JPH1114329A - 角度検出方法およびその装置 - Google Patents

角度検出方法およびその装置

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JPH1114329A
JPH1114329A JP16454397A JP16454397A JPH1114329A JP H1114329 A JPH1114329 A JP H1114329A JP 16454397 A JP16454397 A JP 16454397A JP 16454397 A JP16454397 A JP 16454397A JP H1114329 A JPH1114329 A JP H1114329A
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sensitivity
waveform
angle
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JP16454397A
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Yutaka Takizawa
豊 滝沢
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AMUTETSUKU KK
Amada Metrecs Co Ltd
Amtech Corp
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AMUTETSUKU KK
Amada Metrecs Co Ltd
Amtech Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワーク表面の凹凸や材質の影響を受けること
なく、高精度の角度検出を行うことのできる角度検出方
法およびその装置を提供する。 【解決手段】 検出ヘッド29のレーザ投光器37が検
出光LBを被測定物Wに照射しながら揺動して、その反
射光を第一受光器39Aおよび第二受光器39Bが受光
する。この検出ヘッド29による第一回目の検出動作の
際に受光器39A、39Bの一方を高感度に他方を低感
度に設定する感度切換部51と、第二回目の検出動作の
際に前記第一回目の検出動作により検出された波形から
前記第一受光器39Aおよび第二受光器39Bを共に高
感度に設定すべきかまたは低感度に設定すべきかを判断
する感度判断部49と、前記第二回目の検出動作におい
て検出された受光量の波形のピーク位置に対応する検出
ヘッド29の揺動角度から被測定物の曲げ角度を算出す
る演算部55と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は角度検出方法およ
びその装置に係り、さらに詳しくは、折曲げ加工機にお
いて折り曲げられた被測定物の曲げ角度の検出等に好適
な角度検出方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14を参照するに、図示省略の折曲げ
加工機により折り曲げられた被測定物であるワークWの
折曲げ角度を測定するものとして従来より一般的な折曲
げ角度検出装置101が示されている。この折曲げ角度
検出装置101では、折曲げ加工機であるプレスブレー
キに備えたパンチPとダイDとの協働で折曲げ加工され
たワークWの折曲げ角度2θを、検出子103を上昇さ
せて検出子103の先端を曲げられたワークWの下面に
当接させることにより曲げ角度θを求め、これを二倍し
て折曲げ角度2θを求めるものである。
【0003】すなわち、このような折曲げ角度検出装置
101では、ダイDを装着するダイベース105の上に
シリンダ等の昇降装置107を設け、この昇降装置10
7により検出子103を図14中上方向へ上昇させてワ
ークWの下面に当接させる。このときの検出子103の
上昇位置を、例えば検出子103と一体で昇降するラッ
ク109およびこのラック109に噛合するピニオン1
11と、このピニオン111に接続されたパルスコーダ
113により測定して折曲げ角度2θを検出するもので
ある。
【0004】また、図16には、実公昭62−2226
1号公報に示されている折曲げ角度検出装置115が示
されている。この折曲げ角度検出装置115はプレスブ
レーキ117の前方(図16中左方向)に設けられてお
り、検出子119が斜めに昇降自在に設けられている。
この検出子119の下端部はシリンダ121により軽く
上向きに付勢されており、検出子119の前側にはラッ
ク123が一体的に設けられている。このラック123
の前側には、ラック123に噛合するピニオン125を
備えたロータリエンコーダのごとき位置測定器127が
設けられており、NC装置129に接続されている。
【0005】すなわち、ダイDの上昇に伴ってワークW
が折曲げ加工されると、ダイDの前側にあるワークWが
跳ね上がるので、シリンダ121の付勢力により跳ね上
がるワークWに追従して検出子119を上昇させる。位
置測定器127は折曲げ加工に伴って上昇する検出子1
19の位置を加工中常時測定してNC装置129に伝達
しており、NC装置129がこの検出子119の位置か
らワークWが所望の目標角度まで折曲げられたことを認
識すると、ダイDの上昇を停止して折曲げ加工を完了す
るものである。
【0006】しかしながら、このような折曲げ角度検出
装置115では、検出子119の先端がワークWに点接
触するものであり接触するワークWの表面の凹凸に大き
く左右されるため測定精度が悪くなるという問題があ
る。また、折曲げ角度が極めて大きな鈍角の場合には、
検出子119のストロークが極めて短くなり、特に曲げ
線の近傍に折曲げ角度検出装置115を設けた場合には
ストロークが極めて短くなるため、測定精度が低下する
という問題がある。
【0007】このような問題を解決するために、検出子
119の先端に回転自在な追従板を設けたり、検出子1
19の移動を増幅して折曲げ角度を測定することが行わ
れている。
【0008】また、非接触式の撮像手段により曲げられ
たワークの端面を撮像し、この撮像データを画像処理で
処理することによりワークの曲げ角度を検出することも
行われている。
【0009】さらに、光源および集光レンズを備えた筐
体を回動可能に設け、且つ上記集光レンズの焦点位置に
対応して円弧状に多数の受光素子を配置し、前記光源か
らワークへ照射された反射光を前記集光レンズによって
円弧状に配置した受光素子の位置へ集光し、受光量が最
大となる受光素子の位置を検出して、ワークの折曲げ角
度を検出するものもある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
図14に示されているような従来の技術にあっては、ワ
ークWに当接した検出子103の位置を測定することに
より求められたワークWの位置と、ダイDの位置関係か
ら折曲げ角度を求めるため高精度の角度検出が困難であ
るという問題がある。
【0011】また、ワークWに検出子103を当接させ
て角度の検出を行うため、検出子103の接触の強さに
よっては曲げられたワークWに変形を生じさせて曲げ角
度に変化を生じさせるおそれがあるという問題がある。
【0012】また、検出子103をワークWに当接させ
て曲げ角度を測定するときに、図15に示されているよ
うに、ワークWのたおれ(たおれ角;A)による精度が
悪化するという問題がある。
【0013】また、前述の図16に示されている折曲げ
角度検出装置115や、この折曲げ角度検出装置115
の検出子119の先端に板を設けたり、検出子119の
移動を増幅して折曲げ角度を測定するものであっても、
ワークWの曲げ線に対する一方の側の角度のみ測定して
いるため、ワークWがたおれを起こして高精度の折曲げ
角度測定ができないという問題がある。さらに、検出子
119が当接する側のワークWが極端に短い場合には、
検出子119がワークWから脱落して測定できなくなる
という問題がある。
【0014】また、画像処理装置を用いる場合には、非
接触式なので接触による変化を生じさせるおそれはない
ものの、装置が高価なものとなると共にワークの端面し
か計測できないという問題がある。
【0015】さらに、回転する集光レンズの焦点位置に
対応して多数の受光素子を円弧状に配置するものにおい
ては、受光素子が集光レンズの焦点位置からわずかでも
ずれると正確な測定が困難になるので、高精度を必要と
するという問題がある。
【0016】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、ワーク表面の凹凸の
影響を受けることなく、ワークのたおれを生じない状態
で検出することにより高精度の角度検出を行うことので
きる角度検出方法およびその装置を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明の角度検出方法は、検出光を
照射する投光器と被測定物から反射してくる検出光を受
光する第一受光器および第二受光器を備えた検出ヘッド
を被測定物の傾斜方向に揺動させ、前記第一受光器およ
び第二受光器による受光量のピーク位置又は重心位置に
対応する検出ヘッドの揺動角度から被測定物の曲げ角度
を検出する角度検出方法において、以下の工程により行
うことを特徴とするものである。
【0018】(1) 第一受光器または第二受光器の一方を
高感度に設定すると共に他方を低感度に設定する工程 (2) 投光器から検出光を照射しながら検出ヘッドを揺動
させて受光を行い第一回目の波形を取入れる工程 (3) 前記(2) 工程における受光量の波形から高感度の受
光器による波形の方が良好な場合には第一受光器および
第二受光器を高感度に設定するが、低感度の受光器によ
る波形の方が良好な場合には第一受光器および第二受光
器を低感度に設定する工程 (4) 投光器から検出光を照射しながら検出ヘッドを揺動
させて受光を行い第二回目の波形を取入れる工程 (5) 前記(4) 工程において取込んだ第二回目の波形のピ
ークに対応する検出ヘッドの揺動角度から被測定物の角
度を算出する工程 従って、一対の受光器の一方を高感度に、他方を低感度
に設定して第一回目の角度検出動作を行い、両受光器に
より検出された波形のうち適正な形状の波形を受光した
受光器の感度を採用して、両受光器の感度を設定して第
二回目の角度検出動作を行う。第二回目の角度検出動作
では、両受光器共適正な波形を検出するので、この波形
を用いて被測定物の角度を算出する。
【0019】請求項2による発明の角度検出方法は、請
求項1記載の(4) 工程において、前記(3) 工程において
両受光器を高感度に設定する場合には高感度の受光器に
よる波形のピーク出力と所定の基準出力の比から、また
前記(3) 工程において両受光器を低感度に設定する場合
には低感度の受光器による波形のピーク出力と所定の基
準出力の比から増幅率を決定して増幅すること、を特徴
とするものである。
【0020】従って、第二回目の角度検出動作により検
出される波形は、所定の基準出力の波形に増幅される。
【0021】請求項3による発明の角度検出装置は、検
出光を照射する投光器と被測定物から反射してくる検出
光を受光する第一受光器および第二受光器を備えると共
に被測定物の傾斜方向に揺動自在の検出ヘッドと、この
検出ヘッドによる第一回目の検出動作の際に第一受光器
および第二受光器の一方を高感度に他方を低感度に設定
する感度切換部と、第二回目の検出動作の際に前記第一
回目の検出動作により検出された波形から前記第一受光
器および第二受光器を共に高感度に設定すべきかまたは
低感度に設定すべきかを判断する感度判断部と、前記第
二回目の検出動作において検出された受光量の波形のピ
ーク位置に対応する検出ヘッドの揺動角度から被測定物
の曲げ角度を検出する演算部と、を備えてなることを特
徴とするものである。
【0022】従って、感度切換部が第一受光器または第
二受光器の一方を高感度に設定すると共に他方を低感度
に設定して、投光器により検出光を発しながら検出ヘッ
ドが揺動して被測定物からの反射光を受光器が受光する
ことにより第一回目の角度検出動作を行う。感度判断部
は前記両受光器により検出された波形のうち適正な形状
の波形を受光した受光器の感度を採用し、感度切換部に
指令して両受光器の感度を共に高感度または低感度に合
せて設定して、第二回目の角度検出動作を行う。第二回
目の角度検出動作では、両受光器共適正な波形を検出す
るので、演算部はこの波形を用いて被測定物の角度を算
出する。
【0023】請求項4による発明の角度検出装置は、請
求項3記載の第一回目の検出動作において検出された波
形の出力レベルと所定の基準出力レベルの比から、前記
第二回目の検出動作における検出波形を所望の出力レベ
ルに増幅すべく増幅率を決定する増幅率決定部を備えて
なることを特徴とするものである。
【0024】従って、増幅率決定部が第一回目の検出動
作により検出された波形の出力レベルと所定の基準出力
レベルの比から増幅率を決定し、第二回目の検出動作に
おいて受光器が受光する波形を増幅する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、この発明に係る角
度検出装置を適用する折曲げ加工機としてのプレスブレ
ーキ等の加工機は通常使用されているものなので詳細な
説明は省略することとして、概略のみ説明する。
【0026】図8および図9には、折曲げ加工機として
のプレスブレーキ1の全体が示されている。このプレス
ブレーキ1では、C形フレーム3の下部前面には下部テ
ーブル5を有し、この下部テーブル5の上端にはダイD
が交換自在に装着されている。一方、C形フレーム3の
上部前面には上部テーブル7が設けられており、この上
部テーブル7の下端部にはパンチPが交換自在に装着さ
れている。また、このプレスブレーキ1の近傍には制御
装置であるNC装置9が設けられている。
【0027】従って、パンチPとダイDの間にセットさ
れた被測定物であるワークWに対して、NC装置9の制
御により下部テーブル5を図示省略の油圧シリンダ等で
上昇させて、パンチPとダイDとの協働でワークWに折
曲げ加工を行うものである。
【0028】前記下部テーブル5の前面上部には、図9
中左右方向に沿ってガイドレール11が設けられてお
り、このガイドレール11は図9に示されているよう
に、プレスブレーキ1の右側(左側または両側でも良
い)にはみ出して設けられている。このはみ出した部分
に対応するダイDの延長上には、一辺の傾斜角度が正確
に一定(例えば45度)の精度チェックブロック13が
交換自在に設けられている。
【0029】図10を参照するに、前記精度チェックブ
ロック13は、ワークWが当接する傾斜角度αが既知
(例えば45度)の固定面15と、ワークWがずり落ち
ないように係止するための係止部17を有している。従
って、ワークWの曲げられた一方の面の角度φを測定す
ることにより、ワークWの曲げ角度2・θは、 2・θ
=φ+α により正確に求めることができる。
【0030】再び図8および図9に戻って、前記ガイド
レール11の上には、スライダ19が図9中左右方向へ
移動・位置決め自在に設けられており、このスライダ1
9には曲げ上げたワークWの一面の傾斜を測定する角度
検出装置21がブラケット23を介して設けられてい
る。
【0031】図7を参照するに、前記ブラケット23の
上には前後方向(図7中左右方向)にガイドレール25
が設けられており、このガイドレール25に沿って前後
方向へ移動可能のスライダ27設けられている。このス
ライダ27の上には前記角度検出装置21が設けられて
いる。この角度検出装置21は検出ヘッド29を有して
おり、この検出ヘッド29は検出ヘッド29の前面中央
に回転中心P0 を有する歯車31と一体的に回転するよ
うに支持されている。また、前記歯車31と噛合するウ
ォーム歯車33が回転自在に設けられており、このウォ
ーム歯車33は揺動手段であるステッピングモータ35
により回転駆動されるようになっている。
【0032】従って、ステッピングモータ35がウォー
ム歯車33を回転させると、このウォーム歯車33と噛
合する歯車31が回転駆動されるので、検出ヘッド29
は前面中央を中心として所望の角度だけ上下方向(図7
中上下方向)に揺動される。
【0033】図1を参照するに、前記検出ヘッド29
は、中央部分に発光素子であるレーザ投光器37を有
し、このレーザ投光器37の揺動方向上下(図1中上
下)には例えばフォトダイオードから成る第一受光器3
9Aおよび第二受光器39Bを有している。なお、この
第一受光器39Aおよび第二受光器39Bは高感度また
は低感度の選択・切替え自在となっている。
【0034】一方、図1を参照するに、前記NC装置9
において、中央処理装置であるCPU41には、必要な
データを入力するためのキーボードのごとき入力手段4
3や、検出結果や必要なメッセージを出力するためのC
RTやプリンターのごとき出力手段45が接続されてい
る。
【0035】また、CPU41には、メモリ47、感度
判断部49、感度切換部51、増幅率決定部53、演算
部55、指令部57等が接続されている。前記メモリ4
7には、検出結果やその他必要な条件等を格納すること
ができるようになっている。前記感度判断部49は第一
受光器39Aおよび第二受光器39Bの感度の設定値を
後述する原理により判断し、前記感度切換部51にデー
タを送って第一受光器39Aおよび第二受光器39Bの
感度を所定の値に切換える。また、前記指令部57には
モータドライバ59を介して前記ステッピングモータ3
5が接続されており、検出ヘッド29の揺動を制御して
いる。さらに指令部57にはレーザ電源61が接続され
ており、レーザ投光器37からの検出光の出力を制御し
ている。
【0036】また、ステッピングモータ35にはロータ
リーエンコーダ63が設けられている。このステッピン
グモータ35の回転角度は常に計測されてNC装置9に
伝達されており、検出ヘッド29の揺動角を常に正確に
把握している。さらに、前記第一受光器39Aおよび第
二受光器39BはNC装置9に接続されており、レーザ
投光器37から発せられた検出光のワークWからの反射
光の光量を常にNC装置9に伝達している。この光量デ
ータはA/D変換器65によりデジタル量に変換されて
前記メモリ47に記憶される。各第1,第2受光器39
A,39Bと各A/D変換器65との間には順に感度切
換手段62,増幅率切換手段64が設けられている。
【0037】次に、前述の検出ヘッド29を用いてワー
クWの曲げ角度2・θを検出する原理について説明す
る。
【0038】図5および図6を参照するに、揺動する検
出ヘッド29のレーザ投光器37から発せられる検出光
であるレーザ光LBは、ワークWの表面で反射して第一
受光器39Aまたは第二受光器39Bにより受光され、
電気信号に変換されてNC装置9に伝達される。
【0039】しかしながら、図11に示されているよう
に、ワークWが例えば亜鉛メッキ鋼板の場合には、前述
の受光信号の波形67が適正波形69に比して出力が小
さくピークが不明確な波形となったり、重心位置が正確
に求めることができないため、正確な角度検出が困難と
なる。
【0040】また、図12に示されているように、ワー
クWが例えばステンレス製の場合には、受光信号の波形
71が水平波形となるため、適正波形69に比してピー
クが不明確な波形となり正確な角度検出が困難となる。
【0041】このように、出力が非常に小さい場合や水
平波形となってピーク値が検出できない場合には、図1
3に示されているように、例えばCRT等の出力手段7
3により表示された波形から作業者が人手により感度調
整を行って明確なピーク値を得る必要があり煩わしい。
【0042】そこで、以上のようなワークWの材質にか
かわらず明確なピーク位置や重心位置を得て正確な角度
検出を行う角度検出方法を図2〜図4に基づいて説明す
る。
【0043】まず、感度切換手段62により第一受光器
39Aまたは第二受光器39Bの一方の受光器(例えば
第一受光器39A)の感度を高感度(例えば20倍)に
設定し、他方の受光器(例えば第二受光器39B)の感
度を低感度(例えば1倍)に設定する(ステップS
1)。
【0044】図3および図5を併せて参照するに、この
状態で検出ヘッド29を揺動させて第一回目の角度検出
を行うと(ステップS2)、ワークWが例えば亜鉛メッ
キ鋼板の場合には前述したように一般的に出力が小さく
てピークが不明確となるため、低感度に設定されている
第二受光器39Bによる受光量(図3中波形75)は極
めて小さくなってピーク値の検出ができない。一方、高
感度に設定されている第一受光器39Aによる受光量
(図3中波形77)は増幅されてピーク値が明確に検出
される。
【0045】従って、感度判断部49が高感度側の受光
器による波形が良好か、あるいは低感度側の受光器によ
る波形が良好かを判断して(ステップS3)、前述の場
合のように高感度側の受光器による波形が良好な場合に
は感度切換部51により感度切換手段62を制御して第
一受光器39Aおよび第二受光器39Bを共に高感度に
設定する(ステップS4)と共に、前述の第一受光器3
9Aが受光した受光量の出力(例えば0.7V)が所定
の基準出力(例えば5V)となるように増幅率決定部5
3が増幅率を決定し増幅率切換手段64を制御して設定
の増幅率とし(ここでは7倍程度、ステップS5)、第
二回目の角度検出を行う(ステップS6)。
【0046】また、ワークWが例えばステンレス製の場
合には、感度切換手段62により前記ステップS1にお
いて一方の受光器(例えば第一受光器39A)の感度を
高感度(例えば20倍)に設定し、他方の受光器(例え
ば第二受光器39B)の感度を低感度(例えば1倍)に
設定して第一回目の角度検出を行うと(ステップS
2)、図4に示されているように高感度に設定されてい
る第一受光器39Aによる受光量は増幅されて飽和状態
(例えば10V)となりピークがつぶされるためピーク
が不明確になる(図4中波形79)。一方、低感度に設
定されている第二受光器39Bによる受光量は、増幅さ
れないためピークが検出される(図4中波形81)。
【0047】従って、このような場合には感度判断部4
9が前記ステップS3において低感度側の受光器の波形
が良好と判断するので、感度切換部51が感度切換手段
62により第一受光器39Aおよび第二受光器39Bを
共に低感度に設定する(ステップS8)と共に、前述の
第二受光器39BAが受光した受光量の出力(例えば
2.2V)が所定の出力(例えば5V)となるように増
幅率決定部53が増幅率を決定し増幅率切換手段64を
制御して所定の増幅率とし(ここでは2.3倍程度)
(ステップS9)、第二回目の角度検出を行う(ステッ
プS6)。
【0048】以上のようにして、第二回目の角度検出動
作により図6に示されているようにワークWの材質にか
かわらずピーク値が明確に検出された波形を得ることが
できるので、以下に示すようにして演算部55が曲げ角
度の算出を行う(ステップS7)。すなわち、一般的に
検出ヘッド29の回動角度が基準角度θ(図4に示され
ている例ではθ=0度の場合である)に対して、反時計
回り方向へθ1 度だけ回転したときに第一受光器39A
による受光量が最大となり、また、検出ヘッド29の回
動角度が基準角度θに対して時計回り方向にθ2 度だけ
回転したときに第二受光器39Bによる受光量が最大と
なることがわかる。
【0049】第一受光器39Aおよび第二受光器39B
は、レーザ投光器37から等距離に設けられているの
で、図6において第一受光器39Aの受光量が最大とな
るときの検出ヘッド29の角度θ1と、第二受光器39
Bの受光量が最大となるときの検出ヘッド29の角度θ
2との中間位置において、レーザ投光器37からのレー
ザ光LBが曲げられたワークWに垂直に投光されること
がわかる。これより、曲げられたワークWの角度2θ
は、2・θ=θ1 +θ2 より得られる。また、図6に
示されているピーク位置の代わりに波形83の全面積の
1/2となる点、あるいは波形の先端部分85(例えば
全面積の10%程度となる部分)の面積の1/2となる
位置を重心位置として採用し、θ1,θ2を決定するこ
ともできる。
【0050】次に、前述の角度検出装置21を用いて折
曲げ加工されたワークWの折り曲げ角度を測定する動作
について説明する。
【0051】再び図7を参照するに、プレスブレーキ1
の前面に設けられているガイドレール11に沿ってスラ
イダ19を移動させると共に、このスライド19に設け
られているブラケット23上のガイドレール25に沿っ
て角度検出装置21を曲げ角度が測定されるワークWに
対向する位置に移動させる。
【0052】NC装置9の指令部57はモータドライバ
59を介してステッピングモータ35によりウォーム歯
車33を回転させて検出ヘッド29を上下方向(図7中
上下方向)に揺動させながらレーザ投光器37からレー
ザ光LBをワークWの下面に向けて照射し、ワークWか
らの反射光を第一受光器39Aまたは第二受光器39B
により受光する。この時の検出ヘッド29の揺動角度
や、第一受光器39Aおよび第二受光器39Bが受光し
た光量を電気信号に換えてNC装置9に伝達する。伝達
された検出ヘッド29の揺動角度やA/D変換器65に
よりデジタル量に変換された受光量はメモリ47に記憶
され随時使用可能となっている。
【0053】感度判断部49では、メモリ47に記憶さ
れている受光量の波形から前述した原理に基づいて第一
受光器39Aまたは第二受光器39Bの感度を設定し、
感度切換部51が第一受光器39Aまたは第二受光器3
9Bの感度を高感度または低感度に切換えて設定する。
そして、演算部55は増幅率決定部53で増幅処理され
た受光量の波形から受光量の波形のピーク位置を求め、
このピーク位置から前述の考え方に基づいてワークWの
曲げ角度を算出する。
【0054】以上の結果から、ワークWの材質にかかわ
らず反射光の受光波形において明確なピークを検出する
ことができるので、高精度の曲げ角度検出が可能にな
る。
【0055】なお、この発明は前述の実施の形態に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述の実
施の形態においては下部テーブル5を昇降させて折曲げ
加工を行う折曲げ加工機について説明したが、上部テー
ブル7を昇降させる折曲げ加工機についても全く同様に
適用できる。
【0056】また、前述の実施の形態においては角度検
出装置21を1個設けた場合について説明したが、角度
検出装置21を2個以上設けるようにしてもよい。
【0057】また、第一回目の角度検出動作においてど
ちらの受光器を高感度とし、どちらの受光器を低感度と
するかは任意である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる角度検出方法では、一対の受光器の一方を高感度
に、他方を低感度に設定して第一回目の角度検出動作を
行い、両受光器により検出された波形のうち適正な形状
の波形を受光した受光器の感度を採用して、両受光器の
感度を設定して第二回目の角度検出動作を行うので、受
光器による受光波形の出力レベルが小さすぎてピークが
不明確な場合や、出力レベルが大きすぎて波形がつぶれ
てピークが不明確な場合でも両受光器において適正な波
形を検出することができる。これによりワークの材質に
かかわらず明確なピーク位置又は重心位置を検出するこ
とができるので、この波形を用いて被測定物の角度を高
精度で検出することができる。
【0059】請求項2の発明による角度検出方法では、
第二回目の角度検出動作により検出される波形は所定の
基準出力の波形に増幅されるのでピーク位置又は重心位
置が明確となり、高精度の角度検出を行うことができ
る。
【0060】請求項3の発明による角度検出装置では、
感度切換部が第一受光器または第二受光器の一方を高感
度に設定すると共に他方を低感度に設定して、投光器に
より検出光を発しながら検出ヘッドが揺動して被測定物
からの反射光を受光器が受光することにより第一回目の
角度検出動作を行う。感度判断部は前記両受光器により
検出された波形のうち適正な形状の波形を受光した受光
器の感度を採用し、感度切換部に指令して両受光器の感
度を共に高感度または低感度に合せて設定して、検出ヘ
ッドにより第二回目の角度検出動作を行うので、第二回
目の角度検出動作では両受光器共適正な波形を検出する
ことができる。これにより明確なピーク位置又は重心位
置を求めることができるので、演算部はこの波形を用い
て被測定物の角度を精度よく算出することができる。
【0061】請求項4の発明による角度検出装置では、
増幅率決定部が第一回目の検出動作により検出された波
形の出力レベルと所定の基準出力レベルの比から増幅率
を決定し、第二回目の検出動作において受光器が受光す
る波形を増幅するのでピーク位置又は重心位置が明確と
なり、高精度の角度検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る角度検出装置を示すブロック構
成図である。
【図2】この発明に係る角度検出方法において被測定物
の材質に影響されずに角度検出を行う手順を示すフロー
チャートである。
【図3】被測定物が亜鉛メッキ鋼板の場合における受光
波形を示すグラフである。
【図4】被測定物がステンレスの場合における受光波形
を示すグラフである。
【図5】検出ヘッドを揺動させて検出動作を行っている
状態を示す説明図である。
【図6】第二回目の検出動作により検出された受光波形
を示すグラフである。
【図7】この発明に係る角度検出装置をプレスブレーキ
に取付けた状態を示す拡大図である。
【図8】この発明に係る角度検出装置を適用した折曲げ
加工機としてのプレスブレーキを示す側面図である。
【図9】この発明に係る角度検出装置を適用した折曲げ
加工機としてのプレスブレーキを示す正面図である。
【図10】精度チェックブロックを用いて曲げ角度を測
定する状態を示す説明図である。
【図11】被測定物が亜鉛メッキ鋼板の場合における受
光波形と基準波形を比較するグラフである。
【図12】被測定物がステンレスの場合における受光波
形と基準波形を比較するグラフである。
【図13】CRT等の出力手段により出力された波形を
見ながら出力レベルの調整を行っている状態を示す図で
ある。
【図14】従来より一般的な折曲げ角度検出装置を示す
側面図である。
【図15】ワークの折曲げ角度を測定する際に生じたワ
ークのずれを示す側面図である。
【図16】従来より一般的な別の角度検出装置を示す側
面図である。
【符号の説明】
29 検出ヘッド 37 投光器 39A 第一受光器 39B 第二受光器 49 感度判断部 51 感度切換部 53 増幅率決定部 55 演算部 W 被測定物 LB 検出光

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出光を照射する投光器と被測定物から
    反射してくる検出光を受光する第一受光器および第二受
    光器を備えた検出ヘッドを被測定物の傾斜方向に揺動さ
    せ、前記第一受光器および第二受光器による受光量のピ
    ーク位置又は重心位置に対応する検出ヘッドの揺動角度
    から被測定物の曲げ角度を検出する角度検出方法におい
    て、以下の工程により行うことを特徴とする角度検出方
    法。 (1) 第一受光器または第二受光器の一方を高感度に設定
    すると共に他方を低感度に設定する工程 (2) 投光器から検出光を照射しながら検出ヘッドを揺動
    させて受光を行い第一回目の波形を取入れる工程 (3) 前記(2) 工程における受光量の波形から高感度の受
    光器による波形の方が良好な場合には第一受光器および
    第二受光器を高感度に設定し、または低感度の受光器に
    よる波形の方が良好な場合には第一受光器および第二受
    光器を低感度に設定する工程 (4) 投光器から検出光を照射しながら検出ヘッドを揺動
    させて受光を行い第二回目の波形を取入れる工程 (5) 前記(4) 工程において取込んだ第二回目の波形のピ
    ークに対応する検出ヘッドの揺動角度から被測定物の角
    度を算出する工程
  2. 【請求項2】 前記(4) 工程において、前記(3) 工程に
    おいて両受光器を高感度に設定する場合には高感度の受
    光器による波形のピーク出力と所定の基準出力の比か
    ら、また前記(3) 工程において両受光器を低感度に設定
    する場合には低感度の受光器による波形のピーク出力と
    所定の基準出力の比から増幅率を決定して増幅するこ
    と、を特徴とする請求項1記載の角度検出方法。
  3. 【請求項3】 検出光を照射する投光器と被測定物から
    反射してくる検出光を受光する第一受光器および第二受
    光器を備えると共に被測定物の傾斜方向に揺動自在の検
    出ヘッドと、この検出ヘッドによる第一回目の検出動作
    の際に第一受光器および第二受光器の一方を高感度に他
    方を低感度に設定する感度切換部と、第二回目の検出動
    作の際に前記第一回目の検出動作により検出された波形
    から前記第一受光器および第二受光器を共に高感度に設
    定すべきかまたは低感度に設定すべきかを判断する感度
    判断部と、前記第二回目の検出動作において検出された
    受光量の波形のピーク位置に対応する検出ヘッドの揺動
    角度から被測定物の曲げ角度を算出する演算部と、を備
    えてなることを特徴とする角度検出装置。
  4. 【請求項4】 前記第一回目の検出動作において検出さ
    れた波形の出力レベルと所定の基準出力レベルの比か
    ら、前記第二回目の検出動作における検出波形を所望の
    出力レベルに増幅すべく増幅率を決定する増幅率決定部
    を備えてなることを特徴とする請求項3記載の角度検出
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015221447A (ja) * 2014-05-22 2015-12-10 株式会社アマダホールディングス 折曲げ角度検出方法及び装置
CN115839697A (zh) * 2023-02-22 2023-03-24 山东金人电气有限公司 一种高压开关柜用铜排折弯角度智能测量装置

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