JPH11143392A - 光走査型表示装置 - Google Patents
光走査型表示装置Info
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- JPH11143392A JPH11143392A JP31396697A JP31396697A JPH11143392A JP H11143392 A JPH11143392 A JP H11143392A JP 31396697 A JP31396697 A JP 31396697A JP 31396697 A JP31396697 A JP 31396697A JP H11143392 A JPH11143392 A JP H11143392A
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- Japan
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- optical
- liquid crystal
- crystal panel
- optical scanning
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 導光路に代わる、新規な光走査手段を用いた
光走査型表示装置を提供する。 【解決手段】 アドレス用液晶パネル20がバックライ
トからの光をライン状に線順次発光し、その発光光を光
信号として光スイッチング素子がオンオフ制御され、デ
ータ信号線からのデータ信号がオン状態の光スイッチン
グ素子を介して画素電極へ与えられる。したがって、本
発明の光走査手段は、ライン状に線順次発光するように
設計されているため、従来の導光路を用いた光走査手段
のように伝搬損失が生じることがない。
光走査型表示装置を提供する。 【解決手段】 アドレス用液晶パネル20がバックライ
トからの光をライン状に線順次発光し、その発光光を光
信号として光スイッチング素子がオンオフ制御され、デ
ータ信号線からのデータ信号がオン状態の光スイッチン
グ素子を介して画素電極へ与えられる。したがって、本
発明の光走査手段は、ライン状に線順次発光するように
設計されているため、従来の導光路を用いた光走査手段
のように伝搬損失が生じることがない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビやゲーム等
のAV機器分野、パーソナルコンピューターやワードプ
ロセッサー等のOA分野、あるいは光変調素子や光演算
素子等の光情報処理分野で利用することのできる光走査
型表示装置に関する。
のAV機器分野、パーソナルコンピューターやワードプ
ロセッサー等のOA分野、あるいは光変調素子や光演算
素子等の光情報処理分野で利用することのできる光走査
型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス型の表示装置は、
1画素毎に設けられたスイッチング素子としてのトラン
ジスタやダイオードが個々に駆動され、品位の優れた表
示が可能であることから、従来より平面ディスプレイ用
として商品化がなされている。その代表例として、スイ
ッチング素子として電界効果型の薄膜トランジスタ(T
FT:Thin Fi1m Transistor)、
表示媒体として液晶を用いたTFT−LCD(Liqu
id Crystal Display)が知られてい
る。
1画素毎に設けられたスイッチング素子としてのトラン
ジスタやダイオードが個々に駆動され、品位の優れた表
示が可能であることから、従来より平面ディスプレイ用
として商品化がなされている。その代表例として、スイ
ッチング素子として電界効果型の薄膜トランジスタ(T
FT:Thin Fi1m Transistor)、
表示媒体として液晶を用いたTFT−LCD(Liqu
id Crystal Display)が知られてい
る。
【0003】ところで、上記アクティブマトリクス型の
表示装置において、電気配線によって駆動信号を送信す
る場合、配線抵抗や寄生容量によって信号波形の遅延が
生じ、表示装置の大画面化や高精細化を実現できないと
いう問題がある。また、同一基板上に走査信号用の電気
配線とデータ信号用の電気配線とを交差するように配置
したアクティブマトリクス型の表示装置では、両電気配
線の交差部において電気的短絡や断線が生じやすく、こ
のため良品率が低下するといった製造工程上の問題があ
る。これらの問題を解決するために、駆動信号を光で伝
送する光走査型の表示装置が開発されている。例えば、
「特開平9−113929」において、光走査型表示装
置が開示されている。
表示装置において、電気配線によって駆動信号を送信す
る場合、配線抵抗や寄生容量によって信号波形の遅延が
生じ、表示装置の大画面化や高精細化を実現できないと
いう問題がある。また、同一基板上に走査信号用の電気
配線とデータ信号用の電気配線とを交差するように配置
したアクティブマトリクス型の表示装置では、両電気配
線の交差部において電気的短絡や断線が生じやすく、こ
のため良品率が低下するといった製造工程上の問題があ
る。これらの問題を解決するために、駆動信号を光で伝
送する光走査型の表示装置が開発されている。例えば、
「特開平9−113929」において、光走査型表示装
置が開示されている。
【0004】図11は、上記従来の光走査型表示装置の
画素部の等価回路を示した図である。この光走査型表示
装置は、表示媒体として液晶を備えるとともに、同一基
板上に互いに交差して配置される複数の導光路101と
複数のデータ信号線102とを備えている。各導光路1
01は、選択期間に走査信号として光信号を伝送する。
一方、データ信号線102は、データ信号を伝送する電
気配線である。
画素部の等価回路を示した図である。この光走査型表示
装置は、表示媒体として液晶を備えるとともに、同一基
板上に互いに交差して配置される複数の導光路101と
複数のデータ信号線102とを備えている。各導光路1
01は、選択期間に走査信号として光信号を伝送する。
一方、データ信号線102は、データ信号を伝送する電
気配線である。
【0005】上記光走査型表示装置では、さらに、各画
素毎に光スイッチング素子103が設けられている。光
スイッチング素子103は、導光路101から送られる
光信号によって、各画素へのデータ信号の供給を制御し
ている。光スイッチング素子103が導光路101から
の光信号によってオン状態に遷移すると、データ信号線
102からのデータ信号が画素に書き込まれる。反対
に、光スイッチング素子103がオフ状態のときには、
データ信号線102からのデータ信号は画素に書き込ま
れない。
素毎に光スイッチング素子103が設けられている。光
スイッチング素子103は、導光路101から送られる
光信号によって、各画素へのデータ信号の供給を制御し
ている。光スイッチング素子103が導光路101から
の光信号によってオン状態に遷移すると、データ信号線
102からのデータ信号が画素に書き込まれる。反対
に、光スイッチング素子103がオフ状態のときには、
データ信号線102からのデータ信号は画素に書き込ま
れない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光走査型表示装置においては、次のような問題が生
じていた。
来の光走査型表示装置においては、次のような問題が生
じていた。
【0007】上記導光路101としては、例えば、光フ
ァイバ、イオン交換(拡散)型導波路、高分子導波路、
石英系導波路等が使用されている。
ァイバ、イオン交換(拡散)型導波路、高分子導波路、
石英系導波路等が使用されている。
【0008】このうち、イオン交換(拡散)型導波路、
高分子導波路、石英系導波路は、ガラス基板上に形成し
やすいといったメリットを有する反面、これら導光路の
伝搬損失が大きいといった問題を有する。例えば、これ
ら導波路の一般的な伝搬損失は、赤色の光に対して0.
1〜0.2(dB/cm)程度である。このように導光
路の伝搬損失が大きすぎると、導光路上に設けられた光
スイッチング素子の動作性能が光の伝送距離に応じて変
化してしまい、表示性能の劣化を招いてしまう。
高分子導波路、石英系導波路は、ガラス基板上に形成し
やすいといったメリットを有する反面、これら導光路の
伝搬損失が大きいといった問題を有する。例えば、これ
ら導波路の一般的な伝搬損失は、赤色の光に対して0.
1〜0.2(dB/cm)程度である。このように導光
路の伝搬損失が大きすぎると、導光路上に設けられた光
スイッチング素子の動作性能が光の伝送距離に応じて変
化してしまい、表示性能の劣化を招いてしまう。
【0009】また、光ファイバは、長距離光通信で使用
されているように伝搬損失は非常に小さい。例えば、石
英光ファイバの一般的な伝搬損失は、赤色の光に対して
1〜10(dB/km)程度である。しかしこの反面、
光ファイバはMCVD法(Modified Chem
ical Vapor Deposition)やVA
D法(Vapor−phase Axial Depo
sition)といった特殊な製造方法が必要とされ、
ガラス基板上に直接形成することができない。従って、
ガラス基板上に光ファイバを埋設する工程が必要とさ
れ、製造工程が複雑になってしまう。従って、上記導光
路に代わる、新規な光走査手段を用いた光走査型表示装
置の開発が望まれていた。
されているように伝搬損失は非常に小さい。例えば、石
英光ファイバの一般的な伝搬損失は、赤色の光に対して
1〜10(dB/km)程度である。しかしこの反面、
光ファイバはMCVD法(Modified Chem
ical Vapor Deposition)やVA
D法(Vapor−phase Axial Depo
sition)といった特殊な製造方法が必要とされ、
ガラス基板上に直接形成することができない。従って、
ガラス基板上に光ファイバを埋設する工程が必要とさ
れ、製造工程が複雑になってしまう。従って、上記導光
路に代わる、新規な光走査手段を用いた光走査型表示装
置の開発が望まれていた。
【0010】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、導光路に代わる、新規な
光走査手段を用いた光走査型表示装置を提供することを
目的とする。
決すべくなされたものであり、導光路に代わる、新規な
光走査手段を用いた光走査型表示装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の光走
査型表示装置は、基板上にマトリクス状に配置された複
数の画素電極と、データ信号を伝送する複数のデータ信
号線と、光信号によって該データ信号線から該画素電極
へのデータ信号の供給を制御する複数の光スイッチング
素子とを備えた光走査型表示装置において、該光信号の
供給手段として、バックライトと、該バックライトから
の光をライン状に線順次発光させて該光スイッチング素
子に照射させる該該アドレス用液晶パネルとからなる光
走査手段を備えたことを特徴とし、そのことにより上記
目的が達成される。
査型表示装置は、基板上にマトリクス状に配置された複
数の画素電極と、データ信号を伝送する複数のデータ信
号線と、光信号によって該データ信号線から該画素電極
へのデータ信号の供給を制御する複数の光スイッチング
素子とを備えた光走査型表示装置において、該光信号の
供給手段として、バックライトと、該バックライトから
の光をライン状に線順次発光させて該光スイッチング素
子に照射させる該該アドレス用液晶パネルとからなる光
走査手段を備えたことを特徴とし、そのことにより上記
目的が達成される。
【0012】本発明の請求項2の光走査型表示装置は、
前記光スイッチング素子として、光サイリスタが用いら
れていることを特徴とする。
前記光スイッチング素子として、光サイリスタが用いら
れていることを特徴とする。
【0013】本発明の請求項3の光走査型表示装置は、
前記アドレス用液晶パネルが、強誘電性液晶を用いた液
晶パネルであることを特徴とする。
前記アドレス用液晶パネルが、強誘電性液晶を用いた液
晶パネルであることを特徴とする。
【0014】本発明の請求項4の光走査型表示装置は、
前記アドレス用液晶パネルが、二周波駆動液晶を用いた
液晶パネルであることを特徴とする。
前記アドレス用液晶パネルが、二周波駆動液晶を用いた
液晶パネルであることを特徴とする。
【0015】本発明の請求項5の光走査型表示装置は、
前記アドレス用液晶パネルが、複数のライン状にスタテ
ィック駆動される液晶パネルであることを特徴とする。
前記アドレス用液晶パネルが、複数のライン状にスタテ
ィック駆動される液晶パネルであることを特徴とする。
【0016】本発明の請求項6の光走査型表示装置は、
前記アドレス用液晶パネルによって走査される光信号の
出射側に光を集光する光学系が設けられ、該光学系によ
って該アドレス用液晶パネルから出射される光信号が集
光されて前記光スイッチング素子に照射されることを特
徴とする。
前記アドレス用液晶パネルによって走査される光信号の
出射側に光を集光する光学系が設けられ、該光学系によ
って該アドレス用液晶パネルから出射される光信号が集
光されて前記光スイッチング素子に照射されることを特
徴とする。
【0017】本発明の請求項7の光走査型表示装置は、
前記光学系がシリンドリカルレンズであることを特徴と
する。
前記光学系がシリンドリカルレンズであることを特徴と
する。
【0018】本発明の請求項8の光走査型表示装置は、
前記光学系がファイバーフェースプレートであることを
特徴とする。
前記光学系がファイバーフェースプレートであることを
特徴とする。
【0019】本発明の請求項9の光走査型表示装置は、
前記複数の画素電極が反射性を有し、反射型の表示を行
うことを特徴とする。
前記複数の画素電極が反射性を有し、反射型の表示を行
うことを特徴とする。
【0020】以下に、本発明の作用について説明する。
【0021】請求項1に記載の光走査型表示装置による
場合には、アドレス用液晶パネルがバックライトからの
光をライン状に線順次発光し、その発光光を光信号とし
て光スイッチング素子がオンオフ制御され、データ信号
線からのデータ信号がオン状態の光スイッチング素子を
介して画素電極へ与えられる。したがって、本発明の光
走査手段は、ライン状に線順次発光するように設計され
ているため、従来の導光路を用いた光走査手段のように
伝搬損失が生じることがない。また、アドレス用液晶パ
ネルは周知の技術で容易に製造でき、従来のような光フ
ァイバをガラス基板に埋設するといった複雑な製造工程
を必要としない。
場合には、アドレス用液晶パネルがバックライトからの
光をライン状に線順次発光し、その発光光を光信号とし
て光スイッチング素子がオンオフ制御され、データ信号
線からのデータ信号がオン状態の光スイッチング素子を
介して画素電極へ与えられる。したがって、本発明の光
走査手段は、ライン状に線順次発光するように設計され
ているため、従来の導光路を用いた光走査手段のように
伝搬損失が生じることがない。また、アドレス用液晶パ
ネルは周知の技術で容易に製造でき、従来のような光フ
ァイバをガラス基板に埋設するといった複雑な製造工程
を必要としない。
【0022】請求項2に記載の光走査型表示装置による
場合には、光スイッチング素子として光サイリスタを用
いると、光サイリスタは、あるしきい値以上の光を照射
することでスイッチ動作するため、光走査手段に優れた
消光比が要求されない。また、しきい値以上の光照射量
があれば、光照射量に多少の光量ばらつきが生じたとし
ても安定したスイッチ動作を実現することが可能であ
る。
場合には、光スイッチング素子として光サイリスタを用
いると、光サイリスタは、あるしきい値以上の光を照射
することでスイッチ動作するため、光走査手段に優れた
消光比が要求されない。また、しきい値以上の光照射量
があれば、光照射量に多少の光量ばらつきが生じたとし
ても安定したスイッチ動作を実現することが可能であ
る。
【0023】請求項3に記載の光走査型表示装置による
場合には、光走査手段を構成するアドレス用液晶パネル
として強誘電性液晶を用いた液晶パネルを用いると、μ
secオーダーの高速な応答でライン状に線順次発光さ
せることが可能になる。
場合には、光走査手段を構成するアドレス用液晶パネル
として強誘電性液晶を用いた液晶パネルを用いると、μ
secオーダーの高速な応答でライン状に線順次発光さ
せることが可能になる。
【0024】請求項4に記載の光走査型表示装置による
場合には、光走査手段を構成するアドレス用液晶パネル
として二周波駆動液晶を用いた液晶パネルを用いると、
同様にμsecオーダーの高速な応答でライン状に線順
次発光させることが可能になる。
場合には、光走査手段を構成するアドレス用液晶パネル
として二周波駆動液晶を用いた液晶パネルを用いると、
同様にμsecオーダーの高速な応答でライン状に線順
次発光させることが可能になる。
【0025】請求項5に記載の光走査型表示装置による
場合には、光走査手段を構成するアドレス用液晶パネル
として複数のライン状にスタティック駆動される液晶パ
ネルを用いると、そのアドレス用液晶パネルの構造が単
純で良く、安価に製造可能である。
場合には、光走査手段を構成するアドレス用液晶パネル
として複数のライン状にスタティック駆動される液晶パ
ネルを用いると、そのアドレス用液晶パネルの構造が単
純で良く、安価に製造可能である。
【0026】請求項6に記載の光走査型表示装置による
場合には、アドレス用液晶パネルによって走査される光
信号が、光学系によって集光されて、光スイッチング素
子に照射されるので、アドレス用液晶パネルからのライ
ン状発光が発散せず、目的とする選択されたライン上の
スイッチング素子のみに照射させることができ、ライン
状発光のクロストークを防ぐことが可能になる。
場合には、アドレス用液晶パネルによって走査される光
信号が、光学系によって集光されて、光スイッチング素
子に照射されるので、アドレス用液晶パネルからのライ
ン状発光が発散せず、目的とする選択されたライン上の
スイッチング素子のみに照射させることができ、ライン
状発光のクロストークを防ぐことが可能になる。
【0027】請求項7に記載の光走査型表示装置による
場合には、光学系にシリンドリカルレンズを用いると、
アドレス用液晶パネルからのライン状発光を効率良くラ
イン状に集光することが可能になる。
場合には、光学系にシリンドリカルレンズを用いると、
アドレス用液晶パネルからのライン状発光を効率良くラ
イン状に集光することが可能になる。
【0028】請求項8に記載の光走査型表示装置による
場合には、光学系にファィバーフェースプレートを用い
ると、アドレス用液晶パネルからのライン状発光を発散
させることなくライン状に集光することが可能になる。
場合には、光学系にファィバーフェースプレートを用い
ると、アドレス用液晶パネルからのライン状発光を発散
させることなくライン状に集光することが可能になる。
【0029】請求項9に記載の光走査型表示装置による
場合には、複数の画素電極に反射性を持たせているの
で、バックライトから発光される光が、光走査型表示装
置の表示に影響を及ぼすことが無く、高品位な反射型表
示が可能となる。
場合には、複数の画素電極に反射性を持たせているの
で、バックライトから発光される光が、光走査型表示装
置の表示に影響を及ぼすことが無く、高品位な反射型表
示が可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の光走
査型表示装置について説明する。
査型表示装置について説明する。
【0031】[実施形態1]図1は、本発明の実施形態
1に係る光走査型表示装置の全体構成を示す分解斜視図
である。
1に係る光走査型表示装置の全体構成を示す分解斜視図
である。
【0032】この光走査型表示装置は、表示用液晶パネ
ル10とアドレス用液晶パネル20とを積層することに
よって形成されている(図1では分離した状態で示して
いる)。アドレス用液晶パネル20の線順次ライン発光
により照射されたアドレス光信号によって、表示用液晶
パネル10がアクティブ駆動を行なう光走査(アドレ
ス)型の表示装置である。なお、それぞれの液晶パネル
10、20の表示に必要な偏光素子は図示していない
が、使用する液晶表示モードに応じて、それぞれの液晶
パネル10、20の表裏面に設けられている。
ル10とアドレス用液晶パネル20とを積層することに
よって形成されている(図1では分離した状態で示して
いる)。アドレス用液晶パネル20の線順次ライン発光
により照射されたアドレス光信号によって、表示用液晶
パネル10がアクティブ駆動を行なう光走査(アドレ
ス)型の表示装置である。なお、それぞれの液晶パネル
10、20の表示に必要な偏光素子は図示していない
が、使用する液晶表示モードに応じて、それぞれの液晶
パネル10、20の表裏面に設けられている。
【0033】図2及び図3はそれぞれ、図1に示す表示
用液晶パネル10の断面構成図及び配線の平面図であ
る。
用液晶パネル10の断面構成図及び配線の平面図であ
る。
【0034】表示用液晶パネル10を構成する一方のガ
ラス基板(下基板)1の上には、複数のデータ信号線X
1、X2、…、Xi(i=1〜m)、…、XmがX方向
に沿って配列されている。データ信号線Xiには、導電
性の優れたアルミニウム(Al)を使用している。デー
タ信号線Xiとしては、この他にタンタル(Ta)、ク
ロム(Cr)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、
銅(Cu)などが使用できる。
ラス基板(下基板)1の上には、複数のデータ信号線X
1、X2、…、Xi(i=1〜m)、…、XmがX方向
に沿って配列されている。データ信号線Xiには、導電
性の優れたアルミニウム(Al)を使用している。デー
タ信号線Xiとしては、この他にタンタル(Ta)、ク
ロム(Cr)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、
銅(Cu)などが使用できる。
【0035】また、それぞれのデータ信号線Xiは、光
スイッチング素子2を介してマトリクス状に配置された
画素電極3と接続されている。画素電極3は、透明で導
電性のあるITO(Indium Tin Oxid
e)薄膜からなる。
スイッチング素子2を介してマトリクス状に配置された
画素電極3と接続されている。画素電極3は、透明で導
電性のあるITO(Indium Tin Oxid
e)薄膜からなる。
【0036】光スイッチング素子2は、多結晶シリコン
(p−Si)からなる光サイリスタが形成されている。
この光スイッチング素子(光サイリスタ)2は、データ
信号線Xiと画素電極3に挟まれた形で設けられてい
る。
(p−Si)からなる光サイリスタが形成されている。
この光スイッチング素子(光サイリスタ)2は、データ
信号線Xiと画素電極3に挟まれた形で設けられてい
る。
【0037】もう一方の基板(上基板)5には、共通電
極6としてITO膜が形成されている。なお、カラー表
示を行う場合は、共通電極6と上基板5の間にカラーフ
ィルター(図示せず)を設ける。
極6としてITO膜が形成されている。なお、カラー表
示を行う場合は、共通電極6と上基板5の間にカラーフ
ィルター(図示せず)を設ける。
【0038】これら両基板1、5には、配向膜4、9で
あるポリイミドが塗布された後、ラビングにより配向処
理が施される。そして、液晶7を間に介してシール材8
で貼り合わされる。なお、配向膜4、9としては、他の
配向膜、例えばポリアミド等の有機膜や各種LB(La
ngmuir Blodgett)膜、SiOやSiO
2の斜方蒸着膜を用いることが可能である。なお、液晶
表示モードとしては、透過型液晶パネルで多用されてい
るTNモードを用いている。他の表示モードを用いても
何ら支障はない。
あるポリイミドが塗布された後、ラビングにより配向処
理が施される。そして、液晶7を間に介してシール材8
で貼り合わされる。なお、配向膜4、9としては、他の
配向膜、例えばポリアミド等の有機膜や各種LB(La
ngmuir Blodgett)膜、SiOやSiO
2の斜方蒸着膜を用いることが可能である。なお、液晶
表示モードとしては、透過型液晶パネルで多用されてい
るTNモードを用いている。他の表示モードを用いても
何ら支障はない。
【0039】次に、本実施形態で用いる光スイッチング
素子(光サイリスタ)2の素子構造と動作原理について
説明する。
素子(光サイリスタ)2の素子構造と動作原理について
説明する。
【0040】図4(a)は、光スイッチング素子2の断
面構造図であり、(b)はその動作原理図である。
面構造図であり、(b)はその動作原理図である。
【0041】この光スイッチング素子2は、多結晶シリ
コンのpnpn接合によって形成されており、例えば、
画素電極3側から、n型p−Si膜2a、p型p−Si
膜2b、n型p−Si膜2c、p型p−Si膜2dが形
成されている。多結晶シリコン(p−Si)を用いるの
は、以下の通りである。アモルファスシリコンはpn接
合の制御が困難なことや、単結晶シリコンは大面積化が
困難なことから、多結晶シリコンによる光サイリスタの
形成が最も相応しいからである。このような多結晶シリ
コンは、プラズマCVD法で作成されたアモルファスシ
リコンを焼成するか、レーザー照射することで多結晶化
することができ、大面積に容易に形成することができ
る。また、太陽電池に見られるようにpn接合の制御も
容易である。また、光スイッチング素子と各電極(画素
電極や信号電極Xi)の接続部には、不純物を過剰にド
ープしたシリコン層を設けることでオーミック性を得る
こともできる。
コンのpnpn接合によって形成されており、例えば、
画素電極3側から、n型p−Si膜2a、p型p−Si
膜2b、n型p−Si膜2c、p型p−Si膜2dが形
成されている。多結晶シリコン(p−Si)を用いるの
は、以下の通りである。アモルファスシリコンはpn接
合の制御が困難なことや、単結晶シリコンは大面積化が
困難なことから、多結晶シリコンによる光サイリスタの
形成が最も相応しいからである。このような多結晶シリ
コンは、プラズマCVD法で作成されたアモルファスシ
リコンを焼成するか、レーザー照射することで多結晶化
することができ、大面積に容易に形成することができ
る。また、太陽電池に見られるようにpn接合の制御も
容易である。また、光スイッチング素子と各電極(画素
電極や信号電極Xi)の接続部には、不純物を過剰にド
ープしたシリコン層を設けることでオーミック性を得る
こともできる。
【0042】なお、光スイッチング素子2として単結晶
シリコンを用いる場合は、光サイリスタ素子のチップを
別途シリコンウエハー上に形成し、個々のチップを基板
(下基板)上に接着する方法が可能である。
シリコンを用いる場合は、光サイリスタ素子のチップを
別途シリコンウエハー上に形成し、個々のチップを基板
(下基板)上に接着する方法が可能である。
【0043】サイリスタは、通常、図5に示す電流−電
圧特性を有すスイッチング素子であり、特に本実施形態
で用いる光サイリスタは、電流阻止状態(オフ状態)と
高導電状態(オン状態)の間を光の信号で遷移するスイ
ッチング素子である。
圧特性を有すスイッチング素子であり、特に本実施形態
で用いる光サイリスタは、電流阻止状態(オフ状態)と
高導電状態(オン状態)の間を光の信号で遷移するスイ
ッチング素子である。
【0044】光サイリスタに光信号が照射されないとき
は、A(アノード)−C(カソード)間にVth(しき
い値電圧)以上の電圧を印加しなければ高導電状態(オ
ン状態)にはならない。しかし、光が照射されると、し
きい値電圧はVth1に低下し、点Pから点P’へ遷移
する。この遷移時間は数μsec以下である。光照射は
電流阻止状態(オフ状態)から高導電状態(オン状態)
へのきっかけを与えるだけであるから、再び光照射を止
めても特性上の動作点は高導電状態にとどまっている。
電流阻止状態に(オフ状態)に戻すには、A−C間の電
圧をVH以下にしなければならない。高導電状態から電
流阻止状態へ遷移する時間も数μsec以下である。
は、A(アノード)−C(カソード)間にVth(しき
い値電圧)以上の電圧を印加しなければ高導電状態(オ
ン状態)にはならない。しかし、光が照射されると、し
きい値電圧はVth1に低下し、点Pから点P’へ遷移
する。この遷移時間は数μsec以下である。光照射は
電流阻止状態(オフ状態)から高導電状態(オン状態)
へのきっかけを与えるだけであるから、再び光照射を止
めても特性上の動作点は高導電状態にとどまっている。
電流阻止状態に(オフ状態)に戻すには、A−C間の電
圧をVH以下にしなければならない。高導電状態から電
流阻止状態へ遷移する時間も数μsec以下である。
【0045】光サイリスタは、上述したように数μse
c以下の高速なスイッチ特性と、優れたオン/オフ特性
の両者を有している。更に光サイリスタの場合、光照射
は電流阻止状態(オフ状態)から高導電状態(オン状
態)へのきっかけを与えるだけであり、数桁もの光強度
のオン/オフ比を必要としない。1桁のオン/オフ比も
有れば十分である。また、光強度が多少ばらついたとし
ても、それに伴ってVth1が多少ばらつくだけであ
り、光サイリスタが一度光導電状態(オン状態)に遷移
すると、光スイッチ素子の電気特性には何等影響を及ぼ
さない。従って表示性能が均一で安定したスイッチ特性
を実現することができる。
c以下の高速なスイッチ特性と、優れたオン/オフ特性
の両者を有している。更に光サイリスタの場合、光照射
は電流阻止状態(オフ状態)から高導電状態(オン状
態)へのきっかけを与えるだけであり、数桁もの光強度
のオン/オフ比を必要としない。1桁のオン/オフ比も
有れば十分である。また、光強度が多少ばらついたとし
ても、それに伴ってVth1が多少ばらつくだけであ
り、光サイリスタが一度光導電状態(オン状態)に遷移
すると、光スイッチ素子の電気特性には何等影響を及ぼ
さない。従って表示性能が均一で安定したスイッチ特性
を実現することができる。
【0046】ところで、上述の様にサイリスタをアクテ
ィブマトリクス型表示装置のアクティブ素子(スイッチ
ング素子)として利用する場合には、選択期間にオンさ
れているサイリスタを、非選択期間に入ると同時にオフ
させる必要が有る。このため、画像表示用のデータ信号
に、サイリスタをオフさせるためのリフレッシュ信号を
付加した特殊な駆動を必要とする。
ィブマトリクス型表示装置のアクティブ素子(スイッチ
ング素子)として利用する場合には、選択期間にオンさ
れているサイリスタを、非選択期間に入ると同時にオフ
させる必要が有る。このため、画像表示用のデータ信号
に、サイリスタをオフさせるためのリフレッシュ信号を
付加した特殊な駆動を必要とする。
【0047】図6は、本実施形態の表示装置に用いる走
査信号(光信号)とデータ信号(電気信号)のタイミン
グ図である。
査信号(光信号)とデータ信号(電気信号)のタイミン
グ図である。
【0048】走査信号が順次ライン選択を行い、そのタ
イミングに同期させて画素にデータ信号を伝送する、い
わゆるアクティブマトリクス駆動である。選択されるべ
き光サイリスタは、光トリガーパルスTによってオン状
態に遷移する。また選択期間から非選択期間に移行する
際には、データ信号に付加されたリフレッシュパルスR
で光サイリスタをオフ状態に遷移させる。この時、リフ
レッシュパルスRを除くデータ信号はVth1とVth
の間の電圧となるように設定し、さらに共通電極6の電
圧VCOMをVth1とVthの間の適当な値に設定する
と良い。また、リフレッシュパルスRはVH以下の電圧
となるように設定すると良い。これにより、表示媒体で
ある液晶7に交流データ信号を印加する事ができ、信頼
性の優れた表示装置を実現できる。但し、直流駆動の場
合は、電極へ不純物の付着が生じ、信頼性を損ねる。
イミングに同期させて画素にデータ信号を伝送する、い
わゆるアクティブマトリクス駆動である。選択されるべ
き光サイリスタは、光トリガーパルスTによってオン状
態に遷移する。また選択期間から非選択期間に移行する
際には、データ信号に付加されたリフレッシュパルスR
で光サイリスタをオフ状態に遷移させる。この時、リフ
レッシュパルスRを除くデータ信号はVth1とVth
の間の電圧となるように設定し、さらに共通電極6の電
圧VCOMをVth1とVthの間の適当な値に設定する
と良い。また、リフレッシュパルスRはVH以下の電圧
となるように設定すると良い。これにより、表示媒体で
ある液晶7に交流データ信号を印加する事ができ、信頼
性の優れた表示装置を実現できる。但し、直流駆動の場
合は、電極へ不純物の付着が生じ、信頼性を損ねる。
【0049】図7は、アドレス用液晶パネル20の発光
パターンを示す平面図である。複数のアドレス光信号用
発光ラインYl、Y2、…、Yj(j=1〜n)、…、
YnがY方向にそって配列されている。また、隣合うア
ドレス光信号用発光ラインYj、Yj+1(またはYj
−1)の間隙には、表示バックライト用発光ライン21
が配列されている。なお、図3に示すように、アドレス
光信号用発光ラインYjとデータ信号線Xiの交差部付
近に光スイッチング素子2が存在する位置関係になって
いる。
パターンを示す平面図である。複数のアドレス光信号用
発光ラインYl、Y2、…、Yj(j=1〜n)、…、
YnがY方向にそって配列されている。また、隣合うア
ドレス光信号用発光ラインYj、Yj+1(またはYj
−1)の間隙には、表示バックライト用発光ライン21
が配列されている。なお、図3に示すように、アドレス
光信号用発光ラインYjとデータ信号線Xiの交差部付
近に光スイッチング素子2が存在する位置関係になって
いる。
【0050】複数のアドレス光信号用発光ラインYj等
は、表示用液晶パネル10にアドレス光信号を照射する
ために、図1に示す線順次走査方向(スキャン方向)に
沿って線順次発光を行なう。また、表示バックライト用
発光ライン21は、表示用液晶パネル10のバックライ
トとして常時発光した状態になっている。つまり、図1
でアドレス用液晶パネル20の下に設けられたバックラ
イト(図示せず)からの光が、アドレス用液晶パネル2
0でアドレス光信号用発光ラインYj部分を線順次発光
を行わせ、表示バックライト用発光ライン21を常時発
光させるように制御されるようになっている。したがっ
て、バックライト(図示せず)からの光は、表示用液晶
パネル10のアドレス光信号と、バックライト光との両
者の役割を果たしている。ただし、アドレス光信号と表
示用バックライト光の干渉(クロストーク)が起こる
と、光スイッチング素子2の誤動作が生じるため、アド
レス用液晶パネル20に入射するバックライト光は、で
きるだけ平行度を高めておく必要がある。バックライト
としては、冷陰極管や熱陰極管を用い、更にはプリズム
シートを用いて平行なバックライト光を実現している。
は、表示用液晶パネル10にアドレス光信号を照射する
ために、図1に示す線順次走査方向(スキャン方向)に
沿って線順次発光を行なう。また、表示バックライト用
発光ライン21は、表示用液晶パネル10のバックライ
トとして常時発光した状態になっている。つまり、図1
でアドレス用液晶パネル20の下に設けられたバックラ
イト(図示せず)からの光が、アドレス用液晶パネル2
0でアドレス光信号用発光ラインYj部分を線順次発光
を行わせ、表示バックライト用発光ライン21を常時発
光させるように制御されるようになっている。したがっ
て、バックライト(図示せず)からの光は、表示用液晶
パネル10のアドレス光信号と、バックライト光との両
者の役割を果たしている。ただし、アドレス光信号と表
示用バックライト光の干渉(クロストーク)が起こる
と、光スイッチング素子2の誤動作が生じるため、アド
レス用液晶パネル20に入射するバックライト光は、で
きるだけ平行度を高めておく必要がある。バックライト
としては、冷陰極管や熱陰極管を用い、更にはプリズム
シートを用いて平行なバックライト光を実現している。
【0051】上記アドレス用液晶パネル20は、線順次
にμsecオーダーで走査するため、オン/オフの二値
表示を高速で駆動できる液晶パネルを使用することが望
ましい。このような目的には、強誘電性液晶(FLC:
FerroelectricLiquid Cryst
al)や2周波駆動液晶を用いることが最も適してい
る。2周波駆動液晶とは、周波数で誘電率異方性の分散
を示すもので、クロスオーバー周波数fcより低い周波
数とそれより高い周波数の電圧を組み合わせて駆動する
2周波駆動方式で制御できる液晶のことである。一般に
2周波駆動液晶は、高速な応答性を示すことから光スイ
ッチ用液晶材料として実用化されているものである。ま
た、強誘電性液晶(FLC)は、自発分極による液晶分
子の電界効果相互作用のため、応答速度が非常に速く1
μsec程度のものも存在することが知られている。特
に、強誘電性液晶(FLC)の中でも特にSSFLC
(Surface Stabilized FLC)は
高速駆動の点で望ましい。また、上記アドレス用液晶パ
ネル20は、ライン状に発光するだけで良いためスタテ
ィック駆動が可能であり、至って単純な電極構造の液晶
パネルを使用することが可能である。
にμsecオーダーで走査するため、オン/オフの二値
表示を高速で駆動できる液晶パネルを使用することが望
ましい。このような目的には、強誘電性液晶(FLC:
FerroelectricLiquid Cryst
al)や2周波駆動液晶を用いることが最も適してい
る。2周波駆動液晶とは、周波数で誘電率異方性の分散
を示すもので、クロスオーバー周波数fcより低い周波
数とそれより高い周波数の電圧を組み合わせて駆動する
2周波駆動方式で制御できる液晶のことである。一般に
2周波駆動液晶は、高速な応答性を示すことから光スイ
ッチ用液晶材料として実用化されているものである。ま
た、強誘電性液晶(FLC)は、自発分極による液晶分
子の電界効果相互作用のため、応答速度が非常に速く1
μsec程度のものも存在することが知られている。特
に、強誘電性液晶(FLC)の中でも特にSSFLC
(Surface Stabilized FLC)は
高速駆動の点で望ましい。また、上記アドレス用液晶パ
ネル20は、ライン状に発光するだけで良いためスタテ
ィック駆動が可能であり、至って単純な電極構造の液晶
パネルを使用することが可能である。
【0052】上記本発明の液晶表示装置によれば、上記
光信号の供給手段としてバックライト(図示せず)と、
アドレス用液晶パネル20とからなる光走査手段を備え
た事を特徴としている。この光走査手段は、ライン状に
線順次発光するように設計されているため、従来の導光
路を用いた光走査手段のように伝搬損失が生じることが
ない。従って良好な表示性能を得ることが可能になる。
光信号の供給手段としてバックライト(図示せず)と、
アドレス用液晶パネル20とからなる光走査手段を備え
た事を特徴としている。この光走査手段は、ライン状に
線順次発光するように設計されているため、従来の導光
路を用いた光走査手段のように伝搬損失が生じることが
ない。従って良好な表示性能を得ることが可能になる。
【0053】[実施形態2]実施形態1で説明した光走
査型表示装置において、アドレス用液晶パネル20から
表示用液晶パネル10に向けて照射されるアドレス光信
号と表示用バックライト光の干渉(クロストーク)を解
消し、アドレス光信号を効率良く光スイッチング素子2
に照射する方法について説明する。
査型表示装置において、アドレス用液晶パネル20から
表示用液晶パネル10に向けて照射されるアドレス光信
号と表示用バックライト光の干渉(クロストーク)を解
消し、アドレス光信号を効率良く光スイッチング素子2
に照射する方法について説明する。
【0054】図8は、上記アドレス用液晶パネル20を
示す斜視図である。また、図9はアドレス用液晶パネル
20における光の集光の原理図である。
示す斜視図である。また、図9はアドレス用液晶パネル
20における光の集光の原理図である。
【0055】アドレス光信号が出射する側にシリンドリ
カルレンズ22からなる光学系によってライン状に集光
されて上記光スイッチング素子2に照射されるようにな
っている。上記シリンドリカルレンズ22は、アドレス
光信号の発光領域と一致する場所に配置されており、焦
点が光スイッチング素子2に合うよう設定されている。
なお、使用するシリンドリカルレンズ22は、樹脂で成
形したものをアドレス用液晶パネル20の表面に貼り付
ければ良い。
カルレンズ22からなる光学系によってライン状に集光
されて上記光スイッチング素子2に照射されるようにな
っている。上記シリンドリカルレンズ22は、アドレス
光信号の発光領域と一致する場所に配置されており、焦
点が光スイッチング素子2に合うよう設定されている。
なお、使用するシリンドリカルレンズ22は、樹脂で成
形したものをアドレス用液晶パネル20の表面に貼り付
ければ良い。
【0056】従って、アドレス用液晶パネル20からの
ライン状発光が発散せず、目的とする選択されたライン
上のスイッチング素子2のみに照射させることができ、
ライン状発光のクロストークを防ぐことが可能になる。
ライン状発光が発散せず、目的とする選択されたライン
上のスイッチング素子2のみに照射させることができ、
ライン状発光のクロストークを防ぐことが可能になる。
【0057】また、同じ目的で、アドレス用液晶パネル
20を構成する一対の基板20a、20bの上基板20
a(図8参照)、あるいは、表示用液晶パネル10を構
成する一対の基板1、5の下基板1(図2参照)のう
ち、少なくとも一方にファイバーフェースプレート(オ
プティカルファイバープレートと称する場合もある)を
使用する方法もある。ファイバーフェースプレート30
とは、図10に示すように、互いに平行に配列した多数
の光ファイバー31で作られた板で、一面から他の面に
像を転送する効果を有するものである。従って、ライン
上のアドレス光信号を発散させることなく光スイッチン
グ素子に伝達でき、同様の効果を得ることができる。
20を構成する一対の基板20a、20bの上基板20
a(図8参照)、あるいは、表示用液晶パネル10を構
成する一対の基板1、5の下基板1(図2参照)のう
ち、少なくとも一方にファイバーフェースプレート(オ
プティカルファイバープレートと称する場合もある)を
使用する方法もある。ファイバーフェースプレート30
とは、図10に示すように、互いに平行に配列した多数
の光ファイバー31で作られた板で、一面から他の面に
像を転送する効果を有するものである。従って、ライン
上のアドレス光信号を発散させることなく光スイッチン
グ素子に伝達でき、同様の効果を得ることができる。
【0058】[実施形態3]実施形態1で説明した表示
装置を反射型表示装置として使用する方法について説明
する。
装置を反射型表示装置として使用する方法について説明
する。
【0059】図2に示す画素電極3を反射性の導電材
料、例えばアルミニウム(Al)や銀(Ag)で形成す
ることで、反射型の表示装置が作製できる。反射型の液
晶表示モードとしては、液晶7に色素を混入させたゲス
トホスト(GH)モード、反射面に偏光板を1枚だけ使
用する反射TNモード、高分子分散型液晶(PDLC)
モード等各種反射表示モードが使用できる。
料、例えばアルミニウム(Al)や銀(Ag)で形成す
ることで、反射型の表示装置が作製できる。反射型の液
晶表示モードとしては、液晶7に色素を混入させたゲス
トホスト(GH)モード、反射面に偏光板を1枚だけ使
用する反射TNモード、高分子分散型液晶(PDLC)
モード等各種反射表示モードが使用できる。
【0060】この場合、表示用液晶パネル10は外光を
用いて表示を行なうので、表示用のバックライトは不要
で、アドレス用液晶パネル20から照射される光はアド
レス光信号だけで良い。従って、アドレス用液晶パネル
20の下にから照射されるバックライト光は、全てアド
レス光信号として使用でき、アドレス光信号と表示用バ
ックライト光の干渉(クロストーク)の問題は全く生じ
ない。
用いて表示を行なうので、表示用のバックライトは不要
で、アドレス用液晶パネル20から照射される光はアド
レス光信号だけで良い。従って、アドレス用液晶パネル
20の下にから照射されるバックライト光は、全てアド
レス光信号として使用でき、アドレス光信号と表示用バ
ックライト光の干渉(クロストーク)の問題は全く生じ
ない。
【0061】
【発明の効果】請求項1に記載の光走査型表示装置によ
る場合には、アドレス用液晶パネルがバックライトから
の光をライン状に線順次発光し、その発光光を光信号と
して光スイッチング素子がオンオフ制御され、データ信
号線からのデータ信号がオン状態の光スイッチング素子
を介して画素電極へ与えられる。したがって、本発明の
光走査手段は、ライン状に線順次発光するように設計さ
れているため、従来の導光路を用いた光走査手段のよう
に伝搬損失が生じることがない。また、アドレス用液晶
パネルは周知の技術で容易に製造でき、従来のような光
ファイバをガラス基板に埋設するといった複雑な製造工
程を必要としない。
る場合には、アドレス用液晶パネルがバックライトから
の光をライン状に線順次発光し、その発光光を光信号と
して光スイッチング素子がオンオフ制御され、データ信
号線からのデータ信号がオン状態の光スイッチング素子
を介して画素電極へ与えられる。したがって、本発明の
光走査手段は、ライン状に線順次発光するように設計さ
れているため、従来の導光路を用いた光走査手段のよう
に伝搬損失が生じることがない。また、アドレス用液晶
パネルは周知の技術で容易に製造でき、従来のような光
ファイバをガラス基板に埋設するといった複雑な製造工
程を必要としない。
【0062】請求項2に記載の光走査型表示装置による
場合には、光スイッチング素子として光サイリスタを用
いると、光サイリスタは、あるしきい値以上の光を照射
することでスイッチ動作するため、光走査手段に優れた
消光比が要求されない。また、しきい値以上の光照射量
があれば、光照射量に多少の光量ばらつきが生じたとし
ても安定したスイッチ動作を実現することが可能であ
る。
場合には、光スイッチング素子として光サイリスタを用
いると、光サイリスタは、あるしきい値以上の光を照射
することでスイッチ動作するため、光走査手段に優れた
消光比が要求されない。また、しきい値以上の光照射量
があれば、光照射量に多少の光量ばらつきが生じたとし
ても安定したスイッチ動作を実現することが可能であ
る。
【0063】請求項3に記載の光走査型表示装置による
場合には、光走査手段を構成するアドレス用液晶パネル
として強誘電性液晶を用いた液晶パネルを用いると、μ
secオーダーの高速な応答でライン状に線順次発光さ
せることが可能になる。
場合には、光走査手段を構成するアドレス用液晶パネル
として強誘電性液晶を用いた液晶パネルを用いると、μ
secオーダーの高速な応答でライン状に線順次発光さ
せることが可能になる。
【0064】請求項4に記載の光走査型表示装置による
場合には、光走査手段を構成するアドレス用液晶パネル
として二周波駆動液晶を用いた液晶パネルを用いると、
同様にμsecオーダーの高速な応答でライン状に線順
次発光させることが可能になる。
場合には、光走査手段を構成するアドレス用液晶パネル
として二周波駆動液晶を用いた液晶パネルを用いると、
同様にμsecオーダーの高速な応答でライン状に線順
次発光させることが可能になる。
【0065】請求項5に記載の光走査型表示装置による
場合には、光走査手段を構成するアドレス用液晶パネル
として複数のライン状にスタティック駆動される液晶パ
ネルを用いると、そのアドレス用液晶パネルの構造が単
純で良く、安価に製造可能である。
場合には、光走査手段を構成するアドレス用液晶パネル
として複数のライン状にスタティック駆動される液晶パ
ネルを用いると、そのアドレス用液晶パネルの構造が単
純で良く、安価に製造可能である。
【0066】請求項6に記載の光走査型表示装置による
場合には、アドレス用液晶パネルによって走査される光
信号が、光学系によって集光されて、光スイッチング素
子に照射されるので、アドレス用液晶パネルからのライ
ン状発光が発散せず、目的とする選択されたライン上の
スイッチング素子のみに照射させることができ、ライン
状発光のクロストークを防ぐことが可能になる。
場合には、アドレス用液晶パネルによって走査される光
信号が、光学系によって集光されて、光スイッチング素
子に照射されるので、アドレス用液晶パネルからのライ
ン状発光が発散せず、目的とする選択されたライン上の
スイッチング素子のみに照射させることができ、ライン
状発光のクロストークを防ぐことが可能になる。
【0067】請求項7に記載の光走査型表示装置による
場合には、光学系にシリンドリカルレンズを用いると、
アドレス用液晶パネルからのライン状発光を効率良くラ
イン状に集光することが可能になる。
場合には、光学系にシリンドリカルレンズを用いると、
アドレス用液晶パネルからのライン状発光を効率良くラ
イン状に集光することが可能になる。
【0068】請求項8に記載の光走査型表示装置による
場合には、光学系にファィバーフェースプレートを用い
ると、アドレス用液晶パネルからのライン状発光を発散
させることなくライン状に集光することが可能になる。
場合には、光学系にファィバーフェースプレートを用い
ると、アドレス用液晶パネルからのライン状発光を発散
させることなくライン状に集光することが可能になる。
【0069】請求項9に記載の光走査型表示装置による
場合には、複数の画素電極に反射性を持たせているの
で、バックライトから発光される光が、光走査型表示装
置の表示に影響を及ぼすことが無く、高品位な反射型表
示が可能となる。
場合には、複数の画素電極に反射性を持たせているの
で、バックライトから発光される光が、光走査型表示装
置の表示に影響を及ぼすことが無く、高品位な反射型表
示が可能となる。
【図1】本発明の実施形態1に係る光走査型表示装置の
全体構成を示す分解斜視図である。
全体構成を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示す光走査型表示装置に備わった表示用
液晶パネルの構成を示す断面図である。
液晶パネルの構成を示す断面図である。
【図3】図1に示す光走査型表示装置に備わった表示用
液晶パネルの配線の平面図である。
液晶パネルの配線の平面図である。
【図4】(a)は図1に示す光走査型表示装置の表示用
液晶パネルに備わった光スイッチング素子の構造を示す
断面図であり、(b)はその動作原理図である。
液晶パネルに備わった光スイッチング素子の構造を示す
断面図であり、(b)はその動作原理図である。
【図5】図1に示す光走査型表示装置の表示用液晶パネ
ルに備わった光スイッチング素子の電流−電圧特性を示
す図である。
ルに備わった光スイッチング素子の電流−電圧特性を示
す図である。
【図6】本発明の光走査型表示装置に用いる走査信号
(光信号)とデータ信号(電気信号)のタイミング図で
ある。
(光信号)とデータ信号(電気信号)のタイミング図で
ある。
【図7】図1に示す光走査型表示装置に備わったアドレ
ス用液晶パネルの発光パターンを示す平面図である。
ス用液晶パネルの発光パターンを示す平面図である。
【図8】実施形態2に係る光走査型表示装置に備わっ
た、シリンドリカルレンズを有するアドレス用液晶パネ
ルを示す斜視図である。
た、シリンドリカルレンズを有するアドレス用液晶パネ
ルを示す斜視図である。
【図9】実施形態2に係る光走査型表示装置における光
の集光の原理図(断面図)である。
の集光の原理図(断面図)である。
【図10】実施形態2に係る他の光走査型表示装置に備
えられる、ファイバーフェースプレートを示す斜視図で
ある。
えられる、ファイバーフェースプレートを示す斜視図で
ある。
【図11】従来の光走査型表示装置の画素部の等価回路
を示す図である。
を示す図である。
1 ガラス基板(下基板) 2 光スイッチング素子 2a n型p−Si膜 2b p型p−Si膜 2c n型p−Si膜 2d p型p−Si膜 3 画素電極 4、9 配向膜 5 基板(上基板) 6 共通電極 7 液晶 8 シール材 10 表示用液晶パネル 20 アドレス用液晶パネル 20a、20b 基板 21 表示バックライト用発光ライン 22 シリンドリカルレンズ 30 ファイバーフェースプレート 31 光ファイバー
Claims (9)
- 【請求項1】 基板上にマトリクス状に配置された複数
の画素電極と、データ信号を伝送する複数のデータ信号
線と、光信号によって該データ信号線から該画素電極へ
のデータ信号の供給を制御する複数の光スイッチング素
子とを備えた光走査型表示装置において、 該光信号の供給手段として、バックライトと、該バック
ライトからの光をライン状に線順次発光させて該光スイ
ッチング素子に照射させる該該アドレス用液晶パネルと
からなる光走査手段を備えたことを特徴とする光走査型
表示装置。 - 【請求項2】 前記光スイッチング素子として、光サイ
リスタが用いられていることを特徴とする請求項1に記
載の光走査型表示装置。 - 【請求項3】 前記アドレス用液晶パネルが、強誘電性
液晶を用いた液晶パネルであることを特徴とする請求項
1に記載の光走査型表示装置。 - 【請求項4】 前記アドレス用液晶パネルが、二周波駆
動液晶を用いた液晶パネルであることを特徴とする請求
項1に記載の光走査型表示装置。 - 【請求項5】 前記アドレス用液晶パネルが、複数のラ
イン状にスタティック駆動される液晶パネルであること
を特徴とする請求項1に記載の光走査型表示装置。 - 【請求項6】 前記アドレス用液晶パネルによって走査
される光信号の出射側に光を集光する光学系が設けら
れ、該光学系によって該アドレス用液晶パネルから出射
される光信号が集光されて前記光スイッチング素子に照
射されることを特徴とする請求項1に記載の光走査型表
示装置。 - 【請求項7】 前記光学系がシリンドリカルレンズであ
ることを特徴とする請求項6に記載の光走査型表示装
置。 - 【請求項8】 前記光学系がファイバーフェースプレー
トであることを特徴とする請求項6に記載の光走査型表
示装置。 - 【請求項9】 前記複数の画素電極が反射性を有し、反
射型の表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の光
走査型表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31396697A JPH11143392A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 光走査型表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31396697A JPH11143392A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 光走査型表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11143392A true JPH11143392A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=18047635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31396697A Withdrawn JPH11143392A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 光走査型表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11143392A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6750936B2 (en) | 2001-08-30 | 2004-06-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device |
-
1997
- 1997-11-14 JP JP31396697A patent/JPH11143392A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6750936B2 (en) | 2001-08-30 | 2004-06-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050201 |