JPH11147076A - 金属の選別回収装置 - Google Patents

金属の選別回収装置

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JPH11147076A
JPH11147076A JP9314864A JP31486497A JPH11147076A JP H11147076 A JPH11147076 A JP H11147076A JP 9314864 A JP9314864 A JP 9314864A JP 31486497 A JP31486497 A JP 31486497A JP H11147076 A JPH11147076 A JP H11147076A
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crushed pieces
inductance
weight
guide
crushed
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JP9314864A
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English (en)
Inventor
Fumio Takeda
文夫 武田
Tetsuo Miyamoto
哲郎 宮本
Masakatsu Hayashi
政克 林
Tetsunao Takemoto
哲尚 武本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的大きな破砕片の中から銅やアルミニウ
ム,ステンレス,プラスチックやゴム等を回収する選別
回収装置では、選別速度を上げると、インダクタンス測
定部の搬送装置の排出側から放出された破砕片は放物線
状に飛翔することがあった。 【解決手段】傾斜したガイド部材で破砕片を案内すると
共に重量を測定する重量測定手段の前に、傾斜したガイ
ド部材を配置し、さらにその前にインダクタンス測定手
段を備えた破砕片の搬送装置を配置することにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属を含む廃棄物
の破砕片からインダクタンス変化と破砕片重量を検出
し、それらの値から金属の材質を識別して選別回収する
金属の選別回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属、およびプラスチック等の非
金属が混在した廃棄物から、鉄、および鉄以外の銅やア
ルミニウム,ステンレス等比較的高価な有価非磁性金属
を選別回収する処理はかなり古くから行われており、と
りわけ形状が小さく比較的均一な大きさの廃棄物につい
ては従来の選別回収装置で比較的効率良くその選別回収
が行われている。従来の一般的な選別回収装置におい
て、鉄に対しては磁気選別機が用いられており、銅やア
ルミニウムには回転ドラム式の渦電流選別機が用いられ
ている。また、風力選別機や振動式選別機、さらに比較
的比重の大きな液体(重液)を使った比重選別機も一般
的に使われている。
【0003】また、比較的大きな形状の破砕片に対して
は人手による選別(以下、手選別という)が多く行われ
ている。例えば、特開昭57−81878 号公報に記載の金属
廃棄物破砕処理設備のように、磁力選別機により鉄を除
いた後、風力選別機により非金属を除き、その後非磁性
金属の選別を主として手選別で(小物に限っては回転式
風力選別機を利用して)行う従来技術がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】鉄を除いた後の非磁性
金属に関しては、例えば上述した渦電流選別機により銅
およびアルミニウムをまとめて選別するのは可能である
が、銅とアルミニウムとを分けるのには困難を伴う。ま
た、上述した風力選別機や振動式選別機は10mm以下の
寸法の比較的小形状で均一な粒状の破砕片に対しては比
重差による分離効率が良いが、10〜200mm程度の寸
法の大きい破砕片については形状の影響により選別が困
難である。
【0005】また、水に鉄の微粉をコロイド状に拡散さ
せた液等からなる重液を用いた選別において、例えば比
重が3である重液を使えば、アルミニウムは浮き、銅は
沈むことで選別可能である。しかし、この方法では処理
量は大きく取れるが、その反面、装置が大規模になり高
価である。また、重液を使うため水処理設備が必要で設
備が大型になり、その上重液の比重管理も必要であり、
保守のための作業用員が不可欠である。さらに、缶やパ
イプ状の破砕片に対しては選別性能が低下する。従っ
て、液体を使用せずメンテナンスフリーに選別回収を行
うことが望まれる。
【0006】特開昭57−81878 号公報に記載の従来技術
では、比較的大きな形状の破砕片を選別回収することが
一つの狙いであるが、手選別に頼る部分が多いため、や
むを得ず作業者を騒音,汚れ,危険といった劣悪な環境
においたり、長時間の単純作業に従事させることになっ
てしまう。また、廃棄物処理という観点からみると採算
に合うレベルまで極力処理コストを低減すべきことは当
然であるのに対し、手選別に頼れば人件費等によって処
理コストが高くなることは避けられず、コストの低減が
困難となる。このようなことから、人手によらず、自動
的に選別回収を行えるようにすることが望まれる。
【0007】ここで、選別方法を考えるとまず、廃棄工
業製品は破砕機により破砕され、粒径が1mm以下の細か
い破砕片から大きな破砕片まで様々な粒径の破砕片が混
合している。そこで、粒径が1mm以下の細かいものの選
別は粒径も比較的揃っていることから風力選別等でも選
別できるが、大きな破砕片まで風力選別等で選別するた
めに破砕して粒径を細かく揃えることは破砕エネルギが
大きく、非効率的である。
【0008】従って、本発明の目的は、比較的大きな破
砕片の中から銅やアルミニウム,ステンレス等の有価非
磁性金属を材質別に回収し、プラスチックやゴム等の非
金属は前記非磁性金属と別に回収することが可能な選別
回収装置及びそのような金属選別装置を有する廃品処理
システムを提供することである。また、金属選別装置と
しては、選別性能として回収純度と、処理量が重要なフ
ァクターであり、処理量を多くするためにはできるだけ
選別速度をあげる必要がある。
【0009】そこで、選別速度を上げると、インダクタ
ンス測定部の搬送装置の排出側から放出された破砕片は
放物線状に飛翔するため、衝撃緩和ガイドを落下位置ま
で長くするか、距離を離して落下位置に設置する必要が
あった。また、この場合、衝撃緩和ガイド上で破砕片が
はねて、その先の重量測定ガイド上でも大きな衝撃を与
える可能性があった。また、プラスチックやゴムなどの
非金属はガイド面との摩擦が大きいため重量測定ガイド
上で摺動速度が低下し、高速化の妨げになっていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、金属を含む
破砕片の材質を識別し回収する金属の選別回収装置にお
いて、これらの金属及び、非金属の破砕片の重量を高速
で測定する重量測定手段と、前記、破砕片によるインダ
クタンス変化量を同様に高速で測定するインダクタンス
測定手段とを備え、これら重量とインダクタンス変化量
を用いて破砕片の材質を識別し、この識別結果に基づい
て材質別に前記破砕片を回収する回収手段とを備えるこ
とにより達成される。
【0011】ここで、インダクタンスの検出は搬送装置
上に設けたコイルの中を破砕片が通過する間に検出され
るので、検出可能な条件で搬送装置の搬送速度を高速に
することは可能である。しかし、前記重量測定手段によ
り搬送する破砕片の重量を高速で精度よく測定するに
は、重量測定手段のガイド上を破砕片が衝撃を伴わずに
高速で摺動することが必要である。
【0012】搬送装置の出口側搬送面を水平にして搬送
すると、破砕片は搬送装置の出口部から水平に放出さ
れ、搬送速度が大きくなるほど重量測定手段の傾斜した
ガイド面に達する迄の水平距離が大きくなり、装置が大
形化する。
【0013】そこで、重量測定装置をできるだけコンパ
クトにするためには重量測定ガイドの前に衝撃を緩和す
るガイドを設け、傾斜させることが必要である。更に、
重量測定手段のガイドの入り口部の高さを衝撃を緩和す
るガイドの出口高さより低く設定することが必要であ
る。また、搬送装置から高速で送り出された破砕片が、
すぐに衝撃を緩和するガイド上を摺動して搬送するよう
にするのは搬送装置の出口側の搬送面を傾斜させること
で達成される。さらに、衝撃を緩和するガイドの入口側
の高さを搬送装置の傾斜させた搬送面の出口側高さより
も低く設定することが必要である。
【0014】さらに、プラスチックやゴム等のガイド面
との摩擦の大きい非金属を衝撃を緩和するガイド上や重
量測定手段のガイド上を減速させずに高速で摺動して搬
送させるためには、衝撃を緩和するガイド上または重量
測定部のガイド上に空気圧または回転ブラシ等による破
砕片の送り機構を設けることが必要である。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明による金属の選別回収装置
の一実施例について、図1〜図11を参照しながら説明
する。図1は、本実施例の破砕片によるインダクタンス
変化量と破砕片重量を検出して材質を識別する金属の選
別回収装置を示す全体構成図である。図1において、破
砕機(記載せず)で破砕され、さらに篩(記載せず)で
粒径10mm以下を除かれた粒径10mm〜の金属を含む破
砕片2がまず、供給部のホッパ400に投入され、次に
ホッパ下部から振動フィーダ401上に落下し、振動フ
ィーダ401で平面的に分散され、次の振動フィーダ4
02で1列に整列され1個ずつ間隔をあけて搬送装置1
に送られる。ここで破砕片は1個ずつが順次各センサ部
を通過するように破砕片同士の間隔は最小間隔を確保で
きるように振動フィーダ401からの破砕片の単位時間
当たりの供給量を管理する。
【0016】搬送装置1は搬送装置用モータ11によっ
て駆動される。また、搬送装置1にはインダクタンスの
検出用コイル9と検出用コイル9の前にはフォトセンサ
18が設けられており、破砕片2がフォトセンサ18を
通過した時のフォトセンサ18の検出信号をもとに検出
用コイル9によりインダクタンス変化を検出する。すな
わち、検出用コイル9には予め周波数fの電圧が印加さ
れており、搬送装置1のベルト面には交流磁界が形成さ
れている。そこで、破砕片2がコイルの検出部にないと
きのインダクタンスを初期インダクタンスとして検出し
ておき、次に、供給された破砕片2が搬送装置1により
搬送され、検出コイル9の検出部に達すると、交流磁界
内を通過する破砕片(導電材)には渦電流が発生し、逆
起電力が発生する。その結果、コイルのインダクタンス
は変化(減少)する。インダクタンスの変化量はインダ
クタンスの初期値と破砕片が検出部を通過しているとき
のインダクタンスとの差を示す。なお、フォトセンサ1
8による破砕片2の通過検出信号はインターフェイス8
を介して接続された演算・制御装置21に取り込まれ
る。
【0017】次に搬送装置1の排出側603はベルトの
搬送面が傾斜しており、その傾斜角は、その先に設けた
衝撃緩和ガイド403の傾斜角及びその先の重量検出装
置4のガイド31の傾斜角と概略一致している。そこ
で、搬送装置1により排出された破砕片2はすぐに、少
ない衝撃で衝撃緩和ガイド403を通過し、さらに少な
い衝撃で重量検出装置4のガイド面31を摺動し、その
間に重量を測定する。搬送装置1の排出側603は搬送
ベルト面が傾斜ガイドの傾斜面に沿う方向に傾斜してお
り、段差による衝撃を極力緩和して衝撃緩和ガイド40
3のガイド面に破砕片2を供給可能としている。また、
破砕片にはほとんど、搬送面に沿って搬送されるため、
衝撃緩和ガイド403と重量測定装置4とを最小距離で
設置できる。
【0018】ここで、搬送装置1の排出側搬送面が傾斜
していない場合の破砕片の挙動を図3を用いて説明す
る。破砕片2は搬送装置1により水平に搬送される。出
口側603においても破砕片2は慣性でそのまま水平に
放出され、放物線状に落下して衝撃緩和ガイド403に
接触する。そのために、この場合は、搬送装置1と衝撃
緩和ガイド403との距離を大きくする必要があり、衝
撃緩和ガイド403上での衝撃も大きく、重量測定ガイ
ド31上に移動しても反動で衝撃を生ずる可能性があ
る。
【0019】次に図2により、重量検出装置4について
説明する。重量検出装置4はガイド31で破砕片2を案
内すると共に重量を支持する。ガイド31にかかった破
砕片2の重量は支持部材32を介してロードセル33に
伝達される。ガイド31は破砕片2が減速せず摺動が可
能なように傾斜して支持部材32と接続されている。支
持部材32は軸受34により軸方向にのみスライド可能
なように支持されており、摩擦抵抗が軽減されている。
また、ロードセル33のリード線5は重量検出装置4の
壁面に設けた穴から引き出され、図1中のストレインア
ンプ6へ接続されており、このストレインアンプ6の出
力信号がA/D変換器7で変換されてインターフェイス
8を介して演算・制御装置21に取り込まれ重量が検出
される。次に、図1において、重量を測定した破砕片2
はガイド508を通過し、その間に演算・制御装置21
によってインダクタンス変化と重量との比から材質を識
別し、回収装置501で回収される。回収装置501で
は、各材質毎に回収容器を設けており、例えば、アルミ
ニウムは509、銅は550に回収される。ステンレス
は512、その他(非金属等)は513に回収される。
なお、各材質毎の回収容器の上部には破砕片のガイドを
兼ねたセパレータ502d〜502fが設けられてお
り、各セパレータ502d〜502fに接続したアクチ
ュエータ16の動作で矢印504で示すように上下方向
に開閉する。
【0020】ここで、セパレータの部分の詳細を図6に
示す。例えば、アルミニウムの回収容器509のセパレ
ータ502dの搬送方向の一端はその両側を軸受506
で回転支持されており、一方の軸505はアクチュエー
タ16に接続されている。また、これらのアクチュエー
タ16は図1に示すインターフェイス8を介して演算・
制御装置21に接続しており、破砕片の材質を識別した
結果に応じて、該当する回収容器509,回収容器55
0,回収容器512の上部のセパレータ502d〜50
2fを上方に開く。セパレータ502d〜502fは通
常、各回収容器のストッパ507上に閉じており、その
上を破砕片2は摺動しガイドされる。
【0021】もし、破砕片がアルミニウムであると識別
すると、アルミニウムの回収容器509上部のセパレー
タ502dの軸に接続したアクチュエータ16を動作さ
せてセパレータ502dを上方に開く。すると、そこへ
摺動してきた破砕片はアルミニウムの回収容器509に
収納される。次に他の材質であると識別されると、アル
ミニウムのセパレータ502dを閉じ、該当する回収容
器のセパレータを同様に開く。なお、その他の回収容器
513には、おもにプラスチック,ゴム等の非金属が回
収されるが、その他の非磁性金属の場合もある。
【0022】ここで、アルミニウム,銅,ステンレス、
その他の材質についてはインダクタンス変化と破砕片重
量の比から識別可能であり、各々の回収容器(509,5
50,512)へ回収する。
【0023】次に、インダクタンス測定装置20につい
て図4により説明する。図4に示す実施例では、搬送装
置1の搬送ベルト406近傍に検出用コイル9を配置
し、搬送装置1の搬送ベルト406によって破砕片2を
搬送している時にインダクタンスの測定を行う構造であ
る。これを自己インダクタンス型(外部検知型)と称す
る。インダクタンス測定装置20は、設定した周波数の
交流電圧を検出用コイル9に印加しており、検出用コイ
ル9の下部の搬送ベルト406の面には交流磁界が形成
されている。その交流磁界を破砕片2(導電材である非
磁性金属)が通過すると、破砕片には渦電流が発生し、
逆起電力が発生する。その結果、検出用コイル9のイン
ダクタンスは変化(減少)する。なおインダクタンス測
定装置20は検出用コイル9のインダクタンス検出回路
23を備える。また、図示は省略したが、インダクタン
ス測定装置20には測定したインダクタンスのデータを
演算・制御装置21に送るための出力ポートも備えてい
る。
【0024】次に、検出用コイルのインダクタンス測定
の方式についての他の実施例を図5に示す。図5は周波
数発振増幅回路22aを有する励磁用コイル9aを検出
用コイル9に対向するように設けておき、搬送装置1の
搬送ベルト406によって破砕片2を搬送している時に
励磁用コイル9aと検出用コイル9の間に生ずる相互誘
導作用を利用して相互インダクタンスを測定する。これ
を相互インダクタンス型と称する。すなわち、励磁用コ
イル9aに設定した周波数の交流電圧を印加することで
検出用コイル9との間に交流磁界が発生する。その結
果、検出用コイル9には電磁誘導現象により電圧が誘起
される。そこに破砕片(導電材)2が通過すると同様に
破砕片2には渦電流が発生し、逆起電力が発生する。そ
の結果、検出用コイル9の検出電圧が変動し、インダク
タンスも同様に変化する。従って、この検出用コイルの
インダクタンスをインダクタンス検出装置20で検出で
きる。
【0025】または、検出用コイル9の検出電圧の変
化,励磁用コイル9aを印加している電圧の位相と検出
コイルの検出電圧との位相差を検出してもインダクタン
ス変化と等価である。但し、図4と図5において、図1
と同等の部材には同じ符号を付してある。
【0026】上記のような図5に示した相互インダクタ
ンス型による測定によっても、図1の実施例による自己
インダクタンス型と同様の材質を識別する効果が得られ
る。
【0027】次に、本実施例による金属の選別回収装置
の各機器の電気的接続関係を図7のブロック線図により
説明する。図7に示すように、演算・制御装置21は演
算回路(CPU)24,記憶回路(RAM)25,記憶
回路(ROM)26とから構成されており、インターフ
ェイス8を介して各機器からの信号及びデータの入出力
が行われる。即ち、選別用アクチュエータ16は、ドラ
イバ(2)17を介して駆動される。また、検出用コイル
9のインダクタンスはインダクタンス測定装置20によ
り検出される。さらに、フォトセンサ18からの信号は
アンプ(2)19を介して取り込まれ、ロードセル33に
より検出された破砕片2の重量はアンプ6とA/D変換
器7を介して取り込まれる。
【0028】次に、図8に破砕片2の有無による検出用
コイル9のインダクタンスの変化を破砕片重量で割った
値を印加周波数に対して示す。図8において、横軸は印
加する電圧の周波数(印加周波数)f、縦軸は破砕片2
の有無の差によるインダクタンス変化量ΔLを重量Wで
除した値、即ち単位重量当たりのインダクタンス変化量
であり、この値を判別値αと表す。また、図中のA1〜
A3は印加周波数f2における各材質を判別するしきい
値を示しており、A1は印加周波数f2におけるアルミ
ニウムのしきい値を示し、A2は同様に銅・真鍮のしき
い値を示し、A3はステンレスのしきい値を示す。ま
た,A1′〜A3′は印加周波数f1における各材質を
判別するしきい値を示す。なお、この図の単位重量当り
のインダクタンス変化量(判別値)はその絶対値を示し
てある。
【0029】以上をまとめると、図8において、予め所
定の設定値A(例えばA1〜A3,A1′〜A3′)を
決めておき、未知の材質の破砕片2につき印加周波数f
1とf2における単位重量当りのインダクタンス変化量
(判別値)を求め、そこで、上記設定値A1〜A3又は
A1′〜A3′と比較することによりその破砕片2の材
質がアルミニウムか銅・真鍮,ステンレス、その他(非
金属)かを識別することが可能となる。すなわち、印加
周波数f2での判別値が (ΔL/W)>A1 ならば アルミニウム、 A1≧(ΔL/W)>A2 ならば 銅または真鍮、 A2≧(ΔL/W)>A3 ならば ステンレス、 A3≧(ΔL/W) ならば その他と識別する。
【0030】但し、図8から明らかなように判別値(Δ
L/W)の周波数特性を見ると個々の材質に対するしき
い値が周波数の高い所では近く、周波数が低いところで
は離れている材質もあるので、これらの各材質に対する
しきい値の周波数特性を考慮して、各々の材質に対して
しきい値が離れている最適な周波数で識別すると識別精
度が向上する。
【0031】次に図3により、搬送装置の搬送面が水平
の場合の破砕片2の挙動と重量測定装置4の測定精度に
ついて説明する。図3より破砕片2は搬送装置1によっ
て搬送されコイル9でインダクタンス変化を測定した
後、出口側603から水平に放出され、慣性によって放
物線状に落下し、衝撃緩和ガイド403と接触する。そ
の際、搬送速度が高速になるほど、水平距離が大きくな
り、搬送装置と衝撃緩和ガイド403との距離を大きく
とる必要がある。
【0032】また、衝撃緩和ガイド403との接触の仕
方によっては反動で重量測定装置4のガイド上に衝撃を
与える可能性がある。そこで、図1に示すように搬送装
置1の出口側搬送面603を傾斜させることで、破砕片
2ははねることなく、ガイド上を摺動して搬送される。
【0033】次に、破砕片がプラスチックやゴム等の非
金属の場合、衝撃緩和ガイドや重量測定装置のガイド上
で摩擦により摺動速度が低下することを防ぐために設け
た送り機構について図9,図10を用いて説明する。ま
ず、図9に空気圧を使って破砕片2を搬送する機構を示
す。衝撃緩和ガイド403の上に空気の吹き出し穴60
6を並べた空気ノズル604を設け、破砕片2の通過時
に空気を噴射し、衝撃緩和ガイド403の上及び重量測
定装置のガイドを通過する際、摩擦で速度が低下するの
を防ぐ効果がある。
【0034】なお、空気を噴射するタイミングは図1に
示すように空気ノズル604の前に設けたフォトセンサ
18で破砕片2の通過を検出し、衝撃緩和ガイド403
上及び重量測定装置のガイド31上を通過するタイミン
グで空気を噴射するように空気源601からの配管中の
電磁弁602の開閉を制御する。
【0035】別の破砕片2の搬送装置の例を図10に示
す。回転軸608に環状部材609を設け、その外周上
に弾性部材610を複数設け、軸の一方の端部をカップ
リング611を介してモータ612に接続し、モータの
回転で弾性部材610を回転させる。この弾性部材が衝
撃緩和ガイド403上を摺動しながら通過する破砕片2
を押して速度の低下を防ぐ効果がある。なお、この回転
軸608は両端を側板等に固定された軸受(不記)で支
持される。
【0036】また、この破砕片の送り機構は装置の稼動
時は常時回転するものとして支障はない。
【0037】次に図7のブロック線図を用いて空気ノズ
ル方式の機構について電気的な接続について説明する。
図1に示す空気源601と空気ノズル604との間の空
気配管には電磁弁602を設けており、この電磁弁60
2はドライバ(3)605によって開閉される。すなわ
ち、図7に示すようにドライバ605はインターフェイ
ス8に接続されており、演算・制御装置21からの支持
でドライバ(3)605を駆動して電磁弁602を開閉さ
せる。
【0038】次に衝撃緩和ガイド403及び重量測定装
置4のガイド31の断面形状を図11〜13で説明す
る。図11はガイドの断面形状が平面を示し、摺動する
際の抵抗が小さい。図12はガイドの断面形状がV型を
示し、破砕片が中央に寄せられて摺動する。図13はガ
イドの断面形状がU型を示し、摺動抵抗が小さく且つ、
破砕片が中央に沿って摺動する。
【0039】以上の結果から、本方式は水等を使わない
乾式の為、装置が簡単でコンパクト化が図れ、且つ人手
によらず、メンテナンスフリーかつ低コストに選別回収
を行なうことができる。
【0040】上記本実施例のシステムによれば、金属や
プラスチック類等の非金属が混在する廃工業製品から銅
やアルミニウム,ステンレス等の有価非磁性金属を高速
で、高純度に選別回収することが可能となり、リサイク
ルに有効に活用することもできる。
【0041】なお、本発明の廃棄物処理システムは廃工
業製品全般に適用可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明の金属の選別回収装置および方法
によれば、検出用コイルの破砕片によるインダクタンス
変化量と、破砕片の重量を高速で高精度に測定して、砕
片の材質を識別し、その識別結果に基づいて材質毎に破
砕片を回収するので、比較的大きな破砕片の中から銅や
アルミニウム等の有価非鉄金属を材質別に高速で確実に
選別回収し、且つ、中に含まれる非金属の分離回収をす
ることができる。
【0043】また、本発明の廃棄物処理システムによれ
ば、様々な形状の金属やプラスチック類等の非金属が混
在する廃家電品,廃自動車等の工業製品から鉄、および
銅,真鍮やアルミニウム等の有価非磁性金属を高純度で
効率的に選別回収することができ、しかも人手によら
ず、メンテナンスフリーかつ低コストに選別回収を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による金属の選別回収装置を示
す全体構成図である。
【図2】図1の重量検出装置の構造の詳細を示す図であ
る。
【図3】図1の従来の搬送装置を示す図である。
【図4】図1のインダクタンス測定装置について説明す
る図である。
【図5】本発明の他の実施例によるインダクタンス測定
の方式を示す図である。
【図6】図1の破砕片の回収装置の平面を示す図であ
る。
【図7】図1の金属の選別回収装置の各機器の電気的接
続関係を示すブロック線図である。
【図8】印加周波数に対する破砕片の有無による検出用
コイルの単位重量当たりのインダクタンスの変化を示す
図である。
【図9】空気ノズルによる破砕片搬送装置の詳細を示す
図である。
【図10】弾性部材の回転により破砕片を送る破砕片搬
送装置の詳細を示す図である。
【図11】ガイドの断面形状を示す図である。
【図12】他の実施例であるガイドの断面形状を示す図
である。
【図13】他の実施例であるガイドの断面形状を示す図
である。
【符号の説明】
1…搬送装置、2…破砕片、4…重量検出装置、6…ス
トレインアンプ、7…A/D変換器、8…インターフェ
イス、9…検出用コイル、9a…励磁用コイル、11…
搬送装置用モータ、16…選別用アクチュエータ、17
…ドライバ、18…フォトセンサ、19…アンプ、20
…インダクタンス測定装置、21…演算・制御装置、2
4…演算回路(CPU)、25…記憶回路(RAM)、
26…記憶回路(ROM)、31…ガイド、32…支持
部材、33…ロードセル、34…軸受、400…ホッ
パ、401…振動フィーダ(1)、402…振動フィー
ダ(2)、406…搬送ベルト、502d…アルミニウム
回収セパレータ、502e…銅回収セパレータ、502
f…ステンレス回収セパレータ、505…軸、506…軸
受、507…ストッパ、508…ガイド、509…回収
容器、512…ステンレス回収容器、513…その他回
収容器、550…銅回収容器、601…空気源、602
…電磁弁、603…排出部、604…空気ノズル、60
5…ドライバ(3)、606…ノズル穴、607…空気
流、608…回転軸、609…環状部材、610…弾性
部材、611…カップリオング、612…モータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武本 哲尚 茨城県土浦市神立町603番地 日立土浦エ ンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属を含む破砕片の重量を測定する重量測
    定手段と、前記破砕片によるインダクタンス変化量を測
    定するインダクタンス測定手段を備え、これら重量とイ
    ンダクタンス変化量を用いて破砕片の材質を識別し、こ
    の識別結果に基づいて材質別に前記破砕片を回収する回
    収手段とを備えた金属の選別回収装置において、傾斜し
    たガイド部材で破砕片を案内すると共に重量を測定する
    重量測定手段の前に、傾斜したガイド部材を配置し、さ
    らにその前に傾斜した搬送面を有するインダクタンス測
    定手段を備えた破砕片の搬送装置を配置したことを特徴
    とする金属の選別回収装置。
JP9314864A 1997-11-17 1997-11-17 金属の選別回収装置 Pending JPH11147076A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102107188A (zh) * 2009-12-25 2011-06-29 湖北新华光信息材料有限公司 自动称重分拣机
KR101296184B1 (ko) * 2013-03-22 2013-08-13 이재향 해산물 선별장치
JP2014024048A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 使用済み小型電気製品の識別方法及び選別装置

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JP2014024048A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 使用済み小型電気製品の識別方法及び選別装置
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