときには、一次領域のどの区画とも直接連通し
ていない。よって、 上部区画46を整備区画18から
分離する水平方向の隔壁で形成された開口部48は、通
常、除去可能栓50によりしっかりと密閉されている。
め容器の上部において、封じ込め容器10が上部区画4
6を収容している。この上部区画46は、原子炉が作動
しているときには、一次領域のどの区画とも直接連通し
ていない。よって、 上部区画46を整備区画18から
分離する水平方向の隔壁で形成された開口部48は、通
常、除去可能栓50によりしっかりと密閉されている。
【0037】以降で示すように、この栓50は、原子炉
の整備作業中にのみ除去されるものである。
の整備作業中にのみ除去されるものである。
【0038】本発明によると、原子炉封じ込め容器10
内に形成された別の区画が、さらに水素蓄積区画52
と、水素処理区画54と、好ましくは拡張区画56とを
備えている。
内に形成された別の区画が、さらに水素蓄積区画52
と、水素処理区画54と、好ましくは拡張区画56とを
備えている。
【0039】水素蓄積区画52の下部は、ガス導入装置
58により原子炉の一次領域と連通している。さらに詳
細には、このガス導入装置58が、一次装置収容区画2
6の下部を水素蓄積区画52に連結している。
58により原子炉の一次領域と連通している。さらに詳
細には、このガス導入装置58が、一次装置収容区画2
6の下部を水素蓄積区画52に連結している。
【0040】実際には、ガス導入装置58は、区画2
6,52を分離する壁59の下部に形成された開口部6
0を有し、かつ開口部60が形成された分離壁59の下
部の一定の高さまで周囲に立ち上がった低い壁62を有
している。
6,52を分離する壁59の下部に形成された開口部6
0を有し、かつ開口部60が形成された分離壁59の下
部の一定の高さまで周囲に立ち上がった低い壁62を有
している。
【0041】水素蓄積区画52の上部は、通常は閉じら
れた逆止弁64により一次領域と連通している。この逆
止弁64は、区画52と区画26との圧力差が予め定め
られたしきい値を越えたときに、一次装置収容区画26
に向けて開放することができるものである。
れた逆止弁64により一次領域と連通している。この逆
止弁64は、区画52と区画26との圧力差が予め定め
られたしきい値を越えたときに、一次装置収容区画26
に向けて開放することができるものである。
【0042】水素蓄積区画52は、通常、逆止弁64の
高さより幾分低い高さまで水66で占められている。水
素蓄積区画52内で該高さを有する水66の保守は、水
素蓄積区画の上部分を減圧することにより確実にされ
る。図1に概略的に示した実施の形態において、前記減
圧化手段は、水素蓄積区画52の上部分を上部区画46
に連結しているダクト68を備えている。ポンプ70と
バルブ72とは、ダクト68に位置づけられている。原
子炉が正常に機能しているときには、バルブ72が開か
れ、かつポンプ70が作動している。結果として、水素
蓄積区画52内の水66上の大気は、上部区画46に吸
引されかつ運ばれる。
高さより幾分低い高さまで水66で占められている。水
素蓄積区画52内で該高さを有する水66の保守は、水
素蓄積区画の上部分を減圧することにより確実にされ
る。図1に概略的に示した実施の形態において、前記減
圧化手段は、水素蓄積区画52の上部分を上部区画46
に連結しているダクト68を備えている。ポンプ70と
バルブ72とは、ダクト68に位置づけられている。原
子炉が正常に機能しているときには、バルブ72が開か
れ、かつポンプ70が作動している。結果として、水素
蓄積区画52内の水66上の大気は、上部区画46に吸
引されかつ運ばれる。
【0043】水素蓄積区画52は、強化された密封部材
(例えば、図示しないステンレス鋼膜)を具備すること
ができる。この密封部材は、爆発のリスクを除くために
酸素を含有していない。よって、以降で示すように、こ
の密封部材は重大な事故の最中に、水素を受け取ること
を意図したものである。
(例えば、図示しないステンレス鋼膜)を具備すること
ができる。この密封部材は、爆発のリスクを除くために
酸素を含有していない。よって、以降で示すように、こ
の密封部材は重大な事故の最中に、水素を受け取ること
を意図したものである。
【0044】水素処理区画54は、水素蓄積区画52上
に直接位置づけられたものであり、特に水素蓄積区画5
2と上部区画46との間に位置づけられている。水素処
理区画54は、連続して配置された逆止弁74と流速制
限手段76とにより水素蓄積区画52の上部分と連通し
ている。特に、通常は閉じられた逆止弁74は、区画5
2と区画54との圧力差が予め定められたレベルを超え
たときに、水素処理区画54へ向けて自動的に開く。
に直接位置づけられたものであり、特に水素蓄積区画5
2と上部区画46との間に位置づけられている。水素処
理区画54は、連続して配置された逆止弁74と流速制
限手段76とにより水素蓄積区画52の上部分と連通し
ている。特に、通常は閉じられた逆止弁74は、区画5
2と区画54との圧力差が予め定められたレベルを超え
たときに、水素処理区画54へ向けて自動的に開く。
【0045】流速制限手段76は、幅が狭められた区間
通路、または浸透性の多孔性材料を有する通路により構
成されている。この多孔性材料は、区画54に位置づけ
られた水素処理手段80の最大処理許容量に対する流量
値まで、区画54へ流す流体の質量流量を制限してい
る。
通路、または浸透性の多孔性材料を有する通路により構
成されている。この多孔性材料は、区画54に位置づけ
られた水素処理手段80の最大処理許容量に対する流量
値まで、区画54へ流す流体の質量流量を制限してい
る。
【0046】水素処理区画54を上部区画46から分離
する隔壁は、開口部78を有しており、開口部78によ
り水素処理区画54と上部区画46とが互いに直接連通
する。
する隔壁は、開口部78を有しており、開口部78によ
り水素処理区画54と上部区画46とが互いに直接連通
する。
【0047】水素処理手段80は、水素を大気の酸素と
再結合を許容する例えば「点火器」や「再結合器」のタ
イプの装置から構成されている。図1に概略的に示した
ように、これらの水素処理手段80は、区画54内に位
置づけられていると共に、区画54が上部区画46と連
通する開口部78に位置づけることができる。
再結合を許容する例えば「点火器」や「再結合器」のタ
イプの装置から構成されている。図1に概略的に示した
ように、これらの水素処理手段80は、区画54内に位
置づけられていると共に、区画54が上部区画46と連
通する開口部78に位置づけることができる。
【0048】水素処理手段80の作動を許容するため
に、水素処理区画54が、逆止弁82が位置づけられて
いる別の通路で上部区画46と連通している。この通常
は閉じられている逆止弁82は、区画46と区画54と
の圧力差が一定のしきい値を越えたときに、区画54に
向けて開くことができる。よって、バルブ82は、水素
処理手段80への酸素供給を確実にするものである。
に、水素処理区画54が、逆止弁82が位置づけられて
いる別の通路で上部区画46と連通している。この通常
は閉じられている逆止弁82は、区画46と区画54と
の圧力差が一定のしきい値を越えたときに、区画54に
向けて開くことができる。よって、バルブ82は、水素
処理手段80への酸素供給を確実にするものである。
【0049】水素蓄積区画52は、さらに水素蓄積区画
と拡張区画とを分離する壁86の下部に形成された開口
部84により、拡張区画56と連通している。開口部8
4の付近には、壁86が、さらに通常逆止弁88により
密封されている第二の開口部により横切って設置されて
いる。この通常は閉じられている逆止弁88は、区画5
2と区画56との圧力差が一定のしきい値を越えるとき
に、拡張区画56へ向けて自動的に開くものである。
と拡張区画とを分離する壁86の下部に形成された開口
部84により、拡張区画56と連通している。開口部8
4の付近には、壁86が、さらに通常逆止弁88により
密封されている第二の開口部により横切って設置されて
いる。この通常は閉じられている逆止弁88は、区画5
2と区画56との圧力差が一定のしきい値を越えるとき
に、拡張区画56へ向けて自動的に開くものである。
【0050】拡張区画56の上部分は、開口部90によ
り上部区画46と直接連通している。
り上部区画46と直接連通している。
【0051】熱交換手段92は、事故の状況で封じ込め
容器10の外側に熱を排出することを可能にするため
に、拡張区画56の下部に位置づけられている。
容器10の外側に熱を排出することを可能にするため
に、拡張区画56の下部に位置づけられている。
【0052】原子炉整備作業中に、水素蓄積区画52に
収容される水66の少量を整備区画18に移送するため
の図示しない手段を具備している。該手段は、特に、水
素蓄積区画や整備区画の基部を連結したダクト(同様
に、ダクトに位置づけられたポンプ)を含むことができ
る。
収容される水66の少量を整備区画18に移送するため
の図示しない手段を具備している。該手段は、特に、水
素蓄積区画や整備区画の基部を連結したダクト(同様
に、ダクトに位置づけられたポンプ)を含むことができ
る。
【0053】図2に示したように、密閉用に二つの除去
可能ドア94,96を具備しており、開口部84と逆止
弁88とに除去可能ドア94を備え、他方、整備作業中
にガス導入装置58に除去可能ドア96を備えている。
可能ドア94,96を具備しており、開口部84と逆止
弁88とに除去可能ドア94を備え、他方、整備作業中
にガス導入装置58に除去可能ドア96を備えている。
【0054】原子炉が正常に動作しているときには、原
子炉は図1に示した状態をとっている。この状態におい
て、ポンプ70の作動とバルブ72の開栓により、水素
蓄積区画52内の水66の高さを逆止弁64の高さ近く
に維持できるようにするために、水素蓄積区画52の上
方で適切な減圧状態に維持することができる。封じ込め
容器10内に定められた別々の区画間の圧力差は、別の
逆止弁64,74,82,88が全て閉じられることで
生じる。
子炉は図1に示した状態をとっている。この状態におい
て、ポンプ70の作動とバルブ72の開栓により、水素
蓄積区画52内の水66の高さを逆止弁64の高さ近く
に維持できるようにするために、水素蓄積区画52の上
方で適切な減圧状態に維持することができる。封じ込め
容器10内に定められた別々の区画間の圧力差は、別の
逆止弁64,74,82,88が全て閉じられることで
生じる。
【0055】整備作業が行われるときには、原子炉の運
転が停止され、図2に概略的に示した状態に据え付けが
行われる。該整備作業は、特に、原子炉燃料の再装填に
関連し、または容器16の開放を必要とするその他の作
業に関連している。
転が停止され、図2に概略的に示した状態に据え付けが
行われる。該整備作業は、特に、原子炉燃料の再装填に
関連し、または容器16の開放を必要とするその他の作
業に関連している。
【0056】初めは、水素蓄積区画52と区画26,5
6とは、ドアをドア94,96の位置に置くことで、連
通が閉じられている。これらの連通を閉じることで、整
備作業中にアクセスできる区画内で、全て必要な安全な
状態で職員が作業できる。
6とは、ドアをドア94,96の位置に置くことで、連
通が閉じられている。これらの連通を閉じることで、整
備作業中にアクセスできる区画内で、全て必要な安全な
状態で職員が作業できる。
【0057】水素蓄積区画52内に収容されている水6
6の少量66aが、移送目的のために備えられた図示し
ない移送手段により整備区画18に移送される。
6の少量66aが、移送目的のために備えられた図示し
ない移送手段により整備区画18に移送される。
【0058】次いで密閉栓50が、開口部48により除
去される。そのため、容器カバー20を取り外し燃料を
再装填するような従来の取り扱い作業がなされる。
去される。そのため、容器カバー20を取り外し燃料を
再装填するような従来の取り扱い作業がなされる。
【0059】図3から図5を順に参照すると、事故によ
り原子炉の一次回路の破損が起きたときに生じる通常と
は異なる状態を図示している。
り原子炉の一次回路の破損が起きたときに生じる通常と
は異なる状態を図示している。
【0060】図3は、事故の開始時点での原子炉の状態
を示している。一次回路の水が、破損個所(breach)か
ら漏出している。全体の一次回路が、初め区画14,1
8,22,26で封じ込められているので、この破損個
所の位置は重要でないことに注意すべきである。一次回
路から漏出している水蒸気は、段々と上記区画に貯まっ
ていく。一次領域内の圧力は上昇し、低壁62と開口部
60との間に位置していた水を押し戻す。よって、一次
領域の大気は、区画52に収容された水66を介して水
素蓄積区画52に漏れる。
を示している。一次回路の水が、破損個所(breach)か
ら漏出している。全体の一次回路が、初め区画14,1
8,22,26で封じ込められているので、この破損個
所の位置は重要でないことに注意すべきである。一次回
路から漏出している水蒸気は、段々と上記区画に貯まっ
ていく。一次領域内の圧力は上昇し、低壁62と開口部
60との間に位置していた水を押し戻す。よって、一次
領域の大気は、区画52に収容された水66を介して水
素蓄積区画52に漏れる。
【0061】水66を横切って、水蒸気は液化する。そ
のため、水素蓄積区画52の上部分に収容された大気
は、一次装置収容区画26内での初期大気構成由来の液
化しないガスにより構成される。
のため、水素蓄積区画52の上部分に収容された大気
は、一次装置収容区画26内での初期大気構成由来の液
化しないガスにより構成される。
【0062】水素蓄積区画52の上部分での圧力は、段
々と上昇する。結果として、初めに区画52内に収容さ
れていた水66の少量66bが、開口部84及びバルブ
88を介して拡張区画56に排出される。拡張区画の開
口部は、二つの区画52,56間の水の大量の移送を確
実にする。
々と上昇する。結果として、初めに区画52内に収容さ
れていた水66の少量66bが、開口部84及びバルブ
88を介して拡張区画56に排出される。拡張区画の開
口部は、二つの区画52,56間の水の大量の移送を確
実にする。
【0063】水素蓄積区画52の上部分内の圧力が上昇
することで、バルブ74,82も開放し、かつ区画52
に収容されていたガスを水素処理区画54に移送する。
この移送は、流速制限手段76を介して(すなわちある
流速で)行われる。この流速値は、区画54で配置され
る水素処理手段80の最大処理許容量に対応する値に制
限されている。
することで、バルブ74,82も開放し、かつ区画52
に収容されていたガスを水素処理区画54に移送する。
この移送は、流速制限手段76を介して(すなわちある
流速で)行われる。この流速値は、区画54で配置され
る水素処理手段80の最大処理許容量に対応する値に制
限されている。
【0064】水素処理区画54に上記のようにして移送
された液化しないガスが、水素を含んでいると、水素は
水素処理手段80により処理される。上記処理は、区画
54内で水素再結合により生じる減圧状態とされ、バル
ブ82を開放することにより行われる。この状況を図3
に示している。
された液化しないガスが、水素を含んでいると、水素は
水素処理手段80により処理される。上記処理は、区画
54内で水素再結合により生じる減圧状態とされ、バル
ブ82を開放することにより行われる。この状況を図3
に示している。
【0065】図4は、水が拡張区画56内の最大高さに
到達する時の原子炉の状態を示している。水が上部区画
46の床に流れ、区画18,52,26上及び/または
区画18,52,26の周辺に冷却源(cold source)
を構成する。次いで封じ込め容器10の熱を取り出すた
めに、 熱交換手段92が作動する。
到達する時の原子炉の状態を示している。水が上部区画
46の床に流れ、区画18,52,26上及び/または
区画18,52,26の周辺に冷却源(cold source)
を構成する。次いで封じ込め容器10の熱を取り出すた
めに、 熱交換手段92が作動する。
【0066】図5は、水位が最終的な釣り合い値すなわ
ち平衡値を再度とらないとき、一次回路による水素放出
の順序の最後を示している。
ち平衡値を再度とらないとき、一次回路による水素放出
の順序の最後を示している。
【0067】水素処理区画54での連続的な水素再結合
処理の結果として、圧力が、水素蓄積区画52の上部分
で下がる。加えて、壁で蒸気が液化することにより、一
次装置収容区画26での圧力が下がる。よって、ガス導
入装置58により水が再生される。水66の少量66c
が、結果として区画26,22の下部分を浸す。よって
コリウム再生手段24で受け取られたコリウムの冷却
が、コリウム再生区画22で確実になされる。熱交換手
段44は、封じ込め容器10の外側に電力を排出する。
処理の結果として、圧力が、水素蓄積区画52の上部分
で下がる。加えて、壁で蒸気が液化することにより、一
次装置収容区画26での圧力が下がる。よって、ガス導
入装置58により水が再生される。水66の少量66c
が、結果として区画26,22の下部分を浸す。よって
コリウム再生手段24で受け取られたコリウムの冷却
が、コリウム再生区画22で確実になされる。熱交換手
段44は、封じ込め容器10の外側に電力を排出する。
【0068】一次装置収容区画26内で圧力が下がる結
果として、バルブ64が開くことで、区画26と水素蓄
積区画52の上部分との間の圧力を急速に釣り合わせる
ことができる。このことから、図4に示された状態から
図5に示された状態に移行するときに、水素蓄積区画5
2の水がガス導入装置58を介して一次装置収容区画2
6に過度に急速に吸収されることを避けることになる。
果として、バルブ64が開くことで、区画26と水素蓄
積区画52の上部分との間の圧力を急速に釣り合わせる
ことができる。このことから、図4に示された状態から
図5に示された状態に移行するときに、水素蓄積区画5
2の水がガス導入装置58を介して一次装置収容区画2
6に過度に急速に吸収されることを避けることになる。
【0069】本発明は、例示的に記載した上記実施の形
態に限定されず、そのかわりに全ての変形例を含むもの
であることは明らかである。よって、本発明では加圧水
型原子炉に関連づけて記載したが、沸騰水型原子炉でも
使用することができる。
態に限定されず、そのかわりに全ての変形例を含むもの
であることは明らかである。よって、本発明では加圧水
型原子炉に関連づけて記載したが、沸騰水型原子炉でも
使用することができる。
【図1】 通常の作動状態での本発明による加圧水型原
子炉を概略的に示した断面図である。
子炉を概略的に示した断面図である。
【図2】 整備作業中の状態での原子炉を示す、本発明
の断面図である。
の断面図である。
【図3】 重大な事故の結果、水素放出の開始状態での
原子炉を示す本発明の断面図である。
原子炉を示す本発明の断面図である。
【図4】 水が封じ込め容器内の最大高さに到達した時
の事故に引き続く段階の占有された状態での原子炉を示
す本発明の断面図である。
の事故に引き続く段階の占有された状態での原子炉を示
す本発明の断面図である。
【図5】 一次領域での圧力が下がりコリウム再生区画
の下部が冷却された時の事故発生から経過した段階にお
いて、水により占められた状態での原子炉を示す本発明
の断面図である。
の下部が冷却された時の事故発生から経過した段階にお
いて、水により占められた状態での原子炉を示す本発明
の断面図である。
10 封じ込め容器 12 ドーム 14 容器縦穴 16 容器(原子炉容器) 18 整備区画 20 カバー 22 コリウム再生区画 24 コリウム再生手段 28 蒸気発生器 30 ポンプ 32 パイプ 34 加圧器 44 第二の熱交換手段 46 上部区画 50 密閉栓(除去可能栓) 52 水素蓄積区画 54 水素処理区画 56 拡張区画 58 ガス導入装置 64 第二の逆止弁 70 ポンプ 72 バルブ 74 第一の逆止弁 76 流速制限手段 80 水素処理手段 82 第四の逆止弁 84 開口部 88 第三の逆止弁 92 第一の熱交換手段 94 第一の除去可能なドア 96 第二の除去可能なドア
Claims (14)
- 【請求項1】 ドームを有し、かつ原子炉の一次回路を
収容する少なくとも一つの一次領域とドームに接触した
上部区画とを含む複数の区画に細分された封じ込め容器
を備える軽水炉において、 該封じ込め容器の区画が、 − 下部でガス導入装置により一次領域と連通すると共
に事故状況下で水素を蓄積するための区画であって、水
素蓄積区画の上部分を減圧するための手段を行使して、
通常水で満たされている水素蓄積区画と、 − 水素処理手段を収容している区画であって、流速制
限手段を介して水素処理区画に向けて開放可能な第一の
逆止弁により水素蓄積区画の上部分と連通していると共
に、前記上部区画と直接連通している水素処理区画と、
を含むことを特徴とする軽水炉。 - 【請求項2】 前記水素蓄積区画の上部分が、前記一次
領域に向けて開放可能な第二の逆止弁により、該一次領
域と連通していることを特徴とする請求項1記載の軽水
炉。 - 【請求項3】 前記封じ込め容器の区画が、拡張区画を
含み、該拡張区画の下部分が、開口部と該拡張区画に向
けて開くことができる第三の逆止弁とを介して前記水素
蓄積区画の下部分と連通し、かつ該拡張区画の上部分が
前記上部区画と直接連通していることを特徴とする請求
項1記載の軽水炉。 - 【請求項4】 第一の熱交換手段が前記拡張区画に配置
されていることを特徴とする請求項3記載の軽水炉。 - 【請求項5】 原子炉整備作業中に、前記開口部と前記
第三の逆止弁が、第一の除去可能なドアにより密閉可能
とされていることを特徴とする請求項3記載の軽水炉。 - 【請求項6】 前記流速制限手段が、前記水素処理区画
内へ流入する流体の質量流量を、水素処理手段の最大処
理許容量に対応する値に制限することを特徴とする請求
項1記載の軽水炉。 - 【請求項7】 前記水素処理区画が、前記水素処理区画
に向けて開くことができる第四の逆止弁により前記上部
区画と連通し、 前記水素処理手段が、前記上部区画で収容されかつ前記
第四の逆止弁により水素処理区画に流入された大気酸素
と水素とを再結合するための手段を含むことを特徴とす
る請求項1記載の軽水炉。 - 【請求項8】 前記ガス導入装置が、原子炉整備作業中
に、第二の除去可能なドアにより密閉可能とされている
ことを特徴とする請求項1記載の軽水炉。 - 【請求項9】 前記水素蓄積区画の上部分を減圧するた
めの手段が、通常駆動状態とされる少なくとも一つのポ
ンプを備えてなり、 該ポンプが、前記上部区画に出ていると共に、通常は開
いているバルブを介して前記水素蓄積区画の上部分に結
合されていることを特徴とする請求項1記載の軽水炉。 - 【請求項10】 前記一次領域が、通常は、密閉栓によ
り前記上部区画から分離されていることを特徴とする請
求項1記載の軽水炉。 - 【請求項11】 前記原子炉一次回路が、 カバーを備えた容器と、 原子炉容器を収容する容器縦穴と、前記容器カバーを収
容しかつ前記容器縦穴上に位置しかつ前記容器縦穴に直
接連通しない整備区画とを含む第一領域と、 原子炉整備作業中に水素蓄積区画内に収容される水の少
量を整備区画に移送するために備えられた手段と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の軽水炉。 - 【請求項12】 前記一次回路が、蒸気発生器と、一次
ポンプと、加圧器と一次パイプとを含む一次装置を備え
てなり、 前記一次領域が少なくとも一つの一次装置収容区画を含
み、前記水素蓄積区画の上下部分が該一次装置収容区画
と連通し、一次装置収容区画の上部分が、整備区画の上
部と連通しており、かつ前記容器縦穴の上部と中央部分
で連通していることを特徴とする請求項11記載の軽水
炉。 - 【請求項13】 一次領域が、容器縦穴の下方に位置づ
けられ、かつ該容器縦穴と直接連通しないコリウム再生
区画を含んでなり、 該コリウム再生区画は、コリウム再生手段を収容し、か
つ該コリウム再生区画の上下部分が、一次装置収容区画
の下部と連通していることを特徴とする請求項12記載
の軽水炉。 - 【請求項14】 第二の熱交換手段が前記コリウム再生
区画に配置されていることを特徴とする請求項13記載
の軽水炉。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9710579 | 1997-08-22 | ||
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