JPH11148401A - ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置 - Google Patents
ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置Info
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- JPH11148401A JPH11148401A JP9317147A JP31714797A JPH11148401A JP H11148401 A JPH11148401 A JP H11148401A JP 9317147 A JP9317147 A JP 9317147A JP 31714797 A JP31714797 A JP 31714797A JP H11148401 A JPH11148401 A JP H11148401A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃料噴射ノズルの開弁圧が低下することによ
って噴射開始時期に変化が生じても、適正な燃料噴射を
行うことができる燃料噴射制御装置を提供する。 【解決手段】 燃料噴射制御装置は、ディーゼルエンジ
ンのアイドル運転時、各気筒毎に、ノズルリフトセンサ
による検出値から実噴射開始時期Tを算出し(S11
0)、ROMに記憶されている適正噴射開始時期T0と
実噴射開始時期Tとの偏差△Tを算出する(S12
0)。そして、偏差△Tの加重平均値△Taからタイミ
ング補正値△θ1、△θ2及び△θ3を算出する(S1
40)。なお、タイミング補正値△θ1、△θ2及び△
θ3の算出には、ROMに記憶されているマップが用い
られる。そして、算出されたタイミング補正値△θ1、
△θ2及び△θ3をバックアップRAMに更新記憶する
(S150)。そして、このタイミング補正値を用いて
各気筒毎に電磁スピル弁の開閉弁タイミングを補正す
る。
って噴射開始時期に変化が生じても、適正な燃料噴射を
行うことができる燃料噴射制御装置を提供する。 【解決手段】 燃料噴射制御装置は、ディーゼルエンジ
ンのアイドル運転時、各気筒毎に、ノズルリフトセンサ
による検出値から実噴射開始時期Tを算出し(S11
0)、ROMに記憶されている適正噴射開始時期T0と
実噴射開始時期Tとの偏差△Tを算出する(S12
0)。そして、偏差△Tの加重平均値△Taからタイミ
ング補正値△θ1、△θ2及び△θ3を算出する(S1
40)。なお、タイミング補正値△θ1、△θ2及び△
θ3の算出には、ROMに記憶されているマップが用い
られる。そして、算出されたタイミング補正値△θ1、
△θ2及び△θ3をバックアップRAMに更新記憶する
(S150)。そして、このタイミング補正値を用いて
各気筒毎に電磁スピル弁の開閉弁タイミングを補正す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンへの燃料噴射量を制御する燃料噴射制御装置に関す
る。
ンへの燃料噴射量を制御する燃料噴射制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ディーゼルエンジンの燃料噴射制
御装置の一つとして、ディーゼルエンジンの回転に同期
して往復動されるプランジャにより、燃料を加圧して、
ディーゼルエンジンの燃料噴射ノズルに圧送すると共
に、プランジャの往復動に対応したタイミングで開閉弁
される電磁スピル弁により、加圧された燃料を溢流させ
て、加圧供給される燃料量を調節する燃料噴射ポンプを
使用するものが知られている。この燃料噴射制御装置で
は、電磁スピル弁の開閉弁タイミングを制御して、燃料
噴射ノズルからディーゼルエンジンの運転状態(エンジ
ン回転数、アクセル開度等)に対応した量の燃料を噴射
させている。
御装置の一つとして、ディーゼルエンジンの回転に同期
して往復動されるプランジャにより、燃料を加圧して、
ディーゼルエンジンの燃料噴射ノズルに圧送すると共
に、プランジャの往復動に対応したタイミングで開閉弁
される電磁スピル弁により、加圧された燃料を溢流させ
て、加圧供給される燃料量を調節する燃料噴射ポンプを
使用するものが知られている。この燃料噴射制御装置で
は、電磁スピル弁の開閉弁タイミングを制御して、燃料
噴射ノズルからディーゼルエンジンの運転状態(エンジ
ン回転数、アクセル開度等)に対応した量の燃料を噴射
させている。
【0003】また、燃料を噴射する際、主噴射に先立っ
て所謂パイロット噴射を行うことにより、主噴射におけ
る燃料の着火遅れを防止する技術が知られている。パイ
ロット噴射を行うと、噴射された燃料はムラなく良好に
燃焼するので、燃焼騒音が大幅に低減されると共に、排
ガスに含まれる有害物質の量が大幅に低減される、とい
う効果が得られる。このため、上記の燃料噴射制御装置
においても、燃料噴射ポンプの電磁スピル弁の開閉弁タ
イミングを制御することにより、燃料の主噴射に先立っ
てパイロット噴射を実行する様にしたものがある。
て所謂パイロット噴射を行うことにより、主噴射におけ
る燃料の着火遅れを防止する技術が知られている。パイ
ロット噴射を行うと、噴射された燃料はムラなく良好に
燃焼するので、燃焼騒音が大幅に低減されると共に、排
ガスに含まれる有害物質の量が大幅に低減される、とい
う効果が得られる。このため、上記の燃料噴射制御装置
においても、燃料噴射ポンプの電磁スピル弁の開閉弁タ
イミングを制御することにより、燃料の主噴射に先立っ
てパイロット噴射を実行する様にしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃料噴射ポ
ンプから圧送される燃料をディーゼルエンジンの気筒内
に噴射する燃料噴射ノズルには、内蔵されるスプリング
により常時閉弁方向に付勢される弁体が設けられてお
り、燃料噴射ポンプから送られる燃料の圧力が徐々に上
昇して圧力の閾値である所謂ノズル開弁圧(以下単に
「開弁圧」という。)に達すると、弁体が開弁方向へ移
動して燃料の噴射が開始される様に構成されている。こ
のため、燃料噴射ノズルの開弁圧は常に一定であること
が望ましいのであるが、スプリングの付勢力は時間が経
過するに連れて徐々に低下するので、開弁圧も時間が経
過するに連れて徐々に低下する。すると、燃料噴射ノズ
ルは燃料の圧力が十分に高くなる前に開弁状態となり、
燃料の加圧開始を基準時点とする燃料の噴射開始時期は
出荷時点に比べて早くなる。これに対し、燃料噴射の終
了時期は電磁スピル弁の開弁タイミングによって決定さ
れるので、燃料噴射ノズルの開弁圧が低下しても影響は
極僅かである。つまり、燃料噴射の継続時間が出荷時点
に比べて長くなり、燃料噴射量が適正値より多くなる。
このため、ディーゼルエンジンは本来の性能を十分に発
揮することができなくなる。
ンプから圧送される燃料をディーゼルエンジンの気筒内
に噴射する燃料噴射ノズルには、内蔵されるスプリング
により常時閉弁方向に付勢される弁体が設けられてお
り、燃料噴射ポンプから送られる燃料の圧力が徐々に上
昇して圧力の閾値である所謂ノズル開弁圧(以下単に
「開弁圧」という。)に達すると、弁体が開弁方向へ移
動して燃料の噴射が開始される様に構成されている。こ
のため、燃料噴射ノズルの開弁圧は常に一定であること
が望ましいのであるが、スプリングの付勢力は時間が経
過するに連れて徐々に低下するので、開弁圧も時間が経
過するに連れて徐々に低下する。すると、燃料噴射ノズ
ルは燃料の圧力が十分に高くなる前に開弁状態となり、
燃料の加圧開始を基準時点とする燃料の噴射開始時期は
出荷時点に比べて早くなる。これに対し、燃料噴射の終
了時期は電磁スピル弁の開弁タイミングによって決定さ
れるので、燃料噴射ノズルの開弁圧が低下しても影響は
極僅かである。つまり、燃料噴射の継続時間が出荷時点
に比べて長くなり、燃料噴射量が適正値より多くなる。
このため、ディーゼルエンジンは本来の性能を十分に発
揮することができなくなる。
【0005】特に、パイロット噴射によって燃焼騒音の
低減や排ガスに含まれる有害物質の量の低減等の効果を
最大限発揮させるためには、パイロット特性、即ち、パ
イロット噴射における噴射量(以下「パイロット噴射
量」という。)及びパイロット噴射と主噴射との間隔
(以下「パイロット間隔」という。)は、非常に高い精
度で算出・設定する必要があるが、噴射開始時期が早く
なると、パイロット噴射及び主噴射の開始時期が早まる
ので、パイロット噴射量やパイロット間隔が適正値と一
致しなくなる。このため、前述した効果を十分に発揮さ
せることができなくなる。
低減や排ガスに含まれる有害物質の量の低減等の効果を
最大限発揮させるためには、パイロット特性、即ち、パ
イロット噴射における噴射量(以下「パイロット噴射
量」という。)及びパイロット噴射と主噴射との間隔
(以下「パイロット間隔」という。)は、非常に高い精
度で算出・設定する必要があるが、噴射開始時期が早く
なると、パイロット噴射及び主噴射の開始時期が早まる
ので、パイロット噴射量やパイロット間隔が適正値と一
致しなくなる。このため、前述した効果を十分に発揮さ
せることができなくなる。
【0006】そこで、本発明は、燃料噴射ノズルの開弁
圧が低下することによって噴射開始時期に変化が生じて
も、適正な燃料噴射を行うことができる燃料噴射制御装
置を提供することを目的とする。
圧が低下することによって噴射開始時期に変化が生じて
も、適正な燃料噴射を行うことができる燃料噴射制御装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】この様
な目的を達成するためになされた請求項1に記載のディ
ーゼルエンジンの燃料噴射制御装置(以下単に「燃料噴
射制御装置」という。)においては、まず、運転状態検
出手段が、ディーゼルエンジンの運転状態、具体的には
エンジン回転数や運転負荷(アクセル開度)等を検出
し、回転位置信号発生手段が、燃料噴射ポンプの駆動軸
の回転位置を検出して回転位置信号を発生する。そし
て、目標タイミング算出手段が、検出された運転状態と
回転位置信号に基づき、ディーゼルエンジンに対してそ
の運転状態に対応した量の燃料を供給するのに必要な電
磁スピル弁の開閉弁タイミングを算出し、燃料噴射制御
手段が、算出された開閉弁タイミングに応じて電磁スピ
ル弁を開閉弁して、燃料噴射ノズルからディーゼルエン
ジンの運転状態に対応した燃料を噴射させる。この結
果、運転負荷に応じた適正な燃料噴射が行われ、ディー
ゼルエンジンを良好に運転させることができる。
な目的を達成するためになされた請求項1に記載のディ
ーゼルエンジンの燃料噴射制御装置(以下単に「燃料噴
射制御装置」という。)においては、まず、運転状態検
出手段が、ディーゼルエンジンの運転状態、具体的には
エンジン回転数や運転負荷(アクセル開度)等を検出
し、回転位置信号発生手段が、燃料噴射ポンプの駆動軸
の回転位置を検出して回転位置信号を発生する。そし
て、目標タイミング算出手段が、検出された運転状態と
回転位置信号に基づき、ディーゼルエンジンに対してそ
の運転状態に対応した量の燃料を供給するのに必要な電
磁スピル弁の開閉弁タイミングを算出し、燃料噴射制御
手段が、算出された開閉弁タイミングに応じて電磁スピ
ル弁を開閉弁して、燃料噴射ノズルからディーゼルエン
ジンの運転状態に対応した燃料を噴射させる。この結
果、運転負荷に応じた適正な燃料噴射が行われ、ディー
ゼルエンジンを良好に運転させることができる。
【0008】そして、本発明にかかる燃料噴射制御装置
においては、この様な一連の制御と並行して、実噴射開
始時期検出手段が、燃料噴射ポンプ内でのプランジャに
よる燃料加圧開始後、燃料噴射ノズルから実際に燃料が
噴射される実噴射開始時期を、回転位置信号に基づき駆
動軸の回転角度として検出し、目標タイミング補正手段
が、検出された実噴射開始時期と、噴射開始時期記憶手
段に記憶された適正噴射開始時期との偏差に基づき、電
磁スピル弁の開閉弁タイミングを補正し、燃料噴射制御
手段に、補正後の開閉弁タイミングにて電磁スピル弁を
開閉弁させる。
においては、この様な一連の制御と並行して、実噴射開
始時期検出手段が、燃料噴射ポンプ内でのプランジャに
よる燃料加圧開始後、燃料噴射ノズルから実際に燃料が
噴射される実噴射開始時期を、回転位置信号に基づき駆
動軸の回転角度として検出し、目標タイミング補正手段
が、検出された実噴射開始時期と、噴射開始時期記憶手
段に記憶された適正噴射開始時期との偏差に基づき、電
磁スピル弁の開閉弁タイミングを補正し、燃料噴射制御
手段に、補正後の開閉弁タイミングにて電磁スピル弁を
開閉弁させる。
【0009】即ち、本発明にかかる燃料噴射制御装置に
おいては、燃料噴射ノズルの開弁圧が低下し、実噴射開
始時期が適正噴射開始時期より早くなることによって、
燃料噴射量が適正値より多くなったとしても、電磁スピ
ル弁の開閉弁タイミングを補正することにより、燃料噴
射量を適正値に戻すことができる。また、適正噴射開始
時期は適正噴射開始時期記憶手段に記憶された一定値で
あるので、偏差を容易かつ正確に算出することができ、
電磁スピル弁の開閉弁タイミングを正確に補正すること
ができる。このため、燃料噴射ノズルの開弁圧が低下し
て噴射開始時期に変化が生じても、運転状態に応じた適
正な燃料噴射を行うことができ、ディーゼルエンジンの
性能を最大限発揮させることができる。
おいては、燃料噴射ノズルの開弁圧が低下し、実噴射開
始時期が適正噴射開始時期より早くなることによって、
燃料噴射量が適正値より多くなったとしても、電磁スピ
ル弁の開閉弁タイミングを補正することにより、燃料噴
射量を適正値に戻すことができる。また、適正噴射開始
時期は適正噴射開始時期記憶手段に記憶された一定値で
あるので、偏差を容易かつ正確に算出することができ、
電磁スピル弁の開閉弁タイミングを正確に補正すること
ができる。このため、燃料噴射ノズルの開弁圧が低下し
て噴射開始時期に変化が生じても、運転状態に応じた適
正な燃料噴射を行うことができ、ディーゼルエンジンの
性能を最大限発揮させることができる。
【0010】また、請求項2に記載した燃料噴射制御装
置は、パイロット噴射制御に適用したものであり、目標
タイミング算出手段が、電磁スピル弁の開閉弁タイミン
グとして、燃料噴射ポンプ内での前記プランジャによる
燃料加圧開始後に前記電磁スピル弁を開弁して燃料のパ
イロット噴射を終了させる第1目標タイミング、該パイ
ロット噴射終了後に前記電磁スピル弁を閉弁して燃料の
主噴射を開始させる第2目標タイミング、及び、該主噴
射開始後に前記電磁スピル弁を開弁して主噴射を終了さ
せる第3目標タイミングを算出し、目標タイミング補正
手段が、実噴射開始時期と適正噴射開始時期との偏差に
基づき、目標タイミング算出手段にて算出された第1〜
第3目標タイミングの各々を補正し、燃料噴射制御手段
が、補正後の各目標タイミングで電磁スピル弁を開閉す
ることにより、ディーゼルエンジンへの燃料のパイロッ
ト噴射量及び主噴射量を制御する。
置は、パイロット噴射制御に適用したものであり、目標
タイミング算出手段が、電磁スピル弁の開閉弁タイミン
グとして、燃料噴射ポンプ内での前記プランジャによる
燃料加圧開始後に前記電磁スピル弁を開弁して燃料のパ
イロット噴射を終了させる第1目標タイミング、該パイ
ロット噴射終了後に前記電磁スピル弁を閉弁して燃料の
主噴射を開始させる第2目標タイミング、及び、該主噴
射開始後に前記電磁スピル弁を開弁して主噴射を終了さ
せる第3目標タイミングを算出し、目標タイミング補正
手段が、実噴射開始時期と適正噴射開始時期との偏差に
基づき、目標タイミング算出手段にて算出された第1〜
第3目標タイミングの各々を補正し、燃料噴射制御手段
が、補正後の各目標タイミングで電磁スピル弁を開閉す
ることにより、ディーゼルエンジンへの燃料のパイロッ
ト噴射量及び主噴射量を制御する。
【0011】燃料噴射ノズルの開弁圧が低下してパイロ
ット噴射量やパイロット間隔が適正値と一致しなくなる
と、場合によってはパイロット噴射の効果が殆ど得られ
なくなることもあるが、請求項2に記載の燃料噴射制御
装置においては、第1〜第3目標タイミングを各々補正
することにより、適正値と一致しなくなったパイロット
噴射量やパイロット間隔を適正値に戻すことができる。
このため、常に適正なパイロット噴射を行うことがで
き、燃焼騒音の低減や排ガス中に含まれる有害物質の量
の低減等の効果を最大限発揮させることができる。
ット噴射量やパイロット間隔が適正値と一致しなくなる
と、場合によってはパイロット噴射の効果が殆ど得られ
なくなることもあるが、請求項2に記載の燃料噴射制御
装置においては、第1〜第3目標タイミングを各々補正
することにより、適正値と一致しなくなったパイロット
噴射量やパイロット間隔を適正値に戻すことができる。
このため、常に適正なパイロット噴射を行うことがで
き、燃焼騒音の低減や排ガス中に含まれる有害物質の量
の低減等の効果を最大限発揮させることができる。
【0012】ここで、目標タイミング補正手段は、請求
項3に記載した様に、アイドル運転時における実噴射開
始時期と適正噴射開始時期との偏差に基づき、目標タイ
ミング算出手段にて算出された電磁スピル弁の開閉弁タ
イミングを補正し、燃料噴射制御手段に対して、補正後
の開閉弁タイミングにて電磁スピル弁を開閉弁させる様
に構成されていてもよい。
項3に記載した様に、アイドル運転時における実噴射開
始時期と適正噴射開始時期との偏差に基づき、目標タイ
ミング算出手段にて算出された電磁スピル弁の開閉弁タ
イミングを補正し、燃料噴射制御手段に対して、補正後
の開閉弁タイミングにて電磁スピル弁を開閉弁させる様
に構成されていてもよい。
【0013】アイドル運転時にはエンジン回転数が低
く、回転変動が少ないので、実噴射開始時期を正確に検
出することができる。よって、この様に構成した場合に
は、実噴射開始時期と適正噴射開始時期との偏差をより
正確に求めることができ、電磁スピル弁の開閉弁タイミ
ングをより正確に補正することができる。
く、回転変動が少ないので、実噴射開始時期を正確に検
出することができる。よって、この様に構成した場合に
は、実噴射開始時期と適正噴射開始時期との偏差をより
正確に求めることができ、電磁スピル弁の開閉弁タイミ
ングをより正確に補正することができる。
【0014】そして、請求項1乃至3に記載の燃料噴射
制御装置において、実噴射開始時期検出手段としては、
例えば、請求項4に記載した様に、燃料噴射ノズルに設
けられた弁体の開弁方向への移動(以下「ノズルリフ
ト」という。)を検出するノズルリフトセンサを採用す
ることができる。燃料噴射ポンプから圧送された燃料
は、ノズルリフトが開始されると同時に噴射されるの
で、ノズルリフトセンサを採用した場合には、実噴射開
始時期を容易かつ正確に求めることができる。
制御装置において、実噴射開始時期検出手段としては、
例えば、請求項4に記載した様に、燃料噴射ノズルに設
けられた弁体の開弁方向への移動(以下「ノズルリフ
ト」という。)を検出するノズルリフトセンサを採用す
ることができる。燃料噴射ポンプから圧送された燃料
は、ノズルリフトが開始されると同時に噴射されるの
で、ノズルリフトセンサを採用した場合には、実噴射開
始時期を容易かつ正確に求めることができる。
【0015】この他、請求項5に記載した様に、燃料噴
射ポンプの加圧室内の燃料圧力を検出する燃料圧力セン
サを採用することができる。プランジャの移動によって
加圧室が徐々に狭くなると、燃料圧力は徐々に上昇す
る。そして、燃料圧力が開弁圧に達して燃料噴射ノズル
が開弁すると、加圧室と気筒とが連通されて実質的な容
積が大きくなるので、燃料圧力は僅かに下降する。即
ち、燃料噴射開始直後に燃料圧力は下降する。従って、
燃料圧力センサを採用した場合には、加圧室内の燃料圧
力が僅かに下降する時期を検出することによって、実噴
射開始時期を容易に求めることができる。
射ポンプの加圧室内の燃料圧力を検出する燃料圧力セン
サを採用することができる。プランジャの移動によって
加圧室が徐々に狭くなると、燃料圧力は徐々に上昇す
る。そして、燃料圧力が開弁圧に達して燃料噴射ノズル
が開弁すると、加圧室と気筒とが連通されて実質的な容
積が大きくなるので、燃料圧力は僅かに下降する。即
ち、燃料噴射開始直後に燃料圧力は下降する。従って、
燃料圧力センサを採用した場合には、加圧室内の燃料圧
力が僅かに下降する時期を検出することによって、実噴
射開始時期を容易に求めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施例として
の燃料噴射制御装置を図面と共に説明する。図1は電子
制御ディーゼルエンジンの構成を示すもので、ディーゼ
ルエンジン11にはエアクリーナ12からの吸気が供給
される。
の燃料噴射制御装置を図面と共に説明する。図1は電子
制御ディーゼルエンジンの構成を示すもので、ディーゼ
ルエンジン11にはエアクリーナ12からの吸気が供給
される。
【0017】このエアクリーナ12の下流部には、吸入
された空気の温度を検出する吸気温センサ13が設けら
れ、この吸気温センサ13の下流側には排気ガスエネル
ギーを利用するターボチャージャ14が設けられ、ター
ボチャージャ14の下流側には過給圧の過上昇を防止す
るためのウエストゲートバルブ15が設定される。
された空気の温度を検出する吸気温センサ13が設けら
れ、この吸気温センサ13の下流側には排気ガスエネル
ギーを利用するターボチャージャ14が設けられ、ター
ボチャージャ14の下流側には過給圧の過上昇を防止す
るためのウエストゲートバルブ15が設定される。
【0018】エアクリーナ12から吸入された空気の通
路である吸気通路16には、アクセルペダル17の踏み
込み動作に対応して駆動される吸気絞り弁18が設けら
れている。この吸気絞り弁18は、アクセルペダル17
の踏み込み量に対応して開閉される。この吸気絞り弁1
8の開閉量は、アクセル位置センサ19によってアクセ
ル開度Accpとして検出される。そして、吸気絞り弁
18の下流側に、吸入空気の圧力を検出する吸気圧セン
サ20が設置されている。
路である吸気通路16には、アクセルペダル17の踏み
込み動作に対応して駆動される吸気絞り弁18が設けら
れている。この吸気絞り弁18は、アクセルペダル17
の踏み込み量に対応して開閉される。この吸気絞り弁1
8の開閉量は、アクセル位置センサ19によってアクセ
ル開度Accpとして検出される。そして、吸気絞り弁
18の下流側に、吸入空気の圧力を検出する吸気圧セン
サ20が設置されている。
【0019】ディーゼルエンジン11のシリンダヘッド
111には、エンジン燃焼室112内に先端が突出され
るようにして燃料噴射ノズル21およびグロープラグ2
2が設けられている。また、燃料噴射ノズル21には、
燃料噴射ノズル21内に設けられた図示しない弁体の開
弁方向への移動であるノズルリフトを検出し、開弁・閉
弁に対応してスイッチのON・OFFが切り替わるノズ
ルリフトセンサ21aが設けられ、ディーゼルエンジン
11のシリンダブロック113には、エンジン冷却水の
温度を検出するための水温センサ23と、ディーゼルエ
ンジン11のクランク角に対応した回転基準位置を検出
する基準位置センサ24とが設けられている。
111には、エンジン燃焼室112内に先端が突出され
るようにして燃料噴射ノズル21およびグロープラグ2
2が設けられている。また、燃料噴射ノズル21には、
燃料噴射ノズル21内に設けられた図示しない弁体の開
弁方向への移動であるノズルリフトを検出し、開弁・閉
弁に対応してスイッチのON・OFFが切り替わるノズ
ルリフトセンサ21aが設けられ、ディーゼルエンジン
11のシリンダブロック113には、エンジン冷却水の
温度を検出するための水温センサ23と、ディーゼルエ
ンジン11のクランク角に対応した回転基準位置を検出
する基準位置センサ24とが設けられている。
【0020】燃料噴射ノズル21に対しては、燃料噴射
ポンプ30からの燃料が圧送供給される。この燃料噴射
ポンプ30は、ディーゼルエンジン11のクランク軸の
回転と連動して回転されるポンプ駆動軸31を備える。
ポンプ駆動軸31は、図示しないタイミングベルトによ
ってディーゼルエンジン11のクランク軸に連結係合さ
れ、動力伝達系を構成している。このポンプ駆動軸31
には燃料を加圧するためのフィードポンプ32(この図
では90°展開して示している)が連結され、先端には
周面に多数の歯が突出形成された回転歯車33が取り付
けられている。この回転歯車33の歯は等間隔に設けら
れているが、ディーゼルエンジン11の各気筒の識別に
用いるため、対応する一部の箇所は欠歯となっている。
そして、これらフィードポンプ32および回転歯車33
は、ディーゼルエンジン11のクランク軸が2回転する
毎に1回転するポンプ駆動軸31によって直接的に回転
駆動される。
ポンプ30からの燃料が圧送供給される。この燃料噴射
ポンプ30は、ディーゼルエンジン11のクランク軸の
回転と連動して回転されるポンプ駆動軸31を備える。
ポンプ駆動軸31は、図示しないタイミングベルトによ
ってディーゼルエンジン11のクランク軸に連結係合さ
れ、動力伝達系を構成している。このポンプ駆動軸31
には燃料を加圧するためのフィードポンプ32(この図
では90°展開して示している)が連結され、先端には
周面に多数の歯が突出形成された回転歯車33が取り付
けられている。この回転歯車33の歯は等間隔に設けら
れているが、ディーゼルエンジン11の各気筒の識別に
用いるため、対応する一部の箇所は欠歯となっている。
そして、これらフィードポンプ32および回転歯車33
は、ディーゼルエンジン11のクランク軸が2回転する
毎に1回転するポンプ駆動軸31によって直接的に回転
駆動される。
【0021】回転歯車33の外周面に近接する位置に
は、ローラリング34に取り付けられた回転センサ35
が設けられている。回転センサ35は、電磁ピックアッ
プで構成され、回転歯車33の各歯がこの回転センサ3
5に近接して通過する毎にパルス状の回転位置信号を出
力する。
は、ローラリング34に取り付けられた回転センサ35
が設けられている。回転センサ35は、電磁ピックアッ
プで構成され、回転歯車33の各歯がこの回転センサ3
5に近接して通過する毎にパルス状の回転位置信号を出
力する。
【0022】ポンプ駆動軸31にはさらにフェイスカム
36が設けられている。このフェイスカム36がポンプ
駆動軸31の回転に伴って回転することにより、ローラ
リング34に設けられたローラ34aに乗り上げて、プ
ランジャ37を軸線の方向に往復動させる。プランジャ
37の往復動により、加圧室44容積が増減され、その
容積増加時には燃料が加圧室44に吸入され、容積減少
時には燃料が、後述するデリバリバルブ42に向けて圧
送される。このプランジャ37の往復動作のタイミング
は、ローラリング34の回転角位置によって決定され
る。このローラリング34の回転角位置は、タイマピス
トン38(この図では90°展開して示している)によ
って可変制御されている。さらに、このタイマピストン
38の位置はタイマ制御弁39(以下、「TCV39」
という)により制御される。つまり、TCV39が、プ
ランジャ37の往復動作のタイミングを制御し、燃料噴
射時期を制御するのである。
36が設けられている。このフェイスカム36がポンプ
駆動軸31の回転に伴って回転することにより、ローラ
リング34に設けられたローラ34aに乗り上げて、プ
ランジャ37を軸線の方向に往復動させる。プランジャ
37の往復動により、加圧室44容積が増減され、その
容積増加時には燃料が加圧室44に吸入され、容積減少
時には燃料が、後述するデリバリバルブ42に向けて圧
送される。このプランジャ37の往復動作のタイミング
は、ローラリング34の回転角位置によって決定され
る。このローラリング34の回転角位置は、タイマピス
トン38(この図では90°展開して示している)によ
って可変制御されている。さらに、このタイマピストン
38の位置はタイマ制御弁39(以下、「TCV39」
という)により制御される。つまり、TCV39が、プ
ランジャ37の往復動作のタイミングを制御し、燃料噴
射時期を制御するのである。
【0023】加圧室44には、スピルポート40を介し
て電磁スピル弁41が連通されている。電磁スピル弁4
1が閉弁された状態では、上述の通り、加圧室44の容
積の減少に伴って燃料の圧送が行われるが、電磁スピル
弁41が開弁された状態では、加圧室44の容積が減少
されても、スピルポート40から燃料噴射ポンプ30の
低圧側へ燃料が逃がされて加圧室44内の圧力は高まら
ない。つまり、この電磁スピル弁41によって燃料噴射
量が制御されるのである。ここで、電磁スピル弁41は
通電時に閉弁され、スピルポート40が閉じられる。
て電磁スピル弁41が連通されている。電磁スピル弁4
1が閉弁された状態では、上述の通り、加圧室44の容
積の減少に伴って燃料の圧送が行われるが、電磁スピル
弁41が開弁された状態では、加圧室44の容積が減少
されても、スピルポート40から燃料噴射ポンプ30の
低圧側へ燃料が逃がされて加圧室44内の圧力は高まら
ない。つまり、この電磁スピル弁41によって燃料噴射
量が制御されるのである。ここで、電磁スピル弁41は
通電時に閉弁され、スピルポート40が閉じられる。
【0024】プランジャ37の動作に対応して圧縮され
た燃料は、加圧室44において所定圧力に達すると、燃
料の逆流や後垂れを防止するデリバリバルブ42を介し
て吐出され、ディーゼルエンジン11に配設した燃料噴
射ノズル21に供給される。こうして、燃料は、燃料噴
射ノズル21から噴射される。
た燃料は、加圧室44において所定圧力に達すると、燃
料の逆流や後垂れを防止するデリバリバルブ42を介し
て吐出され、ディーゼルエンジン11に配設した燃料噴
射ノズル21に供給される。こうして、燃料は、燃料噴
射ノズル21から噴射される。
【0025】吸気温センサ13、アクセル位置センサ1
9、吸気圧センサ20、水温センサ23、回転センサ3
5、ノズルリフトセンサ21a等からの検出信号は、電
子制御ユニットでなる制御回路43に供給される。この
制御回路43においては、各センサ類からの入力信号を
処理し、この制御回路43からの出力信号によってTC
V39、電磁スピル弁41等を制御するようになる。
9、吸気圧センサ20、水温センサ23、回転センサ3
5、ノズルリフトセンサ21a等からの検出信号は、電
子制御ユニットでなる制御回路43に供給される。この
制御回路43においては、各センサ類からの入力信号を
処理し、この制御回路43からの出力信号によってTC
V39、電磁スピル弁41等を制御するようになる。
【0026】図2は制御回路43の構成を示す図で、こ
の制御回路43はマイクロコンピュータによって構成さ
れている。制御回路43は、中央処理ユニット(CP
U)51、制御プログラムや各種データ類を記憶するた
めのROM52、CPU51における演算データ等を一
時的に記憶するRAM53、クロック信号を発生するク
ロック発振器54等によって構成される。
の制御回路43はマイクロコンピュータによって構成さ
れている。制御回路43は、中央処理ユニット(CP
U)51、制御プログラムや各種データ類を記憶するた
めのROM52、CPU51における演算データ等を一
時的に記憶するRAM53、クロック信号を発生するク
ロック発振器54等によって構成される。
【0027】吸気温センサ13、アクセル位置センサ1
9、吸気圧センサ20、水温センサ23からの検出信号
はそれぞれのバッファを介して、マルチプレクサ55に
入力される。このマルチプレクサ55は、各センサから
の入力信号を順位をもって選択して出力し、A/D変換
器56に供給する。そして、このA/D変換器56でデ
ジタルデータに変換された各センサからの入力データ
は、入出力ポート57に供給される。そして、この入出
力ポート57から入力されるデータは、さらにCPU5
1、ROM52、RAM53の間を接続するデータバス
58によって通信され、各種演算処理に供される。
9、吸気圧センサ20、水温センサ23からの検出信号
はそれぞれのバッファを介して、マルチプレクサ55に
入力される。このマルチプレクサ55は、各センサから
の入力信号を順位をもって選択して出力し、A/D変換
器56に供給する。そして、このA/D変換器56でデ
ジタルデータに変換された各センサからの入力データ
は、入出力ポート57に供給される。そして、この入出
力ポート57から入力されるデータは、さらにCPU5
1、ROM52、RAM53の間を接続するデータバス
58によって通信され、各種演算処理に供される。
【0028】一方、回転センサ35、基準位置センサ2
4からは、それぞれパルス状の検出信号が出力され、そ
れぞれ設けられた波形整形回路59,60で波形整形し
てからCPU51に取り込まれる。また、ノズルリフト
センサ21aからの出力も同様に波形整形回路70で波
形整形してからCPU51に取り込まれる。
4からは、それぞれパルス状の検出信号が出力され、そ
れぞれ設けられた波形整形回路59,60で波形整形し
てからCPU51に取り込まれる。また、ノズルリフト
センサ21aからの出力も同様に波形整形回路70で波
形整形してからCPU51に取り込まれる。
【0029】CPU51においては、これらの入力デー
タに基づいてTCV39および電磁スピル弁41等への
制御信号を演算出力する。これらの出力は、それぞれ駆
動回路61及び62を介して、TCV39および電磁ス
ピル弁41に駆動指令信号として供給される。
タに基づいてTCV39および電磁スピル弁41等への
制御信号を演算出力する。これらの出力は、それぞれ駆
動回路61及び62を介して、TCV39および電磁ス
ピル弁41に駆動指令信号として供給される。
【0030】この様に構成されるディーゼルエンジン1
1の制御装置において、回転センサ35はローラリング
34に取り付けられているから、タイマピストン38が
移動されてローラリング34が回動すると、このローラ
リング34と一体に回転センサ35も回動する。このた
め、フェイスカム36のカム角度と回転センサ35で検
出される回転位置信号との、時間軸における相対的位置
は、タイマピストン38が移動しても変化されない。
1の制御装置において、回転センサ35はローラリング
34に取り付けられているから、タイマピストン38が
移動されてローラリング34が回動すると、このローラ
リング34と一体に回転センサ35も回動する。このた
め、フェイスカム36のカム角度と回転センサ35で検
出される回転位置信号との、時間軸における相対的位置
は、タイマピストン38が移動しても変化されない。
【0031】したがって、回転位置信号によりプランジ
ャ37の往復動作のタイミング、即ち燃料噴射時期が検
出可能であるので、回転位置信号を波形整形した個々の
パルスの位置を基に、電磁スピル弁41の通電のオン/
オフの時期を決定して、燃料の噴射量制御を行うのであ
る。
ャ37の往復動作のタイミング、即ち燃料噴射時期が検
出可能であるので、回転位置信号を波形整形した個々の
パルスの位置を基に、電磁スピル弁41の通電のオン/
オフの時期を決定して、燃料の噴射量制御を行うのであ
る。
【0032】ここで個々のパルスの位置認識は回転歯車
33に対して気筒数に相当して形成された欠歯位置を検
出することによりなされる。そして、この欠歯位置を検
出し、それに引き続いて検出される各パルスが何番目で
あるかを認識することにより、ポンプ駆動軸31の回転
位置(角度)を検出することができる。
33に対して気筒数に相当して形成された欠歯位置を検
出することによりなされる。そして、この欠歯位置を検
出し、それに引き続いて検出される各パルスが何番目で
あるかを認識することにより、ポンプ駆動軸31の回転
位置(角度)を検出することができる。
【0033】また噴射時期制御は、ポンプ内燃料圧力が
作用されるタイマピストン38の高圧室381の燃料
を、TCV39を介して低圧室382に逃がす量を制御
することでタイマピストン38の位置を移動させ、ロー
ラリング34を回転させることで実行される。ここで、
TCV39は、制御回路43からの指令で制御されるも
ので、燃料噴射時期はこのTCV39がオンされると最
も遅角側に設定され、オフすると最も進角の状態とされ
る。つまり、TCV39のデューティ比制御により、燃
料噴射時期のフィードバック制御が可能となる。
作用されるタイマピストン38の高圧室381の燃料
を、TCV39を介して低圧室382に逃がす量を制御
することでタイマピストン38の位置を移動させ、ロー
ラリング34を回転させることで実行される。ここで、
TCV39は、制御回路43からの指令で制御されるも
ので、燃料噴射時期はこのTCV39がオンされると最
も遅角側に設定され、オフすると最も進角の状態とされ
る。つまり、TCV39のデューティ比制御により、燃
料噴射時期のフィードバック制御が可能となる。
【0034】以上の様に構成された燃料噴射制御装置に
おいては、図3のタイミングチャートに示す様に燃料噴
射が行われる。まず、初期状態においては、実線で示す
様に、回転歯車33の欠歯位置に対応した基準パルスが
入力された直後の基準位置(0°)以前のタイミングで
電磁スピル弁41が閉弁される。そして、ポンプ駆動軸
31の回転位置がこの基準位置(0°)を越え、フェイ
スカム36がローラ34aに乗り上げると、加圧室44
が圧縮され、燃料の圧力が徐々に上昇する。そして、燃
料の圧力が燃料噴射ノズル21の開弁圧を越えると、燃
料噴射ノズル21から燃料が噴射される(パイロット噴
射が開始される)。そして、回転位置信号のパルス数を
計数することによってパイロット噴射を終了させるタイ
ミングである目標タイミングθ1を検出し、目標タイミ
ングθ1に達した時点で電磁スピル弁41を開弁する。
すると、燃料の圧力が即座に減少し、それに伴ってパイ
ロット噴射が終了する。そして、同様に、主噴射を開始
させるタイミングである目標タイミングθ2に達した時
点で電磁スピル弁41を再び閉弁し、主噴射を開始させ
る。そして、主噴射を終了させるタイミングである目標
タイミングθ3に達した時点で電磁スピル弁41を再び
開弁し、主噴射を終了させる。ここで、目標タイミング
θ1が、前述した第1目標タイミングに該当し、同様に
目標タイミングθ2、θ3が、それぞれ第2、第3目標
タイミングに該当する。
おいては、図3のタイミングチャートに示す様に燃料噴
射が行われる。まず、初期状態においては、実線で示す
様に、回転歯車33の欠歯位置に対応した基準パルスが
入力された直後の基準位置(0°)以前のタイミングで
電磁スピル弁41が閉弁される。そして、ポンプ駆動軸
31の回転位置がこの基準位置(0°)を越え、フェイ
スカム36がローラ34aに乗り上げると、加圧室44
が圧縮され、燃料の圧力が徐々に上昇する。そして、燃
料の圧力が燃料噴射ノズル21の開弁圧を越えると、燃
料噴射ノズル21から燃料が噴射される(パイロット噴
射が開始される)。そして、回転位置信号のパルス数を
計数することによってパイロット噴射を終了させるタイ
ミングである目標タイミングθ1を検出し、目標タイミ
ングθ1に達した時点で電磁スピル弁41を開弁する。
すると、燃料の圧力が即座に減少し、それに伴ってパイ
ロット噴射が終了する。そして、同様に、主噴射を開始
させるタイミングである目標タイミングθ2に達した時
点で電磁スピル弁41を再び閉弁し、主噴射を開始させ
る。そして、主噴射を終了させるタイミングである目標
タイミングθ3に達した時点で電磁スピル弁41を再び
開弁し、主噴射を終了させる。ここで、目標タイミング
θ1が、前述した第1目標タイミングに該当し、同様に
目標タイミングθ2、θ3が、それぞれ第2、第3目標
タイミングに該当する。
【0035】続いて、燃料噴射ノズル21の開弁圧が低
下した際の様子を破線で示して説明する。この場合に
は、燃料の圧力が十分に高くなる前にパイロット噴射が
開始される。即ち、図3に示す様に、燃料噴射ノズル2
1の開弁圧が低下した状態における実際のパイロット噴
射開始時期T(以下「実噴射開始時期T」という。)
は、初期状態における適正なパイロット噴射開始時期T
0(以下「適正噴射開始時期T0」という。)に比べて
早くなる。そして、この様にパイロット噴射開始時期が
早まった状態で、目標タイミングθ1が初期状態のまま
であると、パイロット噴射が行われている時間は初期状
態に比べて長くなり、パイロット噴射量が多くなる。さ
らに、パイロット噴射の終了時期が若干遅くなると共
に、主噴射時期も早くなるので、パイロット間隔が短く
なる。従って、パイロット噴射量及びパイロット間隔の
値が共に適正値に一致しなくなるので、パイロット噴射
を行うことによって得られる効果、即ち、燃焼騒音が大
幅に低減されると共に、排ガスに含まれる有害物質の量
が大幅に低減される、という効果を十分に発揮させるこ
とができなくなる。
下した際の様子を破線で示して説明する。この場合に
は、燃料の圧力が十分に高くなる前にパイロット噴射が
開始される。即ち、図3に示す様に、燃料噴射ノズル2
1の開弁圧が低下した状態における実際のパイロット噴
射開始時期T(以下「実噴射開始時期T」という。)
は、初期状態における適正なパイロット噴射開始時期T
0(以下「適正噴射開始時期T0」という。)に比べて
早くなる。そして、この様にパイロット噴射開始時期が
早まった状態で、目標タイミングθ1が初期状態のまま
であると、パイロット噴射が行われている時間は初期状
態に比べて長くなり、パイロット噴射量が多くなる。さ
らに、パイロット噴射の終了時期が若干遅くなると共
に、主噴射時期も早くなるので、パイロット間隔が短く
なる。従って、パイロット噴射量及びパイロット間隔の
値が共に適正値に一致しなくなるので、パイロット噴射
を行うことによって得られる効果、即ち、燃焼騒音が大
幅に低減されると共に、排ガスに含まれる有害物質の量
が大幅に低減される、という効果を十分に発揮させるこ
とができなくなる。
【0036】そこで、この燃料噴射制御装置において
は、この様に燃料噴射ノズル21の開弁圧が低下するこ
とによってパイロット噴射が適正に行われなくなった場
合には、目標タイミングθ1、θ2及びθ3を補正し、
パイロット噴射量やパイロット間隔を適正な値に戻す。
は、この様に燃料噴射ノズル21の開弁圧が低下するこ
とによってパイロット噴射が適正に行われなくなった場
合には、目標タイミングθ1、θ2及びθ3を補正し、
パイロット噴射量やパイロット間隔を適正な値に戻す。
【0037】図4、5に示すフローチャートに基づい
て、目標タイミングθ1、θ2及びθ3を設定及び補正
するための処理ついて説明する。まず、図4に示すメイ
ンルーチンの処理について説明する。この処理は、所定
時間毎に実行される。このメインルーチンの処理が開始
されると、CPU51は、まず、吸気温センサ13、ア
クセル位置センサ19、吸気圧センサ20、水温センサ
23、基準位置センサ24、回転センサ35による検出
値を読み込む(S10)。そして、基準位置センサ24
により検出されるクランク角に対応する回転基準位置か
ら算出されるエンジン回転数、アクセル位置センサ19
から検出されるアクセル開度を基にして、暫定的な燃料
噴射量及び燃料噴射時期を算出する。なお、燃料噴射量
及び燃料噴射時期の算出には、ROM52に記憶されて
いるマップが用いられる。そして、算出された燃料噴射
量及び燃料噴射時期に、吸気温センサ13により検出さ
れる吸気温、吸気圧センサにより算出される吸気圧、水
温センサ23により算出される水温を加味して、最適な
燃料噴射量である目標噴射量を算出する(S20)と共
に、最適な燃料噴射時期である目標噴射時期を算出する
(S30)。続いて、CPU51は、算出された目標噴
射量及び目標噴射時期から、TCV39のデューティ比
を算出する(S40)と共に、目標タイミングθ1、θ
2及びθ3を算出する(S50)。
て、目標タイミングθ1、θ2及びθ3を設定及び補正
するための処理ついて説明する。まず、図4に示すメイ
ンルーチンの処理について説明する。この処理は、所定
時間毎に実行される。このメインルーチンの処理が開始
されると、CPU51は、まず、吸気温センサ13、ア
クセル位置センサ19、吸気圧センサ20、水温センサ
23、基準位置センサ24、回転センサ35による検出
値を読み込む(S10)。そして、基準位置センサ24
により検出されるクランク角に対応する回転基準位置か
ら算出されるエンジン回転数、アクセル位置センサ19
から検出されるアクセル開度を基にして、暫定的な燃料
噴射量及び燃料噴射時期を算出する。なお、燃料噴射量
及び燃料噴射時期の算出には、ROM52に記憶されて
いるマップが用いられる。そして、算出された燃料噴射
量及び燃料噴射時期に、吸気温センサ13により検出さ
れる吸気温、吸気圧センサにより算出される吸気圧、水
温センサ23により算出される水温を加味して、最適な
燃料噴射量である目標噴射量を算出する(S20)と共
に、最適な燃料噴射時期である目標噴射時期を算出する
(S30)。続いて、CPU51は、算出された目標噴
射量及び目標噴射時期から、TCV39のデューティ比
を算出する(S40)と共に、目標タイミングθ1、θ
2及びθ3を算出する(S50)。
【0038】S10からS50までの処理は、従来も行
われていた処理であるが、この燃料噴射制御装置におい
ては、これらの処理に続いて、後述する補正値算出ルー
チンによって各気筒毎に求められるタイミング補正値△
θ1、△θ2及び△θ3により、各気筒毎に目標タイミ
ングθ1、θ2及びθ3を補正する(S60)。なお、
補正値算出ルーチンにより求められるまでは、タイミン
グ補正値△θ1、△θ2及び△θ3の値は0となってい
る。
われていた処理であるが、この燃料噴射制御装置におい
ては、これらの処理に続いて、後述する補正値算出ルー
チンによって各気筒毎に求められるタイミング補正値△
θ1、△θ2及び△θ3により、各気筒毎に目標タイミ
ングθ1、θ2及びθ3を補正する(S60)。なお、
補正値算出ルーチンにより求められるまでは、タイミン
グ補正値△θ1、△θ2及び△θ3の値は0となってい
る。
【0039】次に、図5に示す補正値算出ルーチンの処
理について説明する。この処理は、ディーゼルエンジン
のアイドル運転時に各気筒毎に実行される。この補正値
算出ルーチンの処理が開始されると、CPU51は、ま
ず、ノズルリフトセンサ21aによる検出値から実噴射
開始時期Tを算出する(S110)。そして、前述した
適正噴射開始時期記憶手段としてのROM52に記憶さ
れている適正噴射開始時期T0を読み出し、適正噴射開
始時期T0と実噴射開始時期Tとの偏差△Tを算出する
(S120)。次に、偏差△Tの加重平均値△Taを求
める。△Taの値は(7△Ta+△T)/8で求め、算
出する毎に値を更新する(S130)。なお、△Taの
初期値は0とする。続いて、偏差加重平均値△Taか
ら、タイミング補正値△θ1、△θ2及び△θ3を算出
する(S140)。なお、タイミング補正値△θ1、△
θ2及び△θ3の算出には、ROM52に記憶されてい
るマップが用いられる。そして、算出されたタイミング
補正値△θ1、△θ2及び△θ3をバックアップRAM
53に更新記憶する(S150)。
理について説明する。この処理は、ディーゼルエンジン
のアイドル運転時に各気筒毎に実行される。この補正値
算出ルーチンの処理が開始されると、CPU51は、ま
ず、ノズルリフトセンサ21aによる検出値から実噴射
開始時期Tを算出する(S110)。そして、前述した
適正噴射開始時期記憶手段としてのROM52に記憶さ
れている適正噴射開始時期T0を読み出し、適正噴射開
始時期T0と実噴射開始時期Tとの偏差△Tを算出する
(S120)。次に、偏差△Tの加重平均値△Taを求
める。△Taの値は(7△Ta+△T)/8で求め、算
出する毎に値を更新する(S130)。なお、△Taの
初期値は0とする。続いて、偏差加重平均値△Taか
ら、タイミング補正値△θ1、△θ2及び△θ3を算出
する(S140)。なお、タイミング補正値△θ1、△
θ2及び△θ3の算出には、ROM52に記憶されてい
るマップが用いられる。そして、算出されたタイミング
補正値△θ1、△θ2及び△θ3をバックアップRAM
53に更新記憶する(S150)。
【0040】この様な処理を行うと、燃料噴射ノズル2
1の開弁圧が低下しても、パイロット噴射量やパイロッ
ト間隔を適正な値に戻すことができる。具体的には、図
3の一点鎖線で示す様に燃料噴射が行われる。即ち、パ
イロット噴射の開始時期が早まった分だけ終了時期も早
めるために、電磁スピル弁41の開弁タイミングを目標
タイミングθ1より△θ1だけ早め、また、パイロット
間隔を適正値と一致させるために、電磁スピル弁41の
閉弁タイミングを目標タイミングθ2より△θ2だけ早
め、さらに主噴射における噴射量を適正値と一致させる
ために、電磁スピル弁41の開弁タイミングを目標タイ
ミングθ3より△θ3だけ早めることにより、パイロッ
ト噴射量やパイロット間隔を適正値に戻すのである。
1の開弁圧が低下しても、パイロット噴射量やパイロッ
ト間隔を適正な値に戻すことができる。具体的には、図
3の一点鎖線で示す様に燃料噴射が行われる。即ち、パ
イロット噴射の開始時期が早まった分だけ終了時期も早
めるために、電磁スピル弁41の開弁タイミングを目標
タイミングθ1より△θ1だけ早め、また、パイロット
間隔を適正値と一致させるために、電磁スピル弁41の
閉弁タイミングを目標タイミングθ2より△θ2だけ早
め、さらに主噴射における噴射量を適正値と一致させる
ために、電磁スピル弁41の開弁タイミングを目標タイ
ミングθ3より△θ3だけ早めることにより、パイロッ
ト噴射量やパイロット間隔を適正値に戻すのである。
【0041】この様に、本実施例の燃料噴射制御装置に
おいては、燃料噴射ノズル21の開弁圧が低下し、実噴
射開始時期Tが適正噴射開始時期T0より早くなること
によって、燃料噴射量が適正値より多くなったとして
も、電磁スピル弁41の開閉弁タイミング(目標タイミ
ングθ1、θ2及びθ3)を、タイミング補正値△θ
1、△θ2及び△θ3を用いて補正することにより、燃
料噴射量を適正値に戻すことができる。また、適正噴射
開始時期T0はROM52に記憶された一定値であるの
で、偏差△Tを容易かつ正確に算出することができ、電
磁スピル弁41の開閉弁タイミングを正確に補正するこ
とができる。このため、燃料噴射ノズル21の開弁圧が
低下して噴射開始時期に変化が生じても、運転状態に応
じた適正な燃料噴射を行うことができ、ディーゼルエン
ジン11の性能を最大限発揮させることができると共
に、パイロット噴射による効果、即ち燃焼騒音の低減や
排ガスに含まれる有害物質の量の低減等の効果を最大限
発揮させることができる。
おいては、燃料噴射ノズル21の開弁圧が低下し、実噴
射開始時期Tが適正噴射開始時期T0より早くなること
によって、燃料噴射量が適正値より多くなったとして
も、電磁スピル弁41の開閉弁タイミング(目標タイミ
ングθ1、θ2及びθ3)を、タイミング補正値△θ
1、△θ2及び△θ3を用いて補正することにより、燃
料噴射量を適正値に戻すことができる。また、適正噴射
開始時期T0はROM52に記憶された一定値であるの
で、偏差△Tを容易かつ正確に算出することができ、電
磁スピル弁41の開閉弁タイミングを正確に補正するこ
とができる。このため、燃料噴射ノズル21の開弁圧が
低下して噴射開始時期に変化が生じても、運転状態に応
じた適正な燃料噴射を行うことができ、ディーゼルエン
ジン11の性能を最大限発揮させることができると共
に、パイロット噴射による効果、即ち燃焼騒音の低減や
排ガスに含まれる有害物質の量の低減等の効果を最大限
発揮させることができる。
【0042】また、本実施例の燃料噴射制御装置におい
ては、アイドル運転時に実噴射開始時期Tを検出して偏
差△Tを求める様に構成されている。アイドル運転時に
はエンジン回転数が低く、回転変動が少ないので、実噴
射開始時期Tをより正確に検出し、偏差△Tをより正確
に算出することができる。
ては、アイドル運転時に実噴射開始時期Tを検出して偏
差△Tを求める様に構成されている。アイドル運転時に
はエンジン回転数が低く、回転変動が少ないので、実噴
射開始時期Tをより正確に検出し、偏差△Tをより正確
に算出することができる。
【0043】さらに、本実施例の燃料噴射制御装置にお
いては、ノズルリフトセンサ21aを用い、燃料噴射ノ
ズル21に設けられた弁体の開弁方向への移動を検出す
ることによって、実噴射開始時期Tを求めるので、検出
が容易かつ正確である。なお、本実施例において、回転
センサ35が前述した回転位置信号発生手段に該当し、
アクセル位置センサ19及び基準位置センサ24が前述
した運転状態検出手段に該当し、メインルーチンにおけ
るS10〜S30の処理が前述した目標タイミング算出
手段の処理に該当し、メインルーチンにおけるS40及
びS50の処理が前述した燃料噴射制御手段の処理に該
当し、ROM52が前述した適正噴射開始時期記憶手段
に該当し、ノズルリフトセンサ21aが前述した実噴射
開始時期検出手段に該当し、メインルーチンにおけるS
60の処理及び補正値算出ルーチンの処理が目標タイミ
ング補正手段の処理に該当する。
いては、ノズルリフトセンサ21aを用い、燃料噴射ノ
ズル21に設けられた弁体の開弁方向への移動を検出す
ることによって、実噴射開始時期Tを求めるので、検出
が容易かつ正確である。なお、本実施例において、回転
センサ35が前述した回転位置信号発生手段に該当し、
アクセル位置センサ19及び基準位置センサ24が前述
した運転状態検出手段に該当し、メインルーチンにおけ
るS10〜S30の処理が前述した目標タイミング算出
手段の処理に該当し、メインルーチンにおけるS40及
びS50の処理が前述した燃料噴射制御手段の処理に該
当し、ROM52が前述した適正噴射開始時期記憶手段
に該当し、ノズルリフトセンサ21aが前述した実噴射
開始時期検出手段に該当し、メインルーチンにおけるS
60の処理及び補正値算出ルーチンの処理が目標タイミ
ング補正手段の処理に該当する。
【0044】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に何等限定されるものではな
く、さらに種々の態様において実施してもよいことはも
ちろんである。例えば、上記実施例では、実噴射開始時
期検出手段として、燃料噴射ノズル21に設けられたノ
ズルリフトセンサ21aを採用したが、図1に破線で示
す燃料圧力センサ44aを採用してもよい。図3に示す
様に、燃料の圧力は、プランジャ37の移動に伴って徐
々に上昇し、開弁圧に達して噴射が開始されると僅かに
下降するので、燃料圧力センサ44aによって燃料圧力
の下降時期を検出することによって、実噴射開始時期T
を容易に求めることができる。また、2つのセンサを併
用してもよい。
が、本発明は上記実施例に何等限定されるものではな
く、さらに種々の態様において実施してもよいことはも
ちろんである。例えば、上記実施例では、実噴射開始時
期検出手段として、燃料噴射ノズル21に設けられたノ
ズルリフトセンサ21aを採用したが、図1に破線で示
す燃料圧力センサ44aを採用してもよい。図3に示す
様に、燃料の圧力は、プランジャ37の移動に伴って徐
々に上昇し、開弁圧に達して噴射が開始されると僅かに
下降するので、燃料圧力センサ44aによって燃料圧力
の下降時期を検出することによって、実噴射開始時期T
を容易に求めることができる。また、2つのセンサを併
用してもよい。
【0045】また、上記実施例では、電磁スピル弁41
の開閉タイミングだけを補正する様に構成したが、さら
にタイマ制御弁39の制御量も補正する様に構成しても
よい。この場合には、より円滑かつ適正に補正すること
ができる。また、上記実施例では、アイドル運転時にタ
イミング補正値△θ1、△θ2及び△θ3を繰り返し算
出し、更新する様に構成したが、アイドル運転時には偏
差加重平均値△Taだけを算出し、アイドル運転から脱
した際にタイミング補正値△θ1、△θ2及び△θ3の
算出及び更新を行う様に構成してもよい。
の開閉タイミングだけを補正する様に構成したが、さら
にタイマ制御弁39の制御量も補正する様に構成しても
よい。この場合には、より円滑かつ適正に補正すること
ができる。また、上記実施例では、アイドル運転時にタ
イミング補正値△θ1、△θ2及び△θ3を繰り返し算
出し、更新する様に構成したが、アイドル運転時には偏
差加重平均値△Taだけを算出し、アイドル運転から脱
した際にタイミング補正値△θ1、△θ2及び△θ3の
算出及び更新を行う様に構成してもよい。
【図1】 本発明の一実施例の燃料噴射制御装置の概略
を表す説明図である。
を表す説明図である。
【図2】 本発明の一実施例の燃料噴射制御装置の電気
的構成を表すブロック図である。
的構成を表すブロック図である。
【図3】 本発明の一実施例の燃料噴射制御装置におい
て、ポンプ駆動軸の回転に伴い発生される回転位置信号
と、電磁スピル弁の開閉タイミングと、燃料の圧力変化
と、燃料噴射ノズルのノズルリフト量との関係を表すタ
イミングチャートである。
て、ポンプ駆動軸の回転に伴い発生される回転位置信号
と、電磁スピル弁の開閉タイミングと、燃料の圧力変化
と、燃料噴射ノズルのノズルリフト量との関係を表すタ
イミングチャートである。
【図4】 本発明の一実施例の燃料噴射制御装置におい
て、電磁スピル弁の開閉弁タイミングを算出するメイン
ルーチンの処理を表すフローチャートである。
て、電磁スピル弁の開閉弁タイミングを算出するメイン
ルーチンの処理を表すフローチャートである。
【図5】 本発明の一実施例の燃料噴射制御装置におい
て、電磁スピル弁の開閉弁タイミングの補正値を算出す
るための処理を表すフローチャートである。
て、電磁スピル弁の開閉弁タイミングの補正値を算出す
るための処理を表すフローチャートである。
11…ディーゼルエンジン 19…アクセル位置セン
サ 20…吸気圧センサ 21…燃料噴射ノズル 21
a…ノズルリフトセンサ 23…水温センサ 24…基準位置センサ 35…
回転センサ 39…タイマ制御弁(TCV) 41…電磁スピル弁
43…制御回路 44…加圧室 44a…燃料圧力センサ。
サ 20…吸気圧センサ 21…燃料噴射ノズル 21
a…ノズルリフトセンサ 23…水温センサ 24…基準位置センサ 35…
回転センサ 39…タイマ制御弁(TCV) 41…電磁スピル弁
43…制御回路 44…加圧室 44a…燃料圧力センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 45/00 322 F02D 45/00 322C 358 358Z F02M 65/00 306 F02M 65/00 306B
Claims (5)
- 【請求項1】 ディーゼルエンジンの回転に同期して回
転する駆動軸を備え、該駆動軸の回転に伴うプランジャ
の往復動により、加圧室に燃料を吸入すると共に、加圧
室内の燃料を加圧し、その加圧燃料をディーゼルエンジ
ンに設けられた燃料噴射ノズルに圧送する燃料噴射ポン
プと、 該燃料噴射ポンプに設けられ、前記プランジャの往復動
に対応した所定のタイミングで開閉弁されて、開弁時に
前記加圧室内の加圧燃料を前記燃料噴射ポンプの低圧側
に溢流させる電磁スピル弁と、 前記燃料噴射ポンプの駆動軸の回転位置を検出して回転
位置信号を発生する回転位置信号発生手段と、 前記ディーゼルエンジンの運転状態を検出する運転状態
検出手段と、 該検出された運転状態と前記回転位置信号とに基づき、
前記ディーゼルエンジンに対してその運転状態に対応し
た量の燃料を供給するのに必要な、前記電磁スピル弁の
開閉弁タイミングを算出する目標タイミング算出手段
と、 該目標タイミング算出手段の算出結果に応じて前記電磁
スピル弁を開閉弁して、前記燃料噴射ノズルからディー
ゼルエンジンの運転状態に対応した燃料を噴射させる燃
料噴射制御手段と、 を備えたディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置におい
て、 前記燃料噴射ポンプ内でのプランジャによる燃料加圧開
始後、前記燃料噴射ノズルから燃料の噴射が開始される
適正な時期である適正噴射開始時期が、前記駆動軸の回
転角度に関連づけて記憶された適正噴射開始時期記憶手
段と、 前記燃料噴射ポンプ内でのプランジャによる燃料加圧開
始後、前記燃料噴射ノズルから実際に燃料の噴射が開始
される時期である実噴射開始時期を、前記回転位置信号
に基づき前記駆動軸の回転角度として検出する実噴射開
始時期検出手段と、 該検出された実噴射開始時期と前記適正噴射開始時期と
の偏差に基づき、前記目標タイミング算出手段にて算出
された電磁スピル弁の開閉弁タイミングを補正し、前記
燃料噴射制御手段に、該補正後の開閉弁タイミングにて
前記電磁スピル弁を開閉弁させる目標タイミング補正手
段と、 を設けたことを特徴とするディーゼルエンジンの燃料噴
射制御装置。 - 【請求項2】 前記目標タイミング算出手段は、前記電
磁スピル弁の開閉弁タイミングとして、前記燃料噴射ポ
ンプ内での前記プランジャによる燃料加圧開始後に前記
電磁スピル弁を開弁して燃料のパイロット噴射を終了さ
せる第1目標タイミング、該パイロット噴射終了後に前
記電磁スピル弁を閉弁して燃料の主噴射を開始させる第
2目標タイミング、及び、該主噴射開始後に前記電磁ス
ピル弁を開弁して主噴射を終了させる第3目標タイミン
グを算出し、 前記目標タイミング補正手段は、前記実噴射開始時期と
前記適正噴射開始時期との偏差に基づき、前記目標タイ
ミング算出手段にて算出された前記第1〜第3目標タイ
ミングの各々を補正し、 前記燃料噴射制御手段は、該補正後の各目標タイミング
で前記電磁スピル弁を開閉することにより、ディーゼル
エンジンへの燃料のパイロット噴射量及び主噴射量を制
御することを特徴とする請求項1に記載のディーゼルエ
ンジンの燃料噴射制御装置。 - 【請求項3】 前記目標タイミング補正手段は、アイド
ル運転時における前記実噴射開始時期と前記適正噴射開
始時期との偏差に基づき、前記目標タイミング算出手段
にて算出された電磁スピル弁の開閉弁タイミングを補正
し、前記燃料噴射制御手段に対して、該補正後の開閉弁
タイミングにて前記電磁スピル弁を開閉弁させることを
特徴とする請求項1または2に記載のディーゼルエンジ
ンの燃料噴射制御装置。 - 【請求項4】 前記実噴射開始時期検出手段は、前記燃
料噴射ノズルに設けられた弁体の開弁方向への移動を検
出するノズルリフトセンサを備え、前記弁体が開弁方向
への移動を開始する時期を前記実噴射開始時期として検
出することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載
のディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置。 - 【請求項5】 前記実噴射開始時期検出手段は、前記燃
料噴射ポンプの前記加圧室内の燃料圧力を検出する燃料
圧力センサを備え、前記プランジャによる燃料加圧開始
後、前記燃料噴射ノズルが開弁することにより前記加圧
室内の燃料圧力が下降する時期を前記実噴射開始時期と
して検出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか
に記載のディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9317147A JPH11148401A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9317147A JPH11148401A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11148401A true JPH11148401A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18084973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9317147A Pending JPH11148401A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11148401A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12523186B2 (en) | 2024-03-12 | 2026-01-13 | Caterpillar Inc. | Pressure control for fuel injectors |
-
1997
- 1997-11-18 JP JP9317147A patent/JPH11148401A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12523186B2 (en) | 2024-03-12 | 2026-01-13 | Caterpillar Inc. | Pressure control for fuel injectors |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060627 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060629 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060825 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061121 |