JPH111425A - 分割錠 - Google Patents
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- JPH111425A JPH111425A JP15257497A JP15257497A JPH111425A JP H111425 A JPH111425 A JP H111425A JP 15257497 A JP15257497 A JP 15257497A JP 15257497 A JP15257497 A JP 15257497A JP H111425 A JPH111425 A JP H111425A
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Abstract
割するタイプの分割錠であって、PTP包装における押
圧方向に関する問題がなく、従来の分割錠と比べてより
均等な分割ができ、かつ厚みのある比較的錠径の小さい
医療用分割錠を提供することにある。 【解決手段】上下両表面のそれぞれに大きな溝を有する
錠剤であって、当該溝の幅がいずれも4mm〜10mmの
範囲内にあり、当該溝の各底部には見掛け上形成され、
かつ当該錠剤の上下両表面それぞれの中央部に沿って錠
剤を2等分する少なくとも1対の互いに平行な割線があ
り、かかる1対の割線を含む断面に対して左右が対称で
あり、上下両表面の割線間距離が2mm〜8mmの範囲
内であり、かつ錠厚が4mm〜10mmの範囲内であるこ
とを特徴とする医療用分割錠である。
Description
するものである。詳しくは、本発明は、硬面に錠剤を置
き、上から押圧することによって、少なくとも2分割す
ることができる医療用分割錠に関するものである。ここ
で「分割錠」とは、錠剤を均等に少なくとも2分割して
服用することが想定されている錠剤をいう。
調節すべく、また処方の幅を広げるために開発されてき
た。
って内側に力を加え分割するタイプ(例、特開平8-2772
18号公報、実開平5-37924 号公報、実開平7-19339 号公
報)と、錠剤を硬面に置き、指(主に親指)の腹を使っ
て上から押圧することによって分割するタイプ(例、実
公昭40-3680 号公報、特開昭61-289027 号公報(実開平
8-1012号公報)、特開平7-179333号公報、特開平8-5334
5 号公報)とに大きく分類することができる。
あるPTP包装されている場合、PTP包装から錠剤を
取り出して分割しなければならないので、錠剤を摘み取
るのが困難な患者にとっては不便である。また、分割す
るのに比較的強い力が必要である。一方、後者のタイプ
は、PTP包装された状態のまま分割することができる
ので、上記患者にとっても対応可能であるが、力の掛か
り方が不均一になって、均等な分割が十分に行えないお
それがある。また、PTP包装された状態で分割する場
合に、割線のある面が上を向いていると、PTP包装の
裏から押圧することになるが、かかる場合PTP包装の
カバーシートが障害となって、分割するに際してより強
い押圧力が必要となる。フィルムコーティングされた錠
剤の場合には、さらに強い押圧力が必要となる。
割錠は、上下両表面のいずれにも割線を有し得るため、
上記PTP包装に係る分割の問題を回避することができ
る。しかし、全周にわたって一定幅の側帯部を有する分
割錠であるため、製造上、厚みのある錠剤を製造するこ
とが極めて困難であり、どうしても薄く錠径の大きな錠
剤となってしまうなど、種々の制限を受ける。錠径が大
きいと、包装するにおいても服用する使用者にとっても
不便である。また硬度が劣ることも懸念される。
P包装に係る前記問題がなく、より均等な分割ができ、
かつ厚みのある比較的錠径の小さい医療用分割錠を提供
することにある。
を重ねた結果、錠剤の上下両表面に、割線を有する適当
な幅を持った比較的大きな溝を施すなどによって、上記
目的を達成しうることを見出し、本発明を完成するに到
った。
溝を有する錠剤であって、当該溝の幅がいずれも4mm
〜10mmの範囲内にあり、当該溝の各底部には見掛け上
形成され、かつ当該錠剤の上下両表面それぞれの中央部
に沿って錠剤を2等分する少なくとも1対の互いに平行
な割線があり、かかる1対の割線を含む断面に対して左
右が対称であり、上下両表面の割線間距離が2mm〜8
mmの範囲内であり、かつ錠厚(上下両表面間の最長距
離)が4mm〜10mmの範囲内であることを特徴とする
医療用分割錠(以下「本発明分割錠」という)である。
から、上記のように上下とも4mm〜10mmの範囲内が
適当であるが、5mm〜8mmの範囲内が好ましい。ま
た、当該溝の垂直直交断面の形状は、上下同型であって
も上下異型であってもよいので、当該溝の幅も上下で異
なっていてもよい。但し、上下同型が適当である。当該
溝の深さは、後述するような、割線部に施しうる僅かな
凹みを考慮しなければ、1.5mm〜8mmの範囲内が
適当であり、2mm〜5mmの範囲内が好ましい。
1〜図8の各正面図(2)に例示するように、上下両表
面とも種々のものが考えられる。図1〜図4では上下同
型のV字型、図5及び図6では上下同型の2段V字型、
図7では上下同型の凸円弧型、図8では上下異型のV字
型のものを示している。この中、上下同型の、V字型や
2段V字型が好ましい。2段V字型、円弧V字型のよう
に単一斜面から構成されていない溝の場合には、途中に
平坦部を有することができる。また、2段V字型等にお
いて、底部を鋭角なV字型にすることによって、最深部
の割線の認識をより良好にすることができる。
に少なくとも1本づつの1対有することができるが、上
下両表面それぞれに1本づつの1対が適当である。当該
1対の割線を有する本発明分割錠は、錠剤を2等分に分
割することができ、本発明2分割錠ということができ
る。上下両表面それぞれに互いに直交する2本づつの2
対の割線を有する本発明分割錠の場合には、均等に4等
分に分割することができ、本発明4分割錠ということが
できる。当該割線は、中央部が正確に認識しうるよう一
直線と認識しうるものが適当であるが、中央部が認識で
き、かつ均等に分割するのに実質的に支障がなければ、
僅かな幅(例えば、0.1mm〜0.5mm)をもった
平面又は曲面であってもよい。割線に相当するかかる平
面及び曲面は、僅かに凹んでいてもよい。本発明におい
て、上下両表面の割線間距離は2mm〜8mmの範囲内
が適当であるが、3mm〜5mmの範囲内が好ましい。
錠厚(上下両表面間の最長距離)は3mm〜10mmの範
囲内が適当であるが、4mm〜6mmの範囲内が好まし
い。このように本発明錠剤は、比較的厚みのある錠剤と
することができる。
いが、6mm〜12mmの範囲内が適当であり、7mm〜
10mmの範囲内が好ましい。本発明分割錠の最短径は、
特に制限されないが、4mm〜12mmの範囲内が適当で
あり、6mm〜10mmの範囲内が好ましい。
か一方において、割線に向かう溝の切り込み口と縁部と
の間に平坦部を有することができる。上下両表面上の溝
の切り込み口と縁部との間のいずれにも平坦部を有する
ものが好ましい。このように平坦部を有することによ
り、押圧による支点の崩れを少なくすることができる。
当該平坦部の最大幅は、錠剤の平面形状、溝の幅等によ
って異なり、また特に制限されないが、例えば、0.5
mm〜1.5mmもあれば十分である。なお、溝の各切
り込み口は、丸くする方が好ましい。このような丸みを
与えるこれにより押圧による各切り込み口の崩れを少な
くすることができる。
いずれか一方において、周縁部が面取りされていてもよ
い。上下両表面上のいずれの周縁部も面取りされている
ものが好ましい。このように面取りされていることによ
り、運搬時等において周縁部の欠けを防止することがで
きる。当該面取り角は、周側面に対して15〜60°の範囲
内、好ましくは25〜45°の範囲内が適当である。本発明
分割錠の上下両表面の平面形状としては、例えば、円
形、楕円形、不完全円形、不完全楕円形、矩形、多角形
を挙げることができる。不完全円形、不完全楕円形とし
ては、例えば、割線と直交又は平行するように縁部の一
部が欠けている円形又は楕円形を挙げることができる
(図2〜図8参照)。
されているものも含むことができる。フィルムコーティ
ングされている本発明分割錠の分割性も優れている。
形態になるように加工された杵を打錠機にセットし、適
当に処方された打錠用の顆粒を当該打錠機に送り、常法
により打錠機を操作することによって製造することがで
きる。本発明分割錠を製造するための打錠成形用杵は、
特別に加工する必要があるので、本発明にとって特別な
ものであるということができる。
割線を有する溝があり、その溝の幅が4mm〜10mmの
範囲内にあるので、従来の分割錠と異なって、割線に沿
って爪を立て、又は爪に相当する適当な器具で割線に沿
って押圧力を加えるか、中心部を押圧することによって
分割することができる。また、上下両表面に割線を有す
るから、PTP包装されたまま、PTP包装面を裏返さ
ずに常に表の面(錠剤が見える面)から前記のように分
割することができる。このように本発明では、押圧力を
割線に集中させる形態を採っていることから、より優れ
た均等な分割が可能である。なお、溝の幅が4mmより
小さいと爪を立てるなどして分割することが困難とな
り、10mmより大きいと爪を立てるなどして分割しよう
という動機付けが薄れ、従来と同様に指の腹で分割され
るおそれがあり、その結果十分に均等な分割が行われな
いおそれがある。
を更に詳述する。
7mm、深さbが1.5mmの上下同型のV字型溝1を
有し、当該溝1の各底部には見掛け上形成され、かつ当
該錠剤の上下両表面それぞれの中央部に沿って錠剤を2
等分する1対の互いに平行する割線2があり、かかる1
対の割線2を含むX−X線断面に対して左右が対称であ
り、上下両表面の割線間距離cが2mm、錠厚dが5m
m、錠径eが9mmであり、上下両表面上の周縁部が周
側面に対して角度30°(α)で面取りされており、上下
両表面上の溝1の、割線2に向かう4つの切り込み口と
面取り縁部3との間に平坦部4を有し、平面形状が円形
である。
7mm、深さbが1.5mmの上下同型のV字型溝1を
有し、当該溝1の各底部には見掛け上形成され、かつ当
該錠剤の上下両表面それぞれの中央部に沿って錠剤を2
等分する1対の互いに平行する割線2があり、かかる1
対の割線2を含むX−X線断面に対して左右が対称であ
り、上下両表面の割線間距離cが2mm、錠厚dが5m
m、錠剤の最長径e1が9mm、錠剤の最短径e2が
8.5mmであり、上下両表面上の周縁部が周側面に対
して角度30°(α)で面取りされており、上下両表面上
の溝1の、割線2に向かう4つの切り込み口と面取り縁
部3との間に平坦部4を有し、平面形状が、平面図
(1)からわかるように、割線2と直交するように縁部
が一部水平に欠けている不完全円形である。当該本発明
分割錠A−2は、平面形状が円形の本発明分割錠A−1
と比べて割線が短い(支点間距離が長い)ので、より分
割性に優れる。
7mm、深さbが1.5mmの上下同型のV字型溝1を
有し、当該溝1の各底部には見掛け上形成され、かつ当
該錠剤の上下両表面それぞれの中央部に沿って錠剤を2
等分する1対の互いに平行する割線2があり、かかる1
対の割線2を含むX−X線断面に対して左右が対称であ
り、上下両表面の割線間距離cが2mm、錠厚dが5m
m、錠剤の最長径e1が9mm、錠剤の最短径e2が8
mmであり、上下両表面上の周縁部が周側面に対して角
度30°(α)で面取りされており、上下両表面上の溝1
の、割線2に向かう4つの切り込み口と面取り縁部3と
の間に平坦部4を有し、当該4つの切り込み口はいわゆ
るR面で丸く削られており、平面形状が、平面図(1)
からわかるように、割線2と直交するように縁部が一部
水平に欠けている不完全円形である。当該本発明分割錠
A−3は、平面形状が円形の本発明分割錠A−1と比べ
て割線が短い(支点間距離が長い)ので、より分割性に
優れる。
6mm、深さbが1mmの上下同型のV字型溝1を有
し、当該溝1の各底部には見掛け上形成され、かつ当該
錠剤の上下両表面それぞれの中央部に沿って錠剤を2等
分する1対の互いに平行する割線2があり、かかる1対
の割線2を含むX−X線断面に対して左右が対称であ
り、上下両表面の割線間距離cが3mm、錠厚dが5m
m、錠剤の最長径e1が8mm、錠剤の最短径e2が9
mmであり、上下両表面上の周縁部が周側面に対して角
度30°(α)で面取りされており、上下両表面上の溝1
の、割線2に向かう4つの切り込み口と面取り縁部3と
の間に平坦部4を有し、平面形状が、平面図(1)から
わかるように、割線2と平行するように縁部が一部水平
に欠けている不完全円形である。当該本発明分割錠A−
4は、最長径が割線に平行であるので、最長径の方向に
沿って切断する錠剤半切器に掛けても割線に沿って分割
させることができる。
7mm(a1が3.0mm、a2が1mm)、深さbが
1.5mm(b1が1mm、b2が0.5mm)の上下
同型の2段V字型溝1を有し、当該溝1の各底部には見
掛け上形成され、かつ当該錠剤の上下両表面それぞれの
中央部に沿って錠剤を2等分する1対の互いに平行する
割線2があり、かかる1対の割線2を含むX−X線断面
に対して左右が対称であり、上下両表面の割線間距離c
が2mm、錠厚dが5mm、錠剤の最長径e1が9m
m、錠剤の最短径e2が8mmであり、上下両表面上の
周縁部が周側面に対して角度30°(α)で面取りされて
おり、上下両表面上の溝1の、割線2に向かう4つの切
り込み口と面取り縁部3との間に平坦部4を有し、平面
形状が、平面図(1)からわかるように、割線2と直交
するように縁部が一部水平に欠けている不完全円形であ
る。
7mm(a1が1mm、a2が2mm、a3が1m
m)、深さbが1mm(b1が0.5mm、b2が0.
5mm)の途中に平坦部5を有する上下同型の2段V字
型溝1を有し、当該溝1の各底部には見掛け上形成さ
れ、かつ当該錠剤の上下両表面それぞれの中央部に沿っ
て錠剤を2等分する1対の互いに平行する割線2があ
り、かかる1対の割線2を含むX−X線断面に対して左
右が対称であり、上下両表面の割線間距離cが2.5m
m、錠厚dが4.5mm、錠剤の最長径e1が9mm、
錠剤の最短径e2が8mmであり、上下両表面上の周縁
部が周側面に対して角度30°(α)で面取りされてお
り、上下両表面上の溝1の、割線2に向かう4つの切り
込み口と面取り縁部3との間に平面部4を有し、平面形
状が、平面図(1)からわかるように、割線2と直交す
るように縁部が一部水平に欠けている不完全円形であ
る。
7mm、深さbが1.5mmの上下同型の凸円弧型溝1
を有し、当該溝1の各底部には見掛け上形成され、かつ
当該錠剤の上下両表面それぞれの中央部に沿って錠剤を
2等分する1対の互いに平行する割線2があり、かかる
1対の割線2を含むX−X線断面に対して左右が対称で
あり、上下両表面の割線間距離cが2mm、錠厚dが5
mm、錠剤の最長径e1が9mm、錠剤の最短径e2が
8mmであり、上下両表面上の周縁部が周側面に対して
角度30°(α)で面取りされており、上下両表面上の溝
1の、割線2に向かう4つの切り込み口と面取り縁部3
との間に平坦部4を有し、平面形状が、平面図(1)か
らわかるように、割線2と直交するように縁部が一部水
平に欠けている不完全円形である。
が7mm、深さb1が1.5mmの上表面にある溝1
と、幅a2が7mm、深さb2が1.5mmの下表面に
ある溝1’からなる上下異型のV字型溝1及び1’を有
し、当該溝1及び1’の各底部には見掛け上形成され、
かつ当該錠剤の上下両表面それぞれの中央部に沿って錠
剤を2等分する1対の互いに平行する割線2及び2’が
あり、かかる1対の割線2及び2’を含むX−X線断面
に対して左右が対称であり、上下両表面の割線間距離c
が2mm、錠厚dが5mm、錠剤の最長径e1が9m
m、錠剤の最短径e2が8mmであり、上下両表面上の
周縁部が周側面に対して角度30°(α)で面取りされて
おり、上下両表面上の溝1及び1’の、割線2に向かう
4つの切り込み口と面取り縁部3との間に平坦部4を有
し、平面形状が、平面図(1)からわかるように、割線
2及び2’と直交するように縁部が一部水平に欠けてい
る不完全円形である。
グラフAG−5000A(島津製作所製、以下同じ)を
用いて、1錠重量280mg、打錠圧700kgの条件
下で表1形状の欄に示す4種のサンプル(いずれも裸
錠)を製造した。また、得られた4種の裸錠をコーティ
ング装置ドリアコーター500型(パウレック社製)で
ヒドロキシプロピルメチルセルロースを主体に被覆して
コーティング錠とした。なお、サンプルNo.1〜3錠
の溝角度は全て約150度であり、No.4の溝角度は
約90度で深さは約0.5mmである。
方向に、オートグラフAG−5000Aで力を加え、錠
剤が破壊するまでの最大押圧力を硬度として表1に示
す。測定値は錠剤の割線を垂直に位置させたもの(5
錠)、割線を水平に位置させたもの(5錠)についての
平均値である。
及びフィルムコーティング錠とも、他の従来の分割錠に
比べて優るとも劣らない硬度を有した。
等性 試験例1に係る4種の裸錠とコーティング錠の厚み方向
に、オートグラフAG−5000Aで力を加え、錠剤が
分割された時の最大押圧力を測定した。また、分割され
た錠剤片の重量からCV値(%)を求めた。ここでCV
値とは、分割された錠剤片間での重量偏差値を平均重量
で割り、これを%で表したものであり、分割の均等性を
表す指標となるものである。CV値が小さいほど均等に
分割されたことになる。分割した時の最大押圧力の測定
は、試料台Aに間隔が6mmの2つの棒状部材Bの上
に、割線が下向きに、かつ棒状部材Bと平行になるよう
にサンプル錠剤を置き、先端の角度を約60度に削ぎ落
とした刃物状の加圧治具Cの先端を各錠剤の割線と平行
になるように位置させ、これを下方へ移動し錠剤を加圧
することによって行った。
圧力の測定結果を図11に、分割の均等性の結果を図1
2に、それぞれ示す。当該押圧力の測定の結果、本発明
分割錠に相当するNo.1錠は、裸錠及びコーティング
錠とも、硬度が高いにも拘わらず最も小さな押圧力で分
割された。分割の均等性については、No.1〜3錠が
優れていたが、中でも本発明分割錠に相当するNo.1
錠が最も優れていた。
する押圧力(上面) 試験例1に係る4種の裸錠とコーティング錠を割線が下
面となるようにPTP包装し、指で厚み方向に力を加
え、錠剤が分割した時の最大押圧力をオートグラフAG
−5000Aで測定した。PTP包装は、塩化ビニルD
をポケット状に成形し、これに各サンプル錠剤を投入し
た後アルミ箔Eを圧着して行った。ここでNo.1錠に
ついては、形態上その方向性を問わないが、No.2,
3錠については、割線をアルミ箔側に位置させた。分割
した時の最大押圧力の測定は、PTP包装した各錠剤を
試料台Aに置き、最も分割しやすい方法、即ち、親指で
塩化ビニル側から垂直方向に加圧することによって行っ
た。なお、押圧方法は、最も割りやすい方法、即ち、N
o.1錠の場合は爪を割線にあてがい垂直方向に押圧す
る方法1で、No.2,3錠の場合は錠剤の頂点を親指
の腹で垂直方向に押圧する方法2で行った。
圧力の測定結果を図14に、それぞれ示す。当該押圧力
の測定の結果、本発明分割錠に相当するNo.1錠は、
裸錠及びコーティング錠とも、硬度が高いにも拘わらず
最も小さな押圧力で分割された。分割の均等性について
は、試験例2と同様の結果となった。
する押圧力(下面) 試験例1に係る4種の裸錠とコーティング錠を割線が上
面となるようにPTP包装し、指で厚み方向に力を加
え、錠剤が分割した時の最大押圧力をオートグラフAG
−5000Aで測定した。PTP包装は、塩化ビニルD
をポケット状に成形し、これに各サンプル錠剤を投入し
た後アルミ箔Eを圧着して行った。ここでNo.1錠に
ついては、形態上その方向性を問わないが、No.2,
3錠については、割線を塩化ビニル側に位置させた。分
割した時の最大押圧力の測定は、PTP包装した各錠剤
を試料台Aに置き、最も分割しやすい方法、即ち、N
o.1錠については塩化ビニル側から、No.2,3錠
についてはアルミ箔側から親指で垂直方向に加圧するこ
とによって行った。なお、押圧方法は、最も割りやすい
方法、即ち、No.1錠の場合は爪を割線にあてがい垂
直方向に押圧する方法1で、No.2,3錠の場合は錠
剤の頂点を親指の腹で垂直方向に押圧する方法3で行っ
た。
圧力の測定結果を図16に、それぞれ示す。当該押圧力
の測定の結果、本発明分割錠に相当するNo.1錠は、
裸錠及びコーティング錠とも、硬度が高いにも拘わらず
最も小さな押圧力で分割された。No.2,3錠が分割
に大きな押圧力を必要としたのは、包材である塩化ビニ
ルシートが押圧力によって錠剤の割線が開こうとする力
を阻害するためではないかと思われる。分割の均等性に
ついては、試験例2と同様の結果となった。なお、N
o.2錠及びNo.3錠について、上記とは逆に塩化ビ
ニル側(上面)から親指の腹で垂直方向に加圧したとこ
ろ、押圧力が20kgを越えても分割されず、現実的に
分割は不可能であった。
効果の他に、例えば下記の効果を挙げることができる。 短径に割線を有する、上下両表面の平面形状が楕円形
の本発明分割錠、及び割線と直交するように縁部の一部
が欠けている、上下両表面の平面形状が不完全円形の本
発明分割錠は、割線を短く又は支点間距離を長くするこ
とができるので、分割性(均等な分割、押圧力の低下
等)を上げることができる。また、逆に長径に割線を有
する、上下両表面の平面形状が楕円形の本発明分割錠、
及び割線と平行するように縁部の一部が欠けている、上
下両表面の平面形状が不完全円形の本発明分割錠は、通
常病院内等で使用される、いわゆる錠剤半切器に掛けて
も割線に沿って分割させることができる。
一般の打錠機で製造する場合、下杵も臼も円柱状である
ため、下杵が臼の中で自由に回転することになり、その
結果上下割線を平行に位置させることが困難となる。し
かし、上下両表面の平面形状が円形でない本発明分割錠
の場合には、下杵及び臼の構造は下杵が臼の中で自由回
転できない構造となるため、無理なく上下割線を平行に
位置させることができる。 本発明分割錠は、分割時の押圧点が錠剤周辺部より下
方に位置することから、輸送中等の外圧による不必要な
分割の発生を少なくすることができる。 本発明分割錠は、錠剤周辺部が肉厚な構造であること
から、両手で保持する分割方法においても保持しやすく
分割性に優れる。
はその平面図、(2)はその正面図、(3)はその側面
図である。
はその平面図、(2)はその正面図、(3)はその側面
図、(4)はその背面図である。
はその平面図、(2)はその正面図、(3)はその側面
図である。
はその平面図、(2)はその正面図、(3)はその側面
図である。
はその平面図、(2)はその正面図、(3)はその側面
図である。
はその平面図、(2)はその正面図、(3)はその側面
図である。
はその平面図、(2)はその正面図、(3)はその側面
図である。
はその平面図、(2)はその正面図、(3)はその側面
図、(4)はその底面図である。
太矢印は、力の方向を表す。
プル錠剤番号を、縦軸は最大押圧力(kg)を、それぞ
れ表す。また、左白抜きカラムは各裸錠のデータを、右
黒塗りカラムは各フィルムコーティング錠のデータを、
それぞれ表す。
サンプル錠剤番号を、縦軸はCV値(%)を、それぞれ
表す。また、左白抜きカラムは各裸錠のデータを、右黒
塗りカラムは各フィルムコーティング錠のデータを、そ
れぞれ表す。
太矢印は、力の方向を表す。
す。横軸はサンプル錠剤番号を、縦軸は最大押圧力(k
g)を、それぞれ表す。また、左白抜きカラムは各裸錠
のデータを、右黒塗りカラムは各フィルムコーティング
錠のデータを、それぞれ表す。
太矢印は、力の方向を表す。
す。横軸はサンプル錠剤番号を、縦軸は最大押圧力(k
g)を、それぞれ表す。また、左白抜きカラムは各裸錠
のデータを、右黒塗りカラムは各フィルムコーティング
錠のデータを、それぞれ表す。
Claims (8)
- 【請求項1】上下両表面のそれぞれに大きな溝を有する
錠剤であって、当該溝の幅がいずれも4mm〜10mmの
範囲内にあり、当該溝の各底部には見掛け上形成され、
かつ当該錠剤の上下両表面それぞれの中央部に沿って錠
剤を2等分する少なくとも1対の互いに平行な割線があ
り、かかる1対の割線を含む断面に対して左右が対称で
あり、上下両表面の割線間距離が2mm〜8mmの範囲
内であり、かつ錠厚(上下両表面間の最長距離)が4m
m〜10mmの範囲内であることを特徴とする医療用分割
錠。 - 【請求項2】錠剤の最長径が6mm〜12mmであり、最
短径が4mm〜12mmである請求項1記載の医療用分割
錠。 - 【請求項3】上下両表面上又はいずれか一方において、
割線に向かう溝の切り込み口と縁部との間に平坦部を有
する請求項1又は2記載の医療用分割錠。 - 【請求項4】上下両表面上又はいずれか一方において、
周縁部が面取りされている請求項1〜3のいずれかに記
載の医療用分割錠。 - 【請求項5】上下両表面に存在する溝の垂直直交断面の
形状が、上下同型の、V字型、又は2段V字型である請
求項1〜4のいずれかに記載の医療用分割錠。 - 【請求項6】上下両表面の平面形状が、円形、楕円形、
不完全円形、不完全楕円形、矩形、又は多角形である請
求項1〜5のいずれかに記載の医療用分割錠。 - 【請求項7】フィルムコーティングされている請求項1
〜6のいずれかに記載の医療用分割錠。 - 【請求項8】請求項1〜6のいずれかに記載の医療用分
割錠を製造するための打錠成形用杵。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15257497A JP3572871B2 (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 分割錠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15257497A JP3572871B2 (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 分割錠 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH111425A true JPH111425A (ja) | 1999-01-06 |
| JP3572871B2 JP3572871B2 (ja) | 2004-10-06 |
Family
ID=15543459
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15257497A Expired - Lifetime JP3572871B2 (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 分割錠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3572871B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002028222A (ja) * | 2000-04-28 | 2002-01-29 | Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd | 錠剤分割器具、錠剤及びプレススルーパック |
| WO2007021032A1 (ja) * | 2005-08-18 | 2007-02-22 | Teijin Pharma Limited | 正確な用量分割機能を有する製剤 |
| JP2008208078A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Takada Seiyaku Kk | 分割錠剤 |
| JP2012036159A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-23 | Dainippon Sumitomo Pharma Co Ltd | 分割可能な錠剤 |
| KR101422052B1 (ko) * | 2006-04-19 | 2014-07-23 | 아지노모토 가부시키가이샤 | 할선 정제 |
| CN105997506A (zh) * | 2016-06-25 | 2016-10-12 | 利辛县眼病防治所 | 带片剂分割功能的药瓶及其使用方法 |
-
1997
- 1997-06-10 JP JP15257497A patent/JP3572871B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002028222A (ja) * | 2000-04-28 | 2002-01-29 | Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd | 錠剤分割器具、錠剤及びプレススルーパック |
| WO2007021032A1 (ja) * | 2005-08-18 | 2007-02-22 | Teijin Pharma Limited | 正確な用量分割機能を有する製剤 |
| AU2006280656B2 (en) * | 2005-08-18 | 2012-09-20 | Teijin Limited | Preparation with accurate dose-dividing function |
| US9028867B2 (en) | 2005-08-18 | 2015-05-12 | Teijin Pharma Limited | Formulation having accurate dose-dividing function |
| KR101422052B1 (ko) * | 2006-04-19 | 2014-07-23 | 아지노모토 가부시키가이샤 | 할선 정제 |
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| CN105997506A (zh) * | 2016-06-25 | 2016-10-12 | 利辛县眼病防治所 | 带片剂分割功能的药瓶及其使用方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3572871B2 (ja) | 2004-10-06 |
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