JPH11145479A - 半導体装置の製造方法、半導体装置、液晶パネル用基板および液晶パネル - Google Patents

半導体装置の製造方法、半導体装置、液晶パネル用基板および液晶パネル

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JPH11145479A
JPH11145479A JP30320397A JP30320397A JPH11145479A JP H11145479 A JPH11145479 A JP H11145479A JP 30320397 A JP30320397 A JP 30320397A JP 30320397 A JP30320397 A JP 30320397A JP H11145479 A JPH11145479 A JP H11145479A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CVD等により堆積したポリシコン層を精度
良くエッチングする。 【解決手段】 ポリシリコン層を堆積する前に、基板1
0の表面とその上に形成されたゲート絶縁膜12の表面
とをライトエッチングする。これによりダメージを受け
た部分や汚れ等が除去されるので、基板10あるいはゲ
ート絶縁膜12およびポリシリコン層2の密着性が向上
し、そこにエッチング液等の侵入が防止される結果、ア
ンダーカット量が減少し、エッチング精度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ガラス基
板上に形成される薄膜トランジスタ(以下、TFTとい
う)のような半導体装置の製造方法に関し、特に、堆積
させた層のエッチング精度を向上させる技術に関する。
さらに、この半導体装置並びにこれを用いた液晶パネル
用基板および液晶パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置の製造方法、例えば、
TFTの製造方法において、ゲート電極2aは、次のよ
うにして形成される。すなわち、図11において、第1
に、基板10上にポリシリコンやアモルファスシリコン
などを堆積した後、パターニングして、ソース・ドレイ
ン・チャネルとなる能動層1aを形成し、第2に、この
能動層1aの表面を熱酸化等して、ゲート絶縁膜12を
形成し、第3に、この後、導電層を堆積した後、パター
ニングすることによって、ゲート電極2aが形成され
る。
【0003】また、半導体装置、例えば、TFTにおい
ては各電極の接続を確保するため、コンタクトホールを
設ける必要があるが、このコンタクトホールは、従来、
次のようにして形成される。すなわち、図12におい
て、第1に、基板10全体に堆積された第1の層間絶縁
膜13をソース領域に対応する位置で貫通させ、ソース
電極の接続を確保するためのコンタクトホール5を形成
し、そこに、導電層たるデータ線3aを形成し、第2
に、全体に第2の層間絶縁膜15を堆積した後、第2の
層間絶縁膜15および第1の層間絶縁膜13の間をドレ
イン領域に対応する位置で貫通させることにより、ドレ
イン領域の接続を確保するためのコンタクトホール4が
形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た方法に形成されるゲート電極2aは、図11に示すよ
うに、オーバーエッチング傾向にあり、したがって、所
望の形状に一定化できないという問題があった。
【0005】また、上述した方法に形成されるコンタク
トホール4は、図12に示すように、第1の層間絶縁膜
13および第2の層間絶縁膜15層の間においてオーバ
ーハング的にエッチングされ、したがって、ゲート電極
2aと同様に、所望の形状に一定化できないという問題
があった。
【0006】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、堆積させた層の
エッチング精度を向上させて、上述したゲート電極やコ
ンタクトホールを所望の形状にすることが可能な半導体
装置の製造方法、半導体装置、この素子を用いた液晶パ
ネル用基板、および、この基板を用いた液晶パネルを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明にあっては、第1の層の上に第2の層を形成した
後に、さらに第3の層を堆積してエッチングする工程を
少なくとも有する半導体装置の製造方法において、前記
第3の層を堆積する前に、前記第1あるいは第2の層の
少なくとも一方の表面をエッチングする工程を備えるこ
とを特徴としている。
【0008】通常、層の堆積には、CVDやスパッタ法
などが用いられるため、第1あるいは第2の層の表面に
は、少なからずダメージが発生したり、フォトレジスト
などの汚れなどが付着する可能性がある。このような状
態にある第1あるいは第2の層の上にさらに第3の層を
堆積しても、表面に受けたダメージや汚れ等のため、密
着性が低下すると考えられる。しかしながら、本発明に
よれば、第1あるいは第2の層の表面は、第3の層の堆
積前にエッチングされるので、ダメージを受けた部分が
除去され、また、表面に付着した汚れなども除去される
ため、第1あるいは第2の層および第3の層の密着性が
向上する。
【0009】本発明の液晶パネルの製造方法は、基板上
に形成された複数のデータ線と、前記複数のデータ線に
交差する複数の走査線と、前記複数のデータ線と走査線
に接続された複数の薄膜トランジスタと、前記複数の薄
膜トランジスタに接続された複数の画素電極とを有する
液晶パネルの製造方法において、 前記基板上に前記薄
膜トランジスタの能動層となるシリコン層を堆積してパ
ターニングする工程と、前記シリコン層を覆うようにゲ
ート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜をライ
トエッチングする工程と、前記ライトエッチングされた
ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程とを有する
ことを特徴とする。
【0010】本発明の液晶パネルの製造方法は、基板上
に形成された複数のデータ線と、前記複数のデータ線に
交差する複数の走査線と、前記複数のデータ線と走査線
に接続された複数の薄膜トランジスタと、前記複数の薄
膜トランジスタに接続された複数の画素電極とを有する
液晶パネルの製造方法において、前記基板上に前記複数
の薄膜トランジスタの能動層となるシリコン層を堆積し
てパターニングする工程と、前記シリコン層を覆うよう
にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜上
にゲート電極を形成する工程と、前記シリコン層、前記
ゲート絶縁膜及びゲート電極上に第1層間絶縁膜を形成
する工程と、前記第1層間絶縁膜にコンタクトホールを
形成し、前記コンタクトホールを介して前記シリコン層
に接続されるソース電極を形成する工程と、前記ソース
電極及び前記第1層間絶縁膜をライトエッチングする工
程と、前記ライトエッチングされた第1層間絶縁膜及び
前記ソース電極上に第2層間絶縁膜を形成する工程と、
前記第1層間絶縁膜及び前記第2層間絶縁膜上にコンタ
クトホールを形成する工程と、前記コンタクトホールを
介して前記シリコン層に接続される画素電極を形成する
工程とを有することを特徴とする。
【0011】上述のようにライトエッチング工程を有す
ることにより、表面に受けたダメージや汚れ等の問題が
なく、密着性のよい膜を形成することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0013】<実施形態>本実施形態は、半導体装置と
して、アクティブマトリックス型液晶表示装置の各画素
を駆動するポリシリコン型TFTとしたものであり、図
1(a)は、そのTFTを適用した液晶パネル基板にお
ける1画素分のレイアウトを示す平面図である。また、
図1(b)は、そのTFTの構造を図1(a)における
A−A線に沿って示す断面図である。
【0014】まず、図1(a)において、1aは1層目
のポリシリコン層であり、TFTの能動層(ソース・ド
レイン・チャネル領域)を構成する。2aは走査線であ
り、TFTにあってはゲート電極となる。3aはデータ
線であり、走査線2aと交差するように配設されたTF
Tのソース領域に印加すべき電圧を供給する。ここで、
走査線2aは二層目のポリシリコン層によって、また、
データ線3aはアルミニウム層のような導電層によって
それぞれ形成されている。
【0015】さらに、コンタクトホール4は、ITO
(Indium-Tin Oxide)膜からなる画素電極6aとポリシ
リコン層1におけるTFTのドレイン領域(もしくはソ
ース領域)とを接続するために設けられ、また、コンタ
クトホール5は、データ線3aとポリシリコン層1aに
おけるTFTのソース領域とを接続するために設けられ
る。
【0016】次に、図1(b)において、基板10は、
ガラス基板(例えば、無アルカリ基板)や、石英基板な
どのような絶縁性基板により構成される。ゲート絶縁膜
12は、TFTの能動層となるポリシリコン層1を熱酸
化処理等することによってその表面に形成されたもので
ある。また、第1の層間絶縁膜13および第2の層間絶
縁膜15は、それぞれ、SiO2膜(NSG膜)やBP
SG膜(ボロンおよびリンを含むシリケートガラス膜)
等からなり、後述するようにCVDにより形成される。
【0017】このような構成にかかるTFTの製造工程
について、図2〜図5を参照しながら説明する。
【0018】まず、(1)の工程において、基板10の
上面にポリシリコン層1を、例えば減圧CVD法等によ
って500〜2000オングストロームの厚さで、好ま
しくは1000オングストローム弱の厚さに堆積する。
【0019】(2)の工程において、フォトリソグラフ
ィ工程およびエッチング工程等によって、ポリシリコン
層1をパターニングして、TFTにおける島状の能動層
1aを形成する。
【0020】(3)の工程において、能動層1aの表面
を熱酸化処理して、ゲート絶縁膜12を能動層1aの表
面に形成する。この工程により、能動層1aは最終的に
300〜1500オングストロームの厚さ、好ましくは
350〜450オングストロームの厚さとなり、ゲート
絶縁膜12は約600〜1500オングストロームの厚
さとなる。
【0021】ここで、能動層1aを構成するポリシリコ
ン層のうちのデータ線3aに沿って上方へ延在して保持
容量を形成する延設部1b(図1(a)参照)に、不純
物(例えばリン)を適当なドーズ量(例えば、3×10
14[atms/cm2])でドープして、その部分のポリシリコン
層を低抵抗化させる。このドーズ量の下限は、ポリシリ
コン層の保持容量を形成するために必要な導電性を確保
する観点から求められ、また、その上限は、ゲート酸化
膜の劣化を抑える観点から求められる。
【0022】次に、工程(4)においては、半導体装置
の能動層1aの表面にゲート絶縁膜12が形成された状
態の基板10と当該ゲート絶縁膜12との表面をごくわ
ずかにエッチング(以下、ライトエッチングと略す)す
る。ここで、工程(4)におけるライトエッチングは、
例えば、フッ酸と純水との混合液を用いるのが有効であ
る。また、そのエッチング量は、濃度をフッ酸:純水=
1:50とし、かつ、処理時間を10[秒]とした場合に
おいて約13オングストロームであり、また、濃度をフ
ッ酸:純水=1:10とし、かつ、処理時間を5[秒]と
した場合において約32オングストロームとなる。
【0023】このようなライトエッチングにより、工程
(1)によってダメージを受けた基板10の表面部分が
除去されて、基板10が本来的に有する性質を引き出す
ことが可能となる。さらに、このライトエッチングによ
って、基板10およびゲート絶縁膜12の表面に付着し
た不純物や残査物なども除去される。
【0024】そして、(5)の工程において、TFTに
おけるゲート絶縁膜12および基板10の上に、ゲート
電極および走査線となるべき低抵抗のポリシリコン層2
を減圧CVD法等により堆積する。ここで、ゲート電極
の材料としては、ポリシリコンの他、Mo,Ta,T
i,W等の高融点金属、あるいは、これらのメタルシリ
サイドを用いることができる。
【0025】次に説明を図3に移すと、(6)の工程に
おいて、ポリシリコン層2を、ケミカル・ドライエッチ
ングによりパターニングして、TFTの走査線を含むゲ
ート電極2aを形成する。このケミカル・ドライエッチ
ングの条件を、O2:100[sccm]、CF4:300[scc
m]、電力:700[W]、時間:50〜90[秒]とした場
合において、上記(4)の工程におけるライトエッチン
グを省略すると、パターニングしたゲート電極2aのア
ンダーカット量が2.5±1.0[μm]となるのに対
し、ライトエッチングを実行すれば、アンダーカット量
が2.0±0.5[μm]に収まる。
【0026】この理由としては、上記工程(4)のライ
トエッチングによって、基板10あるいはゲート絶縁膜
12と、工程(5)において堆積したポリシリコン層2
との密着性が向上するため、層間に反応性ガスが侵入し
にくくなるため、と考えられる。
【0027】したがって、本実施形態においては、基板
10およびゲート絶縁膜12の表面に付着した不純物や
残査物などの除去のほか、さらに、ゲート電極2aのエ
ッチング精度も向上することとなる。
【0028】さて、(7)の工程においては、ゲート電
極2aをマスクとして不純物(例えばリン)のイオンを
打込み、TFTの能動層1aにおいて自己整合されたソ
ース領域およびドレイン領域となる高濃度半導体領域を
形成する。なお、ソース・ドレイン領域は、不純物(リ
ン)を1×1013〜3×1013[atms/cm2]のドーズ量
にてライトドープして低濃度領域を形成した後に、ゲー
ト電極の幅よりも広いマスク層を走査線2a上に形成し
て、さらに不純物(リン)を1×1015〜3×1015[a
tms/cm2]のドーズ量で打ち込むことによって、マスク
された領域がライトリー・ドープト・ドレイン(LD
D)構造となるようにしても良い。あるいは、ライトリ
ー・ドープせずにゲート電極2aの幅よりも広いマスク
を使用してパターンを形成し、続いてイオンを打ち込ん
でソース・ドレインを形成した後にゲート電極をオーバ
ーエッチングすることにより、オフセット構造となるよ
うにしてもよい。
【0029】さて、(8)の工程では、ゲート電極2a
を覆うように第1の層間絶縁膜13を、例えば、CVD
法等によって800度の温度下で5000〜15000
オングストロームの厚さに堆積する。
【0030】(9)の工程では、この第1の層間絶縁膜
13に対し、TFTのソース領域に対応した位置にドラ
イエッチング等によりコンタクトホール5を開孔させ
る。
【0031】ここで、コンタクトホール5は、ゲート絶
縁膜12および第1の層間絶縁膜13の重ね膜を貫通し
て形成される。
【0032】次に、説明を図4に移すと、(10)の工
程では、ソース電極を兼ねるデータ線となるべきアルミ
ニウム等の低抵抗導電層3をスパッタ法により堆積す
る。この低抵抗導電層3は、TFTのコンタクトホール
5にて能動層1aのソース領域に接続される。
【0033】(11)の工程では、低抵抗導電層3をフ
ォトエッチングによりパターニングして、TFTのソー
ス電極を兼ねるデータ線3aを形成する。
【0034】次に、工程(12)においては、半導体装
置のソース電極たるデータ線3aと露出した第1の層間
絶縁膜13との表面をライトエッチングする。ここで、
工程(12)のライトエッチングは、例えば、フッ酸と
フッ化アンモニウムと酢酸との混合液を用いるのが有効
である。また、そのエッチング量は、濃度をフッ酸:フ
ッ化アンモニウム:酢酸=1:10:5とし、かつ、処
理時間を20[秒]とした場合において20〜50オング
ストロームとなる。
【0035】このようなライトエッチングにより、工程
(10)において低抵抗導電層3のスパッタ法によりダ
メージを受けた第1の層間絶縁膜13の表面部分が除去
されて、当該絶縁膜が本来的に有する性質を引き出すこ
とが可能となる。さらに、このライトエッチングに伴
い、その表面に付着した不純物や残査物なども除去され
る。
【0036】そして、(13)の工程では、データ線3
aを覆うように、第2の層間絶縁膜15を、例えばCV
D法により500度のような低温下で5000〜150
00オングストロームの厚さに形成する。
【0037】次に、説明を図5に移すと、(14)の工
程では、第2の層間絶縁膜15とその下層の第1の層間
絶縁膜13とゲート絶縁膜12とからなる重ね膜であっ
て、ドレイン領域に対応する位置において、第1に、ド
ライエッチングを実行して、異方性エッチングによるホ
ールを形成し、第2に、ウェットエッチングによって上
記ホールを能動層1aまで貫通させて、TFTのコンタ
クトホール4を形成する。
【0038】ここで、上記工程(12)のライトエッチ
ングによって、第1の層間絶縁膜13の表面部分が除去
され、さらに、その表面に付着した不純物や残査物など
も除去された結果、第1の層間絶縁膜13と第2の層間
絶縁膜15との密着性が向上している。
【0039】したがって、本実施形態のようにライトエ
ッチングを行うと、第1の層間絶縁膜13と第2の層間
絶縁膜15との間には、エッチング液や反応性ガスなど
が侵入しにくくなるため、コンタクトホール4が精度良
く形成されることとなる。
【0040】さて、(15)の工程では、画素電極とな
るべきITO膜6をスパッタ法で、例えば1500オン
グストロームの厚さに形成する。このときTFTでは、
ITO膜6が、コンタクトホール4にて能動層1aのド
レイン領域に接続される。
【0041】(16)の工程では、ITO膜6に対して
フォトエッチングによりパターニングを行なうことで、
TFTの画素電極6aを形成する。
【0042】このようなTFTは、実際には各画素に対
応して基板10の上に複数形成されることとなる。
【0043】以上述べたように、本実施形態にかかる半
導体の製造方法によれば、基板10の上に、能動層1a
のゲート酸化膜12を形成した後に、さらに、ポリシリ
コン層2を堆積し、エッチングしてゲート電極2aを形
成する場合において、ポリシリコン層2を堆積する前
に、基板10およびゲート酸化膜12をライトエッチン
グすることによって、ゲート電極2aのエッチング精度
を向上させることが可能となる。
【0044】同様に、第1の層間絶縁膜13上にデータ
線3aを形成した後に、第2の層間絶縁膜15を堆積
し、エッチングしてコンタクトホール4を形成する場合
において、第2の層間絶縁膜15を堆積する前に、第1
の層間絶縁膜13をライトエッチングすることによっ
て、コンタクトホールを精度良く形成することが可能と
なる。
【0045】なお、本実施形態においては、半導体装置
の一例としてTFTを挙げて説明したが、本発明はこれ
に限られない。すなわち、絶縁性基板上に半導体装置の
能動層をパターニングして形成する場合や、ある絶縁層
の上に導電層を形成した後、別の絶縁層を堆積する場合
などに広く適用可能である。
【0046】また、本実施形態においては、工程(4)
および工程(12)の両工程についてライトエッチング
を行ったが、いずれかについてのみライトエッチングを
行うこととしても良い。
【0047】<応用例>次に、本実施形態により形成さ
れるTFTをアクティブマトリックス型の液晶パネルに
適用した応用例について説明する。
【0048】図6は、応用例にかかる液晶パネルのう
ち、TFTが形成される基板10の構成を示すブロック
図である。
【0049】図において、90,90,……,はそれぞ
れ画素であり、互いに交差するように配設された走査線
2とデータ線3との交点に対応してそれぞれ配置され
る。各画素90はITO等からなる画素電極6aとこの
画素電極6aにデータ線3上の画像信号に応じた電圧を
印加するTFT91とからなる。同一行のTFT91は
そのゲート電極が同一の走査線2に接続され、そのドレ
インが対応する画素電極6aに接続されている。また、
同一列のTFT91は、そのソース電極が同一のデータ
線3に接続されている。この応用例においては、周辺回
路(X、Yシフトレジスタやサンプリング手段)50,
60を構成するトランジスタが、画素を駆動するTFT
と同様に、ポリシリコン層を動作層とするいわゆるポリ
シリコンTFTで構成されている。したがって、周辺回
路50,60を構成するトランジスタは、画素駆動用T
FTとともに同一プロセスにより、同時に形成されるこ
ととなる。
【0050】さて、図において、表示領域(画素マトリ
ックス)20の上側一端には、データ線3を順次選択す
るシフトレジスタ(以下、Xシフトレジスタと称する)
51が配置される一方、画素マトリックスの左側一端に
は、走査線2を順次選択駆動するシフトレジスタ(以
下、Yシフトレジスタと称する)61が設けられてい
る。また、Yシフトレジスタ61の次段には必要に応じ
てバッファ63が設けられる。
【0051】また、各データ線3の一端にはTFTで構
成されたサンプリング用スイッチ52がそれぞれ設けら
れている。これらのサンプリング用スイッチ52は、外
部端子74,75,76に入力される画像信号VID1
〜VID3を伝送するビデオ信号線54、55、56と
の間に接続され、Xシフトレジスタ51から出力される
サンプリング信号によって順次オン/オフされるように
構成されている。Xシフトレジスタ51は、端子72,
73を介して外部より入力されるクロック信号CLX
1、CLK2に基づいて1水平走査期間中にすべてのデ
ータ線3を順番に1回ずつ選択するようなサンプリング
信号X1,X2,X3,……,Xnを形成してサンプリ
ング用スイッチ52の制御端子に供給する。一方、Yシ
フトレジスタ61は、端子77,78を介して外部から
入力されるクロック信号CLY1,CLY2に同期して
動作され、各走査線2を順次駆動する。また、端子72
〜78等は、後述するように基板10の周縁部に沿って
一列にパッド電極群として配置される。
【0052】次に、液晶パネル全体の構成について説明
する。図7(a)は、図6における基板を適用した液晶
パネルの構成を示す断面図であり、図7(b)は、その
レイアウトを示す平面図である。
【0053】まず、図7(a)に示すように、液晶パネ
ル30は、TFTや画素電極が形成された基板10とI
TO等のような透明導電膜を対向電極(共通電極)33
として有する対向基板31とを、電極同士が互いに対向
するように、かつ、適当な間隔があくように、シール材
36によって接着した構成となっており、さらに、その
間隙内にはTN(Twisted Nematic)型やSH(Super H
omeotropic)型などの液晶37が充填された構成となっ
ている。ここで、対向基板31における対向電極33の
上面(図では下側となる)には、基板10における画素
電極に相当する部分以外を遮光するブラックマトリック
ス層や、必要に応じてカラーフィルタ層が設けられる
(図示省略)。
【0054】また、周辺回路50,60の上方は、例え
ば、対向基板31に設けられるブラックマトリックス層
等により遮光されるように構成される。なお、38は対
向基板31側に設けられる液晶注入口、39は対向基板
31に設けられるクロム層等からなる見切り用の遮光層
である。その他、液晶パネルとして必要なものとして、
入出射光の偏光方向を選択する偏光板や、液晶37の分
子配列を定める配向膜、基板10と対向基板31との間
隙を全面にわたって一定に維持するためのスペーサー等
が挙げられるが、図示を省略することとする。
【0055】さて、図7(b)に示すように、対向基板
31は、TFTが形成された基板10よりも一回り小さ
な形状とされるため、基板10の周縁部に配置するパッ
ド電極群70は、対向基板31よりも外側に露出して、
前述した周辺回路50,60へのクロック信号や、スタ
ート信号、ビデオ信号などの信号を入力する外部入力端
子として用いる際の便宜が図られている。
【0056】また、基板10の周縁部には、パッド電極
群70の他に、プローブによる検査の際に信号を入出力
するのに使用される検査用端子としてのパッド電極群1
70が設けられている。一方、対向基板31にも検査用
端子としてのパッド電極群270が設けられており、こ
れらのパッド電極群は、データ線の短絡や画素電極の欠
陥等を検査するための信号の入出力に使用される。
【0057】なお、80は、TFTが形成される基板1
0から対向基板31の対向電極33に、共通電位を与え
るための上下基板間導通用端子であり、所定の径を有す
る導電性接着剤を介在させて、基板10と対向基板31
との導通を図るように構成されている。
【0058】次に、液晶パネルと外部回路との接続の一
例について図8を用いて説明する。この図に示すよう
に、パッド電極群70のうちの1つのパッド電極71
と、外部回路に接続されてクロック信号や、スタート信
号、ビデオ信号などの信号を供給するFPC(Film Pri
nted Circuit)102の端子電極103とは、物理的に
は接着剤101によって固定保持される一方、電気的に
は接着剤101中に分散する導電粒子100によって接
続される。
【0059】ここで、接着剤101における導電粒子1
00の濃度を適切に設定すれば、接着層の上下方向(パ
ッド電極71と端子電極103とを結ぶ方向)には導通
を許すが、接着層の平面方向には導通を許さないという
異方性導電接合が実現される。そして、この異方性導電
接合によれば、間隔が狭い多数の端子を一括して接続で
きるため効率的である。
【0060】なお、FPC102は、例えば、ポリイミ
ドフィルムにラミネートされた銅箔を周知のフォトリソ
グラフィ工程やエッチング工程等によってパターニング
することで形成される。また、導電粒子100には、ハ
ンダニッケルなどの金属粒子や金属メッキしたプラスチ
ックボールなどが用いられる。
【0061】<液晶パネルの適用例>次に、応用例に
かかる液晶パネルを表示装置として用いた例を説明す
る。
【0062】まず、この液晶パネルをライトバルブとし
て用いたビデオプロジェクタについて説明する。図9
は、ビデオプロジェクタの構成例を示す平面図である。
【0063】この図に示すように、ビデオプロジェクタ
1100内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からな
るランプユニット1102が設けられている。このラン
プユニット1102から射出された投射光は、ライトガ
イド1104内に配置された複数のミラー1106,1
106,……および2枚のダイクロックミラー1108
によってRGBの3原色に分離され、各原色に対応する
ライトバルブとしての液晶パネル1110R,1110
Bおよび1110Gに入射される。
【0064】液晶パネル1110R,1110Bおよび
1110Gの構成は、上述した通りであり、図示しない
ビデオ信号処理回路から供給されるR,G,Bの原色信
号でそれぞれ駆動される。さて、これらの液晶パネルに
よって変調された光は、ダイクロックプリズム1112
に3方向から入射される。このダイクロックプリズム1
112においては、RおよびBの光が90度に屈折する
一方、Gの光が直進する。したがって、各色の画像が合
成される結果、投射レンズ1114を介して、スクリー
ン等にカラー画像が投写されることとなる。
【0065】<液晶パネルの適用例>次に、応用例に
かかる液晶パネルをパーソナルコンピュータに適用した
例について説明する。図10は、このパーソナルコンピ
ュータの構成を示す正面図である。図において、パーソ
ナルコンピュータ1200は、キーボード1202を備
えた本体部1204と、液晶ディスプレイ1206とか
ら構成されている。この液晶ディスプレイ1206は、
先に述べた応用例にかかる液晶パネルにカラーフィルタ
とバックライトとを付加することにより構成される。
【0066】なお、液晶パネルの適用例としてビデオプ
ロジェクタ1100およびパーソナルコンピュータ12
00を挙げて説明したが、これ以外の種々の各種電子機
器に適用可能なのは言うまでもない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、本
発明によれば、第1あるいは第2の層の表面が第3の層
の堆積前にエッチングされる結果、ダメージを受けた部
分が除去され、また、表面に付着した汚れなども除去さ
れるので、第1あるいは第2の層および第3の層の密着
性が向上し、反応性イオンやエッチング液等の侵入が防
止される。したがって、第3の層のエッチング精度を向
上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の実施形態にかかる半導体装
置の製造方法によるTFTを適用した液晶パネル用基板
の1画素分についてのレイアウトを示す平面図であり、
(b)は、そのA−A線の断面図である。
【図2】(1)〜(5)は、それぞれ同実施形態にかか
るTFTの製造工程を示す図である。
【図3】(6)〜(9)は、それぞれ同実施形態にかか
るTFTの製造工程を示す図である。
【図4】(10)〜(13)は、それぞれ同実施形態に
かかるTFTの製造工程を示す図である。
【図5】(14)〜(16)は、それぞれ同実施形態に
かかるTFTの製造工程を示す図である。
【図6】 本実施形態にかかる半導体装置の製造方法を
適用したTFTを有する液晶パネル基板の構成を示すブ
ロック図である。
【図7】 (a)は、本実施形態にかかる半導体装置の
製造方法を適用したTFTを有する液晶パネルの構成を
示す断面図であり、(b)は、同液晶パネルの構成を示
す平面図である。
【図8】 同液晶パネルと外部回路との異方性導電接合
構造を示す断面図である。
【図9】 同液晶パネルをライトバルブに用いたビデオ
プロジェクタの構成を示す平面図である。
【図10】 同液晶パネルを表示装置に用いたパーソナ
ルコンピュータの構成を示す平面図である。
【図11】 従来の工程における不都合を示す図であ
る。
【図12】 従来の工程における不都合を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…ポリシリコン層、1a…能動層、2a…走査線(ゲ
ート電極)、3a…データ線(ソース電極)、4,5…
コンタクトホール、6…ITO膜、6a…画素電極、1
0…基板、12…ゲート絶縁膜、13…第1の層間絶縁
膜、15…第2の層間絶縁膜、20…表示領域、30…
液晶パネル、31…対向基板

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の層の上に第2の層を形成した後
    に、さらに第3の層を堆積してエッチングする工程を少
    なくとも有する半導体装置の製造方法において、 前記第3の層を堆積する前に、前記第1あるいは第2の
    層の少なくとも一方の表面をエッチングする工程を備え
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の層は絶縁性基板であり、前記
    第2の層は前記絶縁性基板に形成された半導体装置の能
    動層を覆う絶縁層であり、前記第3の層は前記半導体装
    置の電極を構成する導電層であることを特徴とする請求
    項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の層は、半導体装置の一の電極
    および他の電極においてそれぞれ開孔する絶縁層であ
    り、前記第2の層は、前記一の電極に接続する導電層で
    あり、前記第3の層は、前記半導体装置の他の電極にお
    いて開孔する絶縁層であることを特徴とする請求項1記
    載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記半導体装置は、マトリックス状に配
    列した複数の走査線と複数のデータ線とにそれぞれ接続
    されて、各画素に対応して形成され薄膜トランジスタで
    あることを特徴とする請求項1、2または3記載の半導
    体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1の層の上に第2の層が形成された後
    に、さらに第3の層が堆積されてエッチングされた半導
    体装置において、 前記第3の層が堆積される前に、前記第1あるいは第2
    の層の少なくとも一方の表面がエッチングされたことを
    特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体装置を有すること
    を特徴とする液晶パネル用基板。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の液晶パネル用基板と、対
    向電極を有する対向基板とが適当な間隔をおいて配置さ
    れるとともに、前記液晶パネル用基板と前記対向基板と
    の間隙内に液晶が封入されていることを特徴とする液晶
    パネル。
  8. 【請求項8】 基板上に形成された複数のデータ線と、
    前記複数のデータ線に交差する複数の走査線と、前記複
    数のデータ線と走査線に接続された複数の薄膜トランジ
    スタと、前記複数の薄膜トランジスタに接続された複数
    の画素電極とを有する液晶パネルの製造方法において、 前記基板上に前記薄膜トランジスタの能動層となるシリ
    コン層を堆積してパターニングする工程と、前記シリコ
    ン層を覆うようにゲート絶縁膜を形成する工程と、前記
    ゲート絶縁膜をライトエッチングする工程と、前記ライ
    トエッチングされたゲート絶縁膜上にゲート電極を形成
    する工程とを有することを特徴とする液晶パネル。
  9. 【請求項9】基板上に形成された複数のデータ線と、前
    記複数のデータ線に交差する複数の走査線と、前記複数
    のデータ線と走査線に接続された複数の薄膜トランジス
    タと、前記複数の薄膜トランジスタに接続された複数の
    画素電極とを有する液晶パネルの製造方法において、 前記基板上に前記複数の薄膜トランジスタの能動層とな
    るシリコン層を堆積してパターニングする工程と、前記
    シリコン層を覆うようにゲート絶縁膜を形成する工程
    と、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程
    と、前記シリコン層、前記ゲート絶縁膜及びゲート電極
    上に第1層間絶縁膜を形成する工程と、前記第1層間絶
    縁膜にコンタクトホールを形成し、前記コンタクトホー
    ルを介して前記シリコン層に接続されるソース電極を形
    成する工程と、前記ソース電極及び前記第1層間絶縁膜
    をライトエッチングする工程と、前記ライトエッチング
    された第1層間絶縁膜及び前記ソース電極上に第2層間
    絶縁膜を形成する工程と、前記第1層間絶縁膜及び前記
    第2層間絶縁膜上にコンタクトホールを形成する工程
    と、前記コンタクトホールを介して前記シリコン層に接
    続される画素電極を形成する工程とを有することを特徴
    とする液晶パネル。
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JP2007027170A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Nec Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2013008994A (ja) * 2012-09-03 2013-01-10 Nec Corp 半導体装置

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