JPH1114346A - 車両用障害物検出装置 - Google Patents
車両用障害物検出装置Info
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- JPH1114346A JPH1114346A JP9178895A JP17889597A JPH1114346A JP H1114346 A JPH1114346 A JP H1114346A JP 9178895 A JP9178895 A JP 9178895A JP 17889597 A JP17889597 A JP 17889597A JP H1114346 A JPH1114346 A JP H1114346A
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- Japan
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- vehicle
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カラー画像を用いないで、先行車を検出し挙
動を認識する。 【解決手段】 車両に取り付けられるステレオカメラ
1、2が車両の前方道路を撮像した2枚の画像を画像メ
モリ3、4に記憶させる。マッチング位置検出部7はウ
インドウ設定部6で設定したウインドウを用いて一方の
画像を分割しテンプレートとして他方の画像から最も類
似度の高いウインドウの位置を検出する。距離演算手段
8はステレオ画像処理により、各ウインドウ内の物体ま
での距離を演算する。先行車検出部9が同じ距離値が算
出されかつウインドウが隣接するウインドウのかたまり
を先行車として検出する。白線検出部5、走行レーン判
断部10、ウインカ点滅判定部11は単眼画像処理によ
り先行車が走行するレーンとウインカの点滅を判断する
ことにより挙動を判断する。これにより画像がカラーな
どを必要とせず、色などに影響されず簡単な処理で走行
障害を検出できる。
動を認識する。 【解決手段】 車両に取り付けられるステレオカメラ
1、2が車両の前方道路を撮像した2枚の画像を画像メ
モリ3、4に記憶させる。マッチング位置検出部7はウ
インドウ設定部6で設定したウインドウを用いて一方の
画像を分割しテンプレートとして他方の画像から最も類
似度の高いウインドウの位置を検出する。距離演算手段
8はステレオ画像処理により、各ウインドウ内の物体ま
での距離を演算する。先行車検出部9が同じ距離値が算
出されかつウインドウが隣接するウインドウのかたまり
を先行車として検出する。白線検出部5、走行レーン判
断部10、ウインカ点滅判定部11は単眼画像処理によ
り先行車が走行するレーンとウインカの点滅を判断する
ことにより挙動を判断する。これにより画像がカラーな
どを必要とせず、色などに影響されず簡単な処理で走行
障害を検出できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、走行障害になる
先行車を画像処理によって検出する車両用障害物検出装
置に関する。
先行車を画像処理によって検出する車両用障害物検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用の障害物検出装置として
は、例えば特開平2−300741号公報に記載された
ものがある。これは、障害物の検出に熱画像とカラー画
像を用いて、熱画像においてマフラーを検出し、マフラ
ー位置から左右斜め上にオレンジまたは赤色のウインカ
をカラー画像から検出することによって車両検出を行な
うものである。
は、例えば特開平2−300741号公報に記載された
ものがある。これは、障害物の検出に熱画像とカラー画
像を用いて、熱画像においてマフラーを検出し、マフラ
ー位置から左右斜め上にオレンジまたは赤色のウインカ
をカラー画像から検出することによって車両検出を行な
うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のものにあっては、熱画像を得るのにやや特
殊の赤外線カメラを使い、カラー画像を撮像するカメラ
とあわせて2種類のカメラを使用しなければならず、装
置が大型になり、コスト高となってしまう。また、マフ
ラーが温まっていない場合や、気温が高く、車体が日差
しで熱を持った場合などは、マフラーの検出が困難でオ
レンジや赤のウインカの検出位置が定まらず先行車の検
出が不可能となる欠点がある。
ような従来のものにあっては、熱画像を得るのにやや特
殊の赤外線カメラを使い、カラー画像を撮像するカメラ
とあわせて2種類のカメラを使用しなければならず、装
置が大型になり、コスト高となってしまう。また、マフ
ラーが温まっていない場合や、気温が高く、車体が日差
しで熱を持った場合などは、マフラーの検出が困難でオ
レンジや赤のウインカの検出位置が定まらず先行車の検
出が不可能となる欠点がある。
【0004】さらに、車両までの距離や二輪車、トラッ
クなどの車種によってマフラーとウインカの位置関係が
異なることにより、マフラーを検出してもウインカの検
出ができず、結果的に熱をもった部分やオレンジまたは
赤色の部分の検出だけで車両検出を判断することにな
り、検出結果が不確実である。また、ウインカの検出を
色で検出しているため、オレンジ色車体の車両ではウイ
ンカの検出が困難である。同じ理由によりデリニエータ
などのオレンジ色の反射板がウインカに近い色を有する
ためウインカと誤検出される可能性が高いなどの問題点
がある。
クなどの車種によってマフラーとウインカの位置関係が
異なることにより、マフラーを検出してもウインカの検
出ができず、結果的に熱をもった部分やオレンジまたは
赤色の部分の検出だけで車両検出を判断することにな
り、検出結果が不確実である。また、ウインカの検出を
色で検出しているため、オレンジ色車体の車両ではウイ
ンカの検出が困難である。同じ理由によりデリニエータ
などのオレンジ色の反射板がウインカに近い色を有する
ためウインカと誤検出される可能性が高いなどの問題点
がある。
【0005】なお、上記の従来例では、車両の検出のみ
であって、車両の走行レーンについての判断は行なって
おらず、このため隣走行レーンを走行し自車の走行にと
って障害物にならない車両も障害物として検出される問
題がある。またこれを判断しようとしても、熱画像上に
は白線などが映らない。カラー画像も、ウインカのオレ
ンジ色や赤色が検出されやすいようにコントラスト調整
が行なわれ、白線の検出しにくい画像になっており、走
行レーン判断に困難を伴なっている。本実施例は、上記
従来の問題点に鑑み、熱やカラー画像を必要とせず、車
種を選ばず検出できるとともに、障害たる先行車のみを
検出する車両用障害物検出装置を提供することを目的と
している。
であって、車両の走行レーンについての判断は行なって
おらず、このため隣走行レーンを走行し自車の走行にと
って障害物にならない車両も障害物として検出される問
題がある。またこれを判断しようとしても、熱画像上に
は白線などが映らない。カラー画像も、ウインカのオレ
ンジ色や赤色が検出されやすいようにコントラスト調整
が行なわれ、白線の検出しにくい画像になっており、走
行レーン判断に困難を伴なっている。本実施例は、上記
従来の問題点に鑑み、熱やカラー画像を必要とせず、車
種を選ばず検出できるとともに、障害たる先行車のみを
検出する車両用障害物検出装置を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、それぞれの光
軸を互いに平行とし所定の眼間距離をもって配置された
2台のカメラと、前記2台のカメラが撮像した路面画像
を第1および第2の画像として記憶する画像メモリと、
前記第1の画像内で白線を検出する白線検出手段と、前
記第1の画像内の所定領域を複数の区域に分割するよう
にウインドウ設定を行なうウインドウ設定手段と、各ウ
インドウと最も類似度の高いウインドウの位置を前記第
2の画像から検出するマッチング位置検出手段と、2枚
の画像間で互いに類似度の高いウインドウが存在する画
像上の位置と2台のカメラの位置関係をもとに、各ウイ
ンドウ内に撮像された物体までの距離を演算する距離演
算手段と、同じ距離値が算出されかつウインドウが隣接
するウインドウのかたまりを先行車の検出領域として検
出する先行車検出手段と、前記ウインドウのかたまりと
前記白線の位置関係に基づき先行車の走行レーンを判断
する走行レーン判断手段とを有するものとした。
軸を互いに平行とし所定の眼間距離をもって配置された
2台のカメラと、前記2台のカメラが撮像した路面画像
を第1および第2の画像として記憶する画像メモリと、
前記第1の画像内で白線を検出する白線検出手段と、前
記第1の画像内の所定領域を複数の区域に分割するよう
にウインドウ設定を行なうウインドウ設定手段と、各ウ
インドウと最も類似度の高いウインドウの位置を前記第
2の画像から検出するマッチング位置検出手段と、2枚
の画像間で互いに類似度の高いウインドウが存在する画
像上の位置と2台のカメラの位置関係をもとに、各ウイ
ンドウ内に撮像された物体までの距離を演算する距離演
算手段と、同じ距離値が算出されかつウインドウが隣接
するウインドウのかたまりを先行車の検出領域として検
出する先行車検出手段と、前記ウインドウのかたまりと
前記白線の位置関係に基づき先行車の走行レーンを判断
する走行レーン判断手段とを有するものとした。
【0007】そして、ウインドウのかたまりのうち左右
両側のウインドウからある一定時間間隔で輝度変化する
領域をウインカの撮像域として検出し、かつウインカが
作動状態にあると判断するウインカ点滅判断手段を設け
ることができる。また、ウインカ点滅判断手段の判断結
果を用いて、前記ウインドウのかたまりと前記白線の位
置関係から先行車の挙動を判断する車両挙動判定手段を
設けることもできる。
両側のウインドウからある一定時間間隔で輝度変化する
領域をウインカの撮像域として検出し、かつウインカが
作動状態にあると判断するウインカ点滅判断手段を設け
ることができる。また、ウインカ点滅判断手段の判断結
果を用いて、前記ウインドウのかたまりと前記白線の位
置関係から先行車の挙動を判断する車両挙動判定手段を
設けることもできる。
【0008】さらに、ウインドウのかたまりの縦横比と
大きさによって先行車の種類と大きさを判別する先行車
種類判断手段を設けることもできる。また、先行車種類
判断手段により縦に長いウインドウのたかまりが判定さ
れた場合、ウインドウのかたまりの左右両端のウインド
ウをさらに縦に細分化し、複数の小ウインドウを形成す
る細分化手段を設け、各小ウインドウを輝度変化の検出
域とすることもできる。
大きさによって先行車の種類と大きさを判別する先行車
種類判断手段を設けることもできる。また、先行車種類
判断手段により縦に長いウインドウのたかまりが判定さ
れた場合、ウインドウのかたまりの左右両端のウインド
ウをさらに縦に細分化し、複数の小ウインドウを形成す
る細分化手段を設け、各小ウインドウを輝度変化の検出
域とすることもできる。
【0009】
【作用】2台のカメラがステレオカメラを形成し、視差
をもった第1、第2の画像が撮像されるとともに画像メ
モリに記憶される。白線検出手段により第1の画像から
白線が検出される。ウインドウ設定手段が第1の画像内
の所定領域に領域を分割するようにウインドウ設定を行
なう。マッチング位置検出手段が各ウインドウと最も類
似度の高いウインドウの位置をマッチング処理によって
第2の画像内から検出する。
をもった第1、第2の画像が撮像されるとともに画像メ
モリに記憶される。白線検出手段により第1の画像から
白線が検出される。ウインドウ設定手段が第1の画像内
の所定領域に領域を分割するようにウインドウ設定を行
なう。マッチング位置検出手段が各ウインドウと最も類
似度の高いウインドウの位置をマッチング処理によって
第2の画像内から検出する。
【0010】距離演算手段が第1と第2の画像間互いに
最も類似度の高いウインドウの位置および2台のカメラ
の位置関係をもとに三角測量法によりウインドウ内に撮
像された物体までの距離を算出する。隣接するウインド
ウにおいて同じ距離値が算出される場合は、それらのウ
インドウには同じ対象物が撮像されていると判断できる
ので、先行車検出手段が同じ距離値が算出されかつウイ
ンドウが隣接するウインドウのかたまりを先行車の検出
領域として検出する。走行レーン判断手段がウインドウ
のかたまりと白線の位置関係で先行車が走行するレーン
を判断する。
最も類似度の高いウインドウの位置および2台のカメラ
の位置関係をもとに三角測量法によりウインドウ内に撮
像された物体までの距離を算出する。隣接するウインド
ウにおいて同じ距離値が算出される場合は、それらのウ
インドウには同じ対象物が撮像されていると判断できる
ので、先行車検出手段が同じ距離値が算出されかつウイ
ンドウが隣接するウインドウのかたまりを先行車の検出
領域として検出する。走行レーン判断手段がウインドウ
のかたまりと白線の位置関係で先行車が走行するレーン
を判断する。
【0011】このように先行車の検出をステレオ画像上
で行なうので、モノクロ画像でも用が足り、熱や車色な
どが影響要素にならず、使用環境を選ばない効果が得ら
れる。また、白線を検出し先行車の走行レーンを判断す
るので、自車の走行障害になるかどうかの判断ができ
る。そして走行障害と判断された場合、先行車を検出す
る際に距離値がすでに求められており、その距離値を車
間距離の管理に用いることも可能で、自律走行や接近警
報など機能を簡単に構築できる。
で行なうので、モノクロ画像でも用が足り、熱や車色な
どが影響要素にならず、使用環境を選ばない効果が得ら
れる。また、白線を検出し先行車の走行レーンを判断す
るので、自車の走行障害になるかどうかの判断ができ
る。そして走行障害と判断された場合、先行車を検出す
る際に距離値がすでに求められており、その距離値を車
間距離の管理に用いることも可能で、自律走行や接近警
報など機能を簡単に構築できる。
【0012】そして、ウインカの点滅判断手段を加え、
先行車のウインカ点滅情報も取り入れると、先行車の挙
動も予想できる。ウインカの検出は、ウインドウのかた
まりの両側のウインドウで行ない、輝度変化でウインカ
作動を検知するので、ウインカ位置を特定するための操
作が必要なく、複雑な処理を要しない。また、点滅判断
手段のほかに、車両挙動判定手段を設けると、自車と同
一走行レーン上の先行車だけでなく、例えば隣接走行レ
ーン上の車両と車間距離および車両が自車の走行レーン
に割り込んでくるときの判断もでき予測的な機能を持ち
合わせることも可能である。
先行車のウインカ点滅情報も取り入れると、先行車の挙
動も予想できる。ウインカの検出は、ウインドウのかた
まりの両側のウインドウで行ない、輝度変化でウインカ
作動を検知するので、ウインカ位置を特定するための操
作が必要なく、複雑な処理を要しない。また、点滅判断
手段のほかに、車両挙動判定手段を設けると、自車と同
一走行レーン上の先行車だけでなく、例えば隣接走行レ
ーン上の車両と車間距離および車両が自車の走行レーン
に割り込んでくるときの判断もでき予測的な機能を持ち
合わせることも可能である。
【0013】ウインドウのかたまりの大きさと縦横比が
そのまま車両の大きさと縦横比を反映するので、先行車
種類判断手段がウインドウのかたまりのウインドウ数や
配列の関係から先行車の種類や大きさをを判別すること
ができる。先行車種類判断手段により縦に長いウインド
ウのたかまりが判定された場合、先行車が二輪車である
ことを判断できるので、細分化手段が、ウインドウのか
たまりの左右両端のウインドウをさらに縦に細分化し複
数の小ウインドウを形成する。各小ウインドウは輝度変
化の検出域として提供されるので、先行車が二輪車であ
っても、ウインカの検出域内に占める割合が低下せず輝
度変化を精度よく検出できる。
そのまま車両の大きさと縦横比を反映するので、先行車
種類判断手段がウインドウのかたまりのウインドウ数や
配列の関係から先行車の種類や大きさをを判別すること
ができる。先行車種類判断手段により縦に長いウインド
ウのたかまりが判定された場合、先行車が二輪車である
ことを判断できるので、細分化手段が、ウインドウのか
たまりの左右両端のウインドウをさらに縦に細分化し複
数の小ウインドウを形成する。各小ウインドウは輝度変
化の検出域として提供されるので、先行車が二輪車であ
っても、ウインカの検出域内に占める割合が低下せず輝
度変化を精度よく検出できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を実
施例により説明する。ここでは、実施例に係わる装置を
具体的に説明する前に、ステレオカメラにより得られる
ステレオ画像を画像処理により前方障害物である先行車
の位置検出及びそのウインカの作動状態を検出し挙動認
識を行なう原理を説明する。
施例により説明する。ここでは、実施例に係わる装置を
具体的に説明する前に、ステレオカメラにより得られる
ステレオ画像を画像処理により前方障害物である先行車
の位置検出及びそのウインカの作動状態を検出し挙動認
識を行なう原理を説明する。
【0015】図1は、ステレオ画像を用いて三角測量の
原理でステレオカメラから先行車Cまでの距離Zを求め
る原理を説明する図である。ここでは、ステレオカメラ
を構成する2台のカメラ1、2が車両に搭載されてい
る。カメラ1、2は、同一の焦点距離fを有するレンズ
L1、L2と、各レンズから撮像面までの距離が焦点距
離fとなるように配置されたCCD1a、2aとをそれ
ぞれ有するCCDカメラである。
原理でステレオカメラから先行車Cまでの距離Zを求め
る原理を説明する図である。ここでは、ステレオカメラ
を構成する2台のカメラ1、2が車両に搭載されてい
る。カメラ1、2は、同一の焦点距離fを有するレンズ
L1、L2と、各レンズから撮像面までの距離が焦点距
離fとなるように配置されたCCD1a、2aとをそれ
ぞれ有するCCDカメラである。
【0016】カメラ1、2は、CCD1a、2aの各撮
像面が同一垂直面内に位置し、各撮像面の垂直基準軸で
あるY軸、すなわCCD1aの撮像面の軸とCCD2a
の撮像面の軸(YA、YB)が一致し、レンズL1、L
2の光軸1b、2bが互いに平行でかつ眼間距離(光軸
1b、2b間の距離)Dが所定の値となるように、上下
に並べて配置されている。
像面が同一垂直面内に位置し、各撮像面の垂直基準軸で
あるY軸、すなわCCD1aの撮像面の軸とCCD2a
の撮像面の軸(YA、YB)が一致し、レンズL1、L
2の光軸1b、2bが互いに平行でかつ眼間距離(光軸
1b、2b間の距離)Dが所定の値となるように、上下
に並べて配置されている。
【0017】焦点距離f及び眼間距離Dが既知であり、
光軸1b、2bが互いに平行な2台のカメラ1、2で車
両前方を撮像して得られる2つの画像からなるステレオ
画像において、2つの画像間のマッチング位置(最も類
似する画像の位置で、図1では先行車Cのリヤ側上縁部
の位置)のY座標ya、ybを求めることができれば、
カメラ1、2から先行車Cまでの距離Zは下記の式
(1)より求めることができる。 Z=f×D/(yb−ya) (1) ここで、f、ya、ybの単位はCCD1a、2aの画
素であり、D、Zの単位はmmである。なお、一般に焦
点距離fは単位をmmで表す場合が多いが、式(1)の
焦点距離fは画素を単位として計算する。
光軸1b、2bが互いに平行な2台のカメラ1、2で車
両前方を撮像して得られる2つの画像からなるステレオ
画像において、2つの画像間のマッチング位置(最も類
似する画像の位置で、図1では先行車Cのリヤ側上縁部
の位置)のY座標ya、ybを求めることができれば、
カメラ1、2から先行車Cまでの距離Zは下記の式
(1)より求めることができる。 Z=f×D/(yb−ya) (1) ここで、f、ya、ybの単位はCCD1a、2aの画
素であり、D、Zの単位はmmである。なお、一般に焦
点距離fは単位をmmで表す場合が多いが、式(1)の
焦点距離fは画素を単位として計算する。
【0018】ここで、画素を単位とする焦点距離fの求
め方を図2に基づいて説明する。図2の(a)は大きさ
のわかっている幅W(mm)の物体C’を距離Z(m
m)だけ離れたところで2台のカメラ1、2の一方(こ
こではカメラ1)により撮像したときの様子を示し、同
図の(b)はそのとき得られる画像Aを示す。以下の説
明では、カメラ1により撮像される第1の画像をA、そ
してカメラ2により撮像される第2の画像をBとする。
め方を図2に基づいて説明する。図2の(a)は大きさ
のわかっている幅W(mm)の物体C’を距離Z(m
m)だけ離れたところで2台のカメラ1、2の一方(こ
こではカメラ1)により撮像したときの様子を示し、同
図の(b)はそのとき得られる画像Aを示す。以下の説
明では、カメラ1により撮像される第1の画像をA、そ
してカメラ2により撮像される第2の画像をBとする。
【0019】画素を単位とする焦点距離fは、大きさの
わかっている幅W(mm)の物体C’を距離Z(mm)
だけ離れたところにおいて撮像し、このとき得られる画
像A(または画像B)上での物体C’の幅xw(画素)
をエッジ検出などの画像処理により検出することで、下
記の式(2)により求めることができる。 f=xw×Z/W (2) ここで、xwの単位は画素であり、Z、Wの単位はmm
である。
わかっている幅W(mm)の物体C’を距離Z(mm)
だけ離れたところにおいて撮像し、このとき得られる画
像A(または画像B)上での物体C’の幅xw(画素)
をエッジ検出などの画像処理により検出することで、下
記の式(2)により求めることができる。 f=xw×Z/W (2) ここで、xwの単位は画素であり、Z、Wの単位はmm
である。
【0020】図3は、画像A内の所定域をウインドウ毎
に切り、各ウインドウW内に撮像されている対象物の特
徴的なエッジを用いて、画像Bにおける同エッジの撮像
位置を求めた結果を示す図である。ウインドウ毎にエッ
ジのマッチング位置が分かれば、式(1)を用いること
によりウインドウに区画された域内のすべてのエッジの
距離が分かる。ウインドウ毎に算出される距離は、その
内部に撮像されているエッジなどの特徴的な部分を持つ
物体までの距離であるので、隣接するウインドウにおい
て同じ距離が求められた場合は、それらのウインドウに
は同じ対象物が撮像されていると判断することができ
る。
に切り、各ウインドウW内に撮像されている対象物の特
徴的なエッジを用いて、画像Bにおける同エッジの撮像
位置を求めた結果を示す図である。ウインドウ毎にエッ
ジのマッチング位置が分かれば、式(1)を用いること
によりウインドウに区画された域内のすべてのエッジの
距離が分かる。ウインドウ毎に算出される距離は、その
内部に撮像されているエッジなどの特徴的な部分を持つ
物体までの距離であるので、隣接するウインドウにおい
て同じ距離が求められた場合は、それらのウインドウに
は同じ対象物が撮像されていると判断することができ
る。
【0021】また、道路前方を撮像した画像では、先行
車は背景に対して強度が強く長い横エッジを持つ物体と
して撮像されるので、水平エッジ成分を利用してウイン
ドウ毎のマッチング位置を検出すると、ウインドウに先
行車が含まれる場合、隣接するウインドウから同じ距離
値が検出されることになる。すなわち隣接する数個のウ
インドウにおいて同じ距離が連続して求められた場合、
その部分(図の太線ウインドウ)を先行車とみなすこと
ができる。
車は背景に対して強度が強く長い横エッジを持つ物体と
して撮像されるので、水平エッジ成分を利用してウイン
ドウ毎のマッチング位置を検出すると、ウインドウに先
行車が含まれる場合、隣接するウインドウから同じ距離
値が検出されることになる。すなわち隣接する数個のウ
インドウにおいて同じ距離が連続して求められた場合、
その部分(図の太線ウインドウ)を先行車とみなすこと
ができる。
【0022】次に、先行車を含むと判断されたウインド
ウのかたまりの画像上の位置と検出した白線との位置関
係をもとに先行車がどの走行レーンを走行しているかの
判断について説明する。図4は、先行車Cのリヤ側下縁
部を距離Zだけ離れたところで撮像(ここではカメラ1
により撮像)したときの様子を示す。この図から分かる
ように距離Zに検出された先行車Cの下縁が撮像される
画像上のY軸方向の位置は式(3)により求めることが
できる。 yc=〔(hーH)・f〕/Z (3) ここで、Hは路面から先行車の下縁までの高さ、hは路
面からカメラのレンズ中心までの高さ、fは焦点距離、
Zは車間距離とする。この車間距離Zと画像上の位置y
cの関係を用いて図5に示すように、先行車までの距離
と同じ位置にX軸方向における白線位置を検出し先行車
との位置関係を判断すれば、先行車が自車走行レーン上
であるか隣接走行レーン上であるかを判断することがで
きる。
ウのかたまりの画像上の位置と検出した白線との位置関
係をもとに先行車がどの走行レーンを走行しているかの
判断について説明する。図4は、先行車Cのリヤ側下縁
部を距離Zだけ離れたところで撮像(ここではカメラ1
により撮像)したときの様子を示す。この図から分かる
ように距離Zに検出された先行車Cの下縁が撮像される
画像上のY軸方向の位置は式(3)により求めることが
できる。 yc=〔(hーH)・f〕/Z (3) ここで、Hは路面から先行車の下縁までの高さ、hは路
面からカメラのレンズ中心までの高さ、fは焦点距離、
Zは車間距離とする。この車間距離Zと画像上の位置y
cの関係を用いて図5に示すように、先行車までの距離
と同じ位置にX軸方向における白線位置を検出し先行車
との位置関係を判断すれば、先行車が自車走行レーン上
であるか隣接走行レーン上であるかを判断することがで
きる。
【0023】次に、検出された先行車の位置をもとに、
その車両のウインカの位置を検出する方法を説明する。
ウインカは通常車両の左右両サイドについている。ここ
では、画像Aと画像Bから先行車を含むウインドウを求
めているので、図6に示すように、先行車を含むと判断
されたウインドウのかたまりの左右両端のウインドウに
先行車の両サイドが撮像されていることになる。したが
ってウインドウのかたまりの左右両端のウインドウE内
において、ある一定時間間隔で輝度が変化する部分があ
れば、ウインカの位置、しかもウインカEが点滅してい
ると判断することができる。
その車両のウインカの位置を検出する方法を説明する。
ウインカは通常車両の左右両サイドについている。ここ
では、画像Aと画像Bから先行車を含むウインドウを求
めているので、図6に示すように、先行車を含むと判断
されたウインドウのかたまりの左右両端のウインドウに
先行車の両サイドが撮像されていることになる。したが
ってウインドウのかたまりの左右両端のウインドウE内
において、ある一定時間間隔で輝度が変化する部分があ
れば、ウインカの位置、しかもウインカEが点滅してい
ると判断することができる。
【0024】上記のように、ステレオ画像を用いたステ
レオ画像処理により、先行車までの距離とその先行車の
画像上での位置を検出することができる。またステレオ
画像のどちらか片方を用いて行なう単眼画像処理により
その先行車が走行するレーンとその先行車のウインカの
点滅を判断することができるので、先行車の挙動を判断
することができる。
レオ画像処理により、先行車までの距離とその先行車の
画像上での位置を検出することができる。またステレオ
画像のどちらか片方を用いて行なう単眼画像処理により
その先行車が走行するレーンとその先行車のウインカの
点滅を判断することができるので、先行車の挙動を判断
することができる。
【0025】図7は、本発明の第1の実施例の構成を示
すブロック図である。2台のカメラ1、2がステレオカ
メラを構成し、それぞれ、同一の焦点距離fを有するレ
ンズL1、L2と、各レンズから撮像面までの距離が焦
点距離fとなるように配置されたCCD1a、2aとを
有するCCDカメラからなる。カメラ1、2は、前方を
撮影するのに適した車両上の所定の部位に取り付けられ
ている。カメラ1、2は、先の図1に示すように、CC
D1a、2aの各撮像面が同一垂直面内に位置し、各撮
像面の垂直基準軸(YA軸、YB軸)が一致し、レンズ
L1、L2の光軸1b、2bが水平かつ互いに平行とな
り、所定の眼間距離Dをもって上下に並べて配置されて
いる。
すブロック図である。2台のカメラ1、2がステレオカ
メラを構成し、それぞれ、同一の焦点距離fを有するレ
ンズL1、L2と、各レンズから撮像面までの距離が焦
点距離fとなるように配置されたCCD1a、2aとを
有するCCDカメラからなる。カメラ1、2は、前方を
撮影するのに適した車両上の所定の部位に取り付けられ
ている。カメラ1、2は、先の図1に示すように、CC
D1a、2aの各撮像面が同一垂直面内に位置し、各撮
像面の垂直基準軸(YA軸、YB軸)が一致し、レンズ
L1、L2の光軸1b、2bが水平かつ互いに平行とな
り、所定の眼間距離Dをもって上下に並べて配置されて
いる。
【0026】カメラ1、2のそれぞれの撮像した映像信
号がディジタル画像として画像メモリ3、4に出力され
記憶される。白線検出部5は画像メモリ3からの画像A
を画像処理して自車を囲む2本の白線を検出する。ウイ
ンドウ設定部6は、画像メモリ3から画像Aを取り込
み、空などの車両が存在しえない域を除いた画面部分に
画面を分割するように複数の同サイズのウインドウを設
定する。
号がディジタル画像として画像メモリ3、4に出力され
記憶される。白線検出部5は画像メモリ3からの画像A
を画像処理して自車を囲む2本の白線を検出する。ウイ
ンドウ設定部6は、画像メモリ3から画像Aを取り込
み、空などの車両が存在しえない域を除いた画面部分に
画面を分割するように複数の同サイズのウインドウを設
定する。
【0027】マッチング位置検出部7は、画像Aの微分
画像にウインドウを重ね合わせるとともに、各ウインド
ウと最も類似度の高いウインドウの位置を画像Bから検
出し、両画像間のウインドウのマッチング位置を記憶す
る。距離演算部8は、各ウインドウのマッチング位置と
カメラ1、カメラ2のレンズの焦点距離fおよび眼間距
離Dをもとにウインドウ内の撮像物体までの距離を算出
する。先行車検出部9は、同じ距離が算出され、かつ隣
接するウインドウのかたまりを先行車として検出する。
画像にウインドウを重ね合わせるとともに、各ウインド
ウと最も類似度の高いウインドウの位置を画像Bから検
出し、両画像間のウインドウのマッチング位置を記憶す
る。距離演算部8は、各ウインドウのマッチング位置と
カメラ1、カメラ2のレンズの焦点距離fおよび眼間距
離Dをもとにウインドウ内の撮像物体までの距離を算出
する。先行車検出部9は、同じ距離が算出され、かつ隣
接するウインドウのかたまりを先行車として検出する。
【0028】走行レーン判断部10は、ウインドウのか
たまりの位置と白線検出部5で検出した白線との画像上
の位置関係で先行車の走行レーンを判断する。ウインカ
点滅判断部11はウインドウのかたまりの左右両側にあ
るウインドウをウインカの検出域としてウインカを検出
し、点滅状態を判定する。車両挙動判定部12は、ウイ
ンカの点滅状態と走行レーン判断の結果から先行車の挙
動を判断する。
たまりの位置と白線検出部5で検出した白線との画像上
の位置関係で先行車の走行レーンを判断する。ウインカ
点滅判断部11はウインドウのかたまりの左右両側にあ
るウインドウをウインカの検出域としてウインカを検出
し、点滅状態を判定する。車両挙動判定部12は、ウイ
ンカの点滅状態と走行レーン判断の結果から先行車の挙
動を判断する。
【0029】図8は、本実施例の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。まず、ステップ101で、ステレオ
画像、すなわちカメラ1、2からそれぞれ出力される画
像A、Bを画像メモリ3、4にそれぞれ入力して記憶さ
せる。ステップ102では、白線検出部5が画像A、B
のどちらか一方(本実施例では画像メモリ3に記憶され
た画像A)に画像処理を施して白線を検出する。ここで
は、自車走行レーンだけを検出することを考えるので、
自車左右の2本の白線を検出する。図9、図10は白線
の検出原理の説明図である。図9の(a)は単眼カメラ
(カメラ1)が道路の中央で白線を撮像しているときの
様子を示す正面図で、(b)はその側面図である。自車
が2本の白線の間を走行している場合、2本の白線は画
像の左右両側に現われる。前方の白線が直線であり、自
車が2本の白線の中央を走行していると仮定して、図9
に示すように、距離Z先の白線が撮像される画像上の座
標は、幾何学的計算により、式(4)で求めることがで
きる。 xr=(Wr・f)/(Z・2)、yr=(h・f)/Z (4) ここで、Wrは路面の幅、hは路面からカメラのレンズ
中心までの高さ、fは焦点距離、Zは車間距離、xr、
yrは画像上の位置とする。
ーチャートである。まず、ステップ101で、ステレオ
画像、すなわちカメラ1、2からそれぞれ出力される画
像A、Bを画像メモリ3、4にそれぞれ入力して記憶さ
せる。ステップ102では、白線検出部5が画像A、B
のどちらか一方(本実施例では画像メモリ3に記憶され
た画像A)に画像処理を施して白線を検出する。ここで
は、自車走行レーンだけを検出することを考えるので、
自車左右の2本の白線を検出する。図9、図10は白線
の検出原理の説明図である。図9の(a)は単眼カメラ
(カメラ1)が道路の中央で白線を撮像しているときの
様子を示す正面図で、(b)はその側面図である。自車
が2本の白線の間を走行している場合、2本の白線は画
像の左右両側に現われる。前方の白線が直線であり、自
車が2本の白線の中央を走行していると仮定して、図9
に示すように、距離Z先の白線が撮像される画像上の座
標は、幾何学的計算により、式(4)で求めることがで
きる。 xr=(Wr・f)/(Z・2)、yr=(h・f)/Z (4) ここで、Wrは路面の幅、hは路面からカメラのレンズ
中心までの高さ、fは焦点距離、Zは車間距離、xr、
yrは画像上の位置とする。
【0030】複数の距離値Zに対して式(4)に基づい
て画像上の位置xr、yrを求めて、白線を検出するた
めのウインドウ設定位置を決め、各位置において図10
に示すようにxr、yrを中心とするウインドウWdを
設定する。ウインドウWdは車両が白線の中央でない場
合を見込んで白線が外れないように大きさが決定され
る。そして各ウインドウWdにおいて微分演算をし左右
に正負のエッジが対になって現われる場所を検出し、正
負エッジのX軸における中心位置を演算して白線の検出
点として保存する。各ウインドウからの検出点をさらに
フィッティングするよう結ぶことで白線が検出される。
フィッティングさせる方法としては特願平3−3145
や特願平4−171240に紹介されている手法を用い
ればよい。
て画像上の位置xr、yrを求めて、白線を検出するた
めのウインドウ設定位置を決め、各位置において図10
に示すようにxr、yrを中心とするウインドウWdを
設定する。ウインドウWdは車両が白線の中央でない場
合を見込んで白線が外れないように大きさが決定され
る。そして各ウインドウWdにおいて微分演算をし左右
に正負のエッジが対になって現われる場所を検出し、正
負エッジのX軸における中心位置を演算して白線の検出
点として保存する。各ウインドウからの検出点をさらに
フィッティングするよう結ぶことで白線が検出される。
フィッティングさせる方法としては特願平3−3145
や特願平4−171240に紹介されている手法を用い
ればよい。
【0031】次に、ステップ103では、画像A、Bの
どちらか一方(本実施例では画像A)においてウインド
ウ設定部6が、空などの区域を検出しそれを除いた部分
に合わせて所定大きさのウインドウを設定する。ステッ
プ104では、マッチング位置検出部7が、画像メモリ
3と画像メモリ4から図11のaに示す画像Aと画像B
の原画像を入力し、微分処理を施して水平エッジを際立
たせた微分画像(b)を作る。(以下簡単のため、微分
画像もそのもとの画像の呼び名で画像A、画像Bと呼
ぶ)ステップ103で設定されたウインドウ位置に画像
Aを図12のように横に幅xw、縦に幅ywのウインド
ウ40毎に分割する。分割された各ウインドウ40をテ
ンプレートとして、画像Bからテンプレートの画像と最
も類似度の高い位置を式(5)を用いた正規化相関法に
より求めて、ウインドウのマッチング位置を演算する。
どちらか一方(本実施例では画像A)においてウインド
ウ設定部6が、空などの区域を検出しそれを除いた部分
に合わせて所定大きさのウインドウを設定する。ステッ
プ104では、マッチング位置検出部7が、画像メモリ
3と画像メモリ4から図11のaに示す画像Aと画像B
の原画像を入力し、微分処理を施して水平エッジを際立
たせた微分画像(b)を作る。(以下簡単のため、微分
画像もそのもとの画像の呼び名で画像A、画像Bと呼
ぶ)ステップ103で設定されたウインドウ位置に画像
Aを図12のように横に幅xw、縦に幅ywのウインド
ウ40毎に分割する。分割された各ウインドウ40をテ
ンプレートとして、画像Bからテンプレートの画像と最
も類似度の高い位置を式(5)を用いた正規化相関法に
より求めて、ウインドウのマッチング位置を演算する。
【数1】 なお、式(5)において、テンプレートの画像の各画素
の輝度値をAij、画像Bの各画素の輝度値をBijと
する。ここで、微分画像を用いるのは、検出対象物であ
る先行車は水平エッジをもつものが多く、先行車が背景
より強調され検出しやすくするためである。
の輝度値をAij、画像Bの各画素の輝度値をBijと
する。ここで、微分画像を用いるのは、検出対象物であ
る先行車は水平エッジをもつものが多く、先行車が背景
より強調され検出しやすくするためである。
【0032】図13は、正規化相関法による画像A、B
間のマッチング位置の検出方法の説明図である。ここで
は2台のカメラ1、2をそれぞれのY軸が同一線上にの
るように配置してあるので、画像B内において、画像A
のテンプレート(ウインドウ40)と同じX軸の位置
で、探索位置をY軸方向に順次ずらした複数の位置検出
対象画像を求める。そして、図13の(b)に取り出し
て示すテンプレートと(c)に示す画像Bから取り出し
た(d1)から(d3)に示す各位置検出対象画像との
比較から、類似度の最も高い位置検出対象画像を求める
ことになる。図中、(d2)はテンプレートと類似度最
大の位置で検出対象画像を示し、(d1)はそれより上
方の位置で、(d3)はそれより下方の位置で検出対象
画像を示している。このように画像Aに対し各ウインド
ウに対応したウインドウが画像Bに作られる。その両ウ
インドウのY軸位置を示すyaとybはウインドウのマ
ッチング位置となる。
間のマッチング位置の検出方法の説明図である。ここで
は2台のカメラ1、2をそれぞれのY軸が同一線上にの
るように配置してあるので、画像B内において、画像A
のテンプレート(ウインドウ40)と同じX軸の位置
で、探索位置をY軸方向に順次ずらした複数の位置検出
対象画像を求める。そして、図13の(b)に取り出し
て示すテンプレートと(c)に示す画像Bから取り出し
た(d1)から(d3)に示す各位置検出対象画像との
比較から、類似度の最も高い位置検出対象画像を求める
ことになる。図中、(d2)はテンプレートと類似度最
大の位置で検出対象画像を示し、(d1)はそれより上
方の位置で、(d3)はそれより下方の位置で検出対象
画像を示している。このように画像Aに対し各ウインド
ウに対応したウインドウが画像Bに作られる。その両ウ
インドウのY軸位置を示すyaとybはウインドウのマ
ッチング位置となる。
【0033】ステップ105では、距離演算部8が各ウ
インドウにおいてウインドウ内に撮像された物体までの
距離を式(1)を用いて演算する。物体が図14に示す
ように画像Aと画像Bのウインドウ内に同じ位置を占め
るので、物体のマッチング位置差は、すなわちウインド
ウのマッチング位置差(yb−ya)である。したがっ
てウインドウのマッチング位置を用い、式(1)に代入
することによりウインドウ内の物体までの距離が算出さ
れる。
インドウにおいてウインドウ内に撮像された物体までの
距離を式(1)を用いて演算する。物体が図14に示す
ように画像Aと画像Bのウインドウ内に同じ位置を占め
るので、物体のマッチング位置差は、すなわちウインド
ウのマッチング位置差(yb−ya)である。したがっ
てウインドウのマッチング位置を用い、式(1)に代入
することによりウインドウ内の物体までの距離が算出さ
れる。
【0034】上記のような処理を全てのウインドウにつ
いて行なって、ウインドウ毎のその内部に撮像されてい
る物体までの距離を求めると、ステップ106において
連続して同じ距離値が算出されたウインドウのかたまり
を検出し、そのウインドウのかたまりが複数ある場合、
距離の一番近いものを選んで先行車の検出領域として検
出する。ステップ107では、ウインドウのかたまりが
検出できたかをチェックし、できなかった場合、先行車
なしとしてステップ101に戻り、次の画像を入力して
上記の処理を繰り返す。ウインドウのかたまりを検出で
きた場合、先行車ありとしてウインドウで演算された距
離値を先行車までの距離検出値として記憶しステップ1
08へ進む。
いて行なって、ウインドウ毎のその内部に撮像されてい
る物体までの距離を求めると、ステップ106において
連続して同じ距離値が算出されたウインドウのかたまり
を検出し、そのウインドウのかたまりが複数ある場合、
距離の一番近いものを選んで先行車の検出領域として検
出する。ステップ107では、ウインドウのかたまりが
検出できたかをチェックし、できなかった場合、先行車
なしとしてステップ101に戻り、次の画像を入力して
上記の処理を繰り返す。ウインドウのかたまりを検出で
きた場合、先行車ありとしてウインドウで演算された距
離値を先行車までの距離検出値として記憶しステップ1
08へ進む。
【0035】ステップ108では、先行車が自車と同一
走行レーンであるか否かを走行レーン判断部10におい
て判断する。これは、図5に示したように、ウインドウ
のかたまりの距離と同じ位置ycをラインとしてステッ
プ102で検出された2つの白線と交わる2つの点を検
出する。そしてウインドウのかたまりがこの2つの交点
の中にあるかどうかを判断して先行車が自車と同一走行
レーンであるか否かを判断する。自車と異なる走行レー
ンである場合、先行車が自車の走行障害とならないため
ステップ101へ戻り、上記処理を再び行なう。検出し
た先行車が自車と同一走行レーンである場合、自車の走
行障害になるとしてステップ109へ進む。
走行レーンであるか否かを走行レーン判断部10におい
て判断する。これは、図5に示したように、ウインドウ
のかたまりの距離と同じ位置ycをラインとしてステッ
プ102で検出された2つの白線と交わる2つの点を検
出する。そしてウインドウのかたまりがこの2つの交点
の中にあるかどうかを判断して先行車が自車と同一走行
レーンであるか否かを判断する。自車と異なる走行レー
ンである場合、先行車が自車の走行障害とならないため
ステップ101へ戻り、上記処理を再び行なう。検出し
た先行車が自車と同一走行レーンである場合、自車の走
行障害になるとしてステップ109へ進む。
【0036】ステップ109では、先行車であると判断
されたウインドウのかたまりのうち、車両挙動判定部1
2が左右両端のウインドウを用いてウインカの検出域と
してウインカの点滅を検出して先行車の挙動判断を行な
う。図15はウインカの検出方法とウインカの点滅の判
断方法を説明する図である。まず図15の(a)のよう
にウインドウのかたまりのうち両端にあるウインドウW
を1つずつ取りだして、ウインドウ内の縦エッジを検出
する。検出された縦エッジがあるしきい値以上でかつ所
定の長さ以上という2つのチェック条件を満足しなけれ
ば、ウインドウ全体をウインカの検出域として、さらに
横エッジを検出し、長さと強度の判断を行なったうえ、
横エッジの近似線u、v、wで検出域を区画する。各区
画された小ウインドウにおいて、他の部分と比べて輝度
の変化の大きい部分を検出する。
されたウインドウのかたまりのうち、車両挙動判定部1
2が左右両端のウインドウを用いてウインカの検出域と
してウインカの点滅を検出して先行車の挙動判断を行な
う。図15はウインカの検出方法とウインカの点滅の判
断方法を説明する図である。まず図15の(a)のよう
にウインドウのかたまりのうち両端にあるウインドウW
を1つずつ取りだして、ウインドウ内の縦エッジを検出
する。検出された縦エッジがあるしきい値以上でかつ所
定の長さ以上という2つのチェック条件を満足しなけれ
ば、ウインドウ全体をウインカの検出域として、さらに
横エッジを検出し、長さと強度の判断を行なったうえ、
横エッジの近似線u、v、wで検出域を区画する。各区
画された小ウインドウにおいて、他の部分と比べて輝度
の変化の大きい部分を検出する。
【0037】もし、チェック条件を満足する縦エッジが
検出できれば、図15の(b)のように縦エッジの近似
線tでウインドウを分割する。ウインドウのかたまりの
右のウインドウにおいては近似線tより左側の画像、左
のウインドウにおいては近似線より右側の画像だけをウ
インカの検出域とする。その検出域内からさらに横エッ
ジを検出し、横エッジの近似線u、v、wで検出域を区
画する。各区画された小ウインドウにおいて他の部分と
比べて輝度の変化の大きい部分を検出する。なお、図1
5の(b)は右ウインドウにおける縦エッジが検出され
た場合の区画状態を示す図である。
検出できれば、図15の(b)のように縦エッジの近似
線tでウインドウを分割する。ウインドウのかたまりの
右のウインドウにおいては近似線tより左側の画像、左
のウインドウにおいては近似線より右側の画像だけをウ
インカの検出域とする。その検出域内からさらに横エッ
ジを検出し、横エッジの近似線u、v、wで検出域を区
画する。各区画された小ウインドウにおいて他の部分と
比べて輝度の変化の大きい部分を検出する。なお、図1
5の(b)は右ウインドウにおける縦エッジが検出され
た場合の区画状態を示す図である。
【0038】上記の検出で、輝度変化があり、かつ変化
の間隔がウインカの点滅間隔とほぼ同じで、しかも一定
時間以上に続いたと確認すると、ウインカが点滅してい
ると判断し、先行車が隣接走行レーンに移る状態にある
と判断する。輝度変化がなく、あるいはあっても確認条
件を満たさない場合、ウインカの点滅がないと判断し、
先行車がその後も同じ走行レーンを走行すると予測す
る。左右両ウインドウ内輝度がある時点以降急にました
と確認した場合、先行車の停止と判断して、ステップ1
01に戻る。
の間隔がウインカの点滅間隔とほぼ同じで、しかも一定
時間以上に続いたと確認すると、ウインカが点滅してい
ると判断し、先行車が隣接走行レーンに移る状態にある
と判断する。輝度変化がなく、あるいはあっても確認条
件を満たさない場合、ウインカの点滅がないと判断し、
先行車がその後も同じ走行レーンを走行すると予測す
る。左右両ウインドウ内輝度がある時点以降急にました
と確認した場合、先行車の停止と判断して、ステップ1
01に戻る。
【0039】本実施例は以上のように構成され、ステレ
オ画像の一方に画像を分割するウインドウを設定し、各
ウインドウと最も類似度の高いウインドウの位置を他方
の画像から検出し三角測量原理を基づいた距離演算を
し、隣接するウインドウから同じ距離演算値が演算され
たウインドウのかたまりを先行車として検出する。そし
て先行車として認識されたウインドウのかたまりのう
ち、両側にあるウインドウからウインカの点滅状態を輝
度の変化で検出し、自車と同一走行レーンかの判断を経
て先行車の挙動判断を行なうので、従来と比べて、カメ
ラが1種類でよく、かつモノクロでも充分に用が足り、
処理が簡単になるとともに、車種や検出環境を選ばない
効果が得られる。
オ画像の一方に画像を分割するウインドウを設定し、各
ウインドウと最も類似度の高いウインドウの位置を他方
の画像から検出し三角測量原理を基づいた距離演算を
し、隣接するウインドウから同じ距離演算値が演算され
たウインドウのかたまりを先行車として検出する。そし
て先行車として認識されたウインドウのかたまりのう
ち、両側にあるウインドウからウインカの点滅状態を輝
度の変化で検出し、自車と同一走行レーンかの判断を経
て先行車の挙動判断を行なうので、従来と比べて、カメ
ラが1種類でよく、かつモノクロでも充分に用が足り、
処理が簡単になるとともに、車種や検出環境を選ばない
効果が得られる。
【0040】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。この実施例は、同一走行レーンの他に隣接走行レ
ーン上の車両についてもウインカ検出をし挙動判断を行
なうようにしたものである。図16は、本実施例の構成
を示すブロック図であり、図7に示した第1の実施例の
ブロック図に車両挙動判定部12の代わりに隣車線から
割り込んでくる車両をも判断する機能を持たせた車両挙
動判定部13を設けたものである。走行レーン判断部1
00は白線検出部5で検出した白線をもとに隣接走行レ
ーンを含めて車両の走行域を判断する。その他は第1の
実施例と同様である。
する。この実施例は、同一走行レーンの他に隣接走行レ
ーン上の車両についてもウインカ検出をし挙動判断を行
なうようにしたものである。図16は、本実施例の構成
を示すブロック図であり、図7に示した第1の実施例の
ブロック図に車両挙動判定部12の代わりに隣車線から
割り込んでくる車両をも判断する機能を持たせた車両挙
動判定部13を設けたものである。走行レーン判断部1
00は白線検出部5で検出した白線をもとに隣接走行レ
ーンを含めて車両の走行域を判断する。その他は第1の
実施例と同様である。
【0041】以下、図17のフローチャートに基づいて
処理の流れを説明する。ステップ101〜ステップ10
9までは第1の実施例と同様に、カメラ1、2からのス
テレオ画像を入力して画像メモリ3、4に記憶する。白
線検出部5が第1の実施例と同様にステレオ画像の一方
から自車の左右2本白線を検出しフィッテング処理によ
りデータ化される。
処理の流れを説明する。ステップ101〜ステップ10
9までは第1の実施例と同様に、カメラ1、2からのス
テレオ画像を入力して画像メモリ3、4に記憶する。白
線検出部5が第1の実施例と同様にステレオ画像の一方
から自車の左右2本白線を検出しフィッテング処理によ
りデータ化される。
【0042】ウインドウ設定部6によってウインドウ設
定された一方の画像をマッチング位置検出部7が正規化
相関法により他方の画像から類似度の最も高いウインド
ウの位置を検出する。先行車検出部9が距離演算部8に
おいて距離演算されたウインドウのうち、同じ距離値が
算出されかつ隣接するウインドウのかたまりを先行車の
検出領域として検出する。そしてステップ108におい
て、画像Aから走行レーン判断部100がウインドウの
かたまりの距離と同じY軸位置上に白線の位置を示すx
l、xrを検出する。ウインドウのかたまりが白線位置
xl、xrの中にあると判断された場合、先行車が自車
と同じ走行レーン上にあり走行障害になるとして、ステ
ップ109でウインドウのかたまりの両端のウインドウ
をウインカの検出域としてウインドウ内の横、縦エッジ
に基づいた小ウインドウが設定される。各小ウインドウ
において輝度変化でウインカの作動状態を検出し先行車
の挙動を判断する。一方、ステップ108において自車
と同じ走行レーンでないと判断された場合、第1の実施
例では先行車が自車の走行障害にならないとしてステッ
プ101に戻るが、本実施例ではステップ210へ進ん
でさらに挙動判断し隣車線上の先行車が自車走行レーン
に割り込んでくるかどうかの判定を行なう。
定された一方の画像をマッチング位置検出部7が正規化
相関法により他方の画像から類似度の最も高いウインド
ウの位置を検出する。先行車検出部9が距離演算部8に
おいて距離演算されたウインドウのうち、同じ距離値が
算出されかつ隣接するウインドウのかたまりを先行車の
検出領域として検出する。そしてステップ108におい
て、画像Aから走行レーン判断部100がウインドウの
かたまりの距離と同じY軸位置上に白線の位置を示すx
l、xrを検出する。ウインドウのかたまりが白線位置
xl、xrの中にあると判断された場合、先行車が自車
と同じ走行レーン上にあり走行障害になるとして、ステ
ップ109でウインドウのかたまりの両端のウインドウ
をウインカの検出域としてウインドウ内の横、縦エッジ
に基づいた小ウインドウが設定される。各小ウインドウ
において輝度変化でウインカの作動状態を検出し先行車
の挙動を判断する。一方、ステップ108において自車
と同じ走行レーンでないと判断された場合、第1の実施
例では先行車が自車の走行障害にならないとしてステッ
プ101に戻るが、本実施例ではステップ210へ進ん
でさらに挙動判断し隣車線上の先行車が自車走行レーン
に割り込んでくるかどうかの判定を行なう。
【0043】すなわち図18に示すように自車が2車線
道路を走行している場合、白線が3本であるので、それ
ら全てがカメラ1、2の撮像範囲内にあれば、左車線を
走行している場合では、距離Z前方にある白線は、図1
9のようにY軸上にxl、xr、xr2の位置に撮像さ
れる。先行車がそれらとの位置判断で走行レーンを判定
することができる。自車走行レーン上の点xl、xr
は、ステップ108ですでに求められており、また白線
間の距離Wrは通常3.5m程度であることから、図1
8から分かるように、距離Z離れたところで右隣接レー
ンの外側の白線の画像上位置xr2は、式(6)により
求めることができる。 xr2=xr+(f×Wr)/Z (6) Zは車両までの距離検出値、fはカメラの焦点距離、W
rは白線幅である。
道路を走行している場合、白線が3本であるので、それ
ら全てがカメラ1、2の撮像範囲内にあれば、左車線を
走行している場合では、距離Z前方にある白線は、図1
9のようにY軸上にxl、xr、xr2の位置に撮像さ
れる。先行車がそれらとの位置判断で走行レーンを判定
することができる。自車走行レーン上の点xl、xr
は、ステップ108ですでに求められており、また白線
間の距離Wrは通常3.5m程度であることから、図1
8から分かるように、距離Z離れたところで右隣接レー
ンの外側の白線の画像上位置xr2は、式(6)により
求めることができる。 xr2=xr+(f×Wr)/Z (6) Zは車両までの距離検出値、fはカメラの焦点距離、W
rは白線幅である。
【0044】ステップ210において、走行レーン判断
部100は式(6)に基づいて仮想的に白線xr2の位
置を算出する。ウインドウのかたまりがxrとxr2の
間にあるかどうかを判定する。なお、車間距離が近い場
合、xr2は画像の右外に出てしまう場合が考えられる
が、そのような位置のときは、xr2がxrの外側にあ
ることを考慮したうえ、判定を行なう。そして、判定の
結果は、ウインドウのかたまりがxrとxr2の間にあ
る場合、先行車が右隣接車線上にあり、ステップ211
へ進む。ウインドウのかたまりがxrとxr2の間にな
い場合、先行車が左隣車線上にあるとしてステップ21
2へ進む。
部100は式(6)に基づいて仮想的に白線xr2の位
置を算出する。ウインドウのかたまりがxrとxr2の
間にあるかどうかを判定する。なお、車間距離が近い場
合、xr2は画像の右外に出てしまう場合が考えられる
が、そのような位置のときは、xr2がxrの外側にあ
ることを考慮したうえ、判定を行なう。そして、判定の
結果は、ウインドウのかたまりがxrとxr2の間にあ
る場合、先行車が右隣接車線上にあり、ステップ211
へ進む。ウインドウのかたまりがxrとxr2の間にな
い場合、先行車が左隣車線上にあるとしてステップ21
2へ進む。
【0045】ステップ211では、ウインドウのかたま
りのうち左サイドのウインドウを第1の実施理例と同様
に一部の点滅判断により、左のウインカの点滅状態を判
断する。点滅がある場合には、隣接レーンの車両が割り
込んでくることを判断する。ステップ212では、ウイ
ンドウのかたまりのうち右サイドのウインドウを同様に
ある一部の点滅判断により、右のウインカの点滅状態を
判断する。点滅がある場合には、隣接レーンの車両が割
り込んでくることを判断する。
りのうち左サイドのウインドウを第1の実施理例と同様
に一部の点滅判断により、左のウインカの点滅状態を判
断する。点滅がある場合には、隣接レーンの車両が割り
込んでくることを判断する。ステップ212では、ウイ
ンドウのかたまりのうち右サイドのウインドウを同様に
ある一部の点滅判断により、右のウインカの点滅状態を
判断する。点滅がある場合には、隣接レーンの車両が割
り込んでくることを判断する。
【0046】本実施例は以上のように構成され、自車と
同じ走行レーンを走行する先行車のほかに隣車線を走行
する車両についても挙動判断をするようにしたので、検
出の範囲が拡大される。図20は自車レーン上の先行車
Mより右隣走行レーン上の先行車Nが短い距離で検出さ
れたときの様子を示す図である。第1の実施例では先行
車Nについて障害物とならないと判断するのに対し、本
実施例ではそのウインカの点滅状態を判断し、自車の走
行レーンに割り込んでくるかの判断を行なうので、予測
的に障害物を判断する効果が得られる。
同じ走行レーンを走行する先行車のほかに隣車線を走行
する車両についても挙動判断をするようにしたので、検
出の範囲が拡大される。図20は自車レーン上の先行車
Mより右隣走行レーン上の先行車Nが短い距離で検出さ
れたときの様子を示す図である。第1の実施例では先行
車Nについて障害物とならないと判断するのに対し、本
実施例ではそのウインカの点滅状態を判断し、自車の走
行レーンに割り込んでくるかの判断を行なうので、予測
的に障害物を判断する効果が得られる。
【0047】次に、第3の実施例について説明する。こ
の実施例はウインドウのかたまりにより車両の種類や大
きさを検出するようにしたものである。また検出された
車両が二輪車の場合、ウインカが小さいので、検出精度
を落とさない検出方法について説明する。上記実施例で
は、所定の長さがある横エッジを囲むウインドウのかた
まりを車両として検出するので、ウインドウのかたまり
の縦横比や大きさから、検出した車両の大きさや種類を
判断することも可能である。すなわち図21に示すよう
に同じ距離に対して図12の乗用車のウインドウが2段
あるのに対し3段となっているので、先行車が大きいこ
とが分かり、その大きさにより先行車がトラックである
ことが判断可能である。また、図12の4列のウインド
ウがある乗用車に対して図22のように2列の縦長ウイ
ンドウのかたまりを検出すると、先行車が二輪車である
と判断できる。このようにウインドウの数またはウイン
ドウの配列関係を検出することにより先行車の大きさや
縦横比を判断でき、車種の判定もできる。
の実施例はウインドウのかたまりにより車両の種類や大
きさを検出するようにしたものである。また検出された
車両が二輪車の場合、ウインカが小さいので、検出精度
を落とさない検出方法について説明する。上記実施例で
は、所定の長さがある横エッジを囲むウインドウのかた
まりを車両として検出するので、ウインドウのかたまり
の縦横比や大きさから、検出した車両の大きさや種類を
判断することも可能である。すなわち図21に示すよう
に同じ距離に対して図12の乗用車のウインドウが2段
あるのに対し3段となっているので、先行車が大きいこ
とが分かり、その大きさにより先行車がトラックである
ことが判断可能である。また、図12の4列のウインド
ウがある乗用車に対して図22のように2列の縦長ウイ
ンドウのかたまりを検出すると、先行車が二輪車である
と判断できる。このようにウインドウの数またはウイン
ドウの配列関係を検出することにより先行車の大きさや
縦横比を判断でき、車種の判定もできる。
【0048】そして前方車両が二輪車である場合、ウイ
ンドウの大きさに対するウインカの大きさが小さく、か
つウインドウを小ウインドウに区画する際の縦エッジが
検出しにくいため、ウインカの点滅判断が難しい。そこ
で、二輪車であると判断された場合に限り、ウインドウ
点滅判定部11において、細分化手段として縦エッジの
検出を経ずにウインドウのかたまりの左右両端のウイン
ドウを所定のサイズで縦に細分化する。細分化した全て
の小ウインドウにおいて、図23のように第1、第2の
実施例と同様に横エッジを検出し近似線uによって小ウ
インドウを複数の域に区画する。各域において一定間隔
時間で輝度の変化部分を検出する。
ンドウの大きさに対するウインカの大きさが小さく、か
つウインドウを小ウインドウに区画する際の縦エッジが
検出しにくいため、ウインカの点滅判断が難しい。そこ
で、二輪車であると判断された場合に限り、ウインドウ
点滅判定部11において、細分化手段として縦エッジの
検出を経ずにウインドウのかたまりの左右両端のウイン
ドウを所定のサイズで縦に細分化する。細分化した全て
の小ウインドウにおいて、図23のように第1、第2の
実施例と同様に横エッジを検出し近似線uによって小ウ
インドウを複数の域に区画する。各域において一定間隔
時間で輝度の変化部分を検出する。
【0049】以上のようにウインドウのかたまりが先行
車の大きさや縦横比を反映するので、他の処理を加え
ず、ウインドウの数や配列関係で車種や大きさを判断で
きる。また、車両の二輪車である場合、ウインカの検出
域をさらに細分化するようにしたから、乗用車などの大
型車両と同じ手法でもウインカの点滅を漏らさず検出で
きる。
車の大きさや縦横比を反映するので、他の処理を加え
ず、ウインドウの数や配列関係で車種や大きさを判断で
きる。また、車両の二輪車である場合、ウインカの検出
域をさらに細分化するようにしたから、乗用車などの大
型車両と同じ手法でもウインカの点滅を漏らさず検出で
きる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ステレオカメラで撮像した第1の画像を分割するウイン
ドウを設定し、各ウインドウと最も類似度の高い第2の
画像のウインドウの位置をもとに撮像された物体までの
距離を算出する。そして同じ距離値が算出されかつ隣接
するウインドウのかたまりを先行車として検出するよう
にしたので、モノクロ画像でも用が足り、熱や車色など
が影響要素にならず、使用環境を選ばない効果が得られ
る。また、白線を検出し先行車の走行レーンを判断する
ので、自車の走行障害になるかどうかの判断ができる。
そして走行障害と判断された場合、先行車を検出する際
にそれまでの距離値がすでに求められており、その距離
値を車間距離の管理に用いることも可能で、自律走行や
接近警報などの機能を簡単に構築できる。
ステレオカメラで撮像した第1の画像を分割するウイン
ドウを設定し、各ウインドウと最も類似度の高い第2の
画像のウインドウの位置をもとに撮像された物体までの
距離を算出する。そして同じ距離値が算出されかつ隣接
するウインドウのかたまりを先行車として検出するよう
にしたので、モノクロ画像でも用が足り、熱や車色など
が影響要素にならず、使用環境を選ばない効果が得られ
る。また、白線を検出し先行車の走行レーンを判断する
ので、自車の走行障害になるかどうかの判断ができる。
そして走行障害と判断された場合、先行車を検出する際
にそれまでの距離値がすでに求められており、その距離
値を車間距離の管理に用いることも可能で、自律走行や
接近警報などの機能を簡単に構築できる。
【0051】そして、ウインカの点滅状態判断手段を加
え、先行車のウインカ点滅情報も取り入れると、先行車
の挙動も予想できる。ウインカの検出は、ウインドウの
かたまりの両側のウインドウで行ない、輝度変化でウイ
ンカ作動を検知するので、ウインカ位置を特定するため
の操作が必要なく、複雑な処理を要しない。また、点滅
状態判断手段のほかに、車両挙動判定手段を設けると、
自車と同一走行レーン上の先行車だけでなく、例えば隣
接走行レーン上の車両と車間距離および車両が自車の走
行レーンに割り込んでくるときの判断もでき予測的な機
能を持ち合わせることも可能である。
え、先行車のウインカ点滅情報も取り入れると、先行車
の挙動も予想できる。ウインカの検出は、ウインドウの
かたまりの両側のウインドウで行ない、輝度変化でウイ
ンカ作動を検知するので、ウインカ位置を特定するため
の操作が必要なく、複雑な処理を要しない。また、点滅
状態判断手段のほかに、車両挙動判定手段を設けると、
自車と同一走行レーン上の先行車だけでなく、例えば隣
接走行レーン上の車両と車間距離および車両が自車の走
行レーンに割り込んでくるときの判断もでき予測的な機
能を持ち合わせることも可能である。
【0052】ウインドウのかたまりの大きさと縦横比が
そのまま車両の大きさと縦横比を反映するので、先行車
種類判断手段がウインドウのかたまりのウインドウ数や
配列の関係で先行車の種類や大きさを判別することがで
きる。先行車種類判断手段により縦に長いウインドウの
たかまりが判定された場合、先行車が二輪車であること
を判断できるので、細分化手段が、ウインドウのかたま
りの左右両端のウインドウをさらに縦に細分化し複数の
小ウインドウを形成する。各小ウインドウは輝度変化の
検出域として提供されるので、先行車が二輪車であって
も、ウインカの検出域内に占める割合が低下せず輝度変
化を精度よく検出できる。
そのまま車両の大きさと縦横比を反映するので、先行車
種類判断手段がウインドウのかたまりのウインドウ数や
配列の関係で先行車の種類や大きさを判別することがで
きる。先行車種類判断手段により縦に長いウインドウの
たかまりが判定された場合、先行車が二輪車であること
を判断できるので、細分化手段が、ウインドウのかたま
りの左右両端のウインドウをさらに縦に細分化し複数の
小ウインドウを形成する。各小ウインドウは輝度変化の
検出域として提供されるので、先行車が二輪車であって
も、ウインカの検出域内に占める割合が低下せず輝度変
化を精度よく検出できる。
【図1】ステレオ画像処理による距離算出手法を説明す
るための説明図である。
るための説明図である。
【図2】画素と焦点距離の関係を示す説明図である。
【図3】ウインドウの位置差による距離算出原理を示す
説明図である。
説明図である。
【図4】距離と画像上の位置関係の説明図である。
【図5】先行車の走行レーン判断の説明図である。
【図6】ウインドウのかたまりからウインカの検出域を
示す図である。
示す図である。
【図7】第1の実施例の構成を示すブロック図である。
【図8】第1の実施例における処理の流れを示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図9】白線を検出するための説明図である。
【図10】ウインドウの設定を示す説明図である。
【図11】微分処理の効果を示す図である。
【図12】先行車を検出ためのウインドウ設定の説明す
る図である。
る図である。
【図13】正規化相関法によるステレオ画像間でのマッ
チング位置の検出方法を示す説明図である。
チング位置の検出方法を示す説明図である。
【図14】ウインドウ内の画像とウインドウの位置関係
を示す図である。
を示す図である。
【図15】ウインカの点滅を検出する方法を示す図であ
る。
る。
【図16】第2の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図17】第2の実施例における処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図18】隣車線の検出原理を示す図である。
【図19】隣車線の撮像位置を示す図である。
【図20】自車走行レーンに先行車が割り込んでくると
きの様子を示す図である。
きの様子を示す図である。
【図21】トラックとして検出したウインドウのかたま
りを示す図である。
りを示す図である。
【図22】二輪車として検出したウインドウのかたまり
を示す図である。
を示す図である。
【図23】ウインドウを細分化する説明図である。
1、2 カメラ 1a、2a CCD 1b、2b 光軸 3、4 画像メモリ 5 白線検出部 6 ウインドウ設定部 7 マッチング位置検出部 8 距離演算部 9 先行車検出部 10、100 走行レーン判断部 11 ウインカ点滅判断部 12、13 車両挙動判定部 C 先行車 E ウインカ f 焦点距離 D 眼間距離 L1、L2 レンズ t、u、v、w 近似線 W ウインドウ wd ウインドウ Wr 道路幅 ya、yb マッチング位置 yc 先行車の撮像位置 xr X軸上のウインドウ設定位置 xw ウインドウの横幅 yw ウインドウの縦幅 yr Y軸上のウインドウ設定位置 Z 撮像距離
Claims (5)
- 【請求項1】 それぞれの光軸を互いに平行とし所定の
眼間距離をもって配置された2台のカメラと、前記2台
のカメラが撮像した路面画像を第1および第2の画像と
して記憶する画像メモリと、前記第1の画像内で白線を
検出する白線検出手段と、前記第1の画像内の所定領域
を複数の区域に分割するようにウインドウ設定を行なう
ウインドウ設定手段と、各ウインドウと最も類似度の高
いウインドウの位置を前記第2の画像から検出するマッ
チング位置検出手段と、2枚の画像間で互いに類似度の
高いウインドウが存在する画像上の位置と2台のカメラ
の位置関係をもとに、各ウインドウ内に撮像された物体
までの距離を演算する距離演算手段と、同じ距離値が算
出されかつウインドウが隣接するウインドウのかたまり
を先行車の検出領域として検出する先行車検出手段と、
前記ウインドウのかたまりと前記白線の位置関係に基づ
き先行車の走行レーンを判断する走行レーン判断手段と
を有することを特徴とする車両用障害物検出装置。 - 【請求項2】 前記ウインドウのかたまりのうち左右両
側のウインドウからある一定時間間隔で輝度変化する領
域をウインカの撮像域として検出し、かつウインカが作
動状態にあると判断するウインカ点滅判断手段が設けら
れていることを特徴とする請求項1記載の車両用障害物
検出装置。 - 【請求項3】 前記ウインカ点滅判断手段の判断結果を
もとに、前記ウインドウのかたまりと前記白線の位置関
係から先行車の挙動を判断する車両挙動判定手段が設け
られていることを特徴とする請求項2記載の車両用障害
物検出装置。 - 【請求項4】 前記ウインドウのかたまりの縦横比と大
きさによって先行車の種類と大きさを判別する先行車種
類判断手段が設けられていることを特徴とする請求項2
記載の車両用障害物検出装置。 - 【請求項5】 先行車種類判断手段により縦に長いウイ
ンドウのたかまりが判定された場合、ウインドウのかた
まりの左右両端のウインドウをさらに縦に細分化し、複
数の小ウインドウを形成する細分化手段が設けられると
ともに、小ウインドウを輝度変化の検出域とすることを
特徴とする請求項4記載の車両用障害物検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9178895A JPH1114346A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 車両用障害物検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9178895A JPH1114346A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 車両用障害物検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1114346A true JPH1114346A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=16056576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9178895A Withdrawn JPH1114346A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 車両用障害物検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1114346A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000331148A (ja) * | 1999-05-19 | 2000-11-30 | Nissan Motor Co Ltd | 障害物検出装置 |
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| WO2006123754A1 (ja) | 2005-05-20 | 2006-11-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 車両用画像処理装置 |
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| WO2013098996A1 (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-04 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の運転支援装置 |
| JPWO2013098996A1 (ja) * | 2011-12-28 | 2015-04-30 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の運転支援装置 |
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-
1997
- 1997-06-19 JP JP9178895A patent/JPH1114346A/ja not_active Withdrawn
Cited By (24)
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| US9469297B2 (en) | 2011-12-28 | 2016-10-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Driving assistance apparatus for vehicle |
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| US10339397B2 (en) | 2014-09-30 | 2019-07-02 | International Business Machines Corporation | Detecting device, detecting method, and program |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |