JPH11147579A - 粒状物収納容器 - Google Patents

粒状物収納容器

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JPH11147579A
JPH11147579A JP14867198A JP14867198A JPH11147579A JP H11147579 A JPH11147579 A JP H11147579A JP 14867198 A JP14867198 A JP 14867198A JP 14867198 A JP14867198 A JP 14867198A JP H11147579 A JPH11147579 A JP H11147579A
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granular material
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closing lid
outlet
container
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Nobuyoshi Tanaka
伸佳 田中
Tsutomu Kobayashi
勉 小林
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造でありながら粒状物の取出し操作
が容易であり、一回の取出し操作で所定数量のみを確実
に取出せるようにする。 【解決手段】 筒状の容器本体(2)内に収容空間(3)を
形成し、少なくともいずれかの直交2方向の寸法(5・
6)が互いに異なる粒状物(4)を、短い第2寸法(6)の
方向へ一列に整列収容する。上記収容空間(3)の少なく
とも一方の端部に、粒状物(4)の長い第1寸法(5)より
も狭い取出用収容部(7)を連通形成して、この取出用収
容部(7)に粒状物(4)を上記整列姿勢とは向きを異なら
せて所定数量のみ収容する。そしてこの取出用収容部
(7)に取出口(10)を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠剤・カプセル等
の医薬品や食品などの粒状物を収容する容器に関し、更
に詳しくは、簡単な構造でありながら粒状物の取出し操
作が容易であり、一回の取出し操作で所定数量のみを確
実に取出せる粒状物収納容器に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来、錠剤等の粒状物の包装
容器としては、成型シートに形成された凹部に1錠ずつ
収容し、この成型シートにシールシートを貼合わせて密
封する、いわゆるプレススルーパック(以下、PTPと
いう)がある。しかしこのPTPの場合は、錠剤を取り
出す際に1錠ごとにシールシートを破断しなければなら
ず、錠剤の取出し操作が煩雑であるうえ、指先の細かな
操作が必要であるため特に老人などにとって取出し操作
が容易ではない。
【0003】一方、薬瓶など多数の粒状物を一度に収容
する容器では、粒状物の取出口が比較的広く簡単に取り
出せるものの、一回の取出し操作で必要以上に粒状物が
取り出されるうえ、その取出し個数も取出し操作ごとに
異なり、従って所定数量のみを確実に取り出すことはで
きない。なお、この取出口を、例えば粒状物の外形より
もやや大きい程度に小さく形成して、粒状物が必要以上
に出ないようにすることも考えられるが、この場合には
粒状物が一回の取出し操作で確実に出てこない場合があ
り、取出し操作が煩雑となるうえ、取出口から必要以上
の粒状物が連続して取り出される場合もあり、結局この
場合も所定数量のみを取り出すことは容易ではない。
【0004】また、粒状物を1粒ずつ確実に取出せる容
器として、例えば米国特許第4171753号公報に開
示のものがある。即ち、図18に示すように、この粒状
物収納容器(51)は外筒(52)と内筒(53)とからなり、外筒
(52)内の底部にバネ(54)を収容し、内筒(53)内に一列に
整列収容した粒状物(55)を上方へ押し上げるように構成
してある。上記外筒(52)の上端には蓋部(56)を螺着固定
し、この蓋部(56)に開閉蓋(57)が揺動可能に設けてあ
る。この開閉蓋(57)の端部には押出し片(58)が設けてあ
り、この開閉蓋(57)を開くことにより最上部に位置する
上記粒状物(55)のみが開口部(59)から押出されるように
構成してある。
【0005】しかしながら、この粒状物収納容器(51)
は、二重構造の筒状容器内にバネを収容し、開閉蓋に押
出し片を設けるなど、構造が複雑で安価に実施できな
い。しかもバネで粒状物を常に押圧していることから、
1粒取出すごとに残りの粒状物に衝撃が加わって粒状物
を損傷する虞れがあるうえ、誤って取出した粒状物は容
器を分解しない限り容器内へ戻すことができない問題も
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解消し、簡単な構造でありながら粒状物の取出し操作が
容易であり、一回の取出し操作で所定数量のみを確実に
取出せる粒状物収納容器を提供することを技術的課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、例えば、本発明の実施の形態を示す図1か
ら図17に基づいて説明すると、粒状物収納容器を次の
ように構成したものである。即ち本発明1は、筒状の容
器本体(2)内に形成した収容空間(3)の幅を、少なくと
もいずれかの直交2方向の寸法(5・6)が互いに異なる
粒状物(4)の長い第1寸法(5)よりも大きく形成して、
この粒状物(4)を短い第2寸法(6)の方向へ一列に整列
収容可能に構成し、上記収容空間(3)の少なくとも一方
の端部に、上記第1寸法(5)よりも狭く且つ第2寸法
(6)よりも広い幅を有する取出用収容部(7)を連通形成
して、この取出用収容部(7)に上記粒状物(4)を上記収
容空間(3)内での整列姿勢とは向きを異ならせて所定数
量のみ収容可能に構成し、上記取出用収容部(7)に取出
口(10)を形成したことを特徴とする。
【0008】また本発明2は、容器本体(2)内に収容空
間(3)を形成して、複数個の粒状物(4)を収容可能に構
成し、上記容器本体(2)に取出口(10)を形成してこの取
出口(10)から上記粒状物(4)を所定の姿勢で取出し可能
に構成し、この粒状物(4)の取出し方向へスライド移動
可能な開閉蓋(11)を上記容器本体(2)に装着し、上記開
閉蓋(11)内面の上記取出口(10)と対向する位置に栓部(3
1)を設けて、この開閉蓋(11)の封止姿勢時にはこの栓部
(31)で上記取出口(10)を封止可能に構成し、上記開閉蓋
(11)の開口姿勢時には上記取出口(10)から取り出された
粒状物(4)をこの開閉蓋(11)内で上記栓部(31)と開閉蓋
(11)の内面との間に収容可能に構成し、上記開閉蓋(11)
の上記取出口(10)周縁部と対向する位置に粒状物取出窓
(32)を形成して、開閉蓋(11)の封止姿勢への移動により
この開閉蓋(11)内に収容された上記粒状物(4)を上記粒
状物取出窓(32)から排出可能に構成し、上記粒状物取出
窓(32)の周縁の少なくとも一部に弾性変形可能な押圧部
(36)を設けて、上記粒状物取出窓(32)から排出される粒
状物(4)をこの押圧部(36)で挟持可能に構成したことを
特徴とする。
【0009】ここで上記粒状物とは、例えば球形のよう
に直交方向の寸法が全て同一のものは含まないが、少な
くともいずれかの直交2方向の寸法が互いに異なる一定
の形状を有するものであればよく、従って、一般の糖衣
錠などに用いられる偏平な錠剤形や、カプセル形、タブ
レット形、円柱形、ラグビーボール形、ドーナツ形な
ど、あらゆる形状のものを対象とすることができ、特定
形状に限定されない。また、この粒状物の長い第1寸法
と短い第2寸法とは、例えば錠剤形の場合は直径と厚
さ、カプセル形の場合は長さと直径、ラグビーボール形
の場合は長径と短径、等をいう。
【0010】
【作用】本発明1では、容器本体の収容空間内に整列収
容された粒状物のうち、一端側の所定数量の粒状物が、
例えば取出用収容部を下方に位置させる等により整列姿
勢とは向きを変えてこの取出用収容部に流入して収容さ
れる。一方、残りの粒状物は取出用収容部に空きがなく
なるので流入することができず、しかも、この取出用収
容空間は粒状物の第1寸法よりも狭いことから、上記残
りの粒状物はこの取出用収容部と上記収容空間との連通
部に支持されて整列する。なお、上記取出用収容部に形
成した取出口は、通常、保管中などは開閉蓋等により封
止されるが、上記操作により所定数量の粒状物が取出用
収容部に収容される前、または収容された後に、この開
閉蓋等を操作して開口される。
【0011】次に、例えば容器本体の外面を軽く叩く等
の操作により、上記取出用収容部内の粒状物が取出口か
ら取出される。このとき、上記収容空間内の残りの粒状
物は上記連通部に支持されて整列しているため、取出用
収容部が空になってもこの取出用収容部に流入すること
ができず、この結果、所定数量以上の粒状物が取出され
ることがない。
【0012】上記取出口からは所定数量のみの粒状物が
取出されるが、容器本体内には前記従来技術と異なって
バネ等を配設しておらず、単に収容空間の一端に取出用
収容部を連通形成しただけの簡単な構成であることか
ら、粒状物を収容空間に補充する場合や誤って取出し過
ぎた場合には、粒状物を上記取出口から取出用収容部を
経て収容空間内に簡単に投入し入れ戻すことができる。
なお、この容器本体の端部に一括入出口を形成してここ
から粒状物を投入し入れ戻すように構成することも可能
である。
【0013】上記取出用収容部は複数の粒状物を収容可
能に構成すると一回の取出し操作でこの複数ずつ、例え
ば2粒ずつ粒状物を取出すことができる。しかしなが
ら、この取出用収容部に粒状物を1粒のみ収容可能に構
成すると、取出し操作を繰り返すことにより任意の必要
個数を取出すことができ、取出し時の個数管理をより確
実に且つ簡単に行なうことができる。
【0014】上記粒状物は、その形状や表面の滑らかさ
等により上記収容空間から取出用収容部への入り易さが
異なる。即ち、粒状物の形状が丸く表面が滑らかなほど
取出用収容部へ円滑に入り易く、従ってこの場合には上
記収容空間と取出用収容部との連通部を段状に(粒状物
の整列方向とは直角に)形成することも可能である。し
かしながらこの連通部に、収容空間側に広がる傾斜状の
内面を形成した場合には、角張った粒状物や表面の粗い
粒状物であっても、取出し操作時に所定量の粒状物がこ
の内面に案内されて円滑に向きを変え、取出用収容部に
入り込んで収容される。
【0015】ただし、上記内面の傾斜角度は、粒状物の
整列方向に対して小さ過ぎると粒状物の取出し時に空に
なった取出用収容部へ入り易くなり、1回の取出し操作
で必要以上の粒状物が取出される虞れがある。従ってこ
の傾斜角度は、粒状物の形状や滑らかさ等により異なる
が、好ましくは15度以上、より好ましくは30度〜4
5度に設定される。
【0016】上記粒状物を取出す際に、容器本体を強く
振り出したり叩いたりすると、取出口から粒状物が勢い
よく飛出す場合がある。そこで上記取出口の開口時に、
粒状物の過剰な飛出しを防止するための飛出し防止部材
をこの取出口に臨ませて配置可能に構成してもよい。こ
の場合には、取出口から取出される粒状物が上記飛出し
防止部材に一旦受け止められ、不用意に飛出すことがな
い。
【0017】上記飛出し防止部材は、取出口が開口して
いる時にこの取出口に臨ませて配置可能であればよく、
具体的には、例えば半開状態で仮止可能にした開閉蓋や
これに付設した部材で構成したり、開閉蓋とは別部材で
構成してこれを開閉蓋と容器本体との間に架設可能にす
る構成などを挙げることができるが、これらの構成に限
定されないことはいうまでもない。
【0018】上記取出口からの粒状物の取出し方向へス
ライド移動可能な開閉蓋を上記容器本体に装着し、この
開閉蓋内面の上記取出口と対向する位置に栓部を設け
て、この開閉蓋の上記スライド移動により上記栓部で上
記取出口を開閉可能に構成し、上記開閉蓋の栓部以外の
位置に粒状物取出窓を形成した場合には、取出口が開閉
蓋をスライド移動させるだけで開閉され、開閉蓋を閉じ
ることにより栓部で確実に密封される。そして開閉蓋を
開いて取出し操作を行うと、取出口から取り出されて直
進する粒状物が栓部で一旦受け止められて粒状物の過剰
な飛出しが防止されたのち、粒状物取出窓から取り出さ
れる。
【0019】上記粒状物取出窓は開閉蓋のいずれかの側
部全体に形成して粒状物を取出し易く構成してもよい
が、取出し操作時にこの粒状物取出窓から粒状物を誤っ
て落下させてしまう虞れがある。しかしながら、上記取
出口から取り出された粒状物を上記スライド移動可能な
開閉蓋の内面で受け止め可能に構成した場合には、粒状
物は取出し操作時に開閉蓋の内面で一旦受け止められる
ので上記のような落下の虞れがなく、粒状物取出窓から
安全に取出される。
【0020】本発明2では、粒状物を収容した容器本体
の取出口は封止姿勢の開閉蓋の栓部により密封されてお
り、この開閉蓋をスライド移動させることにより取出口
が開口して粒状物が取り出される。この取出口から取り
出された粒状物は、一旦開閉蓋内で上記栓部と開閉蓋内
面との間に収容され、開閉蓋を封止姿勢へ移動すること
により取出口の周縁部に押されて粒状物取出窓から排出
される。このとき、粒状物の大部分が粒状物取出窓から
外部に出てくるが、開閉蓋の厚みに相当する部分は粒状
物取出窓の周縁に設けた押圧部で挟持されており、この
結果粒状物が不用意に落下することがない。
【0021】なお、上記押圧部は、粒状物取出窓の周縁
にゴム弾性部材を配置して構成することもできるが、粒
状物取出窓の周縁の一部を切欠くことにより構成すると
簡単に設けることができ、より好ましい。
【0022】上記本発明1や本発明2において、粒状物
収納容器は単独で使用してもよいが容器本体を複数個並
列状態に配置して、各容器本体同士をそれぞれ分離可能
に連結して用いてもよい。この場合には、複数の容器本
体を一纏めにして分離することにより、1容器本体内の
収容量を単位として多量の粒状物が容易に計数管理され
る。
【0023】上記各容器本体同士をそれぞれ分離可能に
連結する構成とは、保管中や搬送中等の取り扱い時には
連結状態を維持でき、投薬時など所要数の粒状物のみが
必要な場合には必要個数の容器本体を一纏めにして指先
などで簡単に分離できる構成をいい、例えば、容器本体
に連結部を一体形成し、この連結部を介して複数の容器
本体同士を切離し可能に連結する構成や、並列状態に配
置した複数の容器本体に亘って連接用ラベルを貼着し、
この連接用ラベルを各容器本体の互いに対向する側面に
沿って破断可能にする構成、あるいは、各容器本体の互
いに対向する側面同士を、指先などの力で比較的簡単に
剥離できる接着剤により接着する構成などをいう。
【0024】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
き説明する。図1は本発明1に対応する第1実施形態を
示し、取出し操作時の粒状物収納容器の一部破断斜視図
である。
【0025】図1に示すように、この粒状物収納容器
(1)は断面が略正方形の筒状容器本体(2)内に角柱状の
収容空間(3)が形成してあり、この収容空間(3)に多数
の錠剤(4…)を一列に整列して収容してある。上記錠剤
(4)は、直交2方向の寸法(5・6)が互いに異なり、即
ち直径(5)よりも厚さ(6)が短かい。上記収容空間(3)
の幅は、各辺がこの錠剤の直径(5)よりもやや大きく、
上記錠剤(4)は厚さ(6)方向に整列して収容される。な
お、上記容器本体(2)は任意の材料を用いて成形できる
が、透明材料で構成すると錠剤(4)の収容数量を外部か
ら容易に確認できる利点がある。また、この第1実施形
態では収容空間(3)を角柱状に形成したが、この収容空
間は円柱状に形成してもよく、さらに容器本体を円筒状
など他の形状に形成してもよいことはいうまでもない。
【0026】上記収容空間(3)の一方の端部には、取出
用収容部(7)が連通部(8)を介して連通形成してある。
上記取出用収容部(7)の幅は、上記錠剤(4)の直径(5)
よりも狭く且つ厚さ(6)よりもやや広く設定してあり、
上記錠剤(4)を、収容空間(3)内での整列姿勢とは90
度向きを変えて1粒のみ収容できるように構成してあ
る。従って、この取出用収容部(7)に1粒の錠剤(4)が
収容されると、残りの錠剤(4…)は取出用収容部(7)に
入ることができず、連通部(8)に支持されて整列する。
【0027】図1に示すように、上記連通部(8)は、図
1における上下一対の内面(9)が収容空間(3)側に広が
る傾斜状に形成してあり、その傾斜角度は上記錠剤(4)
の整列方向に対し約45度に設定してある。このため、
取出用収容部(7)を上方位置から下げて下方に位置させ
ると、収容空間(3)内の端部に位置する錠剤(4)が上記
傾斜状の内面(9)に案内されて円滑に向きを変え、取出
用収容部(7)に入り込んで収容される。
【0028】上記取出用収容部(7)の前面には取出口(1
0)が形成してあり、容器本体(2)の外面に揺動可能に付
設した開閉蓋(11)の栓部(31)でこの取出口(10)を密封で
きるように構成してあり、保管中等は収容空間(3)内に
外部の湿気などが入らないようにしてある。
【0029】上記容器本体(2)の他方の端部には一括入
出口(12)が形成してあり、緩衝材(13)を備えた底蓋(14)
で密封してある。この一括入出口(12)は、多量の錠剤
(4)を上記収容空間(3)へ投入する場合や全ての錠剤
(4)を一気に取出す場合に、速やかに行うための入出口
であり、上記底蓋(14)に代えて気密性シートをピールタ
イプの接着材で熱溶着する等により密封することも可能
である。なお、上記緩衝材(13)は収容された錠剤(4)が
損傷せぬように上下移動を緩衝するものであり、底蓋(1
4)とは別体の弾力性を有する材料で構成してもよく、ま
た、容器本体(2)の一方の端部側に形成してもよい。
【0030】次に、上記粒状物収納容器(1)から1粒ず
つ錠剤(4)を取出す操作について説明する。まず、粒状
物収納容器(1)を立てた状態から取出用収容部(7)がや
や下方位置となる状態に横向け、次いで図1に示すよう
に開閉蓋(11)を開いて取出口(10)を開口する。これによ
り、収容空間(3)内の錠剤(4)は、1粒のみが取出用収
容部(7)に流入して収容され、残りの錠剤(4…)は連通
部(8)に支持されて収容空間(3)内で整列する。次に、
容器本体(2)の外面を軽く叩き、その衝撃で上記取出用
収容部(7)内の錠剤(4)が取出口(10)から取出される。
このとき、上記収容空間(3)内の残りの錠剤(4…)は上
記連通部(8)に支持されて整列しているため、取出用収
容部(7)が空になってもこの取出用収容部(7)に流入せ
ず、従って取出口(10)から出て来ない。
【0031】続いて錠剤(4)を取出す場合は、取出用収
容部(7)をやや持ち上げて錠剤(4)を収容空間(3)内の
他端側に整列させたのち、再度、取出用収容部(7)がや
や下方位置となる状態に横向けて図1に示す状態にし、
上記取出し操作が繰り返される。なお、誤って必要以上
の錠剤(4)を取出してしまった場合には、上記粒状物収
納容器(1)を立てた状態にして取出口(10)から1粒ずつ
投入することにより、錠剤(4)を簡単に戻すことができ
る。
【0032】上記第1実施形態では連通部(8)に傾斜状
の内面(9)を形成したが、この連通部は階段状に形成し
てもよい。即ち、図2に示す変形例では、収容空間(3)
と取出用収容部(7)との連通部(8)を、錠剤(4…)の整
列方向とは直角に形成してある。この粒状物収納容器
(1)に収容される錠剤(4)は形状に丸みがあり表面が滑
らかであるため、上記連通部(8)が階段状であっても、
取出し操作時に1粒の錠剤(4)が取出用収容部(7)内へ
円滑に案内される。
【0033】なお、上記第1実施形態では、開閉蓋(11)
を容器本体(2)の上端部に揺動可能に形成したが、この
開閉蓋は取出口を開閉できる構造であれば、容器本体の
側縁に沿って設けたり、取出口の下側に設けたりしたも
のであってもよく、或いはスライド式の開閉蓋にするこ
とも可能である。
【0034】図3から図5は本発明1に対応する第2実
施形態を示し、図3は10本の粒状物収納容器を互いに
連結した状態の斜視図、図4は粒状物収納容器の縦断側
面図、図5は図4のA−A線矢視断面図である。
【0035】図3に示すように、この粒状物収納容器
(1)は断面が略正方形の容器本体(2)を10本、その左
右側面が互いに対向する状態に並列配置してなり、全て
の粒状物収納容器(1)の全幅に亘って、各容器本体(2)
の前面下部から下面および後面の上部にかけて連接用ラ
ベル(15)を貼着してあり、この連接用ラベル(15)を介し
て各容器本体(2)が互いに連結されている。
【0036】上記連接用ラベル(15)には、容器本体(2)
の左右側面に沿って破断可能なミシン目(16)が形成して
あり、一方、各容器本体(2)は角部が図5に示すように
それぞれ面取りしてあるので、このミシン目(16)に沿っ
て指先などで押圧するだけで連接用ラベル(15)が破断さ
れ、各容器本体(2)が個別に分離される。
【0037】上記容器本体(2)の内部には、図4及び図
5に示すように、断面が円形の収容空間(3)が形成して
あり、この収容空間(3)の上端に取出用収容部(7)が、
傾斜状内面(9)を有する連通部(8)を介して連通形成し
てある。この取出用収容部(7)の前面には取出口(10)が
開口してあり、この取出口(10)を開閉蓋(11)の栓部(31)
で密封するとともに、この開閉蓋(11)の外面を覆う状態
にシールテープ(17)を貼着して容器本体(2)の前面に固
定してある。なお、このシールテープ(17)にも上記連接
用ラベル(15)と同様のミシン目(18)が容器本体(2)の左
右側面に沿って設けてある。
【0038】上記栓部(31)には粒状物押さえ(19)が突設
してあり、開閉蓋(11)で蓋した状態ではこの粒状物押さ
え(19)で錠剤(4)の上方への移動を制限するようにして
ある。また、この開閉蓋(11)の上端と容器本体(2)の上
端との間には、図4に示すように凹溝(20)が形成してあ
り、上記シールテープ(17)はこの凹溝(20)に沿って破断
可能に構成されている。そして、このシールテープ(17)
を破断したのち開閉蓋(11)の上端を手前に引くと、図4
の仮想線に示すように、開閉蓋(11)がその下端位置を中
心に揺動して取出口(10)が開口する。
【0039】上記粒状物収納容器(1)から錠剤(4)を1
粒ずつ取出す操作は、開閉蓋(11)を操作して取出口(10)
を開口したのち、前記第1実施形態と同様に行われる。
ただし、この第2実施形態では、図4に示すように、取
出用収容部(7)の上部のうち取出口(10)とは反対側の内
面が凹曲部(7a)に形成してあり、取出し操作時に錠剤
(4)を取出口(10)へ円滑に案内して取り出せるように構
成してある。またこの第2実施形態では、複数の容器本
体(2…)を互いに分離可能に連結してあるので、多量の
錠剤(4)を一括して取り扱うことも容易にできる。
【0040】例えば病院で錠剤を処方する場合など、包
装容器から大量の粒状物を一度に取り出す必要がある場
合、前記従来のPTPにあっては各粒状物が個別に包装
されているため、個々の包装から1個ずつ取出して集め
なければならず、取出し操作が極めて繁雑である。これ
に対し、本発明の上記第2実施形態では、容器本体(2)
の前・後面部分の下端縁に沿って、それぞれ底蓋開封用
ミシン目(21)が上記連接用ラベル(15)に形成してあるの
で、上記容器本体(2)が複数連結された状態でこの底蓋
開封用ミシン目(21)を破断し、連接用ラベル(15)の下面
部分を取り去るとともに底蓋(14)を全て取り除くと、粒
状物収納容器(1)に収容された大量の錠剤(4)を、あた
かも瓶に収容してあるかのごとく一度に取り出すことが
できる。
【0041】また、この第2実施形態では、多量の錠剤
(4)を支給する場合に錠剤の計数管理が容易である利点
がある。例えば1回2錠×1日3回×7日分で合計42
錠の錠剤を患者に支給する場合には、それぞれ10粒の
錠剤(4)が収容された容器本体(2)を4本連結したもの
と、例えばこの容器本体と同じ構造の小分け容器に2粒
の錠剤を収容したものとが併せて支給される。さらにこ
の場合、各容器本体へ収容できる錠剤数を投薬する錠剤
に応じて設定しておくと端数の錠剤が発生せず、投薬時
などの計数管理を容易にすることができる。例えば上記
の42錠を支給する場合では、収容数を6錠に設定して
おくと7本の容器本体を分離するだけでよく、また1日
の服用量も1本単位となって患者等による取り扱いも容
易となる。
【0042】なお、上記容器本体は必ずしも隣り合う容
器本体と当接させて並列配置する必要はなく、各容器本
体間に一定の間隔をおいて連結してもよい。しかしなが
ら、隣り合う容器本体同士を互いに当接させて連結した
場合には、複数個の容器本体を一層コンパクトに纏めて
保管など取り扱うことができる。
【0043】上記連接用ラベル(15)は複数の容器本体
(2…)同士を互いに連結できるものであればよく、容器
本体の1面または2面以上のいずれの部分に貼着しても
よい。また、この第2実施形態では上記連接用ラベル(1
5)とは別のシールテープ(17)を用いたが、この連接用ラ
ベルとシールテープとを1枚に構成することも可能であ
る。
【0044】図6は本発明1に対応する第3実施形態を
示す、粒状物収納容器の取出口近傍の縦断側面図であ
る。この実施形態では、開閉蓋(11)が容器本体(2)の前
面に設けた係合部(26)を中心に回動可能に構成してあ
り、開閉蓋(11)の下方に位置決め片(27)を延設してあ
る。この位置決め片(27)の延設方向は、この位置決め片
(27)が容器本体(2)の前面に接当する状態では上記開閉
蓋(11)が図6に示す半開状態となる方向に設定してあ
る。そして、この開閉蓋(11)の栓部(31)に突設した粒状
物押さえ(19)は飛出し防止部材(25)を構成しており、取
出口(10)から飛出そうとする錠剤(4)はこの飛出し防止
部材(25)に一旦受け止められる。
【0045】容器本体(2)の収容空間(3)内に収容され
た錠剤(4)を取出すには、上記開閉蓋(11)の上部を手前
側に引いたり上記位置決め片(27)を押圧して開閉蓋(11)
を開き、取出口(10)を開口する。このとき開閉蓋(11)
は、上記位置決め片(27)が容器本体(2)の前面に接当す
る位置で半開状態に仮止めされる。この状態で上記第1
実施形態と同様に操作して錠剤(4)を取出そうとする
と、錠剤(4)は1個のみが連通部(8)の傾斜状の内面
(9)に案内されて取出用収容部(7)に流入し、他の錠剤
(4)は上記連通部(8)の内面(9)に支持される。そして
上記取出用収容部(7)に流入した錠剤(4)は、容器本体
(2)の外面を叩く等の操作により取出口(10)から飛び出
そうとするが、上記開閉蓋(11)が半開状態であるので、
錠剤(4)は飛出し防止部材(25)を構成する上記粒状物押
さえ(19)に受け止められ、取出口(10)から勢いよく飛出
してしまうことがない。このため、錠剤(4)を取り出そ
うとして受け止め損ねたり、錠剤(4)を誤って床に落と
してしまう等の虞れがない。そして次に、この状態から
開閉蓋(11)を図6の仮想線に示す位置まで開くことによ
り錠剤(4)が取出口(10)から安全にかつ確実に取り出さ
れる。
【0046】図7及び図8は本発明1に対応する第4実
施形態を示し、図7は粒状物収納容器の上部の一部破断
斜視図、図8は取出口近傍の縦断側面図である。この第
4実施形態では、開閉蓋(11)の上端に飛出し防止部材(2
5)がヒンジ(28)を介して連設してあり、容器本体(2)の
上面後部に突設した係止ピン(29)にこの飛出し防止部材
(25)の先端を係脱可能に係止してある。
【0047】容器本体(2)内に収容された錠剤を取出す
には、上記飛出し防止部材(25)を係止ピン(29)から離脱
させ、この飛出し防止部材(25)の先端を容器本体(2)上
面の前部に形成した係止部(30)に係止して、図8に示す
ように、開閉蓋(11)先端と容器本体(2)との間に飛出し
防止部材(25)を架設する。この状態で上記第1実施形態
と同様に操作して錠剤(4)を取出そうとすると、収容空
間(3)内の錠剤(4)は1個のみが連通部(8)の傾斜状の
内面(9)に案内されて取出用収容部(7)に流入し、取出
口(10)から出てくる。このとき、この取出口(10)に臨ま
せて上記飛出し防止部材(25)が配置されているので、上
記錠剤(4)は、図8に示すように、この飛出し防止部材
(25)と開閉蓋(11)内面とに一旦受け止められ、勢いよく
飛出してしまうことがない。そしてこの状態から錠剤
(4)は横方向へ安全にかつ確実に取り出される。
【0048】図9は本発明1に対応する第5実施形態を
示す、粒状物収納容器の取出用収容部近傍の縦断面図で
ある。
【0049】この第5実施形態では、容器本体(2)の上
端に一括入出口(12)が設けてあり、この一括入出口(12)
を蓋部(22)で密封し、この蓋部(22)内に取出用収容部
(7)を形成するとともにこの取出用収容部(7)の側方に
取出口(10)を形成してある。なお、この蓋部(22)の上記
取出用収容部(7)の上方には乾燥剤(23)を収容してあ
り、蓋部(22)の上面にカバー(24)を嵌着して上記乾燥剤
(23)を保持してある。ただしこの乾燥剤(23)は容器本体
(2)内の底部など他の部分に配置してもよく、また、収
納する粒状物の性質によってはこの乾燥剤を省略しても
よいことは言うまでもない。上記取出用収容部(7)には
2粒の錠剤(4)を収納可能に構成してある。従ってこの
第5実施形態では一回の取出し操作で2粒ずつ錠剤(4)
が取出される。
【0050】上記実施形態ではいずれも取出口(10)を容
器本体(2)の幅方向中央に形成したが、この取出口は図
10に示す第6実施形態のように、容器本体(2)の一方
の側面に偏らせて形成してもよい。ただしこの第6実施
形態のように、連通部(8)の一方の内面(9a)が平滑に形
成されていると、この平滑な内面(9a)を下側にして取出
し操作した場合に粒状物が取出口(10)から連続して取り
出され易く、所定量のみ取出すことが困難となる場合が
ある。
【0051】図11及び図12は本発明1に対応する第
7実施形態を示し、図11は粒状物収納容器の一部破断
斜視図、図12は開閉蓋の開口姿勢時の断面図である。
上記第1〜第6実施形態ではいずれも取出口を筒状容器
本体の前面に形成したが、この第7実施形態では、取出
口(10)を容器本体(2)の端部に形成してあり、この取出
口(10)からの錠剤(4)の取出し方向へスライド移動可能
な開閉蓋(11)を上記容器本体(2)に装着してある。即
ち、容器本体(2)の前後面に係合突起(33)を形成し、こ
の係合突起(33)に長穴(35)を係合させてコ字形の開閉蓋
(11)をスライド移動可能に装着してある。なお、符号(3
4)は開閉蓋を開いたときに係止するための突起を示す。
【0052】上記開閉蓋(11)内面には上記取出口(10)と
対向する位置に栓部(31)を設けてあり、この開閉蓋(11)
を図11に示す封止姿勢(A)へスライド移動させること
により上記栓部(31)で上記取出口(10)が密封され、開閉
蓋(11)を図11の仮想線に示す開口姿勢(B)へスライド
移動させることにより取出口(10)が開口される。
【0053】上記開閉蓋(11)の図11における上下の側
部には、それぞれ粒状物取出窓(32)を全体に形成してあ
り、この開閉蓋(11)をスライド移動させると図12に示
すような開口姿勢(B)となる。この状態で開口した取出
口(10)を下方に位置させると、取出用収容部(7)に収容
されていた錠剤(4)が直進して栓部(31)で一旦受け止め
られたのち、下方に位置する粒状物取出窓(32)から簡単
に取り出される。
【0054】図13は本発明1に対応する第8実施形態
を示す、開口姿勢での開閉蓋周辺の一部破断斜視図であ
る。上記第7実施形態では粒状物取出窓(32)を開閉蓋(1
1)の側部全体に形成して錠剤(4)を取出し易く構成した
が、取出し操作時にこの粒状物取出窓(32)から錠剤(4)
を誤って落下させてしまう虞れがある。そこでこの第8
実施形態では、取出口(10)の周囲全てにそれぞれ側部を
形成してあり、開閉蓋(11)を開口姿勢(B)へスライド移
動させて取出口(10)から取り出した錠剤(4)を上記開閉
蓋(11)の内面で一旦受け止めるように構成してある。上
記開閉蓋(11)には、図13における前面に錠剤(4)より
もやや大きい粒状物取出窓(32)を形成してあり、上記開
閉蓋(11)の内面で受け止められた錠剤(4)は図13に示
すように、この粒状物取出窓(32)から安全に取出され
る。
【0055】図14は上記第8実施形態の変形例を示
す、開閉蓋を容器本体から取り外した状態の斜視図であ
る。この変形例では、図14における開閉蓋(11)上端の
栓部(31)の両側に粒状物取出窓(32)をそれぞれ形成して
あり、容器本体(2)上端の取出口(10)から取出された錠
剤(4)は、いずれかの粒状物取出窓(32)から安全に取出
される。なおこの変形例では、開閉蓋(11)内面に案内溝
(37)を形成して、容器本体(2)に設けた係合突起(33)を
開閉蓋(11)の長穴(35)内へ案内し易く構成してある。
【0056】上記各実施形態では収容空間の断面形状が
略正方形や円形の場合について説明したが、本発明1の
収容空間は粒状物を一列に整列収容できる形状であれば
よく、収容する粒状物の形状に応じて他の断面形状にす
ることができる。
【0057】図15及び図16は本発明2に対応する第
9実施形態を示し、図15は粒状物収納容器の斜視図、
図16は錠剤の取出し操作を示す開閉蓋周辺の断面図で
あり、図16(a)は封止姿勢での断面図、図16(b)は
開口姿勢での断面図、図16(c)は開口姿勢から封止姿
勢に戻した状態の断面図である。
【0058】この第9実施形態の粒状物収納容器(1)
は、上記第8実施形態と同様の容器本体(2)に錠剤(4)
を整列収容してあり、図15における容器本体(2)上端
に取出口(10)を形成してこの取出口(10)の周囲に、上下
方向へスライド移動可能な開閉蓋(11)を装着してある。
上記開閉蓋(11)内面の上記取出口(10)と対向する位置、
すなわち上壁の下面には栓部(31)を設けてあり、この栓
部(31)の横側方に粒状物取出窓(32)を形成してある。そ
して図15に示すように、この粒状物取出窓(32)の上記
栓部(31)とは反対側の周縁に2本のスリットを入れて両
スリット間を弾性変形可能な押圧部(36)に構成してあ
る。
【0059】次に、上記粒状物収納容器(1)から錠剤
(4)を一個ずつ取出す操作について説明する。この粒状
物収納容器(1)保管状態では、図16(a)に示すように
開閉蓋(11)は封止姿勢(A)にされており、栓部(31)で取
出口(10)が確りと密封されている。そして容器本体(2)
の収容空間(3)内に整列収容された錠剤(4)のうち1個
のみが所定の姿勢、即ち図16における水平方向の姿勢
で取出用収容部(7)に入り込んでいる。
【0060】次に、上記開閉蓋(11)を水平方向にスライ
ド移動させると、図16(b)に示す開口姿勢(B)とな
る。ここで、取出口(10)をやや下方に位置させると上記
取出用収容部(7)内の錠剤(4)が取出口(10)から取出さ
れて上記栓部(31)に一旦受け止められたのち、この開閉
蓋(11)内で上記栓部(31)と開閉蓋(11)の内面との間に収
容される。このとき、容器本体(2)内の錠剤(4)が取出
口(10)から引き続いて出てくる場合があるが、図16
(b)の仮想線で示すように、この引続き出てきた余分の
錠剤(4a)は栓部(31)に受け止められ、この栓部(31)から
延設したガイド部(38)と上記所定位置に収容された錠剤
(4)との間に保持される。
【0061】そして、この開口姿勢(B)から再び封止姿
勢(A)に戻すと、上記所定位置の錠剤(4)は取出口(10)
の周縁部に押圧されて、この周縁部と対向する位置に形
成された粒状物取出窓(32)から排出される。このとき、
上記粒状物取出窓(32)の周縁に弾性変形可能な押圧部(3
6)を設けてあるので、上記粒状物取出窓(32)から排出さ
れる錠剤(4)はこの押圧部(36)で挟持されており、粒状
物取出窓(32)から錠剤(4)を誤って落下させるようなこ
とがない。
【0062】一方、上記取出口(10)から取出された余分
の錠剤(4a)は、開閉蓋(11)を封止姿勢(A)へ移動させる
ことにより、栓部(31)に押圧されて取出用収容部(7)へ
戻され、また、取出口(10)は栓部(31)により確りと密封
される。そして、上記開閉蓋(11)を開口姿勢(B)と封止
姿勢(A)とに切り替える操作を繰り返すことにより、錠
剤を確実に1錠ずつ取出すことができる。
【0063】上記第9実施形態では上記実施形態8と同
様の筒状の容器本体を用いたが、本発明2の容器本体は
粒状物を収納する収容空間を有するものであればよく、
筒状のものに限定されない。例えば図17に示す変形例
では、直方体状の容器本体(2)に開閉蓋(11)を装着して
粒状物収納容器(1)を構成したものであり、この開閉蓋
(11)をスライド移動させることにより上記実施形態9と
同様に粒状物取出窓(32)から一個ずつ粒状物が取出され
る。
【0064】なお、上記実施形態ではいずれも錠剤を収
容する場合について説明したが、本発明の粒状物収納容
器で収容できる粒状物は錠剤に限らず、カプセルや、菓
子類など医薬品以外の粒状物にも適用できることはいう
までもない。
【0065】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され作用する
ことから、次の効果を奏する。
【0066】(イ) 本発明1では、粒状物を一列に整列
収容できる収容空間の少なくとも一端に取出用収容部を
連通形成し、この取出用収容部に取出口を形成しただけ
の簡単な構成であり、安価に実施することができる。
【0067】(ロ) 例えば、取出口を開口して取出用収
容部を下方に位置させたのち容器側面を軽く叩く等の、
極めて簡単な操作で粒状物を取出すことができ、しか
も、一回の取出し操作で所定数量のみの粒状物を確実に
取出すことができるので、服用時など取出し時の個数管
理を容易に行うことができる。
【0068】(ハ) また、上記したように簡単な構成で
あることから、粒状物を収容空間に補充する場合や誤っ
て取出し過ぎた場合であっても、上記取出口等から収容
空間内へ容易に投入し入れ戻すことができ、粒状物を簡
単に取り扱うことができる。
【0069】(ニ) 上記収容空間と取出用収容部とを連
通する連通部に、収容空間側に広がる傾斜状の内面を形
成した場合には、粒状物の形状や表面の特性にかかわら
ず、例えば角張った粒状物や表面の粗い粒状物であって
も、取出し操作により所定量の粒状物を取出用収容部へ
円滑に案内して収容することができ、一回の取出し操作
で所定数量のみの粒状物をより確実に取出すことができ
る。
【0070】(ホ) 上記取出口の開口時に、粒状物の過
剰な飛出しを防止するための飛出し防止部材をこの取出
口に臨ませて配置可能に構成した場合には、取出口から
取出される粒状物がこの飛出し防止部材で確実に受け止
められるので、仮に粒状物を取出す際に容器本体を強く
振り出したり叩いたりしても取出口から粒状物が勢いよ
く飛出してしまうことがない。従って、粒状物を取り出
そうとして受け止め損ねたり、誤って床に落としてしま
う等の虞れがなく、粒状物を安全にかつ確実に取すこと
ができる。
【0071】(ヘ) 上記取出口からの粒状物の取出し方
向へスライド移動可能な開閉蓋を上記容器本体に装着
し、この開閉蓋内面の上記取出口と対向する位置に栓部
を設けて、この開閉蓋の上記スライド移動により上記栓
部で上記取出口を開閉可能に構成し、上記開閉蓋の栓部
以外の位置に粒状物取出窓を形成した場合には、取出口
が開閉蓋をスライド移動させるだけの簡単な操作で開閉
でき、開閉蓋を閉じることにより栓部で確実に密封する
ことができる。しかも、取出し操作時には粒状物を栓部
で一旦受け止めるので、粒状物の過剰な飛出しを防止す
ることができる。
【0072】(ト) この場合、取出口から取り出された
粒状物を上記スライド移動可能な開閉蓋の内面で受け止
め可能に構成すると、粒状物は取出し操作時に開閉蓋の
内面で一旦受け止められるので、取出し操作時に粒状物
を上記粒状物取出窓から誤って落下させてしまう虞れが
なく、安全に取出すことができる。
【0073】(チ) 本発明2では、開閉蓋を開口姿勢に
したのち封止姿勢に戻すことにより、粒状物を確実に取
り出すことができる。この粒状物が取り出されたときに
は開閉蓋が封止姿勢にあり、容器本体の取出口は開閉蓋
の栓部で密封されているため、必要以上の数量の粒状物
が誤って取り出される虞れがない。しかも取り出された
粒状物は、粒状物取出窓の周縁に設けた押圧部で挟持さ
れており、不用意に落下させる虞れがなく、安全に取出
すことができる。
【0074】(リ) 本発明1または本発明2において、
上記筒状の容器本体を複数個並列状態に配置して、各容
器本体同士をそれぞれ分離可能に連結した場合には、所
定量を単位とした多量の粒状物を比較的コンパクトに纏
めて取り扱うことができ、例えば10個入り容器本体を
10個連結しておくと100個の粒状物を一括して取り
扱うことができるので、保管などの取り扱いを容易にす
ることができる。また、必要個数の容器本体を一纏めに
して分離することにより所定量を単位として、例えば粒
状物を10個収容できる容器本体の場合には10個を単
位として多量の粒状物を容易に計数管理することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明1に対応する第1実施形態を示す、取出
し操作時の粒状物収納容器の一部破断斜視図である。
【図2】第1実施形態の変形例を示す、取出用収容部近
傍の断面図である。
【図3】本発明1に対応する第2実施形態を示す、10
本の粒状物収納容器を互いに連結した状態の斜視図であ
る。
【図4】第2実施形態の、粒状物収納容器の縦断側面図
である。
【図5】図4のA−A線矢視断面図である。
【図6】本発明1に対応する第3実施形態を示す、粒状
物収納容器の取出口近傍の縦断側面図である。
【図7】本発明1に対応する第4実施形態を示す、粒状
物収納容器の上部の一部破断斜視図である。
【図8】第4実施形態の、粒状物収納容器の取出口近傍
の縦断側面図である。
【図9】本発明1に対応する第5実施形態を示す、図2
相当図である。
【図10】本発明1に対応する第6実施形態を示す、図
2相当図である。
【図11】本発明1に対応する第7実施形態を示す、粒
状物収納容器の一部破断斜視図である。
【図12】第7実施形態の開閉蓋の開口姿勢時の断面図
である。
【図13】本発明1に対応する第8実施形態を示す、開
口姿勢での開閉蓋周辺の一部破断斜視図である。
【図14】第8実施形態の変形例を示す、開閉蓋を容器
本体から取り外した状態の斜視図である。
【図15】本発明2に対応する第9実施形態を示す、粒
状物収納容器の斜視図である。
【図16】第9実施形態の錠剤の取出し操作を示す開閉
蓋周辺の断面図であり、図16(a)は封止姿勢での断面
図、図16(b)は開口姿勢での断面図、図16(c)は開
口姿勢から封止姿勢に戻した状態の断面図である。
【図17】第9実施形態の変形例を示す、粒状物収納容
器の斜視図である。
【図18】従来技術を示す、粒状物収納容器の縦断面図
である。
【符号の説明】
1…粒状物収納容器、 2…容器本体、 3…収容空間、 4…粒状物(錠剤)、 5…粒状物の第1寸法(直径)、 6…粒状物の第2寸法(厚さ)、 7…取出用収容部、 8…連通部、 9…傾斜状の内面、 10…取出口、 11…開閉蓋、 25…飛出し防止部材、 31…栓部、 32…粒状物取出窓、 36…押圧部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の容器本体(2)内に形成した収容空
    間(3)の幅を、少なくともいずれかの直交2方向の寸法
    (5・6)が互いに異なる粒状物(4)の長い第1寸法(5)
    よりも大きく形成して、この粒状物(4)を短い第2寸法
    (6)の方向へ一列に整列収容可能に構成し、 上記収容空間(3)の少なくとも一方の端部に、上記第1
    寸法(5)よりも狭く且つ第2寸法(6)よりも広い幅を有
    する取出用収容部(7)を連通形成して、この取出用収容
    部(7)に上記粒状物(4)を上記収容空間(3)内での整列
    姿勢とは向きを異ならせて所定数量のみ収容可能に構成
    し、 上記取出用収容部(7)に取出口(10)を形成したことを特
    徴とする、粒状物収納容器。
  2. 【請求項2】 上記収容空間(3)と取出用収容部(7)と
    を連通する連通部(8)に、収容空間(3)側に広がる傾斜
    状の内面(9)を形成した、請求項1に記載の粒状物収納
    容器。
  3. 【請求項3】 上記取出口(10)の開口時に、粒状物(4)
    の過剰な飛出しを防止するための飛出し防止部材(25)を
    この取出口(10)に臨ませて配置可能に構成した、請求項
    1または請求項2に記載の粒状物収納容器。
  4. 【請求項4】 上記取出口(10)からの粒状物(4)の取出
    し方向へスライド移動可能な開閉蓋(11)を上記容器本体
    (2)に装着し、 この開閉蓋(11)内面の上記取出口(10)と対向する位置に
    栓部(31)を設けて、この開閉蓋(11)の上記スライド移動
    により上記栓部(31)で上記取出口(10)を開閉可能に構成
    し、 上記開閉蓋(11)の栓部(31)以外の位置に粒状物取出窓(3
    2)を形成した、請求項1又は請求項2に記載の粒状物収
    納容器。
  5. 【請求項5】 上記取出口(10)から取り出された粒状物
    (4)を上記開閉蓋(11)の内面で受け止め可能に構成し
    た、請求項4に記載の粒状物収納容器。
  6. 【請求項6】 容器本体(2)内に収容空間(3)を形成し
    て、複数個の粒状物(4)を収容可能に構成し、 上記容器本体(2)に取出口(10)を形成してこの取出口(1
    0)から上記粒状物(4)を所定の姿勢で取出し可能に構成
    し、 この粒状物(4)の取出し方向へスライド移動可能な開閉
    蓋(11)を上記容器本体(2)に装着し、 上記開閉蓋(11)内面の上記取出口(10)と対向する位置に
    栓部(31)を設けて、この開閉蓋(11)の封止姿勢時にはこ
    の栓部(31)で上記取出口(10)を封止可能に構成し、 上記開閉蓋(11)の開口姿勢時には上記取出口(10)から取
    り出された粒状物(4)をこの開閉蓋(11)内で上記栓部(3
    1)と開閉蓋(11)の内面との間に収容可能に構成し、 上記開閉蓋(11)の上記取出口(10)周縁部と対向する位置
    に粒状物取出窓(32)を形成して、開閉蓋(11)の封止姿勢
    への移動によりこの開閉蓋(11)内に収容された上記粒状
    物(4)を上記粒状物取出窓(32)から排出可能に構成し、 上記粒状物取出窓(32)の周縁の少なくとも一部に弾性変
    形可能な押圧部(36)を設けて、上記粒状物取出窓(32)か
    ら排出される粒状物(4)をこの押圧部(36)で挟持可能に
    構成したことを特徴とする、粒状物収納容器。
  7. 【請求項7】 上記筒状の容器本体(2)を複数個並列状
    態に配置して、各容器本体(2)同士をそれぞれ分離可能
    に連結した、請求項1から請求項6のいずれか1項に記
    載の粒状物収納容器。
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