JPH11144864A - 有機電界発光素子及びその製造方法 - Google Patents
有機電界発光素子及びその製造方法Info
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- JPH11144864A JPH11144864A JP9311803A JP31180397A JPH11144864A JP H11144864 A JPH11144864 A JP H11144864A JP 9311803 A JP9311803 A JP 9311803A JP 31180397 A JP31180397 A JP 31180397A JP H11144864 A JPH11144864 A JP H11144864A
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- JP
- Japan
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- light emitting
- emitting portion
- gas barrier
- organic electroluminescent
- electroluminescent device
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- Pending
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- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10K—ORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
- H10K50/00—Organic light-emitting devices
- H10K50/80—Constructional details
- H10K50/84—Passivation; Containers; Encapsulations
- H10K50/842—Containers
- H10K50/8426—Peripheral sealing arrangements, e.g. adhesives, sealants
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 長期間に亘って安定な発光特性を維持でき、
ダークスポットの発生を防止することのできる有機電界
発光素子の提供。 【解決手段】 絶縁性基板と、該基板上に形成された陽
極、有機発光層及び陰極からなる発光部と、該発光部を
覆う外気遮蔽板とを有し、かつ、基板と外気遮蔽板との
間隙に発光部を囲繞するように樹脂層を形成して発光部
を封止すると共に該樹脂層の外側表面にシリコンの酸化
物、窒化物及び/又は酸化窒化物を主成分とするガスバ
リア膜を形成してなることを特徴とする有機電界発光素
子。
ダークスポットの発生を防止することのできる有機電界
発光素子の提供。 【解決手段】 絶縁性基板と、該基板上に形成された陽
極、有機発光層及び陰極からなる発光部と、該発光部を
覆う外気遮蔽板とを有し、かつ、基板と外気遮蔽板との
間隙に発光部を囲繞するように樹脂層を形成して発光部
を封止すると共に該樹脂層の外側表面にシリコンの酸化
物、窒化物及び/又は酸化窒化物を主成分とするガスバ
リア膜を形成してなることを特徴とする有機電界発光素
子。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有機電界発光素子及
びその製造方法に関するものであり、詳しくは、有機化
合物から成る発光層に電界をかけて光を放出する薄膜型
デバイスの封止方法に関するものである。
びその製造方法に関するものであり、詳しくは、有機化
合物から成る発光層に電界をかけて光を放出する薄膜型
デバイスの封止方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、薄膜型の電界発光(EL)素子と
しては、無機材料のII−VI族化合物半導体であるZn
S、CaS、SrS等に、発光中心であるMnや希土類
元素(Eu、Ce、Tb、Sm等)をドープしたものが
一般的であるが、上記の無機材料から作製したEL素子
は、 1)交流電源駆動が必要(50〜1000Hz)、 2)駆動電圧が高い(〜200V)、 3)フルカラー化が困難(特に青色)、 4)周辺駆動回路のコストが高い、 という問題点を有している。
しては、無機材料のII−VI族化合物半導体であるZn
S、CaS、SrS等に、発光中心であるMnや希土類
元素(Eu、Ce、Tb、Sm等)をドープしたものが
一般的であるが、上記の無機材料から作製したEL素子
は、 1)交流電源駆動が必要(50〜1000Hz)、 2)駆動電圧が高い(〜200V)、 3)フルカラー化が困難(特に青色)、 4)周辺駆動回路のコストが高い、 という問題点を有している。
【0003】近年、上記問題点の改良のため、有機薄膜
を用いたEL素子の開発が行われるようになった。特
に、発光効率を高めるため、電極からのキャリアー注入
の効率向上を目的として電極の種類の最適化を行い、芳
香族ジアミンから成る正孔輸送層と8−ヒドロキシキノ
リンのアルミニウム錯体から成る発光層とを設けた有機
電界発光素子の開発(Appl.Phys.Let
t.,51巻,913頁,1987年)により、従来の
アントラセン等の単結晶を用いたEL素子と比較して発
光効率の大幅な改善がなされ、実用特性に近づいてい
る。
を用いたEL素子の開発が行われるようになった。特
に、発光効率を高めるため、電極からのキャリアー注入
の効率向上を目的として電極の種類の最適化を行い、芳
香族ジアミンから成る正孔輸送層と8−ヒドロキシキノ
リンのアルミニウム錯体から成る発光層とを設けた有機
電界発光素子の開発(Appl.Phys.Let
t.,51巻,913頁,1987年)により、従来の
アントラセン等の単結晶を用いたEL素子と比較して発
光効率の大幅な改善がなされ、実用特性に近づいてい
る。
【0004】上記の様な低分子材料を用いた電界発光素
子の他にも、発光層の材料として、ポリ(p−フェニレ
ンビニレン)(Nature,347巻,539頁,1
990年他)、ポリ[2−メトキシ−5−(2−エチル
ヘキシルオキシ)−1,4−フェニレンビニレン](A
ppl.Phys.Lett.,58巻,1982頁,
1991年他)、ポリ(3−アルキルチオフェン)(J
pn.J.Appl.Phys.,30巻,L1938
頁,1991年他)等の高分子材料を用いた電界発光素
子の開発や、ポリビニルカルバゾール等の高分子に低分
子の発光材料と電子移動材料を混合した素子(応用物
理,61巻,1044頁,1992年)の開発も行われ
ている。
子の他にも、発光層の材料として、ポリ(p−フェニレ
ンビニレン)(Nature,347巻,539頁,1
990年他)、ポリ[2−メトキシ−5−(2−エチル
ヘキシルオキシ)−1,4−フェニレンビニレン](A
ppl.Phys.Lett.,58巻,1982頁,
1991年他)、ポリ(3−アルキルチオフェン)(J
pn.J.Appl.Phys.,30巻,L1938
頁,1991年他)等の高分子材料を用いた電界発光素
子の開発や、ポリビニルカルバゾール等の高分子に低分
子の発光材料と電子移動材料を混合した素子(応用物
理,61巻,1044頁,1992年)の開発も行われ
ている。
【0005】このような有機電界発光素子においては、
通常、陽極としてはインジウム錫酸化物(ITO)のよ
うな透明電極が用いられ、陰極としては電子注入を効率
よく行うために、マグネシウム、銀合金、アルミニウ
ム、リチウム合金、カルシウム等の仕事関数の低い金属
電極が用いられている。しかし、これらの陰極材料は大
気中の水分や酸素により容易に酸化し、その結果、陰極
が有機層から剥離し一般にダークスポット(素子の発光
面において発光しない部分をさす)と呼ばれる欠陥が発
生する。この有機電界発光素子内のダークスポットの数
や大きさは、長期間の素子の保存または駆動の際に増加
し、そのために素子の不安定性をもたらし寿命を短いも
のとしている。従って、有機電界発光素子の安定性を向
上させ信頼性を高めるためには、素子を大気中の水分や
酸素から保護するための封止が必要不可欠となってい
る。
通常、陽極としてはインジウム錫酸化物(ITO)のよ
うな透明電極が用いられ、陰極としては電子注入を効率
よく行うために、マグネシウム、銀合金、アルミニウ
ム、リチウム合金、カルシウム等の仕事関数の低い金属
電極が用いられている。しかし、これらの陰極材料は大
気中の水分や酸素により容易に酸化し、その結果、陰極
が有機層から剥離し一般にダークスポット(素子の発光
面において発光しない部分をさす)と呼ばれる欠陥が発
生する。この有機電界発光素子内のダークスポットの数
や大きさは、長期間の素子の保存または駆動の際に増加
し、そのために素子の不安定性をもたらし寿命を短いも
のとしている。従って、有機電界発光素子の安定性を向
上させ信頼性を高めるためには、素子を大気中の水分や
酸素から保護するための封止が必要不可欠となってい
る。
【0006】有機電界発光素子の封止方法として、アク
リル樹脂でモールドする方法(特開平3−37991号
公報)、気密ケース内にP2 O5 とともに入れて外気か
ら遮断する方法(特開平3−261091号公報)、金
属の酸化物等の保護膜を設けた後にガラス板等を用いて
気密にする方法(特開平4−212284号公報)、素
子上にプラズマ重合膜及び光硬化型樹脂層を設ける方法
(特開平4−267097号公報)、フッ素化炭素から
なる不活性液体中に保持する方法(特開平4−3638
90号公報他)、高分子保護膜を設けた後シリコーンオ
イル中に保持する方法(特開平5−36475号公
報)、無機酸化物等の保護膜の上にポリビニルアルコー
ルを塗布したガラス板をエポキシ樹脂で接着する方法
(特開平5−89959号公報)、流動パラフィンやシ
リコーンオイル中に封じ込める方法(特開平5−129
080号公報)、耐湿性光硬化性樹脂層を用いてSiO
2 層を介して素子上に透水性が小さい基板を接着する方
法(特開平5−182759号公報)等が開示されてい
る。
リル樹脂でモールドする方法(特開平3−37991号
公報)、気密ケース内にP2 O5 とともに入れて外気か
ら遮断する方法(特開平3−261091号公報)、金
属の酸化物等の保護膜を設けた後にガラス板等を用いて
気密にする方法(特開平4−212284号公報)、素
子上にプラズマ重合膜及び光硬化型樹脂層を設ける方法
(特開平4−267097号公報)、フッ素化炭素から
なる不活性液体中に保持する方法(特開平4−3638
90号公報他)、高分子保護膜を設けた後シリコーンオ
イル中に保持する方法(特開平5−36475号公
報)、無機酸化物等の保護膜の上にポリビニルアルコー
ルを塗布したガラス板をエポキシ樹脂で接着する方法
(特開平5−89959号公報)、流動パラフィンやシ
リコーンオイル中に封じ込める方法(特開平5−129
080号公報)、耐湿性光硬化性樹脂層を用いてSiO
2 層を介して素子上に透水性が小さい基板を接着する方
法(特開平5−182759号公報)等が開示されてい
る。
【0007】しかしながら、従来の有機電界発光素子の
封止方法はいずれも満足できるものではなかった。例え
ば、吸湿剤とともに気密構造に素子を封じ込めただけの
方法はダークスポットの抑制が不十分である。また、フ
ッ素化炭素やシリコーンオイル中に保持する方法は、液
体を注入する工程を含むことにより封止工程が煩雑にな
るだけではなく、ダークスポットの増加も完全には防げ
ず、むしろ液体が陰極と有機層の界面に侵入して陰極の
剥離を促進する問題もある。紫外線硬化樹脂で直接素子
を接着封止する方法は、接着剤に含まれる溶剤による素
子のダメージや紫外線によるダメージがあり、硬化時の
応力歪によって陰極が有機層から剥離する等が起こり実
用的ではない。光硬化性や熱硬化性のエポキシ樹脂を素
子の外周部に塗布し背面ガラス基板等を用いる封止方法
では、硬化後の樹脂自体の透湿度(JIS Z020
8)が10[g/m2 /24時間]程度であり、大気中
の水分に極めて敏感な有機電界発光素子の封止用接着剤
としては不十分なのが現状である。有機電界発光素子の
ダークスポットによる劣化が改善されず発光特性が不安
定なことは、ファクシミリ、複写機、液晶ディスプレイ
のバックライト等の光源としては大きな問題であり、フ
ラットパネル・ディスプレイ等の表示素子としても望ま
しくない特性である。
封止方法はいずれも満足できるものではなかった。例え
ば、吸湿剤とともに気密構造に素子を封じ込めただけの
方法はダークスポットの抑制が不十分である。また、フ
ッ素化炭素やシリコーンオイル中に保持する方法は、液
体を注入する工程を含むことにより封止工程が煩雑にな
るだけではなく、ダークスポットの増加も完全には防げ
ず、むしろ液体が陰極と有機層の界面に侵入して陰極の
剥離を促進する問題もある。紫外線硬化樹脂で直接素子
を接着封止する方法は、接着剤に含まれる溶剤による素
子のダメージや紫外線によるダメージがあり、硬化時の
応力歪によって陰極が有機層から剥離する等が起こり実
用的ではない。光硬化性や熱硬化性のエポキシ樹脂を素
子の外周部に塗布し背面ガラス基板等を用いる封止方法
では、硬化後の樹脂自体の透湿度(JIS Z020
8)が10[g/m2 /24時間]程度であり、大気中
の水分に極めて敏感な有機電界発光素子の封止用接着剤
としては不十分なのが現状である。有機電界発光素子の
ダークスポットによる劣化が改善されず発光特性が不安
定なことは、ファクシミリ、複写機、液晶ディスプレイ
のバックライト等の光源としては大きな問題であり、フ
ラットパネル・ディスプレイ等の表示素子としても望ま
しくない特性である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実状に
鑑み、ダークスポットの発生を防止し、長期に亘って優
れた発光特性を維持することの可能な有機電界発光素子
を提供することにある。
鑑み、ダークスポットの発生を防止し、長期に亘って優
れた発光特性を維持することの可能な有機電界発光素子
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的達
成のために鋭意検討した結果、素子の外周部に樹脂層を
設けて素子を支持する絶縁性基板と対向して外気遮蔽材
を接着した後、この樹脂層の大気側表面に、シリコンの
酸化膜、窒化膜または酸化窒化膜から成るガスバリア膜
で被覆することにより上記課題を解決することができる
ことを見い出し、本発明を完成するに至った。
成のために鋭意検討した結果、素子の外周部に樹脂層を
設けて素子を支持する絶縁性基板と対向して外気遮蔽材
を接着した後、この樹脂層の大気側表面に、シリコンの
酸化膜、窒化膜または酸化窒化膜から成るガスバリア膜
で被覆することにより上記課題を解決することができる
ことを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明は、絶縁性基板と、該基板上
に形成された陽極、有機発光層及び陰極を有する発光部
と、該発光部を覆う外気遮蔽板とを有し、かつ、基板と
外気遮蔽板との間隙に発光部を囲繞するように樹脂層を
形成して発光部を封止すると共に該樹脂層の外側表面に
シリコンの酸化物、窒化物及び/又は酸化窒化物を主成
分とするガスバリア膜を形成してなることを特徴とする
有機電界発光素子を提供するものである。
に形成された陽極、有機発光層及び陰極を有する発光部
と、該発光部を覆う外気遮蔽板とを有し、かつ、基板と
外気遮蔽板との間隙に発光部を囲繞するように樹脂層を
形成して発光部を封止すると共に該樹脂層の外側表面に
シリコンの酸化物、窒化物及び/又は酸化窒化物を主成
分とするガスバリア膜を形成してなることを特徴とする
有機電界発光素子を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図4は本発明に用いられる一般的
な有機電界発光素子の発光部の構造例を模式的に示す断
面図であり、図4(A)においては、基板1の上に、陽
極2が形成され、その上に有機発光層3と陰極4が積層
されて発光部5が形成されている。基板1は有機電界発
光素子の支持体となるものであり、石英やガラスの板、
金属板や金属箔、プラスチックフィルムやシートなどが
用いられる。特にガラス板や、ポリエステル、ポリメタ
クリレート、ポリカーボネート、ポリスルホンなどの透
明な合成樹脂の板が好ましい。合成樹脂基板を使用する
場合にはガスバリア性に留意する必要があり、基板のガ
スバリア性が小さすぎると、基板を通過した外気により
有機電界発光素子が劣化することがあるので好ましくな
い。このため、合成樹脂基板の少なくとも片面に緻密な
シリコン酸化膜等を設けてガスバリア性を確保する方法
も好ましい方法の一つである。
な有機電界発光素子の発光部の構造例を模式的に示す断
面図であり、図4(A)においては、基板1の上に、陽
極2が形成され、その上に有機発光層3と陰極4が積層
されて発光部5が形成されている。基板1は有機電界発
光素子の支持体となるものであり、石英やガラスの板、
金属板や金属箔、プラスチックフィルムやシートなどが
用いられる。特にガラス板や、ポリエステル、ポリメタ
クリレート、ポリカーボネート、ポリスルホンなどの透
明な合成樹脂の板が好ましい。合成樹脂基板を使用する
場合にはガスバリア性に留意する必要があり、基板のガ
スバリア性が小さすぎると、基板を通過した外気により
有機電界発光素子が劣化することがあるので好ましくな
い。このため、合成樹脂基板の少なくとも片面に緻密な
シリコン酸化膜等を設けてガスバリア性を確保する方法
も好ましい方法の一つである。
【0012】基板1上には陽極2が設けられるが、陽極
2は有機発光層3への正孔注入の役割を果たすものであ
る。この陽極2は、通常、アルミニウム、金、銀、ニッ
ケル、パラジウム、白金等の金属、インジウム及び/又
はスズの酸化物などの金属酸化物、ヨウ化銅などのハロ
ゲン化金属、カーボンブラック、あるいは、ポリ(3−
メチルチオフェン)、ポリピロール、ポリアニリン等の
導電性高分子などによって構成される。陽極2の形成は
通常、スパッタリング法、真空蒸着法などにより行われ
る。また、銀などの金属微粒子、ヨウ化銅などの微粒
子、カーボンブラック、導電性の金属酸化物微粒子、導
電性高分子微粉末などの場合には、適当なバインダー樹
脂溶液に分散し、基板1上に塗布することにより陽極2
を形成することもできる。
2は有機発光層3への正孔注入の役割を果たすものであ
る。この陽極2は、通常、アルミニウム、金、銀、ニッ
ケル、パラジウム、白金等の金属、インジウム及び/又
はスズの酸化物などの金属酸化物、ヨウ化銅などのハロ
ゲン化金属、カーボンブラック、あるいは、ポリ(3−
メチルチオフェン)、ポリピロール、ポリアニリン等の
導電性高分子などによって構成される。陽極2の形成は
通常、スパッタリング法、真空蒸着法などにより行われ
る。また、銀などの金属微粒子、ヨウ化銅などの微粒
子、カーボンブラック、導電性の金属酸化物微粒子、導
電性高分子微粉末などの場合には、適当なバインダー樹
脂溶液に分散し、基板1上に塗布することにより陽極2
を形成することもできる。
【0013】さらに、導電性高分子の場合は電解重合に
より直接基板1上に薄膜を形成したり、基板1上に導電
性高分子を塗布して陽極2を形成することもできる。陽
極2は異なる物質を積層して形成することも可能であ
る。陽極2の厚みは、必要とする透明性により異なる。
透明性が必要とされる場合は、可視光の透過率を、通
常、60%以上、好ましくは80%以上とすることが望
ましく、この場合、厚みは、通常、5〜1000nm、
好ましくは10〜500nm程度である。不透明でよい
場合は陽極2は基板1と同一肉厚でもよい。
より直接基板1上に薄膜を形成したり、基板1上に導電
性高分子を塗布して陽極2を形成することもできる。陽
極2は異なる物質を積層して形成することも可能であ
る。陽極2の厚みは、必要とする透明性により異なる。
透明性が必要とされる場合は、可視光の透過率を、通
常、60%以上、好ましくは80%以上とすることが望
ましく、この場合、厚みは、通常、5〜1000nm、
好ましくは10〜500nm程度である。不透明でよい
場合は陽極2は基板1と同一肉厚でもよい。
【0014】陽極2の上に形成された有機発光層3は、
電界を与えられた電極間において、陽極2から注入され
た正孔と陰極4から注入された電子を効率よく輸送して
再結合させ、かつ、再結合により効率よく発光する材料
から形成される。また、この有機発光層3は発光効率の
向上のために、図4(B)に示す様に、正孔輸送層3b
と電子輸送層3cに分割して機能分離型にすることがで
きる。
電界を与えられた電極間において、陽極2から注入され
た正孔と陰極4から注入された電子を効率よく輸送して
再結合させ、かつ、再結合により効率よく発光する材料
から形成される。また、この有機発光層3は発光効率の
向上のために、図4(B)に示す様に、正孔輸送層3b
と電子輸送層3cに分割して機能分離型にすることがで
きる。
【0015】上記の機能分離型素子において、正孔輸送
層3bの材料としては、陽極2からの正孔注入効率が高
く、かつ、注入された正孔を効率よく輸送することがで
きる材料であることが望ましい。そのためには、イオン
化ポテンシャルが小さく、しかも正孔移動度が大きく、
さらに安定性に優れ、トラップとなる不純物が製造時や
使用時に発生しにくいものが好ましい。
層3bの材料としては、陽極2からの正孔注入効率が高
く、かつ、注入された正孔を効率よく輸送することがで
きる材料であることが望ましい。そのためには、イオン
化ポテンシャルが小さく、しかも正孔移動度が大きく、
さらに安定性に優れ、トラップとなる不純物が製造時や
使用時に発生しにくいものが好ましい。
【0016】このような正孔輸送材料としては、例え
ば、1,1−ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェニ
ル)シクロヘキサン等の3級芳香族アミンユニットを連
結した芳香族ジアミン化合物(特開昭59−19439
3号公報)、4,4' −ビス[N−(1−ナフチル)−
N−フェニルアミノ]ビフェニルで代表される2個以上
の3級アミンを含み2個以上の縮合芳香族環が窒素原子
に置換した芳香族アミン(特開平5−234681号公
報)、トリフェニルベンゼンの誘導体でスターバースト
構造を有する芳香族トリアミン(米国特許第4,92
3,774号)、N,N' −ジフェニル−N,N' −ビ
ス(3−メチルフェニル)ビフェニル−4−4' −ジア
ミン等の芳香族ジアミン(米国特許第4,764,62
5号)、分子全体として立体的に非対称なトリフェニル
アミン誘導体(特開平4−129271号公報)、ピレ
ニル基に芳香族ジアミノ基が複数個置換した化合物(特
開平4−175395号公報)、エチレン基で3級芳香
族アミンユニットを連結した芳香族ジアミン(特開平4
−264189号公報)、スチリル構造を有する芳香族
ジアミン(特開平4−290851号公報)、チオフェ
ン基で芳香族3級アミンユニットを連結したもの(特開
平4−304466号公報)、スターバースト型芳香族
トリアミン(特開平4−308688号公報)、ベンジ
ルフェニル化合物(特開平4−364153号公報)、
フルオレン基で3級アミンを連結したもの(特開平5−
25473号公報)、トリアミン化合物(特開平5−2
39455号公報)、ビスジピリジルアミノビフェニル
(特開平5−320634号公報)、N,N,N−トリ
フェニルアミン誘導体(特開平6−1972号公報)フ
ェノキサジン構造を有する芳香族ジアミン(特開平7−
138562号公報)、ジアミノフェニルフェナントリ
ジン誘導体(特開平7−252474号公報)、シラザ
ン化合物(米国特許第4,950,950号公報)、シ
ラナミン誘導体(特開平6−49079号公報)、ホス
ファミン誘導体(特開平6−25659号公報)等が挙
げられる。これらの化合物は、単独で用いてもよいし、
必要に応じて、各々、混合して用いてもよい。
ば、1,1−ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェニ
ル)シクロヘキサン等の3級芳香族アミンユニットを連
結した芳香族ジアミン化合物(特開昭59−19439
3号公報)、4,4' −ビス[N−(1−ナフチル)−
N−フェニルアミノ]ビフェニルで代表される2個以上
の3級アミンを含み2個以上の縮合芳香族環が窒素原子
に置換した芳香族アミン(特開平5−234681号公
報)、トリフェニルベンゼンの誘導体でスターバースト
構造を有する芳香族トリアミン(米国特許第4,92
3,774号)、N,N' −ジフェニル−N,N' −ビ
ス(3−メチルフェニル)ビフェニル−4−4' −ジア
ミン等の芳香族ジアミン(米国特許第4,764,62
5号)、分子全体として立体的に非対称なトリフェニル
アミン誘導体(特開平4−129271号公報)、ピレ
ニル基に芳香族ジアミノ基が複数個置換した化合物(特
開平4−175395号公報)、エチレン基で3級芳香
族アミンユニットを連結した芳香族ジアミン(特開平4
−264189号公報)、スチリル構造を有する芳香族
ジアミン(特開平4−290851号公報)、チオフェ
ン基で芳香族3級アミンユニットを連結したもの(特開
平4−304466号公報)、スターバースト型芳香族
トリアミン(特開平4−308688号公報)、ベンジ
ルフェニル化合物(特開平4−364153号公報)、
フルオレン基で3級アミンを連結したもの(特開平5−
25473号公報)、トリアミン化合物(特開平5−2
39455号公報)、ビスジピリジルアミノビフェニル
(特開平5−320634号公報)、N,N,N−トリ
フェニルアミン誘導体(特開平6−1972号公報)フ
ェノキサジン構造を有する芳香族ジアミン(特開平7−
138562号公報)、ジアミノフェニルフェナントリ
ジン誘導体(特開平7−252474号公報)、シラザ
ン化合物(米国特許第4,950,950号公報)、シ
ラナミン誘導体(特開平6−49079号公報)、ホス
ファミン誘導体(特開平6−25659号公報)等が挙
げられる。これらの化合物は、単独で用いてもよいし、
必要に応じて、各々、混合して用いてもよい。
【0017】上記の化合物以外に、正孔輸送層3bの材
料として、ポリビニルカルバゾールやポリシラン(Ap
pl.Phys.Lett.,59巻,2760頁,1
991年)、ポリフォスファゼン(特開平5−3109
49号公報)、ポリアミド(特開平5−310949号
公報)、ポリビニルトリフェニルアミン(特開平7−5
3953号公報)、トリフェニルアミン骨格を有する高
分子(特開平4−133065号公報)、トリフェニル
アミン単位をメチレン基等で連結した高分子(Synt
hetic Metals,55−57巻,4163
頁,1993年)、芳香族アミンを含有するポリメタク
リレート(J.Polym.Sci.,Polym.C
hem.Ed.,21巻,969頁,1983年)等の
高分子材料が挙げられる。
料として、ポリビニルカルバゾールやポリシラン(Ap
pl.Phys.Lett.,59巻,2760頁,1
991年)、ポリフォスファゼン(特開平5−3109
49号公報)、ポリアミド(特開平5−310949号
公報)、ポリビニルトリフェニルアミン(特開平7−5
3953号公報)、トリフェニルアミン骨格を有する高
分子(特開平4−133065号公報)、トリフェニル
アミン単位をメチレン基等で連結した高分子(Synt
hetic Metals,55−57巻,4163
頁,1993年)、芳香族アミンを含有するポリメタク
リレート(J.Polym.Sci.,Polym.C
hem.Ed.,21巻,969頁,1983年)等の
高分子材料が挙げられる。
【0018】上記の正孔輸送材料を塗布法あるいは真空
蒸着法により前記陽極2上に積層することにより正孔輸
送層3bを形成する。塗布法の場合は、正孔輸送材料を
1種または2種以上と、必要により正孔のトラップにな
らないバインダー樹脂や塗布性改良剤などの添加剤とを
添加し、溶解して塗布溶液を調製し、スピンコート法な
どの方法により陽極2上に塗布し、乾燥して正孔輸送層
3bを形成する。バインダー樹脂としては、ポリカーボ
ネート、ポリアリレート、ポリエステル等が挙げられ
る。バインダー樹脂は添加量が多いと正孔移動度を低下
させるので、少ない方が望ましく、通常、50重量%以
下が好ましい。
蒸着法により前記陽極2上に積層することにより正孔輸
送層3bを形成する。塗布法の場合は、正孔輸送材料を
1種または2種以上と、必要により正孔のトラップにな
らないバインダー樹脂や塗布性改良剤などの添加剤とを
添加し、溶解して塗布溶液を調製し、スピンコート法な
どの方法により陽極2上に塗布し、乾燥して正孔輸送層
3bを形成する。バインダー樹脂としては、ポリカーボ
ネート、ポリアリレート、ポリエステル等が挙げられ
る。バインダー樹脂は添加量が多いと正孔移動度を低下
させるので、少ない方が望ましく、通常、50重量%以
下が好ましい。
【0019】真空蒸着法の場合には、正孔輸送材料を真
空容器内に設置されたルツボに入れ、真空容器内を適当
なポンプで10-4Pa程度にまで排気した後、ルツボを
加熱して、正孔輸送材料を蒸発させ、ルツボと向き合っ
て置かれた基板1上の陽極2上に正孔輸送層3bを形成
させる。正孔輸送層3bの膜厚は、通常、10〜300
nm、好ましくは30〜100nmである。この様に薄
い膜を一様に形成するためには、一般に真空蒸着法が望
ましい。
空容器内に設置されたルツボに入れ、真空容器内を適当
なポンプで10-4Pa程度にまで排気した後、ルツボを
加熱して、正孔輸送材料を蒸発させ、ルツボと向き合っ
て置かれた基板1上の陽極2上に正孔輸送層3bを形成
させる。正孔輸送層3bの膜厚は、通常、10〜300
nm、好ましくは30〜100nmである。この様に薄
い膜を一様に形成するためには、一般に真空蒸着法が望
ましい。
【0020】また、正孔注入の効率をさらに向上させ、
かつ、有機層全体の陽極への付着力を改善させるため
に、図4(C)に示すように、正孔輸送層3bと陽極2
との間に陽極バッファ層3aを挿入することもできる。
陽極バッファ層3aを挿入することで、初期の素子の駆
動電圧が下がると同時に、素子を定電流で連続駆動した
時の電圧上昇も抑制される効果がある。陽極バッファ層
に用いられる材料としては、陽極とのコンタクトがよく
均一な薄膜が形成でき、熱的に安定、すなわち、融点及
びガラス転移温度が高く、融点としては300℃以上、
ガラス転移温度としては100℃以上のものが望まし
い。さらに、イオン化ポテンシャルが低く陽極からの正
孔注入が容易なこと、正孔移動度が大きいことが挙げら
れる。
かつ、有機層全体の陽極への付着力を改善させるため
に、図4(C)に示すように、正孔輸送層3bと陽極2
との間に陽極バッファ層3aを挿入することもできる。
陽極バッファ層3aを挿入することで、初期の素子の駆
動電圧が下がると同時に、素子を定電流で連続駆動した
時の電圧上昇も抑制される効果がある。陽極バッファ層
に用いられる材料としては、陽極とのコンタクトがよく
均一な薄膜が形成でき、熱的に安定、すなわち、融点及
びガラス転移温度が高く、融点としては300℃以上、
ガラス転移温度としては100℃以上のものが望まし
い。さらに、イオン化ポテンシャルが低く陽極からの正
孔注入が容易なこと、正孔移動度が大きいことが挙げら
れる。
【0021】この目的のために、ポルフィリン誘導体や
フタロシアニン化合物(特開昭63−295695号公
報)、スターバスト型芳香族トリアミン(特開平4−3
08688号公報)、ヒドラゾン化合物(特開平4−3
20483号公報)、アルコキシ置換の芳香族ジアミン
誘導体(特開平4−220995号公報)、p−(9−
アントリル)−N,N−ジ−p−トリルアニリン(特開
平3−111485号公報)、ポリチエニレンビニレン
やポリ−p−フェニレンビニレン(特開平4−1451
92号公報)、ポリアニン(Appl.Phys.Le
tt.,64巻,1245頁,1994年参照)等の有
機化合物や、スパッタ・カーボン膜(特開平8−315
73号公報)や、バナジウム酸化物、ルテニウム酸化
物、モリブデン酸化物等の金属酸化物(第43回応用物
理学関係連合講演会,27a−SY−9,1996年)
を用いることができる。
フタロシアニン化合物(特開昭63−295695号公
報)、スターバスト型芳香族トリアミン(特開平4−3
08688号公報)、ヒドラゾン化合物(特開平4−3
20483号公報)、アルコキシ置換の芳香族ジアミン
誘導体(特開平4−220995号公報)、p−(9−
アントリル)−N,N−ジ−p−トリルアニリン(特開
平3−111485号公報)、ポリチエニレンビニレン
やポリ−p−フェニレンビニレン(特開平4−1451
92号公報)、ポリアニン(Appl.Phys.Le
tt.,64巻,1245頁,1994年参照)等の有
機化合物や、スパッタ・カーボン膜(特開平8−315
73号公報)や、バナジウム酸化物、ルテニウム酸化
物、モリブデン酸化物等の金属酸化物(第43回応用物
理学関係連合講演会,27a−SY−9,1996年)
を用いることができる。
【0022】上記陽極バッファ層材料としてよく使用さ
れる化合物としては、ポルフィリン化合物またはフタロ
シアニン化合物が挙げられる。これらの化合物は中心金
属を有していてもよいし、無金属のものでもよい。好ま
しいこれらの化合物の具体例として、以下の化合物が挙
げられる: ポルフィン 5,10,15,20−テトラフェニル−21H,23
H−ポルフィン 5,10,15,20−テトラフェニル−21H,23
H−ポルフィンコバルト(II) 5,10,15,20−テトラフェニル−21H,23
H−ポルフィン銅(II) 5,10,15,20−テトラフェニル−21H,23
H−ポルフィン亜鉛(II) 5,10,15,20−テトラフェニル−21H,23
H−ポルフィンバナジウム(IV) オキシド 5,10,15,20−テトラ(4−ピリジル)−21
H,23H−ポルフィン 29H,31H−フタロシアニン 銅(II)フタロシアニン 亜鉛(II)フタロシアニン チタンフタロシアニンオキシド マグネシウムフタロシアニン 鉛フタロシアニン 銅(II)4,4' ,4'', 4''' −テトラアザ−29
H,31H−フタロシアニン 陽極バッファ層3aの場合も、正孔輸送層3bと同様に
して薄膜形成可能であるが、無機物の場合には、さら
に、スパッタ法や電子ビーム蒸着法、プラズマCVD法
が用いられる。
れる化合物としては、ポルフィリン化合物またはフタロ
シアニン化合物が挙げられる。これらの化合物は中心金
属を有していてもよいし、無金属のものでもよい。好ま
しいこれらの化合物の具体例として、以下の化合物が挙
げられる: ポルフィン 5,10,15,20−テトラフェニル−21H,23
H−ポルフィン 5,10,15,20−テトラフェニル−21H,23
H−ポルフィンコバルト(II) 5,10,15,20−テトラフェニル−21H,23
H−ポルフィン銅(II) 5,10,15,20−テトラフェニル−21H,23
H−ポルフィン亜鉛(II) 5,10,15,20−テトラフェニル−21H,23
H−ポルフィンバナジウム(IV) オキシド 5,10,15,20−テトラ(4−ピリジル)−21
H,23H−ポルフィン 29H,31H−フタロシアニン 銅(II)フタロシアニン 亜鉛(II)フタロシアニン チタンフタロシアニンオキシド マグネシウムフタロシアニン 鉛フタロシアニン 銅(II)4,4' ,4'', 4''' −テトラアザ−29
H,31H−フタロシアニン 陽極バッファ層3aの場合も、正孔輸送層3bと同様に
して薄膜形成可能であるが、無機物の場合には、さら
に、スパッタ法や電子ビーム蒸着法、プラズマCVD法
が用いられる。
【0023】以上の様にして形成される陽極バッファ層
3aの膜厚は、通常、3〜100nm、好ましくは10
〜50nmである。正孔輸送層3bの上には電子輸送層
3cが設けられる。電子輸送層3cは、電界を与えられ
た電極間において陰極からの電子を効率よく正孔輸送層
3bの方向に輸送することができる化合物により形成さ
れる。
3aの膜厚は、通常、3〜100nm、好ましくは10
〜50nmである。正孔輸送層3bの上には電子輸送層
3cが設けられる。電子輸送層3cは、電界を与えられ
た電極間において陰極からの電子を効率よく正孔輸送層
3bの方向に輸送することができる化合物により形成さ
れる。
【0024】電子輸送層3cに用いられる電子輸送性化
合物としては、陰極4からの電子注入効率が高く、か
つ、注入された電子を効率よく輸送することができる化
合物であることが望ましい。そのためには、電子親和力
が大きく、しかも電子移動度が大きく、さらに安定性に
優れトラップとなる不純物が製造時や使用時に発生しに
くい化合物であることが好ましい。
合物としては、陰極4からの電子注入効率が高く、か
つ、注入された電子を効率よく輸送することができる化
合物であることが望ましい。そのためには、電子親和力
が大きく、しかも電子移動度が大きく、さらに安定性に
優れトラップとなる不純物が製造時や使用時に発生しに
くい化合物であることが好ましい。
【0025】このような条件を満たす材料としては、8
−ヒドロキシキノリンのアルミニウム錯体などの金属錯
体(特開昭59−194393号公報)、10−ヒドロ
キシベンゾ[h]キノリンの金属錯体(特開平6−32
2362号公報)、ビススチリルベンゼン誘導体(特開
平1−245087号公報、同2−222484号公
報)、希土類錯体(特開平1−256584号公報)、
ジスチリルピラジン誘導体(特開平2−252793号
公報)、p−フェニレン化合物(特開平3−33183
号公報)、チアジアゾロピリジン誘導体(特開平3−3
7292号公報)、ピロロピリジン誘導体(特開平3−
37293号公報)、ナフチリジン誘導体(特開平3−
203982号公報)、シロール誘導体(日本化学会第
70春季年会,2D1 02及び2D1 03,199
6年)などが挙げられる。
−ヒドロキシキノリンのアルミニウム錯体などの金属錯
体(特開昭59−194393号公報)、10−ヒドロ
キシベンゾ[h]キノリンの金属錯体(特開平6−32
2362号公報)、ビススチリルベンゼン誘導体(特開
平1−245087号公報、同2−222484号公
報)、希土類錯体(特開平1−256584号公報)、
ジスチリルピラジン誘導体(特開平2−252793号
公報)、p−フェニレン化合物(特開平3−33183
号公報)、チアジアゾロピリジン誘導体(特開平3−3
7292号公報)、ピロロピリジン誘導体(特開平3−
37293号公報)、ナフチリジン誘導体(特開平3−
203982号公報)、シロール誘導体(日本化学会第
70春季年会,2D1 02及び2D1 03,199
6年)などが挙げられる。
【0026】これらの化合物を用いた電子輸送層3c
は、一般に、電子を輸送する役割と、正孔と電子の再結
合の際に発光をもたらす役割を同時に果たすことができ
る。正孔輸送層3bが発光機能を有する場合は、電子輸
送層3cは電子を輸送する役割だけを果たす場合もあ
る。素子の発光効率を向上させるとともに発光色を変え
る目的で、例えば、8−ヒドロキシキノリンのアルミニ
ウム錯体をホスト材料として、クマリン等のレーザ用蛍
光色素をドープすることができる。この方法の利点とし
て、 1)高効率の蛍光色素により発光効率が向上、 2)蛍光色素の選択により発光波長が可変、 3)濃度消光を起こす蛍光色素も使用可能、 4)薄膜性のわるい蛍光色素も使用可能、 等が挙げられる。
は、一般に、電子を輸送する役割と、正孔と電子の再結
合の際に発光をもたらす役割を同時に果たすことができ
る。正孔輸送層3bが発光機能を有する場合は、電子輸
送層3cは電子を輸送する役割だけを果たす場合もあ
る。素子の発光効率を向上させるとともに発光色を変え
る目的で、例えば、8−ヒドロキシキノリンのアルミニ
ウム錯体をホスト材料として、クマリン等のレーザ用蛍
光色素をドープすることができる。この方法の利点とし
て、 1)高効率の蛍光色素により発光効率が向上、 2)蛍光色素の選択により発光波長が可変、 3)濃度消光を起こす蛍光色素も使用可能、 4)薄膜性のわるい蛍光色素も使用可能、 等が挙げられる。
【0027】素子の駆動寿命を改善する目的において
も、前記電子輸送層材料をホスト材料として、蛍光色素
をドープすることは有効である。例えば、8−ヒドロキ
シキノリンのアルミニウム錯体などの金属錯体をホスト
材料として、ルブレンに代表されるナフタセン誘導体
(特開平4−335087号公報)、キナクリドン誘導
体(特開平5−70773号公報)、ペリレン等の縮合
多環芳香族環(特開平5−198377号公報)を、ホ
スト材料に対して0.1〜10重量%ドープすることに
より、素子の発光特性、特に駆動安定性を大きく向上さ
せることができる。
も、前記電子輸送層材料をホスト材料として、蛍光色素
をドープすることは有効である。例えば、8−ヒドロキ
シキノリンのアルミニウム錯体などの金属錯体をホスト
材料として、ルブレンに代表されるナフタセン誘導体
(特開平4−335087号公報)、キナクリドン誘導
体(特開平5−70773号公報)、ペリレン等の縮合
多環芳香族環(特開平5−198377号公報)を、ホ
スト材料に対して0.1〜10重量%ドープすることに
より、素子の発光特性、特に駆動安定性を大きく向上さ
せることができる。
【0028】電子輸送層3cの膜厚は、通常、10〜2
00nm、好ましくは30〜100nmである。電子輸
送層3cも正孔輸送層3bと同様の方法で形成すること
ができるが、通常は真空蒸着法が用いられる。図4
(A)のように機能分離を行わない単層型の有機発光層
3としては、先に挙げたポリ(p−フェニレンビニレ
ン)(Nature,347巻,539頁,1990年
他)、ポリ[2−メトキシ−5−(2−エチルヘキシル
オキシ)−1,4−フェニレンビニレン](Appl.
Phys.Lett.,58巻,1982頁,1991
年他)、ポリ(3−アルキルチオフェン)(Jpn.
J.Appl.Phys.,30巻,L1938頁,1
991年他)等の高分子材料や、ポリビニルカルバゾー
ル等の高分子に発光材料と電子移動材料を混合した系
(応用物理,61巻,1044頁,1992年)等が挙
げられる。
00nm、好ましくは30〜100nmである。電子輸
送層3cも正孔輸送層3bと同様の方法で形成すること
ができるが、通常は真空蒸着法が用いられる。図4
(A)のように機能分離を行わない単層型の有機発光層
3としては、先に挙げたポリ(p−フェニレンビニレ
ン)(Nature,347巻,539頁,1990年
他)、ポリ[2−メトキシ−5−(2−エチルヘキシル
オキシ)−1,4−フェニレンビニレン](Appl.
Phys.Lett.,58巻,1982頁,1991
年他)、ポリ(3−アルキルチオフェン)(Jpn.
J.Appl.Phys.,30巻,L1938頁,1
991年他)等の高分子材料や、ポリビニルカルバゾー
ル等の高分子に発光材料と電子移動材料を混合した系
(応用物理,61巻,1044頁,1992年)等が挙
げられる。
【0029】有機電界発光素子の発光効率をさらに向上
させる方法として、有機発光層3の上にさらに電子注入
層(図示せず)を積層することもできる。この電子注入
層に用いられる化合物には、陰極からの電子注入が容易
で、電子の輸送能力がさらに大きいことが要求される。
この様な電子輸送材料としては、既に発光層材料として
挙げた8−ヒドロキシキノリンのアルミ錯体、オキサジ
アゾール誘導体(Appl.Phys.Lett.,5
5巻,1489頁,1989年他)やそれらをポリメタ
クリル酸メチル(PMMA)等の樹脂に分散した系(A
ppl.Phys.Lett.,61巻,2793頁,
1992年)、フェナントロリン誘導体(特開平5−3
31459号公報)、2−t−ブチル−9,10−N,
N' −ジシアノアントラキノンジイミン(Phys.S
tat.Sol.(a),142巻,489頁,199
4年)、n型水素化非晶質炭化シリコン、n型硫化亜
鉛、n型セレン化亜鉛等が挙げられる。電子注入層の膜
厚は、通常、5〜200nm、好ましくは10〜100
nmである。
させる方法として、有機発光層3の上にさらに電子注入
層(図示せず)を積層することもできる。この電子注入
層に用いられる化合物には、陰極からの電子注入が容易
で、電子の輸送能力がさらに大きいことが要求される。
この様な電子輸送材料としては、既に発光層材料として
挙げた8−ヒドロキシキノリンのアルミ錯体、オキサジ
アゾール誘導体(Appl.Phys.Lett.,5
5巻,1489頁,1989年他)やそれらをポリメタ
クリル酸メチル(PMMA)等の樹脂に分散した系(A
ppl.Phys.Lett.,61巻,2793頁,
1992年)、フェナントロリン誘導体(特開平5−3
31459号公報)、2−t−ブチル−9,10−N,
N' −ジシアノアントラキノンジイミン(Phys.S
tat.Sol.(a),142巻,489頁,199
4年)、n型水素化非晶質炭化シリコン、n型硫化亜
鉛、n型セレン化亜鉛等が挙げられる。電子注入層の膜
厚は、通常、5〜200nm、好ましくは10〜100
nmである。
【0030】陰極4は、有機発光層3に電子を注入する
役割を果たす。陰極4として用いられる材料は、前記陽
極2に使用される材料を用いることが可能であるが、効
率よく電子注入を行うには、仕事関数の低い金属が好ま
しく、スズ、マグネシウム、インジウム、カルシウム、
アルミニウム、銀等の適当な金属またはそれらの合金が
用いられる。
役割を果たす。陰極4として用いられる材料は、前記陽
極2に使用される材料を用いることが可能であるが、効
率よく電子注入を行うには、仕事関数の低い金属が好ま
しく、スズ、マグネシウム、インジウム、カルシウム、
アルミニウム、銀等の適当な金属またはそれらの合金が
用いられる。
【0031】具体例としては、マグネシウム−銀合金、
マグネシウム−インジウム合金、アルミニウム−リチウ
ム合金等の低仕事関数合金電極が挙げられる。さらに、
陰極4と有機発光層3または電子輸送層3cの界面にL
iF、Li2 O等の極薄膜(0.1〜5nm)を挿入す
ることも、素子の効率を向上させる有効な方法である。
陰極4の膜厚は通常、陽極2と同様である。低仕事関数
金属から成る陰極を保護する目的で、この上にさらに、
仕事関数が高く大気に対して安定な金属層を積層するこ
とは素子の安定性を増す。この目的のために、アルミニ
ウム、銀、ニッケル、クロム、金、白金等の金属が使わ
れる。
マグネシウム−インジウム合金、アルミニウム−リチウ
ム合金等の低仕事関数合金電極が挙げられる。さらに、
陰極4と有機発光層3または電子輸送層3cの界面にL
iF、Li2 O等の極薄膜(0.1〜5nm)を挿入す
ることも、素子の効率を向上させる有効な方法である。
陰極4の膜厚は通常、陽極2と同様である。低仕事関数
金属から成る陰極を保護する目的で、この上にさらに、
仕事関数が高く大気に対して安定な金属層を積層するこ
とは素子の安定性を増す。この目的のために、アルミニ
ウム、銀、ニッケル、クロム、金、白金等の金属が使わ
れる。
【0032】尚、図4(A)とは逆の構造、すなわち、
基板上に陰極4、有機発光層3、陽極2の順に積層する
ことも可能であり、既述したように少なくとも一方が透
明性の高い2枚の基板の間に本発明の有機電界発光素子
を設けることも可能である。同様に図4(B)及び図4
(C)に示した前記各層構成とは逆の構造に積層するこ
とも可能である。有機電界発光素子の安定性及び信頼性
を向上させるために素子全体を封止する必要がある。以
下に、本発明の封止方法を図3の構造例を用いて説明す
る。
基板上に陰極4、有機発光層3、陽極2の順に積層する
ことも可能であり、既述したように少なくとも一方が透
明性の高い2枚の基板の間に本発明の有機電界発光素子
を設けることも可能である。同様に図4(B)及び図4
(C)に示した前記各層構成とは逆の構造に積層するこ
とも可能である。有機電界発光素子の安定性及び信頼性
を向上させるために素子全体を封止する必要がある。以
下に、本発明の封止方法を図3の構造例を用いて説明す
る。
【0033】有機電界発光素子の陰極は低仕事関数であ
るために、特に湿気により酸化され、酸化部分が高抵抗
化したり有機層から剥離するために、ダークスポットを
発生させやすい。従って、ダークスポットを抑制するた
めには、先ず、発光部5を外気からの水分を遮断した気
密な構造中に素子を置かなければならない。発光部5を
気密構造中に封止する具体的な方法として、発光部5を
支持する絶縁性基板1と対向して、ガスバリア性のある
板状もしくはシート状の外気遮蔽板6を被せると共に樹
脂7を発光部5の周囲を囲繞するように塗布して、貼り
合わせて封止する。外気遮蔽板6としては、絶縁性基板
1として既に挙げたものを使用することができ、石英や
ガラスの板、金属板や金属箔、プラスチックフィルムや
シートなどが用いられる。
るために、特に湿気により酸化され、酸化部分が高抵抗
化したり有機層から剥離するために、ダークスポットを
発生させやすい。従って、ダークスポットを抑制するた
めには、先ず、発光部5を外気からの水分を遮断した気
密な構造中に素子を置かなければならない。発光部5を
気密構造中に封止する具体的な方法として、発光部5を
支持する絶縁性基板1と対向して、ガスバリア性のある
板状もしくはシート状の外気遮蔽板6を被せると共に樹
脂7を発光部5の周囲を囲繞するように塗布して、貼り
合わせて封止する。外気遮蔽板6としては、絶縁性基板
1として既に挙げたものを使用することができ、石英や
ガラスの板、金属板や金属箔、プラスチックフィルムや
シートなどが用いられる。
【0034】特にガラス板や、ポリエステル、ポリメタ
クリレート、ポリカーボネート、ポリスルホンなどの透
明な合成樹脂の板が好ましい。合成樹脂基板を使用する
場合にはガスバリア性に留意する必要があり、合成樹脂
基板の少なくとも片面に緻密なシリコン酸化膜等を設け
てガスバリア性を確保することが望ましい。絶縁性基板
1と外気遮蔽板6を接着するのに、樹脂層7が用いられ
る。樹脂層7に使用される材料としては、ガスバリア性
を考慮するとエポキシ系樹脂が好ましい。エポキシ系樹
脂としては、光硬化型と熱硬化型のものが挙げられる。
光硬化型エポキシ樹脂としては、スリーボンド(株)製
30Y−184G、長瀬チバ(株)製XNR5493T
等が挙げられる。熱硬化型エポキシ樹脂としては、長瀬
チバ(株)製XNR5155等が挙げられる。この他
に、室温硬化型のチバガイギー(株)製アラルダイトや
変性エポキシ弾性接着剤、例えば、セメダイン(株)製
EP−001、コニシ(株)製MOS7や真空用接着剤
であるVarian社製Torr Seal等が挙げら
れる。
クリレート、ポリカーボネート、ポリスルホンなどの透
明な合成樹脂の板が好ましい。合成樹脂基板を使用する
場合にはガスバリア性に留意する必要があり、合成樹脂
基板の少なくとも片面に緻密なシリコン酸化膜等を設け
てガスバリア性を確保することが望ましい。絶縁性基板
1と外気遮蔽板6を接着するのに、樹脂層7が用いられ
る。樹脂層7に使用される材料としては、ガスバリア性
を考慮するとエポキシ系樹脂が好ましい。エポキシ系樹
脂としては、光硬化型と熱硬化型のものが挙げられる。
光硬化型エポキシ樹脂としては、スリーボンド(株)製
30Y−184G、長瀬チバ(株)製XNR5493T
等が挙げられる。熱硬化型エポキシ樹脂としては、長瀬
チバ(株)製XNR5155等が挙げられる。この他
に、室温硬化型のチバガイギー(株)製アラルダイトや
変性エポキシ弾性接着剤、例えば、セメダイン(株)製
EP−001、コニシ(株)製MOS7や真空用接着剤
であるVarian社製Torr Seal等が挙げら
れる。
【0035】しかしながら、上記樹脂層の透湿度は高々
10[g/m2 /24時間](JIS Z0208)程
度であり、実用上、不十分である。従って、外気の水分
を遮断する図3に示した樹脂層7だけではガスバリア性
が不足する。本発明では、上記の点に鑑みて、図1に示
すように、樹脂層7の外側にガスバリア性に優れたガス
バリア膜8を設けることが、外気の水分を遮断するのに
効果的なことを見いだした。図1を上部(外気遮蔽板)
側からみたものを図2に示す。9は樹脂層7が発光体5
の外周部に設けてある部分を示し、その外側にガスバリ
ア膜8が設けてある。2aは陽極の取り出し電極部分を
示し、4aは陰極の取り出し電極部分を示す。ガスバリ
ア膜8はこれらの外部回路との接触部分を残す形で、形
成される。
10[g/m2 /24時間](JIS Z0208)程
度であり、実用上、不十分である。従って、外気の水分
を遮断する図3に示した樹脂層7だけではガスバリア性
が不足する。本発明では、上記の点に鑑みて、図1に示
すように、樹脂層7の外側にガスバリア性に優れたガス
バリア膜8を設けることが、外気の水分を遮断するのに
効果的なことを見いだした。図1を上部(外気遮蔽板)
側からみたものを図2に示す。9は樹脂層7が発光体5
の外周部に設けてある部分を示し、その外側にガスバリ
ア膜8が設けてある。2aは陽極の取り出し電極部分を
示し、4aは陰極の取り出し電極部分を示す。ガスバリ
ア膜8はこれらの外部回路との接触部分を残す形で、形
成される。
【0036】ガスバリア膜8としては、シリコンの酸化
膜、窒化膜及び/又は酸化窒化膜を主成分とするものが
使用される。シリコン酸化膜をSiOxで表すと、組成
比xが1.0〜2.0の範囲にあることが好ましい。シ
リコン窒化膜をSiNxで表すと、組成比xが0.5〜
1.3の範囲にあることが好ましい。シリコン酸化窒化
膜(オキシナイトライド)をSiOxNyで表すと、x
及びyは、x=0.1〜1.8、y=0.1〜1.0;
x+y<2.0の範囲に各々あることが好ましい。さら
には、上記ガスバリア膜中のシリコンダングリングボン
ドを減らすために、膜中に0.1〜10wt.%の水素
原子または炭素原子を含有させることも、有効である。
膜、窒化膜及び/又は酸化窒化膜を主成分とするものが
使用される。シリコン酸化膜をSiOxで表すと、組成
比xが1.0〜2.0の範囲にあることが好ましい。シ
リコン窒化膜をSiNxで表すと、組成比xが0.5〜
1.3の範囲にあることが好ましい。シリコン酸化窒化
膜(オキシナイトライド)をSiOxNyで表すと、x
及びyは、x=0.1〜1.8、y=0.1〜1.0;
x+y<2.0の範囲に各々あることが好ましい。さら
には、上記ガスバリア膜中のシリコンダングリングボン
ドを減らすために、膜中に0.1〜10wt.%の水素
原子または炭素原子を含有させることも、有効である。
【0037】前記ガスバリア膜の厚さは、10nm〜1
0μmの範囲にあることが好ましい。10nm未満の厚
さだと膜の欠陥等を通して、外気の水分が透過すること
が起こる。10μm以上だと膜の応力が大きくなり、剥
離等の現象が起こるので好ましくない。前記ガスバリア
膜は、プラズマCVD(化学気相成長)法、反応性真空
蒸着法、スパッタ法のいずれかの方法にて作製される。
0μmの範囲にあることが好ましい。10nm未満の厚
さだと膜の欠陥等を通して、外気の水分が透過すること
が起こる。10μm以上だと膜の応力が大きくなり、剥
離等の現象が起こるので好ましくない。前記ガスバリア
膜は、プラズマCVD(化学気相成長)法、反応性真空
蒸着法、スパッタ法のいずれかの方法にて作製される。
【0038】プラズマCVD法は、大きく分けて、容量
結合型と誘導結合型の二つの種類に分類されるが、いず
れの方法も採用される。容量結合型では、二つの対向す
る電極によりプラズマを生成し、原料ガスを導入するこ
とにより膜を形成する。容量結合方式を図5に示す。こ
の方式では、整合器10を通して高周波電源11に接続
される電極12が陰極となり、接地される電極13が陽
極となる。ガスバリア膜を付与される試料14はいずれ
の電極におかれてもよいが、負のバイアス電圧を印加し
たい場合には、図5に示した様に基板試料は陰極側に設
置される。一方、誘導結合型のプラズマCVD法におい
ては、試料は通常、排気可能なガラスまたは石英管内に
置かれ、この管の外側にコイルを必要ターン数巻き、そ
のコイルに整合器を通して高周波電源を接続することに
より、管内にプラズマを生成することができる。
結合型と誘導結合型の二つの種類に分類されるが、いず
れの方法も採用される。容量結合型では、二つの対向す
る電極によりプラズマを生成し、原料ガスを導入するこ
とにより膜を形成する。容量結合方式を図5に示す。こ
の方式では、整合器10を通して高周波電源11に接続
される電極12が陰極となり、接地される電極13が陽
極となる。ガスバリア膜を付与される試料14はいずれ
の電極におかれてもよいが、負のバイアス電圧を印加し
たい場合には、図5に示した様に基板試料は陰極側に設
置される。一方、誘導結合型のプラズマCVD法におい
ては、試料は通常、排気可能なガラスまたは石英管内に
置かれ、この管の外側にコイルを必要ターン数巻き、そ
のコイルに整合器を通して高周波電源を接続することに
より、管内にプラズマを生成することができる。
【0039】プラズマCVD法で前記ガスバリア膜を形
成するために使用される原料ガスとしては、有機シリコ
ン化合物が挙げられる。この化合物をプラズマCVD法
に使用するためには、1Torr程度の蒸気圧を室温か
ら、100℃の範囲で有することが好ましい。このよう
な性質を持つ化合物として、具体例を以下に示すが、本
発明は何らこれらの化合物に限定されるものではない:
例えば1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、ヘ
キサメチルジシロキサン、テトラメチルシラン、テトラ
メトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルトリメ
トキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルエ
トキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジ
エトキシシラン、ジエトキシシラン、トリエトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、3−メタクリルオキシ
プロピルトリメトキシシラン、ビニルトリス(2−メト
キシエトキシ)シラン、トリメチルエトキシシラン、ビ
ニルトリアセトキシシラン、エチルトリエトキシシラ
ン、テトラキス(2−メトキシエトキシ)シラン、テト
ラキス(2−エチルヘキソキシ)シラン、トリス(トリ
メチルシロキシ)シラン、トリメトキシビニルシラン、
トリメチルビニルシラン、メチルフェニルジメトキシシ
ラン、トリエトキシクロロシラン、n−プロピルトリメ
トキシシラン、テトラキス(2−エチルブトキシ)シラ
ン、n−オクチルトリエトキシシラン、アセトキシプロ
ピルトリメトキシシラン、トリス(トリメチルシロキ
シ)フェニルシラン、オクタメチルシクロテトラシロキ
サン、オクタメチルトリシロキサン、1,2,3,3−
テトラキス(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、1,
2,3,3−テトラメチルジシロキサン、ペンタメチル
ジシロキサン、N,O−ビス(ジメチルシリル)アセタ
ミド、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テラメチル
ジシロキサン、1,3−ジエトキシテトラメチルジシロ
キサン、1,1,3,3,5,5−ヘキサメチルシクロ
トリシラザン、1,3,5,7−テトラメチルシクロテ
トラシロキサン、ビス(トリメチルシロキシ)エチルシ
ラン、1,1,3,3−テトラメチルジシラザン、ヘキ
サメチルジシラザン、1−トリメチルシリル−1,2,
4−トリアゾール、ピペリジノトリメチルシラン、テト
ラキス(ジメチルアミノ)シラン、ヘプタメチルジシラ
ザン、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチ
ルジシラザン、及び1,1,3,3,5,5−ヘキサメ
チルシクロトリシラザンを挙げることができる。
成するために使用される原料ガスとしては、有機シリコ
ン化合物が挙げられる。この化合物をプラズマCVD法
に使用するためには、1Torr程度の蒸気圧を室温か
ら、100℃の範囲で有することが好ましい。このよう
な性質を持つ化合物として、具体例を以下に示すが、本
発明は何らこれらの化合物に限定されるものではない:
例えば1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、ヘ
キサメチルジシロキサン、テトラメチルシラン、テトラ
メトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルトリメ
トキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルエ
トキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジ
エトキシシラン、ジエトキシシラン、トリエトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、3−メタクリルオキシ
プロピルトリメトキシシラン、ビニルトリス(2−メト
キシエトキシ)シラン、トリメチルエトキシシラン、ビ
ニルトリアセトキシシラン、エチルトリエトキシシラ
ン、テトラキス(2−メトキシエトキシ)シラン、テト
ラキス(2−エチルヘキソキシ)シラン、トリス(トリ
メチルシロキシ)シラン、トリメトキシビニルシラン、
トリメチルビニルシラン、メチルフェニルジメトキシシ
ラン、トリエトキシクロロシラン、n−プロピルトリメ
トキシシラン、テトラキス(2−エチルブトキシ)シラ
ン、n−オクチルトリエトキシシラン、アセトキシプロ
ピルトリメトキシシラン、トリス(トリメチルシロキ
シ)フェニルシラン、オクタメチルシクロテトラシロキ
サン、オクタメチルトリシロキサン、1,2,3,3−
テトラキス(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、1,
2,3,3−テトラメチルジシロキサン、ペンタメチル
ジシロキサン、N,O−ビス(ジメチルシリル)アセタ
ミド、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テラメチル
ジシロキサン、1,3−ジエトキシテトラメチルジシロ
キサン、1,1,3,3,5,5−ヘキサメチルシクロ
トリシラザン、1,3,5,7−テトラメチルシクロテ
トラシロキサン、ビス(トリメチルシロキシ)エチルシ
ラン、1,1,3,3−テトラメチルジシラザン、ヘキ
サメチルジシラザン、1−トリメチルシリル−1,2,
4−トリアゾール、ピペリジノトリメチルシラン、テト
ラキス(ジメチルアミノ)シラン、ヘプタメチルジシラ
ザン、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチ
ルジシラザン、及び1,1,3,3,5,5−ヘキサメ
チルシクロトリシラザンを挙げることができる。
【0040】シリコン酸化膜にはシロキサン系化合物
を、シリコン窒化膜にはシラザン系化合物を使用し、シ
リコン酸化窒化膜の場合には、両者どちらかもしくは両
者から選ばれた化合物の混合物を使用することが好まし
い。プラズマ成膜時に使用するガスとしては、蒸気の有
機シリコン化合物の他に反応性を高めるために、酸化膜
の場合は酸化性ガスとして、酸素、一酸化炭素、二酸化
炭素等が用いられ、窒化膜の場合には窒素、アンモニア
が用いられ、酸化窒化膜の場合には、亜酸化窒素、二酸
化窒素等が使用される。さらには、希釈ガスとして、ヘ
リウム、アルゴン等の希ガスが適宜添加される。
を、シリコン窒化膜にはシラザン系化合物を使用し、シ
リコン酸化窒化膜の場合には、両者どちらかもしくは両
者から選ばれた化合物の混合物を使用することが好まし
い。プラズマ成膜時に使用するガスとしては、蒸気の有
機シリコン化合物の他に反応性を高めるために、酸化膜
の場合は酸化性ガスとして、酸素、一酸化炭素、二酸化
炭素等が用いられ、窒化膜の場合には窒素、アンモニア
が用いられ、酸化窒化膜の場合には、亜酸化窒素、二酸
化窒素等が使用される。さらには、希釈ガスとして、ヘ
リウム、アルゴン等の希ガスが適宜添加される。
【0041】プラズマ成膜時のガス圧は1mTorr〜
10Torrの範囲が好ましく、処理時の基板温度は0
〜150℃の範囲内が好ましい。また、電源周波数は1
0k〜100MHzの範囲が好ましい。容量結合型での
基板バイアス電圧の範囲は−30〜−1000Vの範囲
にあることが好ましい。マイクロ波プラズマやECRモ
ードでのプラズマを使用することも本発明の目的には適
している。
10Torrの範囲が好ましく、処理時の基板温度は0
〜150℃の範囲内が好ましい。また、電源周波数は1
0k〜100MHzの範囲が好ましい。容量結合型での
基板バイアス電圧の範囲は−30〜−1000Vの範囲
にあることが好ましい。マイクロ波プラズマやECRモ
ードでのプラズマを使用することも本発明の目的には適
している。
【0042】反応性真空蒸着法で、シリコンを含有する
蒸着源を真空中で蒸発させて、基板上に蒸着する際に、
雰囲気をプラズマCVDで挙げた反応性ガスを50mT
orr程度の圧力で反応容器中に流し、成膜する。シリ
コン酸化膜の場合には、酸素を用いることが好ましい。
この際、蒸着源と基板の間にコイル等によりプラズマを
生成させ、イオンプレーティング法で堆積させることも
よい方法である。酸化膜の場合の蒸着源としては、抵抗
加熱法ではSiOが、電子ビーム法ではSi、SiO、
SiO2 が好ましく用いられる。
蒸着源を真空中で蒸発させて、基板上に蒸着する際に、
雰囲気をプラズマCVDで挙げた反応性ガスを50mT
orr程度の圧力で反応容器中に流し、成膜する。シリ
コン酸化膜の場合には、酸素を用いることが好ましい。
この際、蒸着源と基板の間にコイル等によりプラズマを
生成させ、イオンプレーティング法で堆積させることも
よい方法である。酸化膜の場合の蒸着源としては、抵抗
加熱法ではSiOが、電子ビーム法ではSi、SiO、
SiO2 が好ましく用いられる。
【0043】スパッタ法では、ターゲットとしてSiO
2 、Si3 N4 等を用い、既述の反応性ガス中で成膜す
ることにより、所望のガスバリア膜を得ることが出来
る。上記のいずれの成膜方法においても、樹脂層とガス
バリア膜の密着性を高めるために、接着層を挿入するこ
とも有効である。シリコン酸化膜を使用する場合の接着
層としては、酸素含有量がガスバリア膜より少なくシリ
コン含有量がより多い膜が好ましく、SiOxとした組
成式においてはxが1未満であることが望ましい。窒化
膜、酸化窒化膜の場合も同様である。また、この接着層
の膜厚は0.5nm〜0.5μmの範囲にあることが好
ましい。プラズマCVD法を例にとると、接着層はガス
バリア層の原料ガスから反応性ガス(酸素源、窒素源を
含む)を使用しないことにより容易に形成できる。本発
明は、有機電界発光素子が、単一の素子、アレイ状に配
置された構造からなる素子、陽極と陰極がX−Yマトリ
ックス状に配置された構造のいずれにおいても適用する
ことができる。
2 、Si3 N4 等を用い、既述の反応性ガス中で成膜す
ることにより、所望のガスバリア膜を得ることが出来
る。上記のいずれの成膜方法においても、樹脂層とガス
バリア膜の密着性を高めるために、接着層を挿入するこ
とも有効である。シリコン酸化膜を使用する場合の接着
層としては、酸素含有量がガスバリア膜より少なくシリ
コン含有量がより多い膜が好ましく、SiOxとした組
成式においてはxが1未満であることが望ましい。窒化
膜、酸化窒化膜の場合も同様である。また、この接着層
の膜厚は0.5nm〜0.5μmの範囲にあることが好
ましい。プラズマCVD法を例にとると、接着層はガス
バリア層の原料ガスから反応性ガス(酸素源、窒素源を
含む)を使用しないことにより容易に形成できる。本発
明は、有機電界発光素子が、単一の素子、アレイ状に配
置された構造からなる素子、陽極と陰極がX−Yマトリ
ックス状に配置された構造のいずれにおいても適用する
ことができる。
【0044】
【実施例】次に、本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の
実施例の記載に限定されるものではない。 実施例1 図4(C)に示す発光部構造を有する有機電界発光素子
を以下の方法で作製した。ガラス基板上にインジウム・
スズ酸化物(ITO)透明導電膜を120nm堆積した
もの(ジオマテック社製;電子ビーム成膜品;シート抵
抗15Ω)を通常のフォトリソグラフィ技術と塩酸エッ
チングを用いて2mm幅のストライプにパターニングし
て陽極を形成した。パターン形成したITO基板を、ア
セトンによる超音波洗浄、純水による水洗、イソプロピ
ルアルコールによる超音波洗浄の順で洗浄後、窒素ブロ
ーで乾燥させ、最後に紫外線オゾン洗浄を行って、真空
蒸着装置内に設置した。上記装置の粗排気を油回転ポン
プにより行った後、装置内の真空度が2x10-6Tor
r(約2.7x10-4Pa)以下になるまで液体窒素ト
ラップを備えた油拡散ポンプを用いて排気した。上記装
置内に配置されたモリブデンボートに入れた以下に示す
銅フタロシアニン(結晶形はβ型)を加熱して蒸着を行
った。真空度2x10-6Torr(約2.7x10-4P
a)、蒸着時間1分で蒸着を行い、膜厚20nmの陽極
バッファ層3aを得た。
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の
実施例の記載に限定されるものではない。 実施例1 図4(C)に示す発光部構造を有する有機電界発光素子
を以下の方法で作製した。ガラス基板上にインジウム・
スズ酸化物(ITO)透明導電膜を120nm堆積した
もの(ジオマテック社製;電子ビーム成膜品;シート抵
抗15Ω)を通常のフォトリソグラフィ技術と塩酸エッ
チングを用いて2mm幅のストライプにパターニングし
て陽極を形成した。パターン形成したITO基板を、ア
セトンによる超音波洗浄、純水による水洗、イソプロピ
ルアルコールによる超音波洗浄の順で洗浄後、窒素ブロ
ーで乾燥させ、最後に紫外線オゾン洗浄を行って、真空
蒸着装置内に設置した。上記装置の粗排気を油回転ポン
プにより行った後、装置内の真空度が2x10-6Tor
r(約2.7x10-4Pa)以下になるまで液体窒素ト
ラップを備えた油拡散ポンプを用いて排気した。上記装
置内に配置されたモリブデンボートに入れた以下に示す
銅フタロシアニン(結晶形はβ型)を加熱して蒸着を行
った。真空度2x10-6Torr(約2.7x10-4P
a)、蒸着時間1分で蒸着を行い、膜厚20nmの陽極
バッファ層3aを得た。
【0045】
【化1】
【0046】次に、前記装置内に配置されたセラミック
るつぼに入れた、以下に示す、4,4' −ビス[N−
(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニルを
るつぼの周囲のタンタル線ヒーターで加熱して蒸着を行
った。
るつぼに入れた、以下に示す、4,4' −ビス[N−
(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニルを
るつぼの周囲のタンタル線ヒーターで加熱して蒸着を行
った。
【0047】
【化2】
【0048】この時のるつぼの温度は、250〜260
℃の範囲で制御した。蒸着時の真空度1.7x10-6T
orr(約2.3x10-4Pa)、蒸着時間3分30秒
で膜厚60nmの正孔輸送層3bを得た。引続き、発光
機能を有する電子輸送層3cのホスト材料として、以下
の構造式に示すアルミニウムの8−ヒドロキシキノリン
錯体(Al(C9 H6 NO)3 )、ドープ色素として以
下の構造式に示すルブレンを、各々、別々のるつぼを用
いて2元蒸着を行った。
℃の範囲で制御した。蒸着時の真空度1.7x10-6T
orr(約2.3x10-4Pa)、蒸着時間3分30秒
で膜厚60nmの正孔輸送層3bを得た。引続き、発光
機能を有する電子輸送層3cのホスト材料として、以下
の構造式に示すアルミニウムの8−ヒドロキシキノリン
錯体(Al(C9 H6 NO)3 )、ドープ色素として以
下の構造式に示すルブレンを、各々、別々のるつぼを用
いて2元蒸着を行った。
【0049】
【化3】
【0050】この時のアルミニウムの8−ヒドロキシキ
ノリン錯体のるつぼ温度は270〜300℃の範囲で、
ルブレンのるつぼ温度は150〜160℃の範囲で制御
し、蒸着時の真空度は1.3x10-6Torr(約1.
7x10-4Pa)、蒸着時間は3分10秒で、蒸着され
た電子輸送層の膜厚は75nmであった。上記の陽極バ
ッファ層3a、正孔輸送層3b及び電子輸送層3cを真
空蒸着する時の基板温度は室温に保持した。
ノリン錯体のるつぼ温度は270〜300℃の範囲で、
ルブレンのるつぼ温度は150〜160℃の範囲で制御
し、蒸着時の真空度は1.3x10-6Torr(約1.
7x10-4Pa)、蒸着時間は3分10秒で、蒸着され
た電子輸送層の膜厚は75nmであった。上記の陽極バ
ッファ層3a、正孔輸送層3b及び電子輸送層3cを真
空蒸着する時の基板温度は室温に保持した。
【0051】ここで、電子輸送層3cまでの蒸着を行っ
た素子を一度前記真空蒸着装置内より大気中に取り出し
て、陰極蒸着用のマスクとして2mm幅のストライプ状
シャドーマスクを、陽極2のITOストライプとは直交
するように素子に密着させて、別の真空蒸着装置内に設
置して有機層と同様にして装置内の真空度が2x10 -6
Torr(約2.7x10-4Pa)以下になるまで排気
した。続いて、陰極4として、マグネシウムと銀の合金
電極を2元同時蒸着法によって膜厚44nmとなるよう
に蒸着した。蒸着はモリブデンボートを用いて、真空度
1x10-5Torr(約1.3x10-3Pa)、蒸着時
間3分20秒で行った。また、マグネシウムと銀の原子
比は10:1.4とした。さらに続いて、装置の真空を
破らないで、アルミニウムをモリブデンボートを用いて
40nmの膜厚でマグネシウム・銀合金膜の上に積層し
て陰極4を完成させた。アルミニウム蒸着時の真空度は
1.5x10-5Torr(約2.0x10-3Pa)、蒸
着時間は1分20秒であった。以上のマグネシウム・銀
合金とアルミニウムの2層型陰極の蒸着時の基板温度は
室温に保持した。
た素子を一度前記真空蒸着装置内より大気中に取り出し
て、陰極蒸着用のマスクとして2mm幅のストライプ状
シャドーマスクを、陽極2のITOストライプとは直交
するように素子に密着させて、別の真空蒸着装置内に設
置して有機層と同様にして装置内の真空度が2x10 -6
Torr(約2.7x10-4Pa)以下になるまで排気
した。続いて、陰極4として、マグネシウムと銀の合金
電極を2元同時蒸着法によって膜厚44nmとなるよう
に蒸着した。蒸着はモリブデンボートを用いて、真空度
1x10-5Torr(約1.3x10-3Pa)、蒸着時
間3分20秒で行った。また、マグネシウムと銀の原子
比は10:1.4とした。さらに続いて、装置の真空を
破らないで、アルミニウムをモリブデンボートを用いて
40nmの膜厚でマグネシウム・銀合金膜の上に積層し
て陰極4を完成させた。アルミニウム蒸着時の真空度は
1.5x10-5Torr(約2.0x10-3Pa)、蒸
着時間は1分20秒であった。以上のマグネシウム・銀
合金とアルミニウムの2層型陰極の蒸着時の基板温度は
室温に保持した。
【0052】以上の様にして、2mm×2mmのサイズ
の有機電界発光素子が得られた。この素子を陰極蒸着装
置から取り出した後、次に、図1及び図2に示す構造に
従って素子の封止を行った。先ず、蒸着マスクを素子部
分全体を覆うシャドーマスクに交換した後、既述の陰極
蒸着装置に再び上記素子を設置した後、これまでに示し
たのと同様にして、GeO膜を陰極4上に膜厚200n
mで積層して、保護層とした。この時の真空度は1.5
x10-6Torr、蒸着時間は5分、基板温度は室温で
あった。素子を上記装置より大気に取り出して、外気遮
断材として基板と同材質・同厚みのガラス板に光硬化樹
脂(スリーボンド社製30Y−184G)を図1に示し
たように素子外周部に塗布した後、高圧水銀ランプで4
J/cm2 照射露光して硬化させた。
の有機電界発光素子が得られた。この素子を陰極蒸着装
置から取り出した後、次に、図1及び図2に示す構造に
従って素子の封止を行った。先ず、蒸着マスクを素子部
分全体を覆うシャドーマスクに交換した後、既述の陰極
蒸着装置に再び上記素子を設置した後、これまでに示し
たのと同様にして、GeO膜を陰極4上に膜厚200n
mで積層して、保護層とした。この時の真空度は1.5
x10-6Torr、蒸着時間は5分、基板温度は室温で
あった。素子を上記装置より大気に取り出して、外気遮
断材として基板と同材質・同厚みのガラス板に光硬化樹
脂(スリーボンド社製30Y−184G)を図1に示し
たように素子外周部に塗布した後、高圧水銀ランプで4
J/cm2 照射露光して硬化させた。
【0053】光硬化樹脂で封止した素子を、次に、容量
結合型プラズマCVD装置の反応テェンバに設置して、
油拡散ポンプにて容器内の真空度が1x10-5Torr
(約1.3x10-3Pa)以下になるまで排気した。続
いて、原料ガスとして1,1,3,3−テトラメチルジ
シロキサン8SCCM、酸素8SCCM、ヘリウム8S
CCMを容器中に導入し、圧力を50〜60mTorr
の範囲に調整した後、110kHzの周波数の電源を素
子を設置した基板ホルダに0.5W/cm2 の電力密度
でプラズマ生成した。この時の基板バイアス電圧は−4
00Vであった。5分間の成膜で膜厚0.7μmのガス
バリア膜を樹脂層の上に積層した。このガスバリア膜の
組成をX線光電子分光法で分析すると、SiO1.9 C
0.4 であり、さらに水素原子がFT−IR測定により2
原子%含有されていることが判明した。また、光硬化樹
脂層に上記ガスバリア膜を積層したものの透湿度は0.
2[g/m2 /24時間](JIS Z0208)であ
った。
結合型プラズマCVD装置の反応テェンバに設置して、
油拡散ポンプにて容器内の真空度が1x10-5Torr
(約1.3x10-3Pa)以下になるまで排気した。続
いて、原料ガスとして1,1,3,3−テトラメチルジ
シロキサン8SCCM、酸素8SCCM、ヘリウム8S
CCMを容器中に導入し、圧力を50〜60mTorr
の範囲に調整した後、110kHzの周波数の電源を素
子を設置した基板ホルダに0.5W/cm2 の電力密度
でプラズマ生成した。この時の基板バイアス電圧は−4
00Vであった。5分間の成膜で膜厚0.7μmのガス
バリア膜を樹脂層の上に積層した。このガスバリア膜の
組成をX線光電子分光法で分析すると、SiO1.9 C
0.4 であり、さらに水素原子がFT−IR測定により2
原子%含有されていることが判明した。また、光硬化樹
脂層に上記ガスバリア膜を積層したものの透湿度は0.
2[g/m2 /24時間](JIS Z0208)であ
った。
【0054】この様にして得られた有機電界発光素子
を、温度80℃−相対湿度90%の条件に設定された環
境試験機に放置して、発光輝度とダークスポットの面積
を測定した。輝度及び電圧は15mA/cm2 の電流駆
動における値である。ダークスポットの測定は、素子の
発光面をCCDカメラにより撮影した後、画像解析によ
り2値化して定量化を行った。測定した経時変化を表1
に示す。ダークスポットの成長は実用上問題とならない
レベルに抑制できた。
を、温度80℃−相対湿度90%の条件に設定された環
境試験機に放置して、発光輝度とダークスポットの面積
を測定した。輝度及び電圧は15mA/cm2 の電流駆
動における値である。ダークスポットの測定は、素子の
発光面をCCDカメラにより撮影した後、画像解析によ
り2値化して定量化を行った。測定した経時変化を表1
に示す。ダークスポットの成長は実用上問題とならない
レベルに抑制できた。
【0055】
【表1】
【0056】比較例1 ガスバリア層を設けない他は実施例1と同様にして封止
素子を作製した。80℃−90%での環境試験結果を表
2に示す。48時間保存後では、直径250μmのダー
クスポットが多数発生した。
素子を作製した。80℃−90%での環境試験結果を表
2に示す。48時間保存後では、直径250μmのダー
クスポットが多数発生した。
【0057】
【表2】
【0058】実施例2 長瀬チバ社製光硬化樹脂(XNR5493T)を照射露
光量12J/cm2 で硬化させた後、ガスバリア膜の下
引き層として、酸素を加えないでプラズマCVD成膜を
行い0.1μmの炭素リッチ膜(組成比SiCxOy;
x=0.6、y=0.8)を形成した他は、実施例1と
同様にして封止素子を作成した。80℃−90%の環境
試験測定の結果を表3に示す。電圧上昇も少なく、ダー
クスポットも十分抑制できた。
光量12J/cm2 で硬化させた後、ガスバリア膜の下
引き層として、酸素を加えないでプラズマCVD成膜を
行い0.1μmの炭素リッチ膜(組成比SiCxOy;
x=0.6、y=0.8)を形成した他は、実施例1と
同様にして封止素子を作成した。80℃−90%の環境
試験測定の結果を表3に示す。電圧上昇も少なく、ダー
クスポットも十分抑制できた。
【0059】
【表3】
【0060】比較例2 ガスバリア層を設けない他は実施例2と同様にして封止
素子を作製した。80℃−90%での環境試験結果を表
4に示す。48時間保存後、ダークスポットの有意な増
加が観測された。
素子を作製した。80℃−90%での環境試験結果を表
4に示す。48時間保存後、ダークスポットの有意な増
加が観測された。
【0061】実施例3 ガスバリア膜形成時の原料ガスとして、酸素の代わりに
N2 Oを16SCCM用いた他は実施例1と同様にして
ガスバリア膜を形成した。この膜の組成は実施例1と同
様の環境試験を実施したが、48時間保存後もダークス
ポットの面積比は1%未満であった。
N2 Oを16SCCM用いた他は実施例1と同様にして
ガスバリア膜を形成した。この膜の組成は実施例1と同
様の環境試験を実施したが、48時間保存後もダークス
ポットの面積比は1%未満であった。
【0062】実施例4 実施例1と同様にして光硬化樹脂を用いて封止した素子
を、反応性真空蒸着装置に設置して、油拡散ポンプにて
容器内の真空度が1x10-6Torr(約2.7x10
-4Pa)以下になるまで排気した。続いて、反応性ガス
として酸素を導入して、圧力を10〜5Torrに調整
した後、抵抗加熱により金属ボート内の蒸着源SiOを
蒸発させて0.5μのガスバリア膜を樹脂層の上に積層
した。このガスバリア膜の組成をX線光電子分光法で分
析すると、SiO1.6 であった。また、光硬化樹脂層に
上記ガスバリア膜を積層したものの透湿度は0.3[g
/m2 /24時間](JIS Z0208)であった。
実施例1と同様の環境試験を実施したが、48時間後で
もダークスポットの面積比は1%未満であった。
を、反応性真空蒸着装置に設置して、油拡散ポンプにて
容器内の真空度が1x10-6Torr(約2.7x10
-4Pa)以下になるまで排気した。続いて、反応性ガス
として酸素を導入して、圧力を10〜5Torrに調整
した後、抵抗加熱により金属ボート内の蒸着源SiOを
蒸発させて0.5μのガスバリア膜を樹脂層の上に積層
した。このガスバリア膜の組成をX線光電子分光法で分
析すると、SiO1.6 であった。また、光硬化樹脂層に
上記ガスバリア膜を積層したものの透湿度は0.3[g
/m2 /24時間](JIS Z0208)であった。
実施例1と同様の環境試験を実施したが、48時間後で
もダークスポットの面積比は1%未満であった。
【0063】
【表4】
【0064】
【発明の効果】本発明の有機電界発光素子の封止方法に
よれば、封止樹脂層の上に特定のガスバリア層を有する
ために、大気中の水分の影響を受けずに保存や駆動の際
に安定した発光特性を示す封止素子を得ることができ
る。従って、本発明による有機電界発光素子はフラット
パネル・ディスプレイ(例えばOAコンピュータ用や壁
掛けテレビ)、車載表示素子、携帯電話表示や面発光体
としての特徴を生かした光源(例えば、複写機の光源、
液晶ディスプレイや計器類のバックライト光源)、表示
板、標識灯への応用が考えられ、その技術的価値は大き
いものである。
よれば、封止樹脂層の上に特定のガスバリア層を有する
ために、大気中の水分の影響を受けずに保存や駆動の際
に安定した発光特性を示す封止素子を得ることができ
る。従って、本発明による有機電界発光素子はフラット
パネル・ディスプレイ(例えばOAコンピュータ用や壁
掛けテレビ)、車載表示素子、携帯電話表示や面発光体
としての特徴を生かした光源(例えば、複写機の光源、
液晶ディスプレイや計器類のバックライト光源)、表示
板、標識灯への応用が考えられ、その技術的価値は大き
いものである。
【図1】本発明有機電界発光素子の一例を示す縦断面
図。
図。
【図2】図1の有機電界発光素子の平面図。
【図3】従来の有機電界発光素子の縦断面図。
【図4】発光部の構造を示す縦断面図。
【図5】プラズマCVDによるガスバリア膜形成方法を
示す説明図。
示す説明図。
1 基板 2 陽極 3 有機発光層 3a 正孔輸送層 3b 電子輸送層 4 陰極 5 発光部 6 外気遮蔽板 7 樹脂層 8 ガスバリア膜
Claims (10)
- 【請求項1】 絶縁性基板と、該基板上に形成された陽
極、有機発光層及び陰極を有する発光部と、該発光部を
覆う外気遮蔽板とを有し、かつ、基板と外気遮蔽板との
間隙に発光部を囲繞するように樹脂層を形成して発光部
を封止すると共に該樹脂層の外側表面にシリコンの酸化
物、窒化物及び/又は酸化窒化物を主成分とするガスバ
リア膜を形成してなることを特徴とする有機電界発光素
子。 - 【請求項2】 ガスバリア膜の厚さが、10nm〜10
μmの範囲にあることを特徴とする請求項1記載の有機
電界発光素子。 - 【請求項3】 樹脂層が光硬化型のエポキシ樹脂を主成
分とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機
電界発光素子。 - 【請求項4】 樹脂層が熱硬化型のエポキシ樹脂を主成
分とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機
電界発光素子。 - 【請求項5】 ガスバリア膜が、接着層を介して樹脂層
外側表面に形成されてなる請求項1〜4のいずれかに記
載の有機電界発光素子。 - 【請求項6】 絶縁性基板上に、陽極、有機発光層及び
陰極を有する発光部を形成し、該発光部を外気遮蔽板で
覆うと共に、基板と外気遮蔽板との間隙に発光部を囲繞
するように樹脂層を形成して発光部を封止し、かつ、該
樹脂層の外側表面にシリコンの酸化物、窒化物及び/又
は酸化窒化物を主成分とするガスバリア膜を形成するこ
とを特徴とする有機電界発光素子の製造法。 - 【請求項7】 ガスバリア膜を有機シリコン化合物を原
料とする反応性プラズマCVD法で形成することを特徴
とする請求項6に記載の有機電界発光素子の製造方法。 - 【請求項8】 ガスバリア膜を反応性真空蒸着法で形成
することを特徴とする請求項6に記載の有機電界発光素
子の製造方法。 - 【請求項9】 ガスバリア膜をスパッタリング法で形成
することを特徴とする請求項6に記載の有機電界発光素
子の製造方法。 - 【請求項10】 樹脂層とガスバリア膜の間に、接着層
を設けることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項
に記載の有機電界発光素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9311803A JPH11144864A (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 有機電界発光素子及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9311803A JPH11144864A (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 有機電界発光素子及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11144864A true JPH11144864A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=18021627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9311803A Pending JPH11144864A (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 有機電界発光素子及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11144864A (ja) |
Cited By (21)
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-
1997
- 1997-11-13 JP JP9311803A patent/JPH11144864A/ja active Pending
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