JPH11145670A - 電磁波シールド用ガスケット - Google Patents

電磁波シールド用ガスケット

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JPH11145670A
JPH11145670A JP30456097A JP30456097A JPH11145670A JP H11145670 A JPH11145670 A JP H11145670A JP 30456097 A JP30456097 A JP 30456097A JP 30456097 A JP30456097 A JP 30456097A JP H11145670 A JPH11145670 A JP H11145670A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高い電磁波シールド効果を長期間に渡って維持
する防錆性に優れた電磁波シールド用ガスケットを提供
する。 【解決手段】スティックフィンガー部材2は、導電性お
よび弾性を有する薄板材料(金属材料、表面がメッキさ
れた合成樹脂材料など)により一体形成されている。防
錆部材3はスティックフィンガー部材2に離脱不能に取
着され、連続気泡を有する発泡材により形成され且つ揮
発性を有する防錆剤を含む芯材11と、芯材11の側面
周囲に覆設された気密性を有する被覆材12とを備え
る。被覆材12の側面には、U字状に切り込んで形成さ
れた舌状片13により、開閉可能に構成された複数の通
気孔Aが設けられている。芯材11が圧縮変形すると、
舌状片13が外側に展開されて通気孔Aが開放され、芯
材11に含まれた防錆剤の気化したものが通気孔Aから
放出され、スティックフィンガー部材2に付着してその
表面に防錆剤の被膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁波シールド用ガ
スケットに係り、詳しくは、導電性部材の間隙に配設さ
れて、当該間隙を通過しようとする電磁波を遮蔽する電
磁波シールド用ガスケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、弾性金属薄板から成る矩形平板状
の基部と、その基部の側縁部で折り曲げられ基部上をア
ーチ状を成して渡されたアーチ部と、そのアーチ部の側
縁部に沿って一定間隔おきに設けられた複数の突片とを
備え、基部側に折り曲げられた各突片の先端部と、基部
およびアーチ部とから構成される薄板バネによって形成
された電磁波シールド用ガスケットが知られている(実
開平3−69294号公報など)。尚、このような電磁
波シールド用ガスケットは、スティック状の突片が並列
配置されて外観が指状を呈することから、一般にスティ
ックフィンガーと呼ばれている。
【0003】この電磁波シールド用ガスケットは、例え
ば、導電性筺体の本体部に前記基部が接続固定され、導
電性筺体の蓋部に前記アーチ部が接触するように、本体
部と蓋部との間に挿入される。そして、導電性筺体の本
体部に対して蓋部が閉じられ、本体部と蓋部との間で電
磁波シールド用ガスケットが押圧されると、薄板バネに
よるバネ力により前記アーチ部が蓋部側を圧接して、本
体部と蓋部とを導通可能に接続する。そのため、導電性
筺体の本体部と蓋部との間隙は電磁波シールド用ガスケ
ットによってほぼ埋め尽くされることになり、その間隙
を通過しようとする電磁波を遮蔽することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の電磁波シールド
用ガスケットを屋外に設置される電機電子機器の筺体に
用いた場合、雨や湿気により、弾性金属薄板が酸化して
錆が発生することがある。弾性金属薄板に非導電性の錆
が発生すると、その錆の発生した部分を電磁波が通過し
易くなる。そして、錆が弾性金属薄板の深部にまで進行
して各突片に欠落部分が生じると、その欠落部分を電磁
波が通過する。そのため、電磁波シールド効果が低減す
るという問題があった。また、電磁波シールド用ガスケ
ットに発生した錆が筺体内に落下し、収容されている電
機電子機器に付着すると、電機電子機器を汚損したり故
障を引き起こすおそれもある。
【0005】そこで、従来、弾性金属薄板の表面に防錆
メッキ処理を施すことにより、耐錆性を向上させる方法
がとられていた。しかし、弾性金属薄板の表面に防錆メ
ッキ処理を施したとしても、長期間の使用にあたって
は、錆の発生を防止することが難しいという問題があっ
た。
【0006】尚、弾性金属薄板を、表面がメッキされた
弾性合成樹脂薄板に置き換える技術も開示されている
が、この場合も、メッキに非導電性の錆が発生すると、
その錆の発生した部分を電磁波が通過し易くなるため、
電磁波シールド効果が低減するという問題があった。
【0007】ところで、導電性筺体の本体部と蓋部との
間隙を通過しようとする電磁波を遮断するだけでなく、
その間隙を塞いで密閉することが要求されることがあ
る。例えば、屋外に設置される電機電子機器の筺体につ
いては、筺体内への風雨や塵埃の浸入を防止する必要が
あるため、筺体の気密性を高めることが不可欠である。
【0008】そこで、従来、導電性筺体の本体部と蓋部
との間隙を塞いで密閉するための密閉用ガスケットを、
電磁波シールド用ガスケットとは別個に取り付ける方法
がとられていた。そのため、電磁波シールド用ガスケッ
トの取付施工業者にとっては、別部品である密閉用ガス
ケットを保管管理するためのコストを要する上に、密閉
用ガスケットの取り付け作業分だけ作業工数が増えると
いう問題があった。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、導電性部材の間隙を通
過しようとする電磁波に対して高い電磁波シールド効果
を長期間に渡って維持することが可能な防錆性に優れた
電磁波シールド用ガスケットを提供することにある。ま
た、本発明の別の目的は、上記目的を達成した上で、導
電性部材の間隙を密閉することが可能で、低コストな電
磁波シールド用ガスケットを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、少なくとも一部
が金属により形成されたバネ性を有する形状のバネ部材
と、当該バネ部材に防錆剤を供給する防錆部材とを備え
たことをその要旨とする。
【0011】従って、本発明によれば、防錆部材から供
給された防錆剤により、バネ部材を形成する金属の錆を
防ぐことが可能になるため、バネ部材を導電性部材の間
隙に配設して導電性部材の間隙を通過しようとする電磁
波を遮断するに際して、高い電磁波シールド効果を長期
間に渡って維持することができる。
【0012】次に、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の電磁波シールド用ガスケットにおいて、前記バ
ネ部材は薄板材によって形成され、当該薄板材の表裏面
を貫通する複数の細孔が形成されたことをその要旨とす
る。従って、本発明によれば、防錆部材からバネ部材に
供給された防錆剤が、細孔を通ってバネ部材の表裏面全
体に広がるため、バネ部材の全面に防錆剤の被膜を容易
に形成することが可能になり、バネ部材の防錆性を高め
ることができる。
【0013】次に、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の電磁波シールド用ガスケットに
おいて、前記防錆部材は防錆剤を含んだシート材を備
え、当該シート材は前記バネ部材の少なくとも一部分に
接触していることをその要旨とする。
【0014】従って、本発明によれば、シート材から滲
出または放出された防錆剤が、バネ部材と接触した部分
からバネ部材の表面に広がるため、バネ部材の全面に防
錆剤の被膜を容易に形成することが可能になり、バネ部
材の防錆性を高めることができる。
【0015】次に、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれか1項に記載の電磁波シールド用ガスケッ
トにおいて、前記防錆部材は、防錆剤を含んだ弾性材か
ら成る芯材と、当該芯材の周囲に覆設された被覆材とを
備え、当該被覆材で覆われた内部に揮発性の防錆剤を保
持すると共に、当該被覆材の少なくとも一部が、気化し
た防錆剤を外部へ放出可能に構成されていることをその
要旨とする。
【0016】従って、本発明においては、防止部材にお
ける被覆材で覆われた内部に保持された防錆剤が徐々に
気化する。被覆材は、その少なくとも一部が、気化した
防錆剤を外部へ放出可能に構成されているため、防錆材
は外部に放出される。その放出された防錆剤がバネ部材
に付着し、バネ部材の全面に防錆剤の被膜を形成する。
そのため、被覆材における防錆剤の放出部分をバネ部材
側に向けておけば、放出された防錆剤を確実にバネ部材
に付着させることができる。
【0017】次に、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の電磁波シールド用ガスケットにおいて、前記被
覆材は、気密性を有すると共に、前記気化した防錆剤を
通過させる通気孔が形成されていることをその要旨とす
る。従って、本発明によれば、被覆材が気密性を有する
ため、防錆剤が外部空間に無駄に放出されてしまうのを
防止することが可能になり、防錆剤の供給を必要とする
方向にのみ通気孔を形成しておけば防錆剤を有効に用い
ることができる。
【0018】次に、請求項6に記載の発明は、請求項5
に記載の電磁波シールド用ガスケットにおいて、前記通
気孔は、前記防錆部材の変形によって開口するようスリ
ット状に形成されていることをその要旨とする。従っ
て、本発明によれば、防錆部材の取付部位が密閉される
ことにより変形したときにのみ、通気孔が開口して防錆
材が放出されるので、防錆材を無駄にすることなく有効
に用いることができる。
【0019】次に、請求項7に記載の発明は、請求項4
〜6のいずれか1項に記載の電磁波シールド用ガスケッ
トにおいて、前記芯材は、連続気泡を有する発泡材から
なることをその要旨とする。従って、本発明によれば、
芯材に液体を含浸させることが可能なため、液状の防錆
材を用いることができる。また、ゲル状または固形状の
防錆剤を用いる場合、芯材は通気性も有するため、防錆
剤が被覆材に覆われた内側のどこに配置されていても、
防錆剤を任意の方向に放出させることができる。
【0020】次に、請求項8に記載の発明は、請求項7
に記載の電磁波シールド用ガスケットにおいて、前記芯
材に、前記防錆剤を注入または収納するための収納部
を、少なくとも一つ以上設けたことをその要旨とする。
従って、本発明によれば、液状の防錆剤を用いる場合、
収納部に防錆剤を注入すれば、防錆剤を速やかに芯材全
体に含浸させることができる。また、ゲル状または固形
状の防錆剤を用いる場合、収納部に防錆剤を収納してお
けば、芯材の内部で防錆剤が偏在して防錆部材の自由な
変形を妨げるのを防止することができる。
【0021】次に、請求項9に記載の発明は、請求項8
に記載の電磁波シールド用ガスケットにおいて、前記芯
材に、当該芯材の外部空間と前記収納部とを連通する連
通孔を設けたことをその要旨とする。従って、本発明に
よれば、防錆剤を放出したい方向に向けて連通孔を開口
させることにより、防錆剤を所望の方向に効率よく放出
させることができる。
【0022】次に、請求項10に記載の発明は、請求項
4〜6のいずれか1項に記載の電磁波シールド用ガスケ
ットにおいて、前記芯材は、単独気泡を有する発泡材か
らなり、前記芯材に、前記防錆剤を注入または収納する
ための収納部を、少なくとも一つ以上設けると共に、当
該芯材の外部空間と前記収納部とを連通する連通孔を設
けたことをその要旨とする。
【0023】従って、本発明によれば、芯材が気密性を
有するため、収納部内の防錆剤は気化すると連通孔を通
って外部に放出される。このため、被覆材を省くことも
できる。尚、被覆材を用いる場合は、通気孔に向けて連
通孔を形成することが望ましい。
【0024】次に、請求項11に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の電磁波シールド用ガスケット
において、前記バネ部材は導電性部材の間隙に配設され
て当該間隙を通過しようとする電磁波を遮蔽し、当該間
隙を塞いで密閉する密閉部材が前記防錆部材に連設され
たことをその要旨とする。
【0025】従って、本発明においては、密閉部材が防
錆部材に連設され、一部品としての電磁波シールド用ガ
スケットを構成している。そのため、電磁波シールド用
ガスケットの取付施工業者にとっては、密閉部材を電磁
波シールド用ガスケットとは別部品として保管管理する
必要がなく、密閉部材のみを取り付ける作業も必要ない
ことから、それらに関するコストを削減することができ
る。
【0026】次に、請求項12に記載の発明は、請求項
11に記載の電磁波シールド用ガスケットにおいて、前
記密閉部材は前記防錆部材と同一材質によって一体形成
されたことをその要旨とする。従って、本発明によれ
ば、密閉部材を容易に製造することが可能になり、低コ
ストな電磁波シールド用ガスケットを得ることができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図面と共に説明する。図1
は、本実施形態の電磁波シールド用ガスケット1の斜視
図である。
【0028】電磁波シールド用ガスケット1は、バネ部
材としてのスティックフィンガー部材2と防錆部材3と
から構成されている。スティックフィンガー部材2は、
矩形平板状の基部4と、その基部4の側縁部4aで折り
曲げられ基部4上をアーチ状を成して渡されたアーチ部
5と、そのアーチ部5の側縁部5aに沿って一定間隔お
きに設けられた複数の突片6とを備え、基部4側に折り
曲げられた各突片6の先端部と、基部4およびアーチ部
5とから構成された薄板バネによって形成されている。
【0029】そして、スティックフィンガー部材の基部
4には、その長手方向に沿って両面粘着テープ7が貼着
されている。両面粘着テープ7の表面には剥離紙8が貼
着されている。尚、両面粘着テープ7の幅は基部4の幅
よりも小さく設定され、基部4の側縁部4a側は両面粘
着テープ7から露出している。
【0030】ところで、スティックフィンガー部材2の
各部分4〜6は、導電性および弾性を有する薄板材料の
プレス加工によって一体形成されている。そのような薄
板材料としては、弾性に富んだ金属材料(ベリリウム
銅、燐青銅など)や、表面がメッキされた弾性を有する
合成樹脂材料などがある。
【0031】防錆部材3は、芯材11と被覆材12とを
備え、スティックフィンガー部材2における基部4とア
ーチ部5との間に離脱不能に挟設されている。芯材11
は、連続気泡を有する発泡材により略半円柱状に形成さ
れ、揮発性を有する液状,ゲル状,固形状の防錆剤を含
んでいる。被覆材12は、芯材11の側面周囲に覆設さ
れた気密性を有したシート状を成している。
【0032】そして、被覆材12の側面には、当該側面
をU字状に切り込んで形成された舌状片13により、開
閉可能に構成された複数の通気孔Aが設けられている。
ところで、芯材11を形成するための発泡材料として
は、高分子材料(クロロプレン、ネオプレン、サンプト
プレン、ポリウレタンなど)をスポンジ状に発泡させた
発泡材料などがある。
【0033】また、芯材11に含浸される防錆剤として
は、酸化タングステン塩,ホスホン酸塩,アミノトリス
メチレンホスホン酸,有機リン酸エステル,アミリン酸
塩,モリブデン酸塩から成るもの等があるが、揮発性を
有する液状,ゲル状,固形状の防錆剤であれば、どのよ
うなものを用いてもよい。これら防錆剤の具体的な成分
構成等については、例えば特開平7−256092号公
報や特開平7−186289号公報などに開示されてい
る。
【0034】そして、被覆材12を形成するためのシー
ト材料としては、ポリ塩化ビニル(PVC)およびポリ
エチレンテレフタレート(PET)を積層させたシート
材料などがある。次に、上記のように構成された電磁シ
ールド用ガスケット1の使用方法について、図2および
図3に従って説明する。
【0035】まず、図2に示すように、導電性筺体の本
体部21aに、基部4が接するように配置する。そし
て、剥離紙8を剥がした両面粘着テープ7により、電磁
シールド用ガスケット1を導電性筺体の本体部21aに
接着固定する。この状態において、両面粘着テープ7か
ら露出した基部4の側縁部4a側は導電性筺体の本体部
21aに密着し、基部4と導電性筺体の本体部21aと
は導通可能に接続される。そのため、両面粘着テープ7
の幅および基部4における貼着位置は、基部4と導電性
筺体の本体部21aとが十分な面積にて確実に密着可能
なように設定しておく必要がある。
【0036】また、この状態において、通気孔Aは、舌
状片13により閉じた状態に保持されている。次に、図
3に示すように、導電性筺体の蓋部21bを矢印X方向
に閉じると、本体部21aと蓋部21bとの間でアーチ
部5が押圧され、薄板バネによるバネ力によりアーチ部
5が蓋部21b側を圧接し、スティックフィンガー部材
2を介して本体部21aと蓋部21bとが導通可能に接
続される。その結果、導電性筺体の本体部21aと蓋部
21bとの間隙はスティックフィンガー部材2によって
ほぼ埋め尽くされることになり、その間隙を通過しよう
とする電磁波を遮蔽することができる。
【0037】また、導電性筺体の本体部21aと蓋部2
1bとの間でアーチ部5が押圧されると、基部4とアー
チ部5とに挟設された防錆部材3が圧縮され、芯材11
が変形する。この状態において、被覆材12の側面は、
芯材11の変形に応じて側面間の幅が広がる方向に変形
するが、被覆材12の側面に形成された舌状片13は、
被覆材12と一体には変形せず、その結果、舌状片13
が外側に展開されて通気孔Aが開放されることになる。
【0038】ところで、芯材11に含浸された防錆剤は
徐々に気化している。そのため、防錆部材3が圧縮変形
していないときには舌状片13により通気孔Aが塞がれ
ているため、気化した防錆剤(以下、気化防錆剤Gとい
う)は、気密性を有する被覆材の内側に充満する。そし
て、防錆部材3が圧縮変形すると、通気孔Aが開放され
ると共に、被覆材12の内側の容積が小さくなるため、
被覆材12の内側に充満していた気化防錆剤Gが通気孔
Aから放出される。その後、芯材11に含浸された防錆
剤が気化する速度に応じて、通気孔Aから気化防錆剤G
が放出され続ける。
【0039】その通気孔Aから放出された気化防錆剤G
は、スティックフィンガー部材2のアーチ部5に付着
し、表面張力によりスティックフィンガー部材2の各部
分4〜6の表面に広がって、スティックフィンガー部材
2の全表面に防錆剤の被膜を形成する。ここで、通気孔
Aをスティックフィンガー部材2側に向けて形成するこ
とにより、通気孔Aから放出された防錆剤を確実にステ
ィックフィンガー部材2に付着させることができる。
【0040】従って、導電性筺体を屋外に設置し雨や湿
気などに曝したとしても、スティックフィンガー部材2
を形成する金属材料または表面のメッキに錆が発生する
のを、長期間にわたって確実に防止することができる。
その結果、電磁波シールド用ガスケット1の電磁シール
ド効果を長期間に渡って維持することができる。そし
て、電磁波シールド用ガスケット1に錆が発生しないた
め、その錆が導電性筺体内に落下することにより引き起
こされる電機電子機器の汚損や故障を防止することもで
きる。
【0041】また、導電性筺体の蓋部21bが閉じられ
たときにのみ通気孔Aが開放されて気化防錆剤Gが放出
され、蓋部21bが開いているときには通気孔Aが閉じ
られて気化防錆剤Gが放出されないため、気化防錆剤G
が無駄に排出されてしまうことがなく、芯材11に含浸
された防錆剤を有効に使用することができる。
【0042】そして、芯材11は連続気泡を有する発泡
材によって形成されているため、液状またはゲル状の防
錆剤を用いた場合には、防錆剤を芯材11に容易に含浸
させることができ、固形状の防錆剤を用いた場合には、
芯材11が通気性を有するため、防錆剤が芯材11のど
の部分に配置されていても気化防錆剤Gを任意の方向に
放出させることができる。
【0043】さらに、防錆部材3はスティックフィンガ
ー部材2における基部4とアーチ部5との間に離脱不能
に挟設され、一部品としての電磁波シールド用ガスケッ
ト1を構成している。そのため、電磁波シールド用ガス
ケット1の取付施工業者にとっては、防錆部材3を電磁
波シールド用ガスケット1とは別部品として保管管理す
る必要がなく、防錆部材3のみを取り付ける作業も必要
ないことから、それらに関するコストを削減することが
できる。
【0044】次に、第1実施形態の一部を変更した各変
形例について、図4〜図7に基づいて説明する。尚、各
変形例において、第1実施形態の電磁波シールド用ガス
ケット1と同じ構成部材については符号を等しくしてそ
の詳細な説明を省略する。図4および図5に示す各変形
例において、第1実施形態の電磁波シールド用ガスケッ
ト1と異なるのは防錆部材3の構成だけである。
【0045】図4(a)に示す変形例は、第1実施形態
における防錆部材3から被覆材12を除いたものであ
る。被覆材12を除いて芯材11を露出させると、芯材
11に含浸された防錆剤が芯材11の外周面から常に滲
出または気化して放出されるため、第1実施形態に比べ
て無駄になる防錆剤が多い反面、多量の防錆剤がスティ
ックフィンガー部材2へ供給されるため、より高い防錆
効果を得ることができる。また、被覆材12および舌状
片13がないため、その材料コストおよび製造コストの
分だけコストダウンを図ることができる。
【0046】図4(b)に示す変形例は、防錆部材3に
おける芯材11の断面のほぼ中央に位置し、芯材11の
長手方向に沿って長尺な長孔として形成された断面円形
の収納孔Hを備えている。そして、収納孔Hには、揮発
性を有する液状,ゲル状,固形状の防錆剤Kが収納され
ている。収納孔Hの両開口端部は、収納された防錆剤K
が漏出しないように、封止材(図示略)により封止密閉
されている。尚、その他の構成(被覆材12、舌状片1
3、通気孔A)については、第1実施形態と同じであ
る。この変形例においては、液状またはゲル状の防錆剤
Kを用いる場合、収納孔Hに防錆剤Kを注入すれば、防
錆剤Kを速やかに芯材11全体に含浸させることができ
る。また、固形状の防錆剤Kを用いる場合、収納孔Hに
防錆剤Kを収納しておけば、芯材11の内部で防錆剤K
が偏在して芯材11の自由な変形を妨げるのを防止する
ことができる。
【0047】図4(c)に示す変形例は、図4(b)に
示す変形例において、収納孔Hと通気孔Aとを連通する
連通孔Pを芯材11に形成したものである。この変形例
においては、収納孔Hにゲル状または固形状の防錆材K
を収納した場合、気化した防錆材Kを連通孔Pを介して
効率よく通気孔Aに導くことができる。尚、連通孔P
は、全ての通気孔Aに設けなくてもよく、また、一つの
通気孔Aに複数の連通孔Pを設けてもよい。
【0048】図5(a)に示す変形例は、図4(c)に
示す変形例において、連続気泡を有する発泡材から成る
芯材11の代わりに、単独気泡を有する発泡材から成る
芯材11aを用いたものである。この変形例において、
芯材11aには通気性がないため、気化した防錆材Kを
収納孔Hから通気孔Aに導く連通孔Pは必須要件とな
る。
【0049】図5(b)に示す変形例は、図5(a)に
示す変形例において、被覆材12を除いたものである。
この変形例においては、芯材11aが気密性を有してい
るため、被覆材12がなくても、被覆材12を設けた場
合と同様に、気化した防錆材Kが無駄に放出されるのを
防止し、防錆材Kを有効に使用することができる。
【0050】図5(c)に示す変形例は、第1実施形態
における防錆部材3の代わりに、揮発性を有する液状,
ゲル状,固形状の防錆剤を含んだシート材から成る防錆
部材3aを、スティックフィンガー部材2における各部
分4〜6の内側に貼着したものである。尚、防錆部材3
aを形成するためのシート材としては、紙,織布,不織
布,合成樹脂フィルムなどがあるが、防錆剤を含んで変
形可能なシート材であれば、どのようなものを用いても
よい。この変形例においても、防錆部材3aから滲出ま
たは気化して放出された防錆剤が、表面張力によりステ
ィックフィンガー部材2の各部分4〜6の表面に広がっ
て、スティックフィンガー部材2の全表面に防錆剤の被
膜を形成する。
【0051】図6に示す変形例は、第1実施形態におけ
るスティックフィンガー部材2を、形状の異なるスティ
ックフィンガー部材31に置き換えたものである。ステ
ィックフィンガー部材31は、矩形平板状の基部32
と、その基部32と連続してアーチ状を成したアーチ部
33と、そのアーチ部33の側縁部33aに沿って一定
間隔おきに設けられた複数の突片34とを備え、各突片
34の先端部と、基部32およびアーチ部33とから構
成された薄板バネによって形成されている。尚、スティ
ックフィンガー部材31の各部分32〜34は、スティ
ックフィンガー部材2と同様に、導電性および弾性を有
する薄板材料のプレス加工によって一体形成されてい
る。
【0052】防錆部材3は、図1に示す第1実施形態の
防錆部材3と同じ構成であり、スティックフィンガー部
材31におけるアーチ部33の内側に離脱不能に取着さ
れている。このように構成されたスティックフィンガー
部材31の基部32を導電性筺体の本体部に導通可能に
固定し、導電性筺体の蓋部を閉じると、本体部と蓋部と
の間でアーチ部33が押圧され、薄板バネによるバネ力
によりアーチ部33が蓋部側を圧接し、スティックフィ
ンガー部材31を介して本体部と蓋部とが導通可能に接
続される。また、導電性筺体の本体部と蓋部との間でア
ーチ部33が押圧されると、防錆部材3はアーチ部33
と本体部との間で圧縮され、芯材11が変形する。従っ
て、第1実施形態と同様の作用および効果を得ることが
できる。
【0053】尚、図6に示す変形例と、図4および図5
に示す各変形例とを併用してもよい。図7に示す例は、
図6に示す変形例と図5(c)に示す変形例とを併用し
たものであり、アーチ部33の内側にシート材から成る
防錆部材3aを貼着したものである。
【0054】(第2実施形態)次に、本発明を具体化し
た第2実施形態を図面と共に説明する。図8は、本実施
形態の電磁波シールド用ガスケット51の斜視図であ
る。電磁波シールド用ガスケット51は、バネ部材とし
てのスティックフィンガー部材52と防錆部材53とか
ら構成されている。
【0055】スティックフィンガー部材52は、長手方
向に沿ってスリット54が設けられた略円筒状の基部5
5と、スリット54の一方の縁部に沿って一定間隔おき
に立設された複数の突片56aと、スリット54の他方
の縁部に沿って一定間隔おきに立設された複数の突片5
6bとを備え、各突片56a,56bが鋭角θを成して
構成された薄板バネによって形成されている。
【0056】尚、スティックフィンガー部材52の各部
分54〜56a,56bは、第1実施形態のスティック
フィンガー部材2と同様に、導電性および弾性を有する
薄板材料のプレス加工によって一体形成されている。防
錆部材53は、接続部材61および密閉部材62から構
成されている。接続部材61は、略円柱状を成した先端
部61aと、その先端部61aの長手方向に沿って突設
されたフランジ61bとを備えている。接続部材61の
先端部61aには、スティックフィンガー部材52の基
部55が離脱不能に嵌合している。接続部材61のフラ
ンジ61bの先端部には密閉部材62が接続されてい
る。密閉部材62は、フランジ61bの両側にそれぞれ
長手方向に沿って3つずつ立設された各フランジ62
a,62bから構成されている。密閉部材62のフラン
ジ62bには、円錐状の先端部63aと円柱状の脚部6
3bとから構成される複数のスナップ部材63が立設さ
れている。
【0057】尚、防錆部材53の各部分61〜63は、
第1実施形態の芯材11と同様に、揮発性を有する液
状,ゲル状,固形状の防錆剤を含んだ連続気泡を有する
発泡材によって一体形成されている。次に、上記のよう
に構成された電磁シールド用ガスケット51の使用方法
について、図9に従って説明する。
【0058】まず、導電性筺体の本体部71aに開孔さ
れた複数の透孔71bにそれぞれ、各スナップ部材63
の先端部63aを挿入する。ここで、透孔71bの直径
は、スナップ部材63の脚部63bの直径よりも若干大
きく、円錐状の先端部63aの底面の直径よりも若干小
さく設定されている。また、本体部71aの肉厚(透孔
71bの深さ)は、スナップ部材63の脚部63bの長
さと等しく設定されている。そのため、各透孔71bに
各スナップ部材63の先端部63aを挿入すると、先端
部63aの底面周縁部が各透孔71bの周縁部に脱落不
能に係止される。その結果、各透孔71bに係止された
各スナップ部材63を介して、導電性筺体の本体部71
aに電磁シールド用ガスケット51が取着固定される。
【0059】次に、導電性筺体の蓋部71bを矢印X方
向に閉じると、本体部71aと蓋部71bとの間で各突
片56a,56bが押圧され、薄板バネによるバネ力に
より、突片56aが蓋部21b側を圧接すると共に突片
56bが本体部71b側を圧接し、スティックフィンガ
ー部材52を介して本体部71aと蓋部71bとが導通
可能に接続される。ここで、各突片56a,56bの間
隔は狭く形成されているため、導電性筺体の本体部71
aと蓋部71bとの間隙は各突片56a,56bによっ
てほぼ埋め尽くされることになり、その間隙を通過しよ
うとする電磁波を遮蔽することができる。
【0060】この状態において、導電性筺体の本体部7
1aと蓋部71bとの間で、密閉部材62が押圧され、
密閉部材62が変形して本体部71aと蓋部71bとの
間隙を塞いで密閉する。ここで、密閉部材62は各フラ
ンジ62a,62bから構成されるため、導電性筺体の
本体部71aおよび蓋部71bの面形状に沿って各フラ
ンジ62a,62bが自在に変形して密着する。従っ
て、導電性筺体の本体部71aおよび蓋部71bの面形
状が平滑でない場合でも、その間隙を確実に密閉して導
電性筺体の高い気密性を得ることができる。
【0061】そして、防錆部材53から滲出または気化
して放出された防錆剤が、スティックフィンガー部材5
2に付着し、表面張力によりスティックフィンガー部材
52の各部分55,56a,56bの表面に広がって、
スティックフィンガー部材52の全表面に防錆剤の被膜
を形成する。従って、第1実施形態と同様の作用および
効果を得ることができる。
【0062】また、密閉部材62は接続部材61を介し
てスティックフィンガー部材52に取り付けられ、一部
品としての電磁波シールド用ガスケット51を構成して
いる。そのため、電磁波シールド用ガスケット51の取
付施工業者にとっては、密閉部材62を電磁波シールド
用ガスケット1とは別部品として保管管理する必要がな
く、密閉部材62のみを取り付ける作業も必要ないこと
から、それらに関するコストを削減することができる。
【0063】尚、本発明は上記各実施形態に限定される
ものではなく、以下のように変更してもよく、その場合
でも、上記各実施形態と同様の作用および効果を得るこ
とができる。 (1)電磁シールド用ガスケット1を導電性筺体の本体
部21aに取り付けるに際して、上記実施形態のように
両面粘着テープ7による接着固定ではなく、接着剤によ
って固定したり、基部4と本体部21aとをネジによっ
て螺着固定してもよい。
【0064】また、電磁シールド用ガスケット51を導
電性筺体の本体部71aに取り付けるに際して、上記実
施形態のようにスナップ部材63を用いるのではなく、
各部材61,63と本体部71aとを両面粘着テープや
接着剤によって固定したり、各部材61,63と本体部
71aとをネジによって螺着固定してもよい。
【0065】(2)芯材11,11aの断面形状は略半
円形に限らず、例えば、多角形,円形,楕円形など、ど
のような形状としてもよい。 (3)被覆材12に舌状片13を形成するための切り込
みの形状はU字状に限らず、少なくとも芯材11,11
aが変形した時に通気孔Aが開けば、どのような形状で
あってもよい。また、舌状片13を省き、通気孔Aが常
時開口しているようにしてもよい。
【0066】(4)収納孔Hの数は1個に限らず2個以
上であってもよい。また、収納孔Hを芯材11,11a
の中心から偏った位置に設けてもよい。そして、収納孔
Hを複数個設ける場合は、芯材11,11aにおける非
対称的な位置に設けたり、各収納孔Hの大きさがそれぞ
れ異なっていてもよい。また、収納孔Hの断面形状は円
形に限らず、例えば、多角形,円形,楕円形など、どの
ような形状としてもよい。
【0067】(5)図10に示すように、スティックフ
ィンガー部材2の表裏面を貫通した多数の細孔Sを形成
する。この場合には、スティックフィンガー部材2の内
側に付着した防錆剤が、各細孔Sを通ってスティックフ
ィンガー部材2の表側に広がるため、スティックフィン
ガー部材2の全表面に防錆剤の被膜を形成し易くなる。
尚、細孔Sの直径は、防錆部材3から放出されスティッ
クフィンガー部材2の内側に付着した防錆剤が浸透可能
であれば小さい程よい。また、細孔Sの直径を小さくす
れば、各細孔Sを通過しようとする電磁波を十分に遮蔽
することが可能になるため、電磁波シールド用ガスケッ
ト1の電磁波シールド効果が阻害されることはない。
【0068】尚、図6および図7に示すスティックフィ
ンガー部材31および図8に示すスティックフィンガー
部材52についても、図10に示すのと同じ細孔Sを形
成することにより同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の電磁波シールド用ガスケットの
斜視図。
【図2】第1実施形態の電磁波シールド用ガスケットの
使用方法を説明するための説明図。
【図3】第1実施形態の電磁波シールド用ガスケットの
使用方法を説明するための説明図。
【図4】第1実施形態の電磁波シールド用ガスケットの
変形例を示す断面図。
【図5】第1実施形態の電磁波シールド用ガスケットの
変形例を示す断面図。
【図6】第1実施形態の電磁波シールド用ガスケットの
変形例を示す断面図。
【図7】第1実施形態の電磁波シールド用ガスケットの
変形例を示す断面図。
【図8】第2実施形態の電磁波シールド用ガスケットの
斜視図。
【図9】第2実施形態の電磁波シールド用ガスケットの
使用方法を説明するための説明図。
【図10】第1実施形態の電磁波シールド用ガスケット
の変形例を示す斜視図。
【符号の説明】
2,31,52…スティックフィンガー部材 3,3
a,53…防錆部材 11,11a…芯材 12…被覆材 61…接続部
材 62…密閉部材 A…通気孔 H…収容部 P…
連通孔 K…防錆剤 G…気化防錆剤 S…細孔

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一部が金属により形成された
    バネ性を有する形状のバネ部材と、 当該バネ部材に防錆剤を供給する防錆部材とを備えたこ
    とを特徴とする電磁波シールド用ガスケット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電磁波シールド用ガス
    ケットにおいて、 前記バネ部材は薄板材によって形成され、当該薄板材の
    表裏面を貫通する複数の細孔が形成されたことを特徴と
    する電磁波シールド用ガスケット。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電磁波
    シールド用ガスケットにおいて、 前記防錆部材は防錆剤を含んだシート材を備え、当該シ
    ート材は前記バネ部材の少なくとも一部分に接触してい
    ることを特徴とする電磁波シールド用ガスケット。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電
    磁波シールド用ガスケットにおいて、 前記防錆部材は、 防錆剤を含んだ弾性材から成る芯材と、 当該芯材の周囲に覆設された被覆材とを備え、 当該被覆材で覆われた内部に揮発性の防錆剤を保持する
    と共に、当該被覆材の少なくとも一部が、気化した防錆
    剤を外部へ放出可能に構成されていることを特徴とする
    電磁波シールド用ガスケット。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電磁波シールド用ガス
    ケットにおいて、 前記被覆材は、気密性を有すると共に、前記気化した防
    錆剤を通過させる通気孔が形成されていることを特徴と
    する電磁波シールド用ガスケット。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の電磁波シールド用ガス
    ケットにおいて、 前記通気孔は、前記防錆部材の変形によって開口するよ
    うスリット状に形成されていることを特徴とする電磁波
    シールド用ガスケット。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のいずれか1項に記載の電
    磁波シールド用ガスケットにおいて、 前記芯材は、連続気泡を有する発泡材からなることを特
    徴とする電磁波シールド用ガスケット。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の電磁波シールド用ガス
    ケットにおいて、 前記芯材に、前記防錆剤を注入または収納するための収
    納部を、少なくとも一つ以上設けたことを特徴とする電
    磁波シールド用ガスケット。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の電磁波シールド用ガス
    ケットにおいて、 前記芯材に、当該芯材の外部空間と前記収納部とを連通
    する連通孔を設けたことを特徴とする電磁波シールド用
    ガスケット。
  10. 【請求項10】 請求項4〜6のいずれか1項に記載の
    電磁波シールド用ガスケットにおいて、 前記芯材は、単独気泡を有する発泡材からなり、 前記芯材に、前記防錆剤を注入または収納するための収
    納部を、少なくとも一つ以上設けると共に、当該芯材の
    外部空間と前記収納部とを連通する連通孔を設けたこと
    を特徴とする電磁波シールド用ガスケット。
  11. 【請求項11】 請求項1または請求項2に記載の電磁
    波シールド用ガスケットにおいて、 前記バネ部材は導電性部材の間隙に配設されて当該間隙
    を通過しようとする電磁波を遮蔽し、当該間隙を塞いで
    密閉する密閉部材が前記防錆部材に連設されたことを特
    徴とする電磁波シールド用ガスケット。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の電磁波シールド用
    ガスケットにおいて、 前記密閉部材は前記防錆部材と同一材質によって一体形
    成されたことを特徴とする電磁波シールド用ガスケッ
    ト。
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