JPH11143498A - Lpc係数のベクトル量子化方法 - Google Patents

Lpc係数のベクトル量子化方法

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JPH11143498A
JPH11143498A JP10242058A JP24205898A JPH11143498A JP H11143498 A JPH11143498 A JP H11143498A JP 10242058 A JP10242058 A JP 10242058A JP 24205898 A JP24205898 A JP 24205898A JP H11143498 A JPH11143498 A JP H11143498A
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lpc
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Alan V Mccree
ブイ.マックリー アラン
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Texas Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主観的な音声品質とより良く相関するベクト
ル量子化方法。 【解決手段】 音声符号器でLPC係数を量子化する新
しい方法は、この符号器のLPCフィルタ21からのイ
ンパルス応答をことごとくのフレームで標本化し、知覚
加重フィルタ47を使ってサンプルをフィルタ作用にか
け、計算機39で処理して、加重インパルス応答の自己
相関関数を計算し、LSF(線スペクトル周波数)に対
するヤコビ行列を計算し、ヤコビ行列の行の相関を計算
し、相関行列を乗算することによってLSFの重みを計
算することを含む新しい加重誤差の目安を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願との関係】この出願は、1997年1月6日
にウィルフレッドP.ルブラン他によって出願された発
明の名称「効率の良いコードブック探索を用いる多段ベ
クトル量子化」という係属中の仮出願通し番号第60/
035,764号に関係を有する。この出願をここで引
用する。
【0002】この出願は、1996年5月20日にマッ
クリーによって出願された発明の名称「端数ピッチを用
いた混励振線形予測(MELP)」という係属中の出願
通し番号08/650,585号にも関係を有する。こ
の出願もここで引用する。
【0003】この出願は、この出願と同日にアラン・マ
ックリーによって出願された発明の名称「切替え型予測
量子化の改良された方法」という係属中の出願通し番号
60/057,119号と関係を有する。この出願もこ
こで引用する。
【0004】
【発明の属する技術分野】この発明は、切替え型予測ベ
クトル量子化、更に具体的に言えば、線スペクトル周波
数に変換されたLPC係数の量子化に関する。
【0005】
【従来の技術及び課題】新しい2.4 kb/s連邦基
準混励振線形予測(MELP)符号器(Proc.IC
ASSP‐96、pp200‐203、1996年5月
号所載のマックリー他の論文「新しい合衆国連邦基準の
候補となる2.4 kbits/s MELP符号
器」)のような多くの音声符号器は、音声信号のスペク
トルを表す為に何らかの線形予測符号化(LPC)を使
っている。MELP符号器が、1996年5月20日に
出願された出願人の係属中の出願通し番号08/65
0,585号、発明の名称「端数ピッチを用いた混励振
線形予測」(これをここで引用する)に記載されてい
る。図1にこのMELP符号器を示す。MELP符号器
は、従来のLPCボコーダに基いていて、周期インパル
ス列又はホワイトノイズが全極LPCフィルタの10次
の励振をする。強化形では、合成器は、図1に示すよう
に、パルス及びノイズ混励振周期又は非周期パルス、適
応形スペクトル強化及びパルス分散フィルタの追加能力
を持っている。LPC係数の効率の良い量子化が、こう
いう符号器では重要な問題である。これは、LPCの精
度を保つことが、処理される音声の品質に大きな影響を
持つが、音声符号器の全体的なビット速度を小さく抑え
る為に、LPC量子化器のビット速度は低くなければな
らないからである。新しい連邦基準に対するMELP符
号器は、線スペクトル周波数(LSF)に対して25ビ
ット多段ベクトル量子化器(MSVQ)を使う。LPC
係数とLSF係数の間には1対1の変換がある。
【0006】量子化は、入力値をある忠実度の判断基準
に従って離散的な値に変換する過程である。量子化の典
型的な例は、連続振幅信号を離散的な振幅信号の値に変
換する場合である。最初に信号を標本化し、その後量子
化する。
【0007】量子化の為、入力信号の予測値の範囲を一
連の小範囲に分割する。各々の小範囲は関連する量子化
レベルを持っている。例えば、8ビット値に量子化する
時、256個のレベルがある。ある小範囲内にある入力
信号のサンプル値が、関連する量子化レベルに変換され
る。例えば、8ビットの量子化では、入力信号のサンプ
ルが、何れも8ビット値によって表される256個のレ
ベルの内の1つに変換される。
【0008】ベクトル量子化は、サンプルと確率分布の
形の間の線形及び非線形の自己相関に基づく量子化方法
である。本質的にはベクトル量子化はルックアップ過程
であり、ルックアップ・テーブルが「コードブック」と
呼ばれる。コードブックには各々の量子化レベルのリス
トがあり、各レベルが関連する「コード・ベクトル」を
持っている。ベクトル量子化過程は、入力ベクトルをコ
ード・ベクトルと比較し、歪が最小という点で、最善の
コード・ベクトルを決定する。xが入力ベクトルである
時、歪の値の比較は次のように表すことができる。
【0009】
【数1】
【0010】これはkに等しくない全てのjに対して成
立する。コードブックがy(j) によって表される。y
(j) はj番目のコード・ベクトル、0≦j≦Lであり、
Lはコードブック内のレベルの数である。
【0011】多段ベクトル量子化(MSVQ)は1つの
ベクトル量子化形式である。この過程は、多数の量子化
ベクトルを加算することにより、中央量子化ベクトル
(出力ベクトル)を求める。この出力ベクトルは「再
生」ベクトルと呼ばれることがある。再生に使われる各
々のベクトルは異なるコードブックからのものであり、
各々のコードブックが量子化過程の「段」に対応する。
各コードブックは検索の段のために特に設計される。入
力ベクトルが第1のコードブックを用いて量子化され、
その結果生ずる誤差ベクトルが第2のコードブックを用
いて量子化される、という風になる。再生に使われる1
組のベクトルを次のように表すことができる。
【0012】
【数2】
【0013】Sは段の数であり、ys は、s番目の段に
対するコードブックである。例えば、x=(2,3,
4)というような3次元の入力ベクトルに対し、2段検
索の再生ベクトルがy0 =(1,2,3)及びy1
(1,1,1)になる(これは完全な量子化であるが、
必ずしもそうはならない)。
【0014】多段ベクトル量子化の際、M‐アルゴリズ
ムとも呼ばれる準最適ツリー検索アルゴリズムを使っ
て、コードブックを検索することができる。各段で、最
善のM個の「最善」コード・ベクトルを1つの段から次
の段へと通す。「最善」コード・ベクトルは歪が最小と
いう点で選ばれる。1つの最善コード・ベクトルだけが
決定される時、検索は最終段まで続けられる。
【0015】予測量子化では、現在のフレームの量子化
用の目標ベクトルは、平均を取除いた入力ベクトルから
予測値を差引いたものである。予測値は、前の量子化ベ
クトルに既知の予測行列を乗算したものである。切替え
型予測では、とり得る予測行列が1つより多くあり、各
フレームに対し、最善の予測行列が選ばれる。1993
年、クルーワ・アカデミック・パブリッシャーズ発行の
「無線及びネットワーク用途の為の音声及びオーディオ
符号化」第31章、pp251‐258所載のS・ワン
他の論文「LPCパラメータの積コード・ベクトル量子
化」参照。
【0016】主観的な音声の品質と一層良く相関する改
良された加重距離の目安を提供することが非常に望まし
い。
【0017】
【課題を解決する為の手段及び作用】この発明の別の実
施例では、主観的な音声の品質と一層良く相関する新し
い加重距離の目安によるLPC係数のLSF変換の改良
されたベクトル量子化方法を提供する。この加重は、イ
ンパルスからのLPCフィルタのサンプルを求め、これ
らのサンプルを知覚加重フィルタに印加することを含
む。
【0018】この発明の上記並びにその他の特徴は、以
下添付図面と共に、この発明を詳しく説明するところか
ら、当業者に明らかになろう。
【0019】
【実施例】新しい量子化方法は、2.4 kb/s連邦
基準MELP符号器に使われるものと同じく、LPC係
数の線スペクトル周波数(LSF)変換の多段ベクトル
量子化(MSVQ)(IEEEトランザクションズ・オ
ン・スピーチ・アンド・オーディオ・プロセッシング
誌、Vol.1、No.4、1993年10月号、pp
373‐385所載のルブラン他の論文「4 kb/s
音声符号化の為の頑丈な多段VQ又はLPCパラメータ
の効率の良い検索及び設計手順」)を用いる。多段VQ
に対する効率の良いコードブック検索が、前に引用した
係属中の出願通し番号第60/035,764号に記載
されている。しかし、この発明の新しい方法は、2つの
点で前の方法を改善している。即ち、時間冗長性を活用
する為に切替え型予測を使っていることと、主観的な音
声品質と一層良く相関する新しい加重距離の目安を使っ
ていることである。
【0020】連邦基準MELP符号器では、入力のLS
FベクトルがMSVQを用いて、直接的に量子化され
る。しかし、隣り合ったフレームのLSFベクトルの間
にはかなりの冗長性があり、この冗長性を利用すること
によって量子化精度を改善することができる。前に予測
量子化で述べたように、現在のフレームで量子化すべき
目標ベクトルは、平均を取除いた入力ベクトルから予測
値を差引いたものであり、予測値は前の量子化ベクトル
に既知の予測行列を乗算したものである。切替え型予測
では、とり得る予測行列が1つより多く、各フレームに
対し、最善の予測子又は予測行列を選ぶ。この発明で
は、予測行列及びMSVQコードブックの両方を切替え
る。各々の入力フレームに対し、この発明では、自乗誤
差を最小にする予測子/コードブックの組を求めて、考
えられることごとくの予測子/コードブックの組合せを
検索する。次に、この対に対応する指数及びMSVQコ
ードブック指数を伝送の為に符号化する。これは、予測
子と共にコードブックが切替えられる点で、従来の方法
と異なる。従来の方法は、コードブックの記憶量を減ら
す為に、単一のコードブック組を共有しているが、この
発明では、切替え型予測量子化に使われるMSVQコー
ドブックは、非予測コードブックよりかなり小さくでき
ること、並びに一層小さい多数のコードブックは、1つ
のより大きなコードブック以上の記憶スペースを必要と
しないことが分かった。発明者の実験から、別々の予測
子/コードブックの対を使うと、ビット速度を高くせず
に、単独の共有コードブックに比べて、かなりの性能の
改善が得られた。
【0021】図2の切替え型予測量子化器20を用いる
LSF符号化器について説明すると、10個のLPC係
数が、変換装置23により、線スペクトル周波数(LS
F)ベクトルの10個のLSF係数に変換される。LS
Fは10次元の要素又は係数(10次全極フィルタに対
し)を持っている。LSF入力ベクトルから選ばれた平
均ベクトルを加算器22で差引き、平均を取除いた入力
ベクトルから予測値を加算器25で差引く。こうして得
られた、現在のフレームの量子化ベクトルeに対する目
標ベクトルが多段ベクトル量子化器(MSVQ)27に
印加される。予測値は、乗算器26で前の量子化ベクト
ルに既知の予測行列を乗算したものである。切替え型予
測の時の予測値は、とり得る予測行列が1つより多い。
各フレームに対し、最善の予測子(予測行列及び平均ベ
クトル)を選ぶ。この発明では、予測子(予測行列及び
平均ベクトル)とMSVQコードブックの組の両方を切
替える。制御装置29が、最初にスイッチ28を介して
予測行列1、平均ベクトル1並びに量子化器27の第1
組のコードブック1を選ぶように切替える。この第1の
予測行列に対応する指数並びに第1組のコードブックに
対するMSVQコードブック指数が、その後、量子化器
からゲート37に供給される。予測値が、目標ベクトル
eに対する量子化出力
【外1】 に加算器31で加算され、平均を取除いた量子化ベクト
ルを発生する。平均を取除いたベクトルが、選ばれた平
均ベクトルに加算器70で加算され、量子化ベクトル
【外2】 を求める。各次元の自乗誤差が自乗器35で決定され
る。入力ベクトルXi と遅延した量子化ベクトル
【外3】 の間の加重自乗誤差が制御装置29に記憶される。制御
装置29はスイッチ28を介して予測行列2及び平均ベ
クトル2とコードブック2の組を選ぶように切替える制
御信号を印加し、同じように自乗器35でこの組に対す
る加重自乗誤差を測定する。予測行列1(平均ベクトル
1を持つ)及びコードブックの組1の第1の対からの測
定された誤差が、予測行列2(平均ベクトル2を持つ)
及びコードブックの組2と比較される。最小の誤差を持
つコードブックに対する指数の組が、ゲート37で、符
号化された指数の伝送として、符号化器の外にゲートさ
れ、予測行列及びコードブックの組のどちらの対から指
数が送り出されたか(平均ベクトル1を持つコードブッ
クの組1並びに予測行列1か、コードブックの組2及び
平均ベクトル2を持つ予測行列2か)を示すビットが制
御装置29から端子38を介して送り出される。最小の
誤差に関連する、加算器31からの平均を取除いた量子
化ベクトルがゲート33aを介してフレーム遅延装置3
3にゲートされ、前の平均を取除いた量子化ベクトルを
乗算器26に供給するようにする。
【0022】図3はLSF符号化器20と共に使う復号
器40を示す。復号器40では、符号化からのコードブ
ックに対する指数を、符号化器にあるコードブックの組
1及び2に対応する2組のコードブックを持つ量子化器
44で受信する。端子38からのビットが、符号化器で
使われた適正なコードブックの組を選択する。LSF量
子化入力が加算器41で予測値に加算され、この予測値
は、平均を取除いた量子化ベクトルを求める為に符号化
器で選ばれた最善の整合となる、42に示した予測行列
と乗算器45で乗算された前の平均を取除いた量子化値
(遅延装置43からの)である。予測行列1と平均値1
と、予測行列2と平均値2の両方が、復号器の記憶装置
42に記憶されている。符号化器の端子38からの1ビ
ットが、記憶装置42にあって、符号化器の予測行列及
び平均値と整合する予測行列及び平均値を選択する。平
均を取除いた量子化ベクトルが、加算器48で選択され
た平均値と加算され、量子化LSFベクトルを求める。
量子化LSFベクトルが変換装置46によってLPC係
数に変換される。
【0023】前に述べたように、LSFベクトル係数は
LPC係数に対応する。LSFベクトル係数は、LPC
係数よりも一層良い量子化特性を持っている。これら2
つのベクトル係数の間には1対1の変換がある。対応す
る特定の1組のLPC係数に対する特定の1組のLSF
に加重関数が適用される。
【0024】連邦基準MELP符号器は、その計算の簡
単さの為に、LSFの量子化に加重ユークリッド距離を
使う。しかし、LSF領域のこの距離は、必ずしも量子
化の精度の理想的な目安、即ち、処理された音声信号の
知覚される品質とうまく対応しない。出願人は以前に、
知覚加重形の対数スペクトル歪みが主観的な音声品質に
対して密接な相関性を持つことを、新しい2.4 kb
/s連邦基準に関する論文に示した。その論文で、出願
人は、1実施例による、このスペクトル歪みに密接に対
応する加重LSF距離を教示している。この加重関数
は、その組に対応する特定の1組のLPC係数に対する
1組のLSFである、特定の入力ベクトルxに対する特
定の1組のLSFに対するこの変換の細部を考えること
を必要とする。符号器がLPC係数を計算し、前に述べ
たように、量子化の為、これが挙動が一層良いLSFベ
クトルに変換される。図1に示すように、実際の合成器
は、量子化ベクトル
【外4】 を受取り、逆変換を実施して、実際の音声合成に使うL
PCフィルタを求める。加重されていないスペクトル歪
みに対する最適のLSF重みが、IEEEトランザクシ
ョンズ・オン・スピーチ・アンド・オーディオ・プロセ
ッシング誌Vol.3、No.5、1995年9月号、
pp367‐381所載のガードナ他の論文「LPCパ
ラメータの高速ベクトル量子化の理論的な分析」に示さ
れている式を使って計算される。
【0025】
【数3】
【0026】ここでRA (m)は、遅れmに於けるLP
C合成フィルタのインパルス応答の自己相関であり、R
i (m)は、LSF係数からLPC係数への変換のヤコ
ビ行列のi番目の列にある要素の相関である。従って、
特定の入力ベクトルxに対し、重みWi を計算する。
【0027】この解決策の違いは、知覚加重形のスペク
トル歪みを反映するように、自己相関関数RA (m)の
計算の前に、知覚加重が合成フィルタのインパルス応答
に適用されることである。
【0028】図2の実施例に適用される加重関数では、
35のところで、自乗誤差に加重W i が適用される。誤
差検出器35からの加重出力は、
【数4】 である。10次元ベクトルの各項(エントリー)が重み
の値(加重値)を持っている。誤差は、各々の要素に対
する重みの値を足し合わせる。重みを適用するとき、例
えば、1つの要素は3の重みの値を持ち、他のものは1
である時、3の要素は、誤差を決定する時、他の要素よ
りも3倍に強調する。
【0029】前に述べたように、加重関数は、LPCか
らLSFへの変換の細部を考えることを必要とする。重
みの値は、LPC合成フィルタ21にインパルスを印加
し、その結果標本化されたLPC合成フィルタ21の出
力を知覚加重フィルタ47に供給することによって決定
される。計算機39を、図4のフローチャートに示され
る以下の疑似コードに基くコードでプログラムする。L
PCフィルタ21に対してインパルスをゲートし、LP
C合成フィルタの応答のN個のサンプルを求め(工程5
1)、知覚加重フィルタ37に印加する(工程52)。
この発明の好ましい1実施例では、低い周波数を高い周
波数よりも一層大きな重みにし、特に、好ましい実施例
は、人間の耳が音に対してどのように応答するかを整合
する周知のバーク・スケールを使う。バーク加重W
B (f)の式は次の通りである。
【0030】
【数5】
【0031】この応答を持つフィルタの係数を前もって
決定し、記憶しておいて、時間領域の係数を記憶する。
このスペクトルに当てはめた8次全極を決定し、これら
の8個の係数を知覚加重フィルタとして使う。この後の
工程は、下記の式で表された、ガードナ他の論文の37
5頁に見られる加重されていないスペクトル歪みの式に
従う。
【0032】
【数6】
【0033】ここでRA (m)は遅れmにおけるLPC
合成フィルタのインパルス応答の自己相関であって、次
のように示され、
【数7】 h(n)はインパルス応答であり、下記の式Ri (m)
【数8】 で表されるのは、LSF係数からLPC係数への変換の
ヤコビ行列
【外5】 のi番目にある列にある要素の相関関数である。
【外6】 の各列は次の式によって見つけることができる。
【0034】
【数9】 これは
【数10】 であるからである。ji (n)の値は、
【外7】 の係数によるP(ω)の係数の簡単な多項式除算によっ
て見つけることができる。
【外8】 の最初の係数=1であるから、この手順では、実際の除
算は必要ではない。更に、ji (n)=ji (v+1−
n):i奇数、0<n≦vであるから、計算しなければ
ならないのは半分の値だけである。偶数の列でも、反対
称性から、同様な状態になる。
【0035】加重インパルス応答の自己相関関数が計算
される(図4の工程53)。それからLSFに対するヤ
コビ行列が計算される(工程54)。次に、ヤコビ行列
の行の相関が計算される(工程55)。次に、相関行列
を乗算することにより、LSFの重みが計算される(工
程56)。図2の計算機39からの計算された重みの値
が、誤差検出器35に印加される。その後、誤差が最小
になる予測行列/コードブックの組の指数が、量子化器
27からゲートされる。この装置は、下記の疑似コード
を利用する、計算機39及び制御装置29をカプセル封
止するマイクロプロセッサを使って構成することができ
る。現在のLPC及びLSFから加重ベクトルを計算す
る疑似コードは下に示す通りである。
【0036】 /* 現在のLPC及びLSFから加重ベクトルを計算する* / LPC合成フィルタのインパルス応答のN個のサンプルを計算する 知覚加重フィルタを用いてインパルス応答をフィルタ作用にかける 加重インパルス応答の自己相関関数を計算する LSFに対するヤコビ行列を計算する ヤコビ行列の行の相関を計算する 相関行列を乗算することによってLSFの重みを計算する。 上に示したコードを図6及び図7に示す。 入力ベクトル符号化に対する疑似コードは次の通りである。 /* 入力ベクトルを符号化する* / 全ての予測子とコードブックの対に対し 入力LSFベクトルから平均を取除く 予測値を差引いて目標ベクトルを求める 加重距離を用いて、目標ベクトルに対して最善の整合を示すMSVQコード ブックを検索する。 誤差<Eminであれば Emin=誤差 最善の予測子指数=現在の予測子 Endif End 最善の予測子指数及びコードブック指数を伝送の為に符号化する。 量子化ベクトルを再生する為の疑似コードは次の通りである /* 量子化ベクトルを再生する* / MSVQコード・ベクトルを足し算して量子化された目標を発生する 予測値を加算する 過去の量子化値(平均を取除いた)のメモリを更新する 平均を加算して量子化LSFベクトルを発生する。
【0037】この新しい方式に基いて20ビットLSF
量子化器を構成したが、これは、一層低いビット速度
で、連邦基準MELP符号器に使われている25ビット
量子化器に相当する性能を生じた。予測子/コードブッ
クの2つの対があり、その各々が、対角線1次予測行列
及び夫々64、32、16及び16個のベクトルの寸法
を持つコードブックを有する4段MSVQで構成されて
いる。この新しい量子化器のコードブックの記憶並びに
計算の複雑さは、従来の形式よりも小さい。
【0038】この発明並びにその利点を詳しく説明した
が、特許請求の範囲によって定められたこの発明の範囲
を逸脱せずに、この説明で種々の変更、置換並びに修正
を加えることができることを承知されたい。
【0039】例えば、図5に示すように、各フレームに
対する切替え型の予測をせずに、この装置及び方法を使
うことが予想される。この場合、各フレームに対する加
重誤差は誤差検出器で決定され、誤差が最小のコードブ
ック指数が制御装置29によりゲート37からゲートさ
れる。各フレームに対し、フィルタ21に於けるインパ
ルスのLPCフィルタにかけたサンプルを知覚加重フィ
ルタ47の作用にかけ、疑似コードとして述べたような
コードを使う計算機39によって処理し、重みの値を定
める。更に、知覚加重フィルタは、高い周波数よりも低
い周波数により大きな重みをかけるというように知覚を
動機とするバーク・スケールの他の知覚加重や、又はC
ELP符号器で現在使われているような知覚加重フィル
タを使うことができる。
【0040】以上の説明に関し更に以下の項目を開示す
る。 (1) LPC係数をLSF係数に変換し、LSF目標
ベクトルを量子化する為のコードブックを量子化器に設
け、前記コードブック内で、LPC係数に対して最善の
整合を示す量子化出力となるようなLSF目標ベクトル
を決定する為の検索をし、前記目標ベクトルを前記コー
ドブックに適用して量子化ベクトルを求める各工程を含
んでいて、前記検索する工程は、LSF係数と量子化出
力との間の各次元に対する加重値を乗算した自乗誤差を
決定する工程を含んでおり、前記加重値は知覚加重の関
数であり、前記決定する工程は、加重インパルス応答の
自己相関関数を計算し、前記LSFベクトルのヤコビ行
列を計算し、ヤコビ行列の行の自己相関を計算し、自己
相関行列を乗算することによってLSFの重みを計算す
る工程を含んでいる、LPC係数のベクトル量子化方
法。
【0041】(2) 第1項記載のLPC係数のベクト
ル量子化方法に於いて、前記決定する工程が、前記加重
値を見つける為に、前記LPCフィルタにインパルスを
印加して、LPC合成応答のN個のサンプルを求め、知
覚フィルタで前記サンプルをフィルタ作用にかけてか
ら、前記加重インパルス応答の自己相関関数を計算し、
前記LSFベクトルに対するヤコビ行列を計算し、ヤコ
ビ行列の行の自己相関を計算し、自己相関行列を乗算す
ることによってLSFの重みを計算する工程を含む、L
PC係数のベクトル量子化方法。
【0042】(3) 第2項記載のLPC係数のベクト
ル量子化方法に於いて、前記知覚フィルタは高い周波数
よりも低い周波数の重みを大きくする、LPC係数のベ
クトル量子化方法。 (4) 第3項記載のLPC係数のベクトル量子化方法
に於いて、前記知覚フィルタがバーク・スケールに従
う、LPC係数のベクトル量子化方法。 (5) 第1項記載のLPC係数のベクトル量子化方法
に於いて、前記量子化器が多段ベクトル量子化器であ
る、LPC係数のベクトル量子化方法。 (6) 第4項記載のLPC係数のベクトル量子化方法
に於いて、前記量子化器が多段ベクトル量子化器であ
る、LPC係数のベクトル量子化方法。 (7) 第1項記載のLPC係数のベクトル量子化方法
に於いて、前記量子化器が1組又は更に多くの組のコー
ドブックをもっている、LPC係数のベクトル量子化方
法。
【0043】(8) LPCフィルタ及びLPC係数を
LSF係数に変換する変換器を持つ符号器に用いる量子
化器に於いて、前記LSF目標ベクトルに応答してLS
F目標ベクトルを量子化するコードブックと、LPC係
数に対して最善の整合を示す量子化出力となるLSF目
標ベクトルを決定する為に前記コードブック内の検索を
する手段と、前記LSF目標ベクトルを前記コードブッ
クに印加して量子化出力を求める手段とを有し、前記検
索をする手段が、前記LPCフィルタにインパルスを印
加する手段と、前記LPC応答のサンプルを求める手段
と、前記サンプルのフィルタ作用をする知覚フィルタ
と、加重された応答によって自己相関関数を、前記LS
Fベクトルに対するヤコビ行列を、ヤコビ行列の行の相
互相関を、そして自己相関行列を乗算することによって
LSFの重みを計算する手段を含んでいる、量子化器。
【0044】(9) 音声符号器でLPC係数を量子化
する新しい方法は、この符号器のLPCフィルタ21か
らのインパルス応答をことごとくのフレームで標本化
し、知覚加重フィルタ47を使ってサンプルをフィルタ
作用にかけ、計算機39で処理して、加重インパルス応
答の自己相関関数を計算し、LSF(線スペクトル周波
数)に対するヤコビ行列を計算し、ヤコビ行列の行の相
関を計算し、相関行列を乗算することによってLSF重
みを計算することを含む新しい加重誤差の目安を用い
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】混励振線形予測符号器のブロック図。
【図2】この発明による切替え型予測ベクトル量子化符
号化器のブロック図。
【図3】この発明による復号器のブロック図。
【図4】この発明の別の実施例に従って加重距離の目安
を決定するフローチャート。
【図5】この発明の別の実施例による符号化器のブロッ
ク図。
【図6】LPC及びLSFから加重ベクトルを計算する
擬似コード。
【図7】LPC及びLSFから加重ベクトルを計算する
擬似コード。
【符号の説明】
21 LPCフィルタ 23 変換装置 27 量子化器 29 制御装置 35 自乗器 37 ゲート 39 計算機 47 知覚加重フィルタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LPC係数をLSF係数に変換し、 LSF目標ベクトルを量子化する為のコードブックを量
    子化器に設け、 前記コードブック内で、LPC係数に対して最善の整合
    を示す量子化出力となるようなLSF目標ベクトルを決
    定する為の検索をし、 前記目標ベクトルを前記コードブックに適用して量子化
    ベクトルを求める各工程を含んでいて、 前記検索する工程は、LSF係数と量子化出力との間の
    各次元に対する加重値を乗算した自乗誤差を決定する工
    程を含んでおり、前記加重値は知覚加重の関数であり、 前記決定する工程は、 加重インパルス応答の自己相関関数を計算し、 前記LSFベクトルのヤコビ行列を計算し、 ヤコビ行列の行の自己相関を計算し、 自己相関行列を乗算することによってLSFの重みを計
    算する工程を含んでいる、 LPC係数のベクトル量子化方法。
  2. 【請求項2】 LPCフィルタ及びLPC係数をLSF
    係数に変換する変換器を持つ符号器に用いる量子化器に
    於いて、 前記LSF目標ベクトルに応答してLSF目標ベクトル
    を量子化するコードブックと、 LPC係数に対して最善の整合を示す量子化出力となる
    LSF目標ベクトルを決定する為に前記コードブック内
    の検索をする手段と、 前記LSF目標ベクトルを前記コードブックに印加して
    量子化出力を求める手段とを有し、 前記検索をする手段が、 前記LPCフィルタにインパルスを印加する手段と、 前記LPC応答のサンプルを求める手段と、 前記サンプルのフィルタ作用をする知覚フィルタと、 加重された応答によって自己相関関数を、前記LSFベ
    クトルに対するヤコビ行列を、ヤコビ行列の行の相互相
    関を、そして自己相関行列を乗算することによってLS
    Fの重みを計算する手段と、 を含んでいる、量子化器。
JP10242058A 1997-08-28 1998-08-27 Lpc係数のベクトル量子化方法 Pending JPH11143498A (ja)

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