JPH11143112A - 相溶化剤を有するトナー及び現像液組成物 - Google Patents

相溶化剤を有するトナー及び現像液組成物

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JPH11143112A
JPH11143112A JP23929398A JP23929398A JPH11143112A JP H11143112 A JPH11143112 A JP H11143112A JP 23929398 A JP23929398 A JP 23929398A JP 23929398 A JP23929398 A JP 23929398A JP H11143112 A JPH11143112 A JP H11143112A
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toner
wax
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resin
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JP23929398A
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Pinyen Lin
リン ピンエン
John G Vandusen
ジー バンデュセン ジョン
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Xerox Corp
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Publication date
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08702Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • G03G9/08704Polyalkenes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂及びろうの分散性を向上させることによ
り、靭性が高くなく、効果的に噴射することができるト
ナー組成物を得る。 【解決手段】 本発明のトナー組成物は樹脂と、着色剤
と、ろうと、以下の化学式の相溶化剤とを含む。 A(a)―B(b)―C(c)―D(d)― (式中、Aはエチレン、Bはポリプロピレン、Cはブテ
ン、Dはペンテンであり、それらのモル分率はa,b,
c,dで表され、aは約0.05から0.95、bは約
0.05から0.95、cは約0.05から0.95、
dは約0.05から0.95であり、a,b,c,dの
和は約1に等しい)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は一般にトナー及び
現像液組成物に関する。より詳細には、この発明は磁性
を有する、単一成分、二成分及び着色トナー組成物を含
むトナー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、米国特許について示す。米国特許
第4,795,689号では、静電イメージ現像トナー
が開示されている。このトナーは本質的な成分(主成
分)として、非線形ポリマーと、非線形ポリマーと相溶
性を有しない低融点ポリマーと、少なくとも非線形ポリ
マーと相溶性を有する一つのセグメントポリマーと少な
くとも低融点ポリマーと相溶性を有する一つのセグメン
トポリマーとを含むコポリマーと、着色剤と、を有する
ものである。要約及び例えば3段から10段までを参照
こと。米国特許第4,557,991号では、静電イメ
ージを現像するためのトナーが開示されている。このト
ナーは一定のバインダー樹脂と、ポリオレフィンを含む
ろうと、を含むものである。要約を参照のこと。この特
許の5欄から6欄までをも参照のこと。改良成分はバイ
ンダーに対する親和性を示し、バインダーとの相溶性が
高いことを開示ていることに留意すべきである。6欄2
5行参照のこと。同様に第3,965,021号も興味
深い。
【0003】一定のろうを含む現像液及びトナー組成物
は周知であり、本発明のトナーの1成分としてそのろう
を選択することができる。例えば、英国特許公開第1,
442,835号(開示内容はこの中で引用され、参照
される)に示されているように、トナー組成物は樹脂粒
子と、ポリアルキレン化合物とを含む。ポリアルキレン
化合物としては分子量が約1,500から約20,00
0までのポリエチレン及びポリプロピレンなどが挙げら
れる。3ページの97行から119行までを参照のこ
と。この組成物は静電イメージングプロセス中のトナー
のオフセットを阻止する。さらに、前記英国特許公開第
1,442,835号では、パラフィンろうを脂肪酸の
金属塩と共に、あるいは脂肪酸の金属塩なしで添加する
ことが開示されている。2ページの55行から58行を
参照のこと。また、米国特許第4,997,739号で
は、ホットオフセットを改良するためにポリプロピレン
ろう(分子量:約200から約6,000)を含むトナ
ー調製物が示されている。さらに、米国特許第3,65
5,374号などの複数の特許において、トナー組成物
に脂肪酸の金属塩を混入することが示されている。ま
た、受光体のブレード洗浄が行われる静電イメージング
法では、脂肪酸の金属塩を有する前記トナー組成物を選
択することができることは周知である。米国特許第3,
635,704号参照のこと。この開示内容は全てこの
中で引用され参照される。さらに、米国特許第3,98
3,045号では、トナー粒子と、摩擦減少材料と、細
かく分割させたスミアのない研磨材料と、を含む3成分
現像液組成物が示されている。31行から始まる第4欄
参照のこと。摩擦減少材料の例としては、飽和または不
飽和、置換または未置換の脂肪酸、好ましくは炭素原子
を8から35含むもの、あるいはそのような脂肪酸の金
属塩;前記酸に対応する脂肪アルコール;前記酸の一価
及び多価アルコールエステル及び対応するアミド;ポリ
エチレングリコール及びメトキシ‐ポリエチレングリコ
ール;テレフタル酸;などが挙げられる。7欄、13行
から43行まで参照のこと。
【0004】トナー組成物の静電イメージがヒューザー
ロールにオフセットするのを阻止する方法が米国特許第
4,367,275号において説明されている。このト
ナーはその後紙などの支持基質にオフセットする。この
場合、様々なろうを含む特定の外部潤滑剤を有するトナ
ー組成物が選択される。5欄、32行から45行まで参
照のこと。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トナー
中にポリオレフィンや他のろうを含むと様々な問題が生
じる。例えば、ポリプロピレンろうをトナー中に含有さ
せて、トナーのホットヒューザーロールからの剥離を向
上させる、あるいは固着したイメージの潤滑性を向上さ
せようとする場合、ろうはトナー樹脂中によく分散され
ないことが観察されている。その結果、自由なろう粒子
が粉砕及び噴射中に、あるいは、例えば流体エネルギー
ミルにおいてミクロン化段階中に放出され、粉砕速度が
低くなる。トナー樹脂中においてろうの分散が十分でな
いと、ろうの損失により意図していた剥離機能が損なわ
れる。例えば、ストリッパーフィンガーにより電子写真
において現像したトナー固体領域上につけられた引っか
き傷が、不良な剥離の結果観察された。さらに、現像液
中に自由なろうが残っていると、電子写真装置に存在す
るデトン(detone)ロール上に蓄積し、ハードウエアの
故障につながる。
【0006】前記問題及び他の問題は、本発明の実施の
形態における本発明のトナー組成物及びプロセスを用い
ると除去できる、あるいは最小に抑えることができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のトナーは効果的
に噴射することができる。特定の靭性の低いコポリマー
をろう相溶化剤として添加し、ろうと、ろう分散剤と、
着色剤と、電荷制御剤と、を含むトナー組成物の靭性を
向上させずに、例えば2μm未満のドメイン内にろうを
分散させることにしたためと考えられる。さらに、本発
明の特定のコポリマーはトナー成分が押し出し成形プロ
セスでよく混合されるように破砕性粉末である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態において本出
願の本発明に関する複数の特定の利点を説明する。利点
としては以下のことが挙げられる。トナー樹脂粒子、特
に樹脂とろうの混合物の分散性の向上;トナー中でのろ
うの分散性の向上、これによりトナー製造プロセスの粉
砕操作中での自由ろう粒子の型でのトナーからのろうの
望ましくない放出及びその後の自由なろう粒子による電
子写真機器サブシステムの汚染が減少される;ろうの分
散性がよくないことから生じる粉砕速度の減少を避け
る;トナー中のろうの意図的な濃度を維持することによ
りトナーイメージのヒューザーロールからの剥離を向上
させ及び紙の操作に必要なストリッパフィンガーにより
起こる望ましくない引っかき傷を避ける;トナー製造プ
ロセスの機械的な混合操作中に広いプロセス寛容度が得
られる;及び押し出し成型機などの複数の装置におい
て、トナーの効果的な機械的混合が達成できる。
【0009】米国特許第5,229,242号のトナー
はその意図した目的通りに機能するが、広範囲にわたる
研究及び多くの失敗の後に改良したろう相溶化剤組成物
が開発された。本発明の相溶化剤を有するトナーでは、
改良押し出し成形機混合及び処理、優れたトナー噴射速
度、改良されたろう分散性、改良された融解特性が低コ
ストで実現できる。米国特許5,229,242号のろ
う相溶化剤について考えると、熱可塑性エラストマーは
室温(25℃)で最初の長さの少なくとも2倍に繰り返
し延び、応力を解くと直ちに大体最初の長さに戻ること
ができる材料であることが示唆される。米国特許第5,
229,242号の実施例におけるエラストマー材料は
ろうを相溶化させるが、これらの高分子材料はまた靭性
を与え、トナー組成物へのトナー噴射性が悪くなるなど
プロセス特性が悪くなる。さらに、これらの市販のエラ
ストマー材料はしばしばジブロックおよびトリブロック
コポリマーの混合物であり、トナーを適用する際に逆効
果の特性を有することがある。
【0010】この発明の目的は優れた噴射速度を有する
と共に、押し出し成形機を含む複数の装置において樹脂
及びろう成分の分散性が改良されたトナーが達成できる
トナー及び現像液組成物を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は靭性が低い相溶化剤を
有するトナー及び現像液組成物であって、得られたトナ
ーではトナー調製中に第2のポリマー成分のみからなる
粒子の望ましくない生成が避けられるまたは最小に抑え
られるトナー及び現像液組成物を提供するものである。
【0012】本発明の更に別の目的では、トナーの機械
的な混合操作がろう成分の融点よりも50℃も高い融解
温度で行われ、そのため、バンバリー(Banbury)ミキ
サーなど、低融点混合プロセスを使用する装置以外の多
くの装置を使用することができ、更にトナーが容易に噴
射できる。
【0013】本発明の他の目的においては、トナー中の
第2のポリマー相は安定なままで、特に長期間にわた
り、例えば、実施の形態においては3ヶ月まで、実質的
な相分離が起こらない。
【0014】本発明の他の目的では、ポリオレフィンろ
うを有するポリエステルからなるトナー樹脂を含むトナ
ーの最低融解温度を減少させることができる、特別な組
成のジブロックコポリマーが提供される。
【0015】さらに、本発明の更に別の目的では、一定
のろうを含み、許容可能な解像度を含む優れた品質のイ
メージを可能とすると共に表面エネルギーが低い、噴射
速度が優れているなど、この中で説明するような他の利
点を有するトナー及び現像液組成物が提供される。
【0016】本発明の更に他の目的では、望ましくない
含有ろうの逸出が避けられるまたは最小に抑えられるト
ナー組成物の調製プロセスが提供される。
【0017】本発明のこれらの及び他の目的は、実施の
形態においてはトナー及び現像液組成物を提供すること
により達成することができる。より詳細には、本発明は
樹脂粒子と、磁鉄鉱を含む顔料粒子などの着色剤と、ろ
うと、相溶化剤としてこの中で説明しているような靭性
の低いポリマーと、を含むトナー組成物に関する。本発
明の実施の形態では、第1の樹脂粒子と、第2の架橋樹
脂粒子と、着色剤、特に顔料粒子と、低分子量ろう、例
えばポリエチレン及びポリプロピレン{日本のサンヨー
化学(Sanyo Chemicals)からビスコール(VISCOL)5
50P(登録商標)及びビスコール660P(登録商
標)として入手可能なもの、三井(Mitui)「ハイワッ
クス(Hi-wax)」NP055及びNP105、またはミ
クロパウダーズ(MicroPowders)、ミクロプロ(Microp
ro)―440及び440wなどのろうブレンド、など}
と、相溶化剤として一定の靭性の低いコポリマーと、を
含むトナー組成物が提供される。さらに、本発明によれ
ば、樹脂粒子と、顔料粒子と、低分子量ろうと、靭性の
低いコポリマー相溶化剤と、荷電強化添加剤と、を含む
正に帯電したトナー組成物が提供される。本発明の他の
実施の形態は前記トナーとキャリヤ粒子を含む現像液組
成物に関する。
【0018】さらに、本発明の実施の形態によれば、ス
チレンブタジエン樹脂のような第1の樹脂粒子と、必要
に応じて第2の架橋樹脂、例えばジビニルベンゼンなど
の周知の成分と架橋したスチレンメタクリレートと、顔
料粒子、例えばマピコブラック(MAPICO BLACK、登録商
標)、磁鉄鉱、カーボンブラックまたはこれらの混合物
と、低分子量ろう、例えばポリエチレン及びポリプロピ
レン(日本のサンヨー化学からビスコール550P(登
録商標)及びビスコール660P(登録商標)として入
手可能なもの、三井「ハイワックス」NP055及びN
P105、またはミクロパウダーズ、ミクロプロ―44
0及び440wなどのろうブレンド、など)と、靭性の
低いジブロックコポリマーを含む相溶化剤と、必要に応
じて荷電強化添加剤、例えば特に、ジステアリルジメチ
ルアンモニウムメチル硫酸と、を含むトナー組成物と、
キャリヤ粒子と、を有する現像液組成物が提供される。
ここで、トナーは例えば、ろうを約15重量%まで、よ
り特別には約0.05から6重量%まで、含むことがで
きる。米国特許第4,560,635号を参照のこと。
この開示内容は全てこの中で引用され参照される。前記
組成物に対するキャリヤ成分としては、鋼、鉄、または
フェライトなど、特にポリマーコーティングで覆われた
ものなど、多くの周知の材料から選択することができ
る。ポリマーコーティングとしては、塩化ビニル及びト
リフルオロクロロエチレンのコポリマーなどが挙げら
れ、ポリマーコーティング中には、例えばカーボンブラ
ックを含む導電性材料が分散されている。
【0019】本発明の実施の形態には、樹脂と、着色剤
と、ろうと、以下の式の相溶化剤と、を含むトナー組成
物とを含み、更に、以下に列挙されるトナーおよびトナ
ー組成物を含む。
【0020】
【化3】A(a)―B(b)―C(c)―D(d)― (式中、Aはエチレン、Bはプロピレン、Cはブテン、
Dはペンテンであり、モル分率はa,b,c,dで表さ
れる。aは約0.05から約0.95、bは約0.05
から約0.95、cは約0.05から約0.95、dは
約0.05から約0.95である。ただし、a,b,
c,dの合計は約1でなければならない。);着色剤が
顔料であるトナーと、;a,b,c,dがそれぞれ約
0.1から約0.8であるトナーと、;相溶化剤の重量
平均分子量Mwが約1,000から約50,000であ
るトナーと;前記相溶化剤の重量平均分子量Mwが約
1,500から約20,000であるトナーと;相溶化
剤が更にE,F,Gを含みその相溶化剤が以下の式で表
されるトナーと、が挙げられる。
【0021】
【化4】 A(a)―B(b)―C(c)―D(d)―E(e)―F(f)―G(g) (式中、Eは反応性官能基、Fは反応性官能基、Gはス
チレンであり、e,f,gはそれぞれ約0.05から約
0.95のモル分率であり、a,b,c,d,e,f,
gの合計は約1モル分率である);更に、Eが酸、無水
物、水酸基、グリシジル、またはアミンの反応性官能基
であるトナーと;Fが高温でEと反応する無水物、水酸
基、酸、グリシジル、またはアミン基であるトナーと;
EとFの反応は酸―グリシジル反応、アミン―グリシジ
ル反応、無水物―グリシジル反応、無水物―アミン反
応、水酸基―酸反応、または水酸基―グリシジル反応で
あるトナーと;前記E,F,G部分のMwが約1,00
0から約50,000または約1,500から約20,
000であるトナーと;前記E,F部分が1ポリマー鎖
中に約0.05から約10の量でポリマー中に存在して
いるトナーと;相溶化剤はエラストマーである熱可塑性
スチレンコポリマーであるトナーと;さらに第2の架橋
樹脂粒子を含むトナーと;相溶化剤は、例えば約200
から約400lb―in/in3、または実施の形態で
は約400 lb―in/in3未満の圧縮靭性を有す
るトナー組成物と;ろう及び相溶化剤は共に平均粒子直
径が0.1から約2μmのドメインを形成するトナー組
成物と;相溶化剤の量は約0.5から約10重量%であ
る、あるいは相溶化剤の量は約1から約3%であるトナ
ー組成物と;樹脂粒子はポリエステル、スチレンブタジ
エンコポリマー、スチレンジエンコポリマー、スチレン
ポリオレフィンコポリマー、スチレンアクリレートコポ
リマー、及びスチレンメタクリレートコポリマーからな
るグループから選択されるトナーと;選択したポリエス
テル樹脂はジメチルテレフタレート、1,2―プロパン
ジオール、1,3―ブタンジオール及びペンタエリトリ
トールの縮合反応の結果物であるトナーと;あるいはポ
リエステルはプロキシレート―ビスフェノールA、ジメ
チルテレフタレート、1,2―プロパンジオール、ジエ
チレングリコール、及びペンタエリトリトールの縮合反
応の結果物であるトナーと;第1の樹脂粒子の量は約4
0から約90重量%、第2の樹脂粒子の量は約60から
約10重量%、あるいは他の適当な量であるトナーと;
第1の樹脂粒子はスチレンブタジエン、スチレンアクリ
レート、またはスチレンメタクリレートを含み、第2の
架橋樹脂粒子はスチレンブタジエン、スチレンアクリレ
ート、またはスチレンメタクリレートの架橋ポリマーを
含み、第1の樹脂の量は約50重量%から約85重量%
であり、第2の樹脂の量は約10重量%から約40重量
%であるトナーと;着色剤は、顔料カーボンブラック、
磁鉄鉱、紫紅色、藍色、黄色、またはそれらの混合物で
あるトナー組成物と;ろうの重量平均分子量は約1,0
00から約10,000であり、ろうはポリオレフィ
ン、またポリオレフィン類の混合物であり、前記ろうの
量は約1から約10重量%であり、さらに、ジステアリ
ルジメチルアンモニウムメチル硫酸、ハロゲン化セチル
ピリジウム、ステアリルフェネチルジメチルアンモニウ
ムトシレートからなるグループから選択される荷電強化
添加剤が含まれ、前記ポリオレフィンはポリエチレンま
たはポリプロピレンであるトナー組成物と;この中で説
明したトナーとキャリヤ粒子とを含む現像液組成物と;
光半導体イメージング部材上に静電潜像を形成する工程
と、続いてこの中で説明したトナー組成物を用いてこの
イメージを現像する工程と、その後イメージを永久的な
基質に転写する工程と、必要に応じて、しかし好ましく
はその基質にイメージを永久的に固着させる工程と、を
含むイメージを得るための方法と、溶融混合トナー樹脂
と、着色剤と、ろう成分と、この中で説明した靭性の低
い相溶化剤と、を含むトナーから逸出するろうの量を最
小に抑えるためのプロセスと、が含まれる。
【0022】有効量、例えば約65重量%から約95重
量%含まれる、本発明のトナー及び現像液組成物のため
に選択される適したトナー樹脂の例示的な例としては、
スチレンアクリレート、スチレンメタクリレート、スチ
レンブタジエン、スチレンイソプレン、ポリエステル、
ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ポリオレフ
ィン、ビニル樹脂、ジカルボン酸とジフェノールを含む
ジオールの高分子エステル化生成物、架橋樹脂、及びそ
れらの混合物が挙げられる。
【0023】1つのトナー樹脂として、ジカルボン酸と
ジフェノールを含むジオールとのエステル化生成物が選
択できる。この成分は米国特許第3,590,000号
において説明されている。他のトナー樹脂としてはスチ
レン/メタクリレートコポリマー、スチレン/アクリレ
ートコポリマー、スチレン/ブタジエンコポリマー、特
に前記特許において説明されているもの;スチレン量が
多い、すなわちスチレン量が約80から約85重量%を
超えるスチレンブタジエン樹脂、この樹脂はグッドイヤ
ーケミカル社(Goodyear Chemical Company)からプリ
オライト(PLIOLITES、登録商標)及びプリオトーンズ
(PLIOTONES、登録商標)として入手可能;ビスフェノ
ールAとプロピレンオキシドとを反応させた後、得られ
た生成物をフマル酸と反応させて得られるポリエステル
樹脂;ジメチルテレフタレート、1,3―ブタンジオー
ル、1,2―プロパンジオール及びペンタエリトリトー
ルの反応から得られる枝分かれポリエステル樹脂が挙げ
られる。実施の形態においては、トナーは、例えば、ス
チレンアクリレート、スチレンメタクリレートあるいは
スチレン量が高いスチレンブタジエンなどのこの中で説
明したような第1の樹脂と、スチレンとブチルメタクリ
レートの架橋コポリマーを含む第2のポリマーとの樹脂
混合物を含む。前記第1及び第2の樹脂の混合物は各樹
脂を有効量、例えば、スチレンブタジエンなどの第1の
樹脂は約50から約90重量%、好ましくは約70重量
%、例えばジビニルベンゼンとの架橋樹脂のような第2
の樹脂は約50から約10重量%、好ましくは約30重
量%、含むことができる。好ましいトナー樹脂として
は、米国特許第5,376,494号及び第5,22
7,460号の押し出し成形ポリエステルが挙げられ
る。これらの特許の開示内容は全てこの中で引用され、
参照される。
【0024】多くの周知の適した着色剤、とりわけ顔
料、がトナー粒子用の着色剤として選択できる。例え
ば、リーガル(REGAL)330(登録商標)、ブラック
パールズ(BLACK PERLS、登録商標)、ブルカン(VULCA
N、登録商標)などのようなカーボンブラック、ニグロ
シン染料、アニリン青、フタロシアニン誘導体、磁鉄鉱
及びこれらの混合物が挙げられる。顔料、好ましくはカ
ーボンブラック、はトナー組成物を着色し、これにより
鮮明な可視イメージを形成するように十分な量、存在し
なければならない。一般には、存在する着色剤粒子の量
はトナー組成物の総重量を基に約1重量%から約20重
量%であり、好ましくは約4重量%から約10重量%で
ある。しかしながら、実施の形態においてはこれより少
ないあるいは多い量を選択してもよい。
【0025】顔料粒子が周知の磁鉄鉱、例えばマビコブ
ラック(MAPICO BLACK、登録商標)として市販されてい
るものを含む場合、トナー組成物中の量は普通、約10
重量%から約70重量%、好ましくは約10重量%から
約30重量%である。その代わりに、顔料粒子としてカ
ーボンブラックまたは同等の顔料と磁鉄鉱との混合物を
選択することができる。この混合物は、例えば約6重量
%から約70重量%の磁鉄鉱と、約2重量%から約15
重量%のカーボンブラックと、を含む。
【0026】本発明の他の実施の形態においては、染
料、または顔料、周知の紫紅色、藍色や黄色粒子、及び
それらの混合物を含む着色トナー組成物が提供される。
また、赤色、緑色、青色、茶色、及び同様の顔料を選択
してもよい。これらの顔料のトナー組成物中の量は一般
に、トナー樹脂粒子の重量を基に、約2重量%から約1
5重量%であり、好ましくは約2重量%から約10重量
%である。
【0027】トナーを主に着色する着色剤としては顔
料、染料、それらの混合物、顔料混合物、染料混合物、
などが挙げられる。
【0028】低分子量、例えば約1,000から約2
0,000、好ましくは約1,000から約7,000
のろうの例としては、英国特許公開第1,442,83
5号に例示されているもの、例えば、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、など、とりわけビスコール550P(登
録商標)及びビスコール660P(登録商標)が挙げら
れる。前記ろうは多くの場合日本のサンヨー化学から入
手できるが、そのトナー中の量は有効量であり、例え
ば、約0.5から約10重量%、好ましくは約3から約
7重量%である。ろうの機能の例としては、融解後の紙
の剥離を向上させる、潤滑性のある融解トナーイメージ
を提供することが挙げられる。トナーからろうが逸出ま
たは分離するとこれらの機能が減少する。また、ろうの
分散が十分でないトナーでは粉砕速度が低く、自由なろ
うがトナーと共に残存し電子写真洗浄装置の内部に蓄積
し機械の故障につながる。
【0029】靭性が低い相溶化剤は例えば以下の式で表
される。
【0030】
【化5】 A(a)―B(b)―C(c)―D(d)―E(e)―F(f)―G(g) モノマーAからDまではどのような順でも、例えばラン
ダムでもよい。Aはエチレン、Bはイソプレン、Cはブ
テン、Dはペンテン、Eは反応性官能基、例えば、酸性
基、無水物基、水酸基、グリシジル基、アミン基であ
り、Fは高温でEと反応する反応性官能基、例えば無水
物基、水酸基、酸性基、グリシジル基、アミン基であ
り、Gはスチレンである。前記モノマーはポリマー中で
以下のモル分率で存在してもよい。(a)0.05から
0.95;(b)0.05から0.95;(c)0.0
5から0.95;(d)0.05から0.95;(e)
0.05から0.95;(f)0.05から0.95;
(g)0.05から0.95、全成分の合計はモル分率
が1.0である。好ましくは(a)から(g)は以下の
モル分率で存在する。(a)0.1から0.9;(b)
0.1から0.9;(c)0.1から0.8;(d)
0.1から0.7;(e)0.1から0.1;(f)
0.1から0.1;(g)0.1から0.8。G部分の
分子量は典型的には約1,000から約50,000ま
での間であり、好ましいMwは約1,500から約2
0,000である。A―B―C―D部分の分子量Mw
約1,000から約40,000であり、好ましいMw
値は約1,500から約20,000までの間である。
ポリマー中に存在するEからF部分の数は1ポリマー鎖
につき0から10、好ましくは1ポリマー鎖につき0か
ら5としてもよい。AからGを有するポリマー全体のM
wは約2,000から約90,000、好ましくは3,
000から約50,000である。
【0031】相溶化剤の例としては、モジパー(MODIPE
R)樹脂、日本の日本石油社から入手可能なポリプロピ
レン及びポリスチレンの反応押し出し成形製品、ハイワ
ックスコポリマー、日本の三井石油社から入手可能なス
チレン変性ポリエチレン、セプトン(SEPTON、登録商
標)樹脂、日本のクラレ社から入手可能なスチレン―エ
チレン/プロピレンコポリマーが挙げられる。1つの酸
性基で末端がキャップされたポリスチレンなどの機能性
ポリスチレンがペンシルバニア(PA)のポリマーケミ
ストリーイノベーション社(Polymer Chemistry Innova
tions, Inc.)から入手できる。グリシジルメタクリレ
ート変性エチレンコポリマー、オルバック(OREVAC、登
録商標)9312Yなどの機能性ポリオレフィンがフィ
ラデルフィア、PAのエルフアトケムノースアメリカ社
(Elf Atochem North America, Inc.)から入手でき
る。靭性が低い相溶化剤はその後、前記機能性ポリスチ
レンを前記機能性ポリオレフィンと、機能性ポリスチレ
ンを20から90重量%、好ましくは30から80重量
%で、反応させるプロセスにより得られる。
【0032】必要に応じて使用する様々な有効量、例え
ば約0.1から約20重量%、好ましくは約1から約5
重量%の荷電強化添加剤の例示的な例としては、ハロゲ
ン化アルキルピリジニウム、例えば塩化セチルピリジニ
ウム(米国特許第4,298,672号参照)、テトラ
フルオロほう酸セチルピリジニウム、第四硫酸アンモニ
ウム、及びスルホネート電荷制御剤(米国特許第4,3
38,390号において説明、この開示内容は全てこの
中で引用され参照される);ステアリルフェネチルジメ
チルアンモニウムトシレート(米国特許第4,338,
390号を参照のこと。この開示内容は全てこの中で引
用され参照される);ジステアリルジメチルアンモニウ
ムメチルスルフェート(米国特許第4,560,635
号を参照のこと。この開示内容は全てこの中で引用され
参照される);ステアリルジメチル水素アンモニウムト
シレート;負電荷制御剤、例えばジ―t―ブチルアンモ
ニウムサリシレート、アロハス(Alohas)またはボント
ロン(BONTRON)E88(登録商標)(オリエントから
入手可能)、E―88(登録商標)(ホドガヤから入手
可能)、テトラフェニルホスホニウムテトラフルオロボ
レート、及び他の周知の同様の荷電強化添加剤;などが
挙げられる。
【0033】さらに、本発明のトナー及び現像液組成物
に関しては、1成分としてその鎖の1末端が水酸基であ
る少なくとも80%のポリマー鎖を有する飽和炭化水素
骨格を含む鎖状ポリマーアルコールを含んでもよい。こ
のアルコールは以下の化学式で表される。
【0034】
【化6】CH3(CH2nCH2OH (式中、nは約30から約300の数であり、好ましく
は約30から約100である)。このアルコールはペト
ロライトコーポレーション(Petrolite Corporation)
から入手可能である。
【0035】本発明のトナー組成物と共に混合するため
に選択することができるキャリヤ粒子の例示的な例とし
ては、トナー粒子の極性とは反対の極性の電荷が摩擦電
気により得られる粒子が挙げられる。選択できる周知の
キャリヤ粒子の例示的な例としては、粒状ジルコン、粒
状シリコン、ガラス、鋼、ニッケル、鉄、銅亜鉛フェラ
イトのようなフェライト、スチュワードケミカルズ(St
eward Chemicals)から入手可能、などが挙げられる。
キャリヤ粒子はその上に、カイナー(KYNAR、登録商
標)などのフルオロポリマー、ポリメチルアクリレー
ト、などのような周知のコーティングを有してもよい。
選択してもよい特定のコーティングの例としては、塩化
ビニル/トリフルオロクロロエチレンコポリマーが含ま
れる。このコーティングはその中にカーボンブラックな
どの導電性粒子を含む。他のコーティングとしては、フ
ルオロポリマー、例えば、ポリビニリデンフルオリド樹
脂、ポリ(クロロトリフルオロエチレン)、フッ化エチ
レン及びプロピレンコポリマー、スチレンのターポリマ
ー、メチルメタクリレート、及びシラン、例えば、トリ
エトキシシラン(米国特許第3,467,634号及び
第3,526,533号参照のこと。これらの特許の開
示内容は全てこの中で引用され、参照される);ポリテ
トラフルオロエチレン、フッ素含有ポリアクリレート、
及びポリメタクリレート;塩化ビニル、トリクロロフル
オロエチレンのコポリマー;及び他の周知のコーティン
グが挙げられる。キャリヤ成分として、その上に混合
物、とりわけ2つのポリマーコーティングを有するコア
を含むものを選択することができる。米国特許第4,9
37,166号及び第4、935,326号参照のこ
と。
【0036】相溶化剤を含む利点は機械的な混合プロセ
スのみに限られるものではない。このように、例えば、
本発明のトナー組成物を使用することにより他の周知の
調製方法において分散性及び接着性が向上される。ま
た、有効量の相溶化剤を含有させると、第2のポリマ
ー、例えばろうの濃度を高くしてもトナー中に効果的に
分散させることができる。とりわけ、スチレン―アクリ
レート及びポリエステルバインダー樹脂では、市販のト
リブロック、あるいは一定のグラフトコポリマーを相溶
化剤として使用すると、50から80%噴射速度が減少
する。この中で説明したジブロックを使用すると、トナ
ーの噴射速度はバインダー樹脂だけの場合の噴射速度の
90から110%に維持される。このように、トナー製
造における粉砕及び噴射操作に必要な処理時間から大き
なコスト的な利点が実現される。本発明の相溶化剤コポ
リマーを用いるとトナー噴射速度が改良されて、米国特
許第5,229,242号または米国特許第5,48
6,445号のトナーを用いた場合に比べ、例えば約2
から約3倍速くなる。この噴射速度の利点と共にトナー
の微粉がほとんどないことにより、トナーの最終的なコ
ストが2倍以上も減少する。
【0037】
【実施例】実施例1.87重量%の分岐ビスフェノール
Aフマル酸、ポリエステル樹脂、分岐鎖の評価レベルは
5から40%の間と、4重量%のポリプロピレンろう、
ビスコール660P(登録商標、日本のサンヨー化学か
ら入手可能)と、5重量%のカボット社から入手可能な
リーガル330(登録商標)カーボンブラックと、4重
量%の日本の三井石油社から入手可能な相溶化剤として
のハイワックス1140Hスチレン変性ポリエチレン
と、を含むトナー組成物を調製した。ハイワックスは4
0モル%のスチレンユニットあるいはセグメントと60
%のエチレンユニットとを含むことが見いだされ、高温
GPCで測定すると分子量は2,100であることが報
告された。
【0038】相溶化剤の圧縮靭性を室温、約25℃で、
インストロン(Instron)機器モデル8511(AST
M D695)を用いて測定した。クロスヘッド速度は
1.0インチ/分(2.54cm/分)であった。試験
試料は真空下、100℃、5psiで、5分間、100
%純粋相溶化剤を圧縮溶融することにより調製し、約4
℃/分で室温まで徐々に冷却した。試験試料のサイズは
直径0.25インチ(0.635cm)、長さが約1イ
ンチ(2.54cm)であった。両端はサンドペーパー
#2000から#3000で磨き、圧縮試験において負
荷に正確にかつ確実に接するようにした。試験中、応力
―ひずみ曲線を記録し、圧縮靭性は応力―ひずみ曲線の
面積積分を試験試料の体積で割ったものとして計算し
た。同じ材料に対し少なくとも3つの試料を試験し、試
料の変動を減少させた。ハイワックス1140Hの靭性
は計算すると85 lb―in/in3であった。
【0039】トナー生成物をワーナー&プフレイダラー
(Werner & Pfleiderer)ZSK―28ツインスクリュ
ー押し出し成型機を用いて胴部の設定温度を90℃から
120℃とし、流量(スループット)速度を5から10
ポンド/時間(2270〜4540g/時間)として押
し出し成形した。押し出し成型機から出てくる溶融混合
生成物のストランドは室温、約25℃に維持した水浴中
に浸せきさせることにより冷却した。空気乾燥した後、
得られたトナーを粉砕し分級し、体積平均直径が約4か
ら9μmのトナー粒子をカルターカウンタ(Coulter Co
unter)で測定した。噴射速度は収集収率から計算し、
24ポンド/時間(10896g/時間)であることが
見いだされた。
【0040】遠心密度分離技術を用いて、本発明のトナ
ーに対する自由ろう粒子の重量%を求めると、検出限界
の0.1重量%未満であった。ろうの全%を示差走査熱
量測定法により求めると、4%の処理前濃度と等しいこ
とが見いだされた。ろうのドメインサイズをTEM写真
分析により評価すると、直径が平均2.2μmであり、
標準偏差は0.8μmであった。相溶化剤を含まない同
様の比較トナーのろうの直径は平均6.4μmであり、
標準偏差は2.4μmであった。
【0041】続いて、前記のように調製したトナー組成
物を72°F、3%トナー濃度で、すなわち、100重
量部のキャリヤ(90μmの直径の鋼コアであり、その
上には0.8重量%のポリビニリジンフルオリド及びポ
リメチルメタクリレートのコーティングを有する)につ
き3.0重量部のトナーで、機械的に混合することによ
り現像液組成物を調製した。その後、調製した現像液組
成物を、米国特許第4,394,429号に説明されて
いるようなトナー輸送手段と、トナー計量充填手段と、
現像ゾーンとを有する静電複写イメージング装置に組み
入れた。コピー品質を評価したところ優れており、完全
に均一なべた領域及びラインが可能であり、前記イメー
ジングテストを通じてバックグラウンドは測定されなか
った。イメージング装置に対する溶融条件を変えて、現
像したイメージから最低固着温度挙動を決定した。紙は
トナーイメージが融解した後簡単に剥離でき、目視によ
る検査ではイメージング装置内にあるストリッパーフィ
ンガーによる引っかききずは現像したべた領域には認め
られなかった。ホットオフセット温度はトナーイメージ
がヒューザーロール上でオフセットを開始する温度とし
て評価した。標準イメージしわ試験による融解評価を行
い、トナーの最低固着温度はF=−35℃であることが
わかった。一方、この相溶化剤を含まない同じトナーで
はF=−19℃から−20℃であった。Fの値がより負
である場合、融解温度がより低いことを表す。従来のク
ラトン含有ろうトナーではF=−25℃から−28℃で
ある。
【0042】実施例2.日本の日本石油社から入手可能
なポリプロピレンとポリスチレンの反応押し出し成形製
品であるモジパー(MODIPER、登録商標)A3100を
相溶化剤として選択し混合前濃度4重量%で使用する以
外は、実施例1のトナー溶融混合手順を繰り返しトナー
を調製した。この材料は30重量%のスチレンユニット
と70%のプロピレンユニットを含むことが見いだされ
た。圧縮靭性は純粋A3100材料で、前記圧縮試験手
順を用いて測定した。A3100の靭性を計算すると1
05 lb―in/in3であった。
【0043】トナー生成物をワーナー&プフレイダラー
ZSK―28ツインスクリュー押し出し成型機を用いて
胴部の設定温度を90℃から120℃とし、流量速度を
5から10ポンド/時間として押し出し成形した。押し
出し成型機から出てくる溶融混合生成物のストランドは
室温、約25℃に維持した水浴中に浸せきさせることに
より冷却した。空気乾燥した後、得られたトナーを粉砕
し分別し、体積平均直径が約4から9μmのトナー粒子
をカルターカウンタで測定した。噴射速度は収集収率か
ら計算し、23ポンド/時間(10442g/時間)で
あることが見いだされた。
【0044】遠心密度分離技術を用いて、このトナーの
分析を行い、自由ろう粒子の重量%を求めると、調製し
た全てのトナーに対し検出限界の0.1重量%未満であ
った。ろうの全%を示差走査熱量測定法により求める
と、4%の処理前濃度と等しいことが見いだされた。ろ
うのドメインサイズをTEM写真分析により評価する
と、直径が平均0.9μm未満であり、標準偏差は0.
4μmであった。相溶化剤を含まない同様の比較トナー
のろうの直径は平均6.4μmであり、標準偏差は2.
4μmであった。
【0045】続いて、前記のように調製したトナー組成
物を72°F、3%トナー濃度で、すなわち、100重
量部のキャリヤ(90μmの直径の鋼コアであり、その
上には0.8重量%のポリビニリジンフルオリド及びポ
リメチルメタクリレートのコーティングを有する)につ
き3.0重量部のトナーで、機械的に混合することによ
り現像液組成物を調製した。その後、調製した現像液組
成物を、米国特許第4,394,429号に説明されて
いるようなトナー輸送手段と、トナー計量充填手段(to
ner metering charging method)と、現像ゾーンとを有
する静電複写イメージング装置に組み入れた。実施例1
で使用した方法によりコピー品質を評価したところ優れ
ており、完全に均一なべた領域及びラインが可能であ
り、前記イメージングテストを通じてバックグラウンド
は測定されなかった。イメージング装置に対する溶融条
件を変えて、現像したイメージから最低固着温度挙動を
決定した。紙はトナーイメージが融解した後簡単に剥離
でき、目視による検査ではイメージング装置内にあるス
トリッパーフィンガーによる引っかききずは現像したべ
た領域には認められなかった。ホットオフセット温度
(HOT)はトナーイメージがヒューザーロール上でオフ
セットを開始する温度として評価した。標準イメージし
わ試験による融解評価を行い、トナーの最低固着温度は
F=−33℃であることがわかった。一方、この相溶化
剤を含まない同じトナーではF=−19℃から−20℃
であった。Fの値がより負である場合、融解温度がより
低いことを表す。
【0046】実施例3.約50%のスチレンを含み、以
下のプロセスにより調製されるスチレン―オレフィンコ
ポリマーを相溶化剤として選択し、混合前濃度4重量%
で使用する以外は実施例1のトナー溶融混合手順を繰り
返すことによりトナーを調製した。
【0047】機能性ポリスチレン、例えば末端が1つの
酸性基でキャップされたポリスチレン、をPAのポリマ
ーケミストリーイノベーション社から入手した。酸官能
基のパーセントは85モル%である。機能性ポリオレフ
ィン、例えばグリシジルメタクリレート変性エチレンコ
ポリマー、オレバック(OREVAC、登録商標)9312Y
をフィラデルフィア、PAのエルフアトケムノースアメ
リカ社から入手した。オレバック(登録商標)9312
Yにおけるグリシジルメタクリレートのパーセントは
5.5重量%であると報告されている。靭性の低い相溶
化剤は前記機能性ポリスチレンと機能性ポリオレフィン
との反応プロセスにより得ることができる。このプロセ
スでは、予め50/50重量で混合し、ハーケ(Haak
e)バッチミキサーを用いて150rpm、220℃で
15分間溶融混合した。ポリスチレンのグリシジル基は
ポリオレフィン上の酸性基と反応し、グラフトコポリマ
ーを形成した(H1NMRによる)。ろう分散の安定化
における相溶化剤の効果は、とりわけトナーの溶融押し
出し成形処理中では、ポリスチレン濃度とそのセグメン
トの分子量に関連することが見いだされた。前記圧縮テ
スト手順を用いて、グラフトコポリマー材料の圧縮靭性
を測定した。靭性を計算すると155 lb―in/i
3であった。
【0048】トナー生成物をワーナー&プフレイダラー
ZSK―28ツインスクリュー押し出し成型機を用いて
胴部の設定温度を90℃から120℃とし、流量速度を
5から10ポンド/時間として押し出し成形した。押し
出し成型機から出てくる溶融混合生成物のストランドは
室温、約25℃に維持した水浴中に浸せきさせることに
より冷却した。空気乾燥した後、得られたトナーを粉砕
し分級し、体積平均直径が約4から9μmのトナー粒子
をカルターカウンタで測定した。噴射速度は収集収率か
ら計算し、22ポンド/時間(9988g/時間)であ
ることが見いだされた。
【0049】遠心密度分離技術を用いて、このトナーを
分析し自由ろう粒子の重量%を求めると、調製した全て
のトナーに対し検出限界の0.1重量%未満であった。
ろうの全%を示差走査熱量測定法により求めると、4%
の処理前濃度と等しいことが見いだされた。ろうのドメ
インサイズをTEM写真分析により評価すると、直径が
平均0.8μmであり、標準偏差は0.4μmであっ
た。相溶化剤を含まない同様の比較トナーのろうの直径
は平均6.4μmであり、標準偏差は2.0μmであっ
た。
【0050】続いて、前記のように調製したトナー組成
物を72°F、3%トナー濃度で、すなわち、100重
量部のキャリヤ(90μmの直径の鋼コアであり、その
上には0.8重量%のポリビニリジンフルオリド及びポ
リメチルメタクリレートのコーティングを有する)につ
き3.0重量部のトナーで、機械的に混合することによ
り現像液組成物を調製した。その後、調製した現像液組
成物を、米国特許第4,394,429号に説明されて
いるようなトナー輸送手段と、トナー計量充填手段と、
現像ゾーンとを有する静電複写イメージング装置に組み
入れた。実施例1で使用した方法によりコピー品質を評
価したところ優れており、完全に均一なべた領域及びラ
インが可能であり、前記イメージングテストを通じてバ
ックグラウンドは測定されなかった。イメージング装置
に対する溶融条件を変えて、現像したイメージから最低
固着温度挙動を決定した。紙はトナーイメージが融解し
た後簡単に剥離でき、目視による検査ではイメージング
装置内にあるストリッパーフィンガーによる引っかきき
ずは現像したべた領域には認められなかった。標準イメ
ージしわ試験による融解評価を行い、トナーの最低固着
温度はF=−32℃であることがわかった。一方、この
相溶化剤を含まない同じトナーではF=−19℃であっ
た。Fの値がより負である場合、融解温度がより低いこ
とを表す。
【0051】比較例4.純粋なスチレン‐イソプレンジ
ブロックコポリマーの代わりに、4%のビスコール66
0P(登録商標)ろうの調製に市販のブロックコポリマ
ー(シェルクラトンG1726(登録商標))を相溶化
剤として選択し2重量%及び4重量%で使用すること以
外は実施例1の手順を繰り返すことにより2つのトナー
を調製した。この相溶化剤は米国特許第5,229,2
42号に開示されているが、70%のジブロックと製造
中にジブロック鎖のカップリングにより得られる30%
のスチレン―エチレン/ブチレン―スチレントリブロッ
クとを含む。圧縮靭性を前記圧縮試験手順を用いて測定
した。靭性を計算すると545 lb―in/in3
あった。前記545の靭性は、本発明の相溶化剤の靭性
と比較すると、前記実施例1から3に比べ噴射速度が低
く、望ましくない融解であることがわかる。
【0052】トナー生成物をワーナー&プフレイダラー
ZSK―28ツインスクリュー押し出し成型機を用いて
胴部の設定温度を90℃から120℃とし、流量速度を
5から10ポンド/時間として押し出し成形した。押し
出し成型機から出てくる溶融混合生成物のストランドは
室温、約25℃に維持した水浴中に浸せきさせることに
より冷却した。空気乾燥した後、得られたトナーを粉砕
し分別し、体積平均直径が約4から9μmのトナー粒子
をカルターカウンタで測定した。
【0053】トナー噴射速度は2%の相溶化剤を含むト
ナーでは13ポンド/時間(5902g/時間)、4%
の相溶化剤を含むトナーでは11ポンド/時間(499
4g/時間)未満であることが観察された。ろうのドメ
インサイズを実施例1において使用したTEM手順によ
り評価すると平均4μm(平均体積直径におけるμm)
であり、標準偏差は2.4μmであった。実施例1及び
2における噴射速度は比較例における噴射速度より1.
7から2.2倍高い。実施例1及び2における平均ろう
ドメインサイズは比較例4における平均ろうドメインサ
イズより約30%小さい。
【0054】続いて、前記のように調製したトナー組成
物を73°F、3.0%トナー濃度で、機械的に混合す
ることにより現像液組成物を調製した。その後、調製し
た現像液組成物を、実施例1の同じ静電複写イメージン
グ装置に組み入れ、1,000コピーの試験運転を行っ
た。現像したイメージのコピー品質は試験を通じて優れ
ていた。紙は融解した後簡単に剥離できた。標準しわ試
験による融解評価を行い、トナーの最低融解温度はF=
−23℃から−24℃であり、実施例1,2,3におけ
るトナーの融解温度よりも8から12℃高いことがわか
った。
【0055】
【発明の効果】この組成物においては、ろう成分の分散
を向上させるために、重付加または重縮合反応により調
製されるジブロックポリマーのような低分子量ポリマー
(約2,000<Mn<85,000、好ましくは3,
000<Mn<25,000)などの靭性が低い(圧縮
靭性が約50 lb−in/in3から約400 lb
−in/in3)成分が選択され、優れた噴射特性が可
能となる。一定の靭性が低いジブロックポリマーではト
ナー噴射速度をより速いものとすることができ、優れた
ろう分散性を有するトナーが提供され、さらにはろう含
有トナーの最低融解温度を改良することができる。本発
明の実施の形態においては、トナー組成物は少なくとも
二つのポリマー樹脂を含み、例えば、約2から約10の
ポリマーが含まれる実施の形態では、第1の樹脂、第2
の架橋樹脂、ろう成分、及び靭性が低い相溶化剤(comp
atibilizer)成分が含まれる。本発明の実施の形態で
は、トナー組成物は樹脂粒子、とりわけ架橋された押し
出し成形樹脂粒子と、顔料粒子と、ポリプロピレンろう
などのろう成分と、靭性が低いポリマー相溶化剤とを含
む。本発明によれば、樹脂粒子と、顔料粒子と、ポリプ
ロピレンろうなどのろう成分と、一定の靭性の低いジブ
ロックコポリマー相溶化剤と、電荷向上添加剤とを含む
正または負に帯電したトナー組成物も提供される。さら
に、本発明は前記トナーとキャリヤ粒子とを含む現像液
組成物に関する。さらに、本発明の他の実施の形態で
は、樹脂粒子と、 磁鉄鉱などの磁性成分と、ポリプロ
ピレンろうなどのろう成分と、相溶化剤とを含む単一成
分トナー組成物が提供される。本発明のトナー及び現像
液組成物は多くの周知の静電複写イメージングシステム
及び印刷システム、とりわけトナー中にろうが存在する
それらのシステムにおいて有効である。実施の形態にお
いては、本発明の現像液組成物は広範囲の融解寛容度
(fusing latitude)、例えば100℃を有する。融解
寛容度は、トナー粒子を紙上に固着させるのに重要な約
100℃から約170℃までの最低固着温度と、溶融ト
ナーがヒューザーロール(fuser roll)に接着する温度
である約180℃から約250℃のホットオフセット
(hot offset)温度との間の温度範囲である。本発明の
現像液組成物では表面エネルギーが低く、摩擦係数の低
いトナーイメージを提供することもできる。表面エネル
ギー及び摩擦係数が低いという特性により、効果的にヒ
ューザーロールから紙を剥離でき、イメージの汚れが減
少する。さらに、本発明の現像液組成物は長い期間電気
的に安定であり、これらの組成物を用いると、例えば、
摩擦電気による電荷の値の実質的な変化がない。また、
本発明のトナー組成物を用いると、ヒューザーロールか
らのトナーの剥離を向上させると共に融解寛容度を増加
させるろうがこの中に残存し、トナーからのろうの損失
が除去あるいは最小に抑えられる。さらに、安定化ろう
ドメインを有する本発明のトナー組成物では押し出し成
形処理がより容易になり、噴射を容易にかつうまく行う
ことができ、トナーがより迅速に製造できると共にトナ
ーの製造コストを低くすることができる。ろう濃度を制
御すると、粒子サイズ分別後に得られる通常廃材として
廃棄されるトナー微粒子を直接経済的に再利用すること
ができる。ジブロック相溶化剤によるろうの分散安定化
により最低融解及び剥離温度を減少させることができ、
トナーの融解寛容度が改良される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン ジー バンデュセン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ウォー ルワース オンタリオ センター ロード 3624

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂と、着色剤と、ろうと、以下の化学
    式の相溶化剤とを含むことを特徴とするトナー組成物。 【化1】A(a)―B(b)―C(c)―D(d)― (式中、Aはエチレン、Bはポリプロピレン、Cはブテ
    ン、Dはペンテンであり、それらのモル分率はa,b,
    c,dで表され、aは約0.05から約0.95、bは
    約0.05から約0.95、cは約0.05から約0.
    95、dは約0.05から約0.95であり、a,b,
    c,dの和は約1に等しい)
  2. 【請求項2】 相溶化剤は更にE,F,Gを含み、以下
    の化学式で表されることを特徴とする請求項1記載のト
    ナー組成物。 【化2】 A(a)―B(b)―C(c)―D(d)―E(e)―F(f)―G(g) (式中、Eは反応性官能基、Fは反応性官能基、Gはス
    チレンであり、それらのモル分率はそれぞれe,f,
    g、それぞれ約0.05から約0.95であり、a,
    b,c,d,e,f,gの和は約1モル分率に等しい)
JP23929398A 1997-09-02 1998-08-25 相溶化剤を有するトナー及び現像液組成物 Withdrawn JPH11143112A (ja)

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