JPH1114836A - カーボン被覆光ファイバのカーボン被膜除去方法 - Google Patents

カーボン被覆光ファイバのカーボン被膜除去方法

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JPH1114836A
JPH1114836A JP16574797A JP16574797A JPH1114836A JP H1114836 A JPH1114836 A JP H1114836A JP 16574797 A JP16574797 A JP 16574797A JP 16574797 A JP16574797 A JP 16574797A JP H1114836 A JPH1114836 A JP H1114836A
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JP
Japan
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optical fiber
carbon
carbon coating
tube
coating film
Prior art date
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Pending
Application number
JP16574797A
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English (en)
Inventor
Shinichi Arai
慎一 荒井
Keiichi Aiso
景一 相曽
Yoshihisa Suzuki
好久 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石英ガラス光ファイバの表面にカーボン被膜
を設けたカーボン被覆光ファイバのカーボン被膜を、石
英ガラス光ファイバに悪影響を与えることなく容易に除
去できるようにする。 【解決手段】 カーボン被覆光ファイバ2のカーボン被
膜を除去する部分をガラス管4に入れ、ガラス管4内に
無水酸素を流しながら、ガラス管4外からマイクロトー
チ6により加熱してカーボン被膜を燃焼させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーボン被覆光フ
ァイバのカーボン被膜を除去する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】カーボン被覆光ファイバは、石英ガラス
光ファイバの表面に熱CVD法で熱分解カーボンを堆積
させることによりカーボン被膜を設けたものである。石
英ガラス光ファイバの表面にカーボン被膜を設けると、
石英ガラス内への拡散により伝送特性を低下させるH2
や、石英ガラスの応力腐食により強度低下を引き起こす
2 O等が、光ファイバの表面に接触するのを阻止でき
るので、光ファイバにすぐれたハーメチック特性を付与
することができる。
【0003】カーボン被覆光ファイバはこうした特徴を
有することから機器内配線や、過酷な環境で使用される
光ケーブルなどに使用されている。またカーボン被覆光
ファイバはカーボン被膜の電気伝導性を利用して電気メ
ッキにより金属被覆を施すことにより、はんだ付けやY
AG溶接等が可能となるので、光ファイバを固定する必
要のある気密シール性の機器壁貫通部などにも使用され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また最近では、レーザ
ーダイオード等の光学部品と光ファイバの結合にカーボ
ン被覆光ファイバの高い信頼性を生かしたピグテールと
しての使用が検討されている。このような用途に光ファ
イバを使用するときは光ファイバの一部をエッチング加
工したり、レーザー加工したりする必要がある。しかし
カーボン被覆光ファイバは、カーボン被膜の高いハーメ
チック特性が災いしてフッ酸等によるエッチング加工が
困難であったり、カーボン被膜がレーザー加工の障害と
なる等の問題があった。この問題を回避するには加工す
る部分のカーボン被膜を除去すればよいが、従来はカー
ボン被膜を除去する適当な手段がなかった。
【0005】本発明の目的は、カーボン被覆光ファイバ
のカーボン被膜を、光ファイバに悪影響を与えることな
く容易に除去する方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】カーボン被膜を除去する
一つの手段としては、カーボン被膜を燃焼させることが
考えられる。しかしカーボン被膜に火炎などを当てて燃
焼させると、空気中および火炎中のH2 Oと、カーボン
被膜燃焼後に露出する石英ガラスとが反応して、石英ガ
ラス表面に微細なクラックが生じ、光ファイバの機械的
強度が低下してしまう。その結果、燃焼によりカーボン
被膜を除去した部分に加工を施すと、加工部が折れやす
く、歩留りが低下したり、加工部の信頼性が低下するな
どの問題がある。
【0007】そこで本発明は、石英ガラス光ファイバの
表面にカーボン被膜を設けたカーボン被覆光ファイバの
カーボン被膜を除去する場合に、カーボン被膜を除去す
る部分を無水酸素雰囲気中に置き、その部分のカーボン
被膜を酸化燃焼させるようにしたものである。
【0008】このようにすれば、石英ガラス光ファイバ
の表面がH2 Oに侵されることがないので、微細クラッ
クのない健全な石英ガラス光ファイバ表面を得ることが
可能となり、カーボン被膜を除去した部分の機械的信頼
性の向上と、端末加工のし易さを同時に得ることができ
る。
【0009】カーボン被膜を無水酸素雰囲気中で酸化燃
焼させる手段としては、カーボン被膜を除去する部分を
ガラス管に入れ、ガラス管内を無水酸素雰囲気に保った
状態で、ガラス管外から加熱してカーボン被膜を燃焼さ
せるという方法をとることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。 〔実施形態1〕図1は本発明の一実施形態を示す。図に
おいて、1はカーボン被覆光ファイバ2に樹脂被覆3を
施したカーボン被覆光ファイバ心線である。この心線1
のカーボン被覆光ファイバ2は石英ガラス光ファイバの
表面に熱CVD法によりカーボン被膜を設けたものであ
る。この実施形態は、光ファイバ心線1の中間部の樹脂
被覆3を所要長除去してカーボン被覆光ファイバ2を露
出させ、その部分のカーボン被膜を除去する例である。
【0011】まずカーボン被覆光ファイバ2の露出部と
その両側の樹脂被覆3を石英ガラス管4に挿入し、石英
ガラス管4の一端側を封止部材5で封止する。その後、
石英ガラス管4の封止端付近に設けられた分岐管4aよ
り石英ガラス管4内に無水酸素雰囲気ガスを流し込み、
石英ガラス管4の他端側から流出させるようにする。こ
れにより石英ガラス管4内は無水酸素雰囲気に保たれ
る。無水酸素雰囲気ガスとしては、脱水、精製した酸素
や、脱水した大気などを使用することができる。この状
態で石英ガラス管4の外部からマイクロトーチ6で加熱
し、カーボン被膜を燃焼させれば、カーボン被覆を除去
することができる。
【0012】〔実施形態2〕図2は本発明の他の実施形
態を示す。図2において図1と同一部分には同一符号を
付してある。この実施形態では、石英ガラス管4内のカ
ーボン被覆光ファイバ2を加熱するために、棒状赤外線
ランプ7と、そこから放射される赤外線を反射してカー
ボン被覆光ファイバ2に集中させる凹面鏡8を用いてい
る。それ以外の構成は図1と同じである。このような方
法でもカーボン被膜を燃焼させて除去することができ
る。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例と比較例を説明する。以
下の実施例および比較例では、試料として、コア部がG
eドープ石英、クラッド部が純粋石英で、表面にカーボ
ン被膜が設けらた外径125μmのカーボン被覆光ファ
イバに樹脂被覆を施した心線を用いた。
【0014】〔実施例1〕供試心線の中間部の樹脂被覆
を50mm剥ぎ取り、この部分を図2のように石英ガラ
ス管内に入れて、管内に脱水、精製した酸素を流しなが
ら、管外から赤外線を照射してカーボン被覆光ファイバ
を約500℃に加熱し、カーボン被膜を燃焼させた。 〔実施例2〕供試心線の中間部の樹脂被覆を40mm剥
ぎ取り、この部分を図1のように石英ガラス管内に入れ
て、管内に脱水、精製した酸素を流しながら、管外から
マイクロトーチで加熱して、カーボン被膜を燃焼させ
た。 〔実施例3〕供試心線の中間部の樹脂被覆を40mm剥
ぎ取り、この部分を図1のように石英ガラス管内に入れ
て、管内に十分に脱水した大気を流しながら、管外から
マイクロトーチで加熱して、カーボン被膜を燃焼させ
た。
【0015】〔比較例1〕供試心線の中間部の樹脂被覆
を50mm剥ぎ取り、この部分を酸水素炎で加熱して、
カーボン被膜を燃焼させた。 〔比較例2〕供試心線の中間部の樹脂被覆を30mm剥
ぎ取り、この部分を図2のように石英ガラス管内に入れ
て、管内に大気を流しながら、管外から赤外線を照射し
てカーボン被覆光ファイバを約500℃に加熱し、カー
ボン被膜を燃焼させた。 〔比較例3〕供試心線の中間部の樹脂被覆を40mm剥
ぎ取り、この部分を図1のように石英ガラス管内に入れ
て、管内に大気を流しながら、管外からマイクロトーチ
で加熱して、カーボン被膜を燃焼させた。
【0016】以上のようにしてカーボン被膜を燃焼除去
した部分について、歪み速度5%で引張試験を行った結
果を図3に示す。なお図3において、実施例3の▽は実
施例1の○と殆ど重なっているため一部しか図示できな
い。また比較例3の結果は比較例2とほとんど同じであ
ったので、図示を省略した。図3より明らかなように、
本発明によればカーボン被膜除去部の機械的強度が大幅
に向上する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ーボン被覆光ファイバのカーボン被膜を石英ガラス光フ
ァイバに悪影響を与えることなく容易に除去することが
でき、カーボン被膜を除去した部分の信頼性を大幅に向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカーボン被膜除去方法の一実施
形態を示す説明図。
【図2】 同じく他の実施形態を示す説明図。
【図3】 本発明の実施例と比較例でカーボン被膜を除
去した部分の引張試験結果のワイブル分布を示すグラ
フ。
【符号の説明】
1:カーボン被覆光ファイバ心線 2:カーボン被覆光ファイバ 3:樹脂被覆 4:石英ガラス管 5:封止部材 6:マイクロトーチ 7:赤外線ランプ 8:凹面鏡

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】石英ガラス光ファイバの表面にカーボン被
    膜を設けたカーボン被覆光ファイバのカーボン被膜を除
    去する方法であって、カーボン被膜を除去する部分を無
    水酸素雰囲気中に置き、その部分のカーボン被膜を酸化
    燃焼させることを特徴とするカーボン被覆光ファイバの
    カーボン被膜除去方法。
  2. 【請求項2】カーボン被膜を除去する部分をガラス管に
    入れ、ガラス管内を無水酸素雰囲気に保った状態で、ガ
    ラス管外から加熱してカーボン被膜を燃焼させることを
    特徴とする請求項1記載のカーボン被膜除去方法。
JP16574797A 1997-06-23 1997-06-23 カーボン被覆光ファイバのカーボン被膜除去方法 Pending JPH1114836A (ja)

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