JPH1114277A - 伝熱管および空気調和機 - Google Patents
伝熱管および空気調和機Info
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- JPH1114277A JPH1114277A JP9167027A JP16702797A JPH1114277A JP H1114277 A JPH1114277 A JP H1114277A JP 9167027 A JP9167027 A JP 9167027A JP 16702797 A JP16702797 A JP 16702797A JP H1114277 A JPH1114277 A JP H1114277A
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Abstract
を低減して、伝熱性能を高めることができる伝熱管10
を提供する。 【解決手段】 伝熱管10は管の内壁13に溝14を有
する。溝14の特定の箇所に、溝14内を流れる冷媒の
液流を飛散させ又はその溝14から溢れさせる堰15,
18が設けられている。
Description
調和機に関する。より詳しくは、管内を流れる流体と管
外を流れる流体との間の伝熱を促進するために、管の内
壁に溝を有する伝熱管に関する。また、そのような伝熱
管を要素として含む熱交換器に冷媒を流して、上記伝熱
管の管外を流れる空気と管内を流れる冷媒との間で熱交
換を行う空気調和機に関する。
伝熱管では、管内を流れる冷媒と管外を流れる空気との
間の伝熱を促進するために、管の内壁に沿って管軸方向
に螺旋状に延びる溝が形成されることが多い。これらの
溝の存在により、管の内壁に生じた冷媒の液膜を薄くか
つ均一化して、管の伝熱性能を高めるようにしている。
を流れる冷媒の二相流において液流量が多い場合、管の
内壁に生じた液膜を薄くかつ均一化するという効果が低
下する。特に、管外を流れる空気によって管内を流れる
冷媒を冷却して凝縮させる使用態様では、管の内壁に冷
媒の液膜による伝熱抵抗が絶えず存在して、管の伝熱性
能が低下する。
じた冷媒の液膜による伝熱抵抗を低減して、伝熱性能を
高めることができる伝熱管を提供することにある。
管を要素として含む熱交換器を備えて、熱交換効率を高
めることができる空気調和機を提供することにある。
め、請求項1に記載の伝熱管は、管の内壁に溝を有する
伝熱管において、上記溝に堰が設けられていることを特
徴とする。
られた堰が上記溝内を流れる冷媒の液流を飛散させ又は
その溝から溢れさせるので、この堰が無い場合に比し
て、管の内壁に生じた冷媒の液膜が薄くかつ均一化され
る。したがって、管の伝熱性能が高まる。
載の伝熱管において、上記堰は、上記溝に沿った方向に
関して上記溝の底面からこの底面に対して垂直に立ち上
がる一対の垂直面を持つことを特徴とする。
垂直面によって上記溝内を流れる冷媒の液流が主に飛散
される。したがって、管の内壁に生じた冷媒の液膜が効
果的に薄くかつ均一化されて、管の伝熱性能が高まる。
載の伝熱管において、上記堰は、上記溝に沿った方向に
関して上記溝の底面からこの底面に対して斜めに立ち上
がる一対の斜面を持つことを特徴とする。
斜面が上記溝内を流れる冷媒の液流を主にその溝から溢
れさせる。したがって、管の内壁に生じた冷媒の液膜が
薄くかつ均一化されて、管の伝熱性能が高まるととも
に、請求項2の如く垂直面によって冷媒の液流を飛散さ
せる場合に比して、管内を流れる冷媒の圧力損失が少な
くなる。
載の伝熱管において、上記堰は、上記溝に沿った方向に
関して上記溝の底面からこの底面に対して垂直に立ち上
がる垂直面と、上記溝に沿った方向に関して上記溝の底
面からこの底面に対して斜めに立ち上がる斜面とを持つ
ことを特徴とする。
流体によって管内を流れる冷媒を冷却して凝縮させる使
用態様では、上記堰の上記垂直面が上流側、上記堰の上
記斜面が下流側となる向きに冷媒が流される。このと
き、上記堰の上記垂直面によって上記溝内を流れる冷媒
の液流が効果的に飛散される。したがって、管の内壁に
生じた冷媒の液膜が効果的に薄くかつ均一化されて、管
の伝熱性能が高まる。逆に、管外を流れる流体によって
管内を流れる冷媒を加熱して蒸発させる使用態様では、
上記堰の上記斜面が上流側、上記堰の上記垂直面が下流
側となる向きに冷媒が流される。このとき、上記堰の上
記斜面が上記溝内を流れる冷媒を主にその溝から溢れさ
せるので、管の内壁に生じた冷媒の液膜が薄くかつ均一
化されて管の伝熱性能が高まるとともに、上記垂直面に
よって冷媒の液流を飛散させる場合に比して管内を流れ
る冷媒の圧力損失が少なくなる。
載の伝熱管において、上記伝熱管の上記堰の上記一対の
斜面は、上記溝の底面となす角度が互いに異なる急斜面
と緩斜面であることを特徴とする。
流体によって管内を流れる冷媒を冷却して凝縮させる使
用態様では、上記堰の上記急斜面が上流側、上記堰の上
記緩斜面が下流側となる向きに冷媒が流される。このと
き、上記堰の上記急斜面によって上記溝内を流れる冷媒
の液流が効果的に飛散される。したがって、管の内壁に
生じた冷媒の液膜が効果的に薄くかつ均一化されて、管
の伝熱性能が高まる。逆に、管外を流れる流体によって
管内を流れる冷媒を加熱して蒸発させる使用態様では、
上記堰の上記緩斜面が上流側、上記堰の上記急斜面が下
流側となる向きに冷媒が流される。このとき、上記堰の
上記緩斜面が上記溝内を流れる冷媒を主にその溝から溢
れさせるので、管の内壁に生じた冷媒の液膜が薄くかつ
均一化されて管の伝熱性能が高まるとともに、上記急斜
面によって冷媒の液流を飛散させる場合に比して管内を
流れる冷媒の圧力損失が少なくなる。
5のいずれか一つに記載の伝熱管において、上記堰の上
面のレベルが上記管の内壁と上記溝の底面との間にある
ことを特徴とする。
のレベルが上記管の内壁のレベルと一致する場合に比し
て、管内を流れる冷媒の圧力損失が少なくなる。
6のいずれか一つに記載の伝熱管において、上記溝は管
軸方向に螺旋状に設けられていることを特徴とする。
方向に螺旋状に設けられているので、上記溝が管軸方向
に延びる縦溝である場合に比して、管内を流れる冷媒の
管軸方向の流速が遅くなり、管の伝熱性能が高まる。
7のいずれか一つに記載の伝熱管において、上記溝は上
記管の内壁に複数並行に形成され、上記各溝の上記堰が
列をなして並んでいることを特徴とする。
にランダムに配置される場合に比して、管の内壁の形状
パターンが単純になる。したがって、伝熱管が容易に作
製される。
または5に記載の伝熱管を要素として含む熱交換器と、
膨張機構と、圧縮機を備える空気調和機であって、上記
熱交換器を蒸発器として動作させるときの上流側となる
堰の面の傾斜よりも、凝縮器として動作させるときの上
流側となる堰の面の傾斜の方が急であることを特徴とす
る。
に記載の伝熱管を要素として含む熱交換器を凝縮器とし
て動作させるとき、上記伝熱管に冷媒を流す向きは、上
記堰の上記垂直面が上流側、上記堰の上記斜面が下流側
に設定される。この結果、上記堰の上記垂直面によって
上記溝内を流れる冷媒の液流が効果的に飛散される。し
たがって、伝熱管の内壁に生じた冷媒の液膜が効果的に
薄くかつ均一化されて、伝熱管の伝熱性能が高まり、上
記熱交換器の熱交換効率が高まる。一方、上記熱交換器
を蒸発器として動作させるとき、上記伝熱管に冷媒を流
す向きは、上記堰の上記斜面が上流側、上記堰の上記垂
直面が下流側となる向きに設定される。この結果、上記
堰の上記斜面が上記溝内を流れる冷媒を主にその溝から
溢れさせる。したがって、伝熱管の内壁に生じた冷媒の
液膜が薄くかつ均一化されて伝熱管の伝熱性能が高ま
り、上記熱交換器の熱交換効率が高まる。これととも
に、上記垂直面によって冷媒の液流を飛散させる場合に
比して、上記熱交換器の伝熱管内を流れる冷媒の圧力損
失が少なくなる。
請求項5に記載の伝熱管を要素として含む熱交換器を凝
縮器として動作させるとき、上記伝熱管に冷媒を流す向
きは、上記堰の上記急斜面が上流側、上記堰の上記緩斜
面が下流側となる向きに設定される。この結果、上記堰
の上記急斜面によって上記溝内を流れる冷媒の液流が効
果的に飛散される。したがって、伝熱管の内壁に生じた
冷媒の液膜が効果的に薄くかつ均一化されて、伝熱管の
伝熱性能が高まり、上記熱交換器の熱交換効率が高ま
る。一方、上記熱交換器を蒸発器として動作させると
き、上記伝熱管に冷媒を流す向きは、上記堰の上記緩斜
面が上流側、上記堰の上記急斜面が下流側となる向きに
設定される。この結果、上記堰の上記緩斜面が上記溝内
を流れる冷媒を主にその溝から溢れさせる。したがっ
て、伝熱管の内壁に生じた冷媒の液膜が薄くかつ均一化
されて伝熱管の伝熱性能が高まり、上記熱交換器の熱交
換効率が高まる。これとともに、上記急斜面によって冷
媒の液流を飛散させる場合に比して、上記熱交換器の伝
熱管内を流れる冷媒の圧力損失が少なくなる。
たは暖房専用(四路切換弁なし)、冷暖房兼用(四路切
換弁あり)のいずれにも適用され得る。
1乃至9のいずれか一つに記載の伝熱管を要素として含
む熱交換器と、膨張機構と、圧縮機を備える空気調和機
であって、上記伝熱管に流す冷媒が非共沸混合冷媒であ
ることを特徴とする。
熱管に流す冷媒が非共沸混合冷媒であるから、特に上記
伝熱管の作用効果が顕著に現れる。すなわち、上記伝熱
管は、単一冷媒(HCFC22など)、擬似共沸混合冷
媒(HFC410Aなど)、非共沸混合冷媒(HFC4
07Cなど)のいずれを流す場合においても効果があ
る。しかし、非共沸混合冷媒では、沸点の低い冷媒が沸
点の高い冷媒よりも先に液化するため、沸点の低い冷媒
が管の内壁に厚い液膜として存在すると、沸点の高い冷
媒の凝縮が妨げられて、熱交換器全体としての能力が単
一冷媒や擬似共沸混合冷媒を流す場合よりも大きく低下
する。したがって、上記伝熱管に流す冷媒が非共沸混合
冷媒である場合は、溝に設けられた堰によって上記溝内
を流れる冷媒の液流を飛散させ又はその溝から溢れさせ
ることにより、上記熱交換器の熱交換効率を顕著に高め
ることができる。
細に説明する。
り欠いて示している。この伝熱管10は、管の内壁に生
じた冷媒の液膜を導くように、管の内壁13に沿って互
いに並行に延びる複数の溝14を有している。局所的に
見ると、各溝14は、平坦な底面14bと、この底面1
4bの両側から立ち上がり管の中心部に対して開いた側
面14a,14cとで形成されている。管の外壁11
は、管の外径を規定する円筒面をなしている。
方向Xに沿って割り、XY平面に展開した状態を示して
いる。この図3(a)から分かるように、展開状態では各
溝14は管軸方向Xに対して一定の角度αだけ傾斜して
おり、完成状態では各溝14は管軸方向Xに螺旋状にな
って延びる。したがって、各溝14が管軸方向Xに直線
状に延びる縦溝である場合に比して、管内を流れる冷媒
の管軸方向Xの流速を遅くして、管の伝熱性能を高める
ことができる。
る冷媒の液流を飛散させ又はその溝14から溢れさせる
堰15が設けられている。各溝14の堰15は隣り合っ
て配置されて列をなしている。図3(a)の展開状態では
堰15の列は管軸方向Xに対して一定の角度βだけ傾斜
し、溝14が延びる方向AA′に対して角度(α+β)
をもって交差している。分かるように、完成状態では堰
15の列も管軸方向Xに螺旋状になって延びる。このよ
うにした場合、堰15が各溝14にランダムに配置され
る場合に比して、管の内壁13の形状パターンを単純化
でき、伝熱管10を容易に作製することができる。
4に沿った方向AA′に関して溝14の底面14bから
この底面14に対して垂直に立ち上がる一対の垂直面1
5a,15cを持っている。図1に示すように、堰15
の上面15bは、管の内壁13とともに、管の内径を規
定する円筒面の一部をなしている。
に空気が流され、管内に管軸方向X(図3(a)参照)に
冷媒が流される。これにより、管外を流れる空気によっ
て管内を流れる冷媒を冷却して凝縮させる。このとき、
溝14に設けられた堰15が溝14内を流れる冷媒の液
流を主に飛散させるので、この堰15が無い場合に比し
て、管の内壁に生じた冷媒の液膜を効果的に薄くかつ均
一化できる。したがって、管の伝熱性能を高めることが
できる。
堰16,17を示している。堰16は、溝14に沿った
方向AA′に関して溝14の底面14bからこの底面1
4bに対してそれぞれ角度θ1,θ2で斜めに立ち上がる
一対の斜面16a,16cを持っている。この例ではθ
1=θ2=45°である。堰16の上面16bは、管の内
径を規定する円筒面の一部をなしている。また、堰17
は、溝14に沿った方向AA′に関して溝14の底面1
4bからこの底面14bに対してそれぞれ角度θ1,θ2
で斜めに立ち上がる一対の斜面17a,17cを持って
いる。この例ではθ1=θ2=45°である。堰17は上
面を持たず、頂点17bを持っている。
16,17の斜面16a,16c;17a,17cが溝
14内を流れる冷媒の液流を主にその溝14から溢れさ
せて隣の溝14へ移す。したがって、管の内壁に生じた
冷媒の液膜を効果的に薄くかつ均一化できる。したがっ
て、管の伝熱性能を高めることができる。また、堰15
を設けた場合の如く垂直面15a,15bによって冷媒
の液流を飛散させる場合に比して、管内を流れる冷媒の
圧力損失を少なくすることができる。
示している。堰18は、溝14に沿った方向AA′に関
して溝14の底面14bからこの底面14bに対して垂
直に立ち上がる垂直面18aと、溝14に沿った方向A
A′に関して溝14の底面14bからこの底面14bに
対して角度θ2で斜めに立ち上がる斜面18cとの対を
持っている。この例ではθ2=45°である。堰18の
上面18bは、管の内径を規定する円筒面の一部をなし
ている。なお図3(b)は、この堰18を有する伝熱管1
0(区別のため、特に「10D」と呼ぶ)を管軸方向X
に沿って割り、XY平面に展開した状態を示している。
図2(e)に示す堰19は、溝14に沿った方向AA′に
関して溝14の底面14bからこの底面14bに対して
垂直に立ち上がる垂直面19aと、溝14に沿った方向
AA′に関して溝14の底面14bからこの底面14b
に対して斜めに立ち上がる斜面19cとの対を持ってい
る。この例ではθ2=45°である。堰19は上面を持
たず、頂点19bを持っている。
を流れる空気によって管内を流れる冷媒を冷却して凝縮
させる使用態様では、堰の垂直面18aが上流側、堰の
斜面18cが下流側となる向きに冷媒が流される。この
とき、堰の垂直面18aによって溝14内を流れる冷媒
の液流が効果的に飛散される。したがって、管の内壁に
生じた冷媒の液膜を効果的に薄くかつ均一化して、管の
伝熱性能を高めることができる。逆に、管外を流れる空
気によって管内を流れる冷媒を加熱して蒸発させる使用
態様では、堰の斜面18cが上流側、堰の垂直面18a
が下流側となる向きに冷媒が流される。このとき、堰の
斜面18cが溝14内を流れる冷媒を主にその溝から溢
れさせるので、管の内壁に生じた冷媒の液膜を薄くかつ
均一化して管の伝熱性能を高めるとともに、垂直面によ
って冷媒の液流を飛散させる場合に比して管内を流れる
冷媒の圧力損失を少なくすることができる。
けた場合と全く同様の作用効果を奏することができる。
示している。堰20は、溝14に沿った方向AA′に関
して溝14の底面14bからこの底面14bに対してそ
れぞれ角度θ1,θ2で斜めに立ち上がる一対の斜面20
a,20cを持っている。この例ではθ1=60°、θ2
=30°である。堰20の上面20bは、管の内径を規
定する円筒面の一部をなしている。また、堰21は、溝
14に沿った方向AA′に関して溝14の底面14bか
らこの底面14bに対してそれぞれ角度θ1,θ2で斜め
に立ち上がる一対の斜面21a,21cを持っている。
この例ではθ1=60°、θ2=30°である。堰21は
上面を持たず、頂点21bを持っている。
を流れる空気によって管内を流れる冷媒を冷却して凝縮
させる使用態様では、堰の垂直面20aが上流側、堰の
斜面20cが下流側となる向きに冷媒が流される。この
とき、堰の垂直面20aによって溝14内を流れる冷媒
の液流が効果的に飛散される。したがって、管の内壁に
生じた冷媒の液膜を効果的に薄くかつ均一化して、管の
伝熱性能を高めることができる。逆に、管外を流れる空
気によって管内を流れる冷媒を加熱して蒸発させる使用
態様では、堰の斜面20cが上流側、堰の垂直面20a
が下流側となる向きに冷媒が流される。このとき、堰の
斜面20cが溝14内を流れる冷媒を主にその溝から溢
れさせるので、管の内壁に生じた冷媒の液膜を薄くかつ
均一化して管の伝熱性能を高めるとともに、垂直面によ
って冷媒の液流を飛散させる場合に比して管内を流れる
冷媒の圧力損失を少なくすることができる。
けた場合と全く同様の作用効果を奏することができる。
向Xに直線状に延びる縦溝であっても良い。
5,16,18,20では、上記堰の上面15b,16
b,18b,20bは管の内径を規定する円筒面の一部
をなすものとしたが、これに限られるものではない。各
堰15,16,18,20の上面のレベルが管の内壁1
3と溝の底面14bとの間に位置していても良い。この
ようにした場合、各堰の上面のレベルが管の内壁のレベ
ルと一致する場合に比して、液膜の排除性は若干劣る
が、管内を流れる冷媒の圧力損失を少なくすることがで
きる。
たもの)を要素として含む室外熱交換器3,室内熱交換
器5を備えた空気調和機の冷媒回路1を示している。
する圧縮機2と、冷媒の流れの向きを切り換える切換手
段としての四路切換弁9と、室外熱交換器3と、膨張機
構としての膨張弁4と、室内熱交換器5と、冷媒を蓄積
するアキュムレータ8が設けられている。
ぞれ蛇行した形状の伝熱管10Dに図示しない多数のフ
ィンを取り付けて構成されている。室外熱交換器3の伝
熱管10Dは、図3(b)における管軸方向の(+X)側
がポート3a側、管軸方向の(−X)側がポート3b側
となる向きに配置されている。また、室内熱交換器5の
伝熱管10Dは、図3(b)における管軸方向の(+X)
側がポート5a側、管軸方向の(−X)側がポート3b
側となる向きに配置されている。室外熱交換器3と室内
熱交換器5は、伝熱管10Dの管外を流れる空気と管内
を流れる冷媒との間で熱交換を行う。
合冷媒(HFC407Cなど)であるものとする。これ
は、既に述べたように、非共沸混合冷媒では、単一冷媒
や擬似共沸混合冷媒を流す場合に比して、溝14内を流
れる冷媒の液流を飛散等させて熱交換器の熱交換効率を
高める必要性が大きいからである。
よって、図4中に実線で示す矢印Cの向きに冷媒が流さ
れる。これにより、室外熱交換器3が凝縮器、室内熱交
換器5が蒸発器として働いて冷凍サイクルが実行され
る。このとき、凝縮器として動作する室外熱交換器3の
伝熱管10には、図3(b)における堰18の垂直面18
aが上流側、堰18の斜面18cが下流側となる向きに
冷媒が流れる。この結果、堰18の垂直面18aによっ
て溝14内を流れる冷媒の液流が効果的に飛散される。
したがって、伝熱管10Dの内壁に生じた冷媒の液膜を
効果的に薄くかつ均一化して、伝熱管10Dの伝熱性能
を高めることができ、室外熱交換器3の熱交換効率を高
めることができる。一方、蒸発器として動作する室内熱
交換器5には、堰18の斜面18cが上流側、堰18の
垂直面18aが下流側となる向きに冷媒が流れる。この
結果、堰18の斜面18cが溝14内を流れる冷媒を主
にその溝から溢れさせる。したがって、伝熱管10Dの
内壁に生じた冷媒の液膜を薄くかつ均一化して、伝熱管
10Dの伝熱性能を高めることができ、室内熱交換器5
の熱交換効率を高めることができる。これとともに、垂
直面18aによって冷媒の液流を飛散させる場合に比し
て、室内熱交換器5の伝熱管10D内を流れる冷媒の圧
力損失を少なくすることができる。
換えによって、図4中に破線で示す矢印Wの向きに冷媒
が流される。このとき、室内熱交換器5が凝縮器、室外
熱交換器3が蒸発器として働いて暖房サイクルが実行さ
れる。このとき、凝縮器として動作する室内熱交換器5
の伝熱管10には、図3(b)における堰18の垂直面1
8aが上流側、堰18の斜面18cが下流側となる向き
に冷媒が流れる。この結果、堰18の垂直面18aによ
って溝14内を流れる冷媒の液流が効果的に飛散され
る。したがって、伝熱管10Dの内壁に生じた冷媒の液
膜を効果的に薄くかつ均一化して、伝熱管10Dの伝熱
性能を高めることができ、室内熱交換器5の熱交換効率
を高めることができる。一方、蒸発器として動作する室
外熱交換器3には、堰18の斜面18cが上流側、堰1
8の垂直面18aが下流側となる向きに冷媒が流れる。
この結果、堰18の斜面18cが溝14内を流れる冷媒
を主にその溝から溢れさせる。したがって、伝熱管10
Dの内壁に生じた冷媒の液膜が薄くかつ均一化して伝熱
管10Dの伝熱性能を高めることができ、室外熱交換器
3の熱交換効率を高めることができる。これとともに、
垂直面18aによって冷媒の液流を飛散させる場合に比
して、室外熱交換器3の伝熱管10D内を流れる冷媒の
圧力損失を少なくすることができる。
の)に代えて、図2(e),(f)または(g)に示した伝熱管
を含む室外熱交換器3,室内熱交換器5に同じ向きに配
置した場合も、同様の作用効果を奏することができる。
り)の空気調和機について説明したが、当然ながら、こ
の発明は冷房または暖房専用(四路切換弁なし)の空気
調和機にも適用することができる。
熱管では、溝に設けられた堰が上記溝内を流れる冷媒の
液流を飛散させ又はその溝から溢れさせるので、この堰
が無い場合に比して、管の内壁に生じた冷媒の液膜を薄
くかつ均一化できる。したがって、管の伝熱性能を高め
ることができる。
よって上記溝内を流れる冷媒の液流が主に飛散される。
したがって、管の内壁に生じた冷媒の液膜を効果的に薄
くかつ均一化でき、管の伝熱性能を高めることができ
る。
記溝内を流れる冷媒の液流を主にその溝から溢れさせる
ので、管の内壁に生じた冷媒の液膜を薄くかつ均一化し
て、管の伝熱性能を高めるとともに、請求項2の如く垂
直面によって冷媒の液流を飛散させる場合に比して、管
内を流れる冷媒の圧力損失を少なくすることができる。
によって管内を流れる冷媒を冷却して凝縮させる使用態
様では、堰の垂直面が上流側、堰の斜面が下流側となる
向きに冷媒が流される。このとき、上記堰の上記垂直面
によって上記溝内を流れる冷媒の液流が効果的に飛散さ
れる。したがって、管の内壁に生じた冷媒の液膜を効果
的に薄くかつ均一化して、管の伝熱性能を高めることが
できる。逆に、管外を流れる流体によって管内を流れる
冷媒を加熱して蒸発させる使用態様では、上記堰の上記
斜面が上流側、上記堰の上記垂直面が下流側となる向き
に冷媒が流される。このとき、上記堰の上記斜面が上記
溝内を流れる冷媒を主にその溝から溢れさせるので、管
の内壁に生じた冷媒の液膜を薄くかつ均一化して管の伝
熱性能を高めるとともに、上記垂直面によって冷媒の液
流を飛散させる場合に比して管内を流れる冷媒の圧力損
失を少なくすることができる。
によって管内を流れる冷媒を冷却して凝縮させる使用態
様では、上記堰の上記急斜面が上流側、上記堰の上記緩
斜面が下流側となる向きに冷媒が流される。このとき、
上記堰の上記急斜面によって上記溝内を流れる冷媒の液
流が効果的に飛散される。したがって、管の内壁に生じ
た冷媒の液膜を効果的に薄くかつ均一化して、管の伝熱
性能を高めることができる。逆に、管外を流れる流体に
よって管内を流れる冷媒を加熱して蒸発させる使用態様
では、上記堰の上記緩斜面が上流側、上記堰の上記急斜
面が下流側となる向きに冷媒が流される。このとき、上
記堰の上記緩斜面が上記溝内を流れる冷媒を主にその溝
から溢れさせるので、管の内壁に生じた冷媒の液膜を薄
くかつ均一化して管の伝熱性能を高めるとともに、上記
急斜面によって冷媒の液流を飛散させる場合に比して管
内を流れる冷媒の圧力損失を少なくすることができる。
面のレベルが上記管の内壁と上記溝の底面との間にある
ので、上記堰の上面のレベルが上記管の内壁のレベルと
一致する場合に比して、管内を流れる冷媒の圧力損失を
少なくすることができる。
軸方向に螺旋状に設けられているので、上記溝が管軸方
向に延びる縦溝である場合に比して、管内を流れる冷媒
の管軸方向の流速を遅くして、管の伝熱性能を高めるこ
とができる。
して並んでいるので、上記堰が各溝にランダムに配置さ
れる場合に比して、管の内壁の形状パターンが単純にな
る。したがって、伝熱管を容易に作製することができ
る。
または5に記載の伝熱管を要素として含む熱交換器と、
膨張機構と、圧縮機を備える空気調和機であって、上記
熱交換器を蒸発器として動作させるときの上流側となる
堰の面の傾斜よりも、凝縮器として動作させるときの上
流側となる堰の面の傾斜の方が急であるので、上記熱交
換器を凝縮器として動作させるとき、上記堰の傾斜が急
である方の面によって上記溝内を流れる冷媒の液流が効
果的に飛散される。したがって、伝熱管の内壁に生じた
冷媒の液膜が効果的に薄くかつ均一化されて、伝熱管の
伝熱性能が高まり、上記熱交換器の熱交換効率が高ま
る。一方、上記熱交換器を蒸発器として動作させると
き、上記堰の傾斜が急でない方の面が上記溝内を流れる
冷媒を主にその溝から溢れさせる。したがって、伝熱管
の内壁に生じた冷媒の液膜が薄くかつ均一化されて伝熱
管の伝熱性能が高まり、上記熱交換器の熱交換効率が高
まる。これとともに、上記傾斜が急である方の面によっ
て冷媒の液流を飛散させる場合に比して、上記熱交換器
の伝熱管内を流れる冷媒の圧力損失が少なくなる。
1乃至9のいずれか一つに記載の伝熱管を要素として含
む熱交換器と、膨張機構と、圧縮機を備える空気調和機
であって、上記伝熱管に流す冷媒が非共沸混合冷媒であ
るから、特に上記伝熱管の作用効果を顕著に奏すること
ができ、上記熱交換器の熱交換効率を顕著に高めること
ができる。
斜視図である。
記溝に沿った方向の断面を示す図である。
た状態を示す図である。
路を示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 管の内壁(13)に溝(14)を有する
伝熱管(10)において、 上記溝(14)に堰(15,16,17,18,19,
20,21)が設けられていることを特徴とする伝熱
管。 - 【請求項2】 請求項1に記載の伝熱管(10)におい
て、 上記堰(15)は、上記溝に沿った方向(AA′)に関
して上記溝の底面(14b)からこの底面(14b)に
対して垂直に立ち上がる一対の垂直面(15a,15
c)を持つことを特徴とする伝熱管。 - 【請求項3】 請求項1に記載の伝熱管(10)におい
て、 上記堰(16,17)は、上記溝に沿った方向(A
A′)に関して上記溝(14)の底面(14b)からこ
の底面(14b)に対して斜めに立ち上がる一対の斜面
(16a,16c;17a,17c)を持つことを特徴
とする伝熱管。 - 【請求項4】 請求項1に記載の伝熱管(10)におい
て、 上記堰(18,19)は、上記溝に沿った方向(A
A′)に関して上記溝の底面(14b)からこの底面
(14b)に対して垂直に立ち上がる垂直面(18a,
19a)と、上記溝に沿った方向(AA′)に関して上
記溝の底面(14b)からこの底面(14b)に対して
斜めに立ち上がる斜面(18c,19c)とを持つこと
を特徴とする伝熱管。 - 【請求項5】 請求項3に記載の伝熱管(10)におい
て、 上記伝熱管(10)の上記堰(20,21)の上記一対
の斜面は、上記溝の底面(14b)となす角度が互いに
異なる急斜面(20a,21a)と緩斜面(20c,2
1c)であることを特徴とする伝熱管。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一つに記載の
伝熱管(10)において、 上記堰(15,16,18,20)の上面のレベルが上
記管の内壁(13)と上記溝の底面(14b)との間に
あることを特徴とする伝熱管。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一つに記載の
伝熱管(10)において、 上記溝(14)は管軸方向(X)に螺旋状に設けられて
いることを特徴とする伝熱管。 - 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか一つに記載の
伝熱管(10)において、 上記溝(14)は上記管の内壁(13)に複数並行に形
成され、 上記各溝(14)の上記堰(15,16,17,18,
19,20,21)が列をなして並んでいることを特徴
とする伝熱管。 - 【請求項9】 請求項4または5に記載の伝熱管(1
0)を要素として含む熱交換器(3,5)と、膨張機構
(4)と、圧縮機(2)を備える空気調和機であって、 上記熱交換器(3,5)を蒸発器として動作させるとき
の上流側となる堰の面(18c,19c,20c,21
c)の傾斜よりも、凝縮器として動作させるときの上流
側となる堰の面(18a,19a,20a,21a)の
傾斜の方が急であることを特徴とする空気調和機。 - 【請求項10】 請求項9に記載の空気調和機におい
て、 上記伝熱管(10)に流す冷媒が非共沸混合冷媒である
ことを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16702797A JP3758310B2 (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16702797A JP3758310B2 (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 空気調和機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1114277A true JPH1114277A (ja) | 1999-01-22 |
| JP3758310B2 JP3758310B2 (ja) | 2006-03-22 |
Family
ID=15842041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16702797A Expired - Fee Related JP3758310B2 (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3758310B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001038812A3 (en) * | 1999-11-19 | 2002-05-10 | Mitsubishi Shindo Kk | Heat exchanger tube with grooved inner surface, tube expansion method therefor, and device for manufacture thereof |
| JP2012057849A (ja) * | 2010-09-08 | 2012-03-22 | Toshiba Carrier Corp | 伝熱管、熱交換器及び冷凍サイクル装置 |
| JP2013092335A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 熱交換器用アルミニウム細管およびこれを用いた熱交換器 |
-
1997
- 1997-06-24 JP JP16702797A patent/JP3758310B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001038812A3 (en) * | 1999-11-19 | 2002-05-10 | Mitsubishi Shindo Kk | Heat exchanger tube with grooved inner surface, tube expansion method therefor, and device for manufacture thereof |
| JP2012057849A (ja) * | 2010-09-08 | 2012-03-22 | Toshiba Carrier Corp | 伝熱管、熱交換器及び冷凍サイクル装置 |
| JP2013092335A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 熱交換器用アルミニウム細管およびこれを用いた熱交換器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3758310B2 (ja) | 2006-03-22 |
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