JPH11143714A - ファジィ制御情報の表示方法およびファジィ制御情報の表示装置 - Google Patents

ファジィ制御情報の表示方法およびファジィ制御情報の表示装置

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JPH11143714A
JPH11143714A JP31210697A JP31210697A JPH11143714A JP H11143714 A JPH11143714 A JP H11143714A JP 31210697 A JP31210697 A JP 31210697A JP 31210697 A JP31210697 A JP 31210697A JP H11143714 A JPH11143714 A JP H11143714A
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JP
Japan
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fuzzy control
rule
membership function
unit
simulation
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Application number
JP31210697A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Nakayama
隆義 中山
Satoru Inoue
哲 井上
Yasuhide Seno
康英 背野
Hiroyoshi Miyoshi
裕芳 三好
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Okumura Corp
Original Assignee
Okumura Corp
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Publication date
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Publication of JPH11143714A publication Critical patent/JPH11143714A/ja
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    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21DSHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
    • E21D9/00Tunnels or galleries, with or without linings; Methods or apparatus for making thereof; Layout of tunnels or galleries
    • E21D9/06Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining
    • E21D9/08Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining with additional boring or cutting means other than the conventional cutting edge of the shield
    • E21D9/0875Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining with additional boring or cutting means other than the conventional cutting edge of the shield with a movable support arm carrying cutting tools for attacking the front face, e.g. a bucket
    • E21D9/0879Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining with additional boring or cutting means other than the conventional cutting edge of the shield with a movable support arm carrying cutting tools for attacking the front face, e.g. a bucket the shield being provided with devices for lining the tunnel, e.g. shuttering

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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファジィ制御ルールやこのファジィ制御ルー
ルのシミュレート結果等のファジィ制御情報を表示す
る。 【解決手段】 シミュレーション演算部18は、ルール
格納部19a及びメンバーシップ関数格納部19bに格納
されたファジィ制御ルールでシミュレーション演算を行
い、シミュレーション結果を表示部13に表示する。フ
ァジィ制御部28は、方向修正部24への修正指示値と
演算器21からの修正結果との比較図を表示部13に表
示する。こうして、ファジィ制御情報を表示する。そし
て、操作パネル12からルールの修正が指示されると、
ルール作成/修正部17は、メンバーシップ関数格納部
19bに格納されたメンバーシップ関数を表示部13に
表示し、操作パネル12からの指示でメンバーシップ関
数の形状パターンを切り貼りする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファジィ制御を
行う際に用いられるファジィ制御ルールおよびこのファ
ジィ制御ルールによってシミュレートされた制御量等の
ファジィ制御情報を表示するファジィ制御情報の表示方
法、および、ファジィ制御情報の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オペレータの経験と勘に基づく装
置の操作を自動的に行う方法として、ファジィ制御によ
る方法がある。この方法は、上記オペレータの経験と勘
とに基づいて、制御対象装置の状態を表す変数(状態変
数)と操作量との関係を幾つかの制御ルールで表現して
登録しておく。そして、上記装置の現在の状態変数の値
を上記制御ルールに当て嵌めて操作量を求め、この求め
た操作量だけ当該装置を操作することによって、当該装
置を目標値に向かうように自動的に制御するものであ
る。
【0003】このようなファジィ制御の一つとしてシー
ルド機のジャッキパターンの選択方法がある(特公平5
−60555号公報)。このシールド機のジャッキパタ
ーンの選択方法では、トンネルの計画線とシールド機の
基準点との水平方向の偏倚量DHとシールドジャッキの
片押度EHとの関係を表すa個の制御ルール “if”DH=AHi “then”EH1=CHi(i=1〜
a) AHi,CHi:度合い を設定する。同様に、垂直方向の偏倚量DVとシールド
ジャッキの片押度EVとの関係を表すa個の制御ルール “if”DV=AVi “then”EV1=CVi AVi,CVi:度合い を設定する。
【0004】また、上記計画線とシールド機の中心線と
の水平方向の偏角量θHとシールドジャッキの片押度E
Hとの関係を表すa個の制御ルール “if”θH=aHi “then”EH1=cHi aHi,cHi:度合い を設定する。同様に、垂直方向の偏角量θVとシールド
ジャッキの片押度EVとの関係を表すa個の制御ルール “if”θV=aVi “then”EV1=cVi aVi,cVi:度合い を設定する。そして、上記4×a個の制御ルールをメモ
リに格納しておく。
【0005】そして、上記シールド機の現在の偏倚量D
H,DVと偏角θH,θVを測定し、上記全制御ルールの
前件部の各命題の適合度AHi,aHi、AVi,aViを算
出する。こうして算出された各命題の適合度に基づいて
夫々の制御ルールの前件部の適合度ωDHθH、ωDV,
ωθVを算出し、更にこの前件部の適合度に基づいて夫
々の制御ルールの後件部の適合度CHi,cHi、CVi,
cViを算出する。
【0006】最後に、上記水平方向の片押度EHに関す
る後件部の適合度CHi,cHiに基づいて、水平方向の
総合片押度EHが求められる。同様に、垂直方向の片押
度EVに関する後件部の適合度CVi,cViに基づい
て、垂直方向の総合片押度EVが求められる。
【0007】そうすると、ジャッキ制御装置は、メモリ
に予め登録してあるTとおりのジャッキパターンの中か
ら、上記算出された水平方向の総合片押度EHと垂直方
向の総合片押度EVとに該当するジャッキパターンを選
択する。そして、選択したジャッキパターンに従って、
シールド機の複数本のシールドジャッキのうち特定のシ
ールドジャッキのみを駆動して、シールド機の方向を上
記計画線に沿うように自動的に制御するのである。
【0008】こうして、上記メモリに登録しておく制御
ルールをオペレータの経験と勘とに基づいて作成してお
くことによって、その制御ルールに従って、経験の浅い
不慣れなオペレータであっても正しくシールド機を操作
制御できるのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のファジィ制御によるシールド機のジャッキパターン
の選択方法には、以下のような問題がある。
【0010】すなわち、選択されたジャッキパターンを
用いてトンネルの掘削が行われた際に、トンネルが計画
線に沿って掘削されていれば、全く問題はない。ところ
が、土質分布は必ずしも一定且つ予測通りではない。ま
た、上述のように、シールド機の制御ルールには土質は
加味されてはいない。したがって、掘削されたトンネル
の方向は計画線からずれて行くことが多々ある。
【0011】図9は、上記ジャッキ制御装置への水平方
向偏倚量修正の指示値を順次右方向に大きくしていくに
も拘わらず、シールド機は左方向に向かって進み、その
偏倚量は大きくなって行く例である。このような状態
は、右側が岩盤で左側が砂を含んだ柔らかい土質の場合
に起こる。また、図10は、シールド機の進行方向は計
画線に沿っているのであるが、シールド機の向き(偏角)
が計画線の方向から次第にずれていく例である。上述の
ような場合には、オペレータは上記メモリに格納されて
いる制御ルールを変更する必要がある。
【0012】ところが、上記制御ルールを用いたジャッ
キパターンの選択は、測量装置による偏倚量DH,DV
及び偏倚角θH,θVに基づいてコンピュータによって
自動的に行われる。そして、この選択されたジャッキパ
ターンに基づくトンネルの掘削も、ジャッキ制御装置に
よって自動的に行われる。したがって、制御ルールから
シールド機の掘削結果を予測することが非常に困難であ
り、オペレータは、現在登録されている制御ルールを用
いたジャッキパターンの選択が正しいか否かは、トンネ
ルを掘削してみないと分からないのである。
【0013】また、上記制御ルールは、上述したよう
に、例えば、 “if”DH=AHi “then”EH1=CHi のような、前件部変数(DH),後件部変数(EH1)およ
びファジィ変数(AHi,CHi)の組み合わせの集合体で
あるから、現場のオペレータがこの制御ルールを見て
も、この制御ルールが制御しようとしている意図を感覚
的につかむことができない。
【0014】以上のことから、従来のファジィ制御によ
るシールド機のジャッキパターンの選択方法において
は、試行錯誤的にしか制御ルールを修正でず、現場に即
した制御ルールを得るまでに多大な時間を要するという
問題がある。尚、この問題はシールド機のジャッキパタ
ーンの選択方法に限らず、刻々変化するような環境に適
用されるファジィ制御装置の総てに当て嵌まる問題であ
る。
【0015】そこで、この発明の目的は、ファジィ制御
ルールおよびこのファジィ制御ルールによってシミュレ
ートされた制御量等のファジィ制御情報を表示できるフ
ァジィ制御情報の表示方法、および、ファジィ制御情報
の表示装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明のファジィ制御情報の表示方法
は、予め設定された種々の設定値をファジィ制御ルール
の前件部変数に与えて制御用の指示値を算出するシミュ
レーション演算を行い、上記種々の設定値とその設定値
で得られた指示値との関係を図示することを特徴として
いる。
【0017】上記構成によれば、シミュレーション演算
の際にファジィ制御ルールの前件部変数に与えられた種
々の設定値とこの設定値によって算出された指示値との
関係が、シミュレーション結果として図示される。した
がって、この図示されたシミュレーション結果を参照す
ることによって、当該ファジィ制御ルールが制御しよう
とする意図が視覚的に誰にでも容易に理解される。ま
た、上記図示されたシミュレーション結果を参照するこ
とによって、ファジイ制御ルールに存在する異常箇所が
予め容易に見付け出される。
【0018】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明のファジィ制御情報の表示方法において、上記
種々の設定値とその設定値で得られた指示値との関係
を、上記設定値の軸と上記指示値の軸とが互いに直交し
て配置された直交座標上に連続した線として図示するこ
とを特徴としている。
【0019】上記構成によれば、上記種々の設定値とそ
の設定値で得られた指示値との関係が、直交座標上に曲
線で図示されるので、上記設定値と指示値との関係が直
感的にオペレータに理解される。また、上記ファジィ制
御ルールの異常箇所が直感的にオペレータによって見つ
け出される。
【0020】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
係る発明のファジィ制御情報の表示方法において、上記
シミュレーション演算の際に使用されるメンバーシップ
関数を各ファジィ制御ルール別に図示することを特徴と
している。
【0021】上記構成によれば、上記図示されたシミュ
レーション結果に基づく上記異常箇所が存在する上記フ
ァジイ制御ルールと図示されたメンバーシップ関数とを
対応させることによって、異常なメンバーシップ関数を
知ることが可能となる。そうすれば、ファジィ制御対象
物を実際に制御してみることなく異常メンバーシップ関
数を修正して、刻々変換する環境に適応したファジィ制
御ルールの構築が可能となる。
【0022】また、請求項4に係る発明のファジィ制御
情報の表示装置は、ファジィ制御ルールが格納されたフ
ァジィ制御ルール格納部と、予め設定された種々の設定
値を上記ファジィ制御ルール格納部に格納されたファジ
ィ制御ルールの前件部変数に与えて制御用の指示値を算
出するシミュレーション演算を行うシミュレーション演
算手段と、上記シミュレーション演算手段による演算結
果を受けて,上記種々の設定値とその設定値で得られた
指示値との関係を画像表示部に図示するシミュレーショ
ン結果表示手段を備えたことを特徴としている。
【0023】上記構成によれば、シミュレーション演算
手段によってファジィ制御ルール格納部に格納されたフ
ァジィ制御ルールに対するシミュレーション演算が行わ
れ、上記シミュレーション演算の際に上記ファジィ制御
ルールの前件部変数に与えられた種々設定値とその設定
値で得られた指示値との関係がシミュレーション結果表
示手段によって図示される。したがって、この図示され
たシミュレーション結果を参照することによって、当該
ファジィ制御ルールが制御しようとする意図が視覚的に
誰にでも容易に理解される。また、上記図示されたシミ
ュレーション結果を参照することによって、ファジイ制
御ルールに存在する異常箇所が予め容易に見つけ出され
る。
【0024】また、請求項5に係る発明は、請求項4に
係る発明のファジィ制御情報の表示装置において、上記
ファジィ制御ルール格納部は,ルール格納部とメンバー
シップ関数格納部とから構成されると共に、上記メンバ
ーシップ関数格納部から上記シミュレーション演算手段
によるシミュレーション演算の際に使用されるメンバー
シップ関数を読み出して,各ファジィ制御ルール別に上
記画像表示部に表示するメンバーシップ関数表示手段を
備えたことを特徴としている。
【0025】上記構成によれば、上記図示されたシミュ
レーション結果に基づく上記異常箇所が存在するファジ
イ制御ルールと図示されたメンバーシップ関数とを対応
させることによって、異常なメンバーシップ関数を知る
ことが可能となる。そうすれば、ファジィ制御対象物を
実際に制御してみることなく異常メンバーシップ関数を
修正して、刻々変換する現場の環境に適応したファジィ
制御ルールの構築が可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態のファ
ジィ制御情報の表示装置が搭載されたトンネル掘削装置
における概略構成図である。
【0027】図1において、ビーム体1の前端部に設け
られたカッターヘッド2を回転しつつ、ビーム体1の軸
の左右の夫々設けられた推進ジャッキ3,4を駆動し
て、水平方向修正機構5,6のトンネル壁面への当節点
を基点としてビーム体1を前進させることによって、岩
盤にトンネルを掘削する。その場合に、ビーム体1の左
右に位置する水平方向修正機構5と水平方向修正機構6
とを操作することによってトンネル掘削装置の水平方向
の向きを変更する一方、上下方向修正機構7を操作する
ことによってトンネル掘削装置の垂直方向を変更して、
トンネルの掘削方向を制御するのである。
【0028】ここで、上記トンネルの掘削方向(つまり
トンネル掘削装置の向き)は、次のようにして計測す
る。すなわち、上記ビーム体1の後方における既掘削ト
ンネルの中心線上にレーザ発振器8を設置する一方、ビ
ーム体1の中心線上に2つの受光板9,10を取り付け
る。受光板9,10は、レーザ光の受光位置を検出する
ようになっており、受光位置を表す検出信号を制御装置
11に送出する。制御装置11は、受光板9と受光板1
0とからの検出信号に基づいて、両受光板9,10の受
光位置のずれと両受光板9,10間の距離とから、トン
ネルの計画線とビーム体1の中心線との水平方向の偏倚
量DHと垂直方向の偏倚量DVと水平方向の偏角量θH
と垂直方向の偏角量θVとを算出する。
【0029】また、上記制御装置11は、予め作成され
た水平方向の偏倚量DHおよび水平方向の偏角量θHと
水平方向修正機構5,6への修正指示値との関係を表す
水平方向のファジィ制御ルールと、垂直方向の偏倚量D
V及び垂直方向の偏角量θVと上下方向修正機構7への
修正指示値との関係を表す上下方向のファジィ制御ルー
ルとを保持している。そして、このファジィ制御ルール
を用いて操作パネル12からの指示に従って予めシミュ
レーションを行い、その結果を表示部13に表示する。
【0030】さらに、上記算出した偏倚量DH,DVお
よび偏角量θH,θVを用い、上記ファジィ制御ルール
に従って水平方向の修正指示値と上下方向の修正指示値
とを求める。そして、その両修正指示値に従って、方向
修正駆動部14を介して水平方向修正機構5,6および
上下方向修正機構7を制御してトンネル掘削装置の水平
方向および垂直方向の向きを修正させる。こうして、所
定距離のトンネルを掘削した後に、レーザ発振器8を駆
動して受光板9,10からの検出信号に基づいて既掘削
トンネルの中心線とビーム体1の中心線との偏倚量D
H,DVおよび偏角量θH,θVを算出してシールド機の
掘削軌跡を得、上記修正指示値の履歴と実際の掘削軌跡
との対比図を表示部13に表示する。
【0031】そして、上記表示された現在のファジィ制
御ルールのシミュレーション結果、あるいは、そのファ
ジィ制御ルールに基づく修正指示値とトンネル軌跡との
対比図に基づいて、オペレータによって現在のファジィ
制御ルールに対する修正が必要と判定されると、操作パ
ネル12からの指示に従って、ファジィ制御ルールの修
正を行い、修正後のファジィ制御ルールに対するシミュ
レーションとその結果の表示を行うのである。
【0032】このように、本実施の形態においては、現
在登録されているファジィ制御ルールのシミュレーショ
ン結果を表示するので、ファジィ制御ルールそのものを
見ても意味するところを理解できないオペレータであっ
ても、現ファジィ制御ルールが制御しようとしている意
図を視覚的に理解することができる。また、現ファジィ
制御ルールに基づく修正指示値の履歴とトンネル軌跡と
トンネル計画線の対比図も表示するので、制御ルールが
制御しようとする意図が機械特性や土質等に合っている
か否かを知ることができる。したがって、上記対比図を
参考にして現ファジィ制御ルールの修正必要箇所を見付
け出し、修正することによって、より現場に即したファ
ジィ制御ルールを短時間に簡単に見つけ出すことができ
るのである。
【0033】以下、この発明の特徴である上記制御装置
11について、さらに詳細に説明する。図2は、上記制
御装置11の機能ブロック図である。この制御装置11
は、大きく分けてシミュレーション部15とファジィ処
理部16とから構成される。先に、シミュレーション部
15について説明する。
【0034】上記ファジィ制御ルールはルール格納部1
9aとメンバーシップ関数格納部19bとからなるファジ
ィ制御ルール格納部20に格納されている。尚、ルール
格納部19aに格納されているルールの格納形式は特に
限定するものではないが、例えば、図3に示すような形
式でNo.3〜No.11の9種類のルールが格納されてい
るのものとする。ルール作成/修正部17は、操作パネ
ル12からの指示に従って、ルールを作成してルール格
納部19aに格納する。さらに、作成した各ルールに用
いるメンバーシップ関数を作成してメンバシップ関数格
納部19bに格納する。また、操作パネル12からの指
示に従って、ルール格納部19aに格納されているルー
ルあるいはメンバーシップ関数格納部19bに格納され
ているメンバーシップ関数を修正して、ルール格納部1
9aあるいはメンバーシップ関数格納部19bの内容を更
新する。
【0035】尚、上記ルールとは、例えば水平偏角にお
いては、 “if”DH=AHi and θH=aHi “then”EH=S
i ここで AHi:DHの度合い算出時に使用するメンバ
ーシップ関数名 aHi:θHの度合い算出時に使用するメンバーシップ関
数名 Si:EHの度合を表すメンバーシップ関数名 i=3〜11 で表される9個の演算手順をいう。そして、上記9個の
ルールと各ルールにおいて使用されるメンバーシップ関
数AHi,aHiとでファジィ制御ルールが構成されるので
ある。
【0036】シミュレーション演算部18は、上記ルー
ル格納部19aに格納されているルールとメンバーシッ
プ関数格納部19bに格納されている上記ルールに対応
付けられたメンバーシップ関数とを上記ファジィ制御ル
ールとしてルール作成/修正部17から受け取る。そし
て、シミュレーション用データを上記ファジィ制御ルー
ルの前件部変数DH,θHに代入して水平方向の修正指
示値と上下方向の修正指示値とを求めるシミュレーショ
ン演算を行い、シミュレーション結果を表示部13に表
示する。
【0037】次に、上記ファジィ処理部16について説
明する。演算器21は、受光板9,10から送出される
検出信号に基づいて、水平方向の偏倚量DHと偏角量θ
Hおよび垂直方向の偏倚量DVと偏角量θVを算出し
て、指示値/計測値格納部22に格納する。
【0038】ファジィ演算部23は、上記演算器21に
よって求められて指示値/計測値格納部22に格納され
ている偏倚量DH,DVおよび偏角量θH,θVを、ルー
ル格納部19aに格納されたルールに従ってメンバーシ
ップ関数格納部19bから読み出したメンバーシップ関
数に代入して、水平方向及び上下方向の修正指示値(以
下、単に指示値と言う)を算出するファジィ演算を行
う。そして、得られた指示値を指示値/計測値格納部2
2に格納する。
【0039】方向修正部24は、上記指示値/計測値格
納部22に格納された指示値に基づいて、方向修正駆動
部14の第1水平方向修正駆動部25,第2水平方向修
正駆動部26および上下方向修正駆動部27を制御し、
水平方向修正機構5,6および上下方向修正機構7を駆
動してビーム本体1の水平方向および上下方向の向きを
修正する。
【0040】ファジィ制御部28は、上記操作パネル1
2からオペレータによって入力される指示に従って、フ
ァジィ演算部23を制御して、水平方向および上下方向
の指示値の算出を行わせる。また、指示値/計測値格納
部22から指示値の履歴と偏倚,偏角の軌跡とを読み出
して表示部13に対比して図示する。
【0041】図4は、上記制御装置11のルール作成/
修正部17およびファジィ制御部28の制御の下に行わ
れるトンネル掘進制御処理動作のフローチャートであ
る。以下、図4に従って、トンネル掘進制御処理動作に
ついて詳細に説明する。
【0042】ステップS1で、上記ルール作成/修正部1
7によって、上記操作パネル12からの指示に従ってフ
ァジィ制御ルールのルールが作成されてルール格納部1
9aに格納される。また、上記作成されたルールで使用
されるメンバーシップ関数が作成されてメンバシップ関
数格納部19bに格納される。
【0043】ステップS2で、上記ルール作成/修正部1
7によって上記シミュレーション演算部18が制御され
て、後に詳述するような異常箇所除去サブルーチンが実
行される。ステップS3で、上記カッタヘッド2の動作
を制御するトンネル掘削装置(図示せず)に対して掘進開
始指示が出力されて、トンネルの掘進が開始される。ス
テップS4で、上記ビーム体1の支持体に対するビーム
体1の軸方向への相対変位が変位センサ(図示せず)によ
って計測されて掘進距離が求められる。そして、この掘
進距離が予め設定された方向修正間隔(図9参照)に至っ
たか否かが判別され、上記方向修正間隔に至るとステッ
プS5に進む。
【0044】ステップS5で、上記ファジィ制御部28
によって演算器21が制御されて、上記偏倚量DH,D
Vおよび偏角量θH,θVが算出される。そして、算出
された偏倚量DH,DVおよび偏角量θH,θVの値が指
示値/計測値格納部22に格納される。こうして、偏倚,
偏角の測定が行われる。
【0045】ステップS6で、上記ファジィ制御部28
によってファジィ演算部23が制御されて、指示値/計
測値格納部22に格納された最新の偏倚量DH,DVと
偏角量θH,θVとの値が読み出される。そして、上記
ルール格納部19aから上記最新の水平方向の偏倚量D
Hと偏角量θHとの値に適合するルールが検索され、こ
の検索されたルールに対応するメンバーシップ関数がメ
ンバーシップ関数格納部19bから読み出される。そし
て、上記最新の水平方向の偏倚量DHと偏角量θHの値
が当該メンバーシップ関数に代入されて、水平方向の指
示値(つまり、水平方向修正機構5,6の制御量)が算出
される。同様にして、垂直方向の偏倚量DVと偏角量θ
Vとが該当するメンバーシップ関数に代入されて、上下
方向の指示値(つまり、上下方向修正機構7の制御量)が
算出される。こうして算出された各指示値は指示値/計
測値格納部22に格納される。
【0046】この場合の指示値の算出は次のようにして
行われる。ここで、用いられる水平方向のファジィ制御
ルールのメンバーシップ関数は、図7に示すようなメン
バーシップ関数であるとする。また、上記ステップS5
において測定された水平偏倚DHおよび水平偏角θH
は、夫々DH=c,θH=dであるとする。
【0047】先ず、DH=c=NS,θH=d=ZRに
該当するNo.4のファジィ制御ルールの前件部に、水平
偏倚DHの計測値DH=cおよび水平偏角θHの計測値
θH=dが代入される。その結果、 AH(DH=c)=a,aH(θH=d)=b ここで、AH(DH=x):偏倚量がxである度合い aH(θH=y):偏角量がyである度合い となったとする。次に、同ファジィ制御ルールの後件部
の度合を求める。本例の場合は、 s×min(AH,aH)=s×b となる。この値を当該DH=c=NS and(かつ) θ
H=d=ZRに該当する総てのファジィ制御ルールにつ
いて求め、その加重平均値を以て指示値とする。尚、本
例の場合、計測値DH=c,θH=dの場合には、該当
するファジィ制ルールは1つであるから、加重平均は行
われない。
【0048】ステップS7で、上記ファジィ演算部23
からの指示によって方向修正部24が起動される。そし
て、上記ファジィ演算部23から受け取った最新の水平
方向および上下方向の指示値に基づいて、方向修正部2
4によって第1,第2水平方向修正駆動部25,26およ
び上下方向修正駆動部27が制御されて、水平方向修正
機構5,6および上下方向修正機構7が操作される。
【0049】ステップS8で、上記ステップS4と同様に
して、掘進距離が予め設定された方向修正間隔に至った
か否かが判別される。そして、上記方向修正間隔に至る
とステップS9に進む。ステップS9で、上記ステップS
5と同様にして、上記偏倚,偏角の測定が行われる。
【0050】ステップS10で、上記ファジィ制御部28
によって、上記ステップS7において指示された水平方
向および上下方向の指示値を含む所定回数分の指示値
と、上記ステップS9において測定された水平方向の偏
倚,偏角量DH,θHおよび垂直方向の偏倚,偏角DV,θ
Vを含む上記所定回数分の偏倚,偏角の測定値とが、指
示値/計測値格納部22から読み出される。そして、こ
の読み出された各値に基づいて、上記指示値の履歴と偏
倚,偏角の軌跡とトンネル計画線が、図9あるいは図1
0に示すように表示部13に同時に図示される。
【0051】ステップS11で、上記ファジィ制御部28
によって、オペレータとの対話によって、上記図示され
た指示値の履歴と偏倚,偏角の軌跡とトンネル計画線と
の比較の結果、上記指示値と偏倚/偏角量との適合性が
良いか否かが判別される。その結果、適合性が良い場合
には、操作パネル12から「修正の必要なし」が指示さ
れてステップS15に進む。一方、そうでない場合には
「修正の必要あり」が指示されてステップS12に進む。
【0052】ステップS12で、上記ファジィ制御部28
によって上記トンネル掘削装置に対して掘進停止指示が
出力されて、トンネルの掘進が停止される。ステップS
13で、上記ルール作成/修正部17によって、操作パネ
ル12からの指示に従ってシミュレーション演算部18
が制御されて、後に詳述するようなルール修正サブルー
チンが実行される。ステップS14で、上記ファジィ制御
部28によって上記トンネル掘削装置に対して掘進再開
指示が出力されて、トンネルの掘進が再開される。
【0053】ステップS15で、上記ファジィ制御部28
によって、操作パネル12からの指示に従って、上記変
位センサで求められた掘進距離が支保工またはセグメン
トの建込間隔である1ストローク分の距離になったか否
かが判別される。その結果、1ストローク分掘進してい
なければ上記ステップS6に戻って、上記ステップS9に
おいて測定された偏倚/偏角の値に基づく指示値の算出,
方向修正,制御ルール修正の有無判定および制御ルール
の修正が継続される。一方、1ストローク分掘進すれば
ステップS16に進む。ステップS16で、上記ファジィ制
御部28によって上記トンネル掘削装置に対して掘進停
止指示が出力されてトンネルの掘進が停止され、トンネ
ル掘進制御処理動作を終了する。
【0054】次に、図4に示すトンネル掘進制御処理動
作のメインルーチンにおける上記ステップS2において
実行される異常箇所除去サブルーチンについて詳細に説
明する。上記メインルーチンのステップS1において、
ファジィ制御ルールのルールおよびメンバーシップ関数
が作成されてルール格納部19a及びメンバーシップ関
数格納部19bに格納されると、異常箇所除去サブルー
チンがスタートする。
【0055】ステップS21で、上記シミュレーション演
算部18が制御されて上記シミュレーション演算が行わ
れる。このシミュレーション演算は、ルール格納部19
aに格納された全ルールとメンバーシップ関数格納部1
9bに格納された全メンバーシップ関数とから構成され
る全てのファジィ制御ルールの前件部変数に、予め設定
されているシミュレーション用の種々の偏倚値,偏角値
を代入して水平方向と上下方向との指示値を得ることに
よって行われる。そして、得られたシミュレーション結
果(指示値)が表示部13に図6に示すように表示され
る。
【0056】ここで、図6に従って、上記シミュレーシ
ョン結果の表示内容について説明する。表示部13の表
示画面31における中央にはシミュレーション結果表示
領域32が設けられ、ここには上記種々の偏角(ズレ角)
値をパラメータとした種々の偏倚(ズレ量)値と指示値
(サイド値:シミュレーション結果)との関係を表す曲線
が表示される。図6においては、8個の水平方向の偏角
量θHをパラメータとした水平方向の偏倚量DHとそれ
に対する指示値との関係を表す8本の曲線を示してい
る。尚、シミュレーション結果表示領域32中に表示さ
れている縦線33はカーソルであり、操作パネル12か
らの指示によって図中左右に移動する。
【0057】上記表示画面31におけるシミュレーショ
ン結果表示領域32の右側にはカーソル位置情報表示領
域34が設けられ、現在カーソル33で指定されている
水平偏倚(水ズレ量)の数値「33.20」が表示され
る。また、カーソル位置情報表示領域34の右側のパラ
メータ値表示領域35には、シミュレーション結果表示
領域32に表示されている曲線のパラメータとしての8
つの水平偏角(水ズレ角)の数値が表示される。また、表
示画面31における最右側には指示値表示領域36が設
けられ、現在カーソル33で指定された水平偏倚量3
3.20mmでの各パラメータ毎の指示値a〜hが表示さ
れる。
【0058】また、上記表示画面31の下側にはファジ
ィ制御ルール表示領域37が設けられ、上記シミュレー
ションの対象となっているファジィ制御ルール(本例で
は9つのファジィ制御ルール)のうち、4つのファジィ
制御ルールで使用されるメンバーシップ関数とカーソル
33の位置での指示値とが各ファジィ制御ルール別に表
示されている。この表示されているファジィ制御ルール
をスクロールすることによって全部(9つ)のファジィ制
御ルールを表示することができる。すなわち、本実施の
形態においては、上記シミュレーション演算手段,シミ
ュレーション結果表示手段およびメンバーシップ関数表
示手段をシミュレーション演算部18で構成するのであ
る。
【0059】図6に示すようなシミュレーション結果の
表示において、オペレータあるいはファジィ制御ルール
作成者は、シミュレーション結果表示領域32に表示さ
れた曲線を見ることによって、例えば、 水平偏角量θHが−(例えば曲線A)の場合: ・水平偏倚量DHが0mmでもビーム体1を水平方向右
(+)側に移動させる ・水平偏倚量DHが−の場合の制御量の変化の度合いは
+の場合より大きい 水平偏角量θHが0(曲線B)の場合: ・水平偏倚量DHに比例して制御する 水平偏角量θHが+(例えば曲線C)の場合: ・水平偏倚量DHが0mmでもビーム体1を水平方向左
(−)側に移動させる ・水平偏倚量DHが−の場合の制御量の変化の度合いは
+の場合より小さい 等の現在ファジィ制御ルール格納部20に格納されてい
るファジィ制御ルールが制御しようとする意図を視覚的
に理解できるのである。
【0060】さらに、上述のように、シミュレーション
結果を表示することによって、曲線A(水平偏角θH=
−1゜)におけるイで示す部分のように、メンバーシッ
プ関数を含むファジィ制御ルールに異常箇所があること
を誰の目でも簡単に見付け出すことができる。さらに
は、ファジィ制御ルール作成者の意図どおりにファジイ
制御ルールが作成されているか否かの判断を行うことも
できる。
【0061】ステップS22で、オペレータまたはファジ
ィ制御ルール作成者との対話によって、ファジィ制御ル
ールに異常箇所があるか否かが判断される。その結果、
異常箇所がある場合には、オペレータまたはファジィ制
御ルール作成者によって、操作パネル12によって変数
指示用のカーソル33とパラメータ指示用のカーソル
(図示せず)が操作されて、例えばイの部分の水平偏倚D
Ha=33.2mmと水平偏角θHa=−1.00°とが指定
される。そして、この指定にしたがってステップS23に
進む。一方、異常箇所がない場合にはメインルーチンリ
ターンする。
【0062】ステップS23で、上記指定偏倚DHaと指
定偏角θHaとによる指示値算出に使用されるファジィ
制御ルールが、異常ファジィ制御ルールとして抽出され
る。そして、この異常ファジィ制御ルールの前件部およ
び後件部のメンバーシップ関数が、図6のファジィ制御
ルール表示領域37上で異なる色で表示される。尚、そ
の場合の異常ファジィ制御ルールの抽出は、ルール格納
部19aとメンバーシップ関数格納部19bとから、上記
指定偏倚DHaと指定偏角θHaとにおける変数DH,θ
Hの度合いが0ではない前件部のメンバーシップ関数と
そのメンバーシップ関数が使用されるルールの後件部に
用いられるメンバーシップ関数とを選出することによっ
て行われる。
【0063】ステップS24で、オペレータによって操作
パネル12が操作されて、上記表示画面31の表示内容
が図7のようにメンバーシップ関数表示に切り換えられ
る。この場合にも、上記異常ファジィ制御ルールの前件
部および後件部のメンバーシップ関数は異色表示されて
いる。そして、上記抽出された異常ファジィ制御ルール
のメンバーシップ関数が、例えば、操作パネル12の操
作で表示画面31上の対象メンバーシップ関数のグラフ
線形を入力軸方向にスライドさせることによって新たな
メンバーシップ関数に修正される。または、上記表示画
面31の下側のパターン表示領域41に表示された形状
パターンの中から指定された形状パターンに置き換えら
れて修正される。そして、この修正されたメンバーシッ
プ関数によってメンバーシップ関数格納部19bの内容
が更新される。また、必要があれば、表示画面31上の
未使用領域(斜線で示された領域)に新たなルールおよび
メンバーシップ関数を追加することによって、ファジィ
制御ルールが修正されて、修正後のファジィ制御ルール
によってルール格納部19aおよびメンバーシップ関数
格納部19bの内容が更新される。
【0064】ステップS25で、上記シミュレーション演
算部18が制御されて、上記ステップS21の場合と同様
にして修正後の全ファジィ制御ルールに対するシミュレ
ーションが行われる。そして、シミュレーション結果が
表示部13に表示される。
【0065】ステップS26で、オペレータあるいはファ
ジィ制御ルール作成者との対話によって、表示部13に
表示されたシミュレーション結果に基づいて、上記異常
ファジィ制御ルールのルールまたはメンバーシップ関数
の異常は解消されたか否かが判別される。その結果、解
消されていればオペレータあるいはファジィ制御ルール
作成者によって「終了」が指示されて、異常箇所除去サ
ブルーチンを終了してメインルーチンにリターンする。
一方、解消されていなければ上記ステップS23に戻る。
そして、上記ステップS26において異常は解消されたと
判別されればメインルーチンにリターンする。
【0066】このように、本実施の形態によれば、作成
されたファジィ制御ルールのシミュレーション結果を表
示部13に表示できるので、オペレータは、ファジィ制
御ルールが制御しようとする意図を視覚的に理解でき
る。また、ルールやメンバーシップ関数上の異常箇所を
簡単に見付け出すことができる。さらに、ファジィ制御
ルールを表示部13に表示し、異常メンバーシップ関数
を抽出してその形状パターンを移動したり他の形状パタ
ーンに置き換えたりできる。したがって、作成したファ
ジィ制御ルールによって実際にトンネルを掘削しなくと
も、ファジィ制御ルールの異常箇所を予め短時間に簡単
に取り除くことができる。
【0067】次に、図4に示すトンネル掘進制御処理動
作のメインルーチンにおける上記ステップS13において
実行されるルール修正サブルーチンについて説明する。
上記メインルーチンにおけるステップS11において上記
指示値と偏倚/偏角量との適合性が良くないと判別さ
れ、ステップS12においてトンネルの掘進が停止される
と、図8に示すルール修正サブルーチンがスタートす
る。
【0068】ステップS31で、上記シミュレーション演
算部18が制御されて、上記異常箇所除去サブルーチン
における上記ステップS21と同様にして、シミュレーシ
ョン演算が行われる。そして、上記表示部13の表示画
面31に、図6に示すようにシミュレーション結果が表
示される。
【0069】ステップS32で、オペレータによって、上
記メインルーチンにおける上記ステップS6での指示値
算出の際に指定された偏倚DH,偏角θHの値(ステップ
S5において測定された偏倚DH,偏角θHの値)に基づ
いて上記シミュレーション結果上の修正必要箇所が検知
され、修正イメージが想起される。そして、オペレータ
によって、操作パネル12から変更指示用のカーソル3
3と上記パラメータ指示用のカーソルとが操作されて、
上記修正必要箇所が指定される。
【0070】ステップS33で、上記指定された修正必要
箇所に基づいて、上記異常箇所除去サブルーチンのステ
ップS23と同様にして、修正が必要なファジィ制御ルー
ルが抽出される。そして、この修正が必要なファジィ制
御ルールの前件部および後件部のメンバーシップ関数
が、他とは異なる色で表示される。
【0071】ステップS34で、オペレータによって、上
記抽出された修正が必要なファジィ制御ルールが、上記
ステップS32で想起された修正イメージを基に、上記異
常箇所除去サブルーチンのステップS24と同様にして修
正される。そして、修正されたファジィ制御ルールによ
ってルール格納部19aやメンバーシップ関数格納部1
9bの内容が更新される。
【0072】ステップS35で、上記シミュレーション演
算部18が制御されて、上記異常箇所除去サブルーチン
におけるステップS21の場合と同様にして、修正後の全
ファジィ制御ルールに対するシミュレーション演算が行
われる。そして、シミュレーション結果が、図6に示す
ように表示部13の表示画面31に表示される。
【0073】ステップS36で、オペレータとの対話によ
って、上記表示部13に表示されたシミュレーション結
果が参照されて、要求どおりの(すなわち、想起したイ
メージどおりの)修正が行われたか否かが判別される。
このとき、ステップS31での修正前のシミュレーション
結果と上記修正後のシミュレーション結果とを併せて表
示することによって、ファジィ制御ルールの修正の適否
がより判断しやすくなる。そして、要求どおりの修正が
行われていれば、オペレータによる操作パネル12から
の「終了」の指示によってルール修正サブルーチンを終
了してメインルーチンにリターンする。一方、要求どお
りの修正が行われていなければステップS32に戻って、
次の修正必要箇所の検知に移行する。そして、上記ステ
ップS36において、要求どおりにファジィ制御ルールが
修正されたと判別されればルール修正サブルーチンを終
了してメインルーチンにリターンする。
【0074】このように、本実施の形態によれば、上記
メインルーチンのステップS10において、トンネル掘削
開始から現時点までの指示値の履歴と偏倚,偏角の軌跡
(既掘削トンネルの軌跡)とトンネル計画線との対比を図
9または図10に示すように表示部13に表示する。し
たがって、この対比図を参照することによって、現ファ
ジィ制御ルールの修正必要箇所と修正の方向や度合いを
簡単に知ることができる。つまり、より現場に即したフ
ァジィ制御ルールを短時間に簡単に得ることができるの
である。
【0075】また、その場合にも、ファジィ制御ルール
のメンバーシップ関数を表示部13に表示するので、メ
ンバーシップ関数のグラフ線形を入力軸方向にスライド
させたり、形状パターンを変更したりするだけの簡単な
処理で、ファジィ制御ルールを修正できる。さらに、修
正されたファジィ制御ルールのシミュレーション結果を
表示部13に表示するので、上記ファジィ制御ルールの
修正が要求どおりに修正されているか否かを簡単に判別
でき、掘削によるトライ・アンド・エラーによる修正回数
の増加を削減できる。
【0076】本来、トンネル計画線に対するトンネル掘
削装置の偏倚,偏角量と方向修正用の指示値との関係は
線形であるはずである。ところが、重心位置やジャッキ
特性や設計微差等のトンネル掘削装置の特性、土質、切
羽における土質分布等によって、必ずしも線形の関係が
良いとは限らず、曲線的関係を呈するのが常である。と
ころが、オペレータは、現場の土質や切羽における土質
分布あるいはトンネル掘削装置の特性等から経験上最適
な曲線的関係が分かっているとしても、どのようなファ
ジィ制御ルールによって目的とする曲線的関係が得られ
るのかが分からない。したがって、従来の技術では、現
場に即したファジィ制御ルールを構築するには、実際に
トンネル掘削を行ってトライ・アンド・エラーを繰り返さ
ざるを得ず、多大の時間と労力とを必要としている。
【0077】ところが、本ファジィ制御情報の表示装置
が搭載されたトンネル掘削装置によれば、次のようにし
て現場に即したファジィ制御ルールを簡単に構築するこ
とができるのである。
【0078】すなわち、先ず偏倚,偏角量と指示値との
関係が線形になるようなファジィ制御ルールを作成し、
そのシミュレーション結果を表示する。この場合のシミ
ュレーション結果は直線関係になっている。後は、トン
ネル掘削装置の特性、土質、切羽における土質分布に応
じて、シミュレーション結果がオペレータが望む偏倚,
偏角量と指示値との曲線的関係になるように、上述のシ
ミュレーション結果の表示とメンバーシップ関数の修正
とを繰り返せば良いのである。したがって、実際にトン
ネルを掘削することなく、オペレータが頭に描くような
偏倚,偏角量と指示値との関係を呈するファジィ制御ル
ールを簡単且つ迅速に構築できるのである。
【0079】さらに、上述のようにして構築でされたフ
ァジィ制御ルールに従って実際にトンネルを掘削し、偏
倚,偏角の軌跡がトンネル計画線に一致するように、メ
ンバーシップ関数の修正と、シミュレーション結果の表
示と、指示値の履歴および偏倚,偏角の軌跡の表示を繰
り返すことによって、トンネル計画線に沿ってトンネル
を掘削できるようにファジィ制御ルールを修正できるの
である。
【0080】尚、上記実施の形態においては、主に水平
方向の方向制御を例に説明しているが、垂直方向の方向
制御も場合も同様である。また、主に偏倚量と偏角量と
に基づく方向制御を例に説明しているが、これに限定さ
れるものではない。例えば、図7における斜線領域(未
使用領域)の偏倚変化率や偏角変化率等の種々の状態変
数を選択的に用いて方向制御を行っても構わない。
【0081】また、この発明におけるトンネル掘進制御
処理動作,異常箇所除去サブルーチンおよびルール修正
サブルーチンのアルゴリズムは、図4,図5および図8
に示すフローチャートに限定されるものではない。
【0082】また、上記実施の形態においては、ファジ
ィ制御情報の表示装置をトンネル掘削装置に搭載した場
合におけるトンネル掘進方向のファジィ制御を例に説明
している。しかしながら、この発明のファジィ制御情報
の表示装置は、如何なるファジィ制御装置にも適用可能
であり、熟練者の勘と経験とによる制御方法を刻々と変
換する現場の環境に合わせて適確且つ迅速にファジィ制
御ルールに反映させることが可能となる。
【0083】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明のファジィ制御情報の表示方法は、予め設定され
た種々の設定値をファジィ制御ルールの前件部変数に与
えて制御用の指示値を算出するシミュレーション演算を
行い、上記種々の設定値とその設定値で得られた指示値
との関係をシミュレーション結果として図示するので、
この図示されたシミュレーション結果を参照することに
よって、当該ファジィ制御ルールが制御しようとする意
図を視覚的に誰でも容易に理解できる。さらに、上記図
示されたシミュレーション結果を参照することによっ
て、ファジイ制御ルールに存在する異常箇所を予め容易
に見付け出すことができる。
【0084】また、請求項2に係る発明のファジィ制御
情報の表示方法は、上記種々の設定値と得られた指示値
との関係を直交座標上に曲線で図示するので、上記設定
値と指示値との関係をオペレータは直感的に理解でき
る。また、上記ファジィ制御ルールの異常箇所を直感的
に見つけ出すことができる。
【0085】また、請求項3に係る発明のファジィ制御
情報の表示方法は、上記シミュレーション演算の際に使
用されるメンバーシップ関数を各ファジィ制御ルール別
に図示するので、上記図示されたシミュレーション結果
に基づく上記異常箇所が存在するファジイ制御ルールと
図示されたメンバーシップ関数とを対応させることによ
って、異常メンバーシップ関数を知ることができる。し
たがって、ファジィ制御対象物を実際に制御してみるこ
となく異常メンバーシップ関数を修正して、刻々変換す
る現場の環境に適応したファジィ制御ルールを容易に構
築できる。
【0086】また、請求項4に係る発明のファジィ制御
情報の表示装置は、シミュレーション演算手段によっ
て、予め設定された種々の設定値をファジィ制御ルール
格納部に格納されたファジィ制御ルールの前件部変数に
与えて制御用の指示値を算出するシミュレーション演算
を行い、上記演算結果を受けて、シミュレーション結果
表示手段によって、上記種々の設定値とその設定値で得
られた指示値との関係を画像表示部に図示するので、こ
の図示されたシミュレーション結果を参照することによ
って、当該ファジィ制御ルールが制御しようとする意図
を視覚的に誰でも容易に理解できる。さらに、上記図示
されたシミュレーション結果を参照することによって、
ファジイ制御ルールに存在する異常箇所を予め容易に見
付け出すことができる。
【0087】また、請求項5に係る発明のファジィ制御
情報の表示装置は、メンバーシップ関数表示手段によっ
て、上記シミュレーション演算手段によるシミュレーシ
ョン演算の際に使用されるメンバーシップ関数を上記フ
ァジィ制御ルール格納部のメンバーシップ関数格納部か
ら読み出して、各ファジィ制御ルール別に上画面上に図
示するので、上記図示されたシミュレーション結果に基
づく上記異常箇所が存在するファジイ制御ルールと図示
されたメンバーシップ関数とを対応させることによっ
て、異常メンバーシップ関数を知ることができる。した
がって、ファジィ制御対象物を実際に制御してみること
なく異常メンバーシップ関数を修正して、刻々変換する
現場の環境に適応したファジィ制御ルールを容易に構築
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のファジィ制御情報の表示装置が搭載
されたトンネル掘削装置におけるブロック図である。
【図2】図1における制御装置の機能ブロック図であ
る。
【図3】図2におけるルール格納部に格納されたファジ
ィ制御ルールの一例を示す図である。
【図4】図1における制御装置によって行われるトンネ
ル掘進制御処理動作のフローチャートである。
【図5】異常箇所除去サブルーチンのフローチャートで
ある。
【図6】シミュレーション結果の表示例を示す図であ
る。
【図7】メンバーシップ関数の表示例を示す図である。
【図8】ルール修正サブルーチンのフローチャートであ
る。
【図9】水平偏倚における指示値の履歴とトンネル軌跡
との一例を示す図である。
【図10】図9とは異なる水平偏倚および水平偏角にお
ける指示値の履歴とトンネル軌跡とを示す図である。
【符号の説明】
1…ビーム体、 5,6…水平方
向修正機構、7…上下方向修正機構、 8
…レーザ発振器、9,10…受光板、
11…制御装置、12…操作パネル、
13…表示部、15…シミュレーション部、
16…ファジィ処理部、17…ルール作成/修正部、
18…シミュレーション演算部、19a…ル
ール格納部、 19b…メンバーシップ関
数格納部、20…ファジィ制御ルール格納部、 21
…演算器、23…ファジィ演算部、 24
…方向修正部、28…ファジィ制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 背野 康英 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 株式会社奥村組内 (72)発明者 三好 裕芳 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 株式会社奥村組内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された種々の設定値をファジィ
    制御ルールの前件部変数に与えて制御用の指示値を算出
    するシミュレーション演算を行い、 上記種々の設定値とその設定値で得られた指示値との関
    係を図示することを特徴とするファジィ制御情報の表示
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のファジィ制御情報の表
    示方法において、 上記種々の設定値とその設定値で得られた指示値との関
    係を、上記設定値の軸と上記指示値の軸とが互いに直交
    して配置された直交座標上に連続した線として図示する
    ことを特徴とするファジィ制御情報の表示方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のファジィ制御情報の表
    示方法において、 上記シミュレーション演算の際に使用されるメンバーシ
    ップ関数を、各ファジィ制御ルール別に図示することを
    特徴とするファジィ制御情報の表示方法。
  4. 【請求項4】 ファジィ制御ルールが格納されたファジ
    イ制御ルール格納部と、 予め設定された種々の設定値を上記ファジィ制御ルール
    格納部に格納されたファジィ制御ルールの前件部変数に
    与えて制御用の指示値を算出するシミュレーション演算
    を行うシミュレーション演算手段と、 上記シミュレーション演算手段による演算結果を受け
    て、上記種々の設定値とその設定値で得られた指示値と
    の関係を画像表示部に図示するシミュレーション結果表
    示手段を備えたことを特徴とするファジィ制御情報の表
    示装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のファジィ制御情報の表
    示装置において、 上記ファジィ制御ルール格納部は、ルール格納部とメン
    バーシップ関数格納部とから構成されると共に、 上記メンバーシップ関数格納部から上記シミュレーショ
    ン演算手段によるシミュレーション演算の際に使用され
    るメンバーシップ関数を読み出して、各ファジィ制御ル
    ール別に上記画像表示部に図示するメンバーシップ関数
    表示手段を備えたことを特徴とするファジィ制御情報の
    表示装置。
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JP (1) JPH11143714A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007029705A (ja) * 2005-06-24 2007-02-08 Jms Co Ltd 腹膜透析及び血液透析併用プランニング装置

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