JPH11148469A - ロータリースクロールコンプレッサー - Google Patents
ロータリースクロールコンプレッサーInfo
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- JPH11148469A JPH11148469A JP31476597A JP31476597A JPH11148469A JP H11148469 A JPH11148469 A JP H11148469A JP 31476597 A JP31476597 A JP 31476597A JP 31476597 A JP31476597 A JP 31476597A JP H11148469 A JPH11148469 A JP H11148469A
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- Japan
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- scroll
- center
- hole
- oil
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 騒音が少なく潤滑オイルを円滑に循環できる
ロータリースクロールコンプレッサーを提供する。 【解決手段】 本体3内に各スクロール歯がインボリュ
ート渦巻きで形成された第1及び第2の2つのスクロー
ル1及び2を円周方向において180°の位相差を持た
せるとともに、両スクロールを径方向にずらして配置
し、本体3内において両スクロールを同一速度で同方向
に回転させるものにおいて、第1のスクロール1には、
その基礎円中心を通る中心線上のスクロール歯1dに干
渉しない位置に半径πr−t+αの円形穴1bを設ける
とともに、円形穴1bと第1のスクロール1の中心の相
対的な位相差を0°とし、かつ第2のスクロール2に
は、第2のスクロール2の基礎円中心を通る中心線上の
スクロール歯に干渉しない位置で第2のスクロール2の
中心との相対的な位相差が180°となる半径αのピン
2aを設け、該ピン2aを円形穴1bに嵌合させるよう
にしたロータリースクロールコンプレッサー。
ロータリースクロールコンプレッサーを提供する。 【解決手段】 本体3内に各スクロール歯がインボリュ
ート渦巻きで形成された第1及び第2の2つのスクロー
ル1及び2を円周方向において180°の位相差を持た
せるとともに、両スクロールを径方向にずらして配置
し、本体3内において両スクロールを同一速度で同方向
に回転させるものにおいて、第1のスクロール1には、
その基礎円中心を通る中心線上のスクロール歯1dに干
渉しない位置に半径πr−t+αの円形穴1bを設ける
とともに、円形穴1bと第1のスクロール1の中心の相
対的な位相差を0°とし、かつ第2のスクロール2に
は、第2のスクロール2の基礎円中心を通る中心線上の
スクロール歯に干渉しない位置で第2のスクロール2の
中心との相対的な位相差が180°となる半径αのピン
2aを設け、該ピン2aを円形穴1bに嵌合させるよう
にしたロータリースクロールコンプレッサー。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロータリースクロー
ルコンプレッサーの改良に関するものである。
ルコンプレッサーの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロータリースクロールコンプレッサー
は、一般に固定スクロールと旋回スクロールを180°
の位相をもって配置し、旋回スクロールを固定スクロー
ルの基礎円の中心からπr−tの回転半径をもって自転
することなく旋回させ、両スクロールの歯が嵌合して生
成される密閉空間の体積を変動させることを利用して流
体を圧縮するものである。尚、こゝでrは固定スクロー
ルの基礎円の半径であり、tはスクロールの歯幅であ
る。
は、一般に固定スクロールと旋回スクロールを180°
の位相をもって配置し、旋回スクロールを固定スクロー
ルの基礎円の中心からπr−tの回転半径をもって自転
することなく旋回させ、両スクロールの歯が嵌合して生
成される密閉空間の体積を変動させることを利用して流
体を圧縮するものである。尚、こゝでrは固定スクロー
ルの基礎円の半径であり、tはスクロールの歯幅であ
る。
【0003】このような構造のロータリースクロールコ
ンプレッサーの場合、複数の密閉空間が生成され、低圧
部と最終の高圧部との圧力差をこれら複数の密閉空間で
段階的に高めて行くことが可能となり、通常のレシプロ
タイプのコンプレッサーやロータリータイプのコンプレ
ッサーよりも滑らかな圧縮が可能となる。
ンプレッサーの場合、複数の密閉空間が生成され、低圧
部と最終の高圧部との圧力差をこれら複数の密閉空間で
段階的に高めて行くことが可能となり、通常のレシプロ
タイプのコンプレッサーやロータリータイプのコンプレ
ッサーよりも滑らかな圧縮が可能となる。
【0004】しかし乍ら、上記ロータリースクロールコ
ンプレッサーにおける旋回スクロールの運動は、自転防
止機構とクランク機構を必要とするため、その構造は複
雑である。また、旋回スクロールの運動は半径πr−t
の小さな範囲での旋回になるため、潤滑オイル等を万遍
なく行き渡らせることが難しく、焼き付きの原因になっ
ていた。
ンプレッサーにおける旋回スクロールの運動は、自転防
止機構とクランク機構を必要とするため、その構造は複
雑である。また、旋回スクロールの運動は半径πr−t
の小さな範囲での旋回になるため、潤滑オイル等を万遍
なく行き渡らせることが難しく、焼き付きの原因になっ
ていた。
【0005】出願人はこのような旋回運動を必要としな
いスクロールコンプレッサーの駆動機構を特開昭62−
248888号公報において提案しており、またそれ以
前に既に特公昭57−49721号公報において同様の
概念が紹介されていることから、この旋回運動を必要と
しないスクロールコンプレッサーを既知のものとして取
り扱うことができる。従って、この駆動機構を、この明
細書の中において、仮にロータリースクロールと呼称
し、既知のものとして扱うことにする。
いスクロールコンプレッサーの駆動機構を特開昭62−
248888号公報において提案しており、またそれ以
前に既に特公昭57−49721号公報において同様の
概念が紹介されていることから、この旋回運動を必要と
しないスクロールコンプレッサーを既知のものとして取
り扱うことができる。従って、この駆動機構を、この明
細書の中において、仮にロータリースクロールと呼称
し、既知のものとして扱うことにする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ロータリースクロール
の駆動機構を実現するために、特開昭62−24888
8号公報では両スクロールの背板に歯車の歯を形成さ
せ、両スクロールの間に伝達歯車を介していた。しかし
乍ら、この特開昭62−248888号公報に示された
構造では、歯車の機械音が発生し、静音性を損なう結果
となっていた。
の駆動機構を実現するために、特開昭62−24888
8号公報では両スクロールの背板に歯車の歯を形成さ
せ、両スクロールの間に伝達歯車を介していた。しかし
乍ら、この特開昭62−248888号公報に示された
構造では、歯車の機械音が発生し、静音性を損なう結果
となっていた。
【0007】また、上記特公昭57−49721号公報
に同様のラップ構造が開示されているが、同公報第9ペ
ージ右欄第24乃至26行目に「第6図では、含まれる
力をより良く示すためにDsとDdの差が非常に誇張され
ている。」と記載されていることから、このものは、本
発明が意図する駆動リンクではなく、スクロールの接触
線での圧力を調整するための求心力を作り出す目的で設
けられたものである。
に同様のラップ構造が開示されているが、同公報第9ペ
ージ右欄第24乃至26行目に「第6図では、含まれる
力をより良く示すためにDsとDdの差が非常に誇張され
ている。」と記載されていることから、このものは、本
発明が意図する駆動リンクではなく、スクロールの接触
線での圧力を調整するための求心力を作り出す目的で設
けられたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来のロー
タリースクロールコンプレッサーにおける問題点に着目
してなされたものであり、請求項1に記載された発明の
ロータリースクロールコンプレッサーは、本体内に各ス
クロール歯がインボリュート渦巻きで形成された第1及
び第2の2つのスクロールを円周方向において180°
の位相差を持たせて配置するとともに、各スクロール歯
の基礎円半径をr、歯幅をtとした時の両スクロールの
基礎円中心の相対距離がπr−tとなるように径方向に
ずらして配置し、前記本体内において第1及び第2の両
スクロールを同一速度で同方向に回転させるものにおい
て、前記第1のスクロールには、該第1のスクロールの
基礎円中心を通る中心線上のスクロール歯に干渉しない
位置に半径πr−t+αの円形穴を設けるとともに、該
円形穴と前記第1のスクロールの中心の相対的な位相差
を0°とし、かつ前記第2のスクロールには、該第2の
スクロールの基礎円中心を通る中心線上のスクロール歯
に干渉しない位置で前記第2のスクロールの中心との相
対的な位相差が180°となる半径αのピンを設け、該
ピンを前記円形穴に嵌合させるようにしたことを特徴と
する。
タリースクロールコンプレッサーにおける問題点に着目
してなされたものであり、請求項1に記載された発明の
ロータリースクロールコンプレッサーは、本体内に各ス
クロール歯がインボリュート渦巻きで形成された第1及
び第2の2つのスクロールを円周方向において180°
の位相差を持たせて配置するとともに、各スクロール歯
の基礎円半径をr、歯幅をtとした時の両スクロールの
基礎円中心の相対距離がπr−tとなるように径方向に
ずらして配置し、前記本体内において第1及び第2の両
スクロールを同一速度で同方向に回転させるものにおい
て、前記第1のスクロールには、該第1のスクロールの
基礎円中心を通る中心線上のスクロール歯に干渉しない
位置に半径πr−t+αの円形穴を設けるとともに、該
円形穴と前記第1のスクロールの中心の相対的な位相差
を0°とし、かつ前記第2のスクロールには、該第2の
スクロールの基礎円中心を通る中心線上のスクロール歯
に干渉しない位置で前記第2のスクロールの中心との相
対的な位相差が180°となる半径αのピンを設け、該
ピンを前記円形穴に嵌合させるようにしたことを特徴と
する。
【0009】この構成によれば、第1のスクロールが回
転するとピンと円形穴の嵌合によって第1のスクロール
の回転力が第2のスクロールに伝達されることになる。
その結果、ピンが円形穴を介して第1のスクロールの回
転力を第2のスクロールに伝達することから、回転力の
伝達が極めて円滑になり、騒音を発生することなくコン
プレッサーを駆動することができる。
転するとピンと円形穴の嵌合によって第1のスクロール
の回転力が第2のスクロールに伝達されることになる。
その結果、ピンが円形穴を介して第1のスクロールの回
転力を第2のスクロールに伝達することから、回転力の
伝達が極めて円滑になり、騒音を発生することなくコン
プレッサーを駆動することができる。
【0010】又、請求項2に記載された発明のロータリ
ースクロールコンプレッサーは、本体内に各スクロール
歯がインボリュート渦巻きで形成された第1及び第2の
2つのスクロールを円周方向において180°の位相差
を持たせて配置するとともに、各スクロール歯の基礎円
半径をr、歯幅をtとした時の両スクロールの基礎円中
心の相対距離がπr−tとなるように径方向にずらして
配置し、前記本体内において第1及び第2の両スクロー
ルを同一速度で同方向に回転させるものにおいて、前記
第1のスクロールには、該第1のスクロールの基礎円中
心を通る中心線上のスクロール歯に干渉しない位置に球
形穴を設けるとともに、該球形穴と前記第1のスクロー
ルの中心の相対的な位相差を0°とし、かつ前記第2の
スクロールには、該第2のスクロールの基礎円中心を通
る中心線上のスクロール歯に干渉しない位置で前記第2
のスクロールの中心との相対的な位相差が180°とな
る球を設け、該球を前記球形穴に嵌合させるようにし、
かつ前記球形穴の内半径r1と前記球の外半径r2の関
係がr1=πr+r2となるようにしたことを特徴とす
る。
ースクロールコンプレッサーは、本体内に各スクロール
歯がインボリュート渦巻きで形成された第1及び第2の
2つのスクロールを円周方向において180°の位相差
を持たせて配置するとともに、各スクロール歯の基礎円
半径をr、歯幅をtとした時の両スクロールの基礎円中
心の相対距離がπr−tとなるように径方向にずらして
配置し、前記本体内において第1及び第2の両スクロー
ルを同一速度で同方向に回転させるものにおいて、前記
第1のスクロールには、該第1のスクロールの基礎円中
心を通る中心線上のスクロール歯に干渉しない位置に球
形穴を設けるとともに、該球形穴と前記第1のスクロー
ルの中心の相対的な位相差を0°とし、かつ前記第2の
スクロールには、該第2のスクロールの基礎円中心を通
る中心線上のスクロール歯に干渉しない位置で前記第2
のスクロールの中心との相対的な位相差が180°とな
る球を設け、該球を前記球形穴に嵌合させるようにし、
かつ前記球形穴の内半径r1と前記球の外半径r2の関
係がr1=πr+r2となるようにしたことを特徴とす
る。
【0011】この構成によれば、第1のスクロールが回
転すると球と球形穴の嵌合によって第1のスクロールの
回転力が第2のスクロールに伝達されることになる。そ
の結果、球が球形穴を介して第1のスクロールの回転力
を第2のスクロールに伝達することから、回転力の伝達
が極めて円滑になり、騒音を発生することなくコンプレ
ッサーを駆動することができる。
転すると球と球形穴の嵌合によって第1のスクロールの
回転力が第2のスクロールに伝達されることになる。そ
の結果、球が球形穴を介して第1のスクロールの回転力
を第2のスクロールに伝達することから、回転力の伝達
が極めて円滑になり、騒音を発生することなくコンプレ
ッサーを駆動することができる。
【0012】又、請求項3に記載された発明のロータリ
ースクロールコンプレッサーは、請求項1又は2に記載
されたロータリースクロールコンプレッサーにおいて、
前記各スクロール歯の他方スクロールと接触する上面の
中央部に該スクロール歯に沿って伸びるオイル溝を設け
るとともに、前記各スクロール歯の最内周部に前記オイ
ル溝に連通するオイル通穴を設け、かつ本体の両側面中
央部に前記オイル通穴に対応してオイル吸入口を設け、
そして、該オイル吸入口より本体内に吸入された潤滑オ
イルを前記オイル通穴を介して前記オイル溝に流し込
み、かつ該オイル溝内を流して各スクロール歯の最外周
部に至らせ、その後、各スクロールの背面と本体内面と
の隙間を通過させて前記オイル通穴に還流させるように
したことを特徴とする。
ースクロールコンプレッサーは、請求項1又は2に記載
されたロータリースクロールコンプレッサーにおいて、
前記各スクロール歯の他方スクロールと接触する上面の
中央部に該スクロール歯に沿って伸びるオイル溝を設け
るとともに、前記各スクロール歯の最内周部に前記オイ
ル溝に連通するオイル通穴を設け、かつ本体の両側面中
央部に前記オイル通穴に対応してオイル吸入口を設け、
そして、該オイル吸入口より本体内に吸入された潤滑オ
イルを前記オイル通穴を介して前記オイル溝に流し込
み、かつ該オイル溝内を流して各スクロール歯の最外周
部に至らせ、その後、各スクロールの背面と本体内面と
の隙間を通過させて前記オイル通穴に還流させるように
したことを特徴とする。
【0013】この構成によれば、スクロールが回転する
と、この回転に伴って遠心力が働き、この遠心力によっ
てスクロール歯のオイル溝内は減圧された状態になるこ
とから、スクロールの回転に伴ってオイル吸入口より本
体内に潤滑オイルが自動的に吸入され、そして、本体内
に吸入された潤滑オイルは、スクロール歯のオイル通穴
を通してオイル溝に至り、その後、該オイル溝内を流れ
てスクロール歯の最外周部に達すると、オイル溝より出
てスクロールの背面と本体との間の隙間を通り再び上記
オイル通穴に還流することになる。その結果、潤滑オイ
ルをスクロールの背面全体に塗布することができる。
と、この回転に伴って遠心力が働き、この遠心力によっ
てスクロール歯のオイル溝内は減圧された状態になるこ
とから、スクロールの回転に伴ってオイル吸入口より本
体内に潤滑オイルが自動的に吸入され、そして、本体内
に吸入された潤滑オイルは、スクロール歯のオイル通穴
を通してオイル溝に至り、その後、該オイル溝内を流れ
てスクロール歯の最外周部に達すると、オイル溝より出
てスクロールの背面と本体との間の隙間を通り再び上記
オイル通穴に還流することになる。その結果、潤滑オイ
ルをスクロールの背面全体に塗布することができる。
【0014】又、請求項4に記載された発明のロータリ
ースクロールコンプレッサーは、請求項1又は2に記載
されたロータリースクロールコンプレッサーにおいて、
前記ピン及び円形穴の対又は球及び球形穴の対を前記第
1及び第2のスクロールのスクロール歯に干渉しない位
置に夫々複数個設けたことを特徴とする。
ースクロールコンプレッサーは、請求項1又は2に記載
されたロータリースクロールコンプレッサーにおいて、
前記ピン及び円形穴の対又は球及び球形穴の対を前記第
1及び第2のスクロールのスクロール歯に干渉しない位
置に夫々複数個設けたことを特徴とする。
【0015】この構成によれば、第1のスクロールが回
転すれば、ピンと円形穴又は球と球形穴の嵌合によって
第1のスクロールの回転力が第2のスクロールに伝達さ
れることになる。その結果、ピン又は球が円形穴又は球
形穴を介して第1のスクロールの回転力を第2のスクロ
ールに伝達することから、回転力の伝達が極めて円滑に
なり、騒音を発生することなくコンプレッサーを駆動す
ることができる。しかも、ピンと円形穴又は球と球形穴
の対が複数個設けられているので、より円滑に回転を伝
達することができる。
転すれば、ピンと円形穴又は球と球形穴の嵌合によって
第1のスクロールの回転力が第2のスクロールに伝達さ
れることになる。その結果、ピン又は球が円形穴又は球
形穴を介して第1のスクロールの回転力を第2のスクロ
ールに伝達することから、回転力の伝達が極めて円滑に
なり、騒音を発生することなくコンプレッサーを駆動す
ることができる。しかも、ピンと円形穴又は球と球形穴
の対が複数個設けられているので、より円滑に回転を伝
達することができる。
【0016】又、請求項5に記載された発明のロータリ
ースクロールコンプレッサーは、請求項1又は2に記載
されたロータリースクロールコンプレッサーにおいて、
前記第1のスクロールを駆動用モーターに連結するとと
もに、第2のスクロールを前記ピンと円形穴又は球と球
形穴の嵌合により第1のスクロールの回転力を受けて自
由に回転するようにしたことを特徴とする。
ースクロールコンプレッサーは、請求項1又は2に記載
されたロータリースクロールコンプレッサーにおいて、
前記第1のスクロールを駆動用モーターに連結するとと
もに、第2のスクロールを前記ピンと円形穴又は球と球
形穴の嵌合により第1のスクロールの回転力を受けて自
由に回転するようにしたことを特徴とする。
【0017】この構成によれば、第1のスクロールが駆
動側となって駆動用モーターの駆動力を第2のスクロー
ルに伝達し、第2のスクロールを自由に回転させること
となる。その結果、第1及び第2のスクロールを確実に
同一速度で同一方向に回転させることができる。
動側となって駆動用モーターの駆動力を第2のスクロー
ルに伝達し、第2のスクロールを自由に回転させること
となる。その結果、第1及び第2のスクロールを確実に
同一速度で同一方向に回転させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
従って詳細に説明する。 [第1の実施形態]図1は本発明にかゝるロータリース
クロールコンプレッサーの第1の実施形態を示す構成概
略図である。この図において、1は駆動側スクロールを
形成する第1のスクロールであり、軸部1cをケーシン
グ4bと共に本体3を形成するケーシング4aの中央部
の軸受部41に回転軸受13、14を介して回転自在に
支持されることにより、上記ケーシング3内に回転自在
に収容されている。16は上記回転軸受13、14間に
おいて軸部1cと軸受部41の間に介設されたメカニカ
ルシールである。
従って詳細に説明する。 [第1の実施形態]図1は本発明にかゝるロータリース
クロールコンプレッサーの第1の実施形態を示す構成概
略図である。この図において、1は駆動側スクロールを
形成する第1のスクロールであり、軸部1cをケーシン
グ4bと共に本体3を形成するケーシング4aの中央部
の軸受部41に回転軸受13、14を介して回転自在に
支持されることにより、上記ケーシング3内に回転自在
に収容されている。16は上記回転軸受13、14間に
おいて軸部1cと軸受部41の間に介設されたメカニカ
ルシールである。
【0019】2は従動スクロールを形成する第2のスク
ロールであり、軸部2cをケーシング4bの軸受部42
に回転軸受15を介して回転自在に支持されることによ
り、上記ケーシング3内に回転自在に収容されている。
ロールであり、軸部2cをケーシング4bの軸受部42
に回転軸受15を介して回転自在に支持されることによ
り、上記ケーシング3内に回転自在に収容されている。
【0020】これら両スクロールは、各インボリュート
渦巻きで形成されたスクロール歯1d、2dの位相差が
180°となるように本体3内に配置され、そして各ス
クロールは、夫々のスクロール歯1d、2dに干渉しな
い最外周の位置に夫々ピン1a、2aと円形穴1b、2
bを設け、夫々相互にピン1a、2aと円形穴1b、2
bを嵌合させることにより、第1のスクロール1が回転
すると両者のピン1a、2aと円形穴1b、2bの嵌合
によって第1のスクロール1の回転が第2のスクロール
2に伝達され、該第2のスクロール2は第1のスクロー
ル1と同速度で回転する。両スクロールの回転中心は、
図の如くインボリュートの基礎円半径をr、歯幅tとし
たとき、両スクロールの基礎円中心の相対距離πr−t
だけずれている(基礎円半径rについては、後述する図2
に基礎円と共に明示する。)。
渦巻きで形成されたスクロール歯1d、2dの位相差が
180°となるように本体3内に配置され、そして各ス
クロールは、夫々のスクロール歯1d、2dに干渉しな
い最外周の位置に夫々ピン1a、2aと円形穴1b、2
bを設け、夫々相互にピン1a、2aと円形穴1b、2
bを嵌合させることにより、第1のスクロール1が回転
すると両者のピン1a、2aと円形穴1b、2bの嵌合
によって第1のスクロール1の回転が第2のスクロール
2に伝達され、該第2のスクロール2は第1のスクロー
ル1と同速度で回転する。両スクロールの回転中心は、
図の如くインボリュートの基礎円半径をr、歯幅tとし
たとき、両スクロールの基礎円中心の相対距離πr−t
だけずれている(基礎円半径rについては、後述する図2
に基礎円と共に明示する。)。
【0021】6は軸部2cの端部を封止している封止キ
ャップ、17はこの封止キャップ6と上記回転軸受15
間において軸部2cと軸受部42の間に介設されたメカ
ニカルシールである。5は上記ケーシング4aの側壁の
外周部に設けられた低圧側吸入口であり、ガスがこの低
圧側吸入口5より吸入され、本体3内でスクロール圧縮
行程を経て高圧側吐出口6aより吐き出される。
ャップ、17はこの封止キャップ6と上記回転軸受15
間において軸部2cと軸受部42の間に介設されたメカ
ニカルシールである。5は上記ケーシング4aの側壁の
外周部に設けられた低圧側吸入口であり、ガスがこの低
圧側吸入口5より吸入され、本体3内でスクロール圧縮
行程を経て高圧側吐出口6aより吐き出される。
【0022】7、8はオイル吸入口であり、各吸入口は
上記ケーシング4a、4bの軸受部41、42の付け根
部において夫々対角線上の位置に対向して設けられてい
る。図2は第1及び第2のスクロール1、2のスクロー
ル歯1d、2dを上方から視た概略図であり、図3は図
2におけるA−A′線での断面概略図である(図3には
図2にない第1及び第2のスクロール1、2の背板も図
示)。各吸入口7、8より吸入された潤滑オイルは、図
2及び図3に示すように、上記第1及び第2のスクロー
ル1、2のスクロール歯1d、2dの最内周部に貫通し
て設けたオイル通穴9、10を通って両スクロール間に
至り、その後各スクロールの回転に従ってスクロール歯
1d、2dの上面中央をスクロール歯に沿って平行に伸
びているオイル溝11、12を内を通って各スクロール
の最外周に送られる。
上記ケーシング4a、4bの軸受部41、42の付け根
部において夫々対角線上の位置に対向して設けられてい
る。図2は第1及び第2のスクロール1、2のスクロー
ル歯1d、2dを上方から視た概略図であり、図3は図
2におけるA−A′線での断面概略図である(図3には
図2にない第1及び第2のスクロール1、2の背板も図
示)。各吸入口7、8より吸入された潤滑オイルは、図
2及び図3に示すように、上記第1及び第2のスクロー
ル1、2のスクロール歯1d、2dの最内周部に貫通し
て設けたオイル通穴9、10を通って両スクロール間に
至り、その後各スクロールの回転に従ってスクロール歯
1d、2dの上面中央をスクロール歯に沿って平行に伸
びているオイル溝11、12を内を通って各スクロール
の最外周に送られる。
【0023】そして、この最外周に至った潤滑オイル
は、その後、開放されているオイル溝11、12の端部
から各スクロールの裏面に廻り、ケーシングとスクロー
ルの間を通って再び上記オイル通穴9、10より両スク
ロール間へと進む構成となっている。この潤滑オイルの
循環の行程により潤滑オイルが上記第1及び第2のスク
ロール1、2の背板に効果的に塗布されることとなる。
は、その後、開放されているオイル溝11、12の端部
から各スクロールの裏面に廻り、ケーシングとスクロー
ルの間を通って再び上記オイル通穴9、10より両スク
ロール間へと進む構成となっている。この潤滑オイルの
循環の行程により潤滑オイルが上記第1及び第2のスク
ロール1、2の背板に効果的に塗布されることとなる。
【0024】ここで、上記潤滑オイルの流れは、第1及
び第2のスクロールの回転で発生する遠心力によって自
動的に実行される。即ち、第1及び第2のスクロールの
回転で発生した遠心力がオイル溝内に作用してオイル吸
入口7、8より潤滑を吸入し、該吸入した潤滑オイルを
オイル通穴9、10を通してオイル溝11、12に導く
とともに該オイル溝内をスクロールの外周方向に流す。
そして、潤滑オイルがオイル溝11、12を出ると、次
にスクロールの背面と本体の間の隙間を通って、再び上
記オイル通穴に循環させる。
び第2のスクロールの回転で発生する遠心力によって自
動的に実行される。即ち、第1及び第2のスクロールの
回転で発生した遠心力がオイル溝内に作用してオイル吸
入口7、8より潤滑を吸入し、該吸入した潤滑オイルを
オイル通穴9、10を通してオイル溝11、12に導く
とともに該オイル溝内をスクロールの外周方向に流す。
そして、潤滑オイルがオイル溝11、12を出ると、次
にスクロールの背面と本体の間の隙間を通って、再び上
記オイル通穴に循環させる。
【0025】図4は、両スクロールの関係、特に、両ス
クロールの中心のずれ及び上記ピンと円形穴の関係を説
明する図である。各スクロールに設けられているピン1
a(2a)と円形穴1b(2b)は、夫々の円中心が夫々の
スクロールの基礎円の中心を通る中心線上に位置する。
即ち、ピン1aの中心は該ピン1aを備えている駆動ス
クロール1の基礎円の中心線上にあり、このピン1aに
対応する円形穴2bの中心は該円形穴2bを備えている
第2のスクロール2の基礎円の中心線上に位置してい
る。
クロールの中心のずれ及び上記ピンと円形穴の関係を説
明する図である。各スクロールに設けられているピン1
a(2a)と円形穴1b(2b)は、夫々の円中心が夫々の
スクロールの基礎円の中心を通る中心線上に位置する。
即ち、ピン1aの中心は該ピン1aを備えている駆動ス
クロール1の基礎円の中心線上にあり、このピン1aに
対応する円形穴2bの中心は該円形穴2bを備えている
第2のスクロール2の基礎円の中心線上に位置してい
る。
【0026】両スクロール1、2はδの距離を置いて配
置されている。この距離δは図1に示すようにスクロー
ルの基礎円半径rとスクロールの歯幅tで一意的に定ま
る値であり、δ=πr−t で表される。一方、ピンの
半径をαとすると円形穴の内半径δ+α、即ちπr−t
+αとすることで、ピンは円形穴の内壁に接触すること
になる。
置されている。この距離δは図1に示すようにスクロー
ルの基礎円半径rとスクロールの歯幅tで一意的に定ま
る値であり、δ=πr−t で表される。一方、ピンの
半径をαとすると円形穴の内半径δ+α、即ちπr−t
+αとすることで、ピンは円形穴の内壁に接触すること
になる。
【0027】換言すると、本発明では、まず第1のスク
ロール1の基礎円中心を通る中心線上のスクロール歯1
dに干渉しない最外周の位置に、半径π−t+αの円形
穴1bを設けている。この第1のスクロール1の基礎円
中心と円形穴1bの中心までの距離をDとし、そして、
第1のスクロール1と上記円形穴1bの中心の相対的な
位相を0°とした時、第2のスクロール2の基礎円中心
を通る中心線上に、該第2のスクロール2の基礎円中心
からの距離が前記Dであり、かつ第2のスクロール2と
の相対的位相差が180°の位置に半径αなるピン2a
を設け、該ピン2aを円形穴1bに嵌合させるようにし
ている。
ロール1の基礎円中心を通る中心線上のスクロール歯1
dに干渉しない最外周の位置に、半径π−t+αの円形
穴1bを設けている。この第1のスクロール1の基礎円
中心と円形穴1bの中心までの距離をDとし、そして、
第1のスクロール1と上記円形穴1bの中心の相対的な
位相を0°とした時、第2のスクロール2の基礎円中心
を通る中心線上に、該第2のスクロール2の基礎円中心
からの距離が前記Dであり、かつ第2のスクロール2と
の相対的位相差が180°の位置に半径αなるピン2a
を設け、該ピン2aを円形穴1bに嵌合させるようにし
ている。
【0028】図5は、第1及び第2のスクロール1、2
が回転する際のピンと円形穴の関係を示す図である。こ
ゝで、ピン1aが回転中心Aを中心に反時計方向に回転
すると、ピン1aと円形穴2bが接触しているため、ピ
ン1aに押されて円形穴2bは図の回転中心Bを中心に
回転を始める(図a、図b)。そして、更に、ピン1aが
回転して両者の中心線が重なったとき、ピン1aの回転
力は円形穴2bに伝達されなくなる(図c)。
が回転する際のピンと円形穴の関係を示す図である。こ
ゝで、ピン1aが回転中心Aを中心に反時計方向に回転
すると、ピン1aと円形穴2bが接触しているため、ピ
ン1aに押されて円形穴2bは図の回転中心Bを中心に
回転を始める(図a、図b)。そして、更に、ピン1aが
回転して両者の中心線が重なったとき、ピン1aの回転
力は円形穴2bに伝達されなくなる(図c)。
【0029】図6は本発明における第1及び第2のスク
ロール1、2の回転動作状態を0°から315°までを
45°間隔で示した図である。この図では、上記ピン及
び円形穴の対を符号a、b、c及びdで示すようにスク
ロールの外周に4つ備えている。0゜の状態において、
aの対のピンが反時計方向に回転すると、該ピンに接触
している円形穴はピンに押されて同じく反時計方向に回
転する。この状況は両スクロールが180゜回転するま
で続く。
ロール1、2の回転動作状態を0°から315°までを
45°間隔で示した図である。この図では、上記ピン及
び円形穴の対を符号a、b、c及びdで示すようにスク
ロールの外周に4つ備えている。0゜の状態において、
aの対のピンが反時計方向に回転すると、該ピンに接触
している円形穴はピンに押されて同じく反時計方向に回
転する。この状況は両スクロールが180゜回転するま
で続く。
【0030】180゜以降はa、bにおけるピンと円形
穴の接点が回転方向に対して逆方向になるのでピンの回
転力は円形穴には伝達されなくなるが、その他の対c、
dのピンが円形穴を介して同様に従動側の第2のスクロ
ールに回転力を伝達するため、スクロールの回転が脈動
することはない。また、ピンと円形穴の接点が回転方向
に対して逆方向になったa、bでは、第1及び第2のス
クロール1、2の回転速度に位相が発生したとき、ピン
と円形穴の接触点にその差を相殺するような逆向きの力
が発生してその位相を制御する。図5(d)及び(e)に
は、逆向きの力が発生したピン1aと、円形穴2bにつ
いて示している。
穴の接点が回転方向に対して逆方向になるのでピンの回
転力は円形穴には伝達されなくなるが、その他の対c、
dのピンが円形穴を介して同様に従動側の第2のスクロ
ールに回転力を伝達するため、スクロールの回転が脈動
することはない。また、ピンと円形穴の接点が回転方向
に対して逆方向になったa、bでは、第1及び第2のス
クロール1、2の回転速度に位相が発生したとき、ピン
と円形穴の接触点にその差を相殺するような逆向きの力
が発生してその位相を制御する。図5(d)及び(e)に
は、逆向きの力が発生したピン1aと、円形穴2bにつ
いて示している。
【0031】即ち、4つのピンと円形穴の対の内の2つ
が駆動用に供され、他の2つの対が位相制御に供されて
おり、効果的に両スクロールを回転させることができ
る。ここでは4つのピンと円形穴の対を設けたものにつ
いて述べているが、その対が2つ以上であればこれと同
様の効果を得ることができる。
が駆動用に供され、他の2つの対が位相制御に供されて
おり、効果的に両スクロールを回転させることができ
る。ここでは4つのピンと円形穴の対を設けたものにつ
いて述べているが、その対が2つ以上であればこれと同
様の効果を得ることができる。
【0032】[第2の実施形態]又、本発明の第2実施
形態として、上記第1実施形態のピン及び円形穴に替え
て球と球形穴を各スクロールに設ける。このとき、スク
ロールが展開される平面と平行で、球形穴の内面と球の
外面の接触点を通る平面上に投影された球形穴の内半径
r1と球の外半径r2の関係が、r1=πr+r2とな
るようにしている。尚、本実施形態のそのほかの部材及
びスクロールの挙動については第1実施形態と同様であ
る。
形態として、上記第1実施形態のピン及び円形穴に替え
て球と球形穴を各スクロールに設ける。このとき、スク
ロールが展開される平面と平行で、球形穴の内面と球の
外面の接触点を通る平面上に投影された球形穴の内半径
r1と球の外半径r2の関係が、r1=πr+r2とな
るようにしている。尚、本実施形態のそのほかの部材及
びスクロールの挙動については第1実施形態と同様であ
る。
【0033】又、上記第1の実施形態及び第2の実施形
態では、第1のスクロール1に駆動用モーター(図示せ
ず)を連結して駆動側として機能させ、一方第2のスク
ロール2を第1のスクロールの回転に伴って上記相互に
嵌合しているピンと円形穴又は球と球形穴の関係によっ
て従動スクロールとして自由に回転させる構成としてい
る。
態では、第1のスクロール1に駆動用モーター(図示せ
ず)を連結して駆動側として機能させ、一方第2のスク
ロール2を第1のスクロールの回転に伴って上記相互に
嵌合しているピンと円形穴又は球と球形穴の関係によっ
て従動スクロールとして自由に回転させる構成としてい
る。
【0034】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されるもので
あり、請求項1に記載された発明のロータリースクロー
ルコンプレッサーは、本体内に各スクロール歯がインボ
リュート渦巻きで形成された第1及び第2の2つのスク
ロールを円周方向において180°の位相差を持たせて
配置するとともに、各スクロール歯の基礎円半径をr、
歯幅をtとした時の両スクロールの基礎円中心の相対距
離がπr−tとなるように径方向にずらして配置し、前
記本体内において第1及び第2の両スクロールを同一速
度で同方向に回転させるものにおいて、前記第1のスク
ロールには、該第1のスクロールの基礎円中心を通る中
心線上のスクロール歯に干渉しない位置に半径πr−t
+αの円形穴を設けるとともに、該円形穴と前記第1の
スクロールの中心の相対的な位相差を0°とし、かつ前
記第2のスクロールには、該第2のスクロールの基礎円
中心を通る中心線上のスクロール歯に干渉しない位置で
前記第2のスクロールの中心との相対的な位相差が18
0°となる半径αのピンを設け、該ピンを前記円形穴に
嵌合させるように構成されるものである。
あり、請求項1に記載された発明のロータリースクロー
ルコンプレッサーは、本体内に各スクロール歯がインボ
リュート渦巻きで形成された第1及び第2の2つのスク
ロールを円周方向において180°の位相差を持たせて
配置するとともに、各スクロール歯の基礎円半径をr、
歯幅をtとした時の両スクロールの基礎円中心の相対距
離がπr−tとなるように径方向にずらして配置し、前
記本体内において第1及び第2の両スクロールを同一速
度で同方向に回転させるものにおいて、前記第1のスク
ロールには、該第1のスクロールの基礎円中心を通る中
心線上のスクロール歯に干渉しない位置に半径πr−t
+αの円形穴を設けるとともに、該円形穴と前記第1の
スクロールの中心の相対的な位相差を0°とし、かつ前
記第2のスクロールには、該第2のスクロールの基礎円
中心を通る中心線上のスクロール歯に干渉しない位置で
前記第2のスクロールの中心との相対的な位相差が18
0°となる半径αのピンを設け、該ピンを前記円形穴に
嵌合させるように構成されるものである。
【0035】この発明によれば、第1のスクロールが回
転するとピンと円形穴の嵌合によって第1のスクロール
の回転力が第2のスクロールに伝達されることになるこ
とから、ピンが円形穴を介して第1のスクロールの回転
力を第2のスクロールに伝達し、回転力の伝達が極めて
円滑になり、騒音を発生することなくコンプレッサーを
駆動することができる。
転するとピンと円形穴の嵌合によって第1のスクロール
の回転力が第2のスクロールに伝達されることになるこ
とから、ピンが円形穴を介して第1のスクロールの回転
力を第2のスクロールに伝達し、回転力の伝達が極めて
円滑になり、騒音を発生することなくコンプレッサーを
駆動することができる。
【0036】又、請求項2に記載された発明のロータリ
ースクロールコンプレッサーは、本体内に各スクロール
歯がインボリュート渦巻きで形成された第1及び第2の
2つのスクロールを円周方向において180°の位相差
を持たせて配置するとともに、各スクロール歯の基礎円
半径をr、歯幅をtとした時の両スクロールの基礎円中
心の相対距離がπr−tとなるように径方向にずらして
配置し、前記本体内において第1及び第2の両スクロー
ルを同一速度で同方向に回転させるものにおいて、前記
第1のスクロールには、該第1のスクロールの基礎円中
心を通る中心線上のスクロール歯に干渉しない位置に球
形穴を設けるとともに、該球形穴と前記第1のスクロー
ルの中心の相対的な位相差を0°とし、かつ前記第2の
スクロールには、該第2のスクロールの基礎円中心を通
る中心線上のスクロール歯に干渉しない位置で前記第2
のスクロールの中心との相対的な位相差が180°とな
る球を設け、該球を前記球形穴に嵌合させるようにし、
かつ前記球形穴の内半径r1と前記球の外半径r2の関
係がr1=πr+r2となるように構成されるものであ
る。
ースクロールコンプレッサーは、本体内に各スクロール
歯がインボリュート渦巻きで形成された第1及び第2の
2つのスクロールを円周方向において180°の位相差
を持たせて配置するとともに、各スクロール歯の基礎円
半径をr、歯幅をtとした時の両スクロールの基礎円中
心の相対距離がπr−tとなるように径方向にずらして
配置し、前記本体内において第1及び第2の両スクロー
ルを同一速度で同方向に回転させるものにおいて、前記
第1のスクロールには、該第1のスクロールの基礎円中
心を通る中心線上のスクロール歯に干渉しない位置に球
形穴を設けるとともに、該球形穴と前記第1のスクロー
ルの中心の相対的な位相差を0°とし、かつ前記第2の
スクロールには、該第2のスクロールの基礎円中心を通
る中心線上のスクロール歯に干渉しない位置で前記第2
のスクロールの中心との相対的な位相差が180°とな
る球を設け、該球を前記球形穴に嵌合させるようにし、
かつ前記球形穴の内半径r1と前記球の外半径r2の関
係がr1=πr+r2となるように構成されるものであ
る。
【0037】この発明によれば、第1のスクロールが回
転すると球と球形穴の嵌合によって第1のスクロールの
回転力が第2のスクロールに伝達されることになる。従
って、球形が球形穴を介して第1のスクロールの回転力
を第2のスクロールに伝達することから、回転力の伝達
が極めて円滑になり、騒音を発生することなくコンプレ
ッサーを駆動することができる。
転すると球と球形穴の嵌合によって第1のスクロールの
回転力が第2のスクロールに伝達されることになる。従
って、球形が球形穴を介して第1のスクロールの回転力
を第2のスクロールに伝達することから、回転力の伝達
が極めて円滑になり、騒音を発生することなくコンプレ
ッサーを駆動することができる。
【0038】又、請求項3に記載された発明のロータリ
ースクロールコンプレッサーは、請求項1又は2に記載
されたロータリースクロールコンプレッサーにおいて、
前記各スクロール歯の他方スクロールと接触する上面の
中央部に該スクロール歯に沿って伸びるオイル溝を設け
るとともに、前記各スクロール歯の最内周部に前記オイ
ル溝に連通するオイル通穴を設け、かつ本体の両側面中
央部に前記オイル通穴に対応してオイル吸入口を設け、
そして、該オイル吸入口より本体内に吸入された潤滑オ
イルを前記オイル通穴を介して前記オイル溝に流し込
み、かつ該オイル溝内を流して各スクロール歯の最外周
部に至らせ、その後、各スクロールの背面と本体内面と
の隙間を通過させて前記オイル通穴に還流させるように
構成されるものである。
ースクロールコンプレッサーは、請求項1又は2に記載
されたロータリースクロールコンプレッサーにおいて、
前記各スクロール歯の他方スクロールと接触する上面の
中央部に該スクロール歯に沿って伸びるオイル溝を設け
るとともに、前記各スクロール歯の最内周部に前記オイ
ル溝に連通するオイル通穴を設け、かつ本体の両側面中
央部に前記オイル通穴に対応してオイル吸入口を設け、
そして、該オイル吸入口より本体内に吸入された潤滑オ
イルを前記オイル通穴を介して前記オイル溝に流し込
み、かつ該オイル溝内を流して各スクロール歯の最外周
部に至らせ、その後、各スクロールの背面と本体内面と
の隙間を通過させて前記オイル通穴に還流させるように
構成されるものである。
【0039】この発明によれば、スクロールが回転する
と、この回転に伴って遠心力が働き、この遠心力によっ
てスクロール歯のオイル溝内は減圧された状態になるこ
とから、スクロールの回転に伴ってオイル吸入口より本
体内に潤滑オイルが自動的に吸入され、そして、本体内
に吸入された潤滑オイルは、スクロール歯のオイル通穴
を通してオイル溝に至り、その後、該オイル溝内を流れ
てスクロール歯の最外周部に達すると、オイル溝より出
てスクロールの背面と本体との間の隙間を通り再び上記
オイル通穴に還流することになる。従って、潤滑オイル
をスクロールの背面全体に効率よく塗布することができ
る。
と、この回転に伴って遠心力が働き、この遠心力によっ
てスクロール歯のオイル溝内は減圧された状態になるこ
とから、スクロールの回転に伴ってオイル吸入口より本
体内に潤滑オイルが自動的に吸入され、そして、本体内
に吸入された潤滑オイルは、スクロール歯のオイル通穴
を通してオイル溝に至り、その後、該オイル溝内を流れ
てスクロール歯の最外周部に達すると、オイル溝より出
てスクロールの背面と本体との間の隙間を通り再び上記
オイル通穴に還流することになる。従って、潤滑オイル
をスクロールの背面全体に効率よく塗布することができ
る。
【0040】又、請求項4に記載された発明のロータリ
ースクロールコンプレッサーは、請求項1又は2に記載
されたロータリースクロールコンプレッサーにおいて、
前記ピン及び円形穴の対又は球及び球形穴の対を前記第
1及び第2のスクロールのスクロール歯に干渉しない位
置に夫々複数個設けた構成となっている。
ースクロールコンプレッサーは、請求項1又は2に記載
されたロータリースクロールコンプレッサーにおいて、
前記ピン及び円形穴の対又は球及び球形穴の対を前記第
1及び第2のスクロールのスクロール歯に干渉しない位
置に夫々複数個設けた構成となっている。
【0041】この発明によれば、第1のスクロールが回
転すれば、ピンと円形穴又は球と球形穴の嵌合によって
第1のスクロールの回転力が第2のスクロールに伝達さ
れることになる。従って、ピン又は球が円形穴又は球形
穴を介して第1のスクロールの回転力を第2のスクロー
ルに伝達することから、回転力の伝達が極めて円滑にな
り、騒音を発生することなくコンプレッサーを駆動する
ことができる。しかも、ピンと円形穴又は球と球形穴の
対が複数個設けられているので、より円滑に回転を伝達
することができる。
転すれば、ピンと円形穴又は球と球形穴の嵌合によって
第1のスクロールの回転力が第2のスクロールに伝達さ
れることになる。従って、ピン又は球が円形穴又は球形
穴を介して第1のスクロールの回転力を第2のスクロー
ルに伝達することから、回転力の伝達が極めて円滑にな
り、騒音を発生することなくコンプレッサーを駆動する
ことができる。しかも、ピンと円形穴又は球と球形穴の
対が複数個設けられているので、より円滑に回転を伝達
することができる。
【0042】又、請求項5に記載された発明のロータリ
ースクロールコンプレッサーは、請求項1又は2に記載
されたロータリースクロールコンプレッサーにおいて、
前記第1のスクロールを駆動用モーターに連結するとと
もに、第2のスクロールを前記ピンと円形穴又は球と球
形穴の嵌合により第1のスクロールの回転力を受けて自
由に回転するように構成されるものである。
ースクロールコンプレッサーは、請求項1又は2に記載
されたロータリースクロールコンプレッサーにおいて、
前記第1のスクロールを駆動用モーターに連結するとと
もに、第2のスクロールを前記ピンと円形穴又は球と球
形穴の嵌合により第1のスクロールの回転力を受けて自
由に回転するように構成されるものである。
【0043】この発明によれば、第1のスクロールが駆
動側となって駆動用モーターの駆動力を第2のスクロー
ルに伝達し、第2のスクロールを自由に回転させること
となる。従って、第1及び第2のスクロールを確実に同
一速度で同一方向に回転させることができる。
動側となって駆動用モーターの駆動力を第2のスクロー
ルに伝達し、第2のスクロールを自由に回転させること
となる。従って、第1及び第2のスクロールを確実に同
一速度で同一方向に回転させることができる。
【図1】本発明の実施形態に係るロータリースクロール
コンプレッサーの構成を示す概略構成図である。
コンプレッサーの構成を示す概略構成図である。
【図2】本発明における第1及び第2のスクロールの概
略を示す図である。
略を示す図である。
【図3】図2のスクロールA−A′線で切断して視た図
である。
である。
【図4】本発明における第1及び第2のスクロールの関
係、特に、両スクロールの中心のずれ及び上記ピンと円
形穴の関係を説明する図である。
係、特に、両スクロールの中心のずれ及び上記ピンと円
形穴の関係を説明する図である。
【図5】本発明における第1及び第2のスクロールが回
転する際のピンと円形穴の関係を説明する図である。
転する際のピンと円形穴の関係を説明する図である。
【図6】本発明における第1及び第2のスクロールの回
転動作を説明する動作説明図である。
転動作を説明する動作説明図である。
1 第1のスクロール 2 第2のスクロール 3 本体 7 オイル吸入口 8 オイル吸入口 9 オイル通穴 10 オイル通穴 11 オイル溝 12 オイル溝
Claims (5)
- 【請求項1】 本体内に各スクロール歯がインボリュー
ト渦巻きで形成された第1及び第2の2つのスクロール
を円周方向において180°の位相差を持たせて配置す
るとともに、各スクロール歯の基礎円半径をr、歯幅を
tとした時の両スクロールの基礎円中心の相対距離がπ
r−tとなるように径方向にずらして配置し、前記本体
内において第1及び第2の両スクロールを同一速度で同
方向に回転させるものにおいて、前記第1のスクロール
には、該第1のスクロールの基礎円中心を通る中心線上
のスクロール歯に干渉しない位置に半径πr−t+αの
円形穴を設けるとともに、該円形穴と前記第1のスクロ
ールの中心の相対的な位相差を0°とし、かつ前記第2
のスクロールには、該第2のスクロールの基礎円中心を
通る中心線上のスクロール歯に干渉しない位置で前記第
2のスクロールの中心との相対的な位相差が180°と
なる半径αのピンを設け、該ピンを前記円形穴に嵌合さ
せるようにしたことを特徴とするロータリースクロール
コンプレッサー。 - 【請求項2】 本体内に各スクロール歯がインボリュー
ト渦巻きで形成された第1及び第2の2つのスクロール
を円周方向において180°の位相差を持たせて配置す
るとともに、各スクロール歯の基礎円半径をr、歯幅を
tとした時の両スクロールの基礎円中心の相対距離がπ
r−tとなるように径方向にずらして配置し、前記本体
内において第1及び第2の両スクロールを同一速度で同
方向に回転させるものにおいて、前記第1のスクロール
には、該第1のスクロールの基礎円中心を通る中心線上
のスクロール歯に干渉しない位置に球形穴を設けるとと
もに、該球形穴と前記第1のスクロールの中心の相対的
な位相差を0°とし、かつ前記第2のスクロールには、
該第2のスクロールの基礎円中心を通る中心線上のスク
ロール歯に干渉しない位置で前記第2のスクロールの中
心との相対的な位相差が180°となる球を設け、該球
を前記球形穴に嵌合させるようにし、かつ前記球形穴の
内半径r1と前記球の外半径r2の関係がr1=πr+
r2となるようにしたことを特徴とするロータリースク
ロールコンプレッサー。 - 【請求項3】 前記各スクロール歯の他方スクロールと
接触する上面の中央部に該スクロール歯に沿って伸びる
オイル溝を設けるとともに、前記各スクロール歯の最内
周部に前記オイル溝に連通するオイル通穴を設け、かつ
本体の両側面中央部に前記オイル通穴に対応してオイル
吸入口を設け、そして、該オイル吸入口より本体内に吸
入された潤滑オイルを前記オイル通穴を介して前記オイ
ル溝に流し込み、かつ該オイル溝内を流して各スクロー
ル歯の最外周部に至らせ、その後、各スクロールの背面
と本体内面との隙間を通過させて前記オイル通穴に還流
させるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記
載のロータリースクロールコンプレッサー。 - 【請求項4】 前記ピン及び円形穴の対又は球及び球形
穴の対を前記第1及び第2のスクロールのスクロール歯
に干渉しない位置に夫々複数個設けたことを特徴とする
請求項1又は2に記載のロータリースクロールコンプレ
ッサー。 - 【請求項5】 前記第1のスクロールを駆動用モーター
に連結するとともに、第2のスクロールを前記ピンと円
形穴又は球と球形穴の嵌合により第1のスクロールの回
転力を受けて自由に回転するようにしたことを特徴とす
る請求項1又は2に記載のロータリースクロールコンプ
レッサー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31476597A JPH11148469A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | ロータリースクロールコンプレッサー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31476597A JPH11148469A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | ロータリースクロールコンプレッサー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11148469A true JPH11148469A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18057323
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31476597A Pending JPH11148469A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | ロータリースクロールコンプレッサー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11148469A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005045249A1 (en) * | 2003-10-27 | 2005-05-19 | The Boc Group Plc | Scroll-type vacuum pump |
| JP2009299653A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Panasonic Corp | スクロール膨張機 |
| CN102384083A (zh) * | 2010-09-03 | 2012-03-21 | 松下电器产业株式会社 | 涡旋式压缩机 |
-
1997
- 1997-11-17 JP JP31476597A patent/JPH11148469A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005045249A1 (en) * | 2003-10-27 | 2005-05-19 | The Boc Group Plc | Scroll-type vacuum pump |
| JP2009299653A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Panasonic Corp | スクロール膨張機 |
| CN102384083A (zh) * | 2010-09-03 | 2012-03-21 | 松下电器产业株式会社 | 涡旋式压缩机 |
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