JPH11147088A - 排水の脱リン方法 - Google Patents

排水の脱リン方法

Info

Publication number
JPH11147088A
JPH11147088A JP25052198A JP25052198A JPH11147088A JP H11147088 A JPH11147088 A JP H11147088A JP 25052198 A JP25052198 A JP 25052198A JP 25052198 A JP25052198 A JP 25052198A JP H11147088 A JPH11147088 A JP H11147088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphorus
membrane separation
adsorption tower
water
adsorbent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25052198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3845758B2 (ja
Inventor
Koichi Iwasaki
公一 岩崎
Tomoki Matsumoto
智樹 松本
Motoya Mori
元哉 毛利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Kanadevia Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Takeda Chemical Industries Ltd
Hitachi Shipbuilding and Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp, Takeda Chemical Industries Ltd, Hitachi Shipbuilding and Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP25052198A priority Critical patent/JP3845758B2/ja
Publication of JPH11147088A publication Critical patent/JPH11147088A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3845758B2 publication Critical patent/JP3845758B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Removal Of Specific Substances (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理コストが少なくてすみ、厄介な凝集沈殿
物の発生がなく、また吸着したリンを再資源化すること
ができる、排水の脱リン方法を提供する。 【解決手段】 濾過膜ユニット(2) を有する膜分離装置
(1) によって排水を膜分離処理した後、この膜透過水
を、リン吸着塔(9) より高い位置にある受け槽(7)に送
る。ついで、この膜透過水を受け槽(7) から流量自動調
整弁(8) により、リン吸着塔(9) 内の通水条件がLV=
約150(cm/h)、SV=約3(1/h)となるよ
うに、一定流量でリン吸着塔(9) に供給する。リン吸着
塔入口の膜分離処理水のpHは=6.5〜7.5であ
る。リン吸着塔入口の膜分離処理水の全リン酸イオンは
7〜8(mg−P/リットル)である。リン吸着塔(9)
には、塔底から約半分の高さまでリン吸着剤(21)が充填
されている。吸着剤充填部の上に塔直径の約3倍の高さ
の水頭を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学工業、食品工
業、医薬工業、肥料工業等の各種工場から出る排水や、
下水処理場、し尿処理場等の処理施設から出る排水の処
理に関し、より詳しくは、排水中にオルトリン酸イオ
ン、ポリリン酸イオン、有機リン酸イオン等の形態で含
まれているリンの除去方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、排水中のリンを除去するには、凝
集剤として硫酸アルミニウム(硫酸バンド)、ポリ塩化
アルミニウム(PAC)等のアルミニウム塩や、硫酸第
1鉄、塩化第2鉄等の鉄塩を用い、リンを凝集沈殿させ
る方法が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の方
法では多量の凝集剤を連続して使用するため、処理コス
トが高く付き、また凝集剤から大量の沈殿物が汚泥とし
て発生し、汚泥の処理ないし管理に苦慮するという問題
があり、汚泥の再資源化も困難であった。
【0004】本発明は、このような点に鑑み、処理コス
トが少なくてすみ、厄介な凝集沈殿物の発生がなく、ま
た吸着したリンを再資源化することができる、排水の脱
リン方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の脱リ
ン方法は、排水を膜分離処理し、ついでジルコニウムフ
ェライト水和物を構成材料とするリン吸着剤でリン吸着
処理することを特徴とする方法である。
【0006】膜分離処理水のpHは好ましくは5.8〜
8.6、より好ましくは6.5〜7.5の範囲とし、リ
ン吸着剤の性能を向上させる。
【0007】また、膜分離処理水のpHを1.0〜6.
5に調整し、リン吸着処理水のpHを5.8〜8.6に
調整することも好ましい。この場合、ジルコニウムフェ
ライト水和物のリン吸着容量が大幅に増える。pH調整
剤としては硫酸、塩酸等の一般的な酸性水溶液や、苛性
ソーダ、苛性カリ等の一般的なアルカリ性水溶液が用い
られる。
【0008】リン吸着塔内の通水条件は、線速度(L
V)で好ましくは50〜500(cm/h)、より好ま
しくは100〜250(cm/h)、空間速度(SV)
で1〜10(1/h)、より好ましくは2〜5(1/
h)の範囲である。
【0009】膜分離処理水を吸着塔より高い位置にある
受け槽に一旦受けることが好ましい。これによって、膜
分離装置の間欠運転時にも受け槽から吸着塔へ水を連続
供給することができる。
【0010】受け槽からリン吸着塔への流量を、流量調
整バルブ、または、水中ポンプと三角堰を備えた計量器
との組合せによって調整することが好ましい。流量調整
バルブとしては流量自動調整バルブが、水中ポンプとし
ては空転防止機能付きのものが好ましい。上記計量器は
三角堰の働きにより水を一定流量ずつ吸着塔に供給する
ものであり、三角堰の堰板は上下にスライド自在であ
り、これにより供給量を変えることができる。
【0011】膜分離処理水をリン吸着塔へ供給するに当
たり、吸着塔の頂部に塔直径の好ましくは0.5〜5倍
の高さの水頭を設ける。この場合、リン吸着塔では、水
は水頭圧による重量濾過方式で通水する。
【0012】膜分離処理水をリン吸着塔の頂部で分散さ
せることも好ましい。この分散は、例えば、処理水流れ
方向に直交する平板状分散板を用いて行う。この分散に
よって、膜分離処理水を吸着塔内に均一に供給し、十分
なリン吸着処理をすることができる。
【0013】第1の脱リン方法で用いるリン吸着剤は、
ジルコニウムフェライト水和物をベースとするものであ
って、例えば武田薬品工業(株)製の「セブントール
P」が好適に使用される。これは、ジルコニウムフェラ
イト水和物が保有する表面水酸基に由来するイオン交換
性を利用して、リン酸イオンを選択的に吸着除去するも
のであり、使用後、再生して再使用可能なリン吸着剤で
ある。
【0014】第1の脱リン方法で用いるリン吸着剤の平
均粒径は、好ましくは0.1〜4.0mm、より好まし
くは0.2〜1.5mmである。
【0015】第1の脱リン方法は、ある時間実施すると
破過点に達する。破過後、リン吸着塔内のリン吸着剤を
薬液洗浄するには、薬剤供給ラインからリン吸着塔に洗
浄剤を供給するのが好ましい。薬剤供給ラインは吸着処
理すべき液の供給ラインに接続されている。洗浄剤とし
ては苛性ソーダ等のアルカリ水溶液が好ましい。この洗
浄によってリン吸着剤からリン酸塩が脱離される。つい
で、吸着剤活性化のため硫酸や塩酸等の酸を薬剤供給ラ
インから吸着剤充填部へ通水し、リン吸着剤の再生を行
う。
【0016】リン吸着塔としては、リン吸着剤を充填し
た複数カラムからなるカートリッジをリン吸着塔内に取
り替え可能に組み込んだものが好ましい。カートリッジ
の使用により、吸着剤の取り替え操作が簡単になし得、
またリン吸着塔のメンテナンスが楽である。
【0017】また、受け槽から放流槽へオーバーフロー
ラインを設けることも好ましい。何らかの原因で膜分離
装置の膜が破損等を生じ浮遊物質が同装置から流出しリ
ン吸着塔が目詰まりを起こしたときでも、同ラインによ
って、受け槽のオーバーフローを放流槽へ流出させて吸
着塔の水溢れを防止できる。
【0018】本発明による第2の脱リン方法は、膜分離
装置内において膜の原水側に、ジルコニウムフェライト
水和物を構成材料とするリン吸着剤を投入して排水をリ
ン吸着処理し、ついで膜分離処理することを特徴とする
方法である。
【0019】膜分離装置内の底部はホッパー形状にする
ことが好ましい。膜分離装置内に散気することも好まし
い。散気によりリン吸着剤が膜分離装置内に均一に攪拌
され、脱リン処理が効率よくなされる。膜分離装置の底
部から堆積した汚泥および吸着剤を、通常は間欠的に引
き抜く。これによって、吸着剤の交換を容易に行うこと
ができる。
【0020】膜分離装置内の排水のpHは好ましくは
5.8〜8.6、より好ましくは6.5〜7.5の範囲
である。
【0021】また、膜分離装置内の排水のpHを1.0
〜6.5に調整し、リン吸着処理水のpHを5.8〜
8.6に調整することも好ましい。pH値の選択は、膜
分離装置内の膜や排水中の活性汚泥等の耐酸性を考慮し
て行われる。pH調整剤としては硫酸、塩酸等の一般的
な酸性水溶液や、苛性ソーダ、苛性カリ等の一般的なア
ルカリ性水溶液が用いられる。
【0022】第2の脱リン方法で用いるリン吸着剤も、
ジルコニウムフェライト水和物をベースとするものであ
って、例えば武田薬品工業(株)製の「セブントール
P」が好適に使用される。
【0023】第2の脱リン方法で用いる吸着剤の平均粒
径は、好ましくは0.1〜4.0mm、より好ましくは
0.2〜1.5mmである。
【0024】
【発明の実施の形態】つぎに、実施例に基づき、本発明
を具体的に説明する。なお、全図面を通じて同一物およ
び同一部分には同一符号を付して重複する説明を省略す
る。
【0025】実施例1 図1において、膜分離装置(1) の槽内には、複数の中空
状平膜モジュールを備えた濾過膜ユニット(2) が配置さ
れている。図示は省略したが、各平膜モジュールは、対
向状に配置された2枚の平膜と、両平膜の周縁部間に配
置された額縁状スペーサとよりなる。各平膜モジュール
に、その中空部内と連通するように吸引管が接続され、
すべての吸引管が1つの吸引ポンプ(3) に接続されてい
る。なお、濾過膜ユニット(2) には、平膜を用いた平膜
モジュールに代えて、中空糸状膜を用いたモジュールを
適用することもできる。濾過膜ユニット(2) の下には複
数の散気管(4) が配され、散気管(4) にブロワ(5) によ
り空気が送り込まれる。膜分離装置(1) の下端部は、下
方に向かって細くなったホッパ状となされるとともにそ
の底部に排水管(6) が設けられている。
【0026】上記構成の膜分離装置(1) によって排水を
処理し活性汚泥等を除いた後、この膜透過水を吸引ポン
プ(3) で、リン吸着塔(9) より高い位置にある受け槽
(7) に送る。ついで、この膜透過水を受け槽(7) から流
量自動調整弁(8) により、リン吸着塔(9) 内の通水条件
がLV=約150(cm/h)、SV=約3(1/h)
となるように、一定流量でリン吸着塔(9) に供給する。
リン吸着塔入口の膜分離処理水のpHは=6.5〜7.
5である。リン吸着塔入口の膜分離処理水の全リン酸イ
オンは7〜8(mg−P/リットル)である。
【0027】リン吸着塔(9) には、塔底から約半分の高
さまでリン吸着剤(21)が充填され、底部に脱リン処理水
ライン(10)が配されている。脱リン処理水ライン(10)
は、吸着剤充填部の上に塔直径の約3倍の高さの水頭が
生じるよう、塔外部を塔底から塔頂レベルまで上行しつ
いで放流槽(11)に至る。
【0028】リン吸着塔(9) としては、リン吸着剤を充
填した複数のカラムからなるカートリッジをリン吸着塔
内に取り替え可能に組み込んだものが設けられ、吸着剤
の取り替えの必要性が生じたときカートリッジを取り替
える。
【0029】吸着剤(21)としては、ジルコニウムフェラ
イト水和物をベースとする武田薬品工業(株)製の「セ
ブントールP」を使用する。この吸着剤は平均粒径約1
mmの造粒品である。
【0030】脱リン処理を上記流量である時間実施する
と破過点に達する。これを図5のグラフに示す。破過点
は、全リン酸イオン出口濃度/全リン酸イオン入口濃度
=0.1とする。
【0031】本発明方法で用いるリン吸着剤は、pH約
1〜7の範囲でリン酸イオンをより多量に選択的に吸着
するが、アルカリ側では殆ど吸着しないという特性を有
している。したがって、この吸着剤を用いてpH1〜
8.6の酸性から中性域の液中でリン酸イオンの吸着操
作を行った後、アルカリ性水溶液でリン酸イオンを脱離
させ、ついでこの吸着剤を酸性水溶液で処理することに
より、再生することができる。例えば、リン酸イオンを
吸着させた本吸着剤を5重量%の水酸化ナトリウム水溶
液中に数時間浸すことにより、吸着したリン酸イオンは
脱着する。これを水洗して、0.5%の硫酸水溶液に数
時間浸すことにより、本吸着剤は再活性化され初期の吸
着性能を回復する。脱着に用いるアルカリ性水溶液は、
水酸化カリウムなど他のアルカリを含む水溶液であって
もよい。またアルカリ性水溶液のアルカリ濃度は0.1
〜20重量%程度であればよい。活性化に用いる酸性水
溶液は塩酸、硝酸などの酸を含む水溶液であってよい。
酸の濃度は0.1〜10重量%程度であればよい。
【0032】この一連の脱着、活性化操作は、カラムに
吸着剤を充填したまま行うことができる。すなわち、吸
着剤を充填したカラムに、吸着操作終了後、アルカリ性
水溶液、酸性水溶液を順番にカラムに通水することによ
り、容易に再生を行うことができる。この場合の通液方
向は上向流、下向流のいずれでもよい。
【0033】この再生操作において、目詰まり等の防止
のため水や空気を用いて、洗浄操作をすることができ
る。洗浄水は、処理原水へ戻す。
【0034】また、この再生操作において脱着したリン
酸イオンはリン酸塩の形で回収することができる。例え
ば、水酸化ナトリウムで脱着したリン酸イオンは、一般
に行われている晶析法を用いてリン酸ナトリウムの結晶
で回収することが可能である。これは貴重なリン資源と
して再使用することができる。
【0035】リン吸着塔内のリン吸着剤を洗浄するに
は、吸着処理すべき液の供給ラインに設けられた薬剤供
給ライン(13)から、苛性ソーダ水溶液を吸着塔内に流
し、吸着剤からリン酸塩を脱離させる。その後、吸着剤
活性化のため硫酸を薬剤供給ラインから通水し、吸着剤
の再生を行う。
【0036】リン吸着塔(9) の底部から出た脱リン処理
水はライン(10)によって放流槽(11)へ送られる。また、
吸着剤の洗浄に用いられた薬剤液はライン(14)によって
塔底部から抜出される。
【0037】受け槽(7) から放流槽(11)へオーバーフロ
ーライン(12)を設ける。これによって、何らかの原因で
膜分離装置の膜が破損等を生じ浮遊物質が同装置から流
出しリン吸着塔(9) が目詰まりを起こしたときでも、同
ラインによって、受け槽(7)のオーバーフローを放流槽
(11)へ流出させて吸着塔の水溢れを防止できる。
【0038】上記処理によって得られた処理水のリン除
去率を図6のグラフに示す。このグラフより、本発明に
よる脱リン方法が優れた脱リン効果を示すことが確認で
きた。
【0039】実施例2 図2において、この実施例では、受け槽(7) からリン吸
着塔(9) への流量を、空転防止機能付き水中ポンプ(15)
と、三角堰を備えた計量器(16)との組合せによって調整
する。計量器(16)は三角堰の働きにより水を一定流量ず
つリン吸着塔(9) に供給するものであり、三角堰の堰板
は上下にスライド自在であり、これにより供給量を変え
ることができる。水の過剰分は計量器(16)から受け槽
(7) へ戻される。
【0040】計量器(16)からリン吸着塔(9) へのライン
の先端には、処理水流れ方向に直交する円板状分散板(1
7)が、リン吸着塔(9) の液面を臨むように配設されてい
る。分散板(17)は、図4に示すように、下面に4つの分
散孔(20)を有している。これによって、膜透過水はリン
吸着塔(9) へ液面全体に均等な流速で分散供給される。
その他の点は、実施例1と同じである。
【0041】実施例3 図8において、この実施例では、受け槽(7) において膜
透過水に酸水溶液槽(22)から給液ポンプ(23)によって硫
酸水溶液を添加して、膜透過水のpHを3.0に調整す
る。また、放流槽(11)において脱リン処理水にアルカリ
水溶液槽(24)から給液ポンプ(25)によって苛性ソーダ水
溶液を添加して、脱リン処理水のpHを7.0に調整す
る。その他の点は、実施例1と同じである。
【0042】その結果、処理水の全リン除去率が90%
になる破過点に達するまでの日数は45日であり、図6
との比較から明らかなように、実施例1の日数の約3倍
に伸びた。
【0043】実施例4 図3において、この実施例では、膜分離装置(1) 内にお
いて濾過膜ユニット(2) の原水側にリン吸着剤(18)を直
接投入して排水をリン吸着処理し、ついで膜分離処理す
る。膜透過水は吸引ポンプ(3) で膜分離装置(1) から排
出する。吸着剤としては、実施例1のものと同じく、ジ
ルコニウムフェライト水和物をベースとする武田薬品工
業(株)製の「セブントールP」を使用する。吸着剤の
使用量は、膜分離装置有効容量60リットルに対し約2
500gである。
【0044】膜分離装置(1) の槽内における濾過膜ユニ
ット(2) よりも下方の部分に複数の散気管(4) が配置さ
れている。散気管(4) にはブロワ(5) により空気が送り
込まれる。散気によりリン吸着剤が膜分離装置内に均一
に攪拌され、脱リン処理が効率よくなされる。
【0045】また、膜分離装置(1) の槽底部は、下方に
向かって細くなったホッパ状となされる。
【0046】リン吸着剤が破過点を超えた場合は散気を
停止する。リン吸着剤(18)は活性汚泥より比重が高いの
で、優先的に沈殿する。ホッパ底部の引き抜きライン(1
9)から汚泥の一部と共に吸着剤を取り出し、新たに吸着
剤を上部から投入する。取り出した吸着剤は再生して再
び使用する。
【0047】膜分離装置内の排水のpHは好ましくは
5.8〜8.6、より好ましくは6.5〜7.5の範囲
である。
【0048】吸着剤の吸着能力は確認されているので、
リン吸着量、破過の時期等は、膜分離槽内に投入する吸
着剤の量により事前に予測される。
【0049】上記処理によって得られた処理水のリン除
去率を図7のグラフに示す。このグラフより、本発明に
よる脱リン方法が優れた脱リン効果を示すことが確認で
きた 実施例5 図9において、この実施例では、膜分離装置(1) の槽に
おいて処理すべき排水に酸水溶液槽(22)から給液ポンプ
(23)によって硫酸水溶液を添加して、排水のpHを6.
0に調整する。また、膜透過水は吸引ポンプ(3) で放流
槽(11)に貯え、ここで膜透過水にアルカリ水溶液槽(24)
から給液ポンプ(25)によって苛性ソーダ水溶液を添加し
て、脱リン処理水のpHを7.0に調整する。その他の
点は、実施例4と同じである。
【0050】その結果、処理水の全リン除去率が90%
になる破過点に達するまでの日数は22日であり、図7
との比較から明らかなように、実施例4の日数の約1.
5倍に伸びた。
【0051】
【発明の効果】本発明による排水の脱リン方法処理によ
れば、処理コストが少なくてすみ、厄介な凝集沈殿物の
発生がなく、また吸着したリンを再資源化することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1を示すフロー図である。
【図2】 本発明の実施例2を示すフロー図である。
【図3】 本発明の実施例4を示すフロー図である。
【図4】 円板状分散板を示す底面図である。
【図5】 破過曲線を示すグラフである。
【図6】 全リン除去率を示すグラフである。
【図7】 全リン除去率を示すグラフである。
【図8】 本発明の実施例3を示すフロー図である。
【図9】 本発明の実施例5を示すフロー図である。
【符号の説明】
(1) :膜分離装置 (7) :受け槽 (8) :流量自動調整弁 (9) :リン吸着塔 (11):放流槽 (15):空転防止機能付き水中ポンプ (16):三角堰を備えた計量器 (17):分散板 (19):引き抜きライン (18)(21):吸着剤 (22):酸水溶液槽 (24):アルカリ水溶液槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 智樹 大阪市住之江区南港北1丁目7番89号 日 立造船株式会社内 (72)発明者 毛利 元哉 大阪府吹田市山田南50番B−101号

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水を膜分離処理し、ついでジルコニウ
    ムフェライト水和物を構成材料とするリン吸着剤でリン
    吸着処理することを特徴とする排水の脱リン方法。
  2. 【請求項2】 膜分離処理水のpHを5.8〜8.6に
    調製することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 膜分離処理水のpHを6.5〜7.5に
    調整することを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 膜分離処理水のpHを1.0〜6.5に
    調整し、リン吸着処理水のpHを5.8〜8.6に調整
    することを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 リン吸着塔内の通水条件がLVで50〜
    500(cm/h)、SVで1〜10(1/h)である
    ことを特徴とする請求項1〜4のうち1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 リン吸着塔内の通水条件がLVで100
    〜250(cm/h)、SVで2〜5(1/h)である
    ことを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 膜分離処理水を吸着塔より高い位置にあ
    る受け槽に一旦受け、ここからリン吸着塔へ送り、吸着
    塔への流量を流量調整バルブによって、または、水中ポ
    ンプと三角堰を備えた計量器との組合せによって調整す
    ることを特徴とする請求項1〜6のうち1項記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 膜分離処理水を吸着塔の吸着剤充填部に
    通水するに当たり、吸着剤充填部の上に塔直径の0.5
    〜5倍の高さの水頭を設けることを特徴とする請求項1
    〜7のうち1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 膜分離処理水をリン吸着塔の頂部で分散
    させることを特徴とする請求項1〜8のうち1項記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 リン吸着塔内のリン吸着剤を薬液洗浄
    剤で洗浄することを特徴とする請求項1〜9のうち1項
    記載の方法。
  11. 【請求項11】 リン吸着剤を充填した複数のカラムか
    らなるカートリッジをリン吸着塔内に取り替え可能に組
    み込むことを特徴とする請求項1〜10のうち1項記載
    の方法。
  12. 【請求項12】 リン吸着剤の平均粒径が0.1〜4.
    0mmであることを特徴とする請求項1〜11のうち1
    項記載の方法。
  13. 【請求項13】 リン吸着剤の平均粒径が0.2〜1.
    5mmであることを特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 膜分離装置内において膜の原水側に、
    ジルコニウムフェライト水和物を構成材料とするリン吸
    着剤を投入して排水をリン吸着処理し、ついで膜分離処
    理することを特徴とする排水の脱リン方法。
  15. 【請求項15】 膜分離装置内の排水のpHを5.8〜
    8.6に制御することを特徴とする請求項14項記載の
    方法。
  16. 【請求項16】 膜分離装置内の排水のpHを6.5〜
    7.5に制御することを特徴とする請求項15項記載の
    方法。
  17. 【請求項17】 排水のpHを1.0〜6.5に調整
    し、リン吸着処理水のpHを5.8〜8.6に調整する
    ことを特徴とする請求項14記載の方法。
  18. 【請求項18】 膜分離装置内の底部をホッパー形状に
    することを特徴とする請求項14〜17のうち1項記載
    の方法。
  19. 【請求項19】 膜分離装置内に散気することを特徴と
    する請求項14〜18のうち1項記載の方法。
  20. 【請求項20】 膜分離装置の底部から堆積した汚泥お
    よびリン吸着剤を引き抜くことを特徴とする請求項14
    〜19のうち1項記載の方法。
  21. 【請求項21】 リン吸着剤の平均粒径が0.1〜4.
    0mmであることを特徴とする請求項14〜20のうち
    1項記載の方法。
  22. 【請求項22】 リン吸着剤の平均粒径が0.2〜1.
    5mmであることを特徴とする請求項21記載の方法。
JP25052198A 1997-09-11 1998-09-04 排水の脱リン方法 Expired - Fee Related JP3845758B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25052198A JP3845758B2 (ja) 1997-09-11 1998-09-04 排水の脱リン方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-246366 1997-09-11
JP24636697 1997-09-11
JP25052198A JP3845758B2 (ja) 1997-09-11 1998-09-04 排水の脱リン方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11147088A true JPH11147088A (ja) 1999-06-02
JP3845758B2 JP3845758B2 (ja) 2006-11-15

Family

ID=26537691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25052198A Expired - Fee Related JP3845758B2 (ja) 1997-09-11 1998-09-04 排水の脱リン方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3845758B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002282890A (ja) * 2001-03-27 2002-10-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd 有機性排水の処理方法及び装置
JP2002370086A (ja) * 2001-06-15 2002-12-24 Bio Oriented Technol Res Advancement Inst 排水のリン除去方法。
JP2006130402A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Yuuhei Inamori リン除去方法、リン回収方法、リン吸着用カートリッジ
JP2008532763A (ja) * 2005-08-30 2008-08-21 エルジー・ケム・リミテッド 可溶性成分が除去された粉末の捕集方法およびその装置
JP2010522068A (ja) * 2007-03-19 2010-07-01 イージーマイニング スウェーデン エービー リン回収
JP2010264457A (ja) * 2010-09-03 2010-11-25 National Agriculture & Food Research Organization 排水のリン除去方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002282890A (ja) * 2001-03-27 2002-10-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd 有機性排水の処理方法及び装置
JP2002370086A (ja) * 2001-06-15 2002-12-24 Bio Oriented Technol Res Advancement Inst 排水のリン除去方法。
JP2006130402A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Yuuhei Inamori リン除去方法、リン回収方法、リン吸着用カートリッジ
JP2008532763A (ja) * 2005-08-30 2008-08-21 エルジー・ケム・リミテッド 可溶性成分が除去された粉末の捕集方法およびその装置
JP2010522068A (ja) * 2007-03-19 2010-07-01 イージーマイニング スウェーデン エービー リン回収
JP2010264457A (ja) * 2010-09-03 2010-11-25 National Agriculture & Food Research Organization 排水のリン除去方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3845758B2 (ja) 2006-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0758627B1 (en) Water treating method and apparatus treating waste water by using ion exchange resin
US20090045135A1 (en) Method for water filtration
CN113149267A (zh) 一种组合式流化床多功能水处理系统
JP2001038107A (ja) ろ過装置
JP3767800B2 (ja) 窒素−リン含有排水の処理方法及び装置
JP3845758B2 (ja) 排水の脱リン方法
JP4071364B2 (ja) 逆浸透膜分離装置の前処理装置
Letterman An overview of filtration
JPH10263566A (ja) 水処理装置
JP4618937B2 (ja) 排水のリン除去方法。
CN214936611U (zh) 一种组合式流化床多功能水处理系统
JP3791760B2 (ja) Ss及びリンを含有する水からのリン除去・回収方法及び装置
JP3231228B2 (ja) イオン交換樹脂塔の再生方法
CN212799741U (zh) 一种连续脱氮树脂反应装置
JPH11197685A (ja) 膜分離活性汚泥処理方法
JP3348446B2 (ja) 硝酸イオン及び/又は亜硝酸イオンの除去方法及び除去装置
JP2006175400A (ja) リン酸イオン固体化剤、リン酸イオン固体化装置、及びそれを備える浄化槽
JP5023809B2 (ja) 塩化ナトリウム水溶液の電解方法
JP3746803B2 (ja) 半導体洗浄排水の回収方法
DE10337550B4 (de) Verfahren zur kontinuierlichen Regenerierung von Sorptionsmittel bei der Wasserreinigung
CN1278958C (zh) 回用污水的除氨氮方法
RU2808013C1 (ru) Способ очистки подземных вод от радона, альфа-активности, железа, марганца, солей жесткости и углекислоты
JP2000024692A (ja) 硫酸イオン含有排水の処理装置
RU21291U1 (ru) Фильтр
JPH03118891A (ja) 有機性汚水の処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040312

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040312

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060411

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060807

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100901

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100901

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110901

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110901

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120901

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130901

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees