JPH1114825A - カラーフィルター用緑色組成物およびカラーフィルター - Google Patents

カラーフィルター用緑色組成物およびカラーフィルター

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JPH1114825A
JPH1114825A JP30879397A JP30879397A JPH1114825A JP H1114825 A JPH1114825 A JP H1114825A JP 30879397 A JP30879397 A JP 30879397A JP 30879397 A JP30879397 A JP 30879397A JP H1114825 A JPH1114825 A JP H1114825A
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yellow
pigment yellow
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啓祐 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色特性に優れ、特に透過度が高く、したがっ
て明度が高いカラーフィルター用緑色組成物を提供し、
それを用いて色特性のよいカラーフィルターを提供する 【解決手段】 バインダー樹脂、緑色主顔料及び調色顔
料を含有するカラーフィルター用緑色組成物であって、
その調色顔料として、C.I.ピグメントイエロー83及
びC.I.ピグメントイエロー139(それぞれ曲線
(4)及び(5)の透過スペクトルを示す)より緑味
で、透過スペクトルの立ち上がり波長が430〜480
nmの範囲にあり、かつ700nm以上の波長の光の透過率
が85%以上である黄色顔料、例えばC.I.ピグメント
イエロー128やC.I.ピグメントイエロー150、
C.I.ピグメントイエロー155(それぞれ曲線
(1)、曲線(2)及び曲線(3)の透過スペクトルを
示す)を用いる。この緑色組成物を緑色画素に用いたカ
ラーフィルターも提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー液晶ディス
プレイ、カラービデオカメラなどに使用されるカラーフ
ィルターの製造に有用な緑色着色組成物および、この緑
色組成物を用いたカラーフィルターに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】カラー液晶ディスプレイ、カラービデオ
カメラなどに使用されるカラーフィルターは、一般に、
ガラスなどの透明基板またはシリコンなどの不透明基板
上に、赤(R)、緑(G)および青(B)などの3色の
透明着色微細パターンを形成することにより製造され
る。
【0003】カラーフィルターの製造には、ゼラチンな
どの感光層を染色とフォトリソグラフィーによりパター
ニングし、これを3回繰り返して3色の透明着色微細パ
ターンを形成する、いわゆる染色法が従来多く用いられ
ていた。この染色法に用いる染料は、色特性に優れるも
のの、耐光性や耐熱性に限界があることから、カラーフ
ィルター形成用の色材として、染料の代わりに、耐光性
および耐熱性に優れる有機顔料が用いられるようになっ
てきた。
【0004】有機顔料を用いてカラーフィルターを製造
する場合、要求される色特性を得るためには、2種類以
上の顔料を用いて調色するのが普通である。そして、緑
フィルターについては一般に、主顔料として、色特性、
耐光性および耐熱性に優れたフタロシアニン系の緑色顔
料であるC.I.ピグメントグリーン7やC.I.ピグメン
トグリーン36が、また調色用として、黄色顔料である
C.I.ピグメントイエロー83やC.I.ピグメントイエ
ロー139が使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、透過
度、すなわち明度を高め、また色純度を上げるなど、カ
ラーフィルターに対する色特性の要求が日増しに高まる
なか、緑フィルターについては、上記の主顔料および調
色顔料を用いた場合、その微粒子化や微分散化を行って
も、これら顔料種の組合せだけではカラーフィルターと
しての色特性の向上に限界があった。
【0006】本発明の目的は、色特性に優れた、特に透
過度が高く、したがって明度の高いカラーフィルター用
緑色組成物を提供することにある。本発明の別の目的
は、この緑色組成物を用いて作成された色特性のよいカ
ラーフィルターを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決するために、市販の緑色顔料を主顔料とし、同
じく市販の黄色または橙色顔料を調色顔料として用い、
さらにはこれらの微粒化品を用いて、種々調色検討を行
った結果、緑の調色顔料の種類を変えることにより、上
記の課題が解決できることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0008】すなわち本発明は、バインダー樹脂、緑色
主顔料および調色顔料を含有する組成物であって、その
調色顔料が、C.I.ピグメントイエロー83およびC.
I.ピグメントイエロー139より緑味で、透過スペク
トルの立ち上がり波長が430〜480nmの範囲にあ
り、かつ700nm以上の波長の光に対して85%以上の
透過率を有する黄色顔料であるカラーフィルター用緑色
組成物を提供するものである。本発明はまた、この組成
物を緑色画素に用いたカラーフィルターをも提供するも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明で用いるバインダー樹脂
は、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、感光性樹脂などであ
ることができる。このようなバインダー樹脂は、着色組
成物中の全固形分に対して、一般的には5〜90重量
%、好ましくは20〜70重量%の範囲で使用される。
【0010】熱硬化性または熱可塑性のバインダー樹脂
としては例えば、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、ポ
リエステル樹脂、アミノ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹
脂、グアナミン樹脂、エポキシ樹脂、スチレン樹脂、ビ
ニル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共
重合体樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコ
ーン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ゴム系樹
脂、環化ゴム、マレイン化油系樹脂、ブチラール系樹
脂、ポリブタジエン系樹脂、セルロース系樹脂、塩素化
ポリエチレン、塩素化ポリプロピレンなどが挙げられ
る。
【0011】また、感光性樹脂としては例えば、水酸
基、カルボキシル基またはアミノ基のような反応性の置
換基を有する線状高分子に、必要によりイソシアナート
基、アルデヒド基、エポキシ基などを介して、(メタ)
アクリル系化合物、ケイ皮酸系化合物またはビニルエス
テル系化合物のような反応性不飽和結合を有する化合物
から導かれる光架橋性基を導入した樹脂などが挙げられ
る。さらには、スチレン/無水マレイン酸共重合体やα
−オレフィン/無水マレイン酸共重合体のような酸無水
物を構造単位に含む線状高分子が、ヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレートのような水酸基を有する(メタ)
アクリル系化合物でハーフエステル化されたものも、感
光性樹脂として用いることができる。
【0012】本発明の組成物に用いる緑の主顔料は、こ
の分野で一般に用いられているものでよく、例えば、
C.I.ピグメントグリーン7やC.I.ピグメントグリー
ン36などが挙げられる。 そして本発明では、このよ
うな緑の主顔料を調色するために、C.I.ピグメントイ
エロー83およびC.I.ピグメントイエロー139より
緑味で、透過スペクトルの立ち上がり波長が430〜4
80nmの範囲にあり、かつ700nm以上の波長の光の透
過率が85%以上である黄色顔料を使用する。この黄色
顔料は、600nm以上の波長の光の透過率も85%以上
であるのが好ましい。 また、ここでいうC.I.ピグメ
ントイエロー83およびC.I.ピグメントイエロー13
9より緑味とは、その顔料の透過スペクトルの立ち上が
り波長が、C.I.ピグメントイエロー83およびC.I.
ピグメントイエロー139の立ち上がり波長より緑側、
すなわち短波長側にあることを意味する。顔料の透過ス
ペクトルは、その顔料を透明樹脂に均一に分散させた状
態で測定される。
【0013】図1は、C.I.ピグメントイエロー128
〔曲線(1)〕、C.I.ピグメントイエロー150〔曲
線(2)〕、C.I.ピグメントイエロー155〔曲線
(3)〕、C.I.ピグメントイエロー83〔曲線(4)〕
およびC.I.ピグメントイエロー139〔曲線(5)〕
の透過スペクトルを測定したグラフである。これらの透
過スペクトルはいずれも、酸価100mg-KOH/gで重量
平均分子量約 50,000 のメタクリル酸/メタクリル酸ベ
ンジル共重合体樹脂に、それぞれの顔料を40重量%濃
度で均一に分散させた厚さ1μm のフィルムについて測
定したものである。緑色を調色するための顔料として公
知の、C.I.ピグメントイエロー83〔曲線(4)〕お
よびC.I.ピグメントイエロー139〔曲線(5)〕
は、いずれも約490nmの波長で立ち上がっている。こ
れに対して、C.I.ピグメントイエロー128〔曲線
(1)〕およびC.I.ピグメントイエロー155〔曲線
(3)〕は約440nmの波長で、そしてC.I.ピグメン
トイエロー150〔曲線(2)〕は約470nmの波長
で、それぞれ立ち上がっている。また、曲線(1)〜
(5)はいずれも、700nm以上の波長において、また
600nm以上の波長においても、85%以上の透過率を
示している。
【0014】図1を参照した以上の説明から分かるよう
に、本発明でいう透過スペクトルの立ち上がり波長と
は、その顔料の透過スペクトル曲線において、透過率が
急激に立ち上がりはじめる波長を意味する。より具体的
には、その波長より10nm長い波長における透過率が、
パーセント表示で少なくとも5ポイント高くなりはじめ
る波長と定義することもできる。
【0015】本発明で調色に用いる黄色顔料として具体
的には、上記のC.I.ピグメントイエロー128、C.
I.ピグメントイエロー150およびC.I.ピグメント
イエロー155が挙げられるほか、C.I.ピグメントイ
エロー180やC.I.ピグメントイエロー185なども
用いることができる。特に、色特性などの観点からは、
C.I.ピグメントイエロー150が好ましく用いられ
る。
【0016】これらの調色用黄色顔料は、市販品をその
まま用いてもよいし、市販品をニーダー法、硫酸法、ア
ルカリ還元溶解法などの公知の方法により微粒化したも
のを用いてもよい。これらの黄色顔料は、それぞれ単独
で、または組み合わせて用いることができる。また、従
来から緑の調色用に用いられているC.I.ピグメントイ
エロー83やC.I.ピグメントイエロー139、さらに
はその他適当な黄色顔料を組み合わせて用いることもで
きる。
【0017】顔料は、着色組成物の全固形分に対し、主
顔料および調色顔料の合計量として一般的には5〜80
重量%、好ましくは20〜50重量%の範囲で使用され
る。また主顔料と調色顔料の重量比は、カラーフィルタ
ー用緑色組成物中で、一般的には95:5〜50:50
の範囲にあるのが好ましく、さらに好ましくは75:2
5〜55:45の範囲である。
【0018】本発明のカラーフィルター用緑色組成物
は、以上説明したバインダー樹脂、緑色主顔料および調
色用の黄色顔料を、溶剤や分散剤などと、また必要に応
じて光重合性モノマーや光重合開始剤などと適宜混合
し、ロールミル、ボールミル、サンドミルまたはビーズ
ミルのような分散機を用いて分散させ、さらに必要に応
じてレットダウン(希釈)することにより、製造するこ
とができる。
【0019】溶剤としては、エチレングリコールモノア
ルキルエーテル類、ジエチレングリコールジアルキルエ
ーテル類、エチレングリコールアルキルエーテルアセテ
ート類、プロピレングリコールアルキルエーテルアセテ
ート類、芳香族炭化水素類、ケトン類、アルコール類、
エステル類、環状エステル類などが挙げられる。これら
の溶剤は、それぞれ単独で、または2種類以上組み合わ
せて用いることができる。溶剤は、着色組成物中の全固
形分に対して、一般的には0.2〜50重量倍、好ましく
は1〜20重量倍の範囲で使用される。
【0020】分散剤としては、公知のものが広く使用で
き、例えば、ポリエステル系高分子分散剤、アクリル系
高分子分散剤、ポリウレタン系高分子分散剤、顔料誘導
体、カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、ノ
ニオン系界面活性剤などが挙げられる。これらの分散剤
は、それぞれ単独で、または2種類以上組み合わせて用
いることができる。分散剤は、着色組成物中の顔料10
0重量部に対して、一般的には1〜50重量部、好まし
くは5〜40重量部の範囲で使用される。
【0021】光重合性モノマーとしては、ノニルフェニ
ルカルビトールアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フ
ェノキシプロピルアクリレート、2−エチルヘキシルカ
ルビトールアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリ
レートおよびN−ビニルピロリドンのような単官能モノ
マーのほか、トリプロピレングリコールジアクリレー
ト、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラエ
チレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコ
ールジアクリレートおよびビスフェノールAジアクリレ
ートのような2官能モノマー、トリメチロールプロパン
トリアクリレートおよびペンタエリスリトールトリアク
リレートのような3官能モノマー、ジペンタエリスリト
ールペンタおよびヘキサアクリレートのようなその他の
多官能モノマーなどが挙げられる。これらの光重合性モ
ノマーは、2種類以上使用することも可能である。光重
合性モノマーは、着色組成物中の全固形分に対して、一
般的には5〜90重量%、好ましくは20〜70重量%
の範囲で使用される。
【0022】光重合開始剤としては、ベンゾインおよび
そのアルキルエーテル類、アセトフェノン類、チオキサ
ントン類、ケタール類、ベンゾフェノン類、アントラキ
ノン類、キサントン類、トリアジン類、ヘキサアリール
ビスイミダゾール系化合物などが挙げられる。これらの
光重合開始剤は、それぞれ単独で、または2種類以上組
み合わせて用いることができる。光重合開始剤は、バイ
ンダー樹脂および光重合性モノマーの合計量に対して、
一般的には0.2〜30重量%、好ましくは2〜20重量
%の範囲で使用される。
【0023】本発明のカラーフィルター用緑色組成物を
用いて、顔料分散法、電着法、印刷法などの公知の方法
により、ガラスなどの透明基板上に緑の透明着色パター
ンを形成することができる。 例えば、上記のようにし
て調製した緑色組成物を基板上に塗布し、乾燥させた
後、マスクを介して紫外線を照射し、次に硬化の終了し
た塗膜を希アルカリ水溶液または適当な有機溶剤に接触
させて未硬化部を溶解させ、現像することにより、目的
とする緑の画素が得られる。また、カラーフィルターは
緑の画素のほか、赤および青の画素を有するが、赤およ
び青の各画素は、公知の各種着色組成物から上の方法に
準じて作成することができる。赤、緑および青の各画素
の作成順序は任意である。
【0024】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。例中、部は重量基準である。また、以下
の例で用いた材料は次のとおりであり、場合によりそれ
ぞれの記号で表示する。
【0025】(1) 主顔料 C.I.ピグメントグリーン36:“Heliogen Green L93
61”、ビーエーエスエフ(BASF)社製。
【0026】(2) 調色顔料 C.I.ピグメントイエロー128:“Cromophtal Yello
w 8GN”、 チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba S
pecialty Chemicals)社製(図1の曲線(1)に透過ス
ペクトルを示した顔料)。 C.I.ピグメントイエロー150:“BAYPLAST YELLOW
5GN 01”、 バイエル(Bayer)社製(図1の曲線(2)
に透過スペクトルを示した顔料)。 C.I.ピグメントイエロー150微粒:バイエル(Baye
r)社製の“BAYPLASTYELLOW 5GN 01”をニーダーで微粒
化した比表面積90m2/gのもの。 C.I.ピグメントイエロー155:“Graphtol Fast YE
LLOW 3GP”、クラリアント(Clariant)社製(図1の曲
線(3)に透過スペクトルを示した顔料)。 C.I.ピグメントイエロー83−1:“Seikafast Yell
ow 2720”、 大日精化社製(比較用)。 C.I.ピグメントイエロー83−2:“Lionol Yellow
1805-G”、東洋インキ社製(図1の曲線(4)に透過ス
ペクトルを示した比較用の顔料)。 C.I.ピグメントイエロー139−1:“Paliotol Yel
low D1819”、 ビーエーエフエス(BASF)社製(比較
用)。 C.I.ピグメントイエロー139−2:“IRGAPHOR YEL
LOW 2R-CF”、 チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ci
ba Specialty Chemicals)社製 (図1の曲線(5)に
透過スペクトルを示した比較用の顔料)。
【0027】(3) バインダー樹脂 バインダー樹脂:メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル
共重合体、酸価100mg-KOH/g、重量平均分子量約 5
0,000 。
【0028】(4) 溶剤 溶剤PGMEA:プロピレングリコールモノメチルエー
テルアセテート。 溶剤CYHO:シクロヘキサノン。
【0029】(5) 分散剤 分散剤:高分子分散剤“ソルスパーズ 28000”、ゼネカ
(Zeneca)社製。
【0030】(6) 光重合性モノマー 光重合性モノマー:ジペンタエリスリトールヘキサアク
リレート。
【0031】(7) 光重合開始剤 開始剤MMP:2−メチル−1−(4−メチルチオフェ
ニル)−2−モルホリノプロパン−1−オン。 開始剤DETX:2,4−ジエチルチオキサントン。
【0032】(8) ガラスビーズ ガラスビーズ:東芝バロティーニ社製、φ=1.5〜1.
92mm。
【0033】実施例1 〈緑色組成物の作成〉140mlのマヨネーズ瓶に以下の
各成分を入れ、ペイントコンディショナーで2時間処理
して、分散させた。
【0034】 C.I.ピグメントグリーン36 2.70 部 C.I.ピグメントイエロー128 2.10 部 バインダー樹脂 2.33 部 溶剤PGMEA 4.32 部 溶剤CYHO 16.63 部 分散剤 1.92 部 ガラスビーズ 90.00 部
【0035】その後、以下の各成分を追加し、ペイント
コンディショナーでさらに10分間レットダウンして、
緑色組成物を作成した。
【0036】 バインダー樹脂 0.89 部 溶剤PGMEA 27.04 部 光重合性モノマー 1.38 部 開始剤MMP 0.46 部 開始剤DETX 0.23 部
【0037】〈緑カラーフィルターの作成〉ガラス基板
上に、スピンコーターを用いて、上で作成した緑色組成
物(ガラスビーズが入らない状態)を 700〜1,800 rpm
で塗布した後、100℃で3分間プリベークし、緑塗膜
を乾燥させた。次にこの乾燥塗膜に、高圧水銀ランプを
用いて200mJ/cm2 で露光した後、220℃で30分
間ポストベークして緑乾燥塗膜を硬化させ、緑フィルタ
ーを作成した。
【0038】〈色特性の評価〉上で作成した緑フィルタ
ーの色特性(x,y,Y)を、顕微分光光度計で測定し
た。ある緑の色度〔(x,y)=(0.29,0.53)〕での
明度Yを表1に示す。
【0039】実施例2 顔料の組合せを以下のように変えた以外は、実施例1と
同様の操作を行った。結果を表1に示す。
【0040】 C.I.ピグメントグリーン36 3.51 部 C.I.ピグメントイエロー150 1.29 部
【0041】実施例3 顔料の組合せを以下のように変えた以外は、実施例1と
同様の操作を行った。結果を表1に示す。
【0042】 C.I.ピグメントグリーン36 3.14 部 C.I.ピグメントイエロー150微粒 1.66 部
【0043】比較例1 顔料の組合せを以下のように変えた以外は、実施例1と
同様の操作を行った。結果を表1に示す。
【0044】 C.I.ピグメントグリーン36 3.88 部 C.I.ピグメントイエロー83−1 0.92 部
【0045】比較例2 顔料の組合せを以下のように変えた以外は、実施例1と
同様の操作を行った。結果を表1に示す。
【0046】 C.I.ピグメントグリーン36 3.86 部 C.I.ピグメントイエロー139−1 0.94 部
【0047】
【表1】 色特性評価結果〔(x,y)=(0.29,0.53)〕 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 例 緑の調色顔料 明度Y ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例1 C.I.ピグメントイエロー128 60.3 実施例2 C.I.ピグメントイエロー150 60.5 実施例3 C.I.ピグメントイエロー150 微粒 61.4 ──────────────────────── 比較例1 C.I.ピグメントイエロー83-1 55.6 比較例2 C.I.ピグメントイエロー139-1 48.7 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0048】実施例4 実施例1と同じ組成および同じ方法で緑色組成物を作成
し、これをガラスビーズが入らない状態で、ガラス基板
上にスピンコーターを用いて 700〜2,000 rpmで塗布し
た後、100℃で3分間プリベークし、緑塗膜を乾燥さ
せた。次にこの乾燥塗膜に、高圧水銀ランプを用いて2
00mJ/cm2 で露光した後、220℃で30分間ポスト
ベークして緑乾燥塗膜を硬化させ、緑フィルターを作成
した。この緑フィルターの色特性(x,y,Y)を、顕
微分光光度計で測定した。ある緑の色度〔(x,y)=
(0.300,0.519)〕での明度Yを表2に示す。
【0049】実施例5 顔料の組合せを以下のように変えた以外は、実施例4と
同様の操作を行った。結果を表2に示す。
【0050】 C.I.ピグメントグリーン36 3.48 部 C.I.ピグメントイエロー150 1.32 部
【0051】実施例6 顔料の組合せを以下のように変えた以外は、実施例4と
同様の操作を行った。結果を表2に示す。
【0052】 C.I.ピグメントグリーン36 3.29 部 C.I.ピグメントイエロー155 1.51 部
【0053】比較例3 顔料の組合せを以下のように変えた以外は、実施例4と
同様の操作を行った。結果を表2に示す。
【0054】 C.I.ピグメントグリーン36 4.25 部 C.I.ピグメントイエロー83−2 0.55 部
【0055】比較例4 顔料の組合せを以下のように変えた以外は、実施例4と
同様の操作を行った。結果を表2に示す。
【0056】 C.I.ピグメントグリーン36 3.85 部 C.I.ピグメントイエロー139−1 0.95 部
【0057】比較例5 顔料の組合せを以下のように変えた以外は、実施例4と
同様の操作を行った。結果を表2に示す。
【0058】 C.I.ピグメントグリーン36 4.05 部 C.I.ピグメントイエロー139−2 0.75 部
【0059】
【表2】 色特性評価結果〔(x,y)=(0.300,0.519)〕 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 例 緑の調色顔料 明度Y ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例4 C.I.ピグメントイエロー128 63.0 実施例5 C.I.ピグメントイエロー150 63.4 実施例6 C.I.ピグメントイエロー155 62.5 ──────────────────────── 比較例3 C.I.ピグメントイエロー83-2 57.5 比較例4 C.I.ピグメントイエロー139-1 52.8 比較例5 C.I.ピグメントイエロー139-2 53.8 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0060】表1および表2に示したように、緑の主顔
料C.I.ピグメントグリーン36に対する調色用顔料と
して、従来のC.I.ピグメントイエロー83またはC.
I.ピグメントイエロー139より緑味で、透過スペク
トルの立ち上がり波長が430〜480nmの範囲にある
C.I.ピグメントイエロー128、C.I.ピグメントイ
エロー150またはC.I.ピグメントイエロー155を
使用することにより、緑フィルターの明度Yが向上して
いる。
【0061】
【発明の効果】本発明の緑色組成物を使用することによ
り、色特性に優れた、特に、透過度の高い、すなわち明
度の高いカラーフィルターを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各種黄色顔料の透過スペクトルを示すグラフで
ある。
【符号の説明】
(1)C.I.ピグメントイエロー128(立ち上がり波
長約440nm) (2)C.I.ピグメントイエロー150(立ち上がり波
長約470nm) (3)C.I.ピグメントイエロー155(立ち上がり波
長約440nm) (4)従来のC.I.ピグメントイエロー83(立ち上が
り波長約490nm) (5)従来のC.I.ピグメントイエロー139(立ち上
がり波長約490nm)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バインダー樹脂、緑の主顔料ならびに、
    C.I.ピグメントイエロー83およびC.I.ピグメント
    イエロー139より緑味で、透過スペクトルの立ち上が
    り波長が430〜480nmの範囲にあり、かつ700nm
    以上の波長の光の透過率が85%以上である調色用の黄
    色顔料を含有することを特徴とするカラーフィルター用
    緑色組成物。
  2. 【請求項2】黄色顔料がC.I.ピグメントイエロー12
    8である請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】黄色顔料がC.I.ピグメントイエロー15
    0である請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】黄色顔料がC.I.ピグメントイエロー15
    5である請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の組成物か
    ら作成された緑色画素を含むことを特徴とするカラーフ
    ィルター。
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